JP2023030842A - コイル基板、モータ用コイル基板及びモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】耐電圧が確保され、安定した性能のモータが得られるコイル基板と、コイル基板を用いて形成されるモータ用コイル基板と、モータ用コイル基板を用いて形成されるモータの提供。
【解決手段】実施形態のコイル基板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、前記第1面上に設けられるコイル形状の配線と前記第2面上に設けられるコイル形状の配線によって形成される複数個のコイル、とを有する。前記複数個のコイルは、第N相(N=1,2・・・)を形成する第Nコイルと、前記第N相とは異なる第N+1相を形成する第N+1コイルを含み、前記第N+1コイルは前記第Nコイルの隣に配置されている。前記第Nコイルを構成する配線と前記第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離は、前記第Nコイルを構成する配線同士の線間距離および前記第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離よりも大きい。
【選択図】図2
【解決手段】実施形態のコイル基板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、前記第1面上に設けられるコイル形状の配線と前記第2面上に設けられるコイル形状の配線によって形成される複数個のコイル、とを有する。前記複数個のコイルは、第N相(N=1,2・・・)を形成する第Nコイルと、前記第N相とは異なる第N+1相を形成する第N+1コイルを含み、前記第N+1コイルは前記第Nコイルの隣に配置されている。前記第Nコイルを構成する配線と前記第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離は、前記第Nコイルを構成する配線同士の線間距離および前記第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離よりも大きい。
【選択図】図2
Description
本明細書によって開示される技術は、コイル基板と、コイル基板を用いて形成されるモータ用コイル基板と、モータ用コイル基板を用いて形成されるモータに関する。
特許文献1は、フレキシブル基板と、フレキシブル基板の両面に形成された渦巻状の配線とを有するコイル基板を開示する。コイル基板が円筒状に巻かれることでモータ用コイル基板が形成される。形成されたモータ用コイル基板を円筒状のヨークの内側に配置し、モータ用コイル基板の内側に回転軸と磁石を配置することによってモータが形成される。
[特許文献1の課題]
特許文献1のコイル基板が、U相、V相、W相の三相を構成する複数個のコイルを有する場合がある。その場合、コイル基板を円筒状に巻くと、異なる相を構成する隣り合う2個のコイルの配線同士が近接することが考えられる。高電圧が印加されると、異なる相を構成する隣り合う2個のコイルの配線間が短絡することが考えられる。
特許文献1のコイル基板が、U相、V相、W相の三相を構成する複数個のコイルを有する場合がある。その場合、コイル基板を円筒状に巻くと、異なる相を構成する隣り合う2個のコイルの配線同士が近接することが考えられる。高電圧が印加されると、異なる相を構成する隣り合う2個のコイルの配線間が短絡することが考えられる。
本発明のコイル基板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、前記第1面上に設けられるコイル形状の配線と前記第2面上に設けられるコイル形状の配線によって形成される複数個のコイル、とを有する。前記複数個のコイルは、第N相(N=1,2・・・)を形成する第Nコイルと、前記第N相とは異なる第N+1相を形成する第N+1コイルを含み、前記第N+1コイルは前記第Nコイルの隣に配置されている。前記第Nコイルを構成する配線と前記第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離は、前記第Nコイルを構成する配線同士の線間距離および前記第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離よりも大きい。
