JP2023013544A - 配筋検査装置、配筋検査方法およびプログラム - Google Patents

配筋検査装置、配筋検査方法およびプログラム Download PDF

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秀彰 植木
Hideaki Ueki
謙二 平
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Abstract

Figure 2023013544000001
【課題】検査領域から鉄筋の計測範囲を特定でき、計測対象の鉄筋を判別する配筋検査装置、配筋検査方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】配筋検査装置1は、複数の鉄筋が配筋された検査領域と、長手方向に複数のマーカが夫々間隔を空けて設けられ、検査領域において計測対象の鉄筋の下に潜らせて配置されたテープと、が撮影された映像を撮影部から取得し、取得した映像からマーカを検出する識別子検出部11と、検出したマーカの位置を示す識別子位置情報を算出する識別子位置情報算出部12と、識別子位置情報を用いて鉄筋の計測範囲を特定する計測範囲特定部13と、計測範囲の撮影画像データを撮影部2から取得する撮影画像取得部14と、計測範囲の撮影画像データを用いて、テープの上を跨がっている鉄筋の位置を示す鉄筋位置情報を検出する配筋検出部15と、鉄筋位置情報に対応する鉄筋の計測を行う計測処理部16と、を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、配筋検査装置、配筋検査方法およびプログラムに関する。
鉄筋コンクリート構造物の施工においては、鉄筋を組み上げる配筋を行った後に、鉄筋が設計通り配筋されているかを検査する配筋検査が行われる。例えば、特許文献1には、鉄筋が配筋された検査領域を撮影した画像データを用いて、検査領域における配筋本数、配筋間隔および鉄筋径などを計測し、これらの計測結果を用いて配筋検査を行う配筋検査システムが記載されている。
特許文献1に記載された配筋検査システムは、1回目の撮影で得られた画像に検査領域の全体が収まっていない場合、画像に収まらなかった検査領域の残りの部分について追加で撮影を行い、画像から計測範囲を特定して計測処理を行う、という一連の処理を、検査領域全体の計測が完了するまで繰り返している。
特開2020-166566号公報
特許文献1に記載される従来の技術では、検査領域が広範囲にわたる場合に、検査者が目視で計測範囲を特定する必要があった。しかしながら、一般に、検査領域には、鉄筋が周期的に配筋(例えば、格子状)されているため、検査者の目視では、検査領域の部分的な領域を区別しにくく、検査領域から計測範囲を順次特定することが困難である。
また、三次元的に見た検査領域は、複数の鉄筋がそれぞれ配筋された複数の平面が積層された構造体である。従来の技術では、積層された複数の平面の中から、計測対象の鉄筋が配筋された平面を判別するために、検査領域の三次元画像データを用いて上記構造体の三次元構造を解析する必要があった。
本開示は上記課題を解決するものであり、検査者の目視によらず、検査領域から鉄筋の計測範囲を特定でき、検査領域の三次元構造を解析しなくても計測対象の鉄筋を判別することができる、配筋検査装置、配筋検査方法およびプログラムを得ることを目的とする。
本開示に係る配筋検査装置は、複数の鉄筋が配筋された検査領域と、長手方向に複数の識別子がそれぞれ間隔を空けて設けられ、検査領域において計測対象の鉄筋の下に潜らせて配置された帯状部材とが撮影された映像を撮影部から取得し、取得した映像から識別子を検出する識別子検出部と、識別子の位置を示す識別子位置情報を算出する識別子位置情報算出部と、識別子位置情報を用いて鉄筋の計測範囲を特定する計測範囲特定部と、計測範囲の撮影画像データを撮影部から取得する撮影画像取得部と、計測範囲の撮影画像データを用いて、帯状部材の上を跨がっている鉄筋の位置を示す鉄筋位置情報を検出する配筋検出部と、鉄筋位置情報に対応する鉄筋の計測を行う計測処理部と、を備える。
本開示によれば、複数の鉄筋が配筋された検査領域と、長手方向に複数の識別子がそれぞれ間隔を空けて設けられ、検査領域において計測対象の鉄筋の下に潜らせて配置された帯状部材とが撮影された映像から識別子を検出し、検出された識別子の位置を示す識別子位置情報を算出し、識別子位置情報を用いて鉄筋の計測範囲を特定し、計測範囲の撮影画像データを用いて帯状部材の上を跨がっている鉄筋の位置を示す鉄筋位置情報を検出し、鉄筋位置情報に対応する鉄筋の計測を行う。本開示に係る配筋検査装置は、識別子位置情報を用いて鉄筋の計測範囲を自動で特定するので、検査者の目視によらず、検査領域から鉄筋の計測範囲を特定できる。これに加え、本開示に係る配筋検査装置は、帯状部材の上を跨がっている鉄筋を計測対象と判別するので、検査領域の三次元構造を解析しなくても計測対象の鉄筋を判別することができる。
実施の形態1に係る配筋検査装置の構成を示すブロック図である。 テープを敷設した検査領域の画像を示す画面図である。 実施の形態1に係る配筋検査方法を示すフローチャートである。 検査領域の撮影処理の概要を示す説明図である。 マーカが記載されたテープを示す正面図である。 撮影位置に到達する前の検査領域の映像の表示例を示す画面図である。 撮影位置に到達したときの検査領域の映像の表示例を示す画面図である。 鉄筋の計測処理の詳細を示すフローチャートである。 撮影画像を正対化画像に変換する処理を示す説明図である。 計測部および学習装置の構成を示すブロック図である。 正対化画像から鉄筋の部分画像を抽出する処理を示す説明図である。 鉄筋の部分画像を学習モデルに入力して鉄筋の径を推論する処理を示す説明図である。 図13Aおよび図13Bは、実施の形態1に係る配筋検査装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る配筋検査装置1の構成を示すブロック図である。配筋検査装置1は、複数の鉄筋が配筋された検査領域から、鉄筋の計測を行う計測範囲を特定し、特定した計測範囲の撮影画像データを用いて鉄筋の検査情報を計測する。鉄筋の検査情報は、例えば、検査領域に配筋された鉄筋の本数(配筋本数)、鉄筋の間隔(配筋間隔)、鉄筋の径および節の間隔である。
配筋検査装置1は、無線または有線を通じて撮影部2および表示部3と接続している。例えば、配筋検査装置1は、撮影部2および表示部3を備えたスマートフォン、タブレット端末またはノートPC(Personal Computer)である。以下の説明では、配筋検査装置1がタブレット端末であるものとする。
