JP2023022698A - 電動アシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を抑えられ、かつ、ウォームとウォームホイールとの噛合部で歯打ち音が発生することを抑えられる電動アシスト装置を提供する。【解決手段】電動アシスト装置8は、金属により構成され、軸方向一部分に設けられ、かつ、ラック軸10のラック歯部12と噛合するピニオン歯部24を有するピニオン軸13と、ピニオン軸13のうちピニオン歯部24から軸方向に外れた部分に、ピニオン軸13と同軸に設けられたウォームホイールと、ウォームホイールと噛合するウォーム15とを備える。ウォームホイールは、金属によりピニオン軸13と一体に構成され、ピニオン軸13のうちピニオン歯部24から軸方向に外れた部分から径方向外側に向けて突出したハブ27、および、合成樹脂により構成され、ハブ27の径方向外側の端部を覆うようにハブ27に結合固定され、ウォーム15と噛合するギヤ部28を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電動アシスト装置に関する。
自動車用のステアリング装置では、運転者がステアリングホイールを回転操作すると、ステアリングホイールの回転は、ステアリングシャフト、中間シャフトなどを介して、ステアリングギヤユニットのピニオン軸に伝達される。ピニオン軸の回転は、ピニオン軸と噛合する、ステアリングギヤユニットのラック軸の直線運動に変換される。この結果、左右の操舵輪にステアリングホイールの回転操作量に応じた舵角が付与される。
このようなステアリング装置において、近年、ステアリングホイールの操作に要する力を軽減するための電動アシスト装置を備えた、電動パワーステアリング装置が広く普及している。
電動パワーステアリング装置は、電動アシスト装置が補助動力を付与する箇所により、その構造が大別される。具体的には、ステアリングコラムの内側に配置されるステアリングシャフトに補助動力を付与するコラムアシスト式、ステアリングギヤユニットの入力軸であるピニオン軸に補助動力を付与するピニオンアシスト式、および、ステアリングギヤユニットに、入力軸であるピニオン軸とは別のピニオン軸を組み付け、該別のピニオン軸に補助動力を付与するデュアルピニオン式など、種々の構造が提案されている。
特開2006-15948号公報(特許文献1)には、ピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置に組み込まれる電動アシスト装置において、動力源である電動モータの補助動力を増大させるための減速機として、ウォーム減速機を使用した構造が記載されている。ウォーム減速機は、電動モータにより回転駆動されるウォームと、ウォームと噛合するウォームホイールとを備える。特開2006-15948号公報に記載された電動アシスト装置では、ウォームホイールが、ピニオン軸を構成する金属により、該ピニオン軸と一体に構成されている。
特開2006-15948号公報
特開2006-15948号公報に記載された電動アシスト装置では、ウォームホイールがピニオン軸と一体に構成されているため、部品点数を削減することができる。しかしながら、ウォームホイールは、金属製のウォームと噛合する部分を含めた全体が、金属により構成されている。このため、ステアリングホイールの操作時や悪路走行時にウォームとウォームホイールとの噛合部で歯打ち音が発生することを抑制する面から、改良の余地がある。
本発明は、部品点数を抑えられ、かつ、ウォームとウォームホイールとの噛合部で歯打ち音が発生することを抑えられる電動アシスト装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の電動アシスト装置は、金属により構成され、軸方向一部分に設けられ、かつ、ラック軸のラック歯部と噛合するピニオン歯部を有する、ピニオン軸と、前記ピニオン軸のうち前記ピニオン歯部から軸方向に外れた部分に、前記ピニオン軸と同軸に設けられたウォームホイールと、前記ウォームホイールと噛合し、かつ、電動モータにより回転駆動されるウォームとを備える。
