JP2023032455A - 印刷装置、情報処理装置、印刷装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

印刷装置、情報処理装置、印刷装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インクの状態を速やかにユーザに認識させる。【解決手段】印刷装置1は、印刷対象に液剤を印刷する印刷部4と、印刷対象を撮影する撮影装置5と、制御部とを備える。制御部は、撮影装置5により撮影された、印刷対象に印刷された液剤の色情報を取得し、この色情報を示す領域を含む画像を表示する。【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置、情報処理装置、印刷装置の制御方法及び制御プログラムに関する。
近年、化粧用インクをインクジェット方式で吐出し、人に代わって肌や爪の化粧を行う印刷装置が実用化されてきている。
特許文献1に記載の印刷装置では、対象者の化粧顔のシミュレーション画像を対象者の顔画像と共に出力する演算処理手段を備えた化粧アドバイスシステムが適用されており、化粧を施す前に予め用意した色を用いた化粧シミュレーション画像を得ることができる。
特許3582458号公報
しかしながら、化粧料(化粧用インク)は時間が経過すると変色や劣化をすることがある。そのため、例えば化粧の前に予め登録しておいた化粧料の色情報を基に化粧シミュレーションをしても、化粧料が変色していた場合は、実際に塗布した化粧料と肌との色味には差ができてしまうことがある。つまり、化粧料の使用頻度が少ない場合等は、ユーザは予期せずこの色味の差(すなわち化粧用インクの状態変化)を認識することになる、という問題があった。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、インクの状態を速やかにユーザに認識させることを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、
印刷対象に液剤を印刷する印刷手段と、
前記印刷対象を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された、前記印刷対象に印刷された前記液剤の色情報を第1の色情報として取得する取得手段と、
前記第1の色情報を示す領域を含む画像を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、インクの状態を速やかにユーザに認識させることができる。
第1実施形態に係る印刷装置の前後方向に垂直な面での要部断面図であり、印刷装置の要部内部構成を模式的に示す図である。 本実施形態に係る印刷装置と端末装置とを備える印刷システムの制御構成を示した要部ブロック図である。 第1実施形態における表示処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における表示処理を説明するための図である。 第1実施形態における表示処理を説明するための図である。 第2実施形態における印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における表示処理での表示例を示す図である。
図1から図7を参照しつつ、本発明に係る印刷装置の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
まず、本発明の第1実施形態に係る印刷装置1について説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷装置の模式的な要部断面図である。
なお、以下の実施形態において、X方向、Z方向は、図1に示した方向をいうものとする。
第1実施形態に係る印刷装置1は、片手で持つことができる程度の大きさに形成され、手で持ったまま使用することのできるハンディタイプの印刷装置である。
印刷装置1は、例えば人の肌表面を印刷対象(塗布対象)とし、皮膚の色を想定した液剤3(化粧用インク)を肌表面に塗布(印刷)するものであって、ユーザにより印刷対象上に移動させて使用される。なお、本発明に係る印刷装置の印刷対象は人の肌表面に限るものではない。
図1に示すように、印刷装置1は、ほぼ箱形に形成された筐体2を有している。
筐体2の下面には、X方向の中程の位置に開口部21が設けられている。
開口部21は、後述の印刷ヘッド41の吐出部412を外部に露出させることができる程度の大きさに形成されている。ただし、開口部21の具体的な形状や大きさ等は特に限定されない。
なお、印刷装置1は、不使用時(非印刷時)にはスタンド(図示省略)に載置される。スタンドには後述の印刷ヘッド41の吐出部(吐出面)412を覆って保護するキャップ機構等が設けられている。
筐体2の内部には、印刷部4、撮影装置5等が設けられている。
印刷部4は、印刷ヘッド41と、印刷ヘッド41を装置のX方向に移動させるためのヘッド移動機構45(図2参照)等を備えている。
印刷ヘッド41は、印刷対象(本実施形態では肌表面や用紙T)に印刷を行うものである。
印刷ヘッド41としては、液剤3(本実施形態では肌色等の化粧用インク)を貯留する貯留部411と、この液剤3を吐出させる吐出部412(図示しないノズルが設けられた吐出面)とを備えるカートリッジ一体型の印刷ヘッドが想定される。
