JP2023029213A - 光変調器 - Google Patents

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直哉 河野
Naoya Kono
肇 田中
Hajime Tanaka
直樹 藤原
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Abstract

【課題】コアへの優れた光閉じ込め性能を有し、コア中の広い領域に電界を印加できる光変調器を提供する。【解決手段】光変調器は、第1エリア、第2エリア及び第3エリアを含む主面を有する基板と、第1エリア上に設けられた第1導電型の第1III-V族化合物半導体層と、第2エリア上に設けられた第1導電型又は第2導電型の第2III-V族化合物半導体層と、第3エリア上に設けられ、III-V族化合物半導体を含むコアと、第1III-V族化合物半導体層に接続された電極とを備える。第1III-V族化合物半導体層は、主面に直交する第2方向においてコアの厚みよりも小さい厚みを有する第1部分と、第2方向において第1部分の厚みよりも大きい厚みを有する第2部分とを含む。第2部分は、第1部分とコアとの間に配置される。【選択図】図2

Description

本開示は、光変調器に関する。
特許文献1は、半絶縁性コア層と、半絶縁性コア層の両側に位置するn型のInP層とを備えるマッハツェンダ変調器を開示する。半絶縁性コア及びInP層は基板上に設けられる。
特許文献2は、コアと、コアの両側に位置する半導体層とを備える光変調器を開示する。コアは、InP系の半導体から構成される。コア及び半導体層は基板上に設けられる。
特開2013-235247号公報 国際公開第2019/163559号
特許文献1では、n型のInP層が半絶縁性コア層の厚みと同じ一定の厚みを有するので、半絶縁性コア層からn型のInP層への光の漏れ量が多くなる。そのため、半絶縁性コア層への光閉じ込め係数を大きくできない。
特許文献2では、半導体層のうちコアの側面に接する部分の厚みがコアの厚みよりも小さくなっている。そのため、コアのうち半導体層に接しない上側部分に電界が印加され難い。
本開示は、コアへの優れた光閉じ込め性能を有し、コア中の広い領域に電界を印加できる光変調器を提供する。
本開示の一側面に係る光変調器は、第1エリア、第2エリア及び第3エリアを含む主面を有する基板であり、前記第1エリア、前記第2エリア及び前記第3エリアのそれぞれは前記主面に沿った第1方向に延在し、前記第3エリアは前記第1エリアと前記第2エリアとの間に配置される、基板と、前記第1エリア上に設けられた第1導電型の第1III-V族化合物半導体層と、前記第2エリア上に設けられた第1導電型又は第2導電型の第2III-V族化合物半導体層と、前記第3エリア上に設けられ、III-V族化合物半導体を含むコアと、前記第1III-V族化合物半導体層に接続された電極と、を備え、前記第1III-V族化合物半導体層は、前記主面に直交する第2方向において前記コアの厚みよりも小さい厚みを有する第1部分と、前記第2方向において前記第1部分の前記厚みよりも大きい厚みを有する第2部分と、を含み、前記第2部分は、前記第1部分と前記コアとの間に配置される。
本開示によれば、コアへの優れた光閉じ込め性能を有し、コア中の広い領域に電界を印加できる光変調器が提供される。
図1は、第1実施形態に係る光変調器を模式的に示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、第1実施形態に係る光変調器を製造する方法の一工程を模式的に示す断面図である。 図4は、第1実施形態に係る光変調器を製造する方法の一工程を模式的に示す断面図である。 図5は、第1実施形態に係る光変調器を製造する方法の一工程を模式的に示す断面図である。 図6は、第2実施形態に係る光変調器を模式的に示す平面図である。 図7は、図6のVII-VII線に沿った断面図である。 図8は、図6のVIII-VIII線に沿った断面図である。 図9は、第3実施形態に係る光変調器を模式的に示す断面図である。 図10は、図9の光変調器のクラッド層を模式的に示す平面図である。 図11は、変形例に係るクラッド層を模式的に示す平面図である。 図12は、第4実施形態に係る光変調器を模式的に示す断面図である。 図13は、第5実施形態に係る光変調器を模式的に示す断面図である。 図14は、第1導波路構造を模式的に示す断面図である。 図15は、第2導波路構造を模式的に示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
(1)一実施形態に係る光変調器は、第1エリア、第2エリア及び第3エリアを含む主面を有する基板であり、前記第1エリア、前記第2エリア及び前記第3エリアのそれぞれは前記主面に沿った第1方向に延在し、前記第3エリアは前記第1エリアと前記第2エリアとの間に配置される、基板と、前記第1エリア上に設けられた第1導電型の第1III-V族化合物半導体層と、前記第2エリア上に設けられた第1導電型又は第2導電型の第2III-V族化合物半導体層と、前記第3エリア上に設けられ、III-V族化合物半導体を含むコアと、前記第1III-V族化合物半導体層に接続された電極と、を備え、前記第1III-V族化合物半導体層は、前記主面に直交する第2方向において前記コアの厚みよりも小さい厚みを有する第1部分と、前記第2方向において前記第1部分の前記厚みよりも大きい厚みを有する第2部分と、を含み、前記第2部分は、前記第1部分と前記コアとの間に配置される。
本実施形態の光変調器によれば、第1部分がコアの厚みよりも小さい厚みを有するので、コアへの優れた光閉じ込め性能が得られる。また、第2部分によってコアに電界が印加されるので、コア中の広い領域に電界を印加できる。
(2)上記(1)において、前記基板は、前記第3エリアに位置するクラッド部分を含んでもよく、前記クラッド部分は、前記第1III-V族化合物半導体層の屈折率よりも小さい屈折率を有してもよい。この場合、コアへの光閉じ込め係数を大きくできる。
(3)上記(2)において、前記クラッド部分は空隙部を含んでもよい。この場合、コアへの光閉じ込め係数を大きくできる。
(4)上記(3)において、前記クラッド部分は、前記コアを支持する支持部を含んでもよい。この場合、光変調器の機械的強度を向上できる。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つにおいて、前記第2III-V族化合物半導体層は第1導電型を有してもよく、前記第1導電型はn型であってもよい。n型のIII-V族化合物半導体層の光吸収係数及び電気抵抗は、p型のIII-V族化合物半導体層の光吸収係数及び電気抵抗よりも小さい。よって、第1III-V族化合物半導体層及び第2III-V族化合物半導体層の光吸収係数及び電気抵抗を小さくできる。
(6)上記(1)から(4)のいずれか1つにおいて、前記主面は、第4エリア及び第5エリアを含み、前記第4エリア及び前記第5エリアのそれぞれは前記第1方向に延在し、前記第4エリアは前記第2エリアと前記第5エリアとの間に配置され、前記コアは第1コアであり、前記光変調器は、前記第4エリア上に設けられ、III-V族化合物半導体を含む第2コアと、前記第5エリア上に設けられた第1導電型の第3III-V族化合物半導体層と、を更に備え、前記第2III-V族化合物半導体層は第2導電型を有し、前記第1導電型はn型であり、前記第2導電型はp型であってもよい。この場合、第1方向及び第2方向に直交する第3方向において、p型の第2III-V族化合物半導体層の長さを比較的小さくできる。
