JP2023009876A - 画像取得方法及び画像取得装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】所望の素子の画像蓄積時間に対して所望の階調値の画像が得られるように撮像センサに入射する検査光の光量を調整可能な画像取得方法を提供する。【構成】本発明の一態様の画像取得方法は、フォトセンサ素子を有する撮像センサがフォトセンサ素子の画像蓄積時間の基準となる基準画像蓄積時間で光を入射する場合における撮像センサへの入射光量に対応するパラメータ値と撮像センサの出力値との関係式の係数を記憶装置に記憶する工程と、所望の画像蓄積時間を入力し、入射光量がゼロの場合における所望の画像蓄積時間に依存する撮像センサの出力値を用いて関係式が補正された補正後の関係式を用いて、撮像センサの所望の出力値が得られるためのパラメータ値を算出する工程と、撮像センサへの入射光量を算出されたパラメータ値に調整する工程と、調整された入射光量での撮像センサを用いて、試料を撮像し、撮像された画像データを出力する工程と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、画像取得方法及び画像取得装置に関する。例えば、半導体製造に用いる露光用マスクのパターンを撮像する装置及び方法に関する。
近年、大規模集積回路(LSI)の高集積化及び大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路線幅はますます狭くなってきている。これらの半導体素子は、回路パターンが形成された原画パターン(マスク或いはレチクルともいう。以下、マスクと総称する)を用いて、いわゆるステッパと呼ばれる縮小投影露光装置でウェハ上にパターンを露光転写して回路形成することにより製造される。
そして、多大な製造コストのかかるLSIの製造にとって、歩留まりの向上は欠かせない。歩留まりを低下させる大きな要因の一つとして、半導体ウェハ上に超微細パターンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるマスクのパターン欠陥があげられる。近年、半導体ウェハ上に形成されるLSIパターン寸法の微細化に伴って、パターン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっている。そのため、LSI製造に使用される転写用マスクの欠陥を検査するパターン検査装置の高精度化が必要とされている。
検査手法としては、例えば、同一マスク上の異なる場所の同一パターンを撮像した光学画像データ同士を比較する「die to die(ダイ-ダイ)検査」や、パターン設計されたCADデータをマスクにパターンを描画する時に描画装置が入力するための装置入力フォーマットに変換した描画データ(設計データ)を検査装置に入力して、これをベースに参照画像を生成して、それとパターンを撮像した測定データとなる光学画像とを比較する「die to database(ダイ-データベース)検査」がある。
かかるパターン検査を行うためには、パターンの画像を撮像する必要がある。撮像センサは、入射光量が大きくなれば、出力される階調値が大きくなる。撮像センサは、入射光量が小さくなれば、出力される階調値が小さくなる。そのために、検査を実施する前に、検査に最適な階調値の画像が得られるように撮像センサに入射する検査光の光量を調整している。
ここで、撮像センサにはフォトセンサ素子が配置されており、かかる素子の画像蓄積時間を所定の時間に設定した上でパターンを撮像していた。しかし、検査対象となる試料や検査条件によっては素子の画像蓄積時間を変更したい場合がある。撮像センサは、光量が一定のもと、素子の画像蓄積時間を2倍にすれば、入射される光の情報が2倍になるので出力される階調値が2倍になるはずである。よって、素子の画像蓄積時間を2倍にした際に、同じ階調値を得るためには光量を1/2にすれば良いはずである。そこで、基準となる素子の画像蓄積時間について入射光量と撮像センサの出力値との関係を測定しておく。そして、素子の画像蓄積時間を変える場合には、かかる関係から必要な光量を求める手法が検討されている。
しかしながら、単純に、画像蓄積時間の比だけ光量を変更してしまうと、撮像センサの出力値に誤差が生じてしまうといった問題があった。その結果、得られる画像の精度が劣化してしまうといった問題があった。また、撮像センサの出力値に誤差が生じるとパターン欠陥検査において疑似欠陥が生じてしまう。
マスク等のパターン検査装置ではないが、指やバーコード等の被写体を認識する画像認識装置において、周囲温度が高いときにセンサの蓄積時間を短くする点が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-032435特開2020-42035特開2020-42035特開2020-42035号公報特開2020-42035
そこで、本発明の一態様は、所望の素子の画像蓄積時間に対して所望の階調値の画像が得られるように撮像センサに入射する検査光の光量を調整可能な画像取得方法及び装置を提供する。
本発明の一態様の画像取得方法は、
フォトセンサ素子を有する撮像センサがフォトセンサ素子の画像蓄積時間の基準となる基準画像蓄積時間で光を入射する場合における撮像センサへの入射光量に対応するパラメータ値と撮像センサの出力値との関係式の係数を記憶装置に記憶する工程と、
所望の画像蓄積時間を入力し、入射光量がゼロの場合における所望の画像蓄積時間に依存する撮像センサの出力値を用いて関係式が補正された補正後の関係式を用いて、撮像センサの所望の出力値が得られるためのパラメータ値を算出する工程と、
撮像センサへの入射光量を算出されたパラメータ値に調整する工程と、
調整された入射光量での撮像センサを用いて、試料を撮像し、撮像された画像データを出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、関係式の係数として、1次関数で近似された傾きと切片とを用いると好適である。
また、基準画像蓄積時間と所望の画像蓄積時間との比と、入射光量がゼロの場合における基準画像蓄積時間に依存する撮像センサの出力値と入射光量がゼロの場合における所望の画像蓄積時間に依存する撮像センサの出力値との比と、を用いて、関係式が補正されると好適である。
本発明の一態様の画像取得装置は、
フォトセンサ素子を有する撮像センサと、
