JP2023022601A - 情報処理装置、計測システム、ロボットシステム及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、計測システム、ロボットシステム及びコンピュータプログラム Download PDF

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清允 近藤
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Abstract

Figure 2023022601000001
【課題】音データからロボットの動作音のデータを検出する情報処理装置等を提供する。
【解決手段】情報処理装置のプロセッサは、2回以上の所定の動作を実行するロボットの動作音を含み且つ音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データを変換して、音信号を周波数、強度及び発生時間で表す3次元の音データである変換データを生成する3次元変換処理と、前記変換データから、前記所定の動作が実行された時間区間のデータを含む2つ以上の区間データを抽出する抽出処理と、前記区間データ間において、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記対象周波数帯域に含まれる前記ロボットの動作音を示す動作音データを検出する検出処理とを実行する。
【選択図】図1

Description

本開示は、音のデータから特定の音のデータを検出する情報処理装置、計測システム、ロボットシステム及びコンピュータプログラムに関する。
例えば、特許文献1は、ロボットアームの周期的な動作を監視する異常波形検知システムを開示する。異常波形検知システムは、ロボットアームに設置された振動センサの測定値の波形である対象波形の異常を、基準波形に基づき検出する。
特開2018-147390号公報
特許文献1において、例えば、ロボットの動作音の波形を対象波形として用いるには、多大な困難が伴う。騒音計等の音検出器によって検出される音信号のデータ、つまり音データは、ロボットアーム以外の音源の音信号も含み得る。本開示は、音データからロボットの動作音のデータを検出する情報処理装置、計測システム、ロボットシステム及びコンピュータプログラムを提供する。
本開示の一態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備える情報処理装置であって、前記プロセッサは、2回以上の所定の動作を実行するロボットの動作音を含み且つ音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データを変換して、音信号を周波数、強度及び発生時間で表す3次元の音データである変換データを生成する3次元変換処理と、前記変換データから、前記所定の動作が実行された時間区間のデータを含む2つ以上の区間データを抽出する抽出処理と、前記区間データ間において、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記対象周波数帯域に含まれる前記ロボットの動作音を示す動作音データを検出する検出処理とを実行する。
図1は、例示的な実施の形態に係るロボットシステムの構成の一例を示す平面図である。 図2は、例示的な実施の形態に係るロボットコントローラ及び計測コントローラのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、例示的な実施の形態に係るロボットコントローラ、計測コントローラ及び情報処理装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図4は、3次元変換データの一例を図表化して表す図である。 図5は、対象周波数帯域に含まれる音信号の波形及び包絡線の一例を示す図である。 図6は、包絡線の重ね合わせ処理の一例を示す図である。 図7は、包絡線間の差分の除去対象の一例を示す図である。 図8は、包絡線間の差分の除去後の音信号の波形の一例を示す図である。 図9は、例示的な実施の形態に係るロボットシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、例示的な実施の形態の変形例に係るロボットシステムの構成の一例を示す平面図である。 図11は、例示的な実施の形態の変形例に係る情報処理装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図12は、動作音データの時間差分の比較例を示す図である。 図13は、動作音データの時間差分の別の比較例を示す図である。
以下において、本開示の例示的な実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。添付の図面における各図は、模式的な図であり、必ずしも厳密に図示されたものでない。さらに、各図において、実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。本明細書及び請求項では、「装置」とは、1つの装置を意味し得るだけでなく、複数の装置からなるシステムも意味し得る。
[ロボットシステムの構成]
図1を参照しつつ、例示的な実施の形態に係るロボットシステム1の構成を説明する。図1は、例示的な実施の形態に係るロボットシステム1の構成の一例を示す平面図である。ロボットシステム1は、ロボット100と、周辺機器200と、ロボットコントローラ300と、音検出器400と、計測コントローラ500と、情報処理装置600と、出力装置700と、入力装置800とを含む。音検出器400、計測コントローラ500及び情報処理装置600は、計測システム10を構成する。計測コントローラ500は、コントローラの一例である。
本実施の形態では、情報処理装置600は、計測コントローラ500に含まれる。しかしながら、情報処理装置600は、計測コントローラ500とは別の装置であってもよく、例えば、単独の装置であってよく、ロボットコントローラ300又は他の装置に含まれてもよい。さらに。計測コントローラ500は、ロボットコントローラ300と別の装置であるが、ロボットコントローラ300に含まれてもよい。
これに限定されないが、本実施の形態では、ロボット100は、産業用ロボットである。ロボット100は、1つ以上のロボットアーム101と、1つ以上のエンドエフェクタ102とを備える。ロボットアーム101は、1つ以上の関節を有するが、本実施の形態では、2つ以上の関節を有する多関節ロボットアームである。エンドエフェクタ102は、ロボットアーム101の遠位端に着脱可能に取り付けられる。エンドエフェクタ102は、ロボット100の処理の対象物に作用を加えることができる。エンドエフェクタ102は、作用に合わせた構成を有し、本実施の形態では、対象物を把持する構成を有する。ロボットアーム101は、エンドエフェクタ102の位置及び姿勢を自在に変えることができる。ロボットアーム101は、2つ以上の関節の動力源として、2つ以上のサーボモータを含む。エンドエフェクタ102は、把持動作をする部分の動力源として、サーボモータを含む。ロボット100は作動音を発生する。
ロボットアーム101の型式は、垂直多関節型であるが、水平多関節型、極座標型、円筒座標型、直角座標型、又はその他の型式であってもよい。ロボット100は、産業用ロボットに限定されず、ユーザにサービスを提供するサービスロボット、ヒューマノイド等であってもよい。例えば、サービスの例は、介護、医療、清掃、警備、案内、救助、調理、販売、レンタル、物品提供等である。
周辺機器200は、ロボット100と同じ空間に配置され、例えば、工場及び倉庫等の中のロボット100が作業を行う作業エリア内に配置される。これに限定されないが、本実施の形態では、周辺機器200は、ロボット100の近傍に配置されるベルトコンベアである。周辺機器200は作動音を発生する。ベルトコンベアは、ロボット100の処理の対象物のロボット100への搬送、当該対象物のロボット100からの搬送、又は、両方の搬送を行うことができる。
ロボットコントローラ300は、ロボット100と同じ空間、具体的には、作業エリア内に配置されるが、作業エリア外に配置されてもよい。ロボットコントローラ300は、ロボット100、周辺機器200及び計測コントローラ500と、有線通信、無線通信、又は、無線通信及び有線通信の両方を介して接続される。ロボットコントローラ300は、ロボット100及び周辺機器200のモータ等の動力源の動作を制御する。ロボットコントローラ300は、計測コントローラ500に対して指令、情報及びデータ等を送受信することができ、例えば、受信する指令に従って、ロボット100に動作させる。ロボットコントローラ300は、コンピュータを含み、さらに、ロボット100及び周辺機器200の動力源に供給する電力を制御する電気回路を含んでもよい。
音検出器400は、ロボット100と同じ空間、具体的には、作業エリア内に配置される。音検出器400は、ロボット100が動作中に発生する音を検出できる位置に配置され、音を検出する。音検出器400は、計測コントローラ500と有線通信、無線通信、又は、無線通信及び有線通信の両方を介して接続される。音検出器400は、計測コントローラ500と対して指令、情報及びデータ等を送受信することができ、例えば、受信する指令に従って音の検出を実行し、検出結果を計測コントローラ500に送信する。