(7)上記(1)から(6)のいずれか1つにおいて、前記第1部分は、第1層及び第2層を含んでもよく、前記第1層は、前記第2方向において前記第2層と前記基板との間に配置されてもよく、前記第2層は、前記第1層に含まれるIII-V族化合物半導体とは異なるIII-V族化合物半導体を含んでもよい。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。図面には、互いに交差するX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向が必要に応じて示される。X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は例えば互いに直交している。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光変調器を模式的に示す平面図である。図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。図1及び図2に示される光変調器10は、例えばマッハツェンダ変調器である。光変調器10に入力された光L1は、光L2として光変調器10から出力される。光変調器10は、例えば光通信において光の強度又は位相を変調し、変調信号を生成することができる。光変調器10は、例えば光の強度を調整することによって光を減衰させることができる。
光変調器10は、基板12と、第1導電型の第1III-V族化合物半導体層14と、第1導電型の第2III-V族化合物半導体層16と、第1コア18とを備える。第1コア18は非導電型のIII-V族化合物半導体層である。光変調器10は、第2コア20と第1導電型の第3III-V族化合物半導体層22とを備えてもよい。第2コア20は非導電型のIII-V族化合物半導体層である。第1導電型は例えばn型である。n型ドーパントの例はSiを含む。
基板12は、主面12sを有する。主面12sは、第1エリアA1、第2エリアA2及び第3エリアA3を含む。主面12sは、第4エリアA4及び第5エリアA5を含んでもよい。第1エリアA1から第5エリアA5のそれぞれは、X軸方向に延在する。X軸方向は、主面12sに沿った第1方向の一例である。主面12sに沿った第1方向は、湾曲した方向であってもよい。すなわち、第1エリアA1から第5エリアA5のそれぞれは、湾曲した方向に延在してもよい。第3エリアA3は、第1エリアA1と第2エリアA2との間に配置される。第4エリアA4は第2エリアA2と第5エリアA5との間に配置される。第1エリアA1から第5エリアA5は互いに接するように配置されてもよい。
基板12は、主面12sの第3エリアA3に位置するクラッド部分12c1と、主面12sの第4エリアA4に位置するクラッド部分12c2とを含んでもよい。クラッド部分12c1は、主面12sの第1エリアA1の一部及び第2エリアA2の一部に位置してもよい。クラッド部分12c1は、第1III-V族化合物半導体層14の屈折率よりも小さい屈折率を有する。屈折率は、光L1の波長λにおける屈折率である。クラッド部分12c2は、主面12sの第2エリアA2の一部及び第5エリアA5の一部に位置してもよい。クラッド部分12c2は、第3III-V族化合物半導体層22の屈折率よりも小さい屈折率を有する。本実施形態では、基板12の全体が、第1III-V族化合物半導体層14の屈折率よりも小さい屈折率を有する。基板12の屈折率は例えば3未満である。基板12は絶縁基板であってもよい。基板12は例えばガラス基板等のシリコン酸化物基板であってもよい。
第1コア18は、第3エリアA3上に設けられる。第1コア18はリブ導波路を形成する。第1コア18の上面は露出してもよい。これにより、第1コア18の上面は、例えば空気等のガスに晒される。したがって、第1コア18上のクラッド部分は、第1III-V族化合物半導体層14の屈折率よりも小さい屈折率を有する。第1コア18は、Z軸方向において厚みHを有する。Z軸方向は、基板12の主面12sに直交する第2方向の一例である。厚みHは、0.2μm以上2μm以下であってもよい。Y軸方向における第1コア18の幅は、0.2μm以上2μm以下であってもよい。第1コア18はIII-V族化合物半導体を含む。第1コア18は、III族元素としてIn及びGaのうち少なくとも1つを含んでもよい。第1コア18は、V族元素としてP及びAsのうち少なくとも1つを含んでもよい。III-V族化合物半導体の例は、InP、InGaAsP、AlInGaP、GaAs及びAlGaAsを含む。第1コア18は、多重量子井戸構造を有してもよい。第1コア18は、ノンドープ又は半絶縁性のIII-V族化合物半導体を含む。第1コア18は、意図的にドープされた導電性のドーパントを含まない。第1コア18が含む導電性のドーパント濃度は、意図的でなくドープされる背景的な濃度程度以下である。第1コア18が含む導電性のドーパント濃度は、例えば1×1016cm-3以下である。第1コア18は、半絶縁性ドーパントとしてFeを含んでもよい。半絶縁性ドーパントの濃度は、1×1017cm-3以上1×1018cm-3以下であってもよい。第1コア18の上面は、(100)面、(110)面又は(111)面であってもよい。第1コア18の上面が(110)面又は(111)面であると、高いポッケルス効果が得られる。
第1III-V族化合物半導体層14は、第1エリアA1上に設けられる。第1III-V族化合物半導体層14は、第1部分14aと第2部分14bとを含む。第2部分14bは、第1部分14aと第1コア18との間に配置される。第2部分14bは第1コア18の側面に接してもよい。第1部分14a及び第2部分14bのそれぞれは、X軸方向に延在してもよい。Y軸方向における第2部分14bの幅は、Y軸方向における第1部分14aの幅及び第1コア18の幅よりも小さい。第2部分14bの幅は、0.1μm以上2μm以下であってもよい。第1部分14aは、Z軸方向において第1コア18の厚みHよりも小さい厚みh1を有する。厚みh1は、0.1μm以上1μm以下であってもよい。第2部分14bは、Z軸方向において第1部分14aの厚みh1よりも大きい厚みh2を有する。厚みh2は、厚みH以下であってもよいし、厚みHと同じであってもよい。第1III-V族化合物半導体層14に含まれるIII-V族化合物半導体の例は、第1コア18に含まれるIII-V族化合物半導体の例と同じである。第1III-V族化合物半導体層14と第1コア18との境界は、第1エリアA1と第3エリアA3との境界と一致する。
第2III-V族化合物半導体層16は、第2エリアA2上に設けられる。第2III-V族化合物半導体層16は、第1部分16aと第2部分16bと第3部分16cとを含んでもよい。第2部分16bは、第1部分16aと第1コア18との間に配置される。第2部分16bは第1コア18の側面に接してもよい。第1部分16aは、第2部分16bと第3部分16cとの間に配置される。第1部分16a、第2部分16b及び第3部分16cのそれぞれは、X軸方向に延在してもよい。Y軸方向における第2部分16bの幅は、Y軸方向における第1部分16aの幅及び第1コア18の幅よりも小さい。第2部分16bの幅は、0.1μm以上2μm以下であってもよい。Y軸方向における第3部分16cの幅は、Y軸方向における第1部分16aの幅及び第1コア18の幅よりも小さい。第3部分16cの幅は、0.1μm以上2μm以下であってもよい。第1部分16aは、Z軸方向において第1コア18の厚みHよりも小さい厚みh1を有する。第2部分16bは、Z軸方向において第1部分16aの厚みh1よりも大きい厚みh2を有する。第3部分16cは、Z軸方向において第1部分16aの厚みh1よりも大きい厚みh2を有する。第2III-V族化合物半導体層16に含まれるIII-V族化合物半導体の例は、第1コア18に含まれるIII-V族化合物半導体の例を含む。第2III-V族化合物半導体層16と第1コア18との境界は、第2エリアA2と第3エリアA3との境界と一致する。
