JP2023013927A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】環境の影響を受けずに、生産者の所得を確保可能な情報提供装置を提供する。【解決手段】生産物を得る生産物取得権を、当該生産物の生産が完了する前に販売する生産者と、生産取得権を購入するオーナーとを繋ぐオーナーシステムのための情報処理装置であって、前記生産物取得権の購入に対する支払処理を前記オーナーに要求するとともに、前記生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を前記生産者に対して行う制御部、を備え、前記制御部は、生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を、生産物の生産が完了する前に前記生産者に対して行うものである。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
すべての人々が豊かで平和に暮らし続けられる社会をめざし「持続可能な開発目標(SDGs)」が提案されている。SDGsは、世界中の国が共通して解決しなければいけない目標である。特に食品分野においては、飢餓とあらゆる栄養不良に終止符を打ち、持続可能な食料生産を達成する必要がある。また、誰もが栄養のある食料を十分得られるようにするためには、環境と調和した持続可能な農業を推進し、農家の所得を確保し、農業の生産性を高める必要がある。
従来、農業システムを、野菜や果実などの農業生産物(農作物)を育成する援農者と、援農者に対して農業用耕地の提供や農作物育成のノウハウを与える農家・農園主と、収穫された農作物を得るオーナー会員と、これらをコーディネートする運営者と、で形成するものが、特許文献1に提案されている。
特開2010-176518号公報 特開2007-011587号公報 特開2005-078238号公報
しかしながら、気候の変動やウイルスが世界的に流行すると、農作物の成長や農家による育成が困難になったり、また、収穫した農作物を流通できずに、廃棄しなければならなかったりすることがある。これは、農作物を育成する農家に限らず、生産物を生産する生産者全体にいえることであり、生産者の所得は、環境に大きな影響を受けている。
ところが、特許文献1には、オーナー会員、農業運営者、農園主などの間での報酬の流れが記載されているものの、どのようなタイミングで報酬が支払われるのか記載がなく、また、特許文献2や特許文献3にも、生産物の生産に対する対価の支払が、どのようなタイミングで、どのように行われるのか記載がなく、生産者の収入に対する不安は解消されていない。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、環境の影響を受けずに、生産者の所得を確保可能な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る1つの態様は、生産物を得る生産物取得権を、当該生産物の生産が完了する前に販売する生産者と、生産取得権を購入するオーナーとを繋ぐオーナーシステムのための情報処理装置であって、前記生産物取得権の購入に対する支払処理を前記オーナーに要求するとともに、前記生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を前記生産者に対して行う制御部、を備え、前記制御部は、生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を、生産物の生産が完了する前に前記生産者に対して行うものである。
本発明に係る別の1つの態様は、生産物を得る生産物取得権を、当該生産物の生産が完了する前に販売する生産者と、生産取得権を購入するオーナーとを繋ぐ情報処理装置で実行される情報処理方法であって、前記生産物取得権の購入に対する支払処理を前記オーナーに要求する支払処理要求ステップと、前記生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を前記生産者に対して行う支払処理実行ステップと、を含み、前記支払処理実行ステップは、生産物の生産が完了する前に前記生産者に対して行うものである。
本発明に係る別の1つの態様は、生産物を得る生産物取得権を、当該生産物の生産が完了する前に販売する生産者と、生産取得権を購入するオーナーとを繋ぐ情報処理装置のコンピュータによって実行される情報処理プログラムであって、前記生産物取得権の購入に対する支払処理を前記オーナーに要求する支払処理要求ステップと、前記生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を前記生産者に対して行う支払処理実行ステップと、を含み、前記支払処理実行ステップは、生産物の生産が完了する前に前記生産者に対して行うものである。
本発明によれば、環境の影響を受けずに、生産者の所得を確保可能な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することができる。
本発明に係る第1実施形態のオーナーシステムを示すブロック図である。 生産者によるオーナー権の販売について説明する図である。 本発明に係る第1実施形態のオーナーシステムの処理ステップを示すフロー図である。 オーナー権登録画面を示す図である。 オーナー登録画面を示す図である。 オーナー権選択画面を示す図である。 購入確認画面を示す図である。 購入申請画面を示す図である。 購入承認画面を示す図である。 データベースの構造を示す図である。 処分方法変更画面を示す図である。 本発明に係る第2実施形態のオーナーシステムの処理ステップを示すフロー図である。 第2実施形態における購入リクエスト画面を示す図である。 本発明に係る第3実施形態のオーナーシステムを示すブロック図である。 情報収集装置を農場に適用した態様について説明する図である。 情報収集装置を漁港に適用した態様について説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための実施形態について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
図1は、本発明に係る第1実施形態のオーナーシステム100を示すブロック図である。
生産物のオーナーシステム100は、生産者が生産した生産物の一部又は全部を自由に取得(処分)できる権利である生産物取得権(以下、「オーナー権」という)を販売する生産者と、オーナー権の購入を希望するオーナーとをマッチングし、生産者のオーナー権をオーナーに販売するためのものである。なお、「オーナー」は、オーナー権の売買が成立して初めて真の「オーナー」になるが、売買成立前の「仮オーナー」の状態も含めて、以降では単に「オーナー」と表記する。