フォトセンサ素子の画像蓄積時間の基準となる基準画像蓄積時間で光を入射する場合における撮像センサへの入射光量に対応するパラメータ値と撮像センサの出力値との関係式の係数を記憶する記憶装置と、
所望の画像蓄積時間を入力し、入射光量がゼロの場合における所望の画像蓄積時間に依存する撮像センサの出力値を用いて関係式が補正された補正後の関係式を用いて、撮像センサの所望の出力値が得られるためのパラメータ値を算出するパラメータ値算出部と、
撮像センサへの入射光量を算出されたパラメータ値に調整する光量調整機構と、
を備え、
調整された入射光量での撮像センサを用いて、試料を撮像し、撮像された画像データを出力することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、所望の素子の画像蓄積時間に対して所望の階調値の画像が得られるように撮像センサに入射する検査光の光量を調整できる。よって、画像蓄積時間の変化に起因する画像の劣化を抑制できる。
実施の形態1におけるパターン検査装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1における検査領域を説明するための概念図である。 実施の形態1における光量調整の仕方を説明するための図である。 実施の形態1の比較例における基準となる素子の画像蓄積時間についてのPDの出力とTDIセンサ出力との関係の一例を示す図である。 実施の形態1における素子の各画像蓄積時間についてのPDの出力とTDIセンサ出力との関係の一例を示す図である。 実施の形態1における検査方法の要部工程の一例を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるPD出力値とフォトセンサアレイ出力値との関係の一例を示す図である。 実施の形態1における光量算出回路の内部構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1と比較例とにおけるフォトセンサ素子の各画像蓄積時間に対するPD出力とTDI出力との関係の一例を示す図である。 実施の形態1におけるフィルタ処理を説明するための図である。 実施の形態1における比較回路の内部構成の一例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるパターン検査装置の構成を示す構成図である。図1において、検査対象基板、例えばマスクに形成されたパターンの欠陥を検査する検査装置100は、光学画像取得機構150、及び制御系回路160を備えている。
光学画像取得機構150は、光源103、光量調整機構314、透過照明光学系170、反射照明光学系171、移動可能に配置されたXYθテーブル102、拡大光学系104、ビームスプリッタ174、結像光学系176、ミラー177、結像光学系178、結像光学系179、フォトセンサアレイ105,305、センサ回路106,306、光電センサ(PD)310,312、ストライプパターンメモリ123、レーザ測長システム122、及びオートローダ130を有している。透過光を用いた透過検査だけを行う場合(反射検査を行わない場合)には、フォトセンサアレイ105、センサ回路106、反射照明光学系171、結像光学系178、光電センサ310、及びビームスプリッタ174を省略しても構わない。反射光を用いた反射検査だけを行う場合(透過検査を行わない場合)には、フォトセンサアレイ305、センサ回路306、透過照明光学系170、結像光学系179、及び光電センサ312を省略しても構わない。
XYθテーブル102上には、オートローダ130から搬送された基板101が配置されている。基板101として、例えば、ウェハ等の半導体基板にパターンを転写する露光用のフォトマスクが含まれる。また、このフォトマスクには、検査対象となる複数の図形パターンが形成されている。基板101は、例えば、パターン形成面を下側に向けてXYθテーブル102に配置される。
フォトセンサアレイ105,305(撮像センサの一例)として、例えば、TDI(時間遅延積分)センサを用いると好適である。TDIセンサは、2次元状に配列される複数のフォトセンサ素子を有する。或いは、フォトセンサアレイ105,305として、例えば、1次元状に配列される複数のフォトセンサ素子を有するラインセンサを用いる場合であっても良い。各フォトセンサ素子は画像を撮像する際に、所定の画像蓄積時間(或いはスキャン時間という場合がある。以下において、同様である。)が設定される。TDIセンサでは、スキャン方向に並ぶ複数のフォトセンサ素子の出力が積分されて出力される。スキャン方向に並ぶ複数のフォトセンサ素子は、XYθテーブル102の移動に応じて時間をずらしながら同じ画素を撮像することになる。
PD310,312は、それぞれ図示しない駆動機構によって、光軸と直交する方向に移動可能に配置される。言い換えれば、PD310,312は、それぞれの光路内と光路外との間を移動する。
制御系回路160では、検査装置100全体を制御する制御計算機110が、バス120を介して、位置回路107、比較回路108、参照画像作成回路112、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、PD測定回路136、光量算出回路132、光量制御回路134、磁気ディスク装置109、メモリ111、磁気テープ装置115、フレシキブルディスク装置(FD)116、CRT117、パターンモニタ118、及びプリンタ119に接続されている。また、センサ回路106,306は、ストライプパターンメモリ123に接続され、ストライプパターンメモリ123は、比較回路108に接続されている。また、XYθテーブル102は、X軸モータ、Y軸モータ、θ軸モータにより駆動される。XYθテーブル102は、ステージの一例となる。また、参照画像作成回路112は、比較回路108に接続される。
