JP2023011077A - 理美容用鋏 - Google Patents

理美容用鋏 Download PDF

Info

Publication number
JP2023011077A
JP2023011077A JP2021099997A JP2021099997A JP2023011077A JP 2023011077 A JP2023011077 A JP 2023011077A JP 2021099997 A JP2021099997 A JP 2021099997A JP 2021099997 A JP2021099997 A JP 2021099997A JP 2023011077 A JP2023011077 A JP 2023011077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
stationary blade
moving
stationary
moving blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021099997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7198874B1 (ja
Inventor
昭 三上
Akira Mikami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2021099997A priority Critical patent/JP7198874B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7198874B1 publication Critical patent/JP7198874B1/ja
Publication of JP2023011077A publication Critical patent/JP2023011077A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

【課題】理美容用鋏を安定して握ることが難しい使用者のカット作業における身体的負担を軽減する。【解決手段】静刃、静刃用柄部及び静刃用リング部を有する静刃ユニットと、動刃、動刃用柄部及び動刃用リング部を有する動刃ユニットと、支点軸部とを備え、前記動刃用柄部には長孔状の動刃側調整孔が形成され、前記動刃用リング部には前記動刃側調整孔に長手方向へ移動可能かつ前記長手方向に直交する軸の軸回り方向へ回動可能な状態で挿通されると共に前記動刃用柄部に連結される動刃用連結部が設けられ、前記動刃側調整孔における前記動刃用連結部の移動及び回動に応じて前記動刃に対する前記動刃用リング部の位置及び向きが調整可能にされる。【選択図】図1

