JP2023019877A - 加湿装置 - Google Patents

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JP2023019877A JP2021124932A JP2021124932A JP2023019877A JP 2023019877 A JP2023019877 A JP 2023019877A JP 2021124932 A JP2021124932 A JP 2021124932A JP 2021124932 A JP2021124932 A JP 2021124932A JP 2023019877 A JP2023019877 A JP 2023019877A
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Abstract

【課題】フィルターからの水滴の飛散を抑制する加湿装置を提供することを目的とする。【解決手段】吸気口2と吹出口3を有する本体ケース4と、本体ケース4内に備えた吸気口2と吹出口3とを連通する風路32と、風路32に設けた送風部7と、風路32における送風部7の上流側に設けた気液接触部6と、を備えている。送風部7は、ケーシング28と、ケーシング28内に設けられたファン27と、を備えている。ケーシング28は、ファン27の上方には、対向したスクロール面42と、吸込口面40と、吸込口対向面41とに囲まれ、ファン27が回転するとケーシング28内の空気が吹き出す吐出口29と、を有している。吐出口29とファン27との間にケーシング風路部43を備え、ケーシング風路部43には、水飛び抑制部材44を設けたことを特徴とする加湿装置。【選択図】図3

Description

本発明は、貯水容器内の水に一部を浸したフィルターを回転するとともに、フィルターに通風して加湿する気化式の加湿装置に関するものである。
従来のこの種の加湿装置の構造は、以下のようになっていた。
すなわち、吸気口と吹出口を有する本体ケースと、本体ケース内に設けられた水を溜める貯水区画と、貯水区画内の水に周縁の一部が浸漬される円板状のフィルターと、フィルターを保持するフィルター枠と、フィルター枠を回転自在に支持する支持部と、フィルター枠を回転させる回転部材と、フィルターへ本体ケース外の空気を送風する送風部と、送風部によって吸気口から吸い込んだ空気を、フィルターを介して吹出口へ送風する風路と、を備えている(例えば下記特許文献1)。
特許第6397756号公報
このような従来の加湿装置においては、貯水容器内の水に一部を浸しながらフィルターが回転し、送風部によって水中から出たフィルターに送風される。フィルターが多くの水を保水し、送風部によってフィルターに送風される風量が多い場合には、水滴がフィルターから飛散し、吹出口から吹き出すという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、吹出口からの水滴の飛散を抑制した加湿装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、吸気口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に設けられた水を溜める貯水区画と、前記貯水区画内の水に周縁の一部が浸漬される円板状のフィルターと、前記フィルターを保持するフィルター枠部と、前記フィルター枠部を回転自在に支持する支持部と、前記フィルター枠部を回転させる回転手段と、前記フィルターへ前記本体ケース外の空気を送風する送風部と、前記送風部によって前記吸気口から吸い込んだ空気を、前記フィルターを介して前記吹出口へ送風する風路と、を備え、前記フィルター枠部の回転軸方向は水平方向であり、前記フィルター枠部は、第1フィルター枠と、前記第1フィルター枠と着脱自在な第2フィルター枠とを有し、前記第1フィルター枠は、前記フィルターへの送風方向における風下側へ延びる第1回転軸と、前記第1回転軸を中心として前記第1回転軸から放射状に延びる多数の第1内桟部と、を有し、前記第1内桟部には、水飛び抑制部材を設けたことを特徴としたものであり、これらの手段により、初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、水滴が吹出口から飛散することを抑制するという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1の加湿装置の斜視図 同加湿装置の斜視図 同加湿装置の断面図 同加湿装置の断面斜視図 同加湿装置の気液接触部の斜視図 同加湿装置の気液接触部の展開図 同加湿装置のフィルターとフィルター枠部の展開斜視図 同加湿装置の貯水容器と給水部とフィルター枠部を示す平面図 本発明の実施の形態2の加湿装置の断面図 同加湿装置の断面斜視図 本発明の実施の形態3の加湿装置の断面図 同加湿装置の断面斜視図 同加湿装置の吹出口と水飛び抑制部材の断面斜視図 同加湿装置の吹出口と水飛び抑制部材の断面斜視図
