JP2023026845A - ガラス物品の製造方法及びガラス溶融炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス溶融炉における溶融ガラスの漏れの発生を確実に検知する。【解決手段】ガラス物品の製造方法であって、共通の電気供給系に接続された複数の電極A~Hからなる電極組13~16で通電することにより、ガラス溶融炉2内で溶融ガラスGmを加熱する溶融工程と、溶融工程で加熱された溶融ガラスGmからガラス繊維Gfを成形する成形工程とを備える。溶融工程は、電極組13~16に含まれる電極A~Hの対地電圧を測定する測定工程と、測定工程で測定された対地電圧の変動に基づいて、ガラス溶融炉2内からの漏れガラスGxを判定する判定工程を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、ガラス物品の製造方法及びガラス溶融炉に関する。
ガラス繊維や板ガラス等のガラス物品の製造方法には、ガラス原料を溶解して、溶融ガラスを得る溶融工程が含まれる。溶融工程では、炉内の底壁部から延出する複数の電極を備えたガラス溶融炉が利用される場合がある。この種のガラス溶融炉では、各電極に電力を供給して通電加熱することにより、炉内でガラス原料を溶解し、溶融ガラスを得る。このような通電加熱は、LPGや重油等を燃料として用いるバーナー加熱と比較し、燃料起源の排ガスが発生せず、ガラス原料の飛散も抑制できる。また、通電加熱は、環境保護の観点で優れ、高温化が容易で、均熱加熱が行いやすい等の利点もある。
一方、ガラス溶融炉では、何らかの原因によって耐火物が破損して溶融ガラスが漏れ出すと、重大なトラブルの原因となる。そのため、このような溶融ガラスの漏れが発生した場合には、その漏れを速やかに検知することが極めて重要となる。そこで、例えば特許文献1には、電極と、電極を保持するガラス溶融炉の底壁部(貫通孔)との間に測温部を設け、その測温部で測定される温度が急激に上昇した場合に、溶融ガラスの漏れが発生したと判定することが開示されている。
特開2018-193268号公報
ガラス溶融炉において、溶融ガラスの漏れが発生する位置は、電極の配置位置に限定されない。つまり、電極の配置位置以外でも、経年劣化等により耐火物が破損し、溶融ガラスが漏れ出るおそれがある。しかしながら、特許文献1に係る発明では、電極の配置位置以外で溶融ガラスの漏れが発生した場合には、その漏れを検知できないという問題がある。
本発明は、ガラス溶融炉における溶融ガラスの漏れの発生を確実に検知することを課題とする。
(1) 上記の課題を解決するために創案された本発明は、共通の電力供給系に接続された複数の電極からなる電極組で通電することにより、ガラス溶融炉内で溶融ガラスを加熱する溶融工程と、溶融工程で加熱された溶融ガラスからガラス物品を成形する成形工程とを備えるガラス物品の製造方法であって、溶融工程は、電極組に含まれる電極の対地電圧を測定する測定工程と、測定工程で測定された対地電圧の変動に基づいて、ガラス溶融炉からの溶融ガラスの漏れを判定する判定工程を含むことを特徴とする。ここで、本発明における「溶融ガラスの漏れの判定」には、溶融ガラスの漏れの有無のみを判定する場合の他、溶融ガラスの漏れの発生位置を判定する場合も含まれる。
このようにすれば、ガラス溶融炉において、溶融ガラスの漏れが発生した場合に、その漏れの発生位置付近に配置された電極の対地電圧は減少する傾向にある。一方、その電極の属する電極組のうち、溶融ガラスの漏れの発生位置から離れた位置に配置された他の電極の対地電圧は増加する傾向にある。つまり、ガラス溶融炉において溶融ガラスの漏れが発生した場合には、上述のように、電極組の各電極の対地電圧に特徴的な変動が生じる。したがって、測定工程で電極の対地電圧を測定すれば、判定工程でその対地電圧の変動に基づいて、溶融ガラスの漏れを確実に判定できる。
(2) 上記の(1)の構成において、電極組が複数設けられていることが好ましい。
このようにすれば、各電極組に含まれる電極の対地電圧の変動を緻密に測定できる。したがって、溶融ガラスの漏れの有無を緻密に判定できる。また、漏れの発生位置を判定する場合には、その発生位置の判定精度が向上するという利点もある。
