JP2023018245A - 絶縁電線 - Google Patents

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幸平 有田
Kohei Arita
優弥 吉田
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Abstract

【課題】直流安定性と難燃性との両立を図ることができる絶縁電線を提供する。【解決手段】絶縁電線1は、導体2と導体2を被覆する被覆層3とを備える。絶縁電線1の外径は、2.8mm以上3.3mm以下である。被覆層3は、難燃剤を含まない内層31と、内層31の外周側に形成され、難燃剤を含む外層32とを有する。内層31及び外層32の合計厚さt0は、0.70mm以上0.90mm以下である。内層31の厚さt1は、0.30mm以上0.47mm以下であり、外層32の厚さt2は、0.43mm以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁電線に関する。
特許文献1には、導体と、導体を被覆する内層と、内層を被覆するとともに難燃剤を含有する外層とを備える電線が開示されている。
特開2016-115510号公報
特許文献1に記載の電線の構成において、特定の外径の電線については、直流安定性と難燃性との両立が難しくなるため、改善の余地がある。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであり、直流安定性と難燃性との両立を図ることができる絶縁電線を提供することを目的とする。
本発明は、前記の目的を達成するため、導体と前記導体を被覆する被覆層とを備える絶縁電線であって、前記絶縁電線の外径は、2.8mm以上3.3mm以下であり、前記被覆層は、難燃剤を含まない内層と、前記内層の外周側に形成され、難燃剤を含む外層とを有し、前記内層及び前記外層の合計厚さは、0.70mm以上0.90mm以下であり、前記内層の厚さは、0.30mm以上0.47mm以下であり、前記外層の厚さは、0.43mm以下である、絶縁電線を提供する。
本発明によれば、直流安定性と難燃性との両立を図ることができる絶縁電線を提供することが可能となる。
第1の実施の形態における、絶縁電線の長さ方向に垂直な断面図である。 第2の実施の形態における、絶縁電線の長さ方向に垂直な断面図である。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態について、図1を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
(絶縁電線1)
図1は、本形態における、絶縁電線1の長さ方向に垂直な断面図である。本形態の絶縁電線1は、一例として、鉄道、自動車などの車両に搭載される機器の低圧動力用の配線として用いることができる。本形態の絶縁電線1の交流の定格電圧は600Vである。
本形態の絶縁電線1は、導体2と、内層31および外層32を有する被覆層3とを備えて構成されている。絶縁電線1において、主に内層31が電気的絶縁性を確保する役割を果たしており、外層32が難燃性を確保する役割を果たしている。絶縁電線1の各構成要素の詳細については後述する。
車両用などの絶縁電線1においては、直流安定性(D.C. stability)及び難燃性が要求される。直流安定性は、EN(European Norm/European Standards)のEN 50305.6.7に準拠した直流安定性試験(以後、単に「直流安定性試験」ということもある。)にて確認可能であり、例えば塩水に浸漬させた絶縁電線1に所定電圧を所定時間、課電したときに絶縁破壊しないことを意味する。難燃性は、例えば絶縁電線1を搭載した車両に火災が生じた場合における、絶縁電線1の燃え難さを示すものであり、EN45545-2に準拠した垂直燃焼試験において確認可能である。
ここで、絶縁電線1は、EN規格において種々のサイズが定められている。例えば、EN規格においては、種々の導体2の断面積が定められているとともに、定められた導体2の断面積ごとに被覆層3の厚さが定められている。ここで、EN規格において定められた絶縁電線1の各サイズのうち、外径が2.8mm以上3.3mm以下(特に2.9mm以上3.2mm以下)を満たす絶縁電線1において、外径が前述の範囲を満たさない絶縁電線1と比べて直流安定性試験の合格率が低くなることが確認された。ここで、単に内層31を厚くすることにより、直流安定性試験の合格率を向上させることが考えられる。しかしながら、前述のごとく絶縁電線1のサイズごとに被覆層3の厚さは決まっていることから、内層31を過度に厚くすると難燃性向上の役割を担う外層32が過度に薄くなり、絶縁電線1において所望の難燃性が得られなくなる。