なお、位置回路107、比較回路108、参照画像作成回路112、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、PD測定回路136、光量算出回路132、及び光量制御回路134といった一連の「~回路」は、処理回路を有する。かかる処理回路には、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、量子回路、或いは、半導体装置等が含まれる。或いは、異なる処理回路(別々の処理回路)を用いても良い。例えば、位置回路107、比較回路108、参照画像作成回路112、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、PD測定回路136、光量算出回路132、及び光量制御回路134といった一連の「~回路」は、制御計算機110によって構成され、実行されても良い。位置回路107、比較回路108、参照画像作成回路112、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、PD測定回路136、光量算出回路132、及び光量制御回路134に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度各回路内の図示しないメモリ若しくはメモリ111に記憶される。制御計算機110に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度制御計算機110内の図示しないメモリ若しくはメモリ111に記憶される。コンピュータ、或いはプロセッサ等を実行させるプログラムは、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、FD116、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録されればよい。
光量調整機構314は、例えば、遮光シャッター、及び透過率の異なる複数のフィルタ素子の組み合わせにより構成される。遮光シャッターを配置する場合には、光源103からの検査光を遮光する。また、配置する複数のフィルタ素子の組み合わせを調整することにより、光量調整機構314を透過する光量を調整する。これにより、フォトセンサアレイ105,305に到達する光の光量を調整する。光量調整機構314は、光量制御回路134によって制御される。
検査装置100では、光源103、光量調整機構134、透過照明光学系170、XYθテーブル102、拡大光学系104、結像光学系176、ミラー177、結像光学系179、及びフォトセンサアレイ305により高倍率の透過検査光学系が構成されている。また、光源103、光量調整機構134、反射照明光学系171、ビームスプリッタ174、拡大光学系104、XYθテーブル102、結像光学系176、結像光学系178、及びフォトセンサアレイ105により高倍率の反射検査光学系が構成されている。
また、XYθテーブル102は、制御計算機110の制御の下にテーブル制御回路114により駆動される。X方向、Y方向、θ方向に駆動する3軸(X-Y-θ)モータの様な駆動系によって移動可能となっている。これらの、Xモータ、Yモータ、θモータは、例えばステップモータを用いることができる。XYθテーブル102は、XYθ各軸のモータによって水平方向及び回転方向に移動可能である。そして、XYθテーブル102上に配置された基板101の移動位置はレーザ測長システム122により測定され、位置回路107に供給される。また、オートローダ130からXYθテーブル102への基板101の搬送、及びXYθテーブル102からオートローダ130への基板101の搬送処理は、オートローダ制御回路113によって制御される。
被検査基板101のパターン形成の基となる描画データ(設計データ)が検査装置100の外部から入力され、磁気ディスク装置109に格納される。描画データには、複数の図形パターンが定義され、各図形パターンは、通常、複数の要素図形の組合せにより構成される。なお、1つの図形で構成される図形パターンがあっても構わない。被検査基板101上には、かかる描画データに定義された各図形パターンに基づいて、それぞれ対応するパターンが形成されている。
ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。検査装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれても構わないことは言うまでもない。
図2は、実施の形態1における検査領域を説明するための概念図である。基板101の検査領域10(検査領域全体)は、図2に示すように、例えばY方向に向かって、TDIセンサ105のスキャン幅Wの短冊状の複数の検査ストライプ20に仮想的に分割される。そして、検査装置100では、検査ストライプ20毎に画像(ストライプ領域画像)を取得していく。検査ストライプ20の各々に対して、レーザ光(検査光)を用いて、当該ストライプ領域の長手方向(X方向)に向かって当該検査ストライプ20内に配置される図形パターンの画像を撮像する。なお、画像の取りこぼしを防ぐために、複数の検査ストライプ20は、隣接する検査ストライプ20同士間が所定のマージン幅でオーバーラップするように設定されると好適である。
XYθテーブル102の移動によってフォトセンサアレイ105,305が相対的にX方向に連続移動しながら光学画像が取得される。フォトセンサアレイ105,305では、図2に示されるようなスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。言い換えればフォトセンサアレイ105,305がTDIセンサの場合には、フォトセンサアレイ105,305の積分方向に相対的に移動しながら、複数の図形パターンが形成された基板101面上の光学画像を撮像する。フォトセンサアレイ105,305がラインセンサの場合には、複数のフォトセンサ素子の配列方向と直交する方向に相対的に移動しながら複数の図形パターンが形成された基板101面上の光学画像を撮像する。実施の形態1では、1つの検査ストライプ20における光学画像を撮像した後、Y方向に次の検査ストライプ20の位置まで移動して今度は逆方向に移動しながら同様にスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。すなわち、往路と復路で逆方向に向かうフォワード(FWD)-バックフォワード(BWD)の方向で撮像を繰り返す。
また、実際の検査にあたって、各検査ストライプ20のストライプ領域画像は、図2に示すように、矩形の複数のフレーム領域30の画像に分割される。そして、フレーム領域30の画像毎に検査を行っていく。例えば、512×512画素のサイズに分割される。よって、フレーム領域30のフレーム画像31と比較される参照画像も同様にフレーム領域30毎に作成されることになる。
ここで、撮像の方向は、フォワード(FWD)-バックフォワード(BWD)の繰り返しに限るものではない。一方の方向から撮像してもよい。例えば、FWD-FWDの繰り返しでもよい。或いは、BWD-BWDの繰り返しでもよい。