撮影部2は、検査領域を撮影するカメラである。撮影部2には、例えば、単眼カメラを用いることができる。単眼カメラは、ステレオカメラよりも安価なカメラであり、前述のように、スマートフォンまたはタブレット端末に備え付けられたカメラであってもよい。ただし、撮影部2は、ステレオカメラであってもよい。ステレオカメラは、一定の距離を隔てて配置された左右のカメラによって構成されている。また、撮影部2は、ステレオカメラを構成する左右のカメラの一方のカメラであってもよい。
表示部3は、撮影部2が映した映像、撮影画像データ、および撮影条件または検査領域の鉄筋の計測結果を表示する。例えば、表示部3は、スマートフォンまたはタブレット端末が備えるディスプレイであり、液晶ディスプレイまたは有機ELである。
表示部3に表示される映像は、撮影部2によって撮影されて、配筋検査装置1によって一定の周期で取得される静止画像(フレーム画像)の時系列データである。一定の周期とは、例えば、最大で30(fps)を想定している。撮影画像データは、映像のうち、撮影部2の撮影操作によって、鉄筋の計測を行う計測範囲の静止画像として配筋検査装置1に取得される画像データである。
表示部3は、画面上にタッチパネルが搭載されている。表示部3に撮影操作用の画像が表示された場合、撮影部2は、タッチパネルを用いた表示画像に対する操作を受けると、画像の撮影を開始する。
図2は、テープ6を敷設した検査領域4の画像2Aを示す画面図である。画像2Aは、撮影部2によって撮影されて表示部3に表示される。テープ6は、その長手方向に複数のマーカ7がそれぞれ間隔を空けて設けられた帯状部材である。例えば、複数のマーカ7はテープ6の長手方向に等間隔に設けられる。また、複数のマーカ7は、それぞれに固有な識別情報(例えば、識別番号)が付与された識別子である。
検査領域を三次元的に見ると、検査領域4は、複数の鉄筋5がそれぞれ配筋された複数の平面が積層された構造、すなわち骨格として複数の鉄筋5が配筋された建築または土木の構造を有している。このため、検査領域4が撮影された画像2Aには、撮影部2に最も近い平面における鉄筋5の他に、図2において破線で示すように、この平面より撮影部2から遠い平面における鉄筋5が映り込んでいる。
従来の技術では、注目した平面とは異なる平面の鉄筋5を計測対象から除外するため、検査領域4の三次元画像データを用いて検査領域4の三次元構造を解析することで、検査領域4の三次元構造から注目平面の鉄筋5のみを抽出していた。検査領域4の三次元構造の解析には演算負荷が掛かるので、この解析が不要であれば演算負荷は格段に減少する。
また、検査領域4の三次元画像データを得るためには、一般に、ステレオカメラ(三次元カメラ、三次元レーザスキャナ)といった高価なカメラを使用する必要があった。
テープ6は、検査領域4における、計測対象の鉄筋5の下に潜らせて配置される。検査者は、検査領域4に敷設されたテープ6に沿って単眼カメラを移動させる。配筋検査装置1は、単眼カメラによって撮影された検査領域4の撮影画像データを用いて、鉄筋5の計測範囲および計測対象の鉄筋5を特定する。単眼カメラによって撮影された検査領域の画像2Aには、図2に示すように、鉄筋5およびテープ6が撮影されている。
テープ6が計測対象の鉄筋5の下に潜らせて配置されているので、配筋検査装置1は、画像2Aに映るテープ6の上に跨がっている鉄筋5を、計測対象の鉄筋5として判別することができる。これにより、配筋検査装置1は、検査領域4の三次元構造を解析しなくても計測対象の鉄筋5の検査情報を判別できるので、高価な演算装置が不要であり、高価なステレオカメラも不要である。
また、配筋検査装置1は、図1に示すように、識別子検出部11、識別子位置情報算出部12、計測範囲特定部13、撮影画像取得部14、配筋検出部15、計測処理部16、および表示処理部17を備える。識別子検出部11は、計測対象の鉄筋5の下に潜らせて配置されたテープ6が撮影された映像を撮影部2から取得し、取得した映像からマーカ7を検出する。
識別子位置情報算出部12は、検出されたマーカ7の位置を示す識別子位置情報を算出する。例えば、識別子位置情報算出部12は、検査領域の映像を構成するフレーム画像上のマーカ7の位置を算出する。識別子位置情報は、上記映像を構成するフレーム画像上のマーカ7の2次元座標位置である。
計測範囲特定部13は、識別子位置情報を用いて検査領域から鉄筋5の計測範囲を特定する。例えば、計測範囲特定部13は、識別子位置情報を用いて、隣り合うマーカ7同士を結ぶ線で区画される範囲を計測範囲として特定する。計測範囲特定部13は、特定した計測範囲の位置情報を、撮影画像取得部14に出力する。
撮影画像取得部14は、計測範囲の撮影画像データを撮影部2から取得する。例えば、撮影画像取得部14は、撮影部2である単眼カメラによって撮影された計測範囲の撮影画像データを取得する。例えば、撮影画像取得部14は、表示部3に表示された映像から、計測範囲が特定されると、撮影部2による検査領域の撮影を許可する指示信号を撮影部2および表示処理部17に出力する。
撮影部2は、撮影画像取得部14から指示信号を受けると、撮影操作待ち状態となる。表示処理部17は、撮影画像取得部14から指示信号を受けると、撮影操作用画像を表示部3に表示する。撮影部2は、タッチパネルを用いて撮影操作用画像が操作された場合、撮影を開始する。撮影画像取得部14は、撮影部2によって撮影された撮影画像データを取得する。
撮影部2は、撮影画像取得部14から指示信号を受けると、計測範囲を自動で撮影してもよい。撮影画像取得部14は、撮影部2が自動で撮影した撮影画像データを取得する。この場合、検査者は、計測範囲特定部13によって計測範囲が特定されるたびに撮影操作を行う必要がない。このため、配筋検査装置1は、検査領域に敷設したテープ6に沿って撮影部2を移動させるだけで、計測範囲の撮影画像データを順次取得することができる。
配筋検出部15は、計測範囲の撮影画像データを用いて、テープ6の上を跨がっている鉄筋5の位置を示す鉄筋位置情報を検出する。例えば、配筋検出部15は、計測範囲の撮影画像にエッジ解析などの画像解析を施して、計測範囲の撮影画像における鉄筋5の画像を検出し、撮影画像上の鉄筋5の2次元座標位置情報を、鉄筋位置情報として算出する。
なお、鉄筋位置情報は、撮影画像上で鉄筋5の軸線を構成する点群における各点の位置情報であってもよいし、鉄筋5の軸線を近似した関数であってもよい。