前記ウォームホイールは、前記金属により前記ピニオン軸と一体に構成され、前記ピニオン軸のうち前記ピニオン歯部から軸方向に外れた部分から径方向外側に向けて突出したハブ、および、合成樹脂により構成され、前記ハブの径方向外側の端部を覆うように該端部に結合固定された、前記ウォームと噛合するギヤ部を有する。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ハブは、前記径方向外側の端部に、円周方向に関して凹部と凸部とを交互に配置してなるハブ側凹凸部を有し、前記ギヤ部は、前記ハブ側凹凸部と凹凸係合するギヤ側凹凸部を有する。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ハブ側凹凸部が、前記ハブの外周面に備えられている。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ハブ側凹凸部が、前記ハブの径方向外側の端部の軸方向一方側の側面に備えられている。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ハブは、径方向外側の端部に、軸方向一方側に向けて突出した円筒状の庇部を有しており、前記ハブ側凹凸部は、前記庇部の軸方向一方側の側面に備えられている。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ハブ側凹凸部を構成する凹部および凸部のそれぞれが、前記ハブの中心軸を中心とする放射方向に対して傾斜した方向に伸長している。なお、本発明では、該傾斜は、直線的な傾斜と曲線的な傾斜との双方を含む。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ハブは、径方向外側の端部に、軸方向一方側に向けて突出した円筒状の庇部を有しており、前記ハブ側凹凸部は、前記庇部の内周面に備えられている。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ハブの外周面が、円筒面により構成されている。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ハブの径方向外側の端部の軸方向他方側の側面に、径方向外側に向かうにしたがって軸方向一方側に向かう方向に曲線的または直線的に傾斜した断面形状を有する案内部を備える。なお、本発明では、該傾斜は、直線的な傾斜と曲線的な傾斜との双方を含む。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記軸方向一方側は、軸方向に関して前記ウォームホイールから前記ピニオン歯部に向かう側である。
この場合に、本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ギヤ部のうち、軸方向他方側の端部の径方向内側の端部に、射出成形のゲートの切断部が存在する。
本発明の一態様の電動アシスト装置では、前記ピニオン軸が、円管状の中空軸により構成されている。
本発明の一態様の電動アシスト装置によれば、部品点数を抑えられ、かつ、ウォームとウォームホイールとの噛合部で歯打ち音が発生することを抑えられる。
図1は、本発明の実施の形態の第1例の電動アシスト装置を備えた電動パワーステアリング装置の側面図である。 図2は、図1のA-A断面図である。 図3は、図2のB-B断面図である。 図4は、図2のC部拡大図。 図5は、第1例のウォームホイールのハブを一体に備えたピニオン軸の斜視図である。 図6は、第1例のウォームホイールのギヤ部を射出成形により造る工程を示す断面図である。 図7は、本発明の実施の形態の第2例のウォームホイールおよびピニオン軸の断面図である。 図8は、第2例のウォームホイールのハブを一体に備えたピニオン軸を軸方向一方側から見た図である。 図9は、第2例に関する、図4に相当する図である。 図10は、第2例のウォームホイールのハブを一体に備えたピニオン軸の斜視図である。 図11は、本発明の実施の形態の第3例のウォームホイールおよびピニオン軸の断面図である。 図12は、第3例のウォームホイールのハブを一体に備えたピニオン軸の斜視図である。 図13は、第3例のウォームホイールのハブを一体に備えたピニオン軸を軸方向一方側から見た図である。 図14は、本発明の実施の形態の第4例のウォームホイールおよびピニオン軸の断面図である。 図15は、本発明の実施の形態の第5例のウォームホイールおよびピニオン軸の断面図である。
[実施の形態の第1例]
本発明の実施の形態の第1例について、図1~図6を用いて説明する。
図1~図3は、本例の電動アシスト装置8を組み込んだ電動パワーステアリング装置1を示している。本例の電動パワーステアリング装置1は、デュアルピニオン式である。本発明の電動アシスト装置は、ピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置に組み込むこともできる。
本例の電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール2と、ステアリングシャフト3と、ステアリングコラム4と、2つの自在継手5a、5bと、中間シャフト6と、ステアリングギヤユニット7と、電動アシスト装置8とを備える。
