JP2023014991A - キャップに切り込みを入れるためのナイフ - Google Patents
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Abstract
【課題】キャップを切断するための器具のための改良されたナイフを提供する。【解決手段】横断切断ツールは、少なくとも2つの横断切断エッジを含み、少なくとも2つの横断切断エッジの、それぞれの横断切断エッジは、第1の高さと第2の高さの間で実質的に垂直に延在し、そのような角度は、垂直軸Zを通り、前進方向Tに接する基準平面上で定義される。【選択図】図1
Description
本発明は、ボトルなどの容器を閉じるために使用されるタイプのキャップ又はクロージャ又はプラスチック製ストッパに切り込み(incision)を入れるためのナイフに関する。特に、本発明は、キャップの側壁に切り込みを入れて、そのような側壁上に、誤開栓防止(tamperproof)バンド(band:帯)又はリングと、誤開栓防止バンド又はリングをキャップの異なる部分、例えばキャップ本体、すなわちキャップの閉鎖端を有する側壁の部分、に接続するための、ストラップ又はヒンジとしても知られる1つ又は複数の接続部分とが得られるように構成されるナイフに関するものである。
ナイフは、キャップの側壁を切断して、キャップの本体上に、タブ、すなわち、容器が開けられた後、ユーザによる容器へのアクセスを容易にするために、誤開栓防止リングに対してクロージャを予め設定した位置に維持するように形作られた本体の部分を得るようにも構成される。
プラスチック材料からなる物品の設計は、リサイクル可能な材料及び使用後の物品のリサイクルに対してますます指向されている。このため、容器用のクロージャの分野でも、容器の開栓後でもクロージャをそれ自身の誤開栓防止リングに保持することができるストラップを備えたクロージャがますます要求されている。
使用中、容器を閉じるために、誤開栓防止バンドとストラップを備えるストッパをボトルなどの容器の飲み口(mouthpiece)に適用すると、誤開栓防止バンドが容器の座部に配置され、容器の座部とは、容器本体が備える誤開栓防止リングの軸方向の動きを制限する2つの環状突出部の間に一般に規定されるものである。クロージャを開く方向に回すと、容器が開けられ、誤開栓防止バンドはその座部に保持され、ストラップは、クロージャの閉鎖端部分が容器の飲み口から離れた後も、キャップを誤開栓防止リングに、ひいてはボトルに接続したままにする。タブは、特に、容器の飲み口に使用者が容易にアクセスできるような位置、特に、誤開栓防止リング又は容器の飲み口に対して裏返った(overturned)位置にクロージャの閉鎖端部分を保持するように形成されている。
このことは、クロージャのプラスチック材料のリサイクルを意図する場合、クロージャと同時に誤開栓防止リングもボトルから分離することができるため、プラスチックの有効なリサイクルに貢献する。さらに、容器を開栓した後でも、クロージャを誤開栓防止リングに接続しておくことは、キャップが環境中に散らばることを防止するために役立つ。
キャップの側壁のストラップは、主に次の2種類の加工に従って得られる:成形、すなわちストラップを形成する目的を持った形状の型を提供することによって、又は、切り込み、すなわち既に形成されたキャップの側壁に切断(cut)又は切り込みの構成を提供することによって得られる。切断や切り込みは、キャップの残りの側壁から部分的に取り外し可能な側壁部分を決定し、そのような側壁部分は、誤開栓防止リングとタブに加えて、接続部分又はストラップを定義する。また、キャップを成形するための特定の金型形状と、成形後のキャップに得られる所定の形状のノッチ(notch)とを組み合わせてストラップを製造する技術も知られている。
それらは、誤開栓防止バンドと、キャップの側壁の残りの部分、すなわち本体、との間の周方向の弱化及び優先的分離線(separation line)を決定するために、その側壁においてキャップに切断又は切り込みを入れるのに適した刃を含む公知の切断デバイスである。このタイプの切断は、水平切断とも呼ばれる。
それらはまた、例えば、誤開栓防止バンドにおける弱化ゾーンを得るために、キャップの軸に実質的に平行な方向に従ってキャップの側壁に、1つ以上の点又はゾーンで、切断して切り込みを入れるのに適した公知の切断デバイスである。このタイプの切断は、垂直切断とも呼ばれる。
それらはまた、キャップの半径方向のある位置で水平切断と垂直切断の両方によって側壁に切り込みを入れるのに適合した公知の切断デバイスである。これらの最後の切断デバイスは、一般に、水平切断用のナイフを含み、その下流には、垂直切断によってキャップに切り込みを入れるために垂直刃を備えたインサートが配置されている。
それらはまた、接続部分又はストラップ、およびタブを得るための様々な刃を含むナイフを有する公知の切断デバイスである。
上述した様々な切断デバイスには、特定の切断形状および特定のキャップサイズ用に製造されたナイフが備えられている。このことは、キャップ製造業者は、キャップの製造バッチが変更されるたびに、切断デバイスが備えるべき複数のナイフを見つけ、保管しておかなければならないことを意味する。さらに、切断デバイスに新しいナイフを装備するためには、一定のダウンタイムが必要であり、その結果、生産コストが高くなる。さらに、ストラップを得るためのナイフは、構造が複雑で、摩耗すると刃などの部品を多数交換する必要があり、そのような複雑な構造を有するキャップを製造すると、製造コストが高くなる。
公知のナイフが構造的に複雑であることは、近年のナイフの寸法が小さいためにほとんどアクセスできないので、ナイフを研ぐことを困難にし、非常に非効率である。これはメンテナンス時間を増加させ、刃の研磨が不均一となってしまうことの一因となる。
本発明の目的は、キャップを切断するための器具のための先行技術のナイフを改良することである。
本発明の他の目的は、キャップに切り込みを入れるための代替策を提供することである。
本発明の更なる目的は、プラスチックキャップの側壁に設けられたストラップおよびタブ等のその他の要素の切り込みを入れるキャップ切断器具用のナイフであって、比較的簡単な構造を有するものを提供することにある。
本発明によれば、添付の請求項によって定義されるようなナイフが提供される。
本発明によれば、異なる傾斜に従って構成された切断プロファイルによって、様々な複雑さの形状を有する切開を行う多層ナイフを提供することが可能である。
本発明によれば、その刃を効果的に研ぐことができるナイフを提供することが可能である。
本発明によれば、堅牢でコンパクト、かつ使用時に安定したナイフを提供すること可能である。
本発明は、そのいくつかの例示的かつ非限定的な実施形態を示す添付の図面を参照して、よりよく理解され、実施されるはずである。
図1~13を参照すると、キャップ又はストッパ又はクロージャに切り込みを入れるためのナイフ、すなわちキャップ7の側壁70に切り込みを入れるか又は切断するために構成されたナイフ100の第1の実施形態が開示されている。キャップ7は、プラスチック材料で作られており、ボトルなどの容器を閉じることを意図したものである。キャップ7は、カップ状の本体71を有し、閉鎖端8と開放端9とを備えている。
ナイフ100は、キャップ7に切り込み線とノッチを得るために、切断器具(apparatus)に装着されるように構成されている。
「切断」又は「ノッチ」という用語は、貫通切断、すなわちナイフの作用によって材料の連続性が中断された貫通スロットを備えたキャップ7のゾーンを意味する。「切り込み」という用語は、側壁70が、材料の連続性を中断することなく所定の深さまで材料に侵入するナイフに起因する小さな厚みを有するキャップ7のゾーンを意味する。キャップ壁の厚さに基づいて、ナイフの均等な作用、すなわちナイフの侵入深さが均等であっても、侵入深さが壁の厚さと同じかそれ以上である場合は切断、又は同じ侵入深さが壁の厚さより小さい場合は切り込みが形成され得る。