音検出器400は、マイクロホンを含み、周囲の音を検出することができる。マイクロホンのタイプは特に限定されず、例えば、動電型、圧電型、コンデンサ型等であってもよい。音検出器400は、マイクロホンによって検出される音の信号を計測コントローラ500に送信可能なデータに変換する変換器をさらに含んでもよいが、必須ではない。変換器は、回路、コンピュータ、又は、回路及びコンピュータを含み得る。音検出器400は、騒音計等の既存の検出器であってもよく、ロボットシステム1に専用に設計された検出器であってもよい。
計測コントローラ500は、いかなる場所に配置されてもよい。計測コントローラ500は、ロボットコントローラ300、音検出器400、出力装置700及び入力装置800と有線通信、無線通信、又は、無線通信及び有線通信の両方を介して接続される。計測コントローラ500は、ロボットコントローラ300、音検出器400、出力装置700及び入力装置800に対して指令、情報及びデータ等を送受信することができる。計測コントローラ500は、情報処理装置600に対しても指令、情報及びデータ等を送受することができる。計測コントローラ500は、コンピュータを含む。計測コントローラ500は、電子回路基板、電子制御ユニット、マイクロコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、スマートフォン及びタブレットなどのスマートデバイス、並びにその他の電子機器等であってもよい。
例えば、計測コントローラ500は、入力装置800からの種々の指令を受け付ける。計測コントローラ500は、入力装置800から受信する指令等に従って、ロボット100に所定の動作を実行させる指令である所定動作実行指令を生成し、ロボットコントローラ300に送信する。計測コントローラ500は、ロボットコントローラ300からロボット100の動作状態を示す情報を受信してもよい。計測コントローラ500は、入力装置800から受信する指令等に従って、音の検出を実行する指令である検出実行指令を生成し、音検出器400に送信する。例えば、計測コントローラ500は、ロボット100の所定の動作の実行タイミングと音検出の実行タイミングとが同期するように、音検出器400に音検出指令を送信してもよい。計測コントローラ500は、ロボットコントローラ300から受信するロボット100の動作状態を用いて、同期を制御してもよい。
所定の動作は、ロボット100の1つ動作、又は複数の動作の組み合わせを含んでもよい。所定の動作は、ロボットアーム101の動作であってもよい。例えば、1つの動作は、ロボットアーム101の屈曲動作、旋回動作、捩じり動作、又は、これらの2つ以上の組み合わせ等であってもよい。これに限定されないが、本実施の形態では、所定の動作は、ロボット100の動作音を計測するための動作であり、例えば、ロボットアーム101の高速での屈曲動作及び旋回動作等を含み得る。以下において、当該動作音の計測のための所定の動作を、「所定計測動作」と表記する場合もある。
所定動作実行指令は、所定計測動作の種類、所定計測動作の実行タイミング、所定計測動作の実行回数及び所定計測動作間のインターバル等の指令内容を含んでもよい。本実施の形態では、実行回数は、2回以上である。この場合、ロボットコントローラ300は、所定動作実行指令の指令内容に従って、ロボット100に2回以上の所定計測動作を自律的に動作させる。所定動作実行指令は、単に所定計測動作の実行を指令するものであってもよい。この場合、ロボットコントローラ300は、予め記憶されているプログラムに従って、所定の実行タイミング、所定の2回以上の実行回数且つ所定のインターバルで、ロボット100に所定計測動作を自律的に動作させる。
計測コントローラ500は、音検出器400の検出結果を示す信号又はデータを音検出器400から受信し、当該信号又はデータを変換して、情報処理装置600による処理が可能なデータである変換音データを生成し、変換音データを情報処理装置600に送る。計測コントローラ500は、情報処理装置600から受けとる情報及びデータ等を、出力装置700及び外部機器等に出力してもよい。外部機器は、ロボットシステム1の外部の機器であってもよい。
情報処理装置600は、計測コントローラ500内において個別の装置として配置されてもよく、計測コントローラ500と一体化されてもよい。後者の場合、情報処理装置600の機能は、計測コントローラ500の機能によって実現されてもよい。情報処理装置600は、計測コントローラ500に対して指令、情報及びデータ等を送受することができる。情報処理装置600は、コンピュータを含む。本実施の形態では、情報処理装置600は、電子回路基板、電子制御ユニット、マイクロコンピュータ等であるが、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、スマートフォン及びタブレットなどのスマートデバイス、並びにその他の電子機器等であってもよい。
例えば、情報処理装置600は、計測コントローラ500から受け取る変換音データを処理し、ロボット100の動作音のデータを変換音データから検出する。情報処理装置600は、ロボット100の動作音のデータを計測コントローラ500に送る。
出力装置700は、いかなる場所に配置されてもよい。出力装置700は、計測コントローラ500に対して指令、情報及びデータ等を送受信することができる。例えば、出力装置700は、計測コントローラ500から受信する情報及びデータ等を、視覚的、聴覚的、又は、これらの両方で出力することができる。出力装置700は、ディスプレイ、プロジェクタ、スピーカ及び印刷装置等のうちの1つ以上を含んでもよい。出力装置700は、ディスプレイ及びプロジェクタを介して画像を出力し、スピーカを介して音声を出力し、印刷装置を介して、情報及びデータ等が印刷された記録媒体を出力することができる。記録媒体の例は、紙、布、フィルム及び板等のシート材であるが、これらに限定されない。
入力装置800は、いかなる場所に配置されてもよい。入力装置800は、計測コントローラ500に対して指令、情報及びデータ等を送受信することができる。入力装置800は、ロボットシステム1のユーザによる入力を受け付け、入力内容に対応する指令、情報及びデータ等を計測コントローラ500に送信する。入力装置800は、ボタン、レバー、ダイヤル、ジョイスティック、マウス、キー、タッチパネル及びモーションキャプチャ等の、ユーザの操作を介して入力が与えられる装置、ユーザ等の画像を介して入力が与えられるカメラ等の装置、ユーザ等の音声を介して入力が与えられるマイクロホン等の装置を含んでもよい。
ロボットコントローラ300、音検出器400、計測コントローラ500及び情報処理装置600等の、機能を実行する装置は、回路又は処理回路を含んでもよい。回路は、処理回路を含んでもよい。処理回路又は回路は、プロセッサ及び記憶装置等を含む。処理回路又は回路は、コンピュータを構成する。処理回路又は回路は、他の装置との指令、情報及びデータ等の送受信を行う。処理回路又は回路は、種々の装置からの信号の入力及び制御対象への制御信号の出力を行う。
記憶装置は、メモリ、ストレージ、又は、メモリ及びストレージの両方を含んでもよい。メモリの例は、揮発性の半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及び不揮発性の半導体メモリであるROM(Read-Only Memory)等である。ストレージの例は、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスク及びSSD(Solid State Drive)等である。例えば、記憶装置は、処理回路又は回路が実行するプログラム、及び種々のデータ等を記憶する。
上記の機能を実行する装置が有する複数の機能の少なくとも一部の機能は、プロセッサ、メモリ及びストレージ等の協働により実現されてもよい。プロセッサと、RAM及びROMを含むメモリとは、コンピュータシステムを構成する。例えば、コンピュータシステムは、プロセッサがRAMをワークエリアとして用いてROMに記録されたプログラムを実行することによって、上記機能を実現してもよい。
上記の機能を実行する装置が有する機能の一部又は全部は、上記コンピュータシステムにより実現されてもよく、電子回路又は集積回路等の専用のハードウェア回路により実現されてもよく、上記コンピュータシステム及びハードウェア回路の組み合わせにより実現されてもよい。上記の機能を実行する装置はいずれも、単一の処理回路又は回路による集中制御により処理を実行してもよく、複数の処理回路又は回路の協働による分散制御により処理を実行してもよい。
これに限定されないが、例えば、プロセッサは、CPU(中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、及びリコンフィギュラブルプロセッサ等を含み得、IC(Integrated Circuit)チップ及びLSI(Large Scale Integration)などの集積回路等に形成されたハードウェア回路である論理回路又は専用回路によって処理を実現してもよい。上記装置の複数の機能は、個別に1チップ化された集積回路によって実現されてもよく、一部又は全てを含むように1チップ化された集積回路によって実現されてもよい。
[ハードウェア構成]
図2を参照しつつ、例示的な実施の形態に係るロボットコントローラ300及び計測コントローラ500のハードウェア構成の一例を説明する。図2は、例示的な実施の形態に係るロボットコントローラ300及び計測コントローラ500のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、以下に説明するハードウェア構成は、一例であり、ロボットコントローラ300、計測コントローラ500及び情報処理装置600のハードウェア構成は以下の構成に限定されず、適宜変更可能である。