計測処理部16は、鉄筋位置情報に対応する鉄筋5の計測を行う。例えば、計測処理部16は、計測範囲における鉄筋5の配筋本数、配筋間隔、鉄筋の径および節の間隔を計測範囲ごとに計測する。次に、計測処理部16は、計測範囲ごとの配筋本数を加算した加算値、計測範囲ごとの配筋間隔の平均値、全ての計測範囲の各鉄筋5の径および全ての計測範囲の鉄筋5の節の間隔を含む計測結果を、表示処理部17に出力する。
表示処理部17は、表示部3に情報を表示させる。例えば、表示処理部17は、識別子検出部11を介して撮影部2から映像を入力し、入力した映像を表示部3に表示させる。また、表示処理部17は、計測処理部16から出力された鉄筋の計測結果を、表示部3に表示させる。
表示処理部17は、配筋検査装置1とは別に設けられて、表示部3を有した表示装置が備える構成要素であってもよい。この場合、配筋検査装置1は、表示処理部17を除く、識別子検出部11、識別子位置情報算出部12、計測範囲特定部13、撮影画像取得部14、配筋検出部15および計測処理部16を備えることになる。また、配筋検査装置1が鉄筋5の計測結果を表示部3に表示する場合、配筋検査装置1が上記表示装置にアクセスし、計測結果を示す表示情報を、配筋検査装置1から上記表示装置に送信する。上記表示装置は、配筋検査装置1から受信した表示情報を表示部3に表示する。
また、計測処理部16は、画像変換部161、画像抽出部162および計測部163を備える。画像変換部161は、撮影画像取得部14が取得した撮影画像データが示す計測範囲の撮影画像を、正対化画像に変換する。正対化画像は、検査領域における計測対象の鉄筋5を含む平面と撮影部2との距離が一定にスケーリングされ、かつ撮影部2に対して上記平面があたかも正対しているように変換された画像である。
例えば、画像変換部161は、計測対象の平面において格子状に配筋された鉄筋5上の任意の矩形の4隅の点を指定し、指定した4点の位置座標を用いてホモグラフィ変換行列を推定する。そして、画像変換部161は、推定したホモグラフィ変換行列に基づいて、撮影画像を正対化画像に変換する。正対化画像に含まれる全てのポイントは、撮影部2との距離が一定になるようにスケーリングされている。このため、正対化画像は、撮影部2との距離に応じた鉄筋5の大きさの違いが補正されている。
なお、画像変換部161は、配筋検出部15によって算出された鉄筋位置情報を正対化画像に合わせて補正し、補正後の鉄筋位置情報を画像抽出部162に出力する。
画像抽出部162は、計測範囲における鉄筋5の位置を示す鉄筋位置情報に基づいて、正対化画像から鉄筋5の画像を抽出し、抽出した画像を計測部163に出力する。
また、画像抽出部162は、鉄筋5の画像から複数の部分画像を抽出して計測部163に出力してもよい。なお、複数の部分画像は、同じ画像サイズの鉄筋5の部分画像を、鉄筋5の長手方向に沿って順に分割したものである。
計測部163は、画像抽出部162によって正対化画像から抽出された鉄筋5の画像を用いて、鉄筋5の計測を行う。例えば、計測部163は、鉄筋5の画像と鉄筋位置情報とに基づいて、計測範囲に含まれる鉄筋5の本数(配筋本数)と隣り合う鉄筋5同士の間隔(配筋間隔)とを計測する。計測部163は、鉄筋5の画像を画像解析することにより、鉄筋5の径および節の間隔を計測する。
また、計測部163は、画像抽出部162によって抽出された複数の部分画像を入力とし、部分画像が示す鉄筋5の径および節の間隔の少なくとも一方を出力とする学習モデルを用いて、鉄筋5の径および節の間隔の少なくとも一方を推論してもよい。
図3は、実施の形態1に係る配筋検査方法を示すフローチャートであり、配筋検査装置1による一連の処理を示している。配筋検査装置1は、撮影部2および表示部3を有したタブレット端末であるものとする。検査者は、撮影部2の撮影方向を検査領域に向けながら、当該検査領域に敷設されたテープ6の長手方向に沿って移動する。
識別子検出部11は、テープ6に沿った移動に伴って撮影部2が撮影した検査領域4の映像を取得し、映像からマーカ7を検出する(ステップST1)。このようにして、撮影部2は、検査領域4の全体を順に撮影する。例えば、識別子検出部11は、検査領域4の映像に対するパターンマッチングといった画像解析を実施することによりマーカ7を検出する。
図4は、検査領域4の撮影処理の概要を示す説明図である。また、図5は、マーカ7が記載されたテープ6を示す正面図である。検査者は、図4に示すように、テープ6を検査領域4の端部の鉄筋5に平行であり、かつ、計測対象の鉄筋5の下を潜らせて敷設する。マーカ7は、図5に示すように、正方形の下地7Aに識別形状7Bが描かれた識別子であり、例えば、AR(拡張現実)マーカである。
検査者が、図4に示すように、配筋検査装置1をテープ6に沿って移動させると、撮影部2は、テープ6を含む検査領域4の映像を撮影する。識別子検出部11は、撮影部2によって撮影された映像から、例えば30fpsの周期で、フレーム画像の時系列データである映像を取得する。識別子検出部11は、撮影部2によって撮影された映像を表示処理部17に出力する。表示処理部17は、識別子検出部11から出力された映像を表示部3に表示する。
図3において、識別子検出部11によってマーカ7が検出されると、識別子位置情報算出部12が、検出されたマーカ7の位置を示す識別子位置情報を算出する(ステップST2)。例えば、識別子位置情報算出部12は、フレーム画像を2値化してマーカ7の下地7Aの輪郭線を検出し、検出した輪郭線に基づいて下地7Aが正方形であると判断されたときの識別子位置情報を算出する。
例えば、図5に示すように、頂点P1と頂点P2とを結ぶ線分、頂点P2と頂点P3とを結ぶ線分、頂点P3と頂点P4とを結ぶ線分および頂点P4と頂点P1とを結ぶ線分によって構成される形状が正方形である場合、フレーム画像は、検査領域4が正面から撮影された画像に相当する。このときの撮影位置は、撮影部2が、隣り合ったマーカ7の間の位置である。
下地7Aの4つの頂点P1~P4のいずれかの頂点が検出されないか、下地7Aの形状が歪んで検出された場合、このときのフレーム画像は、撮影部2が検査領域4を斜め方向から撮影したものと考えられる。検査領域が斜め方向から撮影された画像は、検査領域4において隣り合う計測範囲を正確に特定できない。このため、識別子位置情報算出部12は、下地7Aが正方形で映る位置で撮影されたフレーム画像におけるマーカ7を特定し、特定したマーカ7の識別子位置情報を、計測範囲特定部13に出力する。
計測範囲特定部13は、識別子位置情報を用いて、鉄筋の計測を行う計測範囲8を特定する(ステップST3)。例えば、図4に示すように、隣り合ったマーカ7間に配筋検査装置1が位置したとき、すなわちフレーム画像に隣り合った2つのマーカ7が映ったときに、計測範囲特定部13は、隣り合ったマーカ7同士を結ぶ線で区画される範囲を、計測範囲8とする。
