JP2023014973A - デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム、方法、およびプログラム - Google Patents

デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】有体物の価値を基準とする価値を有するデジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム等を提供すること【解決手段】デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステムは、有体物の価値を基準とする価値を有するデジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストをユーザから受信すること(S501)と、前記リクエストを承認するか否かを判定すること(S502)と、前記リクエストを承認されたユーザに対して前記デジタルポイントを用いた取引サービスを提供すること(S503)とを行うように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム、方法、およびプログラムに関する。
仮想通貨を用いて取引を行うことが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2021-34041号公報
本発明の発明者は、仮想通貨の価値変動リスクが大きいことが、仮想通貨マーケットの拡張を阻害していると考えた。取引者は、価値変動リスクにより、安心して取引を行うことができないはずだからである。本発明の発明者は、仮想通貨に代わる媒体による取引サービスの需要を見出した。
本発明は、有体物の価値を基準とする価値を有するデジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム等を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステムであって、
有体物の価値を基準とする価値を有するデジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストをユーザから受信する受信手段と、
前記リクエストを承認するか否かを判定する判定手段と、
前記リクエストを承認されたユーザに対して前記デジタルポイントを用いた取引サービスを提供する提供手段と
を備える、システム。
(項目2)
前記判定手段は、
前記ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得する取得手段と、
前記取得されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションに基づいて、前記ユーザの特徴を多次元的に表すスコアを算出する算出手段と
を備え、前記判定手段は、前記スコアに基づいて、前記リクエストを承認するか否かを判定する、項目1に記載のシステム。
(項目3)
前記算出手段は、前記取得されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、パーソナリティに関する概念、お金に関する概念、および健康に関する概念の少なくとも1つと相関する程度に応じて前記スコアを算出する、項目2に記載のシステム。(項目4)
前記スコアは、前記ユーザが信頼に足る人物であるかどうかを示す特徴量を含む、項目2または項目3のいずれか一項に記載のシステム。
(項目5)
前記スコアは、パーソナリティに関する特徴量、お金に関する特徴量、および健康に関する特徴量を含む、項目4に記載のシステム。
(項目6)
前記提供手段は、
前記スコアに基づいて、前記デジタルポイントを用いた取引を行う相手を特定し、
前記特定された相手との前記取引サービスを前記ユーザに提供する、項目2~5のいずれか一項に記載のシステム。
(項目7)
前記提供手段は、前記スコアに基づいて、前記ユーザが利用可能な前記取引サービスの範囲を制限する、項目2~6のいずれか一項に記載のシステム。
(項目8)
前記デジタルポイントを用いた取引は、前記デジタルポイントと法定通貨との交換、前記デジタルポイントと前記有体物との交換、前記デジタルポイントと物品またはサービスとの交換、および、前記デジタルポイントの譲渡のうちの少なくとも1つを含む、項目1~7のいずれか一項に記載のシステム。
(項目9)
前記有体物は、ゴールド、原油、非代替性トークン(NFT)から成る群から選択される少なくとも1つを含む、項目1~8のいずれか一項に記載のシステム。
(項目10)
デジタルポイントを用いた取引サービスを管理する方法であって、
有体物の価値を基準とする価値を有するデジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストをユーザから受信することと、
前記リクエストを承認するか否かを判定することと、
前記リクエストを承認されたユーザに対して前記デジタルポイントを用いた取引サービスを提供することと
を含む方法。
(項目10A)
上記項目の1つまたは複数に記載の特徴を含む、項目10に記載の方法。
(項目11)
デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するプログラムであって、前記プログラムは、プロセッサを備えるコンピュータシステムにおいて実行され、前記プログラムは、
有体物の価値を基準とする価値を有するデジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストをユーザから受信することと、
前記リクエストを承認するか否かを判定することと、
前記リクエストを承認されたユーザに対して前記デジタルポイントを用いた取引サービスを提供することと
を含む処置を前記プロセッサに行わせる、プログラム。
(項目11A)
上記項目の1つまたは複数に記載の特徴を含む、項目11に記載のプログラム。
(項目12)
デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するプログラムを記憶する記憶媒体であって、前記プログラムは、プロセッサを備えるコンピュータシステムにおいて実行され、前記プログラムは、
有体物の価値を基準とする価値を有するデジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストをユーザから受信することと、
前記リクエストを承認するか否かを判定することと、
前記リクエストを承認されたユーザに対して前記デジタルポイントを用いた取引サービスを提供することと
を含む処置を前記プロセッサに行わせる、記憶媒体。
(項目12A)
上記項目の1つまたは複数に記載の特徴を含む、項目12に記載の記憶媒体。
本発明によれば、デジタルポイントを用いた新たな取引サービスを提供することができる。デジタルポイントは、有体物の価値を基準とするため、価値変動リスクが極めて小さい。さらに、ユーザは、不特定多数の人ではなく、会員登録済のユーザのみと取引を行うことができる。これにより、ユーザは、安心して取引を行うことができる。これは、ユーザがデジタルポイントを用いた取引サービスを利用するハードルを下げ得る。
デジタルポイントを用いた取引サービスにおいて行われるフローの一例を示す図 デジタルポイントを用いた取引サービスにおいて行われるフローの一例を示す図 デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム100の構成の一例を示す図 デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム100の具体的な構成の一例を示す図 データベース部200に格納される情報の関連付けを示す概念図 プロセッサ部120の構成の一例を示す図 算出手段1222が利用し得るニューラルネットワークモデルの構造の一例を示す図 デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステムによる処理の一例(処理500)を示すフローチャート ステップS502における処理の一例(処理600)示すフローチャート
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
1.デジタルポイントを用いた取引サービス
本発明の発明者は、デジタルポイントを用いた取引サービスを開発した。このサービスでは、デジタルポイントを用いた取引を行うことができる。デジタルポイントは、有体物の価値を基準とする価値を有する。すなわち、デジタルポイントの価値は、有体物の価値に裏付けられることになる。本明細書において、「有体物」は、一般的な意味での有体物(空間の一部を占めて有形的な存在を有する物)に加えて、相互に交換不可能かつ代替不可能であるデータ(例えば、非代替性トークン(Non-Fungible Token:NFT))を含む概念である。相互に交換不可能かつ代替不可能であるデータは、その性質から、一般的な意味での有体物と同様に、一定の価値を有することができるからである。暗号通貨および仮想通貨は、相互に交換不可能かつ代替不可能であるデータには含まれない。有体物は、例えば、貴金属(例えば、ゴールド(Au)、シルバー(Ag)、プラチナ(Pt))、ダイヤモンド、原油、NFTを含むが、これらに限定されない。
デジタルポイントは、自己が有体物を保有することまたは量の証明、あるいは、自己が保有する有体物を他者が預かっていることまたは量の証明(すなわち、預かり証)とみなすこともできる。デジタルポイントの値が大きいほど、自己が保有する有体物の量または自己が保有する有体物を他者が預かっている量が多いことになる。デジタルポイントを用いた取引は、デジタルポイントを媒介とする、自己が保有する有体物と商品またはサービスとの物々交換であるとみなすことができる。
デジタルポイントを用いた取引は、デジタルポイントと商品またはサービスとの交換に加えて、例えば、デジタルポイントと法定通貨との交換、デジタルポイントと有体物との交換、および、デジタルポイントの譲渡を含み得る。
デジタルポイントの価値が有体物の価値を基準とするため、デジタルポイントの価値は、例えば、法定通貨の価値と連動することはなく、インフレーションの影響を受けない。これにより、デジタルポイントは、価値変動リスクが、法定通貨または暗号通貨もしくは仮想通貨よりも小さく、デジタルポイントの価値は、法定通貨または暗号通貨もしくは仮想通貨の価値よりも安定し得る。この点で、デジタルポイントは、法定通貨または暗号通貨もしくは仮想通貨よりも優位である。
例えば、有体物がゴールド(Au)である場合、ゴールドは化学的に安定した金属であるため、保管が容易である。また、世界的にも価値が認められているため、世界中でデジタルポイントとゴールドとを交換することができるという利点もある。
例えば、有体物がNFTである場合、NFTはブロックチェーン技術により保持されるデータであることから、取扱いが他の有体物に比べて容易であり、かつ、保管のために物理的な空間を要しない。また、NFTはデータであることから、デジタルポイントとNFTとの交換も容易である。
例えば、このサービスにおいてデジタルポイントを用いた取引を希望するユーザは、このサービスの会員登録を行う必要がある。会員登録では、そのユーザの本人確認および/またはそのユーザがこのサービスを利用するに値する人物(例えば、信頼に足る人物)であるかの確認が行われる。このサービスでは、会員登録されたユーザのみがデジタルポイントを用いた取引を行うことができる。会員登録を必須とすることで、ユーザは、本人確認ができたユーザ、および/または、サービスを利用するに値するユーザのみと取引を行うことができるようになる。これにより、適正な取引が促進される。
図1Aおよび図1Bは、デジタルポイントを用いた取引サービスにおいて行われるフローの一例を示す。図1Aは、ユーザの会員登録を行うためのフローの一例を示す。
デジタルポイントを用いた取引サービスは、例えば、サービスプロバイダ10によって管理される。ユーザ20A、20B、20Cは、端末装置を介してサービスプロバイダ10と通信することにより、デジタルポイントを用いた取引サービスをサービスプロバイダ10によって提供されることができる。
なお、図1Aおよび図1Bに示される例では、デジタルポイントを用いた取引サービスの提供を受けるために、3人のユーザ20A、20B、20Cがサービスプロバイダ10と通信することを示しているが、ユーザの数はこれに限定されない。任意の数のユーザが、サービスプロバイダ10と通信して、デジタルポイントを用いた取引サービスを提供されることができる。
