JP2023014863A - Railway vehicle - Google Patents
Railway vehicle Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023014863A JP2023014863A JP2021119047A JP2021119047A JP2023014863A JP 2023014863 A JP2023014863 A JP 2023014863A JP 2021119047 A JP2021119047 A JP 2021119047A JP 2021119047 A JP2021119047 A JP 2021119047A JP 2023014863 A JP2023014863 A JP 2023014863A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- cover
- vehicle
- air
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T30/00—Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
本発明は、空調装置の稼働部が床下に配設された鉄道車両に関する。
BACKGROUND OF THE
空調装置で騒音の主要原因となる稼働機器(以下、「稼働部」又は単に「空調装置」ともいう)を屋根上に搭載する鉄道車両において、それら空調装置の屋根上機器に起因する空気加振力による騒音を、客室内に伝搬することを防止する技術が知られている(例えば、特許文献1)。この鉄道車両のように、空調装置を屋根上に搭載する場合、調和空気を客室内へ送り出す吹出口と、客室内からの再循環空気の吸込口とは、天井等を始めとする客室内の上方に配設される。 Air excitation caused by roof top equipment of air conditioners in railcars with operating equipment (hereinafter also referred to as "operating parts" or simply "air conditioners") that is the main cause of noise in air conditioners on the roof. There is a known technique for preventing force-induced noise from propagating into the cabin (for example, Patent Literature 1). When an air conditioner is installed on the roof of a railway vehicle, the air outlet for sending conditioned air into the passenger compartment and the intake for recirculated air from the passenger compartment are located on the ceiling and other parts of the passenger compartment. It is arranged above.
この鉄道車両は、屋根上機器を載置する屋根構体の開口部と、客室の天井に1つ以上設けられた開口部とが、通風ダクトで接続されている。また、屋根構体と開口部の直下に天井を配設することにより、屋根上機器から客室内へと放射された騒音を、天井によって遮音し、通風ダクトを伝搬する過程で、騒音を反射及び消音する。 In this railway vehicle, an opening in a roof structure on which equipment on the roof is mounted and one or more openings provided in the ceiling of a passenger cabin are connected by ventilation ducts. In addition, by arranging the ceiling directly under the roof structure and the opening, the noise radiated from the roof equipment into the cabin is insulated by the ceiling, and the noise is reflected and silenced in the process of propagating through the ventilation duct. do.
しかし、特許文献1は、空調装置を屋根上に搭載する鉄道車両を対象としており、空調装置を床下に搭載する鉄道車両の構成とは異なる。空調装置を床下に搭載する場合、再循環空気の吸込口は、一般的に客室内の下方に配設される。また、吸込口の大きさについては、乗客が誤って吸込口を踏み抜いたりしないように、1箇所あたりの大きさを小さくする必要がある。吸込口の大きさを小さくすることにより、吸込口を通過する空気の通風面積が小さくなることから、吸込口を通過する空気の風速が速くなり、空気による騒音が増大し、乗客に不快感を与えることが懸念される。
However,
さらに、空調装置から着席している乗客までの距離は、空調装置が屋根上搭載型の場合よりも、床下搭載型である場合の方が近くなる。したがって、床下搭載型の空調装置の場合、着席中の乗客が実際に聞こえる騒音が増大する分だけ、乗客に余計な不快感を与えることが懸念される。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空調装置によって発生する騒音を、客室内に侵入させ難い空気の吸込口を備える鉄道車両を提供することにある。 Furthermore, the distance from the air conditioner to the seated passengers is closer when the air conditioner is mounted under the floor than when it is mounted on the roof. Therefore, in the case of an underfloor-mounted air conditioner, there is a concern that the increased noise actually heard by a seated passenger may make the passenger feel unnecessarily uncomfortable. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a railway vehicle provided with an air suction port that makes it difficult for noise generated by an air conditioner to enter the cabin.
上記課題を解決する本発明の鉄道車両は、床を構成する台枠と、台枠の幅方向の端部に立設される側構体と、台枠の長手方向の端部に立設される妻構体と、側構体及び妻構体の上端部に備えられる屋根構体と、を備え、台枠の下方に空調装置が配設された鉄道車両であって、床に空調装置と連通した開口が設けられ、開口上に配設されたカバーは、床とカバーとが接触しないように支持部材が接続され、床とカバーと支持部材により囲まれた空間を形成する。 A railway vehicle according to the present invention for solving the above problems is an underframe that forms a floor, a side structure erected at an end in the width direction of the underframe, and an end in the longitudinal direction of the underframe erected. A railway vehicle comprising an end structure, a side structure and a roof structure provided at the upper end of the end structure, an air conditioner installed below the underframe, and an opening communicating with the air conditioner provided in the floor. A cover disposed over the opening is connected to a support member so that the floor and the cover do not come into contact with each other, forming a space surrounded by the floor, the cover and the support member.