ロボットコントローラ300は、コントロールユニット310と、駆動回路320とを含む。コントロールユニット310は、プロセッサPと、メモリMと、ストレージSと、入出力I/F(インターフェース:Interface)311と、駆動I/F312とを構成要素として含む。コントロールユニット310の構成要素は、バスBによって相互に接続されるが、他の有線通信、無線通信、又は有線通信及び無線通信の組み合わせによって接続されてもよい。例えば、コントロールユニット310は、電子回路基板、電子制御ユニット、マイクロコンピュータ、及びその他の電子機器等であってもよい。
入出力I/F311は、計測コントローラ500と接続され、コントロールユニット310と計測コントローラ500との間の信号の送受信を制御する。駆動I/F312は、駆動回路320と接続され、コントロールユニット310と駆動回路320との間の信号等の送受信を制御する。駆動回路320は、ロボット100に供給する電流を制御する。
計測コントローラ500は、プロセッサPと、メモリMと、ストレージSと、入出力I/F501から504とを含む。プロセッサP、メモリM、ストレージS、及び入出力I/F501から504は、バスBによって相互に接続されるが、他の有線通信、無線通信、又は有線通信及び無線通信の組み合わせによって接続されてもよい。これに限定されないが、本実施の形態では、計測コントローラ500のプロセッサP、メモリM及びストレージSは、計測コントローラ500の機能と情報処理装置600の機能とを実現する。
入出力I/F501は、ロボットコントローラ300の入出力I/F311と接続され、計測コントローラ500とロボットコントローラ300との間の信号の送受信を制御する。入出力I/F502は、音検出器400と接続され、計測コントローラ500と音検出器400との間の信号の送受信を制御する。入出力I/F503は、出力装置700と接続され、計測コントローラ500と出力装置700との間の信号の送受信を制御する。入出力I/F504は、入力装置800と接続され、計測コントローラ500と入力装置800との間の信号の送受信を制御する。
[機能的構成]
図3を参照しつつ、例示的な実施の形態に係るロボットコントローラ300、計測コントローラ500及び情報処理装置600の機能的構成の一例を説明する。図3は、例示的な実施の形態に係るロボットコントローラ300、計測コントローラ500及び情報処理装置600の機能的構成の一例を示すブロック図である。なお、以下に説明する機能的構成は、一例であり、ロボットコントローラ300、計測コントローラ500及び情報処理装置600の機能的構成は以下の構成に限定されず、適宜変更可能である。
ロボットコントローラ300は、動作制御部300aと、記憶部300bとを機能的構成要素として含む。計測コントローラ500は、指令部500aと、変換部500bと、出力処理部500cと、記憶部500dとを機能的構成要素として含む。情報処理装置600は、第1変換部600aと、抽出部600bと、検出部600cと、第2変換部600dと、記憶部600eとを機能的構成要素として含む。
ロボットコントローラ300において、動作制御部300aの機能は、プロセッサP及びメモリM等によって実現されてもよく、記憶部300bの機能は、メモリM及びストレージSによって実現されてもよい。
記憶部300bは、ロボット100に自律的に動作させるためのプログラム等を記憶する。例えば、記憶部300bは、ロボット100に自律的に、所定計測動作を実行させるためのプログラム、又は、所定の実行タイミング、所定の2回以上の実行回数且つ所定のインターバルで所定計測動作を実行させるためのプログラムを記憶する。
動作制御部300aは、ロボット100の動作を制御する。動作制御部300aは、記憶部300bに記憶されるプログラムに従って、ロボット100の自律的な動作を制御する。動作制御部300aは、計測コントローラ500から受信する所定動作実行指令に従って、ロボット100に自律的に所定計測動作を実行させる。動作制御部300aは、ロボット100のサーボモータから回転量及び電流値等の情報を取得し、当該情報を用いて当該サーボモータをフィードバック制御し得る。
計測コントローラ500において、指令部500a、変換部500b及び出力処理部500cの機能は、プロセッサP及びメモリM等によって実現されてもよく、記憶部500dの機能は、メモリM及びストレージSによって実現されてもよい。
指令部500aは、入力装置800から受信する指令に従って、音検出器400及びロボットコントローラ300に出力する指令を生成する。入力装置800からの受信指令の一例は、ロボット100の動作音の計測を実行する指令である計測実行指令である。指令部500aは、計測実行指令を受信すると、所定計測動作の実行のための所定動作実行指令をロボットコントローラ300に送信し、音の検出のための検出実行指令を音検出器400に送信する。指令部500aは、ロボットコントローラ300からロボット100の動作状態の情報を受信し、ロボット100の所定計測動作の実行タイミングと音検出器400の音検出の実行タイミングとを同期させるように、音検出器400に音検出指令を送信する。
変換部500bは、音検出器400の検出結果を示す信号又はデータを音検出器400から受信し、当該信号又はデータを変換して情報処理装置600による処理が可能な変換音データを生成し、変換音データを情報処理装置600に送る。変換音データは、音を表す信号である音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データである。2次元の音データは、強度及び時間を音信号の成分として含む。音信号の強度の例は、音圧等である。変換部500bは、変換音データにおいて、指令部500aによる所定計測動作及び音検出の2つの実行タイミングの同期制御に基づき、変換音データにおける音信号の強度及び発生時間と、ロボット100の所定計測動作の実行タイミングとを関連付けてもよい。
出力処理部500cは、情報処理装置600から受けとる情報及びデータ等を、出力装置700が出力可能なデータに変換し、出力装置700に送信する。例えば、出力処理部500cは、入力装置800を介して要求される出力形式に対応するデータに、情報処理装置600から受けとる情報及びデータ等を変換する。
記憶部500dは、指令部500a、変換部500b及び出力処理部500cが処理に利用する情報及びデータ等を記憶する。例えば、記憶部500dは、計測コントローラ500が実行するプログラムを記憶する。
情報処理装置600において、第1変換部600a、抽出部600b、検出部600c及び第2変換部600dの機能は、プロセッサP及びメモリM等によって実現されてもよく、記憶部600eの機能は、メモリM及びストレージSによって実現されてもよい。
記憶部600eは、第1変換部600a、抽出部600b、検出部600c及び第2変換部600dが処理に利用する情報及びデータ等を記憶する。記憶部600eは、情報処理装置600が実行するプログラムを記憶する。
第1変換部600aは、2次元の音データである変換音データを変換して、音信号を周波数、強度及び発生時間で表す3次元の音データである3次元変換データを生成する。3次元変換データは、周波数、強度及び発生時間を音信号の成分として含む。例えば、第1変換部600aは、ウェーブレット変換及び短時間フーリエ変換等の変換手法を変換処理に用いる。これに限定されないが、本実施の形態では、第1変換部600aは、連続ウェーブレット変換(CWT:Continuous Wavelet Transform)を用いる。3次元変換データでは、音信号の周波数、強度及び発生時間は、例えば、X軸が時間Tであり、Y軸が周波数Fであり且つZ軸が強度SPである3次元座標空間によって表される。強度の例は、音圧である。例えば、3次元変換データは、図4のように表すことができる。図4は、3次元変換データの一例を図表化して表す図である。図4の例では、3次元変換データは、2回の所定計測動作のデータを含む。
これに限定されないが、本実施の形態では、第1変換部600aは、Y軸の周波数Fを複数の周波数帯域に区分する。さらに、第1変換部600aは、複数の周波数帯域のそれぞれについて、同一の周波数帯域に含まれるデータをXZ平面上へ2次元化してもよい。つまり、第1変換部600aは、同一の周波数帯域に含まれるデータを、XZ平面に投影し、投影面上の2次元のデータを、以降の処理対象のデータに決定してもよい。以降、各周波数帯域の3次元変換データは、2次元のデータとして処理され得る。例えば、図4の例では、Y軸の周波数Fは、9つの周波数帯域FB1からFB9に区分される。周波数帯域FB1からFB9それぞれにおいて、データが2次元化されてもよい。
抽出部600bは、3次元変換データから、所定計測動作が実行された時間区間のデータを含む区間データを抽出する。抽出部600bは、2つ以上の区間データを抽出し、図4の例では、2つの区間データを抽出する。具体的には、第1時間区間T1の第1区間データD1と第2時間区間T2の第2区間データD2とが抽出される。1つの区間データは、1回又は複数回の所定計測動作が実行された時間区間を含み、本実施の形態では、1回の所定計測動作が実行された時間区間を含む。例えば、抽出部600bは、ロボット100の所定計測動作の実行タイミングと音検出の実行タイミングとの関係と、所定計測動作の周期とを用いて、区間データを抽出してもよい。本実施の形態では、第1時間区間T1の長さと第2時間区間T2の長さとは同じであるが、これに限定されず、互いに異なっていてもよい。
