JP2023016475A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラッパが保持部材から外れた際に、フラッパおよび捩じりコイルバネを容易に保持部材に取り付け直すことができるシート搬送装置を提供する。【解決手段】シート搬送装置7は、シートSの搬送経路を切り替えるためのフラッパ8と、フラッパ8を揺動可能に保持するリアカバー21と、フラッパ8に保持される被保持部91と、リアカバー21から延出してフラッパ8の揺動方向に沿って揺動可能な第1腕部92とを有し、第1腕部92がリアカバー21に当接することによりフラッパ8を前記揺動方向に付勢するコイルバネ90とを備え、フラッパ8は、コイルバネ90がフラッパ8から外れることを規制する規制部84であって、コイルバネ90の第1腕部92が挿通され、第1腕部92の揺動軌跡に沿って延びる長孔841が形成された規制部84を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、シート搬送装置および画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置が備えるシート搬送装置においては、シートの搬送経路を切り替えるためのフラッパを備えたものがある。
例えば特許文献1に開示される画像形成装置のシート搬送装置は、開閉可能なカバーに揺動可能に保持されたフラッパを備えており、カバーを開閉したときにカバーとフラッパとが一体的に移動するように構成されている。フラッパは、捩じりコイルバネによって前方へ付勢されており、搬送されるシートが当接することで、捩じりコイルバネの付勢力に抗して後方へ揺動するように構成されている。
特開2014-024664号公報
上述のシート搬送装置においては、カバーが開いた状態ではフラッパが外部に露出するため、例えばユーザーが誤ってフラッパに接触したり、ジャム処理時に引き出されるシートがフラッパに引っ掛かったりして、フラッパがカバーから外れるおそれがある。また、近年においては、装置の小型化の要請に伴って、フラッパの厚みを薄くすることが行われている。厚みを薄くするとフラッパの剛性が低下して、カバーが閉じている状態においても、シートが当接した際に受ける負荷によってフラッパがカバーから外れるおそれがある。
このように、フラッパがカバーから外れた際に、フラッパを付勢する捩じりコイルバネがフラッパおよびカバーから外れると、ユーザーによりフラッパおよび捩じりコイルバネをカバーに取り付け直す作業が煩雑となってしまう。
そこで、本発明においては、フラッパがカバー等の保持部材から外れた際に、ユーザーがフラッパおよび捩じりコイルバネを容易に保持部材に取り付け直すことができるシート搬送装置および画像形成装置を提供する。
上記課題を解決するシート搬送装置および画像形成装置は、以下の特徴を有する。
即ち、シート搬送装置は、シートの搬送経路を切り替えるためのフラッパと、前記フラッパを揺動可能に保持する保持部材と、前記フラッパに保持される被保持部と、前記被保持部から延出して前記フラッパの揺動方向に沿って揺動可能な第1腕部とを有し、前記第1腕部が前記保持部材に当接することにより前記フラッパを前記揺動方向に付勢する捩じりコイルバネとを備え、前記フラッパは、前記捩じりコイルバネが前記フラッパから外れることを規制する規制部であって、前記捩じりコイルバネの前記第1腕部が挿通され、前記第1腕部の揺動軌跡に沿って延びる長孔が形成された規制部を有する。
これにより、フラッパが保持部材から外れた際に、捩じりコイルバネがフラッパに保持された状態を維持することができ、フラッパを保持部材に取り付けるだけで、フラッパと捩じりコイルバネとを元の組立状態に戻して、捩じりコイルバネの保持部材に対する付勢力を復元することができる。従って、シート搬送装置のユーザーがフラッパおよび捩じりコイルバネを容易に保持部材に取り付け直すことが可能である。
また、前記規制部の前記長孔は、シート搬送方向と直交する幅方向においてシートの通紙領域の外側に位置しており、前記第1腕部は、前記フラッパが前記保持部材に近づく側へ揺動したときに、前記長孔内を前記長孔が延びる方向における一端側から他端側へ向けて移動し、前記長孔の前記幅方向における前記通紙領域側の内周面は、前記長孔が延びる方向における一端側から他端側へ向かうに従って前記通紙領域から離れる側へ傾斜している。
これにより、第1腕部が長孔内を一端側から他端側へ向けて移動する際に、長孔の通紙領域側の内周面によって通紙領域から離れる側へ案内され、第1腕部が通紙領域にかかることを抑制できる。
また、前記フラッパの揺動中心および前記捩じりコイルバネの前記被保持部は、前記保持部材に揺動可能に保持される前記フラッパの下端部に位置し、前記捩じりコイルバネの前記第1腕部は、前記保持部材に当接する当接部と、前記当接部と前記被保持部との間において屈曲する屈曲部とを有し、前記屈曲部は、前記被保持部から前記保持部材に近づく方向へ延びる前記第1腕部が下方へ向けて屈曲する第1屈曲部と、前記第1屈曲部から下方へ向けて延びる前記第1腕部が前記保持部材に近づく方向へ屈曲する第2屈曲部とを有する。
これにより、保持部材に当接する第1腕部の角度を適宜調整して、フラッパを保持部材に取り付けた際の捩じりコイルバネの付勢力の大きさを適正な大きさに設定することができる。
また、前記捩じりコイルバネは、前記被保持部から前記第1腕部とは異なる方向に延びる第2腕部を有し、前記フラッパは、前記第2腕部と係合するリブを有する。
