JP2023027547A - 画像形成装置 - Google Patents

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健之 須田
Takeyuki Suda
亮 三上
Akira Mikami
和久 小泉
Kazuhisa Koizumi
哲博 吉本
Tetsuhiro Yoshimoto
裕信 今野
Hironobu Konno
享彬 土士田
Masaaki Doshida
佳祐 北島
Keisuke Kitajima
慎一 磯▲崎▼
Shinichi Isozaki
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Abstract

【課題】照り返しの影響を抑制して検出用画像の検出精度を維持する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、画像形成条件に基づいて記録紙にジョブによるユーザ画像と画像形成条件を補正するための検出用画像を形成するプリンタ150と、記録紙に光を照射し、その反射光を受光することで記録紙に形成された画像を主走査方向に読み取るリーダ160と、リーダ160による検出用画像の読取結果に基づいて画像形成条件を調整するコントローラ110と、を備える。コントローラ110は、副走査方向に複数のテスト画像を含む検出用画像を形成させる。コントローラ110は、所定のテスト画像に対して主走査方向と副走査方向に位置する画像の読取結果に基づく照り返し補正率により、所定のテスト画像の読取結果を補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷物上に印刷する画像の画質を安定させる機能を有する画像形成装置に関する。
電子写真プロセスを用いて画像形成を行う画像形成装置では、経時変化や環境変化によって、帯電、現像、転写、定着の各プロセスの特性が変化し、印刷物に形成された画像の画像濃度や色が変化してしまうことがある。そのために画像形成装置では画像安定化制御が行われている。画像安定化制御は、像担持体上に形成した画像濃度検出用の検出用画像を光学センサにより検出し、その検出結果に基づいて印刷物に印刷する画像が適切な画像濃度となるように画像形成条件を調整する制御である。画像形成条件とは、像担持体の帯電量や、像担持体を走査するレーザの発光エネルギー量等の画像形成時の各種設定である。
画像安定化制御は、記録紙に転写される前の画像の画像濃度に基づいて行われる制御である。そのため、記録紙に転写された後の画像の画像濃度の変化は制御されない。例えば、環境変動の影響で、感光体や中間転写体から記録紙へ画像を転写する際の転写効率が変動する。転写効率の変動は、記録紙に転写された後の画像の画像濃度に影響する。このようなことから、上記のような画像安定化制御では、最終的な印刷物に形成される画像の画像濃度が安定しない。
これに対して特許文献1は、記録紙上に画像濃度の検出用画像を形成し、画像の定着後に光学センサにより検出用画像を検出し、その検出結果に基づいて画像濃度を調整する画像形成装置を開示する。記録紙の表裏面で検出用画像が重なる位置に形成された場合、いわゆる裏写りにより、画像濃度の正確な検出が困難になる可能性がある。そのために特許文献2は、記録紙の第1面の検出用画像よりも第2面の検出用画像の画像濃度を高くすることで、第2面の検出用画像の検出結果への裏写りの影響を抑制する画像形成装置を開示する。
特開2012-53089号公報 特開2013-15578号公報
検出用画像は、記録紙上に、印刷ジョブに応じた画像(ユーザ画像)と同時に印刷されることがある。この場合、検出用画像に近接する領域に印字されたユーザ画像による光の回り込み(以下、「照り返し」という。)が、検出用画像の検出結果に影響することがある。これは、検出用画像の検出精度の低下を招き、正確な画像形成条件の調整を行えなくなる原因となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、照り返しの影響を抑制して検出用画像の検出精度を維持することができる画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成条件に基づいて記録紙にジョブによるユーザ画像と前記画像形成条件を補正するための検出用画像とを形成する画像形成手段と、前記記録紙に光を照射し、その反射光を受光することで前記記録紙に形成された画像を第1方向に読み取る読取手段と、前記読取手段による前記検出用画像の読取結果に基づいて前記画像形成条件を調整する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1方向に直交する第2方向に複数のテスト画像を含む前記検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記制御手段は、所定のテスト画像に対して前記第1方向と前記第2方向に位置する画像の読取結果に基づく照り返し補正率により、前記所定のテスト画像の読取結果を補正し、補正後の前記所定のテスト画像の読取結果に基づいて前記画像形成条件を調整することを特徴とする。
本発明によれば、照り返しの影響を抑制して検出用画像の検出精度を維持することができる。
印刷システムの構成説明図。 画像形成装置の構成図。 リーダの構成説明図。 ラインセンサの構成説明図。 画像濃度の検出用画像の例示図。 画像濃度検出処理を表すフローチャート。 ラインセンサユニットの読取位置の説明図。 印刷物による反射光の光路の説明図。 印刷物による反射光の光路の説明図。 照り返しの距離特性を表すグラフ。 画像濃度検出処理部の構成図。 メモリに格納される読取データの説明図。 照り返しの距離特性を示すグラフ。 1つのテスト画像分の領域の詳細な説明図。 画素毎の係数の例示図。 画像濃度検出処理を表すフローチャート。 画像濃度検出処理を表すフローチャート。 印刷システムの変形例の構成説明図。 画像形成装置の構成図。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(印刷システム)
図1は、本実施形態の画像形成装置を含む印刷システムの構成説明図である。印刷システム1は、画像形成装置100及びホストコンピュータ101を備える。画像形成装置100とホストコンピュータ101とは、ネットワーク105を介して通信可能に接続される。ネットワーク105は、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、公衆通信回線等の通信回線で構成される。なお、画像形成装置100及びホストコンピュータ101は、ネットワーク105にそれぞれ複数接続されていてもよい。
ホストコンピュータ101は、例えばサーバ装置であり、ネットワーク105を介して画像形成装置100へ印刷ジョブを送信する。印刷ジョブには、画像データ、印刷に使用される記録紙の種類、印刷枚数、両面又は片面印刷の指示等の印刷に必要な各種の情報が含まれる。