本例では、ゴールドの価値を基準とする価値を有するデジタルポイントを用いた取引を提供するサービスを例に説明する。
ゴールドは、有体物管理者30によって管理されている。有体物管理者30は、ゴールドを保管するための空間を有しており、他人からゴールドを預かり、管理している。有体物管理者30は、例えば、保管されているゴールドのうちどのゴールドが誰のゴールドであるかを関連付けて管理し得る。あるいは、有体物管理者30は、誰がどれだけの量のゴールドを有しているかを管理し、管理されたゴールドの総量に対応するゴールドを保管し得る。
ステップS1では、各ユーザは、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストをサービスプロバイダ10に送信する。各ユーザは、任意の態様で、リクエストを送信することができる。各ユーザは、例えば、自身の端末装置を介してネットワークを通じてサービスプロバイダ10にリクエストを送信することができる。あるいは、各ユーザは、例えば、電話、電報、郵便等の他の手段を用いてリクエストを送信するようにしてもよい。
サービスプロバイダ10は、リクエストを受信すると、ユーザからのリクエストを承認するか否かを判定する。例えば、サービスプロバイダ10は、ユーザの本人確認を行う。あるいは、例えば、サービスプロバイダ10は、ユーザが取引サービスを受けるに値する人物であるかの確認を行う。
サービスプロバイダ10は、例えば、ユーザの「デジタルツイン」を生成し、ユーザのデジタルツインに基づいて、ユーザからのリクエストを承認するか否かを判定することができる。ここで、「デジタルツイン」とは、実空間上の対象を仮想空間またはデジタル空間上で複製したものをいう。すなわち、ユーザの「デジタルツイン」は、ユーザがどのような人物であるか、または、ユーザの人となりを仮想空間またはデジタル空間上に反映するものとなる。ここで、「デジタルツイン」は、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアで表現されることができる。言い換えると、このスコアにより、ユーザがどのような人物であるか、または、ユーザの人となりを表すことができる。生成されたユーザの「デジタルツイン」は、ユーザの人となりを反映したものであるため、ユーザのデジタルツインが取引サービスを受けるに値する人物であると判断されれば、そのユーザも取引サービスを受けるに値する人物であるとみなすことができる。
サービスプロバイダ10は、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアを算出するために、そのユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得する。
ここで、ユーザに関するデータは、ユーザに関する客観的な情報をいう。ユーザに関するデータは、ユーザ本人しか知らないプライベートな情報であってもよいし、第三者と共有されているパブリックな情報であってもよい。ユーザに関するデータは、例えば、ユーザの端末装置および/またはユーザの端末装置と通信可能なIoTデバイスから取得され得る。ユーザに関するデータは、例えば、ネットワーク上の任意の場所から取得され得る。ユーザに関するデータは、例えば、ネットワークの適所に格納されている非代替性トークン(NFT)内に記録されることができる。ここで、「トークン」とは、情報を保持可能な物理的または仮想的な器のことをいう。「非代替性トークン」に保持される情報は、改ざんが困難であるように(例えば、ブロックチェーン技術を用いて)非代替性トークンに保持される。これにより、「非代替性トークン」に保持される情報は、価値を有することになる。ユーザに関するデータは、例えば、ユーザの行動履歴(例えば、運動履歴、健康活動履歴、購買履歴、節約行動履歴、食事履歴、Webページの閲覧履歴、AIスピーカとの会話履歴、SNS利用履歴等)、健康情報(例えば、身長、体重、血圧、心拍数、罹患している病気等)、DNAに関する情報、保険加入情報等を含むがこれらに限定されない。ユーザに関するデータは、ユーザの個人情報を含み得る。個人情報は、例えば、名前、住所、電話番号、メールアドレス、年齢、性別、家族構成、職業、年収、資産、既往歴等のうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。
ユーザに関するデータは、例えば、ペイロールカードから取得されることができる。ペイロールカードは、ペイロールカードシステムにおいて利用され、ペイロールカードシステムとは、雇用者からの賃金の支払いを電子的に受け取る(例えば、電子マネーを受け取る)ことが可能なシステムのことをいう。ペイロールカードは、物理的なカードであってもよいし、仮想的なカード(例えば、電子ウォレット)であってもよい。ペイロールカードによれば、銀行口座を介することなく、賃金の支払いを受け取ることができる。ペイロールカードには、賃金の支払いによる収入情報および支出情報が記録され得る。さらには、ペイロールカードには、仕事上の経費に関する情報も記録され得る。例えば、ペイロールカードには、経費として支払った金額および名目等が記録される。従って、ユーザに関するデータをペイロールカードから取得することにより、ユーザのプライベートで収支の情報のみならず、ユーザの仕事上での収支の情報も、ユーザに関するデータとして用いることができるようになる。
ここで、ユーザに関するインフォメーションは、ユーザを主体とする主観的な情報をいう。ユーザに関するインフォメーションは、ユーザ本人しか知らないプライベートな情報であってもよいし、第三者と共有されているパブリックな情報であってもよい。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、ユーザが端末装置に直接入力することによって取得され得る。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、ユーザに対する問診または質問等から間接的に導出され得る。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、ネットワーク上の任意の場所から取得され得る。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、ネットワーク上の適所に格納されているトークン内に記録されることができる。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、趣味、好み、行動理由(例えば、現在または過去の職業の志望動機、過去の職業からの転職理由等)等を含むがこれらに限定されない。
サービスプロバイダ10は、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションをユーザから直接取得するようにしてもよいし、ユーザ以外の場所から取得するようにしてもよい。
ユーザは、例えば、リクエストと共にまたはリクエストを送信する前もしくは後に、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションをサービスプロバイダ10に提供することができる。ユーザは、例えば、ユーザの端末装置またはユーザに関連付けられたIoTデバイスを介して、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションをサービスプロバイダ10に提供することができる。サービスプロバイダ10は、このようにして提供されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得することができる。
あるいは、ユーザは、ネットワーク上に格納されているユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションをサービスプロバイダ10に提供するように、ネットワーク上に指示を送信する。例えば、ユーザは、ネットワーク上の適所に格納されているトークンをサービスプロバイダ10に提供するように指示を送信することができる。サービスプロバイダ10は、このようにして提供されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得することができる。
サービスプロバイダ10がユーザの特徴を多次元的に表すスコアに基づいて、ユーザからのリクエストを承認するか否かを判定すると、ステップS2でその判定の結果が各ユーザに送信され、各ユーザはこれを受信する。各ユーザは、任意の態様で、判定の結果を受信することができる。各ユーザは、例えば、自身の端末装置を介してネットワークを通じてサービスプロバイダ10から判定の結果を受信することができる。あるいは、各ユーザは、例えば、電話、電報、郵便等の他の手段を用いて判定の結果を受信するようにしてもよい。
例えば、ユーザ20Aおよびユーザ20Bが、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるに値する人物であると決定されると、ユーザ20Aおよびユーザ20Bのリクエストを承認するべきであると判定され、リクエスト承認通知がユーザ20Aおよびユーザ20Bに送信され、ユーザ20Aおよびユーザ20Bは、これを受信する。これにより、ユーザ20Aおよびユーザ20Bは、会員登録され、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けることができるようになる。
例えば、ユーザ20Cが、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるに値する人物ではないと決定されると、ユーザ20Cのリクエストを承認するべきではないと判定され、リクエスト拒否通知がユーザ20Cに送信され、ユーザ20Cは、これを受信する。ユーザ20Cは、会員登録されず、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けることができない。
図1Bは、会員登録後に行われるデジタルポイントを用いた取引のフローの一例を示す。図1Bに示される例では、ユーザ20Aが、法定通貨とデジタルポイントとの交換を行うことでデジタルポイントを獲得する例、および、ユーザ20Bが、デジタルポイントと物品とを交換する例を説明する。ユーザ20Cは、会員登録されなかったため、デジタルポイントを用いた取引を行うことができない。
ステップS3では、ユーザ20Aは、デジタルポイントの購入リクエストを購入代金(購入金額の法定通貨)と共にサービスプロバイダ10に提供する。ユーザ20Aは、任意の態様で、購入リクエストを提供することができる。ユーザ20Aは、例えば、自身の端末装置を介してネットワークを通じてサービスプロバイダ10に購入リクエストを送信することができる。あるいは、ユーザ20Aは、例えば、電話、電報、郵便等の他の手段を用いて購入リクエストを提供するようにしてもよい。また、ユーザ20Aは、任意の態様で、購入金額の法定通貨を提供することができる。
購入リクエストおよび購入代金を受け取ると、サービスプロバイダ10は、デジタルポイントを発行する。サービスプロバイダ10がデジタルポイントを発行するために十分な量のゴールドを保有している(あるいは、有体物管理者30に預けている)場合には、サービスプロバイダ10は、ゴールドを追加購入することなく、デジタルポイントを発行することができる。サービスプロバイダ10がデジタルポイントを発行するために十分な量のゴールドを保有していない(有体物管理者30に預けてもいない)場合には、サービスプロバイダ10は、有体物管理者30からゴールドを購入することになる。
ステップS4で、サービスプロバイダ10は、ゴールドの購入リクエストおよびその購入代金を有体物管理者30に提供する。これに応じて、サービスプロバイダ10は、ゴールドの購入処理を行う。
ステップS5では、有体物管理者30は、購入されたゴールドを、あるいは、購入されたゴールドが引き続き有体物管理者30によって保管される場合には、購入されたゴールドの預かり証をサービスプロバイダ10に提供する。好ましくは、購入されたゴールドが引き続き有体物管理者30によって保管されて、預かり証がサービスプロバイダ10に提供され得る。これにより、サービスプロバイダ10は、ゴールドを自ら保管する必要がなく、ゴールドを紛失してしまうリスクを回避することができるからである。
サービスプロバイダ10は、購入されたゴールドまたはその預かり証に基づいて、デジタルポイントを発行する。デジタルポイントは、購入されたゴールドの価値の分だけ発行される。