本発明によれば、空調装置によって発生する騒音を、客室内に侵入させ難い空気の吸込口を備える鉄道車両を提供することができる。 Advantageous Effects of Invention According to the present invention, it is possible to provide a railcar equipped with an air inlet that makes it difficult for noise generated by an air conditioner to enter the cabin.
以下、図を参照しながら、本発明による実施の形態を説明する。図1は本車両1(実施例1~9で共通の符号1)の側面図である。まず、発明の実施を説明するために供される各方向を定義する。本車両1の長手方向又はレール方向をx方向とする。図2~図13に示す本車両1の幅方向又は枕木方向をy方向とする。また、本車両1の上下方向又は高さ方向をz方向とする。以下、単に、x方向、y方向、z方向と記す場合がある。
Embodiments according to the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view of the vehicle 1 (
図2は本車両1の長手方向xに交差する断面図(図1のA-A断面図)である。本車両1は、車両の床面をなす台枠10と、台枠10のy方向の両端部に立設される側構体20と、台枠10のx方向の端部に立設される妻構体40と、側構体20と妻構体40の上端部に載置される屋根構体30、からなる概直方体である。
FIG. 2 is a cross-sectional view (cross-sectional view along line AA in FIG. 1) crossing the longitudinal direction x of the
台枠10のx方向の両端部は軌道3を転動する台車5に支持される。側構体20は、複数の窓や乗客や乗務員等が乗降する側引き戸(側開き戸)を備える。台枠10の下方には、本車両1を支持する台車5が備える主電動機に電力を供給する主変換装置(図示なし)や、空調装置50等の機器類が備えられる。
Both ends of the
空調装置50には、生成した調和空気の吐出口(図示なし)と、再循環空気の戻り口(図示なし)と、車外へ排気される空気が流入する排気口(図示なし)が備えられ、各々の口には、所望の部位へ空気を供給、もしくは空気を導入するためのダクトが接続される。空調装置50の調和空気の吐出口に接続されるダクトを調和空気ダクト21と呼ぶ。また、空調装置50の再循環空気の戻り口に接続されるダクトを再循環空気ダクト22と呼ぶ。また、空調装置50の排気口に接続されるダクトを排気ダクト23と呼ぶ。
The
調和空気ダクト21は、側構体20と台枠10との接続部の車内側、かつ側構体20の下端部と台枠10のy方向端部との接続部近傍に、x方向に沿って備えられる。調和空気ダクト21には、x方向に沿って離散的に、側構体20の窓と窓との間の吹き寄せ部をz方向に複数の立上りダクト24が接続される。
The conditioned
立上りダクト24の上方には、側構体20に固定される荷だな26が備えられる。調和空気60は、空調装置50から調和空気ダクト21と立上がりダクト24を経由して、荷だな26下から客室内に吹き出される。吹き出された調和空気60は、客室内に行き渡り、最終的に再循環空気70又は排気(図示なし)として、再循環空気ダクト22又は排気ダクト23を経由して、空調装置50に戻る。
A
本車両1の床面をなす台枠10の上面には、支持部(図示なし)を介して上床12(以下、単に「床」ともいう)が備えられる。上床12の上面には座席14が固定される。再循環空気ダクト22は、台枠10と上床12で囲まれるとともに、本車両1のy方向の中心線80よりの空間にx方向に沿って備えられる。再循環空気70は、本車両1の上床12に備えられる、表板12aと裏板12bと芯材12cと再循環空気ダクト22とが連通した開口15から、再循環空気ダクト22に導入され、空調装置50に戻る。
An upper floor 12 (hereinafter also simply referred to as "floor") is provided on the upper surface of the
排気ダクト23は、本車両1の再循環空気ダクト22のy方向の中心線80よりの空間にx方向に沿って備えられる。車外へ排気される空気(図示なし)は、再循環空気70の場合と同様に、本車両1の上床12に備えられる、表板12aと裏板12bと芯材12cと排気ダクト23とが連通した開口15から、排気ダクト23に導入され、空調装置50へ至る。
The
図3は本発明の実施例1に係る本車両1の床12付近の拡大図(図2のB部の拡大図)であり、図4は本発明の実施例1に係る本車両1の床12付近の上面図である。床12は、表板12aと裏板12bにより芯材12cが挟み込まれている構成となっており、端部はフレーム13に固定されている。
FIG. 3 is an enlarged view of the vicinity of the
表板12aと裏板12bと芯材12cと再循環空気ダクト22、及び表板12aと裏板12bと芯材12cと排気ダクト23とが連通した開口15は、本車両1の車内に1カ所以上存在し、複数の開口15が存在する場合には、x方向に沿って配設される。開口15は、乗客の妨げにならないよう、座席14の直下に備えられる。
The