以上に鑑み、本形態は、外径が2.8mm以上3.3mm以下(特に2.9mm以上3.2mm以下)を満たす絶縁電線1において、直流安定性及び難燃性の双方を確保することができるよう、特に内層31の厚さと外層32の厚さとを工夫したものである。以下、絶縁電線1の各構成について説明する。
(導体2)
導体2としては、例えば銅線、銅合金線、アルミニウム線、金線、又は銀線などの金属線を用いることができる。また、導体2として、前述の金属線の外周に錫又はニッケルなどの金属めっきを施したものを用いてもよい。本形態において、導体2は、複数の素線を撚り合わせてなる撚線であるが、これに限られず単線であってもよい。導体2の断面積は、1.41mm以上1.53mm以下であることが好ましい。また、導体2の外径は、1.49mm以上1.51mm以下が好ましい。
(被覆層3)
被覆層3は、導体2の外周側に設けられている。被覆層3は、導体2の外周を被覆する内層31と、内層31の外周を被覆する外層32とを有している。すなわち、本形態において、被覆層3は、内層31と外層32との2層からなる。内層31及び外層32の合計厚さ(以後、合計厚さtという)は、0.70mm以上0.90mm以下である。合計厚さtは、絶縁電線1のサイズに応じて、EN規格に基づいて決めることができる。
内層31は、絶縁体からなる。内層31は、難燃剤を含まない第1の樹脂組成物から形成され、直流安定性が高くなるように構成されている。第1の樹脂組成物の詳細については後述する。内層31は、例えば、第1の樹脂組成物を導体2の外周上に押出成形して架橋させることにより形成される。
外層32は、難燃剤を含む第2の樹脂組成物から形成されており、難燃性が高くなるように構成されている。第2の樹脂組成物の詳細については後述する。外層32は、例えば、第2の樹脂組成物を内層31の外周上に押出成形して架橋させることにより形成される。
内層31の厚さtは、0.30mm以上0.47mm以下であり、外層32の厚さtは、0.43mm以下である。これにより、外径が2.8mm以上3.3mm以下となる絶縁電線1において、被覆層3の直流安定性と難燃性との双方を確保することが可能となる。なお、前述のごとく、合計厚さtが0.70mm以上0.90mm以下であることと、内層31の厚さtが0.30mm以上0.47mm以下であることとを考慮すると、外層32の厚さtの下限値は0.23mmとなる。また、外層32の厚さtは、0.40mm以上0.43mm以下であることが好ましい。このように外層32の厚さtの下限値を0.23mm(好ましくは0.40mm)とすることにより、被覆層3の難燃性が一層向上する。また、被覆層3の厚さ(本形態においては合計厚さt)における外層32の厚さtの比率、すなわちt/tは、0.59以下とすることが直流安定性確保の観点から好ましく、0.44以上とすることが難燃性確保の観点から好ましい。また、規定の構造に対する尤度の観点から、内層31の厚さtは、0.37mm以上0.40mm以下とすることが好ましい。
外径が2.8mm以上3.3mm以下である絶縁電線1においては、内層31の厚さtが0.30mm以上0.47mm以下を満たす場合において、外層32の厚さtが0.43mmを超えると、直流安定性試験において不合格となる確率が高くなることを確認している。これは、外層32の厚さtが0.43mmを超えると、被覆層3に電圧が印加されたときの外層32の電圧分担率(詳細は後述する。)が高くなり過ぎるためであると考えられる。前述のごとく、外層32は、絶縁電線1の難燃性向上に寄与している層であって、電気絶縁性が比較的低い層である。そのため、外層32の厚さtを0.43mm以下として、被覆層3に電圧が印加されたときの外層32の電圧分担率を所定値よりも低くすることが、直流安定性の向上の観点から好ましい。以後、被覆層3に電圧が印加されたときの外層32の電圧分担率を、単に「外層32の電圧分担率VR」ということもある。
(外層32の電圧分担率VR)
