JP2023007071A - プログラム及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プライバシーを保護でき、かつ、分析等に利用可能な移動履歴情報を取得する。【解決手段】プログラムがコンピュータを、ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の出発地点を特定する特定手段34、出発地点に基づき、抽象化領域を算出する算出手段36、算出手段36により算出された抽象化領域と、当該抽象化領域からの移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段44、として機能させる。【選択図】図3

Description

本発明は、プログラム及び情報処理装置に関する。
従来、位置情報を加工することでプライバシーを保護する技術が知られている。例えば、下記特許文献1には、取得したユーザの現在位置情報を、所定領域に加工することでユーザのプライバシーを保護する技術が開示されている。また、下記特許文献2には、無線通信端末装置の位置を、ユーザの希望に合わせた精度でぼかした位置を位置情報として蓄積する技術が開示されている。
特開2015-057870号公報 特開2009-296452号公報
上記特許文献1又は2に記載の技術では、位置情報を加工した加工済み位置情報を取得しているが、当該加工済み位置情報からは、例えば人の流れ等を十分に観測することができず、分析等に利用するには不十分である。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、プライバシーを保護でき、かつ、分析等に利用可能な移動履歴情報を取得することができるプログラミング及び情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第一態様に係るプログラムは、コンピュータを、ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の出発地点を特定する特定手段、前記特定手段により特定された出発地点に基づき、前記出発地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する算出手段、前記抽象化領域と、当該抽象化領域からの移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段、として機能させる。
本発明の第二態様に係るプログラムは、コンピュータを、ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の到着地点を特定する特定手段、前記特定手段により特定された到着地点に基づき、前記到着地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する算出手段、前記抽象化領域と、当該抽象化領域までの移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段、として機能させる。
本発明の第三態様に係るプログラムでは、前記コンピュータを、前記算出手段により算出された前記抽象化領域に含まれる建物又は人口の数が、第一閾値以上であるか否かを判定する領域判定手段、として更に機能させ、前記算出手段は、前記領域判定手段により否定判定された場合に、前記範囲よりも広い範囲の前記抽象化領域を再度算出する。
本発明の第四態様に係るプログラムでは、前記領域判定手段は、前記算出手段により算出された前記抽象化領域に含まれる建物又は人口の数が前記第一閾値以上であると判定した場合に、当該数が前記第一閾値以上よりも大きい第二閾値以下であるか否かを更に判定し、前記算出手段は、前記領域判定手段により前記第二閾値以下でないと判定された場合に、前記範囲よりも狭い範囲の前記抽象化領域を再度算出する。
本発明の第五態様に係るプログラムでは、コンピュータを、前記特定手段により特定された出発地点又は到着地点に位置する建物の種別を示す情報を取得する取得手段、前記取得手段により取得された情報に基づき、前記建物が個人を特定する可能性が低い建物であるか否かを判定する建物判定手段、として更に機能させ、前記算出手段は、前記建物判定手段により肯定判定された場合に、個人を特定する可能性が低くない建物が位置する地点よりも狭い範囲の前記抽象化領域を算出する。
本発明の第六態様に係るプログラムでは、前記コンピュータを、前記特定手段が特定した出発地点又は到着地点に位置する建物の種別を示す情報を取得する取得手段、前記取得手段が取得した情報に基づき、前記建物が個人を特定する可能性が低い建物であるか否かを判定する建物判定手段、として更に機能させ、前記算出手段は、前記建物判定手段により肯定判定された場合に、前記抽象化領域を算出しない。
本発明の第七態様に係るプログラムでは、前記建物判定手段は、前記建物が不特定多数のユーザが利用可能な施設であるか否かを判定する。
本発明の第八態様に係るプログラムでは、前記コンピュータを、前記位置情報が示す時刻毎の各位置を繋ぎ、且つ、当該各位置に紐付けられた前記時刻情報を削除することにより、前記移動経路を作成する作成手段として更に機能させる。
