JP2023016150A - ヘッドバンドのサイズ調整装置及び保護帽 - Google Patents

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JP2023016150A
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文治 中山
Bunji Nakayama
紀孝 田島
Noritaka Tajima
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Abstract

Figure 2023016150000001
【課題】ヘッドバンドの意図しないサイズ変動を抑制することができるヘッドバンドのサイズ調整装置を提供する。
【解決手段】係止板が、周方向の一方側に向かって片持ち梁状に延在し、第1の係止突起83が挿入される第1の係止孔75を形成する第1の腕部101と、周方向の他方側に向かって片持ち梁状に延在し、第2の係止突起84が挿入される第2の係止孔76を形成する第2の腕部102と、をその周縁部に備え、且つ第1の腕部101の外周部には、係止歯68に係合して回転体の一方側への回転を規制する第1爪部111が設けられ、第2の腕部102の外周部には、係止歯68に係合して回転体の他方側の回転を規制する第2爪部112が設けられている構成とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、保護帽(ヘルメット)に使用されるヘッドバンドのサイズ調整装置及び、サイズ調整装置を備える保護帽に関する。
従来、保護帽(ヘルメット)のヘッドバンドは、保護帽を着用する着用者の頭部に合わせてサイズを調整できるように構成されている。例えば、ヘッドバンドに形成されたラックに係合するピニオンと係止板とが一体に形成された回転部材と、この回転部材を支持筒部に有するケースと、支持筒部内に支持された回転部材を回転させる摘みと、を備え、回転部材を摘みによって回転させることで、ヘッドバンドのサイズを調整するようにしたものがある(特許文献1参照)。
また特許文献1に記載の発明においては、回転部材を構成する係止板の外周部に形成された爪部が、支持筒部の内面に形成された係止歯に係合することで、回転部材の回り止めとして機能する。
ここで、爪部は、回転部材を一方側へ回転させる際に係止歯に接する面が、回転部材の回転方向に対して垂直な面となっており、回転部材を他方側へ回転させる際に係止歯に接する面は、回転部材の回転方向に対して鈍角な面になっている。さらに、回転部材は、回転部材を他方側へ回転させる場合に、係止歯から離れるように爪部が移動するようになっている。
つまり回転部材は、回転部材を一方側へ回転させる場合にのみ爪部が回り止めとして機能し、回転部材を他方側(逆方向)へ回転させる場合には爪部が回り止めとしては実質的に機能しないように構成されている。
特許第5747854号公報
上記のように回転部材の一方側へ回転させる場合にのみ爪部を回り止めとして機能させることで、ヘッドバンドのサイズを調整する際の操作が容易になるという効果はある。
しかしながら、例えば、保管時や移動時に保護帽が押し付けられた際等に、ヘッドバンド自体に負荷が加わることで回転部材が他方側に回転し、ヘッドバンドのサイズが意図せず変動してしまう虞がある。また、回転部材を回転させる摘み(ヘッドバンド調整体)に負荷が加わることで摘み(ヘッドバンド調整体)が他方側へ回転し、ヘッドバンドのサイズが意図せず変動してしまう虞がある。
このようにヘッドバンドのサイズが意図せず変動してしまうと、保護帽を装着する際にヘッドバンドのサイズを再調整する必要性が生じ、着用者の手間が増えてしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ヘッドバンドの意図しないサイズ変動を抑制することができるヘッドバンドのサイズ調整装置及び保護帽を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、帯状のバンド本体部と、前記バンド本体部の一端部に設けられて第1のラックが形成される第1の保持部と、前記バンド本体部の他端部に設けられて第2のラックが形成される第2の保持部と、を有するヘッドバンドと、前記第1の保持部と前記第2の保持部とを保持して前記ヘッドバンドを環状に形成するためのヘッドバンドガイド体と、前記ヘッドバンドガイド体に設けられた筒部内に回転可能に収容され、前記第1のラック及び前記第2のラックに噛合するピニオンと係止板とが一体的に形成された回転体と、前記係止板に係合して前記回転体を回転させることで前記ヘッドバンドのサイズを調整するヘッドバンド調整体と、を備えるヘッドバンドのサイズ調整装置であって、前記係止板は、周方向の一方側に向かって片持ち梁状に延在し、前記ヘッドバンド調整体の第1の係止突起が挿入される第1の係止孔を形成する第1の腕部と、周方向の他方側に向かって片持ち梁状に延在し、前記ヘッドバンド調整体の第2の係止突起が挿入される第2の係止孔を形成する第2の腕部と、をその周縁部に備え、且つ前記第1の腕部の外周部には、前記筒部の内周面に所定間隔で設けられる四角形状の複数の係止歯に係合して前記回転体の前記一方側への回転を規制する第1爪部が設けられ、前記第2の腕部の外周部には、前記係止歯に係合して前記回転体の前記他方側の回転を規制する第2爪部が設けられていることを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置にある。