これにより、捩じりコイルバネがフラッパから外れることを抑制できる。
また、前記第2腕部は、前記リブと係合する係合部を有し、前記係合部は、長孔形状を有する。
これにより、第2腕部をリブに係合させて捩じりコイルバネをフラッパに取り付ける際に、係合部の長径方向の辺部を撓ませて短径方向の大きさを拡径させた状態で、係合部をリブに係合させることができ、捩じりコイルバネのフラッパに対する組み付け性を向上することができる。
また、前記リブは長方形状を有し、前記リブの長辺方向の大きさが、前記第2腕部における前記係合部の短径方向の大きさよりも大きい。
これにより、係合部の長径方向とリブの長辺方向とが交差する姿勢で係合部とリブとを係合させることで、第2腕部がリブから外れることを抑制できる。
また、前記リブは、前記規制部よりも上方に位置する。
これにより、リブと規制部とを上下方向から見て重なる位置に配置することができ、シート搬送装置の小型化を図ることができる。
また、前記フラッパは、揺動中心となる軸または前記軸と嵌合する軸受の一方をシート搬送方向と直交する幅方向において一対有し、前記保持部材は、前記軸または前記軸受の他方を前記幅方向において一対有し、一対の前記軸受における一方の前記軸受の直径が、一対の前記軸における一方の前記軸の直径よりも小さい。
これにより、例えば左右方向においてフラッパを保持部材に対して逆向きに取り付けようとした場合、大きな直径の軸が小さな直径の軸受に嵌合することができないため、フラッパを保持部材に対して逆向きに取り付けることを抑制できる。
また、画像形成装置は、請求項1~請求項8の何れか一項に記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置により搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備える。
これにより、画像形成装置において、フラッパが保持部材から外れた際に、フラッパおよび捩じりコイルバネを容易に保持部材に取り付け直すことができる。
本発明によれば、フラッパが保持部材から外れた際に、フラッパおよび捩じりコイルバネを容易に保持部材に取り付け直すことができる。
画像形成装置を示す中央断面図である。 フラッパが取り付けられたリアカバーを示す斜視図である。 フラッパが取り付けられたリアカバーを示す正面図である。 (a)はリアカバーに取り付けられ閉塞位置に揺動した状態のフラッパを示す側面図であり、(b)はリアカバーに取り付けられ開放位置に揺動した状態のフラッパを示す側面図である。 (a)はコイルバネを示す側面図であり、(b)はコイルバネを示す斜視図である。 コイルバネが取り付けられたフラッパの右端部を示す斜視図である。 コイルバネが取り付けられたフラッパの右端部を示す正面図である。 コイルバネが取り付けられたフラッパの右端部を示す側面図である。 第2姿勢にある第1腕部の第1屈曲部および第2屈曲部の有無による揺動方向の位置の違いを示す側面図である。 (a)はフラッパの右側揺動軸および左側揺動軸の直径を示す正面図であり、(b)はリアカバーの右側軸受および左側軸受の直径を示す側面図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
[画像形成装置]
図1に示す画像形成装置1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であり、電子写真方式により、シートSに複数色の画像を形成するカラーレーザプリンタである。
以下の説明では、図1における右側を画像形成装置1の前側、図1における左側を画像形成装置1の後側と規定し、図1おける紙面手前側を画像形成装置1の左側、図1における紙面奥側を画像形成装置1の右側と規定する。また、図1における上側および下側を、それぞれ画像形成装置1の上側および下側と規定する。
画像形成装置1は、装置本体2と、シートSを支持する給紙トレイ10およびシートSを搬送するシート搬送部30を有する給紙部3と、給紙部3により搬送されてきたシートSに画像を形成する画像形成部5と、画像形成部5にて画像が形成されたシートSを搬送するシート搬送装置7とを備えている。
装置本体2は略直方体形状に形成されており、給紙部3、画像形成部5、およびシート搬送装置7を収容している。装置本体2は後面に、開口部2Aと開口部2Aを開閉可能なリアカバー21とを有している。リアカバー21は、下端部の回動軸21aを中心として回動可能に構成されている。リアカバー21は、回動軸21aを中心として回動することにより、開口部2Aを閉塞する閉位置と、開口部2Aを開放する開位置との間で移動可能である。
装置本体2の上面には開口部2Bが開口しており、装置本体2は開口部2Bを開閉可能なトップカバー23を有している。トップカバー23は、後端部の回動軸23aを中心として回動可能に構成されており、回動軸23aを中心として回動することにより、開口部2Bを閉鎖する閉位置と、開口部2Bを開放する開位置との間を移動可能である。トップカバー23には前側から後側へ向かうにつれて下方に傾斜する排紙トレイ23bが形成されている。
給紙部3は、装置本体2の下部に配置されており、給紙トレイ10に支持されるシートSをシート搬送部30によって画像形成部5に搬送するものである。給紙トレイ10は、前後方向へスライド可能に構成されており、装置本体2に収容される収容位置と、収容位置から前方へ引き出された分離位置との間で移動可能に構成されている。
