JP2023030708A - 半割軸受およびすべり軸受 - Google Patents

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Keisuke Shinoda
知弘 山田
Tomohiro Yamada
聡 神谷
Satoshi Kamiya
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Abstract

【課題】内燃機関の運転時に損傷が起き難いすべり軸受を構成する半割軸受を提供すること。【解決手段】半割軸受は、少なくとも1つの突起を含み、突起は、外周面から径方向外側に突出している。突起と半割軸受の周方向端面との間の周方向長さ全体に亘って、外周面から径方向内側に窪んだ凹部が形成されている。突起に対して、2つの径方向溝が、半割軸受の周方向端面に形成されており、それぞれの凹部側面に沿って延在している。径方向溝の少なくとも一方は、一方の凹部側面の付近に凹部側面から離間して配置されている。径方向溝は、凹部側面に沿って径方向に延在している。径方向溝の延在方向の内周面側端部は、凹部底面と半割軸受の内周面との間に位置している。径方向溝の溝幅および溝深さは、径方向溝の外周面側端部から内周面側端部に向けて小さくなり、内周面側端部においてゼロとなる。【選択図】図2A

Description

本発明は、内燃機関のクランク軸を支承するすべり軸受を構成する半割軸受に関するものである。本発明は、この半割軸受を備えた、内燃機関のクランク軸を支承する円筒形状のすべり軸受にも関するものである。
内燃機関のクランク軸は、そのジャーナル部において、一対の半割軸受から成る主軸受を介して内燃機関のシリンダブロック下部に支承される。主軸受に対しては、オイルポンプによって吐出された潤滑油が、シリンダブロック壁内に形成されたオイルギャラリーから主軸受の壁に形成された貫通口を通じて、主軸受の内周面に沿って形成された潤滑油溝内に送り込まれる。また、ジャーナル部の直径方向には第1潤滑油路が貫通形成され、この第1潤滑油路の両端開口が主軸受の潤滑油溝と連通するようになっている。さらに、ジャーナル部の第1潤滑油路から、クランクアーム部を通る第2潤滑油路が分岐して形成され、この第2潤滑油路が、クランクピンの直径方向に貫通形成された第3潤滑油路に連通している。このようにして、シリンダブロック壁内のオイルギャラリーから貫通口を通じて主軸受の内周面に形成された潤滑油溝内に送り込まれた潤滑油は、第1潤滑油路、第2潤滑油路および第3潤滑油路を経て、第3潤滑油路の末端に開口した吐出口から、クランクピンと一対の半割軸受から成るコンロッド軸受の摺動面間に供給される(例えば、特許文献1参照)。クランク軸の表面と主軸受およびコンロッド軸受の摺動面との間に油が供給される。
一対の半割軸受からなる主軸受およびコンロッド軸受は、軸受ハウジングの円筒形状の軸受保持孔に保持される。軸受ハウジングは、一対のハウジング分割体からなり、各ハウジング分割体は、組み合わせた際に軸受保持孔となる半円筒面を有している。半割軸受は、この半円筒面に保持される。半割軸受は、周方向端面付近の外周面から径方向外側に突出する突起を含む。突起と周方向端面との間に、外周面から径方向内側に窪んだ矩形断面形状の凹部が形成されている。ハウジング分割体の軸受保持孔(半円筒面)は、半円筒面の周方向端部から周方向に延びる溝(凹部)が形成されている。半割軸受の突起が軸受保持孔の溝に収容されることによって、半割軸受は、軸受ハウジングの軸受保持孔の中において、軸線方向の定められた位置に配置されるようになっている(例えば、特許文献2、3、4参照)。
ところで、近年の内燃機関では、低燃費化を目的として軽量化が図られていることによって、コンロッドやエンジンブロックなどの軸受ハウジング部の剛性が低くなる傾向にある。このため、内燃機関の運転時に、軸受ハウジングに加わる慣性力やクランク軸からの動荷重負荷によって、円筒形状である軸受ハウジングの軸受保持孔は、水平方向の内径よりも垂直方向の内径が大きくなる弾性変形と、円筒形状に戻る弾性変形とを繰り返す現象(クローズイン現象)が起こる(ここで、水平方向は、軸受保持孔の軸線方向から見て、軸受ハウジングのハウジング分割体の両分割面を結ぶ方向を指す。また、垂直方向は、分割型軸受ハウジングの両分割面を結ぶ方向に直交する方向を指す)。軸受ハウジングの軸受保持孔の内径が垂直方向に大きくなるとき、軸受ハウジングの一対のハウジング分割体の分割面同士の間に瞬間的に隙間が形成され、半割すべり軸受の周方向端面同士の間にも瞬間的に隙間が形成されることがある。ハウジング分割体の分割面同士が再び接するときに、各ハウジング分割体に保持される半割軸受の周方向端面同士が強く衝突する。
