JP2023033266A - 接続端子 - Google Patents

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翔 今井
Sho Imai
義和 田中
Yoshikazu Tanaka
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Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】この発明は、接続端子を形成する金属製板材自体も接続部のサイズも小型化することができる接続端子を提供することを目的とする。【解決手段】雄型接続端子の接続タブを挿入可能な箱状の箱状接続部20を有する接続端子1であって、箱状接続部20は、金属製板材30を折り曲げて形成された、一対の対向する天壁部21及び底壁部22と、天壁部21及び底壁部22を側方で連結する一対の対向する側壁部23,24とを有し、接続タブを挿入する挿入口25を備えた中空の箱状であり、一対の側壁部23,24のうち嵌合側壁部24が、天壁部21から延出する部分を曲げて形成された天側側壁部242と、底壁部22から延出する部分を曲げて形成された底側側壁部243とで構成され、天側側壁部242に嵌合部244を設けるとともに、底側側壁部243に嵌合部244が嵌合する嵌合溝245を設けた。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、接続対象部材の挿入接続部を挿入可能な箱状の接続部を有する接続端子に関する。
自動車等に装備された電装機器は、被覆電線を束ねたワイヤーハーネスを介して、別の電装機器や電源装置と接続して電気回路を構成している。
なお、ワイヤーハーネス同士、あるいはワイヤーハーネスと電装機器や電源装置とは、それぞれに装着したコネクタを嵌合させて接続するが、これらコネクタには、被覆電線に接続した接続端子が内部に装着されており、接続端子同士を接続して導通する。
導通するために接続する接続端子の一方として、特許文献1に開示するような圧着端子のように、接続対象である接続端子の挿入接続部を挿入する箱状の接続部を有する接続端子がある。
このような箱状の接続部を有する接続端子は、金属製板材を折り曲げて形成される。
上述のように折り曲げによって形成される箱状の接続部は、箱状を維持するため、具体的には、外力が作用しても箱状を維持できるように、上壁部、下壁部、及び両側の側壁部のいずれかの壁部を重ね合わせて断面四角形状を構成している。
そのため、接続端子を形成する金属製板材も大型化するとともに、接続部も小型化することができなかった。
実開平7-42004号公報
本発明は、接続端子を形成する金属製板材自体も接続部のサイズも小型化することができる接続端子を提供することを目的とする。
この発明は、接続対象部材の挿入接続部を挿入可能な箱状の接続部を有する接続端子であって、前記接続部は、金属製板材を折り曲げて形成された、一対の対向する天壁部及び底壁部と、該天壁部及び底壁部を側方で連結する一対の対向する側壁部とを有し、前記挿入接続部を挿入する挿入口を備えた中空の箱状であり、一対の前記側壁部のうちいずれかの前記側壁部が、前記天壁部から延出する部分を曲げて形成された天側側壁部と、前記底壁部から延出する部分を曲げて形成された底側側壁部とで構成され、前記天側側壁部及び前記底側側壁部の少なくとも一方に嵌合部が設けられるとともに、他方に前記嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられたことを特徴とする。
上記接続対象部材は、例えば、電線に装着された相手方の接続端子であってもよいし、バスバーであってもよい。
この発明により、接続端子を形成する金属製板材自体も接続部のサイズも小型化することができる。
詳述すると、前記天壁部から延出する部分を曲げて形成された天側側壁部と、前記底壁部から延出する部分を曲げて形成された底側側壁部の少なくとも一方に設けられた嵌合部と、他方に設けられた被嵌合部とを嵌合することで、中空の箱状である接続部における前記側壁部のうちいずれかを構成し、外力が作用しても箱状を維持できる接続部を有する接続端子を構成することができる。
また、中空の箱状である接続部における前記側壁部のうちいずれかは、前記天壁部から延出する部分を曲げて形成された天側側壁部と、前記底壁部から延出する部分を曲げて形成された底側側壁部が嵌合して構成しているため、中空箱状におけるいずれかの壁部を重ね合わせて構成する場合に比べて、コンパクトな金属製板材で箱状の接続部を有する接続端子を構成することができる。さらに、いずれかの壁部を重ね合わせて構成した中空箱状の接続部に比べ、重ね合わせの板材の厚み分接続部をコンパクトに構成することができる。
この発明の態様として、前記嵌合部は、前記側壁部の外側から前記被嵌合部に嵌合するとともに、前記嵌合部及び前記被嵌合部は、前記天壁部と前記底壁部とが離間する方向に係合する構成であってもよい。
上述の側壁部の外側は、箱状の外側であり、対向する一対の側壁部に対して対向方向の逆側を指す。
この発明により、前記嵌合部及び前記被嵌合部は、前記天壁部と前記底壁部とが離間する方向に係合するため、外力が作用しても天側側壁部と底側側壁部との嵌合状態を維持することができる。
また、前記嵌合部を、前記被嵌合部に対して前記側壁部の外側から嵌合できるため、前記天壁部と前記底壁部とが離間する方向に係合する前記嵌合部及び前記被嵌合部を容易に嵌合させることができる。
またこの発明の態様として、前記嵌合部は、前記天側側壁部の端部から前記底側側壁部に向かって突出する態様で設けられるとともに、前記被嵌合部は、前記底側側壁部の先端部から凹状となるように設けられてもよい。
この発明により、嵌合部が底側側壁部に設けられる場合に比べて、折り曲げ加工前の金属製板材の形状を簡略化することができる。
またこの発明の態様として、前記接続部は、前記天壁部及び底壁部の幅方向長さが、前記側壁部の高さ方向長さより長い断面扁平状に形成されてもよい。
