JP2023023008A - 電子機器組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ方向でのケーブルの位置決めを容易かつ精度良く行うことができ、ケーブルをコネクタに容易且つ確実に接続することができる電子機器組立方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明にかかる電子機器組立方法の構成は、平坦かつ柔軟性があるケーブル104を把持する把持装置126を備えたロボット(ロボット本体113)を用いて、回路基板108上に取り付けられたコネクタ110にケーブルの先端106を挿入する電子機器組立方法において、コネクタ110の開口手前に、コネクタ110の開口(コネクタ側開口110a)に向かってケーブルの先端106をケーブル104の厚み方向に規制するガイド部材200を開口に対向するよう回路基板上に配置し、ケーブル104を把持装置126によって把持し、ガイド部材200を介してケーブルの先端106をコネクタ110に挿入することを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、平坦かつ柔軟性があるケーブルを把持する把持装置を備えたロボットを用いて、回路基板上に取り付けられたコネクタにケーブルの先端を挿入する電子機器組立方法に関する。
電子機器の組立作業では、FPC(Flexible Printed Circuit)やFFC(Flexible Flat Cable)などの平坦かつ柔軟性(可撓性)のあるケーブルの先端を、接続先の回路基板のコネクタ(基板側コネクタ)などに接続する接続作業を行う。ケーブルの接続作業は、従来では手作業で行われる場合があった。しかしながら、手作業であると作業効率が向上しないため、近年では電子機器組立装置が用いられている。
例えば特許文献1の電子機器組立装置の保持ツールは、作業ステージに保持された電子機器に対してケーブルの被装着部をコネクタに装着する。ケーブル保持ツールは、ケーブルの片面に接触する接触部と、接触部の下面に設けられ接触するケーブルを真空吸引して保持する吸引部と、ケーブルを幅方向から挟んでケーブルの吸引部に対する幅方向の位置を規制する1対のチャックからなる幅方向規制部とを備えている。
特開2020-151790号公報
特許文献1の電子機器組立装置によれば、チャックによって吸引部に対するケーブルの幅方向の位置が規制される。また特許文献1の電子機器組立装置においてケーブルをコネクタに挿入する際には、保持したケーブルをコネクタに接近させ、ケーブルの先端とコネクタを上方からカメラで撮像して両者の位置を確認しながら、ケーブルの先端をコネクタに装着させている。
しかしながらケーブルは上下方向に極めて薄く、コネクタの開口も極めて細い。一方、上方から撮像すると左右方向のずれはよく認識することができるが、上下方向のずれは遠近方向になるため、認識精度が低い。仮に3Dカメラを使用したとしても、左右方向に比べれば上下方向の誤差は大きく、ケーブルの先端がコネクタに入らなかったり、コネクタの開口の縁に当たって損傷してしまったりするおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑み、高さ方向でのケーブルの位置決めを容易かつ精度良く行うことができ、ケーブルをコネクタに容易且つ確実に接続することができる電子機器組立方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる電子機器組立方法の代表的な構成は、平坦かつ柔軟性があるケーブルを把持する把持装置を備えたロボットを用いて、回路基板上に取り付けられたコネクタにケーブルの先端を挿入する電子機器組立方法において、コネクタの開口手前に、コネクタの開口に向かってケーブルの先端をケーブルの厚み方向に規制するガイド部材を開口に対向するよう回路基板上に配置し、ケーブルを把持装置によって把持し、ガイド部材を介してケーブルの先端をコネクタに挿入することを特徴とする。
上記ガイド部材は、回路基板のコネクタの手前に固定されていることを特徴とするとよい。固定する手段としては、ガイド部材を基板上に残置するのであれば接着や半田付けすることができ、ケーブル接続後にガイド部材を撤去するのであれば両面テープや弱い接着剤を使用することができ、ケーブル接続時だけ仮固定するのであればロボットアームで支持することができる。
