JP2023016668A - アダプタ装置、撮像装置、およびこれらの制御方法 - Google Patents

アダプタ装置、撮像装置、およびこれらの制御方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023016668000001
【課題】 カメラとアクセサリとの間で通知や通信のための構成が異なる場合であっても、適切に通信を行うこと。
【解決手段】 制御部201は、第1の通信モードにおいて、前記撮像装置から接点TA08を介して受信した第1のコマンドと、前記アクセサリ装置から接点TA203を介して示される信号レベルに応じて、接点TA15の信号レベルを制御する。制御部201は、第2のモードにおいては、当該第2の通信モードであることを示す第2のコマンドとデータとを接点TA08を介して受信する。当該受信の後に、当該データを、接点TA102を介して送信する。制御部201は、接点TA15の信号レベルと前記第2のコマンドとに応じて、前記第2の通信モードにおける通信を制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カメラとカメラに装着されるアクセサリとの通信に関するものである。
カメラに設けられたアクセサリーシューを介してストロボ等のアクセサリを装着することが知られている。また、カメラとストロボ等のアクセサリとの間に装着され、カメラとアクセサリとを中継するアダプタが知られている。
特許文献1では、アダプタにストロボを装着することが可能であり、当該アダプタによってストロボを無線制御する技術が開示されている。
特表2010-529749号公報
しかしながら、特許文献1では、カメラとストロボとの間で通知や通信のための構成が異なることを想定していない。
そこで、本発明は、カメラとアクセサリとの間で通知や通信のための構成が異なる場合であっても、適切に通信を行うことができるアダプタ装置、撮像装置、およびこれらの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一側面は、撮像装置とアクセサリ装置との間に装着されるアダプタ装置であって、第1の接点、第2の接点及び第3の接点を介した前記撮像装置との通信と、第4の接点及び第5の接点を介した前記アクセサリ装置との通信を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、第1の接点からのデータの受信に応じた前記第4の接点を介したデータの送信又は前記第5の接点を介したデータの受信に応じた前記第2の接点を書いたデータの送信を制御する第1の通信モードと、前記第1の通信モードとは異なる第2の通信モードと、を有し、前記前記第2の通信モードにおいては、第2のコマンドとデータとを前記第1の接点を介して受信した後に、当該データを第4の接点を介して送信し、前記制御手段は、前記第2の通信モードにおける前記アクセサリ装置の接続検知通信と、と前記第1の通信モードへの移行指示に対応する前記第1のコマンドとに応じて、前記第1の通信モードによる通信を実行するよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の別側面は、撮像装置とアクセサリ装置との間に装着されるアダプタ装置であって、第1の接点、第2の接点及び第3の接点を介した前記撮像装置との通信と、第4の接点及び第5の接点を介した前記アクセサリ装置との通信を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、第1の接点からのデータの受信に応じた前記第4の接点を介したデータの送信又は前記第5の接点を介したデータの受信に応じた前記第2の接点を書いたデータの送信を制御する第1の通信モードと、前記第1の通信モードとは異なる第2の通信モードと、を有し、前記前記第2の通信モードにおいては、第2のコマンドとデータとを前記第1の接点を介して受信した後に、当該データを第4の接点を介して送信し、前記制御手段は、前記第2の通信モードにおける前記アクセサリ装置の接続検知通信と、と前記第1の通信モードへの移行指示に対応する前記第1のコマンドとに応じて、前記第1の通信モードによる通信を実行するよう構成したことを特徴とする。
本発明によれば、カメラとアクセサリとの間で通知や通信のための構成が異なる場合であっても、適切に通信を行うことができる。
第1実施形態におけるカメラ、アダプタ及びストロボの構成を示した図である。 第1実施形態におけるカメラにアダプタが接続された際の動作シーケンスを示した図である。 第1実施形態におけるカメラのストロボ撮影動作を示した図である。 第1実施形態におけるカメラ、アダプタ及びストロボの通信を示した図である。 第1実施形態におけるストロボの充電状態の取得を示した図である。 第1実施形態におけるストロボからカメラへの割込み信号を示した図である。 第1実施形態におけるカメラからストロボへの発光制御を示した図である。 第2実施形態におけるストロボ撮影動作を示した図である。 第2実施形態におけるストロボのカメラ接続検知動作を示した図である。 第2実施形態におけるアダプタのストロボ接続検知動作を示した図である。 第2実施形態におけるストロボの充電電圧検知動作を示した図である。 第2実施形態におけるアダプタがストロボの充電状態を取得する際の動作を示した図である。 第2実施形態におけるカメラ、アダプタ及びストロボのプリ発光時の閃光発光動作を示した図である。 第2実施形態におけるカメラ、アダプタ及びストロボのプリ発光時のフラット発光動作を示した図である。 第2実施形態におけるカメラ、アダプタ及びストロボのメイン発光時の閃光発光動作を示した図である。 第2実施形態におけるカメラ、アダプタ及びストロボのメイン発光時のフラット発光動作を示した図である。 第2実施形態におけるストロボのカメラへの割込み動作を示した図である。 第2実施形態におけるアダプタのカメラへの割込み動作を示した図である。
<<第1実施形態>>
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例である電子機器としてのカメラ100とこれに着脱可能に装着されるアダプタ200及びアダプタ200に装着される外部機器300(本実施例ではストロボ300)の電気的構成を示している。アダプタ200及びストロボ300はカメラ100に装着されるアクセサリの一例である。アクセサリをアクセサリ装置とも称する。なお、本実施例では外部機器300としてストロボを例示しているが、ストロボ異なるアクセサリに本実施例の制御の一部または全部を適用しても良い。また、ストロボやアダプタのことをアクセサリ装置とも称する。アクセサリ装置とは別途アダプタを定義していない場合は、アクセサリ装置にアダプタが含まれ得る。また、アダプタのことを中間アクセサリとも称する。
<カメラ100の構成>
カメラ100とアダプタ200は、カメラ接続部141の複数の接点(端子)TC01~TC21とアダプタ接続部211の複数の接点TA01~TA21とがそれぞれ一対一で接触することで電気的に接続される。