本発明の第2の態様は、第1の態様のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、前記第1の腕部と前記第2の腕部の間の前記係止板の外周部には、前記係止歯に当接して前記回転体を回転させる際に負荷を付与する第3爪部が設けられていることを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置にある。
本発明の第3の態様は、第2の態様のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、前記係止板は、周方向に沿って片持ち梁状に延在する第3の腕部を、その周縁部に備え、前記第3爪部が、前記第3の腕部の外周部に設けられていることを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置にある。
本発明の第4の態様は、第1~3の何れか一つの態様のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、前記第1の腕部は、前記ヘッドバンド調整体を前記一方側に回転させた際、前記第1の係止突起が当接することで前記係止板の中心側に撓み変形し、前記第2の腕部は、前記ヘッドバンド調整体を前記他方側に回転させた際、前記第2の係止突起が当接することで前記係止板の中心側に撓み変形することを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置にある。
本発明の第5の態様は、第1~4の何れか一つの態様のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、前記係止板は、前記ヘッドバンド調整体を前記一方側へ回転させて前記第1の係止突起が前記第1の腕部に当接する際に、前記第2の係止突起が当接する第1の当接部と、前記ヘッドバンド調整体を前記他方側へ回転させて前記第2の係止突起が前記第2の腕部に当接する際に、前記第1の係止突起が当接する第2の当接部と、を備えることを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置にある。
本発明の第6の態様は、第1~5の何れか一つの態様のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、前記第1の保持部及び前記第2の保持部は、前記ヘッドバンドを保護帽の帽体に設置したときに、前記帽体とは反対側に凸となる円弧状に形成され、且つその中心が、前記ヘッドバンド本体よりも前記帽体側に位置していることを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置にある。
本発明の第7の態様は、第1~6の何れか一つの態様のヘッドバンドのサイズ調整装置を備えることを特徴とする保護帽にある。
かかる本発明のヘッドバンドのサイズ調整装置によれば、非操作時には、第1爪部及び第2爪部のそれぞれが係止歯で係止されて回転体の両方向の回転が規制される。したがって、保管時や移動時等に、不意にヘッドバンドのサイズが変動することを抑制することができる。
また第1爪部及び第2爪部の係止歯との係合は、ヘッドバンド調整体を回転させることで適宜解除されるため、操作が煩雑化することなくヘッドバンドのサイズを容易に調整することができる。また第1爪部又は第2爪部の一方は常に係止歯に係合しているため、回転体の回転方向に拘わらず、回転体を比較的容易に所望の位置に配置することができる。したがって、回転体の回転方向に拘わらず、ヘッドバンドを比較的容易に所望のサイズに調整することができる。
本発明の一実施形態に係る保護帽を着用者が被った状態を後方から見た図である。 本発明の一実施形態に係る保護帽を着用者が被った状態を側方から見た図である。 本発明の一実施形態に係る保護帽が備えるヘッドバンドの概略構成を示す展開図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドバンドのサイズ調整装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドバンドのサイズ調整装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドバンドのサイズ調整装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドバンドのサイズ調整装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドバンド調整体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る回転体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第1爪部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る第2爪部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る第3爪部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドバンドのサイズ調整装置の動作を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る保護帽を着用者が被った状態を示す図であり、図1は後方から見た図であり、図2は側方から見た図である。