JP2023012875A - 医療用の穿刺針、及び医療用の穿刺針の製造方法 - Google Patents

医療用の穿刺針、及び医療用の穿刺針の製造方法 Download PDF

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Hideo Hirose
弘 ▲高▼橋
Hiroshi Takahashi
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Abstract

【課題】脊髄腔に対してカテーテルを挿入し易い医療用の穿刺針、及び医療用の穿刺針の製造方法を提供する。【解決手段】長手軸方向に延在している内腔を有する針管を有し、前記針管は、遠位端に向かって減径する減径部を遠位端部に有しており、前記針管の側面視であって、前記長手軸と前記針管の遠位端の距離が最大となる向きに前記針管を向けたときの側面視において、前記針管は、前記針管の遠位端と前記減径部の近位端とを通る第1仮想直線よりも遠位側に延在している延在部を有し、且つ前記第1仮想直線よりも近位側に向かって凹んでいる凹部を前記延在部よりも前記減径部の近位端側に有し、前記第1仮想直線上において、前記凹部の遠位端は、前記針管の遠位端から前記減径部の近位端に向かって前記針管の遠位端から前記減径部の近位端までの距離の1/3以上離れた点に位置する医療用の穿刺針。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用の穿刺針、及び医療用の穿刺針の製造方法に関する。
従来、硬膜外腔やくも膜下腔等の脊髄腔に対して、医療用の針を腰椎等に穿刺して麻酔薬を注入したり、髄液等の体液をドレナージする等の処置が行われていた。例えば、特許文献1には、先端部が上向きに屈曲し、先端面が上向きの傾斜面となっている硬膜外麻酔用穿刺針において、前記先端面の上部が第1傾斜面、下部が第2傾斜面となっており、該第2傾斜面の傾きが、前記第1傾斜面の傾きよりも大きい硬膜外麻酔用穿刺針が開示されている。
特開2009-000206号公報
特許文献1のような従来の硬膜外麻酔用穿刺針では、穿刺針の内腔を通じてカテーテルを硬膜外腔に挿入し、カテーテルから麻酔薬を注入することは可能である。しかし、硬膜外腔やくも膜下腔等のスペースの狭い脊髄腔に対して穿刺してからカテーテルを挿入する際に、カテーテルを挿入し難い場合があった。
本発明は上記の様な問題に着目してなされたものであって、その目的は、脊髄腔に対してカテーテルを挿入し易い医療用の穿刺針、及び医療用の穿刺針の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできた本発明の実施の形態に係る医療用の穿刺針は、以下の通りである。
[1]長手軸方向に延在している内腔を有する針管を有し、
前記針管は、遠位端に向かって減径する減径部を遠位端部に有しており、
前記針管の側面視であって、前記長手軸と前記針管の遠位端の距離が最大となる向きに前記針管を向けたときの側面視において、前記針管は、前記針管の遠位端と前記減径部の近位端とを通る第1仮想直線よりも遠位側に延在している延在部を有し、且つ前記第1仮想直線よりも近位側に向かって凹んでいる凹部を前記延在部よりも前記減径部の近位端側に有し、
前記第1仮想直線上において、前記凹部の遠位端は、前記針管の遠位端から前記減径部の近位端に向かって前記針管の遠位端から前記減径部の近位端までの距離の1/3以上離れた点に位置する医療用の穿刺針。
針管が所定の位置に延在部と凹部を備えることにより、針管の内腔からカテーテルを脊髄腔内に挿入する際に、カテーテルのブレを低減しつつ凹部側にカテーテルを誘導し易くすることができる。その結果、脊髄腔に対してカテーテルを挿入し易く、またカテーテルを引き抜く方向に力が掛かった場合でもカテーテルを傷つける確率を低減することができる。
更に、本発明の実施の形態に係る医療用の穿刺針と、医療用の穿刺針の製造方法は、以下の[2]~[21]のいずれかであることが好ましい。
[2]前記針管の側面視において、前記凹部の近位端における前記凹部の外縁と前記第1仮想直線とのなす角度θ1は、前記凹部の遠位端における前記凹部の外縁と前記第1仮想直線とのなす角度θ2よりも大きい[1]に記載の医療用の穿刺針。
[3]前記第1仮想直線上において、前記凹部の近位端は、前記針管の遠位端から前記減径部の近位端に向かって前記針管の遠位端から前記減径部の近位端までの距離の2/3超離れた点に位置する[1]または[2]に記載の医療用の穿刺針。
[4]前記針管の側面視において、前記凹部の外縁は曲線状である[1]~[3]のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
[5]前記減径部は、開口縁を有しており、