次に、外層32の電圧分担率VRについて説明する。下記式(1)において、記号Rは内層31の電気抵抗値であり、記号ρは内層31の体積抵抗率であり、記号aは絶縁電線1の中心から内層31の内側までの距離(すなわち内層31の内径の半分)であり、記号bは絶縁電線1の中心から内層31の外側までの距離(すなわち内層31の外径の半分)である。下記式(2)において、記号Rは外層32の電気抵抗値であり、記号ρは外層32の体積抵抗率、記号cは絶縁電線1の中心から外層32の内側までの距離(すなわち外層32の内径の半分)、記号dは絶縁電線1の中心から外層32の外側までの距離(すなわち外層32の外径の半分)である。そして、式(1)及び式(2)を用いて算出された電気抵抗値R1及びR2から、下記式(3)を用いて外層32の電圧分担率が算出される。
Figure 2023018245000002
次に、前記式(3)を用いて、外層32の電圧分担率VRが採るべき値を検討する。
本形態において、内層31の体積抵抗率ρは20℃において1.71×1016[Ω・cm]であり、外層32の体積抵抗率ρは20℃において2.17×1014[Ω・cm]である。この場合において、まず、内層31の厚さtが0.30mmであり、外層32の厚さtが0.43mmである場合の外層32の電圧分担率VRを検討する。すなわち、内層31の厚さtが、内層31の厚さtとして採り得る厚さ(0.30mm以上0.47mm以下)のうちの最小値であり、外層32の厚さtが、外層32の厚さtとして採り得る厚さ(0.43mm以下)の最大値である場合を検討する。かかる内層31の厚さtと外層32の厚さtとの組み合わせは、採り得る内層31の厚さtと外層32の厚さtとの組み合わせのうち、外層32の電圧分担率VRが最大となる組み合わせである。この場合、前記式(3)を用いると、外層32の電圧分担率VRは、1.3%となった。すなわち、本形態においては、外層32の電圧分担率VRが採り得る最大値は1.3%であるため、外層32の電圧分担率VRは1.3%以下にすべきであることが分かる。
次に、内層31の厚さtが0.47mmであり、外層32の厚さtが0.40mmである場合の外層32の電圧分担率VRを検討する。すなわち、内層31の厚さtが、内層31の厚さtとして採り得る厚さ(0.30mm以上0.47mm以下)のうちの最大値であり、外層32の厚さtが、外層32の厚さtとして好ましい厚さ(0.40mm以上0.43mm以下)の最小値である場合を検討する。かかる内層31の厚さtと外層32の厚さtとの組み合わせは、内層31が採り得る厚さ範囲と外層32の厚さtとして好ましい範囲とのすべての組み合わせのうち、外層32の電圧分担率VRが最小となる組み合わせである。この場合、前記式(3)を用いると、外層32の電圧分担率VRは、0.7%となった。すなわち、本形態においては、外層32の電圧分担率VRを0.7%以上1.3%以下とすることが好ましい。
また、内層31の厚さtが、0.30mmであって、外層32の厚さtが0.40mmである場合、外層32の電圧分担率VRは1.2%である。本形態においては、外層32の電圧分担率VRを1.2%以上1.3%以下とすることがより好ましい。
(第1の樹脂組成物)
内層31を形成する第1の樹脂組成物について説明する。
第1の樹脂組成物は、ポリオレフィン系樹脂を含むベースポリマを含有し、難燃剤を含まない。難燃剤を配合しないことにより、難燃剤の配合による直流安定性の低下を抑制することができる。
内層31のベースポリマとしては、ポリオレフィン系樹脂を用いることができる。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂などを用いることができるが、ポリエチレン系樹脂を用いることが好ましい。ポリエチレン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン-エチルアクリレート共重合体、エチレン-メチルアクリレート共重合体、エチレン-グリシジルメタクリレート共重合体などを用いることができる。これらのポリオレフィン系樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(第2の樹脂組成物)
続いて、外層32を形成する第2の樹脂組成物について説明する。
外層32を構成する第2の樹脂組成物は、ポリオレフィン系樹脂を含むベースポリマおよび難燃剤を含有する。
外層32のベースポリマとしては、上述した内層31のポリオレフィン系樹脂と同様の成分を用いることができる。外層32の難燃性を向上させる観点からは、ポリオレフィン系樹脂として、エチレン-酢酸ビニル共重合体(以下、EVAともいう)を用いることが好ましい。EVAは、分子骨格中に酢酸ビニル(以下、VAともいう)を有し、外層32が燃焼したときに、酢酸を脱離させて吸熱反応を起こすことにより燃焼を抑制することができる。