ステップS6では、サービスプロバイダ10は、発行されたデジタルポイントをユーザ20Aに提供する。サービスプロバイダ10は、任意の態様で、デジタルポイントを提供することができる。サービスプロバイダ10は、例えば、デジタルポイントを管理する分散型台帳にデジタルポイントの移転(サービスプロバイダからユーザ20Aへの移転)を記録することによって、デジタルポイントをユーザ20Aに提供することができる。ここで、分散型台帳は、例えば、ブロックチェーン技術またはこれに類する技術によって保持され得る。あるいは、サービスプロバイダ10は、例えば、ユーザAのデジタルポイント口座にデジタルポイントを入れることによって、デジタルポイントをユーザ20Aに提供することができる。あるいは、サービスプロバイダ10は、例えば、ユーザAのペイロールカードにデジタルポイントを入れることによって、デジタルポイントをユーザ20Aに提供することができる。
このようにして、ユーザ20Aは、法定通貨とデジタルポイントとを交換して、デジタルポイントを獲得することができる。
ステップS7では、ユーザ20Bは、デジタルポイントと商品とを交換するための交換リクエストをサービスプロバイダ10に提供する。ユーザ20Bは、任意の態様で、交換リクエストを提供することができる。ユーザ20Bは、例えば、自身の端末装置を介してネットワークを通じてサービスプロバイダ10に交換リクエストを送信することができる。あるいは、ユーザ20Bは、例えば、電話、電報、郵便等の他の手段を用いて交換リクエストを提供するようにしてもよい。
交換リクエストを受け取ると、サービスプロバイダ10は、ユーザ20Bは、商品の価値に相当するデジタルポイントをユーザ20Bが有しているか否かを確認したうえで、リクエストされた商品を調達する。
サービスプロバイダ10は、商品供給者に商品の代金分のデジタルポイントを提供して、商品を調達することができる。サービスプロバイダ10は、任意の態様で、デジタルポイントを提供することができる。サービスプロバイダ10は、例えば、デジタルポイントを管理する分散型台帳にデジタルポイントの移転(サービスプロバイダから商品供給者への移転)を記録することによって、デジタルポイントを商品供給者に提供することができる。あるいは、サービスプロバイダ10は、例えば、商品供給者のデジタルポイント口座にデジタルポイントを入れることによって、デジタルポイントを商品供給者に提供することができる。あるいは、サービスプロバイダ10は、例えば、商品供給者のペイロールカードにデジタルポイントを入れることによって、デジタルポイントを商品供給者に提供することができる。
ステップS8では、サービスプロバイダ10は、商品をユーザ20Bに提供する。サービスプロバイダ10は、商品の性質に応じた任意の態様で、商品をユーザ20Bに提供することができる。商品を提供する前、または商品を提供するとき、または商品を提供した後に、サービスプロバイダ10は、商品の代金分のデジタルポイントを徴収する。サービスプロバイダ10は、任意の態様で、デジタルポイントを徴収することができる。サービスプロバイダ10は、例えば、デジタルポイントを管理する分散型台帳にデジタルポイントの移転(ユーザ20Bからサービスプロバイダ10への移転)を記録することによって、デジタルポイントをユーザ20Bから徴収することができる。あるいは、サービスプロバイダ10は、例えば、ユーザ20Bのデジタルポイント口座からデジタルポイントを引き出すことによって、デジタルポイントをユーザ20Bから徴収することができる。あるいは、サービスプロバイダ10は、例えば、ユーザ20Bのペイロールカードからデジタルポイントを引き出すことによって、デジタルポイントをユーザ20Bから徴収することができる。
このようにして、ユーザ20Bは、デジタルポイントと商品とを交換して、商品を獲得することができる。
この他、ユーザ20Aおよびユーザ20Bは、例えば、デジタルポイントをゴールドと交換して、ゴールドを獲得することができ、逆もまた同様である。ユーザ20Aおよびユーザ20Bは、例えば、デジタルポイントを法定通貨と交換して、法定通貨を獲得することができる。ユーザ20Aおよびユーザ20Bは、例えば、商品またはサービスをデジタルポイントと交換して、デジタルポイントを獲得することができる、逆もまた同様である。ユーザ20Aおよびユーザ20Bは、例えば、デジタルポイントを暗号通貨もしくは仮想通貨と交換して、暗号通貨もしくは仮想通貨を獲得することができ、逆もまた同様である。ユーザ20Aおよびユーザ20Bは、例えば、デジタルポイントを他のユーザに譲渡することもできる。
サービスプロバイダ10は、デジタルポイントを用いた取引において、手数料を徴収するようにしてもよい。
上述した例では、有体物管理者30がサービスプロバイダ10の外部でゴールドを管理することを説明したが、本発明は、これに限定されない。サービスプロバイダ10がゴールドを管理することも本発明の範囲内である。この場合、有体物管理者30は省略される。
上述したサービスプロバイダ10は、例えば、後述するデジタルポイントを用いたサービスを管理するシステムを用いて、このサービスを実現することができる。
2.デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステムの構成
図2Aは、デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム100の構成の一例を示す。
システム100は、データベース部200に接続されている。また、システム100は、少なくとも1つのユーザ端末装置300および少なくとも1つの有体物管理者端末装置400にネットワーク500を介して接続されている。
なお、図2Aでは、3つのユーザ端末装置300および1つの有体物管理者端末装置400が示されているが、ユーザ端末装置300および有体物管理者端末装置400の数はこれに限定されない。任意の数のユーザ端末装置300および有体物管理者端末装置400が、ネットワーク500を介してシステム100に接続され得る。
ネットワーク500は、任意の種類のネットワークであり得る。ネットワーク500は、例えば、インターネットであってもよいし、LANであってもよい。ネットワーク500は、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。
システム100はさらに、ブロックチェーンネットワーク600に接続されている。ブロックチェーンネットワーク600は、ブロックチェーンの技術によって構築されたネットワークであり、ユーザの情報および/またはデジタルポイントに関する取引の情報を管理するために利用され得る。ブロックチェーンの技術を用いることで、管理される情報の改ざんを容易に検出することができるため、ブロックチェーンネットワーク600によって管理される個人情報は、改ざんが実質的に不可能である。ブロックチェーンネットワーク600で管理される情報は、例えば、ユーザの特徴を表すスコアを算出するために利用され得る。
なお、ブロックチェーンの技術によってユーザの情報および/またはデジタルポイントに関する取引の情報を管理することを説明したが、本発明はブロックチェーンの技術によるものに限定されない。情報を実質的に改ざん不可能に管理することができる限り、任意の技術を利用して、ブロックチェーンネットワーク600を構築することができる。
システム100の一例は、デジタルポイントを用いた取引サービスを提供するサービスプロバイダ(例えば、サービスプロバイダ10)に設置されているコンピュータ(例えば、サーバ装置)であるが、これに限定されない。ユーザ端末装置300の一例は、デジタルポイントを用いた取引を行うユーザ(例えば、ユーザ20A~20C)が利用するコンピュータ(例えば、端末装置)であるが、これに限定されない。有体物管理者端末装置400の一例は、有体物を管理する有体物管理者(例えば、有体物管理者30)が利用するコンピュータ(例えば、端末装置)であるが、これに限定されない。有体物管理者は、ユーザが保有する有体物を預かり管理する。ここで、コンピュータ(サーバ装置または端末装置)は、任意のタイプのコンピュータであり得る。例えば、端末装置は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、スマートグラス、スマートウォッチ等の任意のタイプの端末装置であり得る。
データベース部200には、少なくとも、ユーザの特徴を示すスコアを算出するために利用される種々の情報が格納されている。
図2Bは、デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム100の具体的な構成の一例を示す。
システム100は、インターフェース部110と、プロセッサ部120と、メモリ130部とを備える。
インターフェース部110は、システム100の外部と情報のやり取りを行う。システム100のプロセッサ部120は、インターフェース部110を介して、システム100の外部から情報を受信することが可能であり、システム100の外部に情報を送信することが可能である。インターフェース部110は、任意の形式で情報のやり取りを行うことができる。
インターフェース部110は、例えば、システム100に情報を入力することを可能にする入力部を備える。入力部が、どのような態様でシステム100に情報を入力することを可能にするかは問わない。例えば、入力部が受信器である場合、受信器がネットワークを介してシステム100の外部から情報を受信することにより入力してもよい。あるいは、入力部がデータ読み取り装置である場合には、システム100に接続された記憶媒体から情報を読み取ることによって情報を入力するようにしてもよい。
インターフェース部110は、例えば、システム100から情報を出力することを可能にする出力部を備える。出力部が、どのような態様でシステム100から情報を出力することを可能にするかは問わない。例えば、出力部が送信器である場合、送信器がネットワークを介してシステム100の外部に情報を送信することにより出力してもよい。あるいは、出力部がデータ書き込み装置である場合、システム100に接続された記憶媒体に情報を書き込むことによって情報を出力するようにしてもよい。
システム100は、例えば、インターフェース部110を介して、データベース部200に情報を送信し、かつ/または、データベース部200から情報を受信することができる。システム100は、例えば、インターフェース部110を介して、ユーザ端末装置300に情報を送信し、かつ/または、ユーザ端末装置300から情報を受信することができる。システム100は、例えば、インターフェース部110を介して、有体物管理者端末装置400に情報を送信し、かつ/または、有体物管理者端末装置400から情報を受信することができる。
システム100は、例えば、インターフェース部110を介して、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを受信することができる。後述するように、ユーザに関するデータは、ユーザに関する客観的な情報であり、ユーザに関するインフォメーションは、ユーザを主体とする主観的な情報である。
システム100は、例えば、インターフェース部110を介して、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストを受信することができる。リクエストは、例えば、デジタルポイントを用いた取引サービスへの会員登録のリクエストであってもよいし、デジタルポイントを用いた取引サービスへのログインのリクエストであってもよい。システム100は、例えば、インターフェース部110を介して、デジタルポイントを用いた取引サービスに関するデータを送受信することができる。
プロセッサ部120は、システム100の処理を実行し、かつ、システム100全体の動作を制御する。プロセッサ部120は、メモリ部130に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、システム100を所望のステップを実行するシステムとして機能させることが可能である。プロセッサ部120は、単一のプロセッサによって実装されてもよいし、複数のプロセッサによって実装されてもよい。