(3) 上記の(1)又は(2)の構成において、判定工程では、対地電圧の減少に基づいて、溶融ガラスの漏れを判定することが好ましい。
上述のように、溶融ガラスの漏れが発生した場合、溶融ガラスの漏れの発生位置付近の電極の対地電圧は減少する。そのため、対地電圧の減少に基づいて溶融ガラスの漏れを判定すれば、溶融ガラスの漏れをより確実に判定できる。
(4) 上記の(3)の構成において、判定工程では、電極組のうち、対地電圧が減少した電極の付近で溶融ガラスの漏れが発生していると判定することが好ましい。
上述のように、溶融ガラスの漏れが発生した場合、溶融ガラスの漏れの発生位置付近の電極の対地電圧は減少する。そのため、対地電圧が減少した電極の付近で溶融ガラスの漏れが発生していると判定すれば、溶融ガラスの漏れの発生位置の判定精度が向上する。
(5) 上記の課題を解決するために創案された本発明は、共通の電力供給系に接続された複数の電極からなる電極組を備え、電極組で通電することにより、炉内で溶融ガラスを加熱するガラス溶融炉において、電極の対地電圧を測定する測定部と、測定部で測定された電極の対地電圧の変動に基づいて、炉内からの溶融ガラスの漏れを判定する判定部とを備えることを特徴とする。
このようにすれば、すでに述べた対応する構成と同様の作用効果を享受できる。
本発明によれば、ガラス溶融炉における溶融ガラスの漏れの発生を確実に検知できる。
本発明の第一実施形態に係るガラス物品の製造装置を示す縦断面図である。 図1のI-I断面図である。 図1の製造装置に含まれるガラス溶融炉の底壁部を拡大して示す縦断面図である。 図1の製造装置に含まれるガラス溶融炉の底壁部を拡大して示す縦断面図である。 本発明の第二実施形態に係るガラス物品の製造装置を示す横断面図である。
以下、本発明に係るガラス物品の製造方法の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。
(第一実施形態)
図1及び図2に示すように、第一実施形態に係るガラス物品の製造方法は、ガラス物品の製造装置1を用いて、ガラス物品としてのガラス繊維Gfを製造するものである。ガラス物品の製造装置1は、ガラス原料Grを溶融して溶融ガラスGmを形成するガラス溶融炉2と、ガラス溶融炉2の下流側の端部に接続され、ガラス溶融炉2から供給される溶融ガラスGmを流通させるフォアハース3とを備えている。
ガラス溶融炉2は、溶融ガラスGmの溶融空間S1を区画形成する耐火物4と、耐火物4の外側において、その周囲を覆うケーシング5とを備えている。なお、溶融空間S1は、溶融ガラスGmが貯留されるガラス溶融炉2の内部空間を意味する。
耐火物4は、例えば、ジルコニア系電鋳煉瓦やアルミナ系電鋳煉瓦、アルミナ・ジルコニア系電鋳煉瓦、AZS(Al-Zr-Si)系電鋳煉瓦、デンス焼成煉瓦などの耐火煉瓦で形成される。
ケーシング5は、例えば、鉄材(例えばステンレス鋼)等の金属(導体)で形成される。また、本実施形態では、ケーシング5は、アース線7によって接地されている。
ガラス溶融炉2の上流側の端部(側壁部)には、珪砂、石灰石、ソーダ灰、カレット等を混合したガラス原料Grを炉内に投入するための投入口2aが設けられている。投入口2aには、スクリューフィーダ等の原料供給手段8が配置されている。なお、ガラス原料Grには、カレットが含まれていてもよい。
ガラス溶融炉2の底壁部には、加熱手段として、溶融ガラスGm中に浸漬された複数本の電極A~Hが配置されている。各電極A~Hは、例えば、棒状のモリブデン(Mo)から形成される。そして、複数の電極A~Hを用いて溶融ガラスGmを通電加熱することによって、投入口2aから投入されたガラス原料Grを溶解する。これにより、ガラス原料Grから溶融ガラスGmが連続的に形成される。溶融ガラスGmは、ガラス溶融炉2の下流側の端部からフォアハース3内へと流入する。なお、電極は、溶融ガラスGm中に浸漬される高さ位置で、ガラス溶融炉2の側壁部に配置されていてもよい。また、ガラス溶融炉2は、通電加熱のみを用いる全電気溶融に限らず、ガス燃焼と通電加熱を併用するものであってもよい。
