JP2023034015A - ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】カラーファクスに対応していなくとも受信者が原稿のカラー画像を容易に確認することができるファクシミリ装置を提供する。【解決手段】MFP100は、原稿を読み取って当該原稿の画像をファクシミリ通信によって送信する。MFP100は、原稿を読み取ってカラースキャン画像を生成し、カラースキャン画像を白黒二値画像に変換し、カラースキャン画像にアクセスするためのURLを含むQRコードを生成し、白黒二値画像及びQRコードを含む送信用画像を生成し、送信用画像をMFP201へファクシミリ通信によって送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、及びプログラムに関する。
近年、ビジネスにおける情報伝達手段として、主に電子メールが利用されているが、原稿と宛先の電話番号さえあれば手軽に通信可能なファクスはその性質ゆえに未だ情報伝達手段としての需要がある。そのため、以前から電話やファクスを利用していた企業等では、今でもファクスを主たる通信手段として利用している。
ファクスには、モノクロ画像を送信するモノクロファクスの規格とカラー画像を送信するカラーファクスの規格が存在する。モノクロ送信とカラー送信に関する技術として、特許文献1の技術が提案されている。特許文献1では、カラー画像が送信可能な相手先に対してカラー画像の送信を行い、カラー画像が送信不可能な相手先に対してモノクロ画像の送信を行う。
このように、ファクスは送信機及び受信機の両方がカラーファクスに対応していないとカラー画像の送受信を実施できない。また、送信機及び受信機の両方がカラーファクスに対応していたとしても、カラーファクスはモノクロファクスに比べて送信時間が掛かり、それゆえ送信コストも高いというデメリットがある。このため、大半のファクス通信はモノクロで行われているのが現状である。
特開平5-336281号公報
しかしながら、送信文書の原稿に写真、イラスト、色付きのフォント等が使われる場合、モノクロ画像に比べカラー画像の方が伝わる情報量は多く、また、視覚的に見易い。そのため、状況によって受信者はカラー画像を確認したいというニーズがある。
本発明の目的は、カラーファクスに対応していなくとも受信者が原稿のカラー画像を容易に確認することができるファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のファクシミリ装置は、原稿を読み取って当該原稿の画像をファクシミリ通信によって送信するファクシミリ装置であって、前記原稿を読み取ってカラースキャン画像を生成する読み取り手段と、前記カラースキャン画像を白黒二値画像に変換する変換手段と、前記カラースキャン画像にアクセスするためのURL情報を含む二次元コードを生成する二次元コード生成手段と、前記白黒二値画像及び前記二次元コードを含む送信用画像を生成する送信用画像生成手段と、前記送信用画像を、指定された受信装置へファクシミリ通信によって送信するファクシミリ通信手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、カラーファクスに対応していなくとも受信者が原稿のカラー画像を容易に確認することができる。
本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置としてのMFPの構成を概略的に示すブロック図である。 図1のMFPを含む通信システムのネットワーク構成の一例を示す図である。 図1のMFPによって実行される送信原稿画像アップロード機能の設定処理の手順を示すフローチャートである。 図1のMFPのディスプレイに表示される設定画面の一例を示す図である。 図1のHDDに格納されている送信原稿画像アップロード設定情報の一例を示す図である。 図1のMFPによって実行されるファクシミリ送信制御処理の手順を示すフローチャートである。 図1のMFPのディスプレイに表示されるファクス基本画面の一例を示す図である。 図6のステップS606のアップロード設定受付処理の手順を示すフローチャートである。 図1のMFPのディスプレイに表示されるアップロード設定画面の一例を示す図である。 図1のRAMに記憶されているアップロード処理情報の一例を示す図である。 図8のステップS805のパスワード設定処理の手順を示すフローチャートである。 図1のMFPのディスプレイに表示されるパスワード設定画面の一例を示す図である。 図8のステップS806のQRコード(登録商標)付加位置設定処理の手順を示すフローチャートである。 図1のMFPのディスプレイに表示されるQRコード付加位置選択画面の一例を示す図である。 図14の画像隅ボタンが押下された際のQRコードの表示例を示す図である。 図14の余白ボタンが押下された際のQRコードの表示例を示す図である。 図14のカバーシートボタンが押下された際のQRコードの表示例を示す図である。 図6のステップS615のQRコード付加処理の手順を示すフローチャートである。 図18のステップS1801のQRコード生成処理の手順を示すフローチャートである。 図2の画像データサーバーによって実行される登録処理の手順を示すフローチャートである。 図2の画像データサーバーが管理する画像データテーブルの一例を示す図である。 図2のタブレット通信端末のブラウザに表示される認証画面の一例を示す図である。 図2における受信側のMFPによって実行されるQRコード読み取り処理の手順を示すフローチャートである。 図2における受信側のMFPのディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。ただし、これらの実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をこれらに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置としてのMFP100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、MFP100は、CPU101、ROM102、RAM103、操作部コントローラ104、操作パネル105、ディスプレイ106、ディスクコントローラ107、HDD108、プリンタ109、スキャナ110、MODEM111、NCU112、及びネットワークI/F115を備える。CPU101、ROM102、RAM103、操作部コントローラ104、ディスクコントローラ107、プリンタ109、スキャナ110、MODEM111、及びネットワークI/F115は、システムバス116を介して互いに接続されている。