上述の前記天壁部及び底壁部の幅方向長さは、一対の対向する側壁同士の対向方向の間隔であり、前記側壁部の高さ方向長さは、対向する天壁部と底壁部との対向方向の間隔である。
この発明により、断面扁平の箱状における短辺となる側壁部を、嵌合部と被嵌合部とを嵌合させた天側側壁部と底側側壁部とで構成するため、長辺部分を構成する壁部を嵌合させて構成する場合に比べて、剛性の高い箱状を構成することができる。
またこの発明の態様として、前記接続部における前記挿入口の反対側となる基端側に、電線を接続する電線接続部が設けられ、前記接続部の内部に、前記基端側から前記挿入口に向かって延出されるとともに、挿入される前記挿入接続部に対して付勢しながら接触する接触バネ部が設けられてもよい。
上記電線接続部は、被覆電線の導体部分を圧着して接続する圧着接続部や、被覆電線の導体部分を超音波溶接等で溶接する電線接続部であってもよい。
この発明により、電線接続部を介して被覆電線の先端に接続端子を装着することができる。
また、前記接続部の内部に、前記基端側から前記挿入口に向かって延出する接触バネ部が設けられているため、挿入口から挿入される前記挿入接続部に対して付勢しながら接触し、接続対象部材との接続状態において確実な導電性を得ることができる。
またこの発明の態様として、前記接触バネ部が前記天壁部に沿って配置され、前記接続部の基端側において、前記底側側壁部及び対向する前記側壁部のいずれか一方から延出され、他方に掛け渡されるとともに、前記接触バネ部の基端を支持するバネ支持部が設けられてもよい。
この発明により、接続対象部材との接続状態においてより安定した導電性を得ることができる。
詳述すると、前記接続部の基端側において、前記底側側壁部及び対向する前記側壁部のいずれか一方から延出され、他方に掛け渡されるバネ支持部が、前記天壁部に沿って配置された前記接触バネ部の基端を支持するため、挿入される前記挿入接続部に対して接触バネ部を確実に付勢しながら接触させることができ、接続対象部材との接続状態においてより安定した導電性を得ることができる。
またこの発明の態様として、前記バネ支持部は、前記底側側壁部から延出するとともに、対向する前記側壁部に掛け渡されてもよい。
この発明により、側壁部から折り曲げられる天壁部と逆向きに、前記底側側壁部から延出する前記バネ支持部を折り曲げて対向する前記側壁部に掛け渡されるため、側壁部に対して天壁部と同方向に前記バネ支持部を折り曲げる場合に比べて、誤差を吸収して、確実に対向する前記側壁部に掛け渡して前記バネ支持部を安定化することができる。
またこの発明の態様として、前記バネ支持部は、前記底側側壁部から上方に突出する立上部と、前記立上部から前記側壁部に掛け渡される支持本体部とが設けられてもよい。
この発明により、バネ支持部の立上部が天側側壁部と隣接するため、外力が作用しても立上部と天側側壁部とが干渉し、バネ支持部及び天側側壁部を安定させることができる。
またこの発明の態様として、前記天壁部から前記基端側に向かって延出するとともに、前記支持本体部の上部に沿って配置される抑え部が設けられてもよい。
この発明により、上部に沿って配置された抑え部が前記支持本体部を抑えるため、前記支持本体部が支持する接触バネ部が挿入される前記挿入接続部に対して付勢しながら接触する際の反力に抗して、より確実に接触バネ部を前記挿入接続部に付勢しながら接触させることができる。
またこの発明の態様として、前記天壁部の先端部において前記挿入口に向かって突出し、前記挿入接続部の挿入位置を規制する位置規制部が設けられてもよい。
この発明により、例えば、天壁部と接触バネ部との間に前記挿入接続部を挿入するような導通性を確保できない接続状態となることを防止し、位置規制部によって挿入位置を規制しながら、接触バネ部が付勢しながら接触する位置に前記挿入接続部を挿入して、確実な導電性を得られる接続状態を実現することができる。
またこの発明の態様として、前記位置規制部の幅方向長さが前記接触バネ部の幅方向長さより短くてもよい。
上記位置規制部の幅方向長さは、天壁部の幅方向と同じ方向の長さである。
この発明により、位置規制部が、側壁部を構成する天側側壁部と底側側壁部の曲げ加工に支障することなく、確実に、天側側壁部と底側側壁部とを嵌合して側壁部を構成することができる。
またこの発明の態様として、前記天壁部から延出するとともに、前記接続部における基端側に設けられた開口に向かって突出する異物侵入防止部が設けられてもよい。
この発明により、接続対象部材と接続端子との接続状態において、接触バネ部と前記挿入接続部と接触する接続部内部に異物が侵入して、接触バネ部と前記挿入接続部との接触箇所に干渉して、導通性が低下することを防止できる。
またこの発明の態様として、前記天壁部から上方に突出する突起部が設けられてもよい。
この発明により、接触バネ部に影響することなく、突起部を設けることができるとともに、コネクタハウジングに対して、正しくない向きで接続端子を装着しようとすると、突起部が干渉するため、正しくない向きでの装着を防止することができる。
またこの発明の態様として、前記天壁部に、内部と外部とを連通する貫通孔が設けられてもよい。
この発明により、接触バネ部に影響することなく、貫通孔を設けることができ、貫通孔に係止爪を係止することで、コネクタハウジングの所定位置に接続端子を固定することができる。
この発明によれば、接続端子を形成する金属製板材自体も接続部のサイズも小型化することができる接続端子を提供することができる。
接続端子の説明図。 接続端子の説明図。 接続端子の説明図。 接続端子の説明図。 金属製板材の平面図。 接続端子の組立に関する説明図。 コネクタハウジングへの接続端子の装着に関する説明図。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
図1乃至図4は接続端子1の説明図を示し、図5は金属製板材30の平面図を示し、図6は接続端子1の組立に関する説明図を示し、図7はコネクタハウジング50への接続端子1の装着に関する説明図を示している。