本発明の第九態様に係る情報処理装置は、ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の到着地点を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された到着地点に基づき、前記到着地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する算出手段と、前記抽象化領域と、当該抽象化領域までの移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段と、を備える。
本発明の第十態様に係る情報処理装置は、ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の到着地点を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された到着地点に基づき、前記到着地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する算出手段と、前記抽象化領域と、当該抽象化領域までの移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段と、を備える。
本発明によれば、プライバシーを保護でき、かつ、分析等に利用可能な移動履歴情報を取得することができる。
本発明の一実施形態に係る移動履歴取得システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すサーバ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 サーバ装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 移動履歴取得システムにおける処理方法を概念的に説明する図である。 移動履歴取得システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図5のステップSP36における抽象化領域の算出処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態(以下、「本実施形態」と称す場合がある。)に係る移動履歴取得システムは、プライバシーを保護しつつ、分析に利用可能なユーザの移動履歴情報を取得するためのものである。
以下、添付図面を参照して、本実施形態に係る移動履歴取得システムについて詳細に説明する。説明の理解を容易するため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る移動履歴取得システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、移動履歴取得システム1は、サーバ装置10と、端末装置12と、を備える。これらの装置は、インターネットや電話回線等の通信ネットワークNTを介して互いに通信可能に構成されている。
サーバ装置10は、ユーザ毎の現在位置情報及び現在時刻情報を端末装置12から取得する。サーバ装置10は、取得した情報に基づき、各種の処理を実行し、その結果としてユーザの移動履歴情報を取得して出力するコンピュータである。各種の処理の詳細については後述する。
端末装置12は、ユーザが操作する装置であり、ユーザの現在位置情報及び現在時刻情報等をサーバ装置10に送信する。この端末装置12としては、車載端末、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、又はパーソナルコンピュータ等が挙げられる。以下、端末装置12が車載端末である場合について説明する。
<ハードウェア構成>
図2は、図1に示すサーバ装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ装置10は、制御装置20と、通信装置26と、記憶装置28と、を備える。
制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)22及びメモリ24を主に備えて構成される。
制御装置20では、CPU22がメモリ24或いは記憶装置28等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能手段として機能する。この機能手段の詳細については後述する。
通信装置26は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置26は、例えば、端末装置12との間で各種の情報を送受信する。
記憶装置28は、ハードディスク等で構成される。記憶装置28は、制御装置20における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
なお、サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータ等の情報処理装置を用いて実現することができる。また、サーバ装置10は、単一の情報処理装置により構成されても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置により構成されてもよい。また、図2は、サーバ装置10が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、サーバ装置10は、一般的なサーバが備える他の構成を備えることができる。また、複数の端末装置12のハードウェア構成も、例えば操作手段や表示装置を備える他は、サーバ装置10と同様の構成を備えることができる。
<機能構成>