CPU101は、ROM102やHDD108に記憶されたプログラムを実行し、システムバス116に接続される各デバイスを総括的に制御する。ROM102は、CPU101が実行するプログラム等を格納する。RAM103は、CPU101の主メモリやワークエリア等として機能する。操作部コントローラ104には、操作パネル105及びディスプレイ106が接続されている。操作部コントローラ104は、操作パネル105及びディスプレイ106を制御する。操作パネル105は、複数の操作ボタン(不図示)を備え、ユーザから各種指示を受け付ける。ディスプレイ106は、各種設定を行うための画面等を表示する。ディスクコントローラ107には、HDD108が接続されている。ディスクコントローラ107は、HDD108にデータを書き込む制御やHDD108からデータを読み出す制御を行う。HDD108は、CPU101が実行するプログラムを格納する。また、HDD108は、画像データの一時記憶領域としても使用される。
プリンタ109は、電子写真方式等の印刷方式によって用紙に画像を印刷する。なお、プリンタ109は、電子写真方式以外の他の印刷方式を用いても良い。スキャナ110は、用紙に印刷された画像を読み込むための画像読み取り部である。スキャナ110には、オプションとしてADF(不図示)が装着されている。スキャナ110は、ADFを用いて複数枚の原稿を自動的に読み込むことができる。MODEM111は、交換機113を介して受信した変調信号を復調し、また、外部へ送信するための信号を変調して交換機113へ出力する。NCU112は、電話回線とファクスのインターフェース部分にあたり、交換機113から送信された信号を検知してMODEM111に伝え、また、回線を電話機114に切り替る回線制御を行う。MFP100は、MODEM111及びNCU112を用いて、電話回線網117に接続された他のファクシミリ装置、例えば、後述する図2のMFP201とファクシミリ通信を行う。ネットワークI/F115は、LANケーブル等を介してインターネット118に接続してネットワーク通信を行うハードウェアである。
図2は、図1のMFP100を含む通信システムのネットワーク構成の一例を示す図である。図2の通信システムにおいて、MFP100は、受信側のファクシミリ装置であるMFP201と電話回線網117を介して接続されている。また、上記通信システムにおいて、MFP100は、MFP201、画像データサーバー202、及び通信基地局203とインターネット118を介して接続されている。通信基地局203は、タブレット通信端末204がMFP100やMFP201等とインターネット118を介して通信するための通信基地局である。
本実施の形態のMFP100は、送信原稿画像アップロード機能を備える。送信原稿画像アップロード機能は、原稿をファクシミリ通信によって送信する際に、当該原稿のカラースキャン画像を画像データサーバー202にアップロードする機能である。
例えば、送信者205が、MFP100の送信原稿画像アップロード機能を有効に設定した状態でMFP100に対してファックス送信指示を行うと、MFP100がセットされた原稿を読み取って当該原稿のカラースキャン画像を生成する。また、MFP100は、インターネット118を介して画像データサーバー202に、上記カラースキャン画像をアップロードする。更にMFP100は、上記カラースキャン画像を白黒二値画像に変換し、この白黒二値画像と、画像データサーバー202に保存されたカラースキャン画像にアクセスするためのURLを含む二次元コードとを含む送信用画像を生成する。二次元コードは、例えば、QRコードである。MFP100は、生成した送信用画像を、受信側であるMFP201へファクシミリ通信によって送信する。MFP201は、受信した送信用画像に基づいて、上記QRコードを含む印刷物を出力する。受信者206が、MFP201から出力された上記印刷物のQRコードを、例えば、タブレット通信端末204の標準的機能であるQRコードリーダーによって読み取ると、タブレット通信端末204にてブラウザが起動する。起動したタブレット通信端末204のブラウザ上には、上記QRコードに含まれるURLにて指定されたページが表示される。受信者206は、表示されたページにて、画像データサーバー202に保存されたカラースキャン画像を閲覧することができる。
図3は、図1のMFP100によって実行される送信原稿画像アップロード機能の設定処理の手順を示すフローチャートである。図3の送信原稿画像アップロード機能の設定処理は、CPU101がROM102からRAM103に読み込んだプログラムを実行することによって実現される。なお、図3では、送信原稿画像アップロード機能の設定ボタン(不図示)を含む設定/登録画面(不図示)がディスプレイ106に表示されていることとする。
図3において、まず、CPU101は、送信者205が上記設定/登録画面(不図示)の送信原稿画像アップロード機能の設定ボタンを押下したことを検知すると(ステップS301でYES)、ステップS302へ進む。ステップS302では、CPU101は、ディスプレイ106に図4の設定画面400を表示させる。
図4は、図1のMFP100のディスプレイ106に表示される設定画面400の一例を示す図である。設定画面400は、送信原稿画像アップロード機能に関する設定を行うための画面である。設定画面400は、ONボタン401、OFFボタン402、遷移ボタン403、アドレス表示領域404、OKボタン405、及びキャンセルボタン406を含む。ONボタン401は、送信原稿画像アップロード機能を有効に設定するためのボタンである。OFFボタン402は、送信原稿画像アップロード機能を無効に設定するためのボタンである。ユーザは、ONボタン401及びOFFボタン402の一方を選択可能である。遷移ボタン403は、不図示のアドレス登録画面に遷移するためのボタンである。このアドレス登録画面は、送信原稿画像アップロード機能において原稿のカラースキャン画像をアップロードするサーバのアドレスを登録するための画面である。アドレス表示領域404には、上記アドレス登録画面にて登録されたアドレスが表示される。OKボタン405は、送信原稿画像アップロード機能に関する設定を決定するためのボタンである。キャンセルボタン406は、送信原稿画像アップロード機能に関する設定を中止するためのボタンである。
ステップS302にて設定画面400がディスプレイ106に表示された後、CPU101は、送信者205がOKボタン405又はキャンセルボタン406を押下するまで待機する。送信者205がOKボタン405又はキャンセルボタン406を押下すると、CPU101は、押下されたボタンがOKボタン405及びキャンセルボタン406の何れであるかを判別する(ステップS303)。