ステアリングホイール2は、ステアリングシャフト3の後端部に取り付けられている。ステアリングシャフト3は、車体に支持されたステアリングコラム4の内側に、回転自在に支持されている。ステアリングシャフト3の前端部は、後側の自在継手5aと、中間シャフト6と、前側の自在継手5bとを介して、ステアリングギヤユニット7のピニオン軸9に接続されている。このため、運転者がステアリングホイール2を回転操作すると、ステアリングホイール2の回転は、ステアリングシャフト3、自在継手5a、中間シャフト6、および自在継手5bを介して、ピニオン軸9に伝達される。ピニオン軸9の回転は、ピニオン軸9と噛合した、ステアリングギヤユニット7のラック軸10の直線運動に変換される。この結果、左右の操舵輪にステアリングホイール2の回転操作量に応じた舵角が付与される。電動アシスト装置8は、電動モータを動力源として発生した補助動力をラック軸10に付与する。この結果、運転者がステアリングホイール2を回転操作するのに要する力が軽減される。
ステアリングギヤユニット7は、車体に支持されたハウジング11と、ハウジング11の内側に軸方向の移動のみを可能に支持されたラック軸10と、ハウジング11の内側でラック軸10の軸方向一方側部(図1の右側部)の近傍に回転のみを可能に支持されたピニオン軸9とを備える。ピニオン軸9は、ハウジング11の内側に配置された図示しない軸方向中間部の外周面に、ピニオン歯部を有する。ラック軸10の軸方向は、車幅方向に一致している。ラック軸10は、ハウジング11の内側に配置された軸方向一方側部の外周面の周方向一部に、ピニオン軸9のピニオン歯部と噛合する第1ラック歯部を有する。ラック軸10は、ハウジング11の内側に配置された軸方向他方側部(図1の左側部)の外周面の周方向一部に、電動アシスト装置8を構成するピニオン軸13のピニオン歯部24と噛合する、第2ラック歯部12を有する(図3参照)。
電動アシスト装置8は、ピニオン軸13と、ウォームホイール14およびウォーム15を有するウォーム減速機16とを備える。本例の電動アシスト装置8は、第1軸受17、第2軸受18、第3軸受19、第4軸受20、押圧ブロック21、ばね22、電動モータ23と、図示しないトルクセンサとを、さらに備える。
ピニオン軸13は、金属により構成され、軸方向一部分に設けられ、ステアリングギヤユニット7を構成するラック軸10の第2ラック歯部12と噛合する、ピニオン歯部24を有する。
本例における以下の説明中、ピニオン軸13およびウォームホイール14に関して、軸方向一方側は、図3、図5、および図6の右側であり、軸方向他方側は、図3、図5、および図6の左側である。
本例のピニオン軸13は、中実軸より構成されている。本例のピニオン軸13は、ハウジング11の内側で、ラック軸10の軸方向他方側部の近傍に、回転可能に支持されている。具体的には、ピニオン軸13は、軸方向中間部の外周面にピニオン歯部24を有し、かつ、ピニオン歯部24を軸方向両側から挟む軸方向2箇所部分を、ハウジング11に対し、第1軸受17および第2軸受18により回転可能に支持されている。
ピニオン軸13は、ピニオン歯部24を、ラック軸10の第2ラック歯部12に噛合させている。本例では、ピニオン歯部24と第2ラック歯部12との噛合部のバックラッシを解消し、かつ、ピニオン歯部24と第2ラック歯部12との噛合部に作用する噛み合い反力にかかわらず、該噛合部の噛合状態を適正に維持するために、ラック軸10をピニオン軸13に向け弾性的に付勢している。このために、ハウジング11の内側で、ラック軸10を挟んでピニオン軸13と反対側に位置する箇所に、押圧ブロック21およびばね22を保持している。そして、ばね22の弾力により、押圧ブロック21をラック軸10に押し付けることで、ラック軸10をピニオン軸13に向け弾性的に付勢している。
ウォームホイール14は、ピニオン軸13のうちピニオン歯部24から軸方向に外れた部分に、ピニオン軸13と同軸に設けられている。本例では、ウォームホイール14は、ピニオン軸13の軸方向一方側の端部に固定されており、外周面にホイール歯部25を有する。
ウォーム15は、ウォームホイール14と噛合し、かつ、電動モータ23により回転駆動される。本例では、ウォーム15は、軸方向中間部の外周面に、ウォーム歯部26を有する。ウォーム15の中心軸は、ウォーム15の中心軸に対してねじれの位置に配置されている。ウォーム15は、ウォーム歯部26をホイール歯部25に噛合させた状態で、軸方向両側の端部を、ハウジング11に対し、第3軸受19および第4軸受20により回転可能に支持されている。さらに、この状態で、ウォーム15の基端部(図2の左端部)に、ハウジング11に支持された電動モータ23を構成する図示しない出力軸が、トルク伝達可能に連結されている。
ウォームホイール14は、ハブ27と、ギヤ部28とを備える。