検出部600cは、区間データ間において、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータを比較し、比較結果に基づき当該対象周波数帯域に含まれるロボット100の動作音を示す動作音データを検出する。検出部600cは、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータのうち、周期が同等であるデータを比較してもよい。図4の例では、検出部600cは、第1区間データD1と第2区間データD2との間での比較結果に基づき、動作音データを検出する。検出部600cは、全ての周波数帯域について、動作音データの検出処理を実行する。
以下において、処理対象である1つの対象周波数帯域において動作音データを検出するための検出部600cの詳細な機能を説明する。検出部600cは、区間データのそれぞれにおいて、対象周波数帯域に含まれる音信号の強度及び発生時間の関係を示す包絡線を決定する処理を行う。例えば、図5に示すように、対象周波数帯域に含まれる音信号は、極めて短周期で振動する波形Wを形成する。図5は、対象周波数帯域に含まれる音信号の波形及び包絡線の一例を示す図である。検出部600cは、このような波形Wに含まれる多数の凸曲線部分に接し且つ当該凸曲線部分上の接点の軌跡を示す包絡線を演算する。検出部600cは、正方向の強度の波形Wの部分に接する包絡線Ea、負方向の強度の波形Wの部分に接する包絡線Eb、又は、包絡線Ea及びEbの両方を演算する。包絡線Ea及びEbは、波形Wの概形を表す。
ここで、本明細書及び請求項において、音信号の強度は、音信号の正方向の強度、負方向の強度、及び強度の絶対値のいずれも意味し得る。音信号の強度の大きさは、音信号の強度の絶対値を意味し得る。
さらに、検出部600cは、区間データ間において対象周波数帯域の包絡線を比較する。具体的には、検出部600cは、包絡線を重ね合わせる処理を行い、包絡線間の強度の差分を検出する。検出部600cは、ロボット100の所定計測動作の実行タイミングと音検出の実行タイミングとの関係、所定計測動作の周期、及び包絡線の形状等に基づき、包絡線それぞれにおける重ね合わせの基準位置を決定し、当該基準位置が一致するように包絡線を重ね合わせてもよい。例えば、検出部600cは、2つの包絡線における周期が同等の部分を重ね合わせるように基準位置を決定してもよい。
例えば、図6に示すように、検出部600cは、第1区間データD1の周波数帯域FB8の包絡線E1と第2区間データD2の周波数帯域FB8の包絡線E2とを重ね合わせる。図6は、包絡線の重ね合わせ処理の一例を示す図である。本実施の形態では、検出部600cは、正方向の強度の包絡線を用いるが、これに限定されない。検出部600cは、重ね合わせの結果に基づき、包絡線E1及びE2間の強度の差分を検出する。検出部600cは、所定計測動作の周期内における基準位置に対する同じ時間タイミング、つまり同じ位相での包絡線E1及びE2間の上記差分を検出する。
検出部600cは、包絡線間の差分を除去するように、1つ又は複数の包絡線に対応する音信号の強度を変更する。当該差分は、音信号の強度の中で、周辺機器200等のロボット100以外の音源からの音による影響を受ける部分に相当し得る。これに限定されないが、本実施の形態では、検出部600cは、閾値Th超の差分を除去する。この場合、検出部600cは、差分の除去の際、音信号の強度の大きさがより大きい包絡線に対応する音信号の強度の大きさを、音信号の強度の大きさがより小さい包絡線に近づけるように変更する。つまり、検出部600cは、より大きい音信号の振幅を小さくするように変更する。検出部600cは、差分が閾値Th以下となるように、音信号の強度の大きさを変更する。
例えば、図6に示すように、包絡線E1の区間E1aの部分において、包絡線E1の強度と包絡線E2の強度との差分が、閾値Th超であり、包絡線E1の強度は、包絡線E2の強度よりも大きい。検出部600cは、例えば、図7に示すような包絡線E1に対応する音信号の波形W1のうち、区間E1a内の部分W1aに含まれる音信号の正方向の強度を、包絡線E2の強度に閾値Thを加えた強度以下になるように、小さくする。図7の例では、検出部600cは、部分W1aに含まれる音信号の正方向の強度を、包絡線E2の強度に閾値Thを加えた強度に変更する。図7は、包絡線間の差分の除去対象の一例を示す図である。
さらに、検出部600cは、部分W1aに含まれる音信号の負方向の強度を、当該負方向の強度の絶対値が、包絡線E2の強度に閾値Thを加えた強度以下、例えば、包絡線E2の強度に閾値Thを加えた強度になるように、変更する。又は、検出部600cは、包絡線E2に対応する音信号の波形W2の負方向の包絡線を演算し、当該包絡線の強度から閾値Thを減じた強度以上になるように、部分W1a内の音信号の負方向の強度を変更してもよい。又は、検出部600cは、部分W1a内の変更後の音信号の正方向の強度をマイナスの値に変更した強度を、部分W1a内の音信号の負方向の強度として用いてもよい。
例えば、図8に示すように、検出部600cは、上記の処理により、音信号の波形W1及びW2をそれぞれ、波形W1A及びW2Aに変更する。図8は、包絡線間の差分の除去後の音信号の波形の一例を示す図である。波形W1Aにおいて、区間E1a内の波形W1Aの部分は、波形W1の部分W1aから変更されている。波形W2Aは、変更を受けておらず、波形W2と同じである。
検出部600cは、変更後の音信号の強度を含む対象周波数帯域の区間データ、つまり、変更後の音信号の強度が反映された対象周波数帯域の区間データを用いて、対象周波数帯域に含まれる動作音データを検出する。検出部600cは、包絡線間の差分を除去するように音信号の強度を変更する処理を受けた後の対象周波数帯域に含まれる音信号のデータを、動作音データに決定する。図8の例では、検出部600cは、波形W1Aを形成する音信号の強度及び発生時間のデータを、第1区間データD1の周波数帯域FB8の動作音データに決定する。検出部600cは、波形W2Aを形成する音信号の強度及び発生時間のデータを、第2区間データD2の周波数帯域FB8の動作音データに決定する。
第2変換部600dは、異なる周波数帯域の動作音データを含むデータ群を変換して、音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データである2次元動作音データを生成する。例えば、第2変換部600dは、ウェーブレット変換及び短時間フーリエ変換等の変換手法に対する逆変換の手法を変換処理に用いる。第2変換部600dは、2次元動作音データを計測コントローラ500に送る。例えば、第2変換部600dは、1つの区間データ内の2つ以上の周波数帯域の動作音データを含むデータ群を変換して、2次元動作音データを生成してもよく、1つの区間データ内の全ての周波数帯域の動作音データを含むデータ群を変換して、2次元動作音データを生成してもよい。第2変換部600dは、2つ以上の区間データ内の2つ以上の異なる周波数帯域の動作音データを含むデータ群を変換して、2次元動作音データを生成してもよく、2つ以上の区間データ内の全ての周波数帯域の動作音データを含むデータ群を変換して、2次元動作音データを生成してもよい。2次元動作音データは、一般的な音データであり、ロボット100の動作音の再生が可能である。
例えば、図示の例では、第2変換部600dは、第1区間データD1の周波数帯域FB1からFB9の動作音データを含むデータ群を変換して、第1の2次元動作音データを生成し、第2区間データD2の周波数帯域FB1からFB9の動作音データを含むデータ群を変換して、第2の2次元動作音データを生成する。さらに、第2変換部600dは、第1の2次元動作音データと第2の2次元動作音データとを結合し、1つの2次元動作音データを生成してもよい。例えば、生成された2次元動作音データでは、第1区間データD1の後に第2区間データD2が続く。
[ロボットシステムの動作]
図1及び図9を参照しつつ、例示的な実施の形態に係るロボットシステム1の動作を説明する。図9は、例示的な実施の形態に係るロボットシステム1の動作の一例を示すフローチャートである。まず、入力装置800は、ロボットシステム1のユーザにより、ロボット100の動作音を計測する指令の入力を受け付けると、計測コントローラ500に計測実行指令を送信する(ステップS101)。なお、周辺機器200は稼働している。
次いで、計測コントローラ500は、音の検出のための検出実行指令を音検出器400に送信し、所定計測動作の実行のための所定動作実行指令をロボットコントローラ300に送信する(ステップS102)。検出実行指令は、音の検出の開始タイミングの情報を含み、所定動作実行指令は、所定計測動作の開始タイミングの情報を含んでいてもよい。計測コントローラ500は、音の検出と所定計測動作とが同期するように、2つの開始タイミングを決定してもよい。
音検出器400は、音の検出を開始する(ステップS103)。
ロボットコントローラ300は、ロボット100に所定計測動作を実行させる(ステップS104)。
音検出器400は、ロボット100が所定計測動作を実行している間、音の検出を継続し、検出結果を示すデータを計測コントローラ500に送信する。計測コントローラ500は、当該データを記憶し蓄積する(ステップS105)。
ロボットコントローラ300は、ロボット100が所定計測動作を完了すると、ロボット100を停止し、ロボット100の停止の情報を計測コントローラ500に送信する(ステップS106)。
計測コントローラ500は、ロボット100の停止の情報を受信すると、音検出器400に音の検出を停止する指令を送信する(ステップS107)。音検出器400は音の検出を停止する。
計測コントローラ500は、音検出器400の検出結果を示すデータを変換して変換音データを生成し、変換音データと、変換音データを処理してロボット100の動作音データを検出する指令とを情報処理装置600に送る(ステップS108)。
