JP2023027811A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、現行キーワードの現状の検索者層が普及の初期段階に出現していた過去の流行キーワードの成長過程把握による現行キーワードの成長戦略策定を行う場合を例に挙げて説明する。
情報提供装置100は、伸ばしたいキーワードの現在の検索者層の中心が20代である場合に、20代の検索ユーザがイノベーターフェーズに多く含まれている流行キーワードを抽出し、抽出された流行キーワードにおいて40代の検索ユーザが増えてトレンドになっていく傾向にあったと判明した場合、伸ばしたいキーワードについても今後は40代の検索ユーザを増やしていく方向での戦略策定を行う。例えば、情報提供装置100は、伸ばしたいキーワードをイノベーターフェーズから次のフェーズ(アーリーアダプターフェーズ)に移行させるために、イノベーターフェーズの検索者層が現在の検索者層と同じ属性を持つ流行りのキーワードを特定し、流行りのキーワードのイノベーターフェーズの次のフェーズの検索者層と同じ属性のユーザに、伸ばしたいキーワードに関する広告を出すという戦略を策定する。
情報提供装置100は、伸ばしたいキーワードの現在の検索者層の中心が20代である場合に、20代の検索ユーザがイノベーターフェーズに多く含まれている流行キーワードを抽出し、抽出された流行キーワードにおいてイノベーターフェーズに40代の検索ユーザも多く含まれているとトレンドになっていく傾向にあったと判明した場合、伸ばしたいキーワードについてもイノベーターとして40代の検索ユーザを増やしていく方向での戦略策定を行う。例えば、情報提供装置100は、伸ばしたいキーワードの検索者層のテコ入れのために、イノベーターフェーズの検索者層のうち少なくとも一部が現在の検索者層と同じ属性を持つ流行りのキーワードを特定し、流行りのキーワードのイノベーターフェーズの検索者層と同じ属性を持つユーザのうち、現在の検索者層に含まれていないユーザ(伸ばしたいキーワードをまだ検索していないユーザ)に、伸ばしたいキーワードに関する広告を出すという戦略を策定する。
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報提供装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図3に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10と情報提供装置100とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
次に、図4を用いて、端末装置10の構成について説明する。図4は、端末装置10の構成例を示す図である。図4に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、センサ部20と、制御部30(コントローラ)と、記憶部40とを備える。
通信部11は、ネットワークN(図3参照)と有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報提供装置100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)やアンテナ等によって実現される。
表示部12は、位置情報等の各種情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)である。また、表示部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
入力部13は、利用者Uから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、入力部13は、文字や数字等を入力するためのボタン等を有する。なお、入力部13は、入出力ポート(I/O port)やUSB(Universal Serial Bus)ポート等であってもよい。また、表示部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部12の一部が入力部13として機能する。また、入力部13は、利用者Uから音声入力を受け付けるマイク等であってもよい。マイクはワイヤレスであってもよい。
測位部14は、GPS(Global Positioning System)の衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて、自装置である端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度)を取得する。すなわち、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。なお、GPSは、GNSS(Global Navigation Satellite System)の一例に過ぎない。
例えば、測位部14は、端末装置10のWi-Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、端末装置10の位置を測位する。具体的には、測位部14は、Wi-Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、端末装置10の位置を測位する。
また、測位部14は、端末装置10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を測位してもよい。例えば、測位部14は、Bluetooth(登録商標)機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、端末装置10の位置を測位する。
また、測位部14は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、端末装置10が備える地磁気センサとに基づいて、端末装置10の位置を測位する。