また、開口15は、裏板12bと再循環空気ダクト22との隙間を埋めるための隙間埋め部材16により、再循環空気70が開口15から外部に漏れない構成になっている。排気ダクト23についても同様である。開口15の上方には、開口15を覆い隠す大きさを持つカバー17が配設される。そのカバー17は、開口15の周囲の床12と、支持部材18を介して配設される。支持部材18は、床12とカバー17の間に隙間Hを設けるための部材であり、隙間Hに、客室内から再循環空気ダクト22又は排気ダクト23へ流入する空気が通過する構造となっている。
In addition, the
上述した構成によれば、開口15は、表板12aと裏板12bと芯材12cと再循環空気ダクト22、及び表板12aと裏板12bと芯材12cと排気ダクト23とが連通する。この開口15の直上に、開口15を覆い隠す大きさを持つカバー17が存在する。空調装置50により発生し、再循環空気ダクト22、又は排気ダクト23を介して伝播する騒音は、開口15から直接客室内に放射されずに、カバー17により放射が妨げられる。その結果、実施例1の本車両1は、客室内に侵入する騒音を小さく抑制されて静粛になり、乗客をより快適にする効果が得られる。
According to the configuration described above, the
また、客室内から各開口15に流入する空気70(以下、単に「流れ」ともいう)は、カバー17と床12の隙間を必ず通過することになり、長手方向xに沿った流れ70が、カバー17の直下において、他方から流入した空気70と衝突し、強制的に下向きの流れに曲げられることから、開口15に直接流れ70が流入する場合よりも、空気70の流速が遅くなり、空気の流れによる騒音も低減することができる。以上本発明は実施例1に限定されず、様々な実施形態で実施し得る。以下、図を参照しながら、他の実施形態を説明する。
In addition, the air 70 (hereinafter simply referred to as "flow") flowing into each opening 15 from the cabin always passes through the gap between the
図5は本発明の実施例2に係る本車両1の床12付近の拡大図である。上述した実施例1と同様の構成、機能の説明を省略し、実施例2の特有の構成について説明する。実施例2においては、床12に所定高さHを維持されたカバー17を壁状に支える支持部材18が、板材で構成されている。その板材には開口18aが設けられ、開口18aを通じて、客室内の空気70が、開口18aにより構成される隙間h1を通過し、開口15を経て、再循環空気ダクト22又は排気ダクト23に流入する構成である。1つの開口15に対して開口18aは1つ以上であり、2つ以上が好ましい。上述した構成によれば、カバー17と座席間の高さ方向寸法が十分に確保できない場合、面積の小さな1つの開口18aでも、多数が開口していれば、必要な風量を通過させるだけの合計面積となるので、風速を抑制して騒音低下させられる。
FIG. 5 is an enlarged view of the vicinity of the
実施例2の構成によれば、上述した実施例1の騒音低減効果に加えて、支持部材18が床12の開口15に嵌入されていることから、支持部材18と床12が密着する。したがって、実施例2の本車両1によれば、床12にこぼれた液体やゴミ等が、支持部材18によって堰き止められる。その結果、液体やゴミ等が、床12の開口15に流入して汚濁させたり、落ち込んで詰まらせたりするような不具合を防ぐ効果が得られる。さらに、実施例2の本車両1は、支持部材18の開口18aに、メッシュ(図示なし)を展張することにより、客室内の空気と共に飛来してきたゴミ等が、メッシュで受け止められるので、床12の開口15に吸い込まれる不具合を防ぐ効果も得られる。
According to the configuration of Example 2, in addition to the noise reduction effect of Example 1 described above, since the
図6は本発明の実施例3に係る本車両1の床12付近の拡大図である。上述した実施例1、2と同様の構成、機能の説明を省略し、実施例3の特有の構成について説明する。実施例3においては、カバー17に開口17aを設けた。また、カバー17を概L字型に成形した部材とすることにより、支持部材18の上又は下に、カバー17を差し込み、開口15を覆う構成となる。
FIG. 6 is an enlarged view of the vicinity of the
カバー17と支持部材18は、ビス(図示なし)等で締結してもよく、バネ(図示なし)等で圧着する構成にしてもよい。客室内の再循環空気70は、カバー17の開口17aと支持部材18の開口18aを通過し、開口15を経て、再循環空気ダクト22へ流入する。上述した構成によれば、カバー17を横から差し込むことが可能であるため、カバー17と座席間の高さ方向寸法が十分に確保できない場合であっても、カバーを取り付けることが可能となる。さらに、上述した構成によれば、面積の小さな1つの開口17a、18aでも、多数が開口していれば、必要な風量を通過させるだけの合計面積となるので、風速を抑制して騒音低下させられる。
The