上記ガイド部材は把持装置の先端に支持されているとよい。これによりケーブルをコネクタに接近させるときに同時にガイド部材をコネクタの手前に固定(仮固定)することができる。
上記ガイド部材はケーブルの差し込み方向から見て枠状の一対の側辺のうちの1つが開放された形状であるとよい。これによりケーブルを接続後にガイド部材をケーブルの横方向に引き抜くことが可能となる。
本発明によれば、高さ方向でのケーブルの位置決めを容易かつ精度良く行うことができ、ケーブルをコネクタに容易且つ確実に接続することができる電子機器組立方法を提供することができる。
本発明の実施形態にかかる電子機器組立方法を実行する電子機器組立装置を含むロボットシステムの全体構成図である。 図1の電子機器組立装置の一部を示す図である。 図1のロボットシステムの機能を示すブロック図である。 図2の電子機器組立装置の把持装置を示す図である。 本発明にかかる電子機器組立方法に用いられるガイド部材を説明する図である。 本発明にかかる電子機器組立方法の第1実施形態を説明する図である。 本発明にかかる電子機器組立方法の第2実施形態を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかる電子機器組立方法を実行する電子機器組立装置100を含むロボットシステム102の全体構成図である。図2は、図1の電子機器組立装置100の一部を示す図である。電子機器組立装置100は、例えば工場などの生産現場で用いられる装置であり、図2に示すケーブルの先端106を、接続先となる回路基板108のコネクタ110に接続(挿入)する接続作業を自動的に行う。ケーブル104は、FPCやFFCなどの平坦かつ柔軟性がある長尺状のものである。
電子機器組立装置100は、図1に示すロボット本体113と、ロボット本体113に接続されたロボット制御装置114とを備える。ロボットシステム102は、電子機器組立装置100に加え、ロボット制御装置114に接続された上位制御システム116と、入力装置118と、状態通知装置120とを備える。入力装置118は、ロボット制御装置114にコマンドやパラメータなどを入力する装置である。状態通知装置120は、ロボット制御装置114から送信されるロボット本体113の動作状態や接続作業の状態を受信し表示する装置である。
ロボット本体113は、図1に示すベース部122と、ベース部122に接続されたロボットアーム124と、把持装置126と、視覚装置128とを備える。把持装置126は、図2に示すようにロボットアーム124の先端130に取り付けられ、ケーブル104を把持する装置である。
また図2に示すように、視覚装置128は、ケーブル104などを撮像する撮像装置である。視覚装置128は、ロボットアーム124の先端130に向かって下向き姿勢で取り付けられていて、視覚センサであるカメラ132と、回路基板108やケーブル104を照明する照明装置134とを有する。
図3は、図1のロボットシステム102の機能を示すブロック図である。ロボットアーム124は、6軸垂直多関節型であり、その各関節に設けられたアクチュエータである電動モータ136と、各関節の位置を検出するエンコーダ138とを有する。エンコーダ138は、各関節の位置検出結果を示す位置信号をロボット制御装置114に出力する。
ロボット制御装置114は、エンコーダ138からの位置信号に基づいて電動モータ136を駆動する駆動信号を生成する。電動モータ136は、ロボット制御装置114から出力される駆動信号によって駆動され、接続作業の際、ロボットアーム124の目標とする動作を実現する。
このようにしてロボットアーム124は、その先端130に取り付けられた図2に示す把持装置126を所定の位置に移動させることができる。なおロボットアーム124は、6軸垂直多関節型としたがこれに限定されず、6軸以外の垂直多関節型ロボットや水平多関節型ロボットなどであってもよい。
視覚装置128のカメラ132および照明装置134は、ロボットアーム124の先端130(図1参照)に取り付けられているが、これに限らず、接続作業の作業領域を俯瞰可能であれば、ロボット本体113とは別の位置に配置されていてもよい。またカメラ132は少なくとも1台以上必要だが、2台以上であるとさらに撮像精度が向上するため好ましい。さらにカメラ132は、カラー画像またはモノクロ画像を取得するものであってもよい。