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の加湿装置の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1の加湿装置の斜視図であり、扉が開いた状態である。図3は、本発明の実施の形態1の加湿装置の断面図である。図4は、本発明の実施の形態1の加湿装置の断面斜視図である。図5は、本発明の実施の形態1の加湿装置の気液接触部の斜視図である。図6は、本発明の実施の形態1の加湿装置の気液接触部の展開図である。
なお、以下では、図1に示すように加湿装置が設置された状態(以下「設置状態」ともいう)での鉛直方向を上下方向として、水平方向を左右方向として記載する場合がある。また、以下では、設置状態において、加湿装置の、横長四角形状の天面における操作部34が設けられている長辺側の側面を「前面」とし、加湿装置の前面に対向する面を「背面」とし、加湿装置の前面側から見て右側の側面を「右側面」、左側の側面を「左側面」とする。
図1から図6に示すように、本実施形態の加湿装置1は、吸気口2と吹出口3を有する縦長箱形状の本体ケース4と、この本体ケース4内には、空気清浄部5と、気液接触部6と、送風部7と、制御部9と、を備えている。本体ケース4内における、本体ケース4の前面側には、空気清浄部5が配置され、本体ケース4の後面側には、送風部7が配置され、空気清浄部5と送風部7との間には、気液接触部6が配置されている。吸気口2と吹出口3と連通する風路32には、空気清浄部5、気液接触部6である後述するフィルター12、送風部7が配置されている。
吸気口2は、本体ケース4の左右側面に位置し、吹出口3は、本体ケース4の上面に位置している。吹出口3は、上下方向に回動する複数のルーバー3aを有している。図1では、吹出口3は、ルーバー3aが閉じた状態である。
空気清浄部5は、空気清浄部5を通過する空気の微細粒子を捕捉して気流中から除去する。空気清浄部5は、縦長形状であって、濾材が蛇腹形状に折られたものであり、風路32における吸気口2の風下側に設けられている。
気液接触部6は、水を保持して浄化対象空気と水との気液接触を促すものであって、風路32における空気清浄部5の風下側に設けられている。気液接触部6は、給水部10と、貯水容器11と、フィルター12と、フィルター枠部13と、回転部材14と、を有している。本体ケース4の側面には開閉式の扉4aがあり、扉4aを開くと、給水部10と、貯水容器11とが現れる。
給水部10は、貯水容器11内に水を供給する。給水部10の一例は、水タンク15である。水タンク15は、貯水容器の端部に装着され、水タンク15内に水を貯水し、その水タンク15から弁機構によって貯水容器11に水が供給され、これにより貯水容器11内の水位が略一定状態が保たれる構成となっている。なお、給水部10は、水道管に連結した管から水を供給する構成でも良い。
貯水容器11は、上面が開口した略横長箱形状で、水タンク15から供給された水を貯水し、本体ケース4の下部に水平方向に着脱自在に設けられている。フィルター枠部13を回転自在に支持する支持部16を有している。支持部16は、貯水容器11の上端縁から上方に延びた略縦長板形状の第1支持板16aと第2支持板16bを有している。第1支持板16aの上部には、フィルター枠部13を回転自在に支持する第1軸受17aを有し、第2支持板16bの上部には、フィルター枠部13を回転自在に支持する第2軸受17bを有する。第1支持板16aは、第2支持板16bより風路32における風下側に配置されている。
図7は、本発明の実施の形態1の加湿装置のフィルターとフィルター枠部との展開斜視図である。
図3から図7に示すように、フィルター12は、円板形状であり、貯水容器11の水に周縁の一部が周期的に浸漬し、毛細管現象を利用して水を吸上げている。毛細管現象で吸い上げられた水は、フィルター12の連結糸に保持され、ここを空気が通過することで浄化を行う。フィルター12は、フィルター枠部13内に保持されている。
