JP2023028827A - 燃料供給装置および燃料供給装置の制御方法 - Google Patents

燃料供給装置および燃料供給装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配管内で液体燃料を気化させることなく安定的に液体燃料をバーナへ供給する。【解決手段】液体燃料をバーナ210へ供給する燃料供給装置100であって、液体燃料と液体燃料が気化した燃料ガスとを保持する圧力容器20と、圧力容器20からバーナ210へ液体燃料を導く第1配管L1と、圧力容器20の内部の圧力を調整することにより、圧力容器20から第1配管L1を介してバーナ210へ供給される液体燃料の流量を調整する流量調整部40と、を備える燃料供給装置100を提供する。【選択図】図1

Description

本開示は、燃料供給装置および燃料供給装置の制御方法に関するものである。
従来、燃焼時に二酸化炭素が発生しない燃料であるアンモニアを石炭等の固体燃料とともに燃焼させ、二酸化炭素の発生量を減少させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示される燃焼装置は、バーナに固体燃料および気体のアンモニアを供給し、固体燃料とアンモニアとを混焼させる。
特開2019-203631号公報
しかしながら、気体のアンモニアを燃料として用いる場合は以下の問題がある。アンモニアの一般的な流通形態である液化アンモニア(加圧状態または保冷状態)を気化させて気体のアンモニアを生成する際に、大きなエネルギーが必要となる。また、他の気体燃料(メタン、プロパン、天然ガス等)と比較して、アンモニアの単位体積当たりの発熱量が低い。
また、アンモニアの燃焼により発生する水分により熱損失(排ガス損失)が大きくなる。このため、所望のエネルギーを得るために必要な燃料量が増加し、燃料貯蔵・供給設備が大型化する場合がある。また、既存の燃料貯蔵・供給設備を転用する場合は、燃焼設備としての容量(燃焼量)が小さくなる場合がある。
一方、液化アンモニアを使用することで、気体のアンモニアと比べて燃料貯蔵・供給設備の大型化は回避可能であるが、以下の課題がある。液化アンモニアは、常温における蒸気圧が高く(20℃で約0.75MpaG)、常温環境下で使用する場合、燃料系統内で気化し、バーナなどの燃焼設備へ安定的に供給できない可能性がある。特に、圧力または流量の制御のために弁(絞り部)を設置する場合、弁で発生する差圧によって、弁より下流側の圧力が液化アンモニアの蒸気圧以下となって気化(フラッシュ)が発生し、安定的な制御ができない可能性がある。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、配管内で液体燃料を気化させることなく安定的に液体燃料をバーナへ供給することが可能な燃料供給装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る燃料供給装置は、液体燃料をバーナへ供給する燃料供給装置であって、前記液体燃料と前記液体燃料が気化した燃料ガスとを保持する圧力容器と、前記圧力容器から前記バーナへ前記液体燃料を導く第1配管と、前記圧力容器の内部の圧力を調整することにより、前記圧力容器から前記第1配管を介して前記バーナへ供給される前記液体燃料の流量を調整する流量調整部と、を備える。
本開示の一態様に係る燃料供給装置の制御方法は、液体燃料をバーナへ供給する燃料供給装置の制御方法であって、前記燃料供給装置は、前記液体燃料と前記液体燃料が気化した燃料ガスとを保持する圧力容器と、前記圧力容器から前記バーナへ前記液体燃料を導く第1配管と、を有し、前記圧力容器の内部の圧力を調整することにより、前記第1配管を介して前記圧力容器から前記バーナへ供給される前記液体燃料の流量を調整する制御工程を備える。
本開示によれば、配管内で液体燃料を気化させることなく安定的に液体燃料をバーナへ供給することが可能な燃料供給装置およびその制御方法を提供することができる。
本開示の第1実施形態に係るボイラシステムを示す概略構成図である。 アンモニアの蒸気圧曲線を示すグラフである。 本開示の第1実施形態に係る燃料供給装置における目標圧力の時間変化を示すグラフである。 本開示の第1実施形態に係る燃料供給装置における加熱量の時間変化を示すグラフである。 本開示の第1実施形態に係る燃料供給装置における弁開度の時間変化を示すグラフである。 本開示の第1実施形態の変形例に係る燃料供給装置における加熱量の時間変化を示すグラフである。 本開示の第1実施形態の変形例に係る燃料供給装置における弁開度の時間変化を示すグラフである。 本開示の第2実施形態に係るボイラシステムを示す概略構成図である。 本開示の第3実施形態に係るボイラシステムを示す概略構成図である。 本開示の第4実施形態に係るボイラシステムを示す概略構成図である。 本開示の第5実施形態に係るボイラシステムを示す概略構成図である。 本開示の第6実施形態に係るボイラシステムを示す概略構成図である。