詳しくは、図1(a)は接続端子1の正面、上面、右側面を表す斜視図であり、図1(b)は接続端子1の図1(a)のA-A矢視断面斜視図を示している。図2(a)は接続端子1の正面、底面、左側面を表す斜視図であり、図2(b)は接続端子1の背面、上面、左側面を表す斜視図である。
図3(a)は接続端子1の右側面図を示し、図3(b)は図4(a)のE-E矢視断面図を示している。図4(a)は接続端子1の正面図を示し、図4(b)は図3(a)のB-B矢視断面図を示している。図4(c)は図3(a)のC-C矢視断面図を示し、図4(d)は図3(a)のD-D矢視断面図を示している。
図5は接続端子1を形成する組立前の金属製板材30の平面図を示している。図6(a)は組立途中の接続端子1の斜視図を示し、図6(b)は組立途中の接続端子1の正面図を示している。図7(a)はコネクタハウジング50への接続端子1の装着する前の状態の正面、上面、右側面を表す縦断面斜視図であり、図7(b)は同状態の背面、底面、左側面を表す縦断面斜視図を示している。
なお、通常、コネクタハウジング50に対して接続端子1を装着する際には、後述する電線接続部10に被覆電線を圧着接続した状態で装着するが、図7では、コネクタハウジング50に対する接続端子1の装着について説明するため、被覆電線を電線接続部10で圧着していない接続端子1を図示している。
また、接続端子1において、電線接続部10と箱状接続部20とを結ぶ方向を長手方向Lとし、箱状接続部20に対する電線接続部10の側を基端側LB、電線接続部10に対する箱状接続部20の側を先端側LFとしている。さらに、図1において上下方向を高さ方向Hとして、高さ方向Hにおける上側を上側HU、下側を下側HDとしている。さらにまた、図1における左上と右下とを結ぶ方向であって、長手方向L及び高さ方向Hに直交する方向を幅方向Wとしている。また、幅方向Wのうち、正面視において接続端子1の右側を右側WR、左側を左側WLとしている。
接続端子1は、接続対象部材である雄型接続端子(図示省略)と導通可能に接続する接続端子である。接続端子1は、被覆電線(図示省略)を接続する電線接続部10と、雄型接続端子の挿入接続部である接続タブ(図示省略)を挿入する箱状の箱状接続部20とを有し、基端側LBから先端側LFに向かってこの順で配置している。
電線接続部10は、図示省略する被覆電線を圧着接続する箇所であり、インシュレーションバレル11とワイヤーバレル12とを備えた、所謂オープンバレルである。
インシュレーションバレル11は、基端側LBに配置され、図示省略する被覆電線の絶縁被覆の先端部分を圧着するように、図1(a)及び図2(b)に示すように背面視U字状に延出されたバレル片111を有している。
ワイヤーバレル12は、インシュレーションバレル11に対して所定間隔を隔てて先端側LFに配置され、図示省略する被覆電線の絶縁被覆より先端側LFに露出する導体部分を圧着するように、背面視略V字状に延出されたバレル片112を有している(図1(a)及び図2(b)参照)。
ワイヤーバレル12の内面には、長手方向Lに所定間隔を隔てて、幅方向Wに延びる溝状のセレーション122を複数備えている。
このように構成された電線接続部10は、先端から導体が露出した被覆電線を圧着接続することができる。
詳述すると、被覆電線の先端から露出した導体をワイヤーバレル12に配置するとともに、絶縁被覆の先端部分をインシュレーションバレル11に配置する。そして、ワイヤーバレル12に配置された導体を曲げ返したバレル片121で圧着するとともに、インシュレーションバレル11に配置された絶縁被覆の先端部分を曲げ返したバレル片111で圧着する。これにより、ワイヤーバレル12で被覆電線の導体と導通可能に接続し、インシュレーションバレル11で物理的に接続することができる。なお、ワイヤーバレル12にセレーション122を備えているため、バレル片121で圧着された導体がセレーション122に食い込み、導電性を向上することができる。
なお、本実施形態では、上述のようなバレル片111を有するインシュレーションバレル11及びバレル片121を有するワイヤーバレル12とで構成する所謂オープンバレル形式の電線接続部10について説明したが、所謂クローズバレルと呼ばれる圧着接続構造であってもよいし、さらには、超音波溶接等で導体を導通可能に接続する構造であってもよい。
接続端子1において、雄型接続端子の挿入接続部である接続タブを挿入して接続する箱状接続部20について以下で説明する。
箱状接続部20は、電線接続部10に対して先端側LFに配置され、高さ方向Hに比べて幅方向Wに長い断面扁平箱状に形成されている。
箱状接続部20は、高さ方向Hに対向する一対の天壁部21及び底壁部22と、天壁部21及び底壁部22を側方で連結する幅方向Wに対向する一対の側壁部23,24とで断面扁平箱状に形成している。
また、箱状接続部20には、上述の雄型接続端子の接続タブ(図示省略)を挿入する挿入口25を先端側LFに備え、基端側LBにも開口26を有し、長手方向Lに貫通する内部空間27を有する中空の箱状である。
そして、内部空間27における天壁部21の下方に、基端側LBから先端側LFに延び、挿入される接続タブ(図示省略)に対して付勢しながら接触する接触バネ28を備えている。
また、箱状接続部20における基端側LBには、接触バネ28の基部を支持するバネ支持部29を備えている。
天壁部21は、平面視略正方向形状であり、長手方向Lの中央より先端側LF寄りに、板厚方向に貫通し、後述するコネクタハウジング50の係止爪51が係止する貫通孔211を備えている。貫通孔211は、長手方向Lより幅方向Wに長い平面視長方形状の開口であり、貫通孔211の幅方向Wの両側に、上側HUに突出するスタビライザ212を備えている。スタビライザ212は、天壁部21から折り曲げ加工によって、上側HUに突出するように形成されている。