カメラ100は、電池111から電力を供給される。電池111はカメラ100に対して着脱が可能である。カメラ100の制御手段としてのカメラ制御部A101およびカメラ制御部B102は、カメラ100全体を制御する回路であり、CPU等を内蔵したマイクロコンピュータにより構成される。
カメラ制御部A101は、不図示のカメラ操作のためのスイッチなどを監視している。カメラが待機状態(低消費電力モード)であっても動作しており、ユーザの操作に応じてシステム電源の制御などをしている。カメラ制御部B102は、撮像センサ122や表示部127などの制御を担っており、カメラが待機状態(低消費電力モード)においては動作を停止している。
システム電源部112は、カメラ100の各回路に供給するための電源を生成する回路であり、DCDCコンバータ回路、LDO(Low Drop Out)およびチャージポンプ回路等により構成される。電池111からカメラ制御部A101には、システム電源部112で生成された電圧1.8Vがカメラマイコン電源VMCU_Cとして常時供給される。
また、カメラ制御部B102にも、システム電源部112で生成された数種類の電圧がカメラマイコン電源VMCU2_Cとして、任意のタイミングに供給される。カメラ制御部A101は、システム電源部112を制御することで、カメラ100の各回路への電源供給のオン・オフ制御を行う。
光学レンズ121は、カメラ100に着脱可能である。光学レンズ121を介して入射した被写体からの光は、CMOSセンサやCCDセンサ等からなる撮像センサ122上に結像される。撮像センサ122上に結像された被写体像は、デジタル撮像信号に符号化される。
画像処理部123は、デジタル撮像信号に対して、ノイズリダクション処理やホワイトバランス処理等の画像処理を行って画像データを生成し、該画像データを記録用メモリ126に記録するために、JPEG形式等の画像ファイルに変換する。
また画像処理部123は、画像データから表示部127に表示するためのVRAM画像データを生成する。
メモリ制御部124は、画像処理部123等で生成される画像データや他のデータの送受を制御する。揮発性メモリ125は、DDR3SDRAM等の高速な読み出しと書き込みが可能なメモリであり、画像処理部123で行われる画像処理のワークスペース等に使用される。
記録用メモリ126は、不図示の接続部を介してカメラ100に着脱可能なSDカードやCFexpressカード等の読み書き可能な記録メディアである。
表示部127は、カメラ100の背面に配置されたディスプレイであり、LCDパネルや有機ELディスプレイパネル等により構成される。バックライト部128は、表示部127のバックライトの光量を変更することで表示部127の明るさを調整する。
電源供給手段としてのアクセサリ用電源部A131とアクセサリ用電源部B132はそれぞれ、システム電源部112より供給された電圧を所定の電圧に変換する電圧変換回路であり、本実施例ではアクセサリ電源VACCとして3.3Vを生成する。
アクセサリ用電源部A131は、LDO等で構成される自己消費電力が小さい電源部である。アクセサリ用電源部B132は、DC/DCコンバータ回路等で構成され、アクセサリ用電源部A131よりも大きな電流を流すことができる回路である。
なお、アクセサリ用電源部B132の自己消費電力は、アクセサリ用電源部A131よりも大きい。
このため、負荷電流が小さいときにはアクセサリ用電源部A131の方がアクセサリ用電源部B132よりも効率が良く、負荷電流が大きいときにはアクセサリ用電源部B132の方がアクセサリ用電源部A131よりも効率が良くなる。
カメラ制御部A101は、アダプタ200の動作状態に応じてアクセサリ用電源部A131とアクセサリ用電源部B132の電圧出力のオン・オフを制御する。
保護手段としての保護回路133は、電流ヒューズ素子、ポリスイッチ素子、または抵抗とアンプとスイッチ素子を組み合わせた電子ヒューズ回路等により構成されている。アクセサリ用電源部A131とアクセサリ用電源部B132からアダプタ200に供給される電源電流値が所定値を超えて過大(異常)になったときに過電流検知信号DET_OVCを出力する。
本実施例では、保護回路133は電子ヒューズ回路とし、1A以上の電流が流れた場合にカメラ制御部A101に対して過電流検知信号DET_OVCにて通知を行う。過電流検知信号DET_OVCは、Hiレベルによって過電流であることを示す。
カメラ接続部141は、一列に配列された21個の接点TC01~TC21を介してアダプタ200と電気的な接続を行うためのコネクタである。接点TC01~TC21は、これらの配列方向の一端から他端にこの順で配置されている。
TC01はグラウンド(GND)に接続されており、基準電位の接点としてだけではなく、差動信号D1Nと差動信号D1Pの配線インピーダンスをコントロールする接点としての用途も兼ねている。
TC02に接続された差動信号D1NとTC03に接続された差動信号D1Pは、ペアとなってデータ通信を行う差動データ通信信号であり、カメラ制御部B102に接続されている。TC02、TC03、後述するTC07~TC17、TC19およびTC20は通信接点である。
TC04はGNDに接続されており、カメラ100とアダプタ200の基準電位の接点となる。TC04は、次に説明するTC05よりも接点の配列方向における外側に配置されている。
電源接点としてのTC05には保護回路133を介してアクセサリ用電源部A131,B132で生成されたアクセサリ電源VACCが接続されている。
装着検出接点としてのTC06にはアクセサリ装着検出信号/ACC_DETが接続されている。アクセサリ装着検出信号/ACC_DETは、抵抗素子Rp134(10kΩ)を介してカメラマイコン電源VMCU_Cにプルアップされている。
カメラ制御部A101は、アクセサリ装着検出信号/ACC_DETの信号レベルを読み出すことでアダプタ200の装着有無を検出することが可能である。
アクセサリ装着検出信号/ACC_DETの信号レベル(電位)がHiレベル(所定電位)であればアダプタ200が未装着と検出され、Loレベル(後述するようにGND電位)であればアダプタ200が装着状態と検出される。
TC07に接続されたSCLK、TC08に接続されたMOSI、TC09に接続されたMISOおよびTC10に接続されたCSは、カメラ制御部B102が通信マスターとなってSPI通信を行うための信号である。CSがアサートされている場合に、SPI通信は有効となる。本実施形態では、CSのローレベルをアサートレベルとしているが、ハイレベルがアサートレベルであってもよい。SCLKを介してカメラ制御部Bから送信されるクロック信号に同期して、カメラ制御部BによるMOSIを介したデータの送信およびアダプタ制御部201からMISOを介したデータ送信が実行される。本実施形態では、ここで通信されるデータが8bitのデータである場合を例に説明する。SCLK、MOSI、MISOおよびCSによってカメラ制御部Bが通信する信号をシリアル通信信号151とも称する。
TC11には、アダプタ200からカメラ制御部A101に対して通信を要求するための通信要求信号/WAKEが接続されている。
