JP2023029321A - セパレータプレート - Google Patents

セパレータプレート Download PDF

Info

Publication number
JP2023029321A
JP2023029321A JP2022131195A JP2022131195A JP2023029321A JP 2023029321 A JP2023029321 A JP 2023029321A JP 2022131195 A JP2022131195 A JP 2022131195A JP 2022131195 A JP2022131195 A JP 2022131195A JP 2023029321 A JP2023029321 A JP 2023029321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
beads
separator plate
sealing
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022131195A
Other languages
English (en)
Inventor
シュパイデル アンドレ
Speidel Andre
シュテール トーマス
Stoehr Thomas
グルエンヴァルト ベルナデット
Gruenwald Bernadette
クンツ クラウディア
Kunz Claudia
オルク アフメット
Oruc Ahmet
ゴーグラー ベルント
Gaugler Bernd
グリュック ライナー
Glueck Rainer
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Reinz Dichtungs GmbH
Original Assignee
Reinz Dichtungs GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Reinz Dichtungs GmbH filed Critical Reinz Dichtungs GmbH
Publication of JP2023029321A publication Critical patent/JP2023029321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/0247Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the form
    • H01M8/0254Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the form corrugated or undulated
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/0258Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the configuration of channels, e.g. by the flow field of the reactant or coolant
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/0204Non-porous and characterised by the material
    • H01M8/0206Metals or alloys
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/0276Sealing means characterised by their form
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1004Fuel cells with solid electrolytes characterised by membrane-electrode assemblies [MEA]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、ビード圧縮が狙った形に影響を受ける、具体的には均一にされるセパレータプレートを提供することである。【解決手段】金属層を備え、前記金属層が、少なくとも1つのビード12、13、具体的には封止ビード又は流体案内ビードを有するセパレータプレート2aであって、前記ビードのうちの少なくとも1つ、いくつか、又はすべてでは、前記ビードの延在方向に沿った少なくとも第1のセグメント40における、ビード進路に対して垂直な断面では、前記ビードの一方又は両方のビード側面22、22’が、少なくとも第1の外側部分23、23’と、第2の内側部分24、24’とを含み、前記第1の外側部分及び前記第2の内側部分が、前記ビードに隣接する前記金属層の平面に対して異なる正の角度を有する、セパレータプレートである。【選択図】図5A

Description

本発明はセパレータプレートに関し、詳細には電気化学セル用のセパレータプレートに関する。こうした電気化学セルは、例えば、レドックスフロー電池、電気化学コンプレッサ、燃料電池、又は電気分解装置である。
燃料電池では、例えば、複数のこうしたセパレータプレートが、セパレータプレートの層平面に対して垂直に2枚ずつ積層される。各対のセパレータプレートは、以下ではバイポーラプレートとも呼ばれることになる。セパレータプレートの個々の対、すなわちバイポーラプレートは、中間層、例えば膜又は膜電極接合体(MEA)を用いて、互いから間隔を開けて配置される。
膜電極接合体(MEA)は、普通は電気化学的活性領域からなり、電気化学的活性領域では、MEAの2つの面の間で陽子移動が行われ、膜表面に電極及び触媒被覆が存在する。電気化学的活性領域の外側では、MEAは普通補強縁部によって囲まれる。加えて、少なくとも電気化学的活性領域では、普通はすべての表面にガス拡散層も存在し、このガス拡散層により、酸素及び水素が被覆膜に到達することが容易になる。
簡略化のために、セパレータプレートに関して、以下では、電気化学的活性領域及び電気化学的非活性領域という用語は、MEAのこれらの領域の反対側に位置する領域を参照しているときでも使用されることになる。
互いに対して、また外側に対して流体案内空間の境界を画定するために、これらのセパレータプレートは複数のビードを有する。典型的には、金属バイポーラプレートのビードはフルビードとして形成される。しかし、バルコニ(balcony)、及び適用可能な場合は分配チャネルも、ビードとみなされてもよく、この点に関して、少なくともそれらの進路のいくつかの部分では、バルコニは半ビードの形の断面を有し、分配チャネルはフルビードの形の断面を有する。
フルビードでは、以下で選択されるようなビードの長手方向延在部に対して横方向の断面で見ると、ビードは、概して中間部に配置されるそのビード最上部で、ビードの2つの側部に隣接する材料平面から最も離れて突出する。両方の側部でこのビード最上部に隣接しているのは各ビード側面であり、これらにより、ビード最上部のキャンバが上記材料平面へと戻される。材料平面へのそれぞれの接線方向移行の領域には、ビード側面のビード最上部から離れた側に、ビード下部が存在する。
以下で選択されるようなビードの長手方向延在部に対して横方向の断面で見ると、半ビードは、ある層において、層平面からのオフセット(グーズネック)を形成する。隣接する層平面間の移行部はビード側面と呼ばれ、これは両方の側部で各ビード下部と隣り合う。ビード下部の一方は、ビード最上部とも呼ばれる場合がある。
セパレータプレートのビードは具体的には封止ビードでもよく、封止ビードは、セパレータプレートと隣接するMEAとの間の流体案内空間を液密式に封止する。封止ビードにおいては、ポートビード、すなわち貫通開口を囲繞するビードと、周辺ビード、すなわち外縁部に向かう封止ビードとの間で区別がなされ得る。ビードは、流体、例えば水素又は酸素又は空気、又はさらには冷却剤などの反応物が案内されるチャネル状のくぼみをセパレータプレート内に作り出すためにも使用される。
