JP2023031165A - 尿素含有化粧料又は外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿素を配合し、且つ持続的に保湿効果を発揮する化粧料又は外用剤を提供することである。【解決手段】(A)尿素、および(B)グリセリンおよびポリグリセリンからなる群より選ばれる1種以上を含有し、(A)および(B)の合計含有量が組成物の全体に対して1~30重量%とする化粧料又は皮膚外用剤が上記課題を解決する。【選択図】図1

Description

本発明は、尿素を含有する化粧品、医薬部外品、医薬品等に関する。
尿素は皮膚上にある天然保湿因子(NMF)のひとつで、角質層の水分保持能を高めるとともに、角質溶解作用、抗菌作用があるとされ、肌荒れ防止や皮膚本来の保湿機能を高める目的で、古くから化粧品、医薬部外品、医薬品等に広く使用されている(特許文献1~4)。しかしながら、古くから尿素単独あるいは、尿素を配合した従来の製剤では必ずしも持続的な保湿効果が得られないとの課題がある。
特開昭61-200904号公報 特開昭61-251608号公報 特開2007―269723号公報 特開2010―070526号公報
本発明が解決しようとする課題は、尿素を配合し、且つ持続的に保湿効果を発揮する化粧料又は外用剤を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、尿素にグリセリンもしくはポリグリセリンを配合することで、持続的に保湿効果を発揮できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、(A)尿素、および(B)グリセリンおよびポリグリセリンからなる群より選ばれる1種以上を含有し、(A)および(B)の合計含有量が組成物の全体に対して1~30重量%であることを特徴とする化粧料や医薬品等の外用剤を提供するものである。
本発明は、尿素配合による保湿効果の低持続性をグリセリンもしくはポリグリセリンを加えることによって改善し、持続的に保湿効果を発揮する化粧料又は外用剤を提供することができる。
実施例1-1、比較例1-1、比較例1-2の角層水分の増加率の時間変化グラフを示す。
以下に本発明を実施するための形態をより詳細に説明するが、本発明の範囲は、この実施形態に限定するものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲で変更等が加えられた形態も本発明に属する。なお、範囲を表す表記の「~」は、上限と下限を含むものである。
本発明の(B)成分で用いるグリセリンは、天然物からの抽出品、もしくは合成品のいずれに限定されるものではない。商品名としては、化粧品用濃グリセリン等が挙げられる。
本発明の(B)成分で用いるポリグリセリンの製造方法は特に限定はないが、グリセリンの脱水縮合反応、グリシドール、エピクロルヒドリン、グリセリンハロヒドリン等のグリセリン類縁物質を用いての合成、あるいは合成グリセリンのグリセリン蒸留残分からの回収等によって得られる。なかでも一般的である、グリセリンに少量のアルカリ触媒を加えて200℃以上の高温に加熱し、生成する水を除去しながら重縮合させる方法によって得られる。反応は逐次的な分子間脱水反応により、順次高重合体が生成し、未反応グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン等の複雑な混合組成物となる。
ここで、ポリグリセリンの平均重合度は、水酸基価から算出される値であり、下記式1及び下記式2から算出される。
(式1)分子量=74n+18
(式2)水酸基価=56110(n+2)/分子量
水酸基価とは、化合物中に含まれる水酸基数の大小の指数となる数値であり、1gの化合物に含まれる遊離のヒドロキシ基をアセチル化する為に必要な酢酸を中和するのに要する水酸化カリウムのミリグラム数を指し、社団法人日本油化学会編纂「日本油化学会制定、基準油脂分析試験法2013年度版」に準じて算出される。
本発明に用いるポリグリセリンは、水酸基価から算出した平均重合度が好ましくは2~10のポリグリセリンである。このようなポリグリセリンとしては、ジグリセリン、ポリグリセリン-3、ポリグリセリン-4、ポリグリセリン-6、ポリグリセリン-10等が挙げられ、これらの1種または2種以上を使用する。商品名としては、ジグリセリン801、PGL-S、ポリグリセリン#310、ポリグリセリン#500、ポリグリセリン#750(いずれも阪本薬品工業株式会社製)が挙げられる。
本発明の(B)成分としては、保湿効果の持続性、べたつきや肌のきしみ感の少なさの点から平均重合度2~10のポリグリセリンが好ましく、平均重合度2~8のポリグリセリンがさらに好ましく、平均重合度2のポリグリセリン(ジグリセリン)が最も好ましい。
ポリグリセリンの組成分析は、ポリグリセリン試料を約0.01g、TMS-HT(試薬;東京化成工業)を0.2ml注入し、温浴にて反応後に上澄み液1μlを下記の分析に供すること等で判定できる。
ガスクロマトグラフ:GC-2014(島津製作所製)
カラム:OV-1(GLサイエンス製、内径3mm、長さ1.5m)
カラム温度:100℃~350℃(昇温速度10℃/min)
キャリアーガス:窒素(50ml/min)
注入部温度:350℃
検出器温度:350℃
検出器:FID
本発明に係るポリグリセリンは、上記ガスクロマトグラフィーにおける組成分析において重合度7以上のポリグリセリンの濃度が20%以下であるポリグリセリンであることが好ましい。重合度7以上のポリグリセリンの濃度が20%以下である場合、皮膚に浸透し難いと言われている分子量の大きな成分が少ないという点で好ましい。また、最も好ましくは、重合度7以上のポリグリセリンが含まれないポリグリセリンである。