また、天壁部21の先端側LFの端部において、幅方向Wの中央から先端側LFに延出されるとともに、下側HDに曲げられた位置規制部213を備えている。位置規制部213は、天壁部21の幅方向Wの長さの2/3程度の長さで形成され、下側HDに曲げられているため、挿入口25に向かって突出する態様となる。なお、位置規制部213は、図4(a)に示すように、挿入口25において高さ方向Hの中央より僅かに上側HUに位置規制部213の下端が配置されるように形成されている。
また、天壁部21の基端側LBの端部におけて、幅方向Wの中央から基端側LBに延出される抑え部214と、抑え部214の基端側LBの端部から下側HDに曲げられた異物侵入防止部215を備えている。
抑え部214及び異物侵入防止部215は、位置規制部213と同様に、天壁部21の幅方向Wの長さの2/3程度の長さで形成されている、抑え部214の端部から下側HDに曲げられている異物侵入防止部215は、開口26に向かって突出する態様となる。
このように構成された天壁部21は、幅方向Wに対向する一対の側壁部23,24のうち左側WLの単純側壁部23に対して正面視直角方向に折り曲げられて構成されている。また、天壁部21の右側WRにおいて、嵌合側壁部24を構成する上側HUの天側側壁部242を正面視直角方向に折り曲げて構成している。
天壁部21と高さ方向Hに対向する底壁部22は、図2(a)に示すように、幅方向Wより長手方向Lに長い底面視長方形状であり、基端側LBの端部に電線接続部10が連結されている。
そのため、底壁部22は、平面視略正方形状に形成した天壁部21と高さ方向Hに対向するとともに、平面視において天壁部21より先端側LF及び基端側LBに突出する態様となる。
天壁部21における長手方向Lの中央より先端側LFには、上側HUに向かって突出する、つまり内部空間27の側に突出するビード221を、幅方向Wに所定間隔を隔てて2本備えている。なお、2本のビード221の幅方向Wの間隔は、図4(b)に示すように、後述する接触バネ28の幅方向Wの長さより狭い間隔で配置されている。これにより、箱状接続部20に挿入された接続タブをビード221と接触バネ28とで挟み込んで確実に接続することができる。
また、底壁部22の先端側LFの端部は、後述する側壁部23,24の先端側LFの端部と連続して、外面に面取りを設けている。
このように構成された底壁部22は、幅方向Wに対向する一対の側壁部23,24のうち左側WLの単純側壁部23を正面視直角方向に折り曲げて構成している。また、底壁部22の右側WRにおいて、嵌合側壁部24を構成する下側HDの底側側壁部243を正面視直角方向に折り曲げて構成している。
続いて、側壁部23,24について説明する。先ず、側壁部23,24で共通する構成について説明する。
側壁部23,24は、底壁部22と同じ長手方向Lの長さで形成され、底壁部22と同様に、基端側LBにおいて電線接続部10と連結されている。
底壁部22と同じ長手方向Lの長さで形成され側壁部23,24は、長手方向Lの長さに比べ、高さ方向Hの長さが短く、底壁部22と同様に、天壁部21より先端側LF及び基端側LBに突出する。
なお、天壁部21より先端側LFに突出する底壁部22及び側壁部23,24は、天壁部21より先端側LFに突出するとともに、下側HDに曲げられた位置規制部213の前面と先端側LFの位置が略一致するように形成されている。
なお、天壁部21より先端側LFに突出する側壁部23,24の上側HU及び先端側LFには、曲げ返した位置規制部213との干渉を防止する切り欠きを設けている。
また、側壁部23,24において、天壁部21より基端側LBに突出する部分には、バネ支持部29が配置される範囲があり、さらにその基端側LBは、下側HDに下がる段下げ部231,241が設けられている。
続いて、側壁部23,24のうち左側WLの単純側壁部23における構成について説明する。
上述の共通する構成を備えた単純側壁部23は、天壁部21より基端側LBに突出する部分におけるバネ支持部29が配置される範囲に、バネ支持部29の端部を支持する支持部232を設けている。
支持部232は、天壁部21における内部空間27の側の面、すなわち内面に対して、バネ支持部29の厚み分、下側HDに低く形成している。
なお、支持部232は、バネ支持部29の長手方向Lの長さと同程度の長さで形成している。
このように構成された単純側壁部23は、上述したように、底壁部22に対して正面視直角方向に折り曲げられて構成されている。また、単純側壁部23の上側HUにおいて、単純側壁部23に対して正面視直角方向に折り曲げられて上述の天壁部21が構成されている。
上述のように、側壁部23,24のうち右側WRに配置され、段下げ部241を有する嵌合側壁部24は、天壁部21より基端側LBに突出する部分におけるバネ支持部29が配置される範囲に、上側HUに向かって延出され、バネ支持部29における立上り部291を設けている。
なお、嵌合側壁部24は、高さ方向Hにおける上側HUの天側側壁部242と、下側HDの底側側壁部243とを嵌合させて構成している。
天側側壁部242は、天壁部21の右側WRから延出されるとともに、下側HDに向かって折り曲げて形成されており、天壁部21の長手方向Lの長さと同じ長さで形成されている。
天側側壁部242の下端には、下側HDの底側側壁部243に向かって突出するとともに、下側HDに向かって長手方向Lに徐々に拡がる拡幅形状の嵌合部244を備えている。
底側側壁部243は、段下げ部241及び立上り部291とを備え、底壁部22の右側WRから延出されるとともに、上側HUに向かって折り曲げて形成されており、底壁部22の長手方向Lの長さと同じ長さに形成されさている。
このように、段下げ部241及び立上り部291を有する底側側壁部243は、立上り部291が上側HUに突出する長手方向Lに長い側面視凸状であり、天側側壁部242における嵌合部244と対応する位置に、上端から下側HDに凹状となり、嵌合部244が嵌合する嵌合溝245を備えている。
なお、上述のように構成した天側側壁部242と底側側壁部243とはそれぞれ嵌合側壁部24の高さの半分程度の高さで形成しているため、天側側壁部242の下端と底側側壁部243の上端とが高さ方向Hに対向する箇所が嵌合側壁部24における高さ方向Hの中央位置となる。