ここで、オーナー権は、生産された生産物の一部又は全部をオーナーに譲渡できるものであればよく、権利という名が使われない生産物の譲渡についてもオーナー権に含まれる。また、本実施形態では、生産物の例として、野菜、果物、穀物、キノコなどの農産物を中心に説明するが、生産物は、魚貝類、甲殻類、海藻類など海・河川で捕れる海産物であっても、畜産物であってもよく、生産の概念は、栽培、育成、収穫、採取、養殖、飼育などを含むものである。そして、生産者やオーナーは、個人に限られず組織(会社、組合)であってもよく、生産を本業としない家庭菜園者なども生産者となり得る。
この生産者は、オーナー権を販売した後も、生産物の生産を通常どおり行う。例えば、生産物が野菜の場合、生産者は、種まき、栽培から収穫までを行い、さらに、簡易選別(明らかな不良品の排除など)、荷造りを行い、後述する生産物の処分方法に従って、生産物を発送する。
一方、オーナーは、オーナー権の購入後、生産者が生産した生産物が出荷時期にオーナー権の対価として送付されて来るのを待っていればよい。生産物は、特に指定しない限り(初期設定で)、オーナーの自宅に送付されるようになっており、生産物を自身で処分(自家消費)するようになっている。ただし、後述するように、生産物の処分方法は、随時変更できるようになっている。
オーナーシステム100は、図1に示すように、運営者が運営する情報処理装置としての支援サーバ1と、オーナー権を販売する生産者が利用する(識別ID(生産者ID)でログインする)生産者端末2と、オーナーが利用する(識別ID(オーナーID)でログインする)オーナー端末3と、を含み、これらはインターネットを介して通信接続されている。
生産者端末2は、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどで構成され、表示部21(モニタ)、制御部22(CPU)、記憶部(RAM,ROM、SSD、HDD)、通信部(有線・無線LAN、移動体通信回線)、入力部(物理又はソフトウェアのキーボード、マウス)などを備えている。制御部22は、記憶部に記憶されたソフトウェア、プログラム、コマンドに従って、各部を動作させるようになっている。なお、生産者端末2は、送り状を印刷可能なようにプリンタなどの出力装置を備えてもよい。
一方、オーナー端末3も、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどで構成され、表示部31(モニタ)、制御部32(CPU)、記憶部(RAM,ROM、SSD、HDD)、通信部(有線・無線LAN、移動体通信回線)、入力部(物理又はソフトウェアのキーボード、マウス)などを備えている。制御部32は、記憶部に記憶されたソフトウェア、プログラム、コマンドに従って、各部を動作させるようになっている。
支援サーバ1も、パーソナルコンピュータなどで構成され、表示部11(モニタ)、制御部12(CPU)、記憶部13(RAM,ROM、SSD、HDD)、通信部(有線・無線LAN)、入力部(キーボード、マウス)などを備えている。なお、支援サーバ1は、プリンタなどの出力装置を備えてもよい。また、支援サーバ1は、クラウドコンピューティングサービスを利用する形態であってもよい。
記憶部13は、制御部12を動作させるソフトウェア、プログラム、コマンドを記憶しており、さらに、生産者端末2やオーナー端末3などから収集した各種データ、生産者情報、オーナー情報などの各種データテーブル及びこれらを統合したデータベースも記憶している。
制御部12は、記憶部13に記憶されたソフトウェア、プログラム、コマンドに従って支援サーバ1全体を制御するもので、制御部12は、例えば、オーナーや生産者やオーナー権などの登録部、表示リクエストや購入申請などリクエスト受付部、オーナー又は生産者からの通知を生産者又はオーナーに通知する通知部、生産物の処分方法変更の設定部、データベースから必要な情報を抽出する抽出部などとして機能するようになっている。
さらに、制御部12は、生産者端末2及びオーナー端末3に送信されるデータ及び生産者端末2及びオーナー端末3から受信したデータの入出力を管理し、記憶部13に記憶されたデータベースなどを更新したり、生産者端末2の表示部21及びオーナー端末3の表示部31に表示する各種操作画面の表示処理を実行したりする。
ここで、運営者、生産者及びオーナー三者の操作・処理・作業を、オーナーシステム100における各処理ステップとともに簡単に説明する。
図3は、本発明に係る第1実施形態のオーナーシステム100の処理ステップを示すフロー図である。
ステップS1において、生産者は、販売するオーナー権のオーナー権登録を行う。なお、生産者の生産者情報を登録する生産者登録は事前に行われている。
ステップS2において、オーナーは、オーナー情報を登録するオーナー登録を行う。
ステップS3において、オーナー権の購入を希望する仮オーナーは、販売されているオーナー権の閲覧リクエストを行う。
ステップS4において、運営者は、購入可能なオーナー権を表示する。
ステップS5において、仮オーナーは、オーナー権の購入リクエストを行う。
このとき、ステップS51において、仮オーナーは、オーナーシステム100に組み入れた決済システムを利用して、運営者に対する支払処理を行う。決済システムは仮オーナーの支払処理結果を運営者に通知する。
ステップS6において、運営者は、仮オーナーからの購入リクエストを生産者に通知し、購入承認をリクエストする。
ステップS7において、生産者は、購入リクエストを審査し、承認又は不可の審査結果を運営者に通知する。
ステップS7の審査結果が不可の場合、ステップS8において、運営者は審査結果(不可)を仮オーナーに通知する。これにて、オーナー権の売買が不成立となる。このとき、運営者は、決済システムを利用して返金処理を行う。
一方、ステップS7の審査結果が承認の場合、ステップS9において、運営者は審査結果(承認)を仮オーナーに通知する。これにて、オーナー権の売買が成立する。
ステップS10において、運営者は、決済システムを利用して、生産者に対する支払処理を行う。決済システムは、支払(入金)処理結果を生産者に通知する。
ステップS11において、オーナーは生産物の処分方法変更を運営者にリクエストする。
ステップS12において、運営者は、生産者に変更後の処分方法を通知する。
その後、生産者は、生産された生産物を、オーナーに指示された処分方法に従って処分(例えば、オーナーに発送)する。
なお、オーナーシステム100において、運営者、生産者及びオーナー間では、データの送受信になるため、運営者は支援サーバ1を介して、生産者はログインしている生産者端末2を介して、オーナーはログインしているオーナー端末3を介して、上記各ステップを実行することになる。また、各種通知等は、生産者端末2及びオーナー端末3に直接行われるのではなく、生産者及びオーナーの識別IDに対して行われ、また、生産者及びオーナーの連絡先であるSMSやメールアドレスなどに対して行うこともある。
