図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態が実施され得る例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多重アクセスシステムであってよい。通信システム100は、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通してそのようなコンテンツに複数のワイヤレスユーザがアクセスすることを可能にし得る。たとえば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を用いてよい。
図1Aに示されるように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、無線アクセスネットワーク(RAN)104と、コアネットワーク106と、公衆交換電話網(PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含んでよいが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが諒解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、ワイヤレス環境においてを動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてよく、ユーザ機器(UE)、移動局、固定加入者ユニットまたは移動体加入者ユニット、ページャ、セルラー式電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家庭用電化製品などを含んでよい。
通信システム100は、基地局114aと、基地局114bも含んでもよい。基地局114a、114bの各々は、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスでインタフェースするように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(BTS)、ノード-B、発展型ノードB(eNode-B)、ホームノードB、ホームeNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであってよい。基地局114a、114bは各々、単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでよいことが諒解されるであろう。
基地局114aはRAN104の一部であってよく、RAN104は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどの他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)も含んでよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれることがある特定の地理的領域内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてよい。セルは、セルセクタにさらに分割されてよい。たとえば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割されてよい。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルの各セクタに対して1つのトランシーバを含んでよい。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を用いてよく、したがって、セルの各セクタに対して複数のトランシーバを利用してよい。
基地局114a、114bは、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信してよく、エアインタフェース116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってよい。エアインタフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
より具体的には、上記で述べられたように、通信システム100は、多重アクセスシステムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を用いてよい。たとえば、RAN104内の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェース116を確立し得る、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施してよい。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含んでよい。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含んでよい。
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTE-Advanced(LTE-A)を使用してエアインタフェース116を確立し得る、発展型UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)などの無線技術を実施してよい。
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA20001X、CDMA2000 EV-DO、Interim Standard2000(IS-2000)、暫定標準95(IS-95)、暫定標準856(IS-856)、Global System for Mobile communications(GSM)、Enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実施してよい。
図1Aの基地局114bは、たとえば、ワイヤレスルータ、ホームノードB、ホームeNode B、またはアクセスポイントであってよく、任意の適切なRATを利用して、事業所、家庭、車両、キャンパスなどの局所的なエリア内でのワイヤレス接続性を容易にしてよい。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実施して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立してよい。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実施して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立してよい。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラーベースRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立してよい。図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有してよい。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスすることが必要とされないことがある。
RAN104は、コアネットワーク106と通信してよく、コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってよい。たとえば、コアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、移動体位置ベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供する、および/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行してよい。図1Aには示されていないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを用いる他のRANと直接的または間接的に通信してよいことが諒解されるであろう。たとえば、E-UTRA無線技術を利用していることがあるRAN104に接続されることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を用いる別のRAN(図示せず)とも通信してよい。
コアネットワーク106は、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとして働いてもよい。PSTN108は、簡易電話サービス(POTS)を提供する回路交換電話網を含んでよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの一般的な通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含んでよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用されるワイヤード通信ネットワークまたはワイヤレス通信ネットワークを含んでよい。たとえば、ネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを用いてよい1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含んでよい。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード能力を含んでよい、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なるワイヤレスリンク上で異なるワイヤレスネットワークと通信するための複数のトランシーバを含んでよい。たとえば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラーベース無線技術を用いてよい基地局114aと、およびIEEE802無線技術を用いてよい基地局114bと通信するように構成されてよい。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、プロセッサ118と、トランシーバ120と、送信/受信要素122と、スピーカ/マイクロホン124と、キーパッド126と、ディスプレイ/タッチパッド128と、ノンリムーバブルメモリ130と、リムーバブルメモリ132と、電源134と、全地球測位システム(GPS)チップセット136と、他の周辺機器138とを含んでよい。WTRU102は、実施形態と合致したままでありながら、前述の要素の任意の副組合せを含んでよいことが諒解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプのIC、状態機械などであってよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102がワイヤレス環境において動作することを可能にする他の任意の機能を実行してよい。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されてよく、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合されてよい。図1Bは、プロセッサ118およびトランシーバ120を別個の構成要素として示しているが、プロセッサ118とトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ内で一体化されてよいことが諒解されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインタフェース116上で基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信する、またはこれから信号を受信するように構成されてよい。たとえば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであってよい。別の実施形態では、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であってよい。さらに別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信および受信するように構成されてよい。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成されてよいことが諒解されるであろう。
さらに、送信/受信要素122は、図1Bでは単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用いてよい。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインタフェース116上でワイヤレス信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含んでよい。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調することと、送信/受信要素122によって受信された信号を復調することとを行うように構成されてよい。上記で述べられたように、WTRU102は、マルチモード能力を有してよい。したがって、トランシーバ120は、たとえば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含んでよい。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてよく、これらからユーザ入力データを受信してよい。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力してよい。さらに、プロセッサ118は、ノンリムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、これらにデータを記憶してよい。ノンリムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または他の任意のタイプのメモリ記憶デバイスを含んでよい。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含んでよい。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上などのWTRU102上に物理的に配置されないメモリからの情報にアクセスし、これらにデータを記憶してよい。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ってよく、WTRU102内の他の構成要素に電力を分配および/または制御するように構成されてよい。電源134は、WTRU102を給電するための任意の適切なデバイスであってよい。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池バッテリ(たとえば、ニッケル-カドミウム(NiCd)、ニッケル-亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウム-イオン(Li-イオン)など)、太陽電池、燃料電池などを含んでよい。
プロセッサ118は、GPSチップセット136にも結合されてよく、GPSチップセット136は、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されてよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインタフェース116上で位置情報を受信する、および/または2つ以上の近くの基地局から信号が受信されるタイミングに基づいて、その位置を決定してよい。WTRU102は、実施形態と合致したままでありながら、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を獲得してよいことが諒解されるであろう。
プロセッサ118は、他の周辺機器138にさらに結合されてよく、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能、および/またはワイヤード接続性もしくはワイヤレス接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含んでよい。たとえば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオのための)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレイヤー、メディアプレイヤー、ビデオゲームプレイヤーモジュール、インターネットブラウザなどを含んでよい。
図1Cは、実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上記で述べられたように、RAN104は、UTRA無線技術を用いて、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信してよい。RAN104は、コアネットワーク106とも通信してよい。図1Cに示されるように、RAN104は、ノード-B140a、140b、140cを含んでよく、ノード-B140a、140b、140cは各々、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含んでよい。ノード-B140a、140b、140cは各々、RAN104内の特定のセル(図示せず)に関連付けられてよい。RAN104は、RNC142a、142bも含んでよい。RAN104は、実施形態と合致したままでありながら、任意の数のノード-BおよびRNCを含んでよいことが諒解されるであろう。
図1Cに示されるように、ノード-B140a、140bは、RNC142aと通信してよい。加えて、ノード-B140cは、RNC142bと通信してよい。ノード-B140a、140b、140cは、Iubインタフェースを介してそれぞれのRNC142a、142bと通信してよい。RNC142a、142bは、Iurインタフェースを介して互いと通信してよい。RNC142a、142bの各々は、それが接続されるそれぞれのノード-B140a、140b、140cを制御するように構成されてよい。さらに、RNC142a、142bの各々は、アウターループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化などの他の機能を実行またはサポートするように構成されてよい。
図1Cに示されるコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、移動体交換センター(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含んでよい。前述の要素の各々は、コアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のいずれか1つは、コアネットワーク運用業者以外のエンティティによって所有および/または運用されてよいことが諒解されるであろう。
RAN104内のRNC142aは、IuCSインタフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続されてよい。MSC146は、MGW144に接続されてよい。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cと伝統的な陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよい。
RAN104内のRNC142aは、IuPSインタフェースを介してコアネットワーク106内のSGSN148にも接続されてよい。SGSN148は、GGSN150に接続されてよい。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよい。
上記で述べられたように、コアネットワーク106は、ネットワーク112にも接続されてよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他のワイヤードネットワークまたはワイヤレスネットワークを含んでよい。
図1Dは、別の実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上記で述べられたように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信してよい。RAN104は、コアネットワーク106とも通信してよい。
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含んでよいが、RAN104は、実施形態と合致したままでありながら、任意の数のeNode-Bを含んでよいことが諒解されるであろう。eNode-B160a、160b、160cは各々、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含んでよい。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実施してよい。したがって、eNode-B160aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、これからワイヤレス信号を受信してよい。
eNode-B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、無線リソース管理判断、ハンドオーバ判断、アップリンクおよび/またはダウンリンク内のユーザのスケジューリングなどを扱うように構成されてよい。図1Dに示されるように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インタフェース上で互いと通信してよい。
図1Dに示されるコアネットワーク106は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)162と、サービングゲートウェイ164と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166とを含んでよい。前述の要素の各々は、コアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のいずれか1つは、コアネットワーク運用業者以外のエンティティによって所有および/または運用されてよいことが諒解されるであろう。
MME162は、S1インタフェースを介してRAN104内のeNode-B160a、160b、160cの各々に接続されてよく、制御ノードとして働いてよい。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティベーション/デアクティベーション、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当してよい。MME162はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)とを切り換えるための制御プレーン機能を提供してよい。
サービングゲートウェイ164は、S1インタフェースを介してRAN104内のeNode-B160a、160b、160cの各々に接続されてよい。サービングゲートウェイ164は、一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/からルーティングおよびフォワーディングしてよい。サービングゲートウェイ164は、eNode-B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどの他の機能も実行してよい。
サービングゲートウェイ164は、PDNゲートウェイ166にも接続されてよく、PDNゲートウェイ166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよい。
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を容易にしてよい。たとえば、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cと伝統的な陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよい。たとえば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108との間のインタフェースとして働くIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよいし、これと通信してもよい。さらに、コアネットワーク106は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他のワイヤードネットワークまたはワイヤレスネットワークを含んでよい。
図1Eは、別の実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。RAN104は、IEEE802.16無線技術を用いてエアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するアクセスサービスネットワーク(ASN)であってよい。以下でさらに説明されるように、WTRU102a、102b、102c、RAN104、およびコアネットワーク106という異なる機能エンティティ間の通信リンクは、参照点として定義されてよい。
図1Eに示されるように、RAN104は、基地局170a、170b、170cと、ASNゲートウェイ172とを含んでよいが、RAN104は、実施形態と合致したままでありながら、任意の数の基地局とASNゲートウェイとを含んでよいことが諒解されるであろう。基地局170a、170b、170cは各々、RAN104内の特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを各々含んでよい。一実施形態では、基地局170a、170b、170cは、MIMO技術を実施してよい。したがって、基地局170aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、これからワイヤレス信号を受信してよい。基地局170a、170b、170cは、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー執行などのモビリティ管理機能も提供してよい。ASNゲートウェイ172は、トラフィックアグリゲーション点として働いてよく、ページング、加入者プロファイルのキャッシング、コアネットワーク106へのルーティングなどを担当してよい。
WTRU102a、102b、102cとRAN104との間のエアインタフェース116は、IEEE802.16規格を実施するR1参照点として定義されてよい。さらに、WTRU102a、102b、102cの各々は、コアネットワーク106との論理インタフェース(図示せず)を確立してよい。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク106との間の論理インタフェースは、R2参照点として定義されてよく、R2参照点は、認証、認可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理に使用されてよい。
基地局170a、170b、170cの各々間の通信リンクは、WTRUハンドオーバおよび基地局間のデータの転送を容易にするためのプロトコルを含むR8参照点として定義されてよい。基地局170a、170b、170cとASNゲートウェイ172との間の通信リンクは、R6参照点として定義されてよい。R6参照点は、WTRU102a、102b、102cの各々に関連付けられたモビリティイベントに基づいたモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含んでよい。
図1Eに示されるように、RAN104は、コアネットワーク106に接続されてよい。RAN104とコアネットワーク106との間の通信リンクは、たとえば、データ転送およびモビリティ管理能力を容易にするためのプロトコルを含むR3参照点として定義されてよい。コアネットワーク106は、モバイルIPホームエージェント(MIP-HA)174と、認証、認可、アカウンティング(AAA)サーバ176と、ゲートウェイ178とを含んでよい。前述の要素の各々は、コアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のいずれか1つは、コアネットワーク運用業者以外のエンティティによって所有および/または運用されてよいことが諒解されるであろう。
MIP-HA174は、IPアドレス管理を担当してよく、WTRU102a、102b、102cが、異なるASNおよび/または異なるコアネットワーク間でローミングすることを可能にしてよい。MIP-HA174は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよい。AAAサーバ176は、ユーザ認証と、ユーザサービスをサポートすることを担当してよい。ゲートウェイ178は、他のネットワークとの網間接続を容易にしてよい。たとえば、ゲートウェイ178は、WTRU102a、102b、102cと伝統的な陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよい。さらに、ゲートウェイ178は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他のワイヤードネットワークまたはワイヤレスネットワークを含んでよい。
図1Eには示されていないが、RAN104は他のASNに接続されてよく、コアネットワーク106は他のコアネットワークに接続されてよいことが諒解されるであろう。RAN104と他のASNとの間の通信リンクは、R4参照点と定義されてよく、R4参照点は、RAN104と他のASNとの間でWTRU102a、102b、102cのモビリティを協調させるためのプロトコルを含んでよい。コアネットワーク106と他のコアネットワークとの間の通信リンクは、R5参照として定義されてよく、R5参照は、ホームコアネットワークと訪問先コアネットワークとの間の網間接続を容易にするためのプロトコルを含んでよい。
以下の段落は、本明細書においてさらに説明される種々の実施形態の適用可能性をそのような方法、装置、および/またはシステムに限定することなく、新しい無線アクセス技術(「NR」)に少なくとも一部は対応し得る5Gシステムの設計のための可能な手法の一般的な説明を提供する。
5Gエアインタフェースは、少なくとも以下の使用事例、すなわち、改善されたブロードバンド性能(「IBB」)、産業制御と通信(「ICC」)および車両アプリケーション(「V2X」)、ならびに大容量マシンタイプ通信(「mMTC」)を可能にすることが予想され得る。
