JP2023010577A - 情報端末、インターホンシステム及びプログラム - Google Patents

情報端末、インターホンシステム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2023010577A
JP2023010577A JP2022082624A JP2022082624A JP2023010577A JP 2023010577 A JP2023010577 A JP 2023010577A JP 2022082624 A JP2022082624 A JP 2022082624A JP 2022082624 A JP2022082624 A JP 2022082624A JP 2023010577 A JP2023010577 A JP 2023010577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image
unit
information terminal
imaging system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022082624A
Other languages
English (en)
Inventor
陽平 久光
Yohei Hisamitsu
欣也 冠野
Kinya Kanno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JP2023010577A publication Critical patent/JP2023010577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】本開示は、利便性を向上させることを目的とする。【解決手段】情報端末1は、通話部44と、第1入力部41と、第2入力部42と、画像出力部43と、を備える。第1入力部41は、集合施設に設置される第1撮像システム61から、第1撮像システム61で撮像された第1画像を含む第1データの入力を受け付ける。第2入力部42は、集合施設に設置される第2撮像システム62から、第2撮像システム62で撮像された第2画像を含む第2データの入力を受け付ける。画像出力部43は、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを出力する。【選択図】図1

Description

本開示は一般に情報端末、インターホンシステム及びプログラムに関する。本開示は、より詳細には、複数の施設を含む集合施設に設置される情報端末、この情報端末を備えるインターホンシステム、及び、この情報端末に適用されるプログラムに関する。
特許文献1に記載のインターホンシステムは、室外インターホン装置と、室内インターホン装置とを備える。室外インターホン装置は、来訪者を撮影するための撮像部と、居住者と通話するための送受話部と、通信部と、を有する。通信部は、映像信号を室内インターホン装置に送信し、音声信号を室内インターホン装置と送受信する。室内インターホン装置は、室外インターホン装置から取得した映像信号を、登録されている映像表示装置に、有線通信により送信する。
特開2019-033545号公報
特許文献1に記載のインターホンシステムでは、映像表示装置は、来訪者の単一の映像を表示することができるのみである。このため、利便性について改善の余地がある。
本開示は、利便性を向上させることができる情報端末、インターホンシステム及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る情報端末は、複数の施設を含む集合施設に設置される。前記情報端末は、通話部と、第1入力部と、第2入力部と、画像出力部と、を備える。前記通話部は、前記複数の施設に設置された複数の住戸端末との間で通話のための通信を確立する機能を有する。前記第1入力部は、前記集合施設に設置される第1撮像システムから、前記第1撮像システムで撮像された第1画像を含む第1データの入力を受け付ける。前記第2入力部は、前記集合施設に設置される第2撮像システムから、前記第2撮像システムで撮像された第2画像を含む第2データの入力を受け付ける。前記画像出力部は、前記第1データ及び前記第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを出力する。
本開示の一態様に係るインターホンシステムは、前記情報端末と、前記複数の住戸端末と、を備える。前記複数の住戸端末は、前記画像出力部から出力された前記画像データの入力を受け付ける。
本開示の一態様に係るプログラムは、情報端末に、通話処理と、第1入力処理と、第2入力処理と、画像出力処理と、を実行させるためのプログラムである。前記情報端末は、複数の施設を含む集合施設に設置される。前記通話処理は、前記複数の施設に設置された複数の住戸端末との間で通話のための通信を確立する処理である。前記第1入力処理は、前記集合施設に設置される第1撮像システムから、前記第1撮像システムで撮像された第1画像を含む第1データの入力を受け付ける処理である。前記第2入力処理は、前記集合施設に設置される第2撮像システムから、前記第2撮像システムで撮像された第2画像を含む第2データの入力を受け付ける処理である。前記画像出力処理は、前記第1データ及び前記第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを出力する処理である。
本開示は、利便性を向上させることができるという利点がある。
図1は、実施形態1に係るインターホンシステムのブロック図である。 図2は、同上のインターホンシステムの使用例を表す説明図である。 図3は、同上のインターホンシステムの使用例を表す説明図である。 図4は、同上のインターホンシステムの使用例を表すシーケンス図である。 図5は、実施形態2に係るインターホンシステムの使用例を表す説明図である。 図6は、同上のインターホンシステムの使用例を表すシーケンス図である。 図7は、実施形態3に係るインターホンシステムのブロック図である。
下記の各実施形態においては、本開示の情報端末、インターホンシステム及びプログラムについて、図面を用いて説明する。ただし、下記の各実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎない。下記の各実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の各実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態1)
(概要)
図1に示す、本実施形態の情報端末1及びインターホンシステム100は、複数の施設を含む集合施設に設置されて使用される。集合施設は、例えば、集合住宅、複数の事業者が入居可能な複数の区画を含むオフィスビル、又は複数の区画を含む工場等である。施設は、例えば、住戸である。本開示で言う「住戸」とは、1以上の自然人又は法人が専有可能なスペースを意味する。「住戸」は、居住用途に使用されるスペースに限定されず、居住以外の用途に使用されるスペースをも含む概念である。集合施設が集合住宅である場合、集合住宅の一戸一戸が、住戸(施設)に該当する。集合施設がオフィスビルである場合、オフィスビルのうち貸出し又は売買されている複数の区画の各々が、住戸(施設)に該当する。集合施設が、複数の区画を含み区画ごとに出入りが管理されている工場である場合、複数の区画の各々が、住戸(施設)に該当する。
情報端末1は、複数の住戸(施設)を含む集合施設に設置される。情報端末1は、通話部44と、第1入力部41と、第2入力部42と、画像出力部43と、を備える。通話部44は、複数の住戸に設置された複数の住戸端末3との間で通話のための通信を確立する機能を有する。第1入力部41は、集合施設に設置される第1撮像システム61から、第1データの入力を受け付ける。第1データは、第1撮像システム61で撮像された第1画像を含む。第2入力部42は、集合施設に設置される第2撮像システム62から、第2データの入力を受け付ける。第2データは、第2撮像システム62で撮像された第2画像を含む。画像出力部43は、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを出力する。
本実施形態の情報端末1では、画像出力部43は、第1データに基づく画像データだけではなく、第2データに基づく画像データ、あるいは、第1データ及び第2データの両方に基づく画像データをも出力可能である。つまり、画像出力部43が第1データに基づく画像データしか出力しない場合と比較して、多様な画像データが出力され得る。これにより、画像データを参照するユーザにとって、利便性が向上する。
具体的には、画像出力部43は、複数の住戸端末3のうち少なくとも1つの住戸端末3へ画像データを出力する。図3に示すように、住戸の住人H3は、住戸端末3を操作することで、画像データを閲覧することができる。