カメラ132が単眼の場合、公知のSLAM(simultaneous Localization and Mapping)技術を用いて3次元撮像情報を推定することができる。ただしこの場合には、カメラ132を動かしながら撮像する必要がある。なおカメラ132は、原理的に距離の相対値しか得られないが、カメラ132の位置情報をロボット制御装置114から取得できればロボット座標系における位置情報を取得することが可能である。
カメラ132がステレオカメラの場合、公知のステレオマッチングによる視差情報から位置情報を取得することができる。カメラ132が多眼の場合、ステレオカメラと原理は同じであり、色々な方向からの視差画像が得られるため、オクルージョンが生じにくい。またカメラ132がTOF(Time of Flight)カメラの場合、光を被写体に照射し、その光が被写体に反射して受信するまでの時間から位置情報を取得することができる。さらにカメラ132が照射光を利用する場合、公知のパターン投影(縞模様やランダムドットパターン)を行い、位置情報を取得することができる。
照明装置134は、一例として画像を撮像するカメラ132のレンズ周辺に配置され、把持装置126で把持するケーブル104や、接続先の回路基板108のコネクタ110などを照明する。ただし、これに限られず、距離計測を行う場合はパターン光を照射することもできる。
図4は、図2の電子機器組立装置100の把持装置126を示す図である。図4(a)、把持装置126を斜め下方から観察した状態を示していて、図4(b)は、図4(a)の把持装置126がケーブル104を把持した状態を示している。図4(a)に示すように把持装置126は、複数の吸着孔140を含む吸引部141と、一対の把持爪142・144と、アクチュエータ146とを有する。
図4(a)および(b)に示すように、把持爪142、144は、吸引部141の幅方向外側に位置し、アクチュエータ146の駆動に伴って互いに接近または離間するように開閉動作する。これにより、ケーブル104を幅方向に挟持して保持(チャック)したり、あるいはケーブル104を開放したりする。
吸引部141は、把持装置126の図4(a)に示す吸着ベース148に設けられていて、幅方向に延びる例えば板状の部位である。また吸引部141には、複数の吸着孔140が幅方向に沿って一列に配置されている。吸引部141は、吸着孔140によってケーブル104の一面を吸引して保持する。なお図中では、吸着孔140は一列のみ配置されているが、これに限られず、二列以上配置してもよい。さらに、本吸着孔140は円状である必要もなく、吸引時にケーブル104と吸着孔140の間に空気が漏れる隙間がないような形状(例えば長円形)であってもよい。
吸着孔140は、例えばエジェクタなどの真空圧発生源と連通していて、図3に示す電磁弁150の動作によりエジェクタに圧縮空気を送り込むことで真空を発生させる。また吸着孔140を制御する電磁弁150は、図3に示すようにロボット本体113内に設置され、ロボット制御装置114からの駆動信号を受けて動作する。ただし電磁弁150は、ロボット本体113に限らず、ロボットシステム102内のいずれかの要素内に設置してもよい。
把持装置においてケーブルを把持する際には、まず一対の把持爪142・144の間にケーブル104を配置し、一対の把持爪142・144をケーブル104に向かって矢印A方向に移動させる。これにより、一対の把持爪142・144によってケーブル104が挟持される。そして吸引部141の吸着孔140からエアを吸引することにより矢印B方向にケーブル104が吸着される。これにより、図4(b)に示すようにケーブル104が把持装置126に把持された状態となる。
再度図3を参照する。ロボット制御装置114は、CPU156と、信号の入出力を行う入出力部158と、RAM160およびROM162を有するメモリ164とを備える。これらCPU156、入出力部158およびメモリ164は、バス166を介して相互に信号を伝達可能に接続されている。
CPU156は、演算処理装置として機能し、メモリ164にアクセスしてRAM160またはROM162、さらに外部記憶装置等に格納された各種プログラムを読み出して実行する。RAM160またはROM162は、ロボット本体113の制御を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。