図6は、撮影位置に到達する前の検査領域4の映像の表示例を示す画面図である。図6において、表示部3の表示画面3Aには、検査領域4の映像の子画面(以下、ウィンドウ画面と記載する。)M1が表示されている。ウィンドウ画面M1には、撮影部2に対して正対化された映像が表示されているが、実際には、図9を用いて後述するように、撮影部2と計測対象の平面との距離に応じて、画像上の鉄筋5のサイズが変化した映像が表示される。図6に示すように、ウィンドウ画面M1には、マーカ7が1つだけ映っている。これは、図4に示したように、配筋検査装置1が、隣り合った2つのマーカ7が映る撮影位置に移動する前であることを意味する。表示処理部17は、ウィンドウ画面M1の周縁部N1を、例えば、赤色で表示画面3Aに表示する。
赤色の周縁部N1のウィンドウ画面M1が表示画面3Aに表示されている場合、撮影部2は、検査領域4の撮影が許可されていない。このとき、表示処理部17は、図6において破線で示すように、撮影操作用画像2Bを、撮影操作不可を示す半透明に加工して表示画面3Aに表示するか、撮影操作用画像2Bを表示させない。この場合、検査者は、撮影操作用画像2Bを操作することができず、撮影部2は、検査領域4の映像を取り込むだけで、計測範囲の撮影はできない。これにより、計測範囲が特定されていない状態で、検査領域4の画像が誤って撮影されることがない。
図7は、撮影位置に到達したときの検査領域4の映像の表示例を示す画面図である。図7において、表示部3の表示画面3Bには、検査領域4の映像のウィンドウ画面M2が表示されている。ウィンドウ画面M2には、撮影部2に対して正対化された映像が表示されているが、実際には、図9を用いて後述するように、撮影部2と計測対象の平面との距離に応じて、画像上の鉄筋5のサイズが変化した映像が表示される。図7に示すように、ウィンドウ画面M2には、マーカ7が2つ映っている。これは、図4に示したように、隣り合う2つのマーカ7が映る撮影位置に配筋検査装置1が存在することを意味する。このとき、表示処理部17は、ウィンドウ画面M2の周縁部N2を、例えば、緑色で表示画面3Bに表示させる。
緑色の周縁部N2のウィンドウ画面M2が表示画面3Bに表示されているときに、撮影部2は、検査領域4の撮影が許可されている。表示処理部17は、撮影操作用画像2Bを表示画面3Bに表示させる。検査者は、撮影操作用画像2Bに対するタッチ操作を行うことにより、計測範囲の画像が撮影部2によって撮影される。
なお、表示処理部17は、表示部3に表示された検査領域4の映像を、計測範囲が特定されるまでの間と計測範囲が特定されたときとで互いに異なる態様で表示させてもよい。例えば、映像を表示するウィンドウ画面の周縁部の色を変える代わりに、ウィンドウ画面の形状を変えてもよい。また、計測範囲特定部13が、図1において図示しない音声出力装置に指示して、隣り合う2つのマーカ7の間に配筋検査装置1が移動したときに、撮影許可されたことを音声で報知させてもよい。
図3において計測範囲が特定されると、撮影画像取得部14は、撮影部2によって撮影された計測範囲の撮影画像データを取得する(ステップST4)。例えば、撮影画像取得部14は、検査者による画像2Aに対するタッチ操作に応じて撮影部2が撮影した計測範囲の撮影画像データを取得する。なお、撮影画像データは、撮影部2が単眼カメラである場合、計測範囲の二次元画像データである。
配筋検出部15は、撮影画像取得部14によって取得された撮影画像データを用いて、計測範囲における鉄筋5の位置を示す鉄筋位置情報を検出する(ステップST5)。検査領域4は、一般に、複数の鉄筋5が格子状に配筋された平面が1層だけでなく、複数積層されている。このため、計測範囲の撮影画像には、撮影部2に最も近い平面にある鉄筋5の他に、その後方(下層)の平面の鉄筋5も映り込んでいる。
そこで、配筋検出部15は、計測範囲の撮影画像に映る複数の鉄筋5のうち、テープ6の上を跨がっている鉄筋5を計測対象と判別して、判別した鉄筋5の鉄筋位置情報を算出する。例えば、配筋検出部15は、計測範囲の撮影画像に対して画像解析を行うことで、テープ6の上を跨がっている鉄筋5の画像を特定する。そして、配筋検出部15は、特定した鉄筋5の撮影画像上の位置を示す二次元座標情報を算出し、算出した二次元座標情報を計測処理部16に出力する。
計測処理部16は、配筋検出部15によって検出された鉄筋位置情報を用いて、鉄筋5を計測する(ステップST6)。例えば、計測処理部16は、計測範囲における複数の鉄筋5のそれぞれの位置を示す鉄筋位置情報を用いて、鉄筋5の配筋本数、鉄筋5の配筋間隔の平均値、鉄筋5の径、および鉄筋5の節の間隔を計測範囲ごとに算出する。計測処理部16は、計測範囲の識別番号と計測範囲における鉄筋5の計測結果を示す表示情報を、表示処理部17に出力する。表示処理部17は、計測処理部16による鉄筋5の計測結果を表示部3に表示する。
例えば、表示処理部17は、計測範囲ごとの識別番号と鉄筋5の計測結果とを記載した電子黒板の表示情報を生成し、生成した表示情報を、図7に示したウィンドウ画面M2の映像上に重畳して表示させる。また、計測処理部16は、検査領域4の全ての計測範囲における鉄筋計測が完了すると、計測範囲ごとの配筋本数を集計し、計測範囲ごとの配筋間隔の平均値を算出する。配筋本数の集計値、配筋間隔の平均値、全ての計測範囲の鉄筋5の径および節の間隔を含む計測結果は、表示処理部17によって表示部3に表示される。
また、検査領域4が、撮影部2からみて奥行き方向に広い領域、すなわち水平面に平行な面上において配筋検査装置1の移動方向と直交する方向においても広範囲な領域である場合、計測範囲の特定処理は奥行き方向においても実施される。例えば、検査者は、最初の移動方向での鉄筋5の計測が完了すると、これまでの移動方向に敷設していたテープ6を検査領域4の奥行き方向に敷設し直す。例えば、テープ6における複数のマーカ7のうち、特定のマーカ7(例えば、検査領域4の端部にあるマーカ7)の位置を基準として、テープ6を奥行き方向に貼り替える。検査者は、配筋検査装置1を、敷設し直したテープ6に沿って移動させることにより、前述した手順で計測が行われる。
図8は、鉄筋5の計測処理の詳細を示すフローチャートであり、計測処理部16により実行される図3のステップST6の処理の詳細を示している。
画像変換部161は、撮影画像取得部14によって取得された検査領域4における計測範囲の撮影画像を正対化画像に変換する(ステップST1A)。図9は、撮影画像2Cを正対化画像2Dに変換する処理を示す説明図である。撮影画像2Cは、計測範囲の撮影画像である。図9における撮影画像2Cおよび正対化画像2Dには、検査領域4を構成する複数の平面のうち、最上層、すなわち撮影部2に最も近い平面における鉄筋5のみが記載されている。