次に、図3を参照して、サーバ装置10の機能構成の一例について説明する。図3は、サーバ装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、サーバ装置10は、機能構成として、記憶手段30と、取得手段32と、特定手段34と、算出手段36と、領域判定手段38と、建物判定手段40と、作成手段42と、出力手段44と、を備える。これらの機能構成は、例えば、CPU22がプログラムを実行することにより実現される。
記憶手段30は、時系列位置情報30Aと、建物情報30Bと、を記憶する。
時系列位置情報30Aは、時刻情報及び位置情報がユーザ毎に紐付けられた情報である。時系列位置情報30Aは、例えば、端末IDやユーザID、位置情報、フラグ情報、及び時刻情報を含む。端末IDは、端末装置12を特定するIDである。ユーザIDは、端末装置12のユーザを特定するIDである。位置情報は、端末装置12の時刻毎の位置情報であって、例えば緯度及び経度の座標や住所等で示される。
フラグ情報は、出発地点又は到着地点であることがわかる所定のイベントが発生したことを示す情報であって、例えば出発地点フラグ又は到着地点フラグで示される。所定のイベントとしては、例えばACC(Adaptive Cruise Control:定速走行・車間距離制御装置)の機能がONされたことや、当該機能がOFFされたこと等が挙げられる。時刻情報は、位置情報が取得される時刻情報である。時系列位置情報30Aが含む各情報は、取得手段32によって端末装置12から取得される。
建物情報30Bは、建物の種別情報及び位置情報が互いに紐付けられた情報である。建物情報30Bは、例えば、建物種別情報と、建物位置情報と、を含む。建物種別情報は、建物の利用上の用途等に基づき区分けされた種別を示し、例えば、個人の家屋、マンション、事業所、又は公共施設等が挙げられる。建物位置情報は、建物の位置情報であって、例えば緯度及び経度の座標や住所等で示される。建物情報30Bが含む各情報は、例えば取得手段32によって外部のサーバ装置等から取得される。
取得手段32は、外部装置やサーバ装置10内の他の機能手段等から種々の情報を取得する。例えば、取得手段32は、端末装置12に搭載されたGPS(Global Psitioning System)やBeacon等の位置情報取得装置から受信することにより、ユーザ毎の現在位置情報及び現在時刻情報を定期的に取得する。この際、出発地点又は到着地点であることがわかる所定のイベントが発生した場合には、出発地点フラグ又は到着地点フラグが付与された現在位置情報及び現在時刻情報を取得する。
また、取得手段32は、特定手段34により特定された出発地点及び到着地点に位置する建物の種別を示す建物種別情報を取得する。例えば、取得手段32は、記憶手段30に記憶された建物情報30Bを参照し、出発地点及び到着地点の建物種別情報を取得する。取得手段32は、取得した建物種別情報を建物判定手段40に出力する。
特定手段34は、ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の出発地点及び到着地点を特定する。例えば、特定手段34は、時系列位置情報30Aに含まれるフラグ情報に基づき、出発地点及び到着地点を判定する。特定手段34は、出発地点フラグが付与された位置情報が示す位置を出発地点と判定する。また、特定手段34は、到着地点フラグが付与された位置情報が示す位置を到着地点と判定する。特定手段34は、特定した出発地点及び到着地点を示す情報を、取得手段32や算出手段36に出力する。
算出手段36は、特定手段34により取得された出発地点に基づき、当該出発地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する。また、算出手段36は、特定手段34により取得された到着地点に基づき、当該到着地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する。算出手段36は、抽象化領域として、例えば、出発地点又は到着地点を含む所定範囲を算出する。
出発地点又は到着地点を含む所定範囲とは、出発地点又は到着地点を含む所定の面積及び所定の形状の範囲である。当該所定範囲は、例えば所定の半径の円が内接円となる正六角形の領域である。当該所定範囲は、その他の種々の面積及び形状の領域をとり得る。算出手段36は、算出した抽象化領域を示す情報を、領域判定手段38に出力する。
また、算出手段36は、領域判定手段38による判定結果に基づき、抽象化領域を算出し直す。例えば、算出手段36は、抽象化領域に含まれる建物の数が第一閾値以上でないと領域判定手段38により否定判定された場合に、先に算出した所定範囲よりも広い範囲の抽象化領域を再度算出する。
また、算出手段36は、領域判定手段38によって、抽象化領域に含まれる建物の数が第一閾値以上であると判定された場合に、当該数が第二閾値以下でないと更に判定された場合に、先に算出した所定範囲よりも狭い範囲の抽象化領域を再度算出する。なお、第一閾値及び第二閾値については、領域判定手段38の説明と合わせて後述する。算出手段36は、再度算出した抽象化領域を示す情報を、領域判定手段38に再度出力する。
また、算出手段36は、建物判定手段40による判定結果に基づき、抽象化領域を算出する。例えば、建物判定手段40により、出発地点又は到着地点に位置する建物が個人を特定する可能性が低い建物であると肯定判定された場合に、算出手段36は、個人を特定する可能性が低くない建物が位置する地点よりも狭い範囲の抽象化領域を算出する。また、算出手段36は、建物判定手段40により肯定判定された場合には、当該肯定判定された建物が位置する地点の抽象化領域を算出しなくてもよい。すなわち、算出手段36は、建物判定手段40により否定判定された場合にだけ、抽象化領域を算出してもよい。