Description

本発明は、毛髪をカットするための理美容用鋏に関する。
特殊なカット技術を実現可能とすると共に理美容師のカット負担を軽減するための理美容用鋏の構造が知られている。
例えば、特許文献1には、特殊なカット技術を採用し理美容用鋏の持ち方を変える際に、採用するカット技術における指の位置に適合するように指を掛ける部分である柄体の角度を調整することのできる理美容用鋏が開示されている。
特開2007-167097号公報
ところで、理美容師において手指の特徴が同じ人は存在せず、例えば小指や親指が他の指よりも極端に短いなど指のバランスは理美容師により様々である。また、老化や事故、病気などの要因により手指の可動範囲が狭くなり理美容用鋏を安定して握ることが難しい理美容師も存在する。
このような理美容師が一定の規格に統一された通常の理美容用鋏を使用すると、理美容師の手指に合わない場合に理美容用鋏を安定して握ることが難しく、カット作業の際に手指に無理な負担がかかり肩こりや腱鞘炎を引き起こすおそれがあった。特に近年、理美容師の高齢化が進むとともに、急増している低料金の店舗などでは施術時間が増加傾向にあり、自身の手指に合わない理美容用鋏を長時間使用し続けることは理美容師にとって大きな身体的負担となっている。
また、近年ではカット技術の多様化が進んでいるが、このようなカット技術の中には理美容用鋏の持ち方を変える必要があるものもある。このとき通常の理美容用鋏を使用するとカット技術を実現するために無理な持ち方をすることになり、通常のカット作業と比較して理美容師にとって大きな身体的負担になる可能性もある。
そこで、本発明は、理美容師ごとの手指の可動範囲に拘らずカット作業における身体的負担を軽減することを目的とする。
本発明に係る理美容用鋏は、静刃と、前記静刃の刃元に連続する静刃用柄部と、理美容師(使用者)の指が挿入可能にされ前記静刃用柄部の一端部に連続する静刃用リング部と、を有する静刃ユニットと、動刃と、前記動刃の刃元に連続する動刃用柄部と、理美容師の指が挿入可能にされ前記動刃用柄部の一端部に連続する動刃用リング部と、を有する動刃ユニットと、前記静刃ユニットと前記動刃ユニットを互いに回動可能に連結する支点軸部と、を備え、前記動刃用柄部には長孔状の動刃側調整孔が形成され、前記動刃用リング部には前記動刃側調整孔に長手方向へ移動可能かつ前記長手方向に直交する軸の軸回り方向へ回動可能な状態で挿通されると共に前記動刃用柄部に連結される動刃用連結部が設けられ、前記動刃側調整孔における前記動刃用連結部の移動及び回動に応じて前記動刃に対する前記動刃用リング部の位置及び向きが調整可能にされたものである。
これにより、動刃用連結部を移動及び回動させることにより理美容師の手指の大きさ及び手指の可動範囲や採用するカット技術に合わせて動刃に対する動刃用リング部の位置及び向きが自在に調整可能とされる。
本発明によれば、手指の可動範囲が狭く理美容用鋏を安定して握ることが難しい理美容師のカット作業における身体的負担を軽減することができる。
図2から図13と共に本発明の実施の形態における理美容用鋏の全体又は一部を示すものであり、本図は、理美容用鋏の斜視図である。 図1とは異なる方向から見た状態を示す理美容用鋏の斜視図である。 支点軸部等を示す断面図である。 静刃ユニットの分解斜視図である。 動刃ユニットの分解斜視図である。 弾性部材の斜視図である。 弾性部材の一端が動刃用柄部に押し付けられた状態を示す図である。 弾性部材の他端が動刃用柄部に押し付けられた状態を示す図である。 弾性部材及び調整軸部の斜視図である。 理美容用鋏の持ち方の例を示す説明図である。 動刃用リング部を回動させた状態の理美容用鋏の持ち方の例を示す図である。 動刃用リング部を前方に移動させた状態を示す平面図である。 動刃用柄部に対して動刃用回動部を回動させた状態を示す平面図である。
以下に、実施の形態を図1から図13を参照して説明する。
なお、本実施の形態の説明にあたり参照する図面に記載された構成には、本実施の形態を実現するにあたり必要な部分及びその周辺の構成を抽出して示しているものがある。また、図面は模式的なものであり、図面に記載された各構造の厚みと平面寸法の関係、比率等は一例に過ぎない。従って、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲であれば設計などに応じて種々の変更が可能である。
まず、実施の形態における理美容用鋏1の構成例について図1から図6を参照して説明する。
理美容用鋏1は静刃ユニット2、動刃ユニット3、支点軸部4及び弾性部材5を有している(図1及び図2参照)。静刃ユニット2と動刃ユニット3は支点軸部4により連結されると共に支点軸部4の軸回り方向へ回動可能とされている。弾性部材5は支点軸部4に支持され一端部が動刃ユニット3に押し付けられている。
なお、以降の説明では便宜上、静刃ユニット2と動刃ユニット3の刃先に向かう方向をそれぞれ前方と規定し刃先に向かう方向と反対の方向を後方と規定する。
始めに、静刃ユニット2の構成例について説明する。
静刃ユニット2は静刃11、静刃用柄部12及び静刃用リング部13を有している。
静刃11は刃先11aに向かうに従って幅が狭くなるように形成されている。静刃11の動刃31と重なり合う面11bには長手方向において湾曲するそりが形成されていると共に幅方向に湾曲する裏スキがひねりを伴って形成されている。
静刃用柄部12は静刃用ハンドルベース部14と静刃用回動部15を有している。
静刃用ハンドルベース部14は静刃用ベース部16、静刃用ハンドル部17、静刃用環状部18及び静刃用支持部19を有している。
静刃用ベース部16は静刃11の刃元11cから後方に連続して形成され、静刃用ベース部16には支点軸部4により動刃ユニット3と連結するための静刃側連結孔16aが形成されている(図3参照)。
静刃用ハンドル部17は静刃用ベース部16から後方に向かうに従って幅が狭くなるように連続して形成されている(図1及び図2参照)。
静刃用環状部18は静刃用ハンドル部17の後端に連続して形成されていると共に環状挿通孔18aを有している(図4参照)。
静刃ユニット2は静刃11、静刃用ベース部16、静刃用ハンドル部17及び静刃用環状部18が一体に形成されている。
静刃用支持部19は、例えば、ネジ部材であり、雄ねじ部19aと頭部19bを有している。
静刃用支持部19は雄ねじ部19aがスプリングワッシャ20、環状挿通孔18a、スプリングワッシャ21の順に挿入され静刃用回動部15に形成された雌ねじ孔15aに螺合される。雄ねじ部19aが雌ねじ孔15aに螺合されることで、静刃用回動部15が静刃用ハンドルベース部14に雄ねじ部19aを支点として回動可能に連結される。
従って、静刃用回動部15は静刃用ハンドルベース部14に対して環状挿通孔18aの軸回り方向へ回動可能とされ、静刃用ハンドルベース部14に対する静刃用回動部15の位置が調整可能とされる。