また、底側側壁部243に設けた立上り部291は、天側側壁部242の基端側LBに隣接して配置され、立上り部291の上端から折り曲げられる支持本体部292の上面が天壁部21の抑え部214における内部空間27の側の面、すなわち内面に当接する高さで形成している。
このように構成された天壁部21、底壁部22及び側壁部23,24で囲まれる内部空間27の先端側LFの端部を挿入口25とし、基端側LBの端部を開口26としている。そして、挿入口25における上側HUには、位置規制部213が下側HDに向かって突出し、開口26における上側HUには、異物侵入防止部215が下側HDに向かって突出している。
バネ支持部29は、嵌合側壁部24に設けた立上り部291と、立上り部291の上端から左側WLに向かって折り曲げられ、単純側壁部23の支持部232に掛け渡される支持本体部292とで、背面視略L字状に形成されている。なお、バネ支持部29は、天壁部21における抑え部214と略同じ長手方向Lの長さで形成され、支持本体部292は底壁部22と同じ幅方向Wの長さで形成されている。
接触バネ28は、内部空間27における天壁部21の下方において、基端側LBから先端側LFに延び、挿入される接続タブ(図示省略)に対して付勢しながら接触する構成である。詳しくは、接触バネ28は基端側LBがバネ支持部29の支持本体部292の幅方向Wの中央から先端側LFに向かって延出されている。そのため、接触バネ28と支持本体部292とで、平面視において基端側LBに向く略T字状に形成している。
基部が支持本体部292に支持された接触バネ28は、先端側LFに向かうにつれ下側HDに向かい、底壁部22のビード221の中央付近に対応する箇所の折れ点281から折れ曲がって上側HUに向かう、側面視逆への字状に形成されている(図3(b)参照)。
なお、接触バネ28における折れ点281は、正面視において、挿入口25において下側HDに向かって突出する位置規制部213の下端より僅かに下側HDに配置され、折れ点281より上側HUに向かう先端部分は、位置規制部213の下端より上方に位置するように形成されている。
また、接触バネ28は、図4(b)に示しように天壁部21及び底壁部22の幅方向Wの長さに対して3/4程度の長さで形成されている。なお、接触バネ28の先端側LFに配置される位置規制部213は、天壁部21及び底壁部22の幅方向Wの長さに対して3/4程度の長さで形成された接触バネ28より幅方向Wの長さを短く形成している。
このように各要素を構成している接続端子1は、図5に示す金属製板材30から曲げ加工を施して構成される。
なお、図5における上方が組立られた接続端子1の先端側LFとなり、下方が基端側LBとなる。また、図5における左側が組立られた接続端子1の正面視において右側WRとなり、右側が左側WLとなる。
金属製板材30は、所定の厚みの金属製板材を図5に示す所定形状で打ち抜いて形成している。
詳しくは、基端側LBに配置され、幅方向Wに連続する条31から連結接続部32を介して電線接続部10を構成する電線接続部形成部33が設けられている。
そして、電線接続部形成部33において、基端側LBにバレル片111を有するインシュレーションバレル11を形成するインシュレーションバレル形成部34と、その先端側LFに配置され。バレル片121を有するワイヤーバレル12を形成するワイヤーバレル形成部35とを形成している。
連結接続部32の先端側LFには、箱状接続部20を構成する箱状接続部形成部40を設けている。
なお、図5において、箱状接続部形成部40のうち各要素を構成する箇所の境界となる折り曲げ箇所を概略的に破線で示している。
先ず、電線接続部10を構成するワイヤーバレル形成部35の幅方向Wの中央から先端側LFに延出された、幅方向Wよりも長手方向Lに長い長方形状の箇所が底壁部22を構成する底壁面部形成部41である。
なお、底壁面部形成部41には、予めビード221をプレス加工によって所定箇所に形成している。
底壁面部形成部41の左側WLに配置されている部分が単純側壁部23を構成する単純側壁部形成部42である。
単純側壁部形成部42には、単純側壁部23の段下げ部231や支持部232を設けている。
単純側壁部形成部42のさらに左側WLに配置されている部分が天壁部21を構成する天壁部形成部43である。
天壁部形成部43には、貫通孔211を構成する開口やスタビライザ212を形成する部分を設けている。また、天壁部形成部43は、天壁部21から長手方向Lに延出する位置規制部213、抑え部214及び異物侵入防止部215を形成する部分を設けているため、天壁部21より長手方向Lに長く形成している。
天壁部形成部43のさらに左側WLに配置されている部分が嵌合側壁部24の天側側壁部242を構成する天側側壁部形成部44である。
天側側壁部形成部44の左側WLの端部における長手方向Lの中央には、左側WLに突出する嵌合部244を設けている。
底壁面部形成部41の右側WRに配置されている部分が嵌合側壁部24の底側側壁部243を構成する底側側壁部形成部45である。
底側側壁部形成部45における右側WRの端部には、左側WLに向かって凹状となる嵌合溝245を設け、嵌合溝245の基端側LBに立上り部291を設けている。
底側側壁部形成部45における立上り部291の右側WRに配置されている部分が接触バネ28及び支持本体部292を構成するバネ形成部46である。
支持本体部292及び接触バネ28と構成するバネ形成部46と立上り部291とで基端側LBに向くT字状に形成されている。
このように構成された金属製板材30を各折り曲げ線で折り曲げ及び湾曲させて、接続端子1を構成している。
より詳しくは、電線接続部形成部33におけるインシュレーションバレル形成部34及びワイヤーバレル形成部35を湾曲させて電線接続部10を構成する。
そして、金属製板材30の箱状接続部形成部40を折り曲げ線で折り曲げて箱状接続部20を構成する。