メモリ部130は、システム100の処理を実行するために必要とされるプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等を格納する。メモリ部130は、デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するための処理をプロセッサ部120に行わせるためのプログラム(例えば、後述する図5、図6に示される処理を実現するプログラム)を格納してもよい。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部130に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部130にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされることによってメモリ部130にインストールされるようにしてもよい。この場合、ネットワークの種類は問わない。メモリ部130は、任意の記憶手段によって実装され得る。あるいは、プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され、これを読み取ることによってメモリ部130にインストールされるようにしてもよい。
データベース部200には、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが格納され得る。
ユーザに関するデータは、ユーザに関する客観的な情報である。ユーザに関するデータは、ユーザ本人しか知らないプライベートな情報であってもよいし、第三者と共有されているパブリックな情報であってもよい。ユーザに関するデータは、例えば、ユーザの端末装置および/またはユーザの端末装置と通信可能なIoTデバイスから取得され得る。ユーザに関するデータは、例えば、ネットワーク上の任意の場所から取得され得る。ユーザに関するデータは、例えば、ネットワーク上の適所に格納されているトークン内に記録されることができる。ユーザに関するデータは、例えば、ユーザの行動履歴(例えば、運動履歴、健康活動履歴、購買履歴、節約行動履歴、食事履歴、Webページの閲覧履歴、AIスピーカとの会話履歴、SNS利用履歴等)、健康情報(例えば、身長、体重、血圧、心拍数、罹患している病気等)、DNAに関する情報、保険加入情報等を含むがこれらに限定されない。ユーザに関するデータは、ユーザの個人情報を含み得る。個人情報は、例えば、名前、住所、電話番号、メールアドレス、年齢、性別、家族構成、職業、年収、資産、既往歴等のうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。
ユーザに関するデータは、例えば、ペイロールカードから取得されることができる。ペイロールカードとは、雇用者からの賃金の支払いを電子的に受け取ることが可能なシステムのことをいう。ペイロールカードによれば、銀行口座を介することなく、賃金の支払いを受け取ることができる。ペイロールカードには、賃金の支払いによる収入情報および支出情報が記録され得る。さらには、ペイロールカードには、仕事上の経費に関する情報も記録され得る。例えば、ペイロールカードには、経費として支払った金額および名目等が記録される。従って、ユーザに関するデータをペイロールカードから取得することにより、ユーザのプライベートで収支の情報のみならず、ユーザの仕事上での収支の情報も、ユーザに関するデータとして用いることができるようになる。
ユーザに関するインフォメーションは、ユーザを主体とする主観的な情報である。ユーザに関するインフォメーションは、ユーザ本人しか知らないプライベートな情報であってもよいし、第三者と共有されているパブリックな情報であってもよい。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、ユーザが端末装置に直接入力することによって取得され得る。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、ユーザに対する問診または質問等から間接的に導出され得る。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、ネットワーク上の任意の場所から取得され得る。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、ネットワーク上の適所に格納されているトークン内に記録されることができる。ユーザに関するインフォメーションは、例えば、趣味、好み、行動理由(例えば、現在または過去の職業の志望動機、過去の職業からの転職理由等)等を含むがこれらに限定されない。
データベース部200には、ユーザの特徴を表すスコアを算出するために利用される種々の情報が格納されている。
ここで、ユーザの特徴は、ユーザがどのような人物であるか、すなわち、ユーザの人となりを表す概念であり得る。ユーザの特徴は、ユーザが信頼に足る人物であるかという観点からユーザの人となりを表すこともできる。例えば、ユーザの特徴は、「パーソナリティ」に関する観点からユーザの人となりを表すことができ、かつ/または、「お金」に関する観点からユーザの人となりを表すことができ、かつ/または、「健康」に関する観点からユーザの人となりを表すことができる。従って、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアは、「パーソナリティ」に関する特徴量、および/または、「お金」に関する特徴量、および/または、「健康」に関する特徴量を含むことができる。スコアの多次元の軸は、例えば、「パーソナリティ」に関する観点の軸、「お金」に関する観点の軸、および/または、「健康」に関する観点の軸を含むことができる。ここで、「パーソナリティ」は、その人の性格および/または人格が信頼できるかどうかを表す情報であり、例えば、他人からの評価を含む。「お金」は、その人のお金に関する情報であり、例えば、年収、資産、節約しているか等の情報を含む。「健康」は、その人の健康に関する情報であり、例えば、病気、食生活、健康のための活動等の情報を含む。
一例として、ユーザの特徴を表すスコアが「パーソナリティ」に関する観点の軸を有する場合、「パーソナリティ」に関する複数の項目について点数が付けられ、複数の項目のそれぞれの点数に基づいて、「パーソナリティ」に関してその人の人となりが表されることになる。例えば、怒りっぽいが正直な性格を有する人物では、「パーソナリティ」に関する項目のうち、「正直者」に関する項目の点数が高いかまたは「嘘つき」に関する項目の点数が低く、かつ、「短気」に関する項目の点数が高いかまたは「気長」に関する項目の点数が低くなる。
別の例として、ユーザの特徴を表すスコアが「お金」に関する観点の軸を有する場合、「お金」に関する複数の項目について点数が付けられ、複数の項目のそれぞれの点数に基づいて、「お金」に関してその人の人となりが表されることになる。例えば、無駄遣いが多い人物では、「お金」に関する項目のうち、「倹約家」に関する項目の点数が高いかまたは「浪費家」に関する項目の点数が低くなる。
別の例として、ユーザの特徴を表すスコアが「健康」に関する観点の軸を有する場合、「健康」に関する複数の項目について点数が付けられ、複数の項目のそれぞれの点数に基づいて、「健康」に関してその人の人となりが表されることになる。例えば、肥満体型を有する人物では、「健康」に関する項目のうち、「肥満度」または「BMI」に関する項目の点数が高くなる。
これらの項目は一例であり、多次元の軸の各々は、任意の項目を有することができる。各軸が有する項目を多くするほど、その軸の観点について、ユーザの人となりをより細かく表すことができるようになるが、その分データ量も多くなる。各軸が有する項目を少なくするほど、ユーザの特徴を表すスコアのデータ量が少なくなって取扱い易くなるが、ユーザの人となりをより概略的に表すようになる。例えば、ユーザの特徴を表すスコアは、例えば、多数の項目を有する複数の軸について表されるスコア(ユーザの人となりを詳細に表すスコア)から、複数の軸のうちの少なくとも2つの軸について特定の項目を抽出することによって導出されるスコア(ユーザの人となりを概略的に表すスコア)であってもよい。
例えば、データベース部200には、スコアの算出に用いられるパラメータに関する概念と、種々の情報とが関連付けられて格納され得る。スコアの算出に用いられるパラメータは、例えば、「パーソナリティ」、「お金」、「健康」を含み得る。
例えば、「パーソナリティ」というパラメータについて、データベース部200には、パーソナリティに関する概念と、種々の情報とが関連付けられて格納され得る。例えば、「パーソナリティ」に関する「利他的」(または「トランスパーソナル」)という概念には、「ボランティア」、「寄付」、「心配り」、「相談」等のキーワード、「ボランティアに頻繁に参加する」、「相談を頻繁に受ける」、「寄付経験がある」等のステータス等が関連付けて格納され得る。例えば、「パーソナリティ」に関する「SDGs」(Sustainable Development Goals、または「持続可能な開発目標」)という概念には、17の
目標および/または169のターゲットに関連するキーワード(例えば、「平等」、「環境保全」等)、「17の目標および/または169のターゲットに関連する行動を行っている」、「17の目標および/または169のターゲットに関連する思想を持っている」等のステータス等が関連付けて格納され得る。
例えば、「お金」というパラメータについて、データベース部200には、お金に関する概念と、種々の情報とが関連付けられて格納され得る。例えば、「お金」に関する「お金持ち」(または「キャッシュフローリッチ」)という概念には、「ハーバード大学」、「MBA」等のキーワード、「年収2000万円以上」等のステータス等が関連付けて格納され得る。例えば、「お金」に関する「お金持ち」(または「ストックリッチ」)という概念には、「地主」、「株主」等のキーワード、「資産1億円以上」等のステータス等が関連付けて格納され得る。
例えば、「健康」というパラメータについて、データベース部200には、健康に関する概念と、種々の情報とが関連付けられて格納され得る。例えば、「健康」に関する「優良体」(または「身体的健康」)という概念には、「非喫煙」、「正常血圧」等のキーワード、「BMI18~27」等のステータス等が関連付けて格納され得る。例えば、「健康」に関する「マインドフルネス」(または「精神的健康」)という概念には、「やりがい」、「ストレスレス」等のキーワード、「ストレスチェック結果が所定値未満」、「首尾一貫感覚(SOC:Sense of coherence)が高い」等のステータス等が関連付けて格納され得る。
図2Cは、データベース部200に格納される情報の関連付けを示す概念図である。
図2Cに示される例では、お金に関する「お金持ち」という概念に対して、例えば、「ハーバード大学」、「スタンフォード大学」、「MBA」、「医師」、「経営者」等のキーワードが関連付けられている。さらに、これらのキーワードに対して、別のキーワード(例えば、「ビジネススクール」、「開業医」、「上場企業」等)が関連付けられる。さらに、これらのキーワードに対して、さらに別のキーワードが関連付けられ得る。
このような関連付けは、例えば、セマンティック検索を行うことが可能な人工知能(AI)、すなわち、キーワード間の相関関係を学習した人工知能を用いてなされ得る。
この人工知能は、大量の文章からキーワード間の相関関係を学習している。例えば、この人工知能は、文章を構文解析することにより、文章内の複数のキーワードを抽出し、その文章内での複数のキーワードの関係を特定する。例えば、この人工知能は、或るキーワードが多くの文章において別の或るキーワードと併用されている場合には、それらのキーワードを、相関関係が強いものとして学習する。このようにしてキーワード間の相関関係を学習した人工知能は、学習した相関関係に基づいて、入力されたキーワードに相関するキーワードを出力することができる。
例えば、キーワード間の相関関係を学習した人工知能に「お金持ち」というキーワードを入力すると、「お金持ち」に相関するキーワードとして、「ハーバード大学」、「スタンフォード大学」、「MBA」、「医師」、「経営者」等が出力され得る。例えば、キーワード間の相関関係を学習した人工知能に、「お金持ち」および「医師」というキーワードを入力すると、「お金持ち」および「医師」に相関するキーワードとして、「開業医」、「院長」等が出力され得る。
このように、データベース部200には、キーワード間の相関関係を学習した人工知能に入力されたキーワードと、出力されたキーワードとが関連付けられて格納され得る。