図3は、実施の形態1における光量調整の仕方を説明するための図である。図3において、透過照明光学系170は、ミラー42及びレンズ44を有する。反射照明光学系171は、ビームスプリッタ40、ミラー46、及びレンズ48を有する。光源103から出力された検査光は、光量調整機構314を通って、ビームスプリッタ40に入射する。そして、ビームスプリッタ40により透過検査用の検査光と反射検査用の検査光とに分割される。
透過検査用の検査光は、ミラー42で反射され、レンズ44によりXYθテーブル102上の基板101を表面側から照明する。基板を透過した透過光は、拡大光学系104、ビームスプリッタ174を通って結像光学系176に入射する。結像光学系176は、ミラー177の位置に透過光を結像する。ミラー177で反射された透過光は、結像光学系179により、フォトセンサアレイ305上に結像する。
一方、反射検査用の検査光は、ミラー46で反射され、レンズ48によりビームスプリッタ174に入射する。そして、ビームスプリッタ174により反射されて、拡大光学系104に入射する。反射検査用の検査光は、拡大光学系104によりXYθテーブル102上の基板101を裏面側から照明する。その際、反射検査用の検査光は、透過検査用の検査光から少しずれた位置を照明する。基板101から反射された反射光は、拡大光学系104、ビームスプリッタ174を通って結像光学系176に入射する。結像光学系176は、ミラー177の位置付近に反射光の中間像を形成し、結像光学系178に入射させる。そして、反射光は、結像光学系178により、フォトセンサアレイ105上に結像する。
ここで、光量を調整する度にフォトセンサアレイ105,305で撮像して、得られた画像を確認するのでは処理に時間がかかる。そのため、フォトセンサアレイ105に入射直前の光路にPD310を配置する。同様に、フォトセンサアレイ305に入射直前の光路にPD312を配置する。そして、PD310,312により光量を測定して、所望の光量になるように光量調整機構314で調整する。また、PD310の出力と、基準となる素子の画像蓄積時間が設定されたフォトセンサアレイ105で撮像され、センサ回路106から出力される階調値と、の関係は予め測定しておく。同様に、PD312の出力と、基準となる素子の画像蓄積時間が設定されたフォトセンサアレイ305で撮像され、センサ回路306から出力される階調値と、の関係は予め測定しておく。
図4は、実施の形態1の比較例における基準となる素子の画像蓄積時間についてのPDの出力とTDIセンサ出力との関係の一例を示す図である。図4において、縦軸はPD出力を示し、横軸はTDIセンサ出力を示す。PD出力が負の状態も示されているが、仮想的に直線を延ばして1次比例関数の縦軸の切片を示すためである。また、ここでのTDIセンサ出力は、フォトセンサアレイ105(305)で撮像され、センサ回路106(306)から出力される階調値を示す。図4において、基準となる素子の画像蓄積時間は、スキャン時間1Xで示されている。図4の比較例では、基準となる素子の画像蓄積時間について実験等によりPDの出力と、基準となる素子の画像蓄積時間が設定されたTDIセンサ出力との関係を測定した結果の一例を示す。基準となる素子の画像蓄積時間では、スキャン時間1Xで示す1次比例関数によって、所望の階調値が得られるPD出力になるように光量調整機構314で光量を調整する。TDIセンサ出力のダイナミックレンジを、例えば256階調で定義する場合、例えば、透過検査において、白部(ガラス部分)の階調値が例えば200になるように光量を調整する。或いは、例えば、反射検査において、黒部(遮光膜部分)の階調値が例えば200になるように光量を調整する。
このように、フォトセンサアレイ105,305は、素子の画像蓄積時間を所定の時間に設定した上でパターンを撮像していた。しかし、検査対象となる試料や検査条件によっては素子の画像蓄積時間を変更したい場合がある。フォトセンサアレイ105,305は、光量が一定のもと、素子の画像蓄積時間を基準となる素子の画像蓄積時間の2倍にすれば、入射される光の情報が2倍になるので出力される階調値が2倍になるはずである。よって、素子の画像蓄積時間を基準となる素子の画像蓄積時間の2倍にした際に、同じ階調値を得るためには光量を1/2にすれば良いはずである。よって、図4の比較例では、素子の画像蓄積時間を2倍にしたスキャン時間2Xでは、スキャン時間1Xで示す1次比例関数の1/2のPD出力になるようにスキャン時間2Xで示す1次比例関数を定義する。よって、スキャン時間1Xで示す1次比例関数の傾きを示す係数を1/2にすると共に、1次比例関数の切片を示す係数を1/2にする。
同様に、図4の比較例では、素子の画像蓄積時間を4倍にしたスキャン時間4Xでは、スキャン時間1Xで示す1次比例関数の1/4のPD出力になるようにスキャン時間4Xで示す1次比例関数を定義する。よって、スキャン時間1Xで示す1次比例関数の傾きを示す係数を1/4にすると共に、1次比例関数の切片を示す係数を1/4にする。
例えば、素子の画像蓄積時間をt1からt2に変更する場合、素子の画像蓄積時間がt1のときの1次比例関数の傾きaと切片bを用いて、TDI出力IでのPD出力Eは、以下の式(1)で定義する。
(1) E=a(t1/t2)・I+b(t1/t2)
そして、比較例では、素子の画像蓄積時間をスキャン時間1Xから2倍のスキャン時間2Xに変更する場合には、求めたスキャン時間2Xで示す1次比例関数を使って、所望の階調値が得られるPD出力になるように光量調整機構314で光量を調整する。これにより、光量調整が完了するはずであった。
しかしながら、単純に、素子の画像蓄積時間の比だけ光量を変更してしまうと、TDIセンサを含むフォトセンサアレイ105(305)の階調値変換後の出力値に誤差が生じてしまうといった問題があった。その結果、得られる画像の精度が劣化してしまうといった問題があった。また、TDIセンサを含むフォトセンサアレイ105(305)の階調値変換後の出力値に誤差が生じるとパターン欠陥検査において疑似欠陥が生じてしまう。
TDIセンサを含むフォトセンサアレイ105(305)は、その特性として、暗電流の影響でレーザ光を照射していない状態でもある階調値を出力する。図4の比較例でも、PD出力がゼロの場合のTDI出力値は有限値を示している。そして、素子の画像蓄積時間が長くなるほど、暗電流が増加する。よって、図4の比較例で示すように、素子の各画像蓄積時間において暗電流でのTDI出力を同じ値で定義することにより誤差が生じる。