吐出部412は、印刷ヘッド41の下面(印刷対象である肌表面と対向する面)に設けられており、吐出部412は常態において筐体2の開口部21から下方に露出されている。
なお、印刷ヘッド41は、貯留部411と吐出部412(吐出機構部分)とが一体となった構成のものに限定されない。例えば、貯留部411と吐出部412とが別体に構成され、印刷の際には供給管等を介して貯留部411と吐出部412とを接続される構成のものであってもよい。
本実施形態の印刷ヘッド41は、吐出部412から微滴化した液剤3(インク)を印刷対象に吹き付けて印刷を行うインクジェット方式のインクジェットヘッドである。
本実施形態の液剤3は、溶媒に各種の溶質が溶け込んだ混合物である。液剤3は、具体的には水等を溶媒とし、酸化チタン等を溶質とする化粧用インクであり、白色から皮膚の色若しくはこれに近い色(例えば薄いピンク色や薄い黄色、薄いオレンジ色等)の液剤である。なお、本実施形態のように一回の印刷に複数のインクを使用せず、単色のインクを印刷する場合、色の組み合わせによる細かな色調整ができない。
印刷ヘッド41は、保持部としてのキャリッジ42に搭載(保持)された状態で、当該キャリッジ42をX方向に移動(走査)させるためのX方向ガイド43に支持されている。
ヘッド移動機構45(図2参照)は、印刷ヘッド41(キャリッジ42)をX方向に適宜移動させる駆動部としてのX方向移動モータ46(図2参照)等を備えて構成されている。X方向移動モータ46が駆動することにより、キャリッジ42に搭載された印刷ヘッド41がX方向ガイド43に沿ってX方向に移動する。
撮影装置5は、印刷対象(本実施形態では肌表面や用紙T)等を撮影するものであり、撮影装置(撮影手段)51と、照明装置(照明手段)52とを備えている。
撮影装置5は、筐体2内であって開口部21の上方に配置され、当該開口部21から印刷対象等を照明装置52で照明しつつ撮影部51で撮影し、その画像を取得する。
撮影部51は、例えば、200万画素以上の画素を有するCCD(Charge Coupled Device)型やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型等の固体撮影素子とレンズ等を備えて構成された小型カメラである。また、照明装置52は、例えば白色LED等の照明灯である。
図2は、印刷装置1と後述の端末装置8とを備える印刷システムの機能的構成を示す要部ブロック図である。
この図に示すように、印刷装置1は、上述した印刷部4及び撮影装置5のほかに、操作部11、各種ランプ12、通信部13、制御装置7を備えている。
操作部11は、筐体2の表面に設けられ、ユーザが各種入力を行うものである。操作部11は、例えば、印刷装置1の電源をON/OFFする電源スイッチボタン、動作を停止させる停止ボタン、印刷開始を指示する印刷開始ボタン等、各種の入力を行うための操作ボタンで構成されている。例えば操作部11が電源スイッチボタンである場合、ユーザがボタン操作を行うと、操作に応じた指示信号が後述の制御装置7に出力されて、印刷装置1の電源がON/OFFされる。
ランプ12は、例えば複数のLED等を備えて構成され、筐体2の表面に設けられている。
例えば、ランプ12は、各種の色で点灯させたり、点灯させるランプ12の数を変えたり、各種のパターンで点滅させることができ、こうした点灯色や点灯数、点滅の具合等によって、様々な情報等をユーザに報知する。
なお、ランプ12に替えて又はランプ12とともに、図示しないインジケータや表示部等が設けられていてもよく、この場合にはインジケータや表示部等が報知部として機能してもよい。
通信部13は、印刷装置1と連携して動作する後述の端末装置8との間で情報の送受信が可能に構成されたものである。
印刷装置1と端末装置8との間での通信は、例えば無線LAN等により行われる。なお、印刷装置1と端末装置8との間での通信はこれに限定されず、いかなる方式によるものでもよい。例えば、インターネット等のネットワーク回線を使うものであってもよいし、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi等の近距離無線通信規格に基づく無線通信を行うものであってもよい。また、この通信は無線に限定されず、有線接続により両者間で各種データの送受信が可能な構成としてもよい。通信部13は端末装置8の通信方式に対応するアンテナチップ等を備えている。
制御装置7は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成される制御部71と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)で構成される記憶部72とを備えるコンピュータである。
なお、記憶部72の一部又は全部は別構成とし、制御装置7の外部に設けるようにしてもよい。
記憶部72には、印刷装置1を動作させるための各種プログラム(例えば後述の表示処理等を行うためのプログラム等)や各種データ等が格納されている。
制御部71は、記憶部72に格納されたこれらのプログラムを例えばRAMの作業領域に展開して実行すること等により、印刷装置1の各部を統括制御する。
特に本実施形態では、制御部71は、印刷部4を制御して印刷動作等を行わせたり、撮影装置5を制御して印刷対象等を撮影させたりする。こうした制御部71の各機能は、制御部71のCPUと記憶部72のROMに記憶されたプログラムとの協働によって実現される。