ハブ27は、図3に示すように、ピニオン軸13を構成する金属により、ピニオン軸13と一体に構成され、ピニオン軸13の軸方向一方側の端部から径方向外側に向けて突出している。
本例では、ハブ27は、径方向外側の端部に、円周方向に関して凹部と凸部とを交互に配置してなる歯車状のハブ側凹凸部29を有する。本例では、ハブ側凹凸部29は、ハブ27の外周面に全周にわたり備えられている。
より具体的には、本例のハブ27は、ピニオン軸13の軸方向一方側の端部から径方向外側に向けて突出した円輪状の側板部30と、側板部30の径方向外側の端部から軸方向一方側に向けて伸長した円筒状の庇部31とを備える。本例では、ハブ側凹凸部29は、側板部30の軸方向中間部から庇部31の軸方向一方側の端部までの連続した軸方向範囲に全周にわたり備えられている。本発明を実施する場合、ハブの外周面におけるハブ側凹凸部の軸方向に関する形成範囲は、任意に決定することができる。側板部30は、軸方向他方側の側面の径方向中間部に、軸方向一方側に向けて凹んだ環状凹部32を全周にわたり有する。
ハブ27およびピニオン軸13を構成する金属としては、鉄鋼、ステンレス鋼などの鉄合金のほか、アルミニウム合金などの各種の金属、たとえば鍛造加工でよく用いられる金属を採用することができる。ハブ27およびピニオン軸13を成形するための加工としては、各種の切削加工や塑性加工を採用することができる。ただし、ハブ27を歩留まり良く低コストに成形するには、多段階で行う鍛造加工を採用するのが好ましい。
ギヤ部28は、合成樹脂により構成され、ハブ27の径方向外側の端部を覆うようにハブ27に結合固定されており、ウォーム15と噛合する。
本例では、ギヤ部28は、全体を円環状に構成されており、外周面にホイール歯部25を有する。ギヤ部28は、ハブ27を構成する側板部30の径方向外側部分および庇部31を覆うように、ハブ27に結合固定されている。
本例では、ギヤ部28は、ハブ側凹凸部29と凹凸係合する歯車状のギヤ側凹凸部34を有する。
本例では、ギヤ部28は、庇部31の径方向内側に全周にわたり配置された第1抑え部35を有し、庇部31の内周面に第1抑え部35の外周面を係合させている。ギヤ部28は、側板部30の環状凹部32の表面を構成する径方向外側の周面である段部33の径方向内側に全周にわたり配置された第2抑え部36を有し、段部33に第2抑え部36の外周面を係合させている。
ギヤ部28を構成する合成樹脂としては、ポリアミド66(PA66)のほか、ポリアミド6(PA6)、ポリアミド46(PA46)、ポリアミド9T(PA9T)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアセタール(POM)、フェノール樹脂(PF)などの各種の合成樹脂を採用することができる。これらの合成樹脂には、必要に応じて、ガラス繊維、ポリエチレン繊維、カーボン繊維、アラミド繊維などの各種の強化繊維を混入することができる。
本例の電動パワーステアリング装置1では、電動アシスト装置8を構成する図示しないトルクセンサが、ステアリングホイール2からステアリングシャフト3に加えられたトルクの方向および大きさを検出する。電動モータ23は、トルクセンサの検出信号や、トランスミッションに組み込んだ車速センサから出力される車速信号などに基づいて、ウォーム15を回転駆動することにより、ウォームホイール14およびピニオン軸13を介して、ラック軸10に補助動力を付与する。この結果、運転者がステアリングホイール2を回転操作するのに要する力が軽減される。
本例のウォームホイール14の製造方法は、互いに一体に構成されたハブ27およびピニオン軸13を多段階の鍛造加工により造る工程と、ギヤ部28を射出成形により造るのと同時に、ギヤ部28をハブ27に対して結合する工程、すなわちハブ27の径方向外側の端部にギヤ部28をインサート成形する工程とを備える。
本例では、ハブ27の径方向外側の端部にギヤ部28をインサート成形する工程において、図6に示すような金型装置37を使用する。金型装置37は、固定金型38と、固定金型38に対する軸方向(図6における左右方向)の遠近動を可能に配置された可動金型39とを備える。