ROM162は、CPU156が使用するプログラムや装置定数等を記憶する。RAM160は、CPU156が使用するプログラムやプログラム実行中に逐次変化する変数等を一次記憶する。このようにロボット制御装置114は、各種プログラムを実行することによって、ロボット本体113および把持装置126を制御し、各種機能をロボット本体113および把持装置126に実行させることができる。
ロボット制御装置114の入出力部158は、通信装置、D/A変換器、モータ駆動回路、A/D変換器などを備えていて、インターフェイスを介して外部機器、電動モータ136およびアクチュエータ146、さらにはエンコーダ138などの各種センサとロボット制御装置114とを接続する。
通信装置における具体的な通信手法としては、例えば、RS232C/485などのシリアル通信規格や、USB規格に対応したデータ通信であったり、一般的なネットワークプロトコルであるEtherNET(登録商標)や、産業用ネットワークプロトコルとして用いられるEtherCAT(登録商標)やEtherNet/IP(登録商標)等であったりしてもよい。
ロボット制御装置114は、入出力部158を介してデータ格納用装置であるストレージ装置や記録媒体用リーダライタであるドライブ装置と接続した構成であってもよい。またロボット制御装置114は、専用のハードウェアを組み込んだ制御装置に限らず、各種プログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
なおロボット制御装置114は、ロボットアーム124、把持装置126および視覚装置128をすべて制御しているが、これに限定されない。一例としてロボット制御装置114は、ロボットアーム124、把持装置126および視覚装置128をそれぞれ個別に制御する複数の制御装置の集合体として構成してもよく、複数の制御装置を互いに有線または無線で接続してもよい。さらに電子機器組立装置100では、ロボット制御装置114をロボット本体113の外部に設けているが、これに限らず、ロボット本体113の内部に設けてもよい。
入力装置118は、キーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバー、ペダル、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段、もしくはこれらを備えたパーソナルコンピュータ、ティーチングペンダントなどのユーザが操作する操作手段を備える。また、接続作業を行うユーザによる入力や設定が入力装置118を用いて行われる。なおロボット本体113に各種の機能を実行させるプログラムを入力装置118で作成してもよい。プログラムは機械語などの低級言語、ロボット言語などの高級言語で記述されていてもよい。
状態通知装置120は、ロボット制御装置114からロボット本体113の動作状態や、ケーブルの先端106を、接続先の回路基板108のコネクタ110に挿入した状態の情報を受信し表示することにより、これらの情報をユーザに視覚的かつ直観的に認識させる。また状態通知装置120は、液晶パネルやティーチングペンダント、点灯ランプなどの表示装置でもよいし、警告音や音声などによって情報を通知する通知装置であってもよい。
一例として、状態通知装置120は、ケーブルの先端106をコネクタ110に挿入する接続作業が失敗した場合、警告を発するように設定することができる。また、パーソナルコンピュータやティーチングペンダントの画面などが状態通知装置120を兼ねていてもよい。さらに状態通知装置120は、入力や状態通知を行うアプリケーションを備えていてもよい。
上位制御システム116は、例えばシーケンサ(PLC)や監視制御システム(SCADA)、プロセスコンピュータ(プロコン)、パーソナルコンピュータ、各種サーバもしくはこれらの組み合わせからなり、ロボット制御装置114と有線または無線で接続されている。そして上位制御システム116は、ロボット制御装置114を含む生産ラインを構成する各装置の動作状況に基づいて指示を出力して生産ラインを統括的に管理する。