特に電気化学的活性領域の外側では、こうしたチャネルを使用して、封止ビードを横切って流体を案内することもでき(いわゆる媒体通路又は「トンネル」)、したがって、これらのトンネルは封止ビードとの交差部分を形成する。以下では、用語「交差部分」は、直角での横断と理解されるべきではなく、むしろ他の角度での横断も包含することができる。
さらに、ビード又はビード状隆起部は、具体的には電気化学的活性領域の縁部に隣接した支持要素として使用することもできる。それらは、具体的には封止ビードに対して横方向に延在し、MEAの補強縁部を支持するように機能する。支持要素は、隣接する封止ビードの側面へと開口する場合もあるが、それらから間隔を開けて配置される場合もある。高さ及び幅が適していれば、隣接する封止ビードの側面へと開口する支持要素は、電気化学的活性領域と封止ビードとの間の中間の空間にいかなる媒体も入らないようにするためにも使用される。封止ビードへと開口するこれらの支持要素は、これらのビードの主タスクが流体をせき止めることであっても、以下では流体案内ビードともみなされることになる。
これらのビードは、ビード(封止ビード及び/又はチャネル)の進路、及び隣接するビードへの近さ又は隣接するビードとの交差部分に応じて、その進路に沿ってより柔軟な、又はより剛性の領域を有し、そうでなければ同一の設計になる。一例として、具体的には平面図において波状に延在する封止ビードは、波状の進路のピーク又は谷の領域では、ピークと谷との間の領域とは異なる剛性を有する。その結果、ビードの力の変位特性はその進路に沿って変化し、セパレータプレートの圧縮/設置状態でのビード圧縮は、ビードの進路に沿って不均一になる。
同じように、ビードは、少なくとも部分的には、それらが媒体通路と交差する領域では、媒体通路から離れた領域よりも剛性である。したがって、普通は媒体通路により、ビードの進路に沿ったビードの不均一な圧縮が生じる。同様に流体案内ビードとみなされる支持要素がビードの側面へと開口している領域にも、同じことが当てはまる。
特定の不利益の1つは、このように不均一にビードが圧縮される場合、全体としてのビードの作動距離が、均一にビードが圧縮される場合よりも短くなり、それによりビードの封止挙動に悪影響が及ぼされることである。
したがって、本発明の目的は、ビード圧縮が狙った形に影響を受ける、具体的には均一にされるセパレータプレートを提供することである。
この目的は、請求項1及び請求項14に記載のセパレータプレートによって達成される。本発明によるセパレータプレートの有利な発展形態は、各従属請求項に見て取ることができる。
本発明によるセパレータプレートは、少なくとも1つのビードを備える金属層を備える。ビードは、例えば封止ビード又は流体案内ビード、例えば封止ビードに対して横方向の媒体通路、ポートにすぐ隣接した流体チャネル、或いはセパレータプレートの分配又は回収領域にすぐ隣接した流体チャネルでもよい。本発明は、具体的には半ビード又はフルビードを含む、セパレータプレート上の任意のタイプのビードに適用可能である。
本発明によれば、ビードの延在方向に沿った第1のセグメントのビードは、その側面の発明性のある設計を有する。ビード進路に対して垂直な断面では、この第1のセグメントのビードの一方又は両方のビード側面は、少なくとも、第1の外側部分と、第2の内側部分とを有する。これらの2つの部分は、ビードに隣接する金属層の平面に対して異なる正の角度を有し、すなわち、側面は、2つの部分において異なる勾配を有する。
本発明によれば、ここで説明される第1の外側部分及び第2の内側部分は、上に説明した正の角度を狙った形で提供された部分であり、すなわち、その角度が早くも成形プロセス中に、例えばエンボスプロセス中に成形ダイによって予め決定された部分である。換言すれば、それらは、任意の成形プロセス中に異なる部分の間に自動で生み出された移行領域ではなく、第1の部分と第2の部分との間の延在方向では、第1の部分及び第2の部分よりも、例えば0.2又は0.3mmの領域の著しく短い長さ(したがってやはり小さい半径)を有し、第1の部分及び第2の部分は、内側部分の場合、普通は少なくとも0.35mm、又はさらには少なくとも0.45mmの長さを有する。
本発明では、第1の部分と第2の部分とは、有利には、場合によっては成形プロセス中に自動で生み出されたそれらの間の単なる移行領域を備えて、互いに直接一体化する。この場合、このセグメントのビード側面は、きっかり1つの第1の外側部分と、きっかり1つの第2の内側部分とを有することができ、すなわち、第1の外側部分及び第2の内側部分により、ビード側面全体が形成される。
本発明では、2つの部分の間が直接的に移行していることにより、第1の外側部分及び第2の内側部分に隣接する2つの側の間には、具体的には、2つの部分の、ビード下部の方に方向付けられた側と、2つの部分の、ビード最上部の方に方向付けられた側との間にはビード側面の連続的な上向きの勾配が生まれる。具体的には、2つの部分の間にビード側面の凹部は存在しない。
具体的には、第1の部分が角度αを有し、第2の部分が角度βを有する場合、第1の部分の勾配が第2の部分の勾配よりも小さければ、すなわちα<βであれば有利である。これは、ビード下部から開始するビード側面が、最初に第1の部分において浅い勾配で立ち上がり、次に第2の部分においてビード最上部までより急峻に立ち上がることを意味する。
その結果、ビード側面が予め定められた1つの勾配でビード下部からビード最上部へと従来の方式で延在するときよりも、第1のセグメントのビードをより柔軟且つより弾性にすることが可能になる。これにより、第1のセグメントのビードを隣接するセグメントよりも柔軟且つ弾性にすることが可能になり、したがって、隣接するセグメントのビードの力の変位特性にそれを一致させることが可能になる。具体的には、ビードの発明性のある設計により、ビードの下部支持部、例えば下部支持点、下部支持線、又は下部支持表面を、ビード最上部に結果として生じる力に影響を与えるように適切に調節することができる。総じて、本発明により、ビードの圧縮が、例えば隣接するビード、媒体通路などの外部要因によって影響を受けるか又は阻害されるときでも、ビードの圧縮をビードの延在部に沿って均一にすることが可能になる。
有利には、ビードの延在方向に対して垂直な、ビードを通る断面では、第1の部分及び/又は第2の部分は直線的に延在する。
曲線状の進路も可能である。この場合、第1の部分及び/又は第2の部分の曲率は、技術的な理由のために避けられない、ビード下部からビード側面への移行部、及びビード側面からビード最上部への移行部における、0.35mm未満の非常に小さい曲率半径を有する曲率とは著しく異なる。具体的には、第1の曲線状部分は、断面にわたって増加する角度αでビード下部からビード最上部に向かって延在し、すなわち、第1の部分はビード最上部の方向において曲線状である。断面では、第1の部分の曲率は有利には半径R1で生じ、この場合、有利には0.5mm≦R1、有利には2mm≦R1、且つ/又はR1≦70mm、有利にはR1≦50mmである。第1の部分にビード最上部の方向に増加する上向きの勾配が提供される場合、これにより、圧縮及び解放されたときのローリングオフ(rolling off)が可能になる。
別の有利な変更形態により、セパレータプレートが少なくとも2つのビードを有し、互いに向き合ったそれらのビード側面が、少なくともいくつかの領域では上に記載したように本発明に従って設計され、2つのビードの側面の第1の部分が、少なくともいくつかの部分では互いに直接一体化することが可能になる。一例として、少なくともいくつかの部分では、これらは互いに隣り合って延在する封止ビード及び流体案内ビードでもよい。2つのビードの間のこの種類の移行は、具体的には、2つのビードが実質的に平行に延在する部分のうちの1つ、いくつか、若しくはすべてで提供されてもよく、また具体的には、又はもっぱら、少なくとも2つのビードが実質的に平行に延在する上記部分のうちの1つ、いくつか、若しくはすべてで提供されてもよい。したがって、2つのビードの間の最下点のみが、こうしたビード側面の「ビード下部」とみなされ得る。