つぎに、上記各処理ステップを行う際に、生産者端末2の表示部21及びオーナー端末3の表示部31に表示される操作画面について説明する。
図4は、オーナー権登録画面D1を示す図である。
オーナー権登録画面D1は、生産物の生産者がオーナー権の登録を行う際に、生産者端末2の表示部21に表示されるもので、生産者は、生産者端末2を操作して、オーナー権登録画面D1を介して、生産者、生産物(品種)、生産地、出荷時期、予測生産量、生産物の市場価格、オーナー権の販売価格及び販売口数などのオーナー権情報を入力し、登録ボタンB1をクリックすることでオーナー権登録を行うことができるようになっている。
図4では、オーナー権の一例として、生産者「A」、生産物「玉ねぎ」、生産地「淡路島」、出荷時期「5月中旬」、予測生産量「20kg」、市場価格「8000円」、販売価格「5000円」、販売口数「10口」が入力されている。
ここで、生産者は、氏名又は社名であるが、識別IDやニックネーム(ハンドルネーム)とすることもできる。
生産物は、生産物の種類、品種などである。この生産物は、1種類に限らず、例えば、野菜と大まかに入力し、備考欄に、玉ねぎ、キャベツと具体的に入力することで、生産物を同時期に生産可能な数種類からなるものとしてもよい。
生産地は、生産物を生産する場所であり、例えば、行政区域や地名などである。
販売口数は、生産者の生産能力(生産量)を複数のオーナー権として分割したものであり、1口は、例えば、田畑であれば1反、1畝、1区画などであり(図2参照)、果実であれば樹木1本などであり、畜産物であれば1匹、1羽などである。なお、後述する処分方法の変更が1口ごとを対象としているため、1口の単位(量)はできるだけ小さい(少ない)方が好ましいが、小さ過ぎると発送作業などが煩雑になるため、生産者が自由に決定してよい。
出荷時期は、平均的な出荷時期や前年の出荷時期などに基づいて設定される。
予測生産量は、平均的な生産量や前年の生産量などに基づいて設定される。
生産物の市場価格は、販売口数の1口当たりに基づいて設定される。市場価格は、生産者が小売価格として設定するが、運営者が設定するようにしてもよく、あるいは、価格を表示しないオープン価格としてもよい。
オーナー権の販売価格は、販売口数の1口当たりに基づいて生産者が設定する。この販売価格は、販売期間や出荷時期が終了(生産完了)するまで、随時更新可能になっており、例えば、出荷時期が近づくにつれて、販売価格を高く設定することができる。
さらに、販売価格は、生産原価(製造原価)以外にシステム利用料や消費税などの諸経費を含んだものであり、生産者には、販売価格から諸経費を差し引いたものが売上として配分される。そのため、販売価格を入力した際に、生産者の取分(売上)が自動で計算及び表示されるようにしてもよいし、売上を入力するようにして、販売価格が自動で計算及び表示されるようにしてもよい。
なお、生産者は、オーナー権情報以外に、氏名、住所、連絡先、預金口座番号(及び/又は共通ポイント会員番号)などオーナー権の販売に直接必要のない生産者情報もあらかじめ登録する必要があり、運営者が付与した生産者ID(識別ID)とともに支援サーバ1の記憶部13に記憶されている。また、オーナー権情報において、氏名に替えて生産者IDを表示してもよい。
なお、このオーナー権登録画面D1には、入力内容を確定(決定)する登録ボタンB1のみが表示されているが、前の画面に戻ることができる戻るボタンを表示してもよい。戻るボタンの追加表示は、以降の各操作画面についても、特に断りがない限り同様である。
また、オーナー権登録画面D1と同様のオーナー権登録更新画面を準備し、オーナー権情報を修正できるようにしてもよい。
図5は、オーナー登録画面D2を説明する図である。
オーナー登録画面D2は、オーナー権の購入を希望する際に、オーナー端末3の表示部31に表示されるもので、オーナーは、オーナー端末3を操作して、オーナー登録画面D2を介して、オーナーの氏名、住所、連絡先などのオーナー情報を入力し、登録ボタンB2をクリックすることでオーナー登録を行うことができるようになっている。
なお、生産物の発送先は、デフォルトではオーナーの住所になるが、住所地以外を指定する場合は、その発送先の宛名、住所、連絡先の入力及び登録を行うとよい。
図4では、オーナー登録の一例として、氏名「X1 Y1」、住所「東京都」、連絡先「03-1234」が入力されている。なお、オーナー登録後には、各オーナーを識別する識別ID(オーナーID)が付与される。
図6は、オーナー権選択画面D3を示す図である。
オーナー権選択画面D3は、オーナー権の購入を希望する際に、オーナー端末3の表示部31に表示されるもので、オーナーは、オーナー端末3を操作して、オーナー権選択画面D3を介して、オーナー権表示領域M1~M8に表示された複数のオーナー権の中から希望するオーナー権を選択し、決定ボタンB3をクリックすることで、次の購入確認画面D4に進むことができるようになっている。
図6では、一例として、オーナー権表示領域M1~M8に、8種のオーナー権情報の一部(生産者、生産物及び販売価格)が表示されているが、オーナー権表示領域は8つに限らず、また、オーナー権情報の表示も、これら3つに限らない。
なお、生産者Aは玉ねぎを栽培する者であり、玉ねぎのオーナー権を販売し、生産者Bはぶどうを栽培する者であり、ぶどうのオーナー権を販売し、生産者Cは漁業を行う者であり、魚のオーナー権を販売し、生産者Dはエビの養殖を行う者であり、エビのオーナー権を販売し、生産者Dは鶏の養殖を行う者であり、卵のオーナー権を販売し、生産者Fは、乳牛を育成する者であり、牛乳のオーナー権を販売し、生産者Gは、ぶどうを栽培し、ワインを醸造する者であり、ワインのオーナー権を販売し、生産者Hは、チーズを製造する者であり、チーズのオーナー権を販売している。
オーナー権の一覧表示は、販売されているすべてのオーナー権について複数ページに渡って表示してもよく、また、生産物のジャンル・種類やオーナー権の販売価格帯などの項目による絞り込み機能をオーナー権選択画面D3に付加して、特定のオーナー権を複数表示するようにしてもよい。このとき、絞り込み項目は、オーナー権情報から任意のものを選択できるようにしておくとよい。
図7は、購入確認画面D4を示す図である。
購入確認画面D4は、オーナー権選択画面D3で選択したオーナー権について、オーナー権情報の内容を詳細に表示することで、オーナーに再確認を促し、確認後に、購入ボタンB4をクリックすることで、次の購入申請画面D5に進むことができるようになっている。
図7では、オーナー権情報表示領域N42に、オーナー権情報の詳細(ここでは、全項目)が表示されている。また、本実施形態の購入確認画面D4では、1口当たりの生産量が少ない場合に備えて、購入口数の入力が可能になっている。
図8は、購入申請画面D5を示す図である。