図7は本発明の実施例4に係る本車両1の床12付近の拡大図である。上述した実施例1~3と同様の構成、機能の説明を省略し、実施例4の特有の構成について説明する。実施例4においては、支持部材18が床12を構成する部材(表板12a、裏板12b、芯材12c、フレーム13)と離間距離Lを確保されている。また、離間距離Lの範囲内の支持部材18に、開口18bを設ける。上述した構成によれば、離間距離Lと支持部材18の開口18bが連通するため、例えば、座席から引き回される配線19を床12中へ導くことが可能となる。
FIG. 7 is an enlarged view of the vicinity of the
図8は本発明の実施例5に係る本車両1の床12付近の拡大図である。上述した実施例1~4と同様の構成、機能の説明を省略し、実施例5の特有の構成について説明する。実施例5においては、カバー17の表面に吸音体25が取り付けられている。空調装置50により発生し、再循環空気ダクト22及び排気ダクト23内を伝播する騒音は、吸音体25によって、音のエネルギーが減衰した状態で、客室内に放射される。
FIG. 8 is an enlarged view of the vicinity of the
また、支持部材18の開口18aを通り、床12の開口15から再循環空気ダクト22又は排気ダクト23に流入する空気70についても、空気の流れによって発生する騒音も、吸音体25で吸音されるため、客室内の騒音を低減することが可能となる。
In addition, the noise generated by the flow of the
さらに、本車両1が走行する際に発生する、内装材28からの放射音や、本車両1の車外の空気の乱れが車内へ透過する透過音に対しても、客室と面した吸音体25によって吸音されるため、客室内の騒音を低減することが可能となる。実施例5の構成によれば、本車両1の停車中における空調装置50の騒音だけでなく、走行時の振動や風切り音に由来する内装材からの放射音や、車内へ透過する透過音も低減することができる。
Furthermore, the
なお、図8には、カバー17に対して上方、下方の両面に対して吸音体25が貼り付けられているが、低減したい騒音の対象によって、効果を奏する貼り付け方法が異なるため、必ずしも両面に貼り付ける必要はない。例えば、空調装置50からのダクト伝播音のみを対象とする場合は、カバー17の下方のみに吸音体25を取り付けてもよい。吸音体25についても、騒音に対して吸音及び遮音の効果が得られればよいため、必ずしも多孔質材料に限定する必要はなく、吸音効果が有れば繊維状や綿状の材料でも構わない。
In FIG. 8, the
図9は、本発明の実施例6に係る本車両1の床12付近の拡大図である。上述した実施例1~5と同様の構成、機能の説明を省略し、実施例6の特有の構成について説明する。実施例6においては、カバー17に取り付けられる吸音体25の厚さが、カバー17の上方の厚さT1よりも下方の厚さT2の方が厚いことが特徴である。
FIG. 9 is an enlarged view of the vicinity of the
実施例6の本車両1は、カバー17の下面、すなわち、床12の開口15に対向する面の吸音体25が厚くなることから、空調装置50で発生したダクト内を伝播する騒音に対して、騒音のエネルギーを吸収できる厚さが増える。そのため、実施例6の本車両1は、客室内に放射される騒音を上述の実施例1~5の場合よりも低減する効果が得られる。
In the
図10は、本発明の実施例7に係る本車両1の床12付近の拡大図である。上述した実施例1~6と同様の構成、機能の説明を省略し、実施例7の特有の構成について説明する。実施例7においては、支持部材18の床12の開口15側の面に、吸音体25が取り付けられていることが特徴である。実施例7の本車両1は、吸音体25の取り付けられる面積が上述の実施例5,6よりも大きい。その分、実施例7の本車両1は、空調装置50から発生し、ダクト内を伝播する騒音や、客室内から流入する流れ70による騒音を低減する効果が良好に得られる。
FIG. 10 is an enlarged view of the vicinity of the
図11は、本発明の実施例8に係る本車両1の床12付近の拡大図である。上述した実施例1~7と同様の構成、機能の説明を省略し、実施例8の特有の構成について説明する。実施例8において、カバー17に取り付けられる吸音体25のうち、床12の開口15に対向する面において、吸音体25の形状がヘルムホルツ吸音機構を形成している。
FIG. 11 is an enlarged view of the vicinity of the
具体的には、吸音体25の内部に、吸音のための空間29を有し、空間29よりも狭く、空気が連通する空間(孔)を有する。ヘルムホルツ吸音機構では、孔の大きさとその背後の空間の大きさに応じて、特定の周波数の成分を吸音することが可能である。
Specifically, the
本車両1においては、空調装置50に搭載されている送風機から発生する騒音のように、送風機の羽根枚数や回転数に応じた、特定の周波数成分を持つ騒音が突出して多い場合がある。実施例8の構造を適用した本車両1は、特定の周波数成分を除去し、騒音低減に寄与する高い効果が得られる。
In the
図12は、本発明の実施例9に係る本車両1の床12付近の拡大図(図1のC部の拡大図かつ本車両1の長手方向xに交差する断面図)である。上述した実施例1~8と同様の構成、機能の説明を省略し、実施例9の特有の構成について説明する。
FIG. 12 is an enlarged view of the vicinity of the