ナイフ100は、キャップ7の壁と相互作用してその上にノッチ又は切り込みを生成するための切断部60を含む。特に、ナイフ100は、複数の切断ツールを含む。ナイフ100は、複数の切断ツールのうちの切断ツールが積み重ねられた層状構造を有する。層状構造は、ナイフ100の切断部を規定し、以下、切断エッジ60の構成と称する。本開示において、切断エッジの構成とは、ナイフが備える形状及び大きさの異なる切断エッジの構成又は集合体を意味し、ナイフ100をキャップに切り込み及びノッチを入れるための切断器具に装着した際に、ナイフがキャップ7に切断及び/又は切り込みを行うことを可能とする。
図14~27を参照すると、ナイフの第2の実施形態、すなわち、ナイフ100’が示されている。ナイフ100’は、層状構造を有するが、ナイフ100のものと比較して切断エッジが異なる構成を有する。このような構造は、ナイフ100’の別の切断部、すなわち、切断エッジ60’の別の構成を規定する。
ナイフ100、100’は、キャップ7(図12、13、26、27)に誤開栓防止バンド又はリング72を形成するのに好適である。ナイフ100、100’は、誤開栓防止リング72と本体71との間に接続部分74a、74b、74a’、74b’を形成するのに適している。接続部分74a、74b、74a’、74b’によって、キャップ7の本体71は、容器を開栓して内容物にアクセスするためにキャップ7が適用されていた容器口から取り外されたとき、すなわちキャップが開栓構成D(図13、図27)にあるときでも、誤開栓防止リング72に連結されたままである。
ナイフ100、100’は、キャップ7の本体71に設けられた側壁70にタブ部79、79’を形成するのにも好適である。タブ部79、79’により、キャップ7の本体71を容器口から裏返った状態で保持することができる。キャップが開栓構成Dにあるとき、誤開栓防止リング72と本体71とを連結するストラップ74a、74b、74a’、74b’の存在から、本体71は、容器口から離脱しているにもかかわらず容器口の近くで持ち上げられたままであり、容器口を本体71の邪魔から解放し、キャップ7が適用された容器口に容易にアクセスするためには、本体71を誤開栓防止リング72に対して裏返す必要がある場合があり、本体71を一旦裏返すと、ストラップの弾性により、本体71は、保持しなければ、開口構成Dと同様の構成に戻ることが可能である。タブ部79、79’によって、本体71を誤開栓防止リング72に対して裏返った構成(図示せず)で安定的に保持することが可能であり、タブ部79、79’は、特に誤開栓防止リング72上又は容器口に置かれた本体を保持する要素に接するように形成されたものである。
使用時、切断器具内のナイフ100、100’は、キャップ7の軸に平行な、又はそれと一致する回転軸Rを中心に回転するキャップ7を掴むマンドレル(図示せず)と協働し、マンドレルはキャップ7の側壁70をナイフ100、100’の切断部60、60’に接触させて、キャップ7を前進方向Tに実質的に円弧状の経路に沿って動かし、回転軸Rについてキャップ7を回転させて、キャップが切断部60、60’に対して回転するようにする。切断器具は、その外周にマンドレルが回転可能に支持されるマンドレルホルダ・カルーセル(mandrel-holder carousel)を含んでいてもよく、そのようなマンドレルホルダ・カルーセルは、回転軸Rに実質的に平行なその回転軸を中心に回転可能である。経路の中心(図に示されていない)はナイフ100、100’の外側に配置され、マンドレルホルダ・カルーセルの回転軸と一致してもよい。
ナイフ100、100’の切断部の切断エッジ60、60’の構成に応じて、キャップ7の側壁70に、対応する切り込みが得られる。言い換えれば、このような切断エッジ60、60’の構成は、キャップ7の側壁70の凹部として得られる。
特に図1及び図14を参照すると、キャップ7の前進方向T及び回転方向Rは例示的なものに過ぎず、キャップ7に対する刃100、100’の作用は、前進方向T及び回転方向Rの両方を反転した状態で得られるものと同じであることに留意されたい。
図12、13、および26、27を参照すると、切断エッジ60、60’の構成は、切断および切り込みの作用の後に、側壁70に、本体71および誤開栓防止バンド又はリング72を画定する。本開示では、「本体」という用語は、側壁70のうち、閉鎖端8を有する部分と関連付けられ、一方、「誤開栓防止バンド」又は「誤開栓防止リング」という用語は、側壁70のうち、実質的に環状の、開放端9を有する部分と関連付けられる。
本体71と誤開栓防止バンド72は、複数の接続部分又はストラップ74a、74b、74a’、74b’によって互いに接続され、複数のブリッジ73、すなわちキャップ7が適用された容器が最初に開栓されたときにユーザによって破壊され、容器閉鎖の不正開栓(又は最初の開栓)の証拠を残すことを意図したプラスチック材料で作られた要素によって、互いに接続されている。
特に図12及び図26を参照すると、キャップ7は、その側壁70が代表平面(representation plane)上に敷設されて示されており、ブリッジ73が完全なままであって、ストラップ74a、74b、74a’、74b’とともに、誤開栓防止バンド72を本体71に接合するために貢献する閉鎖構成Cにある。閉鎖構成Cは、容器に適用される前、又は適用された後、容器が初めて開けられ、キャップが作動する前までの、キャップの状態である。
特に図13及び図27を参照すると、キャップ7は、その側壁70が代表平面上に敷設されて示されており、ブリッジ73が破断され、本体71が誤開栓防止バンド72から離間し、誤開栓防止バンド72がストラップ74a、74b、74a’、74b’によって本体71に接続されている、開栓構成Dにある。開栓構成Dは、容器に適用されたキャップによって、容器が最初に開栓された後に容器からキャップが外されたときのキャップの状態である。
ナイフ100、100’は、層状構造に配置された複数の切断ツールを含む。切断ツールは、平面Pに対して実質的に平行、特に平行であり、垂直方向Zに積層されている。垂直軸Zは、平面Pに対して横断する方向であり、特に直交する。使用中、平面Pは、回転軸Rに対して実質的に直交していてもよい。
参照符号100で示されるナイフ(図1~13)を参照すると、層状構造は、キャップ7における誤開栓防止リング72及び本体71を使用中に決定するために、垂直軸Z上の第1の高さで側壁70に周方向のノッチを入れるように配置された第1の水平切断ツール1と、第1の高さと異なる垂直軸Z上の第2の高さで側壁70に別の周方向のノッチを入れるように配置された第2の水平切断ツール2とを含む。特に、第2の高さは、第1の高さよりも大きい。
ナイフ100の層状構造は、第1の水平切断ツール1および第2の水平切断ツール2との使用時に本体71上のタブ部79を決定するために、側壁70に少なくとも1つの横断する方向のノッチを作成するように配置された横断切断ツール3をさらに含む。
本発明の枠内では、「横断する方向」および「横断する方向に」という用語は、平面Pに関してそれを横切る向きであることを意味する。特に、「横断する方向」および「横断する方向に」という用語は、主に水平以外の任意の傾斜で延びるキャップ上の刃及び/又は切断エッジ及び/又は切断及び/又は切り込みに関連するものとし、そのような傾斜は、垂直軸Zを通り、前進方向Tに接する水平面に関して定義するものとする。
参照符号100で示されるナイフにおいて、横断切断ツール3は、第1の水平切断ツール1と第2の水平切断ツール2との間に介在する。
図3、6及び8を参照して、第1の水平切断ツール1は板状構造を有し、すなわちそれは主に横断する方向の寸法(厚さ)に関して2つの主要寸法に沿って延在している。第1の水平切断ツール1は、特に長方形の平面を有する。第1の水平切断ツール1は、互いに反対向きで、かつ平面Pに対して実質的に平行な2つの平面;第1の下面1bおよび第1の上面1aを有する。