ステップS303において、押下されたボタンがキャンセルボタン406であると判別された場合、CPU101は、設定画面400を閉じて、ディスプレイ106に上記設定/登録画面を表示させ、本処理を終了する。
ステップS303において、押下されたボタンがOKボタン405であると判別された場合、CPU101は、設定画面400においてONボタン401及びOFFボタン402の何れが選択されているかを判別する(ステップS304)。
ステップS304において、設定画面400のONボタン401が選択されていると判別された場合、CPU101は、送信原稿画像アップロード機能を有効に設定する(ステップS305)。また、CPU101は、HDD108に格納されている図5の送信原稿画像アップロード設定情報500の設定項目501に、送信原稿画像アップロード機能が有効であることを示す「ON」を登録する。次いで、CPU101は、送信原稿画像アップロード設定情報500の設定項目502に、アドレス表示領域404に表示されているアドレスを登録する(ステップS306)。次いで、CPU101は、設定画面400を閉じて、ディスプレイ106に上記設定/登録画面を表示させ、本処理を終了する。
ステップS304において、設定画面400のOFFボタン402が選択されていると判別された場合、CPU101は、送信原稿画像アップロード機能を無効に設定する(ステップS307)。また、CPU101は、送信原稿画像アップロード設定情報500の設定項目501に、送信原稿画像アップロード機能が無効であることを示す「OFF」を登録する。次いで、CPU101は、設定画面400を閉じて、ディスプレイ106に上記設定/登録画面を表示させ、本処理を終了する。
図6は、図1のMFP100によって実行されるファクシミリ送信制御処理の手順を示すフローチャートである。図6のファクシミリ送信制御処理は、CPU101がROM102からRAM103に読み込んだプログラムを実行することによって実現される。図6のファクシミリ送信制御処理では、上述した図3の設定処理が既に実行されていることとする。また、図6のファクシミリ送信制御処理では、ファクシミリ送信の設定を行うためのファックスアイコン(不図示)を含むホーム画面(不図示)がディスプレイ106に表示されていることとする。
図6において、CPU101は、送信者205がホーム画面のファックスアイコンを押下したことを検知すると(ステップS601でYES)、送信原稿画像アップロード設定情報500の設定項目501の値を読み出す。送信原稿画像アップロード設定情報500の設定項目501には、上述したように送信原稿画像アップロード機能が有効であることを示す「ON」又は送信原稿画像アップロード機能が無効であることを示す「OFF」が設定されている。CPU101は、読み出した値が「ON」及び「OFF」の何れであるかを判別する(ステップS602)。
ステップS602において、読み出した値が「OFF」であると判別された場合、CPU101は、後述する原稿アップロードボタン701を含まないファクス基本画面をディスプレイ106に表示させる。次いで、CPU101は、送信者205がこのファックス基本画面に設定した設定値に基づいて、通常ファクシミリ送信処理を実行する(ステップS603)。通常ファクシミリ送信処理では、CPU101は、原稿のカラースキャン画像を画像データサーバー202にアップロードせずに原稿のスキャン画像をMFP201へファクシミリ通信によって送信する。その後、CPU101は本処理を終了する。
ステップS602において、読み出した値が「ON」であると判別された場合、CPU101は、図7のファクス基本画面700をディスプレイ106に表示させる(ステップS604)。
図7は、図1のMFP100のディスプレイ106に表示されるファクス基本画面700の一例を示す図である。ファクス基本画面700は、ユーザがファックス送信指示を行うための画面である。ファクス基本画面700は、原稿アップロードボタン701及びスタートボタン702を含む。原稿アップロードボタン701は、後述する図9のアップロード設定画面900を開くためのボタンである。スタートボタン702は、ファックス送信におけるスキャン動作の開始を指示するためのボタンである。
ステップS604にてファクス基本画面700がディスプレイ106に表示された後、CPU101は、送信者205が原稿アップロードボタン701を押下するまで待機する。送信者205が原稿アップロードボタン701を押下すると(ステップS605でYES)、CPU101は、ステップS606へ進む。ステップS606では、CPU101は、後述する図8のアップロード設定受付処理を実行する。これにより、原稿のカラースキャン画像を画像データサーバー202にアップロードするか否かを示す送信原稿画像アップロードフラグが設定される。
その後、送信者205がファクス基本画面700のスタートボタン702を押下すると(ステップS607でYES)、CPU101は、ステップS608ヘ進む。ステップS608では、CPU101は、送信原稿画像アップロードフラグが、原稿のカラースキャン画像を画像データサーバー202にアップロードする旨を示す「ON」であるか否かを判別する。
ステップS608において、送信原稿画像アップロードフラグが「ON」でないと判別された場合、CPU101は、セットされた原稿のスキャン処理を実行する(ステップS609)。ステップS609では、CPU101は、送信者205がファクス基本画面700にて設定したファクス通信モード(モノクロ又はカラー)に基づいて、上記原稿をスキャナ110に読み取らせて当該原稿のスキャン画像を生成させる。例えば、ファクス通信モードが「モノクロ」である場合、スキャナ110は、上記原稿のモノクロスキャン画像を生成する。一方、ファクス通信モードが「カラー」である場合、スキャナ110は、上記原稿のカラースキャン画像を生成する。次いで、CPU101は、生成されたスキャン画像をHDD108に保存する(ステップS610)。次いで、CPU101は、送信先であるMFP201に上記スキャン画像をファクシミリ通信によって送信(図6では、「ファクシミリ送信」と記載する。)し(ステップS611)、本処理を終了する。