本開示において、「画像」とは、静止画像であってもよいし、動画であってもよい。
本実施形態では、集合施設が集合住宅である場合を想定する。また、情報端末1が集合施設の玄関(共用玄関)に設置されることを想定する(図2参照)。情報端末1は、集合施設の管理人H1(コンシェルジュ)に使用される。
また、本実施形態では、第1撮像システム61は、集合施設の管理人H1を撮像可能な位置に配置され、管理人H1を撮像した第1画像を生成する。一方で、第2撮像システム62は、集合施設への来訪者H2を撮像可能な位置に配置され、来訪者H2を撮像した第2画像を生成する。
集合施設への来訪者H2は、集合施設の玄関の受付スペースにいる管理人H1と対面で会話する。この際に、管理人H1を撮像した第1画像と、来訪者H2を撮像した第2画像とが、情報端末1に入力される。第1画像を含む第1データ及び、第2画像を含む第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データは、住戸端末3へ出力される。住戸端末3の表示部38には、第1画像及び第2画像のうち少なくとも一方が表示される。これにより、住戸の住人H3は、来訪者H2の姿を確認したり、来訪者H2と管理人H1との通話の様子を確認したりすることができる。その結果に基づいて、住人H3は、例えば、来訪者H2と通話するか否か、又は、来訪者H2を自宅(住戸)に招き入れるか否かを判断することができる。
また、管理人H1と来訪者H2とが会話を完了又は中断した後、必要に応じて、情報端末1と住戸端末3との間で通話のための通信を確立し、管理人H1と住人H3とが通話してもよい。これにより、例えば、管理人H1は、来訪者H2から聞き取った情報(来訪の目的等)を住人H3に伝えることができる。また、例えば、住人H3は、来訪者H2を自宅(住戸)に招き入れる旨を管理人H1に伝え、これに応じて管理人H1が集合施設の玄関ドアD1を解錠することで、来訪者H2は住人H3がいる住戸へ向かうことが可能となる。
また、管理人H1と来訪者H2とが会話を完了又は中断した後、必要に応じて、情報端末1と住戸端末3との間で通話のための通信を確立し、来訪者H2と住人H3とが通話してもよい。
(詳細)
(1)全体構成
図1に示すように、インターホンシステム100は、情報端末1と、複数の住戸端末3と、を備える。複数の住戸端末3は、画像出力部43から出力された画像データの入力を受け付ける。インターホンシステム100は、ロビーインターホン2と、第1撮像システム61と、第2撮像システム62と、第1マイクロフォン81と、第2マイクロフォン82と、複数の分岐器7と、主幹線L1と、複数の分岐線L2と、を更に備える。
情報端末1は、集合施設の玄関に設置される。情報端末1は、通信IF(インターフェース)11と、操作部12と、処理装置4と、マイクロフォン16と、スピーカ17と、表示部18と、を備える。
ロビーインターホン2は、集合施設の玄関に設置される。ロビーインターホン2は、来訪者H2が管理人H1を介さずに住人H3と通話する際に使用される。ロビーインターホン2は、通信IF(インターフェース)21と、操作部22と、処理装置23と、マイクロフォン26と、スピーカ27と、表示部28と、を備える。
複数の住戸端末3は、複数の住戸と一対一で対応する。各住戸端末3は、対応する住戸の室内に設置される。複数の住戸端末3の各々は、通信IF(インターフェース)31と、操作部32と、処理装置33と、マイクロフォン36と、スピーカ37と、表示部38と、を備える。各住戸端末3は、インターホン親機としての機能に加えて警報機能等を備えた、住宅情報盤である。警報機能は、例えば、火災警報機能、ガス漏れ警報機能、水漏れ警報機能、並びに、窓及び扉の開放状態を警報する機能等である。
(2)通信IF
情報端末1とロビーインターホン2とは、通信IF11、21を介して相互に通信可能である。本開示でいう「通信可能」とは、有線通信又は無線通信の適宜の通信方式により、直接的、又はネットワーク若しくは中継器等を介して間接的に、信号を授受できることを意味する。本実施形態では、情報端末1とロビーインターホン2とは、有線の通信路を介して信号を授受する。
情報端末1と住戸端末3とは、通信IF11、31を介して相互に通信可能である。本実施形態では、情報端末1と住戸端末3とは、有線の通信路を介して信号を授受する。
主幹線L1及び複数の分岐線L2の各々は、例えば、ツイストペアケーブルからなる。図1では、主幹線L1及び複数の分岐線L2の各々を1本の線で示している。
情報端末1からは、主幹線L1が延びている。主幹線L1は、複数の分岐線L2に分岐している。複数の分岐線L2の各々は、対応する住戸端末3まで延びている。つまり、情報端末1と複数の住戸端末3とは、主幹線L1及び複数の分岐線L2を介して電気的に接続されている。主幹線L1と各分岐線L2との分岐点には、分岐器7が設けられている。
好ましくは、主幹線L1上において複数の分岐器7と情報端末1との間には、信号を増幅する増幅器が設置される。
ロビーインターホン2と住戸端末3とは、情報端末1を介して相互に通信可能である。つまり、情報端末1は、ロビーインターホン2と住戸端末3との間の通信を中継する。
(3)操作部
情報端末1、ロビーインターホン2及び住戸端末3はそれぞれ、操作部12、22、32を備える。操作部12、22、32は、ユーザの操作を受け付ける。操作部12、22、32に操作がされると、処理装置4、23、33が操作に応じた応答をする。そのため、例えば、操作部12、22、32に対する操作に応じて、情報端末1、ロビーインターホン2及び住戸端末3のそれぞれの間の通信を確立又は切断することができる。また、操作部12、22、32を操作することで、例えば、インターホンシステム100の各種設定が可能である。
操作部12、22、32は、例えば、1以上の釦、タッチパネル(若しくはタッチパネルディスプレイ)、又は、これらの組み合わせを含む。1以上の釦は、例えば、0~9のテンキー、アスタリスク(*)釦、取消し釦、及び呼出し釦等を有している。管理人H1が、ある住戸番号の住戸の住人H3を呼び出したい場合、情報端末1の操作部12のテンキーを押して、当該住戸番号を入力する。最後に、管理人H1が呼出し釦を押すことで、住戸番号の入力が確定されて、その住戸番号の住戸の住戸端末3に対して、情報端末1からの呼出しが実行される。
(4)処理装置
情報端末1、ロビーインターホン2及び住戸端末3はそれぞれ、処理装置4、23、33を備える。処理装置4、23、33はそれぞれ、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、情報端末1、ロビーインターホン2及び住戸端末3の各々の少なくとも一部の機能が実現される。プログラムは、メモリに記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理装置4は、情報端末1の全体的な制御を行う。処理装置4の詳細については後述する。
処理装置23は、ロビーインターホン2の全体的な制御を行う。処理装置33は、住戸端末3の全体的な制御を行う。
(5)マイクロフォン
情報端末1、ロビーインターホン2及び住戸端末3はそれぞれ、マイクロフォン16、26、36を備える。また、玄関の受付スペースには、第1マイクロフォン81及び第2マイクロフォン82が設置される。マイクロフォン16、26、36、第1マイクロフォン81及び第2マイクロフォン82は、周辺の音を電気信号に変換する。第1マイクロフォン81は、管理人H1の発する音声を収音可能な位置に配置されている。第2マイクロフォン82は、来訪者H2の発する音声を収音可能な位置に配置されている。
(6)スピーカ
情報端末1、ロビーインターホン2及び住戸端末3はそれぞれ、スピーカ17、27、37を備える。スピーカ17、27、37は、音データを音(空気の振動)に変換して出力する。
(7)表示部
情報端末1、ロビーインターホン2及び住戸端末3はそれぞれ、表示部18、28、38を備える。表示部18、28、38は、画像を表示するディスプレイである。表示部18、28、38は、例えば、第1撮像システム61又は第2撮像システム62で撮像された画像を表示する。また、表示部18、28、38は、例えば、インターホンシステム100の各種設定情報を表示する。
(8)撮像システム
第1撮像システム61及び第2撮像システム62はそれぞれ、カメラ(可視光カメラ)を含む。カメラは、例えばCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ、又はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の二次元イメージセンサを有する。第1撮像システム61は、カメラで撮像された画像を、第1画像として出力する。第2撮像システム62は、カメラで撮像された画像を、第2画像として出力する。また、第1撮像システム61及び第2撮像システム62のうち少なくとも一方は、カメラで撮像された画像に対して画像処理を行う画像処理部を有していてもよい。画像処理の一例は、画像の圧縮処理、拡大縮小処理、トリミング処理、歪み補正処理、及び、ノイズ除去処理等である。画像処理部は、例えばDSP(Digital Signal Processor)又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)等で実現される。