なお、雄ねじ部19aを静刃用環状部18から突出するように一体に設けることで静刃用環状部18と静刃用支持部19を一体に形成することも可能である。この場合には、雌ねじ孔15aが螺溝を有さない貫通孔として形成され、雄ねじ部19aがこの貫通孔を貫通されてナットに螺合され、静刃用回動部15が静刃用ハンドルベース部14に回動可能に連結される。静刃用環状部18と静刃用支持部19を一体に形成することにより部品点数の削減を図ることができる。
静刃用回動部15には前端部に雌ねじ孔15aが形成され後端部に静刃側調整孔15bが形成されている。静刃側調整孔15bは雌ねじ孔15aの貫通方向と直交する方向に貫通され雌ねじ孔15aと静刃側調整孔15bを結ぶ方向に延びる長孔状に形成されている。このように静刃用回動部15に雌ねじ孔15aを形成することで静刃用回動部15を静刃用ハンドルベース部14に連結する際にナットなどの部材を用いる必要がなくなる。
なお、雄ねじ部19aを静刃用回動部15から突出するように一体に設けることにより静刃用回動部15と静刃用支持部19を一体に形成することも可能である。この場合には、雄ねじ部19aが静刃用環状部18の環状挿通孔18aに貫通されてナットに螺合され、静刃用回動部15が静刃用ハンドルベース部14に回動可能に連結される。静刃用回動部15と静刃用支持部19を一体に形成することにより部品点数の削減を図ることができる。
静刃用リング部13は静刃用指環部22、指掛部23、静刃用結合部24及び静刃用連結部25を有する。
静刃用指環部22は理美容師(使用者)の薬指などが挿入可能に環状に形成されている。
また、指掛部23は理美容師の小指などを掛けることができるように静刃用指環部22の後端から後方に突出して形成されている。
静刃用結合部24は静刃用指環部22の前端から前方に突出して形成され先端部に雌ねじ孔24aを有している。
静刃用連結部25は、例えば、ネジ部材であり、雄ねじ部25aと頭部25bを有している。
静刃用連結部25は雄ねじ部25aがスプリングワッシャ26、静刃側調整孔15b、スプリングワッシャ27の順に挿入され雌ねじ孔24aに螺合される。雄ねじ部25aが雌ねじ孔24aに螺合されることで静刃用リング部13が静刃側調整孔15bの長手方向へ移動可能かつ当該長手方向に直交する軸の軸回り方向へ回動可能な状態で静刃用回動部15に連結される。
これにより、静刃側調整孔15bにおける雄ねじ部25aの移動及び回動に応じて静刃11に対する静刃用リング部13の位置及び向きが調整可能とされる。
なお、静刃用回動部15に静刃側調整孔15bを形成する替わりに静刃用結合部24に長孔を形成してもよい。当該長孔に挿入した雄ねじ部25aを移動及び回動することで静刃11に対する静刃用リング部13の位置及び向きを調整することが可能になる。この場合には、例えば、静刃用回動部15の後端部に雄ねじ部25aが挿通される丸穴が形成されていればよく、長孔を貫通された雄ねじ部25aをナット止め等することで静刃用リング部13が静刃用回動部15に連結される。
また、雄ねじ部25aを静刃用結合部24から突出するように一体に設けることにより静刃用結合部24と静刃用連結部25を一体に形成することも可能である。この場合には、雄ねじ部25aが静刃用回動部15の静刃側調整孔15bに貫通されてナットに螺合され、静刃用回動部15が静刃用結合部24に回動可能に連結される。静刃用結合部24と静刃用連結部25を一体に形成することにより部品点数の削減を図ることができる。
次に、動刃ユニット3の構成例について説明する。
動刃ユニット3は動刃31、動刃用柄部32及び動刃用リング部33を有している(図1及び図2参照)。
動刃31は刃先31aに向かうに従って幅が狭くなるように形成されている。動刃31の静刃11の面11bと重なり合う面31bには長手方向において湾曲するそりが形成されていると共に幅方向に湾曲する裏スキがひねりを伴って形成されている。
動刃用柄部32は動刃用ハンドルベース部34と動刃用回動部35を有している。
動刃用ハンドルベース部34は動刃用ベース部36、動刃用ハンドル部37、動刃用環状部38及び動刃用支持部39を有している。
動刃用ベース部36は動刃31の刃元31cから後方に連続して形成され、動刃用ベース部36には支点軸部4により静刃ユニット2と連結するための動刃側連結孔36aが形成されている(図3参照)。
動刃用ハンドル部37は動刃用ベース部36から後方に向かうに従って幅が狭くなるように連続して形成されている(図1及び図2参照)。
動刃用ハンドル部37には静刃11と動刃31の閉塞方向への回動方向における静刃ユニット2と動刃ユニット3の位置を規定するヒットポイント40が支持されている(図5参照)。
通常、一般的な理美容用鋏1において動刃31の刃先31aと静刃11の刃先11aとの規制位置の調整は動刃用ハンドル部37と静刃用ハンドル部17を曲げることにより行うが、本実施の形態のヒットポイント40としては、例えば、ネジ部材が用いられ、ヒットポイント40は、例えば、動刃用ハンドル部37のねじ穴37aに螺合される。ヒットポイント40のねじ穴37aに対する締め具合に応じて動刃用ハンドル部37からのヒットポイント40の突出量が変化され、静刃ユニット2と動刃ユニット3の規制位置が調整される。即ち、動刃用ハンドル部37と静刃用ハンドル部17を曲げることなく刃先31aと刃先11aの規制位置の調整が可能となる。
これにより、理美容師に応じて適した位置にヒットポイント40を位置させることができるため、理美容師が理美容用鋏1を使用する際の身体的負担を軽減することができる。
なお、ヒットポイント40を樹脂等により形成し動刃用ハンドル部37に取り付けてもよい。また、ネジ部材として設けられたヒットポイント40が静刃用ハンドル部17に螺合されていてもよい。
動刃用環状部38は動刃用ハンドル部37の後端に連続して形成されていると共に環状挿通孔38aを有している(図5参照)。
動刃ユニット3は動刃31、動刃用ベース部36、動刃用ハンドル部37及び動刃用環状部38が一体に形成されている。
動刃用支持部39は、例えば、ネジ部材であり、雄ねじ部39aと頭部39bを有している。
動刃用支持部39は雄ねじ部39aがスプリングワッシャ46、環状挿通孔38a、スプリングワッシャ47の順に挿入され動刃用回動部35に形成された雌ねじ孔35aに螺合される。雄ねじ部39aが雌ねじ孔35aに螺合されることで動刃用回動部35が動刃用ハンドルベース部34に雄ねじ部39aを支点として回動可能に連結される。
従って、動刃用回動部35は動刃用ハンドルベース部34に対して環状挿通孔38aの軸回り方向へ回動可能とされ、動刃用ハンドルベース部34に対する動刃用回動部35の位置が調整可能とされる。