購入申請画面D5は、購入確認画面D4で詳細を再確認したオーナー権情報と、オーナー自身のオーナー情報と表示し、オーナーに最終確認を促し、間違いがなければ、送信ボタンB5をクリックすることで、運営者に対して購入リクエストを送ることができるようになっている。
図8では、オーナー情報表示領域N51に、オーナーID「123」、オーナー名「X1 Y1」、住所「東京都」、購入口数「1口」が表示されており、オーナー権情報表示領域N52には、生産者名「A」、生産物「玉ねぎ」、販売価格「5000円」が表示されている。
図9は、購入承認画面D6を示す図である。
購入承認画面D6は、購入申請が行われたオーナー権を販売する生産者端末2の表示部21に表示されるもので、表示されたオーナー権について、当該オーナーに販売する否かの販売審査を行い、生産者は、生産者端末3を操作して、承認ボタンB61をクリックすることで、購入(販売)を許可し、拒否ボタンB62をクリックすることで、購入(販売)を拒否できるようになっている。
この購入承認画面D6は、購入申請画面D5とほぼ同様の構成であり、オーナー権情報表示領域N62には、生産者「A」、生産物「玉ねぎ」及び販売価格「5000円」が表示されている。一方、オーナー情報表示領域N61には、オーナーID「123」、オーナー名「X1 Y1」、住所「東京都千代田区」、購入口数「1口」が表示されている。
さらに、オーナー情報表示領域N61には、運営者が当該オーナーに関して収集・記憶した各種情報が、購入審査に必要な追記情報(例えば、購入実績がないことを意味する「実績無」)として、加えて表示されている。
この追記情報は、いわゆるオーナーの信用情報であり、運営者が履歴に基づいて登録したり、生産者から通報により登録したりするものである。信用情報には、過去のオーナー権の購入実績、優良会員、過去のトラブルの有無などのオーナーの評価が含まれている。
このように、購入承認画面D6に、オーナーの信用情報を表示することで、オーナー権販売の生産者による審査をサポートしている。
図10は、処分方法変更画面D7を示す図である。
処分方法変更画面D7は、購入したオーナー権によって生産された生産物の処分方法の変更(発送先の変更も含む。)を希望する際に、オーナー端末3の表示部31に表示されるもので、オーナーは、オーナー端末3を操作して、処分方法変更画面D7を介して、複数の処分方法の中から希望する処分方法を選択し、決定ボタンB7をクリックすることで、処分方法の変更を、運営者を介して生産者に通知できるようになっている。
オーナー情報表示領域N11には、オーナー自身のオーナー情報が表示され、処分方法表示領域N13には、生産物の処分方法が選択可能に表示され、発送先表示領域N12には、オーナーの住所以外の発送先が入力可能に表示されている。
図10では、オーナー名「X1 Y1」、住所「東京都千代田区」、連絡先「03-1234」が表示され、処分方法は「おすそわけ」が選択され、発送先の宛名「Z1 Z2」、住所「東京都中央区」、連絡先「03-4567」が入力されている。
生産物の処分方法の例としては、「無償譲渡」、「おすそわけ」、「転売」、「贈答」、「交換」、「寄付」などが挙げられる。なお、オーナー登録時の処分方法のデフォルトである「自家消費」も表示されており、他の処分方法に変更した後も、再変更できるようになっている。
ここで、「無償譲渡」は、生産物を親や友人に無料で送付する場合であり、さらに、本実施形態のように「無償譲渡」を「おすそわけ」や「贈答」に分けることもできる。「転売」は有償で販売する場合、「寄付」は生産物を非営利団体などに寄付する場合、「交換」は他の生産者(又はオーナー)が生産した生産物と、オーナー自身の生産物とを物々交換する場合、をそれぞれ意味している。なお、その他の処分方法として、オーナー権を放棄し(行使せず)、生産者に返還する「放棄」や、SDGsとしては好ましくないが、生産物を捨てる「廃棄」なども挙げられる。
図11は、データベースの構造を示す図である。
データベースは、生産者情報のテーブル、オーナー権情報のテーブル、オーナー情報のテーブル、信用情報のテーブルなどを統合し、オーナー権売買の結果を反映させて構成されている。このデータベースは、支援サーバ1により逐次更新され、記憶部13に記憶されている。また、このデータベースに基づいて、各テーブルに新たな情報(項目)を追記し更新してもよい。
図11では、オーナー名、オーナーID、生産者、オーナーの住所、発送先の住所、処分方法、購入口数及び追記情報のみを表示しているが、上記のとおり、他の情報についても含まれており、データベースの配列は、自由に設計することができ、オーナーごとに並べ替えしたり、生産者ごとに並べ替えしたりすることができる。
追記情報は、上述したように、オーナーの信用情報であり、運営者が履歴に基づいて登録したり、生産者から通報により登録したりするものである。信用情報には、過去のオーナー権の購入実績、優良会員、過去のトラブルの有無、「放棄」や「廃棄」の選択回数などのオーナーの評価が含まれている。
生産者端末2は、生産物購入権の購入を希望するオーナーの信用情報を参照することにより、当該オーナーに対するオーナー権への販売を承認するか否かを判断することができる。
なお、運営者は、オーナーの信用情報だけでなく、生産者の信用情報も登録している。この信用情報には、過去のオーナー権の販売実績、生産物の生産実績、優良生産者、過去のトラブルの有無などの生産者の評価が含まれている。
ここで、図3に戻って、オーナーシステム100の各処理ステップについて詳述する。
オーナー権登録のステップS1において、生産者は、支援サーバ1によって生産者端末2の表示部21に表示されるオーナー権登録画面D1に従って、販売するオーナー権情報を入力し、一方、支援サーバ1は、オーナー権登録画面D1の登録ボタンB1のクリックが検出されると、通信回線を介して送信されたオーナー権情報を取得(受付)し、記憶部13に記憶する。
このステップS1は、複数の生産者について、また、ある生産者の複数のオーナー権に対して繰り返し行われ、複数のオーナー権情報が記憶部13にオーナー権テーブルとして登録される。
オーナー登録のステップS2において、オーナー権の購入を希望するオーナーは、支援サーバ1によってオーナー端末3の表示部31に表示されるオーナー登録画面D2に従って、オーナー自身のオーナー情報を入力し、一方、支援サーバ1は、オーナー登録画面D2の登録ボタンB2のクリックが検出されると、通信回線を介して送信されたオーナー情報を取得(受付)し、記憶部13に記憶する。
このステップS2は、複数のオーナーに対して繰り返し行われ、複数のオーナー情報が記憶部13にオーナーテーブルとして登録される。なお、ステップS1とステップS2とは、この順に実行される必要はなく、生産者及びオーナーが任意のタイミングで行うものである。
閲覧リクエストのステップS3において、オーナー権の購入を希望するオーナーは、支援サーバ1によってオーナー端末3の表示部31に表示されるオーナー権閲覧画面を介して、販売されているオーナー権の閲覧リクエストを要求する。