上記の使用事例は、超低送信待ち時間(低待ち時間通信、「LLC」)のためのサポートを有することがある。1msと短い往復時間(「RTT」)エアインタフェース待ち時間は、100μsと250μs(よりも長くない)との間のどこか送信時間間隔(「TTI」)のためのサポートを有することがある。超低アクセス待ち時間(たとえば、初期システムアクセスから第1のユーザプレーンデータユニットの送信の完了までの時間)のためのサポートが実施されてよい。少なくともICCおよびV2Xは、10ms未満のエンドツーエンド(e2e)待ち時間をサポートすることがある。
使用事例は、超高信頼通信(「URC」)のためのサポートを有することがある。ある代表的な実施形態では、従来のLTEシステムを用いて可能であるものよりも良いことがある(たとえば、よりもはるかに良い、たとえば閾値レベルを超える)送信信頼性が実施されることがある。たとえば、可能な目標は、99.999%送信成功およびサービス可用性に近くてもよいし、約99.999%送信成功およびサービス可用性であってもよい。
別の考慮事項は、0~500km/hの範囲のスピードのためのモビリティのためのサポートであることがある。
そのうえ、少なくともICCおよびV2Xは、10e-6未満のパケット損失比率(「PLR」)を有する(たとえば、を有する可能性が高い)。
使用事例は、マシンタイプ通信(「MTC」)動作(狭帯域動作を含む)のためのサポートを有することがある。エアインタフェースは、狭帯域動作(たとえば、200KHz未満を使用する)、延長されたバッテリ寿命(たとえば、最長15年自律性)、および小規模でまれなデータ伝送のための最小通信オーバヘッド、たとえば、数秒から数時間のアクセス待ち時間をもつ1~100kbpsの範囲内の低データレートを効率的にサポートしてよい。
無線アクセスの次世代-「5G」または「5gFLEX」のための原理
直交周波数分割多重(「OFDM」)は、ロングタームエボリューション(「LTE」、たとえば、3GPP LTE R8以上)および/またはIEEE802.11において、データ伝送のための信号フォーマットとして使用されてよい。OFDMは、本質的に、スペクトルを複数の並列直交サブバンド(またはサブキャリア)に効率的に分割し得る。サブキャリア(たとえば、各サブキャリア)は、時間領域内で方形窓を使用して成形されてよく、周波数領域内のsinc成形されたサブキャリアをもたらす。OFDMAは、周波数同期(たとえば、完全周波数同期)およびサイクリックプレフィックスの持続時間内でのアップリンク(「UL」)タイミング合わせの厳密な管理を使用して、信号間の直交性を維持し、キャリア間干渉を最小にする。そのような厳密な同期は、ユーザ機器(「UE」)が同時に複数のアクセスポイントに接続されるシステムにあまり適さないことがある。追加の電力低下は、たとえば、UE送信のための断片化されたスペクトルのアグリゲーションの存在下で、隣接帯域のスペクトル放射要件に対応したアップリンク送信に適用される(たとえば、一般的に適用される)。
従来の(すなわちサイクリックプレフィックス)OFDM(「CP-OFDM」)の欠点のうちのいくつかは、実装形態のためのより厳しい無線フロントエンド(「RF」)要件によって、および、たとえば、アグリゲーションを必要としない大量の近接スペクトルを使用して動作するとき、対処可能であることが認められる。サイクリックプレフィックス(「CP」)ベースOFDM送信スキームは、旧来のシステムのそれ、たとえば、主にパイロット信号密度および位置の修正に類似した、5Gのためのダウンリンク(「DL」)物理層につながり得る。
他の波形候補は、5Gの柔軟な無線アクセス技術(「5gFLEX」)のために実施されてよいが、CP-OFDMは、5Gシステムの候補のままである(少なくともダウンリンク送信スキームに関して)。
たとえば、5Gのための柔軟な無線アクセスの実装形態に適用可能な、いくつかの原理が、本明細書において説明される。
そのような説明は、代表的な目的のためであり、適用可能なとき、他のワイヤレス技術および/または異なる原理を使用するワイヤレス技術に適用されることから、本明細書においてさらに説明される実施形態の適用可能性を、いかなる形であれ制限することを意図したものではない。
原理A-スペクトル柔軟性
5gFLEX無線アクセスは、異なる二重配置を含む異なる特性をもつ異なる周波数帯域、同じまたは異なる帯域内の連続的および非連続的なスペクトル割り当てを含む異なるおよび/または可変のサイズの利用可能なスペクトルにおける展開を可能にする、非常に高度のスペクトル柔軟性によって特徴づけられてよい。5gFLEX無線アクセスは、複数のTTI長および非同期送信を含む可変タイミング態様をサポートしてよい。
原理A.1-二重化配置における柔軟性
時間分割複信(「TDD」)スキームおよび/または周波数分割複信(「FDD」)スキームが、実施され得る。FDD動作の場合、補足的ダウンリンク動作は、スペクトルアグリゲーションを使用して実施されてよい。FDD動作は、全二重FDD動作および/または半二重FDD動作を実施してよい。TDD動作の場合、DL/UL割り当ては動的であってよく、たとえば、DL/UL割り当ては、固定されたDL/ULフレーム構成に基づかなくてよく、たとえば、DL送信間隔および/またはUL送信間隔の長さは、送信機会ごとに設定されなくてよい。
原理A.2-帯域幅柔軟性
5Gエアインタフェース実装形態の1つの可能な特性は、たとえば、公称システム帯域幅間の何かからシステム帯域幅に対応する最大値の範囲に及ぶアップリンクとダウンリンクの両方の上の異なる送信帯域幅の可能性を可能にすることである。
シングルキャリア動作の場合、システム帯域幅は、たとえば、少なくとも5、10、20、40、および/または80MHzを含んでよい。システム帯域幅は、たとえば数MHzから160MHzまでの、所与の範囲内の任意の帯域幅であってよい。公称帯域幅は、1つまたは複数の固定値を有してよい。最高200KHzの狭帯域送信は、たとえばMTCデバイスのための動作帯域幅内でサポートされてよい。
図2は、UEごとに割り振られた公称システム帯域幅およびチャネル帯域幅を含む代表的な帯域幅割り当てを示す。本明細書におけるシステム帯域幅201は、所与のキャリアに対するネットワークによって管理可能なスペクトルの最大部分を指すことがある。所与のキャリアに対して、UEがセル獲得、測定、およびネットワークへの初期アクセスのために最小限にサポートする部分は、公称システム帯域幅202に対応し得る。UEは、システム帯域幅全体の範囲内であってよいチャネル帯域幅をもつように構成されてよい。たとえば、公称システム帯域幅202を含むチャネル帯域幅203、たとえば10MHzがUExに割り振られてよく、公称システム帯域幅202を含む別のチャネル帯域幅204、たとえば20MHzがUEyに割り振られてよい。チャネル帯域幅は、システム帯域幅の公称部を含んでもよいし、含まなくてもよい。たとえば、UEzに割り振られたチャネル帯域幅205は、図2に示されるように、公称システム帯域幅202を含まない。
周波数領域波形のベースバンドフィルタリングは、帯域幅柔軟性を達成するために使用可能である。たとえば、ベースバンドフィルタリングは、UEの動作帯域内の追加の許可されたチャネル帯域幅の使用と、これらの追加の許可されたチャネル帯域幅の関連付けられたRF要件を回避してよい。
シングルキャリア動作のためにUEのチャネル帯域幅を構成、再構成、および/もしくは動的に変更する方法、ならびに/または公称システム、システムおよび/または構成されたチャネル帯域幅内での狭帯域送信のためにスペクトルを割り振る方法が、実施されてよい。
5Gエアインタフェースの物理層は、帯域を問わなく(band-agnostic)てよく、5GHz未満のライセンスバンド内で動作をサポートするおよび/または範囲5~6GHz内のアンライセンスバンド内の動作をサポートすることがあってよい。アンライセンスバンド内の動作の場合、LTEライセンス補助アクセス(「LAA」)に類似したリッスンビフォートーク(「LBT」)Cat4ベースチャネルアクセスフレームワークが実施されてよい。
恣意的スペクトルブロックサイズのためのセル固有チャネル帯域幅および/またはUE固有チャネル帯域幅をスケーリングおよび管理する(たとえば、スケジューリング、リソースのアドレス指定、ブロードキャスト信号、測定)方法が実施されてよい。
原理A.3-柔軟なスペクトル割り当て
ダウンリンク制御チャネルおよび信号は、周波数分割多重(「FDM」)動作をサポートしてよい。UEは、システム帯域幅の公称部(たとえば、公称部のみ)を使用して送信を受信することによってダウンリンクキャリアを獲得してよい、たとえば、UEは、最初、関与するキャリアのためにネットワークによって管理されている帯域幅全体をカバーする送信を受信するように設定されなくてよい、および/またはそうすることが必要とされなくてよい。
ダウンリンクデータチャネルは、たとえば、UEの構成されたチャネル帯域幅内以外に制限のない、公称システム帯域幅に対応してもよいし対応しなくてもよい帯域幅上に割り振られてよい。たとえば、ネットワークは、最大で5MHz最大RF帯域幅をサポートするデバイスがシステムを取得してこれにアクセスすることを可能にし、たとえば、キャリア周波数の+10から-10MHzを、チャネル帯域幅に値する最大20MHzをサポートする他のUEに割り振る、5MHz公称帯域幅を使用する12MHzシステム帯域幅をもつキャリアを動作させてよい。
図3は、たとえばデバイスがシステムを取得してこれにアクセスすることを可能にする公称帯域幅307を含む柔軟なスペクトル割り当ての一例を示す。サブキャリアの異なるセットたとえば305および306を用いた柔軟なスペクトル割り当ては、異なる動作のモード(以後、スペクトル動作モード、SOM)に割り当てられてよい。異なるSOMは、異なる送信のための異なる要件、たとえば、図3に開示されている可変の送信特性303および304をもつスペクトル割り当てを履行するために使用されてよい。SOMは、特定のニューメロロジーに関連付けられてよい。ニューメロロジーは、たとえば、セルのアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいて構成された送信帯域幅をもつリソース割り当てのセットであってよい。ニューメロロジーは、送信機無線周波数要件および受信機無線周波数要件のための参照として使用されてよい。SOMは、サブキャリア間隔、TTI長、ならびに/または1つもしくは複数の信頼性態様、たとえば、ハイブリッド自動再送要求(「HARQ」)処理態様、および/もしくはセカンダリ制御チャネルのうちの少なくとも1つからなってよく、および/またはこれを含んでよい。SOMは、特定の波形を指すために使用されてもよいし、たとえば、周波数分割多重(「FDM」)および/または時分割多重(「TDM」)を使用する同じキャリア内の異なる波形の共存のサポートにおいて、処理態様に関連してよい。時間および周波数的なリソースのブロックがSOMに関連付けられてよい。
原理A.4-スペクトル動作モード(「SOM」)
UEは、1つまたは複数のSOMにより送信を実行するように構成されてよい。SOMは、特定のニューメロロジーに関連付けられてよい。たとえば、SOMは、特定のTTI持続時間、特定の初期電力レベル、特定のHARQ処理タイプ、成功したHARQ受信/送信のための特定の上限、特定の送信モード、特定の物理チャネル(たとえば、アップリンクまたはダウンリンク)、特定の波形タイプ、および/または特定のRAT(たとえば、旧来のLTEまたは5G伝送方法によるLTE)による送信、のうちの少なくとも1つを使用する送信に対応してよい。
SOMは、サービス品質(「QoS」、物理層観点から)レベルおよび/または関連態様、たとえば、最大/目標待ち時間、最大/目標ブロック誤り率(「BLER」)、もしくは類似の何かを備えてよい。SOMは、スペクトルエリアおよび/または特定の制御チャネルもしくはその態様(探索空間、ダウンリンク制御情報(「DCI」)タイプなどを含む)を備えてよい。たとえば、UEは、URCタイプのサービス、LLCタイプのサービス、および/または大容量広帯域通信(「MBB」)タイプのサービスの各々またはいずれかのためのSOMをもつように構成されてよい。たとえば、UEは、たとえば、公称システム帯域幅内など、システムに関連付けられたスペクトルの一部分における、システムアクセスのためおよび/またはL3制御シグナリング(たとえば、無線リソース制御、「RRC」)の送信/受信のためのSOMのための構成を有してよい。時間および周波数的なリソースのブロックは、SOMに関連付けられてよい。SOM(各SOM)は、制御チャネル、たとえば、異なるリソースのブロック上の異なる制御チャネルに関連付けられてよい。
原理A.5-スペクトルアグリゲーション
シングルキャリア動作の場合、スペクトルアグリゲーションが実施されてよく、それによって、UEは、同じ動作帯域内の物理リソースブロック(PRB)の連続的または非連続的なセット上での複数のトランスポートブロックの送信および受信をサポートしてよい。PRBの別個のセットに対する単一のトランスポートブロックのマッピングが実施されてもよい。異なるSOM要件に関連付けられた同時送信のためのサポートが実施されてもよい。
たとえば、同じ動作帯域内でまたは2つ以上の動作帯域にまたがって連続的または非連続的なスペクトルブロックを使用する、マルチキャリア動作が実施されてよい。異なるモードたとえばFDDおよびTDDを使用し、異なるチャネルアクセス方法たとえば6GHz未満のライセンスバンド動作および/またはアンライセンスバンド動作を使用する、スペクトルブロックのアグリゲーションが、実施されてよい。UEのマルチキャリアアグリゲーションを構成、再構成、および/または動的に変更する方法のサポートが実施されてもよい。
原理A.6-スケジューリングおよびレート制御
スケジューリング機能は、メディアアクセス制御(「MAC」)層においてサポートされてよい。2つのスケジューリングモードすなわちダウンリンク送信および/またはアップリンク送信のリソース、タイミング、および送信パラメータに関する厳密なスケジューリングのためのネットワークベーススケジューリング、ならびにタイミングおよび送信パラメータに関するより高い柔軟性のためのUEベーススケジューリングが考えられ得る。両方のモードの場合、スケジューリング情報は、単一のTTIに対して有効であってもよいし、複数のTTIに対して有効であってもよい。
原理A.6.1-ネットワークベーススケジューリング
ネットワークベーススケジューリングは、ネットワークが、たとえば、リソースの共有を最適化するために、異なるUEに割り当てられた利用可能な無線リソースを管理(たとえば、厳密に管理)することを可能にしてよい。動的スケジューリングが実施されてよい。
原理A.6.2-UEベーススケジューリング
UEベーススケジューリングは、UEが、たとえば、ネットワークによって割り当てられた(たとえば、動的にまたはそうでなく)共有または専用アップリンクリソースのセット内で、必要に応じて最小待ち時間でアップリンクリソースに機会主義的にアクセスすることを可能にしてよい。同期機会主義的送信と非同期機会主義的送信の両方が実施されてよい。競合ベース送信と競合のない送信の両方が実施されてよい。
機械主義的送信(スケジュールされたまたはスケジュールされていない)のためのサポートが、たとえば、5Gのための超低待ち時間要件およびmMTC使用事例の電力節約要件を満たすために、実施されてよい。
原理A.7-論理チャネル優先順位付け
5gFLEXは、送信に利用可能なデータとアップリンク送信に利用可能なリソースとの間の何らかの形の関連付けをサポートしてよい。同じトランスポートブロック内での異なるQoS要件をもつデータの多重化は、たとえば、多重化が、最も厳しいQoS要件をもつサービスに対する悪影響を持ち込まない、および/またはシステムリソースの不必要な浪費を持ち込まない限り、サポートされてよい。
原理B-論理チャネル(「LCH」)
原理B.1-LCH
LCHは、本明細書において、データパケットおよび/またはプロトコルデータユニット(「PDU」)間の論理的な関連付けを表してよい。この論理的関連付けは、データユニットが、同じベアラに関連付けられていること、ならびに/または同じSOMおよび/もしくはスライス(たとえば、物理リソースのセットを使用する処理経路など)に関連付けられていることに基づいてよく、それによって、たとえば、関連付けは、処理機能の連鎖、適用可能な物理データ(および/または制御)チャネル(またはそのインスタンス)、および/または特定の部分が集中化され(たとえば、PDCPのみ、または物理層処理の部分を超えた何か、たとえば、無線フロントエンド(「RF」))、別の部分がたとえばフロントホールインタフェースによって分離されたエッジ(たとえば、送信/受信点(「TRP」)におけるMAC/物理(「PHY」)、またはRFのみ)に近いことを含むプロトコルスタックのインスタンス化、のうちの少なくとも1つによって特徴づけられてよい。LCHという用語は、本明細書では、LTEシステムに関する類似の用語と異なるおよび/またはこれよりも広い意味を有してよい。
原理B.2-フローベース手法、タプル
UEは、それが異なるデータユニット間の関係を決定し得るように構成されてよい。たとえば、この関係は、たとえば、同じ論理的関連付けの一部であるデータユニットに共通した1つまたは複数のフィールド値の構成に基づく、合致機能に基づいてよい。フィールドは、データユニットに関連付けられたプロトコルヘッダ内のフィールドに対応してよい。たとえば、合致機能は、IP送信元/宛先アドレス、トランスポートプロトコル送信元/宛先ポート、および/またはたとえばIPバージョンたとえばIPv4もしくはIPv6を含むトランスポートプロトコルタイプなどの、データユニットのインターネットプロトコル(「IP」)ヘッダのフィールドのためのパラメータのタプルを使用してよい。
たとえば、同じ論理的関連付けの一部であるデータユニットは、共通無線ベアラ、処理機能、SOMを共有してよく、ならびに/または同じLCHおよび/もしくは論理チャネルグループ(「LCG」)に対応してよい。
原理C-LCG
本明細書において、LCGは、LCHのグループ(または上記の定義のような等価物)からなってよく、および/またはこれを含んでよく、グループ化は、1つまたは複数の基準に基づく。基準は、1つまたは複数のLCHが、同じLCGのすべてのLCHに適用可能であってよい、または同じSOM(またはそのタイプ)、同じスライス(またはそのタイプ)に関連付けられてよい、類似の優先レベルを有してよく、それによって、たとえば、関連付けが、処理機能の連鎖、適用可能な物理データ(および/または制御)チャネル(またはそのインスタンス)、または集中化された特定の部分(たとえば、PDCPのみ、および/またはRFを除く何か)と、たとえばフロントホールインタフェースによって分離されたエッジ(たとえば、TRPにおけるMAC/PHY、および/またはRFのみ)に近い別の部分とを含むプロトコルスタックのインスタンス化、のうちの少なくとも1つによって特徴づけられてよい。LCGという用語は、本明細書では、LTEシステムに関する類似の用語と異なるおよび/またはこれよりも広い意味を有してよい。
原理D-トランスポートチャネル(「TrCH」)
原理D.1-TrCH
本明細書では、TrCHは、処理動作の特定のセットおよび/もしくは無線インタフェース上で1つもしくは複数の送信特性に影響し得るデータ情報に適用された機能の特定のセットからなってよく、ならびに/またはこれらを含んでよい。
原理D.2-LTEにおけるTrCH
旧来のLTEは、たとえば、ランダムアクセスチャネル(一般的には、ユーザプレーンデータを搬送しない)に加えて、ブロードキャストチャネル(BCH)と、ページングチャネル(PCH)と、ダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)と、マルチキャストチャネル(MCH)と、アップリンク共有チャネル(UL-SCH)とを含む、複数のタイプのTrCHを定義する。ユーザプレーンデータを搬送するための主なトランスポートチャネルは、それぞれダウンリンク用およびアップリンク用のDL-SCHおよびUL-SCHである。
原理D.3-5GシステムのためのTrCH
5Gシステムの場合、エアインタフェースによってサポートされる要件の増強されたセットは、たとえば、ユーザプレーンデータおよび/または制御プレーンデータのため、単一のUEのための(たとえば、単一のUEデバイスのためですら)、複数のトランスポートチャネルの実装形態につながり得る。TrCHという用語は、本明細書では、LTEシステムに関する類似の用語と異なるおよび/またはこれよりも広い意味を有してよい。たとえば、移動体広帯域(MBBCH)のための、および/またはマシンタイプ通信(「MTCCH」)のための、超高信頼および低待ち時間通信(「URLLC」)のためのトランスポートチャネル(たとえば、URLLCH)は、ダウンリンク送信(たとえば、DL-URLLCH、DL-MBBCH、およびDL-MTCCH)のため、およびアップリンク送信(たとえば、UL-URLLCH、UL-MBBCH、およびUL-MTCCH)のために定義されてよい。
一例では、複数のTrCHが、同じSOMに属する物理リソース(たとえば、PhCH)の異なるセットにマップされてよく、これは、たとえば、同じSOM上での異なる要件をもつトラフィックの同時送信を可能にし得る。たとえば、URLLCHは、UEが単一SOMをもつように構成されたとき、MTCCHとともに同時に送信されてよい。
LTEにおいて、電力節約のための2つのモードDRX、たとえば、接続モードDRXおよびアイドルモードDRXがある。
接続モードDRXは、UEが接続モードDRXをもつように構成されている間、最小物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)復号化要件を指定してよい。接続モードDRXは、(半永続的スケジューリング、「SPS」-)セル無線ネットワーク識別子(RNTI)、送信電力制御-物理アップリンク(共有/制御)チャネル、「TPC-PU(S/C)CH」-RNTI、拡張干渉軽減トラフィック適応「eIMTA」-RNTI、およびサイドリンク(SL)-RNTIをもつDCIの復号化のためのアクティブな時間を定義してよく、DRXサイクルにつき一度発生する固定周期「オン持続時間」に基づいてよい。
図4は、DRXサイクルの代表的な図である。DRXサイクル401(たとえば、各DRXサイクル)は、オン持続時間402間隔およびDRX403間隔のための機会からなってもよいし、これらを含んでもよい。接続モードDRXにおけるUEは、オン持続時間402間隔中にPDCCH404をモニタリングするように構成されてよい。
DRX動作は、以下のタイマ、すなわち、(1)DRXサイクルの冒頭における連続したPDCCHサブフレームの数を示すonDurationTimer、(2)PDCCHがこのMACエンティティのための初期ULユーザデータ送信、初期DLユーザデータ送信、または初期SLユーザデータ送信を示すサブフレーム後の連続したPDCCHサブフレームの数を示すdrx-InactivityTimer、(3)上位層によって構成されたロングDRXサイクル内のサブフレームの数を示すlongDRX-Cycle、(4)上位層によって構成されたロングDRXサイクル内のサブフレームの数を示すshortDRX-Cycle、(5)MACエンティティがショートDRXサイクルに追従するものとするまたは追従することになる連続したサブフレームの数を示すdrxShortCycleTimerによって制御されてよい。
IDLEモードDRXは、IDLEモードのUEが、P-RNTI上のページングに関して非連続的にPDCCHをモニタリングすることを可能にし得る。(1)非アクセスストラタム(NAS)内のMMEによって定義されたUE固有ページング機会および/または(2)たとえばシステム情報ブロック2(SIB2)内の、eNode-Bによって定義されたセル固有ページング機会を含む2つのタイプのページング機会が定義されてよい。
UEは、セル内のシステム情報の変化をシグナリングするためのDLデータ到着のために、および地震または津波警告システム(ETWS)のために、IDLEモードDRXである間、P-RNTIを使用してページング可能である。ページングフレームおよびページングオケージョンの誘導は、以下の表Aおよび表Bにおいて定義されるように、UE_IDに基づいてよい。
次世代の無線アクセス(多くの場合、新しい無線すなわちNRと呼ばれる)に伴う1つの課題は、UE処理複雑度および電力消費に関連する。旧来のLTE UEは、一般的には、時間ベースアルゴリズムを使用して、それらがいつ最小限に、追加の電力節約のために無線フロントエンドを再同調させるためにUEによって使用されてよい任意の適用可能な制御チャネル(たとえば、PDCCH)および/またはネットワーク制御アクティブ化/非アクティブ化機構をモニタリングすることが必要とされるおよび/またはそのために使用されるかを決定する。
旧来のLTEは、接続モードDRX手順およびアイドルモードDRX手順を通してUE電力節約を可能にする。接続モードDRXでは、UEは、オン持続時間期間によって定義された時間間隔の間、PDCCHをモニタリングする。アイドルモードDRXでは、UEは、ネットワークから受信された潜在的ページングメッセージがあるかどうか、特定の時間インスタンスにおいて周期的にPDCCHをモニタリングする。それぞれのアルゴリズムは、UEとネットワークが、UEが最小限にそれぞれの制御チャネルをモニタリングすることが必要とされるおよび/またはそのために使用されるサブフレームの同じ理解を有することを確実にする。
旧来のLTEでは、UEは、たとえば、コンポーネントキャリアごとに、セカンダリセル(SCell)のネットワーク制御されたアクティブ化/非アクティブ化をサポートしてよい。
これらの手順は、NRに固有の、以下の新しい特徴または特性、すなわち、(1)割り当て/グラント送信に対して利用可能な(DL/UL)データからの低い待ち時間のサポート、(2)サポート複数の制御チャネルをもたらし得る複数のニューメロロジー、および現在LTEにおいて使用するものと異なるタイミング(および異なるニューメロロジーの結果としてのNR内の異なるタイミング)のサポート、ならびに(3)柔軟なスペクトル割り当てのサポートにより、5Gエアインタフェースのために考えられたとき、いくつかの欠点を有する。
以下は、UE電力消費のための新しい課題を表す。1つの課題は、シンボル持続時間と、サブキャリア間隔と、異なる、おそらく可変の持続時間のTTIとを含む異なるニューメロロジーをサポートすることであってよい。NRは、高スループットをもつもの(「eMBB」)と、非常に低い待ち時間要件(1ms RTT)をもつものとを含むサービス/QoSの新しいセットをサポートしてよい。従来のDRX機構は、異なる時間間隔(たとえば、1ms対125μs)において同じUE送信を最適に扱うのに十分に柔軟でないことがある。さらに、旧来のDRX機構は、電力使用目標に到達するのに足りないことがある。たとえば、望ましくない待ち時間を持ち込むことおよび/またはUEがDRXである間データがUEに到着し得る状況をもたらすことを回避するために注意が払われてよいおよび/またはそうされなければならないので、低待ち時間サービスのサポートは、DRXをもつように構成されたとき難しいことがある。UEは、効率的な電力節約機構から恩恵を得てよい。
別の課題は、チャネル間の依存を含めて、複数の制御チャネルをサポートすることであってよい。LTEでは、単一の制御チャネル(たとえば、PDCCH)が、所与のセルのための帯域幅全体上に存在する。制御チャネルの持続時間は、一般的には2つまたは3つのシンボルである。NRの場合、UEは、複数の(特定の帯域幅に)局所化された制御チャネルを使用する制御情報の受信をサポートしてよい。構造は、負荷が増加したときの制御チャネルリソースのスケーリングを可能にするために、および/またはより容易なフォワーディング互換性のための特定の特徴/サービスに合わされた新しい制御チャネルの追加を容易にするために有用であってよい。
別の課題は、柔軟な/さまざまなチャネル帯域幅(BW)をサポートすることであり得る。NRのためのチャネルBWは、旧来のLTEのそれらを超える(たとえば、20MHzよりも大きい)値に増加されてよく、UE固有であってよい。UE電力消費は、UEがそのベースバンド内で処理することが必要とされるおよび/またはそのために使用される帯域幅の量とともに増加することができる。制御チャネルモニタリング手順は、所与のUEに適用可能なチャネル帯域幅を明示的または暗黙的に制御してよい。
別の課題は、リーンキャリアをサポートすることであってよい。LTEにおける制御チャネル復号化は、参照信号の存在に依拠する。NRの場合、「常時オン」信号の量は、たとえば、主にセル間干渉を減少させるために、および/または改善されたネットワーク電力節約(ネットワークDTX)をサポートするために、最小化されてよい。NRのための電力節約モードは、参照信号のより疎な使用を考えてよい。
新しい制御チャネルモニタリング機能、動作、および/または手順は、NRに使用されてよいが、制御チャネルモニタリングを越える追加の電力節約機構、機能、動作、および/または手順は、(たとえば、LTEよりも厳しいバッテリ要件を有することがある)URLLCデバイスおよび/またはeMTCデバイスをサポートするために必要とされるおよび/または使用されてよい。
代表的なUE処理状態
UE処理状態の定義
状態または処理状態という用語は、一般に、以後、UEの挙動に関係する1つまたは複数の状態を指すために使用される。処理状態は、条件が真になったときにUEによって取られるあるアクションに関連し得る1つまたは複数のアクティビティ状態を含んでよい。これは、本明細書においてさらに説明される方法の適用可能性を制限することを意図したものではない。アクティビティ状態は、処理状態のサブセットに等しくてもよいし、それであってもよい。
代表的なUE自律的な決定およびネットワーク制御された移行
いくつかの方法、動作、および/または手順では、UEは、条件が真になることと、UEがそのようなアクション(たとえば、UE自律的な挙動)を実行するべきであるまたはそうすることが可能であることを自律的に決定するように構成されてよい。UEによって自律的な決定の代わりにまたはそれに加えて、UEは、条件が真になることと、UEが、信号からまたはネットワークからの送信から受信された明示的な標識に基づいて(たとえば、ネットワーク制御された挙動に基づいて)そのようなアクションを実行するべきであるまたはそうすることが可能であることを決定するように構成されてよい。
UE処理状態の他の代表的な特性化
UEは、UEの挙動を定義および/または支配する1つまたは複数の処理状態の下で動作するように構成されてよい。たとえば、処理状態は、以下のうちの少なくとも1つに関連する挙動などのUE挙動に関する最小要件のセットを提供してよい。
- 制御チャネル処理、たとえば、モニタリング、受信、復号化、および/または構成管理、