情報処理装置600は、変換音データを変換して、3次元変換データを生成する(ステップS109)。
情報処理装置600は、3次元変換データから2つ以上の区間データを抽出する(ステップS110)。
情報処理装置600は、区間データの全て周波数帯域について、当該周波数帯域に含まれる音信号の包絡線を演算する(ステップS111)。
情報処理装置600は、区間データ間において同じ対象周波数帯域の包絡線を重ね合わせる処理を行う(ステップS112)。
情報処理装置600は、重ね合わされた包絡線の差分を除去するように、包絡線に対応する音信号の強度を変更する(ステップS113)。これにより、音信号の強度の中で、周辺機器200等のロボット100以外の音源からの音による影響を受ける部分が除去される。
情報処理装置600は、変更後の音信号の強度を含む対象周波数帯域の区間データを用いて、対象周波数帯域に含まれる動作音データを検出する(ステップS114)。
情報処理装置600は、異なる周波数帯域の動作音データを含むデータ群を変換して、2次元動作音データを生成する(ステップS115)。
情報処理装置600は、2次元動作音データを計測コントローラ500に送り、計測コントローラ500は、2次元動作音データを出力装置700に送信可能なデータに変換し、変換後のデータを出力装置700に送信する。出力装置700は、2次元動作音データに対応するデータをユーザに知覚可能なかたちで出力する(ステップS116)。
[変形例]
例示的な実施の形態に係るロボットシステム1の変形例を説明する。本変形例に係るロボットシステム1Aは、実施の形態で検出される動作音データの中から動作音データをさらに特定する点で、実施の形態と異なる。以下、本変形例について、実施の形態と異なる点を中心に説明し、実施の形態と同様の点の説明を適宜省略する。
図10は、例示的な実施の形態の変形例に係るロボットシステム1Aの構成の一例を示す平面図である。ロボットシステム1Aは、2つ以上音検出器400を含む点で、実施の形態に係るロボットシステム1と異なる。本変形例では、ロボットシステム1Aは、2つの音検出器400A及び400Bを含む。音検出器400Aは第1位置P1に配置され、音検出器400Bは第1位置P1と異なる第2位置P2に配置される。第1位置P1及び第2位置P2は、ロボット100から等距離に位置する。本変形例では、第1位置P1及び第2位置P2は、ロボット100から水平方向に等距離に位置するが、3次元方向のいかなる方向で等距離に位置してもよい。位置P1及びP2とロボット100との距離は、位置P1及びP2とロボット100に設定される基準点PSとの距離L1及びL2であってもよい。基準点PSは、ロボット100における不動部分に位置し、固定されていてもよい。
計測コントローラ500は、ロボット100に所定計測動作を実行させている間、音検出器400A及び400Bに同時に音の検出を実行させる。計測コントローラ500は、音検出器400A及び400Bそれぞれから、検出結果のデータを受信し、当該データを処理及び記憶する。
図11は、例示的な実施の形態の変形例に係る情報処理装置600Aの機能的構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、ロボットシステム1Aの情報処理装置600Aは、実施の形態と同様の機能的構成要素を含む。
計測コントローラ500の変換部500bは、音検出器400Aの検出結果を示す信号又はデータを音検出器400Aから受信し、当該信号又はデータを変換して変換音データである第1変換音データを生成する。変換部500bは、音検出器400Bの検出結果を示す信号又はデータを音検出器400Bから受信し、当該信号又はデータを変換して変換音データである第2変換音データを生成する。変換部500bは、第1変換音データ及び第2変換音データを関連付けて情報処理装置600に送る。例えば、変換部500bは、音の検出の開始タイミング及び所定計測動作の開始タイミング等に関して、第1変換音データ及び第2変換音データを関連付けてもよい。
情報処理装置600Aの第1変換部600Aaは、第1変換音データを変換して3次元変換データである第1位置3次元変換データを生成し、第2変換音データを変換して3次元変換データである第2位置3次元変換データを生成する。
抽出部600Abは、第1位置3次元変換データから区間データである2つ以上の第1位置区間データを抽出し、第2位置3次元変換データから区間データである2つ以上の第2位置区間データを抽出する。
検出部600Acは、実施の形態と同様に、第1位置区間データ間において、同じ対象周波数帯域に含まれるデータを処理することによって、当該対象周波数帯域に含まれる動作データを検出する。検出部600Acは、実施の形態と同様に、第2位置区間データ間において、同じ対象周波数帯域に含まれるデータを処理することによって、当該対象周波数帯域に含まれる動作データを検出する。検出部600Acは、第1位置区間データの全ての周波数帯域について、動作音データの検出処理を実行し、第2位置区間データの全ての周波数帯域について、動作音データの検出処理を実行する。
さらに、検出部600Acは、第1位置区間データ及び第2位置区間データの間において、周波数帯域の中から2つの異なる周波数帯域のペアを選出し、当該周波数帯域のペアに含まれる動作音データの時間差分を比較する。検出部600Acは、比較結果に基づき、動作音データを取捨選択する。検出部600Acは、周波数帯域のペアの他の組み合わせについても、同様の処理を行う。例えば、検出部600Acによって処理される周波数帯域のペアの組み合わせは、周波数帯域のペアの全ての組み合わせを含んでもよく、一部の組み合わせを含んでもよい。
例えば、検出部600Acは、互いに異なる第1周波数帯域と第2周波数帯域とのペアを選出する。検出部600Acは、第1位置区間データにおいて、第1周波数帯域に含まれる第1動作音データを検出し、第2周波数帯域に含まれる第2動作音データを検出する。検出部600Acは、第2位置区間データにおいて、第1周波数帯域に含まれる第3動作音データを検出し、第2周波数帯域に含まれる第4動作音データを検出する。
第1周波数帯域に含まれる第1動作音データ及び第3動作音データは、同じ音源を起源とするとみなすことができる。第2周波数帯域に含まれる第2動作音データ及び第4動作音データは、同じ音源を起源とするとみなすことができる。
検出部600Acは、第1動作音データと第2動作音データとの時間差分である第1時間差分と、第3動作音データ及び第4動作音データとの時間差分である第2時間差分とを比較し、第1時間差分と第2時間差分との差分が閾値Th2以上である場合、第1動作音データ及び第3動作音データ、又は、第2動作音データ及び第4動作音データを、動作音データから除外する。
例えば、図12に示す例では、第1周波数帯域は、周波数帯域FB8であり、第2周波数帯域は、周波数帯域FB6である。図12は、動作音データの時間差分の比較例を示す図である。なお、図12では、音信号の各波形は、共通の時間軸を基準として、包絡線で表されている。共通の時間軸は、特定の時点からの経過時間であってもよく、時刻であってもよい。例えば、特定の時点は、所定計測動作の実行開始のタイミング等の特定の音が発生するタイミングを基準とする時点等であってもよい。検出部600Acは、距離L1及びL2の差違に基づき、音検出器400A及び400Bがロボット100の同じ動作音を検出するタイミングのずれである検出時間差分を演算する。検出部600Acは、検出時間差分に基づき、第1位置区間データSDAと第2位置区間データSDBとを時間的に関連付ける。本変形例では、距離L1及びL2は同じであるため、検出時間差分は0又はほぼ0であり、第1位置区間データSDAの特定の時点と第2位置区間データSDBの特定の時点との間での時間的な差異は、0又はほぼ0である。
図12に示すように、例えば、検出部600Acは、第1位置区間データSDAの第1時間区間T1の第1区間データDA1において、周波数帯域FB8に含まれる第1動作音データとして、波形WA1を形成する音信号のデータを検出し、周波数帯域FB6に含まれる第2動作音データとして、波形WA2を形成する音信号のデータを検出する。
検出部600Acは、第2位置区間データSDBの第1時間区間T1の第1区間データDB1において、周波数帯域FB8に含まれる第3動作音データとして、波形WB1を形成する音信号のデータを検出し、周波数帯域FB6に含まれる第4動作音データとして、波形WB2を形成する音信号のデータを検出する。
検出部600Acは、第1時間差分として、波形WA1と波形WA2との時間差分TD1を検出し、第2時間差分として、波形WB1と波形WB2との時間差分TD2を検出する。2つの波形の時間差分は、2つの波形の位相差に対応する。例えば、2つの波形の時間差分は、2つの波形の基準の時点の間での時間差分であってもよい。基準の時点は特に限定されないが、例えば、開始時点、包絡線において極点及び変曲点などにあたる時点、包絡線において接線の傾斜角の所定値などにあたる時点等であってもよい。図12の例では、基準の時点は、波形に設定される開始時点である。本変形例では、第1位置区間データSDAと第2位置区間データSDBとの間において、第1時間区間T1の開始時点、つまり開始時刻は、同時刻である。
図12に示すように、時間差分TD1と時間差分TD2との差分は、閾値Th2以上である。検出部600Acは、波形WA1及び波形WB1の音源、又は、波形WA2及び波形WB2の音源がロボット100ではないと決定する。閾値Th2は第1閾値の一例である。
例えば、波形WA1及び波形WB1の音源、並びに、波形WA2及び波形WB2の音源が、ロボット100である場合、2つの音源の位置はロボット100上であるため、時間差分TD1及び時間差分TD2の上限が制限される。よって、時間差分TD1と時間差分TD2との差分は、閾値Th2未満に収まり得る。