図5は、実施の形態1における素子の各画像蓄積時間についてのPDの出力とTDIセンサ出力との関係の一例を示す図である。図5において、縦軸はPD出力を示し、横軸はTDIセンサ出力を示す。PD出力が負の状態も示されているが、仮想的に直線を延ばして1次比例関数の縦軸の切片を示すためである。また、ここでのTDIセンサ出力は、フォトセンサアレイ105(305)で撮像され、センサ回路106(306)から出力される階調値を示す。図5において、基準となる素子の画像蓄積時間は、スキャン時間1Xで示されている。図5では、基準となる素子の画像蓄積時間について実験等によりPDの出力とTDIセンサ出力との関係を測定した結果の一例を示す。スキャン時間1Xでの関係は、図4の比較例と同様である。
基準となる素子の画像蓄積時間の2倍の素子の画像蓄積時間について実験等によりPDの出力とTDIセンサ出力との関係を測定した結果をスキャン時間2Xのグラフで示す。また、基準となる素子の画像蓄積時間の4倍の素子の画像蓄積時間について実験等によりPDの出力とTDIセンサ出力との関係を測定した結果をスキャン時間4Xのグラフで示す。その結果、暗電流でのTDI出力が、スキャン時間1Xでは階調値10であったが、スキャン時間2Xでは階調値11となった。また、スキャン時間4Xでは階調値14となった。一方、傾きについては、スキャン時間2Xではスキャン時間1Xの1/2であった。また、スキャン時間4Xではスキャン時間1Xの1/4であった。そこで、実施の形態1では、比較例で示す各素子の画像蓄積時間の1次比例関数について、暗電流でのTDI出力値を用いた補正項を加える。
例えば、素子の画像蓄積時間をt1からt2に変更する場合、暗電流でのTDI出力値がα1からα2になる場合、素子の画像蓄積時間がt1のときの1次比例関数の傾きaと切片bを用いて、TDI出力IでのPD出力Eは、以下の式(2)で定義できる。
(2) E=a(t1/t2)・I+b(t1/t2)(α2/α1)
よって、基準となる素子の画像蓄積時間について実験等によりPDの出力と、TDIセンサ出力との関係を予め測定しておけば、所望の素子の画像蓄積時間の暗電流でのTDI出力値を測定することにより、所望の素子の画像蓄積時間での1次比例関数を得ることができる。
図6は、実施の形態1における検査方法の要部工程の一例を示すフローチャート図である。図6において、実施の形態1における検査方法は、基準相関式取得及び格納工程(S102)と、画像蓄積時間設定工程(S104)と、遮光シャッター設置工程(S108)と、遮光状態画像取得工程(S110)と、遮光状態階調値取得工程(S112)と、PD出力算出工程(S114)と、光量調整工程(S116)と、スキャン工程(S202)と、参照画像作成工程(S204)と、比較工程(S206)と、いう一連の工程を実施する。
基準相関式取得及び格納工程(S102)として、フォトセンサ素子の画像蓄積時間の基準となる基準画像蓄積時間t1で光を入射する場合におけるフォトセンサアレイ105(305)への入射光量に対応するパラメータ値とフォトセンサアレイ105(305)の出力値との関係を取得する。フォトセンサアレイ105(305)への入射光量に対応するパラメータ値として、PD310の出力値を用いる。同様に、フォトセンサアレイ305への入射光量に対応するパラメータ値として、PD312の出力値を用いる。具体的には、まず、PD310を光路内に移動させる。そして、光量を可変に設定し、基板101からの反射光を用いて、光量毎のPD310の出力値と基準画像蓄積時間t1におけるフォトセンサアレイ105の出力値とを測定する。光量制御回路134により制御された光量調整機構314により光量を可変に設定する。光量を可変に設定する場合に、設定される複数の光量の1つに遮光シャッターにより光源103からの光を遮光した遮光状態(PD310の出力値=ゼロ)を含めると好適である。PD310の出力値は、PD測定回路136により測定される。測定の際に使用する基板101は検査対象基板であっても良いし、別の評価用基板であっても良い。例えば、基板の黒部(遮光膜部分)を用いて測定すると良い。ここでは、フォトセンサアレイ105に入射する光の光量に依存するフォトセンサアレイ105の出力値が得られればよい。フォトセンサアレイ105の出力値として、センサ回路106で変換された階調値を用いる。PD310の出力値は、PD測定回路136により測定される。そして、得られた測定値を用いて、PD310の出力値とフォトセンサアレイ105の出力値との関係式をフィッティングにより近似する。
図7は、実施の形態1におけるPD出力値とフォトセンサアレイ出力値との関係の一例を示す図である。図7の例では、例えば、1次関数で近似する場合を示している。縦軸にPD出力を示す。横軸にTDI階調値を示す。TDI階調値とは、フォトセンサアレイ105の出力をセンサ回路106で変換された階調値を示す。図7に示すように、1次関数で近似することで、y=ax+bの関係式を求めることができる。
そして、かかる関係式の係数a,bを光量算出回路132内の記憶装置に記憶する。
同様に、PD312を光路内に移動させる。そして、光量を可変に設定し、基板101の透過光を用いて、光量毎のPD312の出力値と基準画像蓄積時間t1におけるフォトセンサアレイ305の出力値とを測定する。光量制御回路134により制御された光量調整機構314により光量を可変に設定する。光量を可変に設定する場合に、設定される複数の光量の1つに遮光シャッターにより光源103からの光を遮光した遮光状態(PD312の出力値=ゼロ)を含めると好適である。例えば、基板の白部(ガラス部分)を用いて測定すると良い。フォトセンサアレイ305の出力値として、センサ回路306で変換された階調値を用いる。PD312の出力値は、PD測定回路136により測定される。そして、得られた測定値を用いて、PD312の出力値とフォトセンサアレイ305の出力値との関係式をフィッティングにより近似する。そして、かかる関係式の係数a′,b′を光量算出回路132内の記憶装置に記憶する。なお、通常、同じ感度のフォトセンサアレイ105,305を用いる場合には、係数は同じ値になる。フィッティング処理は、光量算出回路132内の図示しない処理部で実行する。或いは検査装置100のオフラインで実施しても良い。
これにより、フォトセンサ素子の基準画像蓄積時間t1における、1次関数式の係数である傾きaと切片bとを得ることができる。