- スペクトル帯域幅処理、たとえば、システム/チャネル帯域幅同調、周波数位置調整(たとえば、中心周波数)、ベースバンド処理、および/または構成管理。いくつかの実施形態では、スペクトル帯域幅処理は、たとえば、連続的な物理リソースブロックのグループからなる帯域幅部のために、および/またはキャリアのシステム/チャネル帯域幅の一部分のために、一緒におよび/または別々に制御チャネル領域およびデータチャネル領域に適用されてよい、
- ビーム管理および処理、たとえば、制御ビームおよび/もしくはデータビームを使用する確立、保守、および/もしくは受信/送信、ならびに/または
- 参照信号処理、たとえば、測定処理および構成管理。
他の代表的な態様/動作は、以下のうちの少なくとも1つを含んでよい。
- HARQタイミング関連態様/動作、
- 処理またはアクティビティレベルは、UEフレーミング関連挙動、たとえばサブフレーム対スロット対ミニスロットの使用を制御してよい、
- フレーミングおよび/またはタイミング関連態様/動作、たとえば、異なるニューメロロジー、送信持続時間、スケジューリングオケージョン、サブフレーム、ならびに/またはスロットおよび/もしくはミニスロット動作、ならびに/またはHARQタイムラインは、異なる処理状態と関連付けられて(たとえば、アクティブであって)よい。
- サブフレームベースDRXアクティブ時間を使用するいくつかの実施形態では、UEは、たとえば、(1)第1の特定のニューメロロジー(たとえば1ms送信持続時間)、(2)スケジューリングオケージョンの特定のセット(たとえば1msサブフレーム)、および/またはHARQタイムライン(たとえば、スケジューリングとUL送信、UL/DL送信、および関連付けられたDL/ULフィードバックそれぞれの間の特定の値x、HARQ RTTなど)を可能にするために、制御チャネルのための第1の処理状態(たとえば低処理状態)である間第1の(たとえば低)タイミング粒度において制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい。
たとえば、UEは、1msスケジューリングオケージョンで1ms送信持続時間を使用する低処理状態であってよく、x=3などのx1msUE/eNB処理遅延は、HARQプロセスのための8msRTTにつながる。
OFDMシステム内の最小時間単位は、一般に、「シンボル」と呼ばれることがある。シンボルは、シンボル持続時間を有する。LTEでは、シンボル持続時間が1/14msであるそのような、1msサブフレームあたり14のシンボルがあってよい。シンボル持続時間は、LTEにおいて同じであってよいキャリアに使用されるニューメロロジーの関数であってよい。
- スロットベースDRXアクティブ時間を(たとえば、スロット持続時間および/またはミニスロット持続時間により)使用する別の実施形態では、UEは、たとえば、第2のニューメロロジー(たとえば、たとえば125μs送信持続時間、または約125μs送信持続時間の1つもしくは数個のシンボルのミニスロット)、スケジューリングオケージョン(たとえば、1つもしくは数個のシンボルまたは1つもしくは数個のミニスロットのスケジューリングオケージョン)の特定のセット、および/またはHARQタイムライン(たとえば、スケジューリングとUL送信、送信、およびフィードバックとの間の特定の値x2、HARQ RTTなど)を可能にするために、制御チャネルのための第2の処理状態(たとえば高処理状態)である間、第2の(たとえば高)タイミング粒度を使用する制御チャネルをモニタリングする(たとえば、加えてモニタリングする)ように構成されてよい。たとえば、ミニスロットは、1つまたは複数のシンボルに等しい持続時間を指すことがあり、スロットは、いくつかのシンボル(たとえば、7つのシンボル)に等しい持続時間を指すことがあり、サブフレームは、複数のスロット(たとえば、サブフレームあたり2つのスロット)を指すことがある。ニューメロロジーに応じて、時間持続時間は、ミニスロット、スロット、および/またはサブフレーム、のいずれかに関して異なってよい。LTEのそれに等しいニューメロロジーに関して、同じ時間持続時間が適用される(たとえば、常に適用される)。ある代表的な実施形態では、デフォルトキャリアのためのニューメロロジーは、LTEニューメロロジーをサポートしてよい。
たとえば、UEは、たとえば、受信された制御シグナリングの関数として異なるHARQタイムラインを可能にするために、1msのスロット送信持続時間)および125μsのミニスロット送信持続時間をもち、ミニスロット境界における制御シグナリングの対応する受信をもつ、高処理状態であってよい。送信持続時間、制御シグナリング、およびHARQタイムラインは、たとえば、第1の処理状態および/または第2の処理状態において復号されたDCIのタイプ、すなわち、
- 論理チャネル性質および/もしくは構成、ならびに/または
- 本明細書において、たとえば「制御チャネル復号化複雑度」セクションにおいて説明される、低コスト信号モニタリング構成および/もしくは挙動
に影響を与えてよい。
いくつかの実施形態では、UE処理状態の上記の態様、動作、手順、関数、および/または特性のいずれかは、あらかじめ定義された時間の期間上でパターンを使用して編成および/または構造化されてよい。パターンの開始は、時間的に明確に定義されたおよび/またはよく知られている参照を使用して構成可能であってよい。たとえば、UEは、システムフレーム数、システムタイミング、フレームタイミングに関連する、および/または特定の信号の受信に対する、参照をもつように構成されてよい。たとえば、そのような信号は、たとえばパターンが適用可能なチャネルに関連付けられた参照信号からなってよく、および/またはこれを含んでよい。このパターンは、UEとネットワークとの間で構成可能であってよく、および/または、これらの間で明確に定義されてよい。たとえば、UEは、たとえば、UEの挙動が時間的に同期され、ネットワークの観点から予測可能であるように、標準化された値のテーブルから、および/またはパターン情報を含むシグナリングの受信から、適用可能なパターンを決定するように構成されてよい。
いくつかの実施形態では、UEは、所与の処理状態のためのパターンベース構成により制御チャネル処理および/またはスペクトル帯域幅処理を調整するように構成されてよく、UEは、たとえば、本明細書において説明される他の方法、動作、および/または手順により、UEの処理状態の変化の関数としてビーム処理などのスペクトル帯域幅処理を含む他の態様を調整するように構成されてよい。
いくつかの実施形態では、UEは、1つまたは複数の制御チャネルの受信およびブラインド復号化のための第1のパターンをもつように構成されてよい。ある実施形態では、UEは、パターンにより、ある制御チャネルスケジューリング機会/オケージョンから別のチャネルスケジューリング機会/オケージョンまでの異なる制御チャネル(たとえば、1つまたは複数の制御チャネル)を使用するブラインド復号化試行を決定する(たとえば、そして、これを実行する)ように構成されてよい。たとえば、UEは、10のオケージョン(たとえば、0から9が採番された)のシーケンスからのスケジューリングオケージョン3および6において、第1の制御チャネルを復号するように構成されてよいが、UEは、第1の処理レベルのための他のオケージョン中に第2の制御チャネルを復号するように構成されてよい。第2の処理レベルの場合、UEは、オケージョン0、1、2、8、および9に対して制御チャネルのいずれかを復号するように構成されなくてよい。
他の代表的な実施形態では、UEは、パターンにより、ある制御チャネルスケジューリング機会/オケージョンから別の制御チャネルスケジューリング機会/オケージョンまでの所与の制御チャネルに対して、制御チャネルリソース(たとえば、CORESET)、CCE、探索空間などの異なるセットを使用するブラインド復号化試行を決定する(たとえば、そして、それを実行する)ように構成されてよい。
他の代表的な実施形態では、UEは、特定の周波数位置、および/または所与のニューメロロジーのための帯域幅、たとえば、パターンにより、ある制御チャネルスケジューリング機会/オケージョンから別の制御チャネルのスケジューリング機会/オケージョンまでの所与の制御チャネルのための帯域幅部を決定する(たとえば、および/またはこれを受信する)ように構成されてよい。たとえば、UEは、第1の処理レベルのための単一の(たとえば、デフォルト)帯域幅部および/またはCORESET上で受信するように構成されてよい。第2の処理レベルの場合、UEは、すべての構成された帯域幅部および/またはCORESET上で受信するように構成されてよい。
ある代表的な実施形態では、UEは、パターンにより、ある制御チャネルスケジューリング機会/オケージョンから別のチャネルスケジューリング機会/オケージョンまでの異なるアグリゲーションレベル(AL)を使用するブラインド復号化試行を決定する(たとえば、そして、これを実行する)ように構成されてよい。UEは、たとえば10のオケージョン(たとえば、0から9が採番された)のシーケンスからのスケジューリングオケージョン3および6において、AL=16のみを使用し、スケジューリングオケージョン4および5においてAL=4、8を使用して、制御チャネルを復号するように構成されてよく、第1の処理レベルに対して別の方法で復号しないように構成されてよい。第2の処理レベルの場合、UEは、AL=16によりすべてのオケージョンにおいて復号するように構成されてよい。ALは、制御チャネルの負荷、UE外形などに基づいて構成されてよい。
ある代表的な実施形態では、UEは、パターンにより、ある制御チャネルスケジューリング機会/オケージョンから別のチャネルスケジューリング機会/オケージョンまでの1つまたは複数のDCIの異なるセットを使用するブラインド復号化試行を決定する(たとえば、そして、これを実行する)ように構成されてよい。
いくつかの代表的な実施形態では、UEは、受信および/または帯域幅処理、たとえば、パターンにより、ある制御チャネルスケジューリング機会/オケージョンから別の制御チャネルスケジューリング機会/オケージョンまでの物理リソースブロックの異なるセットを使用するシステム/チャネル帯域幅同調を決定する(たとえば、そして、これを実行する)ように構成されてよい。
パターンは、時間的に周期的に繰り返されてよい特定の時間の量(たとえば、シンボル単位、ミリ秒単位、および/またはスケジューリング機会/オケージョン単位)に対応してよい。
パターンの開始は、特定の時間インスタンス(たとえば、ミニスロット、スロット、および/またはサブフレームの第1のシンボル)、たとえば、システムフレーム番号に、フレームの第1のサブフレームに、または時間的に周期的に繰り返されてよい受信された信号(たとえば、参照信号)に、または成功して復号された送信(たとえば、DCI、またはMAC CE)に対応してよい。
いくつかの実施形態では、UE処理状態は、1つまたは複数のそのような態様、動作、手順、および/または特性に対して、1つのそのようなパターンに関連付けられてよい。UEは、適用可能な処理レベルを変更するとき、1つまたは複数の関与する態様、動作、手順、および/または特性を変更する適用可能パターンを変更するように構成されてよい。
UEは、たとえば、複数の処理状態のうちの1つにより、UEの動作処理状態を構成する制御シグナリングを受信するように構成されてよい。処理状態は、上記で説明された構成のうちの1つまたは複数に関連する性質の定義されたセットに関連付けられてよい。たとえば、処理状態は、特定の制御チャネル構成、データ帯域幅、および/または使用法構成などに関連付けられてよい。処理状態(たとえば、各処理状態)に関連付けられた性質は、たとえば、仕様、ルックアップテーブル、ルールによって、あらかじめ定義されてよく、ならびに/または動的にシグナリングおよび/もしくは設定されてよい。ある代表的な実施形態では、UEは、ブロードキャストまたは専用シグナリングのどちらかを通して、信号(たとえば、RRC信号)の受信に基づいて処理状態の性質をもつように構成されてよい。そのような信号は、特定の処理状態のための、特定の制御チャネルモニタリング構成、データ帯域幅構成、および/または使用法、HARQタイミング構成などに関連付けられてよい。
処理状態は、その特定の処理状態を識別し、たとえばUEとネットワークの間のシグナリングのためのその処理状態を参照するために、インデックスまたは識別子に関連付けられてよい。
処理状態を変更するためのトリガ
ネットワーク制御された移行
UEは、UEが、たとえば制御チャネル上での、RRCメッセージ、MAC CE、DCIメッセージ、本明細書ではたとえば「データ帯域幅構成」セクションにおいて説明される「低コスト」信号、ならびに制御シグナリングの受信および/または構成によって制御されるタイマベース動作のうちの少なくとも1つなどの、ネットワークからのシグナリングの受信に基づいて異なる処理状態に移動するべきである、またはこうすることが可能であることを決定するように構成されてよい。
タイマベース動作は、ネットワークからのシグナリングによって制御されてよい。たとえば、代表的な一実施形態では、タイマが、UEの挙動を制御するために使用されるときは、UEは、タイマが稼働しているとき手順/論理的動作Aを実行してよく、そうでないときは、UEは、手順/論理的動作Bを実行してよい。別の代表的な実施形態では、タイマ自体が、シグナリングの受信によって制御されてよい(たとえば、タイマは、制御メッセージXが受信された場合は停止されてよく、制御メッセージYが受信された場合は再開されてよい、など)。
いくつかの実施形態では、タイマは、UEの挙動を制御するように構成されてよい。たとえば、タイマが稼働しているとき、UEは、手順/論理的動作のセットを実行してよい。そうでない場合、UEは、たとえばタイマ自体がシグナリングの受信によって制御され得るとき、手順/論理的動作の別のセットを実行してよい(たとえば、タイマは、制御メッセージXがネットワークから受信された場合は停止されてよく、制御メッセージYがネットワークから受信された場合は再開されてよい、など)。
そのようなシグナリングは、構成されることになる処理状態のインデックス、ならびに潜在的には、処理状態の変化が生じるべき時間を識別してよい。あるいは、処理状態の変化は、移行メッセージが受信された時間と新しい処理状態に関連付けられた構成変化が起こるべき時間との間の、あらかじめ定義されたまたは静的に定義された時間差において起こってよい。
UEにより決定された移行
別の実施形態では、UEは、以下、すなわち、1)1つまたは複数の制御チャネルに対するスケジューリングアクティビティ、スケジューリングアクティビティの増加、または減少、2)UEにおける新しいサービスの到着、たとえば始動および/またはその構成、3)特定の性質(たとえば、低待ち時間要件)を有するUEにおけるデータの送信および/または成功した受信/送信のための可用性、4)UEバッファ内のデータが、たとえば、特定のベアラ、ベアラタイプ、サービス、たとえばQoSプロファイルに基づいたタイプ、SOM、TrCH、および任意の等価物、のうちの少なくとも1つのために閾値を超えるまたは閾値未満に低下すること、5)UEアクティビティまたはスケジューリングアクティビティに関連するタイマの満了、6)UEスピードが、一定の値を超えるまたはこれ未満であること、7)現在のバッテリ寿命が特定の値に到達すること、8)スケジューリング要求および/またはアクセス手順のトリガリングおよび/または始動、9)UEによって自律的に始動された始動および/または送信、たとえば、アップリンク制御チャネル上での競合ベースアップリンク送信、グラントのない送信、スケジューリング要求、またはPRACH上でのプリアンブル、10)HARQプロセスの状態、たとえば、時間的におよび/またはHARQプロセスのためのいくつかの再送信に関する何らかの待ち時間基準/閾値を超えること、ならびに11)ビーム管理の状態、たとえば、ビームの変化、ビーム構成の変化、ビーム障害イベント発生、および/またはビーム復旧要求の成功した送信、のうちの少なくとも1つなどの、UE動作に関連するいくつかの定義されたトリガに基づいて、1つの処理状態と別の処理状態との間で移行するように構成されてよい。
いくつかの実施形態では、UEは、対応する制御情報を受信するとタイマが(再び)開始されるとき、およびタイマが満了したときなどの、タイマ構成および動作に基づいて、1つの処理状態と別の処理状態との間で移行するための上記のイベントを決定するように構成されてよい。
別の実施形態では、UEは、カウンタに基づいて(たとえば、制御シグナリングの受信のためのオケージョンに基づいて、または実行された送信に基づいて)ある処理状態と別の処理状態との間で移行するための上記のイベントを決定するように構成されてよい。
そのようなケースでは、処理状態間の移行は、一定のルールに基づいて明確に定義されてよい。たとえば、移行前(たとえば、既存のまたは初期)処理状態と結合された特定のトリガは、1つの特定の移行後状態への移行を使用または必要としてよい。
UEは、RRCメッセージ、MAC CE、またはPHY層シグナリングを使用する処理状態の変化を要求することも行うように構成されてよい。処理状態の変化の要求は、以下の情報、すなわち、潜在的に特定の論理チャネルまたは特定のタイプのデータの、処理状態、バッファ占有の変化をトリガした特定のトリガリングイベント、チャネル測定、ビーム測定、ビーム管理イベント(たとえばビームスイッチ、最良のビームの変更)、ビーム復旧、およびターゲット状態における要求された持続時間などの、UEが移行することを望む状態の状態インデックス(または潜在的に、所望の状態インデックスのリスト)、および状態移行のためのトリガに関連付けられたパラメータ、のうちの少なくとも1つを含有してもよいし、これらを含んでもよい。
UEは、以下のトリガ、すなわち、1つまたは複数の制御チャネル上でのスケジューリングアクティビティ、スケジューリングアクティビティの増加または減少、UE(たとえば、その始動および/または構成)における新しいサービスの到着、特定の性質(たとえば、低待ち時間要件)を有するUEにおけるデータの送信および/または成功した送信/受信の可用性、UEバッファ内のデータが閾値を超えるまたは閾値未満であること、UEアクティビティまたはスケジューリングアクティビティに関連するタイマの満了、UEスピードが一定の値を越えるまたはこれ未満であること、ビーム障害が発生すること、ならびに現在のバッテリ寿命が特定の値に到達すること、のうちの少なくとも1つの結果として、処理状態の変更を要求するように構成されてよい。
続くセクションは、特定のUE構成関連態様、動作、手順、および/または機能に基づいた処理状態変化の特定のケースについて説明する。上記で言及された特定のトリガ、ならびに各特定の構成態様および/またはある特定の構成態様に対して定義されたより詳細なトリガが可能である。
制御チャネル復号化複雑度
本明細書において説明される実施形態は、別段明記されない限り、任意のデータチャネルリソース(たとえば、適用可能な場合、PRB、帯域幅、ビーム選択、フレーム態様(たとえば、スロットおよびミニスロット))に等しく適用可能である。おそらく、そのような適用可能データチャネルリソースは、代わりにまたは加えて、UEの状態の関数として決定されてよい。UEの状態は、特に、異なる制御チャネルリソースがデータ伝送のための異なるスペクトルブロックを制御するために使用されるとき、制御チャネルリソースを決定するために使用されてよい。
UEが、さまざまな数のCCEをもつ制御チャネルをモニタリングすること
一実施形態では、UE電力節約モードの一部として、UEは、その動作モードたとえばその処理状態またはアクティビティ状態に応じて、CORESETおよび/またはCCEの異なるセットをモニタリングするように構成可能であり、時間とともに自律的に動作モードを変更するように構成されてよい。
UEの現在の処理状態は、そのUEのための制御チャネルモニタリング構成を定義するように構成されてよい。UEは、さまざまな数のCCEおよび/またはCCEのさまざまなセットをもつ制御チャネルを処理する(たとえば、モニタリングする、受信する、ブラインド復号する、または類似のこと)ように構成されてよい。たとえば、変更され得るCCEの数および/または処理に使用されることになる実際のCCEは、変更されてよい。たとえば、UEは、さまざまな複雑度の異なる処理状態で動作するように構成されてよく、UEは、異なる数のCCEおよび/またはCCEの異なるセット上で制御チャネルをモニタリングしてよい。たとえば、UEは、CCEの数を変化させる電力節約モードを実行するように構成されてよい。UEは、一定の要因に基づいてモニタリングする必要があってよく、そうすることが可能であり、および/またはそうする必要があり、それらの要因は、スケジューリング処理および/またはUEバッファステータスを含んでよい。UE上のバッファステータスは、UEとeNode-Bとの間の柔軟なスケジューリングと協調されてよい。
UEは、複数の処理状態を考慮することによって制御チャネルモニタリングを実行するように構成されてよく、各処理状態は、復号されることになる異なる数のCCEを有する。1つのあり得る利益は、制御チャネルモニタリング複雑度の潜在的な減少である。
たとえば、UEは、以下のうちの少なくとも1つに基づいてモニタリングすることになる制御チャネルリソースの異なるセットを自律的に決定するように構成されてよい。
一実施形態では、UEは、サブバンド、複数のサブバンド、周波数帯域のサブセット、システム帯域幅のサブセット、周波数位置(たとえば、中心周波数)、または制御チャネルのリソースのサブセットをモニタリングするように構成されてよい。これは、アグリゲーションレベルを含んでよい。
第1の状態にある(たとえば、第1のアクティビティレベルにより)間、UEは、リソース要素の第1のセット、適用可能なアグリゲーションレベルの第1のセット、リソースブロックなどの上で定義された制御チャネル、たとえば1つまたは複数の制御チャネルの第1のセットをモニタリングするように構成されてよい。次いで、UEは、第2の状態(たとえば、第2のアクティビティレベルにより)で動作するとき、リソースの第2のセット(おそらく異なる数の制御チャネルを含む)を使用するように構成されてよい。
たとえば、そのような第1の状態では、UEは、第1の動作帯域上でダウンリンク制御情報(たとえば、DCI)をモニタリングするように構成されてよい。たとえば、そのようなものは、第1のチャネル帯域幅を含んでよい。第2の状態では、UEは、第1の動作チャネル帯域幅と異なるリソース要素のサブセットを占有し得るDCIをモニタリングするように構成されてよい。
たとえば、そのような第1の状態では、UEは、制御チャネルの第1のセット上のDCIをモニタリングするように構成されてよい。そのような第1のセットは、最高で第1のユーザプレーンデータレートに関するスケジューリングを提供してよい。第2の状態のUEは、制御チャネルの第2のセット上のDCIをモニタリングするように構成されてよい。そのような第2のセットは、最高で第2のユーザプレーンデータレートに関するスケジューリングを提供してよい。UEは、そのようなセットを、以下でさらに説明されるものなどのUEの送信に関連する1つまたは複数の態様の関数として決定するように構成されてよい。
UEは、第1の状態および第2の状態であるとき、それぞれ動作周波数帯域の第1のサブバンドおよび第2のサブバンド(またはそのセット)上でさらに動作するようにさらに構成される。電力消費に関するそのような動作のあり得る利点は、受信機が、周波数帯域全体のサブバンドに同調された(たとえば、それにのみ同調された)制御チャネル復号化およびフロントエンドのための減少された高速フーリエ変換「FFT」サイズのうちの少なくとも1つを利用してよいことであってよい。
図5Aは、それぞれアクティビティ状態A(511において示される)およびアクティビティ状態B(512において示される)にあるUEによってモニタリングされた制御チャネルを示す代表的な図である。511において示されるように、アクティビティ状態AのUEは、一定の数の制御チャネル要素、たとえば、オペレーティングシステム帯域幅521上のCCE1~CCE7(531~537)をモニタリングするように構成されてよい。これらの制御チャネル要素、たとえば、CCE1~CCE7(531~537)は、UEのためのアクティブな制御チャネル522を表す。UEは、他の時間には、アクティビティ状態Bであるように構成されてよい。しかしながら、異なるアクティビティ状態、たとえば、アクティビティ状態Bでは、UEは、512において示されるように、制御チャネル要素の全部、たとえば、オペレーティングシステム帯域幅521の上でアクティブな制御チャネル523を表すCCE1~CCEn(541~5xy)をモニタリングするように構成されてよい。
図5Bは、UE上の制御チャネルモニタリング挙動を含む代表的なモニタリングサイクルを示す。UEは、アクティブ状態持続時間504中は制御チャネルをモニタリングし、他の時間には制御チャネルをモニタリングしないように構成されてよい。UEのアクティビティ状態の影響下にあり、RRCシグナリングを介して送信されるアクティブ状態持続時間504が構成可能である。
ブラインド復号化の数の減少
別の実施形態では、UEは、第1の状態で、最大で第1の数のブラインド復号化試行を実行するように構成されてよい。第2の状態では、UEは、最大で第2の数のブラインド復号化試行を実行するように構成されてよい。UEの状態の決定は、制御チャネルリソースの関連付けられたセットに基づいてよい。たとえば、第1の状態および第2の状態の場合、それぞれ、UEは、それぞれ第1の数の探索空間(または探索空間の第1のサブセット)および第2の数の探索空間(または探索空間の第2のサブセット)、探索空間の第1のセットおよび探索空間の第2のセット、探索空間アグリゲーションレベル、または類似物を処理するように構成されてよい。探索空間は、旧来のLTEのそれに等しくてもよいし、より一般には、ダウンリンク制御チャネルメッセージのためのブラインド復号化を実行するためにUEが使用する制御チャネルリソースの任意の集合であってもよい。NRでは、そのような探索空間は、ビームフォーミングが制御チャネルに適用可能である場合、時間的に、周波数的に、および/または空間的に定義されてよい。
たとえば動的に、UEのブラインド復号化複雑度を変化させることのあり得る利点は、UEがアクティブにスケジュールされる必要があってよく、そうすることが可能であり、および/もしくはそうする必要がある時間中、ならびに/またはスケジューラ柔軟性が保持可能であるシステム内でより高いスケジューリング負荷の期間中に、ネットワークスケジューラの制御の下で電力を増加させながら、それが、それほど頻繁ではないが(または、あまり重大でないスケジューリング時間要件をもつ)ネットワークによってスケジュールされることになっているUEが、その時間の期間中にブラインド復号化に関連付けられた電力消費を減少させることを可能にすることであってよい。
したがって、より少ない制御チャネルリソースの復号化をUEが実行する状態は、低スケジューリングアクティビティの期間、および/またはベストエフォート、遅延耐性サービスに関連するスケジューリングアクティビティの期間により適しているであろう。UEがより多数の制御チャネルを復号することが必要とされるおよび/またはそのために使用される状態は、より大きいスケジューリング柔軟性状態であるであろう。
図6Aは、代表的なアクティビティ状態AにおけるUEのための探索空間の代表的な図である。UEは、アクティビティ状態Aである間、いくつかの制御チャネル要素をもつ空間を探索するように構成されてよい。たとえば、UEは、第1の3つのアグリゲーションレベル8(たとえば、611~613)からなる探索空間をもつように構成されてよく、アグリゲーションレベル8は8つの制御チャネル要素を含む。UEは、第1の2つのアグリゲーションレベル4(たとえば、621および622)をもつ別の探索空間をもつように構成されてもよく、アグリゲーションレベル4は4つの制御チャネル要素を含む。UEは、第4から第9のアグリゲーションレベル2(たとえば、631~36)をもつ別の探索空間をもつように構成されてもよく、アグリゲーションレベル2は2つの制御チャネル要素を含み、または、UEは、第12から第21のアグリゲーションレベル1(たとえば、641~650)をもつように構成されてもよく、アグリゲーションレベル1は1つの制御チャネル要素を含む。
図6Bは、アクティビティ状態BにおけるUEのための探索空間の代表的な図である。しかしながら、UEは、図6Aとは異なる方策で、アクティビティ状態Bの異なる数の制御チャネル要素をもつ空間を最小限に探索するように構成されてよい。たとえば、UEは、第3のアグリゲーションレベル8(たとえば、651)をもつ探索空間をもつように構成されてよい。UEは、第2のアグリゲーションレベル4(たとえば、661)をもつ別の探索空間をもつように構成されてもよい。UEは、第7から第9のアグリゲーションレベル2(たとえば、671~673)をもつ別の探索空間をもつように構成されてもよいし、第5から第21のアグリゲーションレベル1(たとえば、681~687)をもつ別の探索空間をもつように構成されてもよい。
UEが、変化する数の制御チャネルメッセージをもつ制御チャネルをモニタリングすること
別の実施形態では、UE電力節約モードの一部として、UEは、その動作モードに応じて異なる数の制御チャネルメッセージを探索するように構成されてよく、自律的に動作モードを変更するように構成されてよい。
UEは、UEによって受信され得る異なる数の可能な制御チャネルメッセージをもつ制御チャネルをモニタリングするように構成されてもよいし、そうすることを期待されてもよい。たとえば、UEは、異なる複雑度の状態で動作するように構成されてよく、UEは、受信可能である異なる数の制御チャネルメッセージをもつ制御チャネルをモニタリングしてよい。たとえば、UEは、UEが、スケジューリングアクティビティ、UEバッファステータス、およびeNode-Bスケジューリング柔軟性要件のうちの1つまたは複数などの要因に基づいてモニタリングする必要があってよい、そうすることが可能である、および/またはそうする必要がある、別個の制御チャネルメッセージの数を変化させる電力節約モードを実行するように構成されてよい。
UEは、複数の状態を考慮することによって制御チャネルモニタリングを実行し、さまざまな数の制御チャネルメッセージ(たとえば、各々が、さまざまな数の制御チャネルメッセージを有する)を、状態(たとえば、各状態)で復号させることになるように構成されてよい。状態(たとえば、各状態)では、UEは、異なる数の制御チャネルメッセージを復号することが必要とされるおよび/またはそのために使用されるように構成されてよい。これは、復号化の一部として使用される、異なる数のDCIメッセージ、異なる別個のDCIメッセージサイズ、使用する異なる数の巡回冗長検査(CRC)パターン、および相関シーケンスなどの異なる数の合致シーケンス、のうちの少なくとも1つを含んでよい。
たとえば、低電力に関連付けられた動作のモード(たとえば、他のモードと比較して、より少ない数のDCIメッセージサイズ)は、限定するものではないが、ページング、電力制御、システム情報、低待ち時間データ伝送、初期データ伝送などのUE動作を可能にする制御チャネルメッセージに関連付けられてよい。