上記の特許文献2から特許文献4までに記載されたような、軸受ハウジングへの位置決めのための突起および凹部を形成した従来の半割軸受は、内燃機関の運転時に軸受ハウジングにクローズイン現象が起きた際に、半割軸受の周方向端面同士が衝突し、凹部付近の周方向端面に損傷(フレッチング)が起きやすい。
特開平8-277831号公報 特開昭59-50226号公報 特開2019-190551号公報 特開2013-11333号公報
本発明の目的は、内燃機関の運転時にこのような損傷が起き難い内燃機関のクランク軸のすべり軸受を構成する半割軸受、および、それを備えたすべり軸受を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、内燃機関のクランク軸を支承するすべり軸受を構成する半割軸受であって、半割軸受は、半円筒形状を有し、内周面および外周面を有しており、
半割軸受は、少なくとも1つの突起を含み、突起は、外周面から径方向外側に突出しており、
突起と半割軸受の周方向端面との間の周方向長さ全体に亘って、外周面から径方向内側に窪んだ凹部が形成されており、
突起は、半割軸受の軸線方向両端面の間に位置しており、
凹部は、周方向端面に平行な断面で見たときに、半割軸受の軸線方向と平行である凹部底面と、半割軸受の軸線方向における凹部の両端において半割軸受の軸線方向に直交する2つの凹部側面と、それぞれの凹部側面および凹部底面を接続する2つの凹部曲面とを有しており、
突起に対して、2つの径方向溝が、半割軸受の周方向端面に形成されており、
2つの径方向溝は、それぞれの凹部側面に沿って延在しており、
2つの径方向溝のうちの少なくとも一方は、一方の凹部側面の付近に一方の凹部側面から離間して配置されており、
径方向溝の延在長さ(L3)は、凹部の深さ(D1)よりも大きくなっており、
径方向溝は、半割軸受の外周面から内周面に向けて、凹部側面に沿って径方向に延在しており、
径方向溝の延在方向の内周面側端部は、凹部底面と半割軸受の内周面との間に位置しており、
径方向溝の溝幅(W3)および溝深さ(D2)は、径方向溝の外周面側端部から内周面側端部に向けて小さくなり、内周面側端部においてゼロとなる、半割軸受を提供する。
本発明の別の実施形態では、外周面側端部における径方向溝の溝深さ(D2)は、0.1~0.3mmである。
本発明の別の実施形態では、外周面側端部における径方向溝の溝幅(W3)は、0.2~0.6mmである。
本発明の別の実施形態では、径方向溝の延在長さ(L3)は、凹部の深さ(D1)よりも0.05~0.8mm大きい。
本発明の別の実施形態では、径方向溝の外周面側端部における径方向溝と凹部との間の離間長さ(L5)は、0.05~0.5mmである。
また、本発明の別の態様は、上記の半割軸受を備えた、内燃機関のクランク軸を支承する円筒形状のすべり軸受を提供する。
また、本発明の別の実施形態では、すべり軸受は、上記の半割軸受の対を組み合わせて構成されている。
クランク軸の軸受装置を示す概略図である。 本発明の具体例による半割軸受の斜視図である。 本発明の一実施例による突起、凹部、および径方向溝の斜視図である。 周方向端面に垂直方向(図2のY1矢視方向)から見た、本発明の一実施例による突起、凹部、および径方向溝の図である。 軸線方向(図2のY2矢視方向)から見た、本発明の一実施例による突起、凹部、および径方向溝の図である。 外周面側(図2のY3矢視方向)から見た、本発明の一実施例によるによる突起、凹部、および径方向溝の図である。 半割軸受の軸線方向の断面で見た、凹部から離間する位置における径方向溝の図である。 軸受ハウジングを示す図である。 弾性変形時の軸受ハウジングを示す図である。 本発明の作用を説明する図である。 本発明の作用を説明する図である。 従来技術の凹部の図である。 比較例の凹部の図である。 別の比較例の凹部の図である。 本発明の別の具体例による半割軸受の斜視図である。 本発明の別の一実施例による突起、凹部、および径方向溝の斜視図である。