第1撮像システム61は、第2撮像システム62が設置された空間と同じ空間に設置される。第1撮像システム61の撮像対象は、第2撮像システム62の撮像対象とは異なる。具体的には、第1撮像システム61は、管理人H1を撮像対象とする。第2撮像システム62は、来訪者H2を撮像対象とする。
図2に示すように、第1撮像システム61は、情報端末1とは独立して設けられる。ただし、第1撮像システム61が情報端末1に組み込まれていてもよい。また、第1撮像システム61の少なくとも一部の機能(例えば、画像処理に係る機能)が情報端末1により実現されてもよい。
第2撮像システム62は、情報端末1とは独立して設けられる。ただし、第2撮像システム62が情報端末1に組み込まれていてもよい。また、第2撮像システム62の少なくとも一部の機能(例えば、画像処理に係る機能)が情報端末1により実現されてもよい。
(9)情報端末の処理装置
図1に示すように、情報端末1の処理装置4は、第1入力部41と、第2入力部42と、画像出力部43と、通話部44と、設定部45と、第1音入力部46と、第2音入力部47と、音出力部48と、認証部49と、錠制御部50と、を有する。なお、これらは、処理装置4によって実現される機能を示しているに過ぎず、必ずしも実体のある構成を示しているわけではない。
(9.1)主な機能
第1入力部41は、第1撮像システム61から出力される第1データの入力を受け付ける。すなわち、第1撮像システム61から出力された第1データは、通信IF11で受信され、通信IF11を介して処理装置4(第1入力部41)へ提供される。第1データは、第1撮像システム61で撮像された第1画像のみを含むデータであってもよい。
第2入力部42は、第2撮像システム62から出力される第2データの入力を受け付ける。すなわち、第2撮像システム62から出力された第2データは、通信IF11で受信され、通信IF11を介して処理装置4(第2入力部42)へ提供される。第2データは、第2撮像システム62で撮像された第2画像のみを含むデータであってもよい。
情報端末1の通信IF11は、第1撮像システム61と通信するための第1端子、及び、第2撮像システム62と通信するための第2端子を備える。第1入力部41は、第1端子を介して第1データの入力を受け付ける。第2入力部42は、第2端子を介して第2データの入力を受け付ける。
画像出力部43は、画像データを出力する。画像出力部43は、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方を加工したデータを、画像データとして出力してもよい。加工の一例は、データ形式の変換、及び、データの圧縮等である。あるいは、画像出力部43は、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方をそのまま、画像データとして出力してもよい。以下では、画像出力部43が、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方をそのまま、画像データとして出力する場合を想定して説明する。
通話部44は、情報端末1と複数の住戸端末3との間で通話のための通信を確立する機能を有する。具体的には、情報端末1と複数の住戸端末3との間で、通話の開始指示を表す通話開始信号が授受されることにより、通話のための通信が確立される。
(9.2)画像出力
設定部45は、画像出力部43から出力される画像データに関する設定を行う。画像データに関する設定の一例は、画像出力部43が第1データと第2データとのうちいずれに基づく画像データを出力するかの設定である。言い換えると、設定部45は、画像出力部43が第1データと第2データとのうちいずれに基づく画像データを出力するかを設定する。
画像出力部43が画像データを提供(出力)する対象は、住戸端末3である。画像出力部43は、複数の住戸端末3のうち少なくとも1つの住戸端末3へ画像データを出力する。本実施形態では、管理人H1により指定された1つの住戸の住戸端末3へのみ、画像出力部43が画像データを出力する。
画像出力部43が画像データを住戸端末3に出力する場合には、最初は、第1データと第2データとのうち、住戸端末3ごとに設定された方のデータに基づく画像データを出力する。より詳細には、住人H3は、住戸端末3の操作部32を操作することで、画像出力部43が最初に第1データと第2データとのうちいずれに基づく画像データを出力するかを設定する。設定情報は、住戸端末3から情報端末1に出力され、情報端末1のメモリに記憶される。画像出力部43から住戸端末3へ出力された画像データは、表示部38に表示される。つまり、住人H3は、住戸端末3の操作部32を操作することにより、最初に表示される画像を選択する「初期画像設定」を行うことができる。初期画像設定は、情報端末1の設定部45の機能である。つまり、設定部45は、設定装置(住戸端末3)に対するユーザ(住人H3)の操作に応じて画像データに関する設定を行う。
より詳細には、複数の住戸のうち、管理人H1が指定した住戸の住戸端末3に対して、情報端末1が呼出信号を送信する。例えば、管理人H1は、来訪者H2が用事のある住戸の住戸番号を来訪者H2から聞き取り、ロビーインターホン2の操作部22に住戸番号を入力することで、住戸を指定する。呼出信号は、住戸端末3の識別情報を含む。住戸端末3は、呼出信号に含まれる識別情報が自身の識別情報と一致していると判定すると、呼出信号が自身に宛てられた信号であると認証する。情報端末1の設定部45は、呼出信号に含まれる識別情報に対応する設定情報(初期画像設定の情報)をメモリから読み出すことで、画像出力部43が第1データと第2データとのうちいずれに基づく画像データを出力するかを設定(決定)する。つまり、設定部45は、情報端末1が少なくとも1つの住戸端末3の操作者(住人H3)を呼び出すために出力する呼出信号に基づいて、画像出力部43が第1データと第2データとのうちいずれに基づく画像データを出力するかを設定する。また、画像出力部43は、情報端末1が少なくとも1つの住戸端末3の操作者(住人H3)を呼び出す呼出信号を出力する場合に、少なくとも1つの住戸端末3へ画像データを出力する。
また、第1データと第2データとのうち設定された方のデータに基づく画像データが表示部38に表示された後には、住戸端末3の操作部32に対する住人H3の操作によって、表示する画像を切替え可能である。例えば、操作部32に特定の操作がされる度に、画像出力部43が第1データに基づく画像データを出力する状態と、画像出力部43が第2データに基づく画像データを出力する状態と、が切り替わる。つまり、住戸端末3の表示部38に画像データが表示されている際に、設定部45は、設定装置(住戸端末3)に対するユーザ(住人H3)の操作に応じて、画像出力部43が出力する画像データを切り替える。
画像データに関する設定をユーザが行うための設定装置は、住戸端末3に限定されない。設定装置は、例えば、住人H3又は管理人H1が所持するスマートフォン又はタブレット端末等の携帯端末であってもよい。あるいは、情報端末1が設定装置としての機能を有していてもよい。
また、第2撮像システム62から第2データが第2入力部42に入力されると、情報端末1の表示部18は、第2データに基づく画像データを表示する。つまり、情報端末1は、画像データを表示する表示部18を備える。
また、情報端末1及び住戸端末3はそれぞれ、画像データを表示する機能を有する表示装置に該当する。画像出力部43は、表示装置へ画像データを出力する。画像出力部43から出力される画像データは、表示装置においてリアルタイムで表示される即時画像データと、表示装置において所望のタイミングで表示される適時画像データと、を含む。例えば、画像データが住戸端末3へ出力されると、住戸端末3は、即時画像データをリアルタイムで表示部38に表示し、適時画像データを住戸端末3のメモリに記憶する。住人H3が住戸端末3の操作部32を操作し、例えば、撮影日時を指定することで、住戸端末3の表示部38は、指定された撮影日時に対応する適時画像データを表示する。
情報端末1と住戸端末3との間の通信に使用される通信帯域の空きが十分にある場合には、画像出力部43は、即時画像データと適時画像データとの両方を出力すればよい。一方で、通信帯域の空きが不十分である場合は、画像出力部43は、即時画像データのみを出力すればよい。また、例えば、住戸の住人H3が不在の場合は、画像出力部43は、適時画像データのみを出力すればよい。また、例えば、住戸端末3の操作部32に対する設定操作により、画像出力部43が即時画像データを出力するか、適時画像データを出力するか、両方を出力するかが設定されてもよい。