また、本実施形態の印刷装置1は、外部装置である端末装置8と連携し、端末装置8から入力された指示に従って動作する。
端末装置8としては、例えばスマートフォンやタブレット等の携帯端末装置が想定されるが、これに限定されない。端末装置8は、印刷装置1と通信可能な情報処理装置であれば特に限定されず、例えばノート型又は定置型のパソコンや、ゲーム用の端末装置等であってもよい。
具体的に、端末装置8は、操作部83、通信部84、表示部85、制御装置80等を備えている。
操作部83は、ユーザの操作に応じて各種の入力・設定等を行うことができるようになっており、操作部83が操作されると、当該操作に対応する入力信号が制御装置80に送信される。なお、本実施形態では表示部85の表面にタッチパネルが一体的に設けられており、ユーザはタッチパネルへのタッチ操作によっても各種の入力・設定等の操作を行うことができるようになっている。
なお、各種の入力・設定等の操作を行う操作部83はタッチパネルである場合に限定されない。例えば各種の操作ボタンやキーボード、ポインティングデバイス等が操作部83として設けられていてもよい。
操作部83を操作することで、印刷装置1において各種の入力・設定等が行われてもよい。例えばユーザが操作部83を操作することで、印刷装置1の印刷動作をスタートさせることができてもよい。
通信部84は、印刷装置1の通信部13との間で通信を行う。例えば、印刷装置1から各種の画像等のデータが送信されたときには、これを受信する。通信部84は、印刷装置1の通信部13との間で通信可能な無線通信モジュール等を備えている。
なお、通信部84は、印刷装置1との間で通信を行うことのできるものであればよく、印刷装置1の通信部13の通信規格と合致するものが適用される。
表示部85は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。
表示部85は、後述する制御部81の制御にしたがって、例えば印刷装置1から送信された画像等を含む各種表示画面を表示可能となっている。
なお、前述のように、表示部85の表面に各種の入力を行うためのタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。この場合にはタッチパネルが操作部83等としても機能する。
制御装置80は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等により構成される制御部81と、図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成される記憶部82とを備えるコンピュータである。
記憶部82には、端末装置8の各部を動作させるための各種プログラムや各種データ等が格納されている。
具体的には、本実施形態のROM等には、端末装置8の各部を統括制御するための動作プログラムの他、印刷装置1を用いた印刷処理等を行うためのアプリケーションプログラム等の各種プログラム(いずれも図示せず)等が格納されており、制御装置80がこれらのプログラムを例えばRAMの作業領域に展開して実行することによって、端末装置8が制御されるようになっている。
制御部81は、端末装置8の各部の動作を統合的に制御する。制御部81は、記憶部82に記憶されたプログラムとの協働により、印刷装置1が印刷対象(肌表面等)に対して印刷を行うための各種機能を実現する。
続いて、印刷装置1を用い、コンシーラインクである液剤3をシミ上に塗布したときのイメージ画像等を表示する表示処理(表示方法)について説明する。
図3は、この表示処理の流れを示すフローチャートであり、図4及び図5は、表示処理を説明するための図である。
なお、図4では、分かり易さのために印刷装置1と用紙Tとの間に距離を空けているが、開口部21を覆うことで外光の影響を抑制できるため、これらは実際には接触している方が好ましい。また、以下の説明では、表示処理が印刷装置1と端末装置8との連携により実行され、専ら端末装置8がユーザインターフェースとして機能し、印刷装置1が主たる処理を担っているところ、これらの連携の度合い(処理の分担程度)は特に限定されず、例えば印刷以外の殆どの処理を端末装置8が担ってもよい。
図3に示すように、まずユーザは、コンシーラインクの液剤3が充填されたカートリッジ(印刷ヘッド41)を印刷装置1のキャリッジ42に装着する(ステップS1)。そして、開口部21に対向する印刷位置(塗布位置)に、テスト印刷用の用紙Tを配置する(ステップS2;図4(a))。
なお、用紙Tは、液剤3を塗布可能なものであれば特に限定はされないが、凹凸が殆ど無い普通紙が好ましい。また、用紙Tの色も特に限定はされず、白色又はそれに近い色のものであっても良い。
次に、制御部71は、ユーザ操作に基づいて、用紙T上へのテスト印刷(塗布)を開始する(ステップS3)。
ここでは、ユーザが端末装置8の操作部83を操作することにより、テスト印刷の実行指令が印刷装置1に送信されて印刷(塗布)が開始される。すると、印刷ヘッド41の吐出部412から液剤3の液滴が吐出されて、用紙Tに所定の印刷パターンが印刷され(図4(b))、印刷が完了する(ステップS4)。なお、このときの印刷パターンは特に限定されず、例えばベタ塗りであってもよい。