本実施形態では、図3に示すように、各電極A~Hは、鉄材(例えばステンレス鋼)等の金属で形成された筒状の電極ホルダ9により保持された状態で、ガラス溶融炉2の底壁部に配置されている。詳細には、電極A~Hの外周面は、筒状の電極ホルダ9の内周面9aによって保持されており、電極ホルダ9の外周面9bは、耐火物4の底壁部に形成された貫通孔4aによって保持されている。電極ホルダ9は、各電極A~Hの熱による損耗を抑制するために、電極A~Hを冷却するための冷却手段(図示省略)を備えている。冷却手段は、例えば、電極ホルダ9の内部に水や空気等の冷媒を流通させる流路で構成される。各電極A~Hは、電極ホルダ9に保持された状態で、ガラス溶融炉2の底壁部(耐火物4及びケーシング5)を貫通するようになっている。
図1及び図2に示すように、フォアハース3は、溶融ガラスGmの流通空間S2を区画形成する耐火物10を備えている。なお、流通空間S2は、溶融ガラスGmが貯留されるフォアハース3の内部空間を意味する。また、図示は省略するが、フォアハース3も、ガラス溶融炉2と同様に、ケーシングを備えていてもよい。
フォアハース3の底壁部には、溶融ガラスGmの流れ方向Xに間隔をおいて、白金又は白金合金で形成された複数のブッシング12が設けられている。各ブッシング12には、複数のノズル(図示省略)が設けられている。各ノズルは、溶融ガラスGmを流下してガラス繊維Gfを成形する。なお、各ノズルから流下した溶融ガラスGmは下方に延伸されつつ所定径のガラス繊維Gfに成形される。その後、ガラス繊維Gfは集束剤を塗布されることで複数本が集束されてガラス繊維束となる。なお、フォアハース3はバーナーにより加熱するようにしてもよい。
図2に示すように、ガラス溶融炉2は、炉内の底壁部から延出する複数の電極A~Hのうちの2本で一組をなす複数の電極組13~16のそれぞれに電力を供給する複数の電気回路17~20を備えている。なお、各電気回路17~20が、互いに電気的に独立した電力供給系を構成する。
本実施形態では、計8本の電極A~Hが、炉内の幅方向Yに等間隔に4本、炉内の流れ方向Xに等間隔に2本並んだ状態で配置されている。そして、流れ方向Xに対向する2本の電極A,Eが、第1電極組13とされる。流れ方向Xに対向する2本の電極B,Fが第2電極組14とされる。流れ方向Xに対向する2本の電極C,Gが第3電極組15とされる。流れ方向Xに対向する2本の電極D,Hが第4電極組16とされる。なお、電極の本数、配置位置等の配列態様及び/又は各電極組における電極の組合せは、特に限定されるものではなく、ガラス溶融炉2の大きさ等に応じて適宜変更できる。
第1電極組13の電極A,Eに連結する端子a1,b1には、第1単相交流電源21を含む第1電気回路17が接続されている。第2電極組14の電極B,Fに連結する端子a2,b2には、第2単相交流電源22を含む第2電気回路18が接続されている。第3電極組15の電極C,Gに連結する端子a3,b3には、第3単相交流電源23を含む第3電気回路19が接続されている。第4電極組16の電極D,Hに連結する端子a4,b4には、第4単相交流電源24を含む第4電気回路20が接続されている。
ガラス溶融炉2は、各電極A~Hの対地電圧を測定する複数の測定部25~32と、各測定部25~32で測定された各電極A~Hの対地電圧の変動に基づいて、溶融ガラスGmの漏れ(以下、「漏れガラス」という)を判定する判定部33とを備えている。
本実施形態では、8本の電極A~Hが設けられているため、それぞれの電極A~Hに対応した計8つの測定部25~32が設けられている。なお、図2では、1つの測定部30が判定部33に接続された状態を例示しているが、実際には、全ての測定部25~32が判定部33に接続され、各測定部25~32で測定された対地電圧が判定部33に入力されるようになっている。判定部33と各測定部25~32との接続方法は、有線と無線とのいずれであってもよい。判定部33としては、例えば、パーソナルコンピュータ、モバイルタブレット等が利用できる。