第2コア20は、第4エリアA4上に設けられる。第2コア20は第1コア18と同じ構成を備える。第2III-V族化合物半導体層16の第3部分16cは第2コア20の側面に接してもよい。
第3III-V族化合物半導体層22は、第5エリアA5上に設けられる。第3III-V族化合物半導体層22は、第1部分22aと第2部分22bとを含む。第2部分22bは、第1部分22aと第2コア20との間に配置される。第2部分22bは第2コア20の側面に接してもよい。第1部分22a及び第2部分22bのそれぞれは、X軸方向に延在してもよい。Y軸方向における第2部分22bの幅は、Y軸方向における第1部分22aの幅及び第2コア20の幅よりも小さい。第2部分22bの幅は、0.1μm以上2μm以下であってもよい。第1部分22aは、Z軸方向において第2コア20の厚みHよりも小さい厚みh1を有する。第2部分22bは、Z軸方向において第1部分22aの厚みh1よりも大きい厚みh2を有する。第3III-V族化合物半導体層22に含まれるIII-V族化合物半導体の例は、第1コア18に含まれるIII-V族化合物半導体の例を含む。
光変調器10は、第1III-V族化合物半導体層14に接続された電極E1を備える。光変調器10は、第2III-V族化合物半導体層16に接続された電極E2を備えてもよい。光変調器10は、第3III-V族化合物半導体層22に接続された電極E3を備えてもよい。電極E1からE3のそれぞれは、金属を含んでもよい。電極E1からE3のそれぞれは、X軸方向に延在してもよい。Y軸方向における電極E1からE3のそれぞれの幅は、5μm以上100μm以下であってもよい。Z軸方向における電極E1からE3のそれぞれの厚みは1μm以上10μm以下であってもよい。電極E1と第1III-V族化合物半導体層14の第2部分14bとの間の距離は1μm以上5μm以下であってもよい。電極E2と第2III-V族化合物半導体層16の第2部分16bとの間の距離は1μm以上5μm以下であってもよい。電極E2と第2III-V族化合物半導体層16の第3部分16cとの間の距離は1μm以上5μm以下であってもよい。電極E3と第3III-V族化合物半導体層22の第2部分22bとの間の距離は1μm以上5μm以下であってもよい。
光変調器10がGSG(Ground Signal Ground)構造を有する場合、電極E2に駆動電圧として高周波電圧が印加され、電極E1及び電極E3に接地電位が付与される。光変調器10がSGS(Signal Ground Signal)構造を有する場合、電極E1及び電極E3に駆動電圧として高周波電圧が印加され、電極E2に接地電位が付与される。この場合、電極E1及び電極E3には差動信号が印加される。すなわち、電極E1及び電極E3には、互いに逆位相の高周波電圧が印加される。光変調器10に印加される高周波電圧の振幅は0.5V以上10V以下であってもよい。
電極E1は、基板12の主面12sの第1縁に位置する第1端部E1aと、基板12の主面12sの第2縁に位置する第2端部E1bとを有してもよい。第2縁は第1縁の反対側に位置する。第1縁及び第2縁はX軸方向に延在する。電極E2は、第1縁に位置する第1端部E2aと、第2縁に位置する第2端部E2bとを有してもよい。電極E3は、第1縁に位置する第1端部E3aと、第2縁に位置する第2端部E3bとを有してもよい。駆動回路からの電気信号は、第1端部E1a、第1端部E2a及び第1端部E3aのうち少なくとも1つに入力され得る。電気信号は、第2端部E1b、第2端部E2b及び第2端部E3bのうち少なくとも1つから出力され得る。
光変調器10は、第1領域R1、第2領域R2及び第3領域R3を備えてもよい。第1領域R1、第2領域R2及び第3領域R3は、X軸方向に配列される。第2領域R2は、第1領域R1と第3領域R3との間に配置される。第1領域R1は、光及び電気信号の入力部として機能する。第2領域R2は、変調部として機能する。第3領域R3は、光及び電気信号の出力部として機能する。図2は、第2領域R2における光変調器10の断面を示す。第1エリアA1から第5エリアA5は、例えば、第1領域R1と第2領域R2との境界から、第2領域R2と第3領域R3の境界まで、第2領域R2内を、X軸方向に延在してもよい。
第1コア18は、マッハツェンダ変調器の第1アーム導波路AM1として機能してもよい。第2コア20は、マッハツェンダ変調器の第2アーム導波路AM2として機能してもよい。第2領域R2において、第1アーム導波路AM1及び第2アーム導波路AM2のそれぞれはX軸方向に延在する。第2アーム導波路AM2の延在方向は、第1アーム導波路AM1の延在方向と異なってもよい。具体的には、第1アーム導波路AM1の延在方向と第2アーム導波路AM2の延在方向とのなす角度は例えば0°超20°以下であってもよい。第1アーム導波路AM1及び第2アーム導波路AM2は、Y軸方向において互いに離間している。
第1領域R1において、第1アーム導波路AM1及び第2アーム導波路AM2の入力端は光分波器C1の2つの出力端にそれぞれ光学的に結合される。光分波器C1は、例えば1×2多モード干渉カプラ等の多モード干渉(MMI:Multi-Mode Interference)カプラである。光分波器C1の入力端は、入力導波路W1の出力端に光学的に結合される。入力導波路W1の入力端は入力ポートP1となる。入力ポートP1は基板12の主面12sの第3縁に位置する。第3縁はY軸方向に延在する。光L1は入力ポートP1に入力される。光L1の波長λは、1μm以上2μm以下であってもよい。光L1の波長λは例えば1.3μm又は1.55μmである。
第3領域R3において、第1アーム導波路AM1及び第2アーム導波路AM2の出力端は光合波器C2の2つの入力端にそれぞれ光学的に結合される。光合波器C2は、例えば2×1多モード干渉カプラ等のMMIカプラである。光合波器C2の出力端は、出力導波路W2の入力端に光学的に結合される。出力導波路W2の出力端は出力ポートP2となる。出力ポートP2は、基板12の主面12sの第4縁に位置する。第4縁はY軸方向に延在する。第4縁は第3縁の反対側に位置する。光変調器10によって変調された光L2は出力ポートP2から出力される。
光変調器10の3dB帯域は20GHz以上100GHz以下であってもよい。光変調器10の伝送速度は25Gbps以上128Gbps以下であってもよい。
本実施形態の光変調器10によれば、第1部分14a及び第1部分16aが第1コア18の厚みHよりも小さい厚みh1を有するので、第1コア18への優れた光閉じ込め性能が得られる。また、第2部分14b及び第2部分16bによって第1コア18に電界が印加されるので、第1コア18中の広い領域に電界を印加できる。同様に、第1部分16a及び第1部分22aが第2コア20の厚みHよりも小さい厚みh1を有するので、第2コア20への優れた光閉じ込め性能が得られる。また、第2部分16b及び第2部分22bによって第2コア20に電界が印加されるので、第2コア20中の広い領域に電界を印加できる。したがって、光変調器10によれば、第1コア18及び第2コア20のそれぞれにおいて光と電界とが重なる領域を拡大できるので、変調効率を向上できる。
クラッド部分12c1が第1III-V族化合物半導体層14の屈折率よりも小さい屈折率を有する場合、第1コア18への光閉じ込め係数を大きくできる。また、クラッド部分12c1に起因する寄生容量を低減できるので、光変調器10の帯域を拡大できる。クラッド部分12c2が第3III-V族化合物半導体層22の屈折率よりも小さい屈折率を有する場合、第2コア20への光閉じ込め係数を大きくできる。また、クラッド部分12c2に起因する寄生容量を低減できるので、光変調器10の帯域を拡大できる。
