JP2023010417A - 光検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光検出素子の出力を安定に積分増幅することができる光検出装置を提供する。【解決手段】光検出装置は、検出領域に設けられた複数の検出素子31(光検出素子)と、検出素子31から出力される電気信号を積分増幅する積分増幅回路32と、積分増幅回路32の出力に接続される出力回路33と、を備える。積分増幅回路32は、奇数段の反転増幅器301,302,303が直列接続された増幅器アレイ300と、増幅器アレイ300の入出力間に接続された積分容量Cfbと、増幅器アレイ300を構成する初段の反転増幅器301の両端に接続された第1リセット回路SW1と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、光検出装置に関する。
例えば、検出用の光電変換素子を用いた検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。光電変換素子を用いた検出装置は、光電変換素子で発生した電荷を電圧信号に変換して検出回路に出力し、当該電圧信号を検出回路に設けられた積分回路にて積分することにより、検出処理が行われる。
特開2011-10054号公報
検出用の光電変換素子として、例えばOPD(Organic Photo Diode)等のフォトダイオードがある。低照度下での検出に用いられる検出装置では、例えばフォトダイオード等の検出素子から得られる信号の変化量が小さいため、検出素子の出力を増幅する必要がある。また、検出素子の出力増幅は、ノイズの混入を防ぐために検出素子の近傍で行うことが望ましい。このため、増幅器を多段化した積分回路を検出素子の近傍に配置する構成が考えられる。特に、中性子線やX線等を検出する場合、大面積化や検出効率の向上が望まれており、大面積化が容易な低温ポリシリコン(LTPS:Low Temperature Polycrystalline Silicone)で構成された薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が用いられる。
しかしながら、LTPSで構成されたTFTは、結晶シリコンで構成されたトランジスタに比べて電子の移動度が低く、閾値電圧や応答特性等の素子特性ばらつきが大きいといった課題がある。このため、回路規模が大きくなると、回路の入力と出力との間で生じる遅延が大きくなり、回路発振やリンギングが発生し易くなる。
本発明は、光検出素子の出力を安定に積分増幅することができる光検出装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光検出装置は、複数の分割領域に分割された検出領域において、複数の前記分割領域にそれぞれ設けられた複数の光検出素子と、前記光検出素子から出力される電気信号を積分増幅する積分増幅回路と、前記積分増幅回路の出力に接続される出力回路と、を備え、前記積分増幅回路は、奇数段の反転増幅器が直列接続された増幅器アレイと、前記増幅器アレイの入出力間に接続された積分容量と、前記増幅器アレイを構成する初段の反転増幅器の両端に接続された第1リセット回路と、を備える。
図1Aは、実施形態に係る検出装置を有する照明装置付き検出機器の概略断面構成を示す断面図である。 図1Bは、変形例に係る照明装置付き検出機器の概略断面構成を示す断面図である。 図2は、実施形態に係る検出装置を示す平面図である。 図3は、実施形態1に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。 図4は、積分増幅回路を構成する反転増幅器の具体的な構成例を示す図である。 図5は、各リセット回路の具体的な構成例を示す図である。 図6は、実施形態1に係る分割領域の動作例を示すタイミングチャートである。 図7は、比較例に係る積分増幅回路の構成例を示すブロック図である。 図8は、実施形態1の変形例に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。 図9は、実施形態2に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。 図10は、実施形態2に係る分割領域の動作例を示すタイミングチャートである。 図11は、実施形態2の変形例1に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。 図12は、実施形態2の変形例2に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。 図13は、実施形態2の変形例2に係る分割領域の動作例を示すタイミングチャートである。 図14は、実施形態3に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。 図15は、実施形態3に係る分割領域の動作例を示すタイミングチャートである。 図16は、検出素子の変形例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
本明細書及び特許請求の範囲において、ある構造体の上に他の構造体を配置する態様を表現するにあたり、単に「上に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある構造体に接するように、直上に他の構造体を配置する場合と、ある構造体の上方に、さらに別の構造体を介して他の構造体を配置する場合との両方を含むものとする。