実施例9の本車両1は、その車内において、床12の開口15の配設位置に応じて、床12とカバー17との位置関係で決まる高さ方向寸法が変化する。一般的に、本車両1においては、空調装置50は車両中央付近に配設され、それに繋がる開口15は、床12の長手方向xの複数個所に存在する。したがって、本車両1の中央付近に配設されている開口15は、その開口15から空調装置50までの流路の距離が短いが、車端付近に配設されている開口15は、開口15から空調装置50までの流路の距離が長い、という違いがある。
In the
流路の距離の違いにより、各流路の圧力損失が異なる、すなわち、空気の流れ易さが異なり、中央付近の開口15から空気が吸い込まれ易く、逆に車端付近の開口15からは空気が吸い込まれ難い傾向がある。これに対し、実施例9の本車両1において、車両中央付近の開口15は、空気を吸い込み難くするために、床12とカバー17の高さ方向寸法H(図3)を狭くし、車端付近の開口15は、空気を吸い易くするために、床12とカバー17の高さ方向寸法H2(図12)を広くする。
Due to the difference in the distance of the flow path, the pressure loss of each flow path differs, that is, the easiness of air flow differs. tends to be difficult to absorb. On the other hand, in the
実施例9の本車両1は、上述した構成により、本車両1に偏在する開口15において、各吸気口から空調装置50に至るまでの流路の圧力損失をほぼ均等になるように調整できる。したがって、本車両1は、各吸気口からの吸込風量を均等にすることが可能である。その結果、本車両1は、吸込風量を各吸気口で均等にすることにより、車内の空気の偏りが解消されるため、車内の温度ばらつきが小さくなるとともに、調和空気が流れない場所を解消する効果が得られる。
The
なお、実施例9の説明では、車両中央付近の開口15における床12とカバー17との間の高さを狭く、車端付近の開口15における床12とカバー17との間の高さを高くしているが、必ずしも車端側を高くする必要はない。各車両の個別のダクトの性質に合わせて、隣接する開口15の高さを一定にしても良く、あるいは低くしても構わない。
In the description of the ninth embodiment, the height between the
図13は、本発明の実施例10に係る本車両1の床12付近の拡大図(図1のC部の拡大図かつ本車両1の長手方向xに交差する断面図)である。上述した実施例1~9と同様の構成、機能の説明を省略し、実施例10の特有の構成について説明する。
FIG. 13 is an enlarged view of the vicinity of the
実施例10の本車両1は、その車内において、床12とカバー17からなる高さ方向寸法(隙間)Hは同一であるが、本車両1の車内に偏在する、支持部材18に備えられる開口18aの大きさが、各々異なることを特徴とする。空調装置50と開口15の位置関係により、空気の吸い易さが変わることは、実施例9の説明の通りである。実施例10の本車両1は、支持部材18に備えられる開口18aの大きさを調整することにより、開口15から空調装置50に至るまでの流路の圧力損失を調整する。
In the
その結果、実施例9のように、各開口15からの吸込風量を均等にすることが可能となる。なお、開口18aの大きさを調整する場合、開口18aそのものの大きさを変更する手段の他、開口18aに径の異なるメッシュを展張する等の方法により、圧力損失を調整してもよい。
As a result, as in the ninth embodiment, it is possible to equalize the amount of air drawn from each
以上、本発明の実施例を説明してきたが、これまでの各実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、図面では主に長手方向xに交差する断面図で構成を説明したが、これを長手方向xの断面図の構成と読み替えてもよい。さらに、それぞれの実施例で説明した構成は、互いに矛盾しない限り、組み合わせて用いても良い。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the configurations described in each of the embodiments are merely examples, and the present invention can be appropriately modified within the scope of the technical idea. Also, in the drawings, the configuration has been described mainly with cross-sectional views intersecting the longitudinal direction x, but this may be read as the configuration of the cross-sectional view in the longitudinal direction x. Furthermore, the configurations described in the respective embodiments may be used in combination as long as they do not contradict each other.