図2Aおよび図2Bに示される例では、データベース部200は、システム100の外部に設けられているが、本発明はこれに限定されない。データベース部200の少なくとも一部をシステム100の内部に設けることも可能である。このとき、データベース部200の少なくとも一部は、メモリ部130を実装する記憶手段と同一の記憶手段によって実装されてもよいし、メモリ部130を実装する記憶手段とは別の記憶手段によって実装されてもよい。いずれにせよ、データベース部200の少なくとも一部は、システム100のための格納部として構成される。データベース部200の構成は、特定のハードウェア構成に限定されない。例えば、データベース部200は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。例えば、データベース部200は、システム100の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワークを介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよいし、ブロックチェーン技術等を利用する分散型ネットワークとして構成されてもよい。
例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションは、ブロックチェーン技術等を利用する分散型ネットワークとして構成されるデータベース部200に格納され、このとき、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションは、改ざんが実質的に不可能となる。これにより、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションの信頼性が担保されることになる。
図3は、プロセッサ部120の構成の一例を示す。
プロセッサ部120は、受信手段121と、判定手段122と、提供手段123とを備える。
受信手段121は、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストをユーザから受信するように構成されている。受信手段121は、例えば、ユーザ端末装置300から送信されたリクエストをインターフェース部110を介して受信することができる。リクエストは、例えば、デジタルポイントを用いた取引サービスへの会員登録のリクエストであってもよいし、デジタルポイントを用いた取引サービスへのログインのリクエストであってもよい。
一実施形態において、リクエストには、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが含まれ得る。これにより、後述する取得手段1221は、リクエストに含まれるユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得することができる。
一実施形態において、リクエストには、デジタルポイントを用いた取引サービスの会員IDおよびパスワードが含まれ得る。
受信されたリクエストは、判定手段122に渡される。
判定手段122は、受信手段121によって受信されたリクエストを承認するか否かを判定するように構成されている。
一実施形態において、判定手段122は、例えば、ユーザの本人確認を行い、本人確認の結果に基づいて、リクエストを承認するか否かを判定することができる。例えば、判定手段122は、リクエストに含まれる会員IDおよびパスワードが既登録のものと一致するか否かを判定することによって本人確認を行うことができる。あるいは、または、これに加えて、判定手段122は、ユーザの本人確認書類を取得し、本人確認書類が真正なものであるか否かを判定することによって本人確認を行うことができる。本人確認書類は、例えば、リクエストと共にシステム100に送信されるものであってもよいし、ネットワーク上の適所から取得されるものであってもよい。本人確認書類は、例えば、本人確認書類が公的機関によって発行された書類である場合、本人確認書類に公的機関による証明書が付されている場合、本人確認書類が改ざん不可能であることが証明されている場合(例えば、本人確認書類の情報がブロックチェーンネットワーク600上で管理されている場合)等に、真正なものであると判定され得る。
一実施形態において、判定手段122は、例えば、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアに基づいて、リクエストを承認するか否かを判定することができる。この実施形態において、判定手段122は、取得手段1221と、算出手段1222とを備えることができる。
取得手段1221は、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得するように構成されている。
取得手段1221は、例えば、インターフェース部110を介して、データベース部200に格納されているユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得するようにしてもよい。あるいは、取得手段1221は、例えば、インターフェース部110を介して、ユーザ端末装置300から受信されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得するようにしてもよい。あるいは、取得手段1221は、ネットワーク上の所与の場所から、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得するようにしてもよい。取得手段1221は、例えば、ユーザの有するペイロールカード(またはペイロールカードを管理するサーバ装置)からユーザに関するデータを取得することができる。取得されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションは、算出手段1222に渡される。
算出手段1222は、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションに基づいて、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアを算出するように構成されている。ユーザの特徴は、ユーザがどのような人物であるか、すなわち、ユーザの人となりを表す概念であり得る。ユーザの特徴は、ユーザが信頼に足る人物であるかという観点からユーザの人となりを表すこともできる。例えば、ユーザの特徴は、「パーソナリティ」に関する観点からユーザの人となりを表すことができ、かつ/または、「お金」に関する観点からユーザの人となりを表すことができ、かつ/または、「健康」に関する観点からユーザの人となりを表すことができる。従って、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアは、「パーソナリティ」に関する特徴量、および/または、「お金」に関する特徴量、および/または、「健康」に関する特徴量を含むことができる。「デジタルツイン」という言葉が知られているが、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアは、ユーザのデジタルツインを表すスコアであるとも言える。
スコアの多次元の軸は、例えば、「パーソナリティ」に関する観点の軸、「お金」に関する観点の軸、および/または、「健康」に関する観点の軸を含むことができる。
ユーザの特徴を多次元的に表すスコアは、例えば、ユーザが信頼に足る人物であるかどうかを評価可能な特徴量、あるいは、ユーザが信頼に足る人物であるかどうかを示す特徴量を含むことができる。例えば、ユーザの性格および/または人格がより信頼できるものであるほど、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアにおいて、信頼に足る人物であることを示す「パーソナリティ」に関する特徴量が多く含まれることになる。例えば、ユーザのお金に関する考え方、行動および/または状態がより信頼できるものであるほど、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアにおいて、信頼に足る人物であることを示す「お金」に関する特徴量が多く含まれることになる。例えば、ユーザの健康に関する考え方、行動および/または状態がより信頼できるものであるほど、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアにおいて、信頼に足る人物であることを示す「健康」に関する特徴量が多く含まれることになる。
一実施形態において、算出手段1222は、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションがスコアの算出に用いられるパラメータと相関する程度に応じて、スコアを算出することができる。算出手段1222は、例えば、スコアの算出に用いられるパラメータに関する概念と相関する種々の情報を格納しているデータベース部200を参照し、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションがスコアの算出に用いられるパラメータに関する概念と相関する程度を決定する。ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションは、例えば、「パーソナリティ」、「お金」、「健康」に関する情報を含み得る。
算出手段1222は、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが「パーソナリティ」に関する概念と相関する程度を決定し、決定された相関する程度に応じて、スコアを算出することができる。例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、「パーソナリティ」に関する概念のうちの特定の概念と大きく相関する場合、算出手段1222は、その概念に対応する特徴量をスコアに含めるまたはその概念に対応する項目の点数を高くするようにすることができる。例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、「利他的」(または「トランスパーソナル」)により強く相関するほど、「利他的」に対応する特徴量をより多くまたはより強くスコアに含めるまたは「利他的」に対応する項目の点数を高くすることができる。例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、「SDGs」(または「持続可能な開発目標」)により強く相関するほど、「SDGs」に対応する特徴量をより多くまたはより強くスコアに含めるまたは「SDGs」に対応する項目の点数を高くすることができる。
算出手段1222は、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが「お金」に関する概念と相関する程度を決定し、決定された相関する程度に応じて、スコアを算出することができる。例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、「お金」に関する概念のうちの特定の概念と大きく相関する場合、算出手段1222は、その概念に対応する特徴量をスコアに含めるまたはその概念に対応する項目の点数を高くするようにすることができる。例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、「キャッシュフローリッチ」により強く相関するほど、「キャッシュフローリッチ」に対応する特徴量をより多くまたはより強くスコアに含めるまたは「キャッシュフローリッチ」の概念に対応する項目の点数を高くすることができる。例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、「ストックリッチ」により強く相関するほど、「ストックリッチ」に対応する特徴量をより多くまたはより強くスコアに含めるまたは「ストックリッチ」の概念に対応する項目の点数を高くすることができる。
算出手段1222は、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが「健康」に関する概念と相関する程度を決定し、決定された相関する程度に応じて、スコアを算出することができる。例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、「健康」に関する概念のうちの特定の概念と大きく相関する場合、算出手段1222は、その概念に対応する特徴量をスコアに含めるまたはその概念に対応する項目の点数を高くするようにすることができる。例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、「優良体」(または「身体的健康」)により強く相関するほど、「優良体」に対応する特徴量をより多くまたはより強くスコアに含めるまたは「優良体」の概念に対応する項目の点数を高くすることができる。例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが、「マインドフルネス」(または「精神的健康」)により強く相関するほど、「マインドフルネス」(または「精神的健康」)に対応する特徴量をより多くまたはより強くスコアに含めるまたは「マインドフルネス」の概念に対応する項目の点数を高くすることができる。