通信要求信号/WAKEは、抵抗を介してカメラマイコン電源VMCU_Cにプルアップされている。カメラ制御部A101は、通信要求信号/WAKEの立下りエッジ(アサート)を検出することでアダプタ200からの通信要求を受信することができる。
TC12に接続されたSDAおよびTC13に接続されたSCLは、カメラ制御部A101が通信マスターとなってI2C通信を行うための信号である。SDAおよびSCLによってカメラ制御部Aが通信する信号をシリアル通信信号152とも称する。
SDAとSCLは、カメラマイコン電源VMCU_Cにプルアップされたオープンドレイン通信であり、本実施例では通信周波数は100kbpsとする。
TC14に接続されたFNC1信号、TC15に接続されたFNC2信号、TC16に接続されたFNC3信号およびTC17に接続されたFNC4信号は、装着されたアクセサリの種類に応じて機能を可変にできる機能信号である。
TC18もGNDに接続されており、TC04と同様に、カメラ100とアダプタ200の基準電位となる接点である。
TC19に接続された差動信号D2NおよびTC20に接続された差動信号D2Pは、それらがペアとなってデータ通信を行うデータ通信信号であり、カメラ制御部B102と接続されている。
TC21はGNDに接続されており、基準電位の接点としてだけではなく、差動信号D2Nと差動信号D2Pの配線インピーダンスをコントロールする接点としての用途も兼ねる。
<アダプタ200の構成>
アダプタ200の制御手段としてのアダプタ制御部201は、カメラからコマンドを受信し、アダプタ200全体を制御する回路である。CPU等によって構成されるマイクロコンピュータによって構成されるようにしても良い。
また、アダプタ制御部201は、カメラ100とストロボ300が通信できるように、それぞれの出力電圧を受信側が受信できる電圧レベルにレベルシフト機能を有する。さらに、アダプタ制御部201は、ストロボ300の状態を検知し、カメラ100が判定できる状態に変換する機能を有する。これらの機能の詳細は後述する。
アダプタ電源部202は、アダプタ200の各部に供給するための電源を生成する回路である。アダプタ制御部201には、アダプタ電源部202で生成された電圧が供給される。アダプタ電源部202を制御することで、アダプタ200の各回路への電源供給のオン・オフ制御が行われる。
なお、本実施形態では、カメラ100からの給電のみでアダプタ200が動作している。
アダプタ接続部211は、一列に配列された21個の接点TA01~TA21を介してカメラ100と電気的な接続を行うためのコネクタである。接点TA01~TA21は、これらの配列方向の一端から他端にこの順で配置されている。
TA01はGNDに接続されている。
TA02およびTA03は、本実施形態ではアダプタ200内部への電気的接続はない。
TA04はGNDに接続されており、カメラ100とアダプタ200の基準電位の接点となる。TA04は、次に説明するTA05よりも接点の配列方向における外側に配置されている。
電源接点としてのTA05にはアダプタ電源部202が接続されており、カメラ100から供給されるアクセサリ電源VACCが接続される。
装着検出接点としてのTA06はGNDに直接接続されている。アダプタ200がカメラ100に装着されたときに前述したアクセサリ装着検出信号/ACC_DETをLoレベルとしてのGNDレベル(グラウンド電位)にすることで、カメラ100にアダプタ200の装着を検出させるための接点となる。
TA07に接続されたSCLK、TA08に接続されたMOSI、TA09に接続されたMISOおよびTA10に接続されたCSは、アダプタ制御部201が通信スレーブとなってSPI通信を行うための信号である。SCLK、MOSI、MISOおよびCSによってアダプタ制御部201が通信する信号をシリアル通信信号251とも称する。
TA11にはアダプタ制御部201からカメラ100に対して通信を要求するための通信要求信号/WAKEが接続されている。アダプタ制御部201は、カメラ100との通信が必要と判断した場合に、通信要求信号/WAKEをLo出力(アサート)することでカメラ100に対して通信要求を行う。
TA12に接続されたSDAおよびTA13に接続されたSCLは、アダプタ制御部201は通信スレーブとなってI2C通信を行うための信号である。SDAとSCLによってアダプタ制御部201が通信する信号をシリアル通信信号252とも称する。
TA14に接続されたFNC1信号、TA15に接続されたFNC2信号は、アダプタ200内で、それぞれ信号XON、ST_DETとしてアダプタ制御部201に接続される。これらの信号機能については後述する。
TA16はFNC3信号を、TA17はFNC4信号を伝達するための接点である。本実施例ではTA16とTA17に関し、アダプタ200内部への電気的接続はない場合を例示する。接点自体を設けないようにしても良い。
TA18もGNDに接続されており、TA04と同様に、カメラ100とアダプタ200の基準電位の接点となる。
TA19とTA20は、差動信号を伝達するための端子であるが、本実施例では本実施形態ではアダプタ200内部への電気的接続はない場合を例示する。接点自体を設けないようにしても良い。
TA21はGNDに接続されている。
外部機器接続部212は、外部機器300と接続するためのコネクタ端子であり、アダプタ接続部212とも称する。本実施例では外部機器300はストロボである場合を例示する。これ以降ストロボ300と記載する。
TA101に接続されたSCLK_ST、TA102に接続されたMOSI_ST、TA103に接続されたMISO_ST、カメラ制御部B102が通信マスターとなってSPI通信を行うための信号である。SCLK_STを介してアダプタ制御部から送信されるクロック信号に同期して、アダプタ制御部によるMOSI_STを介したデータの送信およびストロボ制御部301によるMISO_STを介したデータ送信が実行される。本実施形態では、ここで通信されるデータが8bitのデータである場合を例に説明する。SCLK_ST、MOSI_ST、MISO_STによってアダプタ制御部201が通信する信号をシリアル通信信号261とも称する。
接続検出回路203は、外部接続端子212に外部機器300が接続されたことを検出するための回路であり、アダプタ制御部201は接続検出回路203の出力信号を受信することで外部接続端子212への外部機器接続を検出することができる。
TA104は、接続された信号CCCを用いて、ストロボ300の状態を検知するための端子である。
電流検知回路204は、ストロボ300がシンクする電流を検知し、検知状態信号CCC_Iをアダプタ制御部201へ出力する。詳細は後述する。
電圧検知回路205は、ストロボ300が出力する電圧を検知し、検知状態信号CCC_Vをアダプタ制御部201へ出力する。詳細は後述する。
TA105は、ストロボ300が発光する際の発光トリガ信号であり、FET206のドレインに接続されている。FET206は、アダプタ制御部201からの信号XON_FETに応じてスイッチングする。
TA106はGNDに接続されている。
<ストロボ300の構成>
ストロボ300はストロボ接続部308を介してアダプタ200と接続される。