ここでは、まず、本実施形態に係る検出装置の適用例について、図1A及び図1Bを参照して説明する。
図1Aは、実施形態に係る検出装置を有する照明装置付き検出機器の概略断面構成を示す断面図である。図1Aに示すように、照明装置付き検出機器120は、検出装置1(光検出装置)と、照明装置121と、カバーガラス122とを有する。検出装置1の表面に垂直な方向において、照明装置121、検出装置1、カバーガラス122の順に積層されている。
照明装置121は、光を照射する光照射面121aを有し、光照射面121aから検出装置1に向けて光L1を照射する。照明装置121は、バックライトである。照明装置121は、例えば、検出領域AAに対応する位置に設けられた導光板と、導光板の一方端又は両端に並ぶ複数の光源とを有する、いわゆるサイドライト型のバックライトであってもよい。光源として、例えば、所定の色の光を発する発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が用いられる。また、照明装置121は、検出領域AAの直下に設けられた光源(例えば、LED)を有する、いわゆる直下型のバックライトであっても良い。また、照明装置121は、バックライトに限定されず、検出装置1の側方や上方に設けられていてもよく、指Fgの側方や上方から光L1を照射してもよい。
検出装置1は、照明装置121の光照射面121aと対向して設けられる。照明装置121から照射された光L1は、検出装置1及びカバーガラス122を透過する。検出装置1は、カバーガラス122と空気との界面で反射した光L2を検出することで、検出対象(図1Aに示す例では、指Fgの表面の凹凸(例えば、指紋))を検出できる。照明装置121からの光L1の色は、検出対象に応じて異ならせてもよい。
カバーガラス122は、検出装置1及び照明装置121を保護するための部材であり、検出装置1及び照明装置121を覆っている。カバーガラス122は、例えばガラス基板である。なお、カバーガラス122はガラス基板に限定されず、樹脂基板等であってもよい。また、カバーガラス122が設けられていなくてもよい。この場合、検出装置1の表面に保護層が設けられ、検出対象(ここでは、指Fg)は検出装置1の保護層に接する。
照明装置付き検出機器120は、照明装置121に換えて表示パネルが設けられていてもよい。表示パネルは、例えば、有機ELディスプレイパネル(OLED:Organic Light Emitting Diode)や無機ELディスプレイ(マイクロLED、ミニLED)であってもよい。或いは、表示パネルは、表示素子として液晶素子を用いた液晶表示パネル(LCD:Liquid Crystal Display)や、表示素子として電気泳動素子を用いた電気泳動型表示パネル(EPD:Electrophoretic Display)であってもよい。
図1Bは、変形例に係る照明装置付き検出機器の概略断面構成を示す断面図である。図1Bに示すように、照明装置付き検出機器120Aは、検出装置1の表面に垂直な方向において、検出装置1、照明装置121、カバーガラス122の順に積層されている。本変形例においても、照明装置121として、有機ELディスプレイパネル等の表示パネルを採用することができる。
照明装置121から照射された光L1は、カバーガラス122を透過した後、指Fgで反射する。指Fgで反射した光L2は、カバーガラス122を透過し、さらに、照明装置121を透過する。検出装置1は、照明装置121を透過した光L2を受光することで、指紋検出等、生体に関する情報を検出することができる。
図2は、実施形態に係る検出装置を示す平面図である。図2に示すように、検出装置1は、基板2上に、センサ部3と、電源回路4と、駆動回路5と、検出回路6と、を有する。
基板2は、検出領域AAと、周辺領域GAとを有する。検出領域AAは、センサ部3が有する複数の分割領域30と重なる領域である。すなわち、検出領域AAは、複数の分割領域30に分割されている。周辺領域GAは、検出領域AAの外側の領域であり、分割領域30と重ならない領域である。すなわち、周辺領域GAは、検出領域AAの外周と基板21の端部との間の領域である。図2では、周辺領域GAに電源回路4、駆動回路5、検出回路6が設けられた例を示している。
図2に示す例において、センサ部3は、検出領域AAに分割領域30がマトリクス状に配列されている。センサ部3の態様はこれに限らず、検出領域AAが複数の分割領域30に分割された態様であれば良い。
電源回路4は、分割領域30に印加する各種電位や各種電源電圧を供給する回路である。分割領域30に印加する各種電位や各種電源電圧については、後述する実施形態に係る分割領域30の構成において説明する。
駆動回路5は、分割領域30に読出制御信号や各種リセット制御信号を出力し、分割領域30の動作を制御する回路である。分割領域30に出力する読出制御信号や各種リセット制御信号については、後述する実施形態に係る分割領域30の構成において説明する。
検出回路6は、分割領域30から出力される検出信号に基づき所定の検出処理を行う回路である。検出回路6は、例えば分割領域30から出力される検出信号をAD変換してデジタル画像データに変換し、後段の処理装置(不図示)等に出力する。
以下、実施形態に係る分割領域30の構成を説明する。
(実施形態1)
図3は、実施形態1に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、実施形態1に係る分割領域30は、検出素子31(光検出素子)と、積分増幅回路32と、出力回路33と、を備える。