一実施形態において、算出手段1222は、例えば、複数のユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションとスコアとの関係を学習した機械学習モデルを利用して、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアを算出することができる。ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションは、例えば、「パーソナリティ」、「お金」、「健康」に関する情報を含み得る。
機械学習モデルは、任意の機械学習モデルを用いて構築することができる。機械学習モデルは、例えば、ニューラルネットワークモデルであり得る。
図4は、算出手段1222が利用し得るニューラルネットワークモデルの構造の一例を示す。
ニューラルネットワークモデルは、入力層と、少なくとも1つの隠れ層と、出力層とを有する。ニューラルネットワークモデルの入力層のノード数は、入力されるユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションの次元数に対応する。ニューラルネットワークモデルの隠れ層は、任意の数のノードを含むことができる。ニューラルネットワークモデルの出力層のノード数は、出力されるデータの次元数に対応する。例えば、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアを出力する場合、出力層のノード数は、スコアの次元数であり得る。
ニューラルネットワークモデルは、取得手段1221が取得したユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを使用して予め学習処理がなされ得る。学習処理は、取得手段1221が予め取得したユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを使用して、ニューラルネットワークモデルの隠れ層の各ノードの重み係数を計算する処理である。
学習処理は、例えば、教師あり学習である。教師あり学習では、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを入力用教師データとし、そのユーザの特徴を多次元的に表すスコアを出力用教師データとして、複数のユーザの情報を使用してニューラルネットワークモデルの隠れ層の各ノードの重み係数を計算することにより、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションとスコアとを相関させることが可能な機械学習モデルを構築することができる。
例えば、教師あり学習のための(入力用教師データ,出力用教師データ)の組は、(第1のユーザに関するデータおよび/またはインフォメーション,第1のユーザのスコア)、(第2のユーザに関するデータおよび/またはインフォメーション,第2のユーザのスコア)、・・・(第iのユーザに関するデータおよび/またはインフォメーション,第iのユーザのスコア)、・・・等であり得る。このような学習済のニューラルネットワークモデルの入力層にユーザから新たに取得されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを入力すると、そのユーザのスコアが出力層に出力される。
教師あり学習では、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションがスコアの算出に用いられるパラメータと相関する程度を入力用教師データとすることもできる。
判定手段122は、算出されたスコアに基づいて、リクエストを承認するか否かを判定することができる。判定手段122は、例えば、算出されたスコアが所定の条件(本明細書において、「第1の条件」ともいう)を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たすと判定された場合に、リクエストを承認すると判定することができ、所定の条件を満たさないと判定された場合に、リクエストを拒否すると判定することができる。所定の条件は、例えば、スコアが所定の特徴量(本明細書において、「第1の特徴量」ともいう)を含むこと、スコアに含まれる所定の特徴量の値が大きいもしくは小さいこと、スコアから導出された特徴量が所定の特徴量を含むこと、スコアから導出された特徴量に含まれる所定の特徴量の値が大きいもしくは小さいことのうちの少なくとも1つを含み得る。判定手段122は、任意の手法で、スコアから所定の特徴量を導出することができる。一例において、判定手段122は、スコアまたはスコアに含まれる特徴量に対して特定の関数を適用することにより、所定の特徴量を導出することができる。ここで、特定の関数は、任意の関数であり得る。例えば、特定の関数は、ハッシュ関数であり得る。
本明細書において、特徴量の値が大きいことは、例えば、当該特徴量の値が閾値よりも大きいこと、当該特徴量の値が特徴量全体の値の平均値または中央値よりも大きいこと、当該特徴量の値が特徴量全体の中で最も大きいことのうちの1つであり得る。ここで、特徴量の値が小さいことは、例えば、当該特徴量の値が閾値よりも小さいこと、当該特徴量の値が特徴量全体の値の平均値または中央値よりも小さいこと、当該特徴量の値が特徴量全体の中で最も小さいことのうちの1つであり得る。
一具体例において、所定の特徴量は、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量であり得る。ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量は、例えば、例えば、「お金」に関する観点からユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量、「パーソナリティ」に関する観点からユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量、「健康」に関する観点からユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量のうちの少なくとも1つを含み得る。例えば、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量が大きい場合、そのユーザは信頼に足る人物であり、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるに値する人物であるとみなされることができる。対照的に、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量が小さい場合、そのユーザは信頼に足る人物ではなく、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるに値しない人物であるとみなされることができる。
再び図3を参照する。提供手段123は、リクエストが承認されたユーザに対して、デジタルポイントを用いた取引サービスを提供するように構成されている。提供手段123は、例えば、ユーザが、希望するデジタルポイントを用いた取引を行うことを可能にする。デジタルポイントを用いた取引は、例えば、デジタルポイントと法定通貨との交換、デジタルポイントと有体物との交換、デジタルポイントと物品またはサービスとの交換、および、デジタルポイントの譲渡のうちの少なくとも1つを含む。
例えば、提供手段123は、ユーザが、希望する取引を行うことを可能にするプラットフォームを提供することができる。ユーザは、このプラットフォームにおいて、デジタルポイントを特定の相手に与え、与えたデジタルポイントの価値に対応する価値分の法定通貨をその相手から得ることができ、この逆もまた同様である。ユーザは、このプラットフォームにおいて、デジタルポイントを特定の相手に与え、与えたデジタルポイントの価値に対応する価値分の有体物(すなわち、デジタルポイントの価値の基準となるもの)をその相手から得ることができ、この逆もまた同様である。ユーザは、このプラットフォームにおいて、デジタルポイントを特定の相手に与え、与えたデジタルポイントの価値に対応する価値分の物品またはサービスをその相手から得ることができ、この逆もまた同様である。ユーザは、このプラットフォームにおいて、デジタルポイントを特定の相手に譲渡することができ、この逆もまた同様である。
提供手段123は、デジタルポイントの移転を任意の態様で実現することができる。提供手段123は、例えば、デジタルポイントを管理する分散型台帳にデジタルポイントの移転を記録することによって、デジタルポイントの移転を実現することができる。あるいは、提供手段123は、例えば、ユーザのデジタルポイント口座にデジタルポイントを入れるまたはデジタルポイント口座からデジタルポイントを引き出すことによって、デジタルポイントの移転を実現することができる。あるいは、提供手段123は、例えば、ユーザのペイロールカードにデジタルポイントを入れるまたはペイロールカードからデジタルポイントを引き出すことによって、デジタルポイントの移転を実現することができる。
一実施形態において、提供手段123は、デジタルポイントを用いた取引を行う相手を特定し、ユーザが、特定された相手との取引を行うことを可能にすることができる。これにより、デジタルポイントを用いた取引を促進することができる。
提供手段123は、例えば、算出手段1222によって算出されたスコアに基づいて、相手を特定することができる。特定される相手も、取引サービスに会員登録しているユーザ、すなわち、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストを承認されたユーザであり得る。提供手段123は、例えば、算出されたスコアが所定の第2の条件を満たすユーザを取引相手として特定することができる。第2の条件は、例えば、スコアが所定の第2の特徴量を含むこと、スコアに含まれる第2の特徴量の値が大きいもしくは小さいこと、スコアから導出された特徴量が第2の特徴量を含むこと、スコアから導出された特徴量に含まれる第2の特徴量の値が大きいもしくは小さいことの少なくとも1つを含み得る。提供手段123は、任意の手法で、スコアから第2の特徴量を導出することができる。一例において、提供手段123は、スコアまたはスコアに含まれる特徴量に対して特定の関数を適用することにより、第2の特徴量を導出することができる。ここで、特定の関数は、任意の関数であり得る。例えば、特定の関数は、ハッシュ関数であり得る。
第2の特徴量は、ユーザのスコアに基づいて決定され得る。第2の特徴量は、例えば、ユーザのスコアに含まれる特徴量またはユーザのスコアから導出される特徴量と相性がよいと考えられる特徴量であり得る。相性がよいと考えられる特徴量は、例えば、サービスプロバイダによって設定されるようにしてもよいし、機械学習によって導出されるようにしてもよい。例えば、複数の特徴量をクラスタリングしたときに、同一または近傍のクラスタに分類された特徴量を相性がよい特徴量とみなすことができる。あるいは、異なるクラスタに分類された特徴量を相性がよい特徴量とみなすことができる。
スコアに基づいて取引相手を特定することにより、そのユーザの人となりにマッチする相手との取引を促進することができる。ユーザの人となりにマッチする相手との取引は、例えば、取引の完了までがスムーズであり、かつ/または、取引が不成立になりにくいという点で好ましい。また、取引相手も会員登録済のユーザであることで、ユーザは、安心して取引を行うことができる。さらには、ユーザは、自ら取引相手を探す手間なく取引を行うことができる。
一実施形態において、提供手段123は、ユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限することができる。これにより、ユーザのステータスに応じた取引サービスを提供することができるようになる。