以下、本発明の具体例について図面を参照しながら説明する
図1に内燃機関の軸受装置1を概略的に示す。この軸受装置1は、シリンダブロックの下部に支承されるジャーナル部6と、ジャーナル部6と一体に形成されてジャーナル部6を中心として回転するクランクピン5と、クランクピン5に内燃機関から往復運動を伝達するコンロッド2とを備えている。そして、軸受装置1は、クランク軸を支承するすべり軸受として、ジャーナル部6を回転自在に支承する主軸受4と、クランクピン5を回転自在に支承するコンロッド軸受3とをさらに備えている。
なお、クランク軸は複数のジャーナル部6と複数のクランクピン5とを有するが、ここでは説明の便宜上、1つのジャーナル部6および1つのクランクピン5を図示して説明する。図1において、紙面奥行き方向の位置関係は、ジャーナル部6が紙面の奥側で、クランクピン5が手前側となっている。
ジャーナル部6は、一対の半割軸受41、42によって構成される主軸受4を介して、内燃機関のシリンダブロック下部の軸受ハウジング10(シリンダブロック101およびキャップ102)に軸支されている。図1で上側にある半割軸受41には、内周面全長に亘って油溝41aが形成されている。また、ジャーナル部6は、直径方向に貫通する潤滑油路6aを有し、ジャーナル部6が矢印X方向に回転すると、潤滑油路6aの両端の入口開口6cが交互に主軸受4の油溝41aに連通する。
クランクピン5は、一対の半割軸受31、32によって構成されるコンロッド軸受3を介して、コンロッド2の軸受ハウジング21(ロッド側大端部ハウジング22およびキャップ側大端部ハウジング23)に軸支されている。
軸受ハウジング10は、一対のハウジング分割体101、102からなる。ハウジング分割体101、102は、半円筒面27を有しており、半円筒面27は、一対のハウジング分割体101、102の分割面25を突き合せた際に、円筒形状の軸受保持孔26となる。半割軸受41、42は、各半円筒面27に保持される。
同様に、軸受ハウジング21は、一対のハウジング分割体22、23からなる。ハウジング分割体22、23は、半円筒面27を有しており、半円筒面27は、一対のハウジング分割体22、23の分割面25を突き合せた際に、円筒形状の軸受保持孔26となる。半割軸受31、32は、各半円筒面27に保持される。
上述したように、主軸受4に対して、オイルポンプによって吐出された潤滑油が、シリンダブロック壁内に形成されたオイルギャラリーから主軸受4の壁に形成された貫通口を通じて主軸受4の内周面に沿って形成された油溝41a内に送り込まれる。
さらに、ジャーナル部6の直径方向に第1の潤滑油路6aが貫通形成され、第1の潤滑油路6aの入口開口6cが潤滑油溝41aと連通できるようになっており、ジャーナル部6の第1の潤滑油路6aから分岐してクランクアーム部(図示せず)を通る第2の潤滑油路5aが形成され、第2の潤滑油路5aが、クランクピン5の直径方向に貫通形成された第3の潤滑油路5bに連通している。
このようにして、潤滑油は、第1の潤滑油路6a、第2の潤滑油路5aおよび第3の潤滑油路5bを経て、第3の潤滑油路5bの端部の吐出口5cから、クランクピン5とコンロッド軸受3の間に形成される隙間に供給される。
近年の内燃機関では、低燃費化を目的として軽量化が図られていることによって、コンロッド2やエンジンブロック101などの軸受ハウジング部の剛性が低くなる傾向にある。このため、内燃機関の運転時に、軸受ハウジング10;21に加わる慣性力やクランク軸からの動荷重負荷によって、円筒形状である軸受ハウジング10;21の軸受保持孔26は、水平方向の内径DHよりも垂直方向の内径DVが大きくなる弾性変形(図8参照)と、円筒形状に戻る弾性変形(図7参照)とを繰り返す現象(クローズイン現象)が起こる。ここで、水平方向は、軸受保持孔26の軸線方向から見て、軸受ハウジング10;21のハウジング分割体101、102;22、23の両分割面25を結ぶ方向を指す。また、垂直方向は、軸受保持孔26の軸線方向から見て、軸受ハウジング10;21のハウジング分割体101、102;22、23の両分割面25を結ぶ方向に直交する方向を指す。