(9.3)音出力
第1音入力部46は、第1撮像システム61の撮像対象(管理人H1)の周辺の音を電気信号に変換した第1音データの入力を受け付ける。つまり、第1音入力部46は、第1マイクロフォン81で生成された第1音データの入力を受け付ける。
第2音入力部47は、第2撮像システム62の撮像対象(来訪者H2)の周辺の音を電気信号に変換した第2音データの入力を受け付ける。つまり、第2音入力部47は、第2マイクロフォン82で生成された第2音データの入力を受け付ける。
音出力部48は、第1音データ及び第2音データのうち少なくとも一方を出力する。より詳細には、音出力部48は、第1音データ及び第2音データのうち少なくとも一方を住戸端末3へ出力する。音出力部48が第1音データを出力する場合に、画像出力部43は、第1データに基づく画像データを出力する。一方で、音出力部48が第2音データを出力する場合に、画像出力部43は、第2データに基づく画像データを出力する。住戸端末3は、受け取った第1音データ又は第2音データをスピーカ37から音として出力する。また、住戸端末3は、画像データを表示部38に表示する。つまり、住戸端末3では、表示部38に管理人H1の画像が表示されている際には、管理人H1の発する声がスピーカ37から出力され、表示部38に来訪者H2の画像が表示されている際には、来訪者H2の発する声がスピーカ37から出力される。
また、音出力部48から出力される音データ(第1音データ及び第2音データのうち少なくとも一方を含む)は、表示装置(住戸端末3)においてリアルタイムで再生される即時音データと、表示装置において所望のタイミングで再生される適時音データと、を含む。表示装置において即時画像データが表示される際に、即時音データも同時に再生される。表示装置において適時画像データが表示される際に、適時音データも同時に再生される。
また、好ましくは、住戸端末3の操作部32への操作により、音出力部48における第1音データ及び第2音データの各々の出力の有無を切替可能である。つまり、住人H3が操作部32を操作することで、第1音データと第2音データとのうち一方又は両方が出力されるようにしたり、第1音データと第2音データとのいずれも出力されないようにしたりできる。また、情報端末1の操作部12への操作により、音出力部48における第1音データ及び第2音データの各々の出力の有無を切替可能であってもよい。また、第1マイクロフォン81の設定をミュートにすることで、第1音データが出力されないようにしてもよく、第2マイクロフォン82の設定をミュートにすることで、第2音データが出力されないようにしてもよい。
(9.4)認証
好ましくは、第2データは、第2画像に加えて、第2画像に関連するデータを含む。第2画像に関連するデータは、例えば、第2画像に写る人(来訪者H2)の認証に関するデータを含む。そして、第2データに基づく画像データの出力先の装置(住戸端末3)では、第2画像に関連するデータが表示される。
より詳細には、認証部49は、第2画像を解析して、第2画像に写る人を認証する。認証は、例えば、顔認証であってもよいし、虹彩認証であってもよい。認証部49は、第2画像に写る人の特徴量を、情報端末1のメモリに予め記憶された1以上の人の特徴量と比較する。情報端末1のメモリには、例えば、複数の住戸の複数の住人等の各々の特徴量が記憶されている。認証部49は、比較の結果、第2画像に写る人と、情報端末1のメモリに予め記憶された特定の人と、が同一人物であると判定すると、メモリに記憶されたラベルと共に、判定結果を出力する。ラベルは、例えば、入場を許可するか否かを示す情報であってもよいし、上記特定の人の氏名及び属性等の、上記特定の人に関する情報であってもよい。画像出力部43は、判定結果及びラベルを含む第2データを、住戸端末3へ出力する。住戸端末3の表示部38は、判定結果及びラベルに関する表示を行う。これにより、住人H3は、来訪者H2の属性等の情報を得ることができる。
また、例えば、情報端末1のメモリには、集合施設を頻繁に訪問する人(ここでは、宅配業者とする。)の特徴量が記憶されている。認証部49は、比較の結果、第2画像に写る人と、情報端末1のメモリに予め記憶された人と、が同一人物であると判定すると、メモリに記憶されたラベルと共に、判定結果を出力する。ラベルは、例えば、入場を許可するか否かを示す情報であってもよいし、上記人が宅配業者であるという情報であってもよい。
また、例えば、情報端末1のメモリには、迷惑行為を行ったこと等により集合施設への立ち入りが制限されている人の特徴量が記憶されている。認証部49は、比較の結果、第2画像に写る人と、情報端末1のメモリに予め記憶された人と、が同一人物であると判定すると、メモリに記憶されたラベルと共に、判定結果を出力する。ラベルは、例えば、入場を許可するか否かを示す情報であってもよいし、上記人が入場を制限されている人であるという情報であってもよいし、上記人が入場を制限されている理由を示す情報であってもよい。
管理人H1は、情報端末1を操作することで、第2撮像システム62で撮像され来訪者H2が写った第2画像を、ラベルと共にメモリに記憶するか否かを決定することができる。
(9.5)錠制御部
情報端末1の錠制御部50は、操作部12に対する操作に応じて、共用玄関の玄関ドアD1(図2参照)に設けられた電気錠の施錠及び解錠を行う。
(10)動作フロー
以下、図4を参照して、インターホンシステム100の動作フローを説明する。なお、図4に示すシーケンス図は、インターホンシステム100の動作フローの一例に過ぎず、処理の順序が適宜変更されてもよいし、処理が適宜追加又は省略されてもよい。
来訪者H2は、集合施設を訪れて、管理人H1と会話する。来訪者H2は、用件がある住戸の住戸番号を管理人H1に告げる。管理人H1は、情報端末1の操作部12を操作することで、来訪者H2が告げた住戸番号を指定する(ステップS21)。すると、ロビーインターホン2は、指定された住戸番号と対応付けられた住戸端末3へ、呼出信号を出力する(ステップS22)。
また、管理人H1が住戸番号を指定する操作をすると、情報端末1は、第1撮像システム61及び第2撮像システム62の各々に、撮像を開始させる(ステップS23)。また、同時に、情報端末1のマイクロフォン16が、音を捉えて電気信号に変換する収音処理を開始する(ステップS23)。
ステップS22で住戸端末3へ呼出信号が出力されると、住戸端末3は、例えば、スピーカ37から音を発することにより、来訪者H2が来訪したことを住人H3へ通知する。住人H3は、例えば、住戸端末3の操作部32を操作することで、呼出しに応答する(ステップS24)。すると、住戸端末3は、画像データ及び音データを要求するための要求信号を、情報端末1へ出力する(ステップS25)。
情報端末1は、第1撮像システム61及び第2撮像システム62から、第1データ及び第2データを取得し、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを生成する。情報端末1は、住戸端末3から要求信号を受け取ると、画像データを住戸端末3へ出力する(ステップS26)。また、情報端末1は、情報端末1のマイクロフォン16から、第1音データ及び第2音データを取得する。情報端末1は、住戸端末3から要求信号を受け取ると、第1音データ及び第2音データのうち少なくとも一方(音データ)を、住戸端末3へ出力する(ステップS26)。
住戸端末3は、設定部45によりなされた設定に応じて、表示部38において画像データを表示し、スピーカ37において音データを再生する(ステップS27)。例えば、設定に従い、表示部38は、最初は来訪者H2を撮像した第2画像を表示し、操作部32に特定の操作がされる度に、第1画像と第2画像とを交互に表示する。また、例えば、来訪者H2が話している際には住戸端末3には第2音データが入力され、管理人H1が話している際には住戸端末3には第1音データが入力されるので、スピーカ37は、直近に入力された音データを再生する。
次いで、管理人H1は、情報端末1に所定の操作を行うことにより、情報端末1と住戸端末3との間の通話のための通信を確立する。これにより、管理人H1と住人H3との通話が可能となる(ステップS28)。すなわち、情報端末1では、住人H3の音声(又は、画像と音声と)が再生され、住戸端末3では、管理人H1の画像と音声とが再生される。管理人H1は、集合施設の玄関ドアD1の解錠の可否を、住人H3に問い合わせる(ステップS29)。住人H3が解錠を許可すると、管理人H1は、情報端末1の操作部12を操作し、これにより、錠制御部50が玄関ドアD1に設けられた電気錠を駆動し、玄関ドアD1を解錠する。これにより、来訪者H2は玄関ドアD1を抜けて、住人H3がいる住戸へ向かうことができる。
また、住戸端末3の操作部32、又は、情報端末1の操作部12への操作により、終話することができる。つまり、操作部32又は操作部12への操作により、情報端末1と住戸端末3との間の通話のための通信を切断することができる。また、玄関ドアD1が解錠されることをトリガとして、通話のための通信が切断されてもよい。