図9に示すように、撮影画像2Cには、撮影部2に近いほど、鉄筋5が大きく写り、撮影部2から遠くなると、鉄筋5が小さく写っている。すなわち、撮影画像2Cにおける下側の画像領域には、撮影部2に近い位置にある鉄筋5が写っており、上側の画像領域には、撮影部2から遠い位置にある鉄筋5が写っている。
画像変換部161は、撮影画像2Cに映る複数の鉄筋5のうち、任意の矩形の4隅の点を指定して、4隅の点を指定した矩形が撮影部2の正面から見た形状となるホモグラフィ変換行列を推定する。次に、画像変換部161は、ホモグラフィ変換行列を用いて、撮影画像2Cを正対化画像2Dに変換する。
また、画像変換部161は、配筋検出部15が撮影画像2Cから検出した鉄筋位置情報を、正対化画像2Dに合わせて補正する。これにより、鉄筋位置情報は、正対化画像2Dにおける鉄筋5の位置を示す情報に補正される。
正対化画像2Dにおける全てのポイント(画素)は、撮影部2との距離が一定になるようにスケーリングされている。このため、正対化画像2Dは、撮影部2と計測範囲の平面との距離に応じた鉄筋5の大きさの違いが補正されている。
画像抽出部162は、正対化画像2Dおよび鉄筋位置情報に基づいて、正対化画像2Dから鉄筋5の画像を抽出する(ステップST2A)。例えば、画像抽出部162は、鉄筋位置情報に基づいて正対化画像2Dにおける鉄筋5の画像を抽出し、抽出した画像を計測部163に出力する。
計測部163は、画像抽出部162によって抽出された鉄筋5の画像を用いて、鉄筋5の計測を行う(ステップST3A)。例えば、計測部163は、正対化画像2Dから抽出された鉄筋5の画像の数に基づいて、計測範囲における鉄筋5の本数(配筋本数)を計測する。また、計測部163は、隣り合った鉄筋5同士の鉄筋位置情報に基づいて、正対化画像2D上の鉄筋5同士の間隔を計測する。さらに、計測部163は、鉄筋5の画像を画像解析して、鉄筋5の径および節の間隔を計測する。例えば、計測部163は、鉄筋5の画像を二値化するなどして画像上の鉄筋5の輪郭を強調し、強調した輪郭幅を、鉄筋5の径として計測する。同様に、計測部163は、鉄筋5の画像を二値化するなどして画像上の鉄筋5の節部分を強調し、強調した節部分の間隔を、鉄筋5の節間隔として計測する。
なお、鉄筋には、例えば、JIS規格に基づく16種類の鉄筋がある。16種類の鉄筋には、D4、D5、D6、D8、D10、D13、D16、D19、D22、D25、D29、D32、D35、D38、D41およびD51といった「呼び名」がある。呼び名は、鉄筋の公称直径を丸めた径の大きさを示している。例えば、呼び名がD10である鉄筋の公称直径は、9.53(mm)であり、呼び名がD13である鉄筋の公称直径は、12.7(mm)であり、呼び名がD16である鉄筋の公称直径は、15.9(mm)である。なお、建築物の骨格として一般的に使用される鉄筋は、D10以降の鉄筋である。
さらに、16種類の鉄筋のそれぞれには「節の平均間隔の最大値」が規定されている。例えば、D10の鉄筋における節の平均間隔の最大値は、6.7(mm)であり、D13の鉄筋の節における平均間隔の最大値は、8.9(mm)であり、D16の鉄筋における節の平均間隔の最大値は、11.1(mm)である。
16種類の鉄筋の径は、前述したように、約3(mm)ごとに大きくなっている。撮影画像2Cにおける鉄筋の3(mm)の差は、一般に数ピクセル分の違いでしかないので、撮影画像2Cにおける鉄筋の輪郭幅から実際の鉄筋の径を検出するためには、高解像度の撮影画像2Cが必要である。また、鉄筋には、節の平均間隔の最大値のみが規定されているので、実際の鉄筋における節の間隔は、メーカまたは生産ロットによって異なる。
そこで、計測部163は、学習モデルを用いて、鉄筋5の径および節間隔の少なくとも一方を推論してもよい。計測部163は、学習モデルを用いることで、鉄筋5の径または節の間隔を正確に検出できるので、鉄筋5の径または節の間隔に基づいて鉄筋5の種類を判定することが可能である。
図10は、計測部163および学習装置9の構成を示すブロック図である。学習装置9は、正対化画像2Dにおける鉄筋5の画像から抽出された複数の部分画像を入力とし、鉄筋5の検査情報を出力する学習モデルを生成する。
学習装置9は、学習部91および記憶部92を備える。鉄筋5の検査情報とは、鉄筋5の径および鉄筋5の節の間隔の少なくとも一方である。学習部91は、学習データを用いて鉄筋5の検査情報を学習した学習モデルを生成し、学習モデルを記憶部92に記憶する。学習アルゴリズムとして、例えば、深層学習(Deep Learning)、ニューラルネットワーク、遺伝的プログラミング、機能論理プログラミング、または、サポートベクターマシンを用いてもよい。
学習データは、学習モデルの入力データである、鉄筋5の複数の部分画像と正解ラベルとを含むデータセットである。正解ラベルは、複数の部分画像にそれぞれ対応する鉄筋5の径を示す情報、複数の部分画像にそれぞれ対応する鉄筋5の節間隔を示す情報、または複数の部分画像にそれぞれ対応する鉄筋5の径および節間隔を示す情報である。
画像抽出部162は、鉄筋5の画像から複数の部分画像を抽出して計測部163に出力する。なお、複数の部分画像は、同じ画像サイズの鉄筋5の部分画像を鉄筋5の長手方向に沿って順に分割したものである。計測部163は、記憶部92における学習モデルを用いて、鉄筋5の径および節の間隔のうちの少なくとも一方を推論する。学習モデルは、画像抽出部162によって正対化画像2Dから抽出された複数の部分画像を入力として、部分画像が示す鉄筋5の径および節の間隔の少なくとも一方を出力とする機械学習モデルである。
図11は、正対化画像2Dから鉄筋5の部分画像2F1、2F2、2F3・・・を抽出する処理を示す説明図である。画像抽出部162は、正対化画像2Dから鉄筋5の画像2Eを抽出する。画像抽出部162は、画像2Eから、同じ画像サイズの部分画像2F1、2F2、2F3・・・を抽出して計測部163に出力する。部分画像2F1、2F2、2F3・・・は、例えば、縦横が同じ画素数の正方形の画像である。
画像抽出部162は、正対化画像2Dにおける全ての鉄筋5についての部分画像を抽出する。計測部163は、正対化画像2Dから抽出された鉄筋5の部分画像を学習モデルに入力することで、鉄筋5の径Dおよび鉄筋5の節の間隔Lの少なくとも一方を推論する。