別個の制御チャネルメッセージの数を減少させる利点は、これらの時間インスタンス中に電力を節約するためにUEに対するより少ないブラインド復号化の性能を改善することであってよい。UEがより少ない制御チャネルの復号化を実行する状態は、より低い電力状態であってよいが、UEがより多数の制御チャネルを復号することが必要とされるおよび/またはそのために使用される状態は、より大きいスケジューリング柔軟性状態であろう。
状態間の移行
一実施形態では、2つのアクティビティ状態間でいつ移行するべきかの決定は、旧来のLTE DRXアクティブ時間と類似の挙動を使用してよい。
別の実施形態では、UEにおける電力節約モードは、異なる状態間でのUEによる移行に基づいてよい。UEは、あるトリガに基づいて2つの制御チャネルモニタリング状態間で移行するように構成されてよい。たとえば、UEは、第1のアクティビティ状態から第2のアクティビティ状態に移動するように構成されてよく、これらの状態は、異なる復号化複雑度を有してよい。UEは、TTIごと、N個のサブフレームごと、または何らかの構成された周期性とともになど、周期的に、そのようなトリガをさらに評価するようにさらに構成されてよい。
たとえば、そのような状態間の移行は、以下のトリガ、すなわち、1)スケジューリング強度、2)スケジューリングに使用されるリソースまたはメッセージ、3)時間のトリガ、4)UEによる要求、5)参照信号の存在または欠如、および6)eNode-Bによる明示的指示、のうちの1つまたは複数に基づいてよい。
1)スケジューリング強度
UEは、所与の状態で受信され、時間ウィンドウ上または特定の時間に測定されたグラントの数の結果として、およびこのグラントの数に関連する移行のためのいくつかのルールに基づいて、ある制御チャネルモニタリング状態から別の制御チャネルモニタリング状態に移動するように構成されてよい。これらのルールは、異なる形、または以下の組合せを取ってよい。
一実施形態では、ルールは、期間T内で受信されたグラントの数に基づいてよい。
第2の実施形態では、ルールは、受信された連続したグラントの数に基づいてよい。たとえば、UEは、低電力状態である間のN個の連続したグラントの受信時に、または低電力状態である間の時間期間T中に受信されるN個のグラントの受信時に、低電力状態から、より大きいスケジューリング柔軟性をもつ状態に移動するように構成されてよい。
第3の実施形態では、ルールは、UEがスケジュールされた、またはUEがスケジュールされなかった、連続した制御チャネル機会の数に基づいてよい。たとえば、UEは、UEが制御チャネル上でスケジュールされなかったN個のサブフレームの後に、より大きい制御チャネルモニタリング複雑度をもつ状態から、より低い電力状態に移動するように構成されてよい。
第4の実施形態では、ルールは、1つの状態である間に送られる制御チャネルメッセージのタイプに基づいてよい。たとえば、UEは、特定のDCIメッセージタイプを受信したとき、または特定の探索空間内で、もしくは特定のアグリゲーションレベルをもつ、制御チャネルメッセージを受信したとき、ある状態から別の状態に移動するように構成されてよい。したがって、そのようなDCIメッセージタイプまたは探索空間使用法などは、状態の変化を暗黙的にシグナリングするために予約されてよい。
第5の実施形態では、ルールは、UEがある状態である間にメッセージを受信するビームまたはビームのセットに基づいてよい。たとえば、UEは、たとえば、モニタリングされたビームの特定のサブセットを使用する間、DCIメッセージを受信したとき、ある状態から別の状態に移動するように構成されてよい。
2)スケジューリングに使用されるリソースまたはメッセージ
UEは、特定の探索空間、探索空間サイズ、または特定のDCIメッセージを使用するN個の連続したグラントの受信時に状態間を移行するように構成されてよい。
3)時間のトリガ
UEは、UEによって知られ得るまたはネットワークによって構成され得る特定の時間インスタンスに(たとえば、特定のサブフレーム、またはフレーム番号で)状態間を移行するように構成されてよい。たとえば、UEは、特定のフレーム/サブフレーム番号で周期的に、あるモードと別のモードとの間で常に移行するように構成されてよい。別の例では、UEは、時間の期間にわたって(タイマに基づいて)1つのモードで動作し、タイマの満了時に別のモードに移行するように構成されてよい。
4)UEによる要求
UEは、SR、バッファステータス報告(BSR)、MAC CE、またはRRCメッセージを使用する要求を発行することによって、状態間を移動することを要求してよい。
UEは、以下のうちの少なくとも1つの結果として、2つの状態間を移動する要求をトリガしてよい。
- UEにおける新しいサービスの始動または終了。たとえば、低電力モードで動作するアクティブなeMTCサービスをもつUEは、eMBBサービスの始動時に低電力モードから移動することを要求してよい、
- 特定のサービス、論理チャネル、またはフローに関連付けられたデータの到着、
- UEによる、送信されることになるデータはタイムクリティカルである、または、低電力モードから移動することなしに時間要件を満たさないことがある、という決定、
- UEにおける1つまたは複数の論理チャネルまたはフローのバッファステータスが一定の閾値を超える、
- UEバッファ内のデータのタイムクリティカル性(たとえば、有効期間)、またはUEにおいて進行中の送信が閾値を下回る(たとえば、UEは、そのバッファ内の時間データ(たとえば、タイムクリティカルなデータ)のいずれかまたは大部分の送信を完了した)、および
- ビーム管理プロセスまたはイベント(たとえば、UEにおけるビーム障害検出)。このビーム管理プロセスまたはイベントは、ビームのセットに関連付けられた無線リンク品質が特定の閾値を下回るという、UEによる決定を含んでよい。たとえば、UEは、ビームのセットに関連付けられた参照信号のための1つまたは複数の測定値に基づいて、そのような無線リンク品質を決定してよい。
UEは、SR(たとえば、PRACH上および/または物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上での送信によって))、BSR、MAC CE、および/またはRRCメッセージ(たとえば、PUSCH上での送信を使用する)内で情報を送ることによって状態間を移動するその要求を暗黙的に示すように構成されてよい。たとえば、UEは、特定の論理チャネル内のデータのためのバッファステータスまたはタイミング要件が閾値を上回るという情報をもつBSRを送ることが、UEを低電力モードからまたは低電力モードへと移すと仮定することがある。
5)参照信号の存在または欠如
UEは、UEが、帯域の他の部内での参照信号の欠如の結果として制御チャネル空間のサブバンドをモニタリングする必要があってよい、そうすることが可能である、および/またはそうする必要があることを決定するように構成されてよい。たとえば、動作帯域は、いくつかのサブバンドに分割されてよく、そのサブバンド内で参照信号のセットが送信され得る。UEが、特定のサブバンド内の参照信号電力が閾値を下回ることを検出した場合、UEは、その特定のサブバンドに対する制御チャネルの復号化を無視し、参照信号電力が閾値を上回るサブバンド上の(たとえば、サブバンド上のみの)制御チャネルを復号するように構成されてよい。
6)eNode-Bによる明示的な指示
UEは、DCIがそれを明示的または暗黙的に示す場合、異なる状態間を移動するように構成されてよい。たとえば、DCIが、UEが受信される初期低電力状態によって定義された減少された帯域幅の外部に配置されたリソースのためのグラントを示す場合、UEは、低電力状態から通常状態に、または低電力状態から別の低電力状態(より高い複雑度を有する)に移動するように構成されてよい。
UEは、MAC制御要素(MAC CE)またはRRC構成メッセージの受信時に状態間を移動するように構成されてよい。
UEは、以下のうちの少なくとも1つの関数として状態および/またはリソース(制御および/またはデータ)のセットを決定するように構成されてよい。
1つの関数は、時間の期間中の平均送信レートであろう。そのようなレートは、L1送信レートに、L2送信レートに、ユーザプレーンデータ伝送レートまたは類似物に対応してよい。そのようなレートは、そのような期間中の成功した送信に基づいてよい。そのようなレートは、肯定的なHARQフィードバックが受信された(ダウンリンクスケジューリングの場合)または送信された(アップリンクスケジューリングの場合)または両方であった(複合スケジューリングの場合)、成功した送信に基づいてよい。構成されたオフセットまたは閾値があるので、閾値は、スケジューリング柔軟性を変化させるために使用されてよい。
別の関数は、平均パケット間送信(アップリンクまたはダウンリンクまたは両方)であろう。そのような送信は、上記の説明に従ってよい。
別の関数は、たとえば乗算的増加/減算的減少(multiplicative increase/subtractive decrease)タイプのアルゴリズムなどのレート制御アルゴリズムであろう。たとえば、TCPに似たレート制御は、TCP「ウィンドウ」の管理がUEのための最小処理要件に対応し、そのようなウィンドウは、しかしながら、(TCPのレート制御とは反対に)乗算的様式で増加され、減算的様式で減少される、制御チャネル処理(および、たとえば、データチャネル処理)のための(たとえば、アクティビティ)状態を決定するために適用されることがある。たとえば、DCIの(または所与の期間内の数の)成功した検出は、ウィンドウ管理(乗算的増加)に関するTCP ACKの受信に対応するであろうが、そのような検出のない(または所与の期間内の一定の値よりも少ない数の)期間は、TCP NACK(減算的減少)に対応するであろう。これは、レートの変動を最小にするためにウィンドウを使用して平均化可能である。そのような方法の1つの利点は、UE処理アクティビティが、所与のUEの観察された送信レートに合致し得るであろうことであってよい。そのような方法は、アップリンク(たとえば、アップリンクデータチャネルたとえばアップリンクデータチャネルのみに関連付けられたリソースの場合)、ダウンリンク(たとえば、ダウンリンク制御および/またはデータチャネルのみに関連付けられたリソースの場合)、または両方に対する組合せ(そうでない場合)に別々に適用されてよい。
UEに制御チャネル構成を自律的に修正させる1つの利点は、UEが、ネットワークからのシグナリングのオーバヘッドの減少を可能にして、あるアクティビティ状態と別のアクティビティ状態との間で移行することを可能にし、オーバヘッドなしで移行がより頻繁に発生することを可能にし、したがって、そのような移行とともに電力効率ゲインを改善することであってよい。
一実施形態では、UEは、通常モードで探索空間の1つのセット(潜在的にフルセット)を、低複雑度モードで探索空間の第2のセット(潜在的に、減少されたセット)を復号するように構成されてよい。モード(たとえば、各モード)で復号されることになる探索空間のセットは、UEによって演繹的に知られてもよいし、ネットワークからの構成によって提供されてもよい。ネットワークからの構成は、知られている探索空間構成または標準化された探索空間構成に対するインデックス(通常モードに対して1つと低複雑度モードに対して1つ)としてさらに提供されてよい。低複雑度モードでは、探索空間の減少されたセットは、たとえば、UEがリソースの減少された(たとえば、減少されたのみ)セットを処理し得るように、CCE、リソース、ビーム、および/または制御チャネル帯域幅の減少されたセットにさらに制限されてよい。UEは、UEが復号化のあるモードから別のモードに移動するべきであることを示すMAC CEを受信するように構成されてよい。MAC CEの成功した受信時に、UEは、次の制御チャネルインスタンス(たとえば、次のサブフレーム)において、または特定の知られているインスタンス(たとえば、サブフレーム0、またはMAC CEの受信に続くx個のサブフレーム)において、新しいモードにより制御チャネル復号化を実行し始める。
別の例示的な実施形態では、UEは、2つの異なる制御チャネル復号化モードをもつように構成されてよく、第1のモードは、DCIフォーマットの小さいセットの復号化を必要とし、第2のモードは、サポートされるDCIフォーマットのフルセットの復号化を必要とする。第1のモードで動作するUEは、N個の連続した制御チャネルオケージョン/TTI/サブフレームまたは類似物においてスケジューリング要求を受信すると第2のモードに移行するように構成されてよい。あるいは、第1のモードで動作するUEは、最後のTサブフレーム内で特定のタイプ(第1のモードでサポートされる)のDCIメッセージをN回受信すると第2のモードに移行するように構成されてよく、NおよびTはネットワークによって構成可能である。動作の第2のモードでは、UEは、第2のモードに入ったときに設定されたタイマの満了の後に動作の第1のモードに移行するように構成されてよい。タイマは、UEがスケジューリング要求を受信する時間(たとえば、各時間)をさらにリセットしてよい。
別の代表的な実施形態では、UEは、前の例示的な実施形態に関連付けられたルールのいずれかに従うように構成されてよく、UEとネットワーク(たとえば、UEはネットワークによって構成されてよい)の両方によって知られている時間インスタンスにおいてT個のサブフレームごとに1回周期的に動作の第2のモードに一時的に(たとえば、1つまたはいくつかのサブフレーム/TTI/スケジューリング機会の場合)移行するようにさらに構成されてよい。そのような周期的フォールバックの利点は、UEとネットワークが動作のモード間の移行に関して同期されたままであることを確実にすることであり得る。UEは、動作の第2のモードにフォールバックするサブフレームにある間、それ自体をネットワークと再同期させるためにネットワークからメッセージをさらに受信してよく、これは、2つのモード間の移行に関連するすべてのタイマ、カウンタ、および状態変数をリセットすることからなるであろう。
上記の代表的な実施形態は2つの状態のために示されているが、当業者は、移行のための例およびルールは3つ以上の制御チャネルモニタリング状態に対して可能であることを理解する。
UE L2処理複雑度
HARQ構成
一実施形態では、UE電力節約モードの一部として、UEは、そのHARQ構成を自律的に変更し、そのようなことについてネットワークに知らせるように構成されてよい。
UEの現在のアクティビティ状態は、UEがその下で動作するHARQ構成を定義してよい。UEは、そのHARQ構成を、UEにおいて発生する特定のトリガに基づいて自律的に変更するように構成されてよい。HARQ構成は、HARQに関連する以下の性質またはパラメータの値、ルール、または構成を定義してよい。
1)DL、UL、SLのためのHARQプロセスの数。たとえば、より低いUE処理複雑度に関連付けられたアクティビティ状態では、UEは、より少数のHARQプロセスをもつように構成されてよい。1つの利点は、それが、UEのアクティビティに基づいてバッファリングが動的に調整され得るように、UE内でのメモリ節約を可能にし得ることであり得る。
2)適用可能な送信モード。たとえば、第1の状態では、および第2の状態では、UEは、それぞれ第1の送信モードおよび第2の送信モードに関連付けられた構成を使用するように構成されてよい。これは、より低いアクティビティの期間内での、あまり処理集約的でない物理層処理を可能にするために有用であり得る。
3)論理チャネルとHARQプロセスとのマッピング。たとえば、特定のアクティビティ状態では、1つまたは複数の論理チャネルを特定のHARQプロセスと関連付けるために従う特定のルールがある場合がある。
4)送信タイミングへのグラントまたは再送信のタイミングなどの、HARQ動作のタイミング。
5)自律的な再送信が使用されることになっているか、それともスケジュールされた再送信が使用されることになっているか。
6)HARQ再送信の最大数、および
7)HARQ送信/再送信(たとえば、各HARQ送信/再送信)のための冗長バージョンの構成。
別の実施形態では、電力節約モードは、UE状態、UE状態移行、または両方に依存する場合があり、状態(たとえば、各状態)は、HARQパラメータの特定のセットまたはHARQ構成を有する。UEは、あるトリガに基づいてHARQ構成状態間を移行するように構成されてよい。UEは、TTIごと、N個のサブフレームごと、または何らかの構成された周期性とともになど、周期的に、そのようなトリガを評価するようにさらに構成されてよい。状態間の移行は、本明細書において、たとえば「制御チャネル復号化複雑度」セクションにおいて説明される以下のトリガのうちの1つまたは複数に基づいてよい。
考えられ得る追加の移行は、高い優先度または低待ち時間データの受信を含む。たとえば、UEは、UEが現在送信中のデータの任意の現在の優先度よりも高い優先度を含有するまたは含むパケットまたはPDUを受信するように構成されてよい。別の例として、UEは、異なるHARQ構成を使用するまたは必要とする場合があるパケットに関連付けられたタイミング要件またはTTLを有するパケットまたはPDUを受信するように構成されてよい。
HARQ処理状態間での移行のためのルールは、構成可能な量の時間にわたって受信されたそのようなパケットの数、受信されたパケットのサイズ、およびパケットに関連付けられた優先レベルまたは待ち時間レベル、のうちの少なくとも1つに基づいてさらに定義されてよい。
パケットに関連付けられた優先レベルまたは待ち時間レベルに関して、低待ち時間データは、たとえば、減少する待ち時間要件をもつ異なるレベルの待ち時間(たとえば、必要とされる待ち時間)(たとえば、L1、L2、…)に関連付けられてよく、このレベルは、上位層からのデータを備えてよい。
連結、セグメント化、多重化、および/または再送信
別の実施形態では、UE電力節約モードの一部として、UEは、L2セグメント化、連結、および再送信のその構成を自律的に変更し、そのようなことについてネットワークに知らせることができる。
UEのアクティビティ状態は、論理チャネルの連結、セグメント化、およびトランスポートブロック上への多重化を実行するときのUEの挙動を定義してよい。UEは、あるアクティビティ状態から別の状態に移行するように構成されてよく、アクティビティ状態は、以下のパラメータに対する定義の異なる値によって特徴づけ可能である。
1)セグメント化および/または再セグメント化のための最小セグメントサイズまたは最大セグメントサイズ、
2)セグメント化が実行されるべきかどうか、およびそうである場合、どの論理チャネル上で実行されるべきか。たとえば、UEは、あるアクティビティ状態では、すべての論理チャネル上でセグメント化を実行するが、別のアクティビティ状態では、セグメント化を実行せず、別のアクティビティ状態では、特定のタイプの論理チャネル上でセグメント化(たとえば、セグメント化のみ)を実行するように構成されてよい、
3)連結が実行されるべきかどうか、およびそうである場合、どの論理チャネル上で実行されるべきか。たとえば、UEは、あるアクティビティ状態では、すべての論理チャネル上で連結を実行するが、別のアクティビティ状態では、連結を実行せず、別のアクティビティ状態では、特定のタイプの論理チャネル上で連結(たとえば、連結のみ)を実行するように構成されてよい、
4)すべての論理チャネルに対して、または論理チャネルの特定のセットに対して、ARQの動作、再編成、再送信、または類似の動作に使用されるTXまたはRXにおけるウィンドウのサイズ、
5)セグメント再送信を実行するべきかどうか、または完全PDUの上位層再送信(たとえば、上位層再送信のみ)が実行されるかどうか、ならびに
6)再セグメント化が再送信のために実行されるかどうか、または再送信が、同じセグメントの送信を必要とするおよび/または初期送信として使用するかどうか。
UE L2処理複雑度の代表的な一実施形態では、UEは、N1個の並列HARQプロセスおよびデータの送信とACKとの間のx1個のサブフレームからなるHARQ構成とともに、第1のモードで構成されてよい。低待ち時間を使用するまたは必要とするサービスの始動時、UEは、低待ち時間でデータを送信することを示す(たとえば、そうすることが必要である)パケットを上位層から受信するように構成されてよい。構成可能な時間T内に上位層からUEによって受信されるそのようなパケットの数が一定の閾値を超える場合、UEは、動作の第2のモードに移動するように構成されてよい。
UEは、MAC CE(BSRまたは類似物などの)の送信によって、移行についてネットワークにさらに知らせるように構成されてよい。UEは、N2個の並列HARQプロセス(ここでN2>N1)およびデータの送信とACKとの間のx2個のサブフレーム(ここでx2<x1)からなるまたはこれらを含む第2のモードで動作するように構成されてよい。UEは、低待ち時間サービスのパケットが受信されている間、第2のモードのままであるように構成されてよい。類似の時間間隔Tにわたって受信された低待ち時間に関連付けられたパケットの数が閾値を下回るとき、UEは、第1のモードに移行し、同様に、そのようなことについてネットワークに知らせるように構成されてよい。
データ帯域幅構成
データ帯域幅構成の修正
データ帯域幅構成の修正の一実施形態では、UE電力節約モードの一部として、UEは、その処理状態に応じて、動作帯域幅の異なるセットをもつように構成されてよく、処理状態を自律的に変更するように構成されてよい。
制御チャネル処理を決定する、本明細書において開示される処理状態変更のためのトリガのセットは、データチャネルおよびデータ帯域幅構成に適用可能である。
UEのアクティビティ状態は、その動作データ帯域幅に関して定義されてよい。1つの解決策では、UEは、異なるデータ帯域幅上で動作し、その動作データ帯域幅を動作中に動的に変更するように構成されてよい。UEは、ULおよびDLのための異なるデータ帯域幅構成下でさらに動作してよい。たとえば、UEは、キャリアC上の動作帯域幅B1をもつように構成されてよい(このキャリアのための全体的なシステムBWはB>B1である)。ある時間に、UEは、その動作帯域幅をB1からB2に変更(B1<B2<B)して、UEが大量のリソースとともにスケジュールされることを可能にするように再構成されてよい。再構成は、UEがデータのためにスケジュール可能であるおよび/またはUL送信に利用可能である全体的な帯域幅(BW)へのリソースブロックの追加からなってもよいし、これを含んでもよい。それは、UEが、追加のリソースブロックを含むB2全体を処理することからなってもよいし、これを含んでもよい。
UEは、帯域幅構成の結果として周波数的にデータ帯域幅の位置をさらに変更するように構成されてよい。たとえば、UEは、電力消費考慮事項に加えて、特定のリソースのチャネル品質に関連するトリガに潜在的に基づいて、その動作帯域幅の中心周波数をある位置から別の位置に移すように構成されてよい。UEは、あるトリガに基づいて、DL受信およびUL送信のための使用可能な時間リソースをさらに変更するように構成されてよい。
UEは、その特定のUEのための瞬間的スケジューリング負荷(アップリンクまたはダウンリンク)に適応するために、その動作中そのような帯域幅構成中の動的な変更を行うようにさらに構成されてよい。UEは、以下でより詳細に説明されるように、スケジューリング、負荷などに関連する特定のトリガに応答して、そのような変更を行うように構成されてよい。
そのような動的なデータ帯域幅構成変更の利点は、より小さい帯域幅をもつように構成されたUEが、その受信、データ処理、測定などを、それがそのセグメントに限定されるように構成し得ることであり得る。たとえば、帯域幅構成の変更が、UEによる再同調をもたらすことがある。UEは、セグメントに限定された、フロントエンド、FFT/IFFT、またはベースバンド処理を使用するように構成されてよい。たとえば、帯域幅B1をもつように構成されたUEは、FFTサイズF1を利用して、データチャネルを受信してよい。帯域幅B2>B1をもつように構成されるとき、UEは、FFTサイズF2>F1を利用して、データチャネルを受信してよい。そのような構成は、UEの負荷要件が、UEの受信回路/HW/SWが所与のキャリアのBW全体にわたって動作することを保証するのに十分でないとき、電力節約利点を可能にし得る。
インデックス付与によるUE動作帯域幅の識別
インデックス付与によるUE動作帯域幅の識別の別の実施形態では、帯域幅またはセグメント(リソースブロックとそれらの構成を含む)は、あらかじめ定義されてもよいし、セルによってブロードキャストされるシステム情報に基づいてもよい。UEは、所与の時間にわたって構成されたUE固有BWとして利用され得る可能なセグメントまたは帯域幅のうちの1つに対応するインデックスのセットを受信するように構成されてよく、ネットワークによるそのセグメントに対してなされた参照は、対応するインデックスに基づいてなされる。そのようなインデックス付与は、構成中にネットワークによってUEに送信されてもよいし、UE動作帯域幅におけるUEの自律的な変更の場合にネットワークに知らせるためにUEによってシグナリングされてもよい。
アドレス指定可能な/割り振り可能なPRBの修正
アドレス指定可能な/割り振り可能なPRBの修正の別の実施形態では、UE電力節約モードの一部として、UEは、その動作モードに応じて、そのシステム帯域幅内のアドレス指定可能な/割り振り可能なPRBの異なるセットをもつように構成可能であり、動作モードを自律的に変更してよい。
UEのアクティビティ状態は、ULにおいてUEによって使用可能である、またはDLにおいてその特定のUEのためにネットワークによってスケジュール可能である、アドレス指定可能なPRBによって特徴づけられ得る。別の解決策では、UEは、ULまたはDLにおいてそのアドレス指定可能なPRBのセットを変更するように構成されてよい。UEは、スケジューリング負荷、送信されることになるデータ、動作特性、およびそのUEに固有の他の特性に基づいて、アドレス指定可能なPRBのセットのそのような変更を行うようにさらに構成されてよい。そうする際、制御チャネルに必要とされるおよび/または使用されるアドレス指定可能な空間は、UEによって使用されるデータ(たとえば、データのみ)および/またはUEのニーズに限定されるので、UEは、簡略化された制御チャネル復号化に関連付けられた電力節約を得るように構成されてよい。アドレス指定可能なPRBのセットを修正するとき、UEは、引き続き同じデータ帯域幅にわたって動作するように構成されてよく、あるPRBを、制御チャネルによってアドレス指定可能である対象となるものとみなして(たとえば、みなすのみであって)よい。
状態移行および/またはアドレス指定可能な/割り振り可能なPRBの修正は、UEのためのアドレス指定可能な/割り振り可能なPRBの数への1つまたは複数のPRBの追加または削除からなってよく、および/またはこれを含んでよい。あるいは、状態移行および/またはアドレス指定可能な/割り振り可能なPRBの修正は、あらかじめ定義されたあるPRB構成から別のPRB構成への変更からなってよく、および/またはこれを含んでよい。PRB構成は、1)特定のPRBのセット、2)セット内のPRB(たとえば、PRBの各々)のサイズ、3)PRB(たとえば、各PRB内)で使用可能である許容できる変調符号化方式(MCS)、4)TTI、および/または特定のPRB内で使用可能であるニューメロロジー、5)PRBセット内の特定のPRB上で使用されることが可能である許容できる論理チャネルまたはサービス、ならびに6)アドレス指定可能なPRBのセットを受信するビームのセット、のうちの少なくとも1つからなってよく、および/またはこれを含んでよい。
データチャネル構成内の除外されたPRB
UEは、UEのデータチャネル構成において使用可能でないPRBまたはデータブロックのセットをネットワークから受信するように構成されてもよい。たとえば、UEは、そのデータチャネル構成において、そのようなPRBを除外するように構成されてよい。そのうえ、そのような除外されたデータブロックの周波数的な位置は、あるあらかじめ定義されたまたは構成されたホッピングパターンに基づいて、時間とともに変化してよい。
周波数ホッピング動作
UEは、UE IDおよびフレーム番号またはサブフレーム番号のうちの少なくとも1つを含んでよい周波数ホッピングルールに基づいて、そのデータブロック位置(たとえば、特定のデータブロックまでであってよい、周波数帯域内のリソースブロック)を決定するように構成されてよい。
このようにして、特定のデータブロックは、特定の時間において帯域幅の異なる部分を占有してよい。
図7A~図7Cは、UE上で異なる時間期間中にシステム帯域幅内の異なる数のアドレス指定可能なPRBをもつ代表的なブロック図である。図7A~図7Cには、2つの予約されたPRB、たとえば、713、723、および733がある。
図7Aは、時間期間T1(たとえば、701)中のUEのために予約された帯域幅の部分を示す代表的な図である。この実施形態では、図7Aは、UEはアクティビティ状態Aで識別されてよく、時間期間T1中にアドレス指定可能なPRBはないことを例示する。
図7Bは、別の時間期間T2(たとえば、702)中のUEのために予約された帯域幅の他の部分を示す別の代表的な図である。いくつかの実施形態では、図7Bは、UEが、アクティビティ状態Bで識別されてよく、アクティビティ状態Aからアクティビティ状態Bに移行するように構成されてよいことを示す。アクティビティ状態Bでは、UEが時間期間T2(たとえば、702)中に3つのPRBを復号するように構成された、3つのアドレス指定可能なPRB(たとえば、720~722)がある。
図7Cは、別の時間期間T3(たとえば、703)中のUEのために予約された帯域幅の他の部分を示す別の代表的な図である。いくつかの実施形態では、図7Cは、UEが、アクティビティ状態Cで識別されてよく、アクティビティ状態Bからアクティビティ状態Cに移行するように構成されてよいことを示す。アクティビティ状態Cでは、UEが時間期間T3(たとえば、703)中に7つのPRBを復号するように構成された、7つのアドレス指定可能なPRB(たとえば、730~736)がある。
データチャネル構成のための状態間の移行
データチャネル構成のための状態間の移行の別の実施形態では、UEにおける電力節約モードは、特定のデータ帯域幅構成に関連付けられた(たとえば、各々が関連付けられた)、UEによる異なる状態間の移行に基づいてよい。UEは、あるトリガに基づいてデータ帯域幅構成状態間を移行するように構成されてよい。
UEは、TTIごと、N個のサブフレームごと、または何らかの構成された周期性とともになど、周期的に、そのようなトリガをさらに評価してよい。評価のための時間期間は、現在のサブフレームから始める過去のいくつかのサブフレームとして定義されてもよく、そのような評価は、サブフレームごとに、または別々に(distinctly)構成されたサブフレーム上で、UEによって連続的に実行されてよい。
そのような状態間の移行は、以下のトリガのうちの1つもしくは複数、またはその組合せに基づいてよい。
1)スケジューリング強度