(実施形態1の変形例1)
以下、実施形態1の変形例1に係るインターホンシステム100について説明する。実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2データは、第2画像に加えて、第2画像に関連するデータを含んでいてよい。上述の実施形態1では、第2画像に関連するデータは、例えば、第2画像に写る人(来訪者H2)の認証に関するデータを含む。一方で、本変形例1では、第2画像に関連するデータは、第2画像に写る人(来訪者H2)の体表面の温度に関するデータを含む。以下、より詳細に説明する。
本変形例の第2撮像システム62は、可視光カメラと、サーモカメラと、を含む。可視光カメラ及びサーモカメラは、それぞれの撮像範囲の少なくとも一部が一致するように配置される。可視光カメラは、撮像対象(来訪者H2)を撮像した第2画像を生成する。サーモカメラは、撮像対象の表面温度分布のデータを生成する。画像出力部43は、例えば、第2画像と表面温度分布のデータとを時間軸及び空間が一致するように重ね合わせたデータを第2データとして出力する。あるいは、画像出力部43は、例えば、第2画像と、第2画像とは別個の表面温度分布のデータと、を含む第2データを出力する。
第2データが住戸端末3へ出力されると、住戸端末3の表示部38は、第2データに対応する表示をする。つまり、表示部38は、例えば、第2画像と表面温度分布のデータとを重ね合わせたデータを表示する、あるいは、第2画像と表面温度分布のデータとを、時間軸を一致させて個別に表示する。これにより、住人H3は、来訪者H2の発熱の有無を推定することができる。
なお、第2画像に関連するデータは、第2画像に写る人の認証、及び、第2画像に写る人の体表面の温度のうち少なくとも一方に関するデータを含んでいてもよい。
なお、第2撮像システム62は、可視光カメラとサーモカメラとのうち、サーモカメラのみを含んでいてもよい。つまり、第2画像は、サーモカメラで撮像された画像であってもよい。
(実施形態1のその他の変形例)
以下、実施形態1のその他の変形例を列挙する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよい。また、以下の変形例は、上述の変形例1と適宜組み合わせて実現されてもよい。
実施形態1では、第1撮像システム61の撮像対象と、第2撮像システム62の撮像対象とが異なる。これに対して、第1撮像システム61で撮像される第1画像が第2撮像システム62で撮像される第2画像と異なっていれば、第1撮像システム61の撮像対象と、第2撮像システム62の撮像対象とが一致していてもよい。例えば、第1画像は撮像対象(来訪者H2等)を前方から撮像した画像であって、第2画像は撮像対象を側方、上方又は後方から撮像した画像であってもよい。
撮像システムの個数は、第1撮像システム61と第2撮像システム62との2つに限定されず、3つ以上であってもよい。情報端末1の画像出力部43は、3つ以上の撮像システムでそれぞれ生成された3つ以上のデータのうち、少なくとも1つのデータに基づく画像データを出力してもよい。
撮像システムの撮像対象は、人に限定されない。撮像対象は、例えば、来訪者H2の周囲の空間であってもよい。これにより、例えば、住人H3は、撮像システムで撮像された画像を見ることで、当該空間にいる人の人数、及び、荷物の数量等を把握できる。
複数の撮像システムは、第1撮像システム61及び第2撮像システム62を少なくとも含む。複数の撮像システムのうち少なくとも1つの撮像システムは、暗視カメラであってもよい。
実施形態1では、情報端末1に対する操作がされることで、画像出力部43が画像データを出力し、住戸端末3の表示部38に画像データが表示される。ただし、その他のタイミングにおいても、画像出力部43が画像データを出力し、住戸端末3の表示部38に画像データが表示されてもよい。例えば、情報端末1に対する操作がされない場合であっても、住戸端末3の操作部32に対する操作に応じて、画像出力部43が画像データを出力し、住戸端末3の表示部38に画像データが表示されてもよい。
住戸端末3の表示部38には、第1データ及び第2データの両方に基づく画像データが表示されてもよい。具体的には、表示部38には、第1画像と第2画像との両方が、同時に表示されてもよい。例えば、表示部38の画面が2分割され、一方の画面に第1画像が、他方の画面に第2画像が表示されてもよい。また、第1画像と第2画像との大きさ比が、設定部45により設定されてもよい。
画像出力部43が第1データと、第2データと、その両方と、のうちいずれに基づく画像データを出力するかが、情報端末1の操作部12に対する操作により設定されてもよい。あるいは、住人H3又は管理人H1が所持する携帯端末又はパーソナルコンピュータ等の端末により設定されてもよい。
情報端末1及び住戸端末3等の表示装置が、第1データに基づく画像データを表示する、とは、第1データに含まれる第1画像、又は、第1画像を加工した画像のみを表示することに限定されず、例えば、撮影日時、及び、撮影場所等の情報を更に表示してもよい。
情報端末1及び住戸端末3等の表示装置が、第2データに基づく画像データを表示する、とは、第2データに含まれる第2画像、又は、第2画像を加工した画像のみを表示することに限定されず、例えば、撮影日時、撮影場所、及び、第2画像に写る人の認証に関するデータ等の情報を更に表示してもよい。
画像出力部43は、例えば、住人H3が所持するスマートフォン又はタブレット端末等の携帯端末へ画像データを出力してもよい。
情報端末1の操作部12に対する操作に応じて、第2撮像システム62のカメラの向き(画角及び仰角)が変更可能であってもよい。
ロビーインターホン2は、集合施設の玄関に設置される装置であるが、実施形態1のロビーインターホン2の少なくとも一部の機能が、ロビーインターホン2以外の装置により実現されてもよい。
住戸端末3は、住戸等の施設に設置される装置であるが、実施形態1の住戸端末3の少なくとも一部の機能が、住戸端末3以外の装置により実現されてもよい。
インターホンシステム100の少なくとも一部の機能は、プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体により具現化可能である。一態様に係るプログラムは、情報端末1としての機能を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。プログラムは、コンピュータで読み取り可能な非一時的記録媒体に記録されていてもよい。
一態様に係るプログラムは、情報端末1に、通話処理と、第1入力処理と、第2入力処理と、画像出力処理と、を実行させるためのプログラムである。情報端末1は、複数の施設を含む集合施設に設置される。通話処理は、複数の施設に設置された複数の住戸端末3との間で通話のための通信を確立する処理である。第1入力処理は、集合施設に設置される第1撮像システム61から、第1撮像システム61で撮像された第1画像を含む第1データの入力を受け付ける処理である。第2入力処理は、集合施設に設置される第2撮像システム62から、第2撮像システム62で撮像された第2画像を含む第2データの入力を受け付ける処理である。画像出力処理は、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを出力する処理である。
本開示におけるインターホンシステム100は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示におけるインターホンシステム100としての機能の少なくとも一部が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、インターホンシステム100の各装置における複数の機能が、1つの装置に集約されていることは必須の構成ではない。例えば、情報端末1における複数の機能が、1つの装置に集約されていることは情報端末1に必須の構成ではない。情報端末1の構成要素は、複数の装置に分散して設けられていてもよい。さらに、インターホンシステム100の少なくとも一部の機能、例えば、認証部49の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
反対に、実施形態1において、複数の装置に分散されているインターホンシステム100の少なくとも一部の機能が、1つの装置に集約されていてもよい。例えば、第1撮像システム61と情報端末1とに分散されている機能が、1つの装置に集約されていてもよい。
(実施形態2)
以下、実施形態2に係るインターホンシステム100について、図1、図5、図6を参照して説明する。実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。また、実施形態1の各変形例は、実施形態2にも適宜適用されてもよい。また、実施形態2のインターホンシステム100の少なくとも一部の機能は、プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体により具現化可能である。