ここで、溶融ガラスGmは、溶融状態では導電性を有するため、電極A~Hで通電加熱すると、溶融空間内の溶融ガラスGm全体に電位が生じる。また、溶融空間S1内にアース電極を設けた場合は、アース電極の位置において、溶融空間S1内の溶融ガラスGmの対地電圧が0Vとなり、アース電極を設けない場合は、例えば、構造的な対称位置である、電極A~Dと電極E~H間の中心位置P1において、溶融空間S1内の溶融ガラスGmの対地電圧が0Vとなる。本実施形態では、溶融空間S1内にアース電極を設けない場合を例示している。
この状態で、図4に示すように、耐火物4のクラック等により、漏れガラスGxが発生すると次のような事象が生じる。なお、以下では、一対の電極A,Eを含む電極組13において、電極A付近で漏れガラスGxが発生している場合を例にとって説明するが、その他の電極組14~16付近で漏れガラスGxが発生した場合も同様の事象が生じ得る。
漏れガラスGxは、耐火物4のクラック等を伝ってケーシング5に到達する。これにより、溶融空間S1内の溶融ガラスGmが、導電性を有する漏れガラスGxを通じてケーシング5と導通する。そして、このように導通すると、ケーシング5はアース線7によって接地されているため、溶融空間S1内の溶融ガラスGmの対地電圧が0Vとなる位置が、例えば、中心位置P1から漏れガラスGxの発生位置P2などに変化する。これに伴い、電極組13の各電極A,Eの対地電圧も変化する。
詳細には、漏れガラスGxの発生位置P2付近に配置された電極Aの対地電圧は減少する傾向にある。一方、漏れガラスGxの発生位置P2から離れた位置に配置された電極Eの対地電圧は増加する傾向にある。具体的には、漏れガラスGxの発生前の各電極A,Eの対地電圧をそれぞれ50V、各電圧A,Eの線間電圧(第1単相交流電源21の印加電圧)を100Vとすると、漏れガラスGxの発生後には、例えば、漏れガラスGxの発生位置P2に近い電極Aの対地電圧は30Vに減少し、漏れガラスGxの発生位置P2から遠い電極Eの対地電圧は70Vに増加する。また、図示は省略するが、漏れガラスGxが電極Aの配置位置(例えば電極フォルダ9)で発生した場合には、漏れガラスGxが発生した電極Aの対地電圧は0Vに減少し、漏れガラスGxの発生位置から遠い電極Eの対地電圧は100Vに増加する。
以上のように、漏れガラスGxが発生した場合には、電極組13~16の各電極A~Hの対地電圧に特徴的な変動が生じる。したがって、各測定部25~32により各電極A~Hの対地電圧を測定すれば、判定部33において、測定された各電極A~Hの対地電圧の変動に基づいて、漏れガラスGxを判定できる。
判定部33は、各測定部25~32で測定された各電極A~Hの対地電圧の減少に基づいて、漏れガラスGxを判定することが好ましい。つまり、判定部33は、少なくとも1つの電極組(例えば電極組13)に含まれる少なくとも1本の電極(例えば電極A)につき、測定部(例えば測定部25)で測定された対地電圧が所定の第一閾値以下となった場合に、漏れガラスGxが発生したと判定することが好ましい。これは、上述のように、漏れガラスGxが発生した場合に、漏れガラスGxの発生位置P2に近い電極(例えば電極A)の対地電圧は減少する傾向にあるためである。この場合、判定部33は、第一閾値をメモリ等の記憶手段に予め記憶している。なお、漏れガラスGxのない状態における対地電圧(標準対地電圧)が電極A~Hごとに異なることを考慮し、第一閾値として電極A~Hごとに異なる値を設定してもよい。
なお、判定部33は、各測定部25~32で測定された各電極A~Hの対地電圧の増加に基づいて、漏れガラスGxを判定するようにしてもよい。つまり、判定部33は、少なくとも1つの電極組(例えば電極組13)に含まれる少なくとも1本の電極(例えば電極E)につき、測定部(例えば測定部29)で測定された対地電圧が所定の第二閾値以上となった場合に、漏れガラスGxが発生したと判定してもよい。これは、上述のように、漏れガラスGxが発生した場合に、漏れガラスGxの発生位置P2から離れた位置に配置された電極(例えば電極E)の対地電圧は増加する傾向にあるためである。この場合、判定部33は、第二閾値をメモリ等の記憶手段に予め記憶している。なお、漏れガラスGxのない状態における対地電圧(標準対地電圧)が電極A~Hごとに異なることを考慮し、第二閾値として電極A~Hごとに異なる値を設定してもよい。