ステップS608において、送信原稿画像アップロードフラグが「ON」であると判別された場合、CPU101は、ステップS612へ進む。ステップS612では、CPU101は、送信者205がファクス基本画面700にて設定したファクス通信モードに関わらず、スキャナ110に上記原稿のカラースキャンを実行させる。このように、本実施の形態では、原稿のカラースキャン画像を画像データサーバー202にアップロードする旨が設定されている場合、ファクス基本画面700にて設定されたファクス通信モードに関わらず、上記原稿のカラースキャン画像が生成される。次いで、CPU101は、ステップS612にて生成されたカラースキャン画像をHDD108に保存する(ステップS613)。次いで、CPU101は、当該カラースキャン画像を画像データサーバー202にアップロードする(ステップS614)。画像データサーバー202は、後述する図20の登録処理を行って、上記カラースキャン画像を登録し、上記カラースキャン画像にアクセスするためのURLをMFP100へ送信する。
次いで、CPU101は、後述する図18のQRコード付加処理を行って(ステップS615)、画像データサーバー202から取得したURLを含むQRコードを含む送信用画像を生成する。次いで、CPU101は、ステップS611へ進み、上記送信用画像をファクシミリ通信によって送信し、本処理を終了する。
図8は、図6のステップS606のアップロード設定受付処理の手順を示すフローチャートである。
図8において、CPU101は、図9のアップロード設定画面900をディスプレイ106に表示させる(ステップS801)。
図9は、図1のMFP100のディスプレイ106に表示されるアップロード設定画面900の一例を示す図である。アップロード設定画面900は、原稿のカラースキャン画像を画像データサーバー202へアップロードするアップロード処理の実行を指示するための画面である。アップロード設定画面900は、「アップロードする」ボタン901、「アップロードしない」ボタン902、OKボタン903、及びキャンセルボタン904を含む。「アップロードする」ボタン901は、アップロード処理を実行する旨を設定するためのボタンである。「アップロードしない」ボタン902は、アップロード処理を実行しない旨を設定するためのボタンである。ユーザは「アップロードする」ボタン901及び「アップロードしない」ボタン902の一方を選択可能である。OKボタン903は、アップロード設定画面900の設定を決定するためのボタンである。キャンセルボタン904は、アップロード設定画面900の設定を中止するためのボタンである。
ステップS801にてアップロード設定画面900がディスプレイ106に表示された後、CPU101は、送信者205がOKボタン903又はキャンセルボタン904を押下するまで待機する。送信者205がOKボタン903又はキャンセルボタン904を押下すると、CPU101は、押下されたボタンがOKボタン903及びキャンセルボタン904の何れであるかを判別する(ステップS802)。
ステップS802において、押下されたボタンがキャンセルボタン904であると判別された場合、CPU101は、ディスプレイ106の画面をファクス基本画面700に遷移させ、本処理を終了し、図6のステップS607へ進む。
ステップS802において、押下されたボタンがOKボタン903であると判別された場合、CPU101は、ステップS803へ進む。ステップS803では、CPU101は、アップロード設定画面900において「アップロードする」ボタン901及び「アップロードしない」ボタン902の何れが選択されているかを判別する。
ステップS803において、「アップロードしない」ボタン902が選択されていると判別された場合、CPU101は送信原稿画像アップロードフラグを、原稿のカラースキャン画像をアップロードしない旨を示す「OFF」に設定する(ステップS804)。また、CPU101は、RAM103に記憶されている図10のアップロード処理情報1000の設定項目1001に、原稿のカラースキャン画像をアップロードしない旨を示す「OFF」を設定する。その後、CPU101は、ディスプレイ106の画面をファクス基本画面700に遷移させ、本処理を終了し、図6のステップS607へ進む。
ステップS803において、「アップロードする」ボタン901が選択されていると判別された場合、CPU101は、ステップS805へ進む。ステップS805では、CPU101は、後述する図11のパスワード設定処理を実行する(ステップS805)。これにより、アップロードされたカラースキャン画像にアクセスする際に必要となるパスワードが設定される。次いで、CPU101は、後述する図13のQRコード付加位置設定処理を実行して(ステップS806)、アップロードされたカラースキャン画像にアクセスするためのURLを含むQRコードの印刷位置を設定する。次いで、CPU101は、送信原稿画像アップロードフラグを、原稿のカラースキャン画像をアップロードする旨を示す「ON」に設定する(ステップS807)。また、CPU101は、アップロード処理情報1000の設定項目1001に、原稿のカラースキャン画像をアップロードする旨を示す「ON」を設定する。その後、CPU101は、ディスプレイ106の画面をファクス基本画面700に遷移させ、本処理を終了し、図6のステップS607へ進む。
図11は、図8のステップS805のパスワード設定処理の手順を示すフローチャートである。
図11において、CPU101は、ディスプレイ106に図12のパスワード設定画面1200を表示させる(ステップS1101)。
図12は、図1のMFP100のディスプレイ106に表示されるパスワード設定画面1200の一例を示す図である。パスワード設定画面1200は、画像データサーバー202にアップロードされたカラースキャン画像にアクセスする際に必要となるパスワードを設定するための画面である。パスワード設定画面1200は、パスワードボタン1201、表示領域1202、「次へ」ボタン1203、及びキャンセルボタン1204を含む。パスワードボタン1201は、パスワードを登録する登録画面(不図示)に遷移するためのボタンである。表示領域1202には、上記登録画面にて登録されたパスワードが表示される。「次へ」ボタン1203は、ディスプレイ106の画面を後述する図14のQRコード付加位置選択画面1400に遷移させるためのボタンである。キャンセルボタン1204は、パスワード設定画面1200における設定を中止するためのボタンである。なお、上記登録画面にてパスワードが登録されずに処理が進められた場合、パスワードは設定されない。この場合、アップロードされたカラースキャン画像にアクセスした際に画像データサーバー202はパスワードの入力を要求しない。
ステップS1101にてディスプレイ106にパスワード設定画面1200が表示された後、CPU101は、送信者205が「次へ」ボタン1203又はキャンセルボタン1204を押下するまで待機する。送信者205が「次へ」ボタン1203又はキャンセルボタン1204を押下すると、CPU101は、押下されたボタンが「次へ」ボタン1203及びキャンセルボタン1204の何れであるかを判別する(ステップS1102)。