ストロボ制御部301は、アクセサリ200を介して受信するカメラ100からの制御およびユーザ操作に基づき、ストロボ300内の各部を制御する。
ストロボ300は電池302を有しており、接続されたストロボ電源部303で、ストロボ300内の各部へ供給される電源を生成する。
ストロボ充電部304において、ストロボ300が発光するための電圧を充電する。
ストロボ発光部305において、ストロボ充電部304に充電された電圧を用いて発光する。
電圧検知回路306は、アダプタ200が出力するMOSI_STの電圧レベルを検知し、検知状態をストロボ制御部301へ出力する。詳細は後述する。
電流源307は、ストロボ充電部304の充電状態をアダプタ200へ通知する機能を有する。ストロボ制御部301は、ストロボ充電部304の充電状態が発光可能な状態であることを検知すると、電流源307を制御し、所定の電流をシンク制御する。
トランジスタ309のベースには、アダプタ200からの信号XOUTが接続されており、FET206がオンするとトランジスタ309がオンし、ストロボ制御部301に/XOUT=Hとして出力する。
<カメラ100とアダプタ200との通信>
図2に本実施例の動作フローを示す。
S801でカメラ100にアダプタ200が接続され、アクセサリ検出信号/ACC_DETが有効になり、カメラ100はアダプタ200が装着されてことを検知する。
S802でカメラ100はアクセサリ用電源の出力を開始する。
S803でアダプタ200はカメラ100に対して通信許可を通知するために、通信要求信号/WAKEをアサートとする。
S804でカメラ100はアダプタ200のアクセサリ情報を取得するために、シリアル通信信号152を用いて通信要求を行う。
S805でアダプタ200はカメラ100に対し、シリアル通信信号252を用いてアクセサリ情報を送信する。
アクセサリ情報には、アダプタ200がストロボ300を使用するためのアダプタアクセサリであること、信号FNC1およびFNC2をストロボ制御のために使用することを示す情報が含まれる。信号FNC1およびFNC2の動作は後述する。
S806でカメラ100はアクセサリ情報の判断を行い、接続されたアダプタ200がストロボ300を使用するための中継アクセサリであることを判断する。
S807でカメラ100はアダプタ200に対してシリアル通信信号151を用いて、ストロボ300と通信するための初期通信を行う。初期通信には、アクセサ制御部201がストロボ300が装着されたことを検知するための、各ブロックへの電源設定のためのコマンドなどが含まれる。
S809でアダプタ200は通信要求信号1002のネゲートを行い、アダプタ200は第2のストロボ300からの通信要求を待つ状態に遷移する。
<カメラ100の動作を説明するフローチャート>
以下、図3を参照して、本発明の第1の実施例による、カメラ100の動作について説明する。図3は、ストロボ撮影の一例を示すフローチャートである。なお、以下の各ステップはカメラ制御部Bが適宜実行する。例えばカメラ制御部Bが有するCPU内の不図示のメモリに格納されたプログラムを実行することで制御される。
ステップS200において、カメラ制御部Bは、アダプタ200を介し、ストロボ300が接続されているか否かを判定する。
ストロボ300が接続されているとステップS201へと進み、カメラ制御部Bはアダプタ200を介し、ストロボ300からストロボ情報を取得する。ここで取得している情報には、ストロボ300に設定されている発光モードや発光量情報など、ストロボ撮影に必要な情報が含まれる。
ステップS200ストロボ接続判定の及びS201のストロボ情報の取得については、図3を用いて後述する。
ステップS202において、カメラ制御部Bはストロボ300からストロボ充電情報を取得する。
ステップS203において、カメラ制御部Bは、得られたストロボ充電情報に基づき、ストロボ300の充電状態を判定する。
ストロボ300の充電状態に応じたストロボ300及び、アダプタ200の動作は図5を用いて後述する。
ストロボが充電されていると判定された場合、「ストロボ充電OK」としてステップS204に処理を進める。一方、ステップS203において、ストロボが充電されていないと判定された場合、「ストロボ充電NG」としてステップS205に処理を進める。
ステップS204およびステップS205において、カメラ制御部BはAE動作を行うよう制御する。AE動作とは、撮像センサ122から得られる信号から被写体領域の輝度を算出し、撮影時の露出パラメーターを決定する処理である。露出パラメーターとは、ISO感度、シャッタースピード、レンズの絞り値である。ステップS204とステップS205の差異は、露出パラメーター決定時に、ストロボ300が発光するものとするか否かの差である。ステップS204では、カメラ制御部Bはストロボ300が発光するものとして露出パラメーターを決定する。
一方、ステップS205では、カメラ制御部Bはストロボ300が発光しないものとして露出パラメーターを決定する。
例えば、ステップS204では、ストロボ300からの照射光による撮影画像の白とび(撮像センサ122の飽和)の可能性を考慮し、ISO感度の上限値をステップS205で決定されるISO感度よりも低く設定する。
ステップS206では、カメラ制御部Bは、ストロボ300を制御し、ストロボを発光して露光動作を実行する。ストロボ発光動作については、図7を用いて後述する。
<アダプタ200を介したストロボ装着検知と、これに応じた通信>
図4を用いてステップS200及びS201のストロボ接続判定及びストロボ情報の取得、ストロボとの通信の動作について説明する。ストロボ情報には、ストロボの機種判別情報、ストロボの設定情報などが含まれる。
最初にカメラ100は、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド1を送信する(T30)。アダプタ200用コマンド1は、アダプタ200のシリアル通信信号261を起動するためのコマンドである。アダプタ制御部201は、アダプタ200用コマンド1を受信すると、SCLK_STおよびMOSI_STの電圧レベルをVSTHとする(T31)。
ストロボ300内の電圧検知回路306は、MOSI_STの電圧レベルがしきい値Vth_ST2より大きいことを検知すると、C_DET300をアサートする。ストロボ制御部301は、C_DET300がアサートされると、カメラ100が接続されていると判定し、MISO_STの電圧レベルをVSTLとする(T32)。
アダプタ200内の電圧検知回路203は、MISO_STの電圧レベルがしきい値Vth_ST3より大きいことを検知すると、ST_DET200をアサートする(T32)。
ST_DET200がアサートされると、アダプタ制御部201はストロボ300が接続されていると判定し、ST_DET(FNC2)をアサートし、カメラ100に対してストロボ300が接続されたことを通知する。
以上の処理により、カメラ制御部Bはストロボ300が接続されていることを検知する。この接続検知のためのやりとりを接続検知通信とも称する。このように、ストロボ300の出力電圧レベルに基づくストロボ接続検知情報を、アダプタ200がデジタル信号に変換することにより、カメラ100にはアナログ情報を検知する機構を備える必要がなくなる。