[補足]
鉄道車両のうち、ほとんどの客車には、乗客に快適な車内環境を提供するため、換気装置及び空調換気装置(両者をまとめて「空調装置」という)が備えられる。そのような空調装置は、取り付け位置が車両によって異なる場合がある。例えば、高速運行車両や、振り子式特急用車両等は、重心を下げて走行安定性を高める理由から、本車両1のように空調装置50を床下に備えることが多い。本車両1における空調装置50は、車内各部から取り込んだ再循環空気に、換気装置が取り込んだ新鮮空気を混合して、室内熱交換器を通過させる過程で、再循環空気と新鮮空気の温度及び湿度を調和して生成された調和空気を車内各部へ供給する。
[supplement]
Among railway vehicles, most passenger cars are equipped with a ventilation system and an air conditioning ventilation system (both collectively referred to as an "air conditioning system") in order to provide passengers with a comfortable interior environment. Such an air conditioner may have different mounting positions depending on the vehicle. For example, high-speed trains, pendulum-type express trains, and the like often have an
空調装置50は送風機を備えており、それにより装置内部に空気を吸引し、生成された調和空気を吐出する。空調装置50に備わる送風機が稼働することにより、送風機の稼働音が発生する。この稼働音は、改善を講じない比較例(不図示)の場合、減衰せずに車内へ侵入するため、車内騒音の原因となり、乗客に不快感を与えてしまう。車内へ侵入する稼働音には、ダクト内の空気を媒介する空気伝搬音がある。あるいは、稼働音が個体伝搬音として床12を振動させて透過し、その床12に触れている室内空気へ放射する放射音もある。
The
また、空調装置50の稼働音だけでなく、空調ダクト内部を通風する空気の流れそのものも車内騒音の原因となる。すなわち、調和空気ダクト21や再循環空気ダクト22から室内へ吹き出される風に伴って空気伝搬音を生じる。特に、狭い空調ダクト内に大風量の空気を通風させて風速を速くすることが原因となるほか、空調ダクト形状の急激な屈曲部等による気流の乱れで渦流等が発生することも原因となって、車内騒音が大きくなり、乗客に不快感を与えてしまう。本車両1は、空調装置50によって発生するこれらの騒音を、客室内に侵入させ難い空気の吸込口を備えるものである。
Further, not only the operating noise of the
本車両1は、つぎのように総括できる。
[1]図1に示すように、本車両1は、台枠10と、側構体20と、妻構体40と、屋根構体30と、を備える。床12は、台枠10により形成される。側構体20は、台枠10の幅方向yの端部に立設される。妻構体40は、台枠10の長手方向xの端部に立設される。屋根構体30は、側構体20及び妻構体40の上端部に備えられる。本車両1において、空調装置50は台枠10の下方に配設される。
The
[1] As shown in FIG. 1 , the
また、図3に示すように、本車両1の床12には、空調装置50と連通した開口15が設けられる。開口15上にカバー17が配設される。床12とカバー17とを接触させないように支持部材18が接続される。床12とカバー17と支持部材18とは、それらで囲まれた空間が形成されるような位置関係に配設されている。
Further, as shown in FIG. 3 , the
本車両1において、空調装置50により発生し、再循環空気ダクト22、又は排気ダクト23を介して伝播する騒音は、開口15から直接客室内に放射されずに、カバー17により放射が妨げられる。その結果、本車両1は、客室内に侵入する騒音を小さく抑制できて静粛になり、乗客をより快適にする効果が得られる。
In the
[2]上記[1]において、図5に示す実施例2の本車両1のように、支持部材18には1つ以上の開口18aを設けると良い。このような構成の本車両1は、カバー17と座席間の高さ方向寸法が十分に確保できない場合、1つの開口18aの面積は小さくても、多数が開口していれば、必要な風量を通過させるだけの合計面積となるので、風速を抑制して騒音低下させられる。また、本車両1は、支持部材18が床12の開口15に嵌入されていることから、支持部材18と床12が密着することになるため、床12にこぼれた液体やゴミ等が、支持部材18によって堰き止められ、床12の開口15に落ち込む不具合を防ぐ効果が得られる。
[2] In the above [1], it is preferable to provide one or
[3]上記[2]において、図6に示す実施例3の本車両1のように、カバー17には1つ以上の開口17aを設けると良い。この本車両1は、客室内の再循環空気70は、カバー17の開口17aと支持部材18の開口18aを通過し、開口15を経て、再循環空気ダクト22へ流入する。このような構成の本車両1は、カバーと座席間の高さ方向寸法が十分に確保できない場合であっても、1つの開口17aの面積は小さくても、多数が開口していれば、必要な風量を通過させるだけの合計面積となるので、風速を抑制して騒音低下させられる。
[3] In the above [2], it is preferable to provide one or
[4]上記[1]~[3]の何れかにおいて、図8の実施例5に示す本車両1のように、カバー17のみ、又はカバー17と支持部材18の両方に吸音体25を取り付けると良い。このような構成の本車両1において、空調装置50により発生する騒音は、再循環空気ダクト22及び排気ダクト23内を伝播して客室内に放射される。その際、音のエネルギーは、カバー17の表面に取り付けられた吸音体25に吸収されるので、その分だけ減衰された状態で客室内に放射される。
[4] In any of the above [1] to [3], the
また、本車両1は、支持部材18の開口18aを通り、床12の開口15から再循環空気ダクト22又は排気ダクト23に流入する空気70の流れそのものが渦流等を伴って、ある程度の騒音を発生する。この騒音に対し、本車両1は、発生源である床12の開口15において、室内に放射される前に、吸音体25で吸音されるため、客室内の騒音を低減することが可能となる。本車両1は、このような吸音体25による吸音作用によって、客室内に侵入する騒音を小さく抑制できて静粛になり、乗客をより快適にする効果が得られる。