ステップS1102において、押下されたボタンがキャンセルボタン1204であると判別された場合、CPU101は、ディスプレイ106の画面を元の画面、具体的に、アップロード設定画面900に戻す(ステップS1103)。その後、CPU101は、本処理を終了し、ステップS806へ進む。
ステップS1102において、押下されたボタンが「次へ」ボタン1203であると判別された場合、CPU101は、アップロード処理情報1000の設定項目1002に、表示領域1202に表示されたパスワードを設定する(ステップS1104)。その後、CPU101は、本処理を終了し、ステップS806へ進む。
図13は、図8のステップS806のQRコード付加位置設定処理の手順を示すフローチャートである。
図13において、CPU101は、ディスプレイ106に図14のQRコード付加位置選択画面1400を表示させる(ステップS1301)。
図14は、図1のMFP100のディスプレイ106に表示されるQRコード付加位置選択画面1400の一例を示す図である。QRコード付加位置選択画面1400は、送信用画像に付加されるQRコードの位置(以下、「QRコードの付加位置」という。)を設定するための画面である。QRコード付加位置選択画面1400は、サンプル画像1401、画像隅ボタン1402、縮小余白ボタン1403、カバーシートボタン1404、OKボタン1405、及びキャンセルボタン1406を含む。
サンプル画像1401は、QRコードとスキャン画像の位置関係を表すための画像であり、例えば、原稿のスキャン画像を縮小した画像や、原稿のスキャン画像の代用となるサンプル画像である。画像隅ボタン1402は、原稿のスキャン画像と同じページの四隅の中の一か所にQRコードを付加する旨を設定するボタンである。縮小余白ボタン1403は、原稿のスキャン画像と同じページにおいて当該スキャン画像を縮小することで生じた余白にQRコードを付加する旨を設定するボタンである。カバーシートボタン1404は、原稿のスキャン画像と異なるページであるカバーシート上にQRコードを付加する旨を設定するボタンである。OKボタン1405は、QRコード付加位置選択画面1400の設定を決定するためのボタンである。キャンセルボタン1406は、QRコード付加位置選択画面1400の設定を中止するためのボタンである。
ステップS1301にてディスプレイ106にQRコード付加位置選択画面1400が表示された後、CPU101は、送信者205が画像隅ボタン1402、縮小余白ボタン1403、又はカバーシートボタン1404を押下するまで待機する。送信者205が画像隅ボタン1402、縮小余白ボタン1403、又はカバーシートボタン1404を押下すると、CPU101は、ステップS1302へ進む。ステップS1302では、CPU101は、押下されたボタンが画像隅ボタン1402、縮小余白ボタン1403、及びカバーシートボタン1404の何れであるかを判別する。
ステップS1302において、押下されたボタンが画像隅ボタン1402であると判別された場合、CPU101は、ステップS1303へ進む。ステップS1303では、CPU101は、図15に示すように、サンプル画像1401の四隅にそれぞれサンプルQR画像1501a~サンプルQR画像1501dを表示させる。サンプルQR画像1501a~サンプルQR画像1501dは、同じ画像であり、サンプルのQRコードとパスワードを含む。なお、パスワード設定画面1200にてパスワードの設定が行われなかった場合には、サンプルQR画像にパスワードは含まれない。送信者205は、サンプルQR画像1501a~サンプルQR画像1501dの中から1つのサンプルQR画像を選択する。CPU101は、例えば、図15に示すように、送信者205が選択したサンプルQR画像1501dを含む領域1502を強調表示する。その後、CPU101は、送信者205がOKボタン1405又はキャンセルボタン1406を押下すると、後述するステップS1306へ進む。
ステップS1302において、押下されたボタンが縮小余白ボタン1403であると判別された場合、CPU101は図16に示すようにサンプル画像1401を縮小して生じた余白にサンプルQR画像1601を表示させる(ステップS1304)。なお、サンプルQR画像1601も、サンプルQR画像1501a~サンプルQR画像1501dと同様の構成である。その後、CPU101は、送信者205がOKボタン1405又はキャンセルボタン1406を押下すると、後述するステップS1306へ進む。
ステップS1302において、押下されたボタンがカバーシートボタン1404であると判別された場合、CPU101は、図17に示すように、サンプルのQRコードとパスワードを含むカバーシート1701を表示させる(ステップS1305)。その後、CPU101は、送信者205がOKボタン1405又はキャンセルボタン1406を押下すると、押下されたボタンがOKボタン1405及びキャンセルボタン1406の何れであるかを判別する(ステップS1306)。
ステップS1306において、押下されたボタンがキャンセルボタン1406であると判別された場合、CPU101は、本処理を終了し、ディスプレイ106の画面を元の画面、具体的に、アップロード設定画面900に戻す。
ステップS1306において、押下されたボタンがOKボタン1405であると判別された場合、CPU101は、ステップS1307へ進む。ステップS1307では、CPU101は、OKボタン1405が押下された時点で選択されているボタンが画像隅ボタン1402、縮小余白ボタン1403、及びカバーシートボタン1404の何れであるかを判別する。
ステップS1307において、上記選択されているボタンが画像隅ボタン1402であると判別された場合、CPU101は、ステップS1308へ進む。ステップS1308では、CPU101は、四隅に表示されたサンプルQR画像の中から、送信者205が選択したサンプルQR画像の位置をQRコードの付加位置に設定する。また、CPU101は、送信者205が選択したサンプルQR画像の位置を示す情報をアップロード処理情報1000の設定項目1003に設定する。例えば、図15に示すように、送信者205が、四隅のサンプルQR画像1501a~サンプルQR画像1501dの中から、左下のサンプルQR画像1501dを選択した場合、アップロード処理情報1000の設定項目1003には、「左下」が設定される。その後、CPU101は、本処理を終了し、図8のステップS807へ進む。