図3は、本発明の一実施形態に係る保護帽が備えるヘッドバンドの概略構成を示す展開図である。
図1~図3に示すように、本実施形態に保護帽(安全帽:ヘルメット)1は、椀状の帽体2と、帽体2の内側に設置される装着体としてのヘッドバンド3と、顎紐4と、を備えて構成されている。図示は省略するが、帽体2の内側には、ヘッドバンド3と共に装着体を構成するハンモックが設置されている。この保護帽1は、着用者が被ったときに、ヘッドバンド3が着用者の頭部に接触することによって、帽体2が着用者の頭部で支持されて頭部を覆うようになっている。なお保護帽1の帽体2の内側には、衝撃を吸収するための衝撃吸収ライナーが設けられる場合がある。
ヘッドバンド3は、バンド本体部31と、このバンド本体部31の長手方向両端部に設けられる第1の保持部32及び第2の保持部33とを備えて帯状に形成されている。バンド本体部31はヘッドバンド3の長手方向の中間部に形成されており、第1の保持部32は、バンド本体部31の長手方向の一端部に形成され、第2の保持部33は、バンド本体部31の長手方向の他端部に形成されている。また第1の保持部32及び第2の保持部33は、本実施形態では、円弧状に形成されている。
第1の保持部32の中央部には、長円状の第1の貫通孔34が形成されている。第1の貫通孔34には、第1のラック35が形成されている。第1のラック35は、第1の貫通孔34の幅方向の一方の辺(互いが対向している大きな円弧状の2つの辺のうちの長い方の辺:図3中の下側の辺)のほぼ全長にわたって、三角形状もしくは台形状の凹凸を繰り返して形成されている。
第2の保持部33の中央部には、長円状の第2の貫通孔36が形成されている。第2の貫通孔36は、第2のラック37が形成されている。第2のラック37は、第2の貫通孔36の幅方向の一方の辺(互いが対向している大きな円弧状の2つの辺のうちの短い方の辺:図3中の上側の辺)のほぼ全長にわたって、三角形状もしくは台形状の凹凸を繰り返して形成されている。
なおヘッドバンド3には、ヘッドバンド3を帽体2に固定するための複数の係止部38が設けられている。この係止部38は、実際には、帽体2内に設置されるハンモック(図示なし)に取り付けられる。
そして、このような構成のヘッドバンド3は、第1の保持部32と第2の保持部33とが重ねられて環状に保持され、保護帽1の帽体2内に配置される。この状態において、第1の保持部32及び第2の保持部33は、その中心(円弧の中心)がヘッドバンド3よりも帽体2側(上側)に位置し、帽体2とは反対側(下側)に凸となっている(図1、図2参照)。このような構成とすることで、保護帽1を着用者が被った際、保護帽1(ヘッドバンド3)の密着性を優れたものにすることができる。すなわち着用者のフィット感を良好なものにすることができる。
さらに保護帽1は、ヘッドバンド3のサイズ(径、周長)を調整するサイズ調整装置5を備えている。サイズ調整装置5は、環状に保持されて帽体2内に配置されたヘッドバンド3のサイズを調整するものであり、図4~図7に示すように、ヘッドバンド3と共に、ヘッドバンドガイド体6と、回転体7と、ヘッドバンド調整体8と、を備えて構成されている。
ヘッドバンドガイド体6は、第1の保持部32と第2の保持部33とが互いに重なってヘッドバンド3が環状に形成されるように、第1の保持部32及び第2の保持部33をガイドするものである。
回転体7は、第1の保持部32に設けられた第1のラック35及び第2の保持部33に設けられた第2のラック37に噛合するピニオン71と、ピニオン71と一体的に形成される係止板72とを備えて構成されている。この回転体7は、ヘッドバンドガイド体6に設けられる筒部63内に回転可能に収容されている。
ヘッドバンド調整体8は、回転体7の係止板72に係合して回転体7を回転させる操作を行うものである。ヘッドバンド調整体8は、摘みとなる操作部81と、この操作部81の中心部に設けられて操作部81を操作(回転)する際の回転中心となる軸部82と、この軸部82の周囲に設けられて係止板72に係合する第1の係止突起83及び第2の係止突起84と、を備え、回転体7と共に回転可能にヘッドバンドガイド体6に支持されている。
このような構成の本実施形態に係るサイズ調整装置5では、ヘッドバンド調整体8の操作部81を操作して回転体7を回転させることで、つまり第1のラック35及び第2のラック37に噛合するピニオン71を回転させることで、環状のヘッドバンド3のサイズを容易に調整できるようになっている。