第1の水平切断ツール1は、第1の周辺領域1dにおいて、第1の刃11a、1bと第1の凹部14とを含む。第1の刃11a、11bおよび第1の凹部14は、第1の水平切断ツール1の第1の周辺領域1dに沿って(すなわち、前進方向Tに沿って)交互に配置されている。第1の周辺領域1dは、使用時に、経路に、又は同様にキャップ7に面する。第1の刃11a、11bは、ブリッジ73を形成するように配置された1つ又は複数のノッチ13を含んでいてもよい。
第1の刃11a、11bの各第1の刃11a、11bには、その自由端にそれぞれの第1の切断エッジ10a、10bが設けられている。
具体例において、第1の水平切断ツール1は、2つの第1の切断エッジ10a、10bと、第1の2つの切断エッジ10a、10bの間に配置された第1の凹部14を有する。第1の凹部14は、第1の切断エッジ10a、10bを分離し、後述するように切断ツールの一部を受け入れるように配置されている。
図8を参照すると、参照符号11aで示される第1の刃(又は同様に第1の切断エッジ10a)は第1の水平寸法A10a上に延び、第1の刃11b(又は同様に第1の切断エッジ10a)は水平寸法A10b上に延びている。水平寸法A10aと水平寸法A10bは、実質的に等しくてもよい。第1の凹部14は、第1の凹部B14の水平方向の寸法にわたって延びている。
本発明の枠内では、ナイフ要素(刃、凹部、切断エッジの組み合わせなど)の「水平寸法」は、平面Pに平行な水平測定面上で測定された寸法(直線又は曲線又は角度)を意味する。
第1の切断エッジ10a、10bは、平面Pに平行な同じ第1の平面上にある。平面Pに対して、平面Pと直交する垂直軸Z上では、第1の平面は第1の高さにある。第1の切断エッジ10a、10bは、実質的に円弧状の第1の曲線を定義し、その中心は、平面Pに実質的に直交する第1の軸上であってナイフ100の外側に位置している。
第1のノッチ13は、ブリッジ73を形成するために、材料の連続性を中断させないように、例えば局所的に変形させないように、又はキャップの側壁70を貫通せずに切り込みを入れるように、好適に間隔をあけて大きさが決められている。
描かれていない実施形態では、第1の水平切断ツールは、2つより多い第1の水平刃、例えば、2つの凹部によって不連続とされた3つの水平刃を含んでもよい。代替的に、描かれていない更なる実施形態では、第1の水平切断ツールは、3つの凹部によって不連続とされた4つの水平刃を含んでもよい。
第1の水平切断ツール1は、第2の水平切断ツール2により側壁70にストラップ74a、74bを形成するのに貢献するように配置され、本体71と誤開栓防止バンド72とを分離するノッチ入れや切断を行うものである。
図3、4及び10を参照して、第2の水平切断ツール2は板状構造を有し、すなわちそれは主に横断する方向の寸法(厚さ)に関して2つの主要寸法に沿って延在している。第2の水平切断ツール2は、特に長方形の平面を有する。第2の水平切断ツール2は、互いに反対向きで、かつ平面Pに対して実質的に平行な2つの平面:第2の下面2bおよび第2の上面2aを有する。
第2の水平切断ツール2は、第2の周辺領域2dにおいて、その自由端に第2の切断エッジ20を備えた第2の刃21を含む。第2の周辺領域2dは、使用時に、経路に、又は同様にキャップ7に面する。
参照符号100で示されるナイフにおいて、第2の水平切断ツール2は、第2の周辺領域2dで、切断エッジ20を備える単一の第2の刃21を含む。
特に図10を参照して、第2の刃20は、第2の周辺領域2d上で、前進方向Tに沿って、水平方向A20にわたって延在していてもよい。
第2の刃21は、ブリッジ73を形成するように配置された1つ又は複数の第2のノッチを含んでもよい。すなわち、第2の刃21の、1つ又は複数の第2のノッチは、上述した1つ又は複数の第1のノッチ13と同様の形状および機能を有する。
第2の切断エッジ20は、平面Pに平行な第2の平面上にある。平面Pに対して、平面Pと直交する垂直軸Z上では、第2の平面は、第2の高さにある。第2の高さは、垂直軸Zに沿って第1の高さよりも大きい高さにある。第2の水平切断エッジ20は、実質的に円弧状の第2の曲線を定義し、その中心は、平面Pに実質的に直交する第2の軸上であってナイフ100の外側に位置している。
参照符号100で示されるナイフにおいて、第2の水平切断ツール2は、第1の水平切断ツール1と共に側壁70にストラップ74a、74bを形成するのに貢献するように配置される。
加えて、第2の水平切断ツール2は、横断切断ツール3とともに側壁70にタブ部79の水平部分を形成するのに貢献するように配置されている。
本明細書で記述される第2の実施形態では、更なる第2の水平切断ツールにおいて、水平刃が複数設けられ、特に、凹部によって不連続とされた2つの水平刃が設けられる。
図1~3、5及び9を参照して、横断切断ツール3は、平面Pに平行な、特に長方形の平面である板状構造を有している。横断切断ツール3は、互いに反対向きであり、かつ平面Pに対して実質的に平行な2つの平面、すなわち下面3bおよび上面3aを有する。
横断切断ツール3は、側壁70に、横断する方向のノッチ入れを行うために配置される。
その周辺領域3dにおいて、横断切断ツール3は、それぞれの横断切断エッジ30a、30bを備える1つ以上の横断刃31a、31bを含む。横断切断エッジ30a、30bのそれぞれの横断切断エッジ30a、30bは、第1の高さと第2の高さの間で実質的に垂直に延びている。本発明の枠組みの中で、「実質的に垂直に」は、垂直軸Zに平行であること、及び横断切断エッジ30a、30bと垂直軸Zとの間の角度が、ある範囲の値で構成されることを含み、そのような角度は、垂直軸Zを通り、前進方向Tに接する基準平面上で定義される。そのような角度は、それぞれの横断切断エッジ30a、30bが垂直軸Zと形成する角度が鋭角であることを意図しなければならない。特に、その角度は、±25°の範囲、又は±15°の範囲、又は±5°の範囲でもよい。
図9を参照して、横断刃31a、31bは、互いに前進方向Tに沿って、水平寸法D30だけ離間している。水平寸法D30は、第1の凹部の水平寸法B14よりも小さい。
具体例では、横断切断ツール3は、横断切断エッジ30aと横断切断エッジ30bという2つの横断切断エッジ30a、30bを含む。2つの横断切断エッジ30a、30bは、互いに、かつ垂直軸Zに対して実質的に平行に配向している。
互いに実質的に平行な2つの横断切断刃30a、30b及び垂直軸Zに加えて、又はその代替として、図示しない横断切断ツールの更なる実施形態では、負の傾斜を有する傾斜切断エッジのそれぞれの自由端に設けられた1つ又は複数の負の傾斜の刃及び/又は正の傾斜を有するそれぞれの傾斜切断エッジと1つ又は複数の正の傾斜垂直刃を含んでもよい。例えば、この図示しない実施形態では、それぞれのタブ部を形成するために、2個又は3個又は4個又は5個の正の傾斜の刃がそれぞれの負の傾斜の刃と交互に設けられてもよい。言い換えれば、この図示しない実施形態では、各横断切断エッジは、基準面上の垂直軸Zに対してゼロ度ではない角度で延在していてもよい。
従って、平面Pに直交する垂直軸Zと、前進方向Tの任意の点を起点として実質的に前進方向Tとして配向された軸とによって形成される直交平面に関して、横断刃の横断切断エッジは、周辺領域3d上で、横断刃31a、31bのように垂直に、負の方向(図示せず)で、正の方向(図示せず)で、の代替の配向方法として、配向されてもよい。
横断切断ツール3の周辺領域3dは、平面Pに実質的に平行な平面内にある実質的に円弧状の曲線を規定し、円弧の中心は、平面Pに実質的に直交する軸上であって、ナイフ100の外側に位置する。周辺領域3dはさらに、ナイフ100が側壁70に切り込みと切断を行う際にキャップ7の側壁70がそれ自体の回転軸R上で回転され得るときに接触する曲線状の当接面(abutment surface)を規定する。言い換えれば、周辺領域3dによって規定される曲線状の当接面は、前進方向Tにおける刃100との相互作用経路に沿ってキャップ7を案内するのに貢献する。