ステップS1307において、上記選択されているボタンが縮小余白ボタン1403であると判別された場合、CPU101は、ステップS1309へ進む。ステップS1309では、CPU101は、サンプル画像1401を縮小して生じた余白の所定の領域の位置をQRコードの付加位置に設定する。なお、この位置は、ステップS1304において、サンプルQR画像1601が表示されている位置である。また、CPU101は、アップロード処理情報1000の設定項目1003に、ステップS1309にて設定された付加位置に関する情報、例えば、「画像を縮小して所定の一カ所」を設定する。その後、CPU101は、本処理を終了し、図8のステップS807へ進む。
ステップS1307において、上記選択されているボタンがカバーシートボタン1404であると判別された場合、CPU101は、カバーシートをQRコードの付加位置に設定する(ステップS1310)。また、CPU101は、アップロード処理情報1000の設定項目1003に、ステップS1310にて設定された付加位置に関する情報、例えば、「カバーシートに付加」を設定する。その後、CPU101は、本処理を終了し、図8のステップS807へ進む。
図18は、図6のステップS615のQRコード付加処理の手順を示すフローチャートである。
図18において、CPU101は、後述する図19のQRコード生成処理を実行し(ステップS1801)(二次元コード生成手段)、画像データサーバー202から取得したURLを含むQRコードを生成する。次いで、CPU101は、ステップS613にて保存したカラースキャン画像を読み出し、読み出したカラースキャン画像を白黒二値画像に変換する(ステップS1802)。次いで、CPU101は、上記白黒二値画像及びアップロード処理情報1000に基づいて、送信用画像を生成する(ステップS1803)(送信用画像生成手段)。送信用画像は、原稿のスキャン画像(白黒二値画像)、上記QRコード、及びアップロード処理情報1000の設定項目1002に設定されたパスワードを含む画像である。原稿のスキャン画像、上記QRコード、上記パスワードの位置関係は、アップロード処理情報1000の設定項目1003の値に基づいて決定される。例えば、設定項目1003に「左下」が設定された場合、上記QRコード及び上記パスワードが原稿のスキャン画像と同じページ上の左下に付加された送信用画像が生成される。また、設定項目1003に「画像を縮小して所定の一カ所」が設定された場合、原稿のスキャン画像と同じページにおいて当該スキャン画像を縮小して生じた余白に上記QRコード及び上記パスワードが付加された送信用画像が生成される。設定項目1003に「カバーシートに付加」が設定された場合、上記QRコード及び上記パスワードが原稿のスキャン画像と異なるページであるカバーシート上に付加された送信用画像が生成される。次いで、CPU101は、送信原稿画像アップロードフラグを「OFF」に設定し(ステップS1804)、アップロード処理情報1000の設定項目1001の値を「OFF」に更新し、本処理を終了する。
図19は、図18のステップS1801のQRコード生成処理の手順を示すフローチャートである。
図19において、CPU101は、画像データサーバー202から取得したURLが32文字以内であるか否かを判別する(ステップS1901)。ここで、URLの文字数が多くなる程QRコードに含まれる情報量が多くなり、それに伴いQRコードを構成するセル数が増える。このため、QRコードのサイズを所定値に固定した場合、URLの文字数が多くなる程QRコードを構成する各セルのサイズを小さくする必要がある。その結果、QRコードを構成する各セルのサイズがQRコードリーダーで判読可能なサイズを満たせなくなる懸念がある。これに対し、本実施の形態では、URLの文字数に応じてQRコードのサイズを決定する。
ステップS1901において、画像データサーバー202から取得したURLが32文字以内であると判別された場合、CPU101は、30mm×30mmのサイズでQRコードを生成し(ステップS1902)、本処理を終了する。
ステップS1901において、画像データサーバー202から取得したURLが32文字を超えると判別された場合、CPU101は、画像データサーバー202から取得したURLが64文字以内であるか否かを判別する(ステップS1903)。
ステップS1903において、画像データサーバー202から取得したURLが64文字以内であると判別された場合、CPU101は、40mm×40mmのサイズでQRコードを生成し(ステップS1904)、本処理を終了する。
ステップS1903において、画像データサーバー202から取得したURLが64文字を超えると判別された場合、CPU101は、50mm×50mmのサイズでQRコードを生成し(ステップS1905)、本処理を終了する。
図20は、図2の画像データサーバー202によって実行される登録処理の手順を示すフローチャートである。図20の登録処理は、上述したステップS614において、MFP100が、カラースキャン画像と、アップロード処理情報1000の設定項目1002に設定されたパスワードとを画像データサーバー202へ送信した際に実行される。なお、MFP100は、画像データサーバー202と、例えば、HTTPやFTPの通信プロトコルで通信を行う。
図20において、画像データサーバー202は、受信したカラースキャン画像とパスワードを画像データサーバー202の一時ディレクトリ(不図示)に保存する(ステップS2001)。次いで、画像データサーバー202は、上記カラースキャン画像を一時ディレクトリから公開ディレクトリに移す(ステップS2002)。次いで、画像データサーバー202は、MFP100から受信したデータに関する情報を図21の画像データテーブル2100に登録する(ステップS2003)。画像データテーブル2100は、ID2101、URL2102、パスワード2103、及びアップロード日時2104で構成される。ID2101には、アップロードされたカラースキャン画像に割り振られた固有の識別IDが設定される。URL2102には、上記カラースキャン画像の格納場所を示すURLが設定される。パスワード2103には、上記カラースキャン画像のアクセス時に要求するパスワードが設定される。アップロード日時2104には、上記カラースキャン画像がアップロードされた時点のタイムスタンプが設定される。
次いで、画像データサーバー202は、上記カラースキャン画像の格納場所を示すURLをMFP100へ送信し(ステップS2004)、本処理を終了する。MFP100は、受信したURLを用いて、上述したQRコード付加処理を実行する。
