JP2023015043A

JP2023015043A - ランダムアクセスの方法および装置

Info

Publication number: JP2023015043A
Application number: JP2022163197A
Authority: JP
Inventors: ▲海▼博徐; Haibo Xu; 奕如 ▲クアン▼; Yiru Kuang; 振臻曹; Zhenzhen Cao; ▲鍵▼ 王; Jian Wang; 学▲龍▼ 王; Xuelong Wang
Original assignee: Huawei Technologies Co Ltd
Current assignee: Huawei Technologies Co Ltd
Priority date: 2017-11-15
Filing date: 2022-10-11
Publication date: 2023-01-31
Also published as: CN113905451A; EP3697162A1; EP4333541A2; US11528750B2; KR20220007708A; CN109788573B; EP3697162A4; EP3697162B1; JP2021503243A; CN113905451B; KR20200070399A; US20230056461A1; JP7159314B2; KR102350845B1; KR102568755B1; CN109788573A; US20200389922A1; EP4333541A3; WO2019095984A1

Abstract

【課題】ランダムアクセス（ＲＡ）の方法及び装置を提供する。【解決手段】方法は、第２のネットワーク装置（ＮＥ２）により第１のメッセージを第１のネットワーク装置（ＮＥ１）に送信しＮＥ１が受信するステップでを含む。第１のメッセージは、無線リソース制御（ＲＲＣ）接続再構成メッセージを含む。ＲＲＣ説続再構成メッセージは、ユーザ機器（ＵＥ）のためにＮＥ２のプライマリサービングセル（ＰＳセル）、ＰＳセルのアクティブなアップリンク（ＵＬ）及びダウンリンク（ＤＬ）ＢＷＰを示すために使用され、ＲＲＣ接続再構成メッセージがＵＬ及びＤＬＢＷＰ識別子を含む。方法はさらに、アクティブなＵＬ及びＤＬＢＷＰはＵＥのために構成されたＢＷＰであるステップと、ＮＥ１によりＲＲＣ説続再構成メッセージをＵＥに送信しＵＥが受信するステップと、ＵＥがアクティブなＵＬ及びＤＬＢＷＰでＮＥ２へのＲＡ手順を開始するステップと、を含む。【選択図】図４３

Description

本出願は、通信技術に関し、詳細には、ランダムアクセスの方法および装置に関する。

通信技術の継続的な開発により、第5世代（5th－Generation、5G）モバイル通信技術の研究および標準化が進行中である。ユーザ機器はネットワーク装置にアクセスする必要があり、したがって、5G技術では依然としてランダムアクセス手順が必要とされる。

従来技術では、複数のアップリンク帯域幅部分（bandwidth part、略称BWP）がユーザ機器のために構成される。しかしながら、1つのアップリンクBWPだけがアクティブ状態であり、ユーザ機器は、アクティブ状態のアップリンクBWPを使用することによって、ネットワーク装置にメッセージなどを送信することができる。ランダムアクセス手順では、ネットワーク装置はユーザ機器にメッセージ0を送信する。メッセージ0は、ランダムアクセスを実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。ユーザ機器は、アクティブ状態のアップリンクBWPでネットワーク装置にメッセージ1を送信する。メッセージ1は、ランダムアクセスプリアンブル（Preamble）を含む。ネットワーク装置は、ユーザ機器にメッセージ2を送信する。メッセージ2はランダムアクセス応答（random access response、RAR）メッセージであり、RARメッセージはアップリンクスケジューリングリソース（UL grant）を含み、UL grantは、メッセージ1をネットワーク装置に送信するためにユーザ機器によって使用されるアップリンクBWPに対応するUL grantである。次に、ユーザ機器は、UL grantを使用することによりアップリンクデータをネットワーク装置に送信する。

しかしながら、従来技術では、異なるBWPは異なる構成情報を有することがあり、構成情報は、送信時間長および／またはサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセットを含む。ランダムアクセス手順では、メッセージ1をネットワーク装置に送信するためにユーザ機器によって使用されるアップリンクBWPの構成情報は、ユーザ機器がアップリンクデータをネットワーク装置に送信するときに必要とされる構成情報と一致しない場合がある。したがって、ユーザ機器は、RARメッセージ内にあり、かつアップリンクBWPに対応するUL grantを使用することによりアップリンクデータを送信できず、RARメッセージ内にあり、かつアップリンクBWPに対応するUL grantを浪費する。

本出願は、RARメッセージ内にあり、かつアップリンクBWPに対応するUL grantが浪費されるという問題を解決するために、ランダムアクセスの方法および装置を提供する。

第1の態様によれば、本出願はランダムアクセスの方法を提供し、本方法は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信するステップであって、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ステップと、
ユーザ機器によって、制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始するステップと、
を含む。

可能な設計では、制御シグナリングは物理ダウンリンク制御チャネル命令PDCCH orderである。

可能な設計では、ユーザ機器によって、制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始するステップが、
ユーザ機器によって、BWP識別子に対応するBWPでランダムアクセス手順を開始するステップ
を含む。

可能な設計では、ユーザ機器によって、制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始するステップの前に、本方法は、
ユーザ機器によって、BWPをアクティブ化するステップ
をさらに含む。

可能な設計では、BWPはアップリンクBWPである。

可能な設計では、ユーザ機器によって、BWP識別子に対応するBWPでランダムアクセス手順を開始するステップが、
ユーザ機器によって、アップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するステップと、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信された第1のランダムアクセス応答RARメッセージを受信するステップであって、第1のRARメッセージが第1のアップリンク許可UL grantを含む、ステップと、
ユーザ機器によって、アップリンクBWPでアップリンク伝送を実行するステップであって、アップリンク伝送に使用される物理リソースが第1のUL grantによって示される物理リソースである、ステップと、
を含む。

可能な設計では、BWPが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

可能な設計では、ユーザ機器によって、BWP識別子に対応するBWPでランダムアクセス手順を開始するステップが、
ユーザ機器によって、BWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するステップと、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信された第2のRARメッセージを受信するステップであって、第2のRARメッセージが第2のUL grantを含む、ステップと、
ユーザ機器によって、BWPのアップリンクBWPで伝送を実行するステップであって、伝送に使用される物理リソースが第2のUL grantによって示される物理リソースである、ステップと、
を含む。

可能な設計では、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングがBWP識別子を含む、または
任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングがBWP識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される、または
セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングがBWP識別子を含む、または
少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングがBWP識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される。

第2の態様によれば、本出願はランダムアクセスの方法を提供し、本方法は、
ネットワーク装置によって、制御シグナリングをユーザ機器に送信するステップであって、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ステップ
を含む。

可能な設計では、BWP識別子に対応するBWPがアップリンクBWPである。

可能な設計では、BWP識別子に対応するBWPが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

第3の態様によれば、本出願はランダムアクセスの方法を提供し、本方法は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたランダムアクセス応答RARメッセージを受信するステップであって、RARメッセージが帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ステップと、
ユーザ機器によって、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するステップと、
を含む。

可能な設計では、RARメッセージがアップリンク許可UL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

可能な設計では、アップリンク伝送に使用される物理リソースがUL grantによって示される物理リソースである。

可能な設計では、ユーザ機器によって、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するステップの前に、本方法は、
ユーザ機器によって、第1のBWPをアクティブ化するステップ
をさらに含む。

可能な設計では、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信するステップの前に、本方法は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信するステップであって、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される、ステップと、
ユーザ機器によって、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するステップと、
をさらに含む。

可能な設計では、ユーザ機器によって、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するステップの前に、本方法は、
ユーザ機器によって、第2のBWPをアクティブ化するステップ
をさらに含む。

可能な設計では、制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む。

可能な設計では、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む、または
任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される、または
セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む、または
少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される。

可能な設計では、第2のBWPがユーザ機器の第1のサービングセルにおけるBWPであり、
第1のサービングセルが、ユーザ機器が制御シグナリングを受信するときに使用されるサービングセルである、または第1のサービングセルが、ユーザ機器が制御シグナリングを受信するときに使用される第2のサービングセルを使用することによってスケジュールされたサービングセルである。

可能な設計では、第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の初期のアクティブなBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のアクティブなBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器のデフォルトのBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいてランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用される、または
第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいて非競合ランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用されるBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器がランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器が非競合ランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである。

可能な設計では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。

可能な設計では、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信するステップが、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPであり、
第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、ステップ
を含む。

可能な設計では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。

可能な設計では、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信するステップが、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を含む。

可能な設計では、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信するステップが、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第4のBWPで受信するステップであって、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、
第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、ステップ
を含む。

可能な設計では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、
ユーザ機器によって、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するステップの後に、本方法は、
ユーザ機器によって、第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するステップ
をさらに含む。

第4の態様によれば、本出願はランダムアクセスの方法を提供し、本方法は、
ネットワーク装置によって、ランダムアクセス応答RARメッセージをユーザ機器に送信するステップであって、RARメッセージが帯域幅部分BWP識別子を含むか示し、BWP識別子が第1のBWPに対応する、ステップ
を含む。

可能な設計では、ネットワーク装置によって、RARメッセージをユーザ機器に送信するステップの前に、本方法は、
ネットワーク装置によって、制御シグナリングをユーザ機器に送信するステップであって、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される、ステップ
をさらに含む。

可能な設計では、第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の初期のアクティブなBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のアクティブなBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器のデフォルトのBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいてランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用される、または
第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいて非競合ランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用されるBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器がランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器が非競合ランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである。
可能な設計では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。

可能な設計では、ネットワーク装置によって、RARメッセージをユーザ機器に送信するステップが、
ネットワーク装置によって、第3のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPであり、
第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、ステップ
を含む。

可能な設計では、ネットワーク装置によって、RARメッセージをユーザ機器に送信するステップが、
ネットワーク装置によって、第2のBWPのアップリンクBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信するステップ
を含む。

可能な設計では、ネットワーク装置によって、RARメッセージをユーザ機器に送信するステップが、
ネットワーク装置によって、第4のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信するステップであって、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、
第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、ステップ
を含む。

第5の態様によれば、本出願はランダムアクセスの方法を提供し、本方法は、
ユーザ機器によって、第1のネットワーク装置によって送信された無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信するステップであって、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置によって第1のネットワーク装置に送信された第1のメッセージに含まれ、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブな帯域幅部分BWPを示すために使用される、ステップと、
ユーザ機器によって、アクティブなBWPでランダムアクセス手順を開始するステップと、
を含む。

可能な設計では、アクティブなBWPがプライマリサービングセルの共通構成情報のBWPである、または
RRC接続再構成メッセージが第1のBWP識別子を含み、第1のBWP識別子に対応するBWPがアクティブなBWPである。

可能な設計では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含み、
ユーザ機器によって、アクティブなBWPでランダムアクセス手順を開始するステップが、
ユーザ機器によって、アクティブなBWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信するステップと、
ユーザ機器によって、第2のネットワーク装置によって送信されたランダムアクセス応答RARメッセージを、アクティブなBWPのダウンリンクBWPで受信するステップであって、RARメッセージがアップリンク許可UL grantを含む、ステップと、
ユーザ機器によって、アクティブなBWPのアップリンクBWPでアップリンク伝送を実行するステップであって、アップリンク伝送に使用される物理リソースがUL grantによって示される物理リソースである、ステップと、
を含む。

可能な設計では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、
ユーザ機器によって、アクティブなBWPでランダムアクセス手順を開始するステップが、
ユーザ機器によって、BWPペアのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信するステップと、
ユーザ機器によって、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、BWPペアのダウンリンクBWPで受信するステップであって、RARメッセージがUL grantを含む、ステップと、
ユーザ機器によって、BWPペアのアップリンクBWPでアップリンク伝送を実行するステップであって、アップリンク伝送に使用される物理リソースがUL grantによって示される物理リソースである、ステップと、
を含む。

可能な設計では、第1のメッセージが、第2のネットワーク装置が第1のネットワーク装置によって送信された第2のメッセージを受信した後に第2のネットワーク装置によって送信された応答メッセージであり、
第2のメッセージが次の情報、すなわち、
ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、およびユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、または論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、または論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報
のうちの少なくとも1つを含む。

可能な設計では、アップリンクBWPに関する情報が、アップリンクBWPの識別子、アップリンクBWPのサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセット、およびアップリンクBWPの帯域幅値のうちの少なくとも1つを含み、
BWPペアに関する情報が、BWPペアの識別子、BWPペアのサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセット、およびBWPペアの帯域幅値のうちの少なくとも1つを含み、
論理チャネルに関する情報が、論理チャネルの識別子、各論理チャネルがマッピングされるサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセット、各論理チャネルに対応するデータ無線ベアラ、および指示情報であって、指示情報が、各論理チャネルまたは対応する各データ無線ベアラが伝送に利用可能なアップリンクデータを有するか否かを示す、指示情報のうちの少なくとも1つを含む。

第6の態様によれば、本出願はランダムアクセスの方法を提供し、本方法は、
第1のネットワーク装置によって、第2のネットワーク装置によって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、第1の受信メッセージが、無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを含む、ステップと、
第1のネットワーク装置によって、RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信するステップであって、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブな帯域幅部分BWPを示すために使用される、ステップと、
を含む。

可能な設計では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含む。

可能な設計では、アクティブなBWPが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

可能な設計では、第1のネットワーク装置によって、第2のネットワーク装置によって送信された第1のメッセージを受信するステップの前に、本方法は、
第1のネットワーク装置によって、第2のメッセージを第2のネットワーク装置に送信するステップであって、
第2のメッセージが次の情報、すなわち、
ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、およびユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、または論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、または論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報
のうちの少なくとも1つを含む、ステップ
をさらに含む。

第7の態様によれば、本出願はランダムアクセスの方法を提供し、本方法は、
ユーザ機器によって、第1のネットワーク装置によって送信された無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信するステップであって、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置によって第1のネットワーク装置に送信された第1のメッセージに含まれ、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブな帯域幅部分BWPを示すために使用される、ステップと、
ユーザ機器によって、アクティブなBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信するステップと、
ユーザ機器によって、第2のネットワーク装置によって送信されたランダムアクセス応答RARメッセージを、アクティブなBWPで受信するステップであって、RARメッセージが第1の帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ステップと、
ユーザ機器によって、第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するステップと、
を含む。

可能な設計では、アクティブなBWPがプライマリサービングセルの共通構成情報のBWPである、または
RRC接続再構成メッセージが第2のBWP識別子を含み、第2のBWP識別子に対応するBWPがアクティブなBWPである。

可能な設計では、ユーザ機器によって、第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するステップの前に、本方法は、
ユーザ機器によって、第1のBWPをアクティブ化するステップ
をさらに含む。

可能な設計では、第1のBWPがアップリンクBWPであり、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含み、第1のBWPとアクティブなBWPのアップリンクBWPとは同じBWPであっても異なるBWPであってもよい、または
第1のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPとアクティブなBWPとは同じBWPであっても異なるBWPであってもよい。

第8の態様によれば、本出願はランダムアクセスの方法を提供し、本方法は、
第2のネットワーク装置によって、ユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを、アクティブな帯域幅部分BWPで受信するステップであって、ランダムアクセスプリアンブルは、ユーザ機器が第1のネットワーク装置によって送信された無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信した後に、ユーザ機器によって送信され、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される、ステップと、
第2のネットワーク装置によって、アクティブなBWPでランダムアクセス応答RARメッセージをユーザ機器に送信するステップであって、RARメッセージが第1の帯域幅部分BWP識別子を含むか示し、第1のBWP識別子が第1のBWPに対応する、ステップと、
を含む。

可能な設計では、第2のネットワーク装置によって、ユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを、アクティブなBWPで受信するステップの前に、本方法は、
第2のネットワーク装置によって、第1のネットワーク装置によって送信された第2のメッセージを受信するステップであって、
第2のメッセージが次の情報、すなわち、
ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、およびユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、または論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、または論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報
のうちの少なくとも1つを含む、ステップ
をさらに含む。

第9の態様によれば、本出願はユーザ機器を提供し、ユーザ機器が、
ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ように構成された受信モジュールと、
制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始するように構成されたアクセスモジュールと、
を備える。

可能な設計では、アクセスモジュールが、
BWP識別子に対応するBWPでランダムアクセス手順を開始する
ように特に構成される。

可能な設計では、ユーザ機器が、
アクセスモジュールが制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始する前に、BWPをアクティブ化するように構成されたアクティブ化モジュール
をさらに備える。

可能な設計では、BWPはアップリンクBWPである。

可能な設計では、アクセスモジュールが、
アップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するように構成された第1の送信サブモジュールと、
ネットワーク装置によって送信された第1のランダムアクセス応答RARメッセージを受信し、第1のRARメッセージが第1のアップリンク許可UL grantを含む、ように構成された第1の受信サブモジュールと、
アップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースが第1のUL grantによって示される物理リソースである、ように構成された第1の伝送サブモジュールと、
を備える。

可能な設計では、アクセスモジュールが、
BWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するように構成された第2の送信サブモジュールと、
ネットワーク装置によって送信された第2のRARメッセージを受信し、第2のRARメッセージが第2のUL grantを含む、ように構成された第2の受信サブモジュールと、
BWPのアップリンクBWPで伝送を実行し、伝送に使用される物理リソースが第2のUL grantによって示される物理リソースである、ように構成された第2の伝送サブモジュールと、
を備える。

第10の態様によれば、本出願はネットワーク装置を提供し、ネットワーク装置が、
制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ように構成された送信モジュール
を備える。

第11の態様によれば、本出願はユーザ機器を提供し、ユーザ機器が、
ネットワーク装置によって送信されたランダムアクセス応答RARメッセージを受信し、RARメッセージが帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ように構成された第1の受信モジュールと、
BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するように構成された伝送モジュールと、
を備える。

可能な設計では、ユーザ機器が、
伝送モジュールがBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する前に、第1のBWPをアクティブ化するように構成された第1のアクティブ化モジュール
をさらに備える。

可能な設計では、ユーザ機器が、
第1の受信モジュールがネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信する前に、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される、ように構成された第2の受信モジュールと、
第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するように構成された送信モジュールと、
をさらに備える。

可能な設計では、ユーザ機器が、
送信モジュールが、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する前に、第2のBWPをアクティブ化するように構成された第2のアクティブ化モジュール
をさらに備える。

可能な設計では、第1の受信モジュールが、
ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信し、第3のBWPがダウンリンクBWPであり、
第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、
ように特に構成される。

可能な設計では、第1の受信モジュールが、
ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信する
ように特に構成される。

可能な設計では、第1の受信モジュールが、
ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第4のBWPで受信し、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、
第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、
ように特に構成される。

可能な設計では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、
ユーザ機器が、
送信モジュールが、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信した後に、第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するように構成された第3のアクティブ化モジュール
をさらに備える。

第12の態様によれば、本出願はネットワーク装置を提供し、ネットワーク装置が、
ランダムアクセス応答RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージが帯域幅部分BWP識別子を含むか示し、BWP識別子が第1のBWPに対応する、ように構成された第1の送信モジュール
を備える。

可能な設計では、ネットワーク装置が、
第1の送信モジュールがRARメッセージをユーザ機器に送信する前に、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される、ように構成された第2の送信モジュール
をさらに備える。

可能な設計では、第1の送信モジュールが、
第3のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信し、第3のBWPがダウンリンクBWPであり、
第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、
ように特に構成される。

可能な設計では、第1の送信モジュールが、
第2のBWPのアップリンクBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信する
ように特に構成される。

可能な設計では、第1の送信モジュールが、
第4のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信し、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、
第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、
ように特に構成される。

第13の態様によれば、本出願はユーザ機器を提供し、ユーザ機器が、
第1のネットワーク装置によって送信された無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置によって第1のネットワーク装置に送信された第1のメッセージに含まれ、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブな帯域幅部分BWPを示すために使用される、ように構成された受信モジュールと、
アクティブなBWPでランダムアクセス手順を開始するように構成されたアクセスモジュールと、
を備える。

可能な設計では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含み、
アクセスモジュールが、
アクティブなBWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信するように構成された第1の送信サブモジュールと、
第2のネットワーク装置によって送信されたランダムアクセス応答RARメッセージを、アクティブなBWPのダウンリンクBWPでユーザ機器によって受信し、RARメッセージがアップリンク許可UL grantを含む、ように構成された第1の受信サブモジュールと、
アクティブなBWPのアップリンクBWPでアップリンク伝送をユーザ機器によって実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースがUL grantによって示される物理リソースである、ように構成された第1の伝送サブモジュールと、
を備える。

可能な設計では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、
アクセスモジュールが、
BWPペアのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2ネットワーク装置に送信するように構成された第2の送信サブモジュールと、
第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、BWPペアのダウンリンクBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含む、ように構成された第2の受信サブモジュールと、
BWPペアのアップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースがUL grantによって示される物理リソースである、ように構成された第2の伝送サブモジュールと、
を備える。