本例では、固定金型38は、径方向中央部に、軸方向他方側の側面に開口した保持凹部40、および、径方向中間部に、軸方向他方側に向けて突出した円環状の凸部41を備える。固定金型38は、その内部に、固定金型38および可動金型39とハブ27との間に画成されるキャビティ42内に、溶融した合成樹脂を送り込むためのランナー43を備える。ランナー43は、固定金型38の径方向の中央部に配置されて軸方向に伸長する通路である第1ランナー部44と、第1ランナー部44の軸方向他方側の端部である下流側端部から径方向外側に向けて伸長した円盤状の通路である第2ランナー部45と、第2ランナー部45の径方向外側の端部である下流側端部から軸方向他方側に向かうほど径方向外側に向かう方向に伸長した、円すい筒状の通路である第3ランナー部46とを有する。ランナー43は、その周囲に図示しないヒータが配置されたホットランナーにより構成されていてもよい。第3ランナー部46の下流側端部には、円環状のゲート47が備えられている。ゲート47は、固定金型38の軸方向他方側の側面のうち、凸部41の径方向外側に隣接する部分に開口している。ゲート47は、開口部の開閉を行うためのバルブを有しないオープンゲートにより構成されている。固定金型38のうち、第2ランナー部45および第3ランナー部46を挟んで軸方向両側に位置する部分は、図示しない連結部により互いに連結されている。
本例では、可動金型39は、第1金型部品48および第2金型部品49から構成されている。
第1金型部品48は、全体を有底円筒状に構成されており、径方向中央部に、軸方向に伸長し、かつ、軸方向一方側の側面に開口した保持凹部50、および、保持凹部50の開口部の周囲に、径方向外側に隣接する部分よりも軸方向一方側に突出した円環状の凸部51を備える。
第2金型部品49は、全体を略円筒状に構成されており、軸方向一方側の半部に、径方向内側に向けて突出する内向フランジ52を備える。内向フランジ52は、内周面に、ギヤ部28のホイール歯部25を成形するためのホイール歯部成形部53を有する。第2金型部品49の軸方向他方側の半部は、第1金型部品48の軸方向一方側の端部にがたつきなく外嵌される。第2金型部品49の内向フランジ52の軸方向他方側の側面は、第1金型部品48の軸方向一方側の側面の径方向外端部に当接している。
金型装置37を使用して、ハブ27の径方向外側の端部にギヤ部28をインサート成形する際には、図6に示すように、金型装置37の内側に、ハブ27およびピニオン軸13をセットする。具体的には、第1金型部品48の保持凹部50に、ピニオン軸13のうちハブ27よりも軸方向他方側の部分をがたつきなく内嵌し、第1金型部品48の凸部51の先端面である軸方向一方側の端面を、ハブ27の側板部30の軸方向他方側の側面の径方向内側部に当接させる。これにより、第2金型部品49のホイール歯部成形部53を、ハブ27の径方向外側に配置する。さらに、固定金型38の保持凹部40に、ピニオン軸13の軸方向一方側の端部をがたつきなく内嵌し、固定金型38の凸部41の先端面である軸方向他方側の端面を、ハブ27の側板部30の軸方向一方側の側面の径方向中間部に当接させ、固定金型38の軸方向他方側の側面の径方向外端部を、第2金型部品49の軸方向一方側の側面に当接させる。
金型装置37の内側に、ハブ27およびピニオン軸13をセットした状態で、固定金型38の凸部41の外周面と、固定金型38の軸方向他方側の側面のうち凸部41の径方向外側に隣接する部分と、第2金型部品49のホイール歯部成形部53と、第1金型部品48の軸方向一方側の側面のうち凸部51の径方向外側に隣接する部分と、凸部51の外周面とにより、ギヤ部28を成形するためのキャビティ42が画成される。
この状態で、ランナー43およびゲート47を通じて、キャビティ42内に溶融した合成樹脂を送り込む。キャビティ42内に送り込まれた合成樹脂は、ハブ27の径方向外側部分の軸方向一方側に位置する部分から、ハブ27の径方向外側に位置する部分を経由して、ハブ27の径方向外側部分の軸方向他方側に位置する部分に向けて流れることで、キャビティ42内の全体に充填される。
キャビティ42内に充填された合成樹脂を冷却して固化させた後、可動金型39を固定金型38から離れる方向に軸方向に移動させることで金型装置37を開き、ウォームホイール14およびピニオン軸13を取り出す。これと同時に、ランナー43およびゲート47内の合成樹脂とギヤ部28とを分離する。その後、必要に応じて、ギヤ部28の表面や角部に仕上加工を施して、ウォームホイール14を得る。
本例の電動アシスト装置8を組み立てる際には、図3において、ハウジング11の内側に第1軸受17および第2軸受18を組み付けた後、これらの第1軸受17および第2軸受18の内側に、図3の右側、すなわち軸方向一方側から、ピニオン軸13を挿入する。
本例の電動アシスト装置8によれば、以下の作用効果を奏することができる。
ウォームホイール14を構成するハブ27が、ピニオン軸13を構成する金属により、ピニオン軸13と一体に構成されている。このため、部品点数を抑えることができる。
ウォームホイール14のホイール歯部25が、合成樹脂製のギヤ部28の外周面に備えられている。このため、ステアリングホイール2の操作時や悪路走行時に、ホイール歯部25とウォーム歯部26との噛合部で歯打ち音が発生することを抑えられる。
ハブ27の外周面に備えられた歯車状のハブ側凹凸部29に、ギヤ部28のギヤ側凹凸部34を係合させている。このため、ハブ27に対するギヤ部28の回転方向の保持力を確保しやすい。