個人を特定する可能性が低い建物とは、不特定多数のユーザが利用可能な建物であって、例えばテーマパーク、観光施設、公共施設等が挙げられる。また、個人を特定する可能性が低くない建物とは、特定のユーザが利用するような建物であって、例えば個人の家屋やマンション等が挙げられる。
算出手段36は、領域判定手段38や建物判定手段40による判定の結果、抽象化領域を再度算出する必要がない場合には、算出した抽象化領域を算出結果として確定し、作成手段42や出力手段44に出力する。
領域判定手段38は、算出手段36により算出された抽象化領域に含まれる建物又は人口の数が所定の条件を満たすか否かを判定する。例えば、領域判定手段38は、抽象化領域を示す情報に基づき、外部サーバ等に記憶された地図情報を参照して、抽象化領域の中に含まれる建物を抽出する。領域判定手段38は、抽出した建物の数をカウントし、カウントした数に基づき判定を行なう。
領域判定手段38は、抽象化領域に含まれる建物の数が第一閾値以上であるか否かを判定する。第一閾値とは、個人を特定できないようにするために最低限必要な建物の数を示し、例えば5~10等に設定される。第一閾値は、プライバシーを保護するために必要な最低数の建物が抽象化領域に含まれるようにするための閾値である。
また、領域判定手段38は、抽象化領域に含まれる建物の数が第一閾値以上であると判定した場合に、当該建物の数が第一閾値よりも大きい第二閾値以下であるか否かを更に判定する。第二閾値とは、個人を特定できないようにするために十分な建物の数を示し、例えば500~1000等に設定される。第二閾値は、プライバシーを保護するのに十分な数を超えて不要に多くの建物が抽象化領域に含まれないようにするための閾値である。領域判定手段38は、上記判定結果を示す情報を算出手段36に出力する。なお、第一閾値又は第二閾値は、地域や季節、日にち、時間に応じて変更してもよい。
建物判定手段40は、取得手段32により取得された建物種別情報に基づき、出発地点又は到着地点に位置する建物が個人を特定する可能性が低い建物であるか否かを判定する。建物判定手段40は、例えば建物が不特定多数のユーザが利用可能な建物であるか否かを判定する。建物判定手段40は、建物が不特定多数のユーザが利用可能な建物である場合には、個人を特定する可能性が低い建物であると肯定判定する。また、建物判定手段40は、建物が不特定多数のユーザが利用可能な建物ではない場合、すなわち特定のユーザが利用する建物である場合には、個人を特定する可能性が低くない建物であると否定判定する。建物判定手段40は、判定結果を、算出手段36に出力する。
作成手段42は、算出手段36により出力された抽象化領域からの移動経路、又は、当該抽象化領域までの移動経路を作成する。作成手段42は、時系列位置情報30Aが示す時刻毎の各位置を繋ぎ、且つ、当該各位置に紐付けられた時刻情報を削除することにより、移動経路を作成する。本実施形態において、作成手段42は、出発地点の抽象化領域と到着地点の抽象化領域との間を繋ぐように形成された、時刻情報を有さない移動経路を作成する。作成手段42は、作成した移動経路を出力手段44に出力する。
出力手段44は、算出手段36により出力された出発地点の抽象化領域と、算出手段36により出力された到着地点の抽象化領域と、作成手段42により出力された移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する。出力手段44は、移動履歴情報を、外部の機器等に出力したり、ユーザに認識できるようにサーバ装置10が備える不図示の表示画面に出力したりする。また、出力手段44は、移動履歴情報を、サーバ装置10内の他の機能構成に出力してもよい。
<移動履歴情報を取得する処理の流れ>
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態に係る移動履歴取得システム1の処理の流れの一例について説明する。
図4は、移動履歴取得システム1における処理方法を概念的に説明する図である。図4の(a)は、あるユーザの出発地点50Aから到着地点50Bまでの時刻(t0~t14)毎の位置50を示す。図4の(b)は、出発地点50A及び到着地点50Bのそれぞれの抽象化領域60A,60Bを示す。図4の(c)は、抽象化領域60Aから抽象化領域60Bまで移動経路62を示す。
図5は、移動履歴取得システム1の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、以下の処理の内容及び順番は、適宜変更することができる。
(ステップSP10)
端末装置12は、ACCの機能がONされたか否かを判定する。端末装置12が当該判定を肯定判定した場合、処理は、ステップSP12の処理に移行する。端末装置12が当該判定を否定判定した場合、図5に示す一連の処理が終了する。
(ステップSP12)
端末装置12は、現在位置情報及び現在時刻情報を取得し、取得したこれらの情報を、出発地点フラグを付与してユーザID情報と共にサーバ装置10に送信する。そして、処理は、ステップSP14の処理に移行する。
(ステップSP14)