第14の態様によれば、本出願は第1のネットワーク装置を提供し、第1のネットワーク装置が、
第2のネットワーク装置によって送信された第1のメッセージを受信し、第1の受信メッセージが無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを含む、ように構成された受信モジュールと、
RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信し、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブな帯域幅部分BWPを示すために使用される、ように構成された第1の送信モジュールと、
を備える。

可能な設計では、第1のネットワーク装置が、
受信モジュールが第2のネットワーク装置によって送信された第1のメッセージを受信する前に、第2のメッセージを第2のネットワーク装置に送信し、
第2のメッセージが次の情報、すなわち、
ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、およびユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、または論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、または論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報
のうちの少なくとも1つを含む、ように構成された第2の送信モジュール
をさらに備える。

第15の態様によれば、本出願はユーザ機器を提供し、ユーザ機器が、
第1のネットワーク装置によって送信された無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置によって第1のネットワーク装置に送信された第1のメッセージに含まれ、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブな帯域幅部分BWPを示すために使用される、ように構成された第1の受信モジュールと、
アクティブなBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信するように構成された送信モジュールと、
第2のネットワーク装置によって送信されたランダムアクセス応答RARメッセージを、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージが第1の帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ように構成された第2の受信モジュールと、
第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するように構成された伝送モジュールと、
を備える。

可能な設計では、ユーザ機器が、
伝送モジュールが第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する前に、第1のBWPをアクティブ化するように構成されたアクティブ化モジュール
をさらに備える。

第16の態様によれば、本出願は第2のネットワーク装置を提供し、第2のネットワーク装置が、
ユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを、アクティブな帯域幅部分BWPで受信し、ランダムアクセスプリアンブルは、ユーザ機器が第1のネットワーク装置によって送信された無線リソース制御RRC接続再構成メッセージを受信した後に、ユーザ機器によって送信され、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される、ように構成された第1の受信モジュールと、
アクティブなBWPでランダムアクセス応答RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージが第1の帯域幅部分BWP識別子を含むか示し、第1のBWP識別子が第1のBWPに対応する、ように構成された送信モジュールと、
を備える。

可能な設計では、第2のネットワーク装置が
第1の受信モジュールがユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルをアクティブなBWPで受信する前に、第1のネットワーク装置によって送信された第2のメッセージを受信し、
第2のメッセージが次の情報、すなわち、
ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、およびユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、または論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、または論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報
のうちの少なくとも1つを含む、ように構成された第2の受信モジュール
をさらに備える。

第17の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器が、第1の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第18の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第1の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第19の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器が、第1の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがユーザ機器に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、特許請求の範囲の第1の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

第20の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第1の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第21の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第20の態様によるプログラムを含む。

第22の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置が、第2の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第23の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第2の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第24の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置が、第2の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがネットワーク装置に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、特許請求の範囲の第2の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

第25の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第2の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第26の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第25の態様によるプログラムを含む。

第27の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器が、第3の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第28の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第3の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第29の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器が、第3の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがユーザ機器に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、第3の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

第30の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第3の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第31の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第30の態様によるプログラムを含む。

第32の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置が、第4の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第33の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第4の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第34の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置が、第4の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがネットワーク装置に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、第4の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

第35の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第4の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第36の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第35の態様によるプログラムを含む。

第37の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器が、第5の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第38の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第5の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第39の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器が、第5の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがユーザ機器に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、第5の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

第40の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第5の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第41の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第40の態様によるプログラムを含む。

第42の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置が、第6の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第43の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第6の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第44の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置が、第6の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがネットワーク装置に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、第6の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

第45の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第6の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第46の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第45の態様によるプログラムを含む。

第47の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器が、第7の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第48の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第7の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第49の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器が、第7の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがユーザ機器に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、第7の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

第50の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第7の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第51の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第50の態様によるプログラムを含む。

第52の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置が、第8の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第53の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第8の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第54の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置が、第8の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがネットワーク装置に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、第8の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

第55の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第8の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第56の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第55の態様によるプログラムを含む。

ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示し、またユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行することが分かる。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示されたBWP識別子に基づいてランダムアクセス手順を完了することができる。BWP識別子に対応するBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

本出願は、タイマーが始動、再始動、または停止されるシナリオは包括的ではないために端末装置がタイマーを正しく始動、再始動、または停止できない場合があり、したがって端末装置がデフォルトのダウンリンクBWPに正しく切り替えることができず、端末装置の消費電力削減に影響するという従来技術の問題を解決するために、タイマー処理の方法および装置をさらに提供する。

第57の態様によれば、本出願はタイマー処理の方法を提供し、本方法は、
端末装置によって、ネットワーク装置によって送信された物理ダウンリンク制御チャネル命令PDCCH orderメッセージを受信するステップであって、端末装置のタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンク帯域幅部分BWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ステップと、
端末装置によって、タイマーを始動または再始動するステップと、
を含む。

可能な設計では、PDCCH orderメッセージがダウンリンクBWPの識別子を含み、ダウンリンクBWPの識別子によって示されるダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない。

第58の態様によれば、本出願はタイマー処理の方法を提供し、本方法は、
端末装置によって、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信するステップであって、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように端末装置に命令するために使用される、ステップと、
端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動するステップであって、タイマーが、アクティブなダウンリンク帯域幅部分BWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ステップと、
を含む。

可能な設計では、セカンダリサービングセルが非アクティブ状態である。

可能な設計では、端末装置によって、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信するステップの前に、本方法は、
端末装置によって、ネットワーク装置によって送信された無線リソース制御RRCメッセージを受信するステップであって、RRCメッセージが指示情報を含み、指示情報が少なくとも1つのセカンダリサービングセルを追加または変更するように命令するために使用され、RRCメッセージがセカンダリサービングセルの第1のダウンリンクBWPをさらに含み、第1のダウンリンクBWPがセカンダリサービングセルがアクティブ化されたときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPであり、第1のダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない、ステップ
をさらに含む。

可能な設計では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、
端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動するステップが、
端末装置によって、端末装置の媒体アクセス制御MAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動するように端末装置の物理層に命令するステップ
を含む。

第59の態様によれば、タイマー処理の方法が提供され、本方法は、
端末装置によって、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信するステップであって、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを非アクティブ化するように端末装置に命令するために使用され、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンク帯域幅部分BWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ステップと、
端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットするステップ、または端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするステップと、
を含む。

可能な設計では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、
端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットするステップが、
端末装置によって、端末装置の媒体アクセス制御MAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動するように端末装置の物理層に命令するステップ
を含む、または
端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連するタイマーを停止およびリセットするステップが、
端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するステップ
を含む。

第60の態様によれば、タイマー処理の方法が提供され、本方法は、
端末装置によって、セカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れになったことを判定するステップであって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンク帯域幅部分BWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ステップと、
端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットするステップ、または端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするステップと、
を含む。

第61の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、
ネットワーク装置によって送信された物理ダウンリンク制御チャネル命令PDCCH orderメッセージを受信し、端末装置のタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンク帯域幅部分BWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成された受信モジュールと、
タイマーを始動または再始動するように構成された稼働モジュールと、
を備える。

第62の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、
ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように端末装置に命令するために使用される、ように構成された第1の受信モジュールと、
セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動し、タイマーが、アクティブなダウンリンク帯域幅部分BWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成された稼働モジュールと、
を備える。

可能な設計では、端末装置が、
第1の受信モジュールがネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信する前に、ネットワーク装置によって送信された無線リソース制御RRCメッセージを受信し、RRCメッセージが指示情報を含み、指示情報が少なくとも1つのセカンダリサービングセルを追加または変更するように命令するために使用され、RRCメッセージがセカンダリサービングセルの第1のダウンリンクBWPをさらに含み、第1のダウンリンクBWPがセカンダリサービングセルがアクティブ化されたときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPであり、第1のダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない、ように構成された第2の受信モジュール
をさらに備える。

可能な設計では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、
稼働モジュールが、端末装置の媒体アクセス制御MAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動するように端末装置の物理層に命令するように特に構成される。

第63の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、
ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを非アクティブ化するように端末装置に命令するために使用され、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンク帯域幅部分BWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成された受信モジュールと、
セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットする、または端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように構成された処理モジュールと、
を備える。

可能な設計では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、
処理モジュールが、端末装置の媒体アクセス制御MAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットするように端末装置の物理層に命令する、または端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するように特に構成される。

第64の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、
セカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れになったことを判定し、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンク帯域幅部分BWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成された判定モジュールと、
セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットするステップ、または端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように構成された処理モジュールと、
を備える。

第65の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、第57の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第66の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第57の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第67の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、第57の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備える。

第68の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第57の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第69の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第68の態様によるプログラムを含む。

第70の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、第58の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第71の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第58の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第72の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、第58の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備える。

第73の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第58の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第74の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第73の態様によるプログラムを含む。

第75の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、第59の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第76の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第59の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第77の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、第59の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備える。

第78の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第59の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第79の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第78の態様によるプログラムを含む。

第80の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、第60の態様による任意の方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段（means）を備える。

第81の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリがプログラムを格納するように構成され、プロセッサが、第60の態様による任意の方法を実行するためにメモリに格納されたプログラムを呼び出す。

第82の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置が、第60の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備える。

第83の態様によれば、プログラムが提供され、プログラムが、プロセッサによって実行されると、第60の態様による任意の方法を実行するように構成される。

第84の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ可読記憶媒体が第83の態様によるプログラムを含む。

上記の態様では、端末装置が、ネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージを受信し、端末装置のタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーであり、端末装置がタイマーを始動または再始動することが分かる。したがって、端末装置のタイマーが稼働している場合、ネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージが受信された後に、タイマーを始動するべきか再始動するべきかが検討される。このようにして、タイマーの動作シナリオが提供される。

本出願の一実施形態によるアプリケーションシナリオの概略図である。本出願の一実施形態による別のアプリケーションシナリオの概略図である。本出願の一実施形態によるアプリケーションシナリオのシグナリング図である。本出願の一実施形態による非競合ランダムアクセス手順のシグナリング図1である。本出願の一実施形態による非競合ランダムアクセス手順のシグナリング図2である。本出願の一実施形態による非競合ランダムアクセス手順のシグナリング図3である。本発明の一実施形態によるランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態によるランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図1である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図2である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図1である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図2である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリングである。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリングである。本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。本出願の一実施形態によるユーザ機器の概略的な構成図である。本出願の一実施形態によるネットワーク装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態によるアプリケーションシナリオの概略図である。本発明の一実施形態によるタイマー処理の方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態によるタイマー処理の方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法のシグナリング図である。本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法の概略的な流れ図である。本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法のシグナリング図である。本出願の一実施形態による端末装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。

本出願の実施形態は、5G通信システムまたは将来生じ得る別のシステムに適用される。当業者による理解を容易にするために、以下は、本出願におけるいくつかの用語を説明する。本出願の実施形態における解決策が5Gシステムまたは将来生じ得る別のシステムに適用される場合、ネットワーク装置の名称および端末の名称が変わる場合があるが、本出願の実施形態における解決策の実施には影響しないことに留意されたい。

（1）端末または端末装置とも呼ばれるユーザ機器は、音声および／またはデータ接続をユーザに提供する装置、例えば、無線接続機能を備えたハンドヘルド装置または車載装置である。一般的なユーザ機器は、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス（mobile internet device、MID）、およびウェアラブルデバイスを含み、ウェアラブルデバイスは、例えば、スマートウォッチ、スマートバンド、または歩数計である。

（2）無線アクセスネットワーク（Radio Access Network、RAN）装置とも呼ばれるネットワーク装置は、ユーザ機器を無線ネットワークに接続するための装置である。様々な通信規格のネットワーク装置が存在する。例えば、ネットワーク装置は、基地局、発展型NodeB（evolved Node B、eNB）、無線ネットワークコントローラ（radio network controller、RNC）、NodeB（Node B、NB）、ネットワーク装置コントローラ（base station controller、BSC）、ネットワーク装置トランシーバステーション（base transceiver station、BTS）、ホームネットワーク装置（例えば、home evolved NodeBまたはhome NodeB、HNB）、ベースバンドユニット（baseband unit、BBU）、中継局、基地局の分配ユニット（distribute unit、DU）、基地局の中央ユニット（central unit、CU）などを含むが、これらに限定されない。

（3）帯域幅部分（band width part、BWP）に関して、セルの帯域幅が広い場合、ユーザ機器は、セルの帯域幅の一部でのみ動作することができる。セルの帯域幅の各部分は、1つのBWPと呼ばれる。

（4）様々な周波数規格のネットワーク装置が存在する。例えば、ネットワーク装置は、低周波ネットワーク装置および高周波ネットワーク装置を含むが、これらに限定されない。

（5）「複数」は2つ以上を意味し、他の数量詞も同様である。「および／または」という用語は、関連するオブジェクト間の関連関係を説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび／またはBは、次の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBとの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合を表すことができる。文字「／」は、関連するオブジェクト間の「論理和」関係を一般に示す。

図1aは、本出願の一実施形態によるアプリケーションシナリオの概略図である。図1aに示されるネットワーキングアーキテクチャは、ネットワーク装置01およびユーザ機器02を主に含む。ネットワーク装置01は、ユーザ機器02と通信することができる。図1bは、本出願の一実施形態による別のアプリケーションシナリオの概略図である。図1bに示されるネットワーキングアーキテクチャは、ネットワーク装置03、ネットワーク装置04、およびユーザ機器05を主に含む。ユーザ機器05は、ネットワーク装置03からネットワーク装置04にハンドオーバされる必要がある。

本出願では、ブロードバンドキャリアにおいて、ネットワーク装置は、1つのユーザ機器のために少なくとも1つのダウンリンクBWPと少なくとも1つのアップリンクBWPとを構成し得る。各ダウンリンクBWPは1つのBWP識別子を有し、各アップリンクBWPは1つのBWP識別子を有する。図2は、本出願の一実施形態によるBWPの概略図である。各BWPは、少なくとも1つの物理リソースブロック（physical resource block、PRB）を占有し得る。1つのBWPは、サブキャリア間隔（subcarrier spacing）とサイクリックプレフィックス長（cyclic prefix）との1つの物理層パラメータセットをサポートする。パラメータセットは、サブキャリア間隔構成情報、サイクリックプレフィックス長構成情報などを含む。異なるBWPによりサポートされているパラメータセットは、同じであっても異なっていてもよい。

5Gの最初のバージョンでは、1つのユーザ機器は、1つのサービングセルにおいて常に1つのアクティブなダウンリンクBWPおよび1つのアクティブなアップリンクBWPしか持たない。しかしながら、ユーザ機器は、BWPの切り替えを動的に実行することができる。換言すれば、BWPの切り替えを完了するために、ユーザ機器は、アクティブ状態のBWPを非アクティブ化し、次に、ユーザ機器は、非アクティブ状態のBWPをアクティブ化し得る。具体的には、従来技術では、ネットワーク装置は、ダウンリンク制御情報（downlink control information、DCI）を使用することによって、異なって構成されたBWP間で切り替えるようにユーザ機器を動的に制御する。例えば、ネットワーク装置は、ダウンリンクBWP間で切り替えるようにユーザ機器を制御するためにダウンリンク伝送DCIをスケジュールする。具体的には、ネットワーク装置はDCIをユーザ機器に送信する。DCIは、ダウンリンク伝送スケジューリングのためのDCIであり、DCIは、BWP識別子を含む。次に、ユーザ機器は、BWP識別子に対応するダウンリンクBWPをアクティブ化し、ユーザ機器は、ダウンリンクBWPで、DCIを使用することによってスケジュールされた物理ダウンリンク共有チャネル（physical downlink shared channel、PDSCH）を受信し得る。別の例では、ネットワーク装置は、アップリンクBWP間で切り替えるようにユーザ機器を制御するためにアップリンク伝送DCIをスケジュールする。具体的には、ネットワーク装置はDCIをユーザ機器に送信する。DCIは、アップリンク伝送スケジューリングのためのDCIであり、DCIは、BWP識別子を含む。次に、ユーザ機器は、BWP識別子に対応するアップリンクBWPをアクティブ化し、ユーザ機器は、アップリンクBWPで、DCIを使用することによってスケジュールされたPUSCHを送信し得る。

1つのユーザ機器が複数のサービスを有する場合がある。同じサービス品質（quality of service、QoS）要件を持つサービスは、伝送のために同じデータ無線ベアラにマッッピングされ得る。異なるQoS要件を持つサービスは、伝送のために異なるデータ無線ベアラにマッピングされる必要があり、サービスはアップリンク許可（UL grant）を使用することにより伝送される必要がある。異なるQoS要件を持つサービスのそれぞれの伝送中に、サービスに対応するUL grantが判定される必要がある。UL grantは、サービスのQoS要件に対応する構成情報を有し、構成情報は、上述のパラメータセットおよび／または送信時間長を含む。

ネットワーク装置は、データ無線ベアラに対応する論理チャネルとユーザ機器のための構成情報との間のマッピング関係を構成し、構成情報は、各データ無線ベアラ上のデータパケットが適切なUL grantを使用することにより送信され得ることを確保するために、上述のパラメータセットおよび／または送信時間長を含む。適切なUL grantは、データパケットのQoS要件に一致する構成情報を有する。具体的には、ネットワーク装置は、ユーザ機器にUL grantを割り当てる。UL grantによって示される上記のパラメータセットおよび／または送信時間長が、論理チャネルのパラメータセットおよび／または送信時間長と一致するとユーザ機器が判定した場合にのみ、ユーザ機器は、UL grantを使用することにより論理チャネルのデータを送信することができる。

加えて、キャリアアグリゲーション機能が端末装置のために構成されてもよく、端末装置は、1つのプライマリサービングセル（primary cell、pCell）および少なくとも1つのセカンダリサービングセル（secondary cell、SCell）に接続される。少なくとも4つのセカンダリサービングセルがある。キャリアアグリゲーションは、端末により広い送信帯域幅を提供するために、少なくとも2つのコンポーネントキャリア（component carrier、CC）を集約することを意味する。端末装置は、無線リソース制御（radio resource control、RRC）接続再構成メッセージを使用することにより、セカンダリサービングセルを追加／変更／削除する。キャリアアグリゲーションの電力消費をより適切に管理するために、セカンダリサービングセルのアクティブ化／非アクティブ化メカニズムが提供される。セカンダリサービングセルは、媒体アクセス制御（media access control、略称MAC）制御要素（control Element、CE）を使用することによりアクティブ化／非アクティブ化される。MAC CEは、少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化または非アクティブ化するように構成され得る。加えて、セカンダリサービングセルの非アクティブ化は、セカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーを使用することによって制御され得る。具体的には、セカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れになると、セカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーに対応するセカンダリサービングセルが自動的に非アクティブ化される。端末装置がセカンダリサービングセルを正常に追加すると、セカンダリサービングセルは端末装置のためにネットワーク装置によって構成されるが、セカンダリサービングセルは依然として非アクティブ状態であり、端末装置はアクティブ化コマンドに従ってセカンダリサービングセルをアクティブ化する必要がさらにあることが分かる。端末装置は、アクティブなセカンダリサービングセルでのみデータ通信を実行することができる。

1つのユーザ機器は、複数のUL grantを使用することにより、1つのキャリアでデータを送信することができる。キャリアアグリゲーション機能がユーザ機器のために構成されると、ユーザ機器はまた、複数のUL grantを使用することによって異なるキャリアでデータを送信し得る。

従来技術では、異なるBWPは異なる構成情報を有することがあり、構成情報は、パラメータセットおよび／または送信時間長を含むことが分かる。パラメータセットは、サブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセットである。非競合ランダムアクセス手順では、メッセージ1をネットワーク装置に送信するためにユーザ機器によって使用されるアップリンクBWPの構成情報は、ユーザ機器がアップリンクデータをネットワーク装置に送信するときに必要とされる構成情報と一致しない場合がある。したがって、ユーザ機器は、RARメッセージ内にあり、かつアップリンクBWPに対応するUL grantを使用することによりアップリンクデータを送信できず、RARメッセージ内にあり、かつアップリンクBWPに対応するUL grantを浪費する。