具体的には、底壁面部形成部41に対して単純側壁部形成部42及び底側側壁部形成部45を曲げて、単純側壁部23及び嵌合側壁部24の下側HDの底側側壁部243を構成する。
そして、底側側壁部243を構成する底側側壁部形成部45に対してバネ形成部46を折り曲げてバネ支持部29を構成する支持本体部292と、接触バネ28を形成する。
このとき、支持本体部292の幅方向Wの先端部分を単純側壁部23の支持部232の上面に配置する。
底側側壁部243に対してバネ形成部46を折り曲げて支持本体部292及び接触バネ28を形成してから、単純側壁部23を構成する単純側壁部形成部42に対して天壁部21を構成する天壁部形成部43を折り曲げる。
なお、天壁部形成部43を単純側壁部形成部42に対して折り曲げる前に、スタビライザ212を図5の裏面側に折り曲げ、位置規制部213及び異物侵入防止部215を図5の表面側に曲げて形成しておく。
また、天壁部21を構成する天壁部形成部43に対して天側側壁部242を構成する天側側壁部形成部44を折り曲げておく。
これにより、天壁部21を構成する天壁部形成部43を所定位置まで折り曲げることで、底側側壁部243に設けた嵌合溝245に対して、天壁部形成部43に対して折り曲げておいた天側側壁部形成部44で構成する天側側壁部242の嵌合部244を、図6において矢印で示すように、幅方向Wの外側である右側WRから嵌合して、箱状接続部20の組立を完了することができる。
なお、天壁部21を構成する天壁部形成部43を所定位置まで折り曲げることで、天壁部21の基端側LBに設けた抑え部214が、底側側壁部243の立上り部291から左側WLに延出され、単純側壁部23の支持部232に対して幅方向Wに掛け渡される支持本体部292の上面と当接することとなる。
なお、金属製板材30は、条31の長手方向(図5における幅方向W)に所定間隔を隔てて複数設けられている。
このように構成された接続端子1は、図7に示すように、コネクタハウジング50のキャビティ52に、基端側LBから挿入して用いられる。
なお、キャビティ52には、下方に向かって突出する係止爪51が設けられている。また、キャビティ52における上面側には、図7(b)に示すように、スタビライザ212がスライド嵌合するスライド溝53が設けられている。
このように構成されたコネクタハウジング50に対して、基端側LBから接続端子1を挿入すると、まず、天壁部21から上側HUに突出するスタビライザ212がスライド溝53にスライド嵌合する。さらに先端側LFまで接続端子1を挿入して、キャビティ52に配置されると、天壁部21に設けた貫通孔211に係止爪51が係止して、接続端子1をコネクタハウジング50に対して所定位置に配置することができる。
上述のように、雄型接続端子の接続タブを挿入可能な箱状の箱状接続部20を有する接続端子1の箱状接続部20は、金属製板材30を折り曲げて形成された、一対の対向する天壁部21及び底壁部22と、天壁部21及び底壁部22を側方で連結する一対の対向する側壁部23,24とを有し、接続タブを挿入する挿入口25を備えた中空の箱状であり、一対の側壁部23,24のうち嵌合側壁部24が、天壁部21から延出する部分を曲げて形成された天側側壁部242と、底壁部22から延出する部分を曲げて形成された底側側壁部243とで構成され、天側側壁部242に嵌合部244を設けるとともに、底側側壁部243に嵌合部244が嵌合する嵌合溝245が設けられているため、接続端子1を形成する金属製板材30自体も箱状接続部20のサイズも小型化することができる。
詳述すると、天壁部21から延出する部分を曲げて形成された天側側壁部242に設けられた嵌合部244と、底壁部22から延出する部分を曲げて形成された底側側壁部243に設けられた嵌合溝245とを嵌合することで、中空の箱状である箱状接続部20における嵌合側壁部24を構成し、外力が作用しても箱状を維持できる箱状接続部20を有する接続端子1を構成することができる。
また、中空の箱状である箱状接続部20における側壁部23,24のうち嵌合側壁部24は、天壁部21から延出する部分を曲げて形成された天側側壁部242と、底壁部22から延出する部分を曲げて形成された底側側壁部243が嵌合して構成しているため、中空箱状におけるいずれかの壁部(21,22,23,24)を重ね合わせて構成する場合に比べて、コンパクトな金属製板材30で箱状の箱状接続部20を有する接続端子1を構成することができる。
さらに、いずれかの壁部(21,22,23,24)を重ね合わせて構成した中空箱状の箱状接続部に比べ、重ね合わせの板材の厚み分箱状接続部20をコンパクトに構成することができる。
また、嵌合部244は、底側側壁部243の幅方向Wの外側から嵌合溝245に嵌合するとともに、嵌合部244及び嵌合溝245は、天壁部21と底壁部22とが離間する高さ方向Hに係合する構成であるため、外力が作用しても天側側壁部242と底側側壁部243との嵌合状態を維持することができる。
また、嵌合部244を、嵌合溝245に対して底側側壁部243の幅方向Wの外側から嵌合できるため、天壁部21と底壁部22とが離間する高さ方向Hに係合する嵌合部244及び嵌合溝245を容易に嵌合させることができる。
また、嵌合部244は、天側側壁部242の下側HDの端部から底側側壁部243に向かって突出する態様で設けられるとともに、嵌合溝245は、底側側壁部243の先端部から凹状となるように設けられているため、嵌合部244が底側側壁部243に設けられる場合に比べて、折り曲げ加工前の金属製板材30の形状を簡略化することができる。
詳述すると、図5に示す金属製板材30において、底側側壁部243を構成する底側側壁部形成部45の右側WRには接触バネ28を構成するバネ形成部46が配置されている。底側側壁部243の上側HUの端部である底側側壁部形成部45の右側WRからさらに右側WRに延出させて嵌合部244を設けると、バネ形成部46と干渉したり、ごく近接することとなり、形状が複雑化したり、折り曲げ加工が複雑になるおそれがある。それに対し、天側側壁部242を構成する天側側壁部形成部44に嵌合部244を設けても、天側側壁部形成部44から左側WLに延出されるだけであり、上述のような複雑化を防止することができる。