軸受ハウジング10;21の軸受保持孔26の内径が垂直方向に大きくなるとき、軸受ハウジング10;21の一対のハウジング分割体101、102;22、23の分割面25同士の間に瞬間的に隙間が形成されることがあり、この時、半割軸受41、42;31、32の周方向端面76同士の間にも瞬間的に隙間が形成される。なお、半割軸受41、42;31、32の周方向端面76同士の間の隙間は、軸線方向から見て、半割軸受31(41)および半割軸受32(42)の内周面70側でゼロであり、半割軸受31(41)および半割軸受32(42)の外周面71側へ向かって大きくなっている(図9参照)。ハウジング分割体101、102;22、23の分割面25同士が再び接するときに、各ハウジング分割体101、102;22、23に保持される半割軸受41、42;31、32の周方向端面76同士が強く衝突する。
従来技術の半割軸受は、周方向端面76付近の外周面71から径方向外側に突出する突起72Aを含む。突起72Aと周方向端面76との間に、外周面71から径方向内側に窪んだ矩形断面形状の凹部8Aが形成されている。ハウジング分割体の軸受保持孔(半円筒面)には、半円筒面の周方向端部から周方向に延在する溝(凹部)が形成されている。半割軸受の突起72Aが軸受保持孔の溝に収容されることによって、半割軸受は、軸受保持孔の中において、軸線方向の定められた位置に配置されるようになっている(例えば、特許文献2、3、4参照)。
図11は、周方向端面76に対して垂直方向から見た、従来技術の半割軸受の突起72Aおよび矩形断面形状を有する凹部8Aの図を示す。軸受ハウジング10;21にクローズイン現象が起きて、半割軸受の周方向端面76同士が繰り返し衝突すると、凹部8Aの底面81Aと内周面70との間の付近の周方向端面76では、(凹部81Aが形成されていない周方向端面76の他部位に対して面積が小さいため)衝突による負荷が大きく高温となる。そのため、凹部8Aの底面81Aと内周面70との間の周方向端面76の付近(図11の破線の円形を参照)では、軸受材料の酸化物の形成とこの酸化物の脱落が繰り返し起こり、脱落した酸化物により周方向端面76が傷つけられる損傷(フレッチング)が起きやすい。
本発明は、このような従来技術の問題に対処するものである。
以下、本発明の半割軸受をコンロッド軸受3に適用した例を説明する。しかし、本発明は、コンロッド軸受3に限定されず、主軸受4を構成する半割軸受にも適用可能である。
コンロッド軸受3または主軸受4を構成する一対の半割軸受のうち、両方の半割軸受を本発明の半割軸受とすることもできる。または、一方の半割軸受が、本発明の半割軸受であり、他方が、外周面に突起および凹部を有さない従来の半割軸受であってもよい。
図2は、本発明に係る半割軸受(コンロッド軸受3)の具体例を示す。コンロッド軸受3は、一対の半割軸受31、32の周方向端面76を突き合わせて、全体として円筒形状に組み合わせることによって形成される。円筒形状の内周面70を形成する面が摺動面である。
なお、半割軸受31、32の厚さは、周方向で一定となっている。しかし、周方向中央部で厚さが最大で、周方向の両端面76側へ向かって連続して減少するようにしてもよい。また、内周面70は、周方向の両端部にクラッシュリリーフを有していてもよい。
なお、クラッシュリリーフは、半割軸受31、32の円周方向端部領域において壁部の厚さを本来の内周面70から半径方向に減じることによって形成される面のことであり、これは、例えば一対の半割軸受31、32をコンロッド2に組み付けた時に生じ得る半割軸受の周方向端面76の位置ずれや変形を吸収するために形成される。したがってクラッシュリリーフの表面の曲率中心位置は、その他の領域における内周面70の曲率中心位置と異なる(SAE J506(項目3.26および項目6.4)、DIN1497、セクション3.2、JIS D3102参照)。一般に、乗用車用の小型の内燃機関用軸受の場合、半割軸受の円周方向端面におけるクラッシュリリーフの深さ(本来の内周面からの周方向端面76におけるクラッシュリリーフまでの距離)は0.01~0.05mm程度である。
図2Aは、本発明の一実施例による突起、凹部、および径方向溝の斜視図である。図3は、周方向端面76に垂直方向(図2のY1矢視方向)から見た、突起、凹部、および径方向溝の図である。図4は、軸線方向(図2のY2矢視方向)から見た、突起、凹部、および径方向溝の図である。図5は、外周面側(図2のY3矢視方向)から見た、本発明の一実施例によるによる突起、凹部、および径方向溝の図である。もちろん、本発明はこの形態に限定されるものではない。なお、理解を容易にするために、各図面において、突起72、凹部8および径方向溝9は誇張して描かれている。