例えば、プライマリサービングセルおよび1つのセカンダリサービングセルがユーザ機器のために構成され、セカンダリサービングセルのアップリンクで使用されるアップリンクタイミングアドバンスは、プライマリサービングセルのアップリンクで使用されるアップリンクタイミングアドバンスとは異なる。したがって、ユーザ機器がセカンダリサービングセルにおいてアップリンクデータを送信する必要がある場合、ユーザ機器はまず、ランダムアクセスを通じてセカンダリサービングセルにおいてアップリンク同期を実施する必要がある。この場合、セカンダリサービングセルおよびプライマリサービングセルは、異なるタイミングアドバンスグループ（timing advance group、TAG）に属する。セカンダリサービングセルでは、ネットワーク装置は、ユーザ機器のために2つのアップリンクBWPと2つのダウンリンクBWPとを構成し、構成された初期のアクティブなBWPはアップリンクBWP1およびダウンリンクBWP1である。アップリンクBWP1のサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセットは、サブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセットAであり、アップリンクBWP2のサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセットは、サブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセットBである。図2は、本出願の一実施形態によるアプリケーションシナリオのシグナリング図である。ステップS11において、ネットワーク装置は、MAC CEを使用することによって、ユーザ機器のために構成されたセカンダリサービングセルをアクティブ化する。この場合、セカンダリサービングセルのダウンリンクBWP1およびアップリンクBWP1がアクティブ化される。ステップS12において、ユーザ機器は、バッファ状態報告（buffer status report、BSR）メッセージをネットワーク装置に送信する。BSRメッセージは、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス長のものであり、かつ送信対象のデータに使用され得るパラメータセット、すなわちサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセットBを含むか示す。ステップS13において、ネットワーク装置は、BSRメッセージに基づいて、データを
送信するためにセカンダリサービングセルのアップリンクBWPを使用することを判定する。ステップS14において、ネットワーク装置は、物理ダウンリンク制御チャネル命令（physical downlink control channel order、PDCCH order）をユーザ機器に送信する。PDCCH orderは、セカンダリサービングセルのアップリンクBWP1でpreambleを送信するようにユーザ機器をトリガするために使用される。ステップS15において、ユーザ機器は、アップリンクBWP1でpreambleをネットワーク装置に送信する。ステップS16において、ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信する。RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがアップリンクBWP1に対応するUL grantである。しかしながら、この場合、ユーザ機器のデータがアップリンクBWP2でネットワーク装置に送信される必要がある。この場合、アップリンクBWP1の構成情報とアップリンクBWP2の構成情報とは一致しない。したがって、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantを使用することによりデータを送信できず、RARメッセージのUL grantを浪費する。

本出願の実施形態で使用される用語は相互に参照されてもよく、詳細は繰り返し説明されないことに留意されたい。

以下では、非競合ランダムアクセス手順をまず説明する。ランダムアクセス手順は、競合ベースのランダムアクセス手順および非競合ランダムアクセス手順を含み、非競合ランダムアクセス手順は、ネットワーク装置によるトリガに基づいてユーザ機器によって開始される。

非競合ランダムアクセス手順の第1のケースでは、ネットワーク装置は、PDCCH orderを使用することにより、ランダムアクセスを開始するようにユーザ機器に命令する。例示的なシナリオでは、基地局側のダウンリンクデータがユーザ機器に送信される必要があるが、ユーザ機器はアップリンク同期を失う、または基地局が、SCellでアップリンクデータを送信するようにユーザ機器をスケジュールする必要があるが、ユーザ機器はSCellのアップリンクタイミングアドバンスを取得していない。図3は、本出願の一実施形態による非競合ランダムアクセス手順のシグナリング図1である。図3に示されるように、ステップS21において、ネットワーク装置は、PDCCH orderをユーザ機器に送信する。PDCCH orderは、ランダムアクセスを実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、PDCCH orderは、preambleとpreambleに対応する物理ランダムアクセスチャネル（physical random access channel、PRACH）の構成情報とを含む。このケースでは、ダウンリンクデータはユーザ機器に到着するが、ユーザ機器がアップリンク同期を実施していない、またはユーザ機器がセカンダリサービングセルにおいてアップリンク同期を実施する必要がある。ステップS22において、ユーザ機器は、PDCCH orderにより示されるPRACHでpreambleをネットワーク装置に送信する。preambleは、PDCCH orderに割り当てられたpreambleである。ステップS23において、ネットワーク装置は、RA－RNTIを使用することによりスクランブルされたPDCCHを使用することによりランダムRARメッセージをスケジュールする。ステップS24において、ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信する。RARメッセージはUL grantを含む。ステップS25において、ユーザ機器は、UL grantを使用することによってアップリンクデータを送信する、つまりユーザ機器は、UL grantを使用することによってデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信する。

非競合ランダムアクセス手順の第2のケースでは、ハンドオーバがユーザ機器によって要求される。図4は、本出願の一実施形態による非競合ランダムアクセス手順のシグナリング図2である。図4に示されるように、ステップS31において、ソースネットワーク装置は、ハンドオーバ要求をターゲットネットワーク装置に送信する。ステップS32において、ターゲットネットワーク装置は、確認応答メッセージをソースネットワーク装置に送信する。確認応答メッセージは、RRC接続再構成メッセージを含む。ステップS33において、ソースネットワーク装置は、RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信する。RRC接続再構成メッセージは、ランダムアクセスを実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、RRC接続再構成メッセージは、preambleとpreambleに対応するPRACHの構成情報とを含む。ステップS34において、ユーザ機器は、RRC接続再構成メッセージによって示されるPRACHで、preambleをターゲットネットワーク装置に送信する。preambleは、RRC接続再構成メッセージで割り当てられたpreambleである。ステップS35において、ターゲットネットワーク装置は、RA－RNTIを使用することによりスクランブルされたPDCCHを使用することによりランダムRARメッセージをスケジュールし、ターゲットネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信する。RARメッセージはUL grantを含む。ステップS36において、ユーザ機器は、UL grantを使用することによってアップリンクデータを送信する、つまりユーザ機器は、UL grantを使用することによってデータまたはシグナリングをターゲットネットワーク装置に送信する。

非競合ランダムアクセス手順の第3のケースでは、デュアルコネクティビティがユーザ機器のために構成される。図5は、本出願の一実施形態による非競合ランダムアクセス手順のシグナリング図3である。図5に示されるように、ステップS41において、プライマリネットワーク装置ノードは、セカンダリネットワーク装置ノードへの追加要求メッセージをセカンダリネットワーク装置ノードに送信する。S42において、セカンダリネットワーク装置ノードは、セカンダリネットワーク装置ノード追加要求確認応答メッセージをプライマリネットワーク装置ノードに送信する。S43において、プライマリネットワーク装置ノードは、RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信する。S44において、ユーザ機器は、RRC接続再構成完了メッセージをプライマリネットワーク装置ノードに送信する。S45において、プライマリネットワーク装置ノードは、再構成完了メッセージをセカンダリネットワーク装置ノードに送信する。S46において、ユーザ機器は、RRC接続再構成メッセージによって示されるPRACHで、preambleをセカンダリネットワーク装置ノードに送信する。S47において、セカンダリネットワーク装置ノードは、RA－RNTIを使用することによりスクランブルされたPDCCHを使用することによりRARメッセージをスケジュールし、RARメッセージをユーザ機器に送信する。S48において、ユーザ機器は、UL grantを使用することによりアップリンクデータを送信する。

以下、本出願の実施形態を説明する。まず、図3の非競合ランダムアクセス手順に基づいて、図1aに示すシナリオでは、本出願の実施形態の解決策は次の通りである。

図6は、本発明の一実施形態によるランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図6に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

101．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングがBWP識別子を含むか示す。

任意の実装形態では、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングがBWP識別子を含む、または
任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングがBWP識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される、または
セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングがBWP識別子を含む、または
少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングがBWP識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される。

本実施形態では、ネットワーク装置は、セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために少なくとも1つのBWPを構成し、PRACHリソースは、少なくとも1つのBWPのそれぞれのために構成される。このケースでは、ユーザ機器はサービングセルにおいて動作する。換言すれば、ユーザ機器は、サービングセルにおいてネットワーク装置と通信する。場合により、ユーザ機器はセカンダリサービングセルにおいて動作し、ユーザ機器のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する、またはユーザ機器はプライマリサービングセルにおいて動作する。

ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信する。制御シグナリングは、シグナリングまたは信号であり得、制御シグナリングは、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。加えて、制御シグナリングはBWP識別子を含む、または制御シグナリングはBWP識別子を示す。

加えて、ユーザ機器は、次の方法を使用することによって、受信した制御シグナリングがBWP識別子を含むか否かを判定することができる。クロスキャリアスケジューリングがユーザ機器で利用不可能であってもよいし、クロスキャリアスケジューリングがユーザ機器で利用可能であってもよい。

第1の方式では、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、BWP識別子を常に含む。

第2の方式では、少なくとも2つのアップリンクBWPが任意のセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される。この場合、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、BWP識別子を含む。場合により、端末装置がセカンダリサービングセルにおいて動作する場合、端末装置のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する。少なくとも2つのアップリンクBWPが任意のセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのうちの1つのみのために構成される。この場合、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、BWP識別子を含まない。場合により、端末装置がセカンダリサービングセルにおいて動作する場合、端末装置のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する。

第3の方式では、端末装置がプライマリサービングセルにおいて動作する場合、プライマリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、BWP識別子を含まない。端末装置がセカンダリサービングセルにおいて動作する場合、セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、BWP識別子を含む。場合により、端末装置のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する。

第4の方式では、端末装置がプライマリサービングセルにおいて動作する場合、プライマリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、BWP識別子を含まない。少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される。この場合、少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、BWP識別子を含む。場合により、端末装置の少なくとも1つのセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なる時間TAGに属する。少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのうちの1つのみのために構成される。この場合、少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、BWP識別子を含む。場合により、端末装置の少なくとも1つのセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なる時間TAGに属する。

102．ユーザ機器は、制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始する。

本実施形態では、ユーザ機器は、BWP識別子に基づいてネットワーク装置へのランダムアクセスを実行する。

図7は、本発明の一実施形態によるランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図7に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S51．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングがBWP識別子を含むか示す。

S52．ユーザ機器は、制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始する。

ここで、図6のステップ101は、ステップS51で実施される。S52については、図6のステップ102を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングがBWP識別子を含むか示し、ユーザ機器は、制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示されたBWP識別子に基づいてランダムアクセス手順を完了することができる。BWP識別子に対応するBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図8は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図8に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

201．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderを受信し、PDCCH orderは、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、PDCCH orderはBWP識別子を含むか示す。

本実施形態では、ネットワーク装置は、セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために少なくとも1つのアップリンクBWPを構成し、PRACHリソースは、少なくとも1つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される。このケースでは、ユーザ機器はサービングセルにおいて動作する。換言すれば、ユーザ機器は、サービングセルにおいてネットワーク装置と通信する。場合により、ユーザ機器はセカンダリサービングセルにおいて動作し、ユーザ機器のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する、またはユーザ機器はプライマリサービングセルにおいて動作する。

ネットワーク装置は、PDCCH orderをユーザ機器に送信する。PDCCH orderは、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。加えて、PDCCH orderはBWP識別子を含む、またはPDCCH orderはBWP識別子を示す。さらに、BWP識別子に対応するBWPは、アップリンクBWP、ダウンリンクBWP、またはアップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアであり得る。

この場合、ユーザ機器は、サービングセルにおいてアクティブなダウンリンクBWPを有し、ユーザ機器は、現在のサービングセルのダウンリンクBWPでPDCCH orderを受信することができる。あるいは、ユーザ機器は、現在のサービングセルをスケジュールするために使用される別のサービングセルのダウンリンクBWPでPDCCH orderを受信することができる。この場合、PDCCH orderは、現在のサービングセルのセルインデックス（CellIndex）を含む。

202．ユーザ機器は、BWP識別子に対応するBWPでランダムアクセス手順を開始する。

本実施形態では、ユーザ機器は、BWP識別子に対応するBWPでネットワーク装置へのランダムアクセス手順を開始する。

任意の実装形態では、ステップ202の次の実装形態がある。

ステップ202の第1の実装形態では、BWP識別子に対応するBWPがアップリンクBWPであり、ステップ202は次のステップを特に含む。

2021a．ユーザ機器は、アップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

2022a．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された第1のRARメッセージを受信し、第1のRARメッセージが第1のUL grantを含む。

2023a．ユーザ機器は、アップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、第1のUL grantによって示される物理リソースである。

本実施形態では、制御シグナリングによって保護または示されたBWP識別子のBWPは、アップリンクBWPである。この場合、ステップ101の後、ユーザ機器は、アップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。次に、ネットワーク装置は第1のRARメッセージをユーザ機器に送信し、第1のRARメッセージは第1のUL grantを含み、第1のUL grantはアップリンクBWPに対応するUL grantである。次に、ユーザ機器は、第1のUL grantによって示された物理リソースを使用することにより、アップリンクBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信する。

ステップ202の第2の実装形態では、BWP識別子に対応するBWPは、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、ステップ202は、次のステップを特に含む。

2021b．ユーザ機器は、BWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

2022b．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された第2のRARメッセージを受信し、第2のRARメッセージが第2のUL grantを含む。

2023b．ユーザ機器は、BWPのアップリンクBWPで伝送を実行し、伝送に使用される物理リソースは、第2のUL grantによって示される物理リソースである。

任意の実装形態では、ステップ202の前に、本方法はステップ203をさらに含むことができる。

203．ユーザ機器は、BWP識別子に対応するBWPをアクティブ化する。

本実施形態では、ユーザ機器がBWP識別子に対応するBWPをアクティブ化する必要があるか否かに関して3つのケースがある。

第1のケースでは、ユーザ機器がPDCCH orderを受信すると、ユーザ機器が現在のサービングセルにおいてアクティブなBWPを持たない場合、ユーザ機器はBWP識別子に対応するBWPをアクティブ化する必要がある。

第2のケースでは、ユーザ機器がPDCCH orderを受信すると、現在の第1のサービングセルにおけるユーザ機器のアクティブなアップリンクBWPが別のBWPである場合、ユーザ機器はBWP識別子に対応するBWPに切り替える、換言すれば、ユーザ機器は別のBWPを非アクティブ化し、BWP識別子に対応するBWPをアクティブ化する。

第3のケースでは、ユーザ機器がPDCCH orderを受信すると、現在の第1のサービングセルにおけるユーザ機器のアクティブなアップリンクBWPがBWP識別子に対応するBWPである場合、ユーザ機器はBWPの切り替えを実行する必要がない。

このステップでは、第1のケースまたは第2のケースにおいて、ユーザ機器はBWP識別子に対応するBWPをアクティブ化する必要がある。

本実施形態では、制御シグナリングによって保護または示されたBWP識別子のBWPは、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。この場合、ステップ101の後、ユーザ機器は、BWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。ネットワーク装置はユーザ機器からの第2のRARメッセージを受信し、第2のRARメッセージは第2のUL grantを含み、第2のUL grantはBWPのアップリンクBWPに対応するUL grantである。ユーザ機器は、第2のUL grantによって示された物理リソースを使用することにより、BWPのアップリンクBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信する。

図9は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図1である。図9に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S61a．ネットワーク装置は、PDCCH orderをユーザ機器に送信し、PDCCH orderは、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、PDCCH orderはBWP識別子を含むか示し、BWP識別子に対応するBWPがアップリンクBWPである。

S62a．ユーザ機器は、アップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S63a．ネットワーク装置は、第1のRARメッセージをユーザ機器に送信し、第1のRARメッセージは第1のUL grantを含む。

S64a．ユーザ機器は、アップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、第1のUL grantによって示される物理リソースである。

ここで、ステップS61aからS64aは、図8のステップ201およびステップ202の第1の実装形態である。詳細は繰り返し説明されない。

図10は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図2である。図10に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S61b．ネットワーク装置は、PDCCH orderをユーザ機器に送信し、PDCCH orderは、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、PDCCH orderはBWP識別子を含むか示し、BWP識別子に対応するBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

S62b．ユーザ機器は、BWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S63b．ネットワーク装置は、第2のRARメッセージをユーザ機器に送信し、第2のRARメッセージは第2のUL grantを含む。

S64b．ユーザ機器は、BWPのアップリンクBWPで伝送を実行し、伝送に使用される物理リソースは、第2のUL grantによって示される物理リソースである。

ここで、ステップS61bからS64bは、図8のステップ201およびステップ202の第2の実装形態である。詳細は繰り返し説明されない。

図11は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図11に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

301．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングがBWP識別子を含むか示す。

任意の実装形態では、制御シグナリングはPDCCH orderである。

任意の実装形態では、BWPはアップリンクBWPである、またはBWP識別子に対応するBWPが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

本実施形態で提供される方法については、図6から図10の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図12は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図12に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

401．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示す。

本実施形態では、非競合ランダムアクセス手順において、ネットワーク装置がRARメッセージをユーザ機器に送信する。RARメッセージがBWP識別子を含む、またはRARメッセージがBWP識別子を示す。

402．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。

本実施形態では、ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信する。

図13は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図13に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S71．ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示す。

S72．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。

ここで、図12のステップ401は、ステップS71で実施される。S72については、図12のステップ402を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示し、またユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示されたBWP識別子に基づいてランダムアクセス手順を完了することができる。BWP識別子に対応するBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図14は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図14に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

501．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む。

任意の実装形態では、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む、または
任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される、または
セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む、または
少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される。

任意の実装形態では、第2のBWPがユーザ機器の第1のサービングセルにおけるBWPであり、第1のサービングセルが、ユーザ機器が制御シグナリングを受信するときに使用されるサービングセルである、または第1のサービングセルが、ユーザ機器が制御シグナリングを受信するときに使用される第2のサービングセルを使用することによってスケジュールされたサービングセルである。

本実施形態では、少なくとも1つのサービングセルがユーザ機器のために構成され、少なくとも1つのサービングセルが第1のサービングセルを含む。ユーザ機器は、第1のサービングセルにおいて、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信する。

本実施形態では、ネットワーク装置は、第1のサービングセルにおいてユーザ機器のために少なくとも1つのBWPを構成し、PRACHリソースは、少なくとも1つのBWPのうちのいくつかのためだけに構成される。このケースでは、ユーザ機器は第1のサービングセルにおいて動作する。換言すれば、ユーザ機器は、第1のサービングセルにおいてネットワーク装置と通信する。場合により、ユーザ機器はセカンダリサービングセルにおいて動作し、ユーザ機器のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する、またはユーザ機器はプライマリサービングセルにおいて動作する。

ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信する。制御シグナリングは、シグナリングまたは信号であり得、制御シグナリングは、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。加えて、制御シグナリングはBWP識別子を含む、または制御シグナリングはBWP識別子を示す。さらに、制御シグナリングはPDCCH orderであり、BWP識別子に対応するBWPは、アップリンクBWP、ダウンリンクBWP、またはアップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアであり得る。この場合、ユーザ機器は、第1のサービングセルにおいてアクティブなダウンリンクBWPを有し、ユーザ機器は、第1のサービングセルのダウンリンクBWPでPDCCH orderを受信することができる。あるいは、ユーザ機器は、第1のサービングセルをスケジュールするために使用される第2のサービングセルのダウンリンクBWPでPDCCH orderを受信することができる。この場合、PDCCH orderは、現在のサービングセルのセルインデックスを含む。

第1の方式では、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは第2のBWPの識別子を常に含む。

第2の方式では、少なくとも2つのアップリンクBWPが任意のセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される。この場合、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、第2のBWPの識別子を含む。場合により、端末装置がセカンダリサービングセルにおいて動作する場合、端末装置のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する。少なくとも2つのアップリンクBWPが任意のセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのうちの1つのみのために構成される。この場合、任意のサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、第2のBWPの識別子を含まない。場合により、端末装置がセカンダリサービングセルにおいて動作する場合、端末装置のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する。

第3の方式では、端末装置がプライマリサービングセルにおいて動作する場合、プライマリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信される制御シグナリングは、第2のBWPの識別子を含まない。端末装置がセカンダリサービングセルにおいて動作する場合、セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、第2のBWPの識別子を含む。場合により、端末装置のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する。

第4の方式では、端末装置がプライマリサービングセルにおいて動作する場合、プライマリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、第2のBWPの識別子を含まない。少なくとも2つのアップリンクBWPは、少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルは、少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される。この場合、少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、第2のBWPの識別子を含む。場合により、端末装置の少なくとも1つのセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なる時間TAGに属する。少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが少なくとも2つのアップリンクBWPのうちの1つのみのために構成される。この場合、少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいてユーザ機器によって受信された制御シグナリングは、第2のBWPの識別子を含む。場合により、端末装置の少なくとも1つのセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なる時間TAGに属する。

502．ユーザ機器が第2のBWPをアクティブ化する。

本実施形態では、ユーザ機器が第2のBWPをアクティブ化する必要があるか否かに関して3つのケースがある。

第1のケースでは、ユーザ機器がPDCCH orderを受信すると、ユーザ機器が現在のサービングセルにおいてアクティブなBWPを持たない場合、ユーザ機器は第2のBWPをアクティブ化する必要がある。

第2のケースでは、ユーザ機器がPDCCH orderを受信すると、現在の第1のサービングセルにおけるユーザ機器のアクティブなアップリンクBWPが別のBWPである場合、ユーザ機器は第2のBWPに切り替える、換言すれば、ユーザ機器は別のBWPを非アクティブ化し、第2のBWPをアクティブ化する。

第3のケースでは、ユーザ機器がPDCCH orderを受信すると、現在の第1のサービングセルにおけるユーザ機器のアクティブなアップリンクBWPが第2のBWPである場合、ユーザ機器はBWPの切り替えを実行する必要がない。

このステップでは、第1のケースまたは第2のケースにおいて、ユーザ機器は第2のBWPをアクティブ化する必要がある。

503．ユーザ機器は、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

本実施形態では、ユーザ機器は、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルpreambleをネットワーク装置に送信する。