サーバ装置10の取得手段32は、端末装置12から送信された情報を受信することにより、ユーザID情報、現在位置情報、現在時刻情報、及び出発地点フラグ情報を取得する。サーバ装置10の記憶手段30は、これらの情報を時系列位置情報30Aとして記憶する。そして、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
(ステップSP16)
端末装置12は、現在位置情報及び現在時刻情報を取得するタイミングとして所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間とは、例えばステップSP12における送信のタイミングから所定時間であってもよく、端末装置12において現在位置情報を取得したタイミングから所定時間であってもよい。端末装置12が当該判定を肯定判定した場合、処理は、ステップSP18の処理に移行する。端末装置12が当該判定を否定判定した場合、処理は、ステップSP22の処理に移行する。
(ステップSP18)
端末装置12は、現在位置情報及び現在時刻情報を取得し、取得したこれらの情報をユーザID情報と共にサーバ装置10に送信する。そして、処理は、処理は、ステップSP20の処理に移行する。
(ステップSP20)
サーバ装置10の取得手段32は、端末装置12から送信された情報を受信することにより、ユーザID情報、現在位置情報、現在時刻情報、及び出発地点フラグ情報を取得する。サーバ装置10の記憶手段30は、これらの情報を時系列位置情報30Aとして記憶する。そして、処理は、ステップSP22の処理に移行する。
(ステップSP22)
端末装置12は、ACCの機能がOFFされたか否かを判定する。端末装置12が当該判定を肯定判定した場合、処理は、ステップSP24の処理に移行する。端末装置12が当該判定を否定判定した場合、処理は、ステップSP16の処理に戻る。
(ステップSP24)
端末装置12は、現在位置情報及び現在時刻情報を取得し、取得したこれらの情報を、到着地点フラグを付与してユーザID情報と共にサーバ装置10に送信する。そして、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
(ステップSP26)
サーバ装置10の取得手段32は、端末装置12から送信された情報を受信することにより、ユーザID情報、現在位置情報、現在時刻情報、及び到着地点フラグ情報を取得する。サーバ装置10の記憶手段30は、これらの情報を時系列位置情報30Aとして記憶する。そして、処理は、ステップSP28の処理に移行する。
(ステップSP28)
サーバ装置10の特定手段34は、時系列位置情報30Aに基づき、出発地点50A及び到着地点50Bを特定する(図4の(a)参照)。そして、処理は、ステップSP30の処理に移行する。
(ステップSP30)
サーバ装置10の取得手段32は、建物情報30Bを参照し、ステップSP28で特定した出発地点50A及び到着地点50Bのそれぞれに位置する建物の建物種別情報を取得する。そして、処理は、ステップSP32の処理に移行する。
(ステップSP32)
サーバ装置10の建物判定手段40は、ステップSP30で取得した建物種別情報に、不特定多数のユーザが利用可能な建物として例えば公共施設を示す情報が含まれているか否かを判定する。すなわち、出発地点50Aに位置する建物及び到着地点50Bに位置する建物の少なくとも一方が、公共施設であるか否かを判定する。建物判定手段40が当該判定を肯定判定した場合、処理は、ステップSP34の処理に移行する。建物判定手段40が当該判定を否定判定した場合、処理は、ステップSP36の処理に移行する。
(ステップSP34)
サーバ装置10の算出手段36は、ステップSP32で肯定判定された公共施設が位置する地点についても抽象化領域を算出するか否かを判定する。算出手段36が当該判定を肯定判定した場合、処理は、ステップSP36の処理に移行する。算出手段36が当該判定を否定判定した場合、処理は、ステップSP38の処理に移行する。
(ステップSP36)
サーバ装置10の算出手段36は、出発地点50A及び到着地点50Bの両方の抽象化領域60A,60Bを算出する(図4の(b)参照)。当該算出処理の詳細については、図6を参照して後述する。そして、処理は、ステップSP40の処理に移行する。
(ステップSP38)
サーバ装置10の算出手段36は、出発地点50A及び到着地点50Bのうち、公共施設でない地点のみ抽象化領域60A,60Bを算出する。すなわち、算出手段36は、公共施設である地点については抽象化領域60A,60Bを算出しない。例えば出発地点50Aが個人の家屋であり到着地点50Bが公共施設である場合には、算出手段36は、出発地点50Aについてのみ抽象化領域60Aを算出し、到着地点50Bについては抽象化領域60Bを算出しない。なお、ステップSP38における抽象化領域60A,60Bの算出処理の詳細は、ステップSP36と同様である。そして、処理は、ステップSP40の処理に移行する。
(ステップSP40)
サーバ装置10の作成手段42は、移動経路62を作成する。例えば、作成手段42は、図4の(a)に示されるように時刻毎の離散的な各位置50に対して、モビリティが使用する経路ネットワークデータに対するマップマッチング処理を行う。これにより、図4の(b)に示されるように各位置間を繋ぐ線データ52を作成する。また、作成手段42は、図4の(c)に示されるように、線データ52のうち抽象化領域60A,60B内に含まれる部分、及び、各位置50に紐付けられた時刻情報を削除し、線データ52を繋ぐ。これにより、作成手段42は、時刻情報を有さず、且つ、抽象化領域60Aと抽象化領域60Bとの間を繋ぐ移動経路62を作成する。