フィルター枠部13は、第1フィルター枠20と、第2フィルター枠21とを有している。
第1フィルター枠20は、円形の浅皿形状であり、底面には複数の開口22を有する。第1フィルター枠20の底面における中央には、外方に突出した第1回転軸23を有している。
第2フィルター枠21は、円形の浅皿形状であり、底面には複数の開口24を有する。第2フィルター枠21の底面における中央には、外方に突出した第2回転軸25を有している。
フィルター12は、第1フィルター枠20と第2フィルター枠21との間に配置され、第2フィルター枠21の直径は、第1フィルター枠20の直径より一回り小さく、第2フィルター枠21は、第1フィルター枠20内に嵌る構成である。この状態で、第2フィルター枠21の第2回転軸25と、第1フィルター枠20の第1回転軸は23、それぞれ外方に突出している。フィルター枠部13は、第1フィルター枠20の第1回転軸23と、第2フィルター枠21の第2回転軸25とによって、貯水容器11の第1支持板16aに設けられた第1軸受17aと、第2支持板16bに設けられた第2軸受17bと、に回転自在に支持されている。第1フィルター枠20の第1回転軸23と、第2フィルター枠21の第2回転軸25とは、本体ケース4における前後方向(フィルター枠における送風方向)に延びている。フィルター12とフィルター枠部13とは、回転部材14によって上下方向に回転する構造となっている。フィルター枠部13は、フィルター12の周縁の一部が貯水容器11内の水に浸漬するように、第1フィルター枠20の第1回転軸23は、第1軸受17aに装着され、第2フィルター枠21の第2回転軸25は、第2軸受17bに装着されている。
送風部7は、図3に示すように、本体ケース4の中央部に設けられ、モータ26と、モータ26により回転するファン27と、それらを囲むスクロール形状のケーシング28とを備えている。
ケーシング28には、吐出口29と、吸込口30とが設けられている。吐出口29は、ケーシング28の本体ケース4における上面側に設けられている。また、吸込口30は、フィルター12に対向するように、ケーシング28の本体ケース4における前面側に設けられている。
モータ26は、回転軸31を有し、モータ26の回転軸31は、本体ケース4における前面側から背面側へ水平に延びている。
ファン27は、シロッコファンであり、モータ26から延びた回転軸31に固定されている。モータ26の回転軸が回転すると、ファン27も回転し、本体ケース4の吸気口2から吸い込まれた空気が、吸込口30からケーシング28内に吸い込まれ、ケーシング28の吐出口29を介して吹出口3へ送風される。
風路32は、吸気口2から順次、空気清浄部5、フィルター12、送風部7を介して吹出口3へ連通する風路である。まず、送風部7のファン27が回転すると、本体ケース4外の空気が、吸気口2から吸い込まれ、風路32へ送風される。風路32へ送風された空気は、空気清浄部5を通過し、空気清浄部5によって粉塵等が捕集され、清浄空気となる。次に、清浄空気は、水を保持したフィルター12を通過し、水分を含んだ清浄加湿空気となる。清浄加湿空気が送風部7を介して吹出口3から本体ケース4外に送風される。
制御部9は、気液接触部6(回転部材14)と、送風機7(モータ26)とを制御する。具体的には、制御部9は、操作部34の操作に応じて、気液接触部6である回転部材14の動作、送風部7であるモータ26の回転数などを制御する。
図8は、本発明の実施の形態1の加湿装置の貯水容器と給水部とフィルター枠部を示す平面図である。
図4から図8に示すように、貯水容器11は、給水区画35と、貯水区画36と、仕切り板37と、連通孔38とを有している。
仕切り板37は、給水区画35と貯水区画36とを仕切る板である。仕切り板37は、貯水容器11の底面から上方に延び、仕切り板37の上端は、水面より上方に配置されている。
連通孔38は、横長の開口であり、仕切り板37の下端に配置されている。連通孔38は、給水区画35と貯水区画36とを連通する。給水区画35の水は、連通孔38を介して、貯水区画36へ流れ込む。なお、給水区画35の底面と、貯水区画36の底面とは、同一面上に配置されている。なお、水タンク15から弁機構によって貯水容器11に水が供給され、貯水容器11内の水位が略一定状態が保たれた状態では、連通孔38は、水面より下方に位置する。