検出素子31は、例えばOPD(Organic Photo Diode)等のフォトダイオードPDを有する。フォトダイオードPDは、照射される放射線に応じて蓄積される電荷に応じた電気信号を出力する。容量Csは、フォトダイオードPDの寄生容量である。本開示において、フォトダイオードPDにより検出される放射線は、可視光線、X線、中性子線等を含む。なお、検出素子31による検出対象は、放射線に限らず、例えば、検出領域AAに近接あるいは接触した物体であっても良い。この場合、センサ部3は、例えば静電容量型や圧力検知型のタッチセンサであっても良い。
フォトダイオードPDのアノードには、電源回路4から電位VPD(例えば、-1.0[V])が印加される。フォトダイオードPDのカソードには、リセット回路SW0を介して電位Vref(例えば、1.0[V])が印加される。
リセット回路SW0には、駆動回路5からリセット制御信号RST0が供給される。駆動回路5から供給されるリセット制御信号RST0によってリセット回路SW0がオン状態に制御されると、フォトダイオードPDのカソード電位が電位Vrefに初期化される。換言すれば、フォトダイオードPDのカソード電位は、リセット回路SW0を介して、電位Vrefに初期化される。
検出素子31は、容量C0を介して交流的に積分増幅回路32に接続されている。
本開示において、積分増幅回路32は、奇数段の反転増幅器301,302,303が直列接続された増幅器アレイ300の入出力間に積分容量Cfbが接続されて構成される。図3では、3段の反転増幅器301,302,303が直列接続された増幅器アレイ300を例示している。
積分増幅回路32には、容量C0を介して検出素子31から出力される電気信号が入力される。積分増幅回路32は、検出素子31から出力される電気信号を積分増幅する。
積分増幅回路32の初段の反転増幅器301の両端(入力部と出力部)間には、リセット回路(第1リセット回路)SW1が接続されている。
リセット回路SW1には、駆動回路5からリセット制御信号RST1が供給される。駆動回路5から供給されるリセット制御信号RST1によってリセット回路SW1がオン状態に制御されると、積分増幅回路32の入出力間電位が初期化される。換言すれば、積分増幅回路32を構成する増幅器アレイ300の入出力間電位は、リセット回路SW1を介して初期化される。すなわち、積分増幅回路32を構成する増幅器アレイ300の入力と出力の電位は同電位となる。
積分増幅回路32は、容量C1を介して交流的に出力回路33に接続されている。
出力回路33は、リセットトランジスタMrstと、ソースフォロワトランジスタMsfと、読出トランジスタMrdと、を有する。
ソースフォロワトランジスタMsfは、フォトダイオードPDにより蓄積される電荷に応じて積分増幅回路32により積分増幅された信号を出力する。
読出トランジスタMrdは、ソースフォロワトランジスタMsfの出力信号を読み出して、検出回路6に出力する。
ソースフォロワトランジスタMsfのゲートには、容量C1を介して積分増幅回路32から出力される電気信号が入力される。ソースフォロワトランジスタMsfのソース又はドレインの一方には、電源回路4から基準電位GNDA(例えば、0[V])が印加される。ソースフォロワトランジスタMsfのソース又はドレインの他方は、読出トランジスタMrdのソース又はドレインの一方に接続されている。読出トランジスタMrdのソース又はドレインの他方は、検出回路6に接続される。
読出トランジスタMrdのゲートには、駆動回路5から読出制御信号RDが供給される。駆動回路5から供給される読出制御信号RDが高電位(例えば、6.0[V])となり、読出トランジスタMrdがオンに制御されることにより、フォトダイオードPDにより蓄積される電荷に応じた電気信号が検出信号として検出回路6に出力される。検出回路6の入力端子には、読出トランジスタMrdにバイアス電流Ibを流すための定電流源が接続されている。これにより、分割領域30から出力される検出信号を検出可能となる。この定電流源は、検出回路6内に設けられていても良いし、基板2内に設けられていても良い。また、定電流源に代えて、プルアップ抵抗を用いてもよい。
ソースフォロワトランジスタMsfのゲートは、リセットトランジスタMrstのソース又はドレインの一方に接続されている。リセットトランジスタMrstのソース又はドレインの他方には、電源回路4からリセット電位Vrst(例えば、-1.0[V])が印加される。
リセットトランジスタMrstのゲートには、駆動回路5からリセット制御信号RSTが供給される。駆動回路5から供給されるリセット制御信号RSTが高電位(例えば、6.0[V])となり、リセットトランジスタMrstがオン状態に制御されると、ソースフォロワトランジスタMsfのゲート電位がリセット電位Vrstに初期化される。換言すれば、リセットトランジスタMrstのゲート電位は、リセットトランジスタMrstを介して、リセット電位Vrst(例えば、-1.0[V])に初期化される。
リセットトランジスタMrst、読出トランジスタMrd、及びソースフォロワトランジスタMsfは、図3で示した態様に限らない。これらリセットトランジスタMrst、読出トランジスタMrd、及びソースフォロワトランジスタMsfは、それぞれ、n型TFT(Thin Film Transistor)あるいはp型TFTで構成され、使用されるトランジスタに応じた回路形態とされる。また、リセットトランジスタMrst及び読出トランジスタMrdは、図3に示すシングルゲート構造でも良いし、2つのトランジスタが直列に接続されて構成された、所謂ダブルゲート構造であっても良く、3つ以上のトランジスタが直列に接続された態様であっても良い。