以下、本実施形態に係るサイズ調整装置5の各構成について、図4~図12を参照してさらに詳細に説明する。
図4は、サイズ調整装置の組立斜視図であり、図5は、サイズ調整装置の分解斜視図である。また図6は、サイズ調整装置の断面図であり、図4のA-A線に対応する断面図である。図7は、サイズ調整装置の断面図であり、図6のB-B線に対応する断面図である。図8は、ヘッドバンド調整体の斜視図であり、図9は、回転体の斜視図である。また図10~図12は、図7の一部を拡大した拡大断面図であり、図10は、第1爪部に対応し、図11は、第2爪部に対応し、図12は、第3爪部に対応する。
図示するように、ヘッドバンド3をガイドするための部材であるヘッドバンドガイド体6は、本実施形態では、第1ガイド部材60Aと第2ガイド部材60Bとの2つの部材で構成されている(図5等参照)。第1ガイド部材60Aは、ヘッドバンド3(第1の保持部32及び第2の保持部33)に対して帽体2の内側(着用者の頭部側:前方)に配置され、第2ガイド部材60Bは、ヘッドバンド3に対して帽体2の外側(第1ガイド部材60Aとは反対側:後方)に配置される。
これら第1ガイド部材60A及び第2ガイド部材60Bが、重なった状態の第1の保持部32及び第2の保持部33を挟み込むように固定されてヘッドバンドガイド体6を構成している。すなわち、ヘッドバンド3の第1の保持部32及び第2の保持部33は、第1ガイド部材60Aと第2ガイド部材60Bとの間に形成される空間内にそれぞれ逆方向から挿入され、この空間内において重なった状態で保持されている。
なお本実施形態では、ヘッドバンドガイド体6内において、第1ガイド部材60A側に第1の保持部32が位置し、第2ガイド部材60B側に第2の保持部33が位置している。勿論、第1の保持部32と第2の保持部33との配置は逆であってもよい。
また第1ガイド部材60Aの内面(第2ガイド部材60B側の面)には、第2ガイド部材60B側に突出すると共にヘッドバンド3の長手方向に延びるガイド部61が、ヘッドバンド3の幅方向において所定間隔で複数本設けられている。ヘッドバンド3(第1の保持部32)の一方面側はこれら複数本のガイド部61によって支持されている。これら複数本のガイド部61が設けられていることで、ヘッドバンド3との接触面積が抑えられるため、ヘッドバンド3をスライドさせ易くなる。
またヘッドバンド3の長手方向における第1ガイド部材60Aの中央部には、第2ガイド部材60Bの一部が当接する当接領域62が設けられている。複数本のガイド部61は、この当接領域62を除いて連続的に設けられている。
第2ガイド部材60Bには、回転体7が回転可能に収容される筒部63が、ヘッドバンド3の長手方向中央部に一体的に設けられている。筒部63は、第1ガイド部材60Aとは反対側の面に開口して設けられている。筒部63の底壁63aには、ヘッドバンド調整体8の軸部82が係合される係合孔64が形成されている。そして第2ガイド部材60Bは、この筒部63の底壁63aが第1ガイド部材60Aの当接領域62に当接した状態で、第1ガイド部材60Aと連結されている(図6参照)。
また筒部63の周壁部分には、第1ガイド部材60Aと第2ガイド部材60Bとが固定された状態で、ヘッドバンド3の第1の保持部32及び第2の保持部33が挿入される2つの挿入孔65が形成されている(図5参照)。言い換えれば、筒部63の底壁63aは、ヘッドバンド3の幅方向の両端部に設けられる連結部66によって連結されており(図6参照)、これにより2つの挿入孔65が形成されている。なお図5では、第2の保持部33側の1つの挿入孔65しか示されていないが、第1の保持部32側にも同様の挿入孔65が形成されている。
なお筒部63の底壁63aは、第1ガイド部材60Aの内面と共に、第1の保持部32の一方面側を支持することになる。このため、底壁63aの表面にも、第1ガイド部材60Aと同様に、複数本のガイド部61が形成されている。
さらに筒部63の挿入孔65よりも後方(第1ガイド部材60Aとは反対側)の内周面、つまり筒部63における回転体7の係止板72が収容される部分の内周面には、四角形状の凹部67が所定間隔で全周に亘って設けられており、その結果、四角形状の複数の係止歯68が所定間隔で全周に亘って設けられている(図5、図7参照)。各係止歯68の端面(当接面)68aは、回転体7の回転方向に対して略垂直な面になっている。
そして、このような筒部63内に、回転体7及びヘッドバンド調整体8が回転可能に支持されている。
ヘッドバンド調整体8は、図8に示すように、摘みとなる操作部81と、この操作部81の中心部に設けられて操作部81を操作する際の回転中心となる軸部82と、この軸部82の周囲に設けられて、回転体7の係止板72に係合する第1の係止突起83及び第2の係止突起84とを備える。
軸部82は、筒部63に収容された回転体7の中心孔73に挿入され、その先端部が筒部63の底壁63aに形成された係合孔64に係合されている。これにより、ヘッドバンド調整体8は、操作部81によって筒部63の開口を塞ぎつつ、回転体7と共に回転可能にヘッドバンドガイド体6に支持されている(図6参照)。