図示しない実施形態では、横断刃は、1つ又は複数の先に説明した第1のノッチ13と同様に間隔をあけて同様の大きさを有し、かつ同じ機能を備えたノッチ(図示せず)を含んでもよい。
横断刃31a及び横断刃31bは、横断切断ツール3の下面3bの下方に延び、その下面3bから突出する支持突起3cによって支持されている。
図示しない実施形態では、横断刃31aは、横断切断ツール3の厚みに完全に収容されてもよく、すなわちその下端は下面3bから突出しない。この実施形態では、支持突起3cは存在しなくてもよい。
図示されていない更なる実施形態では、横断刃31a、31bは、それぞれ異なる支持突起によって支持され、それぞれが下面3bの下に突出してもよい。
支持突起3cは、第1の水平切断ツール1に存在する凹部に受け入れられる形状である。特に支持突起3cは、第1の水平切断ツール1の第1の凹部14に受け入れられる。これにより、横断切断エッジ30a、30bの下端の1つは、第1の、2つの横断切断エッジ10a、10bの同じ第1の高さに達するか、又は第1の高さより低い高さに達する。図1~図11に示す例では、横断切断エッジ30a、30bの下端は、共に第1の高さに達している。
図1~3の参照を続けて、ナイフ100の組立構成は、後述するように、第2の水平切断ツール2と第1の水平切断ツール1との間に横断切断ツール3を介在させることを規定している。
ナイフ100のそのような組立構成において、第2の下面2bは上面3aと接触しており、第1の上面1aは下面3bと接触している。ナイフ100のそのような組立構成において、第1の切断エッジ10a、10bによって規定される第1の曲線の第1の軸、第2の切断エッジ20によって規定される第2の曲線の第2の軸、周辺領域3dに規定される曲線状の当接面の軸は、さらに、互いに実質的に一致する。特に、第1の軸、第2の軸、及び周辺領域3dによって画定される曲線状の当接軸は、マンドレルホルダ・カルーセルの回転軸と実質的に一致する。
ナイフ100は、ネジ手段又はボルト手段などの図示しない締結手段によって切断器具のフレームに取り外し可能に固定され、これにより切断デバイス1、2、3が互いに取り外し可能にロックされ固定されることがさらに可能になる。図3を参照すると、そのような締結手段は、平面Pに実質的に直交する垂直嵌合軸(fitting axis)M1、M2に沿って嵌合されてもよい。図3を再び参照すると、切断デバイス1、2、3のそれぞれは、特に、切断デバイス1、2、3が上から下への積層順序に応じて、層状構造から取り外されるか、又は層状構造に装着され得るように、締結手段を受け入れるように配置された貫通孔1e、2e、3e、1f、2f、3fを少なくとも含む。特に図8、9、10を参照すると、少なくとも1つの孔1e、2e、3e、1f、2f、3fは、特に平面Pに平行な平面上で切断デバイス1、2、3の位置を互いに独立して調整できるように配置された偏心孔、又はアイレット1e、2e、3eを少なくとも含んでもよい。少なくとも1つの孔1e、2e、3e、1f、2f、3fは、特に、切断ツール1、2、3のそれぞれを選択的に取り外して、追加の切断デバイスを取り外し及び/又は挿入すること、例えば摩耗した切断エッジを有する切断ツールを交換すること又は切断エッジの配置を変更することができるようにすることができる。例えば、横断切断刃3のみを交換し、第1の水平切断ツール1及び/又は第2の水平切断ツール2を交換せずに層状構造を復元させることが可能である。
ナイフの層状構造及び対応する組立構成は、組立構成において切断ツールを追加及び/又は交換することにより、キャップに形成される切断及びノッチの配置を変化させることを可能にする。特に、キャップの所定の寸法(直径など)については、第1の横断切断ツールを維持することができるので、横断切断ツールを、例えば、横断刃の間の距離が異なる、及び/又は厚さが異なる別の横断切断ツールと交換し、水平切断ツールも同時に交換することなく、同じ寸法のキャップに異なる形状のストラップ又はタブを形成することが可能である。
追加的又は代替的に、第1の水平切断ツール及び/又は横断切断ツールを交換することなく、第2の水平切断ツールを別の第2の水平切断ツールと交換して、例えばストラップの(周方向の)長さを変えることができる。
このようなナイフ100の組立構成において、切断エッジ60の配置は、刃11a、11b、第2の刃21及び横断刃31a、31b間の相対的位置により規定される。
図1~11に示すナイフ100では、切断エッジ60の配置は、単一の切断面、特に主軸がナイフ100の外側にある円筒形の切断面上にある。言い換えれば、ナイフ100において、切断エッジは同じ深さを有する。そのような円筒形切断面の主軸は、マンドレルホルダ・カルーセルの回転軸と実質的に一致してもよい。
代替的に、図示しないナイフの実施形態において、切断ツール1、2、3の各々の切断エッジは、異なる深さを有していてもよい。言い換えれば、切断エッジは、マンドレルホルダ・カルーセルの軸からある程度離間して配置されてもよく、例えば、横断切断エッジ30a、30bは、第2の切断エッジ20及び/又は第1の切断エッジ10a、10bに対してより引っ込んでいてもよい(例えば、マンドレルホルダ・カルーセルの軸からより離間していてもよい)。
ここで図11を参照すると、ナイフ100の切断エッジ60の配置は、平面Pに平行な第1の平面上にある第1の切断エッジ10a、10b、平面Pに平行な第2の平面上にある第2の切断エッジ20、および平面Pに実質的に直交して配置された横断切断エッジ30a、30bによって規定されている。切断エッジ60の配置は平面Pに横切る、斜めの切断エッジであり得るものを含んでもよい。
既に述べたように、第1の切断エッジ10a、10bおよび第2の切断エッジ20は、垂直軸Zに沿った異なる高さ、すなわち平面Pから異なる距離で互いの間に配置されている。
図12及び図13を参照すると、切断ツールの切断エッジ間の相対的位置によって、ナイフ100はキャップ7の側壁70に様々な部分を形成する。
ナイフ100は、同一平面上に配置され、第1の切断エッジ10a、10bが側壁70の厚さを貫通することによって得られる、特に1つ以上の意図された切り離し線(intended detachment line)78a、78bを側壁70に形成してもよい。
ナイフ100は、特に1つ以上の接続部分、すなわちストラップ74a、74bを側壁70に形成してもよい。各ストラップ74a、74bは、順に、第1の切断エッジ10a、10bおよび第2の切断エッジ20の端部の貫通によって得られる、特に中央部(central portion)77a、77bを含んでもよい。各ストラップ74a、74bは、順に、特にストラップ74a、74bを本体71に接続するために配置された、横断切断エッジ30a、30bの貫通によって得られる接合部(joint portion)76a、76bを特に含んでいてもよい。
ナイフ100は、横断切断エッジ30a、30bの貫通によって、および第2の横断切断エッジ20の中間部(intermediate part)によって得られるタブ79の一部を側壁70に形成してもよい。
詳細には、次に図11を参照すると、前進方向Tに沿って、ナイフ100は、特に、平面Pに平行な第1の平面上にある第1の切断エッジ10aを含む開口形成部68aを含んでいてもよい。開口形成部68aは、ナイフ100の長さの、すなわち切断部60の水平寸法の、25%と55%の間、好ましくは30%と50%の間、より好ましくは35%と45%の間で構成されてもよい水平方向A10aにわたって延在している。開口形成部68aは、キャップ7において、相対的な意図された切り離し線78aに対応する(図12及び図13)。言い換えれば、開口形成部68aは、特に、垂直軸Z上の第1の高さで側壁70に周方向のノッチを形成して、誤開栓防止リング72及び本体71を規定するように配置されている。