支援サーバ1は、閲覧リクエストを取得すると、オーナー権表示のステップS4において、記憶部13に記憶されたデータベース(又はオーナー権テーブル)を参照し、購入可能なオーナー権を抽出し、閲覧リクエストを要求したオーナー端末3の表示部31に、オーナー権選択画面D3として、オーナー権を選択可能に表示する。
このオーナー権選択画面D3では、オーナー権のオーナー権情報のすべてを表示してもよいが、複数のオーナー権を一覧表示するためオーナー権情報の一部のみを表示してもよい。
さらに、オーナー権選択画面D3に、オーナー権情報の一部又は全部を検索項目とする絞り込み検索機能を付加し、希望するオーナー権を検索し易くしてもよい。
そして、オーナー選択画面D3で、オーナーが購入希望のオーナー権を選択し、決定ボタンB3がクリックすると、支援サーバ1は、当該オーナー権について詳細なオーナー権情報を含む購入確認画面D4を、オーナー端末3の表示部31に表示する。
なお、この購入確認画面D4に、複数口のオーナー権の購入できるように、購入口数の入力・変更をする機能を付加してよい。
そして、オーナー権購入確認のステップS4において、購入確認画面D4でオーナー権の詳細内容を確認し、オーナーが購入ボタンB4をクリックすると、支援サーバ1は、当該オーナー権について最終の意思確認として、購入申請画面D5を、オーナー端末3の表示部31に表示する。
そして、オーナー権購入申請のステップS5において、購入申請画面D5で、オーナーが送信ボタンB5をクリックし、オーナー権の購入申請を行う。
このとき、ステップ51において、支援サーバ1は、オーナーシステム100に組み込まれた決済システムの支払処理画面を利用して、生産者に対する支払処理を要求する。支払処理画面がオーナー端末3に表示されると、オーナーは、運営者に対する支払処理を行う。その後、決済システムは、オーナーの支払処理結果を運営者に通知する。
支援サーバ1は、購入申請を取得すると、オーナー権の購入(販売)承認のステップS6において、記憶部13に記憶されたデータベース(又はオーナー権テーブル)を参照し、当該購入申請に対応する生産者を抽出し、購入申請を通知する。そして、生産者の生産者端末2の表示部21に、購入承認画面D6を表示し、生産者に購入承認の審査を依頼する。
購入承認画面D6には、購入を希望するオーナーのオーナー情報報表示領域N61及びオーナー権情報表示領域N62が含まれている。オーナー情報表示領域N61には、運営者が付加した追加情報(信用情報)も含まれており、生産者はこれらを参照して、購入リクエストを承認するか又は拒否するかを審査し(ステップS7)、承認するボタンB61又拒否ボタンB62をクリックすることで、生産者の審査結果が支援サーバ1に送信される。
支援サーバ1は、上記ステップS7の審査結果(購入不可)を取得すると、ステップS8において、審査結果(購入不可)をオーナー端末3(オーナーの連絡先)に通知する。これにて、オーナーと生産者との間における、オーナー権の売買が不成立となる。このとき、運営者は、決済システムを利用して返金処理を行う。ただし、生産者の審査結果が得られるまでは、決済処理を保留(中断)できるようにしておいてもよい。
一方、支援サーバ1は、上記ステップS7の審査結果(購入承認)を取得すると、ステップS9において、審査結果(購入承認)をオーナー端末3(オーナーの連絡先)に通知する。
ただし、生産者がオーナー権の販売を承認した場合であっても、オーナーの信用情報などに基づく運営者の都合によって、販売を不可とするような処理ステップを、この直後に追加してもよい。あるいは、生産者に当該オーナーの購入リクエストを通知する前に、運営者が購入リクエストを審査することで、生産者に購入リクエストを通知することなく、当該オーナーに販売拒否を通知するようにしてもよい。
ステップS10において、支援サーバ1は、別の決済システムを利用して、オーナー権の販売に対する対価の支払処理を生産者に対して行う。決済システムは、支払(入金)処理結果を生産者(連絡先又は生産者端末2)に通知する。ただし、生産者への支払処理は、生産物の生産完了前に行うのが望ましく、オーナー権の売買が成立する度に行う方がよいが、必ずしもそのように対応する必要はなく、例えば、通常の商習慣のように、1か月間に成立したものを合計して、翌月末の一括払いなどとしてもよい。
これにより、生産者はオーナー権を販売することによって、生産物の生産が完了する前に売上(収入)を得ることができ、生産者の所得を安定させることができる。
このように、オーナーシステム100は、オーナー権の購入申請と、購入承認とを繰り返して、生産者とオーナーとをマッチングさせ、オーナー権の売買を次々と成立させていく。
その後、支援サーバ1は、データベースを利用して、定期的に(毎月、毎週など)、生産者ごとに生産物の発送先情報を含む発送テーブルを作成し直し、各生産者に送信する。
一方、生産者は、発送テーブルを利用して発送票(送り状)を作成し、生産された生産物を各オーナーに発送する。なお、梱包資材や送付状は、生産者が準備するが、運営者が準備して、生産者に届けるようにしてもよい。
そして、オーナーは、生産物が生産される前にオーナー権を購入することによって(また、オーナー権の行使によって)、生産物を安く得ることができる。
ところで、前述したように、生産された生産物は、デフォルトでは、オーナーにすべて発送されることになっている(これを「自家消費」という。)が、生産物の生産量は、生産物が農産物に限らず、天候などの外的要因の影響が大きいため、豊作などにより予測生産量以上に生産されることがある。また、オーナーの事情により、必要以上の量を超えると、自家消費が困難になる場合がある。特に、オーナー権の購入時期と生産物の出荷時期とが離れていると、予測が不確定になる。
そこで、オーナーシステム100では、生産物の処分方法を複数用意し、選択可能にしておくことで、オーナー登録時でも、予測生産量以上に生産される見込になった(又は確定した)ときだけに限らず、オーナー権の購入後のいつでも(ただし、すべての生産物が発送された後は除く。)、生産物の処分方法を変更(受付)できるようになっている。
ステップS11において、オーナーは、オーナー端末3の表示部31に表示された処分方法変更画面D7で、新たな生産物の処分方法を選択し、必要に応じて新たな発送先を記入し、決定ボタンB7をクリックすることで、新たな生産物の処分方法が支援サーバ1に送信される。なお、新たに設定された生産物の処分方法は、1口ごとのオーナー権により取得可能な生産物の全量が対象となるが、発送時期が分散するものや1口あたりの生産量が多いものの場合には、一部のみを対象とすることができるように、指定量だけが対象となるように記入可能とし、それ以外はデフォルト設定のままとなるようにしてもよい。