提供手段123は、例えば、算出手段1222によって算出されたスコアに基づいて、ユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限する。例えば、提供手段123は、算出されたスコアが所定の第3の条件を満たさない場合に、そのユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限することができる。提供手段123は、スコアに応じて、ユーザが利用可能な取引サービスを段階的に制限するようにしてもよい。提供手段123は、例えば、デジタルポイントと法定通貨との交換、デジタルポイントと有体物との交換、デジタルポイントと物品またはサービスとの交換、および、デジタルポイントの譲渡のうちの一部を利用不可にすることができる。あるいは、提供手段123は、例えば、デジタルポイントの上限を超える取引を利用不可にするようにしてもよいし、特定の相手に対する取引を利用不可にするようにしてもよい。
第3の条件は、例えば、スコアが所定の第3の特徴量を含むこと、スコアに含まれる第3の特徴量の値が大きいもしくは小さいこと、スコアから導出された特徴量が第3の特徴量を含むこと、スコアから導出された特徴量に含まれる第3の特徴量の値が大きいもしくは小さいことのうちの少なくとも1つを含み得る。
一具体例において、第3の特徴量は、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量であり得る。ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量は、例えば、例えば、「お金」に関する観点からユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量、「パーソナリティ」に関する観点からユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量、「健康」に関する観点からユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量のうちの少なくとも1つを含み得る。例えば、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量が大きい場合、そのユーザは十分に信頼に足る人物であり、そのユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限する必要がない一方で、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量が大きくない場合、そのユーザは十分に信頼に足る人物であるわけではないため、そのユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限することが好ましい。これにより、適正な取引を促進することができる。
このように、スコアに基づいて、ユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限することで、人となりが優良なユーザが、劣悪なユーザと取引を行う可能性を低くすることができ、これは、優良なユーザが安心して取引を行うことができることにつながる。さらに、劣悪なユーザが、利用可能な取引サービスの範囲の制限を解除すべく、人となりを改善するよう促すこともできる。
一例において、提供手段123は、スコアを算出するために用いられるユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを開示する程度に応じて、ユーザが利用可能な取引サービスを段階的に制限するようにしてもよい。システム側の立場からすると、利用可能なすべてのデータおよび/またはインフォメーションをユーザに開示してもらうことが好ましい。スコアの算出に、利用可能なあらゆる情報を用いることができ、スコアの精度、ひいては、判定手段122による判定の精度が向上するからである。しかしながら、ユーザ側の立場からすると、秘密にしておきたい情報が存在し得る。そこで、システム100では、ユーザが開示するデータおよび/またはインフォメーションの範囲に応じたインセンティブ(すなわち、利用可能な取引サービスの範囲を制限されないこと)をユーザに提供することによって、情報を開示することをユーザに促すようにしている。例えば、より多くのユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを開示するユーザは、より少ないユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを開示するユーザよりも多くの取引サービスを利用できるように、ユーザが利用可能な取引サービスを段階的に制限することができる。例えば、上述した算出手段1222は、情報の取得可能な範囲が広いユーザのスコアに対して、情報の取得可能な範囲が狭いユーザに比べて優遇されたスコアを算出するようにすることができる。一例において、算出手段1222は、ペイロールカードに記憶された情報を開示するユーザに対して、そうでないユーザに比べて優遇されたスコアを算出するようにすることができる。
上記のとおり、システム100は、ユーザがデジタルポイントを用いた取引サービスを受けるに値するか否かを判定し、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるに値すると判定されたユーザにのみ取引サービスを提供することで、デジタルポイントを用いた取引サービスを管理している。これは、デジタルポイントの価値変動リスクが極めて小さいことと相俟って、ユーザが安心して取引を行うことを可能にしている。さらに、有体物としてゴールドを用いることで、ユーザは、世界中の相手とデジタルポイントを用いた取引を行う場を提供されることができる。ゴールドは、世界中でその価値が認められているため、世界中に取引希望者が存在するからである。
上述した図3に示される例では、プロセッサ部120の各構成要素が同一のプロセッサ部120内に設けられているが、本発明はこれに限定されない。プロセッサ部120の各構成要素が複数のプロセッサ部に分散される構成も本発明の範囲内である。このとき、複数のプロセッサ部は、同一のハードウェア部品内に位置してもよいし、近傍または遠隔の別個のハードウェア部品内に位置してもよい。
なお、上述したシステム100の各構成要素は、単一のハードウェア部品で構成されていてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されていてもよい。複数のハードウェア部品で構成される場合は、各ハードウェア部品が接続される態様は問わない。各ハードウェア部品は、無線で接続されてもよいし、有線で接続されてもよい。本発明のシステム100は、特定のハードウェア構成には限定されない。プロセッサ部120をデジタル回路ではなくアナログ回路によって構成することも本発明の範囲内である。本発明のシステム100の構成は、その機能を実現できる限りにおいて上述したものに限定されない。
3.デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステムによる処理
図5は、デジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステムによる処理の一例(処理500)を示す。処理500は、システム100のプロセッサ部120において行われる。
ステップS501では、プロセッサ部120の受信手段121が、デジタルポイントを用いた取引サービスを受けるためのリクエストをユーザから受信する。受信手段121は、例えば、ユーザ端末装置300から送信されたリクエストをインターフェース部110を介して受信することができる。リクエストは、例えば、デジタルポイントを用いた取引サービスへの会員登録のリクエストであってもよいし、デジタルポイントを用いた取引サービスへのログインのリクエストであってもよい。リクエストには、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが含まれることができ、デジタルポイントを用いた取引サービスの会員IDおよびパスワードが含まれることもできる。
ステップS502では、プロセッサ部120の判定手段122が、ステップS501で受信されたリクエストを承認するか否かを判定する。判定手段122は、例えば、ユーザの本人確認を行い、本人確認の結果に基づいて、リクエストを承認するか否かを判定することができる。例えば、判定手段122は、リクエストに含まれる会員IDおよびパスワードが既登録のものと一致するか否かを判定することによって本人確認を行うことができる。あるいは、または、これに加えて、判定手段122は、ユーザの本人確認書類を取得し、本人確認書類が真正なものであるか否かを判定することによって本人確認を行うことができる。
判定手段122は、例えば、図6を参照して後述する処理600によって、リクエストを承認するか否かを判定することもできる。
リクエストを承認すると判定されると、ステップS503に進む。リクエストを承認しない、すなわち、リクエストを拒否すると判定されると、ステップS504に進む。リクエストを承認されたユーザは、デジタルポイントを用いた取引サービスを利用するに値するユーザであるとみなすことができる。これに対して、リクエストを拒否されたユーザは、デジタルポイントを用いた取引サービスを利用するに値しないユーザ(あるいは、何かしらのリスクを抱えているユーザ)であるとみなすことができる。
ステップS503では、プロセッサ部120の提供手段123が、デジタルポイントを用いた取引サービスをユーザに提供する。提供手段123は、例えば、ユーザが、希望する取引を行うことを可能にする。デジタルポイントを用いた取引は、例えば、デジタルポイントと法定通貨との交換、デジタルポイントと有体物との交換、デジタルポイントと物品またはサービスとの交換、および、デジタルポイントの譲渡のうちの少なくとも1つを含む。ユーザは、例えば、希望の取引相手と、希望の取引を行うことができる。
提供手段123は、デジタルポイントを用いた取引を行う相手を特定し、ユーザが、特定された相手との取引を行うことを可能にするようにしてもよい。これに加えて、または、これに代えて、提供手段123は、ユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限するようにしてもよい。
ステップS504は、デジタルポイントを用いた取引サービスをユーザに提供することなく、処理が終了する。ユーザは、取引サービスを利用するに値しないユーザであるからである。
このようにして、処理500により、リクエストを承認されたユーザにのみ、デジタルポイントを用いた取引サービスが提供される。すべての取引相手がリクエストを承認されたユーザであるため、この取引サービスを利用するユーザは、安心してデジタルポイントを用いた取引を行うことができる。さらに、デジタルポイントの価値変動リスクが極めて小さいことも、ユーザの安心感につながり得る。
図6は、ステップS502における処理の一例(処理600)示す。
ステップS601では、判定手段122の取得手段1221が、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得する。
取得手段1221は、例えば、インターフェース部110を介して、データベース部200に格納されているユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得するようにしてもよい。あるいは、取得手段1221は、例えば、インターフェース部110を介して、ユーザ端末装置300から受信されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得するようにしてもよい。あるいは、取得手段1221は、ネットワーク上の所与の場所から、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを取得するようにしてもよい。取得手段1221は、例えば、ユーザの有するペイロールカード(またはペイロールカードを管理するサーバ装置)からユーザに関するデータを取得することができる。好ましくは、取得手段1221は、ユーザに関するインフォメーションを取得し、より好ましくは、取得手段1221は、ユーザに関するデータおよびインフォメーションの両方を取得し得る。ユーザを主体とする主観的な情報には、ユーザの人となりがよく反映されている傾向があるからである。取得されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションは、算出手段1222に渡される。