シート搬送部30は、給紙ローラ32と、分離ローラ33と、分離パッド33aと、搬送ローラ対34と、レジストローラ対35とを備えている。装置本体2内には、給紙トレイ10から画像形成部5を経由するシートSの搬送経路P1が構成されている。
給紙トレイ10に支持されるシートSは、給紙ローラ32、分離ローラ33および分離パッド33aにより1枚ずつ分離されて搬送経路P1に送り出される。給紙ローラ32は、給紙トレイ10から画像形成部5に向けてシートSを搬送するローラである。分離ローラ33および分離パッド33aは、給紙トレイ10に支持されるシートSを一枚ずつ分離する分離手段を構成している。
搬送経路P1に送り出されたシートSは、搬送ローラ対34と、レジストローラ対35とにより画像形成部5に向けて搬送される。レジストローラ対35は、搬送されるシートSの先端の移動を規制して一旦停止させた後、シートSを所定のタイミングにて画像形成部5に向けて搬送する。
画像形成部5は給紙部3の上方に配置されており、前後方向に並設される4つのプロセスカートリッジ50を備えている。各プロセスカートリッジ50は、ブラック、イエロー、マゼンタ、およびシアンの各色に対応して設けられている。プロセスカートリッジ50は、装置本体2に着脱可能に装着されている。プロセスカートリッジ50は、感光ドラム51と、現像ローラ52と、供給ローラ53と、帯電器54とを備えている。
感光ドラム51は、軸線Xが左右方向に沿って延びる略円筒形状に形成されており、プロセスカートリッジ50に回転可能に支持されている。現像ローラ52は、左右方向に延出しており、プロセスカートリッジ50に回転可能に支持されている。供給ローラ53は、プロセスカートリッジ50に収容されるトナーを現像ローラ52に供給する。現像ローラ52は、感光ドラム51にトナーを供給する。
装置本体2は、感光ドラム51の表面を露光する露光ヘッド59を有している。露光ヘッド59は、トップカバー23に支持されている。露光ヘッド59は、各感光ドラム51に対応して4つ設けられており、各露光ヘッド59は前後方向に並設されている。
露光ヘッド59はトップカバー23から下方へ延出しており、下端部に露光部59aを有している。露光部59aは、トップカバー23が閉じた状態において感光ドラム51の上方に近接して配置されている。露光部59aは、左右方向に並列される複数のLED素子を備えたLEDアレイにより構成されている。
画像形成部5は転写ベルト41を備えている。転写ベルト41は、感光ドラム51の搬送経路P1を挟んだ下方に対向配置されている。転写ベルト41は、感光ドラム51と接触している。
転写ベルト41は、駆動ローラ42と駆動ローラ42の前方に配置される従動ローラ43との間に掛け渡されている。転写ベルト41を挟んだ各感光ドラム51に対向する位置には、それぞれ転写ローラ44が配置されている。画像形成部5においては、転写ベルト41、駆動ローラ42、従動ローラ43、および転写ローラ44等によりベルト装置40が構成されている。
画像形成部5においては、帯電器54によって一様に帯電された感光ドラム51が、それぞれ露光ヘッド59によって選択的に露光される。この露光により、感光ドラム51の表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム51の表面に静電潜像が形成される。
プロセスカートリッジ50に収容されるトナーは、供給ローラ53と現像ローラ52との間で正極性に帯電され、現像ローラ52の表面に担持される。現像ローラ52には現像バイアスが印加されており、感光ドラム51に形成された静電潜像が現像ローラ52に対向すると、静電潜像と現像ローラ52との間の電位差により、現像ローラ52から静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光ドラム51の表面にトナー像が形成される。
画像形成部5へ向けて搬送されたシートSが転写ベルト41上に到達すると、転写ベルト41により搬送されて、転写ベルト41と各感光ドラム51との間を順次通過する。そして、感光ドラム51の表面に担持されたトナー像は、シートSと対向したときに、転写ローラ44に印加された転写バイアスによってシートSに転写される。
なお、本実施形態における転写ベルト41は、トナー像が転写されるシートSを搬送する搬送ベルトに構成されているが、トナー像がベルト自身に転写され、ベルトに転写されたトナー像がさらにシートSに転写される中間転写ベルトに構成することも可能である。
画像形成部5は、4つのプロセスカートリッジ50の搬送方向下流に位置する定着装置60を備えており、トナー像が転写されたシートSは定着装置60に搬送される。定着装置60は、加熱ローラ61と、加熱ローラ61に圧接する加圧ローラ62と、加熱ローラ61および加圧ローラ62よりもシートSの搬送方向下流に配置される定着排出ローラ対63を備えている。
定着装置60に搬送されたシートSは、加熱ローラ61と加圧ローラ62との間を通過する間にトナー像が熱定着される。トナー像が熱定着されたシートSは、定着排出ローラ対63によりシート搬送装置7に搬送される。
装置本体2内には、分岐点Psから搬送経路P1に連続して延びる排出経路P2と、分岐点Psにおいて搬送経路P1および排出経路P2から分岐する再搬送経路P3とが構成されている。排出経路P2は、分岐点Psから上方および前方へ向けて延び、排紙トレイ23aへ至る経路である。再搬送経路P3は、分岐点Psから下方へ延びた後に、給紙トレイ10の上方を前方へ向けて通り、搬送ローラ対34とレジストローラ対35との間の合流点Pjにおいて搬送経路P1と合流する経路である。