〔第1実施形態〕
以下に、本開示の第1実施形態に係るボイラシステムについて、図面を参照して説明する。本実施形態のボイラシステムは、燃料供給装置100と、燃料供給装置100から供給される液体燃料を燃焼させて蒸気を発生させるボイラ200と、を備える。ボイラ200が発生させた蒸気は、例えば、発電機(図示略)に連結された蒸気タービン(図示略)を回転させる動力として用いられる。
本実施形態の燃料供給装置100は、液体燃料をボイラ200が有するバーナ210へ供給する装置である。本実施形態で使用する液体燃料は、燃料供給装置100が設置される環境温度において気化する可能性がある燃料(低沸点燃料)であり、例えば、液化アンモニアである。図2に示すように、アンモニアは、常温(30℃)の条件では、蒸気圧である約1.02MPaG以下の圧力では気化し、蒸気圧以上に加圧することにより液体となる。燃料供給装置100は、燃料供給装置100が設置される環境温度における蒸気圧を超える圧力でアンモニアを加圧した状態を維持し、液化アンモニアをバーナ210へ供給する。
燃料供給装置100がバーナ210に供給する液体燃料として、アンモニアとは異なる他の液体燃料を採用してもよい。例えば、アンモニア水溶液、ジメチルエーテル、メタノール、メタノール水溶液、エタノール、エタノール水溶液、ナフサ、または原油など、大気圧における沸点が80℃以下の他の液体燃料を採用してもよい。
図1に示すように、燃料供給装置100は、貯留タンク(貯留部)10と、圧力容器20と、供給ポンプ30と、流量調整部40と、圧力センサ(圧力検出部)50と、制御部90と、第1配管L1と、第2配管L2と、第3配管L3と、を備える。第1配管L1は、圧力容器20からバーナ210へ液体燃料を導く配管である。第2配管L2は、貯留タンク10から圧力容器20へ液体燃料を導く配管である。第3配管L3は、圧力容器20の上部に接続されるとともに圧力容器20に保持される気化した燃料ガスを貯留タンク10へ導く配管である。
貯留タンク10は、液体燃料を貯留するタンクである。貯留タンク10は、液体燃料を、燃料供給装置100が設置される環境温度における飽和蒸気圧を超える圧力で加圧した状態を維持する。また、貯留タンク10は、液体燃料を、液化温度(露点)を下回る温度に維持することで液体燃料が気化しないように維持するものであってもよい。
圧力容器20は、液体燃料と液体燃料が気化した燃料ガスとを保持する容器である。圧力容器20の下層側は、液体燃料が保持される液相領域A1となっている。圧力容器20の上層側は、燃料ガスが保持される気相領域A2となっている。
供給ポンプ30は、貯留タンク10から圧力容器20へ液体燃料を供給する装置である。供給ポンプ30は、貯留タンク10から圧力容器20へ液体燃料を導く第2配管L2に配置されている。供給ポンプ30は、例えば、スクリューポンプなどの容積式ポンプである。供給ポンプ30を駆動する電動機は、制御部90から伝達される制御信号により回転数が制御される。
流量調整部40は、圧力容器20の気相領域A2に保持される燃料ガスの圧力を調整することにより、圧力容器20から第1配管L1を介してバーナ210へ供給される液体燃料の圧力を調整する装置である。バーナ210からは、供給圧力に応じた流量の液体燃料がボイラ200の内部に投入される。流量調整部40は、加熱部41と、圧力調整弁42と、を有する。
加熱部41は、圧力容器20の液相領域A1に保持される液体燃料を加熱することにより液体燃料の一部を気化させ、圧力容器20の内部の圧力を上昇させる装置である。加熱部41は、制御部90から伝達される制御信号に応じた加熱量を発生するようにヒータ41aを加熱する。
圧力調整弁42は、第3配管L3に配置され、圧力容器20の気相領域A2に保持される燃料ガスの排出量を調整することにより、圧力容器20の内部の圧力を調整する弁である。圧力調整弁42の弁開度は、制御部90から伝達される制御信号により調整される。圧力調整弁42を通過した燃料ガスは、第3配管L3を介して貯留タンク10の上層側の空間に導かれる。
圧力センサ50は、第1配管L1に配置され、バーナ210に供給される液体燃料の圧力を検出する装置である。圧力センサ50が検出する圧力は、制御部90に伝達される。
制御部90は、燃料供給装置100の各部を制御する装置である。制御部90は、圧力センサ50が検出する圧力が所定の目標圧力となるように流量調整部40を制御する。流量調整部40は、制御部90から伝達される制御信号に基づいて、圧力センサ50が検出する圧力が所定の目標圧力となるように、圧力容器20の内部の圧力を調整することによって、バーナ210からボイラ200内部に投入される液体燃料の流量を調整することができる。
次に、図3から図5を参照して、バーナ210からボイラ200内部へ投入される液体燃料の流量を調整する調整方法について説明する。液体燃料の流量は、制御部90から伝達される制御信号に基づいて、流量調整部40により調整される。