ちなみに軸部82は、その径方向に延びるスリット部85によって軸方向に亘って二つの部位に分割されている。これにより、軸部82の各部位は、スリット部85側に弾性変形可能となっている。したがって、軸部82を係合孔64に対して比較的容易に挿脱することができる。
また第1ガイド部材60Aの当接領域62のスリット部85に対向する領域には、挿入突起69が設けられている。この挿入突起69は、ヘッドバンド調整体8の軸部82が係合孔64に係合された状態でスリット部85内に挿入される。
例えば、作業者が保護帽1を持って移動する際に、保護帽1を地面に落とすことが想定される。保護帽1が地面に接触した際に保護帽1に負荷が加わり、サイズ調整装置5にも衝撃を受ける可能性がある。この衝撃により、ヘッドバンド調整体8が外れたりすると、作業ができなくなる可能性がある。しかしながら、スリット部85に対して挿入突起69が挿入されていることで軸部82の弾性変形が抑制され、ヘッドバンド調整体8の脱落を予防することができる。
また筒部63内にヘッドバンド調整体8と共に回転可能に収容される回転体7は、ピニオン71と係止板72とを備え、この係止板72には、図9等に示すように、ヘッドバンド調整体8の軸部82が挿通される中心孔73が形成されている。また、中心孔73の周囲には、ヘッドバンド調整体8の第1の係止突起83が係入される第1の係止孔75と、第2の係止突起84が係入される第2の係止孔76とが設けられている。
より詳細には、係止板72は、その周方向の一方側(図7中L方向)に向かって片持ち梁状に延在する第1の腕部101を周縁部に備えており、この第1の腕部101によって第1の係止孔75が形成されている。また係止板72は、周方向の他方側(図7中R方向)に向かって片持ち梁状に延在する第2の腕部102を周縁部に備え、この第2の腕部102によって第2の係止孔76が形成されている。
この第1の腕部101の外周部には、筒部63の内周面に設けられた係止歯68の当接面68aに当接して回転体7の一方側(図7中L方向)への回転を規制する第1爪部111が設けられている。また第2の腕部102の外周部には、係止歯68の当接面68aに当接して回転体7の他方側(図7中R方向)の回転を規制する第2爪部112が設けられている。そして、この第1爪部111を含む第1の腕部101と第2爪部112を含む第2の腕部102とは、係止板72の中心線に対して線対称となるように形成されている。
第1爪部111は、図10に示すように、回転体7をL方向に回転させるときに係止歯68の当接面68aに当接する第1の面111aと、回転体7をR方向に回転させるときに係止歯68の当接面68aに当接する第2の面111bとを備えて構成されている。第1の面111aは、回転体7の回転方向に対して略垂直に形成され、第2の面111bは、回転方向に対して傾斜して形成されている。すなわち第1の面111aは、係止板72の外周面に対する角度θ1が略直角となるように形成され、第2の面111bは、係止板72の外周面に対する角度θ2が鈍角となるように形成されている。
図11に示すように、第2爪部112も、第1爪部111と同様に、回転体7をL方向に回転させるときに係止歯68の当接面68aに当接する第1の面112aと、回転体7をR方向に回転させるときに係止歯68の当接面68aに当接する第2の面112bとを備えて構成されている。ただし、第1爪部111とは逆に、第1の面112aは、回転体7の回転方向に対して傾斜して形成され、第2の面112bは、回転方向に対して略垂直に形成されている。すなわち第1の面112aは、係止板72の外周面に対する角度θ3が鈍角となるように形成され、第2の面112bは、係止板72の外周面に対する角度θ4が略直角となるように形成されている。
さらに第1の腕部101と第2の腕部102の間の係止板72の外周部には、係止歯68に当接して回転体7を回転させる際に負荷を付与する第3爪部113が設けられている。本実施形態では、係止板72の周縁部に、周方向に沿って片持ち梁状に延在する第3の腕部103が設けられている。第3の腕部103は、第1の腕部101の先端部と、第2の腕部102の先端部との間に設けられ、第2の腕部102と同様に、周方向の他方側(R方向)に向かって片持ち梁状に延在している。そして、この第3の腕部103の外周部に第3爪部113が設けられている。なお第3の腕部103は、第1の腕部101と同様に、周方向の一方側(L方向)に向かって延在していてもよい。
図12に示すように、この第3爪部113も、第1爪部111及び第2爪部112と同様に、回転体7をL方向に回転させるときに係止歯68の当接面68aに当接する第1の面113aと、回転体7をR方向に回転させるときに係止歯68の当接面68aに当接する第2の面113bとを備えて構成されている。ただし、第1爪部111等とは異なり、第1の面113a及び第2の面113bは、それぞれ回転体7の回転方向に対して傾斜して形成されている。すなわち第1の面113aは、係止板72の外周面に対する角度θ5が鈍角となるように形成され、第2の面113bは、係止板72の外周面に対する角度θ6が鈍角となるように形成されている。これらの角度θ5及び角度θ6は、同一角度であってもよいが、本実施形態では角度θ5が角度θ6よりも小さくなっている。