リアカバー21は、排出経路P2および再搬送経路P3の一部を構成するガイドリブ21bを有している。ガイドリブ21bは、リアカバー21が閉位置にあるときに排出経路P2および再搬送経路P3の一部を構成し、リアカバー21が開位置にあるときに排出経路P2および再搬送経路P3を開放する。
シート搬送装置7は、中間排紙ローラ対71、および中間排紙ローラ対71の搬送方向下流側に配置される排紙ローラ対72を備えており、シート搬送装置7に搬送されてきたシートSを、中間排紙ローラ対71および排紙ローラ対72によって排紙トレイ23bに搬送する。
中間排紙ローラ対71および排紙ローラ対72は、回転方向を正転方向と逆転方向とに切り替え可能に構成されており、正転方向に回転するときにシートSを排紙トレイ23bに向けて搬送し、逆転方向に回転するときにシートSを再搬送経路P3に向けて搬送する。再搬送経路P3に搬送されたシートSは、再搬送経路P3に沿って合流点Pjへ向けて搬送され、さらに合流点Pjから搬送経路P1に沿って画像形成部5へ再搬送される。
画像形成装置1においては、画像形成部5にて一面に画像が形成されたシートSを、再搬送経路P3を通じて画像形成部5へ再搬送して、当該シートSの他面に画像を形成する、いわゆる両面印刷を行うことが可能となっている。
シート搬送装置7は、搬送経路P1における定着排出ローラ対63と分岐点Psとの間に位置するフラッパ8を備えている。フラッパ8は、リアカバー21に揺動中心Yを中心として揺動可能に保持されている。フラッパ8は、搬送経路P1と交差する方向に延び搬送経路P1を閉塞する閉塞位置と、搬送経路P1に沿った方向に延び搬送経路P1を開放する開放位置とに揺動可能に構成されている。フラッパ8は、閉塞位置に揺動する側へ付勢されている。リアカバー21は、フラッパを揺動可能に保持する保持部材の一例である。
フラッパ8が付勢力により閉塞位置に揺動している状態において、シートSが定着排出ローラ対63によって搬送方向下流へ搬送されると、シートSの先端がフラッパ8に当接して、フラッパ8を付勢力に抗して開放位置に揺動させる。フラッパ8が開放位置に揺動すると搬送経路P1が開放されて、シートSはフラッパ8により排出経路P2に案内される。
排出経路P2に沿って搬送方向下流へ搬送されるシートSの後端がフラッパ8を通り抜けると、フラッパ8は付勢力により閉塞位置に揺動する。その後、シートSの搬送方向が反転されると、搬送経路P1はフラッパ8により閉塞されているため、シートSはフラッパ8に案内されて再搬送経路P3に向けて搬送される。このように、フラッパ8は、シートSの搬送方向を切り替え可能に構成されている。
[シート搬送装置]
図1~図3に示すように、シート搬送装置7は、中間排紙ローラ対71と、排紙ローラ対72と、フラッパ8と、リアカバー21と、コイルバネ90とを備えている。コイルバネ90は、捩じりコイルバネの一例である。
フラッパ8は、本体部81と、揺動軸82と、ストッパ83と、規制部84と、リブ85とを備えている。本体部81は、シートSの搬送方向と直交する幅方向である左右方向に長尺となる略板状部材であり、ガイド部811と接続部812とを有している。ガイド部811は、幅方向において間隔を空けて複数設けられている。接続部812は、幅方向において隣接するガイド部811とガイド部811とを接続している。
ガイド部811は、搬送されるシートSが当接するとともに、搬送されるシートSを案内する部位である、ガイド部811および接続部812は、フラッパ8が閉塞位置にあるときに搬送経路P1と交差する方向に延び、フラッパ8が開放位置にあるときに搬送経路P1に沿った方向に延びる。
揺動軸82はフラッパ8の揺動中心Yとなる軸であり、左右方向において一対設けられている。具体的には、揺動軸82は、本体部81の右端部から右方へ突出する右側揺動軸82Aと、本体部81の左端部から左方へ突出する左側揺動軸82Bとを有している。右側揺動軸82Aおよび左側揺動軸82Bは、本体部81の下端部に位置している。
リアカバー21は、前方へ突出する右側軸受リブ211Aおよび左側軸受リブ211Bを有している。右側軸受リブ211Aはリアカバー21の右端部に位置しており、フラッパ8の右側揺動軸82Aと嵌合する右側軸受212Aを有している。左側軸受リブ211Bはリアカバー21の左端部に位置しており、フラッパ8の左側揺動軸82Bと嵌合する左側軸受212Bを有している。このように、リアカバー21は、左右方向において一対の右側軸受212Aおよび左側軸受212Bを有している。
右側揺動軸82Aと右側軸受212Aとが嵌合するとともに、左側揺動軸82Bと左側軸受212Bとが嵌合することにより、フラッパ8がリアカバー21に揺動可能に保持されている。
フラッパ8は樹脂部材にて形成されており、可撓性を有している。フラッパ8をリアカバー21に取り付けるときには、フラッパ8を前後方向に撓まして左右方向の見かけの寸法を小さくしながら、右側揺動軸82Aおよび左側揺動軸82Bの一方を、右側軸受212Aおよび左側軸受212Bの一方に嵌合させた後、フラッパ8を左右方向に伸ばしながら右側揺動軸82Aおよび左側揺動軸82Bの他方を、右側軸受212Aおよび左側軸受212Bの他方に嵌合させることで、取り付けることができる。