図3は、本実施形態に係る燃料供給装置100における目標圧力の時間変化を示すグラフである。目標圧力Ptは、第1配管L1を通過する液体燃料のバーナ210への供給圧力の目標値である。目標圧力Ptが高いほど第1配管L1を介して単位時間当たりにバーナ210からボイラ200へ供給される液体燃料の流量が多くなり、目標圧力Ptが低いほど第1配管L1を介して単位時間当たりにバーナ210からボイラ200へ供給される液体燃料の流量が少なくなる。制御部90は、目標圧力Ptを制御することにより、バーナ210からボイラ200へ供給される液体燃料の流量を調整する。
図3において、実線は、目標圧力Ptを時刻T1から時刻T2の間で第1目標圧力Pt1から第2目標圧力Pt2に増加させた状態を示す。図3において、点線は、目標圧力Ptを時刻T1から時刻T2の間で第2目標圧力Pt2から第1目標圧力Pt1に減少させた状態を示す。制御部90は、バーナ210へ供給する液体燃料の流量を増加させる場合、図3に実線で示す目標圧力Ptを設定する。また、制御部90は、バーナ210へ供給する液体燃料の流量を減少させる場合、図3に点線で示す目標圧力Ptを設定する。
制御部90は、圧力センサ50が検出する圧力と目標圧力Ptとが一致するように加熱部41の加熱量を制御する。図3に実線で示すように、時刻T0から時刻T1までは目標圧力Ptが第1目標圧力Pt1で一定である。そのため、図4に実線で示すように、時刻T0から時刻T1までの加熱部41による加熱量は第1加熱量Q1で一定である。制御部90は、時刻T0から時刻T1までは、第1加熱量Q1を維持するように加熱部41を制御する。
一方、図3に実線で示すように、時刻T1から時刻T2までは目標圧力Ptが第1目標圧力Pt1から第2目標圧力Pt2に増加している。そのため、図4に実線で示すように、時刻T1から時刻T2までの加熱部41による加熱量は第1加熱量Q1から第2加熱量Q2に増加している。制御部90は、時刻T1から時刻T2までは、第1加熱量Q1から第2加熱量Q2に増加するように加熱部41を制御する。
図3に点線で示すように、時刻T0から時刻T1までは目標圧力Ptが第2目標圧力Pt2で一定である。そのため、図4に点線で示すように、時刻T0から時刻T1までの加熱部41による加熱量は第2加熱量Q2で一定である。制御部90は、時刻T0から時刻T1までは、第2加熱量Q2を維持するように加熱部41を制御する。
一方、図3に点線で示すように、時刻T1から時刻T2までは目標圧力Ptが第2目標圧力Pt2から第1目標圧力Pt1に減少している。そのため、図4に点線で示すように、時刻T1から時刻T2までの加熱部41による加熱量は第2加熱量Q2から第1加熱量Q1に減少している。制御部90は、時刻T1から時刻T2までは、第2加熱量Q2から第1加熱量Q1に減少するように加熱部41を制御する。
以上のように、制御部90が、圧力センサ50が検出する圧力と目標圧力Ptとが一致するように加熱部41の加熱量を制御するが、加熱部41の応答遅れや加熱部41の加熱量の変化に対する気相領域A2の圧力の変化の応答遅れなどが発生する。そこで、制御部90は、圧力センサ50が検出する圧力と目標圧力Ptとが一致するように圧力調整弁42の弁開度を調整する。
図5に示すように、圧力調整弁42の弁開度は、第1開度O1を中心に、圧力センサ50が検出する圧力が目標圧力Ptを上回る場合は第1開度O1よりも開度を増加させ、圧力センサ50が検出する圧力が目標圧力Ptを下回る場合は第1開度O1よりも開度を減少させるよう制御される。
図5に実線で示すように、時刻T1において、弁開度が第1開度O1よりも大きく減少し、その後に増加している。これは、時刻T1で増加を開始した加熱部41の加熱量に対して気相領域A2の燃焼ガスの圧力の上昇が遅れ、圧力センサ50が検出する圧力を目標圧力Ptに一致させるために弁開度を減少させているからである。
また、図5に点線で示すように、時刻T1において、弁開度が第1開度O1よりも大きく増加し、その後に減少している。これは、時刻T1で減少を開始した加熱部41の加熱量に対して気相領域A2の燃焼ガスの圧力の低下が遅れ、圧力センサ50が検出する圧力を目標圧力Ptに一致させるために弁開度を増加させているからである。
次に、本実施形態の変形例に係る燃料供給装置における加熱量の時間変化および弁開度の時間変化について、図6および図7を用いて説明する。なお、本実施形態の変形例に係る燃料供給装置における目標圧力Ptの時間変化は図3と同様である。
図4に実線で示すように、本実施形態では、目標圧力Ptを時刻T1から時刻T2まで一定の勾配で増加させる際に、加熱量Qを時刻T1から時刻T2まで一定の勾配で増加させている。一方、本実施形態の変形例では、図6に実線で示すように、加熱量Qを時刻T1から時刻T4まで一定の勾配で増加させた後、時刻T4を経過した後に加熱量Qの増加率を一時的に増加させている。また、時刻T2において第2加熱量Q2よりも多い第3加熱量Q3とし、その後に第2加熱量Q2に減少させている。