上述したファクシミリ送信制御処理により、MFP100が、送信用画像をMFP201へファクシミリ通信によって送信すると、MFP201は、受信した送信用画像に基づいて印刷物を出力する。この印刷物には、送信用画像に含まれる原稿のスキャン画像、QRコード、パスワードが印刷されている。例えば、設定項目1003に「左下」が設定されたアップロード処理情報1000に基づいて生成された送信用画像を受信した場合、原稿のスキャン画像、QRコード、パスワードが印刷された印刷物が出力される。この印刷物の左下隅に、QRコード及びパスワードが印刷されている。また、設定項目1003に「画像を縮小して所定の一カ所」が設定されたアップロード処理情報1000に基づいて生成された送信用画像を受信した場合、縮小された原稿のスキャン画像、QRコード、パスワードが印刷された印刷物が出力される。この印刷物では、上記スキャン画像を縮小して生じた余白にQRコード及びパスワードが印刷されている。また設定項目1003に「カバーシートに付加」が設定されたアップロード処理情報1000に基づいて生成された送信用画像を受信した場合、原稿のスキャン画像が印刷された印刷物と、QRコード及びパスワードを含むカバーシートの印刷物が夫々出力される。受信者206が当該印刷物のQRコードをタブレット通信端末204のQRコードリーダーで読み取ると、タブレット通信端末204にて起動したブラウザ上に図22の認証画面2200が表示される。
図22は、図2のタブレット通信端末204のブラウザに表示される認証画面2200の一例を示す図である。認証画面2200は、アドレスバー2201、印刷物にQRコードと共に印字されるパスワードを入力するためのパスワード入力欄2202、及びOKボタン2203を含む。パスワード入力欄2202に正しいパスワードが入力された状態で受信者206がOKボタン2203を選択すると、上記QRコードに含まれるURLにて指定されたページが表示される。受信者206は、表示されたページにて、画像データサーバー202に保存されたカラースキャン画像を閲覧することができる。なお、送信者205がパスワードの設定を行わなかった場合、画像データサーバー202は、パスワードの入力を要求しない。つまり、印刷物のQRコードをタブレット通信端末204のQRコードリーダーで読み取った後、タブレット通信端末204のブラウザ上には、認証画面2200が表示されること無く、上記QRコードに含まれるURLにて指定されたページが表示される。
上述した実施の形態によれば、原稿のカラースキャン画像にアクセスするためのURL(URL情報)を含むQRコードが生成され、白黒二値画像及びQRコードを含む送信用画像が生成され、送信用画像がファクシミリ通信によって送信される。すなわち、送信用画像を受信したMFP201では、上記QRコードを含む印刷物が出力される。これにより、受信者206はタブレット通信端末204等によって上記QRコードを読み取って原稿のカラースキャン画像にアクセスすることができる。その結果、カラーファクスに対応していなくとも受信者206が原稿のカラースキャン画像を容易に確認することができる。
また、上述した実施の形態では、URLは、画像データサーバー202におけるカラースキャン画像の格納場所を示すURLである。これにより、画像データサーバー202に格納されたカラースキャン画像に確実にアクセスすることができる。
さらに、上述した実施の形態では、送信者205からカラースキャン画像を画像データサーバー202にアップロードするか否かの指示を受け付ける。これにより、カラースキャン画像のアップロードについて、送信者205の意思を反映させることができる。
上述した実施の形態では、カラースキャン画像を画像データサーバー202にアップロードする旨が設定された場合、送信者205から受けた指示に関わらず、カラースキャン画像が生成される。これにより、受信者206に閲覧させるためのカラースキャン画像を画像データサーバー202に確実にアップロードすることができる。
上述した実施の形態では、送信用画像は、カラースキャン画像にアクセスする際に必要となるパスワードを含む。これにより、受信者206は、パスワードが設定されたカラースキャン画像にアクセスすることができる。
上述した実施の形態では、送信者205から、送信用画像におけるQRコードの付加位置を設定する指示を受け付ける。これにより、QRコードの付加位置について、送信者205の意思を反映させることができる。
上述した実施の形態では、QRコードは、原稿のスキャン画像と同じページ上の四隅の何れかに付加される。これにより、受信者206は、1枚の印刷物で、原稿の内容の確認と、カラースキャン画像を確認するためのQRコードの読み取りを行うことができる。
また、上述した実施の形態では、QRコードは、原稿のスキャン画像と同じページにおいて当該スキャン画像を縮小して生じる余白に付加される。これにより、原稿のスキャン画像の一部とQRコードが重なることなく、1枚の印刷物に原稿のスキャン画像とQRコードを印刷することができる。
更に、上述した実施の形態では、QRコードは、原稿のスキャン画像と異なるページであるカバーシート上に付加される。これにより、原稿のスキャン画像が縮小されずに印刷されて印刷物の見易さを担保しつつ、原稿のスキャン画像の一部とQRコードが重なった印刷物が出力されるのを確実に回避することができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、印刷物を出力したMFP201が当該印刷物のQRコードを読み取り、MFP201のディスプレイにカラースキャン画像を表示しても良い。
図23は、図2における受信側のMFP201によって実行されるQRコード読み取り処理の手順を示すフローチャートである。なお、MFP201は、図1に示すMFP100と同様の構成であり、以下では、MFP100の構成要素に「’」付したものをMFP201の構成要素として説明する。図23のQRコード読み取り処理は、MFP201のCPU101’がROM102’からRAM103’に読み込んだプログラムを実行することによって実現される。図23のQRコード読み取り処理は、MFP201がファクシミリ通信によってMFP100から受信した上記送信用画像に基づいて、QRコードが印刷された印刷物を出力した際に実行される。図23のQRコード読み取り処理では、MFP201のディスプレイ106’に、QRコード読み取りアイコン(不図示)等を含むホーム画面が表示されていることとする。