画像形成装置100は、コントローラ110、操作パネル120、給紙部140、プリンタ150、及びリーダ160を備える。コントローラ110、操作パネル120、給紙部140、プリンタ150、及びリーダ160は、システムバス116を介して相互に通信可能に接続される。画像形成装置100は、コントローラ110により、ホストコンピュータ101から取得した印刷ジョブに基づいてプリンタ150の動作を制御し、記録紙に画像データに応じた画像を形成する。
コントローラ110は、画像形成装置100の各ユニットの動作を制御する。コントローラ110は、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、及びCPU(Central Processing Unit)114を備える情報処理装置である。コントローラ110は、通信制御部111、及びストレージ115を備える。各モジュールはシステムバス116を介して互いに通信可能に接続される。
通信制御部111は、ネットワーク105を介して、ホストコンピュータ101及び他の装置との通信を行う通信インタフェースである。ストレージ115は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等による大容量記憶装置である。ストレージ115は、コンピュータプログラムや画像形成処理(印刷処理)に用いる各種データを格納する。CPU114は、ROM112やストレージ115に格納されるコンピュータプログラムを実行して画像形成装置100の動作を制御する。RAM113は、CPU114がコンピュータプログラムを実行する際のワークエリアを提供する。
操作パネル120は、ユーザインタフェースであり、入力インタフェース及び出力インタフェースを備える。入力インタフェースは、例えば操作ボタン、テンキー、タッチパネル等である。出力インタフェースは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイ、スピーカ等である。ユーザは、操作パネル120により画像形成装置100に印刷ジョブ、コマンド、及び印刷設定等を入力することができる。操作パネル120は、設定画面や画像形成装置100の状態をディスプレイに表示する。
給紙部140は、記録紙を収容する後述の複数の給紙段を備える。給紙部140は、印刷ジョブで指示される種類の記録紙を、該記録紙を収容する給紙段から給紙する。給紙段には複数枚の記録紙(記録紙束)が収容されており、最上位の記録紙から順に給紙される。給紙部140は、給紙段から給紙した記録紙をプリンタ150へ搬送する。各給紙段には、同じ種類の記録紙が収容されていてもよいが、異なる種類の記録紙が収容されていてもよい。
プリンタ150は、印刷ジョブに含まれる画像データに基づいて、給紙部140から供給される記録紙に画像を印字して印刷物を生成する。リーダ160は、プリンタ150により生成された印刷物から画像を読み取り、読取結果をコントローラ110へ送信する画像読取装置である。リーダ160が読み取る画像は、プリンタ150が画像形成を行う際の画像形成条件を調整するための画像(検出用画像)である。コントローラ110は、リーダ160による検出用画像の読取結果から画質等の画像状態を検出し、検出した画像状態に基づいて画像形成条件を調整する。本実施形態では、コントローラ110は、検出用画像から検出した画像濃度に基づいて画像形成条件を調整する。
(画像形成装置)
図2は、画像形成装置100の構成図である。画像形成装置100は、記録紙の搬送方向の上流側から順に給紙段140a~140e、プリンタ150、リーダ160、及びフィニッシャ190を備える。給紙段140a~140eは、給紙部140を構成する。フィニッシャ190は、プリンタ150により生成された印刷物に後処理を行う後処理装置である。フィニッシャ190は、例えば、複数枚の印刷物に対するステイプル処理やソート処理、或いは記録紙に印字された検出用画像を断裁する断裁処理を行う。
プリンタ150は、それぞれ異なる色の画像を形成する複数の画像形成ユニットを備える。本実施形態のプリンタ150は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像を形成するために、4つの画像形成ユニットを備える。各画像形成ユニットは、形成する画像の色が異なるのみであり、同様の構成で同様の動作を行う。
1つの画像形成ユニットは、感光ドラム153、帯電器220、露光器223、及び現像器152を備える。感光ドラム153は、表面に感光層を有するドラム形状の感光体であり、ドラム軸を中心に、不図示のモータによって矢印R1方向に回転駆動される。帯電器220は、回転する感光ドラム153の表面(感光層)を帯電させる。露光器223は、感光ドラム153の帯電された表面をレーザ光により露光する。レーザ光は、感光ドラム153のドラム軸方向に感光ドラム153の表面を走査する。レーザ光が感光ドラム153の表面を走査する方向がプリンタ150の主走査方向(図2の奥行き方向)である。これにより感光ドラム153の表面には静電潜像が形成される。現像器152は、現像剤(トナー)を用いて静電潜像を現像する。これにより感光ドラム153の表面に静電潜像が顕像化された画像(トナー像)が形成される。
プリンタ150は、各画像形成ユニットで生成されたトナー像が転写される中間転写ベルト154を備える。中間転写ベルト154は、矢印R2方向に回転駆動される。各色のトナー像は、中間転写ベルト154の回転に応じたタイミングで感光ドラム153から中間転写ベルト154へ転写される。これにより中間転写ベルト154には、各色のトナー像が重畳したフルカラーのトナー像が形成される。フルカラーのトナー像は、中間転写ベルト154の回転により、中間転写ベルト154と転写ローラ221とにより形成されるニップ部へ搬送される。フルカラーのトナー像は、ニップ部により記録紙へ転写される。
記録紙は、給紙部140の給紙段140a、140b、140c、140d、140eに収容されており、各画像形成ユニットによる画像形成のタイミングに応じて給送される。記録紙の給送元となる給紙段は、印刷ジョブにより指示される。記録紙は、フルカラーのトナー像が中間転写ベルト154と転写ローラ221とにより形成されるニップ部に搬送されるタイミングで該ニップ部へ搬送される。これにより記録紙の所定の位置にトナー像が転写される。記録紙の搬送方向は、主走査方向に直交する副走査方向である。
プリンタ150は、加熱及び加圧することで、トナー像を記録紙に定着させる第1定着器155及び第2定着器156を備える。第1定着器155は、ヒータを内蔵する定着ローラと、記録紙を定着ローラに圧接させるための加圧ベルトとを備える。定着ローラ及び加圧ベルトは不図示のモータにより駆動されて記録紙を挟持搬送する。第2定着器156は、記録紙の搬送方向において第1定着器よりも下流側に配置される。第2定着器156は、第1定着器155を通過した記録紙上の画像に対するグロスの増加や定着性の担保に用いられる。第2定着器156は、ヒータを内蔵する定着ローラと、ヒータを内蔵する加圧ローラとを備える。記録紙の種類によっては、第2定着器156は使用されない。この場合、記録紙は、第2定着器156へは搬送されず、搬送経路130へ搬送される。そのために、第1定着器155の下流側には、記録紙を搬送経路130と第2定着器156とのいずれかに誘導するフラッパ131が設けられる。