シート搬送装置7は、左右方向において、搬送されるシートSが通過する通紙領域Rを有している。シートSの通紙領域Rは、左右方向において、シート搬送装置7が搬送可能な最大幅を有したシートSに対応した範囲に設定されている。右側軸受リブ211A、左側軸受リブ211B、右側揺動軸82A、右側軸受212A、およびストッパ83は、左右方向において、通紙領域Rの外側に位置している。
コイルバネ90は、フラッパ8における本体部81の右端部に取り付けられている。コイルバネ90は、フラッパ8の揺動方向において、フラッパ8を本体部81がリアカバー21から離れる側へ付勢している。コイルバネ90は、左右方向において、通紙領域Rの外側に位置している。
図4(a)に示すように、フラッパ8は、コイルバネ90の付勢力により、本体部81がリアカバー21から離れた位置にある閉塞位置に揺動する。図3に示すように、ストッパ83は、本体部81の左右両端部から下方へ延出している。フラッパ8がコイルバネ90の付勢力により閉塞位置に揺動すると、ストッパ83がリアカバー21の当接部21cに当接して、フラッパ8がそれ以上揺動することが規制される。これにより、フラッパ8を閉塞位置に保持することが可能となっている。
また、図4(b)に示すように、フラッパ8は、例えばシートSの先端が本体部81に当接した際に、閉塞位置にある状態からコイルバネ90の付勢力に抗して揺動することで、本体部81が閉塞位置よりもリアカバーの近くに位置する開放位置に揺動することが可能である。
フラッパ8の本体部81は、リアカバー21側へ向けて突出する突出部813を有しており、フラッパ8がコイルバネ90の付勢力に抗して開放位置に揺動すると、突出部813がリアカバー21に当接して、フラッパ8がそれ以上揺動することが規制される。これにより、フラッパ8を開放位置に保持することが可能となっている。突出部813は、本体部81の左右両端部に配置されている。
図5に示すように、コイルバネ90は、弾性を有した線材を屈曲して形成された捩じりコイルバネであり、被保持部91と、第1腕部92と、第2腕部93とを備えている。被保持部91は、線材を複数回巻回することにより、軸線Zを中心とした円環形状に形成されている。
第1腕部92は、線材が被保持部91から軸線Z方向と直交する方向へ延出する延出部921と、延出部921の先端に連続して形成され、線材を巻回した円環形状を有する当接部922とを有している。第2腕部93は、線材が被保持部91から軸線Z方向と直交する方向、かつ第1腕部92における延出部921の延出方向とは異なる方向へ延出する延出部931と、延出部931の先端に連続して形成され、線材を巻回した長孔形状を有する係合部932とを有している。
コイルバネ90においては、軸線Z方向が左右方向に沿うとともに、第2腕部93における延出部931が被保持部91から上方へ向かって延出する姿勢にあるときに、第1腕部92の延出部921は全体的に後方斜め上方に延出している。
第1腕部92の延出部921は、線材が屈曲する第1屈曲部921aおよび第2屈曲部921bを有している。第1屈曲部921aおよび第2屈曲部921bは被保持部91と当接部922との間に位置している。第1屈曲部921aおよび第2屈曲部921bは、当接部と被保持部との間において屈曲する屈曲部の一例である。延出部921は、被保持部91から後方斜め上方に延出した後、第1屈曲部921aにおいて後方斜め下方に屈曲し、第1屈曲部921aから後方斜め下方に延出した後、第2屈曲部921bにおいて後方斜め上方に屈曲している。
コイルバネ90の第1腕部92は、第2腕部93に対して近接離間する方向へ揺動可能に構成されており、コイルバネ90が自然状態にあるときの第1姿勢(図5に示した第1腕部92―1の姿勢)と、第1姿勢よりも第2腕部93に近づいた位置にある第2姿勢(図5に示した第1腕部92―2の姿勢)と、第2姿勢よりも第2腕部93に近づいた位置にある第3姿勢(図5に示した第1腕部92―3の姿勢)とに変位可能である。第1腕部92の揺動方向は、フラッパ8の揺動方向に沿った方向である。
第1腕部92が第1姿勢にある状態のコイルバネ90は付勢力を発揮していない。第1腕部92の第2姿勢は、コイルバネ90がフラッパ8に取り付けられ、さらにリアカバー21に保持されたフラッパ8が閉塞位置にあるときの姿勢である。コイルバネ90は、第1腕部92が第2姿勢にあるときには、第1腕部92と第2腕部93とが離れる方向の付勢力を発揮する。
第1腕部92の第3姿勢は、コイルバネ90がフラッパ8に取り付けられ、さらにリアカバー21に保持されたフラッパ8が開放位置にあるときの姿勢である。コイルバネ90は、第1腕部92が第3姿勢にあるときには、第1腕部92と第2腕部93とが離れる方向の付勢力を発揮する。第1腕部92が第3姿勢にあるときのコイルバネ90付勢力は、第1腕部92が第2姿勢にあるときのコイルバネ90の付勢力よりも大きい。
図4に示すように、コイルバネ90は、フラッパ8がリアカバー21に保持された状態で、第1腕部92がリアカバー21に当接することで、フラッパ8を、フラッパ8の揺動方向に付勢する。具体的には、コイルバネ90は、フラッパ8の揺動方向において、フラッパ8を、本体部81がリアカバー21から離れる側に付勢する。
図6~図8に示すように、フラッパ8における本体部81の右端部かつ下端部には右側揺動軸82Aが形成されている。本体部81の右端部における右側揺動軸82Aの後方には規制部84が形成されている。本体部81の右端部における右側揺動軸82Aの上方にはリブ85が形成されている。