n型のIII-V族化合物半導体層の光吸収係数及び電気抵抗は、p型のIII-V族化合物半導体層の光吸収係数及び電気抵抗よりも小さい。よって、第1III-V族化合物半導体層14及び第2III-V族化合物半導体層16がn型を有する場合、第1III-V族化合物半導体層14及び第2III-V族化合物半導体層16のそれぞれの光吸収係数及び電気抵抗を小さくできる。第3III-V族化合物半導体層22がn型を有する場合、第3III-V族化合物半導体層22の光吸収係数及び電気抵抗を小さくできる。したがって、光変調器10の光損失を低減できる一方、光変調器10の変調帯域を広げることができる。
図3から図5のそれぞれは、第1実施形態に係る光変調器を製造する方法の一工程を模式的に示す断面図である。光変調器10は、以下の方法により製造され得る。
まず、図3に示されるように、ノンドープ又は半絶縁性のIII-V族化合物半導体を含むIII-V族化合物半導体層102をIII-V族化合物半導体基板100上に形成する。III-V族化合物半導体基板100は、例えばInP基板又はGaAs基板であってもよい。III-V族化合物半導体層102は、例えば有機金属気相成長法(OMVPE:Organometallic Vapor Phase Epitaxy)又は分子線エピタキシー(MBE:Molecular Beam Epitaxy)によりエピタキシャル成長されてもよい。
次に、図3に示されるように、基板12の主面12sにIII-V族化合物半導体層102の表面を接合する。接合は、直接接合法によって行われてもよい。その後、III-V族化合物半導体基板100を除去する。例えばウェットエッチングによりIII-V族化合物半導体基板100が除去されてもよい。あるいは、予めイオン注入によりIII-V族化合物半導体基板100とIII-V族化合物半導体層102との間に形成された脆弱層の加熱により、III-V族化合物半導体基板100が除去されてもよい。
次に、図4に示されるように、第1コア18を形成するためのマスクMK1と、第2コア20を形成するためのマスクMK2とをIII-V族化合物半導体層102上に形成する。マスクMK1及びマスクMK2のそれぞれは、絶縁膜であってもよい。マスクMK1及びマスクMK2は、フォトリソグラフィー及びエッチングによりパターニングされ得る。マスクMK1及びマスクMK2を用いて、III-V族化合物半導体層102をエッチングすることにより、III-V族化合物半導体層102に凹部102cを形成する。マスクMK1の下において、凹部102c間にリブ102aが形成される。マスクMK2の下において、凹部102c間にリブ102bが形成される。エッチングは、ウェットエッチングであってもよいし、ドライエッチングであってもよい。III-V族化合物半導体層102は、エッチングストップ層を含んでもよい。この場合、エッチングストップ層の上面が凹部102cの底面になる。エッチングストップ層に含まれるIII-V族化合物半導体の例は、InPを含む。
次に、図5に示されるように、マスクMK1及びマスクMK2を用いて、III-V族化合物半導体層102に第1導電型のドーパントを注入する。ドーパントは、凹部102cの底面及び側面に注入され得る。これにより、第1III-V族化合物半導体層14、第2III-V族化合物半導体層16、第1コア18、第2コア20及び第3III-V族化合物半導体層22が形成される。ドーパントは、イオン注入法又は熱拡散法により注入されてもよい。その後、マスクMK1及びマスクMK2は除去される。次に、図2に示されるように、電極E1からE3を形成する。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る光変調器を模式的に示す平面図である。図7は、図6のVII-VII線に沿った断面図である。図8は、図6のVIII-VIII線に沿った断面図である。図6から図8に示される光変調器110は、例えばマッハツェンダ変調器である。図7は、第2領域R2における光変調器110の断面を示す。図8は、第3領域R3における光変調器110の断面を示す。
光変調器110は、基板112と、第1導電型の第1III-V族化合物半導体層14と、第2導電型の第2III-V族化合物半導体層116と、第1コア18とを備える。光変調器110は、第2コア20と第1導電型の第3III-V族化合物半導体層22とを備えてもよい。第1導電型は例えばn型である。第2導電型は例えばp型である。p型ドーパントの例はZnを含む。光変調器110は、第1導電型のIII-V族化合物半導体層24と、第1導電型のIII-V族化合物半導体層26とを備えてもよい。光変調器110は、絶縁膜30を備えてもよい。図6では絶縁膜30が省略されている。
基板112は、主面112sを有する。主面112sは、第1エリアA1から第5エリアA5を含む。主面112sは、第6エリアA6、第7エリアA7、第8エリアA8及び第9エリアA9を含んでもよい。第6エリアA6から第9エリアA9のそれぞれは、X軸方向に延在する。第7エリアA7は、第1エリアA1と第6エリアA6との間に配置される。第9エリアA9は第5エリアA5と第8エリアA8との間に配置される。第1エリアA1から第9エリアA9は互いに接するように配置されてもよい。
基板112は、SOI(Silicon on Insulator)基板であってもよい。基板112は、半導体基板112aと、半導体基板112a上の絶縁層112bと、絶縁層112b上のクラッド層112cとを含んでもよい。クラッド層112cは、主面112sを有する。半導体基板112aは例えばシリコン基板である。絶縁層112bは例えばシリコン酸化物層である。クラッド層112cは、突出したパターン部PTを有してもよい。クラッド層112cは、例えばパターニングされた半導体層を含む。半導体層は例えばシリコン層である。光変調器110の第1領域R1及び第3領域R3のうち少なくとも1つにおいて、パターン部PTは、第1コア18及び第2コア20のうち少なくとも1つに光学的に結合してもよい。パターン部PTは、光回路を形成する光導波路であってもよい。
クラッド層112cは、第3エリアA3に位置するクラッド部分112c1を含んでもよい。クラッド部分112c1は第1コア18に接触してもよい。クラッド部分112c1は、第1III-V族化合物半導体層14の第1部分14a及び第2部分14bに接触してもよい。クラッド部分112c1は、第2III-V族化合物半導体層116の第1部分116a及び第2部分116bに接触してもよい。クラッド部分112c1は空隙部CV1であってもよい。空隙部CV1は、第1III-V族化合物半導体層14の屈折率よりも小さい屈折率を有する。空隙部CV1は、第1III-V族化合物半導体層14の屈折率よりも小さい屈折率を有する部材によって充填されてもよい。
クラッド層112cは、第4エリアA4に位置するクラッド部分112c2を含んでもよい。クラッド部分112c2は第2コア20に接触してもよい。クラッド部分112c2は、第3III-V族化合物半導体層22の第1部分22a及び第2部分22bに接触してもよい。クラッド部分112c2は、第2III-V族化合物半導体層116の第1部分116a及び第3部分116cに接触してもよい。クラッド部分112c2は空隙部CV2であってもよい。空隙部CV2は、第3III-V族化合物半導体層22の屈折率よりも小さい屈折率を有する。空隙部CV2は、第3III-V族化合物半導体層22の屈折率よりも小さい屈折率を有する部材によって充填されてもよい。
空隙部CV1及び空隙部CV2は、クラッド層112cにおいて、パターン部PT間に形成される凹部であってもよい。空隙部CV1と空隙部CV2との間にはパターン部PTが位置してもよい。