504．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

本実施形態では、ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信する。RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージがBWP識別子を含む、またはRARメッセージがBWP識別子を示す。具体的には、RARメッセージのUL grantがBWP識別子を含む、またはRARメッセージのUL grantがBWP識別子を示す。あるいは、BWP識別子がRARメッセージの情報フィールドとしてRARメッセージに直接含まれる。

任意の実装形態では、ステップ504の次の実装形態がある。

ステップ504の第1の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ504は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPであり、
第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、ステップ
を特に含む。

本実施形態では、第1のBWPはアップリンクBWPであり、第2のBWPもまたアップリンクBWPである。この場合、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ504において、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信し、第3のBWPがダウンリンクBWPである。

ステップ504の第2の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ504は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を特に含む。

本実施形態では、第1のBWPは、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第2のBWPは、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。加えて、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ504において、ユーザ機器は、第2のBWPのアップリンクBWPで、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信する。

ステップ504の第3の実装形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第4のBWPで受信し、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

第4のBWPは、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに第2のサービングセルにおいてアクティブなBWPである、または第4のBWPは、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである。

任意の実装形態では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、ステップ503の後に、本方法はステップ507、すなわちユーザ機器が第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するステップをさらに含む。

本実施形態では、第4のBWPが提供される。場合により、第4のBWPは、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。ユーザ機器はまず第4のBWPに切り替える必要がある、換言すれば、ユーザ機器は第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化する。次に、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第4のBWPで受信することができる。

505．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

任意の実装形態では、第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の初期のアクティブなBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のアクティブなBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器のデフォルトのBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいてランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用される、または
第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいて非競合ランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用されるBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器がランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器が非競合ランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである。

本実施形態では、ユーザ機器が第1のBWPをアクティブ化する必要があるか否かに関して3つのケースがある。

第1のケースでは、BWP識別子が第2のBWPの識別子である場合、BWPに対応する第1のBWPは第2のBWPであり、RARメッセージに含まれるUL grantは、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第2のBWPに対応するUL grantであると判定され得る。この場合、ユーザ機器は、BWPの切り替えを実行する必要がなく、換言すれば、第1のBWPはアクティブ状態にあり、ユーザ機器は、第1のBWPをさらにアクティブ化する必要がない。この場合、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantに基づいて、第1のサービングセルの第2のBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信することができる。

第2のケースでは、BWP識別子が第2のBWPの識別子ではない場合、BWPに対応する第1のBWPは第2のBWPとは異なり、RARメッセージに含まれるUL grantは、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のBWPに対応するUL grantであると判定され得る。この場合、ユーザ機器は第1のBWPに切り替える必要があり、換言すれば、第2のBWPを非アクティブ化し、第1のBWPをアクティブ化する必要がある。この場合、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantに基づいて、第1のサービングセルの第1のBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信することができる。

このステップでは、第2のケースにおいて、ユーザ機器はBWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する必要がある。場合により、第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の初期のアクティブなBWPである、または第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のアクティブなBWPである、または第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器のデフォルトのBWPである、または第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいてランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用される、または第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいて非競合ランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用されるBWPである、または第1のBWPが、ユーザ機器がランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである、または第1のBWPが、ユーザ機器が非競合ランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである。

初期のアクティブなBWP（initial BWP）は、アイドルモードのユーザ機器のinitial BWP（1）であってもよいし、ユーザ機器がコネクテッドモードのときにユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたinitial BWP（2）であってもよい。（1）の場合、initial BWPは、サービングセルにおけるユーザ機器のセル定義同期信号ブロック（cell defining SS block）によって示される、またはそれに関連付けられたシステム情報において構成されたBWPである。（2）の場合、initial BWPは、ユーザ機器のサービングセルの共通構成情報要素においてネットワーク装置によって構成されたBWPである。初期アップリンク帯域幅部分は、セル定義アップリンク帯域幅部分と呼ばれることもある。

第1のアクティブなBWP（First Active UL BWP）は、ユーザ機器のサービングセルのものであり、かつサービングセルがアクティブ化されるときにアクティブ化される第1のアップリンクBWPであり、サービングセルの専用構成情報要素においてネットワーク装置によって構成される。

デフォルトのBWP（default BWP）は、ユーザ機器に送信対象のアップリンクデータおよび／または受信対象のダウンリンクデータが一定期間なかった場合の後に、ユーザ機器がフォールバックするアクティブなアップリンクBWPであり、サービングセルのセル専用の構成情報要素においてネットワーク装置によって構成される。第1のBWPが、ユーザ機器がランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである場合、本明細書における「ランダムアクセス」は、以下ケースのうちのいずれか1つを指す。

（1）ユーザ機器は、ユーザ機器のMACエンティティがランダムアクセス手順をトリガすること、ユーザ機器のRRC層がランダムアクセス手順をトリガすること、ユーザ機器がネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderを受信し、ランダムアクセス手順をトリガすること、またはユーザ機器がネットワーク装置によって送信されたRRCシグナリングを受信し、ランダムアクセス手順をトリガすることを含む、ランダムアクセス手順を開始する。（2）ユーザ機器はランダムアクセス手順を実行することを開始する。（3）ユーザ機器は、ランダムアクセス応答メッセージを監視するために使用されるウィンドウを開くことを開始する。（4）ユーザ機器は、ランダムアクセスプリアンブルおよびランダムアクセスチャネルを選択する。（5）ユーザ機器はランダムアクセスプリアンブルを送信する。（6）ユーザ機器は、ランダムアクセスプリアンブルの送信を完了する。

506．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

本実施形態では、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantによって示された物理リソースを使用することによって、ネットワーク装置によって示された第1のBWPで、データまたは命令をネットワーク装置に送信する。

図15は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図15に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S81．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む。

S82．ユーザ機器は第2のBWPをアクティブ化する。

S83．ユーザ機器は、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S84．ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

S85．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S86．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、図14のステップ501から506は、ステップS81からS86で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングは、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングは第2のBWPの識別子を含み、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示し、またユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、第2のBWPのものであり、かつネットワーク装置によって示される識別子に基づいて、ランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信することができる。BWP識別子に対応する第1のBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図16は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図16に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

601．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む。

602．ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示し、BWP識別子が第1のBWPに対応する。

任意の実装形態では、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。

任意の実装形態では、ステップ602は、ネットワーク装置によって、第3のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップを特に含む。

第3のBWPは、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに第2のサービングセルにおいてアクティブなBWPである、または第3のBWPは、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ602は、ネットワーク装置によって、第2のBWPのアップリンクBWPでユーザ機器にRARメッセージを送信するステップを特に含む。

任意の実装形態では、ステップ602は、ネットワーク装置によって、第4のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信するステップであって、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである、ステップを特に含む。

本実施形態で提供される方法については、図12から図15の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図17は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図17に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

701．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む。

本実施形態では、このステップについては、図14のステップ501を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

702．ユーザ機器が第2のBWPをアクティブ化する。

本実施形態では、このステップについては、図14のステップ502を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

703．ユーザ機器は、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

本実施形態では、このステップについては、図14のステップ503を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

704．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ704は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ704は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を特に含む。

任意の実装形態では、ステップ704は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを第4のBWPで受信するステップであって、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、ステップ703の後に、本方法はステップ707、すなわちユーザ機器が第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するステップをさらに含む。

705．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

加えて、第2のケースでは、RARメッセージが受信されたとユーザ機器が判定した後に、preambleのものであり、かつRARメッセージに含まれている識別子がユーザ機器によって送信されたpreambleの識別子であると判定したときに、ユーザ機器は第1のBWPに切り替える必要がある。

706．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

本実施形態では、このステップについては、図14のステップ506を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図18は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図18に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S91．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む。

S92．ユーザ機器は第2のBWPをアクティブ化する。

S93．ユーザ機器は、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S94．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる。

S95．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S96．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、図17のステップ701から706は、ステップS81からS86で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれ、ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示されたBWP識別子に基づいてランダムアクセス手順を完了することができる。BWP識別子に対応するBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図19は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図19に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

801．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

任意の実装形態では、制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む。

802．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる。

本実施形態で提供される方法については、図17および図18の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図20は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図20に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

901．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む。

902．ユーザ機器が第2のBWPをアクティブ化する。

903．ユーザ機器は、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

904．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ904は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ904は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を特に含む。

任意の実装形態では、ステップ904は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを第4のBWPで受信するステップであって、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、ステップ903の後に、本方法はステップ907、すなわちユーザ機器が第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するステップをさらに含む。

905．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

906．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

本実施形態では、このステップについては、図14のステップ706を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図21は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図21に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S181．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む。

S182．ユーザ機器は第2のBWPをアクティブ化する。

S183．ユーザ機器は、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S184．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

S185．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S186．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、図20のステップ901から906は、ステップS181からS186で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIであり、ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示されたBWP識別子に基づいてランダムアクセス手順を完了することができる。BWP識別子に対応するBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図22は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図22に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

2201．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

2202．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

任意の実装形態では、ステップ2202は、ネットワーク装置によって、第3のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、ステップ2202は、ネットワーク装置によって、第4のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信するステップであって、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである、ステップを特に含む。

本実施形態で提供される方法については、図20および図21の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図23は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図23に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

2301．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

本実施形態では、ネットワーク装置は、第1のサービングセルにおいてユーザ機器のために初期のアクティブな第2のBWPを構成し、初期のアクティブな第2のBWPについてのみPRACHリソースを構成する。初期のアクティブな第2のBWPは、ネットワーク装置によって構成されてもよいし、ユーザ機器によって選択されてもよい。この場合、ユーザ機器は第1のサービングセルにおいて動作する。換言すれば、ユーザ機器は、第1のサービングセルにおいてネットワーク装置と通信する。場合により、ユーザ機器はセカンダリサービングセルにおいて動作し、ユーザ機器のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する、またはユーザ機器はプライマリサービングセルにおいて動作する。

ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信する。制御シグナリングは、シグナリングまたは信号であり得、制御シグナリングは、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。さらに、制御シグナリングはPDCCH orderである。この場合、ユーザ機器は、第1のサービングセルにおいて初期のアクティブなダウンリンクBWPを有し、ユーザ機器は、第1のサービングセルのダウンリンクBWPでPDCCH orderを受信することができる。あるいは、ユーザ機器は、第1のサービングセルをスケジュールするために使用される第2のサービングセルの初期のアクティブなダウンリンクBWPでPDCCH orderを受信することができる。この場合、PDCCH orderは、現在のサービングセルのセルインデックスを含む。

このステップでは、制御シグナリングはBWP識別子を運ばない、またはBWP識別子を示さない。

2302．ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

本実施形態では、ユーザ機器は初期のアクティブな第2のBWPを有し、PRACHリソースが初期のアクティブな第2のBWPに対してのみ構成されるため、ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に直接送信する。例えば、ユーザ機器がセカンダリサービングセルにおいてネットワーク装置と通信する場合、初期のアクティブな第2のBWPは、ユーザ機器がセカンダリサービングセルをアクティブ化するときにアクティブ化されるBWPである。

2303．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

任意の実装形態では、ステップ2303の次の実装形態がある。

ステップ2303の第1の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ2303は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップ
を特に含む。

本実施形態では、第1のBWPはアップリンクBWPであり、第2のBWPもまたアップリンクBWPである。この場合、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ2303において、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信し、第3のBWPがダウンリンクBWPである。

ステップ2303の第2の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ2303は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を特に含む。

本実施形態では、第1のBWPは、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第2のBWPは、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。加えて、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ2303において、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信する。

ステップ2303の第3の実装形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第4のBWPで受信し、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

2304．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

第1のケースでは、BWP識別子が初期のアクティブな第2のBWPの識別子である場合、BWPに対応する第1のBWPは第2のBWPであり、RARメッセージに含まれるUL grantは、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第2のBWPに対応するUL grantであると判定され得る。この場合、ユーザ機器は、BWPの切り替えを実行する必要がなく、換言すれば、第1のBWPはアクティブ状態にあり、ユーザ機器は、第1のBWPをさらにアクティブ化する必要がない。この場合、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantに基づいて、第1のサービングセルの第2のBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信することができる。

第2のケースでは、BWP識別子が初期のアクティブな第2のBWPの識別子ではない場合、BWPに対応する第1のBWPは第2のBWPとは異なり、RARメッセージに含まれるUL grantは、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のBWPに対応するUL grantであると判定され得る。この場合、ユーザ機器は第1のBWPに切り替える必要があり、換言すれば、第2のBWPを非アクティブ化し、第1のBWPをアクティブ化する必要がある。この場合、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantに基づいて、第1のサービングセルの第1のBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信することができる。

このステップでは、第2のケースにおいて、ユーザ機器はBWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する必要がある。

2305．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

図24は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図24に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S2401．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

S2402．ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S2403．ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

S2404．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S2405．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、図23のステップ2301から2305は、ステップS2401からS2405で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信し、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示し、またユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示された第1のBWPでアップリンク伝送を実行することができる。BWP識別子に対応する第1のBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図25は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図25に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

2501．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

2502．ネットワーク装置は、初期のアクティブな第2のBWPでユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを受信する。

2503．ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

本実施形態で提供される方法については、図23および図24の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図26は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図26に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

2601．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

本実施形態では、このステップについては、図23のステップ2301を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

2602．ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

本実施形態では、このステップについては、図23のステップ2302を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

2603．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ2603は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ2603は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を特に含む。

任意の実装形態では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、ステップ2602の後に、本方法はステップ2606、すなわちユーザ機器が第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するステップをさらに含む。

2604．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

第1のケースでは、このステップについては、図23のステップ2304を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

2605．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

本実施形態では、このステップについては、図23のステップ2305を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図27は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図27に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S2701．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

S2702．ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S2703．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる。

S2704．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S2705．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、図26のステップ2601から2605は、ステップS2701からS2705で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信し、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれ、またユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示された第1のBWPでアップリンク伝送を実行することができる。BWP識別子に対応する第1のBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図28は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図28に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

2801．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

2802．ネットワーク装置は、初期のアクティブな第2のBWPでユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを受信する。

2803．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる。

本実施形態で提供される方法については、図26および図27の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図29は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図29に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

2901．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

2902．ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

2903．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ2903は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ2903は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を特に含む。

任意の実装形態では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、ステップ2902の後に、本方法はステップ2906、すなわちユーザ機器が第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するステップをさらに含む。

2904．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

2905．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

図30は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図30に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S3001．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

S3002．ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S3003．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

S3004．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

任意の実装形態では、第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の初期のアクティブなBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のアクティブなBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器のデフォルトのBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいてランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用される。

S3005．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、図29のステップ2901から2905は、ステップS3001からS3005で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、ユーザ機器は、初期のアクティブな第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信し、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、またユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示された第1のBWPでアップリンク伝送を実行することができる。BWP識別子に対応する第1のBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図31は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図31に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

3101．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

3102．ネットワーク装置は、初期のアクティブな第2のBWPでユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを受信する。

3103．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

本実施形態で提供される方法については、図29および図30の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図32は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図32に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

3201．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

本実施形態では、ネットワーク装置は、第1のサービングセルにおいてユーザ機器のためにデフォルトの第2のBWPを構成し、デフォルトの第2のBWPについてのみPRACHリソースを構成する。デフォルトの第2のBWPは、ネットワーク装置によって構成されてもよいし、ユーザ機器によって選択されてもよい。この場合、ユーザ機器は第1のサービングセルにおいて動作する。換言すれば、ユーザ機器は、第1のサービングセルにおいてネットワーク装置と通信する。場合により、ユーザ機器はセカンダリサービングセルにおいて動作し、ユーザ機器のセカンダリサービングセルとプライマリサービングセルとは異なるTAGに属する、またはユーザ機器はプライマリサービングセルにおいて動作する。

ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信する。制御シグナリングは、シグナリングまたは信号であり得、制御シグナリングは、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。さらに、制御シグナリングはPDCCH orderである。この場合、ユーザ機器は、第1のサービングセルにおいてデフォルトのダウンリンクBWPを有し、ユーザ機器は、第1のサービングセルのダウンリンクBWPでPDCCH orderを受信することができる。あるいは、ユーザ機器は、第1のサービングセルをスケジュールするために使用される第2のサービングセルのデフォルトのダウンリンクBWPでPDCCH orderを受信することができる。この場合、PDCCH orderは、現在のサービングセルのセルインデックスを含む。

3202．ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

本実施形態では、ユーザ機器はデフォルトの第2のBWPを有し、PRACHリソースがデフォルトの第2のBWPに対してのみ構成されるため、ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に直接送信する。例えば、ユーザ機器がセカンダリサービングセルにおいてネットワーク装置と通信する場合、デフォルトの第2のBWPは、ユーザ機器がセカンダリサービングセルをアクティブ化するときにアクティブ化されるBWPである。

3203．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

任意の実装形態では、ステップ3203の次の実装形態がある。

ステップ3203の第1の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ3203は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップ
を特に含む。

本実施形態では、第1のBWPはアップリンクBWPであり、第2のBWPもまたアップリンクBWPである。この場合、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ3203において、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信し、第3のBWPがダウンリンクBWPである。

ステップ3203の第2の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ3203は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を特に含む。

本実施形態では、第1のBWPは、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第2のBWPは、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。加えて、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ3203において、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信する。

ステップ3203の第3の実装形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第4のBWPで受信し、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

3204．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

任意の実装形態では、第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器のデフォルトのBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のアクティブなBWPである、または
第1のBWPが、第1のサービングセルにおけるユーザ機器のデフォルトのBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいてランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用される、または
第1のBWPが、ユーザ機器のためにネットワーク装置によって構成されたBWPであり、第1のBWPが、第1のサービングセルにおいて非競合ランダムアクセスを実行するためにユーザ機器によって使用されるBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器がランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである、または
第1のBWPが、ユーザ機器が非競合ランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである。

第1のケースでは、BWP識別子がデフォルトの第2のBWPの識別子である場合、BWPに対応する第1のBWPは第2のBWPであり、RARメッセージに含まれるUL grantは、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第2のBWPに対応するUL grantであると判定され得る。この場合、ユーザ機器は、BWPの切り替えを実行する必要がなく、換言すれば、第1のBWPはアクティブ状態にあり、ユーザ機器は、第1のBWPをさらにアクティブ化する必要がない。この場合、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantに基づいて、第1のサービングセルの第2のBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信することができる。

第2のケースでは、BWP識別子がデフォルトの第2のBWPの識別子ではない場合、BWPに対応する第1のBWPは第2のBWPとは異なり、RARメッセージに含まれるUL grantは、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のBWPに対応するUL grantであると判定され得る。この場合、ユーザ機器は第1のBWPに切り替える必要があり、換言すれば、第2のBWPを非アクティブ化し、第1のBWPをアクティブ化する必要がある。この場合、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantに基づいて、第1のサービングセルの第1のBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信することができる。

3205．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

図33は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図33に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S3301．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

S3302．ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S3303．ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

S3304．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S3305．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、図32のステップ3201から3205は、ステップS3301からS3305で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信し、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示し、またユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示された第1のBWPでアップリンク伝送を実行することができる。BWP識別子に対応する第1のBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図34は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図34に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

3401．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

3402．ネットワーク装置は、ユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを、デフォルトの第2のBWPで受信する。

3403．ネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

本実施形態で提供される方法については、図32および図33の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図35は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図35に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

3501．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

本実施形態では、このステップについては、図32のステップ3201を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

3502．ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

本実施形態では、このステップについては、図32のステップ3202を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

3503．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ3503は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ3503は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を特に含む。

任意の実装形態では、ステップ3503は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを第4のBWPで受信するステップであって、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、ステップ3502の後に、本方法はステップ3506、すなわちユーザ機器が第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するステップをさらに含む。

3504．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

本実施形態では、このステップについては、図32のステップ3204を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

3505．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

本実施形態では、このステップについては、図32のステップ3205を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図36は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図36に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S3601．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

S3602．ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S3603．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる。

S3604．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S3605．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、図35のステップ3501から3505は、ステップS3601からS3605で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信し、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれ、またユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示された第1のBWPでアップリンク伝送を実行することができる。BWP識別子に対応する第1のBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図37は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図37に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

3701．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

3702．ネットワーク装置は、ユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを、デフォルトの第2のBWPで受信する。

3703．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる。

本実施形態で提供される方法については、図35および図36の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図38は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図38に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

3801．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

3802．ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

3803．ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ3803は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、第3のBWPがダウンリンクBWPである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。ステップ3803は、
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信するステップ
を特に含む。

任意の実装形態では、ステップ3803は、ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを第4のBWPで受信するステップであって、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである、ステップを特に含む。

任意の実装形態では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、ステップ3802の後に、本方法はステップ3806、すなわちユーザ機器が第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するステップをさらに含む。

3804．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

3805．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

図39は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図である。図39に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S3901．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

S3902．ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

S3903．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

S3904．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S3905．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、図38のステップ3801から3805は、ステップS3901からS3905で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、ユーザ機器は、デフォルトの第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信し、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を受信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、またユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示された第1のBWPでアップリンク伝送を実行することができる。BWP識別子に対応する第1のBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図40は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図40に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