本発明の実施形態のコイル基板では、第Nコイルを構成する配線と第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離は、第Nコイルを構成する配線同士の線間距離および第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離よりも大きい。そのため、モータ用コイル基板の形成のためにコイル基板が円筒状に巻かれる場合に、第Nコイルを構成する配線とその隣の第N+1コイルを構成する配線の間の距離が保たれ、配線同士が接触しない。高電圧が印加される際においても、第N相と第N+1相の間の短絡の発生が抑制される。複数相のコイルを備えるコイル基板を用いてモータが形成される場合において、モータの耐電圧が確保され、安定した性能のモータが得られる。
本発明のモータ用コイル基板は、上記の本発明のコイル基板を円筒状に巻くことによって形成される。前記第1面が内周側に配置されており、前記第2面が外周側に配置されている。
本発明の実施形態のモータ用コイル基板では、上記の通り第Nコイルを構成する配線とその隣の第N+1コイルを構成する配線の間の距離が保たれ、配線同士が接触しない。高電圧が印加される際においても、第N相と第N+1相の間の短絡の発生が抑制される。モータ用コイル基板を用いてモータが形成される場合において、モータの耐電圧が確保され、安定した性能のモータが得られる。
本発明のモータは、上記の本発明のモータ用コイル基板を円筒状のヨークの内側に配置し、前記モータ用コイル基板の内側に回転軸と磁石を配置することによって形成される。
本発明の実施形態のモータでは、高電圧が印加される際においても第N相と第N+1相の間の短絡の発生が抑制される。モータの耐電圧が確保され、安定した性能のモータが得られる。
[実施形態]
図1は実施形態のコイル基板2を示す平面図である。コイル基板2は、フレキシブル基板10と、複数個のコイル20U、20V、20W、22U、22V、22Wとを有する。コイル基板2は三相モータ用のコイル基板である。コイル20U、22UはU相を形成する。コイル20V、22VはV相を形成する。コイル20W、22WはW相を形成する。
図1は実施形態のコイル基板2を示す平面図である。コイル基板2は、フレキシブル基板10と、複数個のコイル20U、20V、20W、22U、22V、22Wとを有する。コイル基板2は三相モータ用のコイル基板である。コイル20U、22UはU相を形成する。コイル20V、22VはV相を形成する。コイル20W、22WはW相を形成する。
フレキシブル基板10は、第1面10Fと、第1面10Fと反対側の第2面10Bとを有する樹脂基板である。フレキシブル基板10は、ポリイミド、ポリアミド等の絶縁性を有する樹脂を用いて形成される。フレキシブル基板10は可撓性を有する。フレキシブル基板10は、短辺10Sと長辺10Lとを有する矩形状に形成されている。後で詳しく説明するように、コイル基板2が円筒状に巻かれてモータ用コイル基板50(図3参照)が形成される場合、第1面10Fは内周側に配置され、第2面10Bは外周側に配置される。
コイル20U、20V、20W、22U、22V、22Wは、フレキシブル基板10の長辺10Lに沿って並んでいる。上記の通りコイル20U、22UはU相を形成する。コイル20V、22VはV相を形成する。コイル20W、22WはW相を形成する。V相のコイル20V、22Vは、U相のコイル20U、22Uの隣に配置されている。W相のコイル20W、22Wは、V相のコイル20V、22Vの隣に配置されている。実施形態ではフレキシブル基板10には6個のコイル20U、20V、20W、22U、22V、22W(すなわち二組分の三相のコイル)が設けられているが、改変例ではフレキシブル基板10には3X(Xは1又は3以上の整数)個のコイル(すなわち一組分又は三組分以上の三相のコイル)が設けられていてもよい。
コイル20Uは、1ターン中の半ターンを構成する第1配線30UFが第1面10F側に形成され、残り半ターンを構成する第2配線30UBが第2面10B側に形成され、隣接する各ターンがずらされながら配置されることによって形成されている。図1ではコイル20Uは3ターン分の配線を備える。各ターンを構成する第1配線30UFと第2配線30UBは、フレキシブル基板10を貫通するビア導体31Uを介して電気的に接続されている。
同様に、コイル20Vは、1ターン中の半ターンを構成する第1配線30VFが第1面10F側に形成され、残り半ターンを構成する第2配線30VBが第2面10B側に形成され、隣接する各ターンがずらされながら配置されることによって形成されている。コイル20Vは3ターン分の配線を備える。各ターンを構成する第1配線30VFと第2配線30VBはビア導体31Vを介して電気的に接続されている。コイル20Wは、1ターン中の半ターンを構成する第1配線30WFが第1面10F側に形成され、残り半ターンを構成する第2配線30WBが第2面10B側に形成され、隣接する各ターンがずらされながら配置されることによって形成されている。コイル20Wは3ターン分の配線を備える。各ターンを構成する第1配線30WFと第2配線30WBはビア導体31Wを介して電気的に接続されている。