第2定着器156の下流側で搬送経路130が合流した位置の下流側に、搬送経路135と排出経路139とが設けられる。そのために第2定着器156の下流側で搬送経路130が合流する位置には、記録紙を搬送経路135と排出経路139とのいずれかに誘導するためのフラッパ132が設けられる。フラッパ132は、例えば、両面印刷モードにおいて、第1面に画像が形成された記録紙を搬送経路135へ誘導する。フラッパ132は、例えば、フェイスアップ排紙モードにおいて、第1面に画像が形成された記録紙を排出経路139へ誘導する。フラッパ132は、例えば、フェイスダウン排紙モードにおいて、第1面に画像が形成された記録紙を搬送経路135へ誘導する。
搬送経路135へ搬送された記録紙は、反転部136へ搬送される。反転部136に搬送された記録紙は、搬送動作が一旦停止した後、搬送方向が反転される。記録紙は、反転部136から、フラッパ133により搬送経路135と搬送経路138とのいずれかに誘導される。フラッパ133は、例えば、両面印刷モードにおいて、スイッチバックした記録紙を、第2面に画像を印刷するために搬送経路138へ誘導する。搬送経路138へ搬送された記録紙は、中間転写ベルト154と転写ローラ221とのニップ部へ向けて搬送される。これによって、ニップ部を通過するときの記録紙の表裏が反転され、第2面への画像形成が行われる。フラッパ133は、例えば、フェイスダウン排紙モードにおいて、スイッチバックした記録紙を搬送経路135へ誘導する。フラッパ133により搬送経路135へ搬送された記録紙は、フラッパ134によって排出経路139へ誘導される。
プリンタ150で画像形成された記録紙は、排出経路139からリーダ160へ搬送される。リーダ160は、記録紙に形成された画像濃度の検出用画像を読み取る画像読取装置である。なお、記録紙には、印刷ジョブに応じたユーザ画像が検出用画像とともに印刷される。検出用画像は、ユーザ画像が印刷可能な領域外に印刷される。プリンタ150からリーダ160へ搬送された記録紙は、リーダ160内の搬送経路313を搬送される。リーダ160は、搬送経路313に原稿検出センサ311、及びラインセンサユニット312a、312bを備える。ラインセンサユニット312aと搬送経路313との間には、流し読みガラス314aが配置される。ラインセンサユニット312bと搬送経路313との間には、流し読みガラス314bが配置される。リーダ160は、記録紙を搬送経路313に搬送しながら、ラインセンサユニット312a、312bにより記録紙に印刷された検出用画像を読み取る。
原稿検出センサ311は、例えば、発光素子と受光素子とを有する光学センサである。原稿検出センサ311は、搬送経路313を搬送される記録紙の搬送方向先端を検出する。原稿検出センサ311による記録紙の先端の検出結果は、コントローラ110へ送信される。コントローラ110は、原稿検出センサ311による記録紙の先端の検出タイミングに基づいてリーダ160(ラインセンサユニット312a、312b)による読取動作を開始する。
ラインセンサユニット312a、312bは、搬送中の記録紙に形成された検出用画像を読み取る。検出用画像は、記録紙の表面と裏面の両方に印刷される。ラインセンサユニット312a、312bは、両面に形成された検出用画像を一度の通紙で読み取るため、搬送経路313を挟むような位置に設けられる。画像濃度調整を実行する場合、画像形成装置100は、ラインセンサユニット312a、312bにより検出用画像を読み取り、その読取結果から表面、裏面の両面の画像濃度を検出する。コントローラ110は、出力する印刷物に印刷された画像が適切な画像濃度になるように、画像濃度の検出結果に基づいて画像形成条件を調整して、画像形成処理を制御する。
(リーダ)
図3は、リーダ160の構成説明図である。リーダ160は、ラインセンサユニット312a、312b、及び原稿検出センサ311の他に、画像メモリ303及び画像濃度検出処理部305を備える。ラインセンサユニット312a、312b、画像メモリ303、画像濃度検出処理部305、及び原稿検出センサ311は、コントローラ110のCPU114により動作が制御される。
ラインセンサユニット312a、312bは、ラインセンサ301a、301b、メモリ300a、300b、及びADコンバータ302a、302bを含む。ラインセンサ301a、301bは、例えばCIS(Contact Image Sensor)である。メモリ300a、300bには、対応するラインセンサ301a、301bの画素間の光量バラツキ、画素間の段差、画素間の距離等の補正情報が格納される。ADコンバータ302a、302bは、ラインセンサ301a、301bによる読取結果であるアナログ信号を取得する。ADコンバータ302a、302bは、取得したアナログ信号をデジタル信号に変換して、画像濃度検出処理部305へ送信する。デジタル信号は、R(赤)G(緑)B(青)の読取データである。
画像濃度検出処理部305は、ラインセンサユニット312a、312bから取得するRGBの読取データを保存する。詳細は後述するが、ユーザ画像部分の読取結果は複数の領域毎に分割される。CPU114は、画像濃度検出処理部305が保存す読取データを取得する。CPU114は、取得したRGBの読取データから、検出用画像部分とユーザ画像部分のRGBの輝度値の平均値(輝度平均値)を算出する。輝度平均値は分割されたユーザ画像部分の領域毎に算出される。画像濃度検出処理部305は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の半導体装置で構成される。画像濃度検出処理部305の詳細は、後述する。画像メモリ303は、CPU114における画像処理に必要な読取データを記憶する。
(ラインセンサ)
図4は、ラインセンサ301aの構成説明図である。ラインセンサ301bも同様の構成である。ラインセンサ301aは、発光部400a、400b、導光体402a、402b、レンズアレイ403a、及びセンサチップ群401を備える光学センサである。ラインセンサ301aは、略直方体であり長手方向を主走査方向として画像を読み取る。ラインセンサ301a、301bは、主走査方向がプリンタ150の主走査方向と同じになるようにリーダ160に取り付けられる。
発光部400a、400bは、例えば白色発光するLED(Light Emitting Diode)で構成される光源である。導光体402aは、端部に発光部400aが配置されており、発光部400aから出射された光を記録紙に向けて照射する。導光体402bは、端部に発光部400bが配置されており、発光部400bから出射された光を記録紙に向けて照射する。導光体402a、402bは、主走査方向に直線状に形成される。そのためにラインセンサ301は、主走査方向に直線上に光を照射する。ラインセンサユニット312の主走査方向とプリンタ150の主走査方向とは同じ方向である。