次に、照明装置52による照明度を変化させつつ撮影部51による塗布結果の撮影が行われる。
具体的に、まず制御部71は、照明装置52の照明設定値i=1を設定する(ステップS5)。照明設定値iは、照明装置52による照明度の設定値であり、本実施形態では5段階に設定されている(照明設定数n=5、照明設定値i=1~5)。本実施形態では、例えば明るさ等についてユーザ所望の設定に対応できるようにするため、5段階の照明度を設けている。ただし、この設定値は複数設けられていなくともよく、例えば1つの設定値が予め決められていてもよい。また、屋内モードや屋外モードなどといった、使用状況に応じて複数の照明設定値を設けていても良い。
次に、制御部71は、用紙T上に塗布された印刷パターンを、照明装置52により照明設定値iの照明度で照明した状態で、撮影部51により撮影する(ステップS6)。
なお、このときには、予め印刷ヘッド41(キャリッジ42)が開口部21から露出した印刷可能位置からX方向に移動し、開口部21を通じて用紙Tが撮影装置5に露出した状態(撮影装置5による照明及び撮影が可能な状態)となっている(図4(c))。
次に、制御部71は、ステップS6で取得した画像に基づいて、照明設定値iのときの液剤3の色座標CA[i]を取得する(ステップS7)。色座標とは、色を特定するための色情報であって、所定の色空間における座標の情報である。この場合の色空間は特に限定されず、本実施形態ではRGBである。液剤3の印刷パターンが所定の面積範囲に及ぶ場合には、その代表値(例えば平均値)の色座標が取得される。取得された色座標は、印刷装置1の記憶部72又は端末装置8の記憶部82に記録される。
次に、制御部71は、照明設定値iが照明設定数nに等しいか(つまり照明設定値iが最大か)否かを判定し(ステップS8)、等しいと判定した場合には(ステップS8;Yes)、後述のステップS10へ処理を移行する。
一方、照明設定値iが照明設定数nに等しくないと判定した場合(ステップS8;No)、制御部71は、照明設定値iをインクリメントした後(ステップS9)、上述のステップS6へ処理を移行する。
こうして、ステップS6~S9が繰り返されることにより、全ての照明設定値iでの印刷パターンの色座標が取得される。
例えば、照明設定値i=1での平均色座標が(R=50、G=41、B=35)、照明設定値i=2での平均色座標が(R=99、G=81、B=69)、照明設定値i=3での平均色座標が(R=149、G=122、B=104)、照明設定値i=4での平均色座標が(R=198、G=162、B=138)、照明設定値i=5での平均色座標が(R=248、G=203、B=173)などとして各々算出され、記録される。
次に、ユーザは、印刷装置1を肌のシミPに当てる(ステップS10)。具体的に、ユーザは、印刷装置1を手で持って、開口部21を通じて撮影装置5が肌表面と対向するように装置下面を人の肌表面に当てた状態で、肌表面上を移動させる(図5(a))。
すると、シミPを含む肌表面が撮影され、その撮影画像に基づいてシミPの検出が行われる(ステップS11)。ここでは、制御部71が、撮影装置5を制御して肌表面を撮影し、シミPを含む肌表面の画像を取得する。そして、制御部71は、取得した画像データを解析し、例えば色の濃淡に所定値以上の偏差を有する部分をシミPとして検出する。
なお、ステップS10、S11での検出対象は、肌表面のシミPに限定されず、肌表面において色の濃淡に所定以上の偏差を有する特徴領域(例えば、シミ、そばかす、隈、色ムラ等)を広く含む。また、この特徴領域を検出する手法は、肌表面の撮影画像に基づくものであれば、特に限定されない。
次に、制御部71は、ステップS11で取得した肌表面の画像に基づいて、任意の照明設定値isにおける、肌表面のうちシミP以外の部分S(以下、単に「肌S」という。)の色座標SA[is]を算出する(ステップS12)。ここで算出される色座標SA[is]は、照明設定値isのときの肌Sの色座標の平均値である。
なお、照明設定値isは、照明設定数nの中からユーザが選択した照明設定値iであり、当該ステップS11(又はその前のステップS10)において、撮影部51による肌Sへの撮影の様子を端末装置8の表示部85等に表示し、例えばユーザ好みの明るさの照明設定値や、ユーザが見やすく感じた照明設定値等に変更される。
次に、制御部71は、シミP上に液剤3を塗布したときのイメージ画像Mを生成し、端末装置8の表示部85にプレビュー表示させる(ステップS13)。
具体的に、制御部71は、ステップS7で取得した液剤3の色座標CA[i]のうち照明設定値isのときの色座標CA[is]を読み出し、ステップS11で取得した肌表面の画像のシミPの箇所に当該色座標CA[is]の色を重ねることで、塗布後のイメージ画像Mを生成する。そして、制御部71は、生成したイメージ画像Mを、通信部13を介して端末装置8に送信する。すると、端末装置8の制御部81は、このイメージ画像Mを表示部85に表示させる(図5(b))。このとき、ステップS11で取得した肌表面の画像を併せて表示させてもよい。なお、イメージ画像Mは、シミPを含む画像のうち当該シミPの少なくとも一部に、色座標CA[is]を示す領域を重畳させた画像であればよい。