このような構成のヘッドバンドのサイズ調整装置5によれば、非操作時には、第1爪部111及び第2爪部112のそれぞれが係止歯68に係止されて回転体7の両方向の回転が規制される。したがって、保護帽1の保管時や移動時等に、不意にヘッドバンド3のサイズが変動することが抑制される。
また第1爪部111及び第2爪部112の係止歯68との係合は、ヘッドバンド調整体8を回転させることで適宜解除されるため、操作が煩雑化することなくヘッドバンド3のサイズを容易に調整することができる。
また第1爪部111又は第2爪部112の一方が常に係止歯68に係合しているため、回転体7の回転方向に拘わらず、回転体7を比較的容易に所望の位置に配置することができる。したがって、回転体7の回転方向に拘わらず、ヘッドバンド3を比較的容易に所望のサイズに調整することができる。
さらに第1爪部111又は第2爪部112と共に、第3爪部113が常に係止歯68に接触(係合)しているため、回転体7を回転させる際、回転体7には常に適度な負荷がかかる。これにより、サイズ調整装置5を操作する作業者(着用者)は、適度な操作感でヘッドバンド調整体8を回転させることができる。また常に操作音が鳴ることで、回転体7の回転を作業者に伝えることができる。したがって、回転体7の回し過ぎ等を抑制でき、ヘッドバンド3のサイズ調整をさらに容易に行うことができるようになる。
次に、本実施形態に係るサイズ調整装置5における回転体7及びヘッドバンド調整体8の動きについて説明する。図13は、サイズ調整装置の動作を説明する図であり、図6のB-B線に対応する断面図である。
まず回転体7及びヘッドバンド調整体8が標準位置にある場合(図7参照)、つまりヘッドバンド調整体8を回転させていない非操作時である場合、第1の係止孔75に係入されている第1の係止突起83は、第1の腕部101に当接していないか、当接していても押圧はしていない。同様に、第2の係止孔76に係入されている第2の係止突起84も、第2の腕部102に当接していないか、当接していても押圧はしていない。この状態においては、第1の腕部101に設けられた第1爪部111と、第2の腕部102に設けられた第2爪部112とは、それぞれ係止歯68に係合されており、回転体7は両方向への回転が規制されている。すなわち第1爪部111の第の第1の面111aが係止歯68の当接面68aに当接することで、回転体7のL方向の回転が規制され、第2爪部112の第2の面112bが係止歯68の当接面68aに当接することで、回転体7のR方向の回転が規制される。したがって、例えば、ヘッドバンド3やヘッドバンド調整体8に多少の衝撃が加わったとしても、ヘッドバンド3のサイズが変化することはない。
この状態から、ヘッドバンド調整体8の操作部81を一方側(L方向)に回転させると(左回転時)、図13(a)に示すように、第1の係止孔75に係入された第1の係止突起83がL方向に移動して第1の腕部101に当接する。より詳しくは、第1の腕部101は、その先端部に逆側に向かって(R方向)に延設された折返し部101aを備えており、第1の係止突起83は、この第1の腕部101の折返し部101aに当接する。
ヘッドバンド調整体8の操作部81をさらにL方向に回転させると、第1の腕部101の折返し部101aが第1の係止突起83で押され、それに伴い第1の腕部101が、係止板72の中心側に撓み変形する。そして第1の係止突起83が第1の係止孔75の端部付近まで移動すると、第1の腕部101の外周部に設けられている第1爪部111の係止歯68との係合が解除され、回転体7がL方向に回転可能な状態となる。
なお第2爪部112については、ヘッドバンド調整体8をL方向に回転させる場合、係止板72の外周面に対して傾斜する第1の面112a(図11参照)が係止歯68に当接する。このため、第2爪部112は係止歯68に係止されることなく各係止歯68を通過する。その際、係止歯68によって第2爪部112が押されることで、第2の腕部102が係止板72の内側に撓み変形する。このため、ヘッドバンド調整体8を比較的弱い力で回転させた場合でも、第2爪部112は確実に各係止歯68を通過する。そして、この第2爪部112が各係止歯68を通過する際の負荷の変化が、作業者の操作感となる。
その後、ヘッドバンド調整体8の操作部81をさらL方向に回転させると、第1の係止突起83によって第1の腕部101がL方向に押されて、ヘッドバンド調整体8と共にピニオン71を含む回転体7がL方向に回転する。これにより、ヘッドバンド3の第1の保持部32と第2の保持部33とが、第1のラック35及び第2のラック37を介して互いに移動し、ヘッドバンド3のサイズは、大きくなる方向(開方向)に調整される。
なお本実施形態では、第1の係止突起83が第1の係止孔75の端部付近まで移動した時点で、第2の係止突起84は、第1の当接部77に当接する。したがって、回転体7は、ヘッドバンド調整体8の第1の係止突起83によって第1の腕部101がL方向に押されると共に、第2の係止突起84によって第1の当接部77がL方向に押される。このようにヘッドバンド調整体8によって回転体7を複数個所で押圧することで、回転体7をより良好に回転させることができる。