ナイフ100は、特に、接続形成部64aを含んでいてもよい。接続形成部64aは、ナイフ100の長さの5%~30%、好ましくは18%~25%、さらに好ましくは10%~20%の間に延びるナイフ100の領域を占める。接続形成部64aは、キャップ7のストラップ74aに相当する。言い換えれば、接続形成部64aは、特に、使用時に、誤開栓防止リング72と本体71とを接続する接続部分74aを決定するために、側壁70に周方向のノッチを形成するように配置される。接続形成部64aは、順に、特に、第1の切断エッジ10aが、第2の平面上に、すなわち第1の切断エッジ10aよりも大きい高さにある第2の切断エッジ20に対して、垂直軸Zに沿って、重なる接続形成中央部67aを構成してもよい。接続形成中央部67aは、ストラップ77aのそれぞれの中央部に対応する。接続形成部64aは、順に、接続形成中央部67aの特に下流に位置し、横断切断エッジ30aを含む接合部形成部66aを含んでいてもよい。接合部形成部66aは、キャップ7の各接合部76aに対応する。言い換えれば、接合部形成部66aは、特に、接合部76aを使用時に決定するために配置されている。
ナイフ100は、特に、横断切断エッジ30a、第2の横断切断エッジ20の中間部、および横断切断エッジ30bを含むタブ形成部69を含んでいてもよい。特に図示の例では、2つの垂直切断エッジ30a、30bは互いに平行で平面Pに直交し、第2の横断切断エッジ20は平面Pに平行である。タブ形成部69は側壁70のタブ部79に相当する。言い換えれば、タブ形成部69は、使用時に、本体部71に設けられたタブ部79を決定するために、側壁70にノッチを形成するように配置されている。タブ形成部69は、ナイフ100の長さの10%以上15%以下の切断エッジ30a、30bの間の距離にわたって延びている。
ナイフ100は、特に、更なる接続形成部64bを含んでもよい。更なる接続形成部64bは、ナイフ100の長さの5%~30%、好ましくは18%~25%、さらに好ましくは10%~20%の間に延びるナイフ100の領域を占める。更なる接続形成部64bは、ストラップ74bに対応する。更なる接続形成部64bは、順に、更なる接続形成中央部67bを特に含んでいてもよく、第1の切断エッジ10bが、第2の平面上に、すなわち第1の切断エッジ10bよりも大きな高さにある第2の切断エッジ20bの最終部分と垂直軸Zに沿って重なる。更なる接続形成中央部67bは、ストラップ77bのそれぞれの中央部に対応する。接続形成部64bは、順に、横断切断エッジ30bを含む、更なる接続形成中央部67bの特に上流に位置する、更なる接続形成部66bを含んでもよい。第2の切断エッジ20は、特に横断切断エッジ30bに対して直角に配置される。更なる接合部形成部66bは、キャップ7のそれぞれの接合部76bに対応する。
ナイフ100は、特に、平面Pに平行な第1の平面上にある第1の切断エッジ10bを含む、更なる開口形成部68bを含んでもよい。開口形成部68bは、ナイフ100の長さの、例えば25%~55%、好ましくは30%~50%、さらに好ましくは35%~45%にわたって延在する。開口形成部68bは、キャップ7上で、相対的な意図された切り離し線78b(図12および図13)に対応する。
特に図14~24を参照して、第2の実施形態によるナイフ100’が説明される。
ナイフ100’の層状構造は、更なる第1の水平切断ツール1’、更なる横断切断ツール3’、更なる第2の水平切断ツール2’を含む。
ナイフ100と比較して、ナイフ100’の層状構造は、更なる第1の横断切断ツール1’と更なる第2の横断切断ツール2’に加えて、更なる横断切断ツール3’と共に使用時に本体71上のタブ部79’を決定するために側壁70上の第3の高さでさらに周方向にノッチ付けをするように配置された第3の横断切断ツール4’を含む。
前述のように、ナイフ100とは異なり、ナイフ100’は、凹部24’によって分離された2つの水平刃21a’、21b’を備える第2の水平切断ツール2’を含む。
ナイフ100とは異なり、ナイフ100’の組立構成では、更なる第3の横断切断ツール3’は、更なる第2の横断切断ツール2’の上に積み重ねられる。
以下のナイフ100’の説明では、ナイフ100と共通する要素、例えば、第1の横断切断ツール1および横断切断ツール3のそれぞれの要素と類似する、更なる第1の横断切断ツール1’および更なる横断切断ツール3’に関連する要素は、簡潔さのために説明されない。第2の実施形態によるナイフ100’に関連するこのような要素には、ナイフ100に用いられる参照符号に一重引用符(’)を付けて示す。
ナイフ100の実施形態における横断切断エッジ30a、30bと同様に、更なる横断切断エッジ30a’、30b’はそれぞれ、第1の高さと第2の高さの間で実質的に垂直に延在する。本発明の枠組みの中で、「実質的に垂直に」は、垂直軸Zに平行であること、および、更なる横断切断エッジ30a’、30b’と垂直軸Zとの間の角度値がある範囲内に構成されていることを含み、そのような角度は、垂直軸Zを通り、前進方向Tに接する基準平面上で定義される。そのような角度は、更なる横断切断エッジ30a’、30b’それぞれが垂直軸Zと成す鋭角として意図されなければならない。特に、角度は、±25°の範囲内、又は±15°の範囲内、又は±5°の範囲内であってもよい。
更なる第2の水平切断ツール2’は、更なる第2の周辺領域2d’上に、更なるそれぞれの第2の切断エッジ20a’、20b’と更なる第2の凹部24’とをその自由端に備える2つの更なる第2の刃21a’、21b’を含む。更なる第2の切断エッジ20a’、20b’は、平面Pに平行な更なる第2の平面上にある。
特に図19及び図22を参照して、更なる第2の刃21a’(又は同様に更なる第2の切断エッジ20a’)は、更なる第2の周辺領域2d’上で、前進方向Tに沿って水平寸法A20a’にわたって延び、更なる第2の刃21b(又は同様に更なる第2の切断エッジ20b)は更なる第2の周辺領域2d’上で、水平寸法A20b’にわたって延びても良い。水平寸法A20a’と水平寸法A20b’は、実質的に等しくてもよい。更なる第2の凹部24’は、第2の凹部B24’の水平寸法にわたって延びる。
第2の凹部B24’の水平寸法は、更なる第1の水平切断ツール1’において得られる2つの更なる第1の刃11a、11bを分離する第1の凹部B14’の水平寸法より小さい。
更なる第2の刃21a’、21b’は、ブリッジ73を形成するように配置された1つ又は複数の更なる第2のノッチを含んでもよい。言い換えれば、更なる第2の刃21a’、21b’の1つ又は複数の第2のノッチは、上述した1つ又は複数の第1のノッチ13と同様の形状及び機能を有する。
平面Pに対して、平面Pに直交する垂直軸Z上で、更なる第2の平面は、更なる第2の高さにある。更なる第2の高さは、更なる第1の水平切断ツール1’に得られる更なる第1の切断エッジ10a’、10b’が位置する更なる第1の高さに関して、垂直軸Zに沿って、より大きな高さにある。更なる第2の水平切断エッジ20a、20bは、実質的に円弧状の更なる第2の曲線を規定し、その中心は、平面Pに実質的に直交する更なる第2の軸上で、ナイフ100’の外側に配置される。
参照符号100’で示されるナイフにおいて、更なる第2の水平切断ツール2’が、更なる第1の水平切断ツール1’と共に側壁70上にストラップ74a’、74b’を形成するのに貢献するように配置される。
第3の水平切断ツール4’は、第3の周辺領域4d’において、第3の刃40’のその自由端を備える第3の刃41’を含む。第3の周辺領域4d’は、使用時に、経路に、又は同様にキャップ7に面する。
図17及び図24を参照して、第3の水平切断ツール4’は、刃40’を備えた単一の第3の刃41’を含む。
特に図24を参照して、第3の刃41’は、第3の周辺領域上で、前進方向Tに沿って水平寸法A40’にわたって延在していてもよい。第3の水平切断エッジ40’の水平寸法A40’は、更なる横断切断ツール3’において得られる更なる横断切断エッジ30a’、30b’の間の距離D30’と実質的に等しい。