また、判定部33は、各測定部25~32で測定された各電極A~Hの対地電圧の増加及び減少に基づいて、漏れガラスGxを判定するようにしてもよい。つまり、少なくとも1つの電極組(例えば電極組13)に含まれる少なくとも1本の電極(例えば電極A)につき、測定部(例えば測定部25)で測定された対地電圧が所定の第三閾値以下となり、かつ、同じ電極組(例えば電極組13)に含まれる他の少なくとも1本の電極(例えば電極Aと対をなす電極E)につき、測定部(例えば測定部29)で測定された対地電圧が所定の第四閾値以上となった場合に、漏れガラスGxが発生したと判定してもよい。このようにすれば、漏れガラスGxの発生位置P2に近い電極(例えば電極A)の対地電圧は減少するという傾向と、漏れガラスGxの発生位置P2から遠い電極(例えば電極E)の対地電圧は増加するという傾向とを共に考慮して判定できるため、より精度よく漏れガラスGxの発生を検知できる。この場合、判定部33は、第三閾値及び第四閾値をメモリ等の記憶手段に予め記憶している。なお、漏れガラスGxのない状態における対地電圧(標準対地電圧)が電極A~Hごとに異なることを考慮し、第三閾値及び第四閾値として電極A~Hごとに異なる値を設定してもよい。
さらに、判定部33は、電極組13~16のうち、対地電圧が減少した電極(例えば電極A)の付近で漏れガラスGxが発生したと判定することが好ましい。ここで、「対地電圧が減少した電極の付近」とは、図4に示すように、対地電圧が減少した電極Aから漏れガラスGxの発生位置P2までの直線距離を第一距離L1、対地電圧が増加した電極Eから漏れガラスGxの発生位置P2までの直線距離を第二距離L2とした場合に、第一距離L1が第二距離L2よりも小さいことを意味する。なお、例えば、電極組13に含まれる電極Aの対地電圧が減少すると共に電極Eの対地電圧が増加し、電極組13と隣接する電極組14に含まれる電極Bの対地電圧が減少すると共に電極Fの対地電圧が増加し、その他の電極組15,16に含まれる電極C,D,G,Hの対地電圧に大きな変化がない場合には、電極A及び電極Bの付近で漏れガラスGxが発生したと判定できる。さらに、電極Aの対地電圧が電極Bの対地電圧よりも減少している場合(つまり変動割合が大きい場合)は、電極Bよりも電極A寄りで漏れガラスGxが発生したと判定できる。つまり、各電極の対地電圧の変動割合によって、漏れガラスGxの発生位置P2の2次元座標(XY方向の位置)を判定できる。このようにすれば、漏れガラスGxの発生位置P2の特定を迅速に行えるため、ガラス溶融炉2の溶融空間S1が大きい場合(例えば、幅方向Yの寸法5m以上かつ流れ方向Xの寸法5m以上)に特に有利である、
次に、以上のように構成されたガラス物品の製造装置1を用いたガラス物品の製法方法を説明する。
図1~図4に示すように、本実施形態に係るガラス物品の製造方法は、ガラス溶融炉2でガラス原料Grを溶融して溶融ガラスGmを形成する溶融工程と、溶融ガラスGmをフォアハース3の内部に流通させて、フォアハース3の底壁部に設けられたブッシング12に供給する供給工程と、ブッシング12に設けられたブッシングノズル(図示省略)から溶融ガラスGmを流下してガラス繊維Gfを成形する成形工程とを備えている。
溶融工程は、複数の測定部25~32によって、各電極A~Hの対地電圧を測定する測定工程と、判定部33によって、各測定部25~32で測定された各電極A~Hの対地電圧の変動に基づいて漏れガラスGxを判定する判定工程とを含む。また、本実施形態では、判定工程にて漏れガラスGxが発生したと判定された場合に、漏れガラスGxを止めるためにガラス溶融炉2を補修する補修工程(図示省略)をさらに含む。なお、補修工程を円滑に開始する観点からは、判定工程において、漏れガラスGxの発生位置P2を判定することが好ましい。
判定工程では、例えば、少なくとも1つの電極組(例えば電極組13)に含まれる少なくとも1本の電極(例えば電極A)につき、測定部(例えば測定部25)で測定された対地電圧が所定の第一閾値以下となった場合に、漏れガラスGxが発生したと判定する。なお、漏れガラスGxの判定方法は、これに限定されず、上記の判定部33の説明で例示した他の方法も適用できる。