EVAの中でも、示差走査熱量測定法(DSC法)により測定される融点(Tm)が70℃以上のEVAがより好ましい。EVAは、Tmが低くなるほど、VA量が多くなり、難燃性が高くなる傾向があるものの、VA量が多くなると、加熱の際に脱離する酢酸が増えることで劣化しやすくなり、耐熱性が低くなるおそれがある。Tmが70℃以上のEVAであれば、VA量が28質量%以下であって適度な範囲となるため、耐熱性を損なうことなく、所望の難燃性を得ることができる。一方、EVAのTmの上限値は、特に限定されないが、所望の難燃性を得る観点からは100℃以下であることが好ましく、95℃以下であることがより好ましく、90℃以下であることがさらに好ましい。Tmが100℃以下であるEVAによれば、VA量が6質量%以上であって、所望の難燃性を得ることができる。すなわち、Tmが70℃以上100℃以下のEVAによれば、外層32の難燃性とともに耐熱性を高く維持することができる。
なお、外層32のベースポリマには、Tmが異なるEVAが2種以上含まれていてもよい。例えば、Tmが70℃以上のEVAが2種以上含まれてもよく、Tmが70℃未満のEVAが含まれてもよい。Tmが70℃未満であるEVAは、Tmが70℃以上であるEVAと比較してVA量が多く、28質量%以上となる。Tmが70℃未満のEVAをTmが70℃以上のEVAと併用することにより、後述するように、外層32を構成するベースポリマ中のVA量を25質量%以上50質量%以下の範囲に調整しやすくなる。
Tmが70℃以上のEVAは、メルトマスフローレート(MFR)が6g/10min以上であることが好ましい。このようなEVAを用いることにより、第2の樹脂組成物を溶融させたときの流動性を高め、押出により外層32を形成するときの生産性を向上させることができる。なお、EVAを2種以上用いる場合、これらのうちの少なくとも1種のMFRが6g/10min以上であるとよい。
また、外層32を構成するベースポリマには、上述したTmが70℃以上のEVAに、酸変性ポリオレフィン系樹脂を併用することが好ましい。酸変性ポリオレフィン系樹脂は、ポリオレフィン系樹脂が不飽和カルボン酸やその誘導体により変性されたものである。酸変性ポリオレフィン系樹脂は、EVAと難燃剤との密着性を高め、EVAと難燃剤との界面での隙間の形成を抑制する。これにより、外層32での吸水を低減し、難燃剤の配合による直流安定性の低下を抑制することができる。
酸変性ポリオレフィン系樹脂において、ポリオレフィン系樹脂としては、上述したものが挙げられる。変性させる酸成分としては、例えば、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸などが挙げられる。これらの酸変性ポリオレフィン系樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
酸変性ポリオレフィン系樹脂は、ガラス転移点(Tg)が-55℃以下であることが好ましい。Tgが-55℃以下の酸変性ポリオレフィン系樹脂によれば、ベースポリマのTgを低くし、外層32が低温環境下に曝されたときに割れてしまうことを抑制できる。すなわち、外層32の耐寒性を向上できる。
外層32を形成する第2の樹脂組成物において、下記式(4)により算出されるベースポリマ中のVA量が25質量%以上50質量%以下であることが好ましく、25質量%以上46質量%以下であることがより好ましく、25質量%以上35質量%以下であることがさらに好ましい。ベースポリマ中のVA量が25質量%未満となると、外層32の難燃性が不十分となるおそれがある。一方、VA量が50質量%を超えると、ベースポリマが高温に加熱されたときにEVAから脱離する酢酸の量が増加するので、ベースポリマに含まれるEVAが劣化しやすくなり、外層32の耐熱性が低くなるおそれがある。下記式(4)中、Xは、ある種類kのEVAのVA量(質量%)を、Yは、ある種類kのEVAがベースポリマ全体に占める割合を、そしてkは自然数を、それぞれ示す。
Figure 2023018245000003
ベースポリマ中のVA量は、VAを有するEVAと、酸変性ポリオレフィン系樹脂との比率(質量比)によって適宜変更することができる。その比率は、ベースポリマ中のVA量が25質量%以上50質量%以下となるような比率であればよい。好ましくは、EVAと酸変性ポリオレフィン系樹脂との比率は70:30~99:1である。つまり、ベースポリマに対して、EVAの含有量が70質量%以上99質量%以下であり、酸変性ポリオレフィン系樹脂の含有量が1質量%以上30質量%以下である。