ハブ27の庇部31の内周面に、ギヤ部28の第1抑え部35の外周面を係合させている。このため、ハブ27に対するギヤ部28のモーメント方向の保持力を確保しやすい。ハブ27の段部33に、ギヤ部28の第2抑え部36の外周面を係合させている。したがって、この面からも、ハブ27に対するギヤ部28のモーメント方向の保持力を確保しやすい。
本発明を実施する場合、ハブに対するギヤ部の保持力を十分に確保できる限り、ハブ側凹凸部29とギヤ側凹凸部34との係合部、庇部31の内周面と第1抑え部35の外周面との係合部、および、段部33と第2抑え部36の外周面との係合部のそれぞれを、適宜省略することができる。
[実施の形態の第2例]
本発明の実施の形態の第2例について、図7~図10を用いて説明する。
本例では、ウォームホイール14aを構成するハブ27aのハブ側凹凸部29aが、ハブ27aの径方向外側の端部の軸方向一方側の側面に備えられている。より具体的には、ハブ側凹凸部29aが、庇部31aの先端面である軸方向一方側の側面に備えられている。
本例では、ハブ側凹凸部29aを構成する凹部および凸部のそれぞれが、ハブ27aの中心軸を中心とする放射方向に対して曲線的に傾斜した方向に伸長している。より具体的には、ハブ側凹凸部29aを構成する凹部および凸部のそれぞれが、径方向外側に向かうほど円周方向に関して一方側(本例では図8の反時計方向側)に向かう方向に曲線的に伸長している。本発明を実施する場合、ハブ側凹凸部を構成する凹部および凸部のそれぞれは、ハブの中心軸を中心とする放射方向、または、該放射方向に対して直線的に傾斜した方向に伸長していてもよい。
本例では、ハブ27aの外周面、すなわち、互いに連続する側板部30aの外周面および庇部31aの外周面が、円筒面54により構成されている。
本例では、ハブ27aの径方向外側の端部の軸方向他方側の側面、すなわち、側板部30aの径方向外側の端部の軸方向他方側の側面に、径方向外側に向かうにしたがって軸方向一方側に向かう方向に曲線的に傾斜した断面形状を有する案内部55を備える。本発明を実施する場合には、案内部55の寸法を確保する観点から、案内部55の径方向に関する幅寸法Wa(図7)は、庇部31aの先端面の径方向に関する幅寸法Wb(図7)の0.5倍以上であることが好ましく、該幅寸法Wbの1.0倍以上であることがより好ましい。本例では、案内部55の径方向に関する幅寸法Waは、庇部31aの先端面の径方向に関する幅寸法Wbの0.5倍よりも大きく、1.0倍よりも小さくしている。本発明を実施する場合、案内部の断面形状は、直線的に傾斜していてもよいし、あるいは、直線的に傾斜した部分と曲線的に傾斜した部分との双方を備えていてもよい。
本発明を実施する場合、図7に示すように、ハブ27aの径方向外側の端部の軸方向に関する幅寸法、具体的には、庇部31aの軸方向一方側の端縁から案内部55の軸方向他方側の端縁までの軸方向に関する幅寸法をLとした場合に、円筒面54のうち、軸方向に関して案内部55とハブ側凹凸部29aとの間に位置する部分、すなわち、全周にわたり連続した円筒面により構成された部分の軸方向に関する幅寸法Lcは、該部分の径方向外側に位置するホイール歯部25(ウォーム歯との噛み合い部)の射出成形による形状精度を確保する観点から、L/3以上とすることが好ましい。このために、案内部55の軸方向に関する幅寸法Laは、L/3以下とすることが好ましい。ただし、案内部55の寸法を確保する観点から、案内部55の軸方向に関する幅寸法Laは、L/4以上とすること、すなわち、L/4~L/3とすることが好ましい。ハブ側凹凸部29aの軸方向に関する幅寸法Lbは、LからLaおよびLcを差し引いた有限の値となる。
本例では、ギヤ部28aは、ハブ側凹凸部29aと凹凸係合する歯車状のギヤ側凹凸部34aを有する。ギヤ部28aは、軸方向他方側部分の径方向内側部分により、ハブ27aの案内部55を覆っている。
本発明を実施する場合、庇部31aの先端面の径方向に関する幅寸法Wb、すなわち、ハブ側凹凸部29aの径方向に関する幅寸法Wbは、ギヤ側凹凸部34aとの係合幅を確保して、ハブ27aに対するギヤ部28aの回転を十分に防止する観点から、L/3以上とすることが好ましい。
本例の構造では、以下のような作用効果を奏することができる。
ハブ側凹凸部29aを構成する凹部および凸部のそれぞれが、ハブ27aの中心軸を中心とする放射方向に対して曲線的に傾斜した方向に伸長している。このため、ハブ側凹凸部を構成する凹部および凸部のそれぞれが放射方向または放射方向に対して傾斜した方向に直線的に伸長している場合に比べて、ハブ側凹凸部29aとギヤ側凹凸部34aとの係合面積を単位歯当たりで大きくすることができる。したがって、ハブ側凹凸部29aとギヤ側凹凸部34aとの係合に基づく、ハブ27aに対するギヤ部28の回転方向の保持力を大きくすることができる。