カメラ100はストロボが接続されていることを検知すると、ストロボを制御するために、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド2を送信する(T33)。アダプタ200は、アダプタ200用コマンド2を受信すると、カメラ100とストロボ300が通信できるように、それぞれの出力電圧を受信側が受信できる電圧レベルにレベルシフトして出力するモード(ストロボ通信モード)に設定される(T34)。このように、アダプタ200用コマンド2はストロボ通信モードへの移行指示に対応するコマンドである。
SCLK_ST、MOSI_STおよびMISO_STのHレベルはVSTH、LレベルはVSTLであり、HレベルとLレベルのしきい値はVth_ST1である。VSTLはVth_ST2およびVth_ST3より高い。このため、MOSI_STおよびMISO_STがVSTLであっても、アダプタ200およびストロボ300は、それぞれが接続されていることを検知できる。
通信中でない場合(SCLK_ST=H固定)、MISO_STがVSTHレベルの場合、ストロボ300は通信可能状態であり、VSTLレベルの場合、ストロボ300が通信不能(Busy)状態である。
図4のT35のタイミングにて、ストロボ300内でカメラが装着されたことに伴う初期設定が終了し、カメラと通信可能な状態になると、ストロボ300はMISO_STをVSTHレベルに設定する。MISO_STがVSTHレベルに変化すると、アダプタ200はMISOをHレベルに変化させる。カメラ100はMISOがHレベルに変化したことによって、ストロボ300がBusy状態から抜けたことを確認する。T36はカメラ100がストロボ300に対して通信を始めた状態である。T37のタイミングでストロボ制御部301は受信した通信を解析するためにMISO_STをVSTLレベルとしBusy状態を出力する。T38、T39のタイミングでは、カメラ100は、再度ストロボ300がBusy状態から抜けたことを確認し次の通信を開始する。
カメラ100はストロボ300を制御するための一連の通信をすると、CSをネゲートする(T40)。CSがネゲートされると、アダプタ制御部201はストロボ通信モードを解除し、SCLK_STおよびMOSI_STの電圧レベルは、SCLKおよびMOSIの状態に依らず、VSTHレベルに設定される。また、MISOの出力はMISO_STの状態に依らず、Lレベルに設定される。
<ストロボ充電状態の伝達>
図5を用いて、アダプタ制御部201がストロボ300の充電状態を検出する動作を説明する。
ストロボ制御部301は、ストロボ充電部304の充電状態が発光可能な状態であることを検知すると、電流源307を制御し、所定の電流をシンク制御する。電流検知回路204は、ストロボ300がシンクする電流が所定の電流しきい値CCC_I_THより大きいことを検知すると、検知状態信号CCC_Iをハイレベルとする。
カメラ100は発光制御のタイミングなど所定のタイミングで、アダプタ200とシリアル通信信号151を用いて通信し、ストロボ300の充電状態を確認する。アダプタ制御部201は、ストロボ300の充電状態を確認するための通信を受信すると、カメラ100に対して、検知状態信号CCC_Iの状態を送信する。
<ストロボからの通信要求の伝達>
図6を用いて、ストロボ300からの通信要求を、アダプタ200を介してカメラ100へ通知する動作を説明する。
ストロボ制御部301は、カメラ100からの通信を要求する際に、CCC端子に所定の電圧を印可する。電圧検知回路205は、電圧が所定の電圧しきい値CCC_V_THより大きいことを検知すると、検知状態信号CCC_Vをハイレベルとする。アダプタ制御部201は、検知状態信号CCC_Vがハイレベルであることを検知すると、カメラ100に対する割込み信号出力として/WAKEをアサートする。
カメラ100は/WAKEによる割込み動作により、ストロボ制御部301に対して通信を開始する。
図7を用いて、ストロボ発光のためのX信号の制御について説明する。
ストロボを発光させるためにカメラ100はFNC1(XON)をアサートする。
XONがアサートされると、アダプタ制御部201は信号XON_FETをハイレベルとして、FET206をオンし、信号XOUTをローレベルとする。信号XOUTがローレベルになると、ストロボ300のトランジスタ309はオンし、信号/XOUTはハイレベルとなる。信号/XOUTがハイレベルであることを検知すると、ストロボ制御部301は所定の発光動作を開始する。
以上のように、本実施形態によれば、カメラとアクセサリとの間で通知や通信のための構成が異なる場合であっても、適切に通信を行うことができる。
また、アダプタが、カメラとストロボとの通信信号をレベルシフトするモードと、ストロボの端子状態を通信によってカメラへ出力するモードを有することで、カメラが種々のストロボ情報を取得することができる。
<<第2実施形態>>
以下、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、自動調光モードが設定されているものとする。自動調光モードでは、被写体に対してプリ発光を行い、被写体からの反射光を撮像センサ122で受光した結果に基づいて本撮像時の適切な発光量(メイン発光量)を算出し、適切な露出での撮影(露光)が実行される。カメラ100、アダプタ200、ストロボ300の構成は図1で説明したものと同じである。また、カメラ100にアダプタ200が接続された際の動作は、図2で説明したものと同じである。
図8は自動調光モードでのストロボ撮影を説明するためのフローチャートである。
アダプタ200を介したストロボ300との通信は、第1実施形態と同様に、図4を用いて説明する。
ステップS300において、カメラ100はシリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド1を送信する(図4:T30)。
アダプタ200用コマンド1は、アダプタ200のシリアル通信信号261を起動するためのコマンドである。
アダプタ制御部201は、アダプタ200用コマンド1を受信すると、SCLK_STおよびMOSI_STの電圧レベルをVSTHとする(図4:T31)。
T31において、ストロボ300内の電圧検知回路306は、MOSI_STの電圧レベルがしきい値Vth_ST2より大きいことを検知すると、C_DET300をアサートする。この時のストロボ300における制御フローチャートを図9に示す。
図9のステップS400において、ストロボ制御部301は、C_DET300がアサートされていることを検知するとカメラ100が接続されていると判定し、処理をステップS401へと進める。
ステップS401において、ストロボ制御部301は、MISO_STの電圧レベルをVSTLとする(図4:T32)。
T32において、アダプタ200内の電圧検知回路203は、MISO_STの電圧レベルがしきい値Vth_ST3より大きいことを検知すると、ST_DET200をアサートする。この時のアダプタ200における制御フローチャートを図10に示す。