図7に実線で示すように、時刻T4は、弁開度が第2開度O2となる時刻である。制御部90は、圧力調整弁42の弁開度が第2開度O2となったことに応じて、圧力調整弁42の弁開度を第2開度O2から第3開度O3まで増加させ、その後に第1開度O1を維持するように制御する。
制御部90が、圧力調整弁42の弁開度を第2開度O2となったことに応じて増加させているのは、圧力調整弁42の弁開度が過度に小さくならないように第2開度O2を下限値として設定しているからである。また、制御部90が、時刻T4を経過した後に加熱量Qの増加率を一時的に増加させているのは、圧力調整弁42の弁開度の下限値を第2開度O2に設定したことにより、圧力センサ50が検出する圧力が目標圧力Ptを下回ってしまうため、その下回った圧力を補正するためである。
また、図4に点線で示すように、本実施形態では、目標圧力Ptを時刻T1から時刻T2まで一定の勾配で減少させる際に、加熱量Qを時刻T1から時刻T2まで一定の勾配で減少させている。一方、本実施形態の変形例では、図6に点線で示すように、加熱量Qを時刻T1から時刻T4まで一定の勾配で減少させた後、時刻T4を経過した後に加熱量Qの減少率を一時的に増加させている。また、時刻T2において第1加熱量Q1よりも少ない第4加熱量Q4とし、その後に第1加熱量Q1に減少させている。
図7に点線で示すように、時刻T4は、弁開度が第4開度O4となる時刻である。制御部90は、圧力調整弁42の弁開度が第4開度O4となったことに応じて、圧力調整弁42の弁開度を第4開度O4から第5開度O5まで減少させ、その後に第1開度O1を維持するように制御する。
制御部90が、圧力調整弁42の弁開度を第4開度O4となったことに応じて減少させているのは、圧力調整弁42の弁開度が過度に大きくならないように第4開度O4を上限値として設定しているからである。また、制御部90が、時刻T4を経過した後に加熱量Qの減少率を一時的に増加させているのは、圧力調整弁42の弁開度の上限値を第4開度O4に設定したことにより、圧力センサ50が検出する圧力が目標圧力Ptを上回ってしまうため、その上回った圧力を補正するためである。
以上説明した本実施形態の燃料供給装置100が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態に係る燃料供給装置100によれば、圧力容器20に液体燃料と液体燃料が気化した燃料ガスとが保持されており、流量調整部40が、圧力容器20の内部の圧力を調整することにより、バーナ210からボイラ200へ供給される液体燃料の流量が調整される。
貯留タンク10から圧力容器20へ液体燃料を導く第2配管L2、及び圧力容器20からバーナ210へ液体燃料を導く第1配管L1には、液体燃料を減圧する弁が設けられていないため、第2配管L2及び第1配管L1内で液体燃料を気化させることなく安定的に液体燃料をバーナ210へ供給することができる。
本実施形態の燃料供給装置100によれば、圧力容器20に保持される液体燃料を加熱部41により加熱することで圧力容器20の内部の圧力を調整(増加)することができる。
本実施形態の燃料供給装置100によれば、圧力容器20の上部に接続される第3配管L3に配置された圧力調整弁42により圧力容器20に保持される燃料ガスの排出量を調整することで、圧力容器20の内部の圧力を調整(減少)することができる。
本実施形態の燃料供給装置100によれば、流量調整部40が、第1配管L1に配置される圧力センサ50が検出する液体燃料の圧力が所定の目標圧力Ptになるように調整することで、バーナ210からボイラ200へ供給される液体燃料の流量を適切に調整することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本開示の第2実施形態に係る燃料供給装置100Aについて説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の燃料供給装置100Aは、流量検出部60を備える点で第1実施形態の燃料供給装置100と異なる。流量検出部60は、第1配管L1に配置されるとともに第1配管L1を流通する液体燃料の流量を検出する装置である。流量検出部60が検出する流量は、制御部90に伝達される。
本実施形態において、制御部90は、流量検出部60が検出する流量が所定の目標流量となるように供給ポンプ30を制御する。供給ポンプ30は、例えば、スクリューポンプなどの容積式ポンプである。制御部90は、供給ポンプを回転駆動する電動機の回転数を制御することにより供給ポンプ30から吐出される液体燃料の流量を調整する。