さらに、検出部600Acは、第1動作音データと第3動作音データとの時間差分である第3時間差分が第2閾値以上である場合、第1動作音データと第3動作音データとを動作音データから除外する。検出部600Acは、第2動作音データと第4動作音データとの時間差分である第4時間差分が第2閾値以上である場合、第2動作音データと第4動作音データとを動作音データから除外する。
例えば、図12の例において、検出部600Acは、第3時間差分として、波形WA1と波形WB1との時間差分TD3を検出し、第4時間差分として、波形WA2と波形WB2との時間差分TD4を検出する。図12の例では、時間差分TD3が0であり且つ閾値Th3未満であり、時間差分TD4が閾値Th3以上である。検出部600Acは、波形WA2及び波形WB2の音源がロボット100ではないと決定する。閾値Th3は第2閾値の一例である。
第1位置P1及び第2位置P2はロボット100から等距離に位置する。このため、例えば、波形WA1及び波形WB1の音源がロボット100である場合、時間差分TD3は閾値Th3未満である。波形WA2及び波形WB2の音源がロボット100である場合、時間差分TD4は閾値Th3未満である。
検出部600Acは、第1時間差分及び第2時間差分を用いる処理と、第3時間差分及び第4時間差分を用いる処理との一方又は両方を用いて、除外する動作音データを決定してもよい。さらに、検出部600Acは、周波数帯域の他の組み合わせについても、上記と同様の処理を行い、ロボット100以外を音源とする動作音データを除外する。例えば、検出部600Acによって処理される周波数帯域の組み合わせは、周波数帯域の全ての組み合わせを含んでもよく、一部の組み合わせを含んでもよい。これにより、動作音データの高精度な検出が可能である。
上述では、第1位置P1からロボット100までの距離L1と第2位置P2からロボット100までの距離L2とは、同じであるが異なっていてもよい。この場合、検出部600Acは、距離L1及びL2等のさらなる情報を併用して、除外する動作音データを決定してもよい。例えば、図13に示すように、検出部600Acは、第1位置区間データSDAの第1区間データDA1に対応する第1区間データDB1を、第2位置区間データSDBから検出する。図13は、動作音データの時間差分の別の比較例を示す図である。なお、図13では、各波形は、共通の時間軸を基準として、包絡線で表されている。共通の時間軸は、特定の時点からの経過時間であってもよく、例えば、時刻であってもよい。
互いに対応する第1区間データDA1と第1区間データDB1とは、同じタイミングで実行されたロボット100の所定計測動作の動作音データを含む。検出部600Acは、距離L1及びL2の情報を用いて、第1位置区間データSDAと第2位置区間データSDBとの間の検出時間差分TAを検出する。検出部600Acは、検出時間差分TAを用いて、第1区間データDA1に対応する第1区間データDB1を検出することができる。
検出部600Acは、第1時間差分として、第1区間データDA1の波形WA1と波形WA2との時間差分TD1を検出し、第2時間差分として、第1区間データDB1の波形WB1と波形WB2との時間差分TD2を検出する。検出部600Acは、第3時間差分として、波形WA1と波形WB1との時間差分TD3から検出時間差分TAを差し引いて得られる時間差分TD3Aを検出し、第4時間差分として、波形WA2と波形WB2との時間差分TD4から検出時間差分TAを差し引いて得られる時間差分TD4Aを検出する。検出部600Acは、時間差分TD1及びTD2を用いて第1時間差分及び第2時間差分を用いる処理を上述と同様に行い、時間差分TD3A及びTD4Aを用いて第3時間差分及び第4時間差分を用いる処理を上述と同様に行うことができる。これにより、検出部600Acは、距離L1及びL2が異なる場合の動作データの取捨選択を行うことができる。
本変形例では、情報処理装置600Aは、互いに位置が異なる2つの音検出器400A及び400Bの検出結果から検出される動作音データから、動作音データの取捨選択処理を行うが、3つの以上の音検出器400の検出結果から検出される動作音データから、動作音データの取捨選択処理を行ってもよい。この場合、情報処理装置600Aは、3つの以上の音検出器400の中から2つの音検出器400を選択し、当該音検出器400の一方の検出結果から検出される動作音データと、他方の検出結果から検出される動作音データとを用いて、動作音データの取捨選択処理を行ってもよい。情報処理装置600Aは、3つの以上の音検出器400の検出結果から検出される動作音データの間で、動作音データの取捨選択処理を行ってもよい。
[その他の実施の形態]
以上、本開示の例示的な実施の形態及び変形例について説明したが、本開示は、上記実施の形態及び変形例に限定されない。すなわち、本開示の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。例えば、各種変形を例示的な実施の形態及び変形例に施したもの、及び、異なる実施の形態及び変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、実施の形態及び変形例において、情報処理装置は、2つの区間データ間において、同じ対象周波数帯域の2つの包絡線間の差分を除去するように、動作音データを検出するが、これに限定されない。情報処理装置は、3つ以上の区間データ間において、同じ対象周波数帯域の複数の包絡線間の差分を除去するように、動作音データを検出してもよい。除去対象の差分は、3つ以上の区間データのうちから選択される2つの区間データの包絡線間の差分であってもよく、3つ以上の区間データの包絡線間の差分であってもよい。前者の場合、区間データの1つの組み合わせの包絡線間の差分が用いられてもよく、区間データの複数の組み合わせの包絡線間の差分が用いられてもよい。後者の場合、既知の統計的手法により差分が算出されてもよい。
例えば、実施の形態及び変形例において、情報処理装置は、2回以上の所定計測動作の音を含む一連の3次元変換データから抽出される区間データを用いるが、これに限定されない。情報処理装置は、異なる時刻、異なる日付等の異なるタイミングで検出された複数の変換音データを変換して、複数の3次元変換データを生成してもよい。情報処理装置600は、複数の3次元変換データから抽出される複数の区間データを用いて、動作音データを検出してもよい。
本開示の技術の各態様例は、以下のように挙げられる。本開示の一態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備える情報処理装置であって、前記プロセッサは、2回以上の所定の動作を実行するロボットの動作音を含み且つ音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データを変換して、音信号を周波数、強度及び発生時間で表す3次元の音データである変換データを生成する3次元変換処理と、前記変換データから、前記所定の動作が実行された時間区間のデータを含む2つ以上の区間データを抽出する抽出処理と、前記区間データ間において、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記対象周波数帯域に含まれる前記ロボットの動作音を示す動作音データを検出する検出処理とを実行する。
上記態様によると、変換データでは、周波数帯域毎に、音信号の強度と発生時間との関係が示され得る。区間データの時間区間は、互いに異なり得る。区間データ間において、同じ対象周波数帯域に含まれるロボットの所定の動作の動作音の周期は同等である。情報処理装置は、区間データ間において対象周波数帯域に含まれるデータを比較する際、同等の周期のデータを検出することで、ロボットの動作音データを検出することができる。よって、情報処理装置は、音データからロボットの動作音データを検出することができる。さらに、動作音データを解析することによって、ロボットが発する騒音の程度、種類及び周波数帯域、並びにロボットに生じている異常等の検出も可能である。
本開示の一態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記検出処理において、前記区間データ間において第1対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第1動作音データを検出し、前記区間データ間において前記第1対象周波数帯域と異なる第2対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第2動作音データを検出し、前記プロセッサは、前記第1動作音データ及び前記第2動作音データを含むデータ群を変換して、音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データである2次元動作音データを生成する2次元変換処理をさらに実行してもよい。
上記態様によると、ロボットの動作音は、複数の周波数帯域に含まれる可能性がある。情報処理装置は、複数の周波数帯域に含まれるロボットの動作音データを検出することができる。さらに、情報処理装置は、複数の周波数帯域に含まれる一群のロボットの動作音データをまとめて2次元データに変換することによって、一般的な音データである2次元動作音データを生成することができる。このような2次元動作音データは、ロボットの動作音の再生が可能である。さらに、2次元動作音データを解析することによって、ロボットが発する騒音の程度及び種類、及びロボットに生じている異常等の検出も可能である。