図8は、実施の形態1における光量算出回路の内部構成の一例を示すブロック図である。図8において、光量算出回路132内には、磁気ディスク装置等の記憶装置51、画像蓄積時間設定部50、遮光状態階調値取得部52、及びPD出力算出部54が配置される。画像蓄積時間設定部50、遮光状態階調値取得部52、及びPD出力算出部54といった一連の「~部」は、処理回路を有する。かかる処理回路には、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、量子回路、或いは、半導体装置等が含まれる。また、各部は、共通する処理回路(同じ処理回路)を用いてもよい。或いは、異なる処理回路(別々の処理回路)を用いても良い。画像蓄積時間設定部50、遮光状態階調値取得部52、及びPD出力算出部54に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度光量算出回路132内の図示しないメモリ若しくはメモリ111に記憶される。
光量算出回路132に入力されたフォトセンサ素子の基準画像蓄積時間t1における、1次関数式の係数である傾きaと切片bの情報は、記憶装置51に記憶される。
画像蓄積時間設定工程(S104)として、画像蓄積時間設定部50は、所望の画像蓄積時間t2を設定する。これにより、フォトセンサアレイ105,305のフォトセンサ素子の画像蓄積時間t2が設定される。素子の画像蓄積時間は、1画素あたりの各フォトセンサ素子の撮像時間に相当する。そこで、素子の画像蓄積時間は、スキャン時のXYθテーブル102の移動速度で調整される。XYθテーブル102の移動速度が速ければ素子の画像蓄積時間は短くなる。XYθテーブル102の移動速度が遅ければ素子の画像蓄積時間は長くなる。
遮光シャッター設置工程(S108)として、光量制御回路134により制御された光量調整機構314により遮光シャッターを光路上に設置する。これにより、フォトセンサアレイ105,305に到達するはずの光源103からの光を遮光する。
遮光状態画像取得工程(S110)として、まず、PD310,312をそれぞれの光路上から光路外へと移動させる。そして、遮光シャッターにより光源103からの光が遮光された状態(PD310,312の出力値=ゼロ)で、光学画像取得機構150は、基板101上のパターンの光学画像を取得する。具体的には、フォトセンサ素子の画像蓄積時間t2で光を入射する場合におけるフォトセンサアレイ105(305)の出力値を測定する。基板101全体、或いは1つの検査ストライプ20全体の画像を撮像する必要は無い。設定されたフォトセンサ素子の画像蓄積時間t2に相当するステージ速度でXYθテーブル102を移動させながら、フォトセンサアレイ105,305の積分方向のフォトセンサ素子の数と同じ画素数分の画像が得られれば良い。得られた画像データはストライプパターンメモリ123に格納される。
遮光状態階調値取得工程(S112)として、遮光状態階調値取得部52は、ストライプパターンメモリ123から、フォトセンサ素子の画像蓄積時間t2で入射光量がゼロの場合におけるフォトセンサアレイ105(305)の出力値を取得する。これにより、素子の画像蓄積時間t2における、暗電流でのTDI出力値α2を得ることができる。
PD出力算出工程(S114)として、PD出力算出部54(パラメータ値算出部)は、所望の画像蓄積時間t2を入力し、入射光量がゼロの場合における画像蓄積時間t2に依存するフォトセンサアレイ105,305の出力値α2を用いて上述した関係式を補正する。ここでは、式(2)で示すように、基準画像蓄積時間t1と所望の画像蓄積時間t2との比(t1/t2)と、入射光量がゼロの場合における基準画像蓄積時間t1に依存するフォトセンサアレイ105,305の出力値α1と入射光量がゼロの場合における所望の画像蓄積時間t2に依存するフォトセンサアレイ105,305の出力値α2との比(α2/α1)と、を用いて、式(1)で示した関係式を補正する。
具体的には、以下のように動作する。まず、素子の基準画像蓄積時間t1の場合における係数a,bを使った関係式(式(1))を比(t1/t2)と比(α2/α1)とを用いて式(2)のように補正する。これにより、フォトセンサ素子の基準画像蓄積時間t2における1次関数式の係数として、傾きa(t1/t2)と切片b(t1/t2)(α2/α1)が得らえる。
そして、PD出力算出部54(パラメータ値算出部)は、補正された補正後の関係式を用いて、フォトセンサアレイ105,305の所望の出力値Iが得られるためのPD出力値Eを算出する。例えば、画像の階調値を256階調で定義する場合に、例えば200階調が得られるためのPD出力値Eを算出する。
光量調整工程(S116)として、まず、PD310,312をそれぞれの光路外から光路上へと移動させる。そして、光量制御回路134により制御された光量調整機構314は、フォトセンサアレイ105,305への入射光量を算出されたPD出力値(パラメータ値)に調整する。光量調整機構314では、透過率の異なる複数のフィルタ素子の組み合わせにより光量を調整するため、目標となるPD出力値に対して許容される範囲内の誤差が生じても構わない。例えば、±10%以内の誤差を含んでいても良い。
図9は、実施の形態1と比較例とにおけるフォトセンサ素子の各画像蓄積時間に対するPD出力とTDI出力との関係の一例を示す図である。縦軸にPD出力を示す。横軸にTDI出力を示す。TDI出力として、センサ回路106(305)で変換された階調値を用いる。縦軸と横軸の単位は、共にA.U.で示す。フォトセンサ素子の基準画像蓄積時間をスキャン時間1Xで示す。フォトセンサ素子の基準画像蓄積時間の4倍の画像蓄積時間をスキャン時間4Xで示す。フォトセンサ素子の基準画像蓄積時間の7倍の画像蓄積時間をスキャン時間7Xで示す。フォトセンサ素子の基準画像蓄積時間の14倍の画像蓄積時間をスキャン時間14Xで示す。また、フォトセンサ素子の各画像蓄積時間において、実測(◆)結果と、換算(■)結果と、補正(×)結果とを示す。換算結果は、フォトセンサ素子の基準画像蓄積時間の1次関係式の傾きaと切片bを単純に画像蓄積時間の比(t1/t2)で補間して求めた結果を示す。補正結果は、実施の形態1のように、フォトセンサ素子の基準画像蓄積時間の1次関係式の傾きaと切片bを画像蓄積時間の比(t1/t2)で補正すると共に、切片b(t1/t2)を、さらに、暗電流でのTDI出力の比(α2/α1)で補正して求めた結果を示す。図8に示すように、画像蓄積時間の比が大きくなるほど、換算結果は、実測結果からのずれが大きくなることがわかる。これに対して、実施の形態1に相当する補正結果は、画像蓄積時間の比に関わらず実測値からのずれが小さいままであった。