前記側面視において、前記延在部の近位端は、前記開口縁の遠位端と近位端とを通る第2仮想直線よりも遠位側に位置している[1]~[4]のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
[6]前記減径部は、開口縁を有しており、
前記開口縁の近位端から遠位端に向かって、前記開口縁の近位端から遠位端までの仮想線分の長さの1/5離れた位置における前記仮想線分と垂直な方向の前記開口縁の幅は、前記仮想線分の長さの1/2離れた位置における前記垂直な方向の前記開口縁の幅の0.7倍以上である[1]~[5]のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
[7]前記凹部における前記開口縁は面取り加工されている[5]または[6]に記載の医療用の穿刺針。
[8]前記面取り加工は、R加工である[7]に記載の医療用の穿刺針。
[9]前記針管の遠位端部は、前記減径部の減径面が内側となるように湾曲している[1]~[8]のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
[10]前記減径部は、
前記減径部の近位端を含む第1減径部と、
前記第1減径部よりも遠位側に位置し、前記針管の遠位端を含む第2減径部とを有する[1]~[9]のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
[11]前記凹部は前記第1減径部の一部を含み、
前記延在部は前記第1減径部の他の一部と前記第2減径部とを含む[10]に記載の医療用の穿刺針。
[12]前記側面視において、前記第2減径部の近位端における前記長手軸方向と垂直な方向の前記針管の長さH(mm)は、前記第2減径部の近位端から遠位端までの前記長手軸方向の長さH(mm)の0.3倍以上、0.7倍以下である[10]または[11]に記載の医療用の穿刺針。
[13]前記側面視において、前記第2減径部の近位端における前記長手軸方向と垂直な方向の前記針管の長さH(mm)は、前記第1減径部の近位端における前記長手軸方向と垂直な方向の前記針管の長さH(mm)の0.3倍以上、0.7倍以下である[10]~[12]のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
[14]前記側面視において、
前記針管の遠位端を通り且つ前記長手軸方向と平行な第3仮想直線と、前記第1減径部の近位端と遠位端を通る第4仮想直線とがなす角度α1は、
前記針管の遠位端を通り且つ前記長手軸方向と平行な第3仮想直線と、前記第2減径部の近位端と遠位端を通る第5仮想直線とがなす角度α2の、0.60倍以上、0.99倍以下である[10]~[13]のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
[15]前記針管の前記内腔は、前記長手軸方向に延在している棒状体が挿入されており、前記棒状体は遠位端部に減径部を有している[10]~[14]のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
[16]前記側面視において、
前記棒状体の減径部の遠位端は、前記針管の前記第2減径部の遠位端と近位端とを通る第6仮想直線上に位置するか、または前記第6仮想直線よりも近位側に位置し、且つ
前記棒状体の減径部の近位端は、前記第6仮想直線上に位置するか、または前記第6仮想直線よりも近位側に位置する[15]に記載の医療用の穿刺針。
[17]前記棒状体の減径部の減径面は、前記針管に接していない[15]または[16]に記載の医療用の穿刺針。
[18]前記針管の前記内腔にはカテーテルが挿入されている[1]~[14]のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
[19]前記カテーテルの遠位端部は、外側面から内側面に向かって貫通している複数の貫通孔を有している[18]に記載の医療用の穿刺針。
[20]管状部材の遠位端部に減径面を形成する工程、及び
前記減径面の近位端部に他の減径面を形成する工程を順に含む医療用の穿刺針の製造方法。
[21]前記他の減径面は、開口縁を有しており、前記開口縁の近位端部に対して研磨処理を行う工程を含む[20]に記載の医療用の穿刺針の製造方法。
本発明によれば、上記構成により、脊髄腔に対してカテーテルを挿入し易い医療用の穿刺針、及び医療用の穿刺針の製造方法を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る穿刺針の側面図である。 図2は、第1実施形態に係る穿刺針の先端部の平面図である。 図3は、第1実施形態に係る穿刺針の先端部の側面図である。 図4は、第2実施形態に係る穿刺針の先端部の側面図である。 図5は、第2実施形態に係る穿刺針の側面図である。 図6は、棒状体の側面図である。 図7は、棒状体を挿入した第2実施形態に係る穿刺針の側面図である。 図8は、棒状体を挿入した第2実施形態に係る穿刺針の先端部の平面図である。 図9は、棒状体を挿入した第2実施形態に係る穿刺針の先端部の側面図である。 図10は、第2実施形態に係る穿刺針を通じて脊髄腔にカテーテルを挿入した状態を説明するための説明図である。 図11は、管状部材の側面図である。 図12は、減径面を形成した管状部材の側面図である。 図13は、図12の減径面の近位端部に他の減径面を形成した管状部材の側面図である。 図14は、図13の他の減径面の開口縁の近位端部に研磨処理を行って形成した穿刺針の側面図である。