UEは、ネットワークによってスケジュールされたリソースの量に基づいて、あるデータチャネル構成と別のデータチャネル構成との間で移動するように構成されてよい。ある制御チャネル構成と別の制御チャネル構成との間の移行のためのルールは、以下に基づいてよい。移行のためのルールは、最近の時間の期間Tにわたってスケジュールされたリソースの量に基づいてよい。
たとえば、UEは、一定の閾値よりも大きいサイズをもつリソース割り当てを受信する、または定義された時間の期間にわたって割り当てられたリソースの量が、閾値よりも大きい。そのような閾値は、現在UE内で構成されているデータ領域の数および/またはサイズによって定義されてもよい。たとえば、x1リソースブロックからx2リソースブロックに移動するために割り当てられるリソースの閾値は、量x2が増加するにつれて、増加する。
別の例では、UEが、特定の閾値を超える/下回るリソースの総量とともにスケジュールされている場合、UEは、PRBの数を増加/減少させるようにそのデータチャネルを再構成するように構成されてよい。
UEは、UEが単一のリソース割り当て(ULまたはDL)を受信した場合、あるデータチャネル構成と別のデータチャネル構成との間で移動するように構成されてよい。たとえば、UEは、最初は単一の最小主義の(minimalistic)数のPRBにわたって動作するように構成されてよく、リソース割り当ての受信の直後にそのデータ構成内のより大きな数のPRBを用いる動作に移動するように構成されてよい。
UEは、制御チャネル上のスケジューリングの量に基づいて、あるデータチャネル構成と別のデータチャネル構成との間で移動するように構成されてよい。トリガは、制御チャネルスケジューリングに関連する、本明細書において説明されるものに同じまたは類似であってよい。
UEは、上記で与えられたルールの組合せに基づいて、あるデータチャネル構成と別のデータチャネル構成との間で移動するように構成されてよい。たとえば、特定の時間期間にわたってUEによって受信される割り当ての数(たとえば、第1の閾値よりも大きいリソースサイズをもつ)は、第2の閾値を超える。
2)PRBのうちの1つまたはPRBの特定のセットの品質
UEは、同じまたは他のPRB上でUEによってなされた測定に基づいて、あるデータチャネル構成と別のデータチャネル構成との間で移動するように構成されてよい。たとえば、UEは、特定のPRBに関連付けられた測定または報告された測定値が閾値を上/下回る(たとえば、PRBを追加する/構成されたPRBのリストから削除するために)場合に、あるデータチャネル構成から別のデータチャネル構成に移動するように構成されてよい。
UEは、PRBのうちの1つまたはPRBのセット上での送信に関連付けられたHARQ処理結果に基づいて、あるデータチャネル構成と別のデータチャネル構成との間で移動するように構成されてよい。たとえば、UEは、その構成内のPRBの量を増加/減少させるように構成されてもよいし、PRBのうちの1つまたはPRBのセット上でのHARQ成功レートに基づいて、そのシステム帯域幅を増加/減少させるように構成されてもよい。
別の例では、UEは、特定のPRBまたはPRBのセット上でのトランスポートブロックの送信に関連付けられたHARQ障害の数が特定の障害率を超える場合、その特定のPRBまたはPRBのセットをその構成から削除するように構成されてよい。
3)RLC/PDCP/上位L2誤りレート、再送信レート、および/または破棄
UEは、構成可能な時間期間にわたる全体的な上位L2誤りレートまたは再送信レートに基づいて、あるデータチャネル構成と別のデータチャネル構成との間で移動するように構成されてよい。たとえば、連続したRLC/PDCP再送信の数、または誤りのセットが、特定の閾値を超えることが、PRBの全体的な数を増加させる構成変更をもたらす場合がある。
UEは、関連付けられた層(たとえば、RLCまたはPDCP)におけるたとえばステータス報告の受信に基づいて、そのような変更(増加または減少)をトリガするようにさらに構成されてよい。
UEは、別のPDUの破棄(たとえば、PDCP破棄)の検出に基づいて、および/または破棄のない時間の期間に基づいて、あるデータチャネル構成と別のデータチャネル構成との間で移動するように構成されてよい。
4)時間のトリガ
UEは、UEによって知られ得るまたはネットワークによって構成され得る特定の瞬間に(たとえば、特定のサブフレーム、および/またはフレーム番号で)状態間を移行するように構成されてよい。たとえば、UEは、特定のフレーム/サブフレーム番号で周期的に、あるモードと別のモードとの間で常に移行するように構成されてよい。別の例として、UEは、時間の期間にわたって(タイマに基づいて)1つのモードで動作し、タイマの満了時に別のモードに移行するように構成されてよい。
5)UEによる要求
UEは、SR、バッファステータス報告(BSR)、MAC CE、またはRRCメッセージを使用する要求を発行することによって、状態間を移動するように要求するように構成されてよい。
UEは、以下のうちの少なくとも1つの結果として、2つの状態間を移動する要求をトリガするように構成されてよい。
- UEにおける新しいサービスの始動または終了。たとえば、低電力モードで動作するアクティブなeMTCサービスをもつUEは、eMBBサービスの始動時に低電力モードから移動することを要求してよい、
- 特定のサービス、論理チャネル、またはフローに関連付けられたデータの到着、
- UEによる、送信されることになるデータはタイムクリティカルである、または、低電力モードから移動することなしに時間要件を満たさないことがある、という決定、
- UEにおける1つまたは複数の論理チャネルまたはフローのバッファステータスが一定の閾値を超える、
- UEバッファ内のデータのタイムクリティカル性(たとえば、有効期間)、またはUEにおいて進行中の送信が閾値を下回る(たとえば、UEは、そのバッファ内のタイムクリティカルなデータのいずれかまたは大部分の送信を完了した)、および
- UEにおける、高優先度または低待ち時間要件をもつパケットの受信時。
UEはまた、SR、BSR、MAC CE、またはRRCメッセージにおいて情報を送ることによって状態間を移動するためのその要求を暗黙的に示すように構成されてよい。
たとえば、UEは、特定の論理チャネル内のデータのためのバッファステータスまたはタイミング要件が閾値を上回るという情報をもつBSRを送ることが、データチャネル構成の変更をもたらすと仮定することがある。
UEは、そのようなルールを論理チャネルごとに決定するように構成されてもよい。たとえば、UEは、それらの論理チャネルのための全バッファステータスが閾値を超えるBSRを有することに基づいて、特定のカテゴリの論理チャネルに適用可能なデータブロックの数を増加させるように構成されてよい。
6)参照信号の存在または欠如
UEは、特定のPRBまたはPRBのセットにおける参照信号の存在または欠如の結果として、UEがそのデータ帯域幅構成を変更するべきであることを決定するように構成されてよい。たとえば、動作帯域は、いくつかのサブバンドに分割されてよく、そのサブバンド内で参照信号のセットが送信され得る。UEが、特定のサブバンド内の参照信号電力が閾値を下回ることを検出した場合、UEは、それに応じて、そのデータチャネル構成を変更するように構成されてよい。
7)eNode-Bによる明示的な指示
UEは、eNode-Bによる明示的な指示(RRC、MAC CE、または制御チャネル内のシグナリング)に基づいてデータチャネル構成間を移動するように構成されてよい。
たとえば、ネットワークによるそのようなメッセージングは、新しいデータチャネル構成を含んでよく、潜在的には、詳細な制御チャネル構成へのインデックスを使用してシグナリングされてよい。
別の例では、UEは、明示的に(インデックスを使用する)または暗黙的に(UEによって検出されるDCIフォーマットに基づいて)のどちらかで、制御チャネル自体においてデータチャネル構成(たとえば、必要とされるデータチャネル構成)を受信するように構成されてよい。
8)UE状態間またはモビリティイベント中の移動
UEは、限定するものではないが、
- ハンドオーバ、もしくはUEの自律的なモビリティイベントに続いて、
- あるTRPから別のTRPに移動する際、および/または
- RRC接続への移動など、ネットワークへの接続を始動するとき、もしくは軽度接続状態とRRC接続状態との間で移動するとき、
などの、別個のUE状態移行および/またはモビリティイベントにおいてデータチャネル構成間を移動するように構成されてよい。
データチャネル構成のための状態間の移行のためのタイミング
データチャネル構成のための状態間の移行のためのタイミングの別の実施形態では、UEは、特定の時間インスタンスまたは境界においてデータチャネル構成を変更するようにさらに構成されてよい。そのような境界は、(フレーム番号mod x=y)など、フレーム番号またはサブフレーム番号に関して定義されてよい。そのような境界のためのパラメータは、たとえば、UE識別子に基づいて、特定のUEに対して静的に定義されてもよいし、ネットワークによってシグナリングされてもよい。UEは、これらの特定の時間境界において利用されているデータブロックの数の増加/減少のためのトリガを決定するようにさらに構成されてよく、前回の境界以降の情報を基として増加/減少のための条件のための関連付けられた算出を実行してよい。
データ帯域幅構成の例示的な一実施形態では、UEは、データブロックのサブセットにわたって動作するように構成されてよく、データブロック(たとえば、各データブロック)は、UEに割り振り可能であるいくつかのリソースブロックを含有してよく、および/またはこれを含んでよい。データブロックは、そのデータブロック上でデータリソースをスケジュールした別個の制御チャネルからなってよく、および/またはこれを含んでよいので、データブロックは、潜在的に十分に自給できることがある。あるいは、別個の制御チャネルが、構成されたデータブロックのセットのために仮定されることがある。たとえば、システム帯域幅は、重複しておらず、システム帯域幅全体をカバーする、いくつかのデータブロックに分割されてよい(たとえば、帯域幅80MHzをもつシステムは、10MHz各々の8つの別個のデータブロックに分割されてよい)。UEは、連続的であれ非連続的であれ、たとえば有限の時間の期間にわたって、システムのデータブロックのサブセット(たとえば、サブセットのみ)を利用するようにさらに構成されてよい。
データブロックは、特定のタイプのサービスもしくは論理チャネルまたはサービス/論理チャネルのセットの使用にさらに関連付けられてよい。UEは、UEが特定のサービスをもつように構成された場合(たとえば、その場合のみ)、UEは特定のデータブロックを使用してよいと仮定および/または決定してよい。
UEは、ネットワークによって構成され得る周期的な機会および/または時間インスタンスで使用することをUEが行うように構成されたデータブロックの量を決定するようにさらに構成されてよい。UEの電力節約モード中に、UEは、ネットワークによって提供されるデータブロック構成のインデックス付与されたセットのうちの1つからそのデータブロック構成を決定するように構成されてよい。期間Pによって定義される周期的機会(たとえば、周期的機会のうちのいくつかまたは各々)において、UEは、UEのバッファステータスに関連する他のデータとともに、BSR内など、MAC CE内で、ネットワークに所望のデータブロック構成を送信するように構成されてよい。
UEは、次のように、データブロック構成を決定するように構成されてよい。可能なデータブロック構成のセットに基づいて、UEのためのPRBの総数が範囲thesh1*X<#PRB<thresh2*Xに含まれる構成を選択し、ここで、thresh1およびthresh2は、ネットワークによって構成される閾値であってよく、および/もしくはXは、前回のn*Pの周期的機会にわたってUEに割り当てられるPRBの総数であってよい。および/または、UEは、UEによって決定される最良の測定値をもつデータブロック構成として、上記の条件を満たすデータブロック構成のセットを選択するように構成されてよい。
別の代表的な実施形態では、最小主義のサイズのデータブロック(より少ないリソースブロック)は、比較的非アクティブであるUEのために構成されてよい。そのようなデータブロックは、UE(たとえば、すべてのUE)に共通であってもよいし、データブロックは、1つまたは少数のUEに固有であってもよい。
UEは、UEの識別情報に基づいて、その基本データブロックを決定するように構成されてよく、これは、ネットワークに割り当てられてもよいし、UEによって自己割り当てられてもよい。たとえば、UEは、UE識別情報に基づいて、その基本ブロックの周波数位置を決定するように構成されてよい。そのような基本データブロックは、たとえば、ネットワークとのアクティブな接続をもたず、したがってアクティブなデータ通信のためのデータチャネル構成をもたない、UEによって使用されてよい。
別の例示的な実施形態では、UEは、以下の方法のうちの1つまたはその組合せを使用して、そのデータ構成内でアクティブなPRBを決定するように構成されてよい。
- UEは、BSR内で報告されたデータバッファサイズの関数としてあるPRB構成から別のPRB構成に移動するように構成されてよい。UEは、BSR内で報告された総バッファサイズのうちの複数に対してアクティブ化されることになるPRBの数を算出するように構成されてよく、その複数は、UEによって構成されてよい。UEは、BSRがトリガされるときもしくはそのたびに、またはBSRのある特定のトリガ(たとえば、ある特定のトリガのみ)に基づいて、PRB構成判断を実行するように構成されてよい。
- UEは、さらに、固定されあらかじめ定義されたデータチャネル構成(たとえば、すべてのPRBは構成される、または静的に定義されたデータチャネル構成が使用される)が特定のサブフレーム上で生じ、これは周期的に生じる(たとえば、N個の無線フレームごとに1つのサブフレームに対して)と仮定してよい。
別の例示的な実施形態では、UEは、以下の方法のうちの1つまたはその組合せを使用して、そのデータ帯域幅を決定するように構成されてよい。
- UEは、開始データ帯域幅構成をもつように構成されてよく、この開始データ帯域幅構成は、中心周波数(たとえば、データ帯域幅の位置)を含んでよい。そのような開始構成は、UEによるネットワークへの接続の結果として始動されてよい、
- UEは、検出されたPDCP破棄がなかった構成可能な時間期間(たとえば、各構成可能な時間期間)にわたってデータ帯域幅を固定量増加させるように構成されてよい。構成可能な時間期間中にPDCP破棄が検出された場合、UEは、その帯域幅を固定量減少させるように構成されてよい、および
- UEは、前回の構成可能な時間期間にわたってUEに割り振られたデータの量が閾値を下回る場合、その帯域幅を開始データ帯域幅に減少させるようにさらに構成されてよい。
別の代表的な実施形態では、UEは、特定の数のPRBを追加するまたはアクティブなPRBのセットから削除し、潜在的に、新しい論理チャネルの作成の結果としてUEのアクティブなデータ帯域幅も修正するように構成されてよい。論理チャネルの始動時に、UEは、特定のPRBのセットをアクティブなデータチャネル構成に追加するように構成されてよい。そのようなPRBは、それらの特定のPRBは、特定の論理チャネルまたは論理チャネルタイプに関連付けられてよいので、そのUEのための構成に基づいてあらかじめ定義されてよい。
電力効率が高いシグナリング
低コスト信号
UE電力節約モードの一部として、UEは、挙動、パラメータ、およびUEのアクティビティ状態間の移行を定義し得る低コスト信号をモニタリングするように構成可能である。
UEは、低コスト信号をモニタリングするように構成されてよく、これは、UEのアクティビティ状態を変更する、アクティビティ状態内のUEの挙動を変更する、特定のアクティビティ状態で使用されることになるパラメータについての情報をさらに提供する、または上記の組合せを行ってよい。そのような低コスト信号の1つの利点は、それが、電力効率が高い様式でUEによって復号され得ることであり得る。
低コスト信号の例
一実施形態では、低コスト信号は、ネットワークからUEへの任意の簡略化されたシグナリングを構成してよく、これは、UE側からの限られた量の復号化もしくは少量の復号化を使用するもしくは必要とする、またはUE側からの復号化を使用しないもしくは必要としないことがある。低コスト信号は、その検出または復号化がUEの受信機における大量の処理を使用しないまたは必要としない信号であってよい。例は、可能な実現化を示すために提供されるが、そのような例は、低コスト信号の他の例に限定するべきではない。
一例では、UEは、時間領域内で低コスト信号をモニタリングするように構成されてよい、これは、UEが、FFT、復号化などを実行すること(たとえば、そのために必要性および/またはその使用)なしに信号の存在を検出することを可能にし得る。この場合、低コスト信号は、相関に続いてエネルギー検出を使用するUEによって検出可能である知られている時間領域シーケンスからなってよい、またはこれを含んでよい。時間領域シーケンスは、UEの動作帯域幅の特定の帯域もしくはチャネル内でさらに送信されてもよいし、および/または、時間領域シーケンスは、UEによって知られている特定の時間インスタンスにおいて送信されてよく、これは、UEが、低コスト信号のモニタリングにおける電力消費をさらに減少させることを可能にする。
別の例では、低コスト信号は、UEのデータまたは制御空間に関連付けられた1つまたは複数の別個のリソース要素からなってよい、またはこれを含んでよい。そのような低コスト信号は、UE専用、セル固有、TRP固有であってもよいし、UEのグループに関連付けられてもよい。
低コスト信号の別の例は、eNode-Bによって送信されるランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルであってよい。
いくつかの実施形態では、低コスト信号は、特別な形式のプライマリ同期信号(PSS)および/またはセカンダリ同期信号(SSS)および/または同期信号ブロック(SS-ブロック)などの、ネットワークによって送信される同期信号であってよい。
その形式に応じて、低コスト信号の1つの利点は、UEが、低コスト信号をモニタリングしながら、以下、すなわち、すべてのベースバンド(周波数領域)処理を止めること、および/または限られた受信機帯域幅を使用する信号もしくは特殊なシーケンスのモニタリングを実行することのいずれかを実行し得ることであり得る。たとえば、UEは、全体的なセル帯域幅または通常UE動作BWよりも小さいことがある定義された帯域幅上で低コスト信号を受信するように構成されてよい。
低コスト信号によって定義される可能な挙動
UEは、低コスト信号の検出時、以下の動作のうちの1つまたはその組合せを実行するように構成されてよい。
1)1つまたは複数の制御チャネルのモニタリングを始める/止める
UEによる低コスト信号の受信は、UE内の1つまたは複数の制御チャネルをモニタリングすることをトリガまたはキャンセルしてよい。たとえば、UEは、低コスト信号の場合(たとえば、潜在的に低コスト信号の場合のみ)、モニタリングするように構成されてよく、低コスト信号の検出時に、UEは、1つまたは複数の特定のまたはシグナリングされた制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい。別の例では、UEは、制御チャネルに対するモニタリング中に、その制御チャネルまたはUE内の他の制御チャネルのモニタリングを不可能にするまたは止める低コスト信号の存在を検出するように構成されてよい。
UEは、UEが現在特定のアクティビティ状態であり、UEが低コスト信号を受信する場合に、制御チャネルのモニタリングを開始するようにさらに構成されてよい。たとえば、UEは、あるデータ構成をもちながら、PRBのうちの1つもしくは複数のうち、または現在構成されているデータ帯域幅内にあるCCEのセット内にある、追加のUE固有の制御情報の存在を示す低コスト信号を受信するように構成されてよい。
2)UE内のアクティビティ状態間の移行
低コスト信号の受信は、あるアクティビティ状態から別のアクティビティ状態へのUEの移行を引き起こしてよい。たとえば、UEは、ある制御チャネルモニタリング状態から別の制御チャネルモニタリング状態への変更を引き起こす低コスト信号を受信するように構成されてよい。別の例では、UEは、あるデータチャネル構成から別のデータチャネル構成への変更を引き起こす低コスト信号を受信するように構成されてよい。
3)アクティビティ状態の構成を変更する
UEは、トリガ条件を修正する、トリガを有効にする、または状態間で動くためのトリガを無効にする、低コスト信号を受信するように構成されてよい。たとえば、低コスト信号は、UE内であるデータチャネル構成から別のデータチャネル構成へのスケジューリングベーストリガの変更を引き起こしてよい。
4)そのアクティビティ状態構成を更新するまたは別の信号から読み出すようにUEをトリガする。たとえば、UEは、アクティビティ状態情報が変化し、UEはそのような情報をシステム情報から読み出すべきであることを示す低コスト信号を受信するように構成されてよい。
低コスト信号に関連する構成態様
低コスト信号に関連する構成態様のいくつかの実施形態では、UEは、低コスト信号を復号することに関連する一定のパラメータをもつように構成されてよい。そのような構成は、
- システム情報、
- 固定され、セルのためのシステム署名に基づく、および
- 固定され、特定のUE ID、UEグループID、またはセルIDに基づく、
のうちのいずれかまたは組合せを介して受信または決定されてよい。
UEは、1つまたは複数の特定のアクティビティ状態の低コスト信号(たとえば、1つまたは複数の特定のアクティビティ状態の低コスト信号のみ)を、たとえば、そのような低コスト信号が、その状態からの移行をトリガするために使用される場合、モニタリングするようにさらに構成されてよい。
UEは、データが送信可能であるかどうか、どのくらい多く送信可能であるか、およびどのようにして送信可能であるかに関するネットワークとの異なる相互作用を特徴づける、アイドル状態、接続状態、軽い接続状態、および/またはディープスリープ(ディープアイドル)状態などの、UE状態のサブセットの低コスト信号(たとえば、UE状態のサブセットの低コスト信号のみ)をモニタリングするようにさらに構成されてよい。
UEは、1つまたは特定のタイプのサービス、論理チャネル、または類似の特徴のアクティブ化時に低コスト信号をモニタリングするようにさらに構成されてよい。
いくつかの実施形態では、構成パラメータは、低コスト信号が復号または検出され得る時間および/または周波数的なリソース、シーケンスを生成するために使用される性質(インデックスなど)、ならびに以下で説明される信号特性、のうちの少なくとも1つを含んでよい。たとえば、UEは、少なくとも1つの識別子(またはグループID)が割り当てられ、識別子(たとえば、各そのような識別子)に関連付けられた特定のリソース(たとえば、ある時間シンボル内の物理リソースブロックのセット)内の低コスト信号をモニタリングしてよい。UEは、アクティビティ状態を、識別子(たとえば、各識別子)に関連付けられた少なくとも1つの低コスト信号によって示されるアクティビティ状態の中の最高アクティビティレベルに対応するものとして決定してよい。
低コストシーケンスによって提供される情報
低コストシーケンスは、以下のうちのいずれかまたは組合せなどのその信号特性の使用を通して、UEに追加情報を提供してよい。
- シーケンスの持続時間、
- シーケンス(たとえば、シーケンスがその中で送信されるサブフレームまたはフレーム)のタイミング、
- UEが複数のシーケンスをモニタリングするように構成された場合に送信される特定のシーケンス、
- シーケンス(たとえば、ZCシーケンス)の時間領域性質、
- シーケンスが送信される周波数帯域またはサブバンド、
- シーケンスが送信されるビーム、
- 低コスト信号内で復号されるペイロードの一部として、
- 周波数的に、時間的に、または両方で、シーケンスによって占有されるリソース、および
- シーケンスに使用されるサブキャリア間隔。
UEは、低コスト信号の特性の決定から、以下の情報の少なくともいずれか1つを決定するように構成されてよい。
- たとえば、フレーム番号、サブフレームオフセット、D2Dのためのスケジューリング期間の開始、LBTの感知期間の開始のいずれかを含む、セルの現在のDLタイミング、
- UEがアクティビティ状態間を移行するべき時間インスタンス、またはUEが特定のアクティビティ状態のままであるべき時間の長さ、
- UEがウェイクアップするべき、制御チャネルをモニタリングするべき、そのデータチャネルを動作させるべき、などの特定の帯域、サブバンド、またはチャネル。たとえば、シーケンスは、たとえば、スケジューリング命令をさらに受信するために、1つの特定のサブバンドまたはチャネル上(たとえば、1つの特定のサブバンドまたはチャネル上のみで)ウェイクアップすることをUEにシグナリングしてよい、
- UEが制御チャネルを受信し得る特定のビームまたはビームのセット、
- UE内のアクティビティ状態に関連する構成態様。これは、制御チャネルまたはデータチャネル上で使用する復号化の性質からなってもよいし、これを含んでもよく、これらは、ディープスリープの直後にUEをアドレス指定するために使用されることがある制御チャネルメッセージまたは探索空間の特定のセットと、UEをアドレス指定するときに最初に使用されることになる特定のリソースまたはリソース要素と、ビームフォーミングに使用されるビーム角度、ビーム幅、またはビーム掃引期間と、復号化アルゴリズム(畳み込み、ブロックなど)とを含んでもよい、および
- D2D通信が実行されるべきである、および/または実行可能である場合にアドレス指定可能であると予想されるUEまたはUEのセット。
一実施形態では、UEは、モニタリングするためのいくつかの低コスト信号をもつように構成されてよい。シーケンス(たとえば、各シーケンス)は、UEが低コスト信号の検出に続いて制御チャネルを復号するために使用するべき制御メッセージおよび/または探索空間のセットに加えて、そのシーケンスの検出時にUEが動作するためにウェイクアップするべきまたはウェイクアップ可能である帯域幅に関連付けられてよい。UEが、ウェイクアップ中に使用される特定の低コストシーケンスによって示されるパラメータを使用して制御チャネル上の初期メッセージを成功して復号すると、次いで、UEは、帯域幅全体、制御メッセージのセット、または探索空間を使用することに自動的に戻るように構成されてよい。ある帯域幅から別の帯域幅への移行は、本明細書において、たとえば「制御チャネル復号化複雑度」セクションで指定される機構を使用して行われてよい。
別の実施形態では、スリープモード(たとえば、ディープスリープ)のUEは、継続的に低コスト信号をモニタリングするように構成されてよい。あるいは、さらなる電力節約を確実にするために、UEは、ネットワークによって構成され得る特定の時間間隔および/または時間ウィンドウ中に(たとえば、特定の時間間隔または時間ウィンドウ中にのみ)低コスト信号をモニタリングするように構成されてよい。UEは、UEがモニタリングしている信号のいずれかの検出時に、アクティブな状態に移行するように構成されてよい。UEがウェイクアップする必要があるおよび/またはウェイクアップ可能である時間は、以下のものであってよい。
- 低コスト信号の検出の直後、
- 固定された、またはネットワークにより構成された、低コスト信号の検出に続く時間のオフセット、
- サブフレーム(mod)N=kなどの一定の基準を満たすウェイクアップ信号の検出に続く次のフレーム/サブフレーム、ここで、kは、UE ID、セルID、システム署名などに基づいて決定されてよい、および/または
- 信号持続時間、特定のシーケンス、もしくはシーケンスの時間領域性質。たとえば、UEは、複数のシーケンスをモニタリングするように構成されてよく、各シーケンスは異なる時間を表す。
UEは、定義された時間期間中に、または低コスト信号の検出に続くN個の潜在的な制御チャネルのインスタンス中に、制御チャネルを復号するように構成されてよい。UEが、低コスト信号の検出に続く、この指定された時間期間内にメッセージを受信しない場合、UEは、低電力状態で引き続き動作する/低電力状態で動作することに戻るように構成されてよい。一方、UEは、ひとたびメッセージが制御チャネル上で成功して復号されると、アクティブな状態に移動するように構成されてよい。
UEは、以下のいずれかに基づいて、アクティブな状態から低電力状態(ウェイクアップする低コスト信号の復号化)に移行するように構成されてよい。
- 移行セットをUEに(MAC CE、またはPHY層制御信号を介してなど)示す専用メッセージ、
- UEは、低電力状態からアクティブな状態への移行において、またはアクティブな状態中の任意の時間に、アクティブな状態のままでいるための指示を受信するように構成されてよい。UEは、その指示を受信すると、タイマの持続時間にわたってアクティブな状態のままであるように構成されてよい。次いで、UEは、指定された時間期間の間に指示が受信されなかった場合に低電力状態に移行するように構成されてよい。タイマをリセットする指示は、ULグラントおよび/もしくはDLグラント、またはUEに送られた他の制御情報(たとえば、タイミングアドバンス)上にさらにピギーバックされてよい、
- UEは、低コスト信号自体の復号化に基づいてアクティブな状態から低電力状態に移行するように構成されてよい、すなわち、指定された時間の期間にわたって低コスト信号を復号することに対する失敗は、UEを移行させてよい。あるいは、(潜在的に異なる)低コスト信号の受信が、UEを強制的に低電力状態に移行させてよく、および
- ダウンリンク上またはアップリンク上のそれによってUEがデータとスケジュールされないいくつかのDRXサイクルまたは類似物に続いて。
別の実施形態では、UEは、DRX動作またはアイドルに似た動作(制御チャネルの周期的モニタリング)をもつように構成されてよく、ウェイクアップ時間の間の非アクティブ期間中(たとえば、UEが制御チャネルをモニタリングしていないとき)に低コスト信号をモニタリングするように構成されてよい。この場合、低コスト信号の検出は、以下のUEの挙動、すなわち、UEが低コスト信号の検出から始めるようなDRXサイクルのアクティブ時間のシフト、DRX動作のためのdrx非アクティブタイマのリセット、およびUEのためのDRX動作のキャンセルまたは使用不能化、のいずれかをもたらしてよい。
図8は、UEの処理状態に基づいてリソースの最小量を決定および処理することによる電力節約のための方法を示す代表的な流れ図である。この方法は、デバイスまたはシステムのいずれかによって実行されてよいが、方法がUEまたはWTRUによって実行されることが示されている。