レンズアレイ403aは、発光部400a、400bから照射された光の記録紙による反射光をセンサチップ群401aへ導く光学系である。センサチップ群401aは、複数の光電変換素子(センサチップ)が主走査方向に直線上に並んで構成される受光部である。1つのセンサチップが1画素の画像を読み取る。本実施形態の複数のセンサチップは、3ライン構成である。1つのラインにはR(赤)のカラーフィルタが塗布され、他の1つのラインにはG(緑)のカラーフィルタが塗布され、他の1つのラインにはB(青)のカラーフィルタが塗布される。レンズアレイ403aにより導かれた光は、センサチップ群401aの各センサチップの受光面に結像される。
発光部400a、400bから発せられた光は、導光体402a、402b内部を拡散していくとともに、曲率を有した箇所から出射され、記録紙の主走査方向の全域を照明する。導光体402aと導光体402bとは、主走査方向に直交する副走査方向にレンズアレイ403aを挟んで配置される。そのためにラインセンサ301aは、レンズアレイ403a(画像読取ライン)に対して副走査方向の2方向から光を照射する両側照明構成である。ラインセンサユニット312aの副走査方向とプリンタ150の副走査方向とは同じ方向である。
(画像濃度の検出用画像)
図5は、記録紙に形成される画像濃度の検出用画像の例示図である。本実施形態では、印刷ジョブに応じたユーザ画像に検出用画像が付加される。コントローラ110は、ラインセンサユニット312a、312bによる検出用画像の読取結果に基づいて画像濃度を調整する。そのために、リアルタイムな画像濃度の調整が可能である。
斜線部は、ユーザ画像の印字領域を表す。検出用画像は、記録紙の縁部に沿って形成される。図5では、記録紙の主走査方向の両端部に検出用画像が形成される。検出用画像は、一方の辺に沿って2色の検出用画像601、602が形成され、他方の辺に沿って他の2色の検出用画像603、604が形成される。本実施形態の検出用画像601~604は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色であるが、これに限定されない。各色の検出用画像601~604は、ユーザ画像よりも優先して印刷される。
検出用画像601~604は、それぞれ画像濃度を段階的に変化させたテスト画像を組み合わせて構成される。図5では、検出用画像601~604が、それぞれ7個のテスト画像が副走査方向に並んで構成される。副走査方向の両端のテスト画像は、同じ画像濃度であり、最も画像濃度が濃くなっている。検出用画像601~604が形成される領域は、最終的にフィニッシャ190により断裁される領域である。そのために、最終的な印刷物には検出用画像が印刷されていない。なお、主走査方向及び副走査方向は、プリンタ150及びラインセンサユニット312a、312bの主走査方向及び副走査方向と同じである。
検出用画像601~604の周囲の所定範囲は白地(白地領域)となっている。ユーザ画像から検出用画像601~604までの白地部分の距離は、副走査方向の方が主走査方向よりも長くなっている。つまり、記録紙の搬送方向(副走査方向)の白地部分が、記録紙の読取方向(主走査方向)の白地部分よりも大きい。これにより検出用画像601~604を読み取るときのユーザ画像からの照り返しの影響が一定となる。ユーザ画像による照り返しについての詳細は後述する。なお、図5の検出用画像601~604の位置は一例であり、これに限定されるものではない。
(画像濃度検出処理)
図6は、画像濃度検出処理を表すフローチャートである。この処理は、画像形成処理を行う際に行われる。ここでは、ユーザにより操作パネル120から原稿サイズや印刷モード等の指示が入力されることで開始される。
CPU114は、操作パネル120から指示を取得し、該指示に基づいて印刷ジョブに必要な情報の各装置への設定や、該指示に含まれる各種パラメータのRAM113への保存を行うことで、モード設定を行う(S500)。CPU114は、モード設定後に操作パネル120によるコピー開始指示を待機する(S501:N)。
CPU114は、コピー開始指示を取得すると(S501:Y)、印刷処理を開始する。印刷処理を開始したCPU114は、ページカウント値Pを0に初期化する(S502)。ページカウント値Pは、画像を印刷した記録紙の枚数を表す。コピー処理では、画像形成装置100は、不図示のスキャナにより原稿の画像を読み取る。CPU114は、プリンタ150により、スキャナが読み取った原稿画像を検出用画像とともに記録紙に印刷する(S503)。なお、プリント処置の場合には、CPU114は、プリント開始指示を取得して、印刷ジョブに含まれる画像データに基づくユーザ画像を検出用画像とともに記録紙に印刷する。画像が印字された記録紙は、プリンタ150からリーダ160へ搬送される。リーダ160の原稿検出センサ311は、プリンタ150から搬送されてきた記録紙の先端を検出する。原稿検出センサ311の出力信号は、記録紙の先端を検出することで信号値が変化する。CPU114は、この原稿検出センサ311の出力信号の信号値の変化に応じて、ページカウント値Pを1インクリメントする(S504)。
CPU114は、原稿検出センサ311の出力信号の信号値の変化を契機にして、ラインセンサユニット312a、312b及び画像濃度検出処理部305により、記録紙に印字された検出用画像の画像濃度を検出する(S505)。なお、ここでは画像濃度の代わりに輝度値が検出されてもよい。画像濃度の検出処理の詳細は後述する。
CPU114は、ページカウント値Pが規定値以上となったか否かを判断する(S506)。規定値は、画像濃度の検出を行うために必要十分な検出用画像の数であり、ラインセンサユニット312z、312bで読み取った記録紙の枚数により表される。規定値は予め設定される。ページカウント値Pが規定値未満である場合(S506:N)、CPU114は、S503~S506の処理を、ページカウント値Pが規定値以上になるまで繰り返し行う。ページカウント値Pが規定値以上である場合(S506:Y)、CPU114は、検出した画像濃度に基づいて、画像濃度の濃度ズレを補正するための補正値を導出する(S507)。この補正値に基づいて、画像形成条件が調整され、次の印刷時の画像濃度の安定化がはかられる。補正値は、基準となる画像濃度値に対する検出した画像濃度の差分である。
(ユーザ画像による照り返し)
ユーザ画像による照り返しについて説明する。図7は、ラインセンサユニット312aの読取位置の説明図である。図7は、上図がラインセンサユニット312aの読取位置Xを通過する印刷物501を搬送経路313側から見た図であり、下図が印刷物501の搬送方向の下流側から上流側を見た図である。
印刷物501は、検出用画像503、検出用画像503周辺の白地領域504、及びユーザ画像の印字領域505を含む。印刷物501の下面側501aには、ユーザ画像の印字領域505にハーフトーンが均一に印字されている。なお、本実施形態ではハーフトーンが印字領域505全域に均一に印字されている場合について説明するが、実際には印字領域505には、ジョブやページ毎に明暗がさまざまなユーザ画像が印字される。検出用画像503には、所定領域Aが設けられる。ラインセンサユニット312aは、所定領域A内の検出用画像を読み取る。印字領域505には、ラインセンサユニット312aの主走査方向の異なる位置に所定領域B、Cが設けられる。所定領域Bの方が、所定領域Cよりも所定領域Aに近い位置に設けられる。ラインセンサユニット312aの読取位置Xに印刷物501が到達した時点で、所定領域Aは白地、所定領域B、Cはハーフトーンである。