これにより、ユーザは印刷前に、実際に液剤3を塗布したときの見栄え(液剤3と肌Sの見え方の違和感、シミPの隠れ具合等)を、イメージ画像Mにより、又はこれとシミPのある画像との比較により、視覚的に認識できる。予め液剤3(化粧料インク)ごとに登録されている色座標に基づいた仕上がりイメージを表示する場合だと、液剤3の変色や劣化具合によっては、肌Sに液剤3を印刷した後に、仕上がりイメージとの違いを認識することになってしまう。これに対し、本実施形態の構成ではその時々の液剤3の状態を反映させたイメージ画像Mを作成及び表示することができ、液剤3の状態に起因する仕上がりイメージと液剤3が印刷された肌Sとの差異を抑制することができる。
また、制御部81は、例えば照明設定値isのときの液剤3の色座標CA[is]と、肌Sの色座標SA[is]と、これらの差分と、の各数値を含む数値データDを表示部85に表示させる(ステップS14:図5(c))。
これにより、ユーザは実際に肌Sに印刷を行う前に、シミP上の液剤3(コンシーラインク)と肌Sとの色合いの違いを定量的に認識できる。つまり、イメージ画像Mと数値データDとにより、定性的だけでなく定量的にも、その時々の液剤3の色味が肌Sに対して違和感の無いものであるか等を認識することができる。
なお、数値データDは、液剤3の色座標CA[is]、これと肌Sの色座標SA[is]との差分のうち、少なくともいずれか一方を含むものであればよい。
このとき、制御部81は、液剤3の色座標CA[is]と肌Sの色座標SA[is]との差分等に基づいて、液剤3の使用に関するアドバイス等を表示部85に表示(出力)させてもよい。
例えば、「RGBの差分が○○以下なら、コンシーラの効果がある」といった数値判断の目安を表示させてもよい。
あるいは、色座標CA[is]とSA[is]の差分が所定の閾値よりも大きい場合には、液剤3が古い(経時により変色・劣化した)可能性があるため、新しい液剤3への交換を促すアドバイスを表示させてもよい。イメージ画像Mを見ただけでは違和感が無いように感じても、液剤3の経時変化は徐々に進んでいる可能性がある。このように徐々に変化しうる液剤3(又は肌S)の色座標を定量的に確認することで、ユーザは液剤3の経時変化や肌Sとの色の差をいち早く認識できる。
また、色座標CA[is]とSA[is]の差分が所定の閾値よりも大きい場合、使用中の液剤3が現在の肌に合っていない可能性もあるため、この差分に基づいて、より現在の肌Sの状態に合った別の液剤3への交換を勧めるアドバイスを表示させてもよい。なお、色座標CA[is]とSA[is]の差分が大きい場合でも、液剤3を攪拌するだけで解決することもあるため、まず液剤3の攪拌を促すアドバイスを表示させてもよい。
また、色座標CA[is]とSA[is]の差分に基づいて、液剤3の有効(使用)期限の目安を表示させてもよい。
またこのとき、シミPの色座標を取得し、この色座標に対する補色の色座標を表示させてもよい。その表示態様は特に限定されず、補色の色座標を示す領域を含む画像を表示してもよいし、シミP上に補色を重畳させたイメージ画像を生成して表示してもよいし、文字又は音声により当該補色をユーザに報知するだけでもよい。
その後、制御部71、81は、表示処理を終了させる。
なお、ステップS14で表示された色座標CA[is]とSA[is]の差分が所定の閾値よりも小さい場合、あるいはイメージ画像M等の表示内容をユーザが承認した場合に、実際に肌に液剤3を塗布する印刷処理を続けて実行できるようにしてもよい。つまり、表示処理を印刷処理の一部として構成してもよい。
以上のように、第1実施形態によれば、印刷された液剤3の色情報(色座標CA)が取得され、この色情報を示す領域を含む画像が表示される。
これにより、デフォルトの化粧用インクの色情報を参照していた従来と異なり、実際に吐出された液剤3の色情報を参照して液剤3の状態が表示される。したがって、液剤3(インク)の状態を速やかにユーザに認識させることができる。
また、第1実施形態によれば、シミPを除く肌Sの色座標SAが取得され、この色座標SAを有する肌領域内に色座標CAを有する液剤3が印刷された場合のイメージ画像Mが表示される。
これにより、実際に液剤3を塗布したときの見栄えを、ユーザに視覚的に認識させることができる。
また、第1実施形態によれば、液剤3の色座標CAと、シミPを除く肌Sの色座標SAとの差分が、数値で表示される。
これにより、実際に塗布された液剤3と肌Sとの色合いの違いを、ユーザに定量的に認識させることができる。
また、第1実施形態によれば、液剤3の色座標CAと、肌Sの色座標SAとに基づいて、液剤3の使用に関するアドバイスが表示される。
これにより、ユーザは、液剤3の塗布によるコンシーラ効果の程度や、液剤3の交換又は攪拌の必要性等の情報を好適に取得できる。
続いて、本発明の第2実施形態に係る印刷装置9について説明する。
第2実施形態に係る印刷装置9は、第1実施形態に係る印刷装置1と異なり、手の指の爪を印刷対象として、これにカラーインク等を液剤3として塗布(印刷)するネイルプリント装置である。以下では、主に上記第1実施形態と異なる点について説明し、上記第1実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2に示すように、印刷装置9の主たる構成は、上記第1実施形態に係る印刷装置1と略同様に構成されている。
