JP2023012351A - カバー器具、及びlpガスボンベの設置方法 - Google Patents

カバー器具、及びlpガスボンベの設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】LPガスボンベを火気設備から隔離する際に、設置が容易であるカバー器具及びLPガスボンベの設置方法を提供する。【解決手段】本発明に係るカバー器具は、上部にバルブが設けられたLPガスボンベを、火気設備の近傍に設置する際に用いられる、カバー器具であって、前記LPガスボンベの外面を覆う、シート状のカバー本体、を備え、前記カバー本体は、不燃性材料で形成され、前記火気設備とは反対側を向く側に、少なくとも一つの開口が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、上部にバルブが設けられたLPガスボンベを、火気設備の近傍に設置する際に用いられる、カバー器具及びLPガスボンベの設置方法に関する。
非特許文献1は、LPガスボンベの設置について規定している。例えば、1トン未満の貯蔵能力を有するLPガスボンベを屋外に設置する場合、LPガスボンベは、給湯器などの火気設備との距離が2mを超えるように設置することが規定されている。但し、火気までの距離が確保できない場合には、LPガスボンベと火気設備との間に不燃性隔壁を設置することが規定されている。不燃性隔壁の例としては、例えば、コンクリート、ブロック、スレート、金属板等が挙げられている。
「LPガス保安業務ガイド 点検・調査」、経済産業省 高圧ガス保安協会、令和元年第15版
しかしながら、上記のような不燃性隔壁は、狭い場所に設置することが難しく、火気設備とLPガスボンベとの位置によっては、不燃性隔壁を設置できないおそれがある。また、仮に設置できたとしても、不燃性隔壁を地面に固定するなどの作業が容易ではなく、建物壁面を損傷する恐れがあり、需要家への設置の許可を得る必要があるという問題もある。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、LPガスボンベを火気設備から隔離する際に、設置が容易であるカバー器具及びLPガスボンベの設置方法を提供することを目的とする。
本発明に係るカバー器具は、上部にバルブが設けられたLPガスボンベを、火気設備の近傍に設置する際に用いられる、カバー器具であって、前記LPガスボンベの外面を覆う、シート状のカバー本体、を備え、前記カバー本体は、不燃性材料で形成され、前記火気設備とは反対側を向く側に、少なくとも一つの開口が形成されている。
この構成によれば、LPガスボンベを不燃性材料で形成されたシート状のカバー本体で覆うことにより、火気設備から隔離するように構成されているため、火気設備とLPガスボンベとの間に不燃性隔壁を配置する場合のように、不燃性隔壁を設置するスペースが不要となり、LPガスボンベを火気設備から容易に隔離することができる。また、LPガスボンベをカバー本体で覆うだけで、隔離が可能であるため、設置も容易である。さらに、カバー本体には、火気設備とは反対側に開口が形成されているため、万一、LPガスボンベからLPガスが漏洩したとしても、火気設備側に流れるのを防止することができる。
上記カバー器具においては、少なくとも一つの前記LPガスボンベが設置される基台をさらに備えることができ、前記カバー本体は、前記基台に取り付けられ、当該基台上に設置された前記LPガスボンベの外面を覆うように構成することができる。
この構成によれば、LPガスボンベが設置される基台を備えているため、LPガスボンベを安定的に設置することができる。また、カバー本体が基台に取り付けられて一体的に形成されているため、カバー器具の取り扱いが容易になる。
上記カバー器具において、前記開口の少なくとも一つは、前記カバー本体の下端部に形成することができる。
LPガスは、空気よりも重いため、万一、LPガスボンベから漏洩した場合には、下方に流れていく。そこで、カバー本体の下端部に開口が形成されていると、下方に流れたLPガスをカバー本体の外部に排出することができ、LPガスがカバー本体内に溜まるのを防止することができる。
上記カバー器具において、前記開口の少なくとも一つは、前記バルブと対応する位置に形成することができる。
この構成によれば、バルブと対応する位置に開口が形成されていると、バルブを配管に接続するのが容易になる。また、万一、バルブからLPガスが漏洩した場合、LPガスを即座にカバー本体の外部に排出することができる。