特に有利な1つの実施形態が、第1のセグメントにおけるビード最上部の狙った設計に関連して生じる。一例として、ビードのビード最上部は、ビードの延在方向に対して垂直な断面において、直線的でも曲線状でもよく、有利には、金属層の延在平面から離れた曲線状でもよい。
ビードが、その延在方向において、少なくとも1つの波の谷及び少なくとも1つの波のピークを備えて波状に延在している場合、従来のビードは、それらの波の谷及びそれらの波のピークの領域では、波の谷と波のピークとの間の領域とは異なる剛性を有する。この場合、これは上に定義された第1のセグメントが波の谷及び/又は波のピークに形成されるという点で補償され得る。一例として、波のピーク又は波の谷は、ビードの波状の進路の最も近い転換点の間の区域であるとみなされ得る。
異なる剛性を備える、ビードの2つの隣接する領域が、ビードの進路において並べて位置付けられた場合、さらなる処置がなければ第2のセグメントとしてより剛性の領域であるはずの領域での、ビード進路に対して垂直な断面において、ビードのビード側面の一方又は両方が、封止ビードに隣接する金属層の平面に対して角度γで延在し、この角度が、第2のセグメントに隣接するビード進路における、具体的には、さらなる処置がなければより柔軟であるはずの領域における、ビード側面の金属層の平面に対する角度δよりも大きくなることにより、ビードの力の変位特性及び圧縮を均一にすることができる。ビード側面のこの設計は、第1のセグメントにおけるビード側面の、発明性のある前述の設計に加えて、又はそれとは無関係にも、具体的には本発明によるセパレータプレートの別のビードに使用されてもよい。
ある領域におけるビードの剛性を狙った形で低減する別の可能性は、第3のセグメントとしてのこの領域において、ビードの一方又は両方のビード側面が、ビードのビード下部間の距離が、この第3のセグメントに隣接するビード進路におけるビードのビード下部間の距離よりも長くなるように設計されている場合に生じる。ビードをその基部において広げることにより、この第3のセグメントのビードはより柔軟且つより弾性になる。
本発明は、セパレータプレートが封止ビード、具体的にはポートビードを有し、これが、他のビード、具体的には流体通路と合流する、具体的には交差する場合に、特定の利点を適用され得る。こうした流体通路(「トンネル」)は、具体的には、セパレータプレートの流体貫通開口を囲繞し、外側に対して、又は他の流体空間に対してこれらを封止する封止ビード上に見い出される。具体的には、こうしたトンネルは、延在方向において波状に延在する封止ビードの波の谷と波のピークとの間の領域にしばしば配置される。少なくとも一方の側では、これらのトンネルは封止ビードの側面のうちの一方へと開口する。これは、具体的には、隣接する封止ビードの側面、具体的には周辺ビードの側面へと開口する支持要素にも当てはまり、上記支持要素は、同様に流体案内ビードとみなされる。封止ビードの2つの側面上のトンネルは、ビードの延在方向に対して互いからオフセットしていてもよく、したがって、例えば単にビード最大数量(bead maxima)で配置されてもよい。2つの側面上のトンネルの数も、互いに異なってもよい。こうしたトンネル又は支持要素により、これらの領域では部分的に封止ビードが補剛され、これは、トンネル又は支持要素に隣接する封止ビードのビード側面の領域の、発明性のある設計によって補償され得る。しかし、具体的には、ビード状流体通路の一方又は両方のビード側面が本発明に従って設計されてもよく、したがって、流体通路によって封止ビードが補剛されるのを阻止することができる。トンネル又は支持要素がビードの第1の側面へと開口している場合、ビードの第2の側面を本発明に従った形で設計することによって補償を実現することもできる。
上に記載した課題に対する代替的又は追加的な発明性のある解決策は、セパレータプレートの金属層が、ビード(上に言及した解決策とそれとを区別するために以下では「第2のビード」と呼ばれる)を有することからなる。この第2のビードは、やはり封止ビードでもよく、例えば封止ビードに流体を案内するための流体案内ビードでもよく、流体を案内するためのチャネルでもよい。第2のビードの延在方向に沿った(以下では区別する目的で「第4のセグメント」と呼ばれる)あるセグメントでは、第2のビードの一方又は両方のビード側面において、この第2のビードは、第2のビードのビード下部が、金属層の層平面に対して垂直な方向において、第2のセグメントの縁部よりも第2のセグメントの中間部において長くなる距離で、第2のビードのビード最上部から間隔を開けて配置されるように設計される。ビードの高さはセグメントに沿ってセグメントの中間部に向かって高くなり、次にセグメントの反対側の端部に向かって再び低くなるので、ビードはセグメントの中間部においてより柔軟且つより弾性になる。これにより、この領域における第2のビードの力の変位特性を狙った形で変化させることが可能になり、したがって、例えば、ビードの延在方向に沿ったビードの均一な圧縮を実現することが可能になる。ビードの高さを高くすることは、有利には、ビード最上部の高さを高くすることによって行われるのではなく、むしろ、セパレータプレートの非圧縮状態においてビード下部を低くすることによって行われる。有利には、ビード下部の最下点は、他のセグメントのビード下部の最下点よりも低くならない。
第2のセグメントのこうした設計は、具体的には、ビード進路に対して垂直な断面において、第2のビードの一方又は両方のビード側面が、第2のセグメントの縁部から第2のセグメントの中間部へと長くなる長さを有することで達成される。
本発明によるこの解決策では、第2のセグメントのビード側面の勾配は、第2のビードの延在方向に沿って一定であってもよい。必須ではないが、第2のセグメントの領域における第2のビードの断面において、異なる上昇角度を有するビード側面の2つの部分を提供することも可能である。
具体的にはセパレータプレートが1つの封止ビードと、隣接する2つのビード状流体通路とを備える金属層を備え、隣接する2つのビード状流体通路が、隣接する点において封止ビードの側面へと開口する場合に、最後に言及された解決策が、最初に規定された解決策と有利に組み合わせられてもよい。こうしたセパレータプレートの場合、少なくともビード状流体通路の互いに向き合った側面は、第1のセグメントに関して上に記載したように設計され、封止ビードにおける、ビード状流体通路の開口部分の間の封止ビードのビード側面の領域は、第2のセグメントに関して上に記載したように設計され、この場合、ビード状流体通路の互いに向き合った側面が、第2のセグメントの縁部を形成する。
本発明によるセパレータプレートのいくつかの例を以下に与える。同一の符号又は同様の符号は同一の要素又は同様の要素を示し、したがって、適用可能な場合、これらの要素及び符号の説明は繰り返されない。以下の例のそれぞれは、本発明の必須の機能に加えて、様々なオプションの機能を実施する。しかし、独立請求項に規定されていないすべての必須でない機能は、個別で、又は任意の組み合わせで、同じ例の、又は1つ若しくは複数の他の例の、他の必須でない機能と組み合わせられてもよい。
本発明による燃料電池を示す図である。
図1の燃料電池のバイポーラプレートを示す図である。
図2のバイポーラプレートのセパレータプレートの流体貫通開口の周りの詳細を示す図である。 図2のバイポーラプレートのセパレータプレートの流体貫通開口の周りの詳細を示す図である。
外縁部及び周辺ビードの領域における、図2のバイポーラプレートのセパレータプレートの詳細を示す図である。
本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。 本発明によるセパレータプレートの詳細を平面図又は断面図で示す図である。