なお、雄ねじ部39aを動刃用環状部38から突出するように一体に設けることで動刃用環状部38と動刃用支持部39を一体に形成することも可能である。この場合には、雌ねじ孔35aが螺溝を有さない貫通孔として形成され、雄ねじ部39aがこの貫通孔を貫通されてナットに螺合され、動刃用回動部35が動刃用ハンドルベース部34に回動可能に連結される。動刃用環状部38と動刃用支持部39を一体に形成することにより部品点数の削減を図ることができる。
動刃用回動部35には前端部に雌ねじ孔35aが形成され後端部に動刃側調整孔35bが形成されている。動刃側調整孔35bは雌ねじ孔35aと動刃側調整孔35bを結ぶ方向に延びる長孔状に形成されている。このように動刃用回動部35に雌ねじ孔35aを形成することで動刃用回動部35を動刃用ハンドルベース部34に連結する際にナットなどの部材を用いる必要がなくなる。
なお、雄ねじ部39aを動刃用回動部35から突出するように一体に設けることにより動刃用回動部35と動刃用支持部39を一体に形成することも可能である。この場合には、雄ねじ部39aが動刃用環状部38の環状挿通孔38aに貫通されてナットに螺合され、動刃用回動部35が動刃用ハンドルベース部34に回動可能に連結される。動刃用回動部35と動刃用支持部39を一体に形成することにより部品点数の削減を図ることができる。
動刃用リング部33は動刃用指環部43、動刃用結合部44及び動刃用連結部45を有する。
動刃用指環部43は理美容師の親指などが挿入可能に環状に形成されている。
動刃用結合部44は動刃用リング部33の前端部として動刃用指環部43に連続して設けられ雌ねじ孔44aを有している。
動刃用連結部45は、例えば、ネジ部材であり、雄ねじ部45aと頭部45bを有している。
動刃用連結部45は雄ねじ部45aがスプリングワッシャ46、動刃側調整孔35b、スプリングワッシャ47の順に挿入され雌ねじ孔44aに螺合される。雄ねじ部45aが雌ねじ孔44aに螺合されることで動刃用リング部33が動刃側調整孔35bの長手方向へ移動可能かつ当該長手方向に直交する軸の軸回り方向へ回動可能な状態で動刃用回動部35に連結される。
これにより、動刃側調整孔35bにおける雄ねじ部45aの移動及び回動に応じて動刃31に対する動刃用リング部33の位置及び向きが調整可能とされる。
なお、動刃用回動部35に動刃側調整孔35bを形成する替わりに動刃用結合部44に長孔を形成してもよい。当該長孔に挿入した雄ねじ部45aを移動及び回動することで動刃31に対する動刃用リング部33の位置及び向きを調整することが可能になる。この場合には、例えば、動刃用回動部35の後端部に雄ねじ部45aが挿通される長孔が形成されていればよく、長孔を貫通された雄ねじ部45aをナット止め等することで動刃用リング部33が動刃用回動部35に連結される。
また、雄ねじ部45aを動刃用結合部44から突出するように一体に設けることにより動刃用結合部44と動刃用連結部45を一体に形成することも可能である。この場合には、雄ねじ部45aが動刃用回動部35の動刃側調整孔35bに貫通されてナットに螺合され、動刃用回動部35が動刃用結合部44に回動可能に連結される。動刃用結合部44と動刃用連結部45を一体に形成することにより部品点数の削減を図ることができる。
以下に、弾性部材5の構成例について説明する(図6参照)。
弾性部材5は、例えば、SUS(Steel Special Use Stainless)部材により形成され板バネ部51及び押圧突部52を有する。
板バネ部51には一端部に前後方向に延びる長孔状の支持孔51aが形成されている。支持孔51aには支点軸部4が挿通され、板バネ部51が支点軸部4により静刃用柄部12に支持されている。
押圧突部52は板バネ部51の他端に連続され板バネ部51に対して略直角に折り曲げられている。押圧突部52の先端縁は湾曲された状態に形成されている。即ち、押圧突部52は幅方向における一端52aと他端52bのそれぞれにおける押圧突部52の突出方向の長さが幅方向の中央における突出方向の長さよりも長くなるように湾曲された形状に形成されている。
支点軸部4は支持ボルト41とナット42を有している(図3参照)。
支持ボルト41はボールベアリング61、62とワッシャ63、64、65に挿通された状態でナット42に締結される。
支持ボルト41は支持孔51a、ワッシャ63、ボールベアリング61、静刃側連結孔16a、ワッシャ64、ボールベアリング62、ワッシャ65、動刃側連結孔36aの順に挿通されナット42に螺合される。支持ボルト41がナット42に螺合されることで板バネ部51が静刃用柄部12に支持されると共に静刃ユニット2と動刃ユニット3が互いに回動可能に連結される。
ボールベアリング61と板バネ部51の間にワッシャ63を配置することでボールベアリング61の球体の支持孔51aからの飛び出しが防止される。また、静刃用柄部12と弾性部材5の間にボールベアリング61が配置されることにより弾性部材5の静刃用柄部12に対する位置調整を円滑に行うことができ、静刃用柄部12と動刃用柄部32の間にボールベアリング62が配置されることにより静刃用柄部12と動刃用柄部32の円滑な回動状態を確保することができる。
また、ボールベアリング62の両側にワッシャ64、65をそれぞれ配置することでワッシャ64、65の付勢力により支持ボルト41とナット42の強固な締結状態が確保される。
板バネ部51が静刃用柄部12に支持されることで押圧突部52が動刃用ベース部36に押し付けられ動刃31が静刃11に厚み方向において近付く方向へ付勢される。これにより、静刃ユニット2と動刃ユニット3の閉塞方向への回動にあたり静刃11と動刃31の間に大きなせん断力を発生させることができる。
またこのとき、押圧突部52は先端縁が湾曲された形状に形成されているため幅方向における一端52aと他端52bの二点で動刃用ベース部36に接触する。
これにより、動刃用ベース部36が押圧突部52の二点により点接触の状態で押圧される。従って、動刃用柄部32に対する弾性部材5からの押圧力を拡散させずに効率よく伝達することができる。なお、押圧突部52は動刃用ベース部36に3点以上で接触してもよいし先端縁の全体が接触してもよい。
また、板バネ部51は長孔状の支持孔51aに支持ボルト41が挿通された状態で静刃用柄部12に支持されているため、静刃用柄部12の長手方向へ移動可能な状態にされている。従って、板バネ部51は動刃用ベース部36に対する押圧突部52の接触位置が調整可能とされるため、動刃31に対する付勢力を調整して静刃11と動刃31の間に生じるせん断力を調整することができる。
理美容用鋏1においては、弾性部材5の板バネ部51を変形させて押圧突部52の動刃用ベース部36に対する一端52a又は他端52bの接触角度を調整することで静刃11に対する動刃31のひねりの程度が調整可能とされている(図7及び図8参照)。
