JP2023007019A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正行為によってホール側が不利益を被る事態を低減させることができる遊技機を提供する。【解決手段】通常遊技状態では、第2普通電動役物ソレノイドが可動している場合、及び、第2普通電動役物ソレノイドが可動を停止してから特定時間(ステップS183参照)を入賞有効期間とし、有利遊技状態では、第2普通電動役物ソレノイドが可動している場合、及び、第2普通電動役物ソレノイドが可動を停止してから所定時間(ステップS185参照)を入賞有効期間としてなる。【選択図】図13

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、スロット、封入された遊技球を内部で循環させる封入式パチンコ機(管理遊技機)などの遊技機に関し、より詳しくは、不正行為によってホール側が不利益を被る事態を低減させることができる遊技機に関する。
従来のパチンコ機等の遊技機として、例えば特許文献1に記載のような遊技機が知られている。この遊技機は、いわゆる1種2種混合タイプの遊技機であって、普通電動役物に入賞することで特別図柄2が変動し、特別図柄2が小当たり遊技状態になることで大入賞口が開放し、大入賞口内の特定領域に遊技球が通過することで大当たり遊技状態となるというものである。
特開2016-209451号公報
しかしながら、上記のような遊技機は、特別図柄2でほぼ必ず小当たり遊技状態となるため、普通電動役物が開放したタイミングで針金などの不正具(いわゆる不正(ゴト)行為)で開放状態を維持させ、制御的に開放終了させているにも関わらず、普通電動役物に遊技球を入賞させることで特別図柄2が変動して小当たり遊技状態にさせることが可能となる恐れがあった。また、この場合、遊技機の制御としては正常に入賞された結果、小当たり遊技状態となってそれに応じて大入賞口が開放され、もって、大入賞口内の特定領域に遊技球が通過することで大当たり遊技状態と判定されてしまうこととなる。それゆえ、不正行為が行われたことを検出することができない恐れがあるという問題があった。
しかして、上記のような遊技機は、不正行為によってホール側が不利益を被る可能性があるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、不正行為によってホール側が不利益を被る事態を低減させることができる遊技機を提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明に係る遊技機によれば、遊技状態として、通常遊技状態と、有利遊技状態と、大当たり遊技状態と、小当たり遊技状態と、を含み、
遊技球を入球可能な開閉入賞手段(例えば、図2に示す入賞装置46)と、
特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)と、
前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球を案内する案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)と、
前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)を、前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球(例えば、図4に示す遊技球YK)を案内する案内状態と、前記遊技球(例えば、図4に示す遊技球YK)を案内しない非案内状態とに切り替える切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)と、
前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球が入賞有効期間中に入賞すれば入賞有効と判定する入賞有効判定手段(例えば、図11に示すステップS102)と、
前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球が入賞したことに起因して抽選処理を実行する抽選処理実行手段(例えば、図16に示すステップS308)と、を有し、
前記切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動することによって、前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)が前記非案内状態から前記案内状態へと切り替わるようにする一方、当該切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動を停止することによって、前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)が前記案内状態から前記非案内状態へと切り替わるように制御し、
前記抽選処理実行手段(例えば、図16に示すステップS308)による抽選処理による抽選結果は、大当たりに当選となる結果より小当たりに当選となる結果の方が、当選確率が高く、
前記小当たり遊技状態では前記開閉入賞手段(例えば、図2に示す入賞装置46)が開放され、当該開閉入賞手段(例えば、図2に示す入賞装置46)に入球した前記遊技球が当該開閉入賞手段(例えば、図2に示す入賞装置46)内の特定領域(例えば、図2に示すV領域47a)を通過することによって前記大当たり遊技状態へと移行し、
前記通常遊技状態と、前記有利遊技状態とは、前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)が前記案内状態となっている時間が異なると共に、前記入賞有効期間が異なってなり、
前記通常遊技状態では、前記切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動している場合に限って前記入賞有効期間とし、
前記有利遊技状態では、前記切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動している場合、及び、前記切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動を停止してから所定時間(例えば、図13に示すステップS185参照)を前記入賞有効期間としてなることを特徴としている。
請求項2の発明に係る遊技機によれば、遊技状態として、通常遊技状態と、有利遊技状態と、大当たり遊技状態と、小当たり遊技状態と、を含み、
遊技球を入球可能な開閉入賞手段(例えば、図2に示す入賞装置46)と、
特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)と、
前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球を案内する案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)と、
前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)を、前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球(例えば、図4に示す遊技球YK)を案内する案内状態と、前記遊技球(例えば、図4に示す遊技球YK)を案内しない非案内状態とに切り替える切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)と、
前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球が入賞有効期間中に入賞すれば入賞有効と判定する入賞有効判定手段(例えば、図11に示すステップS102)と、
前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球が入賞したことに起因して抽選処理を実行する抽選処理実行手段(例えば、図16に示すステップS308)と、を有し、
前記切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動することによって、前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)が前記非案内状態から前記案内状態へと切り替わるようにする一方、当該切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動を停止することによって、前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)が前記案内状態から前記非案内状態へと切り替わるようにし、
前記抽選処理実行手段(例えば、図16に示すステップS308)による抽選処理による抽選結果は、大当たりに当選となる結果より小当たりに当選となる結果の方が、当選確率が高く、
前記小当たり遊技状態では前記開閉入賞手段(例えば、図2に示す入賞装置46)が開放され、当該開閉入賞手段(例えば、図2に示す入賞装置46)に入球した前記遊技球が当該開閉入賞手段(例えば、図2に示す入賞装置46)内の特定領域(例えば、図2に示すV領域47a)を通過することによって前記大当たり遊技状態へと移行し、
前記通常遊技状態と、前記有利遊技状態とは、前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)が前記案内状態となっている時間が異なると共に、前記入賞有効期間が異なってなり、
前記通常遊技状態では、前記切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動している場合、及び、前記切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動を停止してから特定時間(例えば、図13に示すステップS183参照)を前記入賞有効期間とし、
前記有利遊技状態では、前記切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動している場合、及び、前記切替手段(例えば、図3に示す第2普通電動役物ソレノイド45c2)が可動を停止してから前記特定時間(例えば、図13に示すステップS183参照)よりも長い所定時間(例えば、図13に示すステップS185参照)を前記入賞有効期間としてなることを特徴としている。
一方、請求項3の発明に係る遊技機によれば、上記請求項1又は2に記載の遊技機において、前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)から一番遠い前記案内部材(例えば、図5(a)に示す案内部材45c1)の端部(例えば、図5(a)に示す右端部)から前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)内に前記遊技球(例えば、図5(a)に示す遊技球YK)が転動して到達するまでの時間をT1、前記通常遊技状態における前記案内状態の時間をT2、前記有利遊技状態における前記案内状態の時間をT3とした際、
T2<T1<T3
の関係式が満たすように構成されてなることを特徴としている。
また一方、請求項4の発明に係る遊技機によれば、上記請求項1~3の何れか1項に記載の遊技機において、前記案内部材(例えば、図5(b)に示す案内部材45c1)の中央部から前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)内に前記遊技球(例えば、図5(b)に示す遊技球YK)が転動して到達するまでの時間をT1´、前記通常遊技状態における前記案内状態の時間をT2、前記有利遊技状態における前記案内状態の時間をT3とした際、
T2<T1´<T3
の関係式が満たすように構成されてなることを特徴としている。
さらに、請求項5の発明に係る遊技機によれば、上記請求項1~4の何れか1項に記載の遊技機において、前記入賞有効期間外に前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球が入賞した際、所定の遊技価値を付与するものの、前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ前記遊技球が入賞したことに基づいて特別図柄が変動しないようにしてなることを特徴としている。