50%水溶液のポリグリセリンの水分活性は、水分活性計(Pawkit water activity mekter, DECAGON製)を用いて測定した。恒温恒湿室(23℃,50%RH)にて、測定試料をサンプルカップに入れた後、カップ上に水分活性計を置いた。その後、直ちに測定を開始し、5分後の水分活性の値を読み取った。この操作を4回繰り返し、平均値を結果に用いた。
本発明に係るポリグリセリンは、保湿に必要な水を取り込めるといった点で50%水溶液における水分活性が0.93以下であることが好ましい。また、50%水溶液における水分活性が0.90未満であるのがより好ましい。
本発明の化粧料および外用剤には、(B)成分としてグリセリンもしくはポリグリセリンを1種または2種以上配合しても良い。全体の配合量のうち水が半分以上を占めるのが好ましく、使用感の面から、(B)成分は、好ましくは全体に対して0.1~27重量%、より好ましくは0.5~20重量%である。
本発明の化粧料又は外用剤では、(A)成分と(B)成分の重量比は特に限定されないが、化粧料として使用する際の官能の面より、(A):(B)=10:90~90:10の比率で含有されるのが好ましく、特に(A):(B)=10:90~55:45の比率で使用されるのが好ましい。
本発明の化粧料又は外用剤では、(A)および(B)の合計含有量が組成物の全体に対して1~30重量%であるものとし、10~30重量%であることが好ましい。
また、発明の効果を損なわない範囲で通常の化粧料及び外用剤に使用される成分を含有することができる。例えば、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン、パラフィン、プリスタン、α-オレフィンオリゴマー、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレン等の炭化水素類、アボガド油、アマニ油、アルモンド油、オリブ油、カカオ脂、カロット油、キューカンバー油、ククイナッツ油、グレープシード油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シア脂、ダイズ油、茶油、月見草油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ハトムギ油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、綿実油、モクロウ、ヤシ油、ラッカセイ油、ローズヒップ油、サザンカ油、ホホバ油、水添ホホバ油、ヤシ硬化油、チョウジ油、ラベンダー油、ローズマリー油、テレビン油、ユーカリ油等の植物油脂類、オレンジラフィー油、牛脂、馬油、タートル油、ミンク油、卵黄油、ラノリン等の動物油類、ミツロウ、鯨ロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、モンタンロウ、ライスワックス、ラノリンワックス、セラック等が挙げられる。また、炭化水素系のワックス類としては、例えば、固形パラフィン、セレシン、オゾケライト、エチレン・プロピレンコポリマー、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、イボタロウ、モクロウ等のロウ類、アラキドン酸、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、エルカ酸、オレイン酸、ステアリン酸、セバシン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、ラノリン脂肪酸、リノール酸、リノレン酸、カプリン酸、カプリル酸、ヒドロキシステアリン酸、サフラワー油脂肪酸、コメヌカ脂肪酸、トール油脂肪酸、ヤシ脂肪酸等の脂肪酸類、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、オクチルアルコール、デシルアルコール、アラキルアルコール、ヘキシルデカノール、キミルアルコール、β-グルカン、コレステロール、シトステロール、ジヒドロコレステロール、ステアリルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール、フィトステロール、ヘキシルデカノール、ベヘニルアルコール、ラウリルアルコール、ラノリンアルコール、ミリスチルアルコール等の高級アルコール類、アボカド油脂肪酸エチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ2-ヘキシルデシル、アジピン酸ジヘプチルウンデシル、酢酸ラノリン、安息香酸アルキル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸バチル、イソステアリン酸フィトステリル、オクタン酸アルキル、エチレングリコール脂肪酸エステル、エルカ酸オクチルドデシル、オクタン酸ペンタエリスリット、オクタン酸セチル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸セテアリル、オクタン酸ステアリル、オクタン酸イソステアリル、オレイン酸エチル、オレイン酸オレイル、ジオレイン酸エチレングリコール、トリオレイン酸グリセリル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、カプリン酸セチル、カプリル酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、エチルヘキサン酸セチル、エルカ酸オクチルドデシル、エチルヘキサン酸セトステアリル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジグリセリンイソパルミチン酸エステルセバシン酸縮合物、ジステアリン酸グリコール、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリルリチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ステアリン酸ヘキシルデシル、ステアリン酸コレステリル