半割軸受31、32は、少なくとも1つの突起72を含み、突起72は、一方の周方向端面76側において、外周面71から径方向外側に突出している。突起72は、半割軸受31、32の軸線方向両端面77、77の間に形成されている。ただし、突起72は、軸線方向端面77に接して形成されることはない。すなわち、突起72は、軸線方向端面77から間隔を空けて形成されている。突起72は、幅方向(半割軸受31、32の軸線方向)の両端部に、半割軸受31、32の周方向と平行な突起側面722を有している。また、突起72は、半割軸受31、32の周方向端面76側の周方向端部に、半割軸受31、32の周方向端面76と平行な突起周方向面721を有する。
なお、突起側面722は、半割軸受31、32の周方向に対して傾斜していてもよい。また、突起周方向面721は、半割軸受31、32の周方向端面76に対して傾斜していてもよい。
なお、本実施例では、半割軸受31、32の一方の周方向端面側のみに、1つの突起72および1つの凹部8が設けられている。しかし、これに限定されず、1つ以上の突起72および凹部8が、半割軸受31、32の各周方向端面側に設けられてもよい。
乗用車用の小型の内燃機関の場合、突起72の幅W1は、1.5~5.5mm、突起72の高さL1は、0.5~3mmである。なお、突起72の高さL1は、半割軸受31、32の周方向端面76における外周面71と径方向に最も遠い突起72の位置との間の径方向の長さとして定義される(図4参照)。半割軸受31、32の周方向端面76と半割軸受31、32の周方向中央部側の突起72の端部との間の、周方向端面76に垂直方向の長さL4は、2~7mmである。なお、突起72は、上記寸法に限定されず、他の寸法であってもよい。
突起72(突起周方向面721)と半割軸受31、32の周方向端面76との間の周方向長さ全体に亘って、外周面71から径方向内側に窪んだ凹部8が形成されている。凹部8は、周方向端面76に平行な断面で見たときに、半割軸受31、32の軸線方向と平行である凹部底面81と、半割軸受31、32の軸線方向における凹部8の両端において半割軸受31、32の軸線方向に直交する2つの凹部側面82と、それぞれの凹部側面82および凹部底面81を接続する2つの凹部曲面83(半割軸受31、32の内径側に向かって凸形状の曲面)とを有している。また、凹部8は、半割軸受31、32の周方向端面76に開口している。
凹部8の凹部底面81、凹部側面82、および凹部曲面83は、半割軸受31、32の周方向端面76に対して垂直方向に延在している。凹部8の突起72側の端面は、突起周方向面721と同一平面内にある。図3において、一点鎖線は、突起周方向面721における外周面71が突起72にも存在したとした場合の、突起周方向面721における外周面71の位置を示している。図3において、この一点鎖線、凹部底面81、凹部側面82、および凹部曲面83によって囲まれる面が、凹部8の突起72側の端面である。
凹部8の幅W2は、突起72の幅W1と同じになされている。凹部8の幅W2は、突起72の幅W1よりも僅かに小さくしてもよい。乗用車用の小型の内燃機関の場合、凹部8の長さL2は、0.5~3mmであり、凹部の深さD1は、0.3~2mmである(ただし、凹部8の深さD1は、半割軸受31、32の周方向端面76における厚さTの60%以下(D1≦T×0.6)である)。凹部8の長さL2は、半割軸受31、32の周方向端面76と凹部8の突起72側の端面との間の、周方向端面76に垂直方向の長さとして定義される(図4参照)。凹部の深さD1は、半割軸受31、32の周方向端面76における外周面71と凹部底面81との間の径方向の長さとして定義される(図4参照)。なお、凹部8は、上記寸法に限定されず、他の寸法であってもよい。
突起72に対して、2つの径方向溝9が、半割軸受31、32の周方向端面76に形成されている。2つの径方向溝9は、それぞれの凹部側面82の付近に凹部側面82から離間して配置されている。径方向溝9は、半割軸受31、32の外周面71から内周面70に向けて、凹部側面82に沿って径方向に延在している。なお、半割軸受31、32に2つ以上の突起72が設けられる場合、それぞれの突起72に対して、2つの径方向溝9が、半割軸受31、32の周方向端面76に形成される。径方向溝9の延在長さL3は、凹部8の深さD1よりも大きくなっている。径方向溝9の延在方向の内周面側端部91は、凹部底面81と半割軸受31、32の内周面70との間に位置している。