またさらに、請求項6の発明に係る遊技機によれば、上記請求項1~5の何れか1項に記載の遊技機において、前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)は、スライド動作することによって、前記案内状態と前記非案内状態とに切り替わり、
前記案内状態から前記非案内状態に切り替わると、前記案内部材(例えば、図4に示す案内部材45c1)を転動する前記遊技球(例えば、図4に示す遊技球YK)が前記特別図柄始動口(例えば、図2に示す特別図柄2始動口45a)へ案内されることなく、遊技領域(例えば、図4(b)に示す遊技領域40)の下流側へ流下してなることを特徴としている。
本発明によれば、不正行為によってホール側が不利益を被る事態を低減させることができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の外観を示す斜視図である。 同実施形態に係る遊技盤の正面図である。 同実施形態に係る遊技機の制御装置を示すブロック図である。 同実施形態に係る特別図柄2始動装置の側面断面図で、(a)は開状態、(b)は閉状態を示す図である。 同実施形態に係る特別図柄2始動装置の正面図で、(a)は案内部材の右端部から特別図柄2始動口内に遊技球が転動して到達する状態を示し、(b)は案内部材の中央部から特別図柄2始動口内に遊技球が転動して到達する状態を示す図である。 (a)~(d)は、不正入賞があったことを示唆する内容を液晶表示装置に表示させる際の流れを説明する画面例である。 同実施形態に係る主制御のメイン処理を説明するフローチャート図である。 図7に示す主制御のメイン処理の続きを説明するフローチャート図である。 図7に示す設定切替処理を説明するフローチャート図である。 電源異常チェック処理を説明するフローチャート図である。 同実施形態に係る主制御のタイマ割込み処理を説明するフローチャート図である。 図11に示す普通図柄処理を説明するフローチャート図である。 図11に示す普通電動役物管理処理を説明するフローチャート図である。 図11に示す特別図柄処理を説明するフローチャート図である。 図14に示す始動口チェック処理1(2)を説明するフローチャート図である。 図14に示す特別図柄変動開始処理を説明するフローチャート図である。 図16に示す当たり判定処理を説明するフローチャート図である。 図14に示す特別図柄変動中処理を説明するフローチャート図である。 図14に示す特別図柄確認時間中処理を説明するフローチャート図である。 (a)は、普通図柄の当否抽選を実行する際に使用される普通図柄当たり判定値テーブルを示し、(b)は、(a)と異なる普通図柄の当否抽選を実行する際に使用される普通図柄当たり判定値テーブルを示し、(c)は、特別図柄1の当否抽選を実行する際に使用される特別図柄1大当たり判定値テーブルを示し、(d)は、特別図柄2の当否抽選を実行する際に使用される特別図柄2大当たり判定値テーブルを示し、(e)は、特別図柄1が当選している際に使用される特別図柄1大当たり図柄判定値テーブルを示し、(f)は、特別図柄2が当選している際に使用される特別図柄2大当たり図柄判定値テーブルを示し、(g)は、特別図柄2が小当たりに当選している際に使用される特別図柄小当たり図柄判定値テーブルを示す図である。
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態を、パチンコ遊技機を例にして、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
<パチンコ遊技機外観構成の説明>
まず、図1~図4を参照して、本実施形態に係るパチンコ遊技機の外観構成を説明する。
<パチンコ遊技機前面の外観構成の説明>
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、1種2種混合タイプの遊技機であって、木製の外枠2の前面に矩形状の前面枠3を開閉可能に取り付け、その前面枠3の裏面に取り付けられている遊技盤収納フレーム(図示せず)内に遊技盤4が装着された構成からなる。遊技盤4は、図2に示す遊技領域40を前面に臨ませた状態で装着され、図1に示すようにこの遊技領域40の前側に透明ガラスを支持したガラス扉枠5が設けられている。なお、上記遊技領域40は、遊技盤4の面上に配設された球誘導レール6(図2参照)で囲まれた領域からなるものである。
一方、パチンコ遊技機1は、図1に示すように、ガラス扉枠5の下側に前面操作パネル7が配設され、その前面操作パネル7には上受け皿ユニット8が設けられ、この上受け皿ユニット8には、排出された遊技球を貯留する上受け皿9が一体形成されている。また、この前面操作パネル7には、球貸しボタン11及びプリペイドカード排出ボタン12(カード返却ボタン12)が設けられている。上受け皿9の上皿表面部分には、内蔵ランプ(図示せず)点灯時に遊技者が押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の演出ボタン装置13が設けられている。また、この上受け皿9には、当該上受け皿9に貯留された遊技球を下方に抜くための球抜きボタン14が設けられ、さらに、略十字キーからなる設定ボタン15が設けられている。この設定ボタン15は、遊技者による操作が可能なもので、中央部に設けられた円形の決定キー15aと、その決定キー15aの図示上側に設けられた三角形状の上キー15bと、その決定キー15aの図示左側に設けられた三角形状の左キー15cと、その決定キー15aの図示右側に設けられた三角形状の右キー15dと、その決定キー15aの図示下側に設けられた三角形状の下キー15eとで構成されている。
一方、図1に示すように、前面操作パネル7の右端部側には、発射ユニットを作動させるための発射ハンドル16が設けられ、前面枠3の上部両側面側及び発射ハンドル16の近傍には、BGM(Background music)あるいは効果音を発するスピーカ17が設けられている。なお、上記前面枠3の周枠には、光の装飾により演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプが配設されている。
<遊技盤の外観構成の説明>
他方、上記遊技盤4の遊技領域40には、図2に示すように、略中央部にLCD(Liquid Crystal Display)等からなる液晶表示装置41が配置されている。この液晶表示装置41は、表示エリアを左、中、右の3つのエリアに分割し、独立して数字やキャラクタ、文字(キャラクタの会話や歌詞テロップ等)あるいは特別図柄の変動表示が可能なものである。そしてこのような液晶表示装置41の周囲には、装飾用の上飾り42a、左飾り42b、右飾り42cが設けられており、この上飾り42a、左飾り42b、右飾り42cの背面側には可動役物装置43が配置されている。
この可動役物装置43は、図2に示すように、遊技の進行に伴い所定の演出動作を行う上可動役物43aと、左可動役物43bと、右可動役物43cと、左上可動役物43dと、さらに、上・左・右・左上可動役物43a~43dを、夫々、駆動する2相のステッピングモータ等のモータ(図示せず)とで構成されている。なお、これら上・左・右・左上可動役物43a~43dには、光の装飾により演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプが配置されている。
一方、液晶表示装置41の真下には、特別図柄1始動口44が配置され、その内部には入賞球を検出する特別図柄1始動口スイッチ44a(図3参照)が設けられている。そしてこの特別図柄1始動口スイッチ44a(図3参照)が検出した有効入賞球数、すなわち、第1始動保留球数が所定数(例えば、4個)液晶表示装置41に表示されることとなる。なお、この第1始動保留球数は、特別図柄1始動口44へ遊技球が入賞し、特別図柄1始動口スイッチ44a(図3参照)にて検出されると、1加算(+1)され、数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)等の特別図柄の変動表示が開始されると、1減算(-1)されるというものである。
他方、液晶表示装置41の右下部側には、図2に示すように、特別図柄2始動装置45が配置されている。この特別図柄2始動装置45は、図4に示すように、特別図柄2始動口45aと、この特別図柄2始動口45aを遊技球YKが入球可能な開状態とする「開放状態」と入球不可能な閉状態とする「閉鎖状態」とに変化可能な開閉部45bと、遊技球YKを特別図柄2始動口45aに向けて案内する「案内状態」と案内しない「非案内状態」とに変化可能な入球案内部45cと、特別図柄2始動口45aに入球した遊技球YKを検出する特別図柄2始動口スイッチ45a1(図3参照)と、で構成されている。
特別図柄2始動口45aは、図2の図示正面左右方向の右側に向けて略横向きに開口しており、その特別図柄2始動口45aの内部に入賞球を検出する特別図柄2始動口スイッチ45a1(図3参照)が設けられている。この特別図柄2始動口スイッチ45a1(図3参照)が検出した有効入賞球数、すなわち、第2始動保留球数が所定数(例えば、4個)液晶表示装置41に表示されることとなる。なお、この第2始動保留球数は、特別図柄2始動口45aへ遊技球が入賞し、特別図柄2始動口スイッチ45a1(図3参照)にて検出されると、1加算(+1)され、数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)等の特別図柄の変動表示が開始されると、1減算(-1)されるというものである。
開閉部45bは、特別図柄2始動口45aに対して左右方向に移動可能な開閉部材45b1と、開閉部材45b1を駆動制御する第1普通電動役物ソレノイド45b2(図3参照)とを備えている。この開閉部45bは、閉鎖状態のときには、図4(b)に示すように、開閉部材45b1が特別図柄2始動口45a内に突出して(図示左側に移動して)この特別図柄2始動口45aへの遊技球YKの入球を阻止し、開放状態のときには、図4(a)に示すように、図示右側に退避して特別図柄2始動口45aへの遊技球YKの入球を許容するようになっている。
入球案内部45cは、図2に示す右側から左側に向かって下り状に傾斜(特別図柄2始動口45a側に向かって下り状に傾斜)している案内部材45c1と、この案内部材45c1を駆動制御する第2普通電動役物ソレノイド45c2(図3参照)とを備えている。この入球案内部45cは、図4(a)に示すように、案内状態のときには、案内部材45c1が遊技領域40の前側(図1に示すガラス扉枠5側)にスライドして突出し、その上側に乗った遊技球YKを特別図柄2始動口45aへ案内し、非案内状態のときには、図4(b)に示すように、案内部材45c1が後向き(遊技領域40の後側)にスライドして退避するようになっている。これにより、案内部材45c1が案内状態のときにその上に遊技球YKが乗ったとしても、その遊技球YKが特別図柄2始動口45aに入球する前に非案内状態に変化して案内部材45c1が後向きにスライドした場合、その遊技球YKは特別図柄2始動口45aに入球することなく下流側に流下することとなる。なお、案内部材45c1と開閉部材45b1とは連動して動作するようになっている。すなわち、案内部材45c1が案内状態のときには、開閉部材45b1は、図4(a)に示す右側に退避して特別図柄2始動口45aへの遊技球YKの入球を許容するようになっており、案内部材45c1が非案内状態のときには、開閉部材45b1は、図4(b)に示す左側に突出して特別図柄2始動口45aへの遊技球YKの入球を阻止するようになっている。
なお、以下では、上記のような特別図柄2始動装置45を普通電動役物と称することがある。
他方、特別図柄1始動口44の右側には、図2に示すように、入賞装置46が配置されている。この入賞装置46は、後述する特別図柄の抽選に当選したとき、すなわち当たり遊技状態の際、開閉扉46aにて閉止されている図示しない大入賞口が開放するように開閉扉46aが特別電動役物ソレノイド46b(図3参照)によって駆動制御され、遊技球が大入賞口(図示せず)に入球可能となる。なお、大入賞口(図示せず)に入球した遊技球は入賞球として大入賞口(図示せず)内部に設けられている大入賞口スイッチ46c(図3参照)によって検出される。