一方、回転体7及びヘッドバンド調整体8が標準位置にある状態(図7参照)から、ヘッドバンド調整体8の操作部81を他方側(R方向)に回転させると(右回転時)、図13(b)に示すように、第2の係止孔76に係入された第2の係止突起84がR方向に移動して第2の腕部102に当接する。より詳しくは、第2の腕部102は、その先端部に逆側に向かって(R方向)に延設された折返し部102aを備えており、第2の係止突起84は、この第2の腕部102の折返し部102aに当接する。
ヘッドバンド調整体8の操作部81をさらにR方向に回転させると、第2の腕部102の折返し部102aが第2の係止突起84で押され、それに伴い第2の腕部102が、係止板72の中心側に撓み変形する。そして第2の係止突起84が第1の係止孔75の端部付近まで移動すると、第2の腕部102の外周部に設けられている第2爪部112の係止歯68との係合が解除され、回転体7がR方向に回転可能な状態となる。またその際、第1の係止突起83は、第2の当接部78に当接する。
なおヘッドバンド調整体8をR方向に回転させる場合、第1爪部111は、係止板72の外周面に対して傾斜する第2の面111b(図10参照)が係止歯68に当接する。このため、第1爪部111は係止歯68に係止されることなく各係止歯68を通過する。その際、係止歯68によって第1爪部111が押されることで、第1の腕部101が係止板72の内側に撓み変形する。このため、ヘッドバンド調整体8を比較的弱い力で回転させた場合でも、第1爪部111は確実に各係止歯68を通過する。
その後、ヘッドバンド調整体8の操作部81をさらR方向に回転させると、第2の係止突起84によって第1の腕部101がR方向に押されると共に、第1の係止突起83によって第2の当接部78がR方向に押されて、ヘッドバンド調整体8と共にピニオン71を含む回転体7がR方向に回転する。これにより、ヘッドバンド3の第1の保持部32と第2の保持部33とが、第1のラック35及び第2のラック37を介して互いに移動し、ヘッドバンド3のサイズは、小さくなる方向(閉方向)に調整される。
また、このようにヘッドバンド調整体8を操作して回転体7を回転させる際、第3爪部113は、係止歯68によって係止されることはなく、各係止歯68を通過する。上述のように第3爪部113の第1の面113a及び第2の面113bは、それぞれ係止板72の外周面に対して傾斜する傾斜面となっている。このため、第3爪部113は係止歯68に係止されることなく各係止歯68を通過する。その際、係止歯68によって第3爪部113が押されることで、第3の腕部103が係止板72の内側に撓み変形する。
このため、ヘッドバンド調整体8を比較的弱い力で回転させた場合でも、第3爪部113が確実に各係止歯68を通過する。そして、第3爪部113が係止歯68を通過する際には、負荷が付与される。したがって第3爪部113が係止歯68を通過する際には、ヘッドバンド調整体8の回転に必要な力(回転力)が若干強まる。つまり第3爪部113が係止歯68を通過する際には、作業者の操作感が強まることになる。
また本実施形態では、第3爪部113は、係止板72の外周面に対する第1の面113aの角度θ5が、係止板72の外周面に対する第2の面113bの角度θ6よりも小さくなっている。このため、回転体7をL方向に回転させる際に第3爪部113が係止歯68を通過する際の負荷は、回転体7をR方向に回転させる際の負荷よりも大きくなる。つまりヘッドバンド調整体8を回転させる際の操作感は、回転体7をL方向に回転させるときの方が、回転体7をR方向に回転させるときよりも大きくなる。
このヘッドバンド調整体8の操作感は、第3爪部113や第3の腕部103の各部の寸法を変更することで適宜調整することができる。例えば、第3爪部113の上記角度θ5,θ6や、第3爪部113の突出量、或いは第3の腕部103の厚みや長さ等を変更することで、ヘッドバンド調整体8の操作感(回転力)を適宜調整することができる。
なお第1爪部111及び第1の腕部101の寸法、第2爪部112及び第2の腕部102の寸法を変更することによっても、ヘッドバンド調整体8の操作感(回転力)を調整することはできる。しかしながら、これらの寸法は、回転体7の回転を止める機能を優先して設定する必要があり、ヘッドバンド調整体8の操作感を適切な強さに調整できないことが考えられる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、勿論、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、係止板72が片持ち梁状の第3の腕部103を備え、第3爪部113がこの第3の腕部103の外周部に設けられた構成を例示したが、係止板72は必ずしも第3の腕部103が設けられていなくてもよい。係止板72の第3爪部113に対応する部位は、ヘッドバンド調整体8を回転する際、第3爪部113が係止歯68を通過できる程度に弾性変形するように形成されていればよい。