4001．ネットワーク装置は、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される。

4002．ネットワーク装置は、ユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを、デフォルトの第2のBWPで受信する。

4003．ネットワーク装置は、RARメッセージおよびBWP識別子をユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

本実施形態で提供される方法については、図38および図39の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図4または図5の非競合ランダムアクセス手順に基づいて、図1bに示されるシナリオでは、本出願の実施形態の解決策は次のとおりである。以下に提供される方法は、ユーザ機器がソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置にハンドオーバされる場合に適用可能であるだけでなく、ネットワーク装置がユーザ機器のためにデュアルコネクティビティを構成する場合にも適用可能である。ユーザ機器がソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置にハンドオーバされる場合、次の方法における第1のメッセージは、例えば、ハンドオーバ要求メッセージであり、第2のメッセージは、例えば、ハンドオーバ要求確認応答メッセージである。ネットワーク装置がユーザ機器のためにデュアルコネクティビティを構成する場合、次の方法の第1のメッセージは、例えば、セカンダリノード（secondary Node）追加要求メッセージであり、第2のメッセージは、例えば、セカンダリノードsecondary nodeの追加要求確認応答メッセージである。

図41は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図41に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

4101．ユーザ機器は、第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置によって第1のネットワーク装置に送信された第1のメッセージに含まれ、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される。

任意の実装形態では、第1のメッセージが、第2のネットワーク装置が第1のネットワーク装置によって送信された第2のメッセージを受信した後に、第2のネットワーク装置によって送信された応答メッセージであり、
第2のメッセージが次の情報、すなわち、
ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、およびユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、または論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、または論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報
のうちの少なくとも1つを含む。

任意の実装形態では、アップリンクBWPに関する情報が、アップリンクBWPの識別子、アップリンクBWPのサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセット、およびアップリンクBWPの帯域幅値のうちの少なくとも1つを含み、
BWPペアに関する情報が、BWPペアの識別子、BWPペアのサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセット、およびBWPペアの帯域幅値のうちの少なくとも1つを含み、
論理チャネルに関する情報が、論理チャネルの識別子、各論理チャネルがマッピングされるサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセット、各論理チャネルに対応するデータ無線ベアラ、および指示情報であって、指示情報が、各論理チャネルまたは対応する各データ無線ベアラが伝送に利用可能なアップリンクデータを有するか否かを示す、指示情報のうちの少なくとも1つを含む。

本実施形態では、ネットワーク装置は、セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために少なくとも1つのBWPを構成し、PRACHリソースは、少なくとも1つのBWPのそれぞれのために構成される。

第1のネットワーク装置は、第2のメッセージを第2のネットワーク装置に送信する。第2のメッセージが次の情報、すなわち、（1）ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、（2）ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、（3）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、情報、（4）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報、および（5）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報のうちの少なくとも1つを含む。

次に、第2のネットワーク装置は、第1のメッセージを第1のネットワーク装置に送信する。第1のメッセージはRRC接続再構成メッセージを含み、RRC接続再構成メッセージは第2のネットワーク装置においてユーザ機器によって使用されるプライマリサービングセルを示し、RRC接続再構成メッセージはプライマリサービングセルにおけるユーザ機器のアクティブなBWPを示す。

第1のネットワーク装置は、RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信する。

任意の実装形態では、アクティブなBWPがプライマリサービングセルの共通構成情報におけるBWPである、またはRRC接続再構成メッセージが第1のBWP識別子を含み、第1のBWP識別子に対応するBWPがアクティブなBWPである。

4102．ユーザ機器は、アクティブなBWPでランダムアクセス手順を開始する。

任意の実装形態では、ステップ4102の次の実装形態がある。

ステップ4102の第1の実装形態では、アクティブなBWPはアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含み、ステップ4102は次のステップを特に含む。

41021a．ユーザ機器は、アクティブなBWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信する。

41022a．ユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、アクティブなBWPのダウンリンクBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含む。

41023a．ユーザ機器は、アクティブなBWPのアップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

本実施形態では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含む。ユーザ機器は、アクティブなBWPのアップリンクBWPでpreambleを第2のネットワーク装置に送信することができる。次に、第2のネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがアクティブなBWPのアップリンクBWPに対応するUL grantである。ユーザ機器は、アクティブなBWPのダウンリンクBWPでRARメッセージを受信する。次に、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantで示された物理リソースを使用することにより、アクティブなBWPのアップリンクBWPでデータまたはシグナリングを第2のネットワーク装置に送信する。

ステップ4102の第2の実装形態では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、ステップ4102は、次のステップを特に含む。

4102b．ユーザ機器は、BWPペアのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信する。

4102b．ユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、BWPペアのダウンリンクBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含む。

4102b．ユーザ機器は、BWPペアのアップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

本実施形態では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。ユーザ機器は、BWPペアのアップリンクBWPでpreambleを第2のネットワーク装置に送信することができる。次に、第2のネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWPペアのアップリンクBWPに対応するUL grantである。ユーザ機器は、BWPペアのダウンリンクBWPでRARメッセージを受信する。次に、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantによって示される物理リソースを使用することにより、BWPペアのアップリンクBWPでデータまたはシグナリングを第2のネットワーク装置に送信する。

図42は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図1である。図42に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S4201．第1のネットワーク装置は、第2のメッセージを第2のネットワーク装置に送信する。

任意の実装形態では、第2のメッセージが次の情報、すなわち、（1）ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、（2）ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、（3）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、情報、（4）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報、および（5）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報のうちの少なくとも1つを含む。

S4202．第2のネットワーク装置は、第1のメッセージを第1のネットワーク装置に送信し、第1のメッセージはRRC接続再構成メッセージを含み、RRC接続再構成メッセージは第2のネットワーク装置においてユーザ機器によって使用されるプライマリサービングセルを示し、RRC接続再構成メッセージはプライマリサービングセルにおけるユーザ機器のアクティブなBWPを示し、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含む。

S4203．第1のネットワーク装置は、RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信する。

S4204．ユーザ機器は、アクティブなBWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信する。

S4205．ユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、アクティブなBWPのダウンリンクBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含む。

S4206．ユーザ機器は、アクティブなBWPのアップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、ステップS4201からS4206は、図41のステップ401およびステップ402の第1の実装形態である。詳細は繰り返し説明されない。

図43は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリング図2である。図43に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S4301．第1のネットワーク装置は、第2のメッセージを第2のネットワーク装置に送信する。

S4302．第2のネットワーク装置は、第1のメッセージを第1のネットワーク装置に送信し、第1のメッセージはRRC接続再構成メッセージを含み、RRC接続再構成メッセージは第2のネットワーク装置においてユーザ機器によって使用されるプライマリサービングセルを示し、RRC接続再構成メッセージはプライマリサービングセルにおけるユーザ機器のアクティブなBWPを示し、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

S4303．第1のネットワーク装置は、RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信する。

S4304．ユーザ機器は、BWPペアのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信する。

S4305．ユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、BWPペアのダウンリンクBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含む。

S4306．ユーザ機器は、BWPペアのアップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースは、UL grantによって示される物理リソースである。

ここで、ステップS4301からS4306は、図41のステップ401およびステップ402の第2の実装形態である。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器が、第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージが第2のネットワーク装置におけるユーザ機器のプライマリサービングセルおよびプライマリサービングセルにおけるアクティブなBWPを示すために使用され、ユーザ機器は、アクティブなBWPでランダムアクセス手順を開始する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示されたアクティブなBWPに基づいてランダムアクセス手順を完了することができる。アクティブなBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図44は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図44に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

4401．第1のネットワーク装置は、第2のメッセージを第2のネットワーク装置に送信する。

第2のメッセージが次の情報、すなわち、
ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、およびユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、または論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、または論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報
のうちの少なくとも1つを含む。

4402．第1のネットワーク装置は、第2のネットワーク装置によって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージがRRC接続再構成メッセージを含む。

任意の実装形態では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含む。

4403．第1のネットワーク装置は、RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信し、RRC接続再構成メッセージは、ユーザ機器のものであり、かつ第2のネットワーク装置によって提供されるプライマリサービングセルとプライマリサービングセルのアクティブなBWPとを示すために使用される。

任意の実装形態では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

本実施形態で提供される方法については、図41から図43の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図45は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図45に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

4501．ユーザ機器は、第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置によって第1のネットワーク装置に送信された第1のメッセージに含まれ、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される。

本実施形態では、ネットワーク装置は、セカンダリサービングセルにおいてユーザ機器のために少なくとも1つのBWPを構成するが、少なくとも1つのBWPのうちの1つだけのためにPRACHリソースを構成する。PRACHリソースが構成されているBWPは、初期のアクティブなBWPまたはデフォルトのBWPである。

4502．ユーザ機器は、アクティブなBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信する。

本実施形態では、ユーザ機器は、アクティブなBWPでpreambleを第2のネットワーク装置に送信する。

4503．ユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージが第1のBWP識別子を含むか示す。

本実施形態では、第2のネットワーク装置は、RARメッセージをユーザ機器に送信する。RARメッセージが第1のBWP識別子を含む、またはRARメッセージが第1のBWP識別子を示す。ユーザ機器は、アクティブなBWPでRARメッセージを受信する。

4504．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

任意の実装形態では、第1のBWPがアップリンクBWPであり、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含み、第1のBWPとアクティブなBWPのアップリンクBWPとは同じBWPであっても異なるBWPであってもよい、または
第1のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPとアクティブなBWPとは同じBWPであっても異なるBWPであってもよい。

4505．ユーザ機器は、第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。

任意の実装形態では、アップリンク伝送に使用される物理リソースがUL grantによって示される物理リソースである。

このステップでは、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantによって示される物理リソースを使用することにより、第1のBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信する。

図46は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリングである。図46に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S4601．第1のネットワーク装置が第2のメッセージを第2のネットワーク装置に送信し、第2のメッセージが次の情報、すなわち、（1）ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、（2）ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、（3）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、情報、（4）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報、および（5）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報のうちの少なくとも1つを含む。

S4602．第2のネットワーク装置は、第1のメッセージを第1のネットワーク装置に送信し、第1のメッセージはRRC接続再構成メッセージを含み、RRC接続再構成メッセージは第2のネットワーク装置においてユーザ機器によって使用されるプライマリサービングセルを示し、RRC接続再構成メッセージはプライマリサービングセルにおけるユーザ機器のアクティブなBWPを示す。

S4603．第1のネットワーク装置は、RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信し、RRC接続再構成メッセージは、ユーザ機器のものであり、かつ第2のネットワーク装置によって提供されるプライマリサービングセルとプライマリサービングセルのアクティブなBWPとを示すために使用される。

S4604．ユーザ機器は、アクティブなBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信する。

S4605．ユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージが第1のBWP識別子を含むか示す。

S4606．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S4607．ユーザ機器は、第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。

ここで、ステップS4601からS4607は、図45のステップ4501から4505である。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、ユーザ機器が、第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージが第2のネットワーク装置におけるユーザ機器のプライマリサービングセルおよびプライマリサービングセルにおけるアクティブなBWPを示すために使用され、ユーザ機器が、アクティブなBWPでpreambleを第2のネットワーク装置に送信し、ユーザ機器が、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよび第1のBWP識別子を、アクティブなBWPで受信し、ユーザ機器が、第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。このようにして、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示されたアクティブなBWPに基づいて、preambleを第2のネットワーク装置に送信でき、次に、ユーザ機器は、ネットワーク装置によって示された第1のBWPに基づいて、データまたは情報をネットワーク装置に送信する。第1のBWPは、ネットワーク装置によって送信されたUL grantによって示されるBWPと一致し、そのため、アップリンクデータは、RARメッセージのUL grantを使用することによって効果的に送信され得る。

図47は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図47に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

4701．第2のネットワーク装置は、第1のネットワーク装置によって送信された第2のメッセージを受信する。

任意の実装方法では、アップリンクBWPに関する情報が、アップリンクBWPの識別子、アップリンクBWPのサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセット、およびアップリンクBWPの帯域幅値のうちの少なくとも1つを含み、
BWPペアに関する情報が、BWPペアの識別子、BWPペアのサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセット、およびBWPペアの帯域幅値のうちの少なくとも1つを含み、
論理チャネルに関する情報が、論理チャネルの識別子、各論理チャネルがマッピングされるサブキャリア間隔とサイクリックプレフィックス長とのパラメータセット、各論理チャネルに対応するデータ無線ベアラ、および指示情報であって、指示情報が、各論理チャネルまたは対応する各データ無線ベアラが伝送に利用可能なアップリンクデータを有するか否かを示す、指示情報のうちの少なくとも1つを含む。

4702．第2のネットワーク装置は、ユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを、アクティブなBWPで受信し、ランダムアクセスプリアンブルが、ユーザ機器が第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成を受信した後に送信され、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置の下のユーザ機器のためのプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される。

任意の実装方法では、アクティブなBWPがプライマリサービングセルの共通構成情報におけるBWPである、またはRRC接続再構成メッセージが第2のBWP識別子を含み、第2のBWP識別子に対応するBWPがアクティブなBWPである。

任意の実装方法では、RARメッセージがUL grantを含み、UL grantがBWP識別子を含むか示す。

4703．第2のネットワーク装置は、アクティブなBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージが第1のBWP識別子を含むか示し、第1のBWP識別子が第1のBWPに対応する。

任意の実装方法では、アップリンク伝送に使用される物理リソースがUL grantによって示される物理リソースである。

任意の実装方法では、第1のBWPがアップリンクBWPであり、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含み、第1のBWPとアクティブなBWPのアップリンクBWPとは同じBWPであっても異なるBWPであってもよい。

任意の実装方法では、第1のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPとアクティブなBWPとは同じBWPであっても異なるBWPであってもよい。

本実施形態で提供される方法については、図45および図46の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図48は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図48に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

4801．ユーザ機器は、第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置によって第1のネットワーク装置に送信された第1のメッセージに含まれ、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される。

本実施形態では、このステップについては、図45のステップ4501を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

4802．ユーザ機器は、アクティブなBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信する。

本実施形態では、このステップについては、図45のステップ4502を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

4803．ユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる、またはユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

4804．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

第1のケースでは、BWP識別子がステップ4801におけるアクティブなBWPの識別子である場合、BWPに対応する第1のBWPはステップ4801におけるアクティブなBWPであり、RARメッセージに含まれるUL grantは、第1のサービングセルにおけるユーザ機器のステップ4801におけるアクティブなBWPに対応するUL grantであると判定され得る。この場合、ユーザ機器は、BWPの切り替えを実行する必要がなく、換言すれば、第1のBWPはアクティブ状態にあり、ユーザ機器は、第1のBWPをさらにアクティブ化する必要がない。この場合、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantに基づいて、ステップ4801における第1のサービングセルのアクティブなBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信することができる。

第2のケースでは、BWP識別子がステップ4801におけるアクティブなBWPの識別子ではない場合、BWPに対応する第1のBWPはステップ4801におけるアクティブなBWPとは異なり、RARメッセージに含まれるUL grantは、第1のサービングセルにおけるユーザ機器の第1のBWPに対応するUL grantであると判定され得る。この場合、ユーザ機器は第1のBWPに切り替える必要があり、換言すれば、ステップ4801におけるアクティブなBWPを非アクティブ化し、第1のBWPをアクティブ化する必要がある。この場合、ユーザ機器は、RARメッセージのUL grantに基づいて、第1のサービングセルの第1のBWPでデータまたはシグナリングをネットワーク装置に送信することができる。

4805．ユーザ機器は、第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。

このステップについては、図45のステップ4505を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図49は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法のシグナリングである。図49に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S4901．第1のネットワーク装置が第2のメッセージを第2のネットワーク装置に送信し、第2のメッセージが次の情報、すなわち、（1）ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、（2）ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、（3）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、情報、（4）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報、および（5）ユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報のうちの少なくとも1つを含む。

S4902．第2のネットワーク装置は、第1のメッセージを第1のネットワーク装置に送信し、第1のメッセージはRRC接続再構成メッセージを含み、RRC接続再構成メッセージは第2のネットワーク装置においてユーザ機器によって使用されるプライマリサービングセルを示し、RRC接続再構成メッセージはプライマリサービングセルにおけるユーザ機器のアクティブなBWPを示す。

S4903．第1のネットワーク装置は、RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信し、RRC接続再構成メッセージは、ユーザ機器のものであり、かつ第2のネットワーク装置によって提供されるプライマリサービングセルとプライマリサービングセルのアクティブなBWPとを示すために使用される。

S4904．ユーザ機器は、アクティブなBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信する。

S4905．ユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる、またはユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

S4906．ユーザ機器は、BWP識別子に対応する第1のBWPをアクティブ化する。

S4907．ユーザ機器は、第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する。

ここで、ステップS4901からS4907は、図48のステップ4801から4805である。詳細は繰り返し説明されない。

図50は、本発明の一実施形態による別のランダムアクセスの方法の概略的な流れ図である。図50に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

5001．第2のネットワーク装置は、第1のネットワーク装置によって送信された第2のメッセージを受信する。

5002．第2のネットワーク装置は、ユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを、アクティブなBWPで受信し、ランダムアクセスプリアンブルが、ユーザ機器が第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成を受信した後に送信され、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置の下のユーザ機器のためのプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される。

5003．ユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含み、RARメッセージが第1のDCIを使用することによりスケジュールされ、BWP識別子が第1のDCIで運ばれる、またはユーザ機器は、第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージおよびBWP識別子を、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含み、BWP識別子が第2のDCIで運ばれ、第2のDCIが、BWPを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである、または第2のDCIが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとのペアを切り替えるように端末装置に命令するためのDCIである。

本実施形態で提供される方法については、図48および図49の方法を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

図51は、本出願の一実施形態によるユーザ機器の概略的な構成図である。図51に示されるように、ユーザ機器は、
ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングがBWP識別子を含むか示す、ように構成された受信モジュール511と、
制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始するように構成されたアクセスモジュール512と、
を備える。

任意の実装形態では、アクセスモジュール512が、
BWP識別子に対応するBWPでランダムアクセス手順を開始する
ように特に構成される。

任意の実装形態では、ユーザ機器が、
アクセスモジュール512が制御シグナリングに基づいてランダムアクセス手順を開始する前に、BWPをアクティブ化するように構成されたアクティブ化モジュール
をさらに備える。

任意の実装形態では、BWPはアップリンクBWPであり、アクセスモジュール512が、
アップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するように構成された第1の送信サブモジュールと、
ネットワーク装置によって送信された第1のRARメッセージを受信し、第1のRARメッセージが第1のUL grantを含む、ように構成された第1の受信サブモジュールと、
アップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースが第1のUL grantによって示される物理リソースである、ように構成された第1の伝送サブモジュールと、
を備える。

任意の実装形態では、BWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、アクセスモジュール512が、
BWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するように構成された第2の送信サブモジュールと、
ネットワーク装置によって送信された第2のRARメッセージを受信し、第2のRARメッセージが第2のUL grantを含む、ように構成された第2の受信サブモジュールと、
BWPのアップリンクBWPで伝送を実行し、伝送に使用される物理リソースが第2のUL grantによって示される物理リソースである、ように構成された第2の伝送サブモジュールと、
を備える。

本実施形態におけるユーザ機器は、上記の方法で図6から図10に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。ユーザ機器の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図52は、本出願の一実施形態によるネットワーク装置の概略的な構成図である。図52に示されるように、ネットワーク装置は、
制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用され、制御シグナリングがBWP識別子を含むか示す、ように構成された送信モジュール521
を備える。

任意の実装形態では、BWP識別子に対応するBWPがアップリンクBWPである。

任意の実装形態では、BWP識別子に対応するBWPが、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアである。

本実施形態におけるネットワーク装置は、上記の方法で図11に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。ネットワーク装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図53は、本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。図53に示されるように、ユーザ機器は、
ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示す、ように構成された第1の受信モジュール531と、
BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するように構成された伝送モジュール532と、
を備える。

任意の実装形態では、ユーザ機器が、
伝送モジュール532がBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する前に、第1のBWPをアクティブ化するように構成された第1のアクティブ化モジュール
をさらに備える。

任意の実装形態では、ユーザ機器が、
第1の受信モジュール531がネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信する前に、ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される、ように構成された第2の受信モジュールと、
第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信するように構成された送信モジュールと、
をさらに備える。

任意の実装形態では、ユーザ機器が、
送信モジュールが、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する前に、第2のBWPをアクティブ化するように構成された第2のアクティブ化モジュール
をさらに備える。

任意の実装形態では、第2のBWPが第1のサービングセルにおけるユーザ機器のBWPであり、
第1のサービングセルが、ユーザ機器が制御シグナリングを受信するときに使用されるサービングセルである、または第1のサービングセルが、ユーザ機器が制御シグナリングを受信するときに使用される第2のサービングセルを使用することによってスケジュールされたサービングセルである。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。第1の受信モジュール531は、
ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第3のBWPで受信し、第3のBWPがダウンリンクBWPであり、
第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、
ように特に構成される。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。第1の受信モジュール531が、
ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第2のBWPのアップリンクBWPで受信する
ように特に構成される。