本実施形態でも、実施形態1と同様に、集合施設が集合住宅である場合を想定する。また、本実施形態では、情報端末1が集合施設の管理人室に設置されることを想定する。情報端末1は、集合施設の管理人H1に使用される。第1マイクロフォン81及び第2マイクロフォン82(図1参照)は省略される。
第1撮像システム61は、第2撮像システム62が設置された空間とは異なる空間に設置される。図5に示すように、第1撮像システム61は、管理人室にいる管理人H1を撮像可能な位置に配置される。第2撮像システム62は、ロビーインターホン2の正面にいる来訪者H2を撮像可能な位置に配置される。第2撮像システム62は、ロビーインターホン2とは独立して設けられる。ただし、第2撮像システム62がロビーインターホン2に組み込まれていてもよい。
第1音入力部46は、情報端末1のマイクロフォン16で収音された音を電気信号に変換した第1音データの入力を受け付ける。第2音入力部47は、ロビーインターホン2のマイクロフォン26で収音された音を電気信号に変換した第2音データの入力を受け付ける。
画像出力部43が画像データを提供(出力)する対象は、ロビーインターホン2及び住戸端末3である。画像出力部43が画像データをロビーインターホン2に出力する場合には、画像出力部43は、第1データに基づく画像データ、すなわち、管理人H1を撮像した第1画像に基づく画像データを出力する。
情報端末1の通話部44は、情報端末1と複数の住戸端末3との間、及び、情報端末1とロビーインターホン2との間で通話のための通信を確立する機能を有する。具体的には、情報端末1と複数の住戸端末3との間、又は情報端末1とロビーインターホン2との間で、通話の開始指示を表す通話開始信号が授受されることにより、通話のための通信が確立される。
情報端末1とロビーインターホン2との間で通話のための通信が行われている際に、第1撮像システム61から第1データが第1入力部41に入力されると、情報端末1は、通信IF11を介して、第1データをロビーインターホン2へ出力する。ロビーインターホン2の表示部28は、第1データに基づく画像データを表示し、スピーカ27は、第1音データを再生する。また、情報端末1とロビーインターホン2との間で通話のための通信が行われている際に、第2撮像システム62から第2データが第2入力部42に入力されると、情報端末1の表示部18は、来訪者H2を撮像した第2画像に基づく画像データを表示し、スピーカ17は、第2音データを再生する。来訪者H2と管理人H1とは、互いの画像を見ながら、通話をすることができる。
以下、図6を参照して、本実施形態のインターホンシステム100の動作フローを説明する。なお、図6に示すシーケンス図は、インターホンシステム100の動作フローの一例に過ぎず、処理の順序が適宜変更されてもよいし、処理が適宜追加又は省略されてもよい。
来訪者H2は、集合施設を訪れて、ロビーインターホン2の操作部22を操作する。これにより、来訪者H2は、用件がある住戸の住戸番号を指定する(ステップS1)。すると、ロビーインターホン2は、指定された住戸番号の情報を含む指定信号を情報端末1へ出力する(ステップS2)。情報端末1は、例えば、スピーカ17から音を発することにより、来訪者H2が来訪したことを管理人H1へ通知する。
指定信号は、管理人H1を呼び出すための信号でもある。管理人H1は、例えば、情報端末1の受話器を取ることで、呼出しに応答する(ステップS3)。すると、ロビーインターホン2と情報端末1との通信が確立される。また、情報端末1は、複数の住戸端末3のうち、指定信号で指定された住戸番号と対応付けられた住戸端末3へ、呼出信号を出力する(ステップS4)。
また、管理人H1が呼出しに応答すると、情報端末1は、第1撮像システム61及び第2撮像システム62の各々に、撮像を開始させる(ステップS5)。また、同時に、ロビーインターホン2のマイクロフォン26及び情報端末1のマイクロフォン16の各々が、音を捉えて電気信号に変換する収音処理を開始する(ステップS5、S6)。情報端末1では、来訪者H2の画像と音声とが再生され、ロビーインターホン2では、管理人H1の画像と音声とが再生される。これにより、管理人H1と来訪者H2とが通話をすることができる(ステップS7)。
ステップS4で住戸端末3へ呼出信号が出力されると、住戸端末3は、例えば、スピーカ37から音を発することにより、来訪者H2が来訪したことを住人H3へ通知する。住人H3は、例えば、住戸端末3の操作部32を操作することで、呼出しに応答する(ステップS8)。すると、住戸端末3は、画像データ及び音データを要求するための要求信号を、情報端末1へ出力する(ステップS9)。
情報端末1は、第1撮像システム61及び第2撮像システム62から、第1データ及び第2データを取得し、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを、住戸端末3へ出力する(ステップS10、S11)。また、情報端末1は、ロビーインターホン2のマイクロフォン26及び情報端末1のマイクロフォン16から、第1音データ及び第2音データを取得し、第1音データ及び第2音データのうち少なくとも一方(音データ)を、住戸端末3へ出力する(ステップS10、S11)。
住戸端末3は、設定部45によりなされた設定に応じて、表示部38において画像データを表示し、スピーカ37において音データを再生する(ステップS12)。例えば、設定に従い、表示部38は、最初は来訪者H2を撮像した第2画像を表示し、操作部32に特定の操作がされる度に、第1画像と第2画像とを交互に表示する。また、例えば、来訪者H2が話している際には住戸端末3には第2音データが入力され、管理人H1が話している際には住戸端末3には第1音データが入力されるので、スピーカ37は、直近に入力された音データを再生する。また、好ましくは、住戸端末3の操作部32、又は、情報端末1の操作部12への操作により、音出力部48における第1音データ及び第2音データの各々の出力の有無を切替可能である。また、マイクロフォン16の設定をミュートにすることで、第1音データが出力されないようにしてもよく、マイクロフォン26の設定をミュートにすることで、第2音データが出力されないようにしてもよい。
次いで、管理人H1は、情報端末1に所定の操作を行うことにより、情報端末1とロビーインターホン2との間の通信を切断し、情報端末1と住戸端末3との間の通信を確立する。これにより、管理人H1と住人H3との通話が可能となる(ステップS13)。すなわち、情報端末1では、住人H3の音声(又は、画像と音声と)が再生され、住戸端末3では、管理人H1の画像と音声とが再生される。管理人H1は、集合施設の玄関ドアの解錠の可否を、住人H3に問い合わせる(ステップS14)。住人H3が解錠を許可すると、管理人H1は、情報端末1の操作部12を操作し、これにより、錠制御部50が玄関ドアD1に設けられた電気錠を駆動し、玄関ドアD1を解錠する。これにより、来訪者H2は玄関ドアD1を抜けて、住人H3がいる住戸へ向かうことができる。
また、住戸端末3の操作部32、又は、情報端末1の操作部12への操作により、終話することができる。つまり、操作部32又は操作部12への操作により、情報端末1と住戸端末3との間の通話のための通信を切断することができる。また、玄関ドアD1が解錠されることをトリガとして、通話のための通信が切断されてもよい。
なお、管理人H1は、情報端末1に所定の操作を行うことにより、ロビーインターホン2と住戸端末3との間の通信を確立することもできる。これにより、来訪者H2と住人H3との通話が可能となる。例えば、情報端末1への操作により、情報端末1が住戸端末3との間で通話のための通信をするのか、情報端末1がロビーインターホン2との間で通話のための通信をするのかが切替可能である。
(実施形態3)
以下、実施形態3に係るインターホンシステム100について、図7を参照して説明する。実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。また、実施形態1の各変形例及び実施形態2の構成は、実施形態3にも適宜適用されてもよい。また、実施形態3のインターホンシステム100の少なくとも一部の機能は、プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体により具現化可能である。
本実施形態のインターホンシステム100は、制御装置9を更に備える点で、実施形態1と相違する。制御装置9は、ロビーインターホン2、住戸端末3及び情報端末1の間の通信を制御する。より詳細には、制御装置9は、ロビーインターホン2、住戸端末3及び情報端末1の間の通信を中継する。
本実施形態でも、実施形態1又は実施形態2と同様に、情報端末1の画像出力部43は、第1データに基づく画像データだけではなく、第2データに基づく画像データ、あるいは、第1データ及び第2データの両方に基づく画像データをも出力可能である。これにより、画像データを参照するユーザにとって、利便性が向上する。