第1III-V族化合物半導体層14は、第1部分14a及び第2部分14bに加えて、第3部分14cを含んでもよい。第1部分14aは、第2部分14bと第3部分14cとの間に配置される。第3部分14cは、Z軸方向において第1部分14aの厚みh1よりも大きい厚みh2を有する。第3部分14cは、パターン部PT上に設けられてもよい。第3部分14cには電極E12が接続される。第3部分14cが厚いと、電極E12を第1コア18から離すことができる。よって、電極E12に光のフィールドが重なることによる光損失を低減できる。第1コア18の側面は、逆テーパ形状を有してもよい。すなわち、第2部分14bの側面はテーパ形状を有してもよい。
第2III-V族化合物半導体層116は、異なる導電型及び側面形状を有すること以外は第2III-V族化合物半導体層16と同じ構成を備える。第2III-V族化合物半導体層116は、第1部分116aと第2部分116bと第3部分116cとを含んでもよい。第2部分116bは、第1部分116aと第1コア18との間に配置される。第2部分116bは第1コア18の側面に接してもよい。第1コア18の側面は、逆テーパ形状を有してもよい。すなわち、第2部分116bの側面はテーパ形状を有してもよい。第1部分116aは、第2部分116bと第3部分116cとの間に配置される。第3部分116cは第2コア20の側面に接してもよい。第2コア20の側面は、逆テーパ形状を有してもよい。すなわち、第3部分116cの側面はテーパ形状を有してもよい。第1部分116aは、Z軸方向において第1コア18の厚みHよりも小さい厚みh1を有する。第2部分116bは、Z軸方向において第1部分116aの厚みh1よりも大きい厚みh2を有する。第3部分116cは、Z軸方向において第1部分116aの厚みh1よりも大きい厚みh2を有する。Y軸方向において、p型の第2III-V族化合物半導体層116の長さは、n型の第1III-V族化合物半導体層14とn型の第3III-V族化合物半導体層22との合計長さよりも小さい。第2III-V族化合物半導体層116に含まれるIII-V族化合物半導体の例は、第2III-V族化合物半導体層16に含まれるIII-V族化合物半導体の例と同じである。
第3III-V族化合物半導体層22は、第1部分22a及び第2部分22bに加えて、第3部分22cを含んでもよい。第1部分22aは、第2部分22bと第3部分22cとの間に配置される。第3部分22cは、Z軸方向において第1部分22aの厚みh1よりも大きい厚みh2を有する。第3部分22cは、パターン部PT上に設けられてもよい。第3部分22cには電極E13が接続される。第3部分22cが厚いと、電極E14を第2コア20から離すことができる。よって、電極E14に光のフィールドが重なることによる光損失を低減できる。第2コア20の側面は、逆テーパ形状を有してもよい。すなわち、第2部分22bの側面はテーパ形状を有してもよい。
III-V族化合物半導体層24は、第6エリアA6上に設けられる。III-V族化合物半導体層24は、パターン部PT上に設けられてもよい。III-V族化合物半導体層24には電極E11が接続される。
III-V族化合物半導体層26は、第8エリアA8上に設けられる。III-V族化合物半導体層26は、パターン部PT上に設けられてもよい。III-V族化合物半導体層26には電極E14が接続される。
絶縁膜30は、第1III-V族化合物半導体層14、第2III-V族化合物半導体層116、第1コア18、第2コア20及び第3III-V族化合物半導体層22を覆ってもよい。絶縁膜30は、電極E11からE14を覆ってもよい。絶縁膜30に含まれる絶縁材料の例は、SiO、SiN、Al及びAlNを含む。
光変調器110は、電極E11からE15を備えてもよい。電極E11からE15のそれぞれは、金属を含んでもよい。第2領域R2において、電極E11からE14のそれぞれは、X軸方向に延在してもよい。電極E11からE14は、Y軸方向において順に配列されてもよい。電極E12は、電極E11と電極E13との間に配置されてもよい。電極E13は、電極E12と電極E14との間に配置されてもよい。電極E15は、第2III-V族化合物半導体層116に接続される。電極E15は、第1領域R1及び第3領域R3のそれぞれにおいて、第1コア18と第2コア20との間に配置される。
光変調器110がGSSG(Ground Signal Signal Ground)構造を有する場合、電極E12及び電極E13に駆動電圧として高周波電圧が印加され、電極E11及び電極E14に接地電位が付与される。この場合、電極E12及び電極E13には差動信号が印加される。すなわち、電極E12及び電極E13には、互いに逆位相の高周波電圧が印加される。電極E15には、バイアス電圧が印加されてもよい。バイアス電圧は、負の電圧であってもよい。バイアス電圧の絶対値は5V以上20V以下であってもよい。
電極E11は、基板112の主面112sの第1縁に位置する第1端部E11aと、基板112の主面112sの第2縁に位置する第2端部E11bとを有してもよい。電極E12は、第1縁に位置する第1端部E12aと、第2縁に位置する第2端部E12bとを有してもよい。電極E13は、第1縁に位置する第1端部E13aと、第2縁に位置する第2端部E13bとを有してもよい。電極E14は、第1縁に位置する第1端部E14aと、第2縁に位置する第2端部E14bとを有してもよい。駆動回路からの電気信号は、第1端部E12a及び第1端部E13aに入力され得る。電気信号は、第2端部E12b及び第2端部E13bから出力され得る。
本実施形態の光変調器110によれば、第1部分14a及び第1部分116aが第1コア18の厚みHよりも小さい厚みh1を有するので、第1コア18への優れた光閉じ込め性能が得られる。また、第2部分14b及び第2部分116bによって第1コア18に電界が印加されるので、第1コア18中の広い領域に電界を印加できる。同様に、第1部分116a及び第1部分22aが第2コア20の厚みHよりも小さい厚みh1を有するので、第2コア20への優れた光閉じ込め性能が得られる。また、第3部分116c及び第2部分22bによって第2コア20に電界が印加されるので、第2コア20中の広い領域に電界を印加できる。
クラッド層112cが空隙部CV1を含む場合、第1コア18への光閉じ込め係数を大きくできる。クラッド層112cが空隙部CV2を含む場合、第2コア20への光閉じ込め係数を大きくできる。
第2III-V族化合物半導体層116がp型を有し、第1III-V族化合物半導体層14及び第3III-V族化合物半導体層22のそれぞれがn型を有してもよい。この場合、Y軸方向において、p型の第2III-V族化合物半導体層116の長さを比較的小さくできる。よって、第2III-V族化合物半導体層116の光吸収係数及び電気抵抗を小さくできる。
(第3実施形態)
図9は、第3実施形態に係る光変調器を模式的に示す断面図である。図9に示される光変調器210は、以下の点を除いて光変調器110と同じ構成を備える。光変調器210は、基板112に代えて基板212を備える。基板212は、クラッド層112cに代えてクラッド層212cを有すること以外は基板112と同じ構成を備える。クラッド層212cは、基板212の主面212sを有する。主面212sは第1エリアA1から第5エリアA5を有する。
図10は、図9の光変調器のクラッド層を模式的に示す平面図である。図9及び図10に示されるように、クラッド層212cは、クラッド部分212c1とクラッド部分212c2とを含む。クラッド部分212c1は、空隙部CV1に代えて空隙部CV3及び支持部SPを有すること以外はクラッド部分112c1と同じ構成を備える。クラッド部分212c2は、空隙部CV2に代えて空隙部CV3及び支持部SPを有すること以外はクラッド部分112c2と同じ構成を備える。クラッド部分212c1及びクラッド部分212c2のそれぞれは、複数の空隙部CV3と複数の支持部SPとを含んでもよい。空隙部CV3及び支持部SPは、Y軸方向において交互に配置される。支持部SPは、隣り合う空隙部CV3間に形成され得る。空隙部CV3及び支持部SPのそれぞれは、X軸方向に延在してもよい。