なお、ベースポリマは、EVAおよび酸変性ポリオレフィン系樹脂を含有することが好ましいが、第2の樹脂組成物の特性を損ねない範囲で、EVAおよび酸変性ポリオレフィン系樹脂以外の他のポリマを含有してもよい。この場合、EVAおよび酸変性ポリオレフィン系樹脂の合計の含有量が、ベースポリマに対して、好ましくは90質量%以上、より好ましくは95質量%以上、さらに好ましくは100質量%である。
外層32を形成する第2の樹脂組成物には、難燃剤が配合される。難燃剤としては、有毒ガスを発生させないことからノンハロゲン難燃剤が好ましく、例えば金属水酸化物を用いることができる。金属水酸化物は、外層32が加熱されて燃焼されるときに、分解して脱水し、放出した水分により外層32の温度を低下させ、その燃焼を抑制するものである。金属水酸化物としては、例えば、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、およびこれらにニッケルが固溶した金属水酸化物を用いることができる。これらの難燃剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
難燃剤は、外層32の機械特性(引張強さと伸びとのバランス)をコントロールする観点から、シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、ステアリン酸等の脂肪酸、ステアリン酸塩等の脂肪酸塩、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属等によって表面処理されていることが好ましい。
外層32における難燃剤の配合量は、ベースポリマ100質量部に対して、100質量部以上250質量部以下であることが好ましい。配合量が100質量部未満であると、外層32の難燃性が低くなり、被覆層3において所望の高い難燃性を得られないおそれがある。配合量が250質量部を超えると、外層32の機械特性が低下し、伸び率が低くなるおそれがある。
また、外層32における難燃剤の配合量と、外層32の体積抵抗率とは反比例する。さらに、一般に、難燃剤は、外層32を形成するベースポリマとの密着性が低い傾向にある。そのため、外層32に難燃剤を配合すると、難燃剤とベースポリマとの間に微小な隙間が形成されやすくなる。外層32に微小な隙間が存在すると、直流安定性試験で絶縁電線1を水中に浸漬させたときに外層32が水を取り込みやすくなるため、絶縁破壊するまでの時間が短くなり、直流安定性が低下する。これらも考慮し、外層32における難燃剤の配合量が決定される。
なお、第1の樹脂組成物や第2の樹脂組成物には、必要に応じて、その他添加剤が含有されてもよい。例えば、内層31や外層32を架橋させる場合、架橋剤や架橋助剤を含有させるとよい。架橋方法としては、電子線や放射線の照射により架橋させる照射架橋法や、加熱により架橋させる化学架橋法などが挙げられる。照射架橋法の場合、第1の樹脂組成物や第2の樹脂組成物に架橋助剤を含有させるとよい。架橋助剤としては、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPT)、トリアリルイソシアヌレート(TAIC:登録商標)などを用いることができる。化学架橋法の場合、第1の樹脂組成物や第2の樹脂組成物に架橋剤を含有させるとよい。架橋剤としては、例えば、1,3-ビス(2-t-ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジクミルパーオキサイド(DCP)などの有機過酸化物を用いることができる。
また、その他の添加剤としては、架橋剤以外に、難燃助剤、酸化防止剤、滑剤、軟化剤、可塑剤、無機充填剤、相溶化剤、安定剤、カーボンブラック、着色剤などが含有されてもよい。これらは、第1の樹脂組成物や第2の樹脂組成物の特性を損なわない範囲で含有させることができる。
なお、第1の樹脂組成物や第2の樹脂組成物は、それぞれ所定の成分を混合して加熱しながら混練することにより得られる。混練条件や各成分の添加順序は、特に限定されない。また、混練は、ミキシングロール、バンバリーミキサー、単軸または2軸押出機などを用いて行うことができる。
(絶縁電線1の製造方法)
次に、上述した絶縁電線1の製造方法について説明する。