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸バチル、ステアリン酸ブチル、セチルイソオクタネート、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、ダイマー酸ジイソプロピル、炭酸ジアルキル、ヒドロキシ脂肪酸コレステリル、イソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、ノナイソステアリン酸デカグリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリオクタノイン、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸トリデシル、ジペラルゴン酸プロピレングリコール、ペラルゴン酸オクチル、イソペラルゴン酸オクチル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸ラウリル、乳酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸イソセチル、イソパルミチン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸イソステアリル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸コレステリル、リノール酸トコフェロール、リシノール酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ポリプロピレングリコールオリゴエステル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、ヘプタン酸ステアリル等のエステル油類、メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、架橋型メチルポリシロキサン等のシリコン被膜形成剤、アミノプロピルジメチコン、アルキルメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー、(ジメチルシロキサン/メチルセチルオキシシロキサン)コポリマー、シメチコン、ステアリルジメチコン、セチルジメチコンシリコン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジフェニルジメチコン、フェニルトリメチコン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレンアルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン等のシリコーンオイル類、エリスリトール、キシリトール、ジプロピレングリコール、ソルビット、トレハロース、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、1,2-ペンタンジオール、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレングリセリン、ポリプロピレン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリグリセリン、マルチトール、マンニトール等の多価アルコール類、フッ素変性オルガノポリシロキサン、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12-ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ポリシリコーンー15、オクトクレリン、サリチル酸エチルヘキシル、ホモサレート、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤類、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、又それらに金属石鹸、シリカ、シリコン等で表面処理を施した紫外線散乱剤類、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N-アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、脂肪酸石鹸、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、N-アシルタウリン塩等のアニオン性界面活性剤類、酢酸ベタイン型両性活性剤、イミダゾリン型両性活性剤、アルキルアミドプロピルベタイン型両性活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン型両性活性剤、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン型両性活性剤、アルキルジメチルアミンオキサイド等の両性活性剤類、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール、ポリオキシエチレン水素添加ステロール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル、アルキルポリグリコシド、アルキルアルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤、ヒアルロン酸ナトリウム、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等のムコ多糖類、アラビアガム、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルゲコロイド、エチルセルロース、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、カラギーナン、ガラクタン、カラヤガム、カルボキシメチルセルローススナトリウム、カンテン、キサンタンガム、キャロブガム、グアーガム、クインスシードガム、トラントガム、ペクチン、ジェランガム、デキストラン、デキストリン、シクロデキストリン、プルラン、セルロース誘導体、タマリンドガム、デキストリン脂肪酸エステル、デンプン類、デンプンリン酸ナトリウム、メチルヒドロキシプロピルデンプン、トラガントガム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸アミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ローカストビーンガム、ロジン酸ペンタエリスリット、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体、クロトン酸・酢酸ビニル・ネオデカン酸ビニル共重合体、ビニルピロリドン・スチレン共重合体、アクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アルキル、ポリアクリル酸アミド、アクリル酸アミド・スチレン共重合体、アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体、アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン液、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、メタクリロイルエチルジメチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体、無水ケイ酸、合成ケイ酸ナトリウム・マグネシウム、ケイ酸アルミニウム・マグネシウム、(ビニルピロリドン/VA)コポリマー、ベントナイト、ラポナイト、ヘクトライト等の水溶性増粘剤、アルキルアンモニウム塩、アミドアミン等のカチオン性界面活性剤、水素添加大豆リン脂質、水酸化大豆リン脂質等のレシチン誘導体類、N-アシルリジン等の有機低分子性粉体、でんぷん、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、タルク、カオリン、マイカ、セリサイト、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸、硫酸バリウム等の体質顔料、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、カーボンブラック等の無機顔料、酸化チタン、酸化亜鉛等の白色顔料、ナイロンパウダー、ポリエチレン末等の合成高分子粉末、赤色201号、赤色202号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等の有機顔料粉体、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、エデト酸塩、ヒドロキシエタンジホフホン酸塩、ポリリン酸塩、グルコン酸等のキレート剤類、安息香酸塩、感光素、パラベン類、フェノキシエタノール、サリチル酸、ソルビン酸、イソプロピルメチルフェノール等の防腐剤類、アルブチン、エラグ酸、コウジ酸、アスコルビン酸塩誘導体等の美白剤、ビタミン類、アミノ酸類、グリチルリチン酸誘導体類、植物エキス類、香料、精油、pH調整剤等を配合する事ができる。
また、本発明は、化粧料としてはクレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、クレンジングリキッド、洗顔クリーム、洗顔フォーム、マッサージクリーム、コールドクリーム、スキンクリーム、スキンジェル、乳液、化粧水、パック、美容液、アフターシェービングローション等のスキンケア化粧料、日焼け止め料、ボディシャンプー、石鹸、ボディローション、ボディクリーム、浴用剤、ハンドクリーム等のボディケア化粧料、ファンデーション、化粧下地、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、ほほ紅、おしろい、眉墨等のメイク化粧料、ヘアシャンプー、ヘアリンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアリキッド、ヘアトニック、ヘアローション、ヘアクリーム、染毛料、整髪料等の毛髪化粧料等、また外用剤としては各種軟膏や、育毛剤、歯磨き剤、消毒剤等の医薬品及び医薬部外品等に、製品の形態によらず適用できる。
本発明に係る化粧料および外用剤としては、油剤を含まない剤型が好適である。
以下に具体的な実施例を示すが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
使用した原料の詳細は以下の通りである。
尿素:(東京化成工業製)
グリセリン:化粧品用濃グリセリン(阪本薬品工業株式会社製,水分活性(50%):0.82,重合度7以上のポリグリセリンの濃度:0%)
ジグリセリン:ジグリセリン801(阪本薬品工業株式会社製,水分活性(50%):0.87,重合度7以上のポリグリセリンの濃度:0%)
ポリグリセリン-3:PGL-S(阪本薬品工業株式会社製,水分活性(50%):0.89,重合度7以上のポリグリセリンの濃度:0.2%)
ポリグリセリン-6:ポリグリセリン#500(阪本薬品工業株式会社製,水分活性(50%):0.92,重合度7以上のポリグリセリンの濃度:14.8%)
ポリグリセリン-10:ポリグリセリン#750(阪本薬品工業株式会社製,水分活性(50%):0.93,重合度7以上のポリグリセリンの濃度:16.7%)
<実施例1-1、比較例1-1~1-2>
表1に示した成分と配合割合にて水溶液を調製し、角層水分の増加率を評価した。
Figure 2023031165000002
[角層保湿の測定]