コイル22U、22V、22Wの構成も上記のコイル20U、20V、20Wの構成と同様である。コイル22Uは第1配線32UFと第2配線32UBとビア導体33Uによって形成されている。コイル22Vは第1配線32VFと第2配線32VBとビア導体33Vによって形成されている。コイル22Wは第1配線32WFと第2配線32WBとビア導体33Wによって形成されている。
コイル20Uの第2配線30UBの一部は、隣の組のU相のコイル22Uの第1配線32UFの一部とフレキシブル基板10を介して重なっている。コイル20Vの第2配線30VBの一部は、隣の組のV相のコイル22Vの第1配線32VFの一部とフレキシブル基板10を介して重なっている。コイル20Wの第2配線30WBの一部は、隣の組のW相のコイル22Wの第1配線32WFの一部とフレキシブル基板10を介して重なっている。図1の配置は一例であり、他の改変例では、コイル20U、20V、20Wを構成する第2配線30UB、30VB、30WBの一部は、コイル22U、22V、22Wを構成する第1配線32UF、32VF、32WFの一部と重なっていなくてもよい。
図示は省略されるが、第1面10Fと第1配線30UF、30VF、30WF、32UF、32VF、32WF上は樹脂絶縁層で覆われている。同様に第2面10Bと第2配線30UB、30VB、30WB、32UB、32VB、32WB上は樹脂絶縁層で覆われている。
図2は実施形態のコイル基板2の一部の断面図である。図2は、図1のII-II間の断面図である。図2に示されるように、第1面10F側において、U相のコイル22Uを構成する第1配線32UFとV相のコイル22Vを構成する第1配線32VFの間の線間距離D1は、コイル22Uを構成する第1配線32UF同士の線間距離D2およびコイル22Vを構成する第1配線32VF同士の線間距離D3よりも大きい。線間距離D2と線間距離D3はほぼ同じであるが、コイル基板2が円筒形状に巻かれる際の位置に応じた差が設けられていてもよい。
同様に、第2面10B側においても、U相のコイル20Uを構成する第2配線30UBと、V相のコイル20Vを構成する第2配線30VBの間の線間距離D4は、コイル20Uを構成する第2配線30UB同士の線間距離D5およびコイル20Vを構成する第2配線30VB同士の線間距離D6よりも大きい。線間距離D5と線間距離D6はほぼ同じであるが、コイル基板2が円筒形状に巻かれる際の位置に応じた差が設けられていてもよい。
また、線間距離D2は線間距離D5よりも大きい。線間距離D3は線間距離D6よりも大きい。第1配線32UF、32VFの幅は、第2配線30UB、30VBの幅よりも小さい。そのため、線間距離D1は線間距離D4より大きい。
図2の例ではコイル20U(U相)とコイル20V(V相)の関係及びコイル22U(U相)とコイル22V(V相)のみを説明したが、隣り合う異相のコイル同士の関係(コイル20V(V相)とコイル20W(W相)の関係、コイル20W(W相)と隣の組のコイル22U(U相)の関係等)も図2で説明された関係と同様である。
図3は、実施形態のコイル基板2(図1、図2)を用いたモータ用コイル基板50を模式的に示す斜視図である。図3に示されるように、実施形態のコイル基板2(図1、図2)が円筒状に巻かれることによって、モータのためのモータ用コイル基板50が形成される。コイル基板2が円筒状に巻かれる場合、長辺10L(図1)の一端側を起点として、その一端側の短辺10Sと平行な軸を中心として周方向に巻かれる。コイル基板2は複数周回巻かれている。円筒状に巻かれる際、第1面10Fが内周側に配置され、第2面10Bが外周側に配置される。
図4は、図3のIV部分の拡大説明図である。図4に示されるように、内周側に配置されるコイル22Uの第1配線32UFとコイル22Vの第1配線32VFのトップ部間の距離TDは、外周側に配置されるコイル20Uの第2配線30UBとコイル20Vの第2配線30VBのボトム部間の距離BDとほぼ等しい。第1配線32UF、32VFのトップ部は、第1配線32UF、32VFのうち第1面10Fからの高さが最も高い部分である。第2配線30UB、30VBのボトム部は、第2配線30UB、30VBのうち第2面10Bと接している部分である。距離TD、BDは例えば10μm以上50μm以下(好ましくは15μm以上30μm以下)である。
図5は、実施形態のモータ用コイル基板50(図3、図4)を用いたモータ100を模式的に示す断面図である。モータ100は、モータ用コイル基板50をヨーク60の内側に配置し、モータ用コイル基板50の内側に回転軸80と回転軸80に固定された磁石70とを配置することによって形成される。
以上の通り、実施形態のコイル基板2(図1、図2)、モータ用コイル基板50(図3、図4)、モータ100(図5)の構成が説明された。図2に示されるように、実施形態のコイル基板2では、U相のコイル22Uを構成する第1配線32UFとV相のコイル22Vを構成する第1配線32VFの間の線間距離D1は、コイル22Uを構成する第1配線32UF同士の線間距離D2およびコイル22Vを構成する第1配線32VF同士の線間距離D3よりも大きい。U相のコイル20Uを構成する第2配線30UBと、V相のコイル20Vを構成する第2配線30VBの間の線間距離D4は、コイル20Uを構成する第2配線30UB同士の線間距離D5およびコイル20Vを構成する第2配線30VB同士の線間距離D6よりも大きい。そのため、実施形態のコイル基板2を用いてモータ用コイル基板50が形成されると(図3、図4)、内周側の第1面10Fにおいて、コイル22Uを構成する第1配線32UFとその隣のコイル22Vを構成する第1配線32VFの間の距離が保たれ、配線同士が接触しない。同様に、外周側の第2面10Bにおいても、コイル20Uを構成する第2配線30UBとその隣のコイル20Vを構成する第2配線30VBの間の距離が保たれる。複数相(具体的には三相)のコイルを備えるコイル基板2を用いてモータ100が形成される場合において、モータ100の耐電圧が確保され、安定した性能のモータ100が得られる。
図2のコイル20Uとコイル20V、および、図2のコイル22Uとコイル22Vが「第Nコイル」「第N+1コイル」の一例である。線間距離D1、D4が「第Nコイルを構成する配線と第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離」の一例である。線間距離D2、D5が「第Nコイルを構成する配線同士の線間距離」の一例である。線間距離D3、D6が「第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離」の一例である。
[実施形態の別例1]
実施形態の別例1では、第1配線30UF、30VFの幅は、第2配線32UB、32VBの幅とほぼ等しい。線間距離D2は線間距離D5と等しい。線間距離D3は線間距離D4と等しい。その場合でも、線間距離D1は線間距離D2、D3よりも大きい。線間距離D4は線間距離D5、D6よりも大きい。線間距離D1は線間距離D4より大きくてもよいし線間距離D4と等しくてもよい。
実施形態の別例1では、第1配線30UF、30VFの幅は、第2配線32UB、32VBの幅とほぼ等しい。線間距離D2は線間距離D5と等しい。線間距離D3は線間距離D4と等しい。その場合でも、線間距離D1は線間距離D2、D3よりも大きい。線間距離D4は線間距離D5、D6よりも大きい。線間距離D1は線間距離D4より大きくてもよいし線間距離D4と等しくてもよい。
[実施形態の別例2]
実施形態の別例2では、コイル基板2は四相以上の複数相のコイルを備えている。この場合、第N相(N=1,2・・・)の第Nコイルを構成する配線と第N+1相の第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離は、第Nコイルを構成する配線同士の線間距離および第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離よりも大きい。
実施形態の別例2では、コイル基板2は四相以上の複数相のコイルを備えている。この場合、第N相(N=1,2・・・)の第Nコイルを構成する配線と第N+1相の第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離は、第Nコイルを構成する配線同士の線間距離および第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離よりも大きい。
[実施形態の第1改変例]
図6~図8は、実施形態の第1改変例を示す。第1改変例では、コイル20U、20V、20Wを構成する配線の配置が実施形態と異なる。図6は第1改変例のコイル基板102を示す平面図である。図7は第1改変例のコイル基板102を示す底面図である。図6、第1改変例では、図7に示されるように、フレキシブル基板10には1組分の三相のコイル20U、20V、20Wが設けられている。他の例ではフレキシブル基板10には3Y(Yは2以上の整数)個のコイル(すなわち二組分以上の三相のコイル)が設けられていてもよい。