任意の実装形態では、第1の受信モジュール531が、
ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、第4のBWPで受信し、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、
第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、
ように特に構成される。

任意の実装形態では、第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、ユーザ機器が、
送信モジュールが第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信した後に、第4のBWPをアクティブ化し、第2のBWPを非アクティブ化するように構成された第3のアクティブ化モジュール
をさらに備える。

本実施形態におけるユーザ機器は、上記の方法で図12から図15、または図17および図18、または図20および図21、または図23および図24、または図26および図27、または図29および図30、または図32および図33、または図35および図36、または図38および図39に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。ユーザ機器の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図54は、本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。図54に示されるように、ネットワーク装置は、
RARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージがBWP識別子を含むか示し、BWP識別子が第1のBWPに対応する、ように構成された第1の送信モジュール541
を備える。

任意の実装形態では、ネットワーク装置が、
第1の送信モジュール541がRARメッセージをユーザ機器に送信する前に、制御シグナリングをユーザ機器に送信し、制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するようにユーザ機器をトリガするために使用される、ように構成された第2の送信モジュール
をさらに備える。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはアップリンクBWPであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。第1の送信モジュール541が、
第3のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信し、第3のBWPがダウンリンクBWPであり、
第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第3のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、
ように特に構成される。

任意の実装形態では、第1のBWPおよび第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、第1のBWPと第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい。第1の送信モジュール541が、
第2のBWPのアップリンクBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信する
ように特に構成される。

任意の実装形態では、第1の送信モジュール541が、
第4のBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信し、第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、
第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときの第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または第4のBWPが、ユーザ機器が第1のサービングセルにおいて制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、
ように特に構成される。

本実施形態におけるネットワーク装置は、上記の方法で図16、図19、図22、図25、図28、図34、図37、または図40に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。ネットワーク装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図55は、本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。図55に示されるように、ユーザ機器は、
第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置によって第1のネットワーク装置に送信された第1のメッセージに含まれ、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される、ように構成された受信モジュール551と、
アクティブなBWPでランダムアクセス手順を開始するように構成されたアクセスモジュール552と、
を備える。

任意の実装形態では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含み、アクセスモジュール552が、
アクティブなBWPのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信するように構成された第1の送信サブモジュールと、
第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、アクティブなBWPのダウンリンクBWPでユーザ機器によって受信し、RARメッセージがUL grantを含む、ように構成された第1の受信サブモジュールと、
アクティブなBWPのアップリンクBWPでアップリンク伝送をユーザ機器によって実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースがUL grantによって示される物理リソースである、ように構成された第1の伝送サブモジュールと、
を備える。

任意の実装形態では、アクティブなBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、アクセスモジュール552が、
BWPペアのアップリンクBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2ネットワーク装置に送信するように構成された第2の送信サブモジュールと、
第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、BWPペアのダウンリンクBWPで受信し、RARメッセージがUL grantを含む、ように構成された第2の受信サブモジュールと、
BWPペアのアップリンクBWPでアップリンク伝送を実行し、アップリンク伝送に使用される物理リソースがUL grantによって示される物理リソースである、ように構成された第2の伝送サブモジュールと、
を備える。

本実施形態におけるユーザ機器は、上記の方法で図41から図43に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。ユーザ機器の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図56は、本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。図56に示されるように、ネットワーク装置は、
第2のネットワーク装置によって送信された第1のメッセージを受信し、第1の受信メッセージが、RRC接続再構成メッセージを含む、ように構成された受信モジュール561と、
RRC接続再構成メッセージをユーザ機器に送信し、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される、ように構成された第1の送信モジュール562と、
を備える。

任意の実装形態では、アクティブなBWPがプライマリサービングセルの共通構成情報におけるBWPである、または
RRC接続再構成メッセージが第1のBWP識別子を含み、第1のBWP識別子に対応するBWPがアクティブなBWPである。

任意の実装形態では、第1のネットワーク装置が、
受信モジュール561が第2のネットワーク装置によって送信された第1のメッセージを受信する前に、第2のメッセージを第2のネットワーク装置に送信し、
第2のメッセージが次の情報、すなわち、
ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、およびユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、または論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、または論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報
のうちの少なくとも1つを含む、ように構成された第2の送信モジュール
をさらに備える。

本実施形態におけるネットワーク装置は、上記の方法で図44に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。ネットワーク装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図57は、本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。図57に示されるように、ユーザ機器が、
第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成メッセージを受信し、RRC接続再構成メッセージが、第2のネットワーク装置によって第1のネットワーク装置に送信された第1のメッセージに含まれ、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される、ように構成された第1の受信モジュール571と、
アクティブなBWPでランダムアクセスプリアンブルを第2のネットワーク装置に送信するように構成された送信モジュール572と、
第2のネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを、アクティブなBWPで受信し、RARメッセージが第1のBWP識別子を含むか示す、ように構成された第2の受信モジュール573と、
第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するように構成された伝送モジュール574と、
を備える。

任意の実装形態では、アクティブなBWPがプライマリサービングセルの共通構成情報におけるBWPである、または
RRC接続再構成メッセージが第2のBWP識別子を含み、第2のBWP識別子に対応するBWPがアクティブなBWPである。

任意の実装形態では、ユーザ機器が、
伝送モジュール574が第1のBWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する前に、第1のBWPをアクティブ化するように構成されたアクティブ化モジュール
をさらに備える。

本実施形態におけるユーザ機器は、上記の方法で図45および図46、または図48および図49に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。ユーザ機器の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図58は、本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。図58に示すように、ネットワーク装置は、
ユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを、アクティブなBWPで受信し、ランダムアクセスプリアンブルは、ユーザ機器が第1のネットワーク装置によって送信されたRRC接続再構成メッセージを受信した後に、送信され、RRC接続再構成メッセージが、ユーザ機器のために第2のネットワーク装置の下のプライマリサービングセルを示し、プライマリサービングセルのアクティブなBWPを示すために使用される、ように構成された第1の受信モジュール581と、
アクティブなBWPでRARメッセージをユーザ機器に送信し、RARメッセージが第1のBWP識別子を含むか示し、第1のBWP識別子が第1のBWPに対応する、ように構成された送信モジュール582と、
を備える。

任意の実装形態では、第2のネットワーク装置が
第1の受信モジュールがユーザ機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブルをアクティブなBWPで受信する前に、第1のネットワーク装置によって送信された第2のメッセージを受信し、
第2のメッセージが次の情報、すなわち、
ユーザ機器によってアクティブ化されたアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、ユーザ機器のために構成されたすべてのアップリンクBWPまたはBWPペアに関する情報、およびユーザ機器の論理チャネルに関する情報であって、論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャネル中で最も高い優先度を有する論理チャネルである、または論理チャネルが、送信対象のアップリンクデータを有するユーザ機器のすべての論理チャンネルである、または論理チャネルが、ユーザ機器のすべての論理チャンネルである、情報
のうちの少なくとも1つを含む、
ように構成された第2の受信モジュール
をさらに備える。

本実施形態におけるネットワーク装置は、上記の方法で図47または図50に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。ネットワーク装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図59は、本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。ユーザ機器は、図6から図10に示される実施形態のユーザ機器のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。ユーザ機器は、受信機5901と、送信機5902と、プロセッサ5903と、メモリ5904と、を特に備える。

ユーザ機器の構成要素は、図6から図10に示される実施形態のアクションを実施するように構成される。詳細は繰り返し説明されない。

本発明の実施形態では、上述の実施形態について互いに参照を行うことができる。同じまたは類似のステップおよび名詞は繰り返し説明されない。

あるいは、上述のモジュールの一部またはすべてが、ユーザ機器のチップに埋め込まれた集積回路の形態で実装されてもよい。モジュールは個別に実装されてもよいし、一緒に統合されてもよい。上述のモジュールは、上述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路（Application Specific Integrated Circuit、ASIC）、1つまたは複数のマイクロプロセッサ（digital signal processor、DSP）、または1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ（Field Programmable Gate Array、FPGA）として構成されてもよい。

図60は、本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。ネットワーク装置は、図11に示される実施形態のユーザ機器のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。ネットワーク装置は、受信機6001と、送信機6002と、プロセッサ6003と、メモリ6004と、を特に備える。

ユーザ機器の構成要素は、図11に示される実施形態のアクションを実施するように構成される。詳細は繰り返し説明されない。

プロセッサ6003は、代替的にコントローラであってもよく、図60では「コントローラ／プロセッサ6003」として表されている。送信機6002および受信機6001は、上述の実施形態における端末装置への情報の送信または端末装置からの情報の受信においてネットワーク装置をサポートするように、また端末装置と別の端末装置との間の無線通信をサポートするように構成される。プロセッサ6003は、端末装置と通信する様々な機能を実行する。

さらに、ネットワーク装置は、メモリ6004をさらに備えることができ、メモリ6004は、ネットワーク装置のプログラムコードおよびデータを格納するように構成される。加えて、ネットワーク装置は、通信インターフェース6005をさらに備え得る。通信インターフェース6005は、別のネットワークエンティティと通信するネットワーク装置をサポートするように構成される。

プロセッサ6003は、例えば、中央処理装置（Central Processing Unit、CPU）であってもよいし、上記の方法を実装するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数のASI、1つまたは複数のDSP、または1つまたは複数のFPGAとして構成されてもよい。メモリ6004は、1つのメモリであってもよいし、複数の記憶素子の総称であってもよい。

図61は、本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。ユーザ機器は、図12から図15、または図17および図18、または図20および図21、または図23および図24、または図26および図27、または図29および図30、または図32および図33、または図35および図36、または図38および図39に示される実施形態のユーザ機器のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。ユーザ機器は、受信機6101と、送信機6102と、プロセッサ6103と、メモリ6104と、を特に備える。

ユーザ機器の構成要素は、図12から図15、または図17および図18、または図20および図21、または図23および図24、または図26および図27、または図29および図30、または図32および図33、または図35および図36、または図38および図39に示される実施形態のアクションを実施するように構成される。詳細は繰り返し説明されない。

あるいは、上述のモジュールの一部またはすべてが、ユーザ機器のチップに埋め込まれた集積回路の形態で実装されてもよい。モジュールは個別に実装されてもよいし、一緒に統合されてもよい。上述のモジュールは、上記の方法を実装するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数のASIC、1つまたは複数のDSP、または1つまたは複数のFPGAとして構成されてもよい。

図62は、本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。ネットワーク装置は、図16、図19、図22、図25、図28、図34、図37、または図40に示される実施形態のユーザ機器のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。ネットワーク装置は、受信機6201と、送信機6202と、プロセッサ6203と、メモリ6204と、を特に備える。

ユーザ機器の構成要素は、図16、図19、図22、図25、図28、図34、図37、または図40に示される実施形態のアクションを実施するように構成される。詳細は繰り返し説明されない。

プロセッサ6203は、代替的にコントローラであってもよく、図62では「コントローラ／プロセッサ6203」として表されている。送信機6202および受信機6201は、上述の実施形態における端末装置への情報の送信または端末装置からの情報の受信においてネットワーク装置をサポートするように、また端末装置と別の端末装置との間の無線通信をサポートするように構成される。プロセッサ6203は、端末装置と通信する様々な機能を実行する。

さらに、ネットワーク装置は、メモリ6204をさらに備えることができ、メモリ6204は、ネットワーク装置のプログラムコードおよびデータを格納するように構成される。加えて、ネットワーク装置は、通信インターフェース6205をさらに備え得る。通信インターフェース6205は、別のネットワークエンティティと通信するネットワーク装置をサポートするように構成される。

プロセッサ6203は、例えば、中央処理装置（Central Processing Unit、CPU）であってもよいし、上記の方法を実装するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数のASI、1つまたは複数のDSP、または1つまたは複数のFPGAとして構成されてもよい。メモリ6204は、1つのメモリであってもよいし、複数の記憶素子の総称であってもよい。

図63は、本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。ユーザ機器は、図41から図43に示される実施形態のユーザ機器のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。ユーザ機器は、受信機6301と、送信機6302と、プロセッサ6303と、メモリ6304と、を特に備える。

ユーザ機器の構成要素は、図41から図43に示される実施形態のアクションを実施するように構成される。詳細は繰り返し説明されない。

図64は、本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。ネットワーク装置は、図44に示される実施形態のユーザ機器のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。ネットワーク装置は、受信機6401と、送信機6402と、プロセッサ6403と、メモリ6404と、を特に備える。

ユーザ機器の構成要素は、図44に示される実施形態のアクションを実施するように構成される。詳細は繰り返し説明されない。

プロセッサ6403は、代替的にコントローラであってもよく、図64では「コントローラ／プロセッサ6403」として表されている。送信機6402および受信機6401は、上述の実施形態における端末装置への情報の送信または端末装置からの情報の受信においてネットワーク装置をサポートするように、また端末装置と別の端末装置との間の無線通信をサポートするように構成される。プロセッサ6403は、端末装置と通信する様々な機能を実行する。

さらに、ネットワーク装置は、メモリ6404をさらに備えることができ、メモリ6404は、ネットワーク装置のプログラムコードおよびデータを格納するように構成される。加えて、ネットワーク装置は、通信インターフェース6405をさらに備え得る。通信インターフェース6405は、別のネットワークエンティティと通信するネットワーク装置をサポートするように構成される。

プロセッサ6403は、例えば、中央処理装置（Central Processing Unit、CPU）であってもよいし、上記の方法を実装するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数のASI、1つまたは複数のDSP、または1つまたは複数のFPGAとして構成されてもよい。メモリ6404は、1つのメモリであってもよいし、複数の記憶素子の総称であってもよい。

図65は、本出願の一実施形態による別のユーザ機器の概略的な構成図である。ユーザ機器は、図45および図46、または図48および図49に示される実施形態のユーザ機器のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。ユーザ機器は、受信機6501と、送信機6502と、プロセッサ6503と、メモリ6504と、を特に備える。

ユーザ機器の構成要素は、図45および図46、または図48および図49に示される実施形態のアクションを実施するように構成される。詳細は繰り返し説明されない。

図66は、本出願の一実施形態による別のネットワーク装置の概略的な構成図である。ネットワーク装置は、図47または図50に示される実施形態のユーザ機器のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。ネットワーク装置は、受信機6601と、送信機6602と、プロセッサ6603と、メモリ6604と、を特に備える。

ユーザ機器の構成要素は、図47または図50に示される実施形態のアクションを実施するように構成される。詳細は繰り返し説明されない。

プロセッサ6603は、代替的にコントローラであってもよく、図66では「コントローラ／プロセッサ6603」として表されている。送信機6602および受信機6601は、上述の実施形態における端末装置への情報の送信または端末装置からの情報の受信においてネットワーク装置をサポートするように、また端末装置と別の端末装置との間の無線通信をサポートするように構成される。プロセッサ6603は、端末装置と通信する様々な機能を実行する。

さらに、ネットワーク装置は、メモリ6604をさらに備えることができ、メモリ6604は、ネットワーク装置のプログラムコードおよびデータを格納するように構成される。加えて、ネットワーク装置は、通信インターフェース6605をさらに備え得る。通信インターフェース6605は、別のネットワークエンティティと通信するネットワーク装置をサポートするように構成される。

プロセッサ6603は、例えば、中央処理装置（Central Processing Unit、CPU）であってもよいし、上記の方法を実装するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数のASI、1つまたは複数のDSP、または1つまたは複数のFPGAとして構成されてもよい。メモリ6604は、1つのメモリであってもよいし、複数の記憶素子の総称であってもよい。

上記の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用することによって実施されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実施するために使用される場合、実施形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実施されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、本出願の実施形態による手順または機能のすべてまたは一部が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよいし、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線（例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線（digital subscriber line、DSL））または無線（例えば、赤外線、電波、またはマイクロ波）方式で送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってもよく、または1つまたは複数の使用可能な媒体を一体化するサーバまたはデータセンタなどのデータ記憶装置であってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体（例えば、フロッピーディスク、ハードディスクまたは磁気テープ）、光学媒体（例えばDVD）、半導体媒体（例えば、ソリッドステートディスク（solid state disk、SSD））などであってもよい。

当業者は、上述の1つまたは複数の例では、本出願の実施形態で説明された機能がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって実装され得ることを認識すべきである。本出願がソフトウェアによって実施される場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体に格納されてもよいし、コンピュータ可読媒体内の1つまたは複数の命令またはコードとして送信されてもよい。コンピュータ可読媒体としては、コンピュータ記憶媒体および通信媒体が挙げられ、通信媒体は、コンピュータプログラムをある場所から別の場所に送信することを可能にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータにアクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得る。

（1）端末またはユーザ機器とも呼ばれる端末装置は、音声および／またはデータ接続をユーザに提供する装置、例えば、無線接続機能を備えたハンドヘルド装置または車載装置である。一般的な端末装置は、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス（mobile internet device、MID）、およびウェアラブルデバイスを含み、ウェアラブルデバイスは、例えば、スマートウォッチ、スマートバンド、または歩数計である。

（2）無線アクセスネットワーク（Radio Access Network、RAN）装置とも呼ばれるネットワーク装置は、端末装置を無線ネットワークに接続するための装置である。様々な通信規格のネットワーク装置が存在する。例えば、ネットワーク装置は、基地局、発展型NodeB（evolved Node B、eNB）、無線ネットワークコントローラ（radio network controller、RNC）、NodeB（Node B、NB）、ネットワーク装置コントローラ（Base Station Controller、BSC）、ネットワーク装置トランシーバステーション（Base Transceiver Station、BTS）、ホームネットワーク装置（例えば、Home evolved NodeBまたはHome NodeB、HNB）、ベースバンドユニット（BaseBand Unit、BBU）、中継局などを含むが、これらに限定されない。

（3）帯域幅部分（band width part、BWP）に関して、セルの帯域幅が広い場合、端末装置は、セルの帯域幅の一部でのみ動作することができる。セルの帯域幅の各部分は、1つのBWPと呼ばれる。

図67は、本出願の一実施形態によるアプリケーションシナリオの概略図である。図67に示されるネットワーキングアーキテクチャは、ネットワーク装置05および端末装置06を主に含む。端末装置05は、ネットワーク装置06と通信することができる。本出願では、ネットワーク装置は1つの端末装置に対して少なくとも1つのダウンリンクBWPと少なくとも1つのアップリンクBWPとを構成し得る。少なくとも1つのダウンリンクBWPはデフォルトのダウンリンクBWPを含み、デフォルトのダウンリンクBWPに対応するダウンリンク帯域幅は比較的狭い。したがって、端末装置がデフォルトのダウンリンクBWPでデータを送信する場合、端末装置は、狭帯域のダウンリンク制御情報を監視するだけでよく、また比較的小さな探索空間でブラインド検出を実行するだけでよく、これにより端末装置の電力消費を削減する。端末装置は、端末装置の電力消費を削減するために動作するように、デフォルトのダウンリンクBWPにフォールバックするように端末装置を制御することができる。タイマーが端末装置に設定されている。タイマーは、デフォルトのダウンリンクBWPにフォールバックするように端末装置を制御するためのタイマーである。端末装置がアクティブなダウンリンクBWPにおいて動作する場合、端末装置がタイマーを始動し、これによりタイマーが稼働するように始動され、アクティブなダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない。タイマーが期限切れになると、それは、所定の期間に端末装置のダウンリンクスケジューリングがなかったことを示す。この場合、端末装置は、広い帯域幅でデータ通信を行う必要はなく、狭い帯域幅で動作するだけでよい。したがって、端末装置は、動作するためにデフォルトのダウンリンクBWPに自動的に切り替わり、デフォルトのダウンリンクBWPは、端末装置によってアクティブ化されたダウンリンクBWPである。

キャリアアグリゲーションシナリオでは、セカンダリサービングセルが構成されるときに、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーおよびデフォルトのダウンリンクBWPも構成される必要があることが現在の規格で指定されている。ネットワーク装置は、RRC接続再構成メッセージを端末装置に送信する。RRC接続再構成メッセージは、セカンダリサービングセルの構成または再構成を命令するために使用され、RRC接続再構成メッセージが、セカンダリサービングセルがアクティブ化されたときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPおよび／またはアップリンクBWPを示す。第1のアクティブなダウンリンクBWPは、デフォルトのダウンリンクBWPではない場合がある。セカンダリサービングセルが既存のアクティブ化方式でアクティブ化されるとき、第1のダウンリンクBWPおよび／または第1のアップリンクBWPがアクティブ化されることも直接検討され得ることが分かる。

次に、タイマーの動作メカニズムについて説明する。端末装置が現在のアクティブなダウンリンクBWPから別のアクティブなダウンリンクBWPに切り替わると、端末装置はタイマーを始動し、別のアクティブなダウンリンクBWPはデフォルトのダウンリンクBWPではない。端末装置が現在のアクティブなダウンリンクBWPでの復号を通じてダウンリンク制御情報を正常に取得し、ダウンリンク制御情報を使用することにより物理ダウンリンク共有チャネル（Physical Downlink Shared Channel、略称PDSCH）をスケジュールすると、端末装置がタイマーを再始動する。タイマーが期限切れになると、端末装置は現在アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替わり、次に端末装置はデフォルトのダウンリンクBWPで動作する。