図10のステップS500において、アダプタ制御部201はST_DET200がアサートされていることを検知するとストロボ300が接続されていると判定し、処理をステップS501へと進める。
ステップS501において、アダプタ制御部201はST_DET(FNC2)をアサートし、カメラ100に対してストロボ300が接続されたことを通知する。
ステップS301において、カメラ100は、ST_DET(FNC2)をアサートされていることによりストロボが接続されていることを検知すると、ステップS302へと処理を進める。一方、ST_DET(FNC2)をアサートされておらず、ストロボが接続されていないと判定すると、ステップS306へと処理を進める。ステップS306では、図3ステップS205について説明したように、カメラ100はストロボ300が発光しないものとして露出パラメーターを決定する。
ステップS302において、カメラ100はアダプタ200を介して、ストロボ300と定期通信をする。定期通信とは、カメラ100の設定情報などをストロボ300に送信し、ストロボ300の設定情報などを受信する通信である。通信時の動作は、前述の図4におけるT33からT40の動作である。定期通信が完了すると、カメラ100はステップS303へ処理を進める。
ステップS303において、カメラ100はストロボ充電情報を取得する。
図11は、ストロボ300が、充電状態を監視する際のフローチャートである。
ステップS600において、ストロボ制御部301は、ストロボ充電部304に充電された電圧を所定のしきい値と比較する。電圧が所定のしきい値よりも大きい場合はステップS601へ処理を進め、充電制御をオフしたのち、ステップS602において、電流源307を制御し、所定の電流をシンク制御する。
一方、電圧が所定のしきい値よりも小さい場合はステップS603へ処理を進め、充電制御をオンしたのち、ステップS604において、電流源307をオフとする。
ストロボ制御部301は、図11で示された制御を定期的に実行し、充電制御をしている。
ステップS303において、カメラ100は、アダプタ200とシリアル通信信号151を用いて通信することで、検知状態信号CCC_Iの状態を取得することができる。
ステップS304において、カメラ制御部Bは、得られたストロボ充電情報に基づき、ストロボ300の充電状態を判定する。
ストロボが充電されていると判定された場合、「ストロボ充電OK」としてステップS305に処理を進める。一方、ステップS304において、ストロボが充電されていないと判定された場合、「ストロボ充電NG」としてステップS306に処理を進める。
ステップS305およびステップS306において、カメラ制御部BはAE動作を行うよう制御する。ステップS305では、カメラ制御部Bはストロボ300が発光するものとして露出パラメーターを決定する。
一方、ステップS306では、カメラ制御部Bはストロボ300が発光しないものとして露出パラメーターを決定する。
ステップS307では、カメラ制御部Bは不図示のレリーズボタンを監視しており、レリーズボタンが押下(オン)されていた場合、ステップS308へと処理を進め、撮影のための処理を進める。一方、レリーズボタンが押下されていなかった場合、カメラ制御部Bはステップ301へと処理を戻し、ステップ301からステップS307の処理を繰り返す。
ステップS308、ステップS309、ステップS310では、カメラ制御部Bはストロボの接続および充電状態の確認をする。ストロボの接続の確認はS301と同様の方法で行う。また、充電状態の確認はS308と同様の方法で行うか、S308において判定された結果を用いる。ストロボが接続されていない、またはストロボが充電NGであった場合、ステップS319へと処理を進める。
ステップS319では、カメラ制御部Bはストロボ300が発光しないものとして露出パラメーターを決定し、ステップS320では、ストロボを発光しないで露光動作を実行する。
ステップS308、ステップS309、ステップS310でストロボが接続され、ストロボが充電OKであった場合、カメラ制御部BはステップS311へと処理を進める。
ステップS311において、カメラ制御部BはAE動作を行い、ストロボ300が発光するものとして露出パラメーターを決定する。
ステップS312において、カメラ制御部Bは、ストロボ300に対するプリ発光制御のための情報を送信する。送信する内容には、発光トリガ種別、発光方式、発光量などが含まれる。
発光トリガ種別には、後述するように、ストロボがSCLK_STのアサートに同期して発光する「SCLK同期発光」と、ストロボがSCLK_STとXOUTのアサートに同期して発光する「XOUT同期発光」とがある。
発光方式には、ストロボの発光部を一度だけオンすることで、閃光的に発光させる「閃光発光」と、ストロボの発光部を周期的にオンとオフするように制御し、所定の時間に所定の光量で発光する「フラット発光」とがある。発光方式がフラット発光であった場合、プリ発光制御のための通信には、発光する時間に関する情報が含まれる。
ステップS313において、カメラ制御部Bは、アダプタ200を介して、ストロボをプリ発光させるための制御をする。
プリ発光においては、「SCLK同期閃光発光」および「SCLK同期フラット発光」が用いられる。
カメラ100は、所定時間経過後、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド4を送信する(T141)。アダプタ200において、アダプタ200用コマンド4を受信すると、アダプタ制御部201はSCLK_STをVSTHとなるように制御する。
ステップS314において、カメラ制御部Bは、ストロボ300からプリ発光時およびプリ発光後のストロボ情報を取得する。
ステップS315において、カメラ制御部Bは、ステップS313のプリ発光処理及びステップS314で得られる情報に基づき、撮影時のストロボ発光量(メイン発光量)を算出する。
ステップS316において、カメラ制御部Bは、ストロボ300に対するメイン発光制御のための情報を送信する。送信する内容には、発光トリガ種別、発光方式、発光量などが含まれる。発光方式がフラット発光であった場合、発光する時間に関する情報が含まれる。
ステップS317において、カメラ制御部Bは、アダプタ200を介して、ストロボをメイン発光するための制御および撮像センサ122の露光動作を制御する。
メイン発光においては、「XOUT同期閃光発光」および「SCLK同期フラット発光」が用いられる。
ステップS318において、カメラ制御部Bは、ストロボ300とメイン発光後の状態を取得するための通信を行い、処理を終了する。
<プリ発光(S313):SCLK同期閃光発光(S313)>
図13は、「SCLK同期閃光発光」を示す図である。カメラ100は、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド3を送信する(T130)。アダプタ200において、アダプタ200用コマンド3を受信すると、アダプタ制御部201はSCLK_STを0Vとなるように制御する。ストロボ300において、ストロボ制御部301はSCLK_STが0Vとなったことを検知すると、ステップS312において受信した情報に基づき、ストロボ発光部305を制御し、閃光発光動作をする。