また、上位制御システム116は、接続作業が完了するまでの時間や、接続作業の完了後の状態などをロボット制御装置114から受信して収集することにより、不良率やサイクルタイムの監視、製品検査に用いることもできる。さらに上位制御システム116は、ロボット本体113の把持装置126によるケーブル104の把持状態の情報などをロボット制御装置114から取得することにより、ロボットアーム124をホームポジションに戻したり各装置を停止させたりするなどの動作を行わせてもよい。
図5は、本発明にかかる電子機器組立方法に用いられるガイド部材200を説明する図である。図5(a)は、回路基板108および回路基板上に配置されたケーブル104の斜視図である。図5(b)は図5(a)の上面図である。図5(c)は図5(a)の側面図である。図5(d)はガイド部材200の側面図である。
以下に説明する電子機器組立方法では、平坦かつ柔軟性があるケーブル104を把持する把持装置126を備えたロボット(ロボット本体113の把持装置126)を用いて、回路基板108上に取り付けられたコネクタ110にケーブルの先端106を挿入する。
前提として、図5(a)-(c)に示すように、ケーブルの先端106の近傍には補強板107が取り付けられていて、補強板107の両脇には凸部107a(タブ)が形成されている。図5(b)に示すようにこの凸部107aの手前側に把持装置126の把持爪142・144が配置され、把持爪142・144が矢印C方向に移動することにより、ケーブル104がコネクタ110に向かって移動する。
なお本実施形態では、補強板107の両脇には凸部107a(タブ)が形成されている構成を例示したが、必ずしもこれに限定するものではない。補強板107に凸部107aが形成されてない場合であっても、把持爪142・144bによる挟持、および吸引部141の吸着孔140によるエアの吸引によって把持装置126においてケーブル104を把持することで、ケーブルの先端106(補強板107)をコネクタ110のコネクタ側開口110aに挿入することが可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の電子機器組立方法では、図5(a)-(d)に示すガイド部材200を用いる。ガイド部材200は、コネクタ110の開口(図5(c)に示すコネクタ側開口110a)に向かってケーブルの先端106をケーブル104の厚み方向(高さ方向ないし上下方向)に規制する。
具体的には、図5(c)に示すように、コネクタ110にはケーブルの先端106を挿入するコネクタ側開口110aが形成されている。一方、ガイド部材200には、コネクタ110の先端106が挿通されるガイド側開口210が形成されている。図5(a)に示すように、ガイド部材200は回路基板108に当接する底辺200aと、底辺200aに対向する上辺200bと、底辺200aと上辺200bを連結する側辺200cとからなり、これらによって囲まれる空間がガイド側開口210となっている。側辺200cは片側だけに設けられている。すなわちガイド部材200は枠状の一対の側辺200cのうちの1つが開放された形状である。
ガイド側開口210は、図5(d)に示すように、出口側210b(コネクタ110と対向する側)の高さH2がコネクタ側開口110aとほぼ同じ高さもしくはコネクタ側開口110aより小さく、且つケーブルの先端106の厚みよりも大きくなっている。そしてガイド側開口210の入口側210aの高さH1は出口側210bの高さH2より高くなっていて、ガイド側開口210は入口側210aから出口側210bに向かって徐々に低くなっている。
図6は、本発明にかかる電子機器組立方法の第1実施形態を説明する図である。なお、理解を容易にするために、図6では、第1実施形態の電子機器組立方法の説明に不要である部材を不図示としている。
第1実施形態の電子機器組立方法では、まず図6(a)に示すように、回路基板108においてコネクタ110のコネクタ側開口110aの手前に、コネクタ側開口110aに対向するようにガイド部材200を固定する。固定する手段としては、ガイド部材200を回路基板108上に残置するのであれば接着や半田付けすることができ、ケーブル接続後にガイド部材200を撤去するのであれば両面テープや弱い接着剤を使用することができ、ケーブル接続時だけ仮固定するのであればロボットアームで支持することができる。
次に、把持装置126によってケーブル104を把持し(図4(b)参照)、図6(b)に示すようにケーブルの先端106の補強板107をガイド部材200のガイド側開口210に挿通する。ガイド側開口210の入口側210aの高さH1はコネクタ側開口110aの高さよりも高いため、飛躍的に挿入しやすくなっている。