(まとめ)
以上説明した実施形態等から、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る情報端末(1)は、複数の施設を含む集合施設に設置される。情報端末(1)は、通話部(44)と、第1入力部(41)と、第2入力部(42)と、画像出力部(43)と、を備える。通話部(44)は、複数の施設に設置された複数の住戸端末(3)との間で通話のための通信を確立する機能を有する。第1入力部(41)は、集合施設に設置される第1撮像システム(61)から、第1撮像システム(61)で撮像された第1画像を含む第1データの入力を受け付ける。第2入力部(42)は、集合施設に設置される第2撮像システム(62)から、第2撮像システム(62)で撮像された第2画像を含む第2データの入力を受け付ける。画像出力部(43)は、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを出力する。
上記の構成によれば、利便性を向上させることができる。
また、第2の態様に係る情報端末(1)では、第1の態様において、画像出力部(43)は、複数の住戸端末(3)のうち少なくとも1つの住戸端末(3)へ画像データを出力する。
上記の構成によれば、住戸(施設)の住人(H3)が画像データに基づく画像を見ることができる。
また、第3の態様に係る情報端末(1)では、第2の態様において、画像出力部(43)は、情報端末(1)が少なくとも1つの住戸端末(3)の操作者を呼び出す呼出信号を出力する場合に、少なくとも1つの住戸端末(3)へ画像データを出力する。
上記の構成によれば、必要なときに限り、画像出力部(43)が画像データを出力することができる。これにより、通信量を削減できる。
また、第4の態様に係る情報端末(1)は、第1~3の態様のいずれか1つにおいて、表示部(18)を更に備える。表示部(18)は、画像データを表示する。
上記の構成によれば、画像出力部(43)からの画像データの出力先の装置だけではなく、情報端末(1)にて、画像データに基づく画像を表示することができる。
また、第5の態様に係る情報端末(1)では、第1~4の態様のいずれか1つにおいて、画像出力部(43)は、表示装置へ画像データを出力する。表示装置は、画像データを表示する機能を有する。画像出力部(43)から出力される画像データは、表示装置においてリアルタイムで表示される即時画像データと、表示装置において所望のタイミングで表示される適時画像データと、を含む。
上記の構成によれば、表示装置では、リアルタイムでも、後からでも、画像データに基づく画像を表示することができる。
また、第6の態様に係る情報端末(1)は、第1~5の態様のいずれか1つにおいて、設定部(45)を更に備える。設定部(45)は、画像出力部(43)から出力される画像データに関する設定を行う。
上記の構成によれば、画像データに関する設定が可能となる。
また、第7の態様に係る情報端末(1)では、第6の態様において、設定部(45)は、画像出力部(43)が第1データと第2データとのうちいずれに基づく画像データを出力するかを設定する。
上記の構成によれば、画像出力部(43)は、第1データに基づく画像データと、第2データに基づく画像データと、のうち、必要な画像データを出力することができる。
また、第8の態様に係る情報端末(1)では、第7の態様において、設定部(45)は、呼出信号に基づいて、画像出力部(43)が第1データと第2データとのうちいずれに基づく画像データを出力するかを設定する。呼出信号は、情報端末(1)が複数の住戸端末(3)のうち少なくとも1つの住戸端末(3)の操作者を呼び出すために出力する信号である。
上記の構成によれば、画像出力部(43)は、呼出信号に応じて、適切な画像データを選択し出力することができる。
また、第9の態様に係る情報端末(1)では、第6~8の態様のいずれか1つにおいて、設定部(45)は、設定装置に対するユーザの操作に応じて画像データに関する設定を行う。
上記の構成によれば、ユーザが画像データに関する設定を行うことができる。
また、第10の態様に係る情報端末(1)では、第1~9の態様のいずれか1つにおいて、第1撮像システム(61)は、集合施設の管理人(H1)を撮像可能な位置に配置され、管理人(H1)を撮像した第1画像を生成する。
上記の構成によれば、ユーザは、画像データに基づく画像に写る管理人(H1)を見ることができる。
また、第11の態様に係る情報端末(1)では、第1~10の態様のいずれか1つにおいて、第2撮像システム(62)は、集合施設への来訪者(H2)を撮像可能な位置に配置され、来訪者(H2)を撮像した第2画像を生成する。
上記の構成によれば、ユーザは、画像データに基づく画像に写る来訪者(H2)を見ることができる。
また、第12の態様に係る情報端末(1)では、第1~11の態様のいずれか1つにおいて、第2データは、第2画像と、第2画像に関連するデータと、を含む。
上記の構成によれば、情報端末(1)に画像以外の情報を提供できる。
また、第13の態様に係る情報端末(1)では、第12の態様において、第2データに関連するデータは、第2画像に写る人の認証、及び、人の体表面の温度のうち少なくとも一方に関するデータを含む。
上記の構成によれば、撮像された人の認証、及び/又は、体調の確認を行うことができる。
また、第14の態様に係る情報端末(1)は、第1~13の態様のいずれか1つにおいて、第1音入力部(46)と、第2音入力部(47)と、音出力部(48)と、を更に備える。第1音入力部(46)は、第1撮像システム(61)の撮像対象の周辺の音を電気信号に変換した第1音データの入力を受け付ける。第2音入力部(47)は、第2撮像システム(62)の撮像対象の周辺の音を電気信号に変換した第2音データの入力を受け付ける。音出力部(48)は、第1音データ及び第2音データのうち少なくとも一方を出力する。音出力部(48)が第1音データを出力する場合に、画像出力部(43)は、第1データに基づく画像データを出力する。音出力部(48)が第2音データを出力する場合に、画像出力部(43)は、第2データに基づく画像データを出力する。
上記の構成によれば、情報端末(1)は、画像データに基づく画像に写る人と、その人が発する声と、を同期して出力することができる。
第1の態様以外の構成については、情報端末(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
また、第15の態様に係るインターホンシステム(100)は、第1~14の態様のいずれか1つに係る情報端末(1)と、複数の住戸端末(3)と、を備える。複数の住戸端末(3)は、画像出力部(43)から出力された画像データの入力を受け付ける。
上記の構成によれば、利便性を向上させることができる。
また、第16の態様に係るプログラムは、情報端末(1)に、通話処理と、第1入力処理と、第2入力処理と、画像出力処理と、を実行させるためのプログラムである。情報端末(1)は、複数の施設を含む集合施設に設置される。通話処理は、複数の施設に設置された複数の住戸端末(3)との間で通話のための通信を確立する処理である。第1入力処理は、集合施設に設置される第1撮像システム(61)から、第1撮像システム(61)で撮像された第1画像を含む第1データの入力を受け付ける処理である。第2入力処理は、集合施設に設置される第2撮像システム(62)から、第2撮像システム(62)で撮像された第2画像を含む第2データの入力を受け付ける処理である。画像出力処理は、第1データ及び第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを出力する処理である。
上記の構成によれば、利便性を向上させることができる。
上記態様に限らず、実施形態に係るインターホンシステム(100)の種々の構成(変形例を含む)は、情報端末(1)の使用方法、インターホンシステム(100)の使用方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体にて具現化可能である。
1 情報端末
3 住戸端末
18 表示部
41 第1入力部
42 第2入力部
43 画像出力部
44 通話部
45 設定部
46 第1音入力部
47 第2音入力部
48 音出力部
61 第1撮像システム
62 第2撮像システム
100 インターホンシステム
H1 管理人
H2 来訪者

Claims (16)

  1. 複数の施設を含む集合施設に設置される情報端末であって、
    前記複数の施設に設置された複数の住戸端末との間で通話のための通信を確立する機能を有する通話部と、
    前記集合施設に設置される第1撮像システムから、前記第1撮像システムで撮像された第1画像を含む第1データの入力を受け付ける第1入力部と、
    前記集合施設に設置される第2撮像システムから、前記第2撮像システムで撮像された第2画像を含む第2データの入力を受け付ける第2入力部と、