図4は、積分増幅回路を構成する反転増幅器の具体的な構成例を示す図である。図4に示すように、積分増幅回路32を構成する反転増幅器301,302,303は、電源回路4から供給される高電位電源VDD(例えば、6.0[V])と低電位電源VSS(例えば、0[V])との間にp型TFTとn型TFTとが直列接続されて構成される。換言すれば、積分増幅回路32を構成する反転増幅器301,302,303は、電源回路4から高電位電源VDDと低電位電源VSSとが供給されることにより動作する。
図5は、各リセット回路の具体的な構成例を示す図である。図5に示すように、検出素子31のリセット回路SW0及び積分増幅回路32のリセット回路SW1は、入出力間にp型TFTとn型TFTとが並列接続されて構成される。n型TFTのゲートには、正論理の制御信号(例えば、6.0[V]でオン制御、-3.0[V]でオフ制御)が入力される。p型TFTのゲートには、負論理の制御信号(例えば、6.0[V]でオフ制御、-3.0[V]でオン制御)が入力される。
上述した実施形態1に係る分割領域30の動作について、図6を参照して説明する。図6は、実施形態1に係る分割領域の動作例を示すタイミングチャートである。図6では、リセット回路SW0に対する正論理のリセット制御信号RST0を示し、リセット回路SW1に対する正論理のリセット制御信号RST1を示している。また、図6において、時刻t1から時刻t3までの期間T1A+T2を、分割領域30におけるリセット期間とし、時刻t3から時刻t4までの期間TSTBを、分割領域30における蓄積期間とし、時刻t4から時刻t5までの期間T3を読出期間としている。
分割領域30は、時刻t1から時刻t3までのリセット期間T1A+T2において初期化される。リセット期間T1A+T2は、分割領域30から出力される検出信号の電圧変動分の基準値となる初期電圧をセットする期間である。
また、分割領域30は、時刻t3から時刻t4までの蓄積期間TSTBにおいて、フォトダイオードPDに照射された放射線に応じた電荷が蓄積される。蓄積期間TSTBは、フォトダイオードPDに照射された放射線に応じた電荷が蓄積される期間である。
また、分割領域30は、時刻t4から時刻t5までの読出期間T3において、フォトダイオードPDにより蓄積される電荷に応じて変動した検出信号の電圧変動分を読み出す。読出期間T3は、フォトダイオードPDにより蓄積される電荷に応じて変動した検出信号の電圧変動分を読み出し、検出回路6に出力する期間である。
時刻t1において、リセット制御信号RST0が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW0がオン状態に制御され、フォトダイオードPDのカソード電位が電位Vref(例えば、1.0[V])にリセットされる。このとき、フォトダイオードPDのアノード-カソード間電位は、電位Vrefと電位VPD(例えば、-1.0[V])との差分で逆バイアスされる。
また、同時刻t1において、リセット制御信号RST1が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW1がオン状態に制御され、積分増幅回路32を構成する増幅器アレイ300の入出力間電位が実質0V(入力と出力の電位が実質同電位)となるように初期化される。
また、同時刻t1において、リセット制御信号RSTが高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセットトランジスタMrstがオン状態に制御され、ソースフォロワトランジスタMsfのゲート電位がリセット電位Vrst(例えば、-1.0[V])に初期化される。
時刻t2において、リセット制御信号RST0が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW0がオフ状態に制御され、フォトダイオードPDのリセット期間T1Aが終了する。フォトダイオードPDのリセット期間T1Aは、概ね50[μs]とされる。
また、時刻t2後から概ね5[μs]経過後にリセット制御信号RST1が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW1がオフ状態に制御され、積分増幅回路32を構成する増幅器アレイ300のリセット期間T1Bが終了する。積分増幅回路32のリセット期間T1Bは、概ね55[μs]とされる。
さらに、フォトダイオードPDのリセット期間T1Aが終了した時刻t2後から期間T2が経過した時刻t3において、リセット制御信号RSTが低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセットトランジスタMrstがオフ状態に制御され、分割領域30におけるリセット期間T1A+T2が終了する。期間T2は、概ね20[μs]とされる。
時刻t3から時刻t4までの蓄積期間TSTBは、フォトダイオードPDに照射される放射線量あるいは光量、容量Csの値、フォトダイオードPDの光電流特性等に応じた適切な長さとすれば良い。時刻t4から時刻t5までの読出期間T3は、概ね50[μs]とされる。
上述した実施形態1の構成によれば、奇数段(ここでは、3段)の反転増幅器301,302,303が直列接続された増幅器アレイ300により積分増幅回路32が構成されているので、検出装置1の高感度化が可能である。ここで、比較例を示して、本開示の構成のさらなる利点について説明する。図7は、比較例に係る積分増幅回路の構成例を示すブロック図である。