(ステップSP42)
サーバ装置10の出力手段44は、移動履歴情報を出力する。例えば、ステップSP36で各地点50A,50Bの抽象化領域60A,60Bが算出された場合には、出力手段44は、抽象化領域60A、抽象化領域60B、及び移動経路62を含む移動履歴情報を出力する。また、例えば、ステップSP38で各地点50A,50Bのうち出発地点50Aのみ抽象化領域60Aが算出された場合には、出力手段44は、抽象化領域60A、到着地点50B、及び抽象化領域60Aから到着地点50Bまでの移動経路を含む移動履歴情報を出力する。そして、図5に示す一連の処理が終了する。
<抽象化領域60A,60Bの算出処理の詳細>
次に、図6を参照して、算出手段36による抽象化領域60A,60Bの算出処理の詳細な流れの一例について説明する。図6は、図5のステップSP36における抽象化領域60A,60Bの算出処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップSP50)
算出手段36は、ステップSP28の処理で特定した出発地点50A及び到着地点50Bのそれぞれについて、抽象化領域60A,60Bを算出する。算出手段36は、出発地点50Aを含む所定範囲を抽象化領域60Aとし、到着地点50Bを含む所定範囲を抽象化領域60Bとする。
また、算出手段36は、例えば出発地点50Aが個人の家屋であり到着地点50Bが公共施設である場合には、到着地点50Bの抽象化領域60Bを出発地点50Aの抽象化領域60Aよりも狭い範囲として算出する。また、算出手段36は、例えば出発地点50A及び到着地点50Bの両方が公共施設である場合に、これらの抽象化領域60A,60Bを、個人の家屋等に比べて狭い範囲として算出してもよい。また、算出手段36は、これらの出発地点50A及び到着地点50Bのうち何れか一方についてのみ抽象化領域60A,60Bを算出するとしてもよい。そして、処理は、ステップSP52の処理に移行する。
(ステップSP52)
領域判定手段38は、ステップSP50で算出した抽象化領域60A,60Bのそれぞれに含まれる建物の数が第一閾値以上であるか否かを判定する。領域判定手段38が当該判定を肯定判定した場合、処理は、ステップSP54の処理に移行する。領域判定手段38が当該判定を否定判定した場合、処理は、ステップSP56の処理に移行する。
(ステップSP54)
領域判定手段38は、ステップSP50で算出した抽象化領域60A,60Bのそれぞれに含まれる建物の数が第二閾値以下であるか否かを判定する。領域判定手段38が当該判定を肯定判定した場合、肯定判定した抽象化領域60A,60Bを算出結果として取得して、図6に示す算出処理を終了する。領域判定手段38が当該判定を否定判定した場合、処理は、ステップSP58の処理に移行する。
(ステップSP56)
算出手段36は、ステップSP50で算出した抽象化領域60A,60Bの範囲を広めるように、抽象化領域60A,60Bを再度算出する。そして、処理は、ステップSP52の処理に戻る。
(ステップSP58)
算出手段36は、ステップSP50で算出又はステップSP56で再度算出した抽象化領域60A,60Bの範囲を狭めるように、抽象化領域60A,60Bを再度算出する。そして、処理は、ステップSP54の処理に戻る。
<効果>
以上、本実施形態では、プログラムが、コンピュータとしてのサーバ装置10を、ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の出発地点50Aを特定する特定手段34、特定手段34により特定された出発地点50Aに基づき、出発地点50Aよりも広い範囲の抽象化領域60Aを算出する算出手段36、抽象化領域60Aと、当該抽象化領域60Aからの移動経路62と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段44、として機能させる。
この構成によれば、出発地点50Aよりも広い範囲の抽象化領域60Aを含む移動履歴情報が出力されるので、出発地点50Aの厳密な位置情報がわからないように抽象化することができ、移動履歴情報から個人を特定し難くすることができる。そして、出発地点50Aの抽象化領域60Aと、当該抽象化領域60Aからの移動経路62と、を含む移動履歴情報が出力されるので、当該移動履歴情報を利用して、例えば人の流れ等を分析することができる。以上より、プライバシーを保護でき、かつ、分析等に利用可能な移動履歴情報を取得することができる。
また、本実施形態では、プログラムが、コンピュータとしてのサーバ装置10を、ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の到着地点50Bを特定する特定手段34、特定手段34により特定された到着地点50Bに基づき、到着地点50Bよりも広い範囲の抽象化領域60Bを算出する算出手段36、抽象化領域60Bと、当該抽象化領域60Bまでの移動経路62と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段44、として機能させる。
この構成によれば、到着地点50Bよりも広い範囲の抽象化領域60Bを含む移動履歴情報が出力されるので、到着地点50Bの厳密な位置情報がわからないように抽象化することができ、移動履歴情報から個人を特定し難くすることができる。そして、到着地点50Bの抽象化領域60Bと、当該抽象化領域60Bまでの移動経路62と、を含む移動履歴情報が出力されるので、当該移動履歴情報を利用して、例えば人の流れ等を分析することができる。以上より、プライバシーを保護でき、かつ、分析等に利用可能な移動履歴情報を取得することができる。