例えば、押圧突部52の一端52aが動刃用ベース部36に接し他端52bが動刃用ベース部36に接しない状態で接触角度を調整することが可能である(図7参照)。
この場合には、動刃用ベース部36の刃先31aの後方から見て動刃用柄部32の左端部のみに押圧突部52が押圧される。これにより、動刃31の外縁が静刃11に対して厚み方向において離れるように、動刃31にひねりが加えられる。
逆に、例えば、押圧突部52の他端52bが動刃用ベース部36に接し一端52aが動刃用ベース部36に接しない状態で接触角度を調整することが可能である(図8参照)。
この場合には、動刃用ベース部36の刃先31aの後方から見て動刃用柄部32の右端部のみに押圧突部52が押圧される。これにより、動刃31の外縁が静刃11に対して厚み方向において近付くように、動刃31にひねりが加えられる。
このように、静刃11に対する動刃31のひねりの程度を精度よく調整することが可能となりせん断力の大きさを自在に調整することができる。従って、カット作業における理美容師の身体的負担を軽減することができる。
また、動刃用ベース部36を押さえる構成は上述した弾性部材5を用いる構成に限られず図9に示すような構成にすることができる。
このような構成では、例えば、弾性部材5に替えて弾性部材5A及び調整軸部6が設けられる。
弾性部材5Aは板バネであり一端部に支持孔51aが形成され他端部に挿通孔51bが形成されている。挿通孔51bは幅方向に延びる長孔状に形成されている。
調整軸部6は挿通孔51bに挿通され軸方向における弾性部材5Aに対する位置が調整可能とされている。従って、調整軸部6は弾性部材5に対して挿通孔51bの長手方向へ移動可能とされる。
調整軸部6は挿通孔51bに挿通された状態において連結ナット7、8を用いて弾性部材5Aを挟み込むことで弾性部材5Aに連結される。
弾性部材5Aは支持孔51aに挿通される支持ボルト41がナット42に締結されることで静刃用柄部12に支持される。調整軸部6は弾性部材5Aの付勢力により先端6aが動刃用ベース部36に押し付けられる。
このように調整軸部6の軸方向における弾性部材5Aに対する位置を調整することで、動刃31の静刃11に対する押圧の程度を調整することができる。また、調整軸部6の挿通孔51bの長手方向における弾性部材5Aに対する位置を調整することで、動刃用ベース部36の刃先31aの後方から見て動刃用柄部32の左右方向における任意の位置に調整軸部6を押し付けることができる。
これにより、静刃11に対する動刃31のひねりの程度を精度よく調整することが可能となり、せん断力の大きさを自在に調整することができる。従って、カット作業における理美容師の身体的負担を軽減することができる。
但し、弾性部材5を用いて動刃31に付勢力を付与する構成においては、一つの部材のみで静刃11に対する動刃31のひねりの程度を精度よく調整することができる。そのため、弾性部材5を用いた場合には部品点数の削減による製造コストの削減を図ることができる。
一方、弾性部材5Aを用いて動刃31に付勢力を付与する構成においては、弾性部材5Aに対する調整軸部6の軸方向における位置を調整することにより弾性部材5Aから動刃31に付与される付勢力の大きさを調整することが可能であり、付勢力に関する調整の自由度の向上を図ることができる。
次に、本実施の形態における理美容用鋏1の動作について図10から図13を参照して説明する。なお、図12及び図13は理美容用鋏1の動刃ユニット3側から見た平面図を模式的に表している。
理美容師は、例えば、静刃ユニット2の静刃用指環部22に薬指rfを挿入し動刃ユニット3の動刃用指環部43に親指tbを挿入することで理美容用鋏1を把持する(図10参照)。このとき、小指lfを静刃ユニット2の指掛部23に添えることにより、理美容師は理美容用鋏1を安定した状態で保持することができる。
理美容用鋏1により毛髪をカットするときは切断抵抗により一対の静刃11と動刃31に互いに離れようとする力が生じるが、弾性部材5が動刃用ベース部36に押し付けられることで動刃31が静刃11に厚み方向において近付く方向へ付勢されている。
そのため、理美容師が切断抵抗に打ち勝つための強い力を親指tbによって動刃ユニット3に加える必要なく大きなせん断力を有した状態で静刃11と動刃31の開閉動作を行っても毛髪のカット作業を容易に行うことができる。
従って、カット作業において理美容師の親指tbにかかる負担が軽減され、例えば、親指tbの付け根などの痛み、腱鞘炎、肩凝りといった症状の発生を抑制することができる。
また、例えば、スライドカットやストロークカットと呼ばれる毛髪を細く削るカット技術では理美容師が手を大きく振りながら理美容用鋏1を使用するため、切断抵抗に負けないように親指tbに力を加え続けることが難しい。このようなカット技術を用いる際にも親指tbに大きな力を加える必要なくカット作業を行うことのできる理美容用鋏1は好適である。
続いて、理美容用鋏1の動刃ユニット3においては、上述したように、動刃用回動部35に対して動刃用連結部45の雄ねじ部45aを軸回り方向へ回動させることで、動刃31に対する動刃用リング部33の向きを自在に調整することができる。
これにより、理美容師は自身の手指の大きさ及び可動範囲や採用するカット技術に合わせて動刃31に対する動刃用リング部33の向きを調整することができる。
例えば、手指の可動範囲が狭く通常の使用状態(図10参照)では動刃用リング部33に親指tbを挿入することが困難であり、理美容用鋏1を安定して把持することが難しい理美容師も存在する。
このような場合は、例えば、動刃用回動部35に対して動刃用リング部33を回動させることで、手指の可動範囲の狭い理美容師が動刃用リング部33に親指tbを容易に挿入することができる(図11参照)。
これにより、手指の可動範囲の狭い理美容師であっても無理なく親指tbに力を加えることができるようになりカット作業における身体的負担を軽減することができる。また、持ち方を変える必要があるカット技術に対し理美容師の手指の可動範囲に拘らず理美容用鋏1を好適に用いることができる。
また、動刃ユニット3においては、動刃用回動部35に対して動刃用連結部45の雄ねじ部45aを動刃側調整孔35bの長手方向へ移動させることで、動刃31に対する動刃用リング部33の位置を調整することができる。例えば、雄ねじ部45aを前方に移動させることで、動刃用リング部33が動刃31に近付くように位置を調整することができる(図12参照)。
このように、動刃用回動部35に対して動刃用連結部45の雄ねじ部45aを軸回り方向へ回動させることに加えて動刃側調整孔35bの長手方向へ移動させることで、動刃31に対する動刃用リング部33の位置及び向きを2自由度で調整することができる。