本開示の一態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記検出処理において、前記区間データの前記対象周波数帯域に含まれる音信号の強度及び発生時間の関係を示す包絡線を決定し、前記区間データ間において前記対象周波数帯域の前記包絡線を比較した結果に基づき、前記動作音データを検出してもよい。
上記態様によると、包絡線を用いることによって、区間データ間における対象周波数帯域に含まれるデータの比較が、容易になる。例えば、音信号の短い周期の波形による影響を低減したデータの比較が可能である。よって、情報処理装置の処理量の低減及び処理結果の精度の向上が可能になる。
本開示の一態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記包絡線間の差分を除去するように前記包絡線に対応する音信号の強度を変更し、変更後の前記音信号の強度を含む前記対象周波数帯域の前記区間データを用いて、前記動作音データを検出してもよい。
上記態様によると、包絡線間の差分は、ロボットの以外の音源に起因する可能性がある。包絡線間の差分を除去するように変更された音信号を用いて検出される動作音データにおいて、ロボット以外の音源に起因する信号の含有量が低減される。よって、情報処理装置は、精度の高い動作音データを検出することができる。
本開示の一態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記差分の除去の際、音信号の強度の大きさがより大きい前記包絡線に対応する音信号の強度の大きさを、音信号の強度の大きさがより小さい前記包絡線に近づけるように変更してもよい。上記態様によると、動作音データからの、ロボットの以外の音源に起因する信号の確実な除去が可能になる。
本開示の一態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、互いに異なる第1位置及び第2位置で検出され且つ2回以上の前記所定の動作を実行する前記ロボットの動作音を含む2次元の音データである第1音データ及び第2音データに、前記3次元変換処理と、前記抽出処理と、前記検出処理とを実行し、前記検出処理において、前記第1音データの前記区間データ間において第1対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第1動作音データを検出し、前記第1音データの前記区間データ間において第2対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第2動作音データを検出し、前記第2音データの前記区間データ間において前記第1対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第3動作音データを検出し、前記第2音データの前記区間データ間において前記第2対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第4動作音データを検出し、前記第1動作音データと前記第2動作音データとの時間差分である第1時間差分と、前記第3動作音データ及び前記第4動作音データとの時間差分である第2時間差分とを比較し、前記第1時間差分と前記第2時間差分との差分が第1閾値以上である場合、前記第1動作音データ及び前記第3動作音データ、又は、前記第2動作音データ及び前記第4動作音データを、前記動作音データから除外してもよい。
上記態様によると、第1動作音データの音源と第3動作データの音源とは、同じであり得る。第2動作音データの音源と第4動作データの音源とは、同じであり得る。第1動作音データ及び第3動作データの音源も、第2動作音データ及び第4動作データの音源も、いずれもがロボットである場合、第1時間差分と第2時間差分との差分は、小さく、第1閾値未満である。しかしながら、上記差分が第1閾値以上の場合、いずれかの音源がロボットではない可能性が高い。情報処理装置は、このような音源の動作音データを除外することによって、精度の高いロボットの動作音データを検出することができる。
本開示の一態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記第1動作音データと前記第3動作音データとの時間差分である第3時間差分が第2閾値以上である場合、前記第1動作音データと前記第3動作音データとを前記動作音データから除外し、前記第2動作音データと前記第4動作音データとの時間差分である第4時間差分が前記第2閾値以上である場合、前記第2動作音データと前記第4動作音データとを前記動作音データから除外してもよい。
上記態様によると、第1動作音データの音源及び第3動作音データの音源のいずれもがロボットである場合、第3時間差分は、非常に小さく、第2閾値未満である。第2動作音データの音源及び第4動作音データの音源のいずれもがロボットである場合、第4時間差分は、非常に小さく、第2閾値未満である。互いの時間差分が第2閾値以上である2つの動作音データの音源は、ロボットではない可能性が高い。情報処理装置は、このような音源の動作音データを除外することによって、精度の高いロボットの動作音データを検出することができる。
本開示の一態様に係る情報処理装置において、前記第1位置及び前記第2位置は、前記ロボットから等距離に位置してもよい。上記態様によると、第1時間差分と第2時間差分との差分が第1閾値以上の場合での、ロボットが音源ではない動作音データの検出が容易になる。よって、情報処理装置の処理量の低減及び処理結果の精度の向上が可能になる。
本開示の一態様に係る計測システムは、本開示の一態様に係る情報処理装置と、前記ロボットの動作音を検出する音検出器とを備え、前記情報処理装置は、前記音検出器によって検出される音信号を表す音データから、前記動作音データを検出する。
上記態様によると、計測システムは、本開示の一態様に係る情報処理装置と同様の効果を奏することができる。計測システムは、音を検出し、検出された音信号を表す音データからロボットの動作音データを検出することが可能である。計測システムは、音の検出と、動作音データの検出とが可能である。
本開示の一態様に係るロボットシステムは、本開示の一態様に係る情報処理装置と、前記ロボットと、前記ロボットの動作音を検出する音検出器と、前記ロボットに前記所定の動作を実行させ且つ前記所定の動作の実行中に前記音検出器に音の検出を実行させるように制御を行うコントローラとを備え、前記情報処理装置は、前記音検出器によって検出される音信号を表す音データから、前記動作音データを検出する。
上記態様によると、ロボットシステムは、本開示の一態様に係る情報処理装置及び本開示の一態様に係る計測システムと同様の効果を奏することができる。ロボットシステムは、ロボットに所定の動作を実行させ、所定の動作を実行中のロボットの動作音を検出し、検出された音信号を表す音データからロボットの動作音データを検出することが可能である。ロボットシステムは、ロボットによる所定の動作の実行と、音の検出と、動作音データの検出とが可能である。
本開示の一態様に係るデータを処理する方法は、2回以上の所定の動作を実行するロボットの動作音を含み且つ音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データを変換して、音信号を周波数、強度及び発生時間で表す3次元の音データである変換データを生成することと、前記変換データから、前記所定の動作が実行された時間区間のデータを含む2つ以上の区間データを抽出することと、前記区間データ間において、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記対象周波数帯域に含まれる前記ロボットの動作音を示す動作音データを検出することとを含む。
上記態様によると、当該方法は、本開示の一態様に係る情報処理装置と同様の効果を奏することができる。当該方法は、例えば、CPU、LSIなどの回路、ICカード又は単体のモジュール等によって、実現されてもよい。
本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、2回以上の所定の動作を実行するロボットの動作音を含み且つ音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データを変換して、音信号を周波数、強度及び発生時間で表す3次元の音データである変換データを生成することと、前記変換データから、前記所定の動作が実行された時間区間のデータを含む2つ以上の区間データを抽出することと、前記区間データ間において、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記対象周波数帯域に含まれる前記ロボットの動作音を示す動作音データを検出することとを、コンピュータに実行させる。
上記態様によると、コンピュータプログラムは、本開示の一態様に係る情報処理装置と同様の効果を奏することができる。当該コンピュータプログラムは、例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムであってもよく、記録媒体のドライブ装置を用いて当該記録媒体から読み出されコンピュータにインストールされるように構成されてもよい。当該コンピュータプログラムは、例えば、インターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるプログラムであってもよく、コンピュータにダウンロードされインストールされるように構成されてもよい。