第3の切断エッジ40’は、平面Pに平行な第3の平面上にある。平面Pに対して、平面Pに直交する垂直軸Z上で、第3の平面は、第3の高さにある。第3の高さは、垂直軸Zに沿って、更なる第1の高さおよび更なる第2の高さよりも大きい高さにある。第3の水平切断エッジ40’は、実質的に円弧状の第3の曲線を規定し、その中心は、平面Pに実質的に直交する第3の軸上であって、ナイフ100’の外側に位置する。
第3の水平切断エッジ40’は、特に、横断切断エッジ30a’、30b’の上端と同じ高さに配置される。
第3の水平切断ツール4’は、側壁70にタブ部79’の水平部分を形成するのに貢献するように配置される。
図示されていない実施形態において、第3の刃41’は、ブリッジ73を形成するように配置された1つ又は複数の第3のノッチを含んでいてもよい。第3の刃41の1つ又は複数の第3のノッチは、上述した1つ又は複数の第1のノッチ13と同様の形状及び機能を有する。
第2の実施形態によるナイフ100’では、更なる横断切断ツール3’に得られ、更なる下面3b’の下に突出する更なる支持突起3c’は、更なる第2の凹部24’に受け入れられるように形成されており、更なる横断切断エッジ30a’、30b’間の距離D30’は更なる第2の凹部B24’の水平寸法より小さい。これにより、更なる第2の横断切断ツール2’が更なる横断切断ツール3’の下に積層されるとき、横断切断エッジ30a、30bの上端が、更なる第2の切断エッジ20a’、20b’を越えて(又は同様に更なる第2の高さを越えて)突出することが可能となる。
さらに、ナイフ100’において、更なる支持突起3c’は、更なる第1の水平切断ツール1’に得られる更なる第1の凹部14’に受け入れられるように形成されており、更なる横断切断エッジ30a’、30b’の間の距離D30’は、更なる第1の凹部B14の水平寸法より小さい。
図14~16の参照を続けて、ナイフ100’の組立構成では、後述するように、更なる第2の水平切断ツール2’と第3の水平切断ツール1’との間に介在する、更なる横断切断ツール3’が提供される。
ナイフ100’のそのような組立構成において、第3の下面4b’は、更なる上面3a’に接触し、更なる下面3b’は、更なる第2の上面2a’に接触し、更なる第2の下面2b’は、更なる第1の上面1a’に接触している。さらに、ナイフ100のそのような組立構成において、更なる第1の切断エッジ10a’、10b’によって規定される更なる第1の曲線の更なる第1の軸、更なる第2の切断エッジ20a’、20b’によって規定される更なる第2の曲線の更なる第2の軸、第3の切断エッジ40’によって規定される第3の曲線の更なる第3の軸、および更なる第3の横断工具3’に得られる(すなわち更なる当接面によって)更なる周辺領域3d’によって規定される更なる曲線の更なる軸は、互いに実質的に一致している。特に、更なる第1の軸、更なる第2の軸、第3の軸、および更なる周辺領域3d’によって規定される更なる曲線の更なる軸は、マンドレルホルダ・カルーセルの回転軸と実質的に一致する。
ナイフ100’は、ネジ手段又はボルト手段などの図示しない更なる締結手段によって切断器具のフレームに取り外し可能に固定され、これにより切断デバイス1’、2’、3’、4’を互いに取り外し可能にロックし固定することがさらに可能となる。図16を参照すると、そのような更なる締結手段は、更なる垂直嵌合軸M1’、M2’、すなわち平面Pに実質的に直交する軸、に沿って嵌合することができる。再び図16を参照して、切断ツール1’、2’、3’、4’それぞれは、特に、切断デバイス1’、2’、3’、4’が上から下への積層順序に応じて、層状構造から取り外されるか、又はその中に装着され得るように、締結手段を受け入れるように配置された少なくとも更なる貫通孔1e’、2e’、3e’、4e’、1f’、2f’、3f、4fを含む。特に図21、22、23及び24を参照すると、少なくとも1つの更なる孔1e’、2e’、3e’、4e’、1f’、2f’、3f’、4f’は、特に平面Pに平行な平面上で切断ツール1’、2’、3’、4’の位置を互いに独立して調整できるよう配置された少なくとも更なる偏心孔、又はアイレット1e’、2e’、3e’、4e’を含んでもよい。少なくとも1つの更なる孔1e’、2e’、3e’、4e’、1f’、2f’、3f’、4f’は、特に、追加の切断デバイスの取り外し及び/又は挿入、例えば、摩耗した切断エッジを有する切断デバイスの交換又は切断エッジの配置を変更するために切断ツール1’、2’、3’、4’を選択的に除去することを可能にする。例えば、更なる第1の水平切断ツール1’及び/又は更なる第2の水平切断ツール2’を交換することなく、更なる横断切断エッジ3’のみを交換して層状構造を復元させることが可能である。
ナイフの層状構造及び対応する組立構成は、組立構成における切断ツールを追加及び/又は交換することによって、キャップ上で切断される刃の配置を変化させることを可能にする。特に、更なる第1の横断切断ツール1’及び/又は更なる第2の横断切断ツール2’及び/又は第3の横断切断ツール4’を交換せずに、垂直軸Zに沿って測定したタブ部79’の高さを変えるために、更なる第3の横断切断ツール3’を、刃の厚さと長さを大きくした別の更なる横断切断ツールと交換することもできる。
ナイフ100’のそのような組立構成において、切断エッジ60’の更なる配置は、更なる第1の刃11a’、11b’、更なる第2の刃21a’、21b’、更なる横断刃31a’、31b’、および第3の刃41’の間の相対的位置により定義される。
図14から図25に示すナイフ100’において、切断エッジ60’の更なる配置は、主軸がナイフ100’の外側にある円筒面上などの単一の曲面上に存在する。言い換えれば、ナイフ100’において、更なる切断エッジは同じ深さを有する。このような円筒面の主軸は、マンドレルホルダ・カルーセルの回転軸と実質的に一致してもよい。
代替案として、図示しないナイフの一実施形態では、切断ツール1’、2’、3’、4’の各々の更なる切断エッジは、異なる深さを有していてもよい。言い換えれば、切断エッジは、マンドレルホルダ・カルーセルの軸から幾らか離間して配置されてもよく、例えば、更なる横断切断エッジ30a’、30b’は、更なる第2の切断エッジ22a’、20b’、及び/又は更なる第1の切断エッジ10a’、10b’、及び/又は第3の切断エッジ40’に対して(マンドレルホルダ・カルーセルの軸からより離間するなどして)より後退していてもよい。
ここで図25を参照すると、ナイフ100’の切断エッジ60’の配置は、平面Pに平行な更なる第1の平面上にある更なる第1の切断エッジ10a’、10b’、平面Pに平行な更なる第2の平面上にある更なる第2の切断エッジ20a’、20b’、平面Pに対して直角に配置された更なる横断切断エッジ30a’、30b’によって画定される。図示しない一実施形態では、切断エッジ60’の配置は、平面Pに対して傾斜している横断切断エッジであり得るものを含んでいてもよい。
既に述べたように、更なる第1の切断エッジ、10a’、10b’、更なる第2の切断エッジ20a’、20b’、及び第3の切断エッジ40’は、互いの間で垂直軸Zに沿って異なる高さ、すなわち平面Pから異なる距離で配置されている。
図26及び図27を参照すると、切断ツールの切断エッジ間の相対的位置によって、ナイフ100’はキャップ7の側壁70に異なる部品を形成する。
ナイフ100’は、特に、同一平面上に配置され、側壁70の厚さを貫通する更なる第1の切断エッジ10a’、10b’によって得られる1つ以上の意図された切り離し線78a’、78b’を側壁70に形成してもよい。
ナイフ100’は、特に、側壁70上に1つ以上の接続部分、すなわちストラップ74a’、74b’を形成してもよい。各ストラップ74a’、74b’は、順に、更なる第1の切断エッジ10a’、10b’と更なる第2の切断エッジ20a’、20b’の貫通によって得られる中央部77a’、77b’を特に含んでいてもよい。各ストラップ74a’、74b’は、順に、特に接続部分74a’を本体71に接続するために配置され、側壁70の厚さを貫通する更なる第1の切断エッジ10a’、10b’によって得られる、更なる横断切断エッジ30a’、30b’の貫通によって得られる接合部76a’、76b’を含んでもよい。