図7に示す比較例の積分増幅回路では、奇数段(ここでは、3段)の反転増幅器が直列接続された増幅器アレイの両端(入力部と出力部)、すなわち、積分容量Cfbと並列にリセット回路SW1を接続している。
反転増幅器を複数段接続した増幅器アレイでは、入力と出力との間で生じる遅延が大きくなる。このため、増幅器アレイの入出力間、すなわち、反転増幅器を複数段直列接続した積分増幅回路の入出力間にリセット回路SW1を接続すると、初期化動作時に回路発振やリンギング等が発生し、動作が不安定となる可能性がある。
本実施形態では、図3に示したように、積分増幅回路32を構成する増幅器アレイ300の初段の反転増幅器301の両端(入力部と出力部の間)にリセット回路SW1を接続している。このため、リセット回路SW1の両端間に接続される回路の規模を、比較例よりも小さくすることができる。これにより、積分増幅回路32の初期化動作時の回路発振やリンギング等の発生を抑制することができ、検出装置1の安定動作に寄与することができる。
(変形例)
図8は、実施形態1の変形例に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。図8に示す実施形態1の変形例における分割領域30aの動作例を示すタイミングチャートは、上述した実施形態1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図8に示す実施形態1の変形例に係る分割領域30aにおいて、積分増幅回路32aは、図3に示す奇数段の反転増幅器301,302,303が直列接続された増幅器アレイ300と積分容量Cfbとで構成された積分増幅回路32の後段に、さらに反転増幅器304を設けた構成である。実施形態1で説明した図3に示す構成では増幅度が不足する場合には、図8に示すように、さらに反転増幅器304を設ける態様であっても良い。なお、反転増幅器304の構成は、上述した反転増幅器301,302,303と同様である。また、図3に示す構成に対して追加する反転増幅器304の数は1つの限らず、複数の反転増幅器304を設けた構成であっても良い。
(実施形態2)
図9は、実施形態2に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。なお、実施形態1と同等あるいは同一の構成部については、重複する説明を省略する。
図9に示す実施形態2に係る分割領域30bにおいて、積分増幅回路32bは、図3に示す奇数段の反転増幅器301,302,303が直列接続された増幅器アレイ300と積分容量Cfbとで構成された積分増幅回路32に対し、最終段の反転増幅器303の両端(入力部と出力部の間)に、初段の反転増幅器301の両端(入力部と出力部の間)に接続したリセット回路(第1リセット回路)SW1と同様のリセット回路(第2リセット回路)SW2を接続している。積分増幅回路32bにおいて、増幅器アレイ300の最終段の反転増幅器303は、容量C2を介して交流的にその前段の反転増幅器302に接続されている。リセット回路SW2の構成は、図5で示したリセット回路SW0及びリセット回路SW1と同様である。
リセット回路SW1には、駆動回路5からリセット制御信号RST1が供給される。駆動回路5から供給されるリセット制御信号RST1によってリセット回路SW1がオン状態に制御されると、反転増幅器301の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。また、リセット回路SW2には、駆動回路5からリセット制御信号RST2が供給される。駆動回路5から供給されるリセット制御信号RST2によってリセット回路SW2がオン状態に制御されると、反転増幅器303の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。これにより、積分増幅回路32bの入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。
上述した実施形態2に係る分割領域30bの動作について、図10を参照して説明する。図10は、実施形態2に係る分割領域の動作例を示すタイミングチャートである。図10では、リセット回路SW2に対する正論理のリセット制御信号RST2を示している。なお、実施形態2に係る分割領域30bにおけるリセット期間T1A+T2、蓄積期間TSTB、読出期間T3については、実施形態1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
時刻t1において、リセット制御信号RST0が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW0がオン状態に制御され、フォトダイオードPDのカソード電位が電位Vref(例えば、1.0[V])にリセットされる。このとき、フォトダイオードPDのアノード-カソード間電位は、電位Vrefと電位VPD(例えば、-1.0[V])との差分で逆バイアスされる。
また、同時刻t1において、リセット制御信号RST1が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW1がオン状態に制御され、反転増幅器301の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。