上記カバー器具において、前記基台は、前記LPガスボンベが設置される基板と、前記基板上に着脱自在に固定され、当該基板上に配置された前記LPガスボンベの外周面の少なくとも1つに、前記カバー本体を介して接触可能な少なくとも1つの固定具と、を備え、前記基台と前記固定具との間に前記カバー本体が固定することができる。
この構成によれば、LPガスボンベを基台上に設置するときに、固定具が設けられているため、これに沿うようにLPガスボンベを設置することができる。したがって、LPガスボンベの基台上での位置決めが容易になる。また、固定具と基板との間にカバー本体を固定すれば、固定具を固定用の部材としても用いることができる。
上記カバー器具において、前記カバー本体は、種々の構成にすることができるが、例えば、前記基台に固定される第1部位と、前記第1部位に取り付けられ、前記基台に設置された前記LPガスボンベの外周面を周方向に沿って覆い、前記周方向の両端部が着脱自在に固定される、第2部位と、前記第2部位の上端部に取り付けられ、前記LPガスボンベの上部を覆う、第3部位と、を備えるように構成することができる。
この構成によれば、LPガスボンベを基台に設置した後、カバー本体の第2部位を、LPガスボンベの外周面に巻き付け、さらに第3部位でLPガスボンベの上部を覆えば、LPガスの外面をカバー本体で容易に覆うことができる。
本発明に係るLPガスボンベの設置方法は、火気設備の近傍に、基台を設置するステップと、前記基台上にLPガスボンベを設置するステップと、前記基台に取り付けられ、不燃性材料で形成されたシート状のカバー本体により、前記基台上に設置された前記LPガスボンベの外面を覆うステップと、を備え、前記カバー本体には、前記火気設備とは反対側を向く側に、少なくとも一つの開口が形成されている。
本発明によれば、LPガスボンベを火気設備から隔離する際に、設置を容易に行うことができる。
LPガスボンベの正面図である。 LPガスボンベがカバー器具によって覆われた状態を示す斜視図である。 基台の斜視図である。 基台の分解平面図である。 カバー本体の表面を示す展開図である。 カバー本体の裏面を示す展開図である。 カバー器具の組み立てを示す平面図である。 カバー器具の設置を示す平面図である。 LPガスボンベの設置を示す平面図である。 LPガスボンベの設置を示す平面図である。 第2シートの折り畳みを示す斜視図である。 第2シートの折り畳みを示す平面図である。 第2シートの折り畳みを示す斜視図である。 第2シートの折り畳みを示す斜視図である。 LPガスの流れを説明する図である。 カバー器具の設置の他の例を示す平面図である。 カバー器具の他の例を示す平面図である。
以下、本発明に係るカバー器具の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、このカバー器具によって覆われるLPガスボンベについて説明した後、カバー器具について説明する。
<1.LPガスボンベ>
図1は、LPガスボンベの一例を示す正面図である。同図に示すように、このLPガスボンベ1は、公知のものであり、円筒状に形成された本体部11と、本体部11の下端部に取り付けられ、本体部11よりも小径の円筒状に形成された支持部12と、本体部11の上面に形成されたバルブ13と、を備えている。そして、本体部11の内部にはLPガスが貯蔵され、バルブ13を開くことで、内部のLPガスを排出できるようになっている。
<2.カバー器具>
次に、カバー器具について説明する。図2はLPガスボンベがカバー器具によって覆われた状態を示す斜視図である。図2に示すように、このカバー器具は、LPガスボンベ1が設置される矩形状の基台3と、この基台3上に設置されたLPガスボンベ1の外面を覆うシート状のカバー本体4と、を備えている。以下、各部材について、詳細に説明する。
<2-1.基台>
図3は基台の斜視図、図4は基台の分解平面図である。図3に示すように、この基台は、正方形状の基板31と、この基板31上に配置される板状の第1固定具32と、基板31上で第1固定具32を挟むように配置される一対の第2固定具33と、を備えている。ここでは、説明の便宜上、図4に示す基板31の上側、下側、右側、及び左側の辺を、第1辺311、第2辺312、第3辺313、及び第4辺314と称することとする。
第1固定具32は、基板31の第1辺311よりもやや短く形成されており、第1辺311に沿うように配置されている。そして、第1固定具32において、第2辺312側に向く辺には円弧状の凹部321が形成されている。この凹部321は、LPガスボンベ1の支持部12の外形に沿うように形成されている。第1固定具32は、ネジなどによって基板31上に着脱自在に固定される。一対の第2固定具33は、それぞれ、基板31の第3辺313及び第4辺314の全長に亘って配置される。このとき、一対の第2固定具33によって、第1固定具32の両端が挟まれる。また、両第2固定具33も、ネジなどによって基板31上に着脱自在に固定される。