図23において、CPU101’は、受信者206が上記ホーム画面のQRコード読み取りアイコンを押下すると(ステップS2301)、ディスプレイ106’に図24(a)のメッセージ画面2400を表示させる(ステップS2302)。メッセージ画面2400には、QRコードが印刷された印刷物を圧版又はADFにセットするように促すメッセージが表示される。その後、QRコードが印刷された印刷物がMFP201の圧版又はMFP201のADFにセットされた状態でメッセージ画面2400のスタートボタン2401が押下されると(ステップS2303でYES)、CPU101’は、ステップS2304へ進む。ステップS2304では、CPU101’は、上記印刷物のQRコードを読み取り(二次元コード読み取り手段)、当該QRコードに含まれるURLを取得する。次いで、CPU101’は、取得したURLが示すカラースキャン画像の格納場所にアクセスする(ステップS2305)。上記URLが示すカラースキャン画像の格納場所にアクセスすると、MFP201のブラウザ上に、上述した認証画面2200と同様の構成の認証画面2402を表示される。認証画面2402のパスワード入力欄2403に正しいパスワードが入力された状態で受信者206がOKボタン2404を選択すると、MFP201のブラウザ上に、上記QRコードに含まれるURLにて指定されたページが表示される。受信者206は、表示されたページにて、画像データサーバー202に保存されたカラースキャン画像を閲覧することができる。なお、送信者205がパスワードの設定を行わなかった場合、画像データサーバー202は、パスワードの入力を要求しない。つまり、ステップS2305を行った際にMFP201のブラウザ上には、認証画面2402が表示されること無く、上記QRコードに含まれるURLにて指定されたページが表示される。
上述した実施の形態では、受信側のMFP201が、印刷物に含まれるQRコードを読み取って当該QRコードに含まれるURLを取得し、取得したURLを用いてカラースキャン画像にアクセスする。これにより、受信者206は、タブレット通信端末204等を用いることなく、原稿のカラースキャン画像を容易に確認することができる。
なお、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置としてのMFPに本発明を適用した場合について説明したが、本発明はMFPに限られず、ファクシミリ通信機能を備える装置に本発明を適用してもよい。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 MFP
101,101’ CPU
109 プリンタ
110 スキャナ
201 MFP
202 画像データサーバー
400 設定画面
1400 QRコード付加位置選択画面

Claims (12)

  1. 原稿を読み取って当該原稿の画像をファクシミリ通信によって送信するファクシミリ装置であって、
    前記原稿を読み取ってカラースキャン画像を生成する読み取り手段と、
    前記カラースキャン画像を白黒二値画像に変換する変換手段と、
    前記カラースキャン画像にアクセスするためのURL情報を含む二次元コードを生成する二次元コード生成手段と、
    前記白黒二値画像及び前記二次元コードを含む送信用画像を生成する送信用画像生成手段と、
    前記送信用画像を、指定された受信装置へファクシミリ通信によって送信するファクシミリ通信手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記カラースキャン画像をサーバにアップロードするアップロード手段を更に備え、
    前記URL情報は、前記サーバにおける前記カラースキャン画像の格納場所を示すURLであることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. ユーザから前記カラースキャン画像を前記サーバにアップロードするか否かの指示を受け付ける受け付け手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記読み取り手段は、ユーザから受けた指示に従って、カラースキャン画像又はモノクロスキャン画像を生成し、
    前記カラースキャン画像を前記サーバにアップロードする旨が設定された場合、前記読み取り手段は、前記ユーザから受けた指示に関わらず、前記カラースキャン画像を生成することを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記送信用画像は、前記カラースキャン画像にアクセスする際に必要となるパスワードを更に含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  6. ユーザから、前記送信用画像に付加される前記二次元コードの位置に関する指示を受け付ける他の受け付け手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  7. 前記二次元コードは、前記白黒二値画像と同じページ上の四隅の何れかに付加されることを特徴とする請求項6に記載のファクシミリ装置。
  8. 前記二次元コードは、前記白黒二値画像と同じページであって前記白黒二値画像を縮小して生じる余白に付加されることを特徴とする請求項6に記載のファクシミリ装置。
  9. 前記二次元コードは、前記白黒二値画像と異なるページ上に付加されることを特徴とする請求項6に記載のファクシミリ装置。
  10. 前記ファクシミリ通信によって他の装置から受信した前記送信用画像に基づいて前記二次元コードを含む印刷物を出力する出力手段と、
    前記印刷物に含まれる二次元コードを読み取って当該二次元コードに含まれるURL情報を取得する二次元コード読み取り手段と、
    前記取得したURL情報を用いて前記カラースキャン画像にアクセスするアクセス手段とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  11. 原稿を読み取って当該原稿の画像をファクシミリ通信によって送信するファクシミリ装置の制御方法であって、
    前記原稿を読み取ってカラースキャン画像を生成する読み取り工程と、
    前記カラースキャン画像を白黒二値画像に変換する変換工程と、
    前記カラースキャン画像にアクセスするためのURL情報を含む二次元コードを生成する二次元コード生成工程と、
    前記白黒二値画像及び前記二次元コードを含む送信用画像を生成する送信用画像生成工程と、
    前記送信用画像を、指定された受信装置へファクシミリ通信によって送信するファクシミリ通信手段とを有することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  12. 請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載のファクシミリ装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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