図1には、構造的に同一の複数の金属バイポーラプレート2を備える電気化学システム1が示してあり、構造的に同一の複数の金属バイポーラプレート2は積層体6に構成され、z方向7に沿って積層されている。積層体6のバイポーラプレート2は2つのエンドプレート3、4の間にクランプされている。z方向7は積層方向とも呼ばれることになる。本例では、システム1は燃料電池積層体である。したがって、積層体のそれぞれの2つの隣接するバイポーラプレート2は、例えば化学エネルギーを電気エネルギーに変換するように機能する電気化学セルと境界を接する。それぞれの場合において、システム1の電気化学セルを形成するために、積層体の隣接するバイポーラプレート2の間に膜電極接合体(MEA)10が配置される(例えば図2を参照)。それぞれのMEA10は少なくとも1つの膜、例えば電解質膜を含む。さらに、MEAの一方又は両方の表面にガス拡散層(GDL)が配置されてもよい。
代替の実施形態では、システム1は電気分解装置として、電気化学コンプレッサとして、又はレドックスフロー電池として設計される場合もある。これらの電気化学システムでは、バイポーラプレートが同様に使用されてもよい。そうであれば、電気分解装置、電気化学コンプレッサ、又はレドックスフロー電池の場合、バイポーラプレートに、且つ/又はバイポーラプレートを通って案内される媒体は、それぞれの場合において燃料電池システム用に使用される媒体とは異なる可能性があるが、これらのバイポーラプレートの構造は、ここで詳細に説明されるバイポーラプレート2の構造に対応してもよい。
z軸7は、x軸8及びy軸9と共に右手デカルト座標系を張る。バイポーラプレート2はそれぞれプレート平面を画定し、セパレータプレートのプレート平面は、それぞれxy平面に対して平行に方向付けられ、したがって積層方向又はz軸7に対して垂直に方向付けられる。エンドプレート4は、普通は複数の媒体ポート5を有し、それらを介してシステム1へと媒体を供給することができ、それらを介してシステム1から媒体を排出することができる。システム1へと供給することができ、システム1から排出することができる上記媒体は、例えば水素分子若しくはメタノールなどの燃料、空気若しくは酸素などの反応ガス、水蒸気若しくは減損燃料などの反応生成物、又は水及び/若しくはグリコールなどの冷却剤を含んでもよい。
図2には、図1のシステム1と同じタイプの電気化学システムの、従来技術から知られている隣接する2つのバイポーラプレート2と、同様に従来技術から知られており、これらの隣接するバイポーラプレート2の間に配置された膜電極接合体(MEA)10とが斜視図で示してあり、図2のMEA10は、見る人の方に向いたバイポーラプレート2によって大部分が隠されている。バイポーラプレート2は、実質的に結合する形で互いに接合された2つのセパレータプレート2a、2bで形成され、それぞれの場合において、図2では、これらのうち、見る人の方に向いた第1のセパレータプレート2aのみが見えており、上記第1のセパレータプレートが第2のセパレータプレート2bを隠している。セパレータプレート2a、2bは、例えばステンレス鋼シートで形成された少なくとも1つの金属層をそれぞれ備える。例えば、2つの隣接するセパレータプレート2a、2bは、例えばレーザ溶接によって互いに溶接されてもよい。
セパレータプレート2a、2bは、典型的には、互いに対して整列してバイポーラプレート2の貫通開口11a~cを形成する貫通開口を有する。バイポーラプレート2と同じタイプの複数のバイポーラプレートが積層されると、貫通開口11a~cは、積層体6を通って積層方向7に延在する管路を形成する(図1を参照)。典型的には、貫通開口11a~cによって形成される管路のそれぞれは、システム1のエンドプレート4のポート5のうちの1つに流体的に連結される。例えば、貫通開口11aによって形成される管路を介して、冷却剤を積層体6へと導入し、又は積層体から排出することができる。対照的に、貫通開口11b、11cによって形成される管路は、システム1の燃料電池積層体6の電気化学セルへと燃料及び反応ガスを供給し、積層体から反応生成物を排出するように設計することができる。媒体を案内する貫通開口11a~cは、プレート平面に対して実質的に平行に形成される。
積層体6の内部に対して、また周囲環境に対して貫通開口11a~cを封止するために、第1のセパレータプレート2aは封止ビード12a~cの形をとった封止構造をそれぞれ有し、これらは貫通開口11a~cの周りにそれぞれ配置され、それぞれの場合において、貫通開口11a~cを完全に囲繞する。貫通開口を囲繞するこれらの封止ビード12a~cは、ポートビードとも呼ばれることになる。第2のセパレータプレート2bは、図2を見る人に背を向けたバイポーラプレート2の後ろ側に、貫通開口11a~c(図示せず)を封止するための対応する封止ビードを有する。
電気化学的活性領域18では、第1のセパレータプレート2aは、図2を見る人の方に向いたその前側に、セパレータプレート2aの外側に(又は前側にも)沿って反応媒体を案内するための第1の構造体14を備えた流れ場17を有する。図2では、これらの第1の構造体14は、複数のウェブ、及びウェブの間に延在し、ウェブによって境界を画定された溝によって画定される。第1のセパレータプレート2aはそれぞれ、図2を見る人の方に向いたバイポーラプレート2の前側に、分配又は回収領域60をさらに有する。分配又は回収領域60は、2つの貫通開口11bのうちの1つ目から分配又は回収領域60へと導入される媒体を活性領域18の上で分配し、且つ/又は活性領域18から2つ目の貫通開口11bに向かって流れる媒体を回収又はプールするように設計された構造体61を備える。図2では、分配又は回収領域60の分配構造体61は、ウェブ、及びウェブの間に延在し、ウェブによって境界を画定された溝によって同様に画定される。
封止ビード12a~12cは通路13a~13cを有し、これらのうち、通路13aは上方セパレータプレート2aの下側と下方セパレータプレート2bの上側の両方に形成され、通路13bは上方セパレータプレート2aに形成され、通路13cは下方セパレータプレート2bに形成される。一例として、通路13aにより、貫通開口11aと分配又は回収領域60との間を冷却剤が通過することが可能になり、したがって、冷却剤はセパレータプレート2a、2bの間で分配又は回収領域60に入り、そこから外に案内される。
さらに、通路13bにより、上方セパレータプレート2aの上側で貫通開口11bと分配又は回収領域との間を水素が通過することが可能になり、これらの通路13bは、分配又は回収領域の方に向き、プレート平面に対してある角度で延在する孔によって特徴付けられる。一例として、したがって水素は上方セパレータプレート2aの上側で貫通開口11bから分配又は回収領域へと通路13bを通って、又は反対方向に流れる。通路13cにより、貫通開口11cと分配又は回収領域との間を例えば空気が通過することが可能になり、したがって、空気は下方セパレータプレート2bの下側で分配又は回収領域に入り、そこから外に案内される。関連付けられた孔はここでは見えていない。
第1のセパレータプレート2aはそれぞれ、周辺ビード12dの形をとった封止構造もさらに有し、周辺ビード12dは、活性領域18の流れ場17の周りに延在し、分配又は回収領域60及び貫通開口11b、11cの周りにも延在し、これらを貫通開口11aに対して、つまり冷却剤回路に対して、またシステム1を囲繞する環境に対して封止する。第2のセパレータプレート2bは、対応する周辺ビード12dをそれぞれ備える。
第1のセパレータプレートは、また第2のセパレータプレート(図示せず)も、上方外縁部と下方外縁部の両方に、周辺ビード12dに隣接し、周辺ビード12dへと開口した支持要素13fを有し、支持要素13fは、全体として、各セパレータプレート2a、2bのMEAに向き合った表面上の流体が、周辺ビード12dと反応媒体を案内するための構造体14、61との間の中間の空間へと流れることを防止する。