まず、ベースポリマとして例えば低密度ポリエチレンと架橋剤とを混練することにより内層31を形成する第1の樹脂組成物を調製する。その方法は公知の手段を用いることができ、例えば、予めヘンシェルミキサー等の高速混合装置を用いてブレンドした後、バンバリーミキサー、ニーダー、ロールミル等の公知の混練機を用いて混練することにより、第1の樹脂組成物を得る。
また、第1の樹脂組成物と同様に、外層32を形成する第2の樹脂組成物を調製する。例えば、EVAおよび酸変性ポリオレフィン系樹脂を含むベースポリマと、金属水酸化物と、架橋剤とを混練することにより外層32を形成する第2の樹脂組成物を調製する。
続いて、押出機を用いて、導体2の外周上に、第1の樹脂組成物を所定の厚さで押し出して、内層31を形成する。さらに、内層31の外周上に、第2の樹脂組成物を所定の厚さで押し出して、外層32を形成する。その後、例えば、内層31および外層32を架橋させることにより、本形態の絶縁電線1を得る。なお、内層31および外層32は、第1および第2の樹脂組成物を同時に押出して形成してもよい。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
本形態において、絶縁電線1の外径が2.8mm以上3.3mm以下である前提において、内層31の厚さtが0.30mm以上0.47mm以下であり、外層32の厚さtが0.43mm以下である。それゆえ、外径が2.8mm以上3.3mm以下の絶縁電線1においても、直流安定性と難燃性との両立を図ることができる。
また、外層32の厚さtは、0.40mm以上をさらに満たす。それゆえ、絶縁電線1の難燃性を一層向上させることができる。
また、被覆層3に電圧が印加されたときの外層32の電圧分担率は、1.3%以下である。それゆえ、難燃剤を含み、耐電圧性が比較的低い外層32の電気的負担を減らすことができる結果、絶縁電線1の直流安定性を確保することができる。
また、被覆層3に電圧が印加されたときの外層32の電圧分担率は、0.7%以上である。これにより、外層32の厚さtが所定値以上となり、絶縁電線1の難燃性の向上が図られる。
また、例えば、内層31としては、体積抵抗率が1.71×1016Ω・cmとなるものを用いることができ、外層32としては、体積抵抗率が2.17×1014Ω・cmとなるものを用いることができる。内層31及び外層32のそれぞれの体積抵抗率を調整することにより、所望の外層32の電圧分担率が得られる。
以上のごとく、本形態によれば、直流安定性と難燃性との両立を図ることができる絶縁電線を提供することができる。
[実験例]
本実験例は、外層の厚さが0.43mm以下である実施例に係る絶縁電線と、外層の厚さが0.43mmを超える比較例に係る絶縁電線とにおいて、直流安定性を評価した実験例である。実施例及び比較例のそれぞれの絶縁電線は、外径が2.8mm以上3.3mm以下、内層の厚さが0.30mm以上0.47mm以下を満たしているものである。
具体的には、実施例に係る絶縁電線は、外径が2.97mm、内層の厚さが0.30mm、外層の厚さが0.43mmである。比較例に係る絶縁電線は、外径が3.07mm、内層の厚さが0.30mm、外層の厚さが0.48mmである。実施例に係る絶縁電線において、内層の体積抵抗率は1.71×1016Ω・cm、外層の体積抵抗率は2.17×1017Ω・cm、外層の電圧分担率VRは1.3%である。比較例に係る絶縁電線において、内層の体積抵抗率は1.71×1016Ω・cm、外層の体積抵抗率は2.17×1017Ω・cm、外層の電圧分担率VRは1.4%である。
本実験例では、実施例及び比較例のそれぞれの内層および外層を形成する原料として、以下の成分を用いた。
・直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)(株式会社プライムポリマー製「エボリューSP1510」)
・EVA(1)(Tm:89℃、MFR:15g/10min、VA量:14質量%):三井・デュポン ポリケミカル株式会社製「エバフレックスEV550X」
・EVA(2)(Tm:70℃未満、MFR:100g/10min、VA量:46質量%):三井・デュポン ポリケミカル株式会社製「エバフレックスEV45X」
・酸変性ポリオレフィン(Tm:70℃、Tg:-55℃以下):三井化学株式会社製「タフマーMA8510」
・水酸化マグネシウム:神島化学工業株式会社製「マグシースS4」
・トリメチロールプロパントアクリレート(架橋助剤):新中村化学工業株式会社製「TMPT」
(絶縁電線の作製)
実施例及び比較例のそれぞれの絶縁電線の作製方法につき説明する。