図6(b)に示す状態からケーブル104を把持装置126によってコネクタ110に向かって移動する。ケーブル104は柔軟性があるため、ガイド210の内壁に接触すると、ケーブル先端106はガイド210の内壁に沿って移動する。これにより図6(c)に示すように、ケーブルの先端106がガイド側開口210の内壁によってコネクタ側開口110aに案内される。
そしてケーブル104を更に移動させることにより、図6(d)に示すようにガイド部材200を介して先端106の先端106をコネクタ110のコネクタ側開口110aに挿入する。これにより、ケーブル104がコネクタ110を介して回路基板108に接続される。
上記説明したように第1実施形態の電子機器組立方法では、ガイド部材200のガイド側開口210の入口側210aの高さH1がコネクタ110のコネクタ側開口110aの高さよりも高い。またガイド側開口210の出口側210bの高さH2が、コネクタ110のコネクタ側開口110aとほぼ同じ高さもしくはコネクタ側開口110aより小さく、且つケーブルの先端106の厚みよりも大きくなっている。これにより、ケーブルの先端106(補強板107)はガイド部材200によって案内されてコネクタ110のコネクタ側開口110aに挿入される。
上記構成によれば、ガイド部材200によってケーブルの先端106の高さ方向での位置決めが行われる。すなわちケーブルの先端106の高さや姿勢が多少ずれている場合であっても、それらはガイド部材200によって矯正される。したがって、コネクタ側開口110aにケーブルの先端106を直接挿入する際に比して、ケーブル104をコネクタ110ひいては回路基板108に容易且つ確実に接続することが可能となる。
なお、図6(a)に示す状態において、ガイド部材200を回路基板108のコネクタ110の手前に固定設置して、ケーブル接続後も残置してもよい。かかる構成によれば、回路基板108からのガイド部材200の撤去作業を不要とすることができる。
また、ケーブル104とコネクタ110との接続作業が完了した後に、図6(e)に示すようにガイド部材200を回路基板108から撤去してもよい。この場合、図5(a)に示すように、ガイド部材200は、ケーブル104の差し込み方向から見たときに枠状の一対の側辺のうちの1つが開放された形状である(ガイド側開口210の左右一方の端が開放になっている)。これにより、ガイド部材200をケーブル104から引き抜くことが可能となる。ただし、上述したようにコネクタ110を回路基板108に残置する場合には、ガイド部材200は、ケーブル104の差し込み方向から見たときに4つの辺(上辺、底辺および一対の側辺)からなる枠状であってもよい。
(第2実施形態)
図7は、本発明にかかる電子機器組立方法の第2実施形態を説明する図である。第1実施形態では、回路基板108においてコネクタ110の手前にガイド部材200を(固定)配置していた。これに対し第2実施形態では、把持装置126の先端106にガイド部材200を支持させている。なお、把持装置126については図4を用いて詳述しているため、第2実施形態では説明する必要のない部材については説明および図示を省略している。
第2実施形態では、ガイド部材200は、図7(a)および(b)に示すアタッチメント300のブリッジ310を介して把持装置126の先端に支持される。ブリッジ310の下面には走行ブロック316が取り付けられている。走行ブロック316は、把持装置126の吸着ベース148の上面に配置された走行レール318上を走行する。これによりブリッジ310は把持装置126に対してスライド可能に支持されている。
ブリッジ310の後端にはバネ312の一端が接続されていて、バネ312の他端は把持装置126の吸着ベース148の上面に連結された支持ブロック314に接続されている。バネ312は圧縮ばねであり、ブリッジ310は把持装置126から前方に向かって付勢されている。