また、箱状接続部20は、天壁部21及び底壁部22の幅方向Wの長さが、側壁部23,24の高さ方向Hの長さより長い断面扁平状に形成されているため、断面扁平の箱状における短辺となる側壁部23,24のうち嵌合側壁部24を、嵌合部244と嵌合溝245とを嵌合させた天側側壁部242と底側側壁部243とで構成するため、長辺部分を構成する天壁部21や底壁部22を嵌合させて構成する場合に比べて、剛性の高い箱状を構成することができる。
また、箱状接続部20における挿入口25の反対側となる基端側LBに、被覆電線を接続する電線接続部10が設けられているため、電線接続部10を介して被覆電線の先端に接続端子1を装着することができる。
また、箱状接続部20の内部空間27に、基端側LBから挿入口25に向かって延出されるとともに、挿入される接続タブに対して付勢しながら接触する接触バネ28が設けられているため、挿入口25から挿入される接続タブに対して付勢しながら接触し、雄型接続端子との接続状態において確実な導電性を得ることができる。
また、接触バネ28が天壁部21に沿って配置され、箱状接続部20の基端側LBにおいて、底側側壁部243から延出され、単純側壁部23に掛け渡されるとともに、接触バネ28の基端を支持するバネ支持部29が設けられているため、雄型接続端子との接続状態においてより安定した導電性を得ることができる。
詳述すると、箱状接続部20の基端側LBにおいて、底側側壁部243から延出され、単純側壁部23に掛け渡されるバネ支持部29が、天壁部21に沿って配置された接触バネ28の基端を支持するため、挿入される接続タブに対して接触バネ28を確実に付勢しながら接触させることができ、雄型接続端子との接続状態においてより安定した導電性を得ることができる。
また、バネ支持部29は、底側側壁部243から延出するとともに、対向する単純側壁部23に掛け渡されているため、単純側壁部23から折り曲げられる天壁部21と逆向きに、底側側壁部243から延出するバネ支持部29を折り曲げることとなる。そのため、単純側壁部23に対して天壁部21と同方向にバネ支持部29を折り曲げる場合に比べて、誤差を吸収して、確実に対向する単純側壁部23に掛け渡してバネ支持部29を安定化することができる。
また、バネ支持部29は、底側側壁部243から上方に突出する立上り部291と、立上り部291から側壁部23,24に掛け渡される支持本体部292とが設けられているため、バネ支持部29の立上り部291が天側側壁部242と隣接するため、外力が作用しても立上り部291と天側側壁部242とが干渉し、バネ支持部29及び天側側壁部242を安定させることができる。
また、天壁部21から基端側LBに向かって延出するとともに、支持本体部292の上部に沿って配置される抑え部214が設けられているため、上部に沿って配置された抑え部214が支持本体部292を抑えることとなる。そのため、支持本体部292が支持する接触バネ28が挿入される接続タブに対して付勢しながら接触する際の反力に抗して、より確実に接触バネ28を接続タブに付勢しながら接触させることができる。
また、天壁部21の先端部において挿入口25に向かって突出し、接続タブの挿入位置を規制する位置規制部213が設けられているため、例えば、天壁部21と接触バネ28との間に接続タブを挿入するような導通性を確保できない接続状態となることを防止できる。よって、位置規制部213によって挿入位置を規制しながら、接触バネ28が付勢しながら接触する位置に接続タブを挿入して、確実な導電性を得られる接続状態を実現することができる。
また、位置規制部213の幅方向Wの長さが接触バネ28の幅方向Wの長さより短く形成しているため、位置規制部213が、嵌合側壁部24を構成する天側側壁部242と底側側壁部243の曲げ加工に支障することなく、確実に、天側側壁部242と底側側壁部243とを嵌合して側壁部23,24を構成することができる。
また、天壁部21から延出するとともに、箱状接続部20における基端側LBに設けられた開口26に向かって突出する異物侵入防止部215が設けられているため、雄型接続端子と接続端子1との接続状態において、接触バネ28と接続タブと接触する内部空間27に異物が侵入して、接触バネ28と接続タブとの接触箇所に干渉して、導通性が低下することを防止できる。
また、天壁部21から上方に突出するスタビライザ212が設けられている
ため、接触バネ28に影響することなく、スタビライザ212を設けることができる。また、コネクタハウジング50に対して、正しくない向きで接続端子1を装着しようとすると、スタビライザ212が干渉するため、正しくない向きでの装着を防止することができる。
詳述すると、接続端子1は、コネクタハウジング50のキャビティ52に装着する際に、スタビライザ212をスライド嵌合させながら装着するが、コネクタハウジング50に対して接続端子1を上下逆さまにして装着しようとすると、コネクタハウジング50の内面にスタビライザ212が干渉し、逆向きの接続端子1を装着することを防止できる。
また、天壁部21に、内部と外部とを連通する貫通孔211が設けられているため、接触バネ28に影響することなく、貫通孔211を設けることができる。
また、貫通孔211に係止爪51が係止することで、コネクタハウジング50の所定位置に接続端子1を固定することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、この発明の接続対象部材は雄型接続端子に対応し、
以下同様に、
挿入接続部は接続タブに対応し、
接続部は箱状接続部20に対応し、
接続端子は接続端子1に対応し、
金属製板材は金属製板材30に対応し、
天壁部は天壁部21に対応し、
底壁部は底壁部22に対応し、
側壁部は側壁部23,24に対応し、
天側側壁部は天側側壁部242に対応し、
底側側壁部は底側側壁部243に対応し、
嵌合部は嵌合部244に対応し、
被嵌合部は嵌合溝245に対応し、