支援サーバ1は、オーナー端末3から新たな生産物の処分方法を取得すると、記憶部13のデータベース(又はオーナーテーブル)を更新するとともに、ステップS12において、新たな生産物の処分方法を生産者端末2に通知する。
その後、生産者は、生産された生産物を、オーナーに変更指示された処分方法に従って処分(例えば、「おすそわけ」であれば、その発送先に生産物を発送)する。
処分方法変更画面D7は、オーナー権から得られた生産物を処分する場合の処分方法として、例えば、「無償譲渡」、「寄付」、「転売」、「交換」又は「自家消費」の中から少なくとも一つを選択可能に表示する。なお、処分方法のデフォルト(オーナー登録時)は、「自家消費」であるが、これ以外をデフォルトとしもよい。発送先は、後述する無償譲渡や寄付の場合にも使用することができる。
「無償譲渡」は、オーナーの無償(好意)で、生産物を他人に発送するものであり、さらに、この無償譲渡は、例えば、いわゆる、「おすそわけ」と、お中元やお歳暮などの「贈答」とで区別してもよい。
「おすそわけ」が選択された場合、見栄えのよくない生産物であっても特に問題がないため、発送先がオーナーでないだけであり、「自家消費」と同様に扱う。そのため、当月中に、自家消費などの処分変更が規定回数(例えば、2回)に達していないオーナーの場合には、取扱手数料を徴収しないようにすることもできるが、規定回数以降は、取扱手数料を徴収するようにするとよい。
「贈答」が選択された場合、生産物に高級感や均一性が求められるため、生産物の形状、大きさ、重量などの選別作業が必要になる。また、贈答用の熨斗紙も必要になることから、この場合は、処分方法の変更が規定回数以下であっても、取扱手数料が発生するようにするとよい。
また、選別の結果、一定量に達しない場合には、生産者が補填し、補填分の追加費用をオーナーに運営者を介して対して請求するようにしてしてもよい。オーナーは、運営者に対して取扱手数料や追加費用の支払いを、電子決済システム、又は共通ポイントの使用で行い、運営者は、オーナーから徴収した取扱手数料や追加費用を、生産者に所定の配分で分配する。
「寄付」が選択された場合、生産物を発送する非営利団体の候補を選択可能な画面(図示なし)をオーナー端末3の表示部31に表示する。ただし、オーナーが発送先を直接入力してもよい。非営利団体としては、地方公共団体、学校法人、NGO、NPOなどが挙げられる。
そして、非営利団体への生産物の発送が完了した場合、運営者は、例えば、当該オーナーにポイントを付与することもできる。なお、「寄付」は、無償譲渡の一種であるが、税制上の取り扱いは異なっている。
「転売」が選択された場合、支援サーバ1は、生産物の品目及び数量(個数又はグラム)の入力が可能な画面をオーナー端末3に表示し、オーナーにより入力された品目及び数量に基づいて、生産物の標準的な価値(市場価格)を演算して表示し、あるいは、転売する生産物の価値(転売価格)をオーナーによる直接入力が可能な画面をオーナー端末3に表示する。
ただし、転売日から、一定期間が経過すると、処分方法に「自家消費」が選択し直され、オーナーのもとに送付される。あるいは、生産物の処分方法に、後述する「廃棄」又は「放棄」を選択し直すようにしてもよい。
ここで、支援サーバ1は、オーナーシステム100以外に、生産物の転売が可能なECシステムも稼働させており、他のオーナー及び生産者、更には一般消費者も含めて、生産物を転売(販売)できるようになっている。この「転売」は、上述のようにシステム内で行ってもよいが、提携する別のECサイト(システム)で行ってなってもよい。
その後、「転売」が成立すると、支援サーバ1は、生産物の生産者に転売先である発送先を通知し、生産者は転売先の情報に基づいて生産物を発送する。
さらに、支援サーバ1は、生産物の転売価格に応じた料金(売上金)を購入者から決済システムを利用して徴収し、運営者、当該オーナー及び当該生産者で売上金を分配する料金精算(分配)を行う。ただし、売上による分配金は、生産者に対してはお金(通貨)で支払い(場合によっては、ポイントを付与し)、オーナーに対してはポイントで付与(還元)する。このとき、ポイントの付与は、通貨で支払う場合よりも多くなるようにしてもよい。
なお、「転売」が成立する前に、入力された転売情報や送料などの必要経費に基づいて、オーナーにどの程度の分配金(ポイント)が獲得できるのかあらかじめ算出して、還元情報を表示するようにしてもよい。
「交換」が選択された場合、支援サーバ1は、品目及び数量(個数又はグラム)の入力が可能な物々交換画面をオーナー端末3に表示する。また、支援サーバ1は、入力された品目及び数量に基づいて、生産物の標準的な価値(市場価格)を演算して表示し、あるいは、交換する生産物の価値(交換価格)をオーナーによる直接入力が可能な画面をオーナー端末3に表示する。
支援サーバ1は、生産物の品目及び数量(個数又はグラム)の入力が可能な画面をオーナー端末3に表示し、オーナーにより入力された品目及び数量に基づいて、生産物の標準的な価値(市場価格)を算出して表示し、あるいは、交換する生産物の価値(転売価格)をオーナーによる直接入力が可能な画面をオーナー端末3に表示する。
その後、支援サーバ1は、算出又は入力された価値に基づいて、等価な他のオーナーの生産物の品目及び数量を複数抽出し、オーナー端末3に表示する。つづいて、オーナーは、オーナー権購入の場合と同様に、交換を希望する生産物を選択し、交換リクエストを他のオーナーに送信してもよく、あるいは、他のオーナーからの交換リクエストを待つようにしてもよい。なお、交換承認は、上記した購入承認画面D6と同様の画面を表示するとよい。
そして、双方のオーナーが交換条件に合意し、「交換」が成立すると、支援サーバ1は、他のオーナーが出品した生産物の生産者にオーナーの発送先を通知し、オーナーが出品した生産物の生産者に他のオーナーの発送先を通知する。
さらに、支援サーバ1は、交換手数料として、生産物を発送する発送料金を双方のオーナー(交換者)から決済システムを利用して徴収し、運営者及び生産者で交換手数料を分配する料金精算(分配)を行う。ただし、分配金は、生産者に対しては通貨で支払い(又はポイントを付与)する。なお、当月中に、自家消費などの処分方法が規定回数に達していないオーナーの場合には、交換手数料を徴収しないようにすることもできる。
ここで、生産物の処分方法に、オーナーが生産物を消費(利用)しきれなかった場合に備えて、生産物を捨てる「廃棄」、オーナー権を行使しない「放棄」を選択できるようにしてもよい。この「放棄」や「廃棄」が選択された場合には、支援サーバ1は、生産物の「放棄」や「廃棄」の各量を逐次記録し、オーナーごとにその総量及び回数を算出するとよい。
つぎに、本発明に係る第2実施形態のオーナーシステム100について説明する。上記第1実施形態では、生産者がオーナー権の販売価格を決定(申出)し、オーナーがその販売価格で購入(申込)するものであったのに対して、この第2実施形態では、オーナー(を希望する者)がオーナー権の購入価格(販売価格と同義)を決定(申出)し、生産者がその購入価格に申込み(応札する)ものである。