カメラ100は、所定時間経過後、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド4を送信する(T131)。アダプタ200において、アダプタ200用コマンド4を受信すると、アダプタ制御部201はSCLK_STをVSTHとなるように制御する。
<プリ発光:SCLK同期閃光発光(S313)>
図14は、「SCLK同期フラット発光」を示す図である。カメラ100は、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド3を送信する(T140)。アダプタ200において、アダプタ200用コマンド3を受信すると、アダプタ制御部201はSCLK_STを0Vとなるように制御する。ストロボ300において、ストロボ制御部301はSCLK_STが0Vとなったことを検知すると、ステップS312において受信した情報に基づき、ストロボ発光部305を制御し、フラット発光動作をする。ステップS312において受信した情報に基づいた時間発光したのち、発光を停止する。
<メイン発光:XOUT同期閃光発光(S317)>
図15は、「XOUT同期閃光発光」を示す図である。カメラ100は、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド3を送信する(T150)。アダプタ200において、アダプタ200用コマンド3を受信すると、アダプタ制御部201はSCLK_STを0Vとなるように制御する。ストロボ300は、ステップS316おいて「XOUT同期発光」通信を受信しているため、T150では発光しない。
次にカメラ100は、はFNC1(XON)をアサートする(T151)。
XONがアサートされると、アダプタ制御部201は信号XON_FETをハイレベルとして、FET206をオンし、信号XOUTをローレベルとする。信号XOUTがローレベルになると、ストロボ300のトランジスタ309はオンし、信号/XOUTはハイレベルとなる。信号/XOUTがハイレベルであることを検知すると、ストロボ制御部301は閃光発光動作を開始する。
XONのアサートから所定の時間が経過するとカメラ制御部Bは、はFNC1(XON)をネゲートする(T152)。XONがネゲートされると、アダプタ制御部201は信号XON_FETをローレベルとして、FET206をオフし、信号XOUTをハイレベルとする。信号XOUTがハイレベルになると、ストロボ300のトランジスタ309はオフされ、信号/XOUTはローレベルとなる。前記所定の時間はカメラで設定されたシャッタースピードに基づいて決定される。
カメラ100は、所定時間経過後、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド4を送信する(T153)。アダプタ200において、アダプタ200用コマンド4を受信すると、アダプタ制御部201はSCLK_STをVSTHとなるように制御する。
<メイン発光:SCLK同期フラット発光(S317)>
図16は、メイン発光における「SCLK同期フラット発光」を示す図である。カメラ100は、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド3を送信する(T160)。アダプタ200において、アダプタ200用コマンド3を受信すると、アダプタ制御部201はSCLK_STを0Vとなるように制御する。
ストロボ300において、ストロボ制御部301はSCLK_STが0Vとなったことを検知すると、ステップS316において受信した情報に基づき、ストロボ発光部305を制御し、フラット発光動作をする。
次にカメラ100は、シャッターの開閉状態に応じて、FNC1(XON)をアサートする(T161)。XONがアサートされると、アダプタ制御部201は信号XON_FETをハイレベルとして、FET206をオンし、信号XOUTをローレベルとする。信号XOUTがローレベルになると、ストロボ300のトランジスタ309はオンされ、信号/XOUTはハイレベルとなる。
XONのアサートから所定の時間が経過するとカメラ100は、はFNC1(XON)をネゲートする(T162)。XONがネゲートされると、アダプタ制御部201は信号XON_FETをローレベルとして、FET206をオフし、信号XOUTをハイレベルとする。信号XOUTがハイレベルになると、ストロボ300のトランジスタ309はオフされ、信号/XOUTはローレベルとなる。
前記所定の時間はカメラで設定されたシャッタースピードに基づいて決定される。
また、ストロボ300はステップS316において受信した情報に基づいた時間発光したのち、発光を停止する。
カメラ100は、所定時間経過後、シリアル通信信号151を用いてアダプタ200用コマンド4を送信する(T164)。アダプタ200において、アダプタ200用コマンド4を受信すると、アダプタ制御部201はSCLK_STをVSTHとなるように制御する。
上記のようにXOUTがアサートされている期間は、ストロボ300は発光している。このメイン発光における「SCLK同期フラット発光」は、シャッタースピードが高速である際のストロボ撮影に使用される。
XOUTは、シャッターの開閉状態に応じて制御される信号であり、XOUTがアサートされている期間を含み、撮像センサ122は被写体像を露光している。
<ストロボからの通信要求の伝達>
図17、図18を用いて、ストロボ300からの通信要求を、アダプタ200を介してカメラ100へ通知する動作の詳細を説明する。
図17はストロボ300におけるカメラ100に対して通信を要求する際のフローチャートである。
ステップS900において、ストロボ制御部301は、カメラ100からの通信を要求する際に、CCC端子に所定の電圧を印可する。
ステップS901、S902において、ストロボ制御部301は、所定時間経過後CCC端子への所定の電圧印可をオフとする。
この時の、アダプタ200における制御フローチャートを図18に示す。
ステップS1000において、CCC電圧が所定のしきい値CCC_V_THよりも大きく、CCC_Vがハイレベルとなると、ステップS1001においてアダプタ制御部201は、/WAKE端子をアサートする。
カメラ100は/WAKEによる割込み動作により、ストロボ制御部301に対して通信を開始する。これらの動作のタイミングチャートは図6に示される。
以上のように、本実施形態によれば、カメラとアクセサリとの間で通知や通信のための構成が異なる場合であっても、適切にストロボの自動調光動作を行うことができる。
<その他の実施形態>
なお、本実施形態では、アダプタ200に接続される電子機器をストロボとして説明したが、GPSユニットなどのストロボとは異なる電子機器であっても良い。
本発明は、次の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 カメラ制御部A
102 カメラ制御部B
201 アダプタ制御部
301 ストロボ制御部

Claims (13)