本実施形態の燃料供給装置100Aによれば、供給ポンプ30から吐出される液体燃料の流量が、第1配管L1に配置された流量検出部60が検出する液体燃料の流量と等しくなるように制御する。これにより、圧力容器20の内部の圧力を調整するために必要な量の液体燃料が圧力容器20に保持され、所定の目標流量の液体燃料をバーナ210からボイラ200へ供給することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本開示の第3実施形態に係る燃料供給装置100Bについて説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態の燃料供給装置100Bは、液体燃料検出部70を備える点で第1実施形態の燃料供給装置100と異なる。液体燃料検出部70は、圧力容器20に保持される液体燃料の量を検出するセンサである。液体燃料検出部70は、例えば、圧力容器20に保持される液体燃料の液面の高さを検出することにより、圧力容器20に保持される液体燃料の量を検出する。液体燃料検出部70が検出する液体燃料の量は、制御部90に伝達される。
本実施形態において、制御部90は、液体燃料検出部70が検出する液体燃料の量が、所定の目標量(圧力容器20の内部の圧力を調整するために必要な量)となるように供給ポンプ30を制御する。供給ポンプ30は、例えば、スクリューポンプなどの容積式ポンプである。制御部90は、供給ポンプ30を回転駆動する電動機の回転数を制御することにより供給ポンプ30から吐出される液体燃料の量を調整する。
本実施形態の燃料供給装置100Bによれば、液体燃料検出部70により検出される圧力容器20に保持される液体燃料の量が、所定の目標量となるように供給ポンプ30を制御する。これにより、圧力容器20の内部の圧力を調整するために必要な量の液体燃料が圧力容器20に保持され、所定の目標流量の液体燃料をバーナ210からボイラ200へ供給することができる。
〔第4実施形態〕
次に、本開示の第4実施形態に係る燃料供給装置100Cについて説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
第1実施形態の燃料供給装置100において、流量調整部40は、圧力容器20の上方に保持される燃料ガスの排出量を調整して圧力容器20の内部の圧力を調整するものであった。それに対して、本実施形態の流量調整部40Cは、貯留タンク(圧力容器)10に保持される燃料ガスの圧力を調整するものである。
図10に示すように、本実施形態の流量調整部40Cは、貯留タンク10の気相領域B2に保持される燃料ガスの排出量を調整して貯留タンク10の内部の圧力を調整することにより、第1配管L1を介してバーナ210からボイラ200へ供給される液体燃料の流量を調整する装置である。流量調整部40Cは、加熱部41Cと、圧力調整弁42Cと、を有する。
加熱部41Cは、貯留タンク10の液相領域B1に保持される液体燃料を加熱することにより液体燃料の一部を気化させ、貯留タンク10の内部の圧力を上昇させる装置である。加熱部41Cは、制御部90から伝達される制御信号に応じた加熱量を発生するようにヒータ41Caを加熱する。
圧力調整弁42Cは、第4配管L4に配置されるとともに貯留タンク10の気相領域B2に保持される燃料ガスの排出量を調整する弁である。圧力調整弁42Cの弁開度は、制御部90から伝達される制御信号により調整される。圧力調整弁42Cを通過した燃料ガスは、第4配管L4を介して図示しない液体燃料回収設備(例えば、アンモニア回収設備)に導かれる。
制御部90は、圧力センサ50が検出する圧力が所定の目標圧力となるように流量調整部40Cを制御する。流量調整部40Cは、制御部90から伝達される制御信号に基づいて、圧力センサ50が検出する圧力が所定の目標圧力となるように、貯留タンク10の気相領域B2に保持される燃料ガスの圧力を調整する。
本実施形態の燃料供給装置100Cによれば、液体燃料を貯留するための貯留タンク10を用いてバーナ210に供給される液体燃料の流量を調整することができる。すなわち、貯留タンク10に、液体燃料を貯留する機能と、バーナ210に供給される液体燃料の流量を調整する機能の双方を持たせることができる。
〔第5実施形態〕
次に、本開示の第5実施形態に係る燃料供給装置100Dについて説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態の燃料供給装置100Dは、圧力容器20Cに加熱部41を備えていない。また、圧力容器20Cには、気相領域A2の体積を検知するためのセンサ70Cを備えている。気相領域A2の体積は、圧力容器20Cの液相領域A1の液面高さを検知することにより算出するようにしてもよい。
第3配管L3には流量調整部40Dとして機能する排出弁42Dが配置され、圧力容器20Cの気相領域A2に保持される燃料ガスを貯留タンク10の気相領域B2へ排出する。排出弁42Dを通過した燃料ガスは、図示しない液体燃料回収設備に導かれてもよい。排出弁42Dの弁開度は、制御部90から伝達される制御信号により調整される。制御部90は、センサ70Cが検知する気相領域A2の体積が所定値より小さくなるように排出弁42Dを制御する。