なお、後述するように、カバー本体4の下端部は、基板31と、両固定具32,33との間に挟まれ、これによって、カバー本体4と基台3とが固定されるようになっている。
基台3を構成する材料は特には限定されず、例えば、樹脂、金属、木材などで形成することができる。
<2-2.カバー本体>
図5はカバー本体の表面を示す展開図、図6はカバー本体の裏面を示す展開図である。ここでいう表面とは、カバー本体4がLPガスボンベ1に取り付けられたとき、外側を向く面であり、裏面とは、LPガスボンベ1側を向く面である。
図5及び図6に示すように、このカバー本体4は、矩形状の第1シート41と、この第1シート41の上辺に連結された矩形状の第2シート42と、第1シート41の下辺に連結された矩形状の第3シート43と、を備えている。
第1シート41は、主としてLPガスボンベ1の本体部11の外周面に巻き付けられる部位である。説明の便宜上、図5に示す第1シート41の上側、下側、右側、及び左側の辺を、それぞれ、第1辺411、第2辺412、第3辺413、及び第4辺414と称することとする。第1シート41の表面の第3辺413には、全長に亘って第1面ファスナー51が取り付けられている。また、第1シート41の裏面の第4辺414には、全長に亘って第2面ファスナー52が取り付けられている。さらに、第1シート41の表面の第1辺411には、第4辺414側において延びる第3面ファスナー53が取り付けられている。なお、第1辺411及び第2辺412の長さは、LPガスボンベ1の本体部11の外周と概ね同じ長さとなっている。また、第3辺413及び第4辺414の長さは、LPガスボンベ1の本体部11の上下方向の長さと概ね同じになっている。
第2シート42は、第1シート41よりも左右の幅が狭く、第1シート41の第1辺411の第3辺413側に連結されている。ここでは、説明の便宜上、図5に示す第2シート42の上側、下側、右側、及び左側の辺を、それぞれ、第1辺421、第2辺422、第3辺423、及び第4辺424と称することとする。第2シート42の表面の第1辺421には、第4辺424側に第4面ファスナー54が取り付けられている。第4面ファスナー54の長さは、第1辺421の長さの半分よりもやや短くなっている。また、第2シート42の裏面の第1辺421には、第4面ファスナー54と同じ長さの第5面ファスナー55が、第4面ファスナー54と対応する位置に取り付けられている。さらに、第2シート42の裏面の第1辺421の第3辺423側には、第5面ファスナー55と並ぶように、第6面ファスナー56が取り付けられている。第6面ファスナー56は、第5面ファスナー55よりも長く形成され、第5面ファスナー55と第6面ファスナー56の合計長さが、第1辺421と概ね同じ長さになっている。
第3シート43の左右方向の長さは、第1シート41の第2辺412の約30~80%の長さに形成されており、第1シート41の第2辺412の中央付近に配置されている。第3シート43の下端部は波形に形成されており、この部分が基台3の基板31と、両固定具32,33との間に挟まれる。
カバー本体4は、不燃性材料で形成されており、例えば、四ふっ化エチレン樹脂でコーティングされたガラス等無機繊維系基布、塩化ビニル樹脂でコーティングされたガラス等無機繊維系基布、塩化ビニル樹脂でコーティングされた合成繊維系基布、樹脂コーティングされた金属基材等で、形成することができる。
<3.カバー器具の組立とLPガスボンベの設置方法>
次に、カバー器具の組立とLPガスボンベの設置方法について、図7~図14を参照しつつ説明する。まず、カバー本体4の第3シート43を円弧状に湾曲させつつ、その下端部を、基台3の基板31と両固定具32,33との間に挟む。すなわち、基板31から両固定具32,33を取り外した状態で、第3シート43の下端部を基板31において両固定具32,33が配置される位置に載せ、その上に両固定具32,33を配置してネジ止めする。このとき、第3シート43の下端部の左右方向の中央付近が、第1固定具32の中央付近に配置されるように位置決めする。こうして、第3シート43が基台3に固定される。第3シート43は、第1シート41よりも左右方向の長さが短いため、基台3に固定されたときには、図7に示すように、基台3の第2辺312側が開放され、ここからLPガスボンベ1を基台3上に配置することができる。すなわち、この開放部分が、後述するように図11に示す開口48となる。なお、図7はカバー本体3のうち、第3シート43のみを示している。