従って、理美容師は自身の手指の大きさ及び可動範囲や採用するカット技術に合わせて動刃31に対する動刃用リング部33の位置及び向きを高い自由度で調整することができる。よって、理美容師の好みや手指の可動範囲等に応じて動刃用リング部33の位置及び向きをより柔軟に調整することで、理美容師のカット作業における身体的負担をより軽減することができる。また、動刃用リング部33の位置及び向きの調整の自由度が向上することで様々なカット技術を用いる際の理美容師の身体的負担がより軽減される。
また、理美容用鋏1においては、静刃用回動部15の静刃用ハンドルベース部14に対する回動軸が静刃側調整孔15bにおける静刃用連結部25の回動軸と直交している。このように、静刃用回動部15の回動軸と静刃用連結部25の回動軸との軸方向が異なることで静刃用リング部の位置及び向きにおいてより一層多彩な調整が可能となり、カット作業における理美容師の身体的負担をより一層軽減することができる。
特に、静刃用回動部15の回動軸と静刃用連結部25の回動軸との軸方向が直交する方向にされることにより、親指tbと薬指rfがそれぞれ動刃用リング部33と静刃用リング部13に違和感なく安定して挿入された状態において、静刃用リング部13の静刃11に対する位置及び向きの調整と動刃用リング部33の動刃31に対する位置及び向きの調整とを円滑かつ容易に行うことができる。
さらに、動刃ユニット3において、動刃用回動部35を動刃用ハンドルベース部34に対して回動させることにより、動刃31に対する動刃用リング部33の位置を調整することができる。例えば、動刃用回動部35を動刃用ハンドルベース部34に対して時計回り方向へ回動させることで、動刃用リング部33が動刃31に近付くように位置を調整することができる(図13参照)。
これにより、動刃31に対する動刃用リング部33の位置及び向きを上記と合わせて3自由度で調整することができる。
従って、理美容師の好みや指の可動範囲等に応じてより精密に動刃用リング部33の位置及び向きを調整することができ、理美容師のカット作業における身体的負担をより一層軽減することができる。また、動刃用リング部33の位置及び向きの調整精度がより一層向上することで様々なカット技術に柔軟に対応することが可能となる。
一方、静刃ユニット2においては、静刃用回動部15に対して静刃用連結部25の雄ねじ部25aを軸回り方向へ回動させることで、静刃11に対する静刃用リング部13の向きを自在に調整することができる。
これにより、理美容師は自身の手指の大きさ及び可動範囲や採用するカット技術に合わせて静刃11に対する静刃用リング部13の向きを調整することができる。
従って、手指の可動範囲の狭い理美容師のカット作業における身体的負担を軽減することができる。また、理美容用鋏1の持ち方を変える必要があるカット技術にも柔軟に対応することができる。
また、静刃ユニット2においては、静刃用回動部15に対して静刃用連結部25の雄ねじ部25aを静刃側調整孔15bの長手方向に移動させることで、静刃11に対する静刃用リング部13の位置を調整することができる。
このように、静刃用回動部15に対して静刃用連結部25の雄ねじ部25aを軸回り方向へ回動させることに加えて静刃側調整孔15bの長手方向へ移動させることで、静刃11に対する静刃用リング部13の位置及び向きを2自由度で調整することができる。
従って、理美容師は自身の手指の大きさ及び可動範囲や採用するカット技術に合わせて静刃11に対する静刃用リング部13の位置及び向きを高い自由度で調整することができる。よって、理美容師の好みや指の可動範囲等に応じて静刃用リング部13の位置及び向きをより柔軟に調整することで、理美容師のカット作業における身体的負担をより軽減することができる。また、静刃用リング部13の位置及び向きの調整の自由度が向上することで様々なカット技術を用いる際の理美容師の身体的負担がより軽減される。
さらに、静刃ユニット2において、静刃用回動部15を静刃用ハンドルベース部14に対して回動させることにより、静刃11に対する静刃用リング部13の位置を調整することができる。
これにより、静刃11に対する静刃用リング部13の位置及び向きを上記と合わせて3自由度で調整することができる。
従って、理美容師の好みや指の可動範囲等に応じてより精密に静刃用リング部13の位置及び向きを調整することができ、理美容師のカット作業における身体的負担をより一層軽減することができる。また、静刃用リング部13の位置及び向きの調整精度がより一層向上することで様々なカット技術に柔軟に対応することが可能となる。
以上により、理美容用鋏1においては、静刃ユニット2と動刃ユニット3のそれぞれにおいて3自由度で全体として合わせて6自由度により動刃用リング部33と静刃用リング部13の動刃31と静刃11に対する向きや位置を調整することができる。従って、理美容師の好みや指の可動範囲等に応じて静刃用リング部13及び動刃用リング部33の位置及び向きを高い精度で調整することが可能となる。
加えて、弾性部材5の板バネ部51には一端部に前後方向に延びる長孔状の支持孔51aが形成されている(図6参照)。支持孔51aに対して支点軸部4の支持ボルト41を長手方向へ移動させることで、動刃用ベース部36における押圧突部52の接触位置が調整可能とされている。
これにより、動刃31の静刃11に厚み方向において近付く方向への弾性部材5からの付勢力を調整することができるため、カット作業時の作業者の身体的負担を軽減することができる。
さらに、ヒットポイント40としてネジ部材が用いられ、ヒットポイント40のねじ穴37aに対する締め具合に応じて動刃用ハンドル部37からのヒットポイント40の突出量を変化させることで、静刃ユニット2と動刃ユニット3の規制位置を調整することができる。
理美容師の好みや指の可動範囲等に応じてヒットポイント40を適した位置に調整することができるため、これによっても理美容師の理美容用鋏1を使用する際の身体的負担を軽減することができる。
本開示に記載された効果は例示であって限定されるものではなく、他の効果を奏するものであってもよいし、本開示に記載された効果の一部を奏するものであってもよい。また、本開示に記載された実施の形態はあくまでも一例であり、本発明が上述の実施の形態に限定されることはない。従って、上述した実施の形態以外であっても本発明の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能なことはもちろんである。なお、実施の形態で説明されている構成の組み合わせの全てが課題の解決に必須であるとは限らない。
1 理美容用鋏
2 静刃ユニット
3 動刃ユニット
4 支点軸部
5 弾性部材
11 静刃
12 静刃用柄部
13 静刃用リング部
15 静刃用回動部
15b 静刃側調整孔
25 静刃用連結部
31 動刃
32 動刃用柄部
33 動刃用リング部
35 動刃用回動部
35b 動刃側調整孔
40 ヒットポイント
45 動刃用連結部