活性領域18の構造体、分配又は回収領域60の分配又は回収構造体、封止ビード12a~d、通路13a~c、及び支持構造体13fは、それぞれセパレータプレート2aと共に、又はセパレータプレート2aに一体に形成され、例えばエンボス、ハイドロフォーミング、又は深絞り加工でセパレータプレート2aに一体的に形成される。同じことが第2のセパレータプレート2bの対応する構造体にも当てはまる。それぞれの封止ビード12a-12dは、断面では少なくとも1つのビード最上部と2つのビード側面とを有することができるが、これらの要素間の実質的に角のある配置は必要でなく、曲線状の移行部が提供されてもよい。
封止ビード12a-12cは実質的に丸い進路を有するが、周辺ビード12dは様々な形状の様々な部分を有する。例えば、周辺ビード12dの進路は、少なくとも2つの波状の部分を備えてもよい。本例とは異なり、ポートビード12a-12cが円形でない場合、これらも、少なくともいくつかの部分では波状の進路を有すれば好ましい。
2つの貫通開口11b、又は貫通開口11bによって形成されるシステム1のプレート積層体を通る管路はそれぞれ、封止ビード12bの通路13b、分配又は回収領域60の分配構造体を介し、及び図2を見る人の方に向いた第1のセパレータプレート2aの活性領域18の流れ場17を介して互いに流体的に連結されている。類似して、2つの貫通開口11c、又は貫通開口11cによって形成されるシステム1のプレート積層体を通る管路はそれぞれ、対応するビード通路、対応する分配構造体を介し、及び図2を見る人に背を向けた第2のセパレータプレート2bの外側の対応する流れ場を介して互いに流体的に連結されている。この目的のために、関連する媒体を案内するための第1の構造体、具体的には溝構造体14が活性領域18に提供されている。
対照的に、貫通開口11a、又は貫通開口11aによって形成されるシステム1のプレート積層体を通る管路はそれぞれ、セパレータプレート2a、2bによって囲繞されるか又は取り囲まれた空洞19を介して互いに流体的に連結される。それぞれの場合において、この空洞19は、具体的にはバイポーラプレート2の電気化学的活性領域18を冷却するために、冷却剤をバイポーラプレート2に案内するように機能する。したがって、冷却剤はバイポーラプレート2の電気化学的活性領域18を冷却するように主に機能する。冷却剤は入口開口11aから出口開口11dに向かって、空洞19を通って流れる。水と不凍液との混合物がしばしば冷却剤として使用される。しかし、他の冷却剤も考えられる。冷却剤又は冷却媒体をよりうまく案内するために、バイポーラプレート2の内側に第2の構造体が存在する。第2の構造体は、例えば、見る人に背を向けたセパレータプレート2aの表面に延在し、したがってセパレータプレート2aの他方の表面上の、上で言及した第1の構造体14の反対側に位置しているので、上記第2の構造体は図2では見えていない。活性領域18において、第2の構造体15は、バイポーラプレートの内側に沿って、出口開口11dに向かって冷却媒体を案内する。第2の構造体は、典型的には冷却流体を案内するための溝構造体を備え、溝構造体により、冷却媒体の長手方向流れ方向が画定される。
図3Aには、図2のセパレータプレート2aの貫通開口11bの領域におけるセパレータプレート2aの詳細が平面図で示してある。セパレータプレート2aを通る貫通開口は、封止ビード12bによって完全に囲繞される。この封止ビードはビード状媒体通路(「トンネル」)13bによって貫通され、符号はそのうちのいくつかのみに提供されている。トンネル13bにより、貫通開口11bに位置付けられた媒体、ここでは例えばHが封止ビード12bを通過することが可能になる。
図3Bには、図2のセパレータプレート2aの貫通開口11aの領域におけるセパレータプレート2aの詳細が平面図で示してある。セパレータプレート2aを通る貫通開口は、ポートビード12aによって完全に囲繞され、周辺ビード12dによって部分的に囲繞される。これらの封止ビード12a及び12dはビード状媒体通路(「トンネル」)13aによって貫通され、その延在部13dでは、そのうちのいくつかのみに符号が提供されている。トンネル13a、13dにより、貫通開口11dに位置付けられた媒体、ここでは例えば冷却剤が、封止ビード12a及び周辺ビード12dを通過することが可能になる。
図4には、外縁部、及びこの外縁部に沿って延在する周辺ビード12dの領域におけるセパレータプレート2aの詳細が平面図で示してある。周辺ビード12dは、反応媒体を案内するための、これに最も近い構造体14、61から間隔を開けて配置されており、それによって中間の空間が形成される。反応媒体がこの中間の空間へと流れるのを防ぐために、ビード状隆起部13fがセパレータプレート2aに形成され、そのうちのいくつかのみに符号が提供されている。ビード状隆起部は、MEAのための支持要素としても機能することができる。ビード状隆起部13fは、活性領域18並びに分配及び回収領域60の方に向いた周辺ビード12dの側面へと開口し、この文書の文脈では、上述のトンネル13a-dと同様に流体案内ビードとみなされることになる。
追加的な処置がなければ、封止ビード12b及び12aはそれぞれ、図3A及び図3Bのビード状媒体通路が通過する点では、これらの領域の外側とは異なる剛性を有することになる。したがって、封止ビード12b及び12aは、セパレータプレート2bの平面において、それらの延在部に沿って不均一に圧縮されることになる。しかし、この不均一な圧縮は、以下の図に記載の特有の設計によって緩和又は解消される。
本発明の以下の実施形態はバイポーラプレート2、又はそのセパレータプレート2a、2bの一方若しくは両方の貫通開口のそれぞれ、及びその周辺部に適用することができるので、以下の図では、セパレータプレートを通る貫通開口は符号11によって示され、上記貫通開口を囲繞する封止ビードは符号12によって示され、封止ビード12を通る媒体通路は符号13によって示されることになる。媒体通路13へと直接連結する、流体を伝達するチャネルは、符号50によって示されることになる。複数のこれらの要素が存在する場合、それらには1つのプライム記号、2つのプライム記号などが続いた符号が提供されることになる。チャネル50に関しては、いかなるプライム記号もない符号、すなわち50は、媒体通路13と活性領域18との間を連結するためのチャネルに関し、一方、単一のプライム記号が続いた符号、すなわち50'は、媒体通路13とポート11又はポート11の周囲との間を連結するためのチャネルに関する。上記ポートは、しばしばバルコニともみなされる。
図5Aには、本発明によるバイポーラプレート2の封止ビード12の周りの詳細が平面図で示してあり、バイポーラプレート2は、実質的に結合する形で互いに接合された2つのセパレータプレート2a、2bを備え、これらのうち、図5Aの平面図では、見る人の方に向いた第1のセパレータプレート2aのみが見えており、上記第1のセパレータプレートが第2のセパレータプレート2bを隠している。図2~図4の実例の通り、バイポーラプレート2及びセパレータプレート2aは非圧縮状態で示されている。セパレータプレート2aでは、封止ビード12は、ビード最上部20、両側のビード下部21、21'、21''、21'''、及びビード側面22、22'、22''、22'''を有する。封止ビード12の両側に配置されているのはビード状流体通路30、30'であり(これらの2つの流体通路のみに符号が提供されている)、これらはビード側面22、22'へと開口するか、又は流体通路30'の場合にはビード側面部分22'、22''の間を通過する。これらの流体通路30、30'は、ビード下部31、31'及びビード側面32、32'を有する。流体通路30、30'は、その封止ビードから離れた側では、(活性領域18に向かう)分配チャネル50及び(ポート11に向かう)分配チャネル50'へと開口し、これらもビードとみなすことができる。
図5Bには、流体通路30、30'が配置された領域における、図5Aの線A-Aに沿ったバイポーラプレート2の切断面が示してある。2つのセパレータプレート2a及び2bは、少なくとも示されている詳細においては、2つのセパレータプレート2a及び2bの間の(図面の右側縁部の)接触平面に対して鏡面対称で形成される。セパレータプレート2aでは、流体通路30、30'の最上部は、ビード12のビード最上部20よりも低い。同様に、セパレータプレート2bでは、流体通路30a、30a'の最上部は、ビード12aのビード最上部20aよりも低い。流体通路の流れ抵抗は、流体通路30、30a、30、30a'の高さ及び幅を介して調節され得る。