次に、図8に示すように、LPガスボンベが火気設備から2m以下の位置に配置されるように基台3を設置する。この例では、建物の外壁に火気設備が配置されているため、この壁に沿って基台3を配置する。続いて、図9に示すように、LPガスボンベ1を第2辺312側から基台3に載せ、カバー本体4の第1シート41の両端部の間から、第1固定具32側にLPガスボンベ1を移動させる。そして、LPガスボンベ1が第1固定具32に近接すると、図10に示すように、第1シート41の両端の第1面ファスナー51と第2面ファスナー52とを固定する。こうして、図11に示すように、LPガスボンベ1の外周面は、第1シート41によって覆われる。このとき、第2シート42は、LPガスボンベ1の上方に突出している。
続いて、図11の状態において、第2シート42の裏面において、第5面ファスナー55と第6面ファスナー56との境界を通る上下方向の仮想線Lに沿って、第2シート42を折り曲げ、第5面ファスナー55と第6面ファスナー56とを固定する。これにより、第2シート42の裏面は、図12に示す状態になる。すなわち、第6面ファスナー56は、第5面ファスナー55よりも長いため、上記のように第2シート42を折り曲げたときに、第6面ファスナー56の一部が露出する。また、折り曲げた第2シート42において、第5面ファスナー55の反対面、つまり第2シート42の表面には、第4面ファスナー54が配置されているため、露出した第6面ファスナー56と第4面ファスナー54が左右方向に並んだ状態となる。こうして、図13に示すように、第2シート42の第1辺421が折りたたまれた状態となる。
これに続いて、図14に示すように、折り畳んだ第2シート42を下方に折り曲げ、第6面ファスナー56及び第4面ファスナー54を、第1シート41の第3面ファスナー53に固定する。こうして、カバー本体4の取付が完了する。
折り曲げた第2シート42における基台3の第2辺312側には、カバー本体4の内部に通じる開口40が形成されているため、ここからLPガスボンベ1のバルブ13にホースなどの配管を接続することができる。また、図15に示すように、第3シート43の左右方向の長さは、第1シート41の左右方向の長さよりも短いため、カバー本体4の下端部において、第3シート43が配置されていない側には、開口48が形成される。この開口48は、火気設備とは反対側に形成されるため、仮に、バルブ13等のLPガスボンベ1の一部からLPガスが漏れたとしても、LPガスは下方に流れ、火気設備とは反対側の開口48から外部に排出される。したがって、LPガスが火気設備側に流れるのを防止することができる。
<4.特徴>
以上のように構成されたカバー器具によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)LPガスボンベ1を不燃性材料で形成されたカバー本体4で覆うことにより、火気設備から隔離するように構成されているため、火気設備とLPガスボンベ1との間に不燃性隔壁を配置する場合のように、不燃性隔壁を設置するスペースが不要となり、LPガスボンベ1を火気設備から容易に隔離することができる。また、LPガスボンベ1をシート状のカバー本体4で覆うだけで、隔離が可能であるため、設置も容易である。さらに、カバー本体4には、火気設備とは反対側に開口48が形成されているため、万一、LPガスボンベからLPガスが漏洩したとしても、火気設備側に流れるのを防止することができる。
(2)このカバー器具には、LPガスボンベ1が設置される基台3が設けられているため、LPガスボンベ1を安定的に設置することができる。また、カバー本体4が基台3に取り付けられて一体的に形成されているため、カバー器具の取り扱いが容易になる。基台3にはLPガスボンベ1の外周にカバー本体4を介して接触可能な固定具32,33が設けられているため、これら固定具32,33を基台3上にLPガスボンベ1を設置する際の位置決め用に用いることができる。さらに、これら固定具32,33は、位置決めに加え、上記のように、カバー本体4を固定するためにも用いることができる。
(3)LPガスは、空気よりも重いため、万一、LPガスボンベ1から漏洩した場合には、下方に流れていく。本実施形態では、カバー本体4の下端部に開口48が形成されているため、下方に流れたLPガスをカバー本体4の外部に排出することができ、LPガスがカバー本体4内に溜まるのを防止することができる。
(4)カバー本体4の上部にも開口40が形成されるため、この開口40を通じて、バルブ13を配管に接続するのが容易になる。また、万一、バルブ13からLPガスが漏洩した場合、LPガスを即座にカバー本体4の外部に排出することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。また、以下の変形例は、適宜組み合わせることができる。