図8は、ラインセンサユニット312aによる印刷物501の読み取り時の、印刷物501による反射光の光路の説明図である。A”は所定領域Aからの反射光である。B’、C’はそれぞれ所定領域B、Cからの反射光のうち、流し読みガラス314a内で反射される反射光である。流し読みガラス314aの屈折条件は、以下の式1で表される。
N1*sinθ1=N2*sinθ2 …(式1)
N1:空気の屈折率
N2:流し読みガラス314aの屈折率
θ1:空気から流し読みガラス314aへの入射角
θ2:流し読みガラス314aから空気への入射角
角度θ1が大きいほど流し読みガラス314a内で全反射する成分が大きくなる。そのために所定領域B、Cからの反射光は、角度θ1が大きいほど強く、遠くまで到達しやすくなる。反射光B’、C’が流し読みガラス314a内を反射して所定領域Aを照射することで、所定領域Aから反射光B”、C”が反射される。所定領域Aまでの距離を基準とすると、反射光C’は、反射光B’よりも流し読みガラス314a内の反射回数が多く、光強度が減衰する。そのために所定領域Aによる反射光の強度には、反射光B”>反射光C”の関係がある。
所定領域Cの反射光は、流し読みガラス314aに入射される際に一部が流し読みガラス314aの上面で反射されて、印刷物501へ戻る反射光D’となる。しかしながら反射光D’は、流し読みガラス314aの上面による反射により著しく強度が減衰する。そのために、反射光D’は、印刷物501へ再反射して再び流し読みガラス314aに入射していく成分や、印刷物501と流し読みガラス314aとの間の反射を繰り返しながら所定領域Aへ到達する成分が、無視できるほど小さくなる。
反射光C’が流し読みガラス314aの下面で全反射せずに透過していく反射光D”も存在する。しかしながら、ラインセンサユニット312aは、センサチップ群401のピントがレンズアレイ403を介して印刷物501に対して合うように設計されている。そのため、反射光D”は、ラインセンサ301aには結像されない。
以上のような構成により、ラインセンサ301aの読取領域301aAには、反射光A”、反射光B”、及び反射光C”を加算した反射光が結像される。反射光B”、C”の強度は印字領域505の画像の明暗により変化する。例えばユーザ画像が印字されず、最低画像濃度である記録紙の下地そのものである場合、反射光B”、C”の強度が高くなる。
図9は、印字領域505に高画像濃度の均一な黒画像が印字された場合の、印刷物501による反射光の光路の説明図である。検出用画像503には、所定領域Sが設けられる。印字領域505には、ラインセンサユニット312aの主走査方向の異なる位置に所定領域T、Uが設けられる。所定領域Tの方が、所定領域Uよりも所定領域Sに近い位置に設けられる。所定領域Sは白地、所定領域T、Uは均一な画像濃度の黒となっている。所定領域S、T、Uは便宜上図8とは異なる符号としているが、示す領域は所定領域A、B、Cと同じであるものとする。
T’、U’は、それぞれ所定領域T、Uからの反射光のうち、流し読みガラス314a内で反射される反射光である。S”は、所定領域Sからの反射光である。T”、U”は、流し読みガラス314a内を反射する反射光T’、U’が、所定領域Sに照射されたことによる反射光を示している。所定領域Sの反射光が結像されるラインセンサ301aの読取領域301aSには、反射光S”、反射光T”、及び反射光U”を加算した反射光が結像される。
印字領域505のユーザ画像が高画像濃度になるほど反射光の強度が小さくなる。そのため、反射光T”<反射光B”、反射光U”<反射光C”の関係がある。さらに高画像濃度になり、プリンタ150が印字できる最高画像濃度の画像が印字領域505に印字される場合、反射光T”<<反射光B”、反射光U”<<反射光C”の関係となる。この場合、ラインセンサ301aの読取領域301aSには、ほぼ反射光S”(=A”)のみが結像される。これは、ラインセンサ301の読取領域301aSに結像される反射光が、印字領域505からの照り返しの影響を受けていないということを意味する。そのために、所定領域Sの読取結果である輝度値が正確に読み取られる。
所定領域Aの輝度値は、印字領域505にユーザ画像が印字されなかった場合(記録紙の下地の場合)が最大であり、A”(=S”)+B”+C”が入射されたときの輝度値となる。印字領域505に印字されたユーザ画像が最高画像濃度の黒であった場合、所定領域Aの輝度値は最小であり、A”(=S”)が入射されたときの輝度値となる。印字領域505からの照り返しの総量Trは以下の式2で定義される。
Tr=((A”+B”+C”)-A”)/A”= (B”+C”)/A” …(式2)
図10は、照り返しの距離特性を表すグラフである。横軸は印字領域505の注目領域から所定領域Aまでの距離を示し、縦軸は照り返し量を示す。実線Vは、印字領域505が記録紙の下地(白)であった場合の距離特性、一点鎖線Wは、印字領域505がハーフトーンであった場合の距離特性、点線Zは、印字領域505が最高画像濃度の黒であった場合の距離特性を示す。
所定領域Aまでの距離が近い、或いは画像濃度が低いほど照り返し量は大きくなる。逆に、所定領域Aまでの距離が遠いほど照り返し量は小さくなり、距離が所定距離Yになると照り返し量が0となる。印字領域505が最高画像濃度の黒であった場合の照り返し量を基準とし、印字領域505が記録紙の白地であったときの照り返し量を用いて、その間の画像濃度の画像の印字領域505からの照り返し量を正規化することで、照り返しの定量化が可能である。
(照り返しの定量化)
照り返しの定量化について説明する。図11は、画像濃度検出処理部305の構成図である。画像濃度検出処理部305は、輝度値記憶部3050及び輝度値読出部3051を備える。輝度値記憶部3050は、色選択部3053、左端座標検知部3054、記憶領域決定部3055、輝度値書込部3056、及びメモリ3057を備える。輝度値記憶部3050は、ラインセンサ301a、301bによる印刷物の読取結果である読取データ(輝度値)をメモリ3057に記憶する。
色選択部3053は、ラインセンサ301a、301bから出力されるRGBの読取データ(輝度値)のうちの1色の読取データを選択する。選択する色は、どの色でもよいが、左端座標の検知精度を向上するために、記録紙の色に応じて決定されることが好ましい。
左端座標検知部3054は、色選択部3053で選択された1色の読取データに基づいて、検出用画像の左端の位置を検知する。「左端」は、印刷物の搬送方向に向かって主走査方向の左端である。左端検知は、RGBの読取データのうちの1色の読取データを用い、該読取データを主走査方向の1画素目から順に閾値判定することで行われる。記録紙上(下地)は輝度が高く、検出用画像は輝度値が低くなるため、輝度値が低下する画素を検知することで左端の位置が検知される。なお、左端の検知精度が低い場合、副走査方向の複数のラインで輝度値が低下する画素を検知し、各ラインの検知結果から主走査方向の左端を検知してもよい。