判定工程では、漏れガラスGxの発生位置P2を併せて判定するようにしてもよい。この場合、電極組13~16のうち、対地電圧が減少した電極(例えば電極A)の付近で漏れガラスGxが発生したと判定することが好ましい。
補修工程では、まず、判定工程で漏れガラスGxが有ると判定された場合に、原料供給手段8を停止するなどして、溶融ガラスGmの供給を部分的又は全面的に停止する。これにより、溶融空間S1内の溶融ガラスGmの貯留量を減少させ、漏れガラスGxの流出部に掛かる圧力を低減する。次に、漏れガラスGxの発生位置P2において、漏れガラスGxの流出部に冷却液(例えば水)を掛け、漏れガラスGxを炉外から冷却する。これにより、漏れガラスGxを冷却固化し、その漏洩を止める。その後、漏れガラスGxの発生位置P2において、漏れガラスGxの流出部を塞ぐように耐火物を配置する。なお、耐火物を配置した後は、漏れガラスGxの発生位置P2における冷却を停止してもよいが、継続することが好ましい。また、補修工程の間、電極A~Hによる通電は停止してもよいが、この場合には溶融ガラスGmの温度が大幅に低下して復旧までの時間を要するという問題がある。そのため、補修工程の間も、その補修作業に影響のないエリアに配置された電極による通電は継続することが好ましい。
(第二実施形態)
図5に示すように、第二実施形態に係るガラス物品の製造装置及び製造方法が、第一実施形態と相違するところは、ガラス溶融炉2の電極組41~44の構成(電極の組合せ)と、各電極組41~44に電力を供給する電気回路45~48の構成である。なお、本実施形態においても、各電気回路45~48が、互いに電気的に独立した電力供給系を構成する。
本実施形態では、第一実施形態と同様に、計8本の電極A~Hが、炉内の幅方向Yに等間隔に4本、炉内の流れ方向Xに等間隔に2本並んだ状態で配置されている。そして、第一実施形態とは異なり、幅方向Yに対向する2本の電極A,Cが第1電極組41とされる。幅方向Yに対向する2本の電極D,Bが第2電極組42とされる。幅方向Yに対向する2本の電極E,Gが第3電極組43とされる。幅方向Yに対向する2本の電極H,Fが第4電極組44とされる。なお、電極の本数、配置位置等の配列態様及び/又は各電極組における電極の組合せは、特に限定されるものではなく、ガラス溶融炉2の大きさ等に応じて適宜変更できる。
第1電極組41の電極A,Cに連結する端子o1,u1には、第1三相交流電源49を含む第1電気回路45が第1スコット結線変圧器50を介して接続されている。同様に、第2電極組42の電極D,Bに連結する端子o1’,v1には、第1三相交流電源49を含む第2電気回路46が第1スコット結線変圧器50を介して接続されている。また、第3電極組43の電極E,Gに連結する端子o2,u2には、第2三相交流電源51を含む第3電気回路47が第2スコット結線変圧器52を介して接続されている。同様に、第4電極組44の電極H,Fに連結する端子o2’,v2には、第2三相交流電源51を含む第4電気回路48が第2スコット結線変圧器52を介して接続されている。そして、各スコット結線変圧器50,52では、三相交流を2組の単相交流に変換している。つまり、2つのスコット結線変圧器50,52によって計4組の単相交流に変換し、各電極組41~44に単相交流で電力を供給している。
このようにスコット結線変圧器50,52を用いて三相交流を単相交流に変換する場合も、漏れガラスGxが発生した場合に、その漏れガラスGxの発生位置P2に近い電極(例えば電極A)の対地電圧は減少する。また、その対地電圧が減少した電極が属する電極組(例えば電極組41)の他の電極(例えば電極Aと対をなす電極C)の対地電圧は増加する。したがって、第一実施形態と同様に、各測定部25~32により各電極A~Hの対地電圧を測定すれば、判定部33において、測定された各電極A~Hの対地電圧の変動に基づいて、漏れガラスGxを確実に判定できる。
なお、三相交流を単相交流に変換する方法としては、スコット結線変圧器に代えて、ウッドブリッジ結線変圧器、変形ウッドブリッジ結線変圧器、ルーフデルタ結線変圧器等も利用できる。