給水区画35は、水タンク15が配置された区画である。図7では、右側の区画である。給水区画35内には、水タンク15から水が供給される。
貯水区画36は、気液接触部6の一部であるフィルター12とフィルター枠部13とが配置された区画である。図8では、左側の区画である。
以上のように、図3、図4に示すように、加湿装置1は、吸気口2と吹出口3を有する本体ケース4と、本体ケース4内に備えた吸気口2と吹出口3とを連通する風路32と、風路32に設けた送風部7と、風路32における送風部7の上流側に設けた気液接触部6と、を備えている。送風部7は、ケーシング28と、ケーシング28内に設けられたファン27と、ファン27を回転させるモータ26と、を備えている。ケーシング28は、ファン27が回転するとケーシング28内に空気が入る吸込口30を有する吸込口面40と、吸込口面40と対向する吸込口対向面41と、吸込口面40の周縁と吸込口対向面41の周縁との間に設けられたスクロール面42と、ファン27の上方には、対向したスクロール面42と、吸込口面40と、吸込口対向面41とに囲まれ、ファン27が回転するとケーシング28内の空気が吹き出す吐出口29と、を有している。吐出口29とファン27との間にケーシング風路部43を備えている。なお、吐出口29は、吹出口3に接続されている。
本実施形態における特徴は、ケーシング風路部43には、水飛び抑制部材44を設けた点である。これにより、ファン27から上方へ吹き出された空気の一部は、水飛び抑制部材44によって、吹出口3から水滴が飛散することを抑制できる。具体的には、水飛び抑制部材44は、ケーシング風路部43における空気の流れを吸込口対向面41側へ変化させる構成である。ケーシング風路部43は、ファン27から上方に延び、ファン27とケーシング28の吐出口29とを連通する風路である。ケーシング風路部43は、中心軸が上下方向に延びた略四角筒形状であり、ケーシング28における吸込口面40(本体ケース4における前面側の面)と、吸込口面40と対向する吸込口対向面41(本体ケース4における背面側の面)と、吸込口面40の周縁と吸込口対向面41の周縁との間に設けられ、対向したスクロール面42(本体ケース4における左面側の面と、右面側の面)と、に囲まれている。ファン27から上方へ吹き出された空気は、ケーシング風路部43を介して、吐出口29へ送風される。水飛び抑制部材44は、ファン27から上方へ吹き出された空気を、吸込口対向面41側へ変化させる構成である。つまり、ファン27から上方へ吹き出された空気は、水飛び抑制部材44によって、本体ケース4における背面側に送風方向が変化する。
具体的には、水飛び抑制部材44は、ケーシング風路部43における吸込口面40内面から吸込口対向面41側へ斜め上方に延びた平板形状の突起である。水飛び抑制部材44の本体ケース4における左側と右側の端部は、スクロール面42(本体ケース4における左面側の面と、右面側の面)と繋がり、水飛び抑制部材44の先端部分と吸込口対向面41との間には空間45を有している。
これにより、ファン27から上方へ吹き出された空気の一部は、水飛び抑制部材44である突起に当たると、本体ケース4における背面側である吸込口対向面41側へ風向が変化する。この風向が変化した空気は、吸込口対向面41に当たり、水飛び抑制部材44の先端部分と吸込口対向面41との間の空間45を介して、吸込口対向面41に沿うように上方へ送風される。つまり、ファン27から上方へ吹き出された水滴を含んだ空気は、まず、水飛び抑制部材44である突起に当たり、一部の水滴が水飛び抑制部材44に付着する。更に、吸込口対向面41に当たり、一部の水滴が吸込口対向面41に付着する。結果として、吐出口29へ送風される空気は、含んでいる水滴の量が減少し、吹出口3から水滴が飛散することを抑制できる。なお、水飛び抑制部材44は、多数の孔を有するフィルターでも良い。これにより、風向を変化させると共に送風抵抗を抑制でき、一部の水滴をフィルターによって保水できる。
(実施に形態2)
図9は実施の形態2の加湿装置の断面図である。図10は実施の形態2の加湿装置の断面斜視図である。実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細の説明を省略する。図9、図10に示すように、実施の形態1と相違する点は、水飛び抑制部材44aである。