図6~図8は、実施形態の第1改変例を示す。第1改変例では、コイル20U、20V、20Wを構成する配線の配置が実施形態と異なる。図6は第1改変例のコイル基板102を示す平面図である。図7は第1改変例のコイル基板102を示す底面図である。図6、第1改変例では、図7に示されるように、フレキシブル基板10には1組分の三相のコイル20U、20V、20Wが設けられている。他の例ではフレキシブル基板10には3Y(Yは2以上の整数)個のコイル(すなわち二組分以上の三相のコイル)が設けられていてもよい。
U相を構成するコイル20Uは、第1面10F上に設けられるコイル形状の第1配線30UF(図6)と第2面10B上に設けられるコイル形状の第2配線30UB(図7)とからなる。第1配線30UFと第2配線30UBは、フレキシブル基板10を貫通するビア導体31Uを介して電気的に接続されている。同様に、V相を構成するコイル20Vは第1配線30VFと第2配線30VBとからなる。第1配線30VFと第2配線30VBはビア導体31Vを介して電気的に接続されている。W相を構成するコイル20Wは第1配線30WFと第2配線30WBとからなる。第1配線30WFと第2配線30WBはビア導体31Wを介して電気的に接続されている。
図6に示されるように、第1配線30UFは、外周から内周に向かって右回りの渦巻状(六角形の渦巻状)に形成されている。ビア導体31Uは第1配線30UFの内周側端部には形成されている。図7に示されるように、第2配線30UBは、外周から内周に向かって左回りの渦巻状(六角形の渦巻状)に形成されている。ビア導体31Uは第2配線30UBの内周側端部に形成されている。第1配線30UFと第2配線30UBは、同じ面から見て同じ巻き方向の渦巻状に形成されている。第1配線30UFと第2配線30UBは電気的に直列に接続された1つのコイル20Uとして機能する。
第1配線30VFと第2配線30VB、及び、第1配線30WFと第2配線30WBは、上記の第1配線30UFと第2配線30UBと同様の関係を有する。第1配線30VFと第2配線30VBは、同じ面から見て同じ巻き方向の渦巻状に形成されている。第1配線30VFと第2配線30VBは電気的に直列に接続された1つのコイル20Vとして機能する。第1配線30WFと第2配線30WBは、同じ面から見て同じ巻き方向の渦巻状に形成されている。第1配線30WFと第2配線30WBは電気的に直列に接続された1つのコイル20Wとして機能する。
図示は省略されるが、第1面10Fと第1配線30UF、30VF、30WF上は樹脂絶縁層で覆われている。同様に第2面10Bと第2配線30UB、30VB、30WB上は樹脂絶縁層で覆われている。
図8はコイル基板102の一部の断面図である。図8は、図6と図7のVIII-VIII間の断面図である。図8が参照されることでコイル20U(第1配線30UFと第2配線30UB)とコイル20V(第1配線30VFと第2配線30VB)の関係が詳しく説明される。図3ではコイル20Uとコイル20Vの一部の断面図が示されるが、コイル20Vとコイル20Wも同様の関係を有する。
図8に示されるように、第1面10F上の第1配線30UFと第2面10B上の第2配線30UBは厚さ方向(図中上下方向)においてフレキシブル基板10を介して重なっている。第1面10F上の第1配線30VFと第2面10B上の第2配線30VBは厚さ方向においてフレキシブル基板10を介して重なっている。
第1面10F側において、U相のコイル20Uを構成する第1配線30UFとV相のコイル20Vを構成する第1配線30VFの間の線間距離D7は、コイル20Uを構成する第1配線30UF同士の線間距離D8およびコイル20Vを構成する第1配線30VF同士の線間距離D9よりも大きい。線間距離D8と線間距離D9はほぼ同じであるが、コイル基板102が円筒形状に巻かれる際の位置に応じた差が設けられていてもよい。
同様に、第2面10B側において、U相のコイル20Uを構成する第2配線30UBとV相のコイル20Vを構成する第2配線30VBの間の線間距離D10は、コイル20Uを構成する第2配線30UB同士の線間距離D11およびコイル20Vを構成する第2配線30VB同士の線間距離D12よりも大きい。線間距離D11と線間距離D12はほぼ同じであるが、コイル基板102が円筒形状に巻かれる際の位置に応じた差が設けられていてもよい。
また、線間距離D8は線間距離D11よりも大きい。線間距離D9は線間距離D12よりも大きい。第1配線30UF、30VFの幅は、第2配線30UB、30VBの幅よりも小さい。そのため、線間距離D7は線間距離D10より大きい。