本実施形態の燃料供給装置100Dによれば、圧力容器20Cに気相領域A2を設け、気相領域A2から排出弁42Dを介して燃料ガスを排出する。これにより液体燃料に燃料ガスが混入した状態で圧力容器20Cに供給されたとしても、圧力容器20Cで燃料ガスを分離してバーナ210に燃料ガスが供給されないようにして、バーナ210での燃焼が不安定になることを回避することができる。
〔第6実施形態〕
次に、本開示の第6実施形態に係る燃料供給装置100Eについて説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態の燃料供給装置100Eは、流量調整部40が単位時間当たりに変化可能な加熱量が異なるヒータ41bおよびヒータ41cを有し、弁容量(弁開度とCV値の関係)が異なる圧力調整弁42および圧力調整弁43を有する。
ヒータ41cは、ヒータ41bよりも単位時間当たりに変化可能な加熱量が大きい、即ち、時間応答性の高い、例えば、電気ヒータにより構成されている。ヒータ41bは、ヒータ41cよりも単位時間当たりに変化可能な加熱量が小さい、即ち、時間応答性の低い、例えば、蒸気ヒータにより構成されている。一方で、ヒータ41bの加熱量の絶対値は、ヒータ41cの加熱量の絶対値よりも大きい。
制御部90は、圧力センサ50が検出する圧力と目標圧力Ptとの差が小さい場合は、応答性の高いヒータ41cを用いて加熱し、圧力センサ50が検出する圧力と目標圧力Ptとの差が大きい場合は、ヒータ41bとヒータ41cの双方を用いて加熱するよう制御する。
本実施形態の燃料供給装置100Dによれば、単位時間当たりに変化可能な加熱量が異なる複数のヒータ41b,41cを用いることより、変化させる加熱量が少ない場合は、単位時間当たりに変化可能な加熱量が大きいヒータ41cを用いて応答性を高めることができる。また、変化させる加熱量が多い場合は、単位時間当たりに変化可能な加熱量は小さいが加熱量の絶対値が大きいヒータ41bを併用することにより、加熱量を好適に制御することができる。
圧力調整弁43は、圧力調整弁42よりも弁容量が小さいが、細かな制御が可能(制御精度が高い)である。一方で、圧力調整弁42は、圧力調整弁43よりも弁容量が大きいが、制御精度が低い。
制御部90は、圧力センサ50が検出する圧力と目標圧力Ptとの差が小さい場合は、制御精度が高い圧力調整弁43を用いて流量を調整し、圧力センサ50が検出する圧力と目標圧力Ptとの差が大きい場合は、圧力調整弁42と圧力調整弁43の双方を用いて流量を調整するよう制御する。
本実施形態の燃料供給装置100Dによれば、弁容量が異なる複数の圧力調整弁42,43を用いることより、変化させる流量が少ない場合は、弁容量が小さい圧力調整弁43を用いて制御精度を高めることができる。また、変化させる流量が多い場合は、弁容量が大きい圧力調整弁42を併用することにより、適切に流量を制御することができる。
以上説明した実施形態に記載の燃料供給装置は、例えば以下のように把握される。
本開示に係る燃料供給装置(100)は、液体燃料をバーナ(210)へ供給する燃料供給装置(100)であって、前記液体燃料と前記液体燃料が気化した燃料ガスとを保持する圧力容器(20)と、前記圧力容器から前記バーナへ前記液体燃料を導く第1配管(L1)と、前記圧力容器内部の圧力を調整することにより、前記圧力容器から前記第1配管を介して前記バーナへ供給される前記液体燃料の流量を調整する流量調整部(40)と、を備える。
本開示に係る燃料供給装置によれば、圧力容器に液体燃料と液体燃料が気化した燃料ガスとが保持されており、流量調整部が、圧力容器の内部の圧力を調整することにより、圧力容器からバーナへ供給される液体燃料の流量が調整される。圧力容器からバーナへ液体燃料を導く第1配管には液体燃料を減圧する弁が設けられていないため、第1配管内で液体燃料を気化させることなく安定的に液体燃料をバーナへ供給することができる。
本開示に係る燃料供給装置においては、前記液体燃料を貯留する貯留部(10)と、前記貯留部から前記圧力容器へ前記液体燃料を導く第2配管(L2)と、前記第2配管に配置されるとともに前記貯留部から前記圧力容器へ前記液体燃料を供給する供給ポンプ(30)と、を備える構成であってもよい。
本構成の燃料供給装置によれば、貯留部に貯留された液体燃料を、供給ポンプにより、第2配管を介して貯留部から圧力容器へ供給することができる。
本開示に係る燃料供給装置において、前記流量調整部は、前記液体燃料を加熱することにより前記液体燃料を気化させて前記圧力容器内部の圧力を上昇させる加熱部(41)を有する構成であってもよい。
本構成の燃料供給装置によれば、圧力容器に保持される液体燃料を加熱部により加熱することで圧力容器の内部の圧力を調整することができる。
上記構成に係る燃料供給装置において、前記流量調整部は、単位時間当たりに変化可能な加熱量が異なる複数の前記加熱部を有する態様であってもよい。