水飛び抑制部材44aは、ケーシング風路部43における空気の流れを吸込口面40側へ変化させる構成である。ケーシング風路部43は、ファン27から上方に延び、ファン27とケーシング28の吐出口29とを連通する風路である。ケーシング風路部43は、中心軸が上下方向に延びた略四角筒形状であり、ケーシング28における吸込口面40(本体ケース4における前面側の面)と、吸込口面40と対向する吸込口対向面41(本体ケース4における背面側の面)と、吸込口面40の周縁と吸込口対向面41の周縁との間に設けられ、対向したスクロール面42(本体ケース4における左面側の面と、右面側の面)と、に囲まれている。ファン27から上方へ吹き出された空気は、ケーシング風路部43を介して、吐出口29へ送風される。水飛び抑制部材44aは、ファン27から上方へ吹き出された空気を、吸込口面40側へ変化させる構成である。つまり、ファン27から上方へ吹き出された空気は、水飛び抑制部材44aによって、本体ケース4における前面側に送風方向が変化する。
具体的には、水飛び抑制部材44aは、ケーシング風路部43における吸込口対向面41の内面から吸込口面40側へ斜め上方に延びた平板形状の突起である。水飛び抑制部材44aの本体ケース4における左側と右側の端部は、スクロール面42(本体ケースにおける左面側の面と、右面側の面)と繋がり、水飛び抑制部材44aの先端部分と吸込口面との間には空間45aを有している。
これにより、ファン27から上方へ吹き出された空気は、水飛び抑制部材44aである突起に当たると、本体ケース4における前面側である吸込口面40側へ風向が変化する。この風向が変化した空気は、吸込口面40に当たり、水飛び抑制部材44aの先端部分と吸込口面40との間の空間45aを介して、吸込口面40に沿うように上方へ送風される。つまり、ファン27から上方へ吹き出された水滴を含んだ空気は、まず、水飛び抑制部材44aである突起に当たり、一部の水滴が水飛び抑制部材44aに付着する。更に、吸込口面40に当たり、一部の水滴が吸込口面40に付着する。結果として、吐出口29へ送風される空気は、含んでいる水滴の量が減少し、吹出口3から水滴が飛散することを抑制できる。なお、水飛び抑制部材44aの材質は、多数の孔を有するフィルターでも良い。これにより、風向を変化させると共に送風抵抗を抑制でき、一部の水滴をフィルターによって保水できる。
(実施に形態3)
図11は実施の形態3の加湿装置の断面図である。図12は実施の形態3の加湿装置の断面斜視図である。図13は実施の形態3の加湿装置の吹出口と水飛び抑制部材の断面斜視図である。実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細の説明を省略する。図11、図12、図13に示すように、実施の形態1と相違する点は、水飛び抑制部材44bである。
吹出口3には、多数の開口47を有する格子部48を備え、水飛び抑制部材44bは、ケーシング風路部43にケーシング風路部43を塞ぐように設けられ、多数の孔46を有することを特徴とする。これにより、ファン27から上方へ吹き出された水滴を含んだ空気は、水飛び抑制部材44bの多数の孔46を通過するときに水飛び抑制部材44bに当たり、一部の水滴が水飛び抑制部材44bに付着する。更に、水飛び抑制部材44bの多数の孔46を通過した水滴は、吹出口3に配置された多数の開口47を有する格子部48に一部の水滴が付着する。結果として、吐出口29へ送風される空気は、含んでいる水滴の量が減少し、吹出口3から水滴が飛散することを抑制できる。
また、水飛び抑制部材44bの孔46の面積は、格子部48の開口47の面積より小さい。水飛び抑制部材44bは、ケーシング風路部43に設けられているので、吹出口3の格子部48より風路32における風上側に配置されている。これにより、更に、水飛び抑制部材44bを通過した水滴が、格子部48に付着し、吹出口3から水滴が飛散することを抑制できる。
また、水飛び抑制部材44bの上下方向の寸法は、格子部48の上下方向の寸法より大きく、水飛び抑制部材44bは多孔質な形状である。多孔質とは、水飛び抑制部材44bの上下方向に複数個の孔が存在し、これらの孔は、連通した連続構造である。このように、水飛び抑制部材44bは、上下方向に多数の連続構造である孔を有しているので、水飛び抑制部材44bにおける下部の孔に付着した水滴が、再び飛散した場合にも、水飛び抑制部材44bにおける上部の孔に再び付着し易くなり、水飛び抑制部材44bに付着した水滴が、再び飛散することを抑制できる。