ただし、印刷装置9は、ハンディタイプのネイルプリント装置であり、人の爪に近い大きさの開口部(第1実施形態の開口部21に相当。円形または楕円形等)を下面に有している。また、印刷装置9では、印刷ヘッド41が、例えばシアン(C;CYAN)、マゼンタ(M;MAGENTA)、イエロー(Y;YELLOW)のカラーインクと、白色の下地用インクとを、液剤3として個別に吐出可能となっている。インクジェット印刷では、色合いに下地の色が大きく影響するため、先に爪に白色等の下地用インクを印刷しておくと、爪本来の色味に左右されずに綺麗な発色を得ることができる。ただし、以下の説明では、特に断りのない限り、液剤3とは下地用インクを指すものとする。なお、本実施形態での白色の下地用インクは、酸化チタンを主成分とした顔料インクである。
また、印刷装置9をハンディタイプでなく据え置き型として構成してもよい。その場合、印刷対象の爪を有する指(印刷指)を固定してその爪を印刷位置に配置する指固定部(指置台)が設けられる。
続いて、印刷装置9を用い、爪への印刷を実行する印刷処理(印刷方法)について説明する。
図6は、この印刷処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、まずユーザは、下地用インクの液剤3が充填されたカートリッジ(印刷ヘッド41)を印刷装置9に装着する(ステップT1)。そして、下面の開口部に対向する印刷位置(塗布位置)に、テスト印刷用の用紙を配置する(ステップT2)。
なお、用紙は、液剤3を塗布可能なものであれば特に限定はされないが、凹凸が殆ど無い普通紙が好ましい。また、用紙Tの色も特に限定はされず、白色又はそれに近い色のものであっても良いし、本実施形態のようにインクの色が白色である場合は、インクが正常に塗布されたかをユーザが目視で確認しやすくするために黒色等の色としても良い。
次に、制御部71は、ユーザ操作に基づいて、用紙上へのテスト印刷(塗布)を開始する(ステップT3)。
ここでは、上記第1実施形態と同様に、ユーザが端末装置8の操作部83を操作することにより、テスト印刷の実行指令が印刷装置9に送信されて印刷(塗布)が開始される。すると、印刷ヘッド41から下地用インクの液剤3の液滴が吐出されて、用紙に所定の印刷パターンが印刷され、印刷が完了する(ステップT4)。なお、このときの印刷パターンは特に限定されず、例えばベタ塗りであってもよい。
次に、照明装置52による照明度を変化させつつ撮影部51による塗布結果の撮影が行われ、その画像に基づいて照明設定値iのときの液剤3(下地用インク)の色座標CA[i]が取得される(ステップT5~T9)。
このステップT5~T9の処理は、上記第1実施形態におけるステップS5~S9と同様に行われる。これにより、全ての照明設定値iでの印刷パターンの色座標が取得される。
次に、ユーザは、爪を撮影するために印刷装置9を爪に当てる(ステップT10)。具体的に、ユーザは、印刷装置9を手で持って、下面の開口部を通じて撮影装置5が爪全体と対向するように下面を印刷指に当てた状態で、当該印刷指上を移動させる。
すると、印刷指が撮影され、その撮影画像に基づいて爪の印刷領域の検出が行われる(ステップT11)。ここでは、制御部71が、撮影装置5を制御して印刷対象の爪を撮影し、その画像(爪画像)を取得する。そして、制御部71は、取得した画像データを解析し、爪の範囲(すなわち爪輪郭)を、印刷を施す印刷領域として検出する。取得した爪画像や印刷領域のデータは、印刷装置1の記憶部72又は端末装置8の記憶部82に記録される。このときの照明設定値はisである。
次に、制御部71は、印刷領域に液剤3(下地用インク)を塗布したときのイメージ画像を生成し、端末装置8の表示部85にプレビュー表示させる(ステップT12)。
具体的に、制御部71は、ステップT7で取得した液剤3の色座標CA[i]のうち、そのとき(ステップT12時点)に設定されている所定の照明設定値isのときの色座標CA[is]を読み出し、ステップT11で取得した印刷領域(爪輪郭)内に当該色座標CA[is]の色を重ねることで、塗布後のイメージ画像を生成する。そして、制御部71が通信部13を介してイメージ画像を端末装置8に送信すると、端末装置8の制御部81がこのイメージ画像を表示部85に表示させる。
これにより、ユーザは印刷前に、実際に下地用インクを爪に塗布したときの見栄え等を、イメージ画像により視覚的に認識できる。
次に、制御部81は、液剤3の色座標CA[is]に基づいて、爪への印刷を実行するか否かを判定する(ステップT13)。
ここでは、制御部81は、液剤3の色座標CA[is]を予め設定された所定の閾値と比較するなどして評価した上で、それを踏まえてユーザの判断を仰ぐメッセージ(例えば「多少仕上がりが暗くなってしまいますが、このままカラー印刷を行いますか?」等)を表示部85に表示させる。そして、制御部81は、この表示に対するユーザ操作に基づいて、爪への印刷を実行するか否かを判定する。
なお、ステップT13では、制御部81は、液剤3の色座標CA[is]に基づいて、液剤3の使用に関するアドバイス等を表示(出力)させてもよい。
例えば、色座標CA[is]の値によっては、液剤3が古い(経時により変色・劣化した)可能性があるため、新しい液剤3(下地用インク)への交換を促すアドバイスを表示させてもよい。あるいは、液剤3を攪拌するだけで解決する(色座標CAが改善する)こともあるため、まず液剤3の攪拌を促すアドバイスを表示させてもよい。なお、液剤3の交換や撹拌が行われた場合には、本印刷処理を最初から実行しなおすようにしてもよい。