また、本実施形態では、サーバ装置10を、算出手段36により算出された抽象化領域60A,60Bに含まれる建物の数が、第一閾値以上であるか否かを判定する領域判定手段38、として更に機能させ、算出手段36は、領域判定手段38により否定判定された場合に、前記範囲よりも広い範囲の抽象化領域60A,60Bを再度算出する。
この構成によれば、抽象化領域60A,60Bに含まれる建物の数が第一閾値よりも少ない場合に、より多くの建物が含まれるように抽象化領域60A,60Bを広げることができる。よって、例えば田舎等、建物の密度が疎である場合に、適切に抽象化領域60A,60Bを算出することができる。その結果、抽象化領域60A,60Bに含まれる建物の数が第一閾値よりも少ないことにより個人が特定される可能性を抑制し、適切にプライバシーを保護することができる。
また、領域判定手段38は、算出手段36により算出された抽象化領域60A,60Bに含まれる建物の数が第一閾値以上であると判定した場合に、当該数が第一閾値以上よりも大きい第二閾値以下であるか否かを更に判定し、算出手段36は、領域判定手段38により第二閾値以下でないと判定された場合に、前記範囲よりも狭い範囲の抽象化領域60A,60Bを再度算出する。
この構成によれば、抽象化領域60A,60Bに含まれる建物の数が第二閾値よりも多い場合に、より少ない建物又は人口が含まれるように抽象化領域60A,60Bを狭めることができる。よって、例えば都会等、建物の密度が密である場合に、適切に抽象化領域60A,60Bを算出することができる。その結果、抽象化領域60A,60Bに含まれる建物の数が第一閾値よりも少ないことにより個人が特定される可能性を抑制しつつも、当該建物の数が分析等に適切な第二閾値を超えた数とならないようにすることができる。
また、本実施形態では、サーバ装置10を、特定手段34により特定された出発地点50A又は到着地点50Bに位置する建物の種別を示す情報を取得する取得手段32、取得手段32により取得された情報に基づき、建物が個人を特定する可能性が低い建物であるか否かを判定する建物判定手段40、として更に機能させ、算出手段36は、建物判定手段40により肯定判定された場合に、個人を特定する可能性が低くない建物が位置する地点よりも狭い範囲の抽象化領域60A,60Bを算出する。
この構成によれば、個人を特定する可能性が低い建物が位置する地点については、当該可能性が低くない建物が位置する地点に比して抽象化領域60A,60Bを狭くしても、プライバシーを保護することができる。また、抽象化領域60A,60Bを狭くした分、厳密な位置情報に近い位置情報が得られるので、分析等に利用する上で好適である。
また、本実施形態では、サーバ装置10を、特定手段34が特定した出発地点50A又は到着地点50Bに位置する建物の種別を示す情報を取得する取得手段32、取得手段32が取得した情報に基づき、建物が個人を特定する可能性が低い建物であるか否かを判定する建物判定手段40、として更に機能させ、算出手段36は、建物判定手段40により肯定判定された場合に、抽象化領域60A,60Bを算出しない。
この構成によれば、個人を特定する可能性が低い建物が位置する地点については、抽象化領域60A,60Bを算出せずにその地点の情報のままでも、プライバシーを保護することができる。そして、当該地点については厳密な位置情報が得られるので、分析等に利用する上で好適である。
また、本実施形態では、建物判定手段40は、建物が不特定多数のユーザが利用可能な施設であるか否かを判定する。
この構成によれば、建物が不特定多数のユーザが利用可能な施設である場合には、当該建物が個人を特定する可能性が低いと言えるため、上記判定を適切にすることができる。
また、本実施形態では、サーバ装置10を、時系列位置情報30Aが示す時刻毎の各位置50を繋ぎ、且つ、当該各位置50に紐付けられた時刻情報を削除することにより、移動経路62を作成する作成手段42として更に機能させる。
この構成によれば、時刻情報が削除された移動経路62含む移動履歴情報を取得することができるので、プライバシー保護性を高めることができる。
<変形例>
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記の実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記の実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、算出手段36は、出発地点50A及び到着地点50Bの両方について抽象化領域60A,60Bを算出しなくてもよく、何れか一方の抽象化領域を算出してもよい。出力手段44は、抽象化領域60A、抽象化領域60B、及び移動経路62を含む移動履歴情報に限らず、出発地点50A、抽象化領域60B、及び出発地点50Aから抽象化領域60Bまでの移動経路を含む移動履歴情報や、抽象化領域60A、到着地点50B、及び抽象化領域60Aから到着地点50Bまでの移動経路を含む移動履歴情報を出力してもよい。
また、抽象化領域60A,60Bは、各地点50A,50Bを含んでいなくてもよく、各地点50A,50Bからずれた位置にあってもよい。また、領域判定手段38は、抽象化領域60A,60Bに含まれる建物の数に代えて、当該抽象化領域60A,60Bに含まれる人口の数について上記判定を行なってもよい。