支持部SPは、クラッド部分212c1において、第1III-V族化合物半導体層14、第1コア18及び第2III-V族化合物半導体層116を支持する。支持部SPは、クラッド部分212c2において、第3III-V族化合物半導体層22、第2コア20及び第2III-V族化合物半導体層116を支持する。支持部SPは柱状部であってもよい。支持部SPは例えばシリコンを含む。空隙部CV3は、第1III-V族化合物半導体層14又は第3III-V族化合物半導体層22の屈折率よりも小さい屈折率を有する部材によって充填されてもよい。
クラッド部分212c1は、第1III-V族化合物半導体層14の屈折率よりも小さい平均屈折率を有する。空隙部CV3の屈折率をn1、支持部SPの屈折率をn2、クラッド部分212c1における空隙部CV3の体積割合をRV1、クラッド部分212c1における支持部SPの体積割合をRV2(=1-RV1)とした場合、クラッド部分212c1の平均屈折率naは以下の式(1)により算出可能である。
na=n1×RV1+n2×RV2 … (1)
クラッド部分212c2は、第3III-V族化合物半導体層22の屈折率よりも小さい平均屈折率を有する。クラッド部分212c2の平均屈折率もクラッド部分212c1の平均屈折率と同様に算出可能である。
Y軸方向における各支持部SPの幅Dは、Y軸方向における各空隙部CV3の幅より小さくてもよい。第1コア18及び第2コア20を伝搬する光L1の波長をλ、支持部SPの屈折率をn2とした場合、Y軸方向における各支持部SPの幅Dは、λ/n2以下であってもよい。幅Dは、例えば0.5μm以下である。
図11は、変形例に係るクラッド層を模式的に示す平面図である。光変調器210は、クラッド層212cに代えてクラッド層312cを備えてもよい。クラッド層312cは、空隙部CV3及び支持部SPの配置が異なること以外はクラッド層212cと同じ構成を備える。クラッド層312cでは、基板212の主面212sに沿って支持部SPが格子状に配置される。すなわち、支持部SPは、X軸方向及びY軸方向に延在する。よって、複数の空隙部CV3が基板212の主面212sに沿って二次元アレイ配置される。基板212の主面212sに沿った各空隙部CV3の断面形状は、多角形、楕円形又は円形であってもよいし、その他の形状であってもよい。
光変調器210は、第2III-V族化合物半導体層116に接続される電極E16を備える。光変調器210はGSGSG(Ground Signal Ground Signal Ground)構造を有する。電極E16には接地電位が付与される。光変調器210の第2III-V族化合物半導体層116は、第1部分116aから第3部分116cに加えて第4部分116dを有する。第4部分116dは第1部分116a上に設けられる。電極E16は第4部分116dに接続される。
光変調器210は、III-V族化合物半導体層24及びIII-V族化合物半導体層26を備えていない。よって、電極E11及びE14は、クラッド層212cに接続される。光変調器210において、第1コア18及び第2コア20の側面は、逆テーパ形状を有していない。光変調器210は、絶縁膜30を備えていない。
本実施形態の光変調器210によれば、光変調器110と同じ作用効果が得られる。さらに、クラッド部分212c1及びクラッド部分212c2のそれぞれが支持部SPを含むので、光変調器210の機械的強度を向上できる。
(第4実施形態)
図12は、第4実施形態に係る光変調器を模式的に示す断面図である。図12に示される光変調器310は、以下の点を除いて図2の光変調器10と同じ構成を備える。光変調器310は、第1III-V族化合物半導体層14、第2III-V族化合物半導体層16及び第3III-V族化合物半導体層22にそれぞれ代えて第1III-V族化合物半導体層214、第2III-V族化合物半導体層216及び第3III-V族化合物半導体層222を備える。光変調器310は、第1コア18及び第2コア20にそれぞれ代えて第1コア218及び第2コア220を備える。
第1III-V族化合物半導体層214は、第1部分214aと第2部分214bとを含む。第1部分214aは、Z軸方向において第1コア218の厚みH1よりも小さい厚みh11を有する。第2部分214bは、Z軸方向において第1部分214aの厚みh11よりも大きい厚みh21を有する。
第1部分214aは、第1層214a1及び第2層214a2を含む。第1層214a1は、Z軸方向において第2層214a2と基板12との間に配置される。第1層214a1は、図2の光変調器10の第1部分14aと同じ構成を備える。
第2層214a2は、第1層214a1に含まれるIII-V族化合物半導体とは異なるIII-V族化合物半導体を含んでもよい。第2層214a2に含まれるIII-V族化合物半導体は、第1層214a1に含まれるIII-V族化合物半導体のエッチングレートよりも小さいエッチングレートを有してもよい。エッチングでは、メタンガス及び水素ガスを含む混合ガスが使用されてもよい。第2層214a2は、アルミニウムを含むIII-V族化合物半導体を含んでもよい。一例において、第2層214a2はInAlAsを含む。第2層214a2は、第1層214a1の導電型と同じ導電型を有してもよい。第2層214a2の厚みは、0.01μm以上0.04μm以下であってもよい。
第2部分214bは、第1層214b1、第2層214b2及び第3層214b3を含む。第1層214b1は、Z軸方向において第2層214b2と基板12との間に配置される。第2層214b2は、Z軸方向において第1層214b1と第3層214b3との間に配置される。第1層214b1及び第3層214b3を含む部分は、図2の光変調器10の第2部分14bと同じ構成を備える。
第2層214b2は、異なる導電型を有すること以外は第1部分214aの第2層214a2と同じ構成を備える。第2層214b2は、第1層214b1又は第3層214b3の導電型と同じ導電型を有してもよい。
第2III-V族化合物半導体層216は、第1部分216aと第2部分216bと第3部分216cとを含んでもよい。第1部分216aは、Z軸方向において第1コア218の厚みH1よりも小さい厚みh11を有する。第2部分216bは、Z軸方向において第1部分216aの厚みh11よりも大きい厚みh21を有する。第3部分216cは、Z軸方向において第1部分216aの厚みh11よりも大きい厚みh21を有する。
第1部分216aは、第1層216a1及び第2層216a2を含む。第1層216a1は、Z軸方向において第2層216a2と基板12との間に配置される。第1層216a1は、図2の光変調器10の第1部分16aと同じ構成を備える。
第2層216a2は、異なる導電型を有すること以外は第1部分214aの第2層214a2と同じ構成を備える。第2層216a2は、第1層216a1の導電型と同じ導電型を有してもよい。
第2部分216bは、第1層216b1、第2層216b2及び第3層216b3を含む。第1層216b1は、Z軸方向において第2層216b2と基板12との間に配置される。第2層216b2は、Z軸方向において第1層216b1と第3層216b3との間に配置される。第1層216b1及び第3層216b3を含む部分は、図2の光変調器10の第2部分16bと同じ構成を備える。
第2層216b2は、異なる導電型を有すること以外は第1部分214aの第2層214a2と同じ構成を備える。第2層216b2は、第1層216b1又は第3層216b3の導電型と同じ導電型を有してもよい。
第3部分216cは、第1層216c1、第2層216c2及び第3層216c3を含む。第1層216c1は、Z軸方向において第2層216c2と基板12との間に配置される。第2層216c2は、Z軸方向において第1層216c1と第3層216c3との間に配置される。第1層216c1及び第3層216c3を含む部分は、図2の光変調器10の第3部分16cと同じ構成を備える。