ナイフ100’は、更なる横断切断エッジ30a’、30b、および第3の切断エッジ40’の貫通により、側壁70上にタブ部79’を形成してもよく、そのようなタブ部79’は特に、一旦容器が開栓されると本体71を誤開栓防止リング72に対して裏返った状態に維持するよう配置されている。
詳細には、図25を参照すると、前進方向Tに沿って、ナイフ100’は、特に、平面Pに平行な更なる第1の平面上にある更なる第1の切断エッジ10a’を含む、開口形成部68a’を含んでいてもよい。開口形成部68a’は、ナイフ100’の長さの40%~50%を構成してもよい水平方向A10a’にわたって延在している。開口形成部68a’は、キャップ7上で相対的な意図された切り離し線78a’に対応する(図26及び図27)。
ナイフ100’は、特に接続形成部64a’を含んでいてもよい。接続形成部64a’は、ナイフ100’の長さの5%~30%、好ましくは18%~25%、更に好ましくは10%~20%で構成される水平寸法A20a’にわたって延びるナイフ100’の領域を占める。接続形成部64a’は、キャップ7に設けられたストラップ74a’に対応する。言い換えれば、接続形成部64a’は、特に、使用時に、誤開栓防止リング72と本体71とを接続する接続部分74a’を決定するために、側壁70に周方向の切り込みを入れるように配置される。接続形成部64a’は、順に、特に、接続形成中央部67a’を構成してもよく、この接続形成中央部67a’において、更なる第1の切断エッジ10a’は、垂直軸Zに沿って、更なる第2の平面上、すなわち更なる第1の切断エッジ10aよりも大きい高さにある更なる第2の切断エッジ20a’に重なっている。更なる第2の切断エッジ20a’は、更なる横断切断エッジ30a’に対して横方向に、特に直角に、配置されている。接続形成中央部67a’は、接続形成部64a’の3/4と7/8の間、好ましくは4/5と6/7の間、さらに好ましくは5/6にわたって延在している。接続形成中央部67a’は、ストラップ77a’のそれぞれの中央部に対応する。接続形成部64a’は、順に、接続形成中央部67a’の特に下流に位置する、更なる横断切断エッジ30a’を含む接合部形成部66a’を含んでいてもよい。接合部形成部66a’は、特に、更なる第2の切断エッジ20a’の最終端部分を構成してもよい。更なる第2の切断エッジ20a’の最終端は、更なる横断切断エッジ30a’の中間部にあり、そのような中間部は、特に、更なる横断切断エッジ30a’の上端付近に位置している。接合部形成部66a’は、接続形成部64a’の1/4~1/8の間、好ましくは1/5~1/7の間、さらに好ましくは1/6の間に延設されている。接合部形成部66a’は、キャップ7に設けられた各接合部76a’に対応する。言い換えれば、接合部形成部66a’は、特に、使用時に接合部76a’を決定するために配置される。
ナイフ100’は、特に、更なる横断切断エッジ30a’、第3の切断エッジ40’及び更なる横断切断エッジ30b’を含むタブ形成部69’を含んでいてもよい。第3の切断エッジ40’の初期端は、更なる横断切断エッジ30a’の上端に実質的に連続し、第3の切断エッジ40’の最終端は、更なる横断切断エッジ30b’の上端に実質的に連続し、第3の切断エッジ40’が更なる横断切断エッジ30a’、30b’に対して横方向、特に実質的に直交するように、第3の切断エッジは横断切断エッジを有する。更なる横断切断エッジ30a’、30b’の中間部は、更なる第2の切断エッジ20a’の最終端と更なる第2の切断エッジ20b’の初期端とにそれぞれ連続する。言い換えれば、タブ形成部69’は、平面Pに平行な第3の横断切断エッジ40’と、互いに実質的に平行で平面Pに実質的に直交する2つの更なる横断切断エッジ30a’、30b’とを含む。タブ形成部69’は、側壁70上のタブ部79’に対応する。言い換えれば、タブ形成部69’は、特に、使用時に、本体71上のタブ部79’を決定するために側壁70にノッチ入れをするために配置されている。タブ形成部69’は、ナイフ100’の長さの約5%から15%の間の水平寸法A40’にわたって延在している。
ナイフ100’は、特に、更なる接続形成部64b’を含んでいてもよい。更なる接続形成部64b’は、ナイフ100’の長さの5%~30%、好ましくは18%~25%、さらに好ましくは10%~20%で構成される水平寸法A20b’にわたって延在する。更なる接続形成部64b’は、ストラップ74b’に対応する。更なる接続形成部64b’は、順に、更なる第1の切断エッジ10b’が、更なる第2の平面上に、すなわち、更なる第1の切断エッジ10b’より大きい高さにある更なる第2の切断エッジ20b’に対して垂直軸Zに沿って重なる、更なる接続形成中央部67b’を特に含んでもよい。更なる接続形成中央部67b’は、更なる接続形成部64b’の例えば3/4と7/8の間、好ましくは4/5と6/7の間、さらに好ましくは5/6の間に延在している。更なる接続形成中央部67b’は、ストラップ77b’の相対的な中央部に対応する。更なる接続形成部64b’は、順に、更なる横断切断エッジ30b’を含む更なる接続形成中央部67b’の特に上流に位置する更なる接合部形成部66b’を含んでいてもよい。更なる接合部形成部66b’は、特に、更なる第2の切断エッジ20b’の初期部分を含んでもよい。更なる第2の切断エッジ20b’の初期端は、更なる横断切断エッジ30b’の中間部、特に更なる横断切断エッジ30b’の最終端の近傍に隣接している。更なる第2の切断エッジ20b’は、特に更なる横断切断エッジ30b’に対して直角に配置される。更なる接合部形成部66b’は、例えば更なる接続形成部64b’の1/4~1/8、好ましくは1/5~1/7、更に好ましくは1/6、に延在する。更なる接合部形成部66bは、キャップ7のそれぞれの接合部76b’に対応する。
ナイフ100’は、特に、平面Pに平行な更なる第1の平面上にある更なる第1の切断エッジ10b’を含む更なる開口形成部68b’を含んでいてもよい。開口形成部68b’は例えばナイフ100’の長さの40~50%の間で延在する。開口形成部68b’は、キャップ7上で相対的な意図された切り離し線78b’に対応する(図26及び図27)。
本発明の枠組みにおいて、用語「初期/最終」、及び「開始/終了」、「上流/下流」は、前進方向Tに沿った切断エッジの端部の突出の順序を指す。横断切断エッジ又は縦方向切断エッジの特定の場合において、用語「初期/最終」、「開始/終了」、「上流/下流」は、垂直軸Zに沿って切断エッジの端部の突出の順序を指す。
なお、本発明の枠内では、「上/下」という用語は、垂直軸Zに関して意味するものである。
なお、切断エッジ60、60’の配列は、実質的に円筒形状の対象物にノッチを形成するのに適しているので、連続性を満たす限り、上記切断エッジ60、60の配列の部分の順序は異なっていてもよく、例えば切断エッジ60、60’の配列の開口形成部68a、68a’と68c、68c’は単一の開口形成部に組み込まれて、前進方向Tに沿って切断エッジ60、60の配列の最初又は最後の部分として一緒に配列されてもよい。
見てわかるように、各切断デバイスの特定の幾何学的構成は、刃が容易にアクセス可能であることを提供し、これは、そのようなツールが層状構造から取り外されると刃の鋭さを回復する操作を容易にすることを可能にする。このような復元操作は、単一の切断デバイスにおいて、例えば水平切断ツールのように単一平面上に、又は横断切断ツールのように互いに著しく離間した限られた数の平面(図示の実施形態では2つ)上に、刃の切断エッジが均一に延びるという事実によってますます容易となる。
Claims (15)
- 容器を閉じることを意図してプラスチック材料で作られたキャップ(7)に切り込み線とノッチとを得るために、切断器具に装着されるように構成される、ナイフ(100;100’)であって、