Further, in the
[5]上記[4]において、図9の実施例6に示す本車両1のように、カバー17の両面に取り付けられた吸音体25の厚さは、カバー17の一方の面と他方の面とで、異なると良い。すなわち、本車両1は、カバー17に取り付けられる吸音体25の厚さについて、カバー17の上方の厚さT1よりも下方の厚さT2の方を厚く配分したことにより、騒音発生源である下方に吸音効果を偏在させている。
[5] In the above [4], like the
このような構成の本車両1は、カバー17の下面、すなわち、床12の開口15に対向する面の吸音体25を厚く配分して吸音効果を傾注させたので、空調装置50で発生したダクト内を伝播する騒音に対して、開口15に対面した厚い吸音体25により、騒音のエネルギーを効率良く吸収できる。その結果、本車両1は、客室内に侵入する騒音を小さく抑制できて静粛になり、乗客をより快適にする効果が得られる。
In the
[6]上記[4]又は[5]において、図11に示す実施例8の本車両1のように、吸音体25は多孔質材料で所定厚さの板状に形成され、該板状の内部に複数の空間を有し、その空間が吸音体の表面に連通していると良い。このような構成の本車両1は、カバー17に取り付けられる吸音体25のうち、床12の開口15に対向する面に配設された吸音体25の形状がヘルムホルツ吸音機構になっている。
[6] In the above [4] or [5], like the
つまり、この本車両1は、外形が厚板状の吸音体25の内部に、吸音のため複数の空間29を有し、その空間29よりも狭く、吸音体25の外部へ空気が連通する経路(孔)を有することにより、ヘルムホルツ吸音機構が構成される。ヘルムホルツ吸音機構では、孔の大きさとその背後の空間の大きさに応じて、特定の周波数の成分を吸音することが可能である。
In other words, the
したがって、実施例8の本車両1は、空調装置50に搭載されている送風機から発生する騒音のように、送風機の羽根枚数や回転数に応じた、特定の周波数成分を持つ騒音が突出して多い場合に、そのような特定の周波数成分の騒音を除去する効果が得られる。
Therefore, in the
[7]上記[1]~[6]の何れかにおいて、図13に示す実施例10の本車両1のように、その床12には、空調装置50と連通した開口15が複数設けられると良い。それらの開口15には、それぞれカバー17が接続されるが、それらが床12と接触しないように、支持部材18で支承される。このように、床12からカバー17を持ち上げる支持部材18の高さHの寸法は、車内の位置に応じて異なる最適値にすることが好ましい。
[7] In any one of the above [1] to [6], the
[8]上記[1]~[6]の何れかにおいて、図13に示す実施例10の本車両1のように、その床12には、空調装置50と連通した開口15が複数設けられると良い。それらの開口15には、それぞれカバー17が接続されるが、それらが床12と接触しないように、支持部材18で支承される。ただし、上記[7]と異なり、この支持部材18の高さHは、各開口15で同一である。また、支持部材18が備える開口18aの大きさは、車内の位置に応じて異なる最適値にすることが好ましい。
[8] In any one of the above [1] to [6], if the
上記[7]及び[8]の本車両1は、空調装置50と開口15の位置関係により、空気の吸い易さが変わるので、支持部材18に備えられる開口18aの大きさを調整することにより、開口15から空調装置50に至るまでの流路の圧力損失を調整する。その結果、実施例9のように、各開口15からの吸込風量を均等にすることが可能となる。
In the
1…鉄道車両、3…軌道、5…台車、10…台枠(床部)、12…床、12a…(床12の)表板、12b…(床12の)裏板、12c…(床12の)芯材、13…フレーム、14…座席、15…(床12の)開口、16…隙間埋め部材、17…カバー、17a…カバー開口、18…支持部材、18a…支持部材の開口、18b…支持部材の開口、19…配線、20…側構体、21…調和空気ダクト、22…再循環空気ダクト、23…排気ダクト、24…立上ダクト、25…(多孔質材料の)吸音体、26…荷だな、28…内装材、29…空間、30…屋根構体、40…妻構体、50…空調装置、60…調和空気の流れ、70…再循環空気の流れ、80…中心線、B…床12付近の拡大部、C…車端付近で床12付近の拡大部、H…床12とカバー間の隙間、L…離間距離、x…鉄道車両の長手方向(レール方向)、y…鉄道車両の幅方向(枕木方向)、z…鉄道車両の高さ方向
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記床に前記空調装置と連通した開口が設けられ、
該開口上に配設されたカバーは、
前記床と前記カバーとが接触しないように支持部材が接続され、
前記床と前記カバーと前記支持部材により囲まれた空間を形成する、
鉄道車両。 An underframe constituting a floor, a side structure erected at an end in the width direction of the underframe, an end structure erected at an end in the longitudinal direction of the underframe, the side structure and the end and a roof structure provided at the upper end of the structure, wherein an air conditioner is arranged below the underframe,
The floor is provided with an opening communicating with the air conditioner,
A cover disposed over the opening,
a support member is connected so that the floor and the cover do not contact each other;
forming a space surrounded by the floor, the cover and the support member;
rail car.