左前腕部を石鹸で洗浄し、23℃、50%RHの条件下に15分間留まった後、コルネオメーター(CM825、Courage+Khazaka製)を用い、角層水分量を測定し、このときの値を初期の角層水分量とした。その後、上記原料の単独もしくは混合物の0~10%の水溶液を左前腕部に30μL塗布し、1分間かけて塗り広げた。塗り広げ終了時点を0分として3、10、30、60、120分後の角層水分量を測定し、初期の角層水分量からの増加率を算出した。測定は、全て23℃、50%RHの条件下で実施した。
X分後の角層水分量の増加率(%)={(X分後の角層水分量-塗布前の角層水分量)/塗布前の角層水分量}×100
図1に示したように、尿素を単独で使用した比較例1-1では、塗布後3分の時点で角層水分量の増加率が60%まで上昇しているものの、塗布60分後には、水だけを塗布した比較例1-2と変わらない値まで角層水分量の増加率が低下し、保湿効果がほとんど持続しないことが確認された。これに対し、グリセリンと尿素を併用した実施例1-1では、塗布後3分の時点では角層水分量の増加率が90%を超え、塗布後120分が経過しても角層水分量の増加率は77%であり、保湿効果が持続することが明らかとなった。
<実施例2-1~2-14、比較例2-1~2-3>
表2~3に示した成分と配合割合にて水溶液を調製し、皮膚に塗布した。塗布後、60分経過時点での角層水分の増加率を評価した。
[角層保湿の測定]
左前腕部を石鹸で洗浄し、23℃、50%RHの条件下に15分間留まった後、コルネオメーター(CM825、Courage+Khazaka製)を用い、角層水分量を測定し、このときの値を初期の角層水分量とした。その後、上記原料の単独もしくは混合物の10%の水溶液を左前腕部に30μL塗布し、1分間かけて塗り広げた。塗り広げ終了時点を0分として60分後の角層水分量を測定し、初期の角層水分量からの増加率を算出した。測定は、全て23℃、50%RHの条件下で実施した。
角層水分量の増加率(%)={(60分後の角層水分量-塗布前の角層水分量)/塗布前の角層水分量}×100
[保湿効果に関する判定基準]
◎:角層水分量の増加率が60%以上
○:角層水分量の増加率が40%以上60%未満
△:角層水分量の増加率が20%以上40%未満
×:角層水分量の増加率が20%未満
保湿効果に関する評価結果を表2、表3に示した。
Figure 2023031165000003
Figure 2023031165000004
尿素のみを作用させた比較例2-1、水のみを作用させた比較例2-2、ポリグリセリンのみを作用させた比較例2-3に対し、尿素とグリセリンもしくはポリグリセリンを併用した実施例2-1~2-14では、保湿効果が高いことがわかる。いずれの配合割合でも、保湿効果が高く、尿素とグリセリンもしくはポリグリセリンとの配合割合が10:90~55:45の間である場合に、保湿効果がより高いことがわかる。
<実施例3-1~3-6、比較例3-1~3-3>
表4~5に示した成分と配合割合にて水溶液を調製し、皮膚に塗布した。塗布後、60分経過時点での角層水分の増加率を実施例2と同様に評価した。
濃度変化による保湿効果の違いに関する評価結果を表4、表5に示した。
Figure 2023031165000005
Figure 2023031165000006
尿素のみを作用させた比較例3-1、3-2、3-3では、濃度の上昇とともに保湿効果が低下したのに対し、尿素とグリセリンもしくはポリグリセリンを併用した実施例3-1~3-6では、濃度の上昇とともに保湿効果が高まることがわかる。
<実施例4-1~4-10>
表6に示した成分と配合割合にて水溶液を調製し、皮膚に塗布した。塗布後、60分経過時点での角層水分の増加率を実施例2と同様に評価した。
濃度および配合割合による保湿効果の違いに関する評価結果を表6に示した。
Figure 2023031165000007
実施例4-1~4-10から明らかな通り、(A)成分および(B)成分の合計含有量、濃度を変化させた場合においても、本発明の化粧料は保湿効果の持続性に優れることが明らかとなった。中でも、実施例4-3~4-5、実施例4-8~4-10のように、尿素とグリセリンもしくはポリグリセリンの合計量が10%以上の場合、保湿効果が高く、特に効果があることがわかる。
[官能評価]
表7に示した配合の水溶液を左前腕部に30μL塗布し、1分間かけて塗り広げた際のべたつき、肌のきしみの2項目について評価した。
[べたつき]
1~5段階で評価し、べたつきが少ないものについて評点が高くなるよう点数をつけた。評価員8名で評価し、平均点を判定に用いた。
[肌のきしみ]
1~5段階で評価し、きしみがなかったものについて評点が高くなるよう点数をつけた。評価員8名で評価し、平均点を判定に用いた。
[判定基準]
○:4点以上
△:3点以上4点未満
×:2点未満
官能評価結果を表7に示した。
Figure 2023031165000008
実施例の水溶液は、グリセリンおよびポリグリセリンのべたつき感が少なく、また、尿素特有のきしみ感も抑制し、両評価項目を十分に満たすものであった。一方、比較例については、グリセリンのべたつきもしくは尿素のきしみを感じるものであり、不十分な評価結果であった。

Claims (4)

  1. (A)尿素、および(B)グリセリンおよびポリグリセリンからなる群より選ばれる1種以上を含有し、(A)および(B)の合計含有量が組成物の全体に対して1~30重量%であることを特徴とする化粧料又は外用剤。
  2. (A)と(B)の重量比が(A):(B)=10:90~90:10の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料又は外用剤。
  3. (B)成分が、平均重合度2~10のポリグリセリンからなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧料又は外用剤。
  4. 油剤を含まない請求項1~3に記載の化粧料又は外用剤。
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