また、サーバ装置10が備える機能手段の全部又は一部を端末装置12が備えてもよい。また、記憶手段30等の機能手段の一部が移動履歴取得システム1外に設けられていてもよい。
10:サーバ装置(コンピュータ、情報処理装置)、32:取得手段、34:特定手段、36:算出手段、38:領域判定手段、40:建物判定手段、42:作成手段、44:出力手段

Claims (10)

  1. コンピュータを、
    ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の出発地点を特定する特定手段、
    前記特定手段により特定された出発地点に基づき、前記出発地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する算出手段、
    前記抽象化領域と、当該抽象化領域からの移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
  2. コンピュータを、
    ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の到着地点を特定する特定手段、
    前記特定手段により特定された到着地点に基づき、前記到着地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する算出手段、
    前記抽象化領域と、当該抽象化領域までの移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
  3. 前記コンピュータを、
    前記算出手段により算出された前記抽象化領域に含まれる建物又は人口の数が、第一閾値以上であるか否かを判定する領域判定手段、
    として更に機能させ、
    前記算出手段は、前記領域判定手段により否定判定された場合に、前記範囲よりも広い範囲の前記抽象化領域を再度算出する、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記領域判定手段は、前記算出手段により算出された前記抽象化領域に含まれる建物又は人口の数が前記第一閾値以上であると判定した場合に、当該数が前記第一閾値以上よりも大きい第二閾値以下であるか否かを更に判定し、
    前記算出手段は、前記領域判定手段により前記第二閾値以下でないと判定された場合に、前記範囲よりも狭い範囲の前記抽象化領域を再度算出する、
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記コンピュータを、
    前記特定手段により特定された出発地点又は到着地点に位置する建物の種別を示す情報を取得する取得手段、
    前記取得手段により取得された情報に基づき、前記建物が個人を特定する可能性が低い建物であるか否かを判定する建物判定手段、
    として更に機能させ、
    前記算出手段は、前記建物判定手段により肯定判定された場合に、個人を特定する可能性が低くない建物が位置する地点よりも狭い範囲の前記抽象化領域を算出する、
    請求項1~4の何れか一項に記載のプログラム。
  6. 前記コンピュータを、
    前記特定手段が特定した出発地点又は到着地点に位置する建物の種別を示す情報を取得する取得手段、
    前記取得手段が取得した情報に基づき、前記建物が個人を特定する可能性が低い建物であるか否かを判定する建物判定手段、
    として更に機能させ、
    前記算出手段は、前記建物判定手段により肯定判定された場合に、前記抽象化領域を算出しない、
    請求項1~4の何れか一項に記載のプログラム。
  7. 前記建物判定手段は、前記建物が不特定多数のユーザが利用可能な施設であるか否かを判定する、
    請求項5又は6に記載のプログラム。
  8. 前記コンピュータを、
    前記位置情報が示す時刻毎の各位置を繋ぎ、且つ、当該各位置に紐付けられた前記時刻情報を削除することにより、前記移動経路を作成する作成手段として更に機能させる、
    請求項1~7の何れか一項に記載のプログラム。
  9. ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の出発地点を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された出発地点に基づき、前記出発地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する算出手段と、
    前記抽象化領域と、当該抽象化領域からの移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段と、
    を備える情報処理装置。
  10. ユーザ毎の時刻情報に紐付けられた位置情報に基づき、ユーザ毎の移動の到着地点を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された到着地点に基づき、前記到着地点よりも広い範囲の抽象化領域を算出する算出手段と、
    前記抽象化領域と、当該抽象化領域までの移動経路と、を含む移動履歴情報を出力する出力手段と、
    を備える情報処理装置。
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