図12は、本発明に係る第2実施形態のオーナーシステム100の処理ステップを示すフロー図である。図13は、第2実施形態における購入リクエスト画面を示す図である。
オーナー権登録やオーナー登録については、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
そして、あるオーナーが、生産物のオーナー権の購入を検討するため、オーナー端末3を介して支援サーバ1にアクセスすると、支援サーバ1は、購入リクエスト画面D8をオーナー端末3の表示部31に表示する。
オーナーリクエスト画面D8には、購入を希望するオーナーの情報と、購入希望情報とが入力可能に表示される。オーナー端末3を操作するオーナーは、オーナー情報表示領域N81内に、オーナーID「123」、オーナー名「X1」を入力し、希望オーナー権表示領域N82には、生産物「野菜」、購入価格「5500円」、購入口数「1口」などを入力する。ただし、希望オーナー権表示領域N82に入力される情報は、図14に示す例に限られず、オーナー権情報として登録されている項目であればよく、例えば、被災地など特定の地域を応援したい場合であれば、生産地を指定し、購入価格を高く設定することもできる。
その後、ステップS31において、オーナーは、購入リクエストが正しいか否かを確認し、送信ボタンB8をクリックすることで、オーナー権の購入リクエストを送る。
支援サーバ1は、オーナーからの購入リクエストを取得すると、ステップS32において、記憶部13に記憶されたデータベース(又は生産者テーブル)を参照し、購入リクエストの項目に合致する生産物を生産している生産者を抽出し、ステップS33において、該当する複数の生産者(生産者端末2)に購入リクエストを通知する。
なお、生産者に通知される購入リクエスト通知画面は、購入リクエスト画面D8とほぼ同様の構成であるが、オーナー情報には、第1実施形態と同様に、運営者が付加したオーナーの評価に関する追記情報も表示されるようになっている。
生産者は、オーナーが希望する購入価格を検討し、受諾(応札)する場合は、ステップS34において、検討結果(応札)を支援サーバ1に通知する。なお、検討結果が拒否の場合は、何もしない(無視する)か、拒否の通知を行うようにしてもよい。
そして、一定の募集(応札)期間が経過すると、ステップS35において、支援サーバ1は、それまでに応札した複数の生産者を選択抽出して、第1実施形態のステップS4のように、オーナー端末3の表示部31に、抽出した生産者(又はオーナー権)を選択可能に一覧表示し、さらに、特定の生産者を選択することで、生産者情報(オーナー権情報)の詳細を表示する。このとき、オーナー権情報には、運営者が付加した生産者の過去の実績に関する追記情報を表示するようにしてもよい。
つづいて、オーナーは、ステップS36において、オーナー権一覧から購入するオーナー権を選択して、購入決定を行い、支援サーバ1に購入を通知する。
さらに、オーナーは、ステップS37において、オーナーシステム100に組み込まれた決済システムの支払処理画面を利用して、運営者に対する支払処理を行う。一方、決済システムは、オーナーの支払処理結果を運営者に通知する。
一方、支援サーバ1は、購入決定の通知及び支払処理の通知を取得すると、ステップS38において、オーナーが購入決定したオーナー権を販売する生産者端末2に落札通知を行う。また、支援サーバ1は、ステップS39において、決済システムを利用して、運営者による生産者への支払処理を行う。これ以降の処理ステップは、第1実施形態と同様に実行される。
このようにして、オーナーは希望購入価格により、対応可能な生産者全員に購入リクエストを送信することができる。なお、所定の募集期間に希望購入価格に応札する生産者が現れなかった場合には、その旨(売買不成立)が生産者に通知される。
以上、本発明に係る各実施形態のオーナーシステム100によれば、生産者の所得を環境の影響を受けずに確保することができ、農業生産性を高め、SDGsを達成することができる。また、生産物の生産はプロの生産者に任せることができるため、オーナーは仮想生産者になることができる。
また、オーナーが生産物の処分方法として「廃棄」を選択した回数や、廃棄された生産物の総量をチェックすることで、所定回数や所定量に達した場合は、SDGsの趣旨に反することになるため、オーナー資格の停止や退会など処分を科すようにしてもよい。
本発明に係る各実施形態のオーナーシステム100の各処理ステップは、情報処理装置で実行される情報処理方法としても有効であり、さらには、コンピュータに各処理ステップを実行させるプログラムとしても有効である。
ところで、上記第1実施形態及び第2実施形態では、オーナーが生産物の生産状況を確認したり、生産者を監視したりすることができないため、生産物の生産は生産者任せになっている。そこで、第3実施形態のオーナーシステム100では、生産現場における各種情報を収集可能な情報収集装置4をネットワークに追加し、備えるようにしてもよい。
図14は、本発明に係る第3実施形態のオーナーシステム100を示すブロック図である。図15は、情報収集装置4を農場に適用した態様について説明する図であり、図16は、情報収集装置4を漁港に適用した態様について説明する図である。
情報収集装置4は、生産物又は生産物を生産中の生産現場を撮影するカメラ41と、生産現場の音声を収音するマイク42と、を備えているが、さらに、天気、気温、日照時間、降雨量、風向・風速などの天候データを収集可能な各種センサを備えてもよい。くわえて、農家の作業内容を記録した作業日報をデータとして収集するようにしてもよい。
生産物が農作物である場合、図15に示すように、カメラ41の撮影領域4a内に、農作物の生産現場である生産者(農家)の田畑が入るように情報収集装置4を設置し、定期的に、田畑における農作物の育成状況を撮影し、また、マイク42により音声を収音するとよい。このとき、生産者の田畑5は、オーナー用区画5aと、生産者用区画5bとの全体が撮影領域4a内に入るようにしてもよく、オーナー用区画5aのみ入るようにしてもよい。
そして、支援サーバ1は、撮像した映像データ及び収音した音声データを、情報収集装置4から定期的に取得し、オーナー権(あるいは生産者)に関連付けて記憶部13に記憶し、収集した各データにオーナー端末3からアクセスができるようにするとよい。あるいは、情報収集装置4からリアルタイムで配信するようにしてもよい。
このようにして、オーナーは、オーナー用区画5aにおける農作物の育成の状況を、オーナー端末3を介して映像データ及び音声データとして視聴することができるため、農家の育成作業を監視したり、風雨災害などの影響を受けず農作物が順調に育っているかを監視したりすることができ、農作物を自分が育成しているような状況を得ることができる。つまり、オーナーは、オーナー権を生産者である生産者から購入することにより、生産物の育成は、生産者に任せて、そこで生産される生産物を確実に得ることができる。