また、水飛び抑制部材44bの多数の孔46の開口面積は、格子部48の多数の開口47の開口面積より大きい。これにより、水飛び抑制部材44bにおける送風抵抗が抑制され、吹出口3から送風される風量の低下を低減できる。
また、加湿装置1は、本体ケース4の上部には、上下方向に中心軸が延びた筒形状の吹出口3を有している。吹出口3の下部には、多数の開口47を備えた格子部48を有し、吹出口3の上部には、上下方向に回動する複数のルーバー3aを有している。これら吹出口3とルーバー3aと格子部48とは一体的に形成され、これが吹出口ユニット49である。吹出口ユニット49は、本体ケース4の上部に着脱自在な構成である。吹出口ユニット49の下方のケーシング風路部43に設けられた水飛び抑制部材44bは、ケーシング風路部43に設けられた装着部50に着脱自在な構成である。使用者は、本体ケース4から吹出口ユニット49を外すと、本体ケース4の上方からケーシング風路部43内の柔軟性を備えた水飛び抑制部材44bを着脱することができる。
本発明に係る加湿装置は、吹出口から水滴が飛散することを抑制可能とするものであるので、業務用、家庭用に使用される加湿装置等として有用である。
1 加湿装置
2 吸気口
3 吹出口
3a ルーバー
4 本体ケース
4a 扉
5 空気清浄部
6 気液接触部
7 送風部
9 制御部
10 給水部
11 貯水容器
12 フィルター
13 フィルター枠部
14 回転部材
15 水タンク
16 支持部
16a 第1支持板
16b 第2支持板
17a 第1軸受
17b 第2軸受
20 第1フィルター枠
21 第2フィルター枠
22 開口
23 第1回転軸
24 開口
25 第2回転軸
26 モータ
27 ファン
28 ケーシング
29 吐出口
30 吸込口
31 回転軸
32 風路
34 操作部
35 給水区画
36 貯水区画
37 仕切り板
38 連通孔
40 吸込口面
41 吸込口対向面
42 スクロール面
43 ケーシング風路部
44 水飛び抑制部材
44a 水飛び抑制部材
44b 水飛び抑制部材
45 空間
45a 空間
46 孔
47 開口
48 格子部
49 吹出口ユニット
50 装着部

Claims (6)

  1. 吸気口と吹出口を有する本体ケースと、
    前記本体ケース内に備えた前記吸気口と前記吹出口とを連通する風路と、
    前記風路に設けた送風部と、
    前記風路における前記送風部の上流側に設けた気液接触部と、を備え、
    前記送風部は、
    ケーシングと、
    前記ケーシング内に設けられたファンと
    前記ファンを回転させるモータと、を備え、
    前記ケーシングは、
    前記ファンが回転すると前記ケーシング内に空気が入る吸込口を有する吸込口面と、
    前記吸込口面と対向する吸込口対向面と、
    前記吸込口面の周縁と前記吸込口対向面の周縁との間に設けられたスクロール面と、
    前記ファンの上方には、対向した前記スクロール面と、前記吸込口面と、前記吸込口対向面とに囲まれ、前記ファンが回転すると前記ケーシング内の空気が吹き出す吐出口と、を有し、
    前記吐出口と前記ファンとの間にケーシング風路部を備え、
    前記ケーシング風路部には、水飛び抑制部材を設けたことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記水飛び抑制部材は、
    前記ケーシング風路部における空気の流れを前記吸込口面側または前記吸込口対向面側へ変化させることを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記水飛び抑制部材は、
    前記ケーシング風路部における前記吸込口面または前記吸込口対向面の内面から斜め上方に延びた突起であることを特徴とする請求項2に記載の加湿装置。
  4. 前記吹出口には、多数の開口を有する格子部を備え、
    前記水飛び抑制部材は、前記ケーシング風路部を塞ぐように設けられ、多数の孔を有することを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  5. 前記水飛び抑制部材の前記孔の面積は、前記格子部の前記開口の面積より小さいことを特徴とする請求項4に記載の加湿装置。
  6. 前記水飛び抑制部材の多数の前記孔の開口面積は、前記格子部の多数の前記開口の開口面積より大きいことを特徴とする請求項5に記載の加湿装置。
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