以下では、下記実施の形態に基づき本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施の形態によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。なお、各図面において、便宜上、部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、明細書や他の図面を参照するものとする。また、図面における種々部材の寸法は、本発明の特徴の理解に資することを優先しているため、実際の寸法とは異なる場合がある。
本発明の実施の形態に係る医療用の穿刺針は、長手軸方向に延在している内腔を有する針管を有し、針管は、遠位端に向かって減径する減径部を遠位端部に有しており、針管の側面視であって、長手軸と針管の遠位端の距離が最大となる向きに針管を向けたときの側面視において、針管は、針管の遠位端と減径部の近位端とを通る第1仮想直線よりも遠位側に延在している延在部を有し、且つ第1仮想直線よりも近位側に向かって凹んでいる凹部を延在部よりも減径部の近位端側に有し、第1仮想直線上において、凹部の遠位端は、針管の遠位端から減径部の近位端に向かって針管の遠位端から減径部の近位端までの距離の1/3以上離れた点に位置する。
針管が所定の位置に延在部と凹部を備えることにより、針管の内腔からカテーテルを脊髄腔内に挿入する際に、カテーテルのブレを低減しつつ凹部側にカテーテルを誘導し易くすることができる。その結果、脊髄腔に対してカテーテルを挿入し易くすることができる。
図1~3を参照しながら、第1実施形態に係る穿刺針について説明する。図1は、第1実施形態に係る穿刺針の側面図である。図2は、第1実施形態に係る穿刺針の先端部の平面図である。図3は、第1実施形態に係る穿刺針の先端部の側面図である。
図1に示す通り、医療用の穿刺針11は、長手軸方向Xに延在している内腔9を有する針管10を有している。針管10が内腔9を有していることにより、内腔9を通じてカテーテルを脊髄腔内に挿入することができる。
針管10は、遠位端10Bに向かって減径する減径部3を遠位端部10bに有している。これにより、針管10の遠位端部10bを脊髄腔まで穿刺し易くなる。
図1は、針管10の側面視であって、長手軸Cと針管10の遠位端10Bの距離が最大となる向きに針管10を向けたときの側面視における図、即ち側面図である。図1において、針管10は、針管10の遠位端10Bと減径部3の近位端3Aとを通る第1仮想直線L1よりも遠位側に延在している延在部5を有している。針管10は延在部5を有することにより、脊髄腔へカテーテルを挿入するときの、挿入方向に対する左右方向のブレを低減することができる。
更に図1において、針管10は、第1仮想直線L1よりも近位側に向かって凹んでいる凹部6を延在部5よりも減径部3の近位端3A側に有している。これにより、カテーテルの進行方向を凹部6側に誘導し易くすることができる。
更に図1の第1仮想直線L1上において、凹部6の遠位端6Bは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aまでの距離(以下では、単に「距離D」と呼ぶ場合がある)の1/3以上離れた点に位置している。これにより、延在部5と凹部6の上記効果を有効に発揮させることができる。凹部6の遠位端6Bは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって、その距離Dの2/5以上離れていることが好ましく、1/2以上離れていることがより好ましい。一方、凹部6の遠位端6Bは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって、その距離Dの2/3以下離れていることが好ましい。なお図1の点Pは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって、その距離Dの1/3離れた点である。
図1に示す通り、針管10の側面視において、凹部6の近位端6Aにおける凹部6の外縁6Eと第1仮想直線L1とのなす角度θ1は、凹部6の遠位端6Bにおける凹部6の外縁6Eと第1仮想直線L1とのなす角度θ2よりも大きいことが好ましい。これにより、カテーテルの進行方向を凹部6側に一層、誘導し易くすることができる。角度θ1は、角度θ2の2.0倍以上であることが好ましく、4.0倍以上であることが好ましく、6.0倍以上であることがより好ましく、8.0倍以上であることが更に好ましく、10.0倍以上であることが更により好ましい。一方、角度θ1は、角度θ2の30倍以下であってもよく、20倍以下であってもよい。