    前記第1データ及び前記第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを出力する画像出力部と、を備える、
    情報端末。
  2. 前記画像出力部は、前記複数の住戸端末のうち少なくとも1つの住戸端末へ前記画像データを出力する、
    請求項1に記載の情報端末。
  3. 前記画像出力部は、前記情報端末が前記少なくとも1つの住戸端末の操作者を呼び出す呼出信号を出力する場合に、前記少なくとも1つの住戸端末へ前記画像データを出力する、
    請求項2に記載の情報端末。
  4. 前記画像データを表示する表示部を更に備える、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の情報端末。
  5. 前記画像出力部は、前記画像データを表示する機能を有する表示装置へ前記画像データを出力し、
    前記画像出力部から出力される前記画像データは、前記表示装置においてリアルタイムで表示される即時画像データと、前記表示装置において所望のタイミングで表示される適時画像データと、を含む、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の情報端末。
  6. 前記画像出力部から出力される前記画像データに関する設定を行う設定部を更に備える、
    請求項1に記載の情報端末。
  7. 前記設定部は、前記画像出力部が前記第1データと前記第2データとのうちいずれに基づく前記画像データを出力するかを設定する、
    請求項6に記載の情報端末。
  8. 前記設定部は、前記情報端末が前記複数の住戸端末のうち少なくとも1つの住戸端末の操作者を呼び出すために出力する呼出信号に基づいて、前記画像出力部が前記第1データと前記第2データとのうちいずれに基づく前記画像データを出力するかを設定する、
    請求項7に記載の情報端末。
  9. 前記設定部は、設定装置に対するユーザの操作に応じて前記画像データに関する設定を行う、
    請求項6~8のいずれか一項に記載の情報端末。
  10. 前記第1撮像システムは、前記集合施設の管理人を撮像可能な位置に配置され、前記管理人を撮像した前記第1画像を生成する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の情報端末。
  11. 前記第2撮像システムは、前記集合施設への来訪者を撮像可能な位置に配置され、前記来訪者を撮像した前記第2画像を生成する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の情報端末。
  12. 前記第2データは、前記第2画像と、前記第2画像に関連するデータと、を含む、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の情報端末。
  13. 前記第2データに関連する前記データは、前記第2画像に写る人の認証、及び、前記人の体表面の温度のうち少なくとも一方に関するデータを含む、
    請求項12に記載の情報端末。
  14. 前記第1撮像システムの撮像対象の周辺の音を電気信号に変換した第1音データの入力を受け付ける第1音入力部と、
    前記第2撮像システムの撮像対象の周辺の音を電気信号に変換した第2音データの入力を受け付ける第2音入力部と、
    前記第1音データ及び前記第2音データのうち少なくとも一方を出力する音出力部と、を更に備え、
    前記音出力部が前記第1音データを出力する場合に、前記画像出力部は、前記第1データに基づく前記画像データを出力し、
    前記音出力部が前記第2音データを出力する場合に、前記画像出力部は、前記第2データに基づく前記画像データを出力する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の情報端末。
  15. 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報端末と、
    前記画像出力部から出力された前記画像データの入力を受け付ける前記複数の住戸端末と、を備える、
    インターホンシステム。
  16. 複数の施設を含む集合施設に設置される情報端末に、
    前記複数の施設に設置された複数の住戸端末との間で通話のための通信を確立する通話処理と、
    前記集合施設に設置される第1撮像システムから、前記第1撮像システムで撮像された第1画像を含む第1データの入力を受け付ける第1入力処理と、
    前記集合施設に設置される第2撮像システムから、前記第2撮像システムで撮像された第2画像を含む第2データの入力を受け付ける第2入力処理と、
    前記第1データ及び前記第2データのうち少なくとも一方に基づく画像データを出力する画像出力処理と、を実行させるための、
    プログラム。
JP2022082624A 2021-07-09 2022-05-19 情報端末、インターホンシステム及びプログラム Pending JP2023010577A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021114567 2021-07-09
JP2021114567 2021-07-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023010577A true JP2023010577A (ja) 2023-01-20

Family

ID=85119065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022082624A Pending JP2023010577A (ja) 2021-07-09 2022-05-19 情報端末、インターホンシステム及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023010577A (ja)
TW (1) TW202308366A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
TW202308366A (zh) 2023-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022145842A (ja) インターホンシステム、制御方法、及びプログラム
JP7016043B2 (ja) インターホンシステム、処理方法及びプログラム
JP2020178317A (ja) インターホンシステム、設定方法、及びプログラム
JP7217418B2 (ja) 確認端末、確認システム、確認端末用プログラム及び確認端末の制御方法
JP2023010577A (ja) 情報端末、インターホンシステム及びプログラム
KR101236307B1 (ko) 홈 네트워크 시스템
TWI788548B (zh) 對講機裝置、對講機系統、資訊終端、處理方法及程式
TWI818035B (zh) 對講機門站、對講機系統、控制方法及程式
JP7143170B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP7133781B2 (ja) インターホン装置及びインターホンシステム
JP7390670B2 (ja) 共同玄関子機、共同玄関子機の画像出力方法、及びプログラム
TW201946429A (zh) 對講機系統
JP7308445B2 (ja) 画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
TWI794478B (zh) 呼叫裝置、資訊終端、資訊終端之控制方法及程式
WO2020218146A1 (ja) インターホンシステム、設定方法、及びプログラム
JP7352788B2 (ja) インターホンシステム、登録方法、及びプログラム
JP7329747B2 (ja) インターホン玄関装置、インターホンシステム、制御方法、通信装置、処理方法、及びプログラム
JP2023005286A (ja) 制御システム、制御方法及びプログラム
TW202428013A (zh) 資訊終端、對講機系統、聲音辨識系統、控制方法及程式
TW202428012A (zh) 資訊終端、對講機系統、聲音辨識系統、控制方法及程式
JP2020127088A (ja) インターホン装置、情報端末、及びインターホンシステム
TW202428011A (zh) 資訊終端、對講機系統、控制方法及程式
WO2020004246A1 (ja) インターホン装置、インターホン装置の制御方法、インターホン装置用プログラム、情報端末の制御方法、及び情報端末用プログラム
TW202428010A (zh) 資訊終端、對講機系統、控制方法及程式
JP2021141572A (ja) 情報端末、インターホンシステム、処理方法及びプログラム