径方向溝9の溝幅W3および溝深さD2は、外周面側端部92から内周面側端部91に向けて小さくなり、内周面側端部91においてゼロになる。図6は、半割軸受31、32の軸線方向の断面で見た、外周面側端部92における径方向溝9の図である。本実施例では、径方向溝9の断面形状はV形状であるが、R形状であってもよい。また、径方向溝9の延在方向は、半割軸受31、32の径方向に対して傾斜していてもよい。
乗用車用の小型の内燃機関の場合、外周面側端部92における径方向溝9の溝深さD2は、0.1~0.3mmとすることができる。外周面側端部92における径方向溝9の溝幅W3は、0.2~0.6mmとすることができる。また、径方向溝9の延在長さL3は、凹部8の深さD1よりも0.05~0.8mm大きくすることができる。ただし、径方向溝9の延在長さL3は、半割軸受の周方向端面76における厚さ(壁厚)Tの75%未満とすることが好ましい。すなわち、径方向溝が形成されずに、半割軸受の厚さTの25%以上の周方向端面が、内周面側端部91と内周面70との間に確保されることが好ましい。
なお、外周面側端部92における径方向溝9の溝深さD2は、周方向端面76から径方向溝9の最も深い位置までの周方向端面76に垂直方向の長さとして定義される。外周面側端部92における径方向溝9の溝幅W3は、周方向端面76における径方向溝9の半割軸受31、32の軸線方向と平行な方向の長さとして定義される。径方向溝9の延在長さL3は、周方向端面76における径方向溝9の外周面側端部92から内周面側端部91の間の径方向の長さとして定義される。なお、径方向溝9は、上記寸法に限定されず、他の寸法であってもよい。
本実施例のコンロッド軸受3は、一対の半割軸受31、32の周方向端面76を突き合わせて、全体として円筒形状に組み合わせることによって形成される。一方の周方向端面76側のみに突起72および凹部8が形成されている場合、一般的には、突起72および凹部8が形成された周方向端面76同士を突き合せることによって、一対の半割軸受31、32が組み合わせられる。このとき、一方の半割軸受31(32)の周方向端面76の凹部8は、他方の半割軸受32(31))の周方向端面76の凹部8とは接しない(凹部8が形成されていない箇所の周方向端面76と接する)ようになされる。半割軸受31、32は、Cu軸受合金またはAl軸受合金である摺動層を有することができる。あるいは、Fe合金製の裏金層上にCu軸受合金またはAl軸受合金の摺動層を有することができる。また、円筒形状の内周面70である摺動面や外周面71に軸受合金よりも軟質なBi、Sn、Pbのいずれか1種からなる、あるいはこれら金属を主体とする合金からなる表面部や合成樹脂を主体とする樹脂組成物からなる表面部を有してもよい。
上記のような本発明の半割軸受31、32によって、凹部8付近の周方向端面76に損傷(フレッチング)が起き難くなる理由を以下に説明する。
上記のように内燃機関の運転時に、軸受ハウジング21にクローズイン現象が起こると、半割軸受31、32の周方向端面76同士が強く衝突する。しかし、本発明の半割軸受31、32では、径方向溝9が凹部側面82の付近に凹部側面82から離間して配置されているため、周方向端面76同士が強く衝突するときに凹部8付近の周方向端面76に油が供給され、それによって、凹部8付近の周方向端面76の軸受材料に加わる負荷が緩和され、高温となることが抑制される。
詳しくは、軸受ハウジング21にクローズイン現象が起きて、軸受保持孔26の内径が垂直方向に大きくなるとき、軸受ハウジング21の一対のハウジング分割体22、23の分割面25同士の間に瞬間的に隙間が形成されることがあり、この時、半割軸受31、32の周方向端面76同士の間にも瞬間的に隙間が形成され、この隙間には、軸受部の周囲の油を含む雰囲気が侵入する。なお、半割軸受31、32の周方向端面76同士の間の隙間は、軸線方向から見て、半割軸受31および半割軸受32の内周面70側でゼロであり、半割軸受31および半割軸受32の外周面71側へ向かって大きくなっている(図9参照)。このため、半割軸受31、32の内周面70側に供給される油は、この隙間には直接は侵入できない。