請求項1に記載の鉄道車両。 the support member has one or more apertures;
A rail vehicle according to claim 1 .
請求項2に記載される鉄道車両。 the cover has one or more openings;
A rail vehicle according to claim 2.
請求項1~3の何れか1項に記載の鉄道車両。 A sound absorbing body is attached only to the cover or to both the cover and the support member,
The railway vehicle according to any one of claims 1 to 3.
請求項4に記載の鉄道車両。 The thickness of the sound absorbing material attached to both surfaces of the cover is different between one surface and the other surface of the cover,
The rail vehicle according to claim 4.
請求項4又は5に記載の鉄道車両。 The sound absorber is made of a porous material and formed in a plate shape with a predetermined thickness, and has a plurality of spaces inside the plate shape, and the spaces communicate with the surface of the sound absorber.
The railway vehicle according to claim 4 or 5.
前記床と前記カバーが接触しないように接続された支持部材の高さ寸法が、
車内位置によって異なる、
請求項1~6の何れか1項に記載の鉄道車両。 The floor is provided with a plurality of openings communicating with the air conditioner,
The height dimension of the supporting member connected so that the floor and the cover do not contact each other,
Depending on the position in the vehicle,
A railway vehicle according to any one of claims 1 to 6.
前記床と前記カバーが接触しないように接続された支持部材の高さは前記各開口で同一であり、
前記支持部材が備える開口の大きさが車内位置によって異なる、
請求項1~6の何れか1項に記載の鉄道車両。 The floor is provided with a plurality of openings communicating with the air conditioner,
the height of the support member connected to the floor and the cover so as not to contact each other is the same for each of the openings;
The size of the opening provided in the support member varies depending on the position in the vehicle,
A railway vehicle according to any one of claims 1 to 6.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021119047A JP2023014863A (en) | 2021-07-19 | 2021-07-19 | Railway vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021119047A JP2023014863A (en) | 2021-07-19 | 2021-07-19 | Railway vehicle |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023014863A true JP2023014863A (en) | 2023-01-31 |
Family
ID=85130409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021119047A Pending JP2023014863A (en) | 2021-07-19 | 2021-07-19 | Railway vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023014863A (en) |
-
2021
- 2021-07-19 JP JP2021119047A patent/JP2023014863A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5643660B2 (en) | Railway vehicle | |
JP4531598B2 (en) | Railway vehicle | |
CN109311490B (en) | Air conditioning pipeline for railway vehicle | |
CN110065508B (en) | Double-deck train carriage and train | |
CN111976766B (en) | Air conditioner air duct for rail transit vehicle | |
CN113928358A (en) | Low-noise air conditioner air duct of railway passenger car | |
WO2014024318A1 (en) | On-roof air-conditioning device | |
KR20100049772A (en) | Middle-ceiling structure having cooled and heated air duct assembly for railway vehicle | |
CN204736866U (en) | Amortization wind channel and rail vehicle | |
CN204750174U (en) | Amortization wind channel and rail vehicle | |
JP2023014863A (en) | Railway vehicle | |
JP2009012527A (en) | Railroad vehicle | |
CN112078615B (en) | A wind channel structure and rail vehicle for function integration of rail vehicle | |
CN110450802A (en) | Train gas conditioning system and train | |
CN104875764A (en) | Noise reduction air channel and railway vehicle | |
JP2518949Y2 (en) | Ceiling cooling unit | |
WO2013098878A1 (en) | Air conditioning system, and railroad train provided with same | |
KR100533112B1 (en) | Air-conditioning duct silencer on the railway vehicles | |
CN113859287A (en) | Low-noise air-conditioning ventilation system of railway passenger car | |
JP7551569B2 (en) | Rail vehicles | |
CN100366483C (en) | Ventilation system for vehicles | |
JP2009234310A (en) | Rail vehicle | |
CN218805806U (en) | Silencing device for air supply of air conditioner of railway vehicle | |
HU223686B1 (en) | Device for ventilating railway vehicle | |
CN220298480U (en) | Novel air duct structure of APM vehicle |