<5-1>
上記実施形態では、LPガスボンベ1及びカバー器具を火気設備が配置されている壁に沿うように配置しているが、これに限定されず、例えば、図16に示すように、火気設備と対向する壁に沿ってLPガスボンベ1及びカバー器具を配置することもできる。この場合も、上記実施形態と同様に、LPガスボンベ1が火気設備から2m以下の位置に配置されるようにする。また、上記実施形態では、基台3にカバー本体4を取り付けた後に、基台3を火気設備の近傍に設置したが、基台3を火気設備の近傍に設置した後に、基台3にカバー本体4を取り付けてもよい。
<5-2>
上記実施形態では、カバー器具に1つのLPガスボンベ1を収容しているが、2以上のLPガスボンベ1を収容できるようにしてもよい。例えば、図17に示すように、2つのLPガスボンベ1が設置できる大きさに基台3を形成し、2つのLPガスボンベ1を収容できるようにカバー本体4を形成することもできる。2以上のLPガスボンベ1を収容するには、例えば、第1~第3シート41~43の左右方向の長さを長くすればよい。
<5-3>
カバー本体4の構成は特には限定されず、LPガスボンベ1の外面を覆うように構成され、火気設備とは反対側に、LPガスを排出するための少なくとも1つの開口が形成されていれば、その形状は特には限定されない。したがって、開口の位置、形状、数は特には限定されない。また、上記実施形態では、カバー本体4をLPガスボンベ1の外面に取り付けるために、面ファスナー51~56を用いているが、これに限定されず、ボタン、クリップなど、着脱自在の固定手段を適宜使用することができる。
<5-4>
基台3の構成は特には限定されず、LPガスボンベ1を設置でき、カバー本体4が固定できれば、その形状、材料は特には限定されない。したがって、少なくとも、LPガスボンベ1を設置でき、カバー本体4を固定できればよい。また、基台3は必ずしも必要ではなく、カバー本体4だけで、カバー器具を構成することもできる。この場合、LPガスボンベ1の下端までカバー本体4によって覆われている必要がある。
1 LPガスボンベ
13 バルブ
3 基台
4 カバー本体
41 第1シート(第2部位)
42 第2シート(第3部位)
43 第3シート(第1部位)
40,48 開口

Claims (7)

  1. 上部にバルブが設けられたLPガスボンベを、火気設備の近傍に設置する際に用いられる、カバー器具であって、
    前記LPガスボンベの外面を覆う、シート状のカバー本体を備え、
    前記カバー本体は、不燃性材料で形成され、前記火気設備とは反対側を向く側に、少なくとも一つの開口が形成されている、カバー器具。
  2. 少なくとも一つの前記LPガスボンベが設置される基台をさらに備え、
    前記カバー本体は、前記基台に取り付けられ、当該基台上に設置された前記LPガスボンベの外面を覆うように構成されている、請求項1に記載のカバー器具。
  3. 前記基台は、
    前記LPガスボンベが設置される基板と、
    前記基板上に着脱自在に固定され、当該基板上に配置された前記LPガスボンベの外周面の少なくとも1つに、前記カバー本体を介して接触可能な少なくとも1つの固定具と、
    を備え、
    前記基台と前記固定具との間に前記カバー本体が固定される、請求項2に記載のカバー器具。
  4. 前記カバー本体は、
    前記基台に固定される第1部位と、
    前記第1部位に取り付けられ、前記基台に設置された前記LPガスボンベの外周面を周方向に沿って覆い、前記周方向の両端部が着脱自在に固定される、第2部位と、
    前記第2部位の上端部に取り付けられ、前記LPガスボンベの上部を覆う、第3部位と、
    を備えている、請求項2または3に記載のカバー器具。
  5. 前記開口の少なくとも一つは、前記カバー本体の下端部に形成されている、請求項1から4のいずれかに記載のカバー器具。
  6. 前記開口の少なくとも一つは、前記バルブと対応する位置に形成されている、請求項1から5のいずれかに記載のカバー器具。
  7. 火気設備の近傍に、基台を設置するステップと、
    前記基台上にLPガスボンベを設置するステップと、
    前記基台に取り付けられ、不燃性材料で形成されたシート状のカバー本体により、前記基台上に設置された前記LPガスボンベの外面を覆うステップと、
    を備え、
    前記カバー本体には、前記火気設備とは反対側を向く側に、少なくとも一つの開口が形成されている、LPガスボンベの設置方法。
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