第1仮想直線L1上において、凹部6の近位端6Aは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aまでの距離(距離D)の2/3超離れた点に位置することが好ましい。これにより、カテーテルの進行方向を凹部6側に一層、誘導し易くすることができる。凹部6の近位端6Aは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって、その距離Dの7/10以上離れていることがより好ましく、9/10以上離れていることがより好ましく、減径部3の近位端3Aに位置することが最も好ましい。一方、凹部6の近位端6Aは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって、その距離Dの9/10以下離れていてもよい。
第1仮想直線L1上において、延在部5の遠位端5Bは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって、その距離Dの1/3未満離れていることが好ましく、1/5以下離れていることがより好ましく、針管10の遠位端10Bに位置することが最も好ましい。これにより、脊髄腔へカテーテルを挿入するときの、挿入方向に対する左右方向のブレを低減し易くすることができる。一方、延在部5の遠位端5Bは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって、その距離Dの1/10以上離れていてもよく、1/5以上離れていてもよい。
第1仮想直線L1上において、延在部5の近位端5Aは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かってその距離Dの1/3以上離れていることが好ましく、2/5以上離れていることがより好ましく、1/2以上離れていることが更に好ましい。これにより、脊髄腔へカテーテルを挿入するときの、挿入方向に対する左右方向のブレを低減し易くすることができる。一方、延在部5の近位端5Aは、針管10の遠位端10Bから減径部3の近位端3Aに向かって、その距離Dの2/3以下離れていることが好ましい。なお第1仮想直線L1上において、延在部5の近位端5Aと凹部6の遠位端6Bは、同じ点に位置する必要は無く、近位端5Aが遠位端6Bよりも針管10の遠位端10B側に位置していてもよい。
第1仮想直線L1上において、凹部6の近位端6Aから遠位端6Bに至るまでの長さは、延在部5の近位端5Aから遠位端5Bに至るまでの長さよりも長いことが好ましい。これにより、カテーテルの進行方向を凹部6側に一層、誘導し易くすることができる。また、第1仮想直線L1上において、延在部5の近位端5Aから遠位端5Bに至るまでの長さは、凹部6の近位端6Aから遠位端6Bに至るまでの長さの0.5倍以上の長さであることが好ましい。これにより、脊髄腔へカテーテルを挿入するときの、挿入方向に対する左右方向のブレを低減し易くすることができる。
図1に示す通り、針管10の側面視において、凹部6の外縁6Eは曲線状であることが好ましい。これにより針管10の遠位端部10bを人体に挿入し易くすることができる。また、凹部6の外縁6Eは、複数の線分の一端が互いに連結した形状であってもよく、このような形状として、L字状、V字状、への字状等が挙げられる。即ち、凹部6は、多段階のテーパ状であってもよい。
図1に示す通り、針管10の側面視において、延在部5の外縁5Eは、複数の線分の一端が互いに連結した形状であることが好ましい。即ち、延在部5は、多段階のテーパ状であることが好ましい。延在部5の外縁5Eの形状として、L字状、V字状、への字状等が挙げられる。なお、延在部5の外縁5Eは、1または2つの線分から構成されていてもよい。
図1、2に示す通り、減径部3は、開口縁7を有していることが好ましい。更に図1に示す通り、側面視において、延在部5の近位端5Aは、開口縁7の遠位端7Bと近位端7Aとを通る第2仮想直線L2よりも遠位側に位置していることが好ましい。これにより、
延在部5によるカテーテルのブレの低減効果を向上させることができる。
図2に示す通り、減径部3は、開口縁7を有しており、開口縁7の近位端7Aから遠位端7Bに向かって、開口縁7の近位端7Aから遠位端7Bまでの仮想線分L10の長さの1/5離れた位置における仮想線分L10と垂直な方向の開口縁7の幅W1は、仮想線分L10の長さの1/2離れた位置における垂直な方向の開口縁7の幅W2の0.7倍以上であることが好ましい。これによりカテーテルの進行方向を凹部6側に一層、誘導し易くすることができる。幅W1は、幅W2の0.8倍以上であることがより好ましい。一方、幅W1は、幅W2の1.2倍以下であることが好ましく、1.0倍未満であることがより好ましい。これにより針管10の遠位端部10bの強度を向上することができる。