本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、ガラス溶融炉が、炉内側から順に、耐火物、ケーシングを備えている場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。ケーシングは省略してもよい。ただし、ケーシングを省略した場合、漏れガラスが他の接地物(例えば床面など)と接触した段階で、電極の対地電圧に変動が生じる。したがって、溶融ガラスの漏れを早期に検知する観点からは、接地されたケーシングを設けることが好ましい。
上記の実施形態では、1つの電極組に含まれる全ての電極の対地電圧を測定する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、1つの電極組に含まれる1つの電極の対地電圧を測定すれば、溶融ガラスの漏れを判定することができる。つまり、溶融ガラスの漏れが発生してその近傍の電極の対地電圧が低下した場合、その電極が含まれる電極組の他の電極の対地電圧は増加する。したがって、いずれの電極においても何らかの対地電圧の変動が生じるため、1つの電極組に含まれる少なくとも1つの電極の対地電圧を測定すればよい。ただし、漏れガラスの発生位置を精度よく判定するためには、電極組に含まれる複数の電極で対地電圧を測定することが好ましく、電極組に含まれる全ての電極で対地電圧を測定することがより好ましい。
上記の実施形態では、2本(一対)の電極により1つの電極組を構成する場合を説明したが、3本以上の電極により1つの電極組を構成してもよい。具体的には、例えば、1つの単相交流電源に対して、複数の電極対を並列に接続するなどして、1つの電極組を構成してもよい。
上記の実施形態では、ガラス溶融炉は、ガラス原料の溶融空間が1つだけのシングルメルターであるが、複数の溶融空間を連ねたマルチメルターであってもよい。
上記の実施形態では、ガラス物品がガラス繊維である場合を説明したが、ガラス物品は、例えば、板ガラス(ガラスフィルムをロール状に巻き取ったガラスロールを含む)、光学ガラス部品、ガラス管、ガラスブロック等であってもよい。
1 ガラス物品の製造装置
2 ガラス溶融炉
3 フォアハース
4 耐火物
5 ケーシング
7 アース線
8 原料供給手段
12 ブッシング
13~16 電極組
17~20 電気回路(電力供給系)
21~24 単相交流電源
25~32 測定部
33 判定部
41~44 電極組
45~48 電気回路(電力供給系)
49,51 三相交流電源
50,52 スコット結線変圧器
Gf ガラス繊維
Gm 溶融ガラス
Gr ガラス原料
Gx 漏れガラス

Claims (5)

  1. 共通の電力供給系に接続された複数の電極からなる電極組で通電することにより、前記ガラス溶融炉内で溶融ガラスを加熱する溶融工程と、前記溶融工程で加熱された前記溶融ガラスからガラス物品を成形する成形工程とを備えるガラス物品の製造方法であって、
    前記溶融工程は、前記電極組に含まれる前記電極の対地電圧を測定する測定工程と、前記測定工程で測定された前記対地電圧の変動に基づいて、前記ガラス溶融炉内からの前記溶融ガラスの漏れを判定する判定工程を含むことを特徴とするガラス物品の製造方法。
  2. 前記電極組が複数設けられている請求項1に記載のガラス物品の製造方法。
  3. 前記判定工程では、前記対地電圧の減少に基づいて、前記溶融ガラスの漏れを判定する請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  4. 前記判定工程では、前記電極組のうち、前記対地電圧が減少した前記電極の付近で前記溶融ガラスの漏れが発生していると判定する請求項3に記載のガラス物品の製造方法。
  5. 共通の電力供給系に接続された複数の電極からなる電極組を備え、前記電極組で通電することにより、前記炉内で溶融ガラスを加熱するガラス溶融炉において、
    前記電極の対地電圧を測定する測定部と、前記測定部で測定された前記対地電圧の変動に基づいて、前記炉内からの前記溶融ガラスの漏れを判定する判定部とを備えることを特徴とするガラス溶融炉。
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