図12は、鉄筋5の部分画像を学習モデルに入力して鉄筋の径Dを推論する処理を示す説明図である。図12において、学習モデルは、鉄筋5の複数の部分画像と、各部分画像に付与された鉄筋の径Dを示す正解ラベルとのセットである学習データを用いて生成されたモデルである。計測部163は、複数の部分画像データを学習モデルに入力することにより、部分画像データごとに推論を行う。これにより、学習モデルは、径Dの鉄筋5が写っている確率と鉄筋以外が写っている確率とを、部分画像ごとに算出する。
例えば、推論結果データ1631は、図11に示した部分画像2F1において、各種類の鉄筋が写っている確率と、鉄筋以外のもの(NON)が写っている確率と、を算出した結果である。推論結果データ1631におけるD10~D51は、鉄筋の呼び名である。同様に、推論結果データ1632は、図11に示した部分画像2F2において、各種類の鉄筋が写っている確率と、鉄筋以外のもの(NON)が写っている確率と、を算出した結果である。このような推論結果データが、同じ鉄筋の画像から抽出された全ての部分画像データについて算出される。
続いて、学習モデルは、同じ鉄筋の画像から抽出された全ての部分画像データについての推論結果データを平均することにより、当該鉄筋の画像における推論結果データ164を算出する。例えば、推論結果データ164には、各種類の鉄筋が写っている確率を平均した値と、鉄筋以外のもの(NON)が写っている確率を平均した値とが含まれる。計測部163は、推論結果データ164に基づいて鉄筋の径Dを判定する。図12の例では、図11に示した画像2Eにおける鉄筋5の種類が、D16、すなわち径Dが15.9(mm)の鉄筋5であると判定されている。計測部163は、上記学習モデルを用いることにより、鉄筋の径Dを正確に検出でき、鉄筋の径Dに基づいて鉄筋5の種類を判定することが可能である。
また、計測部163は、複数の部分画像を入力とし、正対化画像2Dから抽出した鉄筋5の画像における鉄筋5の節の間隔Lを出力する学習モデルを用いて、鉄筋5の節の間隔Lを推論してもよい。
学習モデルは、鉄筋5の複数の部分画像と、各部分画像に付与された鉄筋5の節の間隔Lを示す正解ラベルとのセットである学習データを用いて生成されたモデルである。
計測部163は、複数の部分画像データを学習モデルに入力して部分画像データごとに推論を行い、部分画像ごとに、節間隔Lである鉄筋5が写っている確率と、鉄筋以外が写っている確率とを算出する。
学習モデルが、同じ鉄筋5の画像から抽出された全ての部分画像データについての推論結果データを平均することで、鉄筋5の画像における推論結果データを算出する。計測部163は、算出した推論結果データに基づいて、鉄筋5の節の間隔Lを正確に検出でき、鉄筋5の節の間隔Lに基づいて鉄筋5の種類を判定することが可能である。
さらに、計測部163は、複数の部分画像を入力とし、正対化画像2Dから抽出した鉄筋の画像における鉄筋の径Dおよび節の間隔Lを出力する学習モデルを用いて、鉄筋5の検査情報として鉄筋5の径Dおよび節の間隔Lを推論してもよい。
学習モデルは、鉄筋5の複数の部分画像と各部分画像に付与された鉄筋5の径Dおよび節の間隔Lを示す正解ラベルとのセットである学習データを用いて生成されたモデルである。計測部163は、複数の部分画像データを上記学習モデルに入力して部分画像データごとに推論を行い、部分画像ごとに、径Dおよび節間隔Lである鉄筋5が写っている確率と、鉄筋以外が写っている確率とを算出する。
学習モデルは、同じ鉄筋5の画像から抽出された全ての部分画像データについての推論結果データを平均することにより、鉄筋5の画像における推論結果データを算出する。計測部163は、算出した推論結果データに基づいて、鉄筋5の径Dおよび節の間隔Lを正確に検出でき、鉄筋5の径Dおよび節の間隔Lに基づいて鉄筋5の種類を判定することが可能である。
配筋検査装置1が備える識別子検出部11、識別子位置情報算出部12、計測範囲特定部13、撮影画像取得部14、配筋検出部15、計測処理部16および表示処理部17の機能は、処理回路によって実現される。すなわち、配筋検査装置1は、図3に示したステップST1からステップST6の処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図13Aは、配筋検査装置1の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。また、図13Bは、配筋検査装置1の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。図13Aおよび図13Bにおいて、入力インタフェース100は、撮影部2から配筋検査装置1へ出力される撮影画像データを中継するインタフェースである。出力インタフェース101は、配筋検査装置1から表示部3へ出力される表示情報を中継するインタフェースである。
処理回路が図13Aに示す専用のハードウェアの処理回路102である場合、処理回路102は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはこれらを組み合わせたものが該当する。
配筋検査装置1が備える識別子検出部11、識別子位置情報算出部12、計測範囲特定部13、撮影画像取得部14、配筋検出部15、計測処理部16および表示処理部17の機能を別々の処理回路が実現してもよく、これらの機能をまとめて一つの処理回路が実現してもよい。
処理回路が図13Bに示すプロセッサ103である場合、配筋検査装置1が備える識別子検出部11、識別子位置情報算出部12、計測範囲特定部13、撮影画像取得部14、配筋検出部15、計測処理部16および表示処理部17の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ104に記憶される。
プロセッサ103は、メモリ104に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、配筋検査装置1が備える識別子検出部11、識別子位置情報算出部12、計測範囲特定部13、撮影画像取得部14、配筋検出部15、計測処理部16および表示処理部17の機能を実現する。例えば、配筋検査装置1は、プロセッサ103によって実行されるときに、図3に示したステップST1からステップST6の処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ104を備える。これらのプログラムは、識別子検出部11、識別子位置情報算出部12、計測範囲特定部13、撮影画像取得部14、配筋検出部15、計測処理部16および表示処理部17が行う処理の手順または方法を、コンピュータに実行させる。メモリ104は、コンピュータを、識別子検出部11、識別子位置情報算出部12、計測範囲特定部13、撮影画像取得部14、配筋検出部15、計測処理部16および表示処理部17として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