一方、特別図柄の抽選に当選していないとき、すなわち、当たり遊技状態でない場合は、特別電動役物ソレノイド46b(図3参照)によって開閉扉46aが駆動制御され、大入賞口(図示せず)が閉止される。これにより、大入賞口(図示せず)内に遊技球が入球することができなくなる。なお、以下では、このような開閉扉46a及び特別電動役物ソレノイド46bを合せた装置を特別電動役物と称することがある。
ところで、入賞装置46内には、従来周知の構造である振分装置47が設けられている。この振分装置47は、図2に示すように、V領域47aと、アウト口47bとを備えており、遊技球が大入賞口(図示せず)に入球されると、その遊技球は、V領域47aか、アウト口47bかに振り分けられるようになっている。なお、振分装置47は、所定の遊技状態とならない限り、大入賞口(図示せず)に入球された遊技球を、V領域47aに振り分けず、アウト口47bに振り分けるようになっている。
ところで、本実施形態における1種2種混合タイプの遊技機(パチンコ遊技機1)は、特別図柄の抽選に当選して大当たり遊技状態となる1種タイプの機種と、小当たり遊技状態により大入賞口(図示せず)が開放し、大入賞口(図示せず)内に入球した遊技球が、V領域47aを通過すると大当たり遊技状態となる2種タイプの機種と、を併せ持った機種のことを指すものである。
他方、液晶表示装置41の右上部には、図2に示すように、ゲートからなる普通図柄始動口48が配置され、その内部には、遊技球の通過を検出する普通図柄始動口スイッチ48a(図3参照)が設けられている。また、上記入賞装置46の右側及び上記特別図柄1始動口44の左側には、一般入賞口49が夫々配置されている。この一般入賞口49は、上記入賞装置46の右側に配置されている右上一般入賞口49aと、上記特別図柄1始動口44の左側に配置されている左上一般入賞口49bと、左中一般入賞口49cと、左下一般入賞口49dとで構成されている。そして、右上一般入賞口49aの内部には遊技球の通過を検出する右上一般入賞口スイッチ49a1(図3参照)が設けられ、左上一般入賞口49bの内部には遊技球の通過を検出する左上一般入賞口スイッチ49b1(図3参照)が設けられ、左中一般入賞口49cの内部には遊技球の通過を検出する左中一般入賞口スイッチ49c1(図3参照)が設けられ、左下一般入賞口49dの内部には遊技球の通過を検出する左下一般入賞口スイッチ49d1(図3参照)が設けられている。
一方、特別図柄1始動口44の真下には、入賞することなく遊技領域40最下流部まで流下してきた遊技球(アウト球)が入球されるアウト口50が配置されている。なお、このアウト口50に入球した遊技球は非入賞球として内部に設けられているアウト口スイッチ50a(図3参照)によって検出され、さらに、上述した入賞球も遊技盤4の背面側を通って最下流部まで流下することとなるため、アウト口スイッチ50a(図3参照)によって検出されることとなる。それゆえ、アウト口スイッチ50a(図3参照)は、排出されたアウト総数、すなわち、発射ハンドル16にて遊技領域40に発射された遊技球と同数の遊技球を検出することとなる。
他方、上記遊技盤4の遊技領域40の右下周縁部には、7セグメントが3個並べて構成されており、そのうち2個の7セグメントが特別図柄表示装置51であり、その他の7セグメント表示装置53aは特別図柄1や特別図柄2、普通図柄の始動保留球数、遊技状態(例えば、入賞容易遊技状態等)を表示するものである。この特別図柄表示装置51は、図2に示すように、特別図柄1表示装置51aと特別図柄2表示装置51bとで構成されており、その特別図柄1表示装置51aの左側には、1個のLEDからなる普通図柄表示装置52が設けられ、さらに、大当たり遊技のラウンド数を報知するラウンドランプ53b、右打ちを報知するための右打ち報知ランプ53cが設けられている。
また、特別図柄1,特別図柄2に対応する識別情報を示す識別ランプ装置51Aが左飾り43b上端部側に設けられている。
この識別ランプ装置51Aは、特別図柄1,特別図柄2が変動中、あるいは、当該特別図柄1,特別図柄2の当たりハズレの情報を遊技者に知らせるための第1,第2識別ランプ51Aa,51Abを有している。この第1識別ランプ51Aaは、特別図柄1に対応しており、第2識別ランプ51Abは、特別図柄2に対応している。そして、特別図柄1が変動中の場合、第1識別ランプ51Aaは点滅し、特別図柄1が当たりの場合、第1識別ランプ51Aaは点灯し、特別図柄1がハズレの場合、第1識別ランプ51Aaは消灯する。そしてさらに、特別図柄2が変動中の場合、第2識別ランプ51Abは点滅し、特別図柄2が当たりの場合、第2識別ランプ51Abは点灯し、特別図柄2がハズレの場合、第2識別ランプ51Abは消灯するというものである。
なお、上記遊技盤4の遊技領域40には、図示はしないが複数の遊技釘が配置され、遊技球の落下方向変換部材としての風車54が配置されている。
<制御装置の説明>
次に、上記のような外観構成からなるパチンコ遊技機1内に設けられる遊技の進行状況に応じて電子制御を行う制御装置を、図3を用いて説明する。この制御装置は、図3に示すように、遊技動作全般の制御を司る主制御基板60と、その主制御基板60からの制御コマンドに基づいて遊技球を払出す払出・発射制御基板70と、画像と光と音についての制御を行うサブ制御基板80とで主に構成されている。
<主制御基板に関する説明>
主制御基板60は、主制御CPU600aと、一連の遊技制御手順を記述した遊技プログラム等を格納した主制御ROM600bと、作業領域やバッファメモリ等として機能する主制御RAM600cとで構成されたワンチップマイクロコンピュータ600と、低確時(当たり抽選確率が通常の低確率状態)に幾らの賞球がされたかの比率等に関する内容の表示(性能表示)、及び、遊技者に有利な遊技状態を発生させる確率の設定内容の表示を兼用する7セグメントからなる計測・設定表示装置610と、RAMクリアスイッチ620と、設定キースイッチ630と、を主に搭載している。
そして、このように構成される主制御基板60には、払出モータMを制御して遊技球を払出す払出・発射制御基板70が接続されている。そしてさらには、特別図柄1始動口44への入賞を検出する特別図柄1始動口スイッチ44aと、特別図柄2始動口45aへの入賞を検出する特別図柄2始動口スイッチ45a1と、普通図柄始動口48の通過を検出する普通図柄始動口スイッチ48aと、一般入賞口49(右上一般入賞口49a,左上一般入賞口49b,左中一般入賞口49c,左下一般入賞口49d)への入賞を検出する右上一般入賞口スイッチ49a1,左上一般入賞口スイッチ49b1,左中一般入賞口スイッチ49c1,左下一般入賞口スイッチ49d1と、開閉扉46aによって開放又は閉止される大入賞口(図示せず)の入賞を検出する大入賞口スイッチ46cと、発射ハンドル16にて遊技領域40に発射された遊技球と同数の遊技球を検出可能なアウト口スイッチ50aとが接続されている。またさらには、開閉部材45b1を駆動制御する第1普通電動役物ソレノイド45b2と、案内部材45c1を駆動制御する第2普通電動役物ソレノイド45c2と、開閉扉46aの動作を制御する特別電動役物ソレノイド46bと、振分装置47と、特別図柄1表示装置51aと、特別図柄2表示装置51bと、普通図柄表示装置52と、7セグメント表示装置53aと、ラウンドランプ53bと、右打ち報知ランプ53cと、が接続されている。
このように構成される主制御基板60は、特別図柄1始動口スイッチ44a又は特別図柄2始動口スイッチ45a1あるいは普通図柄始動口スイッチ47aからの信号を主制御CPU600aにて受信すると、遊技者に有利な有利遊技状態を発生させるか、あるいは、遊技者に有利な有利遊技状態を発生させないかの抽選を行い、その抽選結果である当否情報に応じて特別図柄の変動パターンや停止図柄あるいは普通図柄の表示内容を決定し、その決定した情報を特別図柄1表示装置51a又は特別図柄2表示装置51bあるいは普通図柄表示装置52に送信する。これにより、特別図柄1表示装置51a又は特別図柄2表示装置51bあるいは普通図柄表示装置52に抽選結果が表示されることとなる。そしてさらに、主制御基板60、すなわち、主制御CPU600aは、その決定した情報を含む演出制御コマンドDI_CMDを生成し、サブ制御基板80に送信する。なお、主制御基板60、すなわち、主制御CPU600aが、特別図柄1始動口スイッチ44a、特別図柄2始動口スイッチ45a、右上一般入賞口スイッチ49a1、左上一般入賞口スイッチ49b1、左中一般入賞口スイッチ49c1、左下一般入賞口スイッチ49d1、大入賞口スイッチ46cからの信号を受信した場合は、遊技者に幾らの遊技球を払い出すかを決定し、その決定した情報を含む払出制御コマンドPAY_CMDを払出・発射制御基板70に送信することで、払出・発射制御基板70が遊技者に遊技球を払出すこととなる。
また、抽選を行った結果、普通図柄の抽選に当選した場合、所定時間、開閉部材45b1が開放状態となるように第1普通電動役物ソレノイド45b2が駆動制御されると共に、案内部材45c1が案内状態となるように第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動制御され、特別図柄の抽選に当選した場合、特別電動役物ソレノイド46bが大入賞口(図示せず)を開放するように制御される。
そして、1種2種混合タイプの遊技機では、小当たり遊技状態となった際、開閉扉46aにて大入賞口(図示せず)の開放閉止を繰り返し行うように制御され、遊技球が大入賞口(図示せず)に入球されると、その遊技球がV領域47aに振り分けられるように、振分装置47が制御される。
他方、主制御基板60、すなわち、主制御CPU600aは、特別図柄1始動口スイッチ44a、特別図柄2始動口スイッチ45a、右上一般入賞口スイッチ49a1、左上一般入賞口スイッチ49b1、左中一般入賞口スイッチ49c1、左下一般入賞口スイッチ49d1、大入賞口スイッチ46cからの信号を受信する毎に、賞球数を計測し、アウト口スイッチ50aからの信号を受信する毎に、排出された遊技球の総数を計測する。そして、主制御基板60、すなわち、主制御CPU600aは、この計測した賞球数及び排出された遊技球の総数に基づき、低確時に幾らの賞球がされたかの比率等に関する内容(性能表示)を計測・設定表示装置610に出力する。これにより、計測・設定表示装置610に低確時に幾らの賞球がされたかの比率等に関する内容(性能表示)が表示されることとなる。
さらに、計測・設定表示装置610は、遊技者に有利な遊技状態を発生させる確率の設定内容を、例えば、「1」~「6」の6段階で表示することができるようになっている。しかして、このような設定内容を変更するにあたっては、設定キースイッチ630に専用キーを挿入し、ONされると、RAMクリアスイッチ620にて、遊技者に有利な遊技状態を発生させる確率の設定内容を例えば「1」~「6」の6段階で設定変更することができるようになっている(例えば、設定「6」が、遊技者に有利な遊技状態を発生させる確率が最も高く、設定「1」が、遊技者に有利な遊技状態を発生させる確率が最も低くなっている)。そして、その設定変更内容は、計測・設定表示装置610に表示され、設定変更内容が確定すると、7セグメントの右下側にあるドットが点灯し、設定内容が確定したことが表示されるようになっている。
他方、RAMクリアスイッチ620は、設定キースイッチ630に専用キーを挿入し、ONされた場合以外に、RAMクリアスイッチ620が押下されると、主制御RAM600cのメモリ領域は全てクリアされず、一部のメモリ領域のみクリアされるようになっている。
<払出・発射制御基板に関する説明>
払出・発射制御基板70は、上記主制御基板60(主制御CPU600a)からの払出制御コマンドPAY_CMDを受信し、その受信した払出制御コマンドPAY_CMDに基づいて払出モータ信号を生成する。そして、その生成した払出モータ信号にて、払出モータMを制御し、遊技者に遊技球を払出す。そしてさらに、払出・発射制御基板70は、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や払出動作の異常に係るステータス信号に基づいて、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる動作を開始又は停止させる処理を行う。