図68は、本発明の一実施形態によるタイマー処理の方法の概略的な流れ図である。図2に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

101c．端末装置は、ネットワーク装置によって送信された物理ダウンリンク制御チャネル命令（physical downlink control channel order、PDCCH order）メッセージを受信し、端末装置のタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。

本実施形態では、端末装置がアップリンク同期を失い、端末装置がダウンリンクデータを受信すると、ネットワーク装置は、PDCCH orderメッセージを端末装置に送信することができる。PDCCH orderメッセージは、非競合ランダムアクセス手順を実行するために端末装置をトリガするために使用される。ランダムアクセス手順を通じて、端末装置は、ネットワーク装置とのアップリンク同期を再び実施し、次に、ネットワーク装置によって送信されたダウンリンクデータを受信することができる。

端末装置はタイマーを維持する。タイマーはタイミングのために使用され、タイマーは指定された期間を有する。タイマーが稼働する期間が指定された期間と同じになるかそれを超えると、タイマーが期限切れになったと見なされる。従来技術では、タイマーが期限切れになったと端末装置が判定した場合、端末装置はBWPの切り替えを実行する、換言すれば、端末装置は、現在のアクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替える。場合により、タイマーはBWPフォールバックタイマーと呼ばれ得る。

本実施形態では、端末装置がネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージを受信した後に、端末装置がアクティブなダウンリンクBWPでデータ通信を実行し、アクティブなダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPでない場合、端末装置は、端末装置のタイマーが稼働していると判定し得る。

102c．端末装置はタイマーを始動または再始動する。

本実施形態では、ステップ101cの後、端末装置がネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージを受信した後、このことは、ネットワーク装置が端末装置とデータ通信を実行するところであることを示す。この場合、端末装置が依然としてダウンリンクBWPで動作する必要があり、ダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない場合、端末装置はタイマーを始動または再始動する必要がある。

端末装置がタイマーを再始動するプロセスは次の通りである。端末装置がタイマーの値を初期値にリセットし、次に端末装置がタイマーを始動する。

任意の実装形態では、PDCCH orderメッセージがダウンリンクBWPの識別子を含み、ダウンリンクBWPの識別子によって示されるダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない。

本実施形態では、ネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージがダウンリンクBWPの識別子を運び、ダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない。この場合、ステップ102cにおいて、PDCCH orderメッセージは、端末装置がダウンリンクBWPの切り替えを実行する必要があることを示す。ステップ102cにおいて、端末装置は、データ通信を実行するために、ダウンリンクBWPの識別子に対応するダウンリンクBWPに切り替える必要があり、またタイマーを始動または再始動する必要がある。

あるいは、ネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージは、ダウンリンクBWPの識別子を運ばない。この場合、ステップ102cにおいて、端末装置は、ダウンリンクBWPの切り替えを実行する必要はなく、端末装置は、以前の動作で使用されたダウンリンクBWPを依然としてアクティブ化し、またタイマーを始動または再始動する。

図69は、本発明の一実施形態によるタイマー処理の方法のシグナリング図である。図69に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S11c．ネットワーク装置は、PDCCH orderメッセージを端末装置に送信し、端末装置のタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。

S12c．端末装置はタイマーを始動または再始動する。

ここで、図68のステップ101cは、ステップS11cで実施される。S12cについては、図68のステップ102cを参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、端末装置が、ネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージを受信し、端末装置のタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーであり、端末装置が、タイマーを始動または再始動する。したがって、端末装置のタイマーが稼働している場合、ネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージが受信された後に、タイマーを始動するべきか再始動するべきかが検討される。このようにして、タイマーの動作シナリオが提供される。

図70は、本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法の概略的な流れ図である。図70に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

201c．端末装置は、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように端末装置に命令するために使用される。

本実施形態では、ネットワーク装置は、指示メッセージを端末装置に送信し、指示メッセージが、1つまたは複数のセカンダリサービングセルをアクティブ化するように端末装置に命令するために使用される。

任意の実装形態では、指示メッセージはアクティブ化コマンドである。アクティブ化コマンドは、少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように命令するためのMAC CEであり得る。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルが非アクティブ状態である。

本実施形態では、ステップ201cにおいて、指示メッセージが少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように端末装置に命令するために使用されるが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルの一部のみが非アクティブ状態であってもよいし、少なくとも1つのセカンダリサービングセルのそれぞれが非アクティブ状態であってもよい。

202c．端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動し、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。

本実施形態では、少なくとも1つのセカンダリサービングセルが端末装置のために構成され、各セカンダリサービングセルがタイマーに関連付けられる。タイマーはタイミングのために使用され、タイマーは指定された期間を有する。タイマーが稼働する期間が指定された期間と同じになるかそれを超えると、タイマーが期限切れになったと見なされる。従来技術では、タイマーが期限切れになったと端末装置が判定した場合、端末装置はBWPの切り替えを実行する、換言すれば、端末装置は、現在のアクティブなダウンリンクBWPから現在のセカンダリサービングセルにおけるデフォルトのダウンリンクBWPに切り替える。場合により、タイマーはBWPフォールバックタイマーと呼ばれる場合がある。

このステップでは、ステップ201cの後、端末装置が指示メッセージを受信した後に、端末装置は、サービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動することができる。

具体的には、端末装置がネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信した後に、端末装置は、指示メッセージによって示された各セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動することができる。例えば、端末装置は、指示メッセージによって示される各セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動する、または端末装置は、指示メッセージによって示される複数のセカンダリサービングセルのいくつかに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動する。

あるいは、端末装置がネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信した後に、指示メッセージが少なくとも1つのセカンダリサービングセルを示すため、端末装置は、少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおける非アクティブ状態のセカンダリサービングセルのタイマーのみを始動または再始動する。

任意の実装形態では、ステップ201cの前に、本方法は次のステップをさらに含み得る。

ステップ203c：端末装置は、ネットワーク装置によって送信されたRRCメッセージを受信し、RRCメッセージが指示情報を含み、指示情報が少なくとも1つのセカンダリサービングセルを追加または変更するように命令するために使用され、RRCメッセージがセカンダリサービングセルの第1のダウンリンクBWPをさらに含み、第1のダウンリンクBWPがセカンダリサービングセルがアクティブ化されたときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPであり、第1のダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない。

本実施形態では、ネットワーク装置はRRCメッセージを端末装置にまず送信する。場合により、RRCメッセージは、RRC接続再構成メッセージであってもよい。RRCメッセージは指示メッセージを含み、指示メッセージは、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを追加または変更するように端末装置に命令するために使用される。加えて、RRCメッセージは、少なくとも1つのセカンダリサービングセルのうちの1つまたは複数の第1のダウンリンクBWPをさらに含む。換言すれば、RRCメッセージは、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを追加または変更するように端末装置に命令するために使用されるが、RRCメッセージは、少なくとも1つのセカンダリサービングセルのうちの1つまたは複数のみの第1のダウンリンクBWPを示し得る。

加えて、セカンダリサービングセルの第1のダウンリンクBWPは、端末装置がセカンダリサービングセルをアクティブ化するときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPであり、第1のダウンリンクBWPはデフォルトのダウンリンクBWPではない。

例えば、ネットワーク装置は、RRCメッセージを端末装置に送信し、RRCメッセージが指示情報を含み、指示情報がセカンダリサービングセル1、セカンダリサービングセル2、セカンダリサービングセル3、およびセカンダリサービングセル4を追加または変更するように命令するために使用され、RRCメッセージがセカンダリサービングセル2の第1のダウンリンクBWP1をさらに含み、第1のダウンリンクBWP1がセカンダリサービングセル2がアクティブ化されたときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWP1であり、第1のダウンリンクBWP1がデフォルトのダウンリンクBWPではない。

別の例では、ネットワーク装置は、RRCメッセージを端末装置に送信し、RRCメッセージが指示情報を含み、指示情報がセカンダリサービングセル1、セカンダリサービングセル2、セカンダリサービングセル3、およびセカンダリサービングセル4を追加または変更するように命令するために使用され、RRCメッセージが、セカンダリサービングセル2の第1のダウンリンクBWP1およびセカンダリサービングセル4の第1のダウンリンクBWP2をさらに含み、第1のダウンリンクBWP1が、セカンダリサービングセル2がアクティブ化されるときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPであり、第1のダウンリンクBWP2が、セカンダリサービングセル4がアクティブ化されるときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPであり、第1のダウンリンクBWP1も第1のダウンリンクBWP2もデフォルトのダウンリンクBWPではない。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、ステップ202cは、
端末装置によって、端末装置の媒体アクセス制御MAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動するように端末装置の物理層に命令するステップ
を特に含む。

本実施形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが端末装置の物理層によって維持されるタイマーである場合、ステップ202cにおいて、端末装置のMAC層が、端末装置の物理層に命令コマンドを送信し、これにより端末装置の物理層が、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動する。

図71は、本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法のシグナリング図である。図71に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S22c．ネットワーク装置は、RRCメッセージを端末装置に送信し、RRCメッセージが指示情報を含み、指示情報が少なくとも1つのセカンダリサービングセルを追加または変更するように命令するために使用され、RRCメッセージがセカンダリサービングセルの第1のダウンリンクBWPをさらに含み、第1のダウンリンクBWPがセカンダリサービングセルがアクティブ化されたときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPであり、第1のダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない。

S21c．ネットワーク装置は、指示メッセージを端末装置に送信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように端末装置に命令するために使用される。

S23c．端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動し、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、ステップS23は、
端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動するように端末装置の物理層に命令するステップ
を特に含む。

ここで、図70のステップ201cはステップS21cで実施され、図70のステップ203cはステップS22cで実施され、図70のステップ202cはステップS23cで実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、端末装置が、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように端末装置に命令するために使用され、端末装置が、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動し、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。したがって、端末装置が、ネットワーク装置によって送信され、かつ少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように命令するために使用される指示メッセージを受信すると、端末装置がセカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動するべきか再始動するべきかが検討される。このようにして、タイマーの動作シナリオが提供される。

図72は、本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法の概略的な流れ図である。図72に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

301c．端末装置は、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを非アクティブ化するように端末装置に命令するために使用され、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。

任意の実装形態では、指示メッセージは非アクティブ化コマンドである。非アクティブ化コマンドは、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを非アクティブ化するように命令するためのMAC CEであり得る。

このステップでは、端末装置は、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信する。指示メッセージは、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを示し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを非アクティブ化するように端末装置に命令するために使用される。この場合、端末装置は、少なくとも1つのセカンダリサービングセルのセカンダリサービングセルにおいて動作し、換言すれば、端末装置は、セカンダリサービングセルのアクティブなダウンリンクBWPでデータ通信を実行し、アクティブなダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない。この場合、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働中であると判定され得る。

302c．端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止またはリセットする、または端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットする。

本実施形態では、ステップ301cの条件が満たされた場合、端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止する必要がある、または端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーをリセットする必要がある、または端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けらたタイマーを停止およびリセットする。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、ステップ302cが、
端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止動もしくは再始動するように端末装置の物理層に命令するステップ、または
端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するステップ
を特に含む。

本実施形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが端末装置の物理層によって維持されるタイマーである場合、ステップ302cにおいて、端末装置のMAC層が端末装置の物理層に指示コマンドを送信し、これにより端末装置の物理層がセカンダリサービングセルに関連するタイマーを停止する、またはステップ302cにおいて、端末装置のMAC層が端末装置の物理層に指示コマンドを送信し、これにより、端末装置の物理層がセカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーをリセットする、またはステップ302cにおいて、端末装置のMAC層が端末装置の物理層に指示コマンドを送信し、これにより端末装置の物理層がセカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットする。

図73は、本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法のシグナリング図である。図73に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S31c．ネットワーク装置は、指示メッセージを端末装置に送信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを非アクティブ化するように端末装置に命令するために使用され、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。

S32c．端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止またはリセットする、または端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットする。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、ステップS32cが、
端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動するように端末装置の物理層に命令するステップ、または端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するステップ
を特に含む。

ここで、図72のステップ301cはステップS31cで実施され、図72のステップ302cはステップS32cで実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、端末装置が、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを非アクティブ化するように端末装置に命令するために使用され、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーであり、端末装置が、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットする、または端末装置が、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットする。したがって、端末装置がネットワーク装置によって送信された非アクティブ化コマンドを受信すると、非アクティブ化する必要のあるセカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働中の場合、端末装置がセカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止するべきかリセットするべきかが検討される。このようにして、タイマーの動作シナリオが提供される。

図74は、本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法の概略的な流れ図である。図74に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

401c．端末装置は、セカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れになったことを判定し、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。

このステップでは、端末装置がセカンダリサービングセルのダウンリンクBWPでデータ通信を実行するときに、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働中の場合、端末装置はセカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れであるか否かを判定する必要がある。

402c．端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止またはリセットする、または端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットする。

本実施形態では、ステップ401cにおいてセカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れになったと端末装置が判定した場合、端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止する必要がある、または端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーをリセットする必要がある、または端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けらたタイマーを停止およびリセットする。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、ステップ302cが、
端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動するように端末装置の物理層に命令するステップ、または端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するステップ
を特に含む。

本実施形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが端末装置の物理層によって維持されるタイマーである場合、ステップ402cにおいて、セカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れになったと端末装置が判定すると、端末装置のMAC層が端末装置の物理層に指示コマンドを送信し、これにより端末装置の物理層がセカンダリサービングセルに関連するタイマーを停止する、またはステップ402cにおいて、端末装置のMAC層が端末装置の物理層に指示コマンドを送信し、これにより、端末装置の物理層がセカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーをリセットする、またはステップ402cにおいて、端末装置のMAC層が端末装置の物理層に指示コマンドを送信し、これにより端末装置の物理層がセカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットする。

図75は、本発明の一実施形態による別のタイマー処理の方法のシグナリング図である。図75に示されるように、本方法は具体的には次のとおりである。

S41c．端末装置は、セカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れになったことを判定し、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。

S42c．端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止またはリセットする、または端末装置は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットする。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、ステップS42cが、
端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動するように端末装置の物理層に命令するステップ、または端末装置によって、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するステップ
を特に含む。

ここで、図74のステップ401cはステップS41cで実施され、図74のステップ402cはステップS42で実施される。詳細は繰り返し説明されない。

本実施形態では、端末装置は、セカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れであると判定し、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーであり、端末装置が、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットする、または端末装置が、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットする。したがって、セカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが満了したと端末装置が判断したとき、端末装置がセカンダリサービングセルに関連するタイマーを停止またはリセットするか否かが検討される。このようにして、タイマーの動作シナリオが提供される。

図76は、本出願の一実施形態による端末装置の概略的な構成図である。図76に示されるように、端末装置は、
ネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージを受信し、端末装置のタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成された受信モジュール51と、
タイマーを始動または再始動するように構成された稼働モジュール52と、
を備える。

受信モジュール51は、図68に示される方法でステップ101cを実行することができ、稼働モジュール52は、図68に示される方法でステップ102cを実行することができる。

図76に示される実施形態における端末装置は、上記の方法で図68および図69に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。端末装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図77は、本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。図77に示されるように、端末装置は、
ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように端末装置に命令するために使用される、ように構成された第1の受信モジュール61と、
セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動し、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成された稼働モジュール62と、
を備える。

第1の受信モジュール61は、図70に示される方法でステップ201cを実行することができ、稼働モジュール62は、図70に示される方法でステップ202cを実行することができる。

任意の実装形態では、端末装置が、
第1の受信モジュール61がネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信する前に、ネットワーク装置によって送信されたRRCメッセージを受信し、RRCメッセージが指示情報を含み、指示情報が少なくとも1つのセカンダリサービングセルを追加または変更するように命令するために使用され、RRCメッセージがセカンダリサービングセルの第1のダウンリンクBWPをさらに含み、第1のダウンリンクBWPがセカンダリサービングセルがアクティブ化されたときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPであり、第1のダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない、第2の受信モジュール
をさらに備える。

第2の受信モジュールは、図70に示される方法でステップ203cを実行することができる。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、稼働モジュール62が、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動するように端末装置の物理層に命令するように特に構成される。

図77に示される実施形態における端末装置は、上記の方法で図70および図71に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。端末装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図78は、本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。図78に示されるように、端末装置は、
ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを非アクティブ化するように端末装置に命令するために使用され、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成された受信モジュール71と、
セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットする、または端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように構成された処理モジュール72と、
を備える。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、処理モジュール72が、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動するように端末装置の物理層に命令する、または端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するように特に構成される。

受信モジュール71は、図72に示される方法でステップ301cを実行することができ、処理モジュール72は、図72に示される方法でステップ302cを実行することができる。

図78に示される実施形態における端末装置は、上記の方法で図72および図73に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。端末装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

図79は、本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。図79に示されるように、端末装置は、
セカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れになったことを判定し、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成された判定モジュール81と、
セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットするステップ、または端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように構成された処理モジュール82と、
を備える。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、処理モジュール82が、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動するように端末装置の物理層に命令する、または端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するように特に構成される。

判定モジュール81は、図74に示される方法でステップ401cを実行することができ、処理モジュール82は、図74に示される方法でステップ402cを実行することができる。

図79に示される実施形態における端末装置は、上記の方法で図74および図75に示される実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。端末装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

端末装置およびネットワーク装置におけるモジュールの分割は、単に論理的な機能分割であることを理解されたい。実際の実装形態では、すべてまたは一部のモジュールが1つの物理エンティティに統合されてもよいし、モジュールが物理的に分離されてもよい。加えて、これらのモジュールは、処理要素を使用することによって呼び出されるソフトウェアの形態ですべて実装されてもよいし、ハードウェアの形態ですべて実装されてもよいし、モジュールの一部が処理要素を使用することによって呼び出されるソフトウェアの形態で実装されてもよいし、モジュールの一部がハードウェアの形態で実装されてもよい。例えば、送信モジュールは、独立して配置された処理要素であってもよく、または実装のために端末装置またはネットワーク装置のチップに統合されてもよい。加えて、送信モジュールは、プログラムの形態で端末装置またはネットワーク装置のメモリに格納されてもよく、モジュールの機能を実行するために、端末装置またはネットワーク装置の処理要素によって呼び出されてもよい。他のモジュールの実装形態は、送信モジュールの実装形態と同様である。加えて、すべてまたは一部のモジュールが、一緒に統合されてもよいし、個別に実装されてもよい。本明細書の処理要素は、信号処理機能を備えた集積回路であり得る。実施プロセスにおいて、上述の方法または上述のモジュールのステップは、プロセッサ要素内のハードウェアの集積論理回路を使用することにより、またはソフトウェアの命令を使用することにより実施され得る。加えて、受信モジュールは、受信制御モジュールであり、端末装置またはネットワーク装置の受信装置、例えばアンテナや高周波装置を使用することによって、ネットワーク装置によって送信された情報を受信してもよい。送信モジュールは、送信制御モジュールであり、ネットワーク装置または端末装置の送信装置、例えばアンテナまたは無線周波数装置を使用することによって、端末装置に情報を送信してもよい。

例えば、上述のモジュールは、上述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路（Application Specific Integrated Circuit、ASIC）、1つまたは複数のマイクロプロセッサ（digital signal processor、DSP）、または1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ（Field Programmable Gate Array、FPGA）として構成されてもよい。別の例として、上述のモジュールのうちの1つが処理要素を使用することによりスケジュールされたプログラムの形態で実施される場合、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば中央処理装置（Central Processing Unit、CPU）またはプログラムを呼び出すことができる別のプロセッサであってもよい。別の例として、これらのユニットは一緒に統合され、システムオンチップ（system－on－a－chip、SOC）の形態で実装されてもよい。

図80は、本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。図80に示されるように、端末装置は、図68および図69に示される実施形態における端末装置のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。端末装置は、受信機1411と、送信機1412と、プロセッサ1413と、メモリ1414と、を備える。

受信機1411は、ネットワーク装置によって送信されたPDCCH orderメッセージを受信するように構成され、端末装置のタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンク帯域幅部分BWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである。

プロセッサ1413は、タイマーを始動または再始動するように構成される。

受信機1411は、図76に示される端末装置において受信モジュール51の機能を実施してもよく、プロセッサ1413は、図76に示される端末装置において稼働モジュール52の機能を実施してもよい。さらに、受信機1411は、図68に示される方法でステップ101cを実行することができ、プロセッサ1413は、図68に示される方法でステップ102cを実行することができる、または受信機1411は、図69に示される方法でステップS11cを実行することができ、プロセッサ1413は、図69に示される方法でステップS12cを実行することができる。

図80に示される実施形態における端末装置は、上記の方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。端末装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