また、例えば、端末装置10が駅改札や店舗等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、端末装置10によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。測位部14は、かかる情報を取得することで、端末装置10の位置を測位してもよい。また、位置は、端末装置10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって測位されてもよい。
センサ部20は、端末装置10に搭載又は接続される各種のセンサを含む。なお、接続は、有線接続、無線接続を問わない。例えば、センサ類は、ウェアラブルデバイスやワイヤレスデバイス等、端末装置10以外の検知装置であってもよい。図4に示す例では、センサ部20は、加速度センサ21と、ジャイロセンサ22と、気圧センサ23と、気温センサ24と、音センサ25と、光センサ26と、磁気センサ27と、画像センサ(カメラ)28とを備える。
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、送信部31と、受信部32と、処理部33とを備える。
送信部31は、例えば入力部13を用いて利用者Uにより入力された各種情報や、端末装置10に搭載又は接続された各センサ21~28によって検知された各種情報、測位部14によって測位された端末装置10の位置情報等を、通信部11を介して情報提供装置100へ送信することができる。
受信部32は、通信部11を介して、情報提供装置100から提供される各種情報や、情報提供装置100からの各種情報の要求を受信することができる。
処理部33は、表示部12等を含め、端末装置10全体を制御する。例えば、処理部33は、送信部31によって送信される各種情報や、受信部32によって受信された情報提供装置100からの各種情報を表示部12へ出力して表示させることができる。
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40には、各種プログラムや各種データ等が記憶される。
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報提供装置100の構成について説明する。図5は、実施形態に係る情報提供装置100の構成例を示す図である。図5に示すように、情報提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークN(図3参照)と有線又は無線で接続される。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、HDD、SSD、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図5に示すように、記憶部120は、利用者情報データベース121と、履歴情報データベース122と、テーブル情報データベース123とを有する。
利用者情報データベース121は、利用者Uに関する利用者情報を記憶する。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図6は、利用者情報データベース121の一例を示す図である。図6に示した例では、利用者情報データベース121は、「利用者ID(Identifier)」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「興味」といった項目を有する。
履歴情報データベース122は、利用者Uの行動を示す履歴情報(ログデータ)に関する各種情報を記憶する。図7は、履歴情報データベース122の一例を示す図である。図7に示した例では、履歴情報データベース122は、「利用者ID」、「位置履歴」、「検索履歴」、「閲覧履歴」、「購買履歴」、「投稿履歴」といった項目を有する。
テーブル情報データベース123は、テーブルTに関する各種情報を記憶する。図8は、テーブル情報データベース123の一例を示す図である。図8に示した例では、テーブル情報データベース123は、「キーワード」、「利用者ID」、「初回検索タイミング」といった項目を有する。
図5に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、情報提供装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図5に示す例では、制御部130は、取得部131と、作成部132と、抽出部133と、推定部134と、提供部135とを有する。
取得部131は、通信部110を介して、利用者Uにより検索エンジンやサイト又はアプリの検索窓に入力されたキーワードを取得する。本実施形態では、取得部131は、利用者Uにより入力された特定キーワードを取得する。例えば、特定キーワードは、流行になる前のキーワード、すなわち今後検索数を伸ばしたいキーワード等である。
作成部132は、取得されたキーワードに基づいて、ユーザと検索キーワードと検索キーワードの初回検索タイミングとを集計したテーブルTを作成する。このとき、作成部132は、キーワードごとにキーワードの検索数を累積し、累積されたキーワードの検索数内でユーザが該キーワードを最初に検索したタイミングを初回検索タイミングとして集計する。なお、実際には、作成部132は、ユーザと検索キーワードと検索キーワードの初回検索タイミングとを集計する集計部を含んでいてもよい。
抽出部133は、ユーザ抽出部133Aと、流行ワード抽出部133Bとを含む。ユーザ抽出部133Aは、特定キーワードを検索した現状のユーザ層を抽出する。流行ワード抽出部133Bは、テーブルTから、特定キーワードの現状のユーザ層と同じ特徴を持つユーザ層がイノベーターフェーズ(普及の初期段階)に含まれる過去の流行キーワードを抽出する。
推定部134は、特定キーワードを検索したユーザ層(検索者層)が過去に検索した流行キーワードの検索実績に基づいて特定キーワードの検索を推奨すべき対象ユーザ層を推定する。本実施形態では、推定部134は、抽出された流行キーワードの検索ユーザ層の遷移(移り変わり、推移)に基づいて特定キーワードの検索を推奨すべき対象ユーザ層を推定する。