Claims (10)

  1. 静刃と、前記静刃の刃元に連続する静刃用柄部と、使用者の指が挿入可能にされ前記静刃用柄部の一端部に連続する静刃用リング部と、を有する静刃ユニットと、
    動刃と、前記動刃の刃元に連続する動刃用柄部と、使用者の指が挿入可能にされ前記動刃用柄部の一端部に連続する動刃用リング部と、を有する動刃ユニットと、
    前記静刃ユニットと前記動刃ユニットを互いに回動可能に連結する支点軸部と、を備え、
    前記動刃用柄部には長孔状の動刃側調整孔が形成され、
    前記動刃用リング部には前記動刃側調整孔に長手方向へ移動可能かつ前記長手方向に直交する軸の軸回り方向へ回動可能な状態で挿通されると共に前記動刃用柄部に連結される動刃用連結部が設けられ、
    前記動刃側調整孔における前記動刃用連結部の移動及び回動に応じて前記動刃に対する前記動刃用リング部の位置及び向きが調整可能にされた
    理美容用鋏。
  2. 前記動刃用リング部には雌ねじ孔が形成され、
    前記動刃用連結部としてネジ部材が用いられ、
    前記動刃側調整孔に挿通された前記動刃用連結部が前記雌ねじ孔に螺合されることで前記動刃用リング部が前記動刃用柄部に連結される
    請求項1に記載の理美容用鋏。
  3. 前記動刃用柄部は前記動刃用リング部に連結された動刃用回動部と前記動刃の刃元に連続する動刃用ハンドルベース部とを有し、
    前記動刃用回動部が前記動刃用ハンドルベース部に回動可能に連結された
    請求項1又は請求項2に記載の理美容用鋏。
  4. 前記静刃用柄部には長孔状の静刃用調整孔が形成され、
    前記静刃用リング部には前記静刃用調整孔に長手方向へ移動可能かつ前記長手方向に直交する軸の軸回り方向へ回動可能な状態で挿通されると共に前記静刃用柄部に連結される静刃用連結部が設けられ、
    前記静刃用調整孔における前記静刃用連結部の移動及び回動に応じて前記静刃に対する前記静刃用リング部の位置及び向きが調整可能にされた
    請求項1から請求項3の何れかに記載の理美容用鋏。
  5. 前記静刃用柄部は前記静刃用リング部に連結された静刃用回動部と前記静刃の刃元に連続する静刃用ハンドルベース部とを有し、
    前記静刃用回動部が前記静刃用ハンドルベース部に回動可能に連結された
    請求項4に記載の理美容用鋏。
  6. 前記静刃用回動部の前記静刃用ハンドルベース部に対する回動軸と前記静刃用リング部の前記静刃用回動部に対する回動軸との軸方向が異なる
    請求項5に記載の理美容用鋏。
  7. 前記静刃用柄部に支持され一端部が前記動刃用柄部に押し付けられた弾性部材を備え、
    前記弾性部材によって前記動刃が前記静刃に厚み方向において近付く方向へ付勢された
    請求項1から請求項6の何れかに記載の理美容用鋏。
  8. 前記弾性部材は前記静刃用柄部に支持された板バネ部と前記動刃用柄部に押し付けられた押圧突部とを有し、
    前記押圧突部は先端縁の幅方向における両端の二点で前記動刃用柄部に接触する
    請求項7に記載の理美容用鋏。
  9. 板バネとして形成されていると共に前記静刃用柄部に支持された弾性部材と、
    前記弾性部材に挿通され軸方向における前記弾性部材に対する位置が調整可能な調整軸部とを備え、
    前記調整軸部は前記弾性部材の付勢力により軸方向における一端が前記動刃用柄部に押し付けられる
    請求項1から請求項6の何れかに記載の理美容用鋏。
  10. 閉塞方向への回動方向における前記静刃ユニットと前記動刃ユニットの位置を規制するヒットポイントを備え、
    前記ヒットポイントとして前記動刃用柄部又は前記静刃用柄部に螺合されるネジ部材が用いられた
    請求項1から請求項9の何れかに記載の理美容用鋏。
JP2021099997A 2021-06-16 2021-06-16 理美容用鋏 Active JP7198874B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021099997A JP7198874B1 (ja) 2021-06-16 2021-06-16 理美容用鋏