規制部84およびリブ85は、左右方向において、通紙領域Rの外側に位置している。規制部84は、前後方向に貫通する長孔841を有している。長孔841は、下端を底辺とした上下方向に長く延びる略三角形状に形成されており、左右方向における通紙領域R側の内周面841aを有している。内周面841aは上下方向に延びており、下端側から上端側へ向かうに従って通紙領域Rから離れる側である右側へ傾斜している。ここで、下端側は長孔が延びる方向における一端側の一例であり、上端側は長孔が延びる方向における他端側の一例である。
コイルバネ90の被保持部91は、フラッパ8における右側揺動軸82Aの基端部に嵌装されることによりフラッパ8に保持されている。フラッパ8に保持された被保持部91は、フラッパ8における本体部81の下端部に位置している。コイルバネ90の第1腕部92は、規制部84の長孔841に前方から挿通されている。コイルバネ90における第2腕部93の係合部932は、リブ85と係合している。
リブ85は、フラッパ8における本体部81の右端部から右方へ突出する突出部85aと、突出部85aの右側に形成され、前後方向の長さが突出部85aよりも大きく形成された係止部85bとを有している。突出部85aは第2腕部93の係合部932が係合する部分であり、係止部85bは、突出部85aに係合した係合部932を係止して、係合部932が突出部85aから外れることを規制する部分である。
コイルバネ90は、被保持部91が右側揺動軸82Aに嵌装されることで、フラッパ8に保持されている。コイルバネ90は、被保持部91の軸線Z方向がフラッパ8の揺動中心Y方向に沿う姿勢でフラッパ8に保持されている。コイルバネ90の第2腕部93は、係合部932がリブ85と係合することで、第1腕部92の揺動方向における位置が固定され、コイルバネ90がフラッパ8から外れることを抑制可能となっている。
また、第1腕部92が規制部84の長孔841に挿通されることで、コイルバネ90がフラッパ8から外れることが規制されている。つまり、規制部84は、コイルバネ90がフラッパ8から外れることを規制している。また、第1腕部92は、閉塞位置と開放位置との間で揺動する際に、長孔841内を長孔841が延びる方向である上下方向に沿って移動可能である。つまり、長孔841は第1腕部92の揺動軌跡に沿って延びている。
コイルバネ90をフラッパ8に取り付ける場合、まずコイルバネ90の第1腕部92を規制部84の長孔841に挿通する。次に、コイルバネ90の被保持部91をフラッパ8の右側揺動軸82Aに嵌装し、さらにコイルバネ90の第2腕部93における係合部932をリブ85に係合させることで、コイルバネ90をフラッパ8に取り付ける。
図8に示すように、コイルバネ90がフラッパ8に取り付けられ、かつフラッパ8がリアカバー21に取り付けられていない状態では、コイルバネ90の第1腕部92は、第4姿勢(図8に示した第1腕部92―4の姿勢)に変位した状態となる。第4姿勢は、第1腕部92が、第1腕部92の揺動方向における第1姿勢と第2姿勢との間に位置する姿勢である。第1腕部92が第4姿勢にあるコイルバネ90は、第1腕部92が長孔841の下端部に圧接する方向の付勢力を発揮している。このように、第1腕部92が長孔841の下端部に圧接することで、第1腕部92が長孔841から抜け出しにくくなっており、コイルバネ90がフラッパ8から外れることを抑制可能となっている。
リアカバー21に保持されるフラッパ8が、閉塞位置からリアカバー21に近づく側へ揺動して開放位置に達すると、コイルバネ90の第1腕部92は第2姿勢から第3姿勢に変位する。第1腕部92が第2姿勢から第3姿勢に変位すると、第1腕部92は規制部84の長孔841内を下端側から上端側へ向けて移動する。
ここで、フラッパ8をリアカバー21に取り付けたときに、コイルバネ90の第1腕部92が左右方向の内側となる通紙領域R側へ曲がった姿勢でリアカバー21に当接した状態となることがある。このように、第1腕部92が曲がった姿勢でリアカバー21に当接すると、第1腕部92のリアカバー21に対する当接位置が通紙領域R内にかかるおそれがある。
しかし、第1腕部92が挿通される長孔841の内周面841aは下端側から上端側へ向かうにつれて通紙領域Rから離れる側に傾斜している。従って、第1腕部92は、フラッパ8が閉塞位置から開放位置へ揺動する際に長孔841内を下端側から上端側へ向けて移動すると、内周面841aによって通紙領域Rから離れる側へ案内される。これにより、通紙領域R側へ曲がっていた第1腕部92の姿勢が通紙領域Rから離れる側へ矯正されて、第1腕部92のリアカバー21に対する当接位置が通紙領域R内にかかることを抑制可能となっている。
また、規制部84の長孔841に挿通される第1腕部92は、フラッパ8が閉塞位置と開放位置との間で揺動する際に、長孔841内を下端側と上端側との間で移動することが可能であるため、フラッパ8の揺動時における第1腕部92の揺動動作を阻害することなく、コイルバネ90がフラッパ8から外れることを抑制可能となっている。
従って、フラッパ8がリアカバー21から外れた際に、コイルバネ90がフラッパ8に保持された状態を維持することができ、フラッパ8をリアカバー21に取り付けるだけで、フラッパ8とコイルバネ90とを元の組立状態に戻して、コイルバネ90のリアカバー21に対する付勢力を復元することができる。これにより、シート搬送装置7のユーザーがフラッパ8およびコイルバネ90を容易にリアカバー21に取り付け直すことが可能である。