  1. 撮像装置とアクセサリ装置との間に装着されるアダプタ装置であって、
    第1の接点、第2の接点及び第3の接点を介した前記撮像装置との通信と、第4の接点及び第5の接点を介した前記アクセサリ装置との通信を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、第1の接点からのデータの受信に応じた前記第4の接点を介したデータの送信又は前記第5の接点を介したデータの受信に応じた前記第2の接点を書いたデータの送信を制御する第1の通信モードと、前記第1の通信モードとは異なる第2の通信モードと、を有し、前記前記第2の通信モードにおいては、第2のコマンドとデータとを前記第1の接点を介して受信した後に、当該データを第4の接点を介して送信し、
    前記制御手段は、前記第2の通信モードにおける前記アクセサリ装置の接続検知通信と、と前記第1の通信モードへの移行指示に対応する前記第1のコマンドとに応じて、前記第1の通信モードによる通信を実行することを特徴とするアダプタ装置。
  2. 前記制御手段は、前記接続検知通信において、第2のコマンドの前記第1の接点を介した受信に応じた第1の通知の前記第4の接点を介した送信に応じて第2の通知を第5の接点を介して受信することに応じて、第3の通知の前記第3の接点を介した送信するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のアダプタ装置。
  3. 前記制御手段は、前記第4の接点の信号レベルを第1の信号レベルから当該第1の信号レベルよりも信号レベルが高い第2の信号レベルへと変化させることによって前記第1の通知を行うことを特徴とする請求項2に記載のアダプタ装置。
  4. 前記第5の接点が信号レベルを第3の信号レベルから当該第3の信号レベルよりも信号レベルが高い第4の信号レベルへと変化させることによって前記第2の通知が行われることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のアダプタ装置。
  5. 前記制御手段は、前記第3の接点の信号レベルを第5の信号レベルから当該第5の信号レベルよりも信号レベルが高い第6の信号レベルへと変化させることによって前記第3の通知を行うことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のアダプタ装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の接点および前記第5の接点を介して通信されるデータを、第6の端子を介して受信されるクロック信号と同期して通信することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のアダプタ装置。
  7. 前記第1の通信モードは、前記第1の接点を介して受信したデータの電圧レベルを変化させて前記第4の接点を介して送信するモードであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項の記載のアダプタ装置。
  8. アダプタ装置を介してアクセサリ装置を装着することができる撮像装置であって、
    第1の接点、第2の接点及び第3の接点を介した前記アダプタ装置との通信を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記第1の接点および前記第2の接点を介して、前記アダプタ装置を介した前記アクセサリ装置との通信を制御する第1の通信モードと、前記第1の通信モードとは異なる第2の通信モードと、を有し、前記前記第2の通信モードにおいては、第2のコマンドとデータとを前記第1の接点を介して送信し、
    前記制御手段は、前記第2の通信モードにおける前記アクセサリ装置の接続検知通信と、前記第1の通信モードへの移行指示に対応する前記第1のコマンドの送信とに応じて、前記第1の通信モードによる通信を実行することを特徴とする撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記接続検知通信において、第2のコマンドの前記第1の接点を介した送信に応じて、第3の通知を前記第3の接点を介して受信することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記第3の接点の信号レベルを第5の信号レベルから当該第5の信号レベルよりも信号レベルが高い第6の信号レベルへと変化させることによって前記第3の通知を受けることを特徴とする請求項8又は請求項9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、前記第1の接点および前記第5の通信接点を介して通信されるデータを、第6の端子を介して送信するクロック信号と同期して通信することを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか1項に記載のアダプタ装置。
  12. 撮像装置とアクセサリ装置との間に装着されるアダプタ装置の制御方法であって、
    第1の接点、第2の接点及び第3の接点を介した前記撮像装置との通信と、第4の接点及び第5の接点を介した前記アクセサリ装置との通信を制御する制御ステップを有し、
    前記制御ステップでは、第1の接点からのデータの受信に応じた前記第4の接点を介したデータの送信又は前記第5の接点を介したデータの受信に応じた前記第2の接点を書いたデータの送信を制御する第1の通信モードによる通信と、前記第1の通信モードとは異なる第2の通信モードによる通信と、が実行され、前記前記第2の通信モードにおいては、第2のコマンドとデータとを前記第1の接点を介して受信した後に、当該データが第4の接点を介して送信され、
    前記制御ステップでは、前記第2の通信モードにおける前記アクセサリ装置の接続検知通信と、と前記第1の通信モードへの移行指示に対応する前記第1のコマンドとに応じて、前記第1の通信モードによる通信が実行されることを特徴とするアダプタ装置の制御方法。
  13. アダプタ装置を介してアクセサリ装置を装着することができる撮像装置の制御方法であって、
    第1の接点、第2の接点及び第3の接点を介した前記アダプタ装置との通信を制御する制御ステップを有し、
    前記制御ステップでは、前記第1の接点および前記第2の接点を介して、前記アダプタ装置を介した前記アクセサリ装置との通信を制御する第1の通信モードによる通信と、前記第1の通信モードとは異なる第2の通信モードによる通信と、が実行され、前記前記第2の通信モードにおいては、第2のコマンドとデータとを前記第1の接点を介して送信され、
    前記制御ステップでは、前記第2の通信モードにおける前記アクセサリ装置の接続検知通信と、前記第1の通信モードへの移行指示に対応する前記第1のコマンドの送信とに応じて、前記第1の通信モードによる通信が実行されることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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