1 保護帽(ヘルメット)、 2 帽体、 3 ヘッドバンド、 4 顎紐、 5 サイズ調整装置、 6 ヘッドバンドガイド体、 7 回転体、 8 ヘッドバンド調整体、 31 バンド本体部、 32 第1の保持部、 33 第2の保持部、 34 第1の貫通孔、 35 第1のラック、 36 第2の貫通孔、 37 第2のラック、 38 係止部、 60A 第1ガイド部材、 60B 第2ガイド部材、 61 ガイド部、 62 当接領域、 63 筒部、 63a 底壁、 64 係合孔、 65 挿入孔、 66 連結部、 67 凹部、 68 係止歯、 68a 当接面、 69 挿入突起、 71 ピニオン、 72 係止板、 73 中心孔、 75 第1の係止孔、 76 第2の係止孔、 77 第1の当接部、 78 第2の当接部、 81 操作部、 82 軸部、 83 第1の係止突起、 84 第2の係止突起、 85 スリット部、 101 第1の腕部、 102 第2の腕部、 103 第3の腕部、 111 第1爪部、 112 第2爪部、 113 第3爪部

Claims (7)

  1. 帯状のバンド本体部と、前記バンド本体部の一端部に設けられて第1のラックが形成される第1の保持部と、前記バンド本体部の他端部に設けられて第2のラックが形成される第2の保持部と、を有するヘッドバンドと、
    前記第1の保持部と前記第2の保持部とを保持して前記ヘッドバンドを環状に形成するためのヘッドバンドガイド体と、
    前記ヘッドバンドガイド体に設けられた筒部内に回転可能に収容され、前記第1のラック及び前記第2のラックに噛合するピニオンと係止板とが一体的に形成された回転体と、
    前記係止板に係合して前記回転体を回転させることで前記ヘッドバンドのサイズを調整するヘッドバンド調整体と、
    を備えるヘッドバンドのサイズ調整装置であって、
    前記係止板は、
    周方向の一方側に向かって片持ち梁状に延在し、前記ヘッドバンド調整体の第1の係止突起が挿入される第1の係止孔を形成する第1の腕部と、
    周方向の他方側に向かって片持ち梁状に延在し、前記ヘッドバンド調整体の第2の係止突起が挿入される第2の係止孔を形成する第2の腕部と、をその周縁部に備え、
    且つ前記第1の腕部の外周部には、前記筒部の内周面に所定間隔で設けられる四角形状の複数の係止歯に係合して前記回転体の前記一方側への回転を規制する第1爪部が設けられ、前記第2の腕部の外周部には、前記係止歯に係合して前記回転体の前記他方側の回転を規制する第2爪部が設けられている
    ことを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置。
  2. 請求項1に記載のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、
    前記第1の腕部と前記第2の腕部の間の前記係止板の外周部には、前記係止歯に当接して前記回転体を回転させる際に負荷を付与する第3爪部が設けられている
    ことを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置。
  3. 請求項2に記載のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、
    前記係止板は、周方向に沿って片持ち梁状に延在する第3の腕部を、その周縁部に備え、
    前記第3爪部が、前記第3の腕部の外周部に設けられている
    ことを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置。
  4. 請求項1~3の何れか一項に記載のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、
    前記第1の腕部は、前記ヘッドバンド調整体を前記一方側に回転させた際、前記第1の係止突起が当接することで前記係止板の中心側に撓み変形し、
    前記第2の腕部は、前記ヘッドバンド調整体を前記他方側に回転させた際、前記第2の係止突起が当接することで前記係止板の中心側に撓み変形する
    ことを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置。
  5. 請求項1~4の何れか一項に記載のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、
    前記係止板は、
    前記ヘッドバンド調整体を前記一方側へ回転させて前記第1の係止突起が前記第1の腕部に当接する際に、前記第2の係止突起が当接する第1の当接部と、
    前記ヘッドバンド調整体を前記他方側へ回転させて前記第2の係止突起が前記第2の腕部に当接する際に、前記第1の係止突起が当接する第2の当接部と、を備える
    ことを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置。
  6. 請求項1~5の何れか一項に記載のヘッドバンドのサイズ調整装置であって、
    前記第1の保持部及び前記第2の保持部は、前記ヘッドバンドを保護帽の帽体に設置したときに、前記帽体とは反対側に凸となる円弧状に形成され、且つその中心が、前記ヘッドバンド本体よりも前記帽体側に位置している
    ことを特徴とするヘッドバンドのサイズ調整装置。
  7. 請求項1~6の何れか一項に記載のヘッドバンドのサイズ調整装置を備えることを特徴とする保護帽。
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