ハブ27aの外周面が、円筒面54により構成されている。このため、ギヤ部28aのうち、円筒面54よりも径方向外側に位置する部分の径方向の肉厚は、ホイール歯部25を構成する複数の歯56が位置する円周方向箇所において、互いに等しくなっている。したがって、ハブ27aのうち、円筒面54よりも径方向外側に位置する部分に関しては、図9に示す様に、複数の歯56が位置する円周方向箇所の射出成形時の成形収縮量を互いに等しくすることができる。この結果、ホイール歯部25の形状精度を確保しやすい。
ハブ27aの径方向外側の端部の軸方向他方側の側面に、径方向外側に向かうにしたがって軸方向一方側に向かう方向に曲線的に傾斜した断面形状を有する案内部55を備え、案内部55が、ギヤ部28aの軸方向他方側部分の径方向内側部分により覆われている。このため、ギヤ部28aを射出成形する際に、溶融した合成樹脂を案内部55に沿って円滑に流すことができる。したがって、ギヤ部28aの形状精度を確保しやすい。その他の構成および作用効果は、第1例と同様である。
[実施の形態の第3例]
本発明の実施の形態の第3例について、図11~図13を用いて説明する。
本例では、ウォームホイール14bを構成するハブ27bのハブ側凹凸部29bが、庇部31bの内周面に備えられている。本例では、第2例と同様、ハブ27bの外周面が円筒面54により構成されており、ハブ27bの径方向外側の端部の軸方向他方側の側面に、径方向外側に向かうにしたがって軸方向一方側に向かう方向に曲線的に傾斜した断面形状を有する案内部55aを備える。
本例では、ギヤ部28bは、ハブ側凹凸部29bと凹凸係合する歯車状のギヤ側凹凸部34bを有する。本例では、第2例と同様、ギヤ部28bは、軸方向他方側部分の径方向内側部分により、ハブ27bの案内部55aを覆っている。その他の構成および作用効果は、第1例または第2例と同様である。
[実施の形態の第4例]
本発明の実施の形態の第4例について、図14を用いて説明する。
本例では、ピニオン軸13に対するウォームホイール14cの軸方向の向きが、第2例と逆になっている。すなわち、本例では、ピニオン軸13およびウォームホイール14cに関して、軸方向一方側は、軸方向に関してウォームホイール14cからピニオン歯部24に向かう側である、図14の左側であり、軸方向他方側は、図14の右側である。本例では、ウォームホイール14cを構成するハブ27aおよびギヤ部28aについては、軸方向の向きが第2例と逆になっているだけであるため、第2例と同じ符号を用いる。
本例の場合も、ハブ27aの径方向外側の端部にギヤ部28aをインサート成形する際には、ランナーおよびゲートを通じて、ギヤ部28aの成形空間であるキャビティのうち、軸方向に関してピニオン歯部24と反対側である軸方向他方側の端部の径方向内側の端部(図14のα部に対応する部分)から、溶融した合成樹脂を送り込む。そして、キャビティ内に送り込まれた合成樹脂は、ハブ27aの径方向外側部分の軸方向他方側に位置する部分から、ハブ27aの径方向外側に位置する部分を経由して、ハブ27aの径方向外側部分の軸方向一方側に位置する部分に向けて流れることで、キャビティ内の全体に充填される。
この際に、本例では、キャビティのうち、ハブ27aの径方向外側部分の軸方向他方側に位置する部分に、ハブ側凹凸部が存在しないため、当該部分において合成樹脂の分流が発生しない。したがって、キャビティ内での合成樹脂の流れを円滑にすることができる。この結果、ギヤ部28aの形状精度を確保しやすい。
本例では、キャビティのうち、ハブ27aの径方向外側部分の軸方向他方側に位置する部分に、ハブ27aの案内部55が存在する。このため、当該部分において、溶融した合成樹脂を案内部55に沿って円滑に流すことができる。したがって、この面からも、キャビティ内での合成樹脂の流れを円滑にすることができる。
本例では、キャビティのうち、ハブ27aの径方向外側部分の軸方向一方側に位置する部分に、ハブ側凹凸部29aが存在する。このため、当該部分において、合成樹脂の分流が発生するが、当該部分の合成樹脂の勢いは小さいため、キャビティ内での合成樹脂の流れに与える影響を小さく抑えられる。
本例では、上述のようにギヤ部28aの射出成形を行うため、ギヤ部28aのうち、軸方向他方側の端部の径方向内側の端部(図14のα部)に、射出成形のゲートの切断部が存在する。その他の構成および作用効果は、第2例と同様である。
[実施の形態の第5例]
本発明の実施の形態の第5例について、図15を用いて説明する。