メモリ104は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically-EPROM)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどが該当する。
配筋検査装置1が備える識別子検出部11、識別子位置情報算出部12、計測範囲特定部13、撮影画像取得部14、配筋検出部15、計測処理部16および表示処理部17の機能の一部が専用のハードウェアで実現され、残りの一部がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。例えば、識別子検出部11、識別子位置情報算出部12および計測範囲特定部13は、
専用のハードウェアである処理回路102によってその機能が実現され、撮影画像取得部14、配筋検出部15、計測処理部16および表示処理部17は、プロセッサ103がメモリ104に記憶されたプログラムを読み出して実行することによってその機能が実現される。このように、処理回路はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせによって上記機能を実現することができる。
なお、図10には、配筋検査装置1とは別に設けられた学習装置9を示したが、学習部91および記憶部92は配筋検査装置1が備えてもよい。また、記憶部92は、配筋検査装置1との間でデータ通信が可能な外部装置が備えてもよい。
記憶部92は、画像抽出部162によって配筋検査中に抽出された部分画像データを順次記憶する。記憶部92に記憶された複数の部分画像データは、例えば、操作部(図1において不図示)を用いて入力された正解ラベルが付与され、学習データとして記憶部92に記憶される。学習部91は、記憶部92に記憶された学習データを用いて、学習モデルを生成する。計測部163は、学習部91によって生成された学習モデルを用いて、鉄筋5の検査情報を推論する。また、計測部163は、現場ごとに生成した学習モデルを使用してもよい。この場合、現場ごとの配筋検査の精度が向上する。
以上のように、実施の形態1に係る配筋検査装置1は、検査領域4とテープ6とが撮影された映像を撮影部2から取得し、取得した映像からマーカ7を検出する識別子検出部11と、マーカ7の位置を示す識別子位置情報を算出する識別子位置情報算出部12と、識別子位置情報を用いて鉄筋5の計測範囲を特定する計測範囲特定部13と、計測範囲の撮影画像データを撮影部2から取得する撮影画像取得部14と、計測範囲の撮影画像データを用いて、テープ6の上を跨がっている鉄筋5の位置を示す鉄筋位置情報を検出する配筋検出部15と、鉄筋位置情報に対応する鉄筋5の計測を行う計測処理部16を備える。
配筋検査装置1は、識別子位置情報を用いて鉄筋5の計測範囲を自動で特定するので、検査者の目視によらず、検査領域4から鉄筋5の計測範囲を特定できる。これに加えて、配筋検査装置1は、撮影画像2Cにおいてテープ6の上を跨がっている鉄筋5を計測対象と判別するので、検査領域4の三次元構造を解析しなくても計測対象の鉄筋5を判別することができる。
実施の形態1に係る配筋検査装置1において、テープ6は、複数のマーカ7が等間隔に設けられている。配筋検査装置1は、テープ6の長手方向に等間隔に設けられたマーカ7の位置に基づいて、検査領域4の計測範囲を撮影可能な位置を特定することができる。
実施の形態1に係る配筋検査装置1において、撮影画像取得部14は、テープ6が配置された検査領域4の映像から計測範囲が特定された場合に、撮影部2による計測範囲の撮影を許可する。これにより、検査者は、計測範囲が特定されていない画像の撮影操作を誤って行うことがない。
実施の形態1に係る配筋検査装置1において、撮影画像取得部14は、テープ6が配置された検査領域4の映像から計測範囲が特定された場合に、撮影部2に自動で計測範囲を撮影させる。これにより、検査者は、テープ6に沿って配筋検査装置1を移動させるだけで、計測範囲ごとの撮影画像データが得られる。
実施の形態1に係る配筋検査装置1は、テープ6が配置された検査領域4の映像を、計測範囲が特定されるまでの間と計測範囲が特定された場合とで、表示部3に互いに異なる態様で表示する表示処理部17を備える。検査者は、検査領域4の映像の表示態様を視認することにより、計測範囲が特定されているか否かを容易に把握することができる。
実施の形態1に係る配筋検査装置1において、計測処理部16は、画像変換部161、画像抽出部162および計測部163を備える。画像変換部161は、撮影画像2Cを正対化画像2Dに変換する。画像抽出部162は、正対化画像2Dから鉄筋5の画像を抽出する。計測部163は、鉄筋5の画像を用いて鉄筋5の計測を行う。これにより、配筋検査装置1は、計測範囲における鉄筋5の正確な計測が可能である。
実施の形態1に係る配筋検査装置1において、計測部163は、正対化画像2Dから抽出された鉄筋5の画像を入力とし、鉄筋5の検査情報を出力する学習モデルを用いて、計測範囲の鉄筋5の検査情報を推論する。上記学習モデルを用いることにより、計測部163は、鉄筋5の検査情報を正確に計測できる。
実施の形態1に係る配筋検査装置1において、画像抽出部162は、正対化画像2Dから抽出した鉄筋5の画像から複数の部分画像を抽出する。計測部163は、複数の部分画像を入力し、鉄筋5の検査情報として部分画像が示す鉄筋5の径Dを出力する学習モデルを用いて、鉄筋5の径Dを推論する。上記学習モデルを用いることで、計測部163は、鉄筋5の径Dを正確に計測できる。
実施の形態1に係る配筋検査装置1において、画像抽出部162は、正対化画像2Dから抽出した鉄筋5の画像から複数の部分画像を抽出する。計測部163は、複数の部分画像を入力し、鉄筋5の検査情報として部分画像が示す鉄筋5の節の間隔Lを出力する学習モデルを用いて、鉄筋5の節の間隔Lを推論する。上記学習モデルを用いることで、計測部163は、鉄筋5の節の間隔Lを正確に計測できる。
実施の形態1に係る配筋検査装置1において、画像抽出部162は、正対化画像2Dから抽出した鉄筋5の画像から複数の部分画像を抽出する。計測部163は、複数の部分画像を入力し、鉄筋5の検査情報として部分画像が示す鉄筋5の径Dおよび節の間隔Lを出力する学習モデルを用いて、鉄筋5の径Dおよび節の間隔Lを推論する。上記学習モデルを用いることで、計測部163は、鉄筋5の径Dおよび節の間隔Lを正確に計測できる。