図2に示す通り、開口縁7の上記仮想線分L10の長さは、開口縁7の上記幅W2の長さの2倍以上であることが好ましい。これにより、脊髄腔に対してカテーテルを挿入し易くなり、またカテーテルを引き抜く方向に力が掛かった場合でもカテーテルを傷つける確率を低減することができる。なお開口縁7の仮想線分L10の長さは、開口縁7の上記幅W2の長さの4倍以下であってもよい。
凹部6における開口縁7は面取り加工されていることが好ましい。これにより、カテーテルが開口縁7に引っかかり難くなり、カテーテルを一層、挿入し易くすることができる。面取り加工は、R加工またはC加工であることが好ましく、R加工であることがより好ましい。
図2に示す通り、針管10の先端部の平面図において、針管10の外縁のうち遠位端10Bから0.1mm以内の範囲の外縁の形状は円孤状であることが好ましい。これにより、深く穿刺し過ぎた際の硬膜等の損傷を低減することができる。
減径部3は、連続的に減径していることが好ましい。即ち、図1、3等に示すように、針管10の側面視において、減径部3の減径面3Sは、長手軸方向Xと平行な面を有していないことが好ましい。
図1に示す通り、減径部3は、減径部3の近位端3Aを含む第1減径部1と、第1減径部1よりも遠位側に位置し、針管10の遠位端10Bを含む第2減径部2とを有することが好ましい。これにより各部特有の機能を付与し易くすることができる。
図1に示す通り、凹部6は第1減径部1の一部を含み、延在部5は第1減径部1の他の一部と第2減径部2とを含むことが好ましい。これにより延在部5と凹部6の上記効果が一層、発揮され易くなる。
図1に示す通り、第1減径部1の外縁は曲線状であることが好ましい。これにより針管10の遠位端部10bを人体に挿入し易くすることができる。また、当該外縁は、複数の線分の一端が互いに連結した形状であってもよく、このような形状として、L字状、V字状、への字状等が挙げられる。即ち、第1減径部1は、多段階のテーパ状であってもよい。
図1に示す通り、第2減径部2の外縁は直線状であることが好ましい。即ち、第2減径部2はテーパ状であることが好ましい。これにより、針管10の遠位端部10bを皮膚に刺し易くすることができる。なお、第2減径部2の外縁は、複数の線分の一端が互いに連結した形状であってもよく、このような形状として、L字状、V字状、への字状等が挙げられる。即ち、第2減径部2は、多段階のテーパ状であってもよい。
図1に示す通り、側面視において、第2減径部2の近位端2Aにおける長手軸方向Xと垂直な方向Yの針管10の長さH(mm)は、第2減径部2の近位端2Aから遠位端2Bまでの長手軸方向Xの長さH(mm)の0.3倍以上、0.7倍以下であることが好ましい。これにより、第2減径部2の強度を維持しつつ、人体に穿刺し易くすることができる。長さH(mm)は、長さH(mm)の0.4倍以上、0.6倍以下であることがより好ましい。
図1に示す通り、側面視において、第2減径部2の近位端2Aにおける長手軸方向Xと垂直な方向Yの針管10の長さH(mm)は、第1減径部1の近位端1Aにおける長手軸方向Xと垂直な方向Yの針管10の長さH(mm)の0.3倍以上、0.7倍以下であることが好ましい。これにより、第2減径部2の強度を維持しつつ、人体に穿刺し易くすることができる。長さH(mm)は、長さH(mm)の0.4倍以上、0.6倍以下であることがより好ましい。
図3に示す通り、側面視において、針管10の遠位端10Bを通り且つ長手軸方向Xと平行な第3仮想直線L3と、第1減径部1の近位端1Aと遠位端1Bを通る第4仮想直線L4とがなす角度α1は、針管10の遠位端10Bを通り且つ長手軸方向Xと平行な第3仮想直線L3と、第2減径部2の近位端2Aと遠位端2Bを通る第5仮想直線L5とがなす角度α2の、0.60倍以上、0.99倍以下であることが好ましい。これにより、減径部3の強度を維持しつつ、針管10を人体に穿刺し易くすることができる。角度α1は、角度α2の0.70倍以上、0.98倍以下であることがより好ましい。
針管10の素材としては、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金等の金属材料が挙げられる。
なお、上述した第1実施形態に係る医療用の穿刺針11に対して、後記する棒状体20が挿入されていることが好ましい。詳細は、後記する第2実施形態に係る医療用の穿刺針12に係る記載を参照することができる。
次に、図4~10を参照しながら、第2実施形態に係る穿刺針について説明する。図4は、第2実施形態に係る穿刺針の先端部の側面図である。図5は、第2実施形態に係る穿刺針の側面図である。