また、同時刻t1において、リセット制御信号RST2が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW2がオン状態に制御され、反転増幅器303の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。
時刻t2において、リセット制御信号RST0が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW0がオフ状態に制御され、フォトダイオードPDのリセット期間T1Aが終了する。フォトダイオードPDのリセット期間T1Aは、概ね50[μs]とされる。
また、時刻t2後から概ね5[μs]経過後にリセット制御信号RST1が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW1がオフ状態に制御され、積分増幅回路32bを構成する増幅器アレイ300の初段の反転増幅器301の入力と次段の反転増幅器302の出力との間の電位のリセット期間T1Bが終了する。リセット期間T1Bは、概ね55[μs]とされる。
また、時刻t2後から概ね10[μs]経過後にリセット制御信号RST2が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW2がオフ状態に制御され、積分増幅回路32bの最終段の反転増幅器303の入出力間電位のリセット期間T1Cが終了する。積分増幅回路32bの最終段の反転増幅器303の入出力間電位のリセット期間T1Cは、概ね60[μs]とされる。
上述した実施形態2の構成によれば、実施形態1と同様に、奇数段(ここでは、3段)の反転増幅器301,302,303が直列接続された増幅器アレイ300により積分増幅回路32bが構成されているので、検出装置1の高感度化が可能である。また、積分増幅回路32bの初期化動作時の回路発振やリンギング等の発生を抑制することができ、検出装置1の安定動作に寄与することができる。
実施形態2の構成は、実施形態1の構成では、素子特性のばらつきが許容できない場合に有効である。すなわち、実施形態2の構成では、実施形態1の構成よりも検出装置1の安定動作に寄与することができる。
(変形例1)
図11は、実施形態2の変形例1に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。図11に示す実施形態2の変形例1における分割領域30cの動作例を示すタイミングチャートは、上述した実施形態2と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図11に示す実施形態2の変形例1に係る分割領域30cにおいて、積分増幅回路32cは、図9に示す構成に対して、実施形態1の変形例と同様に、さらに反転増幅器304を設けた構成である。実施形態2で説明した図9に示す構成では増幅度が不足する場合には、図11に示すように、さらに反転増幅器304を設ける態様であっても良い。なお、図9に示す構成に対して追加する反転増幅器304の数は1つに限らず、複数の反転増幅器304を設けた構成であっても良い。
(変形例2)
図12は、実施形態2の変形例2に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。ここでは、実施形態2の変形例1との相違点について説明する。
図12に示す実施形態2の変形例2に係る分割領域30dにおいて、積分増幅回路32dは、図11に示す構成において追加した反転増幅器304の両端(入力部と出力部の間)にリセット回路(第3リセット回路)SW3を接続している。積分増幅回路32dにおいて、図11に示す構成において追加した反転増幅器304は、容量C3を介して交流的に積分増幅回路32dを構成する増幅器アレイ300に接続されている。リセット回路SW3の構成は、上述したリセット回路SW0、リセット回路SW1(第1リセット回路)、及びリセット回路2(第2リセット回路)と同様である。
リセット回路SW3には、駆動回路5からリセット制御信号RST3が供給される。駆動回路5から供給されるリセット制御信号RST3によってリセット回路SW3がオン状態に制御されると、反転増幅器304の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。これにより、積分増幅回路32dの入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。
上述した実施形態2の変形例2に係る分割領域30dの動作について、図13を参照して説明する。図13は、実施形態2の変形例2に係る分割領域の動作例を示すタイミングチャートである。図13では、リセット回路SW3に対する正論理のリセット制御信号RST3を示している。なお、実施形態2の変形例2に係る分割領域30dにおけるリセット期間T1A+T2、蓄積期間TSTB、読出期間T3については、実施形態1及び実施形態2と同様であるので、ここでは説明を省略する。
時刻t1において、リセット制御信号RST0が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW0がオン状態に制御され、フォトダイオードPDのカソード電位が電位Vref(例えば、1.0[V])にリセットされる。このとき、フォトダイオードPDのアノード-カソード間電位は、電位Vrefと電位VPD(例えば、-1.0[V])との差分で逆バイアスされる。