前記ナイフ(100;100’)は、その回転軸(R)を中心として回転することによって前記キャップ(7)が前進方向(T)におけるナイフ(100;100’)と相互作用するための経路に沿って移動するとき、前記キャップ(7)の側壁(70)にノッチおよび切り込みを形成するのに適しており、
前記ナイフ(100;100’)は、層状構造に配置された複数のツールを含み、切断ツールは、平面(P)に対して平行であり、前記平面(P)に直交する垂直軸(Z)の方向に積層されており、
前記層状構造は、
前記キャップ(7)における誤開栓防止リング(72)及び本体(71)を使用中に決定するために、前記垂直軸(Z)上の第1の高さで前記側壁(70)に周方向のノッチを入れるように配置された第1の水平切断ツール(1;1’)と、
前記第1の高さと異なる垂直軸(Z)上の第2の高さで前記側壁(70)に別の周方向のノッチを入れるように配置された第2の水平切断ツール(2;2’)と、
少なくとも1つの横断する方向のノッチを作成するように配置された横断切断ツール(3;3’)と、
を含み、
ここで「横断する方向」とは、前記本体(71)にタブ部(79;79’)を、前記第1の水平切断ツール(1;1’)と第2の水平切断ツール(2;2’)と共に前記使用中に決定するために、前記平面(P)に対して横方向であることを意味しており、
前記タブ部(79;79’)は、一旦容器が開栓されると、前記本体(71)を前記誤開栓防止リング(72)に対して裏返った状態に維持するよう配置され、
前記横断切断ツール(3;3’)は、少なくとも2つの横断切断エッジ(30a、30b;30a’、30b’)を含み、
少なくとも2つの横断切断エッジ(30a、30b;30a’、30b’)の、それぞれの横断切断エッジ(30a、30b;30a’、30b’)は、前記第1の高さと前記第2の高さの間で実質的に垂直に延在し、
ここで「実質的に垂直に」とは、前記垂直軸(Z)に平行であること、および、前記垂直軸(Z)と前記横断切断エッジ(30a、30b;30a’、30b’)との間の角度値がある範囲内に構成されていることを含み、
そのような角度は、前記垂直軸(Z)を通り、前記前進方向(T)に接する基準平面上で定義される、
ナイフ。 - 前記少なくとも2つの横断切断エッジ(30a、30b;30a’、30b’)が、前記横断切断ツール(3;3’)の周辺領域(3d;3d’)から突出する少なくとも2つの横断刃(31a、31b;31a’、31b’)の自由端で得られ、
前記周辺領域(3d;3d’)は、使用中に、前記経路に面する、
請求項1に記載のナイフ(100;100’)。 - 前記第1の水平切断ツール(1;1’)が、前記第1の水平切断ツール(1;1’)の第1の周辺領域(1d;1d’)から突出する少なくとも2つの第1の水平刃(11a、11b;11a’、11b’)を備え、
前記第1の周辺領域(1d;1d’)は、使用中に、前記経路に面し、
前記少なくとも2つの第1の水平刃(11a、11b;11a’、11b’)が、その自由端に、少なくとも1つの第1の凹部(14;14’)によって不連続とされた少なくとも2つの第1の水平切断エッジ(10a、10b;10a’、10b’)を備え、
前記少なくとも1つの第1の凹部(14;14’)は、前記第1の周辺領域(1d;1d’)で、前記前進方向(T)に沿って延在し、
前記第2の水平切断ツール(2;2’)は、使用中に、前記経路に面する前記第2の水平切断ツール(2;2’)の第2の周辺領域(2d;2d’)から突出する少なくとも1つの第2の水平刃(21;21a’、21b’)を備え、
前記少なくとも1つの第2の水平刃(21;21a’、21b’)は、その自由端に、少なくとも1つの第2の水平切断エッジ(20;20a’、20b’)を備える、
請求項1又は2に記載のナイフ(100;100’)。 - 前記少なくとも2つの横断切断エッジ(30a、30b;30a’、30b’)が、前記横断切断ツール(3;3’)の下で突出する支持突起(3c;3c’)上に得られ、
ここで「下で」とは、前記垂直軸(Z)に関して定義されるものである、
請求項1~3のいずれか1つに記載のナイフ(100;100’)。 - 前記支持突起(3c;3c’)が、前記少なくとも1つの第1の凹部(14;14’)に受け入れられる形状であり、前記少なくとも2つの横断切断エッジ(30a、30b;30a’、30b’)の少なくとも1つの下端が、前記少なくとも2つの第1の水平切断エッジ(10a、10b;10a’、10b’)と、同じ高さである、又はそれを超える、
請求項4に記載のナイフ(100;100’)。 - 前記少なくとも2つの横断切断エッジ(30a、30b;30a’、30b’)が、前記前進方向(T)に沿って距離(D30;D30’)だけ離間しており、
前記距離(D30;D30’)は、前記少なくとも1つの第1の凹部(14;14’)の水平寸法(B14;B14’)よりも小さい、
請求項1~5のいずれか1つに記載のナイフ(100;100’)。 - 前記横断切断ツール(3)が前記第1の水平切断ツール(1)と前記第2の水平切断ツール(2)との間に介在する、
請求項1~6のいずれか1つに記載のナイフ(100)。 - 前記第2の水平切断ツール(2’)が、前記第2の周辺領域(2d’)上で前記前進方向(T)に沿って延びる少なくとも1つの第2の凹部(24’)によって分離される少なくとも2つの第2の水平刃(21a’、21b’)を含む、
請求項1~6のいずれか1つに記載のナイフ(100’)。 - 前記少なくとも1つの第2の凹部(24’)の水平寸法(B24’)が、前記少なくとも1つの第1の凹部(14’)の水平寸法(B14’)よりも小さい、
請求項8に記載のナイフ(100’)。 - 前記支持突起(3c’)が、前記少なくとも1つの第2の凹部(24’)に受け入れられ得て、前記第2の水平切断ツール(2’)が、前記層状構造において前記横断切断ツール(3’)の下に配置され、前記少なくとも2つの横断切断エッジ(30a、30b;30a’、30b’)の少なくとも1つの上端が、少なくとも2つの第2の水平切断エッジ(20;20a’、20b’)を超えて突出可能である、
請求項8が請求項6に従属し、請求項6が請求項4又は請求項5に従属するときの請求項8又は9に記載のナイフ(100’)。 - 前記第2の高さおよび前記第1の高さと異なる第3の高さにおいて前記側壁(70)に更なる周方向ノッチを作成するように配置され、前記第2の水平切断ツール(2’)および前記横断切断ツール(3’)と共に使用中に前記タブ部(79’)を決定する第3の水平切断ツール(4’)をさらに含み、
前記第3の水平切断ツール(4’)は、前記第3の水平切断ツール(4’)の第3の周辺領域(4d’)から突出する少なくとも1つの第3の水平刃(41’)を備え、
前記少なくとも1つの第3の水平刃(41’)は少なくとも1つの第3の水平切断エッジ(40’)を備える、
請求項8~10のいずれか1つに記載のナイフ(100’)。 - 前記少なくとも1つの第3の水平切断エッジ(40’)は、使用中に、少なくとも1つの前記少なくとも2つの横断切断エッジ(30a’、30b’)の少なくとも1つの上端と実質的に同じ高さで配置される、
請求項11に記載のナイフ(100’)。 - 前記少なくとも1つの第3の水平切断エッジ(40’)が、前記少なくとも2つの横断切断エッジ(30a’、30b’)の間の距離(D30’)と実質的に等しい水平寸法(A40’)にわたって延びる、
請求項11~12のいずれか1つに記載のナイフ(100’)。 - 前記横断切断ツール(3’)が前記第3の水平切断ツール(4’)と前記第2の水平切断ツール(2’)との間に介在する、
請求項11~13のいずれか1つに記載のナイフ(100’)。 - 前記角度は、±25°の範囲内、又は±15°の範囲内、又は±5°の範囲内である、
請求項1~14のいずれか1つに記載のナイフ(100;100’)。
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