以上の前処理により、素子の画像蓄積時間を変更する場合の光量調整が完了する。その後、実際の検査処理動作へと進む。
スキャン工程(S202)として、光学画像取得機構150は、調整された入射光量でのフォトセンサアレイ105,305を用いて、基板101を撮像し、撮像された光学画像データを出力する。そのために、まず、光学画像取得機構150は、検査ストライプ20上をレーザ光(検査光)でスキャンして、検査ストライプ20毎に、フォトセンサアレイ105(305)によりストライプ領域画像を撮像する。具体的には、以下のように動作する。対象となる検査ストライプ20が撮像可能な位置にXYθテーブル102を移動させる。透過検査では、基板101の透過光がフォトセンサアレイ305に光学像として結像させられ、入射する。或いは/及び反射検査では、基板101からの反射光がフォトセンサアレイ105に光学像として結像させられ、入射する。
フォトセンサアレイ105上に結像されたパターンの像は、フォトセンサアレイ105の各フォトセンサ素子によって光電変換され、更にセンサ回路105によってA/D(アナログ・デジタル)変換される。その際、センサ回路105によってスキャン方向に並ぶ複数のフォトセンサ素子の積分後の出力が階調値に変換されてストライプパターンメモリ123に出力される。
或いは/及びフォトセンサアレイ305上に結像されたパターンの像は、フォトセンサアレイ305の各フォトセンサ素子によって光電変換され、更にセンサ回路305によってA/D(アナログ・デジタル)変換される。その際、センサ回路305によってスキャン方向に並ぶ複数のフォトセンサ素子の積分後の出力が階調値に変換されてストライプパターンメモリ123に出力される。
そして、ストライプパターンメモリ123に、測定対象の検査ストライプ20の画素値のデータが格納される。測定データ(画素データ)は例えば8ビットの符号なしデータであり、各画素の明るさの階調(光量)を表現している。
参照画像作成工程(S204)として、参照画像作成回路112は、図形パターンデータ(設計データ)を用いて、リファレンスとなる参照画像を作成する。参照画像の作成は、検査ストライプ20毎に、当該検査ストライプ20のスキャン動作と並行して実施される。具体的には、以下のように動作する。参照画像作成回路112は、対象となる検査ストライプ20の各フレーム領域30について、図形パターンデータ(設計データ)を入力し、図形パターンデータに定義された各図形パターンを2値ないしは多値のイメージデータに変換する。
図形パターンデータに定義される図形は、例えば長方形や三角形を基本図形としたもので、例えば、図形の基準位置における座標(x、y)、辺の長さ、長方形や三角形等の図形種を区別する識別子となる図形コードといった情報で各パターン図形の形、大きさ、位置等を定義した図形データが格納されている。
かかる図形データとなる設計パターンデータが参照画像作成回路112に入力されると図形ごとのデータにまで展開し、その図形データの図形形状を示す図形コード、図形寸法などを解釈する。そして、所定の量子化寸法のグリッドを単位とするマス目内に配置されるパターンとして2値ないしは多値の設計パターン画像データに展開し、出力する。言い換えれば、設計データを読み込み、フレーム領域を所定の寸法を単位とするマス目として仮想分割してできたマス目毎に設計パターンにおける図形が占める占有率を演算し、nビットの占有率データ(設計画像データ)を出力する。例えば、1つのマス目を1画素として設定すると好適である。そして、1画素に1/2(=1/256)の分解能を持たせるとすると、画素内に配置されている図形の領域分だけ1/256の小領域を割り付けて画素内の占有率を演算する。そして、8ビットの占有率データとして作成する。かかるマス目(検査画素)は、測定データの画素に合わせればよい。
次に、参照画像作成回路112は、図形のイメージデータである設計パターンの設計画像データに、フィルタ関数を使ってフィルタ処理を施す。
図10は、実施の形態1におけるフィルタ処理を説明するための図である。基板101から撮像される光学画像の画素データは、撮像に使用される光学系の解像特性等によってフィルタが作用した状態、言い換えれば連続変化するアナログ状態にあるため、例えば、図10に示すように、画像強度(濃淡値)がデジタル値の展開画像(設計画像)とは異なっている。一方、図形パターンデータでは、上述したように、図形コード等により定義されるので、展開された設計画像では、画像強度(濃淡値)がデジタル値になる場合があり得る。そのため、参照画像作成回路112は、展開画像に画像加工(フィルタ処理)を施して光学画像に近づけた参照画像を作成する。これにより、画像強度(濃淡値)がデジタル値の設計側のイメージデータである設計画像データを測定データ(光学画像)の像生成特性に合わせることができる。作成された参照画像は比較回路108に出力される。
図11は、実施の形態1における比較回路の内部構成の一例を示す図である。図11において、比較回路108内には、磁気ディスク装置等の記憶装置70,72,76、フレーム画像作成部74、位置合わせ部78、及び比較処理部79が配置されている。フレーム画像作成部74、位置合わせ部78、及び比較処理部79といった一連の「~部」は、処理回路を有する。かかる処理回路には、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、量子回路、或いは、半導体装置等が含まれる。また、各「~部」は、共通する処理回路(同じ処理回路)を用いてもよい。或いは、異なる処理回路(別々の処理回路)を用いても良い。フレーム画像作成部74、位置合わせ部78、及び比較処理部79に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度比較回路108内の図示しないメモリ若しくはメモリ111に記憶される。
比較回路108に入力されたストライプデータ(ストライプ領域画像)は、記憶装置70に格納される。比較回路108に入力された参照画像データは、記憶装置72に格納される。
比較工程(S206)として、比較回路108(比較部の一例)は、TDIセンサ105から出力された光学画像データにより構成される光学画像と参照画像とを比較する。具体的には、以下のように動作する。
比較回路108では、まず、フレーム画像作成部74は、所定の幅でストライプ領域画像(光学画像)が分割された複数のフレーム画像31を生成する。具体的には、図2に示すように、ストライプ領域画像は、矩形の複数のフレーム領域30のフレーム画像に分割される。例えば、512×512画素のサイズに分割される。各フレーム領域30のデータは、記憶装置76に格納される。