一方、図1に示す発射ハンドル16の周縁部には、タッチセンサが設けられており、遊技者の手が発射ハンドル16のタッチセンサに接触すると、タッチセンサは検出信号を、図3に示すように、払出・発射制御基板70に出力する。これを受けて、払出・発射制御基板70は、その検出信号を、主制御基板60(主制御CPU600a)に送信することとなる。そして、主制御基板60(主制御CPU600a)は、その検出信号を、演出制御コマンドDI_CMDとして、サブ制御基板80に送信することとなる。これにより、遊技者がハンドル16に触って遊技したか否かの情報を、サブ制御基板80に送信することが可能となる。
<サブ制御基板に関する説明>
サブ制御基板80は、上記主制御基板60(主制御CPU600a)からの演出制御コマンドDI_CMDを受けて各種演出を実行制御すると共に、液晶表示装置41に表示される表示画像を制御するサブ制御CPU800aと、演出制御手順を記述した制御プログラム等が格納されているサブ制御ROM800bと、作業領域やバッファメモリ等として機能するサブ制御RAM800cとで構成されたサブワンチップマイコン800を搭載している。
またさらに、サブ制御基板80は、所望のBGMや効果音を生成する音LSI801と、作業領域やバッファメモリ等として機能する音RAM802と、サブワンチップマイコン800の指示に基づき液晶表示装置41に表示される画像データを生成するVDP803と、動画圧縮データを伸張する作業領域と、液晶表示装置41に表示される画像データを一時的に保存するフレームバッファ領域とで構成されるDDR2SDRAM804と、静止画圧縮データと動画圧縮データのCGデータと、BGMや効果音等の音データと、が予め格納されている遊技ROM805と、が搭載されている。なお、静止画とは、いわゆるスプライト画像であって、文字等のテキストデータや背景画像、あるいは、特別図柄等、単一の画像を示すものである。また、動画とは、連続的に変化する複数枚(複数フレーム分)の静止画の集合を意味し、液晶表示装置41に複数枚の静止画が連続して描画されることで、円滑な動作が再現されるものである。
このように構成されるサブ制御基板80には、ランプ演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプが搭載されている装飾ランプ基板90が接続され、さらに、内蔵されているランプ(図示せず)点灯時に遊技者が押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の演出ボタン装置13が接続され、BGMや効果音等を発するスピーカ17が接続されている。そしてさらに、サブ制御基板80には、遊技の進行に伴い所定の演出動作を行う可動役物装置43が接続され、特別図柄1,特別図柄2が変動中、あるいは、当該特別図柄1,特別図柄2の当たりハズレの情報を遊技者に知らせるための識別ランプ装置51Aが接続され、各種設定が可能な設定ボタン15が接続され、液晶表示装置41が接続されている。なお、言うまでもないが、この装飾ランプ基板90には、上・左・右・左上可動役物43a~43dに配置されている装飾ランプも搭載されている。
かくして、このように構成されるサブ制御基板80は、主制御基板60(主制御CPU600a)より送信される抽選結果に基づく特別図柄変動パターン、現在の遊技状態、始動保留球数、抽選結果に基づき停止させる装飾図柄等に必要となる基本情報を含んだ演出制御コマンドDI_CMDをサブ制御CPU800aにて受信する。そして、サブ制御CPU800aは、受信した演出制御コマンドDI_CMDに対応した演出パターンを、サブ制御ROM800b内に予め格納しておいた多数の演出パターンの中から抽選により決定し、その決定した演出パターンを実行指示する制御信号をサブ制御RAM800c内に一時的に格納する。
サブ制御CPU800aは、サブ制御RAM800cに格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、音に関する制御信号を音LSI801に送信する。これを受けて音LSI801は、当該制御信号に対応する音データを遊技ROM805又は音RAM802より読み出し、スピーカ17に出力する。これにより、スピーカ17より上記決定された演出パターンに対応したBGMや効果音が発せられることとなる。
またサブ制御CPU800aは、サブ制御RAM800cに格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、光に関する制御信号を装飾ランプ基板90に送信する。これにより、装飾ランプ基板90が、ランプ演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプを点灯又は消灯する制御を行うため、上記決定された演出パターンに対応したランプ演出が実行されることとなる。
そしてサブ制御CPU800aは、サブ制御RAM800cに格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、画像に関するコマンドリストをVDP803に送信する。これにより、VDP803が、当該コマンドリストに基づく画像を表示させるように画像データを生成し、その生成した画像データを液晶表示装置41に送信することにより、上記決定された演出パターンに対応した画像が液晶表示装置41に表示されることとなる。なお、液晶表示装置41に表示される画像データは1フレーム毎に更新されるが、この1フレームの表示動作が終わったことをサブワンチップマイコン800(サブ制御CPU800a)が把握できるように、図3に示すVSYNC(垂直同期信号)を割込み信号としてVDP803からサブ制御CPU800aに対して送信するようにしている。これにより、サブ制御CPU800aは、1フレーム分の画像データが液晶表示装置41に表示されたことを把握することができる。なお、このVSYNC割込み信号は、例えば、33ms毎に発生するようにしている。
さらにサブ制御CPU800aは、サブ制御RAM800cに格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、可動役物に関する制御信号を可動役物装置43に送信する。これにより、可動役物装置43は、上記決定された演出パターンに対応した可動をすることとなる。
<電源基板の説明>
ところで、上記説明した各基板への電源供給は、図3に示す電源基板130より供給されている。この電源基板130は、電圧生成部1300と、電圧監視部1310と、システムリセット生成部1320とを含んで構成されている。この電圧生成部1300は、遊技店に設置された図示しない変圧トランスから供給される外部電源である交流電圧AC24Vを受けて複数種類の直流電圧を生成するもので、その生成された直流電圧は、図示はしないが各基板に供給されている。
また、電圧監視部1310は、上記交流電圧AC24Vの電圧を監視するもので、この電圧が遮断されたり、停電が発生したりして電圧異常を検出した場合に電圧異常信号ALARMを主制御基板60に出力するものである。なお、電圧異常信号ALARMは、電圧異常時には「L」レベルの信号を出力し、正常時には「H」レベルの信号を出力する。
また、一方、システムリセット生成部1320は、電源投入時のシステムリセット信号RSTを生成するもので、その生成されたシステムリセット信号RSTは、各基板に出力されている。
<特別図柄2始動装置に関わる説明>
ここで、本実施形態の特徴とする部分は、特別図柄2始動装置45に関わる部分であるため、以下、詳しく説明することとする。
<従来の説明>
本実施形態における1種2種混合タイプの遊技機(パチンコ遊技機1)は、特別図柄2始動口45aに遊技球が入賞すると、特別図柄2が変動し、特別図柄2の抽選で小当たりに当選すると、大入賞口(図示せず)が開放し、大入賞口(図示せず)内に入球した遊技球が、V領域47aを通過すると大当たり遊技状態となるというものである。なお、このような遊技機(パチンコ遊技機1)は、まず、通常遊技状態(遊技者が左打ちを行う状態)で、特別図柄1による変動で大当たりに当選した後、遊技者が有利な有利遊技状態(遊技者が右打ちを行う状態)になることで、特別図柄2始動口45aに遊技球を入球させるというものである。
ところで、特別図柄2始動口45aに遊技球が入球可能となるのは、普通図柄が変動し、普通図柄の抽選で当選した場合、開閉部材45b1が開放状態となるように第1普通電動役物ソレノイド45b2が駆動制御されると共に、案内部材45c1が案内状態となるように第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動制御された場合である。
しかしながら、本実施形態における1種2種混合タイプの遊技機(パチンコ遊技機1)では、基本的に普通図柄を確変状態にすることはできないようになっている(通常遊技状態の普通図柄の当たり確率と、有利遊技状態の普通図柄の当たり確率は同じ)。
それゆえ、通常遊技状態と有利遊技状態で、特別図柄2始動口45aの開放状態(開閉部材45b1の開放状態、案内部材45c1の案内状態)の時間を変えることで、有利遊技状態を形成するようにしている。そのため、通常遊技状態でも普通図柄の抽選で当選することが可能となる。しかしながら、この際、特別図柄2始動口45aの開放状態(開閉部材45b1の開放状態、案内部材45c1の案内状態)の時間が、非常に短時間(例えば、80ms)に設定されているため、案内部材45c1が案内状態のときにその上に遊技球YK(図4(a)参照)が乗ったとしても、案内部材45c1が直ちに非案内状態に変化して案内部材45c1が後向きにスライドすることとなり、もって、図4(b)に示すように、その遊技球YKは特別図柄2始動口45aに入球する前に下流側に流下することとなる。なお、案内部材45c1が非案内状態に変化した際、開閉部材45b1も開放状態から閉鎖状態に変化することとなる。
一方、有利遊技状態で普通図柄の抽選に当選した際、特別図柄2始動口45aの開放状態(開閉部材45b1の開放状態、案内部材45c1の案内状態)の時間が、長い時間(例えば、4000ms)に設定されているため、案内部材45c1が案内状態のときにその上に遊技球YK(図4(a)参照)が乗った際、その上側に乗った遊技球YKは特別図柄2始動口45aへ案内され、もって、特別図柄2始動口45aに入球することとなる。なお、案内部材45c1が案内状態の際、開閉部材45b1は開放状態となっている。
しかして、上記説明したように、有利遊技状態で普通図柄の抽選に当選しない限り、特別図柄2始動口45aに遊技球を入球させることは不可能である。しかしながら、通常遊技状態でも普通図柄の抽選で当選することが可能であるから、特別図柄2始動口45aが開放状態となったタイミングで針金などの不正具(いわゆる不正(ゴト)行為)で、案内部材45c1の案内状態を維持させ、さらに、開閉部材45b1の開放状態を維持させておけば、特別図柄2始動口45aの開放状態(開閉部材45b1の開放状態、案内部材45c1の案内状態)の時間(例えば、80ms)が終了しているにも関わらず、特別図柄2始動口45aへ遊技球を入球(入賞)させることが可能となる。この際、特別図柄2始動口45aへ遊技球が入球(入賞)したことから、特別図柄2が変動してしまい、もって、特別図柄2の抽選で小当たりに当選すると、大入賞口(図示せず)が開放し、大入賞口(図示せず)内に入球した遊技球が、V領域47aを通過すると大当たり遊技状態となってしまう可能性がある。これにより、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る可能性があるという問題があった。
<本実施形態の説明>
そこで、本実施形態においては、以下のような対策を行っている。
<対策1の説明>