ステップT13において、爪への印刷を実行しないと判定した場合(ステップT13;No)、制御部81は、他の処理へ移行する。
一方、ステップT13において、ユーザ操作に基づいて爪への印刷を実行すると判定した場合(ステップT13;Yes)、制御部71は、下地用インクによる下地印刷と、カラーインクによるデザイン印刷とを実行する(ステップT14)。ここでは、制御部71は、印刷部4を制御して印刷ヘッド41から下地用インクを吐出させて印刷領域に下地印刷を行った後に、印刷ヘッド41からカラーインクを吐出させ、ユーザ操作により予め選択されたネイルデザインを印刷領域内に印刷する。
その後、制御部71、81は、印刷処理を終了させる。
以上のように、第2実施形態によれば、印刷された下地用インクの色情報(色座標)が取得され、この色情報を示す領域を含む画像が表示される。
したがって、下地用インクの状態が変化してその色が変わった場合等であっても、下地用インクの状態を速やかにユーザに認識させることができる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記の実施形態では、本発明に係る色情報として所定(RGB)の色空間の色座標を用いることとしたが、当該色情報は色を特定するためのものであれば特に限定されない。なお、RGBの色座標を読み取っておけば、公知の手法により、色を色相・彩度・明度の3要素で表現したHSV又はHSBへの変換が可能である。
また、第1実施形態では、ステップS13,S14において、液剤3の色情報に基づくイメージ画像Mや数値データDが表示されることとしたが、ここでは、液剤3(インク)の色情報に基づいて当該インクの状態が表示されればよい。そのときの表示態様は特に限定されない。また、インクの状態を例えばスピーカー等の報知手段(音声出力)によって報知してもよい。
また、第1実施形態では、ステップS14で数値データDを表示させた後に、塗布後のイメージ画像Mをユーザが自由にアレンジできるようにしてもよい。
具体的には、例えば図7に示すように、制御部81は、数値データDのRGB値に対応したコンシーラカラー調整バーCBを表示部85に表示させる。調整バーCBが変更されると、それに対応して数値データDのRGB値とイメージ画像Mが変更される。なお、図7の例では、RGB値に対応したHSV値とその調整バーCBも表示されている。また、「補色」ボタンを押すことにより、特徴領域の補色となるRGB値とイメージ画像が表示されても良い。
これにより、ユーザは、現状の液剤3等の状態を把握した後に、塗布後のイメージ画像Mを確認しつつ液剤3の色味を調整することで、所望の液剤3の色情報を取得できる。すなわち、ユーザは「どのような色味のコンシーラが現状の皮膚の状態(色味)に合うのか」を視覚的に速やかに認識することができ、ひいてはインク(コンシーラ)選びの効率が向上する。
また、第2実施形態では、下地塗料に白インクを用いることとしたが、白色以外の下地色を用いてもよい。例えば、薄ピンク色や薄青色など、白色の入った不透明色を下地色としてもよい。
また、本実施形態では、印刷装置1が端末装置8と連携して印刷を行う場合を例示したが、印刷装置1はここに示すようなものに限定されず、単体で印刷動作が完結するように構成されたものであってもよい。
例えば、本実施形態では、ユーザ操作が専ら端末装置8に対して行われることとしたが、ユーザが印刷装置1の操作部や表示部により各種操作等を行い、印刷装置1の制御装置がこれらの処理を行うようにしてもよい。この場合、印刷装置1にタッチパネル式の操作部や表示部を設けてもよい。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
印刷対象に液剤を印刷する印刷手段と、
前記印刷対象を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された、前記印刷対象に印刷された前記液剤の色情報を第1の色情報として取得する取得手段と、
前記第1の色情報を示す領域を含む画像を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
<請求項2>
前記表示手段は、前記撮影手段によって撮影された少なくとも特徴領域を含む画像のうち、前記特徴領域の少なくとも一部に、前記第1の色情報を示す領域を重畳させた画像を表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
<請求項3>
前記取得手段は、前記撮影手段によって撮影された領域のうちの、前記特徴領域を除いた領域の色情報を第2の色情報として取得し、
前記表示手段は、前記第1の色情報と前記第2の色情報との差分を数値で表示する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
<請求項4>
前記表示部に表示された前記第1の色情報と前記第2の色情報とに基づいて、前記液剤の状態に関するアドバイスを出力する出力手段を備える、
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
<請求項5>
前記取得手段は、前記撮影手段によって撮影された領域のうちの、前記特徴領域の色情報を第3の色情報として取得し、