第2層216c2は、異なる導電型を有すること以外は第1部分214aの第2層214a2と同じ構成を備える。第2層216c2は、第1層216c1又は第3層216c3の導電型と同じ導電型を有してもよい。
第3III-V族化合物半導体層222は、第1部分222aと第2部分222bとを含む。第1部分222aは、Z軸方向において第2コア220の厚みH1よりも小さい厚みh11を有する。第2部分222bは、Z軸方向において第1部分222aの厚みh11よりも大きい厚みh21を有する。
第1部分222aは、第1層222a1及び第2層222a2を含む。第1層222a1は、Z軸方向において第2層222a2と基板12との間に配置される。第1層222a1は、図2の光変調器10の第1部分22aと同じ構成を備える。
第2層222a2は、異なる導電型を有すること以外は第1部分214aの第2層214a2と同じ構成を備える。第2層222a2は、第1層222a1の導電型と同じ導電型を有してもよい。
第2部分222bは、第1層222b1、第2層222b2及び第3層222b3を含む。第1層222b1は、Z軸方向において第2層222b2と基板12との間に配置される。第2層222b2は、Z軸方向において第1層222b1と第3層222b3との間に配置される。第1層222b1及び第3層222b3を含む部分は、図2の光変調器10の第2部分22bと同じ構成を備える。
第2層222b2は、異なる導電型を有すること以外は第1部分214aの第2層214a2と同じ構成を備える。第2層222b2は、第1層222b1又は第3層222b3の導電型と同じ導電型を有してもよい。
第1コア218は、第1層218a1、第2層218a2及び第3層218a3を含む。第1層218a1は、Z軸方向において第2層218a2と基板12との間に配置される。第2層218a2は、Z軸方向において第1層218a1と第3層218a3との間に配置される。第1層218a1及び第3層218a3を含む部分は、図2の光変調器10の第1コア18と同じ構成を備える。
第2層218a2は、異なる導電型を有すること以外は第1部分214aの第2層214a2と同じ構成を備える。第2層218a2は、第1層218a1又は第3層218a3の導電型と同じ導電型を有してもよい。
第2コア220は、第1層220a1、第2層220a2及び第3層220a3を含む。第1層220a1は、Z軸方向において第2層220a2と基板12との間に配置される。第2層220a2は、Z軸方向において第1層220a1と第3層220a3との間に配置される。第1層220a1及び第3層220a3を含む部分は、図2の光変調器10の第2コア20と同じ構成を備える。
第2層220a2は、異なる導電型を有すること以外は第1部分214aの第2層214a2と同じ構成を備える。第2層220a2は、第1層220a1又は第3層220a3の導電型と同じ導電型を有してもよい。
光変調器310は、光変調器10の製造方法と同じ方法により製造され得る。図4において、III-V族化合物半導体層102は、第1半導体層と、第2半導体層と、第1半導体層と第2半導体層との間のエッチングストップ層とを含む。第1半導体層から、第1層214a1、第1層214b1、第1層218a1、第1層216b1、第1層216a1、第1層216c1、第1層220a1、第1層222b1及び第1層222a1が形成される。エッチングストップ層から、第2層214a2、第2層214b2、第2層218a2、第2層216b2、第2層216a2、第2層216c2、第2層220a2、第2層222b2及び第2層222a2が形成される。第2半導体層から、第3層214b3、第3層218a3、第3層216b3、第3層216c3、第3層220a3及び第3層222b3が形成される。
光変調器310によれば、光変調器10と同じ作用効果が得られる。さらに、第1部分214aをエッチングにより形成する場合、第1部分214aの第2層214a2がエッチングストップ層として機能することによって、第1部分214aの厚みh11を高精度に制御できる。例えば、基板12の主面12sにわたって高い面内均一性が得られる。第1部分214aは、メタンガス及び水素ガスを含む混合ガスを用いたエッチングにより形成されてもよい。第1部分214aの第2層214a2の厚みが0.01μm以上であると、エッチング時に第1層214a1を保護する機能が高まる。第2層214a2の厚みが0.04μm以下であると、第2層214a2が光閉じ込め及び光変調に与える影響を低減できる。第2層216a2及び第2層222a2についても第2層214a2と同じ作用効果が得られる。
(第5実施形態)
図13は、第5実施形態に係る光変調器を模式的に示す断面図である。図13に示される光変調器410は、以下の点を除いて図9の光変調器210と同じ構成を備える。光変調器410は、第1III-V族化合物半導体層14、第2III-V族化合物半導体層116及び第3III-V族化合物半導体層22にそれぞれ代えて第1III-V族化合物半導体層214、第2III-V族化合物半導体層216及び第3III-V族化合物半導体層222を備える。光変調器410は、第1コア18及び第2コア20にそれぞれ代えて第1コア218及び第2コア220を備える。
本実施形態において、第1III-V族化合物半導体層214は、第1部分214a及び第2部分214bに加えて第3部分214cを有してもよい。第3部分214cは、第1部分214aの第2層214a2上に設けられる。電極E12は第3部分214cに接続される。
本実施形態において、第2III-V族化合物半導体層216は、第1部分216aから第3部分216cに加えて第4部分216dを有してもよい。第4部分216dは、第1部分216aの第2層216a2上に設けられる。電極E16は第4部分216dに接続される。
本実施形態において、第3III-V族化合物半導体層222は、第1部分222a及び第2部分222bに加えて第3部分222cを有してもよい。第3部分222cは、第1部分222aの第2層222a2上に設けられる。電極E13は第3部分222cに接続される。
光変調器410によれば、光変調器210と同じ作用効果が得られる。さらに、光変調器310の第2層214a2、第2層216a2及び第2層222a2により得られる作用効果と同じ作用効果が得られる。
以上、本開示の好適な実施形態について詳細に説明されたが、本開示は上記実施形態に限定されない。各実施形態の各構成要素は、任意に組み合わされてもよい。
例えば、光変調器10は、基板12に代えて基板112又は基板212を備えてもよい。光変調器10,210において、第1コア18及び第2コア20の側面は、光変調器110のように逆テーパ形状を有してもよい。光変調器10は、第1導電型の第2III-V族化合物半導体層16に代えて第2導電型の第2III-V族化合物半導体層116を備えてもよい。光変調器10,210は、絶縁膜30を備えてもよい。光変調器10において、第1III-V族化合物半導体層14は第3部分14cを含んでもよい。この場合、電極E1は第3部分14cに接続される。光変調器10において、第3III-V族化合物半導体層22は第3部分22cを含んでもよい。この場合、電極E3は第3部分22cに接続される。
以下、第1導波路構造及び第2導波路構造の光閉じ込め係数のシミュレーション結果について説明する。シミュレーション結果は本開示を限定するものではない。
図14は、第1導波路構造を模式的に示す断面図である。図14は、第1コア18の延在方向に直交する断面(図2に相当)を示す。図14に示される第1導波路構造ST1は、以下の構造を有する。
絶縁層112b:SiO層。
クラッド層112c:パターニングされたシリコン層及び空隙部CV1。パターン部PTにおけるシリコン層の厚みT1は0.22μm。空隙部CV1下に位置するシリコン層の厚みT2は0.05μm。