UEは、送信機と、受信機と、送信機および受信機に結合されたプロセッサとを備えてよい。UEは、動作801においてUEの挙動に関係する処理状態を決定するように構成されてよい。処理状態は、UEの挙動に関係する1つまたは複数の状態を備えてよい。この処理状態は、UEのアクティビティ状態を示してよい。UEは、スケジューリングアクティビティに基づいて処理状態を決定してよい。このスケジューリングアクティビティは、(1)ダウンリンク制御情報(DCI)の一部としての動的スケジューリング情報の受信、(2)半静的に構成されたスケジューリング情報、(3)WTRUの自律的な送信、(4)新しいデータが送信に利用可能になること、または(5)1つもしくは複数のスケジューリングイベントの率の変化(たとえば、特定の閾値に到達しようとしている可能性がある)、のいずれかに基づく1つまたは複数のスケジューリングイベントを備えてよい。UEは、タイマベース関数を使用して処理状態を決定してよい。タイマベース関数に基づいて処理状態を決定することは、(1)前回のスケジューリングアクティビティの後もしくは前回のスケジューリングイベントの後に経過した一定量の時間、または(2)確立された成果としての時間ベースパターン、のいずれかを確立することを含んでよい。UEは、物理リソースの1つまたは複数のセットの少なくとも決定されたリソースの最小量をさらに処理してよい。処理状態は、ウェイクアップ信号の関数すなわちUE上の処理の変化を決定するために使用されるウェイクアップ信号の受信であってよい。処理状態は、限定されるものではないが、(1)制御チャネル処理、(2)スペクトル帯域幅処理、(3)ビーム管理および処理、(4)参照信号処理、(5)ハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミング動作、(6)フレーム動作、(7)タイミング動作、または(8)論理チャネル性質および構成、のうちの少なくとも1つにおけるUEアクションに関連してよい。
処理状態は、UEが第1の処理状態であることを決定してよい。UEは、少なくとも1つの条件に基づいて第1の処理状態から第2の処理状態に移行することを決定してよい。この少なくとも1つの条件は、メッセージが、構成されることになる第2の処理状態に関連付けられたインデックス、第2の処理状態に移行するあらかじめ定義された時間、および/またはメッセージが受信された時間と第2の処理状態に関連付けられた移行が発生することになる時間との時間差、のうちの少なくとも1つを示し得るように、ネットワークエンティティからのメッセージの受信を含んでよい。メッセージは、第2の処理状態で(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および/または先に開示された他の態様の上で)実行されることになる挙動またはアクションをさらに定義するためにUEによって使用される構成をさらに含んでよい。少なくとも1つの条件が、メッセージが、(1)無線リソース制御(RRC)メッセージ、(2)メディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)、(3)制御チャネル上のダウンリンク制御情報(DCI)、または(4)ウェイクアップ信号、のうちの少なくとも1つを介してシグナリングされてよいように、ネットワークエンティティからのメッセージの受信を含んでよい。この少なくとも1つの条件は、タイマの満了、制御チャネル上のスケジューリングアクティビティの変化、WTRUにおける新しいサービスの到着、送信の可用性、WTRUにおけるデータの成功した送信/受信、WTRUバッファ内のデータが閾値を超えるまたは閾値を下回ること、アクティビティ状態またはスケジューリングアクティビティに関連するタイマの満了、WTRUのスピードが一定の値を超えるまたは下回ること、バッテリ寿命が特定の値に到達すること、スケジューリング要求をトリガすること、スケジューリング要求の始動、ならびにアクセス手順の実行、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理の状態、参照信号などの信号の存在または欠如、1つもしくは複数のモニタリングされたビームの変化、ビーム切り換え/変更、および/またはビーム管理イベント(たとえば、ビーム障害)、のうちの少なくとも1つに基づいてよい。UEは、ネットワークに要求メッセージを送ってよく、この要求メッセージは、第1の処理状態の変更を示す。要求メッセージは、WTRUが移行することを試行するターゲット状態の状態インデックス、所望の状態インデックスのリスト、状態移行のための条件に関連付けられた1つもしくは複数のパラメータ、バッファ占有、特定の論理チャネル、データのタイプ、チャネル測定値、またはターゲット状態における時間持続時間、のうちの少なくとも1つをさらに備えてよい。
UEは、第1の処理状態を、データチャネルのための第1の構成と関連付け、第2の処理状態を、データチャネルのための第2の、異なる構成に関連付けてよい。UEは、ネットワークエンティティから第2の処理状態のためのリソース割り当てを受信し、第2の処理状態に移行して、受信されたリソース割り当てを第2の処理状態で復号してよい。
動作802において、UEは、決定された処理状態に基づいて、物理リソースの1つまたは複数のセットのために処理されることになるリソースの最小量を決定してよい。物理リソースの各それぞれのセットは、時間と、周波数または空間のいずれかとに関するリソースを備えてよい。物理リソースの各それぞれのセットに対して、時間は、物理リソースのそれぞれのセットに適用可能なニューメロロジーに関連付けられたフレーム構造に対応してよい。周波数は、周波数位置(たとえば、中心周波数)、帯域幅、またはニューメロロジーのいずれかに対応してよく、キャリアの帯域幅部にさらに対応してよい。空間は、1つまたは複数のビームに対応してよい。
UEは、(1)少なくとも物理リソースの1つもしくは複数のセットの決定されたリソースの最小量、または(2)シグナリング構造のタイプ、のいずれかを使用して、制御チャネルをモニタリングしてよい。物理リソースの1つまたは複数のセットの決定されたリソースの最小量は、1つまたは複数の制御チャネル要素と、1つまたは複数のアグリゲーションレベルとを備えてよい。シグナリング構造のタイプは、(1)ダウンリンク制御情報(DCI)を含む信号の受信強度と、(2)DCIを含む各受信された信号のサイズ、フォーマット、および/またはタイプとを備えてよい。信号の受信強度は、報告された無線リンク品質、構成されたサービスのタイプ、または所与のサービスに関して観察されるアクティビティ、のいずれかの受信強度を備えてよい。動作803において、UEは、物理リソースの1つまたは複数のセットの決定されたリソースの最小量を処理してよい。
複数のSOM下での電力節約
UEは、複数のSOM、スペクトルブロック、帯域幅部、ニューメロロジー、および/またはDCIの異なるセットを使用するものなどの制御チャネル(または等価な構造)をもつように構成されてよい。UEは、TDM様式で複数のSOMとともに動作するように構成されてもよいし、FDM様式で複数のSOMとともに動作するように構成されてもよいし、この2つの組合せで複数のSOMとともに動作するように構成されてもよい。SOM(たとえば、各SOM)は、UEのためのスペクトルブロックのセットを割り振るための情報を搬送する制御チャネルに関連付けられてよい。リソースは、その特定のSOMおよび/またはスペクトルブロック上に割り振られてよい。
1)TDM
一実施形態では、TDMケースでは、UEは、リソースを割り振るためのスケジューリング機会が、リソースを割り振るためのスケジューリング機会が第2の持続時間(たとえば、125μs)ごとに発生する期間と交互に起こる第1の持続時間(たとえば、1ms)ごとに発生し得る期間を有するように構成されてよい。
2)FDM
一実施形態では、FDMケースでは、UEは、リソースを割り振るためのスケジューリング機会が第1の持続時間(たとえば、1ms)ごとに発生し得るスペクトルブロックと、リソースを割り振るためのスケジューリング機会が第2の持続時間(たとえば、125μs)ごとに発生する他のスペクトルブロックとをもつように構成されてよい。
3)TDMとFDMの組合せ
一実施形態では、TDMとFDMの組合せのケースでは、UEは、上記で説明されたようにリソースを割り振るためのスケジューリング機会がTDMごとに発生し得る期間と、上記で説明されたようにリソースを割り振るためのスケジューリング機会がFDMごとに発生し得る他の期間とをもつように構成されてよい。
UEは、時間ベースアルゴリズムにより制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい。一実施形態は、旧来のLTE DRX手順を含んでよい。別の実施形態は、本明細書において説明される方法および手順のいずれかを含んでよい。そのような時間ベースアルゴリズムは、タイマおよび/またはカウンタによって表されてよい。そのようなケースでは、UEは、アクティビティ時間を決定するように構成されてよく、アクティビティ時間は、UEが制御チャネルをモニタリングするために最小限に必要とされるまたは使用される時間からなる。次いで、UEは、(たとえば、その無線フロントエンドを再構成することによって)スリープすること、および/またはUEが制御チャネルをモニタリングするために必要とされないもしくは使用されないすべての他の時間インスタンスに対してDRXを実行すること(たとえば、1つまたは複数の制御チャネルを不連続的にモニタリングすること)を行うように構成されてよい。
そのような時間ベース制御チャネルモニタリングアルゴリズムは、構成可能なやり方で別々に、または組み合わせて、のどちらかで、本明細書において説明される他の方法とともに適用されてもよい。
一般的な原理
UEは、旧来のDRXに基づく手法を使用して、および/または本明細書において説明されるなどの方法を使用して、経時的に異なるレベルの電力節約を決定するように構成されてよい。UEは、異なる時間において、および/または異なるSOMに関連して、異なる電力節約モードを実行するように構成されてよい。複数のニューメロロジーをもつように、複数のスペクトルブロック(またはSOM)をもつように、および/または複数の制御チャネル(たとえば、各ニューメロロジー、スペクトルブロック、またはそれらのセットに対して1つ)をもつように構成されたUEは、そのような決定を、タイミング参照および関係を使用して実行するように構成されてよい。タイミング参照および関係は、クロックに、1つもしくは複数のタイマを修正する(たとえば、1単位減分/増分する)ための時間ベーストリガに、および/またはそのようなアルゴリズムの時間関連態様を管理するために使用される任意の計数手法(以後、「クロック」と呼ばれる)に対応してよい。一般的には、1つまたは複数のタイマのセットは、旧来のLTE DRXなどの電力節約モードの所与のインスタンスに使用される。計時(clocking)は、TTI持続時間、2つのスケジューリング機会間の最短時間、または他のフレーミング態様に基づいてよい。したがって、クロックは、一般的にはダウンリンクタイミング態様を指す。
1)旧来のLTE DRXアルゴリズムのパラメータ化
一実施形態では、旧来のタイマ、ならびにonDurationTimer、drx-InactivityTimer、drx-RetransmissionTimer(ブロードキャストプロセスを除いてDL HARQプロセスごとに1つ)、longDRX-Cycle、drxStartOffsetおよび任意選択でdrxShortCycleタイマとshortDRX-Cycleの値を含む、旧来のLTE DRX動作を制御する関連パラメータ。DL HARQプロセス(ブロードキャストプロセスを除く)ごとのHARQ RTTタイマも定義される。タイマ(たとえば、各タイマ)は、ダウンリンク制御シグナリングの受信が可能であるLTEサブフレーム(たとえば、1ms PDCCHサブフレーム)に基づいて計時されてよい。
2)方法A-少なくともいくつかのタイミング態様が参照ニューメロロジーに基づいて計時される
一実施形態では、UEは、所与のニューメロロジーに関連付けられたフレーム持続時間の関数として、および/またはSOMに関連付けられたスケジューリング機会/オケージョン(以後、一般にクロック/タイミングと呼ばれる)の関数として、電力節約関数のいくつかのタイミング態様を制御するように構成されてよい。この挙動は、UEの構成のデフォルト挙動であってよい。
3)方法B-少なくともいくつかのタイミング態様が参照ニューメロロジーに基づいて計時される
別の実施形態では、UEは、参照ニューメロロジー/SOM/スペクトルブロックに関連付けられたタイミングの関数として、少なくともタイミング態様の第1のセットを制御するように構成されてよい。そのような参照ニューメロロジーは、UEの構成態様(たとえば、層3/RRC構成、専用シグナリングによって受信されたまたはブロードキャストされたUE専用または「セル/スペクトル」固有)であってもよいし、それは、システムに最初にアクセスする(たとえば、1ms)ためにUEによって使用されるリソースに関連付けられたもの、および/またはシステム情報内で示されるものなどの、セルおよび/またはスペクトルブロックのデフォルトニューメロロジーに対応してもよい。いくつかの実施形態では、タイミング態様のそのような第1のセットは、非アクティビティの期間の後でUEが到達可能であるように構成された期間(たとえば、onDurationTimer、drxStartOffset、longDRX-Cycle、ならびに任意選択でdrxShortCycleタイマ、および旧来のDRXの場合はshortDRX-Cycleによってパラメータ化されたオン持続時間期間)に対応してよい。この挙動は、UEの構成のデフォルト挙動であってよい。
4)方法C-少なくともいくつかのタイミング態様が参照ニューメロロジーに基づいて計時される
別の実施形態では、UEは、特定のニューメロロジー/SOM/スペクトルブロックに関連付けられたタイミングの関数として、少なくともタイミング態様の第2のセットを制御するように構成されてよい。そのようなものは、特定の制御チャネル、TTI持続時間に対応してもよいし、および/またはUEの構成に基づいた別のものと異なってもよい。いくつかの実施形態では、そのようなタイミング態様の第2のセットは、ネットワークによって動的に制御されるおよび/またはUEの送信アクティビティに関連する期間(たとえば、drx-InactivityTimer、drx-RetransmissionTimer、および旧来のDRXの場合はHARQ RTTタイマによってパラメータ化されるオン持続時間期間の外側のアクティブ時間)に対応してよい。この挙動は、UEの構成のデフォルト挙動であってよい。
5)方法A/B/Cの組合せ
いくつかの実施形態では、UEは、上記の方法の組合せを使用して、1つまたは複数の電力節約態様(たとえば、制御チャネルモニタリング、帯域幅適応、ビーム管理など)を制御するように構成されてよい。代表的な実施形態では、UEは、UEがダウンリンク制御シグナリングをアクティブに受信するチャネルなどの適用可能な制御チャネルのための送信においてUEがアクティブになるときUEが他の態様のためにスケジュールされたニューメロロジーのそれを使用しながら、「到達可能性」期間たとえばオン持続時間期間にわたって参照ニューメロロジーのタイミング/クロックを使用してすべての制御チャネルに対するブラインド復号化アクティビティ(およびその関連付けられたパラメータ化)を制御するように構成されてよい。
6)方法-FDMのための代表的な実現化
上記の実施形態は、異なるニューメロロジーに関連付けられたリソースがFDM様式で構成されるケースに特に適用可能である。一実施形態では、オン持続時間(および開始オフセット)に関連するいくつかのタイマは、デフォルトTTI持続時間および/またはスケジューリング機会(たとえば、1ms)の関数であってよいが、他のタイマ(非アクティビティタイマ、HARQ関連タイマ、ロング/ショートサイクルDRXなど)は、スケジュールされたときUEの送信アクティビティに関連付けられたニューメロロジーの関数(たとえば、第2のニューメロロジーとともにスケジュールされた場合は125μs、そうでない場合は1ms)であってよい。さらに、所与のニューメロロジーに関連付けられたすべての(または各)制御チャネルは、そのニューメロロジーに関連付けられたタイミング態様に続いてタイマのセット(たとえば、1msクロック対125μsクロック、およびタイマ開始値)を有してよい。別の実施形態では、たとえばオン持続時間ならびに共通開始オフセットのためのニューメロロジーとは無関係なすべての制御チャネルに共通のタイマのセットがあってよい。
7)方法-TDMのための代表的な実現化
一実施形態では、TDMを使用して異なるニューメロロジー/SOM/スペクトルブロックをもつように構成されたUEは、(ニューメロロジー/SOM/スペクトルブロック)固有DRXインスタンスを使用して1つまたは複数の電力節約態様(たとえば、制御チャネルモニタリング、帯域幅適応、ビーム管理など)を制御するように構成されてよい。そのようなケースでは、ニューメロロジー/SOM/スペクトルブロックのリソースが適用可能でない(たとえば、関連付けられた物理制御チャネルが利用可能でないことがあるおよび/または対応する物理データチャネルがスケジュール可能でない)期間にわたって、関連付けられたDRXインスタンスは単に休止および待機してよい。そうでない場合、関連付けられたDRXインスタンスは、関与するニューメロロジー/SOM/スペクトルブロックに適用可能なタイミングにより計時してよい。
別の実施形態では、クロックは、それぞれのニューメロロジー/SOM/スペクトルブロックのTTI/フレーム持続時間とは無関係に、スケジューリング機会の関数であってよい。そのようなケースでは、単一のDRXインスタンスが使用されてよい。
UE固有DRX
UEは、すべてのSOMにまたがって適用される単一の電力節約モード(たとえば、旧来のDRXなどの制御チャネルモニタリングアルゴリズムを含む)を有するように構成されてよい。たとえば、UEは、異なるSOMにおいて制御チャネルをモニタリングするように構成されてよく、すべてのSOMにまたがって共通するその制御チャネルモニタリングアルゴリズムを有するように構成されてよい。
そのようなケースでは、UEは、すべてのSOMまたはそのようなSOMに関連付けられた制御チャネル(CC)にまたがってUEのDRXを適用するように構成されてよい。SOM(たとえば、各SOM)は、制御チャネルの異なるタイミングを有してよい(たとえば、どれほど頻繁にUEがスケジューリングを受信し得るか)ので、時間ベースアルゴリズム下でUEの制御チャネルモニタリング挙動を決定するための方法が、必要とされるおよび/または使用され、以下で説明される。
1)そのDRX挙動をデフォルトSOMのタイミングから定義することによって1つのニューメロロジー内で動作するUE
一実施形態では、UEは、ネットワークによって構成可能である、その制御チャネルモニタリングの期間、および特定のニューメロロジーまたは特定のSOMのいくつかの制御チャネルスケジューリング機会に基づいて許容できるDRXの期間を決定するように構成されてよい。UEは、UEがデフォルトSOMのタイミングに基づいてDRXを実行するように構成されているとき、そのようなデフォルトSOM上で制御チャネルをモニタリングしていても、モニタリングしていなくてもよい。
別の実施形態では、UEは、デフォルトニューメロロジーにおけるサブフレームの計数に基づいてDRXを実行するように構成されてよい。UEは、デフォルトニューメロロジー以外のニューメロロジー内の制御チャネルをモニタリングするようにさらに構成されてよい。UEは、UEがDRXを実行することができる前にデフォルトニューメロロジー内でx個のサブフレームのオン持続時間期間にわたって制御チャネルをモニタリングすることが必要とされてよいおよび/またはそのために使用されてよい。UEにおいて構成されたニューメロロジーまたはSOMに応じて、スロットまたは制御チャネルスケジューリングオケージョンの数は、このオン持続時間期間中に変わってよい。
UEは、UEが、オン持続時間期間よりも長い1つまたは複数のタイマの期間にわたって制御チャネルをモニタリングするがことが必要とされるおよび/またはそのために使用されるように、オン持続時間中に1つまたは複数のタイマを開始するように構成されてよい。そのようなタイマは、デフォルトニューメロロジーに基づいて計時されてよい。たとえば、UEは、その構成されたニューメロロジーにおいて制御チャネルをモニタリングする間、アクティビティタイマにおいて開始するDLグラントまたはULグラントを受信するように構成されてよい。UEは、デフォルトニューメロロジーのタイミングに基づいて(たとえば、デフォルトニューメロロジーにおけるサブフレーム(たとえば、各サブフレーム)に対して一度)、そのような非アクティビティタイマを増分するように構成されてよい。UEは、オン持続時間期間中に始められる任意のタイマの満了時にUEがDRXを実行することができる(たとえば、UEは、制御チャネルをモニタリングしない、またはこれをモニタリングする必要はない)ことを決定するように構成されてよい。
UEは、デフォルトニューメロロジーにおける特定のサブフレーム中に制御チャネルをモニタリングし始めるように構成されてよく、そのようなサブフレームは、何らかの構成された期間に従って周期的に発生してよい。UEは、スロットまたは制御チャネル機会を
- デフォルトニューメロロジーにおけるサブフレームの開始に続いて発生する構成されたSOMにおける第1の制御チャネル機会、または
- デフォルトニューメロロジーにおけるサブフレームの開始の時間的に最も近くに(前または後)発生する制御チャネル機会
として算出するようにさらに構成されてよい。
2)スケジューリングオケージョンに基づいて定義されたDRXタイミング
一実施形態では、UEは、その制御チャネルモニタリングの期間を決定し、そのタイマの基礎を、構成されたニューメロロジーにおけるスケジューリングオケージョンの総数に置くように構成されてよい。たとえば、UEは、オン持続時間と、ならびにその構成されたSOMのUEのためのスケジューリングオケージョンの数に基づいて定義される、UEがオン持続時間に続いてアクティブなままであるように構成されてよいタイマのセットをもつように構成されてよい。
複数のSOMをもつように構成されたUEは、構成されたSOM(たとえば、構成されたSOMの各々)におけるスケジューリングオケージョンの総数に基づいてスケジューリングオケージョンの数を決定するように構成されてよい。
3)単一のDRX挙動を導くために異なるSOMのタイミングを組み合わせること
一実施形態では、UEは、全体的なDRX挙動を定義するために、その異なる構成されたSOMならびにデフォルトニューメロロジーなどの構成されていないSOMのタイミングを組み合わせるように構成されてよい。たとえば、1つまたは複数のDRXパラメータまたはDRX関連タイマのタイミングは、第1のニューメロロジーまたはSOMによって制御されてよいが、1つのDRXパラメータもしくはDRX関連タイマまたはDRXパラメータもしくはDRX関連タイマの異なるセットのタイミングは、第2のニューメロロジーによって制御されてよい。SOMの選択および/または関連付けられたSOMによって計算されるタイマの選択は、以下、すなわち、
- ネットワーク構成:実施形態では、UEが複数のSOMをもつように構成された場合、UEは、関連付けられたタイマ(たとえば、関連付けられたタイマの各々)を決定するために、使用するSOMタイミングをもつネットワークによって構成されてよい、および
- 論理チャネル構成:実施形態では、UEは、最高/最低優先度をもつ論理チャネルを使用することなどによって、SOM(たとえば、各SOM)にマップされ得る論理チャネルの優先度要件または待ち時間要件に基づいて、使用するSOMを決定するように構成されてよい
のうちの1つによって決定されてよい。
別の実施形態では、UEは、第1のニューメロロジーまたはSOMを使用して、そのDRXサイクルおよび/またはそのオン持続時間期間を決定するように構成されてよい。そのような第1のニューメロロジーは、デフォルトニューメロロジーまたはSOMであってよい。言い換えれば、UEは、デフォルトニューメロロジーにおけるいくつかのサブフレームに基づいてオン持続時間およびウェイクアップ時間(たとえば、DRXサイクル長)を決定するように構成されてよい。UEは、その構成されたニューメロロジーのタイミングを使用して、inactivityTimer、retransmissionTimer、ULRetransmissionTimer、shortCycleTimerなどのいずれかなどの、UEのアクティビティ時間を維持することに関連付けられたタイマを増分するようにさらに構成されてよい。UEが複数の非デフォルトSOMをもつように構成されたいくつかの実施形態では、UEは、最高優先度論理チャネルが任意の所与の時間にマップされたSOMであるように上記のタイマが計算される非デフォルトSOMを決定するように構成されてよい。
4)異なるSOMのための複数のDRX関連タイマの関数としてのDRX挙動の定義
一実施形態では、UEは、InactivityTimer、retransmissionTimer、ULRetransmissionTimer、shortCycleタイマなどのいずれかの異なるインスタンスなどの、異なるDRX関連タイマを維持するように構成されてよい。たとえば、そのようなタイマの値は、異なるように構成されてよい。UEは、限定するものではないが、
- SOM(たとえば、各SOM)にマップされる論理チャネル:たとえば、SOMにマップされた特定の論理チャネルの存在に基づいた(たとえば、制御チャネルの)選択、
- ネットワーク構成された、関数内のあるSOMの包含/除外:たとえば、マッピングルールは、あるSOMの関数(たとえば、あるSOMの関数のみ)に基づいてマップされてよく、考慮されるべきSOMのリストは、ネットワークシグナリングを通じて任意のときにネットワークによって静的および/または動的に変更されてよい、
- 関連付けSOMのQoS性質、またはSOMにマップされた論理チャネル:たとえば、ルールは、任意の所与の時間においてSOMにマップされた最高優先度論理チャネルに基づいてもよいし、一定の閾値よりも高い優先度をもつSOMに基づいてもよい、
- SOM(たとえば、各SOM)にマップされた、サービス、論理チャネルなどの数:たとえば、ルールは、SOMにマップされた最小量の論理チャネルを有することに基づいてもよいし、UE固有アクティブ時間は、SOM(たとえば、各SOM)に関連付けられた重みづけされたタイマの組合せであってよく、論理チャネルの数は、適用される重みを決定してよい、ならびに
- SOM(たとえば、各SOM)に使用可能な帯域幅またはリソースの量:たとえば、ルールは、SOMのために構成された最小量の帯域幅を有するに基づいてよく、および/またはUE固有アクティブ時間は、SOM(たとえば、各SOM)に関連付けられた重みづけされたタイマの組合せであってよく、帯域幅は、適用される重みを決定してよい、
などのSOM自体の性質に加えて、これらのタイマのうちの1つまたは複数の関数または関係に基づいて、その制御チャネルをモニタリングし続けるべきかを決定するように構成されてよい。
別の実施形態では、UEは、満了することになるSOM(たとえば、満了することになるSOMの各々)のためのタイマのために必要とされるおよび/または使用される時間として、そのアクティビティ時間を決定するように構成されてよい。UEは、アクティブなSOMのすべてのためのタイマ(inactivityTimer、RetransmissionTimerなど)が依然として稼働している限り、すべてのSOMのための制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい。
別の実施形態では、UEは、満了することになる1つの特定のSOMのタイマのために必要とされるおよび/または使用される時間として、アクティビティ時間を決定するように構成されてよく、そのSOMは、ネットワークによって(たとえば、RRCシグナリングまたは制御チャネルシグナリングを通じて)半静的または動的に構成されてもよいし、ネットワーク構成の欠如中の他の論理チャネルの上の最高優先度論理チャネルを有するSOMに基づいて選択されてもよい。
上記の実施形態は、TDMまたはFDMであるSOMに適用可能であってよい。TDMケースでは、UEは、所与のスケジューリングオケージョンにおいて、どのSOMが現在スケジュールされているかを決定するように構成されてよい。そのような決定は、以下、すなわち、
- 所与のスロット、ミニスロット、またはサブフレームのための制御チャネルニューメロロジー、
- 異なるニューメロロジーの多重化の固定パターン、および
- 別の制御チャネルからの動的シグナリングを通じてなど、ネットワークからのシグナリングを介して、またはRRCシグナリングを介して、決定されるSOM多重化の構造によって、
のうちの少なくとも1つに基づいてなされてよい。
5)アクティブ時間内に受信されたデータの本質に基づいたタイマの選択
UEは、送信されたメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)またはトランスポートブロック内で多重化されたデータのタイプに基づいて、DRXまたはDRXタイマ値のセットのうちの1つから選択するように構成されてよい。UEは、第1の動作では、アクティブ時間中に、受信されたMAC PDUへと多重化されたデータの本質を決定し、データのタイプに基づいて適用可能なDRXタイマのうちの1つまたは複数の決定を行うように構成されてよい。そのような決定は、MAC PDU内で受信されるデータの以下の性質、すなわち、
- 1つもしくは複数の論理チャネル、またはMAC PDUに関連付けられたサービス、
- MAC PDU内の、または論理チャネル、サービス、もしくは論理チャネル(たとえば、各論理チャネル)内のフローに関連付けられた、優先度、遅延要件、信頼性要件、レート要件などの、データのQoS性質、および
- MAC PDUへと多重化された論理チャネルまたはサービスの数、
のうちの1つまたは複数に基づいてよい。
一実施形態では、UEは、論理チャネル(たとえば、各論理チャネル)のためまたは論理チャネルグループ(たとえば、各論理チャネルグループ)のための別個のinactivityTimerのセットをもつように構成されてよい。UEは、アクティブ期間中に、ネットワークからのグラントの受信時にinactiveTimerを開始することを決定するように構成されてよい。UEは、グラントとともに受信されたMAC PDU内で送信される論理チャネルグループに対応するinactiveTimerを選択するように構成されてよい。さらに、複数の論理チャネルグループが同じMAC PDU内で送信される場合、UEは、論理チャネルグループのうちの1つに関連付けられたinactiveTimerを選択する(ネットワーク構成、最高/最低優先度の使用などのルールに基づいて選択する)ように構成されてよい。
別の実施形態では、UEは、論理チャネルまたは論理チャネルグループに固有であるタイマの選択に基づいてDRX時間(たとえば、UEが制御チャネルをモニタリングすることが必要とされない時間)を決定するように構成されてよい。UEは、アクティブ時間中に受信される第1の/最後の/大多数のMAC PDU内で送信される最高/最低/大多数の論理チャネルであるように、タイマの選択のためのそのような論理チャネルまたは論理チャネルグループを決定するように構成されてよい。