提供部135は、通信部110を介して、対象ユーザ層に対して特定キーワードに関するコンテンツを提供する。例えば、提供部135は、対象となる利用者Uの端末装置10に、特定キーワードに関する広告を提供する。また、提供部135は、対象となる利用者Uが特定キーワードに興味・関心を持つように、キーワード検索の結果を編集してもよい。すなわち、提供部135は、編集された検索結果をコンテンツとして提供してもよい。
次に、図9を用いて実施形態に係る情報提供装置100による処理手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、情報提供装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
上述した端末装置10及び情報提供装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上述してきたように、本願に係る情報処理装置(情報提供装置100)は、特定ワードを検索したユーザ層が過去に検索した流行ワードの検索実績に基づいて特定ワードの検索を推奨すべき対象ユーザ層を推定する推定部134と、対象ユーザ層に対して特定ワードに関するコンテンツを提供する提供部135と、を備える。
また、上述した実施形態に係る端末装置10や情報提供装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報提供装置100を例に挙げて説明する。図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
10 端末装置
100 情報提供装置
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報データベース
122 履歴情報データベース
123 テーブル情報データベース
130 制御部
131 取得部
132 作成部
133 抽出部
133A ユーザ抽出部
133B 流行ワード抽出部
134 推定部
135 提供部
Claims (10)
- 特定ワードを検索したユーザ層が過去に検索した流行ワードの検索実績に基づいて前記特定ワードの検索を推奨すべき対象ユーザ層を推定する推定部と、
前記対象ユーザ層に対して前記特定ワードに関するコンテンツを提供する提供部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - ユーザと検索ワードと前記検索ワードの初回検索タイミングとを集計したテーブルを作成する作成部と、
前記特定ワードを検索した現状のユーザ層を抽出するユーザ抽出部と、
前記テーブルから、前記現状のユーザ層と同じ特徴を持つユーザ層がイノベーターフェーズに含まれる過去の流行ワードを抽出する流行ワード抽出部と、
をさらに備え、
前記推定部は、抽出された流行ワードの検索ユーザ層の遷移に基づいて前記特定ワードの検索を推奨すべき対象ユーザ層を推定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記推定部は、抽出された流行ワードのイノベーターフェーズの次のフェーズに含まれるユーザ層と同じ特徴を持つユーザ層を、前記特定ワードの検索を推奨すべき対象ユーザ層として推定する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記推定部は、抽出された流行ワードのイノベーターフェーズに含まれるユーザ層と同じ特徴を持つユーザ層のうち、前記現状のユーザ層にまだ含まれていないユーザ層を、前記特定ワードの検索を推奨すべき対象ユーザ層として推定する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。 - 前記流行ワード抽出部は、前記テーブルから、前記現状のユーザ層と同じ属性を持つユーザ層がイノベーターフェーズに含まれる過去の流行ワードを抽出する
ことを特徴とする請求項2~4のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記流行ワード抽出部は、前記テーブルから、前記現状のユーザ層と、デモグラフィック、サイコグラフィック、ジオグラフィック、及びベヘイビオラルの各属性のうち少なくとも一部の属性が共通するユーザ層がイノベーターフェーズに含まれる過去の流行ワードを抽出する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記作成部は、ワードごとにワードの検索数を累積し、累積されたワードの検索数内でユーザが該ワードを最初に検索したタイミングを初回検索タイミングとして集計する
ことを特徴とする請求項2~6のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記流行ワード抽出部は、過去の流行ワードを抽出する際、流行ワードの現在までに行われた全ての検索のうち最初の検索を0%、直近の検索を100%として、ユーザの初回検索タイミングが所定の割合の範囲内である流行ワードを抽出する
ことを特徴とする請求項2~7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
特定ワードを検索したユーザ層が過去に検索した流行ワードの検索実績に基づいて前記特定ワードの検索を推奨すべき対象ユーザ層を推定する推定工程と、
前記対象ユーザ層に対して前記特定ワードに関するコンテンツを提供する提供工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 特定ワードを検索したユーザ層が過去に検索した流行ワードの検索実績に基づいて前記特定ワードの検索を推奨すべき対象ユーザ層を推定する推定手順と、
前記対象ユーザ層に対して前記特定ワードに関するコンテンツを提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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