また、同時刻t1において、リセット制御信号RST1が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW1がオン状態に制御され、反転増幅器301の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。
また、同時刻t1において、リセット制御信号RST2が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW2がオン状態に制御され、反転増幅器303の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。
また、同時刻t1において、リセット制御信号RST3が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW3がオン状態に制御され、反転増幅器304の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。
時刻t2において、リセット制御信号RST0が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW0がオフ状態に制御され、フォトダイオードPDのリセット期間T1Aが終了する。フォトダイオードPDのリセット期間T1Aは、概ね50[μs]とされる。
また、時刻t2後から概ね5[μs]経過後にリセット制御信号RST1が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW1がオフ状態に制御され、積分増幅回路32dを構成する増幅器アレイ300の初段の反転増幅器301の入力と次段の反転増幅器302の出力との間の電位のリセット期間T1Bが終了する。リセット期間T1Bは、概ね55[μs]とされる。
また、時刻t2後から概ね10[μs]経過後にリセット制御信号RST2が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW2がオフ状態に制御され、積分増幅回路32dの最終段の反転増幅器303の入出力間電位のリセット期間T1Cが終了する。積分増幅回路32dの最終段の反転増幅器303の入出力間電位のリセット期間T1Cは、概ね60[μs]とされる。
また、時刻t2後から概ね15[μs]経過後にリセット制御信号RST3が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW3がオフ状態に制御され、積分増幅回路32dを構成する増幅器アレイ300に接続されている反転増幅器304の入出力間電位のリセット期間T1Dが終了する。積分増幅回路32dを構成する増幅器アレイ300に接続されている反転増幅器304の入出力間電位のリセット期間T1Dは、概ね65[μs]とされる。
上述した実施形態2の変形例2の構成によれば、実施形態1と同様に、奇数段(ここでは、3段)の反転増幅器301,302,303が直列接続された増幅器アレイ300により積分増幅回路32dが構成されているので、検出装置1の高感度化が可能である。
実施形態2の変形例2の構成は、実施形態2の変形例1の構成では、素子特性のばらつきが許容できない場合に有効である。すなわち、実施形態2の変形例2の構成では、実施形態2の変形例1の構成よりも積分増幅回路32dの初期化動作時の回路発振やリンギング等の発生を抑制することができ、検出装置1の安定動作に寄与することができる。
(実施形態3)
図14は、実施形態3に係る分割領域の構成例を示すブロック図である。なお、実施形態1あるいは実施形態2と同等あるいは同一の構成部については、重複する説明を省略する。
図14に示す実施形態3に係る分割領域30eにおいて、積分増幅回路32eは、実施形態1の変形例において説明した図8の構成に対し、実施形態2の変形例2において説明したリセット回路SW3を設けた構成である。
上述した実施形態3に係る分割領域30eの動作について、図15を参照して説明する。図15は、実施形態3に係る分割領域の動作例を示すタイミングチャートである。なお、実施形態3に係る分割領域30eにおけるリセット期間T1A+T2、蓄積期間TSTB、読出期間T3については、実施形態1及び実施形態2と同様であるので、ここでは説明を省略する。
時刻t1において、リセット制御信号RST0が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、リセット回路SW0がオン状態に制御され、フォトダイオードPDのカソード電位が電位Vref(例えば、1.0[V])にリセットされる。このとき、フォトダイオードPDのアノード-カソード間電位は、電位Vrefと電位VPD(例えば、-1.0[V])との差分で逆バイアスされる。
また、同時刻t1において、リセット制御信号RST1が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、反転増幅器301の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。
また、同時刻t1において、リセット制御信号RST3が高電位(例えば、6.0[V])に制御されると、反転増幅器304の入出力電圧が実質同電位となるように初期化される。
時刻t2において、リセット制御信号RST0が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW0がオフ状態に制御され、フォトダイオードPDのリセット期間T1Aが終了する。フォトダイオードPDのリセット期間T1Aは、概ね50[μs]とされる。