図5Cには、封止ビード12の延在方向に沿ったセグメント40の領域における、図5Aの線B-Bに沿ったバイポーラプレート2の切断面が示してある。少なくとも示されている詳細においては、2つのセパレータプレート2a及び2bは、2つのセパレータプレート2a及び2bの間の接触平面Pに対して鏡面対称で形成される。線E及び線Eaは、セパレータプレート2a及び2bが接触平面Pにおいて接触している領域における、セパレータプレート2a及び2bの金属シートの中点の繊維(neutral fibre)を示す。セパレータプレートの進路、例えば角度に関するすべての詳細は、好ましくはセパレータプレート2a及び2bの中点の繊維の進路に関する詳細である。
実質的に平坦なビード最上部に加えて、ビード12は両側にビード側面22、22'を有し、これらは第1の外側部分23、23'と、第2の内側部分24、24'とを有し、同じビード側面の第1の外側部分23、23'と第2の内側部分24、24'とは、直接、すなわちいかなる介在部分も意図的に又は狙って備えることなしに、互いに一体化する。第1の外側部分と第2の内側部分との間の移行領域は、もっぱら技術的要件の結果として、例えば異なる急峻さで延在する2つの部分の間の移行曲線として生じる場合がある。
具体的には、第1の外側部分と第2の内側部分とを互いに並べて配置すると、具体的には2つの部分の間のいかなる凹部もなしに、2つの部分のうちの一方の側から2つの部分のうちの他方の側への、ビード側面の連続的な上向きの勾配が生じる。
第1の外側部分23、23'は、第2の内側部分24、24'よりも小さい勾配αを有する。内側部分24の角度βの一方の区間には、内側部分24の延在部における長い破線が渡されている。要するに、これは全体としてビード側面22の角度φになり、ここでは、上方の区間に長い二点鎖線が渡されている。ビード側面22、22'のこの設計により、封止ビードは、第1のセグメント40の領域では、流体通路30、30'がビード側面22、22'へと開口している領域よりもより柔軟且つより弾性になる。総じて、このようにして、流体通路30、30'の領域であっても、封止ビード12の均一な剛性を得ることができる。図5Cから見て取ることができるように、図5Aから図5Cの例では、ビード最上部は直線的且つ平坦である。
図5Aに示されている詳細には、少なくともこの詳細では3つのセグメント40、40'、40''が示してある。右に位置しているビード側面22'、22''、22'''は、右にシフトしている異なる幅のビード下部21'、21''、21'''にも見て取ることができるように、異なる幅を有する。対照的に、左に位置しているビード側面22はすべての3つのセグメント40、40'、40''において同じ幅を有し、すべてのビード下部21は同じ直線上に位置する。結果的に、第3のセグメント40''のビードのビード下部21とビード下部21'''との間の距離は、第3のセグメント40''に隣接したビード進路、すなわち第2のセグメント40'のビードのビード下部21、21''の間の距離よりも大きくなる。ビード進路に対して垂直な断面では、第2のセグメント40'のビード12のビード側面22''は、封止ビード12に隣接する金属層の平面に対して角度γで延在し、角度γは、第3のセグメント40''、すなわち第2のセグメント40'に隣接するビード進路における、ビード側面22'''の金属層2aの平面に対する角度δよりも大きい。角度γ及び角度δは、図5Cの角度φに相当する、ビード側面全体の概略的な角度である。
図6Aには、図1~図4によるセパレータプレートの封止ビード12の発明性のある別の設計の詳細が斜視図で示してある。図6Bには同じ領域が平面図で示してあり、図6Cには、図6Bのセグメント40の線C-Cに沿った切断面が示してある。
図5Aから図5Cとは異なり、ビード側面22、22'の第1の部分23、23'はここでは断面がもはや直線ではなく、代わりに予め決定された半径R1を備えて丸みを帯びている。この設計もセグメント40において封止ビード12の弾性を狙った形に構成すること、具体的にはそれを増加させることを可能にする。
図7Aには、封止ビード12の発明性のある別の設計の詳細が平面図で示してある。図7Bには図7Aの線D-Dに沿った断面が示してあり、図7Cには、図7Bの破線で囲まれた詳細の拡大図(一定の縮尺ではない)が示してある。ここでは、2つのビード12、12'が実質的に平行に互いからある距離で延在し、2つのビード12、12'の互いに向き合った側面22'、22''の第1の部分23'、23''は、互いに一体化している。この設計でも、ビード側面22の第1の部分23は丸みを帯びており、断面では、丸みの半径はビード下部から第2の部分へと増加する。前の設計の場合のように、第2の部分は断面では直線的である。図7Cの詳細図から、この例でのビード最上部が曲線状であることは明らかである。このような場合、ビード最上部の平面P2は、ビード最上部の最上点を通って延在し、セパレータプレート2aの金属層の平面Pに対して平行な平面として定義することができる。第1の手法では、2つのビード、ここではビード12、12'の間の平行性は、各ビードの延在部の局所的な方向の平行性とみなされ得る。しかし、第2の手法では、それはマクロなビード方向の平行性ともみなされ得る。この第2の手法では、ビード12、12'は分配チャネル50及び50'に対して平行に延在し、これらの後者はポート11の周りにバルコニ状に延在する。
図8Aには、2つのセパレータプレートを備える、発明性のある別のバイポーラプレート2の詳細が平面図で示してあるが、見る人の方に向いたセパレータプレート2aのみが見えている。
図8Bには、図8Aのセグメント40の線E-Eに沿ったバイポーラプレート2の断面が示してある。少なくとも示されている詳細では、2つのセパレータプレート2a及び2bは、2つのセパレータプレート2a及び2bの間のそれらの接触平面に対して鏡面対称で形成される。このため、以下の詳細ではセパレータプレート2aのみについて説明する。
原理的には図7Aから図7Cのものと同様であるこの設計では、2つの封止ビード12、12'が提供され、これらは、示されている詳細では平行に延在する。封止ビード12、12'は、延在方向において波状に延在する。波のピークと波の谷との間の領域、具体的には転換点の領域に配置されているのは流体通路13、13'、13''であり、流体はこれを用いて封止ビード12、12'を横切って流れることができる。一例として、封止ビード12は図2の場合のように周辺ビードでもよく、封止ビード12'は図2の場合のように貫通開口の周りの封止ビードでもよい。
セグメント40、すなわち流体通路13、13'、13''の間の、又はそれらに隣接したセグメント40では、隣接する封止ビード12、12'のビード側面は、互いに向き合うように配置されたビード側面22'、22''の第1の部分が互いに一体化するように設計される。ビード側面22、22'、22''、22'''の第1の部分23、23'、23''、23'''は、それぞれの場合において断面が曲線状であり、ビード側面22、22'、22''、22'''の第2の部分24、24'、24''、24'''は、それぞれの場合において断面が直線的である。
図9Aには、封止ビード12を備える、発明性のある別のセパレータプレート2aの詳細が平面図で示してあり、封止ビード12は、延在方向において波状の進路を有する(矢印R、R')。矢印R、R'に基づくと、ビード12の延在方向は局所的な延在方向であり、これが波状のビードに沿って変化することは、図9Aから明らかである。図9Bには図9Aの線F-Fに沿った断面が示してあり、図9Cには図9Bの破線で囲まれた詳細の拡大図(一定の縮尺ではない)が示してある。図9Aから図9Cの設計は図6Aから図6Cのものと同様であるが、ビード側面22のみが、断面が直線的な第1の部分23と断面が直線的な第2の部分24とを有する。第2のビード側面22'は1つの連続的な勾配を有する。