図4、5に示す通り、第2実施形態に係る医療用の穿刺針12において、針管10の遠位端部10bは、減径部3の減径面3Sが内側となるように湾曲していることが好ましい。これによりカテーテルの進行方向を凹部6側に一層、誘導し易くすることができる。
図6は棒状体20の側面図であり、図7は棒状体20を挿入した第2実施形態に係る穿刺針12の側面図であり、図8はその先端部の平面図であり、図9はその先端部の側面図である。
図7~9に示す通り、針管10の内腔9は、長手軸方向Xに延在している棒状体20が挿入されており、棒状体20は遠位端部20bに減径部21を有していることが好ましい。針管10の内腔9に棒状体20が挿入されていることにより、針管10を体内に穿刺するときに内腔9内に入り込む生体組織の量を低減することができる。更に、棒状体20が遠位端部20bに減径部21を有していることにより、穿刺時における棒状体20の挿入抵抗を低減することができる。
図9に示す通り、側面視において、棒状体20の減径部21の遠位端21Bは、針管10の第2減径部2の遠位端2Bと近位端2Aとを通る第6仮想直線L6上に位置するか、または第6仮想直線L6よりも近位側に位置し、且つ棒状体20の減径部21の近位端21Aは、第6仮想直線L6上に位置するか、または第6仮想直線L6よりも近位側に位置することが好ましい。例えば、減径部21の遠位端21Bが第6仮想直線L6上に位置し、且つ減径部21の近位端21Aが第6仮想直線L6よりも近位側に位置することにより、棒状体20の挿入抵抗を低減することができる。また、減径部21の遠位端21Bが第6仮想直線L6よりも近位側に位置し、且つ減径部21の近位端21Aが第6仮想直線L6よりも近位側に位置することにより、減径部21の減径面21Sと、減径部3の減径面3Sとを面一にし易くすることができる。これにより棒状体20の挿入抵抗を一層、低減することができる。
図8、9に示す通り、棒状体20の減径部21の減径面21Sは、針管10に接していないことが好ましい。これにより針管10を人体に穿刺した後に、棒状体20を手元側に引き抜き易くすることができる。図8に示す通り、減径面21Sは、全周にわたって針管10に接していないことが好ましい。
図9に示す通り、棒状体20は、棒状体20の減径部21の減径面21Sが内側となるように湾曲していることが好ましい。これにより医療用の穿刺針12に棒状体20を挿入し易くすることができる。
図5に示す通り、針管10は、近位端部10aに把持部材15を有していることが好ましい。把持部材15を把持しながら針管10を穿刺することにより、針管10を人体に挿入し易くすることができる。把持部材15の形状としては、扁平状が挙げられ、一対の翼状等であってもよい。
図5、6に示す通り、針管10は、近位端部10aに固定部材16を有していることが好ましく、棒状体20は、近位端部20aに固定部材22を有していることが好ましい。図7に示すように、針管10内に棒状体20を挿入した後に、固定部材16と固定部材22とを係合させて固定することにより、棒状体20の位置が固定される。固定部材16、固定部材22としては、それぞれネジ穴またはネジ山、若しくはキー溝またはキー溝に沿う凸部が設けられた部材が挙げられる。
図6に示す通り、棒状体20の遠位端部20bにおける長手軸方向Xと垂直な方向の断面積は、棒状体20の長手軸方向Xの中心における長手軸方向Xと垂直な方向の断面積よりも小さいことが好ましい。即ち、棒状体20の遠位端部20bが細くなっていることが好ましく、これにより棒状体20を針管10内に出し入れし易くすることができる。
棒状体20は、中実部材であることが好ましい。これにより、針管10を体内に穿刺するときの生体組織の切除量を低減することができる。
棒状体20の素材としては、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金等の金属材料が挙げられる。また棒状体20の素材は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の樹脂であってもよい。また棒状体20は、金属と樹脂からなるものであってもよい。
図10は、第2実施形態に係る穿刺針12を通じて脊髄腔にカテーテルを挿入した状態を説明するための説明図である。
図10に示す通り、針管10の内腔9にはカテーテル30が挿入されていることが好ましい。これにより、カテーテル30を介して麻酔薬等の薬剤を注入したり、髄液等の体液をドレナージすることができる。カテーテル30は、針管10の内腔9に挿入できるものであればよい。カテーテル30の素材として、ポリウレタン、シリコーン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ塩化ビニル、またはこれらの複合材が挙げられる。またこれらにハイドロコーティング、親水性コーティング等の表面コーティングを施したものであってもよい。