なお、実施の形態の任意の構成要素の変形もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 配筋検査装置、2 撮影部、2A,2E 画像、2B 撮影操作用画像、2C 撮影画像、2D 正対化画像、2F1~2F3 部分画像、3 表示部、3A,3B 表示画面、4 検査領域、5 鉄筋、6 テープ、7 マーカ、7A 下地、7B 識別形状、8 計測範囲、9 学習装置、11 識別子検出部、12 識別子位置情報算出部、13 計測範囲特定部、14 撮影画像取得部、15 配筋検出部、16 計測処理部、17 表示処理部、91 学習部、92 記憶部、100 入力インタフェース、101 出力インタフェース、102 処理回路、103 プロセッサ、104 メモリ、161 画像変換部、162 画像抽出部、163 計測部、164 推論結果データ、1631,1632 推論結果データ。

Claims (12)

  1. 複数の鉄筋が配筋された検査領域と、長手方向に複数の識別子がそれぞれ間隔を空けて設けられ、前記検査領域において計測対象の前記鉄筋の下に潜らせて配置された帯状部材とが撮影された映像を撮影部から取得し、取得した映像から前記識別子を検出する識別子検出部と、
    前記識別子の位置を示す識別子位置情報を算出する識別子位置情報算出部と、
    前記識別子位置情報を用いて前記鉄筋の計測範囲を特定する計測範囲特定部と、
    前記計測範囲の撮影画像データを前記撮影部から取得する撮影画像取得部と、
    前記計測範囲の撮影画像データを用いて、前記帯状部材の上を跨がっている前記鉄筋の位置を示す鉄筋位置情報を検出する配筋検出部と、
    前記鉄筋位置情報に対応する前記鉄筋の計測を行う計測処理部と、を備えた
    ことを特徴とする配筋検査装置。
  2. 前記帯状部材は、複数の前記識別子が等間隔に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の配筋検査装置。
  3. 前記撮影画像取得部は、前記帯状部材が配置された前記検査領域の映像から前記計測範囲が特定された場合に、前記撮影部による前記計測範囲の撮影を許可する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配筋検査装置。
  4. 前記撮影画像取得部は、前記帯状部材が配置された前記検査領域の映像から前記計測範囲が特定された場合に、前記撮影部に自動で前記計測範囲を撮影させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配筋検査装置。
  5. 前記帯状部材が配置された前記検査領域の映像を、前記計測範囲が特定されるまでの間と前記計測範囲が特定された場合とで、表示部に互いに異なる態様で表示する表示処理部を備えた
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の配筋検査装置。
  6. 前記計測処理部は、
    前記計測範囲の撮影画像を、前記撮影部と前記計測範囲との距離が一定かつ前記撮影部に前記計測範囲が正対した正対化画像に変換する画像変換部と、
    前記鉄筋位置情報に対応する前記鉄筋の画像を、前記正対化画像から抽出する画像抽出部と、
    前記正対化画像から抽出された前記鉄筋の画像を用いて、前記鉄筋の計測を行う計測部と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の配筋検査装置。
  7. 前記計測部は、前記正対化画像から抽出された前記鉄筋の画像を入力とし、前記鉄筋の検査情報を出力する学習モデルを用いて、前記計測範囲の前記鉄筋の検査情報を推論する
    ことを特徴とする請求項6に記載の配筋検査装置。
  8. 前記画像抽出部は、前記正対化画像から抽出した前記鉄筋の画像から複数の部分画像を抽出し、
    前記計測部は、複数の前記部分画像を入力し、前記鉄筋の検査情報として前記部分画像が示す前記鉄筋の径を出力する前記学習モデルを用いて、前記鉄筋の径を推論する
    ことを特徴とする請求項7に記載の配筋検査装置。
  9. 前記計測部は、複数の前記部分画像を入力し、前記鉄筋の検査情報として前記部分画像が示す前記鉄筋の節の間隔を出力する前記学習モデルを用いて、前記鉄筋の節の間隔を推論する
    ことを特徴とする請求項8に記載の配筋検査装置。
  10. 前記撮影部は、単眼カメラである
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の配筋検査装置。
  11. 識別子検出部が、複数の鉄筋が配筋された検査領域と、長手方向に複数の識別子がそれぞれ間隔を空けて設けられ、前記検査領域において計測対象の前記鉄筋の下に潜らせて配置された帯状部材とが撮影された映像を撮影部から取得し、取得した映像から前記識別子を検出するステップと、
    識別子位置情報算出部が、前記識別子の位置を示す識別子位置情報を算出するステップと、
    計測範囲特定部が、前記識別子位置情報を用いて前記鉄筋の計測範囲を特定するステップと、
    撮影画像取得部が、前記計測範囲の撮影画像データを前記撮影部から取得するステップと、
    配筋検出部が、前記計測範囲の撮影画像データを用いて、前記帯状部材の上を跨がっている前記鉄筋の位置を示す鉄筋位置情報を検出するステップと、
    計測処理部が、前記鉄筋位置情報に対応する前記鉄筋の計測を行うステップと、を備えた
    ことを特徴とする配筋検査方法。
  12. コンピュータを、
    複数の鉄筋が配筋された検査領域と、長手方向に複数の識別子がそれぞれ間隔を空けて設けられ、前記検査領域において計測対象の前記鉄筋の下に潜らせて配置された帯状部材とが撮影された映像を撮影部から取得し、取得した映像から前記識別子を検出する識別子検出部、
    前記識別子の位置を示す識別子位置情報を算出する識別子位置情報算出部、
    前記識別子位置情報を用いて前記鉄筋の計測範囲を特定する計測範囲特定部、
    前記計測範囲の撮影画像データを前記撮影部から取得する撮影画像取得部、
    前記計測範囲の撮影画像データを用いて、前記帯状部材の上を跨がっている前記鉄筋の位置を示す鉄筋位置情報を検出する配筋検出部、
    前記鉄筋位置情報に対応する前記鉄筋の計測を行う計測処理部、
    として機能させるためのプログラム。
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