第1コア18:半絶縁性InGaAsP層。厚みHは0.6μm。幅WD1は0.5μm。
第1III-V族化合物半導体層14:n-InGaAsP層。第1部分14aの厚みh1は0.3μm。第2部分14bの厚みh2は0.6μm。第2部分14bの幅WD2は0.05μm。
第2III-V族化合物半導体層16:n-InGaAsP層。第1部分16aの厚みh1は0.3μm。第2部分16bの厚みh2は0.3μm。第2部分16bの幅WD3は0.05μm。
絶縁膜30:SiN膜。
図15は、第2導波路構造を模式的に示す断面図である。図15は、第1コア18の延在方向に直交する断面を示す。図15に示される第2導波路構造ST2は、以下の構造を有する。
基板512:半絶縁性InP基板。
第1コア18:半絶縁性InGaAsP層。厚みHは0.6μm。幅WD1は0.5μm。
III-V族化合物半導体層514:n-InP層。厚みは0.6μm。
III-V族化合物半導体層516:n-InP層。厚みは0.6μm。
第1コア18、III-V族化合物半導体層514及びIII-V族化合物半導体層516は、空気に晒されている。
シミュレーションにより、第1導波路構造ST1及び第2導波路構造ST2の光閉じ込め係数を算出した。シミュレーションにおいて使用された光L1の波長λは1.55μmである。シミュレーションの結果、第1導波路構造ST1の第1コア18への光閉じ込め係数は78%であった。第2導波路構造ST2の第1コア18への光閉じ込め係数は52%であった。第1導波路構造ST1は、第2導波路構造ST2に比べて優れた光閉じ込め性能を有することが分かった。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…光変調器
12…基板
12c1…クラッド部分
12c2…クラッド部分
12s…主面
14…第1III-V族化合物半導体層
14a…第1部分
14b…第2部分
14c…第3部分
16…第2III-V族化合物半導体層
16a…第1部分
16b…第2部分
16c…第3部分
18…第1コア
20…第2コア
22…第3III-V族化合物半導体層
22a…第1部分
22b…第2部分
22c…第3部分
24…III-V族化合物半導体層
26…III-V族化合物半導体層
30…絶縁膜
100…III-V族化合物半導体基板
102…III-V族化合物半導体層
102a…リブ
102b…リブ
102c…凹部
110…光変調器
112…基板
112a…半導体基板
112b…絶縁層
112c…クラッド層
112c1…クラッド部分
112c2…クラッド部分
112s…主面
116…第2III-V族化合物半導体層
116a…第1部分
116b…第2部分
116c…第3部分
116d…第4部分
210…光変調器
212…基板
212c…クラッド層
212c1…クラッド部分
212c2…クラッド部分
212s…主面
214…第1III-V族化合物半導体層
214a…第1部分
214a1…第1層
214a2…第2層
214b…第2部分
214b1…第1層
214b2…第2層
214b3…第3層
214c…第3部分
216…第2III-V族化合物半導体層
216a…第1部分
216a1…第1層
216a2…第2層
216b…第2部分
216b1…第1層
216b2…第2層
216b3…第3層
216c…第3部分
216c1…第1層
216c2…第2層
216c3…第3層
216d…第4部分
218…第1コア
218a1…第1層
218a2…第2層
218a3…第3層
220…第2コア
220a1…第1層
220a2…第2層
220a3…第3層
222…第3III-V族化合物半導体層
222a…第1部分
222a1…第1層
222a2…第2層
222b…第2部分
222b1…第1層
222b2…第2層
222b3…第3層
222c…第3部分
310…光変調器
312c…クラッド層
410…光変調器
512…基板
514…III-V族化合物半導体層
516…III-V族化合物半導体層
A1…第1エリア
A2…第2エリア
A3…第3エリア
A4…第4エリア
A5…第5エリア
A6…第6エリア
A7…第7エリア
A8…第8エリア
A9…第9エリア
AM1…第1アーム導波路
AM2…第2アーム導波路
C1…光分波器
C2…光合波器
CV1…空隙部
CV2…空隙部
CV3…空隙部
D…幅
E1…電極
E1a…第1端部
E1b…第2端部
E2…電極
E2a…第1端部
E2b…第2端部
E3…電極
E3a…第1端部
E3b…第2端部
E11…電極
E11a…第1端部
E11b…第2端部
E12…電極
E12a…第1端部
E12b…第2端部
E13…電極
E13a…第1端部
E13b…第2端部
E14…電極
E14a…第1端部
E14b…第2端部
E15…電極
E16…電極
L1…光
L2…光
MK1…マスク
MK2…マスク
P1…入力ポート
P2…出力ポート
PT…パターン部
R1…第1領域
R2…第2領域
R3…第3領域
SP…支持部
ST1…第1導波路構造
ST2…第2導波路構造
W1…入力導波路
W2…出力導波路
WD1…幅
WD2…幅
WD3…幅

Claims (7)

  1. 第1エリア、第2エリア及び第3エリアを含む主面を有する基板であり、前記第1エリア、前記第2エリア及び前記第3エリアのそれぞれは前記主面に沿った第1方向に延在し、前記第3エリアは前記第1エリアと前記第2エリアとの間に配置される、基板と、
    前記第1エリア上に設けられた第1導電型の第1III-V族化合物半導体層と、
    前記第2エリア上に設けられた第1導電型又は第2導電型の第2III-V族化合物半導体層と、
    前記第3エリア上に設けられ、III-V族化合物半導体を含むコアと、
    前記第1III-V族化合物半導体層に接続された電極と、
    を備え、
    前記第1III-V族化合物半導体層は、前記主面に直交する第2方向において前記コアの厚みよりも小さい厚みを有する第1部分と、前記第2方向において前記第1部分の前記厚みよりも大きい厚みを有する第2部分と、を含み、前記第2部分は、前記第1部分と前記コアとの間に配置される、光変調器。
  2. 前記基板は、前記第3エリアに位置するクラッド部分を含み、前記クラッド部分は、前記第1III-V族化合物半導体層の屈折率よりも小さい屈折率を有する、請求項1に記載の光変調器。
  3. 前記クラッド部分は空隙部を含む、請求項2に記載の光変調器。
  4. 前記クラッド部分は、前記コアを支持する支持部を含む、請求項3に記載の光変調器。
  5. 前記第2III-V族化合物半導体層は第1導電型を有し、前記第1導電型はn型である、請求項1又は請求項2に記載の光変調器。
  6. 前記主面は、第4エリア及び第5エリアを含み、前記第4エリア及び前記第5エリアのそれぞれは前記第1方向に延在し、前記第4エリアは前記第2エリアと前記第5エリアとの間に配置され、
    前記コアは第1コアであり、
    前記光変調器は、
    前記第4エリア上に設けられ、III-V族化合物半導体を含む第2コアと、
    前記第5エリア上に設けられた第1導電型の第3III-V族化合物半導体層と、
    を更に備え、
    前記第2III-V族化合物半導体層は第2導電型を有し、前記第1導電型はn型であり、前記第2導電型はp型である、請求項1又は請求項2に記載の光変調器。
  7. 前記第1部分は、第1層及び第2層を含み、前記第1層は、前記第2方向において前記第2層と前記基板との間に配置され、前記第2層は、前記第1層に含まれるIII-V族化合物半導体とは異なるIII-V族化合物半導体を含む、請求項1又は請求項2に記載の光変調器。

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