上述した把持装置126によってケーブル104を把持すると、図7(a)に示すようにガイド部材200がケーブル104の前方に配置される。すなわち、ケーブル104の進路上にガイド側開口210が対応するように配置される。そして図7(b)に示すように、把持装置126をコネクタ110に向かって移動させる。すると回路基板108上のコネクタ110にガイド部材200が突き当たって、ガイド部材200はコネクタ110の手前で停止する(付勢により固定される)。これにより第1実施形態と同様に、回路基板108においてコネクタ110のコネクタ側開口110aの手前に、コネクタ側開口110aに対向するようにガイド部材200が配置される。
把持装置126をコネクタ110に向かって更に移動させると、バネ312を圧縮しながらブロック316が走行レール318上を走行し、ガイド部材200が停止したままで把持装置126が移動する。そしてケーブルの先端106はガイド側開口210によって案内されてコネクタ110のコネクタ側開口110aに挿入される。
このようにして、第2実施形態のようにガイド部材200が把持装置126の先端に支持した構成によれば、コネクタ110にケーブル104を挿入する動作に伴って、コネクタ110の手前にガイド部材200を固定することができる。したがって作業の段取りを増やすことなく、第1実施形態の電子機器組立方法と同様の効果を得ることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、平坦かつ柔軟性があるケーブルを把持する把持装置を備えたロボットを用いて、回路基板上に取り付けられたコネクタにケーブルの先端を挿入する電子機器組立方法として利用することができる。
100…電子機器組立装置、102…ロボットシステム、104…ケーブル、106…先端、107…補強板、107a…凸部、108…回路基板、110…コネクタ、110a…コネクタ側開口、111…根元、113…ロボット本体、114…ロボット制御装置、116…上位制御システム、118…入力装置、120…状態通知装置、122…ベース部、124…ロボットアーム、126…把持装置、128…視覚装置、132…カメラ、134…照明装置、140…吸着孔、141…吸引部、142…把持爪、144…把持爪、146…アクチュエータ、148…吸着ベース、150…電磁弁、156…CPU、158…入出力部、160…RAM、162…ROM、164…メモリ、166…バス、200…ガイド部材、200a…底辺、200b…上辺、200c…側辺、210…ガイド側開口、300…アタッチメント、310…ブリッジ、312…バネ、314…支持ブロック、316…走行ブロック、318…走行レール
具体的には、図5(c)に示すように、コネクタ110にはケーブルの先端106を挿入するコネクタ側開口110aが形成されている。一方、ガイド部材200には、ケーブルの先端106が挿通されるガイド側開口210が形成されている。図5(a)に示すように、ガイド部材200は回路基板108に当接する底辺200aと、底辺200aに対向する上辺200bと、底辺200aと上辺200bを連結する側辺200cとからなり、これらによって囲まれる空間がガイド側開口210となっている。側辺200cは片側だけに設けられている。すなわちガイド部材200は枠状の一対の側辺200cのうちの1つが開放された形状である。

Claims (4)

  1. 平坦かつ柔軟性があるケーブルを把持する把持装置を備えたロボットを用いて、回路基板上に取り付けられたコネクタに該ケーブルの先端を挿入する電子機器組立方法において、
    前記コネクタの開口手前に、該コネクタの前記開口に向かって前記ケーブルの前記先端を該ケーブルの厚み方向に規制するガイド部材を前記開口に対向するよう前記回路基板上に配置し、
    前記ケーブルを前記把持装置によって把持し、
    前記ガイド部材を介して前記ケーブルの先端を前記コネクタに挿入することを特徴とする電子機器組立方法。
  2. 前記ガイド部材は、前記回路基板の前記コネクタの前記開口手前に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器組立方法。
  3. 前記ガイド部材は前記把持装置の先端に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器組立方法。
  4. 前記ガイド部材は前記ケーブルの差し込み方向から見て枠状の一対の側辺のうちの1つが開放された形状であることを特徴とする請求項1~3に記載の電子機器組立方法。
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