すなわち、従来においては、上記のような不正行為を想定していなかったことから、通常遊技状態、有利遊技状態何れの状態であっても、「入賞有効期間」を、開閉部材45b1を駆動制御する第1普通電動役物ソレノイド45b2が駆動されている期間(ON期間)、案内部材45c1を駆動制御する第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動されている期間(ON期間)+特定期間(第1普通電動役物ソレノイド45b2、第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動停止(OFF)されてから3000ms)としていた。この特定期間は、第1普通電動役物ソレノイド45b2、第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動停止(OFF)してから、図4(b)に示すように、特別図柄2始動口45aを開閉部材45b1が閉鎖するまで時間を要する、又、案内部材45c1が後向き(遊技領域40の後側)にスライドして退避するまで時間を要することから、この間に、特別図柄2始動口45aに遊技球が入球(入賞)した際も、有効な入賞とするため、設けられた期間である。
そこで、本実施形態においては、通常遊技状態においては、「入賞有効期間」を、開閉部材45b1を駆動制御する第1普通電動役物ソレノイド45b2が駆動されている期間(ON期間)、案内部材45c1を駆動制御する第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動されている期間(ON期間)のみに設定している。これにより、例え、不正行為が行われたとしても、開閉部材45b1の開放状態の期間、すなわち、第1普通電動役物ソレノイド45b2が駆動されている期間(ON期間)(例えば、80ms)、又、案内部材45c1の案内状態の期間、すなわち、第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動されている期間(ON期間)(例えば、80ms)が終了すると、それ以降、特別図柄2始動口45aへ入球した遊技球は、入賞扱いとならず無効となる。しかして、このようにすれば、上記説明したような不正な大当たり遊技状態となってしまう事態を低減させることができるため、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。一方、有利遊技状態においては、従来同様、「入賞有効期間」を、開閉部材45b1を駆動制御する第1普通電動役物ソレノイド45b2、案内部材45c1を駆動制御する第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動されている期間(ON期間)+特定期間(第1普通電動役物ソレノイド45b2、第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動停止(OFF)されてから3000ms)としておけば良い。なお、通常遊技状態において、特定期間を設けなくとも、遊技者が不利益を被ることはない。上記説明したように、本来、通常遊技状態で普通図柄の抽選に当選したとしても、特別図柄2始動口45aに遊技球を入球させることは不可能だからである。
<対策2>
一方、上記のように、通常遊技状態において、特定期間を設けないという対策(以下、対策1)に限らず、特定期間が異なるような対策(以下、対策2)にしても良い。すなわち、通常遊技状態においては、「入賞有効期間」を、開閉部材45b1を駆動制御する第1普通電動役物ソレノイド45b2が駆動されている期間(ON期間)、案内部材45c1を駆動制御する第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動されている期間(ON期間)+特定期間(第1普通電動役物ソレノイド45b2、第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動停止(OFF)されてから200ms)とし、有利遊技状態においては、「入賞有効期間」を、開閉部材45b1を駆動制御する第1普通電動役物ソレノイド45b2が駆動されている期間(ON期間)、案内部材45c1を駆動制御する第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動されている期間(ON期間)+特定期間(第1普通電動役物ソレノイド45b2、第2普通電動役物ソレノイド45c2が駆動停止(OFF)されてから3000ms)とする。しかるに、このように通常遊技状態において、「入賞有効期間」を短時間に設定しておけば、例え、不正行為が行われたとしても、このような短時間で、遊技球を特別図柄2始動口45aに入球させることは略不可能であり、もし仮に入球できたとしても、遊技球は入賞扱いとならず無効となる可能性が極めて高い。しかして、このようにしても、上記説明したような不正な大当たり遊技状態となってしまう事態を低減させることができるため、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。また、対策1のように特定時間を設けないという対策ではなく、特定時間を異なるように設定するという対策にすれば、1種タイプの遊技機とプログラムを共通化することもできる。
<対策1,2共通の説明>
ところで、上記のような対策1、及び/又は、対策2において、以下のような関係式を満たすようにすることができる。
すなわち、図5(a)に示すように、遊技球YKが転動して、特別図柄2始動口45aから一番遠い案内部材45c1の端部(特別図柄2始動口45aに対して反対側の端部、図示では、右端部)から特別図柄2始動口45a内に到達するまでの時間をT1、通常遊技状態における特別図柄2始動口45aの開放状態(開閉部材45b1の開放状態、案内部材45c1の案内状態)の時間をT2、有利遊技状態における特別図柄2始動口45aの開放状態(開閉部材45b1の開放状態、案内部材45c1の案内状態)の時間をT3とした場合、T2<T1<T3の関係式を満たすように構成する。しかして、このように、有利遊技状態における特別図柄2始動口45aの開放状態(開閉部材45b1の開放状態、案内部材45c1の案内状態)の時間を、遊技球YKが転動して、特別図柄2始動口45aから一番遠い案内部材45c1の端部(特別図柄2始動口45aに対して反対側の端部、図示では、右端部)から特別図柄2始動口45a内に到達するまでの時間よりも長く設定しておけば、案内部材45c1が案内状態となった際、案内部材45c1の上側に乗った遊技球YKは、確実に、特別図柄2始動口45a内に到達することができる。また、通常遊技状態における特別図柄2始動口45aの開放状態(開閉部材45b1の開放状態、案内部材45c1の案内状態)の時間を、遊技球YKが転動して、特別図柄2始動口45aから一番遠い案内部材45c1の端部(特別図柄2始動口45aに対して反対側の端部、図示では、右端部)から特別図柄2始動口45a内に到達するまでの時間よりも短く設定しておけば、案内部材45c1が案内状態となった際、案内部材45c1の上側に乗った遊技球YKを特別図柄2始動口45a内に到達させないようにすることができる。なお、案内部材45c1が案内状態となった際、特別図柄2始動口45aから一番近い案内部材45c1の端部(図示では、左端部)に遊技球YKが到達しても、通常遊技状態では、特別図柄2始動口45a内に遊技球YKが到達する前に、案内部材45c1が非案内状態となる。これにより、遊技球YKは、特別図柄2始動口45a内に入球することなく、下流側に流下することとなる。
一方、遊技者が、右打ちを行った際、遊技球YKは、図5(b)に示すように、案内部材45c1の中央部に落下する場合が多い。この際、案内部材45c1の中央部から特別図柄2始動口45a内に到達するまでの時間をT1´とした場合、T2<T1´<T3の関係式を満たすように構成する。このようにしておけば、遊技球YKが案内部材45c1の中央部に落下した場合でも、通常遊技状態において、案内部材45c1の上側に乗った遊技球YKを特別図柄2始動口45a内に到達させないようにすることができる。
<対策3の説明>
他方、対策1,2に代え、或いは、対策1,2に加え、普通図柄の抽選に当選する確率を、通常遊技状態と、有利遊技状態で変えることもできる(以下、対策3)。例えば、通常遊技状態で、普通図柄の抽選に当選する確率を1/251とし、有利遊技状態で、普通図柄の抽選に当選する確率を250/251とする。しかして、このようにすれば、通常遊技状態では、普通図柄の抽選に当選する確率が低いため、普通図柄の抽選に当選するまでかなりの時間を要することとなる。それゆえ、不正行為をするには効率が悪すぎるため、不正行為を防止することができ、もって、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。
<対策4の説明>
ところで、上記のような対策1~3を講じたとしても、有効な入賞として処理されて特別図柄2が変動してしまう可能性も否定できない。そこで、上記のような対策1~3に代え、或いは、加えて、ホール側(遊技場側)が不正行為の発見を速やかにできるようにすることもできる。具体的には、通常遊技状態における特別図柄2の変動時間を長くするように設定する(以下、対策4)。すなわち、通常遊技状態にて、特別図柄2の抽選で小当たりに当選すると、主制御CPU600aにて選択される特別図柄2の変動パターンの時間が、特別図柄1の抽選で大当たりに当選した際に選択される変動パターンの平均時間より長いものが選択される(例えば、5分)。そして、この際、主制御CPU600aは、ホールコンピュータに不正信号を出力することとなる。これにより、小当たりが発生するまで5分あるため、その間に、ホールコンピュータに出力された不正信号に基づいて、ホール側(遊技場側)は、不正行為を発見することができる。しかして、このようにしても、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。なお、本実施形態においては、小当たり当選時を例に説明したが、小当たり当選時に限らず、通常遊技状態にて、特別図柄2が変動し、大当たりに当選した場合、或いは、はずれとなった場合でも、同一の処理を行うようにしても良い。
一方、上記のように通常遊技状態にて、特別図柄2が変動した際、イレギュラー入賞による変動であることを図6に示すように液晶表示装置41に表示するようにしても良い。この点、より詳しく説明すると、図6(a)に示すように、装飾図柄は、液晶表示装置41の画像P1に示すように、画面中央に大きく表示され、左装飾図柄(画像P1a参照)と、中装飾図柄(画像P1b参照)と、右装飾図柄(画像P1c参照)と、で構成されている。図示では、左装飾図柄(画像P1a)が「7」で停止し、中装飾図柄(画像P1b参照)が「6」で停止し、右装飾図柄(画像P1c)が「7」で停止しているリーチハズレの状態で停止している。
一方、常駐図柄は、図6(a)に示すように、液晶表示装置41の画像P2に示すように、画面右下端に小さく表示されるものである。この常駐図柄は、変動表示される装飾図柄で示す数字を縮小したものであり、原則として装飾図柄に同期して変動表示されるものである。具体的には、常駐図柄は、左常駐図柄(画像P2a参照)と、中常駐図柄(画像P2b参照)と、右常駐図柄(画像P2c参照)と、で構成されている。この左常駐図柄(画像P2a参照)は、左装飾図柄(画像P1a参照)に対応し、図示では、「7」で停止している。そして、中常駐図柄(画像P2b参照)は、中装飾図柄(画像P1b参照)に対応し、図示では、「6」で停止している。そしてさらに、右常駐図柄(画像P2c参照)は、右装飾図柄(画像P1c参照)に対応し、図示では、「7」で停止している。