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021099997A JP7198874B1 (ja) 2021-06-16 2021-06-16 理美容用鋏

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7198874B1 JP7198874B1 (ja) 2023-01-04
JP2023011077A true JP2023011077A (ja) 2023-01-24

Family

ID=84777494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021099997A Active JP7198874B1 (ja) 2021-06-16 2021-06-16 理美容用鋏

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7198874B1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60158568U (ja) * 1984-03-29 1985-10-22 株式会社貝印刃物開発センター 鋏における触点構造
JPH0275070U (ja) * 1988-11-29 1990-06-08
JPH0513361U (ja) * 1991-08-02 1993-02-23 富士株式会社
JP2004113539A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Adachi Kogyo:Kk 理美容鋏
JP2006014810A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Akira Mikami
US20170334078A1 (en) * 2011-07-25 2017-11-23 Shear Innovators, LLC Ergonomic Cutting Shears
CN206780446U (zh) * 2017-06-03 2017-12-22 孙光 可调式美发剪刀

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60158568U (ja) * 1984-03-29 1985-10-22 株式会社貝印刃物開発センター 鋏における触点構造
JPH0275070U (ja) * 1988-11-29 1990-06-08
JPH0513361U (ja) * 1991-08-02 1993-02-23 富士株式会社
JP2004113539A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Adachi Kogyo:Kk 理美容鋏
JP2006014810A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Akira Mikami
US20170334078A1 (en) * 2011-07-25 2017-11-23 Shear Innovators, LLC Ergonomic Cutting Shears
CN206780446U (zh) * 2017-06-03 2017-12-22 孙光 可调式美发剪刀

Also Published As

Publication number Publication date
JP7198874B1 (ja) 2023-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9393706B2 (en) Slide operated scissors
US5564145A (en) Ribbon curling tool
CN110248779A (zh) 适用于可围绕两个轴线枢转的湿式剃须刀头的连接器
KR100725800B1 (ko) 미용 및 유사 용례에 적합한 마모없는 가위
US20070044320A1 (en) Hair clipper
US20080072430A1 (en) Electronic palm-held hair trimmer
US8176638B2 (en) Ergonomic scissors
JP5872126B2 (ja)
JP6916557B1 (ja) 理美容鋏
JP3581845B2 (ja) 整髪用鋏組合せ構造
JP7198874B1 (ja) 理美容用鋏
US9999978B2 (en) Hairstyling scissors
US20180141222A1 (en) Scissors for hairdressing
CN111587169B (zh) 理发剪
US10618187B2 (en) Scissor guide
JP4535920B2 (ja)
US20180272547A1 (en) Ergonomic scissors
JP3223584U (ja) 把持部を有する道具
CN201405363Y (zh) 可调整指孔的剪刀刀柄
US20100293792A1 (en) Ergonomic Shears
EP1358974A1 (en) Scissors
CN218857027U (zh) 一种往复式电动毛发修剪器
TWI375613B (ja)
US20230241790A1 (en) Adjustable hair clipper blade assembly
KR20230120531A (ko) 가위

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220818

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20220818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7198874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150