図8に示すように、コイルバネ90における第2腕部93の係合部932は、延出部931の延出方向が長径方向となる長孔形状に形成されており、係合部932の短径方向の大きさはL1となっている。また、リブ85の係止部85bは、前後方向が長辺方向となる長方形状に形成されており、係止部85bの長辺方向の大きさはL2となっている。係止部85bの長辺方向の大きさL2は、係合部932の短径方向の大きさL1よりも大きい(L2>L1)。
コイルバネ90がフラッパ8に取り付けられた状態では、コイルバネ90における係合部932の長径方向とリブ85における係止部85bの長辺方向とは交差しており、係合部932の長径方向の辺部と、リブ85の係止部85bとが左右方向から見て重なっている。従って、リブ85に係合した係合部932が左右方向の外側に移動しようとすると、リブ85の係止部85bに当接して係止されることとなり、第2腕部93の係合部932がリブ85から外れることを抑制可能となっている。
また、第2腕部93の係合部932は長孔形状に形成されており、長径方向の辺部が撓みやすくなっている。従って、第2腕部93をリブ85に係合させてコイルバネ90をフラッパ8に取り付ける際には、係合部932の長径方向の辺部を撓ませて短径方向の大きさL1を拡径させた状態で、係合部932をリブ85に係合させることができる。これにより、コイルバネ90のフラッパ8に対する組み付け性を向上することが可能となっている。
図8に示すように、リブ85は規制部84よりも上方に位置していて、リブ85と規制部84とは上下方向において離れて位置している。また、リブ85と規制部84とは上下方向から見て重なる位置に配置されている。本実施形態においては、リブ85の後端部と規制部84の前端部とが、前後方向において寸法Wだけ重なっている。
このように、リブ85が規制部84よりも上方に位置することによって、リブ85と規制部84とを上下方向から見て重なる位置に配置することができ、前後方向においてシート搬送装置7の小型化を図ることが可能となっている。
図9に示すように、コイルバネ90の第1腕部92は第1屈曲部921aおよび第2屈曲部921bを有しており、フラッパ8がリアカバー21に保持された状態では、被保持部91からリアカバー21に近づく方向に延びる第1腕部92の延出部921は、第1屈曲部921aにおいて下方へ向けて屈曲している。また、第1屈曲部921aから下方へ向けて延びる第1腕部92の延出部921は、第2屈曲部921bにおいてリアカバー21に近づく方向へ屈曲している。
リアカバー21に保持されたフラッパ8が閉塞位置に揺動した状態では、第1腕部92は第2姿勢にあり、第2姿勢にある第1腕部92-2は、第1姿勢にある第1腕部92-1よりも角度θ1だけ第2腕部93に近づく側へ移動している。
一方、仮に第1腕部92が第1屈曲部921aおよび第2屈曲部921bを有しておらず直線状に形成されていた場合(図9に示す第1腕部92h)、第2姿勢にある第1腕部92hは、第1姿勢にある第1腕部92-1よりも角度θ2だけ第2腕部93に近づく側へ移動した状態となる。
この場合、角度θ1は角度θ2よりも大きくなっており、コイルバネ90は、第1腕部92に第1屈曲部921aおよび第2屈曲部921bを形成した場合の方が、形成しない場合よりも大きな付勢力を発揮して、フラッパ8を安定して閉塞位置に保持することが可能となっている。
また、第2姿勢にある第1腕部92-2の角度θ1は、第1屈曲部921aおよび第2屈曲部921bを形成する位置、および第1屈曲部921aおよび第2屈曲部921bにおける延出部921の屈曲角度等によって調整することができる。従って、第1腕部92に第1屈曲部921aおよび第2屈曲部921bを形成することで、リアカバー21に当接する第1腕部92-2の角度θ1を適宜調整して、フラッパ8をリアカバー21に取り付けた際のコイルバネ90の付勢力の大きさを適正な大きさに設定することが可能となっている。
図10(a)に示すように、フラッパ8の右側揺動軸82Aの直径はDAであり、フラッパ8の左側揺動軸82Bの直径はDBである。左側揺動軸82Bの直径DBは、右側揺動軸82Aの直径DAよりも大きく形成されている(DB>DA)。図10(b)に示すように、リアカバー21の右側軸受212Aの直径はdAであり、リアカバー21の左側軸受212Bの直径はdBである。左側軸受212Bの直径dBは右側軸受212Aの直径dAよりも大きく形成されている(dB>dA)。
右側揺動軸82Aの直径DAは、右側軸受212Aの直径dAと同じか若干小さく形成されており、右側揺動軸82Aと右側軸受212Aとは嵌合可能となっている。左側揺動軸82Bの直径DBは、左側軸受212Bの直径dBと同じか若干小さく形成されており、左側揺動軸82Bと左側軸受212Bとは嵌合可能となっている。右側軸受212Aの直径dAは、左側揺動軸82Bの直径DBよりも小さく形成されており(dA<DB)、左側揺動軸82Bを右側軸受212Aに嵌合することはできない。
このように、リアカバー21における一対の右側軸受212Aおよび左側軸受212Bのうちの、一方の右側軸受212Aの直径dAが、フラッパ8における一対の右側揺動軸82Aおよび左側揺動軸82Bのうちの、一方の左側揺動軸82Bの直径DBよりも小さく形成されている。