前記表示手段は、前記第3の色情報に対する補色の色情報を示す領域を含む画像を表示する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置。
<請求項6>
少なくとも、印刷対象に液剤を印刷する印刷手段と、前記印刷対象を撮影する撮影手段と、を備える印刷装置と通信を行う通信手段と、
前記通信手段を介して前記印刷装置から、前記撮影手段により撮影された、前記印刷対象に印刷された前記液剤の色情報を第1の色情報として取得する取得手段と、
前記第1の色情報を示す領域を含む画像を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項7>
印刷装置の制御手段が、
印刷対象に液剤を印刷する印刷工程と、
前記印刷対象を撮影する撮影工程と、
前記撮影工程により撮影された、前記印刷対象に印刷された前記液剤の色情報を第1の色情報として取得する取得工程と、
前記第1の色情報を示す領域を含む画像を表示する表示工程と、
を実行することを特徴とする印刷装置の制御方法。
<請求項8>
コンピュータを、
印刷対象に液剤を印刷する印刷手段、
前記印刷対象を撮影する撮影手段、
前記撮影手段により撮影された、前記印刷対象に印刷された前記液剤の色情報を第1の色情報として取得する取得手段、
前記第1の色情報を示す領域を含む画像を表示する表示手段、
として機能させることを特徴とする印刷装置の制御プログラム。
1、9 印刷装置
3 液剤(インク)
4 印刷部(印刷手段)
5 撮影装置(撮影手段)
7 制御装置
8 端末装置
41 印刷ヘッド
51 撮影装置
52 照明装置
71 制御部(取得手段)
80 制御装置
81 制御部
84 通信部(通信手段)
85 表示部(表示手段、出力手段)
D 数値データ
i 照明設定値
M イメージ画像
n 照明設定数
P シミ(特徴領域)
S 肌
CA 液剤の色座標(第1の色情報)
SA 肌の色座標(第2の色情報)
T 用紙

Claims (8)

  1. 印刷対象に液剤を印刷する印刷手段と、
    前記印刷対象を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された、前記印刷対象に印刷された前記液剤の色情報を第1の色情報として取得する取得手段と、
    前記第1の色情報を示す領域を含む画像を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記表示手段は、前記撮影手段によって撮影された少なくとも特徴領域を含む画像のうち、前記特徴領域の少なくとも一部に、前記第1の色情報を示す領域を重畳させた画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記取得手段は、前記撮影手段によって撮影された領域のうちの、前記特徴領域を除いた領域の色情報を第2の色情報として取得し、
    前記表示手段は、前記第1の色情報と前記第2の色情報との差分を数値で表示する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記表示手段に表示された前記第1の色情報と前記第2の色情報とに基づいて、前記液剤の状態に関するアドバイスを出力する出力手段を備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記取得手段は、前記撮影手段によって撮影された領域のうちの、前記特徴領域の色情報を第3の色情報として取得し、
    前記表示手段は、前記第3の色情報に対する補色の色情報を示す領域を含む画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 少なくとも、印刷対象に液剤を印刷する印刷手段と、前記印刷対象を撮影する撮影手段と、を備える印刷装置と通信を行う通信手段と、
    前記通信手段を介して前記印刷装置から、前記撮影手段により撮影された、前記印刷対象に印刷された前記液剤の色情報を第1の色情報として取得する取得手段と、
    前記第1の色情報を示す領域を含む画像を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 印刷装置の制御手段が、
    印刷対象に液剤を印刷する印刷工程と、
    前記印刷対象を撮影する撮影工程と、
    前記撮影工程により撮影された、前記印刷対象に印刷された前記液剤の色情報を第1の色情報として取得する取得工程と、
    前記第1の色情報を示す領域を含む画像を表示する表示工程と、
    を実行することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. コンピュータを、
    印刷対象に液剤を印刷する印刷手段、
    前記印刷対象を撮影する撮影手段、
    前記撮影手段により撮影された、前記印刷対象に印刷された前記液剤の色情報を第1の色情報として取得する取得手段、
    前記第1の色情報を示す領域を含む画像を表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とする印刷装置の制御プログラム。
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