ハウジング分割体22、23の分割面25同士が再び接し、半割軸受31、32の周方向端面76同士が接するとき、周方向端面76同士の間の隙間に侵入した油を含む雰囲気が圧縮される。図10は、半割軸受31、32の周方向端面76同士が接する直前の周方向端面76に垂直方向から見た、周方向端面76の凹部8付近を示す。凹部8付近では、周方向端面76の間の隙間で圧縮された油を含む雰囲気の一部は、径方向溝9にガイドされて凹部8の底面81よりも内周面70側の周方向端面76(図10の破線の円形を参照)へ送られる(白抜き矢印は、油を含む雰囲気の流れを示す)。衝突時に凹部8付近の周方向端面76に油が送られることによって、凹部8付近の周方向端面76と他方の半割軸受の周方向端面76との間で微小なすべりが起こり、凹部8付近の周方向端面76の軸受材料に加わる負荷が、緩和され、高温となることが抑制される。
径方向溝9の外周面側端部92における径方向溝9と凹部8との間の離間長さ(L5)は、0.05~0.5mmとすることが好ましい。離間長さ(L5)が0.05mm未満であると、径方向溝9内の圧縮された油を含む雰囲気の一部は、周方向端面76による離間部を超えて凹部8内に流れやすくなり、凹部8の底面81よりも内周面70側の周方向端面76へ送られ難くなることがある。また、離間長さ(L5)が0.5mmを超えると、径方向溝9内の圧縮された油を含む雰囲気が、凹部8の底面81よりも内周面70側の周方向端面76へ送られ難くなることがある。径方向溝9の外周面側端部92における径方向溝9と凹部8との間の離間長さ(L5)は、周方向端面76における径方向溝9と凹部8(凹部8の径方向溝9に近い側の側面82)との間の半割軸受31、32の軸線方向と平行な方向の長さとして定義される。なお、径方向溝9は、上記寸法に限定されず、他の寸法であってもよい。
図12は、周方向端面に垂直方向から見た、比較例の半割軸受の周方向端面の凹部8A付近の図である。この比較例の凹部8Aは、2つの径方向溝9Aを有するが、2つの径方向溝9Aは、それぞれの凹部側面82Aにそれぞれ隣接しており、その延在の途中において、凹部8Aから離間している。このため、軸受ハウジング21にクローズイン現象が起きて、半割軸受の周方向端面76同士の間の隙間で圧縮され径方向溝9Aに侵入した油を含む雰囲気は、ほとんどが凹部8A内のみに送れられるため、凹部8Aの底面81Aよりも内周面70側の周方向端面76(図12の破線の円形を参照)へ送られないため、半割軸受の周方向端面76同士が繰り返し衝突すると、凹部8Aの底面81Aと内周面70との間の付近の周方向端面76では、衝突による負荷が大きく高温となり、損傷(フレッチング)が起きやすい。
図13は、周方向端面に垂直方向から見た、別の比較例の半割軸受の周方向端面の凹部8A付近の図である。この比較例の凹部8Aは、2つの径方向溝9Aを有しており、2つの径方向溝9Aは、それぞれの凹部側面82の付近に凹部側面82から離間して配置されている。しかし、径方向溝9Aの延在長さL3が、凹部8Aの深さD1よりも小さくなっている。このため、軸受ハウジング21にクローズイン現象が起きるとき、径方向溝9Aに侵入した油を含む雰囲気は、径方向溝9Aの内周面側端部91付近で流出した後に凹部8Aに流れやすく凹部8Aの底面81Aよりも内周面70側の周方向端面76(図13の破線の円形を参照)へ送られ難くなる。そのため、半割軸受の周方向端面76同士が繰り返し衝突すると、凹部8Aの底面81Aと内周面70との間の付近の周方向端面76では、衝突による負荷が大きく高温となり、損傷(フレッチング)が起きやすい。
図14は、本発明の実施例2による半割軸受31(32)の全体の斜視図を示す。図14Aは、図14に示す半割軸受31(32)の突起、凹部、および径方向溝の斜視図である。実施例2による半割軸受31(32)は、2つの径方向溝9、9Bが、半割軸受31、32の周方向端面76に形成されている。一方の径方向溝9は、凹部8の一方の凹部側面82の付近に凹部側面82から離間して配置されている。他方の径方向溝9Bは、他方の凹部側面82に隣接しており、その延在の途中において、凹部8から離間している。他の構成は、既に説明した半割軸受31、32の構成と同じである。実施例2による一方の径方向溝9は、実施例1と同様の作用効果を有する。他方の径方向溝9Bは、一方の径方向溝9による作用効果には影響しないため、本実施例のように、他方の凹部側面82に隣接しており、その延在の途中において凹部8から離間する径方向溝9Bが形成されてもよい。