6)UEがスケジューリング機会の間隔に基づいてCCをモニタリングすること
一実施形態では、UEは、スケジューリング機会の不連続な間隔にわたって特定のSOMのための制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい。たとえば、UEは、CC機会が特定のニューメロロジーにおいて各スロット発生し得る特定のSOMのための制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい(または潜在的に、UEは、単一のSOM(たとえば、単一のSOMのみ)を用いるように構成されてよい。
別の実施形態では、UEは、電力節約モードにおいて、制御チャネルのN個のスロットごとに、すなわち、スロット0、N-1、2*(N-1)などをモニタリングするように構成されてよい。UEは、ネットワーク構成に基づいて、または動的シグナリングに基づいて、Nの値を決定するように構成されてよい。たとえば、UEは、Nの値を動的に変更するために制御チャネル自体を介して指示を受信するように構成されてよい。いくつかの実施形態では、UEは、UE状態に基づいてあらかじめ定義された値のセットからNの値を決定するように構成されてよく、UE状態は、アクティビティのレベルおよび/または電力節約状態を表してよい。たとえば、UEは、最初は、値のセットを{2,4,8,16,…,M}としてもつように構成されてよく、ここで、Mは2の整数乗である。UEは、DRXタイマのステータスに基づいてNの値を自律的に決定するように構成されてよい。たとえば、最高アクティビティ状態の間、UEは、あらかじめ定義されたセットの中で最低であるようにNの値(たとえば、2)を選ぶように構成されてよい。最高電力節約状態の間、UEは、あらかじめ定義されたセットの中の最高値、たとえば、16を選ぶように構成されてよい。そのようなあらかじめ定義された値の構成は、たとえば、あらかじめ定義されたセット内の最高値を介して、それらのUEアクティビティ状態の理解にかかわらず、UEがネットワークによって到達可能であることを可能にし得る。
UEは、本明細書において説明される他の方法と組み合わせて、または旧来のものに似たDRXと組み合わせて、上記の方法を用いるように構成されてよい。たとえば、UEは、inactivityTimerなどのDRX関連タイマ、N番目の制御チャネルスケジューリング機会(たとえば、N個ごとの制御チャネルスケジューリング機会のみ(たとえば、UE自体のモニタリングスケジュールに基づいて)を減分するように構成されてよい。
別の実施形態では、UEは、制御チャネルスケジューリング機会に基づいてあるDRX関連タイマを、それ自体のモニタリング機会に基づいて(たとえば、N個の制御チャネルスケジューリング機会ごとに)他のタイマを、決定するように構成されてよい。
SOM固有DRX
UEは、独立したDRXまたは制御チャネルモニタリングアルゴリズムをSOM(たとえば、各SOM)に適用するように構成されてよい。SOM(たとえば、各SOM)に固有である制御チャネルモニタリングアルゴリズム内で、UEは、本明細書において説明される方法に基づいて任意の制御チャネルモニタリング機能を適用するようにさらに構成されてよい。UEは、どのアルゴリズムが所与のSOMに適用されるべきかに関して、ネットワークによってさらに構成されてよい。本明細書において説明される方法は、SOM固有制御チャネルモニタリングアルゴリズム間の相互作用に関連する、さらなる態様、動作、手順、および機能を提供する。
独立したDRXの1つの利点は、UEが、独立して各SOMの予想アクティビティに基づいてそのフロントエンドまたはデジタル制御チャネル処理(FDM化されたSOMの場合)の部分を止めることを可能にすることであり得る。
1)SOM電力節約構成のためのプライマリ制御チャネルのモニタリング
異なるSOM上で独立したDRXを実行するUEは、SOM構成情報(たとえば、SOM(たとえば、各SOM)に関連付けられたリソースブロック、ニューメロロジー、ニューメロロジーブロックの持続時間など)を受信するために、特定のSOM(UEのために構成されてもよいし、構成されてなくてもよい)に関連付けられたプライマリ制御チャネルをモニタリングするようにさらに構成されてよい。そのようなプライマリ制御チャネルは、チャネルのサブセットまたは帯域幅全体に及んでよく、デフォルトニューメロロジーをモニタリングするためにUEを使用または必要としてよい。UEは、時間の有限期間(たとえば、参照ニューメロロジーにおける固定数のサブフレーム)にわたってプライマリチャネルをモニタリングするように構成されてよい。
UEは、たとえば、システム関連情報を提供するために、RRC構成から、システム情報から、またはアクセステーブルからプライマリ制御チャネルの構成を受信するように構成されてよい。
2)プライマリ制御チャネルからのオン/オフ期間情報の受信
UEは、プライマリ制御チャネル上で提供される動的情報の受信に基づいて制御チャネルモニタリングまたはDRXを実行するように構成されてよい。そのような動的情報は、UEによって使用される半静的な構成またはあらかじめ構成された構成とともに使用されてよい。たとえば、UEは、以下のうちの少なくとも1つとして、SOM固有CCをモニタリングするための期間の指示を受信するように構成されてもよいし、プライマリ制御チャネルから受信されたシグナリングに基づいて特定のSOM上のDRXの1つまたは複数の期間の指示を受信するように構成されてもよい。
- 特定のSOMに適用されることになるDRX時間:UEは、あらかじめ構成されてもよいし示されてもよい、時間の期間にわたって特定のSOM上でDRX(たとえば、CCモニタリングの欠如)を実行するためにプライマリ制御チャネル上で指示を受信するように構成されてよい、
- 連続的制御チャネルモニタリングのための指示:UEは、プライマリ制御チャネル上の追加シグナリングからのさらなる通知まで、特定のSOM上でCCの連続モニタリングを実行するために、プライマリ制御チャネル上で指示を受信するように構成されてよい、
- 特定のSOMに適用されることになるアクティブ時間:UEは、特定のSOMのCCをモニタリングし始めるため、および特定の時間の期間またはアクティブ期間にわたってそうするために、プライマリ制御チャネル上で指示を受信するように構成されてよい、
- DRXタイマの構成/再構成:UEは、その特定のSOMに適用されることになる旧来のものに似たDRXに関連するタイマを再構成するために、プライマリ制御チャネル上で指示を受信するように構成されてよい、および
- 制御チャネルモニタリングアルゴリズム:UEは、特定のSOMに適用されることになる(本明細書において説明される方法のような)制御チャネルモニタリングアルゴリズムとそのアルゴリズムのために関連付けられたパラメータを構成する指示をプライマリ制御チャネル上で受信するように構成されてよい。
プライマリ制御チャネルからSOM(たとえば、各SOM)のためのオン期間およびオフ期間のそのような情報を受信するUEは、プライマリ制御チャネル上の動的シグナリングによってそうするように示されてない限り、プライマリ制御チャネル(たとえば、プライマリ制御チャネルのみ)をモニタリングするように構成されてよい。
3)1つのSOMからの、別のSOMのためのウェイクアップまたはDRX修正の受信
一実施形態では、UEは、SOMごとに独立したDRXともに動作する間、および独立したDRXに基づいてSOM固有CCをモニタリングする間、第2のSOMから受信されたシグナリング(たとえば、PDCCHまたは類似の動的シグナリング)から第1のSOMのDRX構成の変化を受信するように構成されてよい。そのようなDRX構成の変化または挙動の変化は、以下、すなわち、
- DRXサイクルの変化、
- inactivityTime、retransmissionTime、shortDRXCycleなどのDRX関連タイマ値のいずれかの変化、
- DRXサイクル(たとえば、アクティブ期間の開始を定義するフレーム/サブフレーム/スロットインデックス)のオフセットの変化、および
- 構成可能な時間の期間またはあらかじめ定義された時間の期間にわたって所定の時間(たとえば、即時またはx個のサブフレーム中に)に制御チャネルをウェイクアップするまたはモニタリングし始める指示、
のうちの少なくとも1つを含んでよい。
一実施形態では、UEは、独立した制御チャネルモニタリングアルゴリズムを使用して、2つの異なるSOMのためにCCをモニタリングするように構成されてよい。そのような制御チャネルモニタリングアルゴリズムは両方とも、旧来のDRXに似た動作からなるまたはこれを含んでもよいし、本明細書において説明される方法に基づいて定義されてもよい。第1のSOMは、低待ち時間関連データ伝送に関連付けられてよく、eMBBに関連付けられてよい第2のSOMと比較して短いDRX時間からなるまたはこれを含んでよい。UEは、第2のSOM上の制御チャネルをモニタリングするために即時にウェイクアップする指示を第1のSOMから受信するように構成されてよい。そのような即時ウェイクアップまたは示されたウェイクアップは、第2のSOM上のアクティブ時間がUEのために示された時間に開始するように、DRXサイクルオフセットの変化に関連付けられてもよい。別の実施形態では、指示は、既存のDRXサイクル内で構成可能な持続時間の新しいアクティブ時間を作成してよい。UEは、指示から以下の情報のうちの少なくとも1つを受信するように構成されてよい。
- UEが(SOM2のために)ウェイクアップするSOMまたはSOMインデックス、
- UEがウェイクアップするスケジュールされた時間、
- 示されたウェイクアップを実現するために適用する新しいDRXオフセットなどの、再構成に関連付けられた新しいDRXパラメータまたはタイマ、
- UEが問題のSOM上の制御チャネルをモニタリングするように構成された時間の量、
- たとえば特定のCCE、またはUEが受信するように構成された探索空間のセットを復号する特定の制御チャネル要素、
- UEがSOM2上で即時にウェイクアップする間にモニタリングするように構成された特定のDCI、
- SOM2に適用する制御チャネルモニタリング周波数の部分区間、および
- SOM2上でDRXまたは電力節約アルゴリズムを始める/止める指示。
別の実施形態では、上記の情報の部分またはすべては、DRX構成の一部としてUE内で半静的に構成されてよい。
そのような実施形態の利点は、異なるSOM下で動作するときUEの到達可能性を増加させることであり得る、すなわち、UEが第1のSOMにおける制御チャネルアクティビティを有する場合、UEは、(たとえば、ネットワークがそのSOMにおいてUEアクティビティ時間を待機する必要なしに)第2のSOMにおいて到達可能になり得る。
4)ニューメロロジーの変化に基づいてデフォルト構成からSOM固有DRX関連パラメータを導き出すこと
一実施形態では、UEは、限定するものではないが、特定のニューメロロジーまたはSOMに適用されることになるinactiveTime、drxCycle、retransmissionTimer、shortDRXCycleなどの、DRX関連パラメータのセットをもつように構成されてよい。UEは、以下のうちの少なくとも1つの関数であってよいデフォルトパラメータおよび1つまたは複数のスケーリング関係の関数に基づいて異なるSOM上で使用されることになる関連付けられたパラメータを導き出すように構成されてよい。
- SOM間のニューメロロジーの差(たとえば、サブキャリア間隔などの差によって拡大縮小された)、
- 特定のSOMにマップされる論理チャネルの本質および/または数、
- 論理チャネル識別子(LCID)、論理チャネルグループ識別子(LCG ID)、または特定のSOMにマップされた論理チャネルに関連付けられた優先度識別子、
- 特定のSOMにマップされた論理チャネルの数の重みつき平均、重みはネットワークによって提供されてよい、ならびに
- RRCシグナリングによってまたは動的に(たとえば、プライマリ制御チャネル上で提供される)提供され得る、ニューメロロジーに固有の、ネットワークにより構成されたスケーリングファクタ。
UEは、異なるスケーリングファクタまたは関数を異なるDRXパラメータに適用するようにさらに構成されてよい。
一実施形態では、UEは、デフォルトDRXサイクルと、特定のSOMにマップされる論理チャネルに基づいて決定されたスケーリングファクタとを乗算することによって、そのSOMのためのDRXサイクルを導き出すように構成されてよい。そのようなスケーリングファクタは、ネットワークによって提供されてよい(たとえば、UEは、論理チャネル(たとえば、各論理チャネル)に関連付けられた特定のスケーリングファクタを受信するように構成されてよい)。複数の論理チャネルが同じSOMにマップされるケースでは、UEは、SOMにマップされた論理チャネル(たとえば、論理チャネルの各々)上でスケーリングファクタの重みつき平均を実行するようにさらに構成されてよい。UEは、LCID、LCG ID、または優先度パラメータ/レベル、または論理チャネルに関連付けられた類似物から、スケーリングファクタを直接的に導き出すように構成されてよい。
UL/DL送信に続くDRX動作 - SRの送信に続くDRX動作
UEは、ネットワークへのスケジューリング要求(SR)の送信に続いて、DRXに似た動作を実行するように構成されてよい。たとえば、そのようなDRXに似た動作は、M個のスケジューリング機会ごとにスケジューリング機会(N)の数(たとえば、固定数)に関して制御チャネルをモニタリングすることによって特徴づけられてよい。Mの値(SR-DRXサイクルと称される)、およびNの値(アクティブ期間と称される)は、ネットワークによって構成されてよい。
UEは、以下、すなわち、
- ネットワークによる直接的構成、
- 固定値またはあらかじめ構成された値(たとえば、N=1)、
- データ到着がSRをトリガした論理チャネルに基づいて決定される、
- SRをトリガした新しいデータの到着に関連付けられた時間関連要件(たとえば、生存時間)に基づいて、および
- SRを送信するために使用されるSOMに基づいて、
のうちの少なくとも1つに基づいてMおよび/またはNのどちらかの値を決定するように構成されてよい。
Mおよび/またはNの値をさらに決定するUEは、そのような決定、またはそのような決定に関連する何らかの暗黙的情報を、SRの一部としてgNBに提供するように構成されてよい。そのような情報は、SR内で、またはリソース、電力、拡散、MA方式、プリアンブルシーケンス、もしくはSR送信に関連付けられた他の性質などの、SRの送信に関連付けられた何らかの性質に基づいて、明示的に提供されてよい。
UEは、以下のうちの1つまたは複数が発生するまで、上記のDRX挙動を継続するように構成されてよい。
- UEが、トリガされたSRに関連付けられたグラントを受信する、
- タイマが満了する(これが、新しいSRをトリガしてよい)、
- UEが、要求を満たすことができる別のSOM上でスケジュールされる、および
- UEが、グラントに関して制御チャネルを連続的にモニタリングする指示をネットワークから受信する。
UEは、上記で説明されたDRXスケジュールによりSRを再送信するように構成されてよい(たとえば、UEは、M個のスケジューリング機会のk個のウェイクアップ期間ごとに制御チャネルモニタリングに続いてSRを再送信するように構成されてよい)。
一実施形態では、UEは、SRをトリガした論理チャネルに基づいてMの値を決定するように構成されてよく、N=1と仮定してよい。たとえば、UEは、論理チャネルおよび/または論理チャネルタイプ(たとえば、各論理チャネルまたは論理チャネルタイプ)に使用されることになるMの値をもつように構成(ネットワークによって)またはあらかじめ構成されてよい。UEは、SRの一部としてLCIDまたは類似物を送信するようにさらに構成されてよい。ひとたびSRが送信されると、UEは、特定のSOMニューメロロジーにおいて、または何らかの参照ニューメロロジーにおいて、N個のスケジューリング機会ごとにCCをモニタリングするように構成されてよい。
マルチレベルアクティビティ制御
UEは、制御チャネルリソース(たとえば、PDCCHのような共通制御チャネルなどの共通探索空間)の第1のセット上のダウンリンク制御情報(たとえば、少なくとも1つのDCI)を復号するように構成されてよい。そのような構成は、1つまたは複数の識別子(またはインデキシング値)を含んでよい。そのような構成は、そのようなDCIの復号化に使用する特定のRNTIを含んでよい。そのようなDCIは、特定のDCIタイプからなってもよいし、これを含んでもよい。そのような特定のDCIタイプは、1つまたは複数の識別子(またはインデックス)などの情報を伝えてよい。そのような情報は、1つまたは複数のフィールドの値、1つまたは複数のビットマップ、または類似物、のうちの少なくとも1つとして編成されてよい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのDCIを復号するために使用される少なくとも1つのパラメータは、IDグループなどの、アクティビティ制御のために使用される識別子の関数であってよい。たとえば、そのようなパラメータは、少なくとも1つのDCIを復号化するために使用するRNTIを含んでもよいし、時間シンボル、スロットもしくはミニスロットのセット、物理リソースブロックのセット、リソース要素グループ、および/または制御チャネル要素などの、少なくとも1つのDCIの復号化を試行するリソースを示すパラメータを含んでもよい。実施形態では、UEが複数の識別子をもつように構成されるケースにおいて、UEは、1つまたは複数の関連付けられたパラメータを使用して識別子(たとえば、各そのような識別子)のためのDCIの復号化を試行するように構成されてよい。
第1の状態(たとえば、より低いアクティビティ状態)から第2の状態(たとえば、より高いアクティビティ状態)へ
実施形態では、UEは、共通探索空間上の特定のDCIを復号するように構成されてよい。UEは、特定のRNTIを使用して、特定のDCIを復号してよい。そのような復号化アクティビティはアクティビティ状態の関数であることが企図されている。そのような復号化アクティビティは第1の時間スケール(たとえば、スロット、サブフレームなど)に対応することが企図されている。UEは、そのような特定のDCIの成功した復号化から、DCIが1つまたは複数の識別子(またはインデックス)を含むことを決定するように構成されてよい。UEは、そのような1つまたは複数の識別子(またはインデックス)がUEの1つまたは複数の構成に合致することを決定するように構成されてよい。代表的な実施形態では、UEは、そのような合致(たとえば、少なくとも1つの識別子に対する)から、それが第2のアクティビティ状態に移動するべきであることを決定するように構成されてよい。そのようなアクティビティ状態は、第2の時間スケール(たとえば、ミニスロット、スロットなど)に対応することが企図されている。
代表的な実施形態では、アクティビティ状態(たとえば、各アクティビティ状態)は、一定の数のブラインド復号化試行に関連付けられてよい。たとえば、UEは、低アクティビティ状態における少数のブラインド復号化試行と、高アクティビティ状態における多数のブラインド復号化試行を実行するように構成されてよい。ブラインド復号化は、制御チャネル処理の一部である。アクティビティ状態とブラインド復号化との依存は、本明細書では、たとえば上記の「ブラインド復号化の数の減少」というセクションにおいて説明されている。
より高いアクティビティ状態から、より低いアクティビティ状態へ
別の実施形態では、UEは、受信されたシグナリングに基づいて、アクティビティ状態の変化は、より高いレベルのアクティビティに対応する第1のアクティビティ状態からより低いレベルのアクティビティに対応する第2のアクティビティ状態へと実行されてよいことを決定するように構成されてよい。そのようなレベルは、上記で説明されたように、アクティビティ状態に応じてよい。
いくつかの実施形態では、UEがその構成の識別子に関連付けられた複数のDCIまたは制御信号を復号するケースにおいて、UEは、所定のルールに基づいて適切なアクティビティ状態を決定するように構成されてよい。たとえば、UEは、示されたアクティビティ状態の中で最高の状態を選択してよい。
ネットワーク観点およびスケジューリング機能にとって可能な利益
ネットワークの観点から、1つまたは複数のUEは、制御チャネルリソースの同じセット、探索空間、特定のRNTIなどを使用して構成されてよい。ネットワークは、UEのそのようなセットのアクティビティ状態を合わせる目的のために、1つまたは複数のUEのセットに同じ識別情報を割り振るように構成されてよい。ネットワークは、所与の時間の期間にわたって類似のスケジューリングアクティビティを共有する1つまたは複数のUEのサブセットを決定する際の柔軟性を増加させるために、所与のUEに1つまたは複数の識別子(またはインデックス)を割り振るようにさらに構成されてよい。
いくつかの実施形態では、そのような制御シグナリングは、低コスト信号に対応することがある。制御シグナリングまたは低コスト信号のどちらかの1つまたは複数の性質を構成することが企図されている。そのような性質は、1つの特定の識別子(またはインデックス)に対応(たとえば、各々対応)してよい。
アクティビティレベルは、恣意的な数においてさらに一般化されてよい。たとえば、アクティビティレベルの数は、特定のDCI、RNTI、制御リソースのセット、低コスト信号特性、および特定のレベルをもつ特定の識別子(またはインデックス)、の任意の組合せに基づいて実現されてよい。
代表的な実施形態では、UEは、あらゆるスロット内の特定のRNTIを使用してPDCCH(または共通PDCCH)をモニタリングするように構成されてよい。UEは、そのようなPDCCH(または共通PDCCH)からDCIを成功して復号するとき、UEは、その構成の少なくとも1つの識別子が、DCI内に含まれる少なくとも1つの識別子に合致するかどうかを決定するように構成されてよい。合致が検出された場合、UEは、たとえば、スロットの残りの部分(および/またはたとえば、上位層によって決定されたいくつかのスロット)に対して低アクティビティ状態(たとえば、全くブラインド復号化がない)により(たとえば、のみにより)、ブラインド復号化試行が実施されてよいことを決定するように構成されてよい。DCIが復号されなかったまたは合致が存在しない場合、UEは、最高アクティビティ状態によりブラインド復号化試行を実行するように構成されてよい。
別の代表的な実施形態では、UEは、DCIがPDCCH(または共通PDCCH)上で成功して復号されなかった、またはDCIが成功して復号され、合致識別情報が上記のように存在する場合(たとえば、その場合のみ)高アクティビティ状態により、ブラインド復号化試行を実行するように構成されてよい。そうでない場合、UEは、低アクティビティ状態によりブラインド復号化試行を実行するように構成されてよい。
別の代表的な実施形態では、UEは、DCIが成功して復号され、合致識別情報が上記のように存在する場合(たとえば、場合のみ)、高アクティビティ状態によりブラインド復号化試行を実行してよい。
図9は、電力節約のための別の代表的な方法を示す流れ図である。この代表的な方法は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)を含む任意のデバイスによって実行されてよい。WTRUは、送信機と、受信機と、送信機および受信機に結合されたプロセッサとを備えてよい。プロセッサは、動作901において、複数のスペクトル動作モード(SOM)の1つまたは複数の制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい。プロセッサは、動作902において、少なくとも1つのSOMにおいて少なくとも1つの電力節約モードにより動作するようにWTRUを制御するように構成されてよい。SOM(たとえば、各SOM)は、スペクトルブロックのセットをWTRUに割り振るための情報を伝える制御チャネルに関連付けられてよい。
プロセッサは、異なる時間に異なる電力節約モードを実行するようにさらに構成されてよい。電力節約モードは、タイミング参照および関係に基づいて決定されてよい。タイミング参照および関係は、時間ベーストリガリング手法および計数ベース手法のいずれかに対応してよい。計数ベース手法は、TTI持続時間、2つのスケジューリング機会間の最短時間、および他のフレーム態様、のいずれかに基づいて、電力節約モードの時間関連態様を管理してよい。
プロセッサは、所与のSOMに関連付けられたフレーム持続時間の関数として電力節約モードのタイミング態様を制御するように構成されてよい。
プロセッサは、所与のSOMに関連付けられたスケジューリング機会またはオケージョンの関数として電力節約モードのタイミング態様を制御するように構成されてよい。
プロセッサは、少なくとも1つのSOMにおいて電力節約動作を実行すること、および複数のSOM(たとえば、すべてのSOM)に対して単一の電力節約モードを適用するように構成されてよい。
複数のSOMにおいて1つまたは複数の制御チャネルをモニタリングするプロセッサは、特定のSOMに関連付けられたプライマリ制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい。プロセッサは、モニタリングされるプライマリ制御チャネルに関するSOM構成情報を受信するようにさらに構成されてよい。SOM構成情報は、SOM(たとえば、各SOM)に関連付けられたリソースブロック、ニューメロロジー、および/またはニューメロロジーブロックの持続時間、のいずれかを含んでよい。
受信機は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してネットワークからSOM構成情報を受信してよい。受信機は、プライマリ制御チャネル上の1つまたは複数のSOM固有制御チャネルをモニタリングするための期間の指示をさらに受信してよい。受信機は、プライマリ制御チャネル上の特定のSOMに関連付けられた間欠受信期間(DRX)の指示をさらに受信してよい。プライマリ制御チャネルは、(1)特定のSOMに適用されることになるDRX時間、(2)連続的制御チャネルモニタリングのための指示、(3)特定のSOMに適用されることになるアクティブ時間、(4)DRXタイマの構成/再構成、および/または制御チャネルモニタリングアルゴリズム、のいずれかを示すまたは開示する情報を含んでよい。
プロセッサは、時間の期間にわたってプライマリチャネルをモニタリングするように構成されてよい。プロセッサは、SOMごとの独立したDRXを実行するように構成されてよい。プロセッサは、独立したDRXに基づいてSOM固有の制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい。受信機は、第2のSOMから受信されたシグナリングから第1のSOMのDRX構成の変化を受信することがある。DRX構成の変化は、(1)DRXサイクルの変化、(2)DRX関連タイマ値のいずれかの変化、(3)DRXサイクルのオフセットの変化、(4)ウェイクアップする指示、または(5)所定の時間において制御チャネルをモニタリングし始める指示、のいずれかを含んでよい。
1つまたは複数の制御チャネルをモニタリングするプロセッサは、M個のスケジューリング機会ごとにN個の数のスケジューリング機会に関して、1つまたは複数の制御チャネルをモニタリングするようにさらに構成されてよい。プロセッサは、(1)ネットワークによる構成、(2)あらかじめ構成された値、(3)データ到着がスケジューリング要求(SR)をトリガした論理チャネル、(4)SRをトリガした新しいデータの到着に関連付けられた時間関連要件、および/または(5)SRを送信するために使用されるSOM、のいずれかに基づいてMおよびNの値を決定するようにさらに構成されてよい。送信機は、SRを送信するように構成されてよい。
図10は、電力節約のための別の代表的な方法を示す流れ図である。この代表的な方法は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)を含む任意のデバイスによって実行されてよい。WTRは、送信機と、受信機と、送信機および受信機に結合されたプロセッサとを備えてよい。プロセッサは、動作1001において、WTRUの処理状態の関数としてリソースのセットを決定するように構成されてよい。プロセッサは、決定されたリソースのセットを使用して1つまたは複数の制御チャネルをモニタリングするようにさらに構成されてよい。プロセッサは、動作1002において、制御チャネル上の少なくとも1つの制御チャネル要素を復号するようにさらに構成されてよい。プロセッサは、第1の処理状態である間、第1のタイミング粒度で1つまたは複数の制御チャネルをモニタリングするように構成されてよい。プロセッサは、第1の処理状態の制御チャネル上で、第1の特定のニューメロロジー、スケジューリングオケージョンの特定のセット、またはHARQタイムライン、のうちの少なくとも1つを可能にするように構成されてよい。
動作1003において、プロセッサは、WTRUが第1の処理状態であることを決定し、少なくとも1つのパラメータを使用して、制御チャネルリソースのセット上で第1の処理状態でダウンリンク制御情報(DCI)を復号して、DCIの復号化に基づいて第1の処理状態から第2の処理状態に移行することを決定するように構成されてよい。制御チャネルリソースのセットは、共通探索空間、共通制御チャネル、または物理ダウンリンク制御チャネル、のうちの少なくとも1つを含んでよい。少なくとも1つのパラメータは、処理制御のために使用される少なくとも1つの識別子の関数であってよい。この少なくとも1つのパラメータは、RNTI、時間シンボル、スロットもしくはミニスロットのセット、物理リソースブロックのセット、リソース要素グループのセット、または制御チャネル要素のセット、のうちの少なくとも1つを示してよい。
プロセッサは、構成情報が、少なくとも1つの識別子、少なくとも1つのインデキシング値、または1つもしくは複数のDCIを復号するために使用する無線ネットワーク識別子(RNTI)、のうちの少なくとも1つを示すように、WTRUに関する構成情報を決定するようにさらに構成されてよい。
プロセッサは、成功したDCIの復号化に基づいて、DCIが少なくとも1つの識別子を含むことを決定するようにさらに構成されてよい。プロセッサは、DCIに含まれる少なくとも1つの識別子が、WTRUに関する構成情報において示される少なくとも1つの識別子に合致することを決定するようにさらに構成されてよい。第1の処理状態から第2の処理状態に移行する決定は、DCIに含まれる少なくとも1つの識別子が、WTRUに関する構成情報において示される少なくとも1つの識別子に合致するという決定にさらに基づいてよい。