従って、例えば左右方向においてフラッパ8をリアカバー21に対して逆向きに取り付けようとした場合、つまり右側揺動軸82Aを左側軸受212Bに嵌合させるとともに、左側揺動軸82Bを右側軸受212Aに嵌合させようとした場合、直径DBが直径dAよりも大きい左側揺動軸82Bは右側軸受212Aに嵌合することができず、フラッパ8をリアカバー21に取り付けることができない。これにより、左右方向においてフラッパ8をリアカバー21に対して逆向きに取り付けることを抑制することが可能となっている。
なお、本実施形態においては、フラッパ8が一対の右側揺動軸82Aおよび左側揺動軸82Bを有するとともに、リアカバー21が一対の右側軸受212Aおよび左側軸受212Bを有しているが、フラッパ8が一対の右側軸受212Aおよび左側軸受212Bを有するとともに、リアカバー21が一対の右側揺動軸82Aおよび左側揺動軸82Bを有する構成とすることも可能である。
1 画像形成装置
2 装置本体筐体
5 画像形成部
7 シート搬送装置
8 フラッパ
21 リアカバー
81 本体部
82 揺動軸
82A 右側揺動軸
82B 左側揺動軸
84 規制部
85 リブ
85a 突出部
85b 係止部
90 コイルバネ
91 被保持部
92 第1腕部
93 第2腕部
212A 右側軸受
212B 左側軸受
841 長孔
841a (通紙領域側の)内周面
921a 第1屈曲部
921b 第2屈曲部
922 当接部
932 係合部
dA 右側軸受の直径
dB 左側軸受の直径
DA 右側揺動軸の直径
DB 左側揺動軸の直径
L1 係合部の短径方向の大きさ
L2 係止部の長辺方向の大きさ
R 通紙領域
S シート
Y 揺動中心

Claims (9)

  1. シートの搬送経路を切り替えるためのフラッパと、
    前記フラッパを揺動可能に保持する保持部材と、
    前記フラッパに保持される被保持部と、前記被保持部から延出して前記フラッパの揺動方向に沿って揺動可能な第1腕部とを有し、前記第1腕部が前記保持部材に当接することにより前記フラッパを前記揺動方向に付勢する捩じりコイルバネとを備え、
    前記フラッパは、前記捩じりコイルバネが前記フラッパから外れることを規制する規制部であって、前記捩じりコイルバネの前記第1腕部が挿通され、前記第1腕部の揺動軌跡に沿って延びる長孔が形成された規制部を有するシート搬送装置。
  2. 前記規制部の前記長孔は、シート搬送方向と直交する幅方向においてシートの通紙領域の外側に位置しており、
    前記第1腕部は、前記フラッパが前記保持部材に近づく側へ揺動したときに、前記長孔内を前記長孔が延びる方向における一端側から他端側へ向けて移動し、
    前記長孔の前記幅方向における前記通紙領域側の内周面は、前記長孔が延びる方向における一端側から他端側へ向かうに従って前記通紙領域から離れる側へ傾斜している請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記フラッパの揺動中心および前記捩じりコイルバネの前記被保持部は、前記保持部材に揺動可能に保持される前記フラッパの下端部に位置し、
    前記捩じりコイルバネの前記第1腕部は、
    前記保持部材に当接する当接部と、
    前記当接部と前記被保持部との間において屈曲する屈曲部とを有し、
    前記屈曲部は、
    前記被保持部から前記保持部材に近づく方向へ延びる前記第1腕部が下方へ向けて屈曲する第1屈曲部と、
    前記第1屈曲部から下方へ向けて延びる前記第1腕部が前記保持部材に近づく方向へ屈曲する第2屈曲部とを有する請求項1または請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記捩じりコイルバネは、前記被保持部から前記第1腕部とは異なる方向に延びる第2腕部を有し、
    前記フラッパは、前記第2腕部と係合するリブを有する請求項1~請求項3の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記第2腕部は、前記リブと係合する係合部を有し、
    前記係合部は、長孔形状を有する請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記リブは長方形状を有し、
    前記リブの長辺方向の大きさが、前記第2腕部における前記係合部の短径方向の大きさよりも大きい請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記リブは、前記規制部よりも上方に位置する請求項4~請求項6の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記フラッパは、揺動中心となる軸または前記軸と嵌合する軸受の一方をシート搬送方向と直交する幅方向において一対有し、
    前記保持部材は、前記軸または前記軸受の他方を前記幅方向において一対有し、
    一対の前記軸受における一方の前記軸受の直径が、一対の前記軸における一方の前記軸の直径よりも小さい請求項1~請求項7の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  9. 請求項1~請求項8の何れか一項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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