図10に示す通り、針管10を腰椎等から髄腔41内に至るまで穿刺した後に、針管10の内腔9を通じてカテーテル30を挿入すると、カテーテル30は硬膜40と接触して湾曲する。その際に、針管10が凹部6を有していることにより、カテーテル30の湾曲部における曲率半径を大きくすることができるため、カテーテル30の凹部6側への挿入抵抗を低減することができる。更に、カテーテル30を針管10から引き抜く際にも、カテーテル30と凹部6とが接触し難いため、カテーテル30の破断を回避し易くすることができる。また、針管10の開口縁7を髄腔41の長手方向Rに向けて穿刺する際に、延在部5によって、カテーテル30が長手方向R以外の方向にブレたり、よれたりする等の不具合を防止することができる。
図10に示す通り、カテーテル30の遠位端部30bは、外側面から内側面に向かって貫通している複数の貫通孔31を有していることが好ましい。これにより、カテーテル30の遠位端部30bが開口縁7に適度に引っかかることに伴う感触により、髄腔41内におけるカテーテル30の遠位端部30bの位置を把握し易くすることができる。更に、貫通孔31から麻酔薬等の薬剤髄腔41内に注入することも可能である。
次に、図11~14を参照しながら、実施の形態に係る穿刺針の製造方法について説明する。図11は、管状部材の側面図である。図12は、減径面を形成した管状部材の側面図である。図13は、図12の減径面の近位端部に他の減径面を形成した管状部材の側面図である。図14は、図13の他の減径面の開口縁の近位端部に研磨処理を行って形成した穿刺針の側面図である。
図11~13に示す通り、実施の形態に係る医療用の穿刺針の製造方法は、管状部材50の遠位端部50bに減径面50Sを形成する工程、及び減径面50Sの近位端部50aに他の減径面51Sを形成する工程を順に含む。針先部分の方を後にカットすると、管状部材50の切除する量が多くなったり、針先部分を形成し難くなったりするが、上記工程順によりこのような不具合を回避することができる。減径面50S、他の減径面51Sの形成方法としては、ワイヤカット加工、砥石等で研磨処理等が挙げられ、作業性の観点からワイヤカット加工が好ましい。
図14に示す通り、他の減径面51Sは、開口縁52を有しており、開口縁52の近位端部52aに対して研磨処理を行う工程を含むことが好ましい。砥石等の研磨処理は、研削角度を微調整し易いため凹部6を形成する際に有効である。
1 第1減径部
1A 第1減径部の近位端
1B 第1減径部の遠位端
2 第2減径部
2A 第2減径部の近位端
2B 第2減径部の遠位端
3 減径部
3A 減径部の近位端
3S 減径面
5 延在部
5A 延在部の近位端
5B 延在部の遠位端
5E 延在部の外縁
6 凹部
6A 凹部の近位端
6B 凹部の遠位端
6E 凹部の外縁
7 開口縁
7A 開口縁の近位端
7B 開口縁の遠位端
9 内腔
10 針管
10B 針管の遠位端
10a 針管の近位端部
10b 針管の遠位端部
10C 針管の長手軸
11、12 穿刺針
15 把持部材
16 固定部材
20 棒状体
20a 棒状体の近位端部
20b 棒状体の遠位端部
21 棒状体の減径部
21A 減径部の近位端
21B 減径部の遠位端
21S 減径部の減径面
22 固定部材
30 カテーテル
30b カテーテルの遠位端部
31 貫通孔
40 硬膜
41 髄腔
50 管状部材
50b 管状部材の遠位端部
50S 減径面
50a 減径面の近位端部
51S 他の減径面
52 開口縁
52a 開口縁の近位端部
C 長手軸
L1 第1仮想直線
L2 第2仮想直線
L3 第3仮想直線
L4 第4仮想直線
L5 第5仮想直線
L6 第6仮想直線
L10 仮想線分
R 髄腔の長手方向
X 長手軸方向
Y 長手軸方向と垂直な方向

Claims (21)

  1. 長手軸方向に延在している内腔を有する針管を有し、
    前記針管は、遠位端に向かって減径する減径部を遠位端部に有しており、
    前記針管の側面視であって、前記長手軸と前記針管の遠位端の距離が最大となる向きに前記針管を向けたときの側面視において、前記針管は、前記針管の遠位端と前記減径部の近位端とを通る第1仮想直線よりも遠位側に延在している延在部を有し、且つ前記第1仮想直線よりも近位側に向かって凹んでいる凹部を前記延在部よりも前記減径部の近位端側に有し、
    前記第1仮想直線上において、前記凹部の遠位端は、前記針管の遠位端から前記減径部の近位端に向かって前記針管の遠位端から前記減径部の近位端までの距離の1/3以上離れた点に位置する医療用の穿刺針。
  2. 前記針管の側面視において、前記凹部の近位端における前記凹部の外縁と前記第1仮想直線とのなす角度θ1は、前記凹部の遠位端における前記凹部の外縁と前記第1仮想直線とのなす角度θ2よりも大きい請求項1に記載の医療用の穿刺針。
  3. 前記第1仮想直線上において、前記凹部の近位端は、前記針管の遠位端から前記減径部の近位端に向かって前記針管の遠位端から前記減径部の近位端までの距離の2/3超離れた点に位置する請求項1または2に記載の医療用の穿刺針。