プロセッサは、関連付けられた少なくとも1つのパラメータを使用して、制御チャネルリソースのセット上の第1の処理状態の識別子(たとえば、各識別子)のためのDCIを復号するように構成されてよい。第1の処理状態は、より低い処理レベルに対応してよく、第2の処理状態は、より高い処理レベルに対応してよい。第1の処理状態および第2の処理状態は、DCIの復号化試行の数に関連付けられてよい。
プロセッサは、移行される処理状態に関連付けられた処理レベルに基づいて、1つまたは複数のDCIを復号することを試行するように構成されてよい。
受信機は、WTRUのための構成情報を含む信号をネットワークから受信するように構成されてよい。
プロセッサは、パターンを決定するように構成されてよい。プロセッサは、決定されたパターンに基づいて、制御チャネル上の少なくとも1つの制御チャネル要素を復号するようにさらに構成されてよい。プロセッサは、決定されたパターンに基づいて、スケジューリング機会および/またはオケージョンを使用して、制御チャネル上の少なくとも1つの制御チャネル要素を復号するようにさらに構成されてよい。プロセッサは、決定されたパターンに基づいて、スケジューリング機会および/またはオケージョンから、制御チャネルリソースの異なるセット、CCE、および/または探索空間を使用して、制御チャネル上の少なくとも1つの制御チャネル要素を復号するようにさらに構成されてよい。プロセッサは、決定されたパターンに基づいて、スケジューリング機会および/またはオケージョンから、異なるアグリゲーションレベルを使用して、制御チャネル上の少なくとも1つの制御チャネル要素を復号するようにさらに構成されてよい。プロセッサは、決定されたパターンに基づいて、スケジューリング機会および/またはオケージョンから、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)の異なるセットを使用して、制御チャネル上の少なくとも1つの制御チャネル要素を復号するようにさらに構成されてよい。パターンは、WTRUの処理状態に関連付けられてよい。プロセッサは、WTRUの別の処理状態に変更するとき、別のパターンに変更するようにさらに構成されてよい。
図11は、電力節約のための別の代表的な方法を示す流れ図である。この代表的な方法は、ネットワークエンティティ、ノードB、発展型ノード-B(eNode-B)などを含む任意のデバイスによって実行されてよい。発展型ノード-B(eNode-B)は、送信機と、受信機と、送信機および受信機に結合されたプロセッサとを備えてよい。プロセッサは、動作1101において、少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を復号するためにワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)によって使用されることになる制御チャネルリソースのセットを割り振るように構成されてよい。プロセッサは、動作1102において、構成情報をWTRUに割り振るように構成されてよい。この構成情報は、少なくとも1つの識別子を示してよく、各識別子は、WTRUと他のWTRUの処理状態を合わせるために、WTRUおよび他のWTRUに割り振られる。送信機は、動作1103において、制御チャネルリソースのセットを示す信号をWTRUに送信することと、動作1104において、構成情報を含む別の信号をWTRUに送信するように構成されてよい。構成情報は、少なくとも1つのインデキシング値、または1つもしくは複数のDCIを復号するためにWTRUによって使用されることになる無線ネットワーク識別子(RNTI)、のうちの少なくとも1つをさらに示してよい。制御チャネルリソースのセットは、共通探索空間、共通制御チャネル、および/または物理ダウンリンク制御チャネル、のうちの少なくとも1つを含んでよい。
特徴および要素が上記で特定の組合せで説明されているが、当業者は、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組合せで、使用可能であることを諒解するであろう。さらに、本明細書において説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に内蔵された、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実施されてよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例としては、限定するものではないが、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD-ROMディスクなどの光学媒体、ならびにデジタル多用途ディスク(DVD)がある。ソフトウェアと関連するプロセッサは、WTRU102、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実施するために使用されてよい。
さらに、上記で説明された実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、およびプロセッサを含有する他のデバイスが言及されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)と、メモリとを含有してよい。コンピュータプログラミングの当業者の慣習によれば、動作または命令の行為および記号表現の参照は、さまざまなCPUおよびメモリによって実行されてよい。そのような行為および動作または命令は、「実行される」、「コンピュータにより実行される」、または「CPUにより実行される」と呼ばれることがある。
当業者は、行為および記号表現された動作または命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことを諒解するであろう。電気システムは、それによってCPUの動作を再構成するまたは別の方法で変える、結果として生じる電気信号の変換または低下およびメモリシステム内のメモリ位置におけるデータビットの維持、ならびに信号の他の処理を引き起こすことができる、データビットを表す。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応するまたはこれを表す、特定の電気的性質、磁気的性質、光学的性質、または有機的性質を有する物理的位置である。代表的な実施形態は、上記で述べられたプラットフォームまたはCPUに限定されないこと、ならびに他のプラットフォームおよびCPUが、提供される方法をサポートしてよいことが理解されるべきである。
データビットは、磁気ディスク、光ディスク、およびCPUによって読み取り可能な他の任意の揮発性大容量記憶システム(たとえば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))または不揮発性大容量記憶システム(たとえば、読み出し専用メモリ(「ROM」))を含むコンピュータ可読媒体上で維持されてもよい。コンピュータ可読媒体は、協働するまたは相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでよく、これらのコンピュータ可読媒体は、もっぱら処理システム上に存在する、または処理システムに対してローカルであってもよいしリモートであってもよい、複数の相互接続された処理システムの間で分散される。代表的な実施形態は上記で述べられたメモリに限定されないこと、ならびに他のプラットフォームおよびメモリが、説明された方法をサポートしてよいことが理解される。
例示的な実施形態では、本明細書において説明される動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ可読命令として実施されてよい。コンピュータ可読命令は、移動体ユニット、ネットワーク要素、および/または他の任意のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行されてよい。
システムの態様のハードウェア実装形態とソフトウェア実装形態との間に残された区別はほとんどない。ハードウェアまたはソフトウェアの使用は、一般に(一定の場面では、ハードウェアとソフトウェアの選定は重要になることがあるので、常にではないが)、コスト対効率トレードオフを表す設計選定である。本明細書において説明されるプロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術が遂行され得るさまざまな媒体(たとえば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)があり得、好ましい媒体は、プロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術が展開される場面とともに変化し得る。たとえば、実装者が、スピードおよび正確さが最重要視されることを決定した場合、実装者は、主にハードウェア媒体および/またはファームウェア媒体を選ぶだろう。柔軟性が最重要視される場合、実装者は、主にソフトウェア実装形態を選ぶだろう。あるいは、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの何らかの組合せを選ぶだろう。
前述の詳細な説明は、ブロック図、フローチャート、および/または例の使用を介して、デバイスおよび/またはプロセスのさまざまな実施形態を示してきた。そのようなブロック図、フローチャート、および/または例が1つまたは複数の機能および/または動作を含有する限り、そのようなブロック図、フローチャート、または例における各機能および/または動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその事実上あらゆる組合せによって、個々におよび/またはまとめて実施されてよいことが、当業者によって理解されるであろう。適切なプロセッサとしては、例として、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械がある。
特徴および要素が上記で特定の組合せで提供されているが、当業者は、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組合せで、使用可能であることを諒解するであろう。本開示は、さまざまな態様の例示として意図される、本出願において説明される特定の実施形態に関して限定されるものではない。当業者には明らかであるように、その趣旨および範囲から逸脱することなく、多数の修正および変形が加えられてよい。本出願の説明において使用される要素、行為、または命令は、そのようなものとして明示的に提供されない限り、本発明にとって重要または不可欠でないと解釈されるべきである。本明細書において列挙されたそれらに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法および装置は、前述の説明から当業者に明らかであろう。そのような修正および変形は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図される。本開示は、そのような特許請求の範囲に与えられる等価物の全範囲とともに、添付の特許請求の範囲の項のみによって限定されるべきである。本開示は、特定の方法またはシステムに限定されないことが理解されるべきである。
本明細書において使用される用語は、特定の実施形態について説明することのみを目的としており、限定することを意図したものではないことも、理解されるべきである。本明細書において使用する場合、本明細書において参照されるとき、「局」という用語およびその略語「STA」、「ユーザ機器」およびその略語「UE」は、(i)以下で説明されるものなどの、ワイヤレス送信および/または受信ユニット(WTRU)、(ii)以下で説明されるものなどの、WTRUのいくつかの実施形態のいずれか、(iii)以下で説明されるものなどの、とりわけ、WTRUのいくつかもしくはすべての構造および機能をもつように構成されたワイヤレス対応および/もしくはワイヤード対応(たとえば、テザラブル(tetherable))デバイス、(iii)以下で説明されるものなどの、WTRUのすべてではない構造および機能をもつように構成されたワイヤレス対応および/もしくはワイヤード対応デバイス、または(iv)同様のものを意味してよい。本明細書において記載される任意のUEを表し得る、例となるWTRUの詳細は、以下で図1~図5を参照して提供される。
ある代表的な実施形態では、本明細書において説明される主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、および/または他の統合された形式を介して実施されてよい。しかしながら、当業者は、本明細書において開示される実施形態のいくつかの態様は、全体的にまたは部分的に、1つもしくは複数のコンピュータ上で稼働する1つもしくは複数のコンピュータプログラムとして(たとえば、1つもしくは複数のコンピュータシステム上で稼働する1つもしくは複数のプログラムとして)、1つもしくは複数のプロセッサ上で稼働する1つもしくは複数のプログラムとして(たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサ上で稼働する1つもしくは複数のプログラムとして)、ファームウェアとして、またはその事実上あらゆる組合せとして、集積回路内で等価に実装されてよいことと、回路を設計することならびに/またはソフトウェアおよびもしくはファームウェアのコードを記述することは、本開示に鑑みて、十分、当業者の技能の範囲内であることを認識するであろう。さらに、当業者は、本明細書において説明される主題の機構は、プログラム製品としてさまざまな形で配布されてよいことと、本明細書において説明される主題の例示的実施形態は、配布を実際に行うために使用される特定のタイプの信号伝達媒体に関係なく適用されることを諒解するであろう。信号伝達媒体の例としては、限定するものではないが、以下、すなわち、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能タイプ媒体、ならびに、デジタル通信媒体および/またはアナログ通信媒体(たとえば、光ファイバケーブル、導波路、ワイヤード通信リンク、ワイヤレス通信リンクなど)などの伝送タイプ媒体がある。
本明細書において説明される主題は、異なる他の構成要素内に含有された、またはこれと接続された、異なる構成要素を示すときがある。そのような示されたアーキテクチャは例にすぎないこと、および実際には、同じ機能を達成する多くの他のアーキテクチャが実施され得ることが理解されるべきである。概念的な意味で、同じ機能を達成する構成要素の任意の構成は、所望の機能が達成され得るように、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために組み合わされた、本明細書における任意の2つの構成要素は、アーキテクチャまたは中間構成要素にかかわらず、所望の機能が達成されるように、互い「に関連付けられる」とみなされてよい。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために、互いに「動作可能に接続される」または「動作可能に結合される」ともみなされてよく、そのように関連付けられることが可能である任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために、互いに「動作可能に結合可能である」ともみなされてよい。動作可能に結合可能の具体例としては、限定するものではないが、物理的にかみ合わせ可能および/もしくは物理的に相互作用する構成要素、ならびに/またはワイヤレスで相互作用可能および/もしくはワイヤレスで相互作用可能な構成要素、ならびに/または論理的に相互作用するおよび/もしくは論理的に相互作用可能な構成要素がある。
本明細書における実質的にあらゆる複数形および/または単数形の用語の使用に関して、当業者は、場面および/または適用例に適切であるように、複数形から単数形および/または単数形から複数形に変換することができる。さまざまな単数形/複数形の置き換えは、理解しやすいように、本明細書で明確に説明されてよい。
一般に、本明細書において、特に添付の特許請求の範囲(たとえば、添付の特許請求の範囲の本体)において使用される用語は、一般に、「オープンな」用語として意図される(たとえば、「含む」という用語は、「限定するものではないが含む」と解釈されるべきであり、「有する」という用語は、「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「含む」という用語は、「限定するものではないが含む」と解釈されるべきである、など)ことが、当業者によって理解されるであろう。導入された請求項の特定の数の記載が意図される場合、そのような意図は、請求項において明示的に記載され、そのような記載の欠如の場合は、そのような意図は存在しないことが、当業者によってさらに理解されるであろう。たとえば、1つの項目のみが意図される場合、「単一の」という用語または類似の文言が使用され得る。理解の一助として、以下の添付の特許請求の範囲および/または本明細書における説明は、請求項記載を導入する「少なくとも1つの」および「1つまたは複数の」という導入句の使用法を含有してよい。しかしながら、そのような句の使用は、同じ請求項が、「a」または「an」などの「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」という導入句および不定冠詞を含むときですら、不定冠詞「a」または「an」による請求項記載の導入が、そのような導入された請求項記載を含有する任意の特定の請求項を、1つのそのような記載のみを含有する実施形態に限定することを暗示すると解釈されるべきではない(たとえば、「a」および/または「an」は、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)。同じことが、請求項記載を導入するために使用される定冠詞の使用にも当てはまる。さらに、導入された請求項の特定の数の記載が明示的に記載されている場合ですら、当業者は、そのような記載は、少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきである(たとえば、他の修飾語なしでの、「2つの記載」の飾りのない記載は、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)ことを認識するであろう。そのうえ、「A、B、およびCなどのうちの少なくとも1つ」に類似した慣例が使用される例では、一般に、そのような構造は、当業者がその慣例を理解するであろう意味で意図されている(たとえば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定するものではないが、A単独、B単独、C単独、AとBとをともに、AとCとをともに、BとCとをともに、および/またはAとBとCとをともに、などを有するシステムを含むであろう)。「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」に類似した慣例が使用される例では、一般に、そのような構造は、当業者がその慣例を理解するであろう意味で意図されている(たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定するものではないが、A単独、B単独、C単独、AとBとをともに、AとCとをともに、BとCとをともに、および/またはAとBとCとをともに、などを有するシステムを含むであろう)。2つ以上の代替用語を提示する事実上すべての離接する語および/または句は、明細書にあろうと、特許請求の範囲にあろうと、または図面にあろうと、用語のうちの1つ、用語のどちらか、または両方の用語を含む可能性を企図すると理解されるべきであることが、当業者によってさらに理解されるであろう。たとえば、「AまたはB」という句は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むことが理解されよう。さらに、複数の項目および/または項目の複数のカテゴリのリストに続く「のいずれか」という用語は、本明細書において使用される場合、個々に、または他の項目および/もしくは項目の他のカテゴリとともに、項目および/または項目のカテゴリ「のいずれか」、これら「の任意の組合せ」、これら「のうちの任意の複数」、および/またはこれら「のうちの複数の任意の組合せ」を含むことが意図されている。さらに、本明細書において使用される場合、「セット」または「グループ」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことが意図されている。加えて、本明細書において使用される場合、「数」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むことが意図されている。
さらに、本開示の特徴または態様がマーカッシュグループに関して説明される場合、当業者は、それによって本開示はマーカッシュグループの任意の個々のメンバまたはメンバのサブグループに関しても説明されることを認識するであろう。
当業者によって理解されるように、記述された明細書を提供することなどに関するあらゆる目的のために、本明細書において開示されるすべての範囲は、あらゆる可能な部分範囲およびその部分範囲の組合せも包含する。リストされたすべての範囲は、同じ範囲が少なくとも等しい2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることについて十分に説明し、可能にすると容易に認識可能である。非限定的な例として、本明細書において論じられる各範囲は、下位3分の1、中位3分の1、および上位3分の1などに容易に分解され得る。同じく当業者によって理解されるように、「まで」、「少なくとも」、「よりも大きい」、「よりも小さい」などのすべての文言は、記載された数を含み、その後で上記で論じられたように部分範囲に分解できる範囲を指す。最後に、当業者によって理解されるように、範囲は、各個々のメンバを含む。したがって、たとえば、1~3つのセルを有するグループは、1つ、2つ、または3つのセルを有するグループを指す。同様に、1~5つのセルを有するグループは、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つのセルを有するグループを指し、以下同様である。
さらに、特許請求の範囲は、その旨が述べられていない限り、提供された順序または要素に限定されると読まれるべきではない。さらに、あらゆる請求項における「ための手段」という用語の使用は、米国特許法第112条第6段落すなわちミーンズプラスファンクション請求項フォーマットを行使することが意図されており、「ための手段」という用語のないあらゆる請求項は、そのように意図されていない。
ソフトウェアに関連するプロセッサは、ワイヤレス送信受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、モビリティ管理エンティティ(MME)もしくは発展型パケットコア(EPC)、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実施するために使用されてよい。WTRUは、ソフトウェア無線(SDR)を含む、ハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実施されるモジュール、ならびにカメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカフォン、振動デバイス、スピーカ、マイクロホン、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、近距離通信(NFC)モジュール、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニット、有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット、デジタル音楽プレイヤー、メディアプレイヤー、ビデオゲームプレイヤーモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)もしくは超広帯域(UWB)モジュールなどの他の構成要素とともに使用されてよい。
本発明は、通信システムに関して説明されてきたが、システムがマイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアにおいて実施されてよいことが企図されている。ある実施形態では、さまざまな構成要素の機能のうちの1つまたは複数は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアにおいて実施されてよい。
さらに、本発明は、本明細書において特定の実施形態を参照して図示および説明されているが、本発明は、示される詳細に限定されることを意図したものではない。むしろ、特許請求の範囲の等価物の範囲内で、本発明から逸脱することなく、さまざまな修正が詳細に加えられてよい。
本開示全体を通じて、当業者は、ある代表的な実施形態が、代替実施形態において使用されてもよいし、他の代表的な実施形態と組み合わせて使用されてもよいことを理解する。
特徴および要素が上記で特定の組合せで説明されているが、当業者は、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組合せで、使用可能であることを諒解するであろう。さらに、本明細書において説明される方法は、コンピュータもしくはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に内蔵された、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実施されてよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例は、限定するものではないが、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD-ROMディスクなどの光学媒体、ならびにデジタル多用途ディスク(DVD)を含む。ソフトウェアと関連するプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実施するために使用されてよい。
さらに、上記で説明された実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、およびプロセッサを含有する他のデバイスが言及されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)と、メモリとを含有してよい。コンピュータプログラミングの当業者の慣習によれば、動作または命令の行為および記号表現の参照は、さまざまなCPUおよびメモリによって実行されてよい。そのような行為および動作または命令は、「実行される」、「コンピュータにより実行される」、または「CPUにより実行される」と呼ばれることがある。
当業者は、行為および記号表現された動作または命令は、CPUによる電気信号の操作を含むことを諒解するであろう。電気システムは、それによってCPUの動作を再構成するまたは別の方法で変える、結果として生じる電気信号の変換または低下およびメモリシステム内のメモリ位置におけるデータビットの維持、ならびに信号の他の処理を引き起こすことができる、データビットを表す。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応するまたはこれを表す、特定の電気的性質、磁気的性質、光学的性質、または有機的性質を有する物理的位置である。
データビットは、磁気ディスク、光ディスク、およびCPUによって読み取り可能な他の任意の揮発性大容量記憶システム(たとえば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))または不揮発性大容量記憶システム(「たとえば、読み出し専用メモリ(「ROM」))を含むコンピュータ可読媒体上で維持されてもよい。コンピュータ可読媒体は、協働するまたは相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでよく、これらのコンピュータ可読媒体は、もっぱら処理システム上に存在する、または処理システムに対してローカルであってもよいしリモートであってもよい、複数の相互接続された処理システムの間で分散される。代表的な実施形態は上記で述べられたメモリに限定されないこと、ならびに他のプラットフォームおよびメモリが、説明された方法をサポートしてよいことが理解される。
本出願の説明において使用される要素、行為、または命令は、そのようなものとして明示的に説明されない限り、本発明にとって重要または不可欠でないと解釈されるべきである。さらに、本明細書において使用される場合、「a」という冠詞は、1つまたは複数の項目を含むことが意図されている。1つの項目のみが意図される場合、「1つの」という用語または類似の文言が使用される。さらに、複数の項目および/または項目の複数のカテゴリのリストに続く「のいずれか」という用語は、本明細書において使用される場合、個々に、または他の項目および/もしくは項目の他のカテゴリとともに、項目および/または項目のカテゴリ「のいずれか」、これら「の任意の組合せ」、これら「のうちの任意の複数」、および/またはこれら「のうちの複数の任意の組合せ」を含むことが意図されている。さらに、本明細書において使用される場合、「セット」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことが意図されている。さらに、本明細書において使用される場合、「数」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むことが意図されている。
さらに、特許請求の範囲は、その旨が述べられていない限り、説明された順序または要素に限定されると読まれるべきではない。さらに、あらゆる請求項における「手段」という用語の使用は、米国特許法第112条第6段落を行使することが意図されており、「手段」という用語のないあらゆる請求項は、そのように意図されていない。
適切なプロセッサとしては、例として、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械がある。
本発明は、通信システムに関して説明されてきたが、システムがマイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアにおいて実施されてよいことが企図されている。ある実施形態では、さまざまな構成要素の機能のうちの1つまたは複数は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアにおいて実施されてよい。
さらに、本発明は、本明細書において特定の実施形態を参照して図示および説明されているが、本発明は、示される詳細に限定されることを意図したものではない。むしろ、特許請求の範囲の等価物の範囲内で、本発明から逸脱することなく、さまざまな修正が詳細に加えられてよい。