本態様の燃料供給装置によれば、単位時間当たりに変化可能な加熱量が異なる複数の加熱部を用いることより、増加させる加熱量が少ない場合は単位時間当たりに変化可能な加熱量が大きい加熱部を用いて応答性を高めることができる。また、増加させる発熱量が多い場合は単位時間当たりに変化可能な加熱量は小さいが加熱量の絶対値が大きい加熱部を用いて適切に発熱量を増加させることができる。
本開示に係る燃料供給装置において、前記流量調整部は、前記圧力容器の上部に接続されるとともに前記圧力容器に保持される前記燃料ガスを外部へ導く第3配管(L3)を備え、前記流量調整部は、前記第3配管に配置されるとともに前記圧力容器内部の圧力を調整する圧力調整弁(42)を有する構成であってもよい。
本構成の燃料供給装置によれば、圧力容器の上部に接続される第3配管に配置された圧力調整弁により圧力容器の内部の圧力を調整することができる。
上記構成に係る燃料供給装置において、前記流量調整部は、弁容量が異なる複数の前記圧力調整弁を有する態様であってもよい。
本態様の燃料供給装置によれば、弁容量が異なる複数の圧力調整弁を用いることより、増加させる流量が少ない場合、弁容量は小さいが制御精度が高い圧力調整弁を用いて制御精度を高めることができる。また、増加させる流量が多い場合は弁容量が大きい圧力調整弁を用いて適切に流量を増加させることができる。
本開示に係る燃料供給装置において、前記第1配管に配置されるとともに前記第1配管を流通する前記液体燃料の圧力を検出する圧力検出部(50)を備え、前記流量調整部は、前記圧力検出部が検出する圧力が所定の目標圧力となるように前記圧力容器の内部の圧力を調整する構成であってもよい。
本構成の燃料供給装置によれば、流量調整部が、第1配管に配置される圧力検出部が検出する液体燃料の圧力が所定の目標圧力になるように調整することで、バーナからボイラへ供給される液体燃料の流量を適切に調整することができる。
本開示に係る燃料供給装置においては、前記第1配管に配置されるとともに前記第1配管を流通する前記液体燃料の流量を検出する流量検出部(60)と、前記流量検出部が検出する流量が所定の目標流量となるように前記供給ポンプを制御する制御部(90)と、を備える構成であってもよい。
本構成の燃料供給装置によれば、第1配管に配置された流量検出部が検出する液体燃料の流量が所定の目標流量となるように供給ポンプを制御することにより、圧力容器の内部の圧力を調整するために必要な量の液体燃料が圧力容器に保持され、所定の目標流量の液体燃料をバーナからボイラへ供給することができる。
本開示に係る燃料供給装置においては、前記圧力容器に保持される前記液体燃料の量を検出する液体燃料検出部(70)と、前記液体燃料検出部が検出する前記液体燃料の量が所定の目標量となるように前記供給ポンプを制御する制御部(90)と、を備える構成であってもよい。
本構成の燃料供給装置によれば、液体燃料検出部により検出される圧力容器に保持される液体燃料の量が所定の目標量となるように供給ポンプを制御することにより、圧力容器の内部の圧力を調整するために必要な量の液体燃料が圧力容器に保持され、所定の目標流量の液体燃料をバーナからボイラへ供給することができる。
本開示に係る燃料供給装置においては、前記圧力容器に保持される前記燃料ガスの量を検出する燃料ガス検出部(70C)と、前記燃料ガス検出部が検出する前記燃料ガスの量が所定の目標量より小さくなるように前記流量調整部を制御する制御部(90)と、を備える構成であってもよい。
本構成の燃料供給装置によれば、液体燃料に燃料ガスが混入した状態で圧力容器に供給されたとしても、圧力容器で燃料ガスを分離してバーナに燃料ガスが供給されないようにして、バーナでの燃焼が不安定になることを回避することができる。
本開示に係る燃料供給装置において、前記液体燃料は、大気圧における沸点が80℃以下の液体燃料とする構成が好ましい。
上記構成に係る燃料供給装置において、前記液体燃料は、アンモニア、アンモニア水溶液、ジメチルエーテル、メタノール、メタノール水溶液、エタノール、エタノール水溶液、ナフサ、または原油とするのが好ましい。
以上説明した実施形態に記載の燃料供給装置の制御方法は、例えば以下のように把握される。
本開示に係る燃料供給装置の制御方法は、液体燃料をバーナへ供給する燃料供給装置の制御方法であって、前記燃料供給装置は、前記液体燃料と前記液体燃料が気化した燃料ガスとを保持する圧力容器と、前記圧力容器から前記バーナへ前記液体燃料を導く第1配管と、を有し、前記圧力容器内部の圧力を調整することにより、前記第1配管を介して前記圧力容器から前記バーナへ供給される前記液体燃料の流量を調整する制御工程を備える。
本開示に係る燃料供給装置の制御方法によれば、圧力容器に液体燃料と液体燃料が気化した燃料ガスとが保持されており、制御工程が、圧力容器の内部の圧力を調整することにより、圧力容器からバーナへ供給される液体燃料の流量が調整される。圧力容器からバーナへ液体燃料を導く第1配管には液体燃料を減圧する弁が設けられていないため、第1配管内で液体燃料を気化させることなく安定的に液体燃料をバーナへ供給することができる。