第1改変例のコイル基板102(図6~図8)を用いてモータ用コイル基板50が形成されると(図3、図4)、内周側の第1面10Fにおいて、コイル20Uを構成する第1配線30UFとその隣のコイル20Vを構成する第1配線30VFの間の距離が保たれる。同様に、外周側の第2面10Bにおいても、コイル20Uを構成する第2配線30UBとその隣のコイル20Vを構成する第2配線30VBの間の距離が保たれる。複数相(具体的には三相)のコイルを備えるコイル基板102を用いてモータ100が形成される場合において、モータ100の耐電圧が確保され、安定した性能のモータ100が得られる。
[第1改変例の別例1]
第1改変例の別例1では、図8の第1配線30UF、30VFの幅は、第2配線30UB、30VBの幅とほぼ等しい。線間距離D8は線間距離D11と等しい。線間距離D9は線間距離D12と等しい。その場合でも、線間距離D7は線間距離D8、D9よりも大きい。線間距離D10は線間距離D11、D12よりも大きい。線間距離D7は線間距離D10より大きくてもよいし線間距離D10と等しくてもよい。
第1改変例の別例1では、図8の第1配線30UF、30VFの幅は、第2配線30UB、30VBの幅とほぼ等しい。線間距離D8は線間距離D11と等しい。線間距離D9は線間距離D12と等しい。その場合でも、線間距離D7は線間距離D8、D9よりも大きい。線間距離D10は線間距離D11、D12よりも大きい。線間距離D7は線間距離D10より大きくてもよいし線間距離D10と等しくてもよい。
[第1改変例の別例2]
第1改変例の別例2では、コイル基板102は四相以上の複数相のコイルを備えている。この場合、第N相(N=1,2・・・)の第Nコイルを構成する配線と第N+1相の第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離は、第Nコイルを構成する配線同士の線間距離および第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離よりも大きい。
第1改変例の別例2では、コイル基板102は四相以上の複数相のコイルを備えている。この場合、第N相(N=1,2・・・)の第Nコイルを構成する配線と第N+1相の第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離は、第Nコイルを構成する配線同士の線間距離および第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離よりも大きい。
2:コイル基板
10:フレキシブル基板
10F:第1面
10B:第2面
20U、20V、20W:コイル
22U、22V、22W:コイル
50:モータ用コイル基板
60:ヨーク
70:磁石
80:回転軸
100:モータ
102:コイル基板
10:フレキシブル基板
10F:第1面
10B:第2面
20U、20V、20W:コイル
22U、22V、22W:コイル
50:モータ用コイル基板
60:ヨーク
70:磁石
80:回転軸
100:モータ
102:コイル基板
Claims (4)
- 第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、
前記第1面上に設けられるコイル形状の配線と前記第2面上に設けられるコイル形状の配線によって形成される複数個のコイル、とを有するコイル基板であって、
前記複数個のコイルは、第N相(N=1,2・・・)を形成する第Nコイルと、前記第N相とは異なる第N+1相を形成する第N+1コイルを含み、前記第N+1コイルは前記第Nコイルの隣に配置されており、
前記第Nコイルを構成する配線と前記第N+1コイルを構成する配線の間の線間距離は、前記第Nコイルを構成する配線同士の線間距離および前記第N+1コイルを構成する配線同士の線間距離よりも大きい。 - 請求項1のコイル基板であって、前記複数個のコイルのそれぞれは、前記第1面上に形成された半ターンの配線と、前記第2面上に形成された半ターンの配線と、前記フレキシブル基板を貫通し前記第1面上の半ターンの配線と前記第2面上の半ターンの配線とを接続するビア導体、とを有する。
- 請求項1のコイル基板を円筒状に巻くことによって形成されるモータ用コイル基板であって、前記第1面が内周側に配置されており、前記第2面が外周側に配置されている。
- 請求項3のモータ用コイル基板を円筒状のヨークの内側に配置し、前記モータ用コイル基板の内側に回転軸と磁石を配置することによって形成されるモータ。
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