本明細書で開示する要素の機能は、開示された機能を実行するよう構成又はプログラムされた汎用プロセッサ、専用プロセッサ、集積回路、ASIC、従来の回路、及び/又は、それらの組み合わせ、を含む回路又は処理回路を使用して実行できる。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含むため、処理回路又は回路と見なされる。本開示において、回路、ユニット、又は手段は、列挙された機能を実行するハードウェアであるか、又は、列挙された機能を実行するようにプログラムされたハードウェアである。ハードウェアは、本明細書に開示されているハードウェアであってもよいし、あるいは、列挙された機能を実行するようにプログラム又は構成されているその他の既知のハードウェアであってもよい。ハードウェアが回路の一種と考えられるプロセッサである場合、回路、手段、又はユニットはハードウェアとソフトウェアの組み合わせであり、ソフトウェアはハードウェア及び/又はプロセッサの構成に使用される。
本明細書で用いた序数、数量等の数字は、全て本開示の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。構成要素間の接続関係は、本開示の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の機能を実現する接続関係はこれに限定されない。
本開示は、その本質的な特徴の精神から逸脱することなく、様々なかたちで実施され得るように、本開示の範囲は、明細書の記載よりも添付の請求項によって定義されるため、例示的な実施の形態及び変形例は、例示的なものであって限定的なものではない。請求項及びその範囲内にあるすべての変更、又は、請求項及びその範囲の均等物は、請求項によって包含されることが意図されている。
1,1A ロボットシステム
10 計測システム
100 ロボット
300 ロボットコントローラ
400,400A,400B 音検出器
500 計測コントローラ(コントローラ)
600,600A 情報処理装置

Claims (12)

  1. プロセッサを備える情報処理装置であって、
    前記プロセッサは、
    2回以上の所定の動作を実行するロボットの動作音を含み且つ音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データを変換して、音信号を周波数、強度及び発生時間で表す3次元の音データである変換データを生成する3次元変換処理と、
    前記変換データから、前記所定の動作が実行された時間区間のデータを含む2つ以上の区間データを抽出する抽出処理と、
    前記区間データ間において、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記対象周波数帯域に含まれる前記ロボットの動作音を示す動作音データを検出する検出処理とを実行する
    情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、前記検出処理において、
    前記区間データ間において第1対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第1動作音データを検出し、
    前記区間データ間において前記第1対象周波数帯域と異なる第2対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第2動作音データを検出し、
    前記プロセッサは、前記第1動作音データ及び前記第2動作音データを含むデータ群を変換して、音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データである2次元動作音データを生成する2次元変換処理をさらに実行する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、前記検出処理において、
    前記区間データの前記対象周波数帯域に含まれる音信号の強度及び発生時間の関係を示す包絡線を決定し、
    前記区間データ間において前記対象周波数帯域の前記包絡線を比較した結果に基づき、前記動作音データを検出する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、前記包絡線間の差分を除去するように前記包絡線に対応する音信号の強度を変更し、変更後の前記音信号の強度を含む前記対象周波数帯域の前記区間データを用いて、前記動作音データを検出する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記差分の除去の際、音信号の強度の大きさがより大きい前記包絡線に対応する音信号の強度の大きさを、音信号の強度の大きさがより小さい前記包絡線に近づけるように変更する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    互いに異なる第1位置及び第2位置で検出され且つ2回以上の前記所定の動作を実行する前記ロボットの動作音を含む2次元の音データである第1音データ及び第2音データに、前記3次元変換処理と、前記抽出処理と、前記検出処理とを実行し、
    前記検出処理において、
    前記第1音データの前記区間データ間において第1対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第1動作音データを検出し、
    前記第1音データの前記区間データ間において第2対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第2動作音データを検出し、
    前記第2音データの前記区間データ間において前記第1対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第3動作音データを検出し、
    前記第2音データの前記区間データ間において前記第2対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記動作音データである第4動作音データを検出し、
    前記第1動作音データと前記第2動作音データとの時間差分である第1時間差分と、前記第3動作音データ及び前記第4動作音データとの時間差分である第2時間差分とを比較し、
    前記第1時間差分と前記第2時間差分との差分が第1閾値以上である場合、前記第1動作音データ及び前記第3動作音データ、又は、前記第2動作音データ及び前記第4動作音データを、前記動作音データから除外する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記第1動作音データと前記第3動作音データとの時間差分である第3時間差分が第2閾値以上である場合、前記第1動作音データと前記第3動作音データとを前記動作音データから除外し、
    前記第2動作音データと前記第4動作音データとの時間差分である第4時間差分が前記第2閾値以上である場合、前記第2動作音データと前記第4動作音データとを前記動作音データから除外する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1位置及び前記第2位置は、前記ロボットから等距離に位置する
    請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    前記ロボットの動作音を検出する音検出器とを備え、
    前記情報処理装置は、前記音検出器によって検出される音信号を表す音データから、前記動作音データを検出する
    計測システム。
  10. 請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    前記ロボットと、
    前記ロボットの動作音を検出する音検出器と、
    前記ロボットに前記所定の動作を実行させ且つ前記所定の動作の実行中に前記音検出器に音の検出を実行させるように制御を行うコントローラとを備え、
    前記情報処理装置は、前記音検出器によって検出される音信号を表す音データから、前記動作音データを検出する
    ロボットシステム。
  11. データを処理する方法であって、
    2回以上の所定の動作を実行するロボットの動作音を含み且つ音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データを変換して、音信号を周波数、強度及び発生時間で表す3次元の音データである変換データを生成することと、
    前記変換データから、前記所定の動作が実行された時間区間のデータを含む2つ以上の区間データを抽出することと、
    前記区間データ間において、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記対象周波数帯域に含まれる前記ロボットの動作音を示す動作音データを検出することとを含む、方法。
  12. 2回以上の所定の動作を実行するロボットの動作音を含み且つ音信号を強度及び発生時間で表す2次元の音データを変換して、音信号を周波数、強度及び発生時間で表す3次元の音データである変換データを生成することと、
    前記変換データから、前記所定の動作が実行された時間区間のデータを含む2つ以上の区間データを抽出することと、
    前記区間データ間において、同じ周波数帯域である対象周波数帯域に含まれるデータを比較した結果に基づき、前記対象周波数帯域に含まれる前記ロボットの動作音を示す動作音データを検出することとを、
    コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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