また、時刻t2後から概ね5[μs]経過後にリセット制御信号RST1が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW1がオフ状態に制御され、積分増幅回路32eを構成する増幅器アレイ300の初段の反転増幅器301の入力と次段の反転増幅器302の出力との間の電位のリセット期間T1Bが終了する。リセット期間T1Bは、概ね55[μs]とされる。
また、時刻t2後から概ね15[μs]経過後にリセット制御信号RST3が低電位(例えば、-3.0[V])に制御されると、リセット回路SW3がオフ状態に制御され、積分増幅回路32eを構成する増幅器アレイ300に接続されている反転増幅器304の入出力間電位のリセット期間T1Dが終了する。積分増幅回路32eを構成する増幅器アレイ300に接続されている反転増幅器304の入出力間電位のリセット期間T1Dは、概ね65[μs]とされる。
上述した実施形態3の構成によれば、実施形態1及び実施形態2と同様に、奇数段(ここでは、3段)の反転増幅器301,302,303が直列接続された増幅器アレイ300により積分増幅回路32eが構成されているので、検出装置1の高感度化が可能である。
実施形態3の構成は、実施形態1の変形例の構成では、素子特性のばらつきが許容できない場合に有効である。すなわち、実施形態3の構成では、実施形態1の変形例の構成よりも積分増幅回路32eの初期化動作時の回路発振やリンギング等の発生を抑制することができ、検出装置1の安定動作に寄与することができる。
上述した実施形態により、検出装置1は、検出素子の出力を安定に積分増幅することができる。
なお、上述したように、本開示における検出装置の検出素子による検出対象は、放射線に限らず、例えば、検出領域AAに近接あるいは接触した物体であっても良い。図16は、検出素子の変形例を示す図である。上述した実施形態では、検出素子31としてフォトダイオードPDを例示したが、上述したように、例えば、自己静電容量方式や相互静電容量方式による静電容量型のタッチセンサに適用することも可能である。例えば自己静電容量方式のタッチセンサの場合、検出素子31aは、検出領域AAに設けられた電極に駆動信号を供給し、当該電極に生じる静電容量Cの変化に伴って変化する検出信号を検出する態様とすれば良い。また、例えば相互静電容量方式のタッチセンサの場合、検出素子31aは、検出領域AAに設けられた2層の電極のうち、一方に駆動信号を供給し、他方の電極に生じる静電容量Cの変化に伴って変化する検出信号を検出する態様とすれば良い。
上述した実施形態は、各構成要素を適宜組み合わせることが可能である。また、本実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について本明細書記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
1 検出装置(光検出装置)
2 基板
3 センサ部
4 電源回路
5 駆動回路
6 検出回路
30,30a,30b,30c,30d,30e 分割領域
31,31a 検出素子(光検出素子)
32,32a,32b,32c,32d,32e 積分増幅回路
33 出力回路
300 増幅器アレイ
301,302,303,304 反転増幅器
AA 検出領域
GA 周辺領域
Mrst リセットトランジスタ
Mrd 読出トランジスタ
Msf ソースフォロワトランジスタ
SW0 リセット回路
SW1 リセット回路(第1リセット回路)
SW2 リセット回路(第2リセット回路)
SW3 リセット回路(第3リセット回路)

Claims (7)

  1. 複数の分割領域に分割された検出領域において、複数の前記分割領域にそれぞれ設けられた複数の光検出素子と、
    前記光検出素子から出力される電気信号を積分増幅する積分増幅回路と、
    前記積分増幅回路の出力に接続される出力回路と、
    を備え、
    前記積分増幅回路は、
    奇数段の反転増幅器が直列接続された増幅器アレイと、
    前記増幅器アレイの入出力間に接続された積分容量と、
    前記増幅器アレイを構成する初段の反転増幅器の両端に接続された第1リセット回路と、
    を備える、
    光検出装置。
  2. 前記増幅器アレイを構成する最終段の反転増幅器の両端に接続された第2リセット回路をさらに備える、
    請求項1に記載の光検出装置。
  3. 前記増幅器アレイの後段に、さらに反転増幅器が直列に接続されている、
    請求項1又は2に記載の光検出装置。
  4. 前記増幅器アレイの後段に設けられた反転増幅器の両端に接続された第3リセット回路をさらに備える、
    請求項3に記載の光検出装置。
  5. 前記光検出素子は、フォトダイオードを含む、
    請求項1から4の何れか一項に記載の光検出装置。
  6. 前記出力回路は、
    前記フォトダイオードにより蓄積される電荷に応じて前記積分増幅回路により積分増幅された信号を出力するソースフォロワトランジスタと、
    前記ソースフォロワトランジスタの出力信号を読み出して出力する読出トランジスタと、
    を備える、
    請求項5に記載の光検出装置。
  7. 前記積分増幅回路及び前記出力回路は、複数の前記光検出素子とともに、それぞれ複数の前記分割領域に設けられている、
    請求項1から6の何れか一項に記載の光検出装置。
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