かくして、上記のような装飾図柄と常駐図柄が液晶表示装置41に表示されている状態(通常遊技状態)で、上記説明した不正行為が行われ、特別図柄2の変動が開始されると、図6(b)に示すように、装飾図柄が高速変動し(画像P1A参照)、さらに、常駐図柄が高速変動(画像P2A参照)したものが液晶表示装置41に表示されることとなる。そして、液晶表示装置41の画面中央には、「イレギュラー入賞による変動です」(画像P3参照)という内容が表示されることとなる。この際、主制御CPU600aにて選択される特別図柄2の変動パターンの時間が、特別図柄1の抽選で大当たりに当選した際に選択される変動パターンの平均時間より長いものが選択され(例えば、5分)、そしてさらに、主制御CPU600aは、ホールコンピュータに不正信号を出力することとなるから、図6(c)に示すように、液晶表示装置41には、5分間、液晶表示装置41の画面中央に「イレギュラー入賞による変動です」(画像P3参照)という内容が表示されることとなる。これにより、ホール側(遊技場側)は、ホールコンピュータからの不正信号を監視して、該当の遊技機を発見し、もって、液晶表示装置41の表示内容を確認することにより、不正行為によって変動された遊技機であることを容易に確認することができる。なお、5分間の変動が終了した後、図6(d)に示すように、装飾図柄が停止し(画像P1B参照、図示では「253」)さらに、常駐図柄が停止し(画像P2B参照、図示では「253」)たものが液晶表示装置41に表示されることとなる。
ところで、本実施形態においては、イレギュラー入賞による変動である内容(「イレギュラー入賞による変動です」)を、特別図柄2の変動に合わせて液晶表示装置41に表示させる例を示したが、それに限らず、「イレギュラー入賞です」というように不正行為によって入賞があった旨を伝える表示を液晶表示装置41に表示させるようにしても良い。この場合は、特別図柄2の変動中のみならず、変動開始前から、変動終了後の所定期間に亘って表示させるようにしても良い。
<対策5の説明>
他方、対策4に代え、或いは、対策4に加え、特別図柄1と特別図柄2で大当たりの種類(ラウンド数)を異なるようにすることもできる(以下、対策5)。例えば、特別図柄1の抽選にて大当たりに当選した場合、50%の確率で、有利遊技状態に移行しない4R大当たり1を選択し、50%の確率で、有利遊技状態に移行する4R大当たり2を選択するように設定する。また、特別図柄2にて大当たりに当選した場合、90%の確率で、有利遊技状態に移行する2R大当たりを選択し、10%の確率で、有利遊技状態に移行する9R大当たりを選択するように設定する。なお、特別図柄2にて大当たりに当選とは、特別図柄2の抽選で小当たりに当選し、大入賞口(図示せず)内に入球した遊技球が、V領域47aを通過することで発生する大当たりと、特別図柄2の抽選で大当たりに当選した場合の両方をいう。
しかして、このように、特別図柄1と特別図柄2で大当たりの種類(ラウンド数)を異なるようにすれば、ホール側(遊技場側)は不正行為を発見することができ、もって、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。すなわち、正常に遊技を行う場合、通常遊技状態では、特別図柄1を変動させることによって大当たりを得るため、通常遊技状態からの大当たり(初当たり)は4Rの大当たりとなり、もって、4R分の出玉しか得られないこととなる。しかしながら、不正行為を行い、通常遊技状態にて特別図柄2を変動させることで得た大当たりは、2R、又は、9Rの大当たりとなり、もって、2R分、又は、9R分の出玉を得られることとなる。この点、初当たりのラウンド数が4Rでない、又は、4R分の出玉でないことは、賞球信号がホールコンピュータに出力されていることから、ホールコンピュータ側で把握することが可能となる。これにより、ホール側(遊技場側)は、大当たりの情報から不正行為を容易に確認することができ、もって、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。
<主制御:プログラムの説明>
ここで、主制御基板60にて処理される主制御ROM600b(図3参照)内に格納されているプログラムの概要を図7~図20を参照して説明することで、より詳しく説明することとする。
<主制御:メイン処理の説明>
まず、パチンコ遊技機1に電源が投入されると、電源基板130(図3参照)の電圧生成部1300にて生成された直流電圧が各制御基板に投入された旨の電源投入信号が送られ、その信号を受けて、主制御CPU600a(図3参照)は、主制御ROM600b(図3参照)内に格納されているプログラムを読み出し、図7に示す主制御メイン処理を行う。この際、主制御CPU600aは、まず、最初に自らを割込み禁止状態に設定する(ステップS1)。
次いで、主制御CPU600aは、主制御CPU600a内部のスタックポインタの値を、通常用スタック領域の最終アドレスに対応して設定するスタックポインタの設定処理を行う(ステップS2)。
次いで、主制御CPU600aは、WDT(図示せず)をクリアし(ステップS3)、発射制御信号を出力する出力ポートをクリアする(ステップS4)。
続いて、主制御CPU600aは、サブ制御基板80の起動待ち時間をセットし(ステップS5)、セットした待ち時間をデクリメント(-1)し(ステップS6)、WDT(図示せず)をクリアする(ステップS7)。
次いで、主制御CPU600aは、セットした待ち時間が「0」になったか否かを確認し(ステップS8)、「0」になっていなければ(ステップS8:≠0)、ステップS7の処理に戻り、「0」になっていれば(ステップS8:=0)、ステップS9の処理に進む。
次いで、主制御CPU600aは、電源基板130(電圧監視部1310)(図3参照)より出力されている電圧異常信号ALARM(図3参照)を2回取得し、その2回取得した電圧異常信号ALARMのレベルが一致するか否かを確認した上で図示しない当該主制御CPU600aの内部レジスタ内に格納し、その電圧異常信号ALARMのレベルを確認する(ステップS9)。そして電圧異常信号ALARMのレベルが「L」レベルであれば(ステップS10:YES)、ステップS9の処理に戻り、電圧異常信号ALARMのレベルが「H」レベルであれば(ステップS10:NO)、ステップS11の処理に進む。すなわち、主制御CPU600aは、電圧異常信号ALARMが正常レベル(すなわち「H」レベル)に変化するまで同一の処理を繰り返す(ステップS9~S10)。このように、電圧異常信号ALARMを2回取得することで、正確な信号を読み込むことができる。
次いで、主制御CPU600aは、主制御RAM600cへのデータ書き込みを許可し(ステップS11)、主制御RAM600cの作業領域の初期設定を行う(ステップS12)。具体的には、電源異常確認カウンタに00Hをセットし、システム動作ステータスに01Hをセットする。
次いで、主制御CPU600aは、サブ制御基板80に液晶表示装置41に待機画面を表示させるような処理コマンド(演出制御コマンドDI_CMD)を送信する(ステップS13)。
次いで、主制御CPU600aは、WDT(図示せず)をクリアし(ステップS14)、払出制御基板70から電源が投入された旨の信号(電源投入信号)が来たか否かを確認する(ステップS15)。電源投入信号が来ていなければ(ステップS15:OFF)、ステップS14の処理に戻り、電源投入信号が来ていれば(ステップS15:ON)、ステップS16の処理に進む。
次いで、主制御CPU600aは、RAMクリアスイッチ620、設定キースイッチ630のレベルデータを取得し、主制御RAM600cの通常用RAM領域の作業領域に退避させる(ステップS16)。
次いで、主制御CPU600aは、図1に示すガラス扉枠5が開放されているか否かの扉開放信号、及び、主制御RAM600cの作業領域に退避させたRAMクリアスイッチ620の信号、並びに、設定キースイッチ630の信号を取得し(ステップS17)、全てONになっているか否かを確認する(ステップS18)。全てONになっていれば(ステップS18:YES)、主制御CPU600aは、設定切替処理を行う(ステップS19)。
<主制御:メイン処理:設定切替処理に関する説明>
ここで、この設定切替処理について、図9を参照して具体的に説明する。
まず、主制御CPU600aは、サブ制御基板80に設定変更中であることを示す設定切替開始コマンド(演出制御コマンドDI_CMD)を送信する(ステップS50)。
次いで、主制御CPU600aは、バックアップフラグをクリアする(ステップS51)。なお、このバックアップフラグとは、図10に示す電源異常チェック処理にて、停電等による電圧低下を検出した場合に、バックアップの処理が実行されたか否かを示すデータである。また、このバックアップフラグをクリアするのは、設定切替処理中に、何らかの要因で電断し、主制御RAM600cが正常にバックアップされなかった場合を、後述する図8に示すステップS21にて検出するためである。
次いで、主制御CPU600aは、システム動作ステータスに02Hをセットし(ステップS52)、主制御RAM600c(図3参照)内に記憶されている遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる確率の設定値を取得し、Wレジスタにセットする(ステップS53)。具体的に説明すると、設定値が、例えば「1」~「6」である場合、プログラム上では、設定値「1」~「6」を「00H」~「05H」の値に対応させて、Wレジスタにセットすることとなる。
次いで、主制御CPU600aは、Wレジスタにセットした値と、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる確率の設定最大値(例えば「6」に対応した「05H」)を比較する(ステップS54)。そして、主制御CPU600aは、Wレジスタにセットした値が遊技者に有利な遊技状態を発生させる確率の設定最大値(例えば「6」」に対応した「05H」)よりも大きければ(ステップS55:YES)、異常値であると判断し、Wレジスタに00Hをセットする(ステップS56)。
一方、Wレジスタにセットした値が遊技者に有利な遊技状態を発生させる確率の設定最大値(例えば「6」に対応した「05H」)よりも小さければ(ステップS55:NO)、正常値であると判断し、ステップS57の処理に進む。
次いで、主制御CPU600aは、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータに出力されるセキュリティ信号をONに設定し、そのセキュリティ信号を、ホールコンピュータに出力する(ステップS57)。
次いで、主制御CPU600aは、LEDコモンポートに00Hをセットする(ステップS58)。
次いで、主制御CPU600aは、Wレジスタにセットされている値をLEDデータポートに出力する(ステップS59)。
次いで、主制御CPU600aは、設定値を表示するLEDコモンポートをONにセットする(ステップS60)。
次いで、主制御CPU600aは、4msのウェイトがかかるように、主制御CPU600a内のレジスタに所定値をセットして、カウントダウンする処理を行う(ステップS61)。なお、この処理は、RAMクリアスイッチ620(図3参照)、設定キースイッチ630(図3参照)のレベルデータの変化を確認する際、前回のスイッチレベルの取得から少なくとも4msの時間をおくことで、ノイズ等のイレギュラーによるレベルデータの変化ではないことを確認するための処理である。またさらに、この後の電源異常チェック処理における電圧異常信号の変化を確認して、電源異常確認カウンタをカウントする際にも、4msの時間をおくことで、電圧異常信号の「L」レベルがノイズ等のイレギュラーによるレベルデータでないことを確認するための処理でもある。
次いで、主制御CPU600aは、電源異常チェック処理を行う(ステップS62)。この電源異常チェック処理について、図10を参照して具体的に説明する。
<主制御:メイン処理:電源異常チェック処理に関する説明>
図10に示すように、主制御CPU600aは、電源基板130(電圧監視部1310)(図3参照)より出力されている電圧異常信号ALARM(図3参照)を2回取得し(ステップS80)、その2回取得した電圧異常信号ALARMのレベルが一致するか否かを確認する(ステップS81)。一致していれば(ステップS81:YES)、主制御CPU600aは、電圧異常信号ALARMのレベルを確認し(ステップS82)、一致していなければ(ステップS81:NO)、ステップS80の処理に戻る。
次いで、主制御CPU600aは、電圧異常信号ALARMのレベルが「H」レベルであれば(ステップS82:OFF)、電源異常確認カウンタをクリアし(ステップS83)、電源異常チェック処理を終える。