まず、実施例及び比較例のそれぞれの内層および外層を形成する樹脂組成物を調製した。本例では、実施例及び比較例のそれぞれの内層の形成材料(第1の樹脂組成物)として、LLDPEを用いた。また、EVA(1)を20質量部と、EVA(2)を50質量部と、酸変性ポリオレフィンを30質量部と、水酸化マグネシウムを100質量部と、架橋助剤を4質量部と、を混合して混練することにより、実施例及び比較例のそれぞれの外層の形成材料である第2の樹脂組成物を調製した。なお、第2の樹脂組成物は、ベースポリマ中のVA量が25.8質量%であった。
そして、調製した第1の樹脂組成物および第2の樹脂組成物を導体の外周に押出成形して内層および外層を形成することで、実施例及び比較例のそれぞれの絶縁電線を作製した。具体的には、実施例及び比較例のそれぞれにおいて、導体として、外径が0.22mm以上0.23mm以下の素線を37本撚り合わせた、外径1.51mmの撚線を準備した。続いて、この外周上に、第1の樹脂組成物および第2の樹脂組成物をそれぞれ所定の厚さで同時に押し出し、これらに電子線を照射して架橋させることにより、内層および外層を形成した。
(直流安定性試験)
絶縁電線の直流安定性は、EN50305.6.7に準拠した直流安定性試験により評価した。具体的には、実施例及び比較例のそれぞれにつき、12本ずつサンプルを準備し、各サンプルを塩水に浸漬させ、直流電圧として+1500Vおよび-1500Vを10日(240時間)課電し、12本のうちの何本に絶縁破壊が生じたかを検査した。絶縁破壊が生じたサンプル数が少ないほど、直流安定性に優れているものといえる。
結果、実施例に係る12本すべてのサンプルにおいては、絶縁破壊が生じなかった。一方、比較例に係る12本のサンプルのうち2本に絶縁破壊が生じた。つまり、比較例においては、1/6の確率で絶縁破壊が生じることが分かった。すなわち、外径が2.8mm以上3.3mm以下を満たす絶縁電線において、内層の厚さが0.30mm、外層の厚さが0.43mmの場合、良好な直流安定性が得られることが分かった。
また、内層及び外層の合計厚さが0.70mm以上0.90mm以下である場合において、実施例のように内層の厚さが0.30mmである場合は、外層の厚さは0.40mmが下限値となる。ここで、外層の厚さは小さいほど、外層の電圧分担率VRが下がって絶縁電線の直流安定性が向上する。そのため、前述のように外層の厚さ0.43mmで良好な直流安定性が得られたことを考慮すると、外層の厚さが0.40mm以上0.43mm以下の場合においても良好な直流安定性が得られることが見込まれる。
また、内層及び外層の合計厚さが0.70mm以上0.90mm以下である場合において、実施例のように外層の厚さが0.43mmである場合は、内層の厚さは0.47mmが上限値となる。ここで、内層の厚さは大きいほど直流安定性が向上する。そのため、前述のように内層の厚さ0.30mmで良好な直流安定性が得られたことを考慮すると、内層の厚さが0.30mm以上0.47mm以下の場合は良好な直流安定性が得られることが見込まれる。
[第2の実施の形態]
本形態は、被覆層3を3層で構成した形態である。すなわち、本形態において、被覆層3は、内周側から内側難燃層33、内層31及び外層32を備える。絶縁電線1の基本構成は第1の実施の形態におけるものと同様であるため、本形態においては、第1の実施の形態と異なる点につき主に説明する。
内側難燃層33は、難燃剤を含む層であり、本形態においては外層32を構成する第2の樹脂組成物と同様の樹脂組成物にて形成され得るが、外層32とは異なる樹脂組成物にて形成されてもよい。本形態においては、絶縁性の確保を担う内層31の内周側と外周側との双方に、難燃性の高い層が配されている。これにより、絶縁電線1の難燃性をより向上させることができる。
ここで、被覆層3を構成する層のうち、難燃剤を含む層(すなわち外層32及び内側難燃層33)は水を取り込みやすい。しかしながら、外層32と内側難燃層33とは難燃剤を含有しない内層31によって仕切られているため、絶縁電線1の外部の水は、内層31よりも内周側には浸入し難い。そのため、例えば直流安定性試験をした場合、被覆層3における内層31と内側難燃層33とが絶縁電線1の絶縁性確保に主に寄与することとなるため、内層31の厚さtを比較的薄くしても絶縁電線1の直流安定性を確保することが可能となる。また、内層31は難燃剤を含有しておらず、比較的燃えやすい層であるところ、内層31を薄くすることにより、絶縁電線1の難燃性を一層向上させることができる。さらに、燃えやすい内層31が薄くなることにより、難燃剤を含む外層32及び内側難燃層33のそれぞれの厚さを薄くしても絶縁電線1において所望の難燃性を確保しやすい。