次に、位置合わせ部78は、フレーム領域30毎に、対応するフレーム画像31と、対応する参照画像とを記憶装置72,76から読み出し、所定のアルゴリズムでフレーム画像31と、対応する参照画像との位置合わせを行う。例えば、最小2乗法を用いて位置合わせを行う。
そして、比較処理部79(比較部の他の一例)は、フレーム画像31と、当該フレーム画像31に対応する参照画像とを比較する。例えば画素毎に比較する。ここでは、所定の判定条件に従って画素毎に両者を比較し、例えば形状欠陥といった欠陥の有無を判定する。判定条件としては、例えば、所定のアルゴリズムに従って画素毎に両者を比較し、欠陥の有無を判定する。例えば、画素毎に両画像の画素値の差分値を演算し、差分値が閾値Thより大きい場合を欠陥と判定する。そして、比較結果は、例えば、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、フレキシブルディスク装置(FD)116、CRT117、パターンモニタ118に出力される、或いはプリンタ119から出力されればよい。
上述した例では、ダイ-データベース検査の場合を説明したが、ダイ-ダイ検査であっても構わない。かかる場合、比較回路108は、複数のフレーム領域30のうち、ダイ-ダイ検査を行うフレーム領域同士については、フレーム領域同士の一方の領域について取得されたダイ2のフレーム画像(光学画像)をリファレンス(参照画像)として用いる。まず、位置合わせ部78は、ダイ-ダイ検査を行うフレーム領域30毎に、対応するダイ1のフレーム画像31と、ダイ2のフレーム画像とを記憶装置76から読み出し、所定のアルゴリズムでダイ1のフレーム画像31とダイ2のフレーム画像との位置合わせを行う。例えば、最小2乗法を用いて位置合わせを行う。そして、比較処理部79(比較部)は、ダイ-ダイ検査を行うフレーム領域30毎に、対応するダイ1のフレーム画像31と、ダイ2のフレーム画像とを画素毎に比較する。
以上のように、実施の形態1によれば、所望の素子の画像蓄積時間に対して所望の階調値の画像が得られるように撮像センサに入射する検査光の光量を調整できる。よって、画像蓄積時間の変化に起因する画像の劣化を抑制できる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、検査装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての画像取得方法、画像取得装置、パターン検査装置及びパターン検査方法は、本発明の範囲に包含される。
20 検査ストライプ
30 フレーム領域
31 フレーム画像
40 ビームスプリッタ
42 ミラー
44 レンズ
46 ミラー
48 レンズ
51 記憶装置
50 画像蓄積時間設定部
52 遮光状態階調値取得部
54 PD出力算出部
70,71,72,76 記憶装置
74 フレーム画像生成部
78 位置合わせ部
79 比較処理部
100 検査装置
101 基板
102 XYθテーブル
103 光源
104 拡大光学系
105,305 フォトセンサアレイ
106,306 センサ回路
109 磁気ディスク装置
107 位置回路
108 比較回路
110 制御計算機
111 メモリ
112 参照画像作成回路
113 オートローダ制御回路
114 テーブル制御回路
115 磁気テープ装置
116 FD
117 CRT
118 パターンモニタ
119 プリンタ
120 バス
122 レーザ測長システム
123 ストライプパターンメモリ
130 オートローダ
132 光量算出回路
134 光量制御回路
136 PD測定回路
150 光学画像取得機構
160 制御系回路
170 透過照明光学系
171 反射照明光学系
174 ビームスプリッタ
176 結像光学系
177 ミラー
178 結像光学系
179 結像光学系
310,312 PD
314 光量調整機構

Claims (4)

  1. フォトセンサ素子を有する撮像センサが前記フォトセンサ素子の画像蓄積時間の基準となる基準画像蓄積時間で光を入射する場合における前記撮像センサへの入射光量に対応するパラメータ値と前記撮像センサの出力値との関係式の係数を記憶装置に記憶する工程と、
    所望の画像蓄積時間を入力し、入射光量がゼロの場合における前記所望の画像蓄積時間に依存する前記撮像センサの出力値を用いて前記関係式が補正された補正後の関係式を用いて、前記撮像センサの所望の出力値が得られるためのパラメータ値を算出する工程と、
    前記撮像センサへの入射光量を算出されたパラメータ値に調整する工程と、
    調整された入射光量での前記撮像センサを用いて、試料を撮像し、撮像された画像データを出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする画像取得方法。
  2. 前記関係式の係数として、1次関数で近似された傾きと切片とを用いることを特徴とする請求項1記載の画像取得方法。
  3. 前記基準画像蓄積時間と前記所望の画像蓄積時間との比と、入射光量がゼロの場合における前記基準画像蓄積時間に依存する前記撮像センサの出力値と入射光量がゼロの場合における前記所望の画像蓄積時間に依存する前記撮像センサの出力値との比と、を用いて、前記関係式が補正されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像取得方法。
  4. フォトセンサ素子を有する撮像センサと、
    前記フォトセンサ素子の画像蓄積時間の基準となる基準画像蓄積時間で光を入射する場合における前記撮像センサへの入射光量に対応するパラメータ値と前記撮像センサの出力値との関係式の係数を記憶する記憶装置と、
    所望の画像蓄積時間を入力し、入射光量がゼロの場合における前記所望の画像蓄積時間に依存する前記撮像センサの出力値を用いて前記関係式が補正された補正後の関係式を用いて、前記撮像センサの所望の出力値が得られるためのパラメータ値を算出するパラメータ値算出部と、
    前記撮像センサへの入射光量を算出されたパラメータ値に調整する光量調整機構と、
    を備え、
    調整された入射光量での前記撮像センサを用いて、試料を撮像し、撮像された画像データを出力することを特徴とする画像取得装置。
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