図10Aには、封止ビード12を備える、発明性のある別のバイポーラプレート2の詳細が平面図で示してあるが、ここではビード状流体通路13a及び13bが備えられている。これは、大部分が図8Aから図8Bの封止ビード12、12'の設計に対応する。ここでも、セグメント40'のビード側面32a、32bは第2の部分33a、33b及び第1の部分34a、34bを有し、後者は曲線状であり、互いに一体化する。最下点35は、2つの第1の部分34a及び34bの間の移行点に位置付けられる。それぞれの場合において、セグメント40'は、ビード状隆起部13a、13b、すなわち通路トンネルによって境界を画定される。
図10Aでは、少なくとも示されている詳細では鏡面対称である第2のセパレータプレート(図示せず)との接触平面は、セパレータプレート2aの平面Pと表示されている。表示されている平面Eは、非ビード領域、すなわちセパレータプレート2aが隣接する鏡面対称のセパレータプレートと接触平面Pで接触している領域における、セパレータプレート2aの中点の繊維の進路を示す。
図10Aには平面図が示してあり、図10Bには図10Aの線G-Gに沿った切断面が示してあり、図10Cには図10Aの線H-Hに沿った切断面が示してあり、図10Dには図10Aの線I-Iに沿った切断面が示してある。
図10C及び図10Dには、具体的には、セグメント40'の中央領域、及びセグメント40'の流体通路13a及び13bに隣接する領域における、セグメント40'での封止ビード12及びその側面22、22'の設計が示してある。
ビード側面22及び22'は、領域I-Iよりも切断線H-Hの領域のほうが長く、ビード底部21、21'に向かってより長く延在しており、AM>ARである。これも、本発明による影響を受ける。具体的には、この実施形態では、領域40の流体通路13a及び13bは本発明による一方の解決策に従って設計され、領域40'の封止ビード12は、本発明による他方の解決策に従って設計される。それぞれの場合において、長さ及び/又は距離は、局所的なビード進路方向Rに対して垂直に、すなわち図10Aの破線に沿って決定される。
ビード側面間の領域が、非常に限られた区域のみにおいてセパレータプレート2aの金属層の平面Pに接触する場合、この平面は、必要な場合、例P*を使用して示されているように、例えばビードに隣接するプレートの他の領域においても決定され得る。
図11Aには平面図が示してあり、図11Bには図11Aの線J-Jに沿った切断面が示してあり、図11Cには図11Aの線K-Kに沿った切断面が示してある。この実施形態では、ビード側面22、22'、22''の外側部分24、24'とビード側面32、32'の外側部分34、34'とはどちらも、最下点35に向かってある半径で形成される。したがって、外側部分24、24'、34、34'の全体は球状である。
第1のセグメント40及び第3のセグメント40''は波のピークWBの領域に配置され、第2のセグメント40'は波の谷WTの領域、より具体的には2つの転換点WP1とWP2との間に位置している。
図11B及び図11Cには、ビード状分配チャネル50、50'の、ビード12の方に向いた内側部分23''、23'''及び外側部分24''、24'''が、ビード側面22、22'と同様に、やはり様々な角度を有して構成され得ることが示してある。この場合、分配チャネル50はフルビードの方式で構成され、バルコニ又は分配チャネル50'は半ビードの方式で構成される。関連する外側部分24''、24'''は球状でもよいが、球状である必要はない。異なる手法では、分配チャネル50、51は、ビード12が延在するマクロな方向に関しては、すなわち示されている部分におけるビード12の波状の形状を無視すると、ビード12と実質的に平行に延在する流体案内ビードとみなされる。ビード進路に対して垂直な断面では、封止ビード12及び流体案内ビードの互いに向き合ったビード側面22、22'、22''、22'''は、少なくとも、第1の外側部分23、23'、23''、23'''と、第2の内側部分24、24'、24''、24'''とを有し、これらは、ビード12に隣接する金属層の平面(P)に対して異なる正の角度で渡されている。

Claims (17)

  1. 金属層を備え、前記金属層が、少なくとも1つのビード(12、13)、具体的には封止ビード又は流体案内ビードを有するセパレータプレートであって、
    前記ビード(12、13)のうちの少なくとも1つ、いくつか、又はすべてでは、前記ビード(12、13)の延在方向に沿った少なくとも第1のセグメントにおける、ビード進路に対して垂直な断面では、前記ビード(12、13)の一方又は両方のビード側面が、少なくとも第1の外側部分と、第2の内側部分とを含み、前記第1の外側部分及び前記第2の内側部分が、前記ビード(12、13)に隣接する前記金属層の平面に対して異なる正の角度を有する、セパレータプレート。
  2. 前記第1の外側部分が角度αを有し、前記第2の内側部分が角度βを有し、α<βである、請求項1に記載のセパレータプレート。
  3. 前記第1の外側部分及び/又は前記第2の内側部分が、断面において直線的に、又は曲線状に延在する、請求項1に記載のセパレータプレート。
  4. 前記第1の外側部分が、ビード下部からビード最上部に向かって、増加する角度αで延在し、具体的には、断面において半径R1で曲線状に延在し、有利には0.5mm≦R1、有利には2mm≦R1、且つ/又はR1≦70mm、有利にはR1≦50mmである、請求項1に記載のセパレータプレート。
  5. 少なくとも2つのビード(12、12'、13、13')が、前記第1の外側部分および前記第2の内側部分のうちの1つ、いくつか、又はすべてでは実質的に平行に互いからある距離で延在し、前記2つのビード(12、12'、13、13')の前記ビード側面の前記第1の外側部分が、具体的には、又はもっぱら、前記少なくとも2つのビードが実質的に平行に延在する前記第1の外側部分および第2の内側部分のうちの1つ、いくつか、又はすべてでは、少なくともいくつかの領域では互いに一体化している、請求項4に記載のセパレータプレート。
  6. 前記少なくとも1つのビードのうちの1つが封止ビードであり、前記少なくとも1つのビードのうちの別のものが流体案内ビードであり、前記封止ビード及び前記流体案内ビードの互いに向き合ったビード側面が、前記ビード進路に対して垂直な断面では、具体的には、又はもっぱら、前記少なくとも2つのビード(12、12'、50、50')が実質的に平行に延在する前記第1の外側部分および第2の内側部分のうちの1つ、いくつか、又はすべてでは、前記ビード(12、12')に隣接する前記金属層の前記平面に対して異なる正の角度を有する少なくとも第1の外側部分と第2の内側部分とをそれぞれ含む、請求項5に記載のセパレータプレート。
  7. 前記第1のセグメントでは、前記ビード(12、13)のビード最上部が、前記ビード(12、13)の前記延在方向に対して垂直な断面では直線的又は曲線状であり、有利には、前記金属層が延在する前記平面から離れた曲線状である、請求項1に記載のセパレータプレート。
  8. 前記ビード(12、12')が、少なくとも1つの波の谷及び少なくとも1つの波のピークを含んでその延在方向において波状に延在する、請求項1に記載のセパレータプレート。
  9. 前記波状のビードのうちの少なくとも1つ、いくつか、又はすべてでは、前記ビード(12、12')が、少なくとも1つの波の谷及び/又は少なくとも1つの波のピークに第1のセグメントを含む、請求項8に記載のセパレータプレート。
  10. 前記ビード(12、12')の少なくとも1つ、いくつか、又はすべてでは、少なくとも第2のセグメントにおいて、前記ビード進路に対して垂直な断面では、前記ビード(12、12')の一方又は両方のビード側面が、前記封止ビード(12、12')に隣接する前記金属層の前記平面に対して角度γで延在し、この角度が、前記第2のセグメントに隣接する前記ビード進路における、前記ビード側面の前記金属層の前記平面に対する角度δよりも大きい、請求項1に記載のセパレータプレート。