本例では、ピニオン軸13aが、円管状の中空軸により構成されている。すなわち、ピニオン軸13aは、径方向中心部を軸方向に貫通する中心孔57を有する。このため、本例では、ピニオン軸13aを軽量に構成することができる。その他の構成及び作用効果は、第2例と同様である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、発明の技術思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、本発明は、上述した各実施の形態の構造を、矛盾を生じない範囲で、適宜組み合わせて実施することができる。
1 電動パワーステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリングシャフト
4 ステアリングコラム
5a、5b 自在継手
6 中間シャフト
7 ステアリングギヤユニット
8 電動アシスト装置
9 ピニオン軸
10 ラック軸
11 ハウジング
12 第2ラック歯部
13 ピニオン軸
14、14a、14b、14c ウォームホイール
15 ウォーム
16 ウォーム減速機
17 第1軸受
18 第2軸受
19 第3軸受
20 第4軸受
21 押圧ブロック
22 ばね
23 電動モータ
24 ピニオン歯部
25 ホイール歯部
26 ウォーム歯部
27、27a、27b ハブ
28、28a、28b ギヤ部
29、29a、29b ハブ側凹凸部
30、30a 側板部
31、31a、31b 庇部
32 環状凹部
33 段部
34、34a、34b ギヤ側凹凸部
35 第1抑え部
36 第2抑え部
37 金型装置
38 固定金型
39 可動金型
40 保持凹部
41 凸部
42 キャビティ
43 ランナー
44 第1ランナー部
45 第2ランナー部
46 第3ランナー部
47 ゲート
48 第1金型部品
49 第2金型部品
50 保持凹部
51 凸部
52 内向フランジ
53 ホイール歯部成形部
54 円筒面
55、55a 案内部
56 歯
57 中心孔

Claims (12)

  1. 金属により構成され、軸方向一部分に設けられ、かつ、ラック軸のラック歯部と噛合するピニオン歯部を有する、ピニオン軸と、
    前記ピニオン軸のうち前記ピニオン歯部から軸方向に外れた部分に、前記ピニオン軸と同軸に設けられたウォームホイールと、
    前記ウォームホイールと噛合するウォームと、を備え、
    前記ウォームホイールは、前記金属により前記ピニオン軸と一体に構成され、前記ピニオン軸から径方向外側に向けて突出したハブ、および、合成樹脂により構成され、前記ハブの径方向外側の端部を覆うように該端部に結合固定された、前記ウォームと噛合するギヤ部を有する、
    電動アシスト装置。
  2. 前記ハブは、前記径方向外側の端部に、円周方向に関して凹部と凸部とを交互に配置してなるハブ側凹凸部を有し、
    前記ギヤ部は、前記ハブ側凹凸部と凹凸係合するギヤ側凹凸部を有する、
    請求項1に記載の電動アシスト装置。
  3. 前記ハブ側凹凸部が、前記ハブの外周面に備えられている、請求項2に記載の電動アシスト装置。
  4. 前記ハブ側凹凸部が、前記ハブの径方向外側の端部の軸方向一方側の側面に備えられている、請求項2に記載の電動アシスト装置。
  5. 前記ハブは、径方向外側の端部に、軸方向一方側に向けて突出した円筒状の庇部を有しており、前記ハブ側凹凸部は、前記庇部の軸方向一方側の側面に備えられている、請求項4に記載の電動アシスト装置。
  6. 前記ハブ側凹凸部を構成する凹部および凸部のそれぞれが、前記ハブの中心軸を中心とする放射方向に対して傾斜した方向に伸長している、請求項4または5のうちのいずれかに記載の電動アシスト装置。
  7. 前記ハブは、径方向外側の端部に、軸方向一方側に向けて突出した円筒状の庇部を有しており、前記ハブ側凹凸部は、前記庇部の内周面に備えられている、請求項2に記載の電動アシスト装置。
  8. 前記ハブの外周面が、円筒面により構成されている、請求項4~7のうちのいずれかに記載の電動アシスト装置。
  9. 前記ハブの径方向外側の端部の軸方向他方側の側面に、径方向外側に向かうにしたがって軸方向一方側に向かう方向に傾斜した断面形状を有する案内部を備える、請求項4~8のうちのいずれかに記載の電動アシスト装置。
  10. 前記軸方向一方側は、軸方向に関して前記ウォームホイールから前記ピニオン歯部に向かう側である、請求項4~9のうちのいずれかに記載の電動アシスト装置。
  11. 前記ギヤ部のうち、軸方向他方側の端部の径方向内側の端部に、射出成形のゲートの切断部が存在する、請求項10に記載の電動アシスト装置。
  12. 前記ピニオン軸が、円管状の中空軸により構成されている、請求項1~11のうちのいずれかに記載の電動アシスト装置。
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