受信機1411および送信機1412は、アンテナに接続され得る。ダウンリンク方向では、受信機1411は、アンテナを使用することにより、ネットワーク装置によって送信された情報を受信し、送信機1412は、アンテナを使用することにより、情報を処理のためにプロセッサ1413に送信する。アップリンク方向ではて、プロセッサ1413は、端末装置のデータを処理し、送信機1412を使用することによって、処理後に得られたデータをネットワーク装置に送信する。

メモリ1414は、上述の方法の実施形態または図76に示される実施形態のモジュールを実施するためのプログラムを格納するように構成され、プロセッサ1413は、図76に示されるモジュールを実装するために、上述の方法の実施形態の動作を実行するためにプログラムを呼び出す。

図81は、本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。図81に示されるように、端末装置は、図70および図71に示される実施形態における端末装置のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。端末装置は、受信機1511と、送信機1512と、プロセッサ1513と、メモリ1514と、を備える。

受信機1511は、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルをアクティブ化するように端末装置に命令するために使用される、ように構成される。

プロセッサ1513は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動し、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成される。

任意の実装形態では、受信機1511が、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信する前に、ネットワーク装置によって送信されたRRCメッセージを受信し、RRCメッセージが指示情報を含み、指示情報が少なくとも1つのセカンダリサービングセルを追加または変更するように命令するために使用され、RRCメッセージがセカンダリサービングセルの第1のダウンリンクBWPをさらに含み、第1のダウンリンクBWPがセカンダリサービングセルがアクティブ化されたときに最初にアクティブ化されるダウンリンクBWPであり、第1のダウンリンクBWPがデフォルトのダウンリンクBWPではない、ようにさらに構成される。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、プロセッサ1513が、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動または再始動するように端末装置の物理層に命令するように特に構成される。

受信機1511は、図77に示される端末装置において第1の受信モジュール61および第2の受信モジュールの機能を実施してもよく、プロセッサ1513は、図77に示される端末装置において稼働モジュール62の機能を実施してもよい。さらに、受信機1511は、図70に示される方法でステップ201cおよびステップ203cを実行することができ、プロセッサ1513は、図70に示される方法でステップ202cを実行することができる、または受信機1511は、図71に示される方法でステップS21cおよびS22cを実行することができ、プロセッサ1513は、図71に示される方法でステップS23cを実行することができる。

図81に示される実施形態における端末装置は、上記の方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。端末装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

受信機1511および送信機1512は、アンテナに接続され得る。ダウンリンク方向では、受信機1511は、アンテナを使用することにより、ネットワーク装置によって送信された情報を受信し、送信機1512は、アンテナを使用することにより、情報を処理のためにプロセッサ1513に送信する。アップリンク方向ではて、プロセッサ1513は、端末装置のデータを処理し、送信機1512を使用することによって、処理後に得られたデータをネットワーク装置に送信する。

メモリ1514は、上述の方法の実施形態または図77に示される実施形態のモジュールを実施するためのプログラムを格納するように構成され、プロセッサ1513は、図77に示されるモジュールを実装するために、上述の方法の実施形態の動作を実行するためにプログラムを呼び出す。

図82は、本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。図82に示されるように、端末装置は、図72および図73に示される実施形態における端末装置のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。端末装置は、受信機1611と、送信機1612と、プロセッサ1613と、メモリ1614と、を備える。

受信機1611は、ネットワーク装置によって送信された指示メッセージを受信し、指示メッセージが、少なくとも1つのセカンダリサービングセルを非アクティブ化するように端末装置に命令するために使用され、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーである、ように構成される。

プロセッサ1613は、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止またはリセットする、または端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットする、ように構成される。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、プロセッサ1613が、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動するように端末装置の物理層に命令する、または端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するように特に構成される。

受信機1611は、図78に示される端末装置において受信モジュール71の機能を実施してもよく、プロセッサ1613は、図78に示される端末装置において処理モジュール72の機能を実施してもよい。さらに、受信機1611は、図72に示される方法でステップ301cを実行することができ、プロセッサ1613は、図72に示される方法でステップ302cを実行することができる、または受信機1611は、図73に示される方法でステップS31cを実行することができ、プロセッサ1613は、図73に示される方法でステップS32cを実行することができる。

図82に示される実施形態における端末装置は、上記の方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。端末装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

受信機1611および送信機1612は、アンテナに接続され得る。ダウンリンク方向では、受信機1611は、アンテナを使用することにより、ネットワーク装置によって送信された情報を受信し、送信機1612は、アンテナを使用することにより、情報を処理のためにプロセッサ1613に送信する。アップリンク方向ではて、プロセッサ1613は、端末装置のデータを処理し、送信機1612を使用することによって、処理後に得られたデータをネットワーク装置に送信する。

メモリ1614は、上述の方法の実施形態または図78に示される実施形態のモジュールを実施するためのプログラムを格納するように構成され、プロセッサ1613は、図78に示されるモジュールを実装するために、上述の方法の実施形態の動作を実行するためにプログラムを呼び出す。

図83は、本出願の一実施形態による別の端末装置の概略的な構成図である。図83に示されるように、端末装置は、図74および図75に示される実施形態における端末装置のアクションまたはステップを実行するように構成され得る。端末装置は、受信機1711と、送信機1712と、プロセッサ1713と、メモリ1714と、を備える。

プロセッサ1713は、セカンダリサービングセルのセカンダリサービングセル非アクティブ化タイマーが期限切れになったことを判定し、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが稼働しており、タイマーが、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り替えるために端末装置によって使用されるタイマーであり、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止もしくはリセットする、または端末装置によって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように構成される。

任意の実装形態では、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーが、端末装置の物理層によって維持されるタイマーであり、プロセッサ1713が、端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを始動もしくは再始動するように端末装置の物理層に命令する、または端末装置のMAC層を使用することによって、セカンダリサービングセルに関連付けられたタイマーを停止およびリセットするように端末装置の物理層に命令するように特に構成される。

プロセッサ1713は、図79に示される端末装置内の判定モジュール81および処理モジュール82の機能を実施することができる。さらに、プロセッサ1713は、図74に示される方法においてステップ401cおよびステップ402cを実行することができる、またはプロセッサ1713は、図75に示される方法においてステップS41cおよびS42cを実行することができる。

図83に示される実施形態における端末装置は、上記の方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。端末装置の実装原理および技術的効果は、上述の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書では繰り返し説明されない。

受信機1711および送信機1712は、アンテナに接続され得る。ダウンリンク方向では、受信機1711は、アンテナを使用することにより、ネットワーク装置によって送信された情報を受信し、送信機1712は、アンテナを使用することにより、情報を処理のためにプロセッサ1713に送信する。アップリンク方向ではて、プロセッサ1713は、端末装置のデータを処理し、送信機1712を使用することによって、処理後に得られたデータをネットワーク装置に送信する。

メモリ1714は、上述の方法の実施形態または図79に示される実施形態のモジュールを実施するためのプログラムを格納するように構成され、プロセッサ1713は、図79に示されるモジュールを実装するために、上述の方法の実施形態の動作を実行するためにプログラムを呼び出す。

51 受信モジュール
52 稼働モジュール
61 第1の受信モジュール
62 稼働モジュール
71 受信モジュール
72 処理モジュール
81 判定モジュール
82 処理モジュール
511 受信モジュール
512 アクセスモジュール
521 送信モジュール
531 第1の受信モジュール
532 伝送モジュール
541 第1の送信モジュール
551 受信モジュール
552 アクセスモジュール
561 受信モジュール
562 第1の送信モジュール
571 第1の受信モジュール
572 送信モジュール
573 第2の受信モジュール
574 伝送モジュール
581 第1の受信モジュール
582 送信モジュール
1411 受信機
1412 送信機
1413 プロセッサ
1414 メモリ
1511 受信機
1512 送信機
1513 プロセッサ
1514 メモリ
1611 受信機
1612 送信機
1613 プロセッサ
1614 メモリ
1711 受信機
1712 送信機
1713 プロセッサ
1714 メモリ
5901 受信機
5902 送信機
5903 プロセッサ
5904 メモリ
6001 受信機
6002 送信機
6003 プロセッサ
6004 メモリ
6005 通信インターフェース
6101 受信機
6102 送信機
6103 プロセッサ
6104 メモリ
6201 受信機
6202 送信機
6203 プロセッサ
6204 メモリ
6205 通信インターフェース
6301 受信機
6302 送信機
6303 プロセッサ
6304 メモリ
6401 受信機
6402 送信機
6403 プロセッサ
6404 メモリ
6405 通信インターフェース
6501 受信機
6502 送信機
6503 プロセッサ
6504 メモリ
6601 受信機
6602 送信機
6603 プロセッサ
6604 メモリ
6605 通信インターフェース

第19の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器が、第1の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがユーザ機器に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、第1の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

第24の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、ネットワーク装置が、第2の態様による任意の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素またはチップを備え、
チップがネットワーク装置に適用され、チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、通信インターフェース、プロセッサ、およびメモリが回路を使用することにより相互接続され、プロセッサが、第2の態様による方法のステップを実行するためにメモリに格納された命令を呼び出す。

本実施形態では、ユーザ機器は、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルをネットワーク装置に送信する。

図4または図5の非競合ランダムアクセス手順に基づいて、図1bに示されるシナリオでは、本出願の実施形態の解決策は次のとおりである。以下に提供される方法は、ユーザ機器がソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置にハンドオーバされる場合に適用可能であるだけでなく、ネットワーク装置がユーザ機器のためにデュアルコネクティビティを構成する場合にも適用可能である。ユーザ機器がソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置にハンドオーバされる場合、次の方法における第1のメッセージは、例えば、ハンドオーバ要求メッセージであり、第2のメッセージは、例えば、ハンドオーバ要求確認応答メッセージである。ネットワーク装置がユーザ機器のためにデュアルコネクティビティを構成する場合、次の方法の第1のメッセージは、例えば、セカンダリノード（secondary Node）追加要求メッセージであり、第2のメッセージは、例えば、セカンダリノードの追加要求確認応答メッセージである。

ここで、ステップS4201からS4206は、図41のステップ4101およびステップ4102の第1の実装形態である。詳細は繰り返し説明されない。

ここで、ステップS4301からS4306は、図41のステップ4101およびステップ4102の第2の実装形態である。詳細は繰り返し説明されない。

プロセッサ6003は、例えば、中央処理装置（Central Processing Unit、CPU）であってもよいし、上記の方法を実装するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数のASIC、1つまたは複数のDSP、または1つまたは複数のFPGAとして構成されてもよい。メモリ6004は、1つのメモリであってもよいし、複数の記憶素子の総称であってもよい。

プロセッサ6203は、例えば、中央処理装置（Central Processing Unit、CPU）であってもよいし、上記の方法を実装するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数のASIC、1つまたは複数のDSP、または1つまたは複数のFPGAとして構成されてもよい。メモリ6204は、1つのメモリであってもよいし、複数の記憶素子の総称であってもよい。

プロセッサ6403は、例えば、中央処理装置（Central Processing Unit、CPU）であってもよいし、上記の方法を実装するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数のASIC、1つまたは複数のDSP、または1つまたは複数のFPGAとして構成されてもよい。メモリ6404は、1つのメモリであってもよいし、複数の記憶素子の総称であってもよい。

プロセッサ6603は、例えば、中央処理装置（Central Processing Unit、CPU）であってもよいし、上記の方法を実装するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数のASIC、1つまたは複数のDSP、または1つまたは複数のFPGAとして構成されてもよい。メモリ6604は、1つのメモリであってもよいし、複数の記憶素子の総称であってもよい。

Claims

ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたランダムアクセス応答RARメッセージを受信するステップであって、前記RARメッセージが帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ステップと、
前記ユーザ機器によって、前記BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するステップと、
を含む、ランダムアクセスの方法。
前記RARメッセージがアップリンク許可UL grantを含み、前記UL grantが前記BWP識別子を含むか示す、請求項1に記載の方法。
前記アップリンク伝送に使用される物理リソースが前記UL grantによって示される物理リソースである、請求項2に記載の方法。
前記ユーザ機器によって、前記BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行する前記ステップの前に、
前記ユーザ機器によって、前記第1のBWPをアクティブ化するステップ
をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信する前記ステップの前に、
前記ユーザ機器によって、前記ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信するステップであって、前記制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するように前記ユーザ機器をトリガするために使用される、ステップと、
前記ユーザ機器によって、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルを前記ネットワーク装置に送信するステップと、
をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
前記制御シグナリングが物理ダウンリンク制御チャネル命令PDCCH orderである、請求項5に記載の方法。
前記ユーザ機器によって、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルを前記ネットワーク装置に送信する前記ステップの前に、
前記ユーザ機器によって、前記第2のBWPをアクティブ化するステップ
をさらに含む、請求項5または6に記載の方法。
前記制御シグナリングが前記第2のBWPの識別子を含む、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
任意のサービングセルにおいて前記ユーザ機器によって受信された前記制御シグナリングが前記第2のBWPの前記識別子を含む、または
任意のサービングセルにおいて前記ユーザ機器によって受信された前記制御シグナリングが前記第2のBWPの前記識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいて前記ユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが前記少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される、または
セカンダリサービングセルにおいて前記ユーザ機器によって受信された前記制御シグナリングが前記第2のBWPの前記識別子を含む、または
前記少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいて前記ユーザ機器によって受信された前記制御シグナリングが前記第2のBWPの前記識別子を含み、少なくとも2つのアップリンクBWPが前記少なくとも1つのセカンダリサービングセルにおいて前記ユーザ機器のために構成され、ランダムアクセスチャネルが前記少なくとも2つのアップリンクBWPのそれぞれのために構成される、請求項8に記載の方法。
前記第2のBWPが前記ユーザ機器の第1のサービングセルにおけるBWPであり、
前記第1のサービングセルが、前記ユーザ機器が前記制御シグナリングを受信するときに使用されるサービングセルである、または前記第1のサービングセルが、前記ユーザ機器が前記制御シグナリングを受信するときに使用される第2のサービングセルを使用することによってスケジュールされたサービングセルである、請求項5から9のいずれか一項に記載の方法。
前記第1のBWPが、前記第1のサービングセルにおける前記ユーザ機器の初期のアクティブなBWPである、または
前記第1のBWPが、前記第1のサービングセルにおける前記ユーザ機器の第1のアクティブなBWPである、または
前記第1のBWPが、前記第1のサービングセルにおける前記ユーザ機器のデフォルトのBWPである、または
前記第1のBWPが、前記ユーザ機器のために前記ネットワーク装置によって構成されたBWPであり、前記第1のBWPが、前記第1のサービングセルにおいてランダムアクセスを実行するために前記ユーザ機器によって使用される、または
前記第1のBWPが、前記ユーザ機器のために前記ネットワーク装置によって構成されたBWPであり、前記第1のBWPが、前記第1のサービングセルにおいて非競合ランダムアクセスを実行するために前記ユーザ機器によって使用されるBWPである、または
前記第1のBWPが、前記ユーザ機器がランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである、または
前記第1のBWPが、前記ユーザ機器が非競合ランダムアクセスを実行するときにアクティブ化されるBWPである、請求項10に記載の方法。
前記第1のBWPおよび前記第2のBWPはアップリンクBWPであり、前記第1のBWPと前記第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい、請求項5から11のいずれか一項に記載の方法。
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信する前記ステップが、
前記ユーザ機器によって、前記ネットワーク装置によって送信された前記RARメッセージを、第3のBWPで受信するステップであって、前記第3のBWPがダウンリンクBWPであり、
前記第3のBWPが、前記ユーザ機器が前記第1のサービングセルにおいて前記制御シグナリングを受信するときの前記第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または前記第3のBWPが、前記ユーザ機器が前記第1のサービングセルにおいて前記制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、ステップ
を含む、請求項10または11に記載の方法。
前記第1のBWPおよび前記第2のBWPはそれぞれ、アップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、前記第1のBWPと前記第2のBWPとは同じBWPであってもよいし、異なるBWPであってもよい、請求項5から11のいずれか一項に記載の方法。
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信する前記ステップが、
前記ユーザ機器によって、前記ネットワーク装置によって送信された前記RARメッセージを、前記第2のBWPの前記アップリンクBWPで受信するステップ
を含む、請求項14に記載の方法。
ユーザ機器によって、ネットワーク装置によって送信されたRARメッセージを受信する前記ステップが、
前記ユーザ機器によって、前記ネットワーク装置によって送信された前記RARメッセージを、第4のBWPで受信するステップであって、前記第4のBWPがアップリンクBWPとダウンリンクBWPとを含むBWPペアであり、
前記第4のBWPが、前記ユーザ機器が前記第1のサービングセルにおいて前記制御シグナリングを受信するときの前記第2のサービングセルにおけるアクティブなBWPである、または前記第4のBWPが、前記ユーザ機器が前記第1のサービングセルにおいて前記制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである、ステップ
を含む、請求項10または11に記載の方法。
前記第4のBWPが、前記ユーザ機器が前記第1のサービングセルにおいて前記制御シグナリングを受信するときに使用されるBWPである場合、
前記ユーザ機器によって、第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルを前記ネットワーク装置に送信する前記ステップの後、前記方法は、
前記ユーザ機器によって、前記第4のBWPをアクティブ化し、前記第2のBWPを非アクティブ化するステップ
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
ネットワーク装置によって、ランダムアクセス応答RARメッセージをユーザ機器に送信するステップであって、前記RARメッセージが帯域幅部分BWP識別子を含むか示し、前記BWP識別子が第1のBWPに対応する、ステップ
を含む、ランダムアクセスの方法。
ネットワーク装置によって、RARメッセージをユーザ機器に送信する前記ステップの前に、
前記ネットワーク装置によって、制御シグナリングを前記ユーザ機器に送信するステップであって、前記制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するように前記ユーザ機器をトリガするために使用される、ステップ
をさらに含む、請求項18に記載の方法。
前記制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む、請求項19に記載の方法。
ネットワーク装置によって送信されたランダムアクセス応答RARメッセージを受信し、前記RARメッセージが帯域幅部分BWP識別子を含むか示す、ように構成された第1の受信モジュールと、
前記BWP識別子に対応する第1のBWPでアップリンク伝送を実行するように構成された伝送モジュールと、
を備える、ユーザ機器。
前記ユーザ機器が、
前記伝送モジュールが前記BWP識別子に対応する前記第1のBWPでアップリンク伝送を実行する前に、前記第1のBWPをアクティブ化するように構成された第1のアクティブ化モジュール
をさらに備える、請求項21に記載のユーザ機器。
前記ユーザ機器が、
前記第1の受信モジュールが前記ネットワーク装置によって送信された前記RARメッセージを受信する前に、前記ネットワーク装置によって送信された制御シグナリングを受信し、前記制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するように前記ユーザ機器をトリガするために使用される、ように構成された第2の受信モジュールと、
第2のBWPでランダムアクセスプリアンブルを前記ネットワーク装置に送信するように構成された送信モジュールと、
をさらに備える、請求項21または22に記載のユーザ機器。
前記ユーザ機器が、
前記送信モジュールが、前記第2のBWPで前記ランダムアクセスプリアンブルを前記ネットワーク装置に送信する前に、前記第2のBWPをアクティブ化するように構成された第2のアクティブ化モジュール
をさらに備える、請求項23に記載のユーザ機器。
前記制御シグナリングが前記第2のBWPの識別子を含む、請求項23または24に記載のユーザ機器。
ランダムアクセス応答RARメッセージをユーザ機器に送信し、前記RARメッセージが帯域幅部分BWP識別子を含むか示し、前記BWP識別子が第1のBWPに対応する、ように構成された第1の送信モジュール
を備える、ネットワーク装置。
前記ネットワーク装置が、
前記第1の送信モジュールが前記RARメッセージを前記ユーザ機器に送信する前に、制御シグナリングを前記ユーザ機器に送信し、前記制御シグナリングが、ランダムアクセス手順を実行するように前記ユーザ機器をトリガするために使用される、ように構成された第2の送信モジュール
をさらに備える、請求項26に記載のネットワーク装置。
前記制御シグナリングが第2のBWPの識別子を含む、請求項27に記載のネットワーク装置。
チップであって、前記チップがユーザ機器に適用され、前記チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、前記通信インターフェース、前記プロセッサ、および前記メモリが回路を使用することにより相互接続され、前記プロセッサが請求項1から17のいずれか一項に記載の方法の前記ステップを実行するために前記メモリに格納された命令を呼び出す、チップ。
チップであって、前記チップがネットワーク装置に適用され、前記チップが、少なくとも1つの通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、を備え、前記通信インターフェース、前記プロセッサ、および前記メモリが回路を使用することにより相互接続され、前記プロセッサが請求項18から20のいずれか一項に記載の方法の前記ステップを実行するために前記メモリに格納された命令を呼び出す、チップ。
命令を含み、前記命令がコンピュータで実行されると、前記コンピュータが請求項1から17のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
命令を含み、前記命令がコンピュータで実行されると、前記コンピュータが請求項18から20のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。