一方、主制御CPU600aは、電圧異常信号ALARMのレベルが「L」レベルであれば(ステップS82:ON)、電源異常確認カウンタをインクリメント(+1)し(ステップS84)、電源異常確認カウンタの値を確認する(ステップS85)。電源異常確認カウンタの値が2以上でなければ(ステップS85:NO)、電源異常チェック処理を終える。
一方、主制御CPU600aは、電源異常確認カウンタの値が2以上であれば(ステップS85:YES)、サブ制御基板80に電源が遮断されたことを示す電断コマンド(演出制御コマンドDI_CMD)を送信する(ステップS86)。
次いで、主制御CPU600aは、システム動作ステータスの値を確認する(ステップS87)。システム動作ステータスの値が02Hであれば、設定変更処理中であると判断し(ステップS87:YES)、バックアップフラグをONにセットせず、ステップS89の処理に進む。このようにすれば、設定切替処理中に、何らかの要因で電断し、主制御RAM600cが正常にバックアップされなかった場合を、後述する図8に示すステップS21にて検出することができる。
一方、システム動作ステータスの値が02Hでなければ、設定変更処理中でないと判断し(ステップS87:NO)、バックアップフラグをONにセットする(ステップS88)。
次いで、主制御CPU600aは、主制御RAM600cへのデータ書込みを禁止状態に設定する(ステップS89)と共に、全ての出力ポートの出力データをクリアし(ステップS90)。そして、タイマ割込みを禁止し(ステップS91)、無限ループ処理を繰り返し電圧が降下するのを待つ処理を行う。
<主制御:メイン処理:設定切替処理に関する説明>
かくして、上記のような処理を経て、電源異常チェック処理(ステップS62)を終えると、主制御CPU600aは、前回と今回のRAMクリアスイッチ620のレベルデータ、並びに、設定キースイッチ630のレベルデータから、RAMクリアスイッチ620信号のスイッチエッジデータ、並びに、設定キースイッチ630信号のスイッチエッジデータを作成する(ステップS63)。なお、主制御CPU600aは、作成したエッジデータを主制御RAM600cに格納する。
次いで、主制御CPU600aは、主制御RAM600cに格納されているエッジデータを確認し、設定キースイッチ630がONであれば(ステップS64:NO)、ステップS65の処理に進み、設定キースイッチ630がOFFであれば(ステップS64:YES)、ステップS67の処理に進む。
次いで、主制御CPU600aは、RAMクリアスイッチ620がONであれば(ステップS65:NO)、Wレジスタの値をインクリメント(+1)し(ステップS66)、ステップS54の処理に戻る。
一方、RAMクリアスイッチ620がOFFであれば(ステップS65:NO)、ステップS57の処理に戻る。
かくして、設定キースイッチ630がOFFされるまで、上記処理を繰り返し行い、設定キースイッチ630がOFFされると、主制御CPU600aは、Wレジスタの値を、主制御RAM600c(図3参照)内に記憶されている遊技者に有利な遊技状態を発生させる確率の設定値(例えば「1」~「6」に対応した「00H」~「05H」)の設定値)に上書きして格納する(ステップS67)。
次いで、主制御CPU600aは、設定確定表示をLEDデータポートに出力する(ステップS68)。
次いで、主制御CPU600aは、サブ制御基板80に設定値を反映した設定切替終了コマンド(演出制御コマンドDI_CMD)を送信する(ステップS69)。
<主制御:メイン処理の説明>
かくして、上記のような処理を経て、図7に示す設定切替処理(ステップS19)を終えると、主制御CPU600aは、図8に示すステップS26の処理に進むこととなる。
他方、主制御CPU600aは、RAMクリアスイッチ620の信号、並びに、設定キースイッチ630の信号が、全てONになっているか否かを確認し(ステップS18)、全てONになっていなければ(ステップS18:NO)、主制御CPU600aは、図8に示すステップS20の処理を行う。
すなわち、主制御CPU600aは、主制御RAM600c(図3参照)内に記憶されている遊技者に有利な遊技状態を発生させる確率の設定値(例えば「1」~「6」に対応した「00H」~「05H」の設定値)を取得し、設定最大値(例えば「6」に対応した「05H」)以下か否かを確認する(ステップS20)。設定最大値以下であれば(ステップS20:YES)、バックアップフラグがONにセットされているか否かを確認する(ステップS21)。
<主制御:メイン処理:RAMエラー処理に関する説明>
設定最大値以下でないか(ステップS20:NO)、又は、バックアップフラグがONにセットされていなければ(ステップS21:NO)、主制御CPU600aは、サブ制御基板80にRAMエラーであることを示すRAMエラーコマンド(演出制御コマンドDI_CMD)を送信する(ステップS22)。
次いで、主制御CPU600aは、エラー表示をLEDデータポートに出力する(ステップS23)。
次いで、主制御CPU600aは、電源異常チェック処理を行い(ステップS24)、ステップS23の処理に戻り、処理を繰り返すこととなる。なお、この電源異常チェック処理は、図10に示す電源異常チェック処理と同一の処理である。
<主制御:メイン処理の説明>
一方、バックアップフラグがONにセットされていれば(ステップS21:YES)、RAMクリアスイッチ620の信号を確認する(ステップS25)。
<主制御:メイン処理:RAMクリア処理に関する説明>
RAMクリアスイッチ620の信号がON(ステップS25:YES)、又は、図7に示す設定切替処理(ステップS19)を行った場合、主制御CPU600aは、主制御RAM600cの計測用RAM領域、計測用スタック領域はクリアせず、主制御RAM600cの通常用RAM領域、通常用スタック領域をクリアする(ステップS26)。
次いで、主制御CPU600aは、RAMクリア報知タイマを30秒(30s)に設定し(ステップS27)、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータに出力されるセキュリティ信号を出力するタイマを30秒(30s)に設定する(ステップS28)。
次いで、主制御CPU600aは、主制御RAM600cの一部に、初期値設定を行い(ステップS29)、ステップS41の処理に進む。
<主制御:メイン処理の説明>
一方、RAMクリアスイッチ620の信号がOFF(ステップS25:NO)であれば、主制御CPU600aは、図1に示すガラス扉枠5が開放されているか否かの扉開放信号、及び、設定キースイッチ630の信号を取得し(ステップS30)、全てONになっているか否かを確認する(ステップS31)。全てONになっていなければ(ステップS31:NO)、ステップS40の処理に進む。
<主制御:メイン処理:設定確認処理に関する説明>
一方、全てONになっていれば(ステップS31:YES)、主制御CPU600aは、サブ制御基板80に設定値を反映した設定値コマンド(演出制御コマンドDI_CMD)を送信する(ステップS32)。
次いで、主制御CPU600aは、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータに出力されるセキュリティ信号を出力するタイマを30秒(30s)に設定する(ステップS33)。
次いで、主制御CPU600aは、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータに出力されるセキュリティ信号をONに設定し、ホールコンピュータに、上記タイマにて設定された30秒(30s)間、セキュリティ信号を出力する(ステップS34)。
次いで、主制御CPU600aは、設定値をLEDデータポートに出力する(ステップS35)。
次いで、主制御CPU600aは、4msのウェイトがかかるように、主制御CPU600a内のレジスタに所定値をセットして、カウントダウンする処理を行う(ステップS36)。
次いで、主制御CPU600aは、電源異常チェック処理を行う(ステップS37)。なお、この電源異常チェック処理は、図10に示す電源異常チェック処理と同一の処理である。
次いで、主制御CPU600aは、前回と今回の設定キースイッチ630のレベルデータから、設定キースイッチ630信号のスイッチエッジデータを作成する(ステップS38)。なお、主制御CPU600aは、作成したエッジデータを主制御RAM600cに格納する。
次いで、主制御CPU600aは、主制御RAM600cに格納されているエッジデータを確認し(ステップS39)、設定キースイッチ630がONであれば(ステップS39:NO)、ステップS34の処理に戻る。
<主制御:メイン処理の説明>
一方、設定キースイッチ630がOFFであれば(ステップS39:YES)、主制御RAM600cの一部に、バックアップフラグやエラー検出タイマ等の初期値設定を行う(ステップS40)。
次いで、主制御CPU600aは、サブ制御基板80に、RAMクリアによる電断復帰か、又は、バックアップによる電断復帰かを示すコマンド(演出制御コマンドDI_CMD)を送信する(ステップS41)。
次いで、主制御CPU600aは、遊技状態報知情報を更新する遊技状態報知情報更新処理を行う(ステップS42)。
次いで、主制御CPU600aは、内部機能レジスタの設定を行う(ステップS43)。具体的には、発射制御信号をONに設定し、払出制御基板70に送信する。これにより、払出制御基板70は、発射制御基板71の動作を開始させるように制御する。また、主制御CPU600aの内部に設けられている一定周期のパルス出力を作成する機能や時間計測の機能等を有するCTCの設定を行う。すなわち、主制御CPU600aは、4ms毎に定期的にタイマ割込みがかかるようにCTCの時間定数レジスタを設定する。
かくして、上記の処理までが、主制御メイン処理における初期処理となる。
次いで、主制御CPU600aは、自身への割込みを禁止状態にセットした状態(ステップS44)で、賞球数,非入賞数を含む遊技領域40に発射された遊技球の総数等の性能を算出する賞球入賞数管理処理1の処理を行う(ステップS45)。そして、主制御CPU600aは、各種の乱数カウンタの更新処理を行った後(ステップS46)、割込み許可状態に戻して(ステップS47)、ステップS44に戻り、ステップS44~ステップS47の処理を繰り返し行うループ処理を行う。
<主制御:タイマ割込み処理の説明>
次に、図11を参照して、上述したメイン処理を中断させて、4ms毎に開始されるタイマ割込みプログラムについて説明する。
このタイマ割込みが生じると、主制御CPU600a内のレジスタ群の内容を主制御RAM600cのスタック領域に退避させる退避処理を実行し(ステップS100)、その後、電圧異常チェック処理を実行する(ステップS101)。この電圧異常チェック処理は、図10に示す電源異常チェック処理と同一の処理である。
次いで、主制御CPU600aは、特別図柄1始動口スイッチ44a(図3参照)と、特別図柄2始動口スイッチ45a1(図3参照)と、普通図柄始動口スイッチ47a(図3参照)と、右上一般入賞口スイッチ48a1(図3参照),左上一般入賞口スイッチ48b1(図3参照),左中一般入賞口スイッチ48c1(図3参照),左下一般入賞口スイッチ48d1(図3参照)と、アウト口スイッチ49a(図3参照)と、大入賞口スイッチ46c(図3参照)を含む各種スイッチ類のON/OFF信号が入力され、主制御RAM600c内の作業領域にON/OFF信号レベルや、その立ち上がり状態が記憶される(ステップS102)。またこの際、主制御CPU600aは、特別図柄2始動口45aに入球した遊技球が、上記対策1,2で説明した「入賞有効期間」内の入賞か否かを判断し、有効な入賞か否かの判定も行う。具体的には、主制御CPU600aは、開閉部45b及び入球案内部45cが作動中か否かを示す普電作動中フラグがONか(普電作動中フラグに5AHが設定されているか)否かを確認し、OFFであれば、特定期間中か否かを確認する。そして、特定期間中でなければ、主制御CPU600aは、「入賞有効期間」外であると判断し、特別図柄2始動口スイッチ45a1がONであればOFFにし、入賞を無効にする。そして、主制御CPU600aは、「入賞有効期間」外に、特別図柄2始動口スイッチ45a1がONであれば、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータに出力されるセキュリティ信号をONにし、後述するステップS113に示す外部端子管理処理にて、不正入賞があったことを示す信号を出力することとなる。これにより、ホール側(遊技場側)は、不正入賞があったことを確認できることとなる。