ステップS602では、判定手段122の算出手段1222が、ステップS601で取得されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションに基づいて、スコアを算出する。
算出手段1222は、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションがスコアの算出に用いられるパラメータと相関する程度に応じて、スコアを算出することができる。算出手段1222は、例えば、スコアの算出に用いられるパラメータに関する概念と相関する種々の情報を格納しているデータベース部200を参照し、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションがスコアの算出に用いられるパラメータに関する概念と相関する程度を決定する。ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションは、例えば、「パーソナリティ」、「お金」、「健康」に関する情報を含み得る。
算出手段1222は、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが「パーソナリティ」に関する概念と相関する程度を決定し、決定された相関する程度に応じて、スコアを算出することができる。算出手段122は、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが「お金」に関する概念と相関する程度を決定し、決定された相関する程度に応じて、スコアを算出することができる。算出手段122は、例えば、ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションが「健康」に関する概念と相関する程度を決定し、決定された相関する程度に応じて、スコアを算出することができる。
算出手段1222は、例えば、複数のユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションとスコアとの関係を学習した機械学習モデルを利用して、ユーザの特徴を多次元的に表すスコアを算出することができる。ユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションは、例えば、「パーソナリティ」、「お金」、「健康」に関する情報を含み得る。
例えば、ステップS601で取得されたユーザに関するデータおよび/またはインフォメーションを機械学習モデルに入力すると、ユーザのスコアが出力され得る。
好ましくは、算出手段1222は、ユーザに関するインフォメーションに基づいてスコアを算出し、より好ましくは、算出手段1222は、ユーザに関するデータおよびインフォメーションの両方に基づいてスコアを算出し得る。ユーザを主体とする主観的な情報には、ユーザの人となりがよく反映されている傾向があり、ユーザに関するインフォメーションを用いることで、算出されるスコアが、ユーザの人となりをよりよく反映することができるからである。
スコアが算出されると、判定手段122が、スコアに基づいて、リクエストを承認するか否かを判定することになる。
ステップS603では、判定手段122が、ステップS602で算出されたスコアが所定の条件を満たすか否かを判定する。
所定の条件は、例えば、スコアが所定の特徴量を含むこと、スコアに含まれる所定の特徴量の値が大きいもしくは小さいこと、スコアから導出された特徴量が所定の特徴量を含むこと、スコアから導出された特徴量に含まれる所定の特徴量の値が大きいもしくは小さいことのうちの少なくとも1つを含み得る。判定手段122は、任意の手法で、スコアから所定の特徴量を導出することができる。一例において、判定手段122は、スコアまたはスコアに含まれる特徴量に対して特定の関数を適用することにより、所定の特徴量を導出することができる。ここで、特定の関数は、任意の関数であり得る。例えば、特定の関数は、ハッシュ関数であり得る。
所定の特徴量は、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量を含むことが好ましい。これにより、ユーザが信頼に足る人物であるか否かを考慮に入れた判定ができるようになるからである。これは、取引においては互いの信頼が重要であるという考えに基づいている。本発明において利用されるスコアは、ユーザの人となりを多次元的に表すスコアであるため、所定の特徴量、特に、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量を含むまたは導出することができるのである。
スコアが所定の条件を満たすと判定されると、ステップS604に進む。スコアが所定の条件を満たさないと判定されると、ステップS605に進む。
ステップS604では、判定手段122が、リクエストを承認すると判定する。
ステップS605では、判定手段123が、リクエストを拒否すると判定する。
このように、処理600では、ユーザの人となりを表すスコアに基づいてリクエストの承認が判定される。人となりが、デジタルポイントを用いた取引サービスに不適切だと判定されるユーザは、この取引サービスを利用することができない。人となりが、デジタルポイントを用いた取引サービスに適切だと判定されるユーザのみが、この取引サービスを利用することができる。これにより、この取引サービスを利用するユーザは、安心して取引を行うことができる。また、取引サービスを利用できなかったユーザに、人となりを改善するように促すこともできる。
処理600の後のステップS503では、ステップS602で算出されたスコアが利用され得る。
例えば、提供手段123は、ステップS503において、デジタルポイントを用いた取引を行う相手を特定するときに、スコアを利用することができる。
提供手段123は、例えば、ステップS602で算出されたスコアが所定の第2の条件を満たすユーザを取引相手として特定することができる。第2の条件は、例えば、スコアが第2の特徴量を含むこと、スコアに含まれる第2の特徴量の値が大きいもしくは小さいこと、スコアから導出された特徴量が第2の特徴量を含むこと、スコアから導出された特徴量に含まれる第2の特徴量の値が大きいもしくは小さいことの少なくとも1つを含み得る。
第2の特徴量は、ユーザのスコアに基づいて決定され得る。第2の特徴量は、例えば、ユーザのスコアに含まれる特徴量またはユーザのスコアから導出される特徴量と相性がよいと考えられる特徴量であり得る。相性がよいと考えられる特徴量は、例えば、サービスプロバイダによって設定されるようにしてもよいし、機械学習によって導出されるようにしてもよい。例えば、複数の特徴量をクラスタリングしたときに、同一または近傍のクラスタに分類された特徴量を相性がよい特徴量とみなすことができる。あるいは、異なるクラスタに分類された特徴量を相性がよい特徴量とみなすことができる。
スコアに基づいて取引相手を特定することにより、そのユーザの人となりにマッチする相手との取引を促進することができる。ユーザの人となりにマッチする相手との取引は、例えば、取引の完了までがスムーズであり、かつ/または、取引が不成立になりにくいという点で好ましい。また、取引相手も会員登録済のユーザであることで、ユーザは、安心して取引を行うことができる。さらには、ユーザは、自ら取引相手を探す手間なく取引を行うことができる。
例えば、提供手段123は、ステップS503において、ユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限するときに、スコアを利用することができる。
提供手段123は、例えば、ステップS602で算出されたスコアが所定の第3の条件を満たさない場合に、そのユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限することができる。提供手段123は、スコアに応じて、ユーザが利用可能な取引サービスを段階的に制限するようにしてもよい。提供手段123は、例えば、デジタルポイントと法定通貨との交換、デジタルポイントと有体物との交換、デジタルポイントと物品またはサービスとの交換、および、デジタルポイントの譲渡のうちの一部を利用不可にすることができる。あるいは、提供手段123は、例えば、デジタルポイントの上限を超える取引を利用不可にするようにしてもよいし、特定の相手に対する取引を利用不可にするようにしてもよい。
第3の条件は、例えば、スコアが所定の第3の特徴量を含むこと、スコアに含まれる第3の特徴量の値が大きいもしくは小さいこと、スコアから導出された特徴量が第3の特徴量を含むこと、スコアから導出された特徴量に含まれる第3の特徴量の値が大きいもしくは小さいことのうちの少なくとも1つを含み得る。
一具体例において、第3の特徴量は、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量であり得る。ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量は、例えば、「お金」に関する観点からユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量、「パーソナリティ」に関する観点からユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量、「健康」に関する観点からユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量のうちの少なくとも1つを含み得る。例えば、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量が大きい場合、そのユーザは十分に信頼に足る人物であり、そのユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限する必要がない一方で、ユーザが信頼に足る人物であることを示す特徴量が大きくない場合、そのユーザは十分に信頼に足る人物であるわけではないため、そのユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限することが好ましい。これにより、適正な取引を促進することができる。
このように、スコアに基づいて、ユーザが利用可能な取引サービスの範囲を制限することで、人となりが優良なユーザが、劣悪なユーザと取引を行う可能性を低くすることができ、これは、優良なユーザが安心して取引を行うことができることにつながる。さらに、劣悪なユーザが、利用可能な取引サービスの範囲の制限を解除すべく、人となりを改善するよう促すこともできる。
図5、図6を参照して上述した例では、特定の順序で処理が行われることを説明したが、各処理の順序は説明されたものに限定されず、論理的に可能な任意の順序で行われ得る。
図5、図6を参照して上述した例では、図5、図6に示される各ステップの処理は、プロセッサ部120とメモリ部130に格納されたプログラムとによって実現することが説明されたが、本発明はこれに限定されない。図5、図6に示される各ステップの処理のうちの少なくとも1つは、制御回路などのハードウェア構成によって実現されてもよい。
上述した例では、システム100が、デジタルポイントを用いた取引サービスを提供するサービスプロバイダに設置されているコンピュータ(例えば、サーバ装置)である場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されない。システム100は、プロセッサ部を備える任意の情報処理装置であり得る。
上述した特定の実施形態において説明した1または複数の特徴は、別の実施形態においても適用されることが当然に理解される。さらに、上述した特定の実施形態において説明した1または複数の特徴は、その実施形態から省略され得ることも理解される。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
本発明は、有体物の価値を基準とする価値を有するデジタルポイントを用いた取引サービスを管理するシステム等を提供するものとして有用である。
10 サービスプロバイダ
20A、20B、20C ユーザ
30 有体物管理者
100 システム
200データベース部
300 ユーザ端末装置
400 有体物管理者端末装置

Claims (1)

  1. 本明細書に記載の発明。
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