(外層32の電圧分担率VR)
次に、本形態における外層32の電圧分担率VRについて説明する。下記式(5)において、記号Rは内側難燃層33の電気抵抗値であり、記号ρは内側難燃層33の体積抵抗率であり、記号eは絶縁電線1の中心から内側難燃層33の内側までの距離(すなわち内側難燃層33の内径の半分)であり、記号fは絶縁電線1の中心から内側難燃層33の外側までの距離(すなわち内側難燃層33の外径の半分)である。
Figure 2023018245000004
本形態においても、第1の実施の形態と同様、外層32の電圧分担率VRは、1.3%以下である。本形態においては、被覆層3が内側難燃層33を含んでいる分、外層32の電圧分担率VRを低くしやすいため、外層32の電圧分担率VRを1.3%以下にしやすい。また、第1の実施の形態と同様、外層32の電圧分担率VRは、0.7%以上が好ましく、1.2%以上がより好ましい。
本形態のその他の構成は、第1の実施の形態の構成と同様である。
なお、第2の実施の形態以降において用いた符号のうち、既出の形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
図2は、本形態における、絶縁電線1の長さ方向に垂直な断面図である。本形態においては、被覆層3が内層31を挟むように、内側難燃層33及び外層32を備えるため、絶縁電線1の難燃性を向上させることができる。また、内層31の厚さtと外層32の厚さtとを比較的小さいものを採用しやすく、絶縁電線1の小型化を図りやすい。
その他、第1の実施の形態と同様の作用効果を有する。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]導体(2)と前記導体(2)を被覆する被覆層(3)とを備える絶縁電線(1)であって、前記絶縁電線(1)の外径は、2.8mm以上3.3mm以下であり、前記被覆層(3)は、難燃剤を含まない内層(31)と、前記内層(31)の外周側に形成され、難燃剤を含む外層(32)とを有し、前記内層(31)及び前記外層(32)の合計厚さ(t)は、0.70mm以上0.90mm以下であり、前記内層(31)の厚さ(t)は、0.30mm以上0.47mm以下であり、前記外層(32)の厚さ(t)は、0.43mm以下である、絶縁電線(1)。
[2]前記外層(32)の厚さ(t)は、0.40mm以上をさらに満たす、前記[1]に記載の絶縁電線(1)。
[3]前記被覆層(3)に電圧が印加されたときの前記外層(32)の電圧分担率は、1.3%以下である、前記[1]又は[2]に記載の絶縁電線(1)。
[4]前記被覆層(3)に電圧が印加されたときの前記外層(32)の電圧分担率は、0.7%以上をさらに満たす、前記[3]に記載の絶縁電線(1)。
(付記)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、前述した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組み合わせの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…絶縁電線
2…導体
3…被覆層
31…内層
32…外層
33…内側難燃層
…内層及び外層の合計厚さ
…内層の厚さ
…外層の厚さ

Claims (4)

  1. 導体と前記導体を被覆する被覆層とを備える絶縁電線であって、
    前記絶縁電線の外径は、2.8mm以上3.3mm以下であり、
    前記被覆層は、難燃剤を含まない内層と、前記内層の外周側に形成され、難燃剤を含む外層とを有し、
    前記内層及び前記外層の合計厚さは、0.70mm以上0.90mm以下であり、
    前記内層の厚さは、0.30mm以上0.47mm以下であり、
    前記外層の厚さは、0.43mm以下である、
    絶縁電線。
  2. 前記外層の厚さは、0.40mm以上をさらに満たす、
    請求項1に記載の絶縁電線。
  3. 前記被覆層に電圧が印加されたときの前記外層の電圧分担率は、1.3%以下である、
    請求項1又は2に記載の絶縁電線。
  4. 前記被覆層に電圧が印加されたときの前記外層の電圧分担率は、0.7%以上をさらに満たす、
    請求項3に記載の絶縁電線。
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