記憶領域決定部3055は、ラインセンサユニット312a、312bから取得した読取データのうち、記憶対象となる主走査方向と副走査方向の領域(記憶範囲)を決定する。記憶領域決定部3055は、左端座標検知部3054で検知した検出用画像の左端座標、つまり検出用画像の左上の角の座標と検出用画像のサイズに基づいて記憶範囲を決定する。輝度値書込部3056は、記憶領域決定部3055で決定した記憶範囲内のRGBの読取データ(輝度値)をメモリ3057に書き込む。
図12は、メモリ3057に格納される読取データの説明図である。図中の斜線領域がメモリ3057に記憶される読取データの範囲である。所定領域Dは、ユーザ画像の印字領域505内の領域であり、所定領域Aまで照り返しが影響する限界の距離である所定距離Yを含む領域である。所定距離Yの0基準は、ユーザ画像の印字領域505の開始位置としているが、所定領域Aの中心としてもよい。所定領域Aと所定領域Dの間には、検出用画像503周辺の白地領域504の一部が含まれる。白地領域504の一部は、メモリ3057に一括で格納される。
所定領域Eは、所定領域Aに対して副走査方向に隣接する領域である。所定領域Eの読取データも、所定領域Dの読取データと同様にメモリ3057に格納される。所定領域Dが所定領域Aに対して主走査方向に位置するのに対し、所定領域Eは副走査方向に位置している。方向が違うために、所定領域Aは、所定領域Eによる照り返しの影響の受け方が、所定領域Dとは異なっている。所定領域Eの照り返しの影響を軽減するために、後述する処理の中で所定領域Dとは異なる係数を用いた補正が行われる。図13は、所定領域Eによる所定領域Aからの副走査方向の距離に応じた、照り返しの距離特性を示すグラフを示である。副走査方向からの照り返し量は、所定領域Aからの距離が遠くなると、主走査方向の場合(図10参照)よりも急激に減少する。
図14は、図12の検出用画像内の1つのテスト画像分の領域の詳細な説明図である。所定領域Dは、所定領域Aよりも副走査方向に幅が広くなるよう設定される。画像濃度の検出対象のテスト画像は、所定領域D内の所定領域Aに近い部分の斜め方向からの照り返しの影響も受ける。そのために所定領域Dは、所定領域Aよりも副走査方向に幅を広く設定されている。
このように所定領域Dを設定した結果、本実施形態の構成では、特に所定領域D内の主走査方向で所定領域Aに近い方から48画素目且つ副走査方向で19ライン目までが、所定領域Aへの斜めからの照り返しに大きく影響している。一方、所定領域D内の主走査方向で所定領域Aに近い方から48画素以降の副走査方向の19ライン目までの領域は、相対的に所定領域Aへの照り返しの影響が少ない領域である。
所定領域Aへの照り返しの影響が少ない領域の読取データ(輝度値)を用いて補正を行うと、過補正となって検出用画像の検出精度が低下することがある。そのために所定領域Aへの照り返しの影響が少ない領域の輝度値は、後述する補正アルゴリズムの中で過補正とならないような小さい係数を用いて処理するか、或いは係数を0にして補正効果に影響を与えないようにする必要がある。CPU114は、メモリ3057に格納された読取データから、輝度値読出部3051を制御して、必要な領域の読取データ(輝度値)を読み出して処理することにより、照り返しの定量化を行う。
図14では、所定領域Aが主走査方向に32画素、副走査方向に61ラインである。所定領域Dは、主走査方向に384画素、副走査方向に99ラインである。所定領域Eは、主走査方向に32画素、副走査方向に61ラインであり、所定領域Aの副走査方向に隣接して2つ存在する。各領域内の位置を、所定領域AではA(x,y)、所定領域DではD(x,y)、所定領域EではE(x,y)と表す。xは主走査方向の画素位置、yは副走査方向のラインを示す。各画素の読取データ(輝度値)を、所定領域AではAi、所定領域DではDj、所定領域EではEjと表す。
i、jは、図14の各領域の左上を始点として主走査方向へインクリメントされる整数である。例えば、A1は所定領域Aの1番目の読取データであるため、A(0,0)の読取データを示す。A33はA(0,1)の読取データ、A1952はA(31,60)の読取データである。所定領域Dの読取データに対しても同様である。ただしi=1~1952、j=1~38016である。
CPU114は、輝度値読出部3051によりメモリ3057から読取データを読み出して処理を行う。CPU114が所定領域Aの読取データに対して行う演算について説明する。CPU114は、所定領域Aの読取データに対しては、所定領域A内のすべての読取データ(輝度値)を取得して輝度平均値Aaveを算出する。輝度平均値Aaveは、後述の照り返し補正の補正対象となるデータである。
CPU114が所定領域D及び所定領域Eの読取データに対して行う演算について説明する。所定領域Eの読取データに対して行う演算は、基本的に所定領域Dの読取データに対して行う演算と同じであり、演算時に参照するテーブルと領域の形状の違いによる画素毎の係数が異なる。そのために所定領域Eに対する説明は、所定領域Dと異なる部分に絞って行う。CPU114は、所定領域Dの読取データをD1から1画素ずつ順に取得し、後述する予め設けられる各画素の係数と乗算して、それらをすべて加算する。
図15は、画素毎の係数の例示図である。各画素に対して予め係数が設定されている。所定領域D内の各画素の係数をKjとする。所定領域E内の各画素の係数はLjとする。
例えば、K1は、所定領域Dの1番目の係数であるためD(0,0)の読取データに対する係数を示す。K385であればD(0、1)の読取データに対する係数であり、K38016であればD(383、99)の読取データに対する係数である。係数Kjは、図10に示す距離特性に基づいて作成されており、所定領域Aから主走査方向の距離が最も近いD(0,50)の係数が最も高く、距離が遠くなるほど係数が小さくなるような重み付けがされている。
また、上述のように所定領域Aに近い所定領域Dは、所定領域Aに斜めからの照り返しの影響を与える。これを補正するために、D(0,0)付近のKjはD(0,383)付近のKjよりも大きな値を設定される必要がある。しかし、主走査方向に離れるに従って斜め方向の照り返しの影響が小さくなるために、Kjの値も小さく設定する必要がある。本実施形態ではD(0,48)~D(19,383)の範囲のKjの値を小さく設定する必要がある。本実施形態では、この範囲のKjの値が、上述した過補正を抑制するために0となっている。
これによって所定領域Aに近い領域から所定領域Aへの斜め方向の照り返しが正しく補正され、且つ主走査方向に離れた所定領域Aへの照り返しが極めて小さい領域の輝度値が補正に用いないようにすることで、過補正による精度低下を防止している。本実施形態では、D(0,50)のK19201が1.000であり、D(0、383)のK384が0である。