上記説明は、本発明の半割軸受を内燃機関のクランク軸のクランクピンを支承するコンロッド軸受に適用した例を示したが、本発明の半割軸受は、クランク軸のジャーナル部を支承する主軸受を構成する一対の半割軸受の一方または両方に適用することができる。また、半割軸受は、油穴や油溝を有するようにしてもよい。
1 軸受装置
2 コンロッド
3 コンロッド軸受
4 主軸受
5 クランクピン
5a、5b 潤滑油路
5c 吐出口
6 ジャーナル部
6a 潤滑油路
6c 入口開口
10 軸受ハウジング
101 ハウジング分割体
102 ハウジング分割体
21 軸受ハウジング
22 ハウジング分割体
23 ハウジング分割体
25 分割面
26 軸受保持孔
27 半円筒面
31、32 半割軸受
41、42 半割軸受
41a 油溝
70 内周面
71 外周面
72 突起
721 突起周方向面
722 突起側面
76 周方向端面
77 軸線方向端面
8 凹部
81 凹部底面
82 凹部側面
83 凹部曲面
9 径方向溝
9B 径方向溝
91 径方向溝の内周面側端部
92 径方向溝の外周面側端部
D1 凹部の深さ
D2 径方向溝の溝深さ
DH 軸受保持孔の水平方向の内径
DV 軸受保持孔の垂直方向の内径
P 離間位置
W1 突起の幅
W2 凹部の幅
W3 径方向溝の溝幅
L1 突起の高さ
L2 凹部の長さ
L3 径方向溝の延在長さ
L4 突起および凹部の長さ
L5 離間長さ
T 半割軸受の周方向端面での厚さ
Z クランクピンの回転方向
X ジャーナル部の回転方向

Claims (7)

  1. 内燃機関のクランク軸を支承するすべり軸受を構成する半割軸受であって、前記半割軸受は、半円筒形状を有し、内周面および外周面を有しており、
    前記半割軸受は、少なくとも1つの突起を含み、前記突起は、前記外周面から径方向外側に突出しており、
    前記突起と前記半割軸受の周方向端面との間の周方向長さ全体に亘って、前記外周面から径方向内側に窪んだ凹部が形成されており、
    前記突起は、前記半割軸受の軸線方向両端面の間に位置しており、
    前記凹部は、前記周方向端面に平行な断面で見たときに、前記半割軸受の軸線方向と平行である凹部底面と、前記半割軸受の軸線方向における前記凹部の両端において前記半割軸受の軸線方向に直交する2つの凹部側面と、それぞれの前記凹部側面および前記凹部底面を接続する2つの凹部曲面とを有しており、
    前記突起に対して、2つの径方向溝が、前記半割軸受の前記周方向端面に形成されており、
    2つの前記径方向溝は、それぞれの前記凹部側面に沿って延在しており、
    2つの前記径方向溝のうちの少なくとも一方は、一方の前記凹部側面の付近に前記一方の凹部側面から離間して配置されており、
    前記径方向溝の延在長さ(L3)は、前記凹部の深さ(D1)よりも大きくなっており、
    前記径方向溝は、前記半割軸受の前記外周面から前記内周面に向けて、前記凹部側面に沿って径方向に延在しており、
    前記径方向溝の延在方向の内周面側端部は、前記凹部底面と前記半割軸受の前記内周面との間に位置しており、
    前記径方向溝の溝幅(W3)および溝深さ(D2)は、前記径方向溝の外周面側端部から前記内周面側端部に向けて小さくなり、前記内周面側端部においてゼロとなる、半割軸受。
  2. 前記外周面側端部における前記径方向溝の前記溝深さ(D2)は、0.1~0.3mmである、請求項1に記載の半割軸受。
  3. 前記外周面側端部における前記径方向溝の前記溝幅(W3)は、0.2~0.6mmである、請求項1または2に記載の半割軸受。
  4. 前記径方向溝の前記延在長さ(L3)は、前記凹部の前記深さ(D1)よりも0.05~0.8mm大きい、請求項1から3のいずれか一項に記載の半割軸受。
  5. 前記径方向溝の前記外周面側端部における前記径方向溝と前記凹部との間の離間長さ(L5)は、0.05~0.5mmである、請求項1から4のいずれか一項に記載の半割軸受。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の半割軸受を備えた、内燃機関のクランク軸を支承する円筒形状のすべり軸受。
  7. 前記半割軸受の対を組み合わせて構成されている、請求項6に記載されたすべり軸受。
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