幅方向長さは幅方向Wの長さに対応し、
高さ方向長さは高さ方向Hの長さに対応し、
挿入口は挿入口25に対応し、
基端側は基端側LBに対応し、
電線は被覆電線に対応し、
電線接続部は電線接続部10に対応し、
接触バネ部は接触バネ28に対応し、
バネ支持部はバネ支持部29に対応し、
対向する側壁部は単純側壁部23に対応し、
立上部は立上り部291に対応し、
支持本体部は支持本体部292に対応し、
抑え部は抑え部214に対応し、
位置規制部は位置規制部213に対応し、
基端側に設けられた開口は開口26に対応し、
異物侵入防止部は異物侵入防止部215に対応し、
突起部はスタビライザ212に対応し、
貫通孔は貫通孔211に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上述の説明では嵌合側壁部24を構成する天側側壁部242に嵌合部244を設け、底側側壁部243に嵌合溝245を設けたが、天側側壁部242に嵌合溝245を設け、底側側壁部243に嵌合部244を設けてもよい。
また、天側側壁部242に嵌合部244と嵌合溝245を長手方向Lにずらして設け、底側側壁部243におけるそれぞれ対応する位置に嵌合溝245と嵌合部244を設けてもよい。
さらには、上述の接続端子1は、電線接続部10と箱状接続部20とを設けたが、電線接続部10を備えず、接続端子として箱状接続部20だけで構成してもよい。この場合、バスバーや接続タブを挿入口25と開口26のそれぞれから挿入して電気的に接続するように構成することとなる。
1…接続端子
10…電線接続部
20…箱状接続部
21…天壁部
22…底壁部
23,24…側壁部
23…単純側壁部
24…嵌合側壁部
25…挿入口
26…開口
28…接触バネ
29…バネ支持部
30…金属製板材
50…コネクタハウジング
211…貫通孔
212…スタビライザ
213…位置規制部
214…抑え部
215…異物侵入防止部
242…天側側壁部
243…底側側壁部
244…嵌合部
245…嵌合溝
291…立上り部
292…支持本体部
H…高さ方向
LB…基端側
W…幅方向

Claims (14)

  1. 接続対象部材の挿入接続部を挿入可能な箱状の接続部を有する接続端子であって、
    前記接続部は、金属製板材を折り曲げて形成された、一対の対向する天壁部及び底壁部と、該天壁部及び底壁部を側方で連結する一対の対向する側壁部とを有し、前記挿入接続部を挿入する挿入口を備えた中空の箱状であり、
    一対の前記側壁部のうちいずれかの前記側壁部が、前記天壁部から延出する部分を曲げて形成された天側側壁部と、前記底壁部から延出する部分を曲げて形成された底側側壁部とで構成され、
    前記天側側壁部及び前記底側側壁部の少なくとも一方に嵌合部が設けられるとともに、他方に前記嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられた
    接続端子。
  2. 前記嵌合部は、前記側壁部の外側から前記被嵌合部に嵌合するとともに、
    前記嵌合部及び前記被嵌合部は、前記天壁部と前記底壁部とが離間する方向に係合する構成である
    請求項1に記載の接続端子。
  3. 前記嵌合部は、前記天側側壁部の端部から前記底側側壁部に向かって突出する態様で設けられるとともに、
    前記被嵌合部は、前記底側側壁部の先端部から凹状となるように設けられた
    請求項1又は請求項2に記載の接続端子。
  4. 前記接続部は、
    前記天壁部及び底壁部の幅方向長さが、前記側壁部の高さ方向長さより長い断面扁平状に形成された
    請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の接続端子。
  5. 前記接続部における前記挿入口の反対側となる基端側に、電線を接続する電線接続部が設けられ、
    前記接続部の内部に、前記基端側から前記挿入口に向かって延出されるとともに、挿入される前記挿入接続部に対して付勢しながら接触する接触バネ部が設けられた
    請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の接続端子。
  6. 前記接触バネ部が前記天壁部に沿って配置され、
    前記接続部の基端側において、
    前記底側側壁部及び対向する前記側壁部のいずれか一方から延出され、他方に掛け渡されるとともに、前記接触バネ部の基端を支持するバネ支持部が設けられた
    請求項5に記載の接続端子。
  7. 前記バネ支持部は、
    前記底側側壁部から延出するとともに、対向する前記側壁部に掛け渡される
    請求項6に記載の接続端子。
  8. 前記バネ支持部は、
    前記底側側壁部から上方に突出する立上部と、前記立上部から前記側壁部に掛け渡される支持本体部とが設けられた
    請求項7に記載の接続端子。
  9. 前記天壁部から前記基端側に向かって延出するとともに、前記支持本体部の上部に沿って配置される抑え部が設けられた
    請求項8に記載の接続端子。
  10. 前記天壁部の先端部において前記挿入口に向かって突出し、前記挿入接続部の挿入位置を規制する位置規制部が設けられた
    請求項6乃至請求項9のうちいずれかに記載の接続端子。
  11. 前記位置規制部の幅方向長さが前記接触バネ部の幅方向長さより短い
    請求項10に記載の接続端子。
  12. 前記天壁部から延出するとともに、前記接続部における基端側に設けられた開口に向かって突出する異物侵入防止部が設けられた
    請求項1乃至請求項11のうちいずれかに記載の接続端子。
  13. 前記天壁部から上方に突出する突起部が設けられた
    請求項1乃至請求項12のうちいずれかに記載の接続端子。
  14. 前記天壁部に、内部と外部とを連通する貫通孔が設けられた
    請求項1乃至請求項13のうちいずれかに記載の接続端子。
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