所定領域Eの係数はLjは、所定領域Aに与える照り返しの影響が所定領域Dと異なり、所定領域A近傍の副走査方向の特性を反映したものになっている。この特性は、ラインセンサの構成によって決定するが、一般的にラインセンサでは、主走査方向よりも副走査方向の方が、所定領域Aにより近い領域の照り返しの影響がある。副走査方向から影響を受ける距離は短いものの、より高精度に所定領域Aの輝度値を取得する必要がある場合には、所定領域Eからの影響も補正する必要がなる。
副走査方向の51ライン以降の係数は、副走査方向の中心である50ラインに対して対称であるために説明を省略する。CPU114は、式3に示すように、画素毎にFj*Kjを行い加算することで、所定領域Dの画素毎の加算値Pdを算出する。
Figure 2023027547000002
CPU114は、所定領域Eに関しても同様に、式4に示すように加算値Peを算出する。
Figure 2023027547000003
CPU114は、式5に示すように加算値Pdと加算値Peを加算して加算値Pを算出する。
P=Pd+Pe …(式5)
加算値Pの最大値Pmaxは、所定領域D及び所定領域Eが白地である場合の値である。加算値Pの最小値Pminは、所定領域D及び所定領域Eが黒である場合の値である。最大値Pmax及び最小値Pminは、固定値である。印字領域505にユーザ画像が印字される場合の加算値Puは、最小値Pminから最大値Pmaxの間の値を取る。
(照り返し補正率算出)
CPU114は、加算値Pと照り返しの総量Trの紐づけを行い、照り返し補正率Qを以下の式6によって算出する。
Q=1/(Tr*((Pu-Pmin)/(Pmax-Pmin))+1) …(式6)
式6の照り返しの総量Trは、所定領域Dが黒地であった場合の、白地の所定領域Aへの照り返しの影響を数値化した定数である。本実施形態では、照り返し総量Trは0.0476である。照り返し補正率Qは、上述した補正対象である所定領域Aの輝度平均値Aaveに対して乗算する値である。具体的には、照り返し補正率Qは、加算値Puが加算値Pmaxであるときに最小となり、0.954である。加算値Puが加算値Pminであれば、照り返し補正率Qは、最大となり1.000である。
加算値Puが加算値Pmaxである場合、所定領域Aは照り返しの影響を最も受けている状態である。そのために照り返し補正率Q(0.954)を所定領域Aの輝度平均値Aaveに乗算することで、輝度平均値Aaveを低く補正する。加算値Puが加算値Pminである場合、所定領域Aはユーザ画像による照り返しの影響を受けない。そのために照り返し補正率Q(1)を所定領域Aの輝度平均値Aaveに乗算することで、輝度平均値Aaveをそのまま補正しない。照り返し補正率Qは、このようなスカラー量である。
(照り返しの補正)
以上のように照り返しが補正された後の所定領域Aの輝度平均値A'''aveの算出式を式7に示す。
A'''ave=Q*Aave …(式7)
具体的には、印字領域505内の所定領域Dが白地であったときの所定領域Aの輝度平均値Aaveが210(/255)である場合、照り返し補正後の所定領域Aの輝度平均値A'''が200である。これは、反射光A”をラインセンサ301aで受光したときの輝度値と等価であり、反射光B”、C”の照り返しを精度よく検知して補正することが可能であることを表す。
(画像濃度検出処理)
図16、図17は、図6のS505の画像濃度検出処理を表すフローチャートである。図16は、所定領域Dの読取データについての処理である。図17は、所定領域Eの読取データについての処理である。
所定領域Dの読取データについての処理を説明する。CPU114は、検出用画像のテスト画像のカウント数Mを0に初期化する(S101)。カウント数Mは、1枚の記録紙から読み取ったテスト画像の数の把握に用いられる。カウント数Mが1枚の記録紙内のテスト画像の数に到達すると、一色分の検出用画像の検出が完了する。CPU114は、副走査方向のラインのカウント数Vを0に初期化する(S102)。CPU114は、主走査方向の画素のカウント数Hを0に初期化する(S103)。
CPU114は、輝度値読出部3051により、所定領域Dの読取データである輝度値Djを取得する(S104)。CPU114は、取得した輝度値Djに、予め保持する画素毎の係数Kjを乗算して、乗算結果を保持する(S105)。係数Kjにより輝度値Djに重み付けが行われる。CPU114は、主走査方向の画素のカウント数Hを1インクリメントする(S106)。CPU114は、主走査方向の画素のカウント数Hが予め設定される所定数以上(ここでは384以上)になるまでS104~S106の処理を繰り返し行う(S107:N)。
主走査方向の画素のカウント数Hが所定数以上(ここでは384以上)になると(S107:Y)、CPU114は、副走査方向のラインのカウント数Vを1インクリメントする(S108)。CPU114は、副走査方向のラインのカウント数Vが予め設定される所定数以上(ここでは99以上)になるまでS103~S108の処理を繰り返し行う(S109:N)。
副走査方向のラインのカウント数Vが所定数以上(ここでは99以上)になると(S109:Y)、CPU114は、S105の処理で保持した乗算結果をすべて加算した加算値Pdを算出する(S110)。これにより、テスト画像に対応した所定領域Dの全画素の輝度値の重み付け後の加算値が算出される。CPU114は、加算値Pdに後述の所定領域Eについての処理で算出される加算値Peを加算した加算値Pに基づいて、照り返し補正率Qを算出する(S111)。
CPU114は、輝度値読出部3051により所定領域Aの読取データである輝度値を取得して、輝度平均値Aaveを算出する(S112)。CPU114は、照り返し補正率Qを輝度平均値Aaveへ乗算することで、所定領域Aの輝度値を補正する(S113)。この補正された輝度値に基づいて、検出用画像(テスト画像)の画像濃度が決定される。
CPU114は、テスト画像のカウント数Mを1インクリメントする(S114)。CPU114は、テスト画像のカウント数Mが所定数以上(ここでは7以上)になるまでS102~S114の処理を繰り返し行う(S115:N)。テスト画像のカウント数Mが所定数以上(ここでは7以上)になると(S115:Y)、CPU114は、一色の検出用画像に対する処理を終了する。所定領域Dについての処理はこのように行われる。
所定領域Eの読取データについての処理を説明する。所定領域Eについての処理は所定領域Dについての処理と類似しており、画素数及び参照するテーブル以外は同様の処理である。CPU114は、この処理を所定領域Dについての処理と同時に平行して行う。これは、所定領域Dに対する加算値Pdを算出するタイミングに合わせて加算値Peを算出して、加算値Pdと加算値Peの加算によって加算値Pを算出するためである。以下に加算値Peを算出する処理を説明する。
CPU114は、S101~S103の処理と同様に、検出用画像のテスト画像のカウント数M、副走査方向のラインのカウント数V、及び主走査方向の画素のカウント数Hを0に初期化する(S201~S203)。