10 貯留タンク(圧力容器)
20 圧力容器
30 供給ポンプ
40,40C 流量調整部
41,41C 加熱部
41a,41b,41c,41Ca ヒータ
42,42C,43 圧力調整弁
42D 排出弁
50 圧力センサ(圧力検出部)
60 流量検出部
70 液体燃料検出部
90 制御部
100,100A,100B,100C,100D 燃料供給装置
200 ボイラ
210 バーナ
A1,B1 液相領域
A2,B2 気相領域
L1 第1配管
L2 第2配管
L3 第3配管
L4 第4配管
Pt 目標圧力
Q 加熱量

Claims (13)

  1. 液体燃料をバーナへ供給する燃料供給装置であって、
    前記液体燃料と前記液体燃料が気化した燃料ガスとを保持する圧力容器と、
    前記圧力容器から前記バーナへ前記液体燃料を導く第1配管と、
    前記圧力容器の内部の圧力を調整することにより、前記圧力容器から前記第1配管を介して前記バーナへ供給される前記液体燃料の流量を調整する流量調整部と、を備える燃料供給装置。
  2. 前記液体燃料を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から前記圧力容器へ前記液体燃料を導く第2配管と、
    前記第2配管に配置されるとともに前記貯留部から前記圧力容器へ前記液体燃料を供給する供給ポンプと、を備える請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記流量調整部は、前記液体燃料を加熱することにより前記液体燃料を気化させて前記圧力容器の内部の圧力を上昇させる加熱部を有する請求項1または請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記流量調整部は、単位時間当たりに変化可能な加熱量が異なる複数の前記加熱部を有する請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記圧力容器の上部に接続されるとともに前記圧力容器に保持される前記燃料ガスを外部へ導く第3配管を備え、
    前記流量調整部は、前記第3配管に配置されるとともに前記圧力容器の内部の圧力を調整する圧力調整弁を有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  6. 前記流量調整部は、弁容量が異なる複数の前記圧力調整弁を有する請求項5に記載の燃料供給装置。
  7. 前記第1配管に配置されるとともに前記第1配管を流通する前記液体燃料の圧力を検出する圧力検出部を備え、
    前記流量調整部は、前記圧力検出部が検出する圧力が所定の目標圧力となるように前記圧力容器の内部の圧力を調整する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  8. 前記第1配管に配置されるとともに前記第1配管を流通する前記液体燃料の流量を検出する流量検出部と、
    前記流量検出部が検出する流量が所定の目標流量となるように前記供給ポンプを制御する制御部と、を備える請求項2に記載の燃料供給装置。
  9. 前記圧力容器に保持される前記液体燃料の量を検出する液体燃料検出部と、
    前記液体燃料検出部が検出する前記液体燃料の量が所定の目標量となるように前記供給ポンプを制御する制御部と、を備える請求項2に記載の燃料供給装置。
  10. 前記圧力容器に保持される前記燃料ガスの量を検出する燃料ガス検出部と、
    前記燃料ガス検出部が検出する前記燃料ガスの量が所定の目標量より小さくなるように前記流量調整部を制御する制御部と、を備える請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  11. 前記液体燃料は、大気圧における沸点が80℃以下の液体燃料である請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  12. 前記液体燃料は、アンモニア、アンモニア水溶液、ジメチルエーテル、メタノール、メタノール水溶液、エタノール、エタノール水溶液、ナフサ、または原油である請求項11に記載の燃料供給装置。
  13. 液体燃料をバーナへ供給する燃料供給装置の制御方法であって、
    前記燃料供給装置は、
    前記液体燃料と前記液体燃料が気化した燃料ガスとを保持する圧力容器と、
    前記圧力容器から前記バーナへ前記液体燃料を導く第1配管と、を有し、
    前記圧力容器の内部の圧力を調整することにより、前記第1配管を介して前記圧力容器から前記バーナへ供給される前記液体燃料の流量を調整する制御工程を備える燃料供給装置の制御方法。
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