  4. 前記針管の側面視において、前記凹部の外縁は曲線状である請求項1~3のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
  5. 前記減径部は、開口縁を有しており、
    前記側面視において、前記延在部の近位端は、前記開口縁の遠位端と近位端とを通る第2仮想直線よりも遠位側に位置している請求項1~4のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
  6. 前記減径部は、開口縁を有しており、
    前記開口縁の近位端から遠位端に向かって、前記開口縁の近位端から遠位端までの仮想線分の長さの1/5離れた位置における前記仮想線分と垂直な方向の前記開口縁の幅は、前記仮想線分の長さの1/2離れた位置における前記垂直な方向の前記開口縁の幅の0.7倍以上である請求項1~5のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
  7. 前記凹部における前記開口縁は面取り加工されている請求項5または6に記載の医療用の穿刺針。
  8. 前記面取り加工は、R加工である請求項7に記載の医療用の穿刺針。
  9. 前記針管の遠位端部は、前記減径部の減径面が内側となるように湾曲している請求項1~8のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
  10. 前記減径部は、
    前記減径部の近位端を含む第1減径部と、
    前記第1減径部よりも遠位側に位置し、前記針管の遠位端を含む第2減径部とを有する請求項1~9のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
  11. 前記凹部は前記第1減径部の一部を含み、
    前記延在部は前記第1減径部の他の一部と前記第2減径部とを含む請求項10に記載の医療用の穿刺針。
  12. 前記側面視において、前記第2減径部の近位端における前記長手軸方向と垂直な方向の前記針管の長さH(mm)は、前記第2減径部の近位端から遠位端までの前記長手軸方向の長さH(mm)の0.3倍以上、0.7倍以下である請求項10または11に記載の医療用の穿刺針。
  13. 前記側面視において、前記第2減径部の近位端における前記長手軸方向と垂直な方向の前記針管の長さH(mm)は、前記第1減径部の近位端における前記長手軸方向と垂直な方向の前記針管の長さH(mm)の0.3倍以上、0.7倍以下である請求項10~12のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
  14. 前記側面視において、
    前記針管の遠位端を通り且つ前記長手軸方向と平行な第3仮想直線と、前記第1減径部の近位端と遠位端を通る第4仮想直線とがなす角度α1は、
    前記針管の遠位端を通り且つ前記長手軸方向と平行な第3仮想直線と、前記第2減径部の近位端と遠位端を通る第5仮想直線とがなす角度α2の、0.60倍以上、0.99倍以下である請求項10~13のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
  15. 前記針管の前記内腔は、前記長手軸方向に延在している棒状体が挿入されており、前記棒状体は遠位端部に減径部を有している請求項10~14のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
  16. 前記側面視において、
    前記棒状体の減径部の遠位端は、前記針管の前記第2減径部の遠位端と近位端とを通る第6仮想直線上に位置するか、または前記第6仮想直線よりも近位側に位置し、且つ
    前記棒状体の減径部の近位端は、前記第6仮想直線上に位置するか、または前記第6仮想直線よりも近位側に位置する請求項15に記載の医療用の穿刺針。
  17. 前記棒状体の減径部の減径面は、前記針管に接していない請求項15または16に記載の医療用の穿刺針。
  18. 前記針管の前記内腔にはカテーテルが挿入されている請求項1~14のいずれかに記載の医療用の穿刺針。
  19. 前記カテーテルの遠位端部は、外側面から内側面に向かって貫通している複数の貫通孔を有している請求項18に記載の医療用の穿刺針。
  20. 管状部材の遠位端部に減径面を形成する工程、及び
    前記減径面の近位端部に他の減径面を形成する工程を順に含む医療用の穿刺針の製造方法。
  21. 前記他の減径面は、開口縁を有しており、前記開口縁の近位端部に対して研磨処理を行う工程を含む請求項20に記載の医療用の穿刺針の製造方法。
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