CPU114は、輝度値読出部3051により、所定領域Eの読取データである輝度値Ejを取得する(S204)。CPU114は、取得した輝度値Eiに、予め保持する画素毎の係数Ljを乗算して、乗算結果を保持する(S205)。係数Ljにより輝度値Eiに重み付けが行われる。CPU114は、主走査方向の画素のカウント数Hを1インクリメントする(S206)。CPU114は、主走査方向の画素のカウント数Hが予め設定される所定数以上(ここでは32以上)になるまでS204~S206の処理を繰り返し行う(S207:N)。
主走査方向の画素のカウント数Hが所定数以上(ここでは32以上)になると(S207:Y)、CPU114は、副走査方向のラインのカウント数Vを1インクリメントする(S208)。CPU114は、副走査方向のラインのカウント数Vが予め設定される所定数以上(ここでは61以上)になるまでS203~S208の処理を繰り返し行う(S209:N)。
副走査方向のラインのカウント数Vが所定数以上(ここでは61以上)になると(S209:Y)、CPU114は、S205の処理で保持した乗算結果をすべて加算した加算値Peを算出する(S210)。これにより、テスト画像に対応した所定領域Eの全画素の輝度値の重み付け後の加算値が算出される。ここで算出された加算値Peが図16のS111の処理に用いられる。
CPU114は、テスト画像のカウント数Mを1インクリメントする(S214)。CPU114は、テスト画像のカウント数Mが所定数以上(ここでは7以上)になるまでS202~S214の処理を繰り返し行う(S215:N)。テスト画像のカウント数Mが所定数以上(ここでは7以上)になると(S215:Y)、CPU114は、一色の検出用画像に対する処理を終了する。所定領域Eについての処理はこのように行われる。
CPU114は、図16、図17の処理を検出用画像601~604のすべてに対して行う。これにより検出用画像への近傍のユーザ画像からの照り返しの影響が精度よく検出される。そのために、各色の画像濃度の調整が、照り返しの影響を抑制して正確に行われる。
(変形例1)
所定領域Eによる照り返しの影響を抑制するために図17の処理により加算値Peを算出するが、加算値Peは、予め定められた値とすることもできる。例えばテスト画像が図12に例示するように副走査方向に決まったパターンで並ぶ場合、検出用画像が固定となる。この場合、加算値Peは、所定領域Eの読取データに基づいて算出せずに、予め定められた値としてもよい。この場合も、加算値Peを算出する場合と同様の効果が得られる。所定領域Eは検出用画像が印字される領域であり、ユーザ画像のように読取データが1枚の記録紙毎に変化する可能性がある印字領域505とは異なる。この場合、図17の処理は行われず、図16のS110の処理で、加算値Peとして、予めメモリ(例えばROM112、RAM113、ストレージ115)に格納している固定値が用いられる。
(変形例2)
図18は、印刷システムの変形例の構成説明図である。この印刷システム2は、図1の印刷システム1のリーダ160が検品部161に取り替えられた構成である。検品部161は、プリンタ150で生成された印刷物を読み取り、出力成果物として検品、調整する機能を有する。検品部161はCPU162を有する。
図19は、画像形成装置102の構成図である。この画像形成装置102は、図2の画像形成装置100と異なり、検品部161がプリンタ150及びフィニッシャ190と分離可能となっている。このような変形例の印刷システム2であっても、照り返し補正は、上述の印刷システム1と同様の処理により可能である。印刷システム2は、印刷システム1と同様の効果を得ることができる。この場合、CPU162は、CPU114と通信して、CPU114の代わりにS505の処理を行うことができる。
以上のように各実施形態の印刷システム1、2は、記録紙に印字した検出用画像を読み取る際のユーザ画像による照り返しの影響を精度よく補正することができる。これにより、照り返しの影響を抑制して検出用画像の検出精度を維持することができ、画像形成条件の調整を高精度に行うことができる。

Claims (9)

  1. 画像形成条件に基づいて記録紙にジョブによるユーザ画像と前記画像形成条件を補正するための検出用画像とを形成する画像形成手段と、
    前記記録紙に光を照射し、その反射光を受光することで前記記録紙に形成された画像を第1方向に読み取る読取手段と、
    前記読取手段による前記検出用画像の読取結果に基づいて前記画像形成条件を調整する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1方向に直交する第2方向に複数のテスト画像を含む前記検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、
    前記制御手段は、所定のテスト画像に対して前記第1方向と前記第2方向に位置する画像の読取結果に基づく照り返し補正率により、前記所定のテスト画像の読取結果を補正し、補正後の前記所定のテスト画像の読取結果に基づいて前記画像形成条件を調整することを特徴とする、
    画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記読取手段により前記ユーザ画像を読み取って得られる輝度値に基づいて、前記第1方向からの前記照り返し補正率を算出することを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記ユーザ画像の所定領域の画素毎の読取結果に所定の第1係数により重み付けを行い、重み付けを行った読取結果をすべて加算した第1加算値と所定の第2加算値とを加算した加算値に基づいて前記照り返し補正率を算出することを特徴とする、
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1係数は、画素毎に予め設定されており、前記検出用画像から距離が遠くなるほど小さい値となることを特徴とする、
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記読取手段により前記所定のテスト画像の前記第2方向にあるテスト画像の画素毎の読取結果に所定の第2係数により重み付けを行い、重み付けを行った読取結果のすべてを加算して前記第2加算値を算出することを特徴とする、
    請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 前記第2加算値を格納するメモリをさらに備えることを特徴とする、
    請求項3又は4記載の画像形成装置。
  7. 前記第2加算値は固定値であることを特徴とする、
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記照り返し補正率を前記所定のテスト画像の輝度値に乗算することで、前記所定のテスト画像の読取結果を補正することを特徴とする、
    請求項1~6のいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記照り返し補正率を前記所定のテスト画像の画素毎の輝度値の平均値に乗算することで、前記所定のテスト画像の読取結果を補正することを特徴とする、
    請求項8記載の画像形成装置。
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