  11. 前記ビード(12、12')の少なくとも1つ、いくつか、又はすべてでは、少なくとも第3のセグメントでは、前記ビード(12、12')の一方又は両方のビード側面は、前記ビード(12、12')の前記ビード下部間の距離が、前記第3のセグメントに隣接する前記ビード進路での前記ビード(12、12')の前記ビード下部間の距離よりも大きくなるように設計されている、請求項1に記載のセパレータプレート。
  12. 前記ビード(12、13)のうちの1つ、いくつか、又はすべてでは、前記ビードが封止ビードであり、前記金属層の前記平面から立ち上がる1つ又は複数のビード状隆起部、具体的には流体案内ビード、具体的にはトンネルが、前記封止ビードと同じ方向に配置されており、有利には、波状の封止ビードの場合には波の谷と波のピークとの間の領域において、前記封止ビードの前記ビード側面の一方で前記封止ビードへと開口している、請求項1に記載のセパレータプレート。
  13. 前記ビード(12、13)のうちの1つ、いくつか、又はすべてでは、前記ビードが流体案内ビード、具体的にはトンネルであり、前記流体案内ビードは、その端部の一方で、前記流体案内ビードと同じ方向に前記金属層の前記平面から立ち上がる封止ビードの前記ビード側面へと開口している、請求項1から12のいずれか一項に記載のセパレータプレート。
  14. 金属層を備え、前記金属層が、少なくとも1つの第2のビード、具体的には封止ビード又は流体案内ビードを有するセパレータプレートにおいて、
    前記第2のビードのうちの少なくとも1つ、いくつか、又はすべてでは、前記第2のビード(12、13)の延在方向に沿った少なくとも1つの別のセグメントでは、前記第2のビードの一方又は両方のビード側面において、前記第2のビードのビード下部が、前記金属層の層平面に対して垂直な方向において、前記別のセグメントの縁部での距離よりも前記別のセグメントの中間部において大きくなる距離で、前記第2のビードのビード最上部から間隔を開けて配置されている、セパレータプレート。
  15. ビード進路に対して垂直な断面において、前記第2のビード(12、13)の一方又は両方のビード側面が、前記別のセグメントの前記縁部から前記別のセグメントの前記中間部へと長くなる長さを含む、請求項14に記載のセパレータプレート。
  16. 前記別のセグメントにおける前記ビード側面の勾配が、前記第2のビードの前記延在方向に沿って一定である、請求項15に記載のセパレータプレート。
  17. 前記セパレータプレートが請求項12に記載のセパレータプレートであり、第2のビードが前記封止ビードである、請求項15又は16に記載のセパレータプレート。
JP2022131195A 2021-08-20 2022-08-19 セパレータプレート Pending JP2023029321A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE202021104475.6U DE202021104475U1 (de) 2021-08-20 2021-08-20 Separatorplatte
DE202021104475.6 2021-08-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023029321A true JP2023029321A (ja) 2023-03-03

Family

ID=84388325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022131195A Pending JP2023029321A (ja) 2021-08-20 2022-08-19 セパレータプレート

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20230054365A1 (ja)
JP (1) JP2023029321A (ja)
CN (1) CN115708234A (ja)
DE (2) DE202021104475U1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8211585B2 (en) 2008-04-08 2012-07-03 GM Global Technology Operations LLC Seal for PEM fuel cell plate
DE202015104973U1 (de) 2015-09-18 2016-12-20 Reinz-Dichtungs-Gmbh Separatorplatte für ein elektrochemisches System
FR3043847B1 (fr) 2015-11-17 2018-01-05 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Plaques bipolaires pour limiter le contournement des canaux d’ecoulement par les reactifs
JP7061528B2 (ja) 2018-07-13 2022-04-28 本田技研工業株式会社 燃料電池用セパレータ及び燃料電池スタック

Also Published As

Publication number Publication date
DE102022208601A1 (de) 2023-02-23
CN115708234A (zh) 2023-02-21
US20230054365A1 (en) 2023-02-23
DE202021104475U1 (de) 2022-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110088956B (zh) 用于电化学系统的分离器板
US8158299B2 (en) Bipolar plate and fuel cell unit
CN110710036B (zh) 用于电化学系统的分离器板
US7632597B2 (en) Fuel cell and separator thereof
JP5077620B2 (ja) 燃料電池のセパレータ
CN101816089B (zh) 电化学系统
US10141583B2 (en) Bipolar plate and fuel cell comprising a bipolar plate of this type
JP5445592B2 (ja) 燃料電池用セパレータおよび燃料電池
CN109713344B (zh) 发电单电池
KR20160136588A (ko) 연료전지용 분리판
JP7346777B2 (ja) 電気化学システム用バイポーラプレート
EP3327842B1 (en) Fuel cell stack
US20170025690A1 (en) Bipolar plate and fuel cell comprising same
US10797324B2 (en) Power generation cell
JP5082313B2 (ja) 燃料電池のセパレータ構造
JP2023029321A (ja) セパレータプレート
EP2054965A1 (en) Bipolar separators with improved fluid distribution
CA2404166C (en) Fuel cell
CN107452968B (zh) 燃料电池模块
US8283085B2 (en) Fuel cell and separator thereof
CN218957780U (zh) 燃料电池堆的发电单电池
CN216288531U (zh) 燃料电池堆的发电单电池
CN113161567B (zh) 用于燃料电池的单电池及燃料电池
JP5119619B2 (ja) 燃料電池
CN116230987A (zh) 带有焊接部段的隔板