一方、生産者である農家は、畑で生産される生産物である農作物のオーナー権を、収穫又は出荷の前段階であらかじめ、オーナーに販売することにより、安定した収入を得ることができる。また、運営者は、育成状況のデータとともに天候データを記憶することで、農作物の豊作又は凶作を予測したり、生産者の責めに帰すべき原因を分析したりすることができる。
つぎに、生産物が海産物である場合、漁後の陸揚げ作業・選別作業が行われる漁港に、情報収集装置4を設置するとよい。図16では、大小及び複数種の魚Fが仕分けされた複数のコンテナ6(6a,6b)を、カメラ41の撮影領域4a内に入るように設置している。なお、コンテナ6aはオーナー用であり、コンテナ6bは漁師(生産者)用である。
ここでは、情報収集装置4が、コンテナ6の質量をデータとして収集可能なように、質量を計測する質量計(図示なし)も備えている。
漁師は、後日行われる漁で捕獲される魚のオーナー権を先立って販売することで、つまり、捕獲予定の魚の一部を販売することにより、安定した収入を得ることができる。一方、オーナーは、漁は漁師に任せて、オーナー権を行使するのみで、捕獲された魚の一部を漁師から取得することができる。
上記第3実施形態では、生産物のオーナー権が農産物や海産物を対象にしたものであったが、これら以外の場合でも情報収集装置4は同様に適用可能であり、また、情報収集装置4が収集する生産物に関するデータも、生産物の質を評価する項目に応じて、質量計、寸法計、色度計、糖度計、水分計、濃度計などを適宜選択して備えるようにするとよい。
繰り返しになるが、生産物は、農作物、魚貝類、甲殻類、畜産物、植物、これらから作られる食品又は加工品(農作物を加工して得られるジュース、ジャム、ワイン、日本酒や、海産物を加工して得られる缶詰、明太子、佃煮など)も含まれる。例えば、牛、豚、鳥などの家畜の場合には、牛肉、豚肉、鶏肉などに加えて、乳牛から搾り取られる牛乳、鶏が産む卵、蜂の巣から得られる蜂蜜や蜂の子などもオーナー権の対象となる生産物となる。さらに、生産物は、食用でなく、観賞用植物や観賞魚・昆虫などであってもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
(変形例)
例えば、地震、火事、洪水などの災害や、災害級の天候異常(長雨。少雨など)によって、生産物の実生産量が予測生産量を大きく下回ること(あるいは、まったく生産できない事態)も当然予想される。そのため、運営者は、オーナーに対して生産物の最低量の保障を行うため、オーナー権の販売価格とは別に保険料を設定して、オーナーに追加契約してもらうようにしてもよい。この保険料は、生産物の種類やオーナー権の購入時期と出荷時期との時間差などに基づいて、価格の高低を設定するとよい。
100 オーナーシステム
1 支援サーバ、12 制御部、13 記憶部、13 承認部
2 生産者端末、21 表示部、22 制御部
3 オーナー端末、31 表示部、32 制御部
4 情報収集装置、41 カメラ、4a 撮影領域、42 マイク
5 田畑、5a オーナー用区画、5b 生産者用区画
6 仕分コンテナ、6a オーナー用コンテナ、6b 生産者用コンテナ

Claims (7)

  1. 生産物を得る生産物取得権を、当該生産物の生産が完了する前に販売する生産者と、生産取得権を購入するオーナーとを繋ぐオーナーシステムのための情報処理装置であって、
    前記生産物取得権の購入に対する支払処理を前記オーナーに要求するとともに、前記生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を前記生産者に対して行う制御部、を備え、
    前記制御部は、生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を、生産物の生産が完了する前に前記生産者に対して行う、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記生産物取得権により得られる生産物の処分方法の変更を、オーナーが任意のタイミングで実行可能とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生産物の処分方法は、前記オーナー自身が消費する自家消費、他人に無償で譲渡する無償譲渡、他人に有料で販売する転売、他のオーナーが得た生産物と物々交換する交換を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 生産物の処分方法に転売が選択され、転売が成立した場合、
    前記制御部は、生産物の転売に対する対価の支払処理を、通貨以外の価値でオーナーに対して行う、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、オーナーから生産物の種類及び希望購入価格を含む購入リクエストを受け付けると、生産物を生産する生産者の情報又は生産物取得権の情報を含むデータベースから、購入リクエストの生産物に合致する生産物を生産する生産者を抽出し、抽出した生産者に対して当該購入リクエストを通知する、
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 生産物を得る生産物取得権を、当該生産物の生産が完了する前に販売する生産者と、生産取得権を購入するオーナーとを繋ぐ情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
    前記生産物取得権の購入に対する支払処理を前記オーナーに要求する支払処理要求ステップと、
    前記生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を前記生産者に対して行う支払処理実行ステップと、を含み、
    前記支払処理実行ステップは、生産物の生産が完了する前に前記生産者に対して行う、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  7. 生産物を得る生産物取得権を、当該生産物の生産が完了する前に販売する生産者と、生産取得権を購入するオーナーとを繋ぐ情報処理装置のコンピュータによって実行される情報処理プログラムであって、
    前記生産物取得権の購入に対する支払処理を前記オーナーに要求する支払処理要求ステップと、
    前記生産物取得権の販売に対する対価の支払処理を前記生産者に対して行う支払処理実行ステップと、を含み、
    前記支払処理実行ステップは、生産物の生産が完了する前に前記生産者に対して行う、
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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