なお、本実施形態においては、入賞を無効にする処理を行ったが、物理的に遊技球が入賞しているため、入賞を無効にする処理を行わず、後述するステップS106に示す賞球管理処理にて、賞球を払い出すようにしても良い。この際、後述するステップS109に示す特別図柄処理にて、「入賞有効期間」外であれば、特別図柄2の変動を開始しないようにする処理を行うようにしても良い。しかして、特別図柄2の変動を開始しないものの入賞による賞球を払い出すことにより、通常時にホール側(遊技場側)が遊技機の動作確認を行うことが可能となる。
次いで、主制御CPU600aは、各遊技動作の時間を管理している各種タイマ(普通図柄変動タイマ、普電動作タイマ等)のタイマ減算処理を行う(ステップS103)。
次いで、主制御CPU600aは、乱数管理処理を行う(ステップS104)。具体的には、当否抽選に使用する普通図柄、特別図柄等の乱数を更新する処理を行うものである。
次いで、主制御CPU600aは、エラー管理処理を行う(ステップS105)。なお、エラー管理処理は、遊技球の補給が停止したり、あるいは、遊技球が詰まったり、特別図柄1始動口スイッチ44a(図3参照)、特別図柄2始動口スイッチ45a1(図3参照)、普通図柄始動口スイッチ47a(図3参照)、右上一般入賞口スイッチ48a1(図3参照)、左上一般入賞口スイッチ48b1(図3参照)、左中一般入賞口スイッチ48c1(図3参照)、左下一般入賞口スイッチ48d1(図3参照)、アウト口スイッチ49a(図3参照)、大入賞口スイッチ46c(図3参照)の断線など、機器内部に異常が生じていないかの判定を行うものである。なお、何らかのエラーが発生した際、サブ制御基板80へ、そのエラーに応じたコマンド(演出制御コマンドDI_CMD)が送信されることとなる。
次いで、主制御CPU600aは、賞球管理処理を実行する(ステップS106)。この賞球管理処理は、払出・発射制御基板70(図3参照)に払出し動作を行わせるための払出制御コマンドPAY_CMDを出力している。
次いで、主制御CPU600aは、普通図柄処理を実行する(ステップS107)。この普通図柄処理は、普通図柄の当否抽選を実行し、その抽選結果に基づいて普通図柄の変動パターンや普通図柄の停止表示状態を決定したりするものである。なお、この処理の詳細は後述することとする。
次いで、主制御CPU600aは、普通電動役物管理処理を実行する(ステップS108)。この普通電動役物管理処理は、普通図柄処理(ステップS107)の抽選結果に基づき、第1普通電動役物ソレノイド45b2(図3参照)及び第2普通電動役物ソレノイド45c2(図3参照)の制御に関する信号が生成されるものである。なお、この処理の詳細は後述することとする。
次いで、主制御CPU600aは、特別図柄処理を実行する(ステップS109)。この特別図柄処理では、特別図柄の当否抽選を実行し、その抽選の結果に基づいて特別図柄の変動パターンや特別図柄の停止表示態様を決定するものである。なお、特別図柄処理の詳細は後述することとする。
次いで、主制御CPU600aは、特別電動役物管理処理を実行する(ステップS110)。この特別電動役物管理処理では、主に、大当たり抽選結果が「大当たり」、「小当たり」であった場合、その当りに対応した当り遊技を実行制御するために必要な設定処理を行うものである。この際、特別電動役物ソレノイド46b(図3参照)の制御に関する信号も生成される。なお、大当たり抽選結果が「大当たり」、「小当たり」であった場合、それに関するコマンド(演出制御コマンドDI_CMD)がサブ制御基板80に送信される。
次いで、主制御CPU600aは、右打ち報知情報管理処理を行う(ステップS111)。この右打ち報知情報管理処理では、開閉部材45b1の開放状態、案内部材45c1の案内状態の場合や、開閉扉46aが開放され大入賞口(図示せず)が開放される場合など、右打ちが有利な状況において右打ち指示報知を行う「発射位置誘導演出(右打ち報知演出)」を現出させるための処理を行う。なお、右打ち報知演出が行われる場合、この右打ち報知情報管理処理において、その右打ち報知演出に関するコマンド(演出制御コマンドDI_CMD)がサブ制御基板80に送信される。
次いで、主制御CPU600aは、LED管理処理を実行する(ステップS112)。このLED管理処理では、入賞容易遊技状態LED信号が出力される。すなわち、同じタイマ割込み内である上述した特別図柄処理にて、入賞容易フラグがONされれば、主制御CPU600aの出力ポートから、入賞容易遊技状態LED信号出力として、図2に示す7セグメント表示装置53aへ出力される。これにより、図2に示す7セグメント表示装置53aのLEDが点灯することとなる。一方、入賞容易フラグがOFFされれば、主制御CPU600aの出力ポートから、入賞容易遊技状態LED信号が出力される。これにより、図2に示す7セグメント表示装置53aのLEDが消灯することとなる。
次いで、主制御CPU600aは、外部端子管理処理を実行する(ステップS113)。この外部端子管理処理では、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータに、当り遊技中、当りの発生回数、特別図柄の変動回数、入賞口への入賞球検出情報、時短遊技状態中情報、セキュリティ情報、不正入賞、賞球があったことを示す情報など、所定の遊技情報が出力されるものである。
次いで、主制御CPU600aは、ソレノイド管理処理を行う(ステップS114)。この際、主制御CPU600aは、普通電動役物管理処理(ステップS108)にて生成された第1普通電動役物ソレノイド45b2(図3参照)及び第2普通電動役物ソレノイド45c2(図3参照)の制御に関する信号を確認すると共に、特別電動役物管理処理(ステップS110)にて生成された特別電動役物ソレノイド46b(図3参照)の制御に関する信号を確認する。そしてこの信号に基づき、第1普通電動役物ソレノイド45b2及び第2普通電動役物ソレノイド45c2、特別電動役物ソレノイド46bの作動/停止が制御され、開閉部材45b1が開放状態又は閉鎖状態、及び、案内部材45c1が案内状態又は非案内状態、あるいは、大入賞口(図示せず)が開放又は閉止するように開閉扉46a(図2参照)が動作することとなる。
次いで、主制御CPU600aは、使用領域外処理を行う(ステップS115)。この処理では、図8に示すステップS45の賞球入賞数管理処理1にて算出した性能表示の値を計測・設定表示装置610(図3参照)に表示させる処理を行う。
次いで、主制御CPU600aは、WDT(図示せず)をクリアし(ステップS116)、割込み許可状態に戻し(ステップS117)、主制御RAM600cのスタック領域に退避させておいたレジスタの内容を復帰させタイマ割込みを終える(ステップS118)。これにより、割込み処理ルーチンからメイン処理(図7参照)に戻ることとなる。
<主制御:普通図柄処理の説明>
次に、図12を参照して、上記普通図柄処理について詳細に説明する。
図12に示すように、普通図柄処理は、先ず、ゲートからなる普通図柄始動口48(図2参照)において、遊技球の通過を検出したか否かを確認、すなわち、普通図柄始動口48の普通図柄始動口スイッチ48a(図3参照)の信号レベルを確認する(ステップS150)。そして遊技球の通過を検出した場合(ステップS150:YES)、主制御CPU600aは、普通図柄の始動保留球数が例えば4以上か否かを判断するため、普通図柄の始動保留球数が格納されている主制御RAM600cを確認する(ステップS151)。その際、普通図柄の始動保留球数が4未満であれば(ステップS151:≠MAX)、普通図柄の始動保留球数を1加算する(ステップS152)。その後、主制御CPU600aは、普通図柄の当否抽選に用いられる普通図柄当り判定用乱数値を普通図柄の始動保留球数が格納されている主制御RAM600cに格納した上で(ステップS153)、ステップS154の処理に進む。
一方、ステップS150にて、遊技球の通過を検出しなかった場合(ステップS150:NO)、ステップS151にて、普通図柄の始動保留球数が4以上であると判断した場合(ステップS151:=MAX)には、ステップS152~S153の処理は行わず、ステップS154の処理に進む。
主制御CPU600aは、ステップS154の処理に進むと、普通図柄当たり作動フラグがONに設定されているか、すなわち、普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されているかを確認する(ステップS154)。普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されていれば(ステップS154:ON)、普通図柄が当たり中であると判断し、普通図柄の表示データの更新を行った後(ステップS163)、普通図柄処理を終える。
一方、普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されていなければ(ステップS154:OFF)、普通図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、普通図柄動作ステータスフラグの値を確認する(ステップS155)。そして、普通図柄動作ステータスフラグが00Hであれば、主制御CPU600aは、普通図柄の変動開始前の状態であると判断し、ステップS156に進み、普通図柄の始動保留球数が0か否かを確認する(ステップS156)。
主制御CPU600aは、普通図柄の始動保留球数が格納されている主制御RAM600cを確認した上で、0であると判断した場合(ステップS156:=0)は、普通図柄の表示データの更新を行った後(ステップS163)、普通図柄処理を終える。一方、0でないと判断した場合(ステップS156:≠0)は、普通図柄の始動保留球数を1減算する(ステップS157)。
その後、主制御CPU600aは、図20(a)に示す普通図柄当たり判定値テーブルNPP_TBL1を用いて主制御RAM600cに格納されている普通図柄の始動保留球数に対応した乱数値の当たり判定を行う。すなわち、主制御CPU600aは、下限値(図示では、4)以上で上限値(図示では、250)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、普通図柄当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、普通図柄当たり判定フラグをOFFにする。
一方、上記説明した対策3のように普通図柄の抽選に当選する確率を、通常遊技状態と、有利遊技状態で変えた場合、主制御CPU600aは、図20(b)に示す普通図柄当たり判定値テーブルNPP_TBL2を用いて主制御RAM600cに格納されている普通図柄の始動保留球数に対応した乱数値の当たり判定を行う。すなわち、主制御CPU600aは、通常遊技状態の場合、下限値(図示では、4)以上で上限値(図示では、4)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、普通図柄当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、普通図柄当たり判定フラグをOFFにする。そして、有利遊技状態の場合、下限値(図示では、4)以上で上限値(図示では、250)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、普通図柄当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、普通図柄当たり判定フラグをOFFにする。これにより、通常遊技状態では、普通図柄の抽選に当選する確率が低いため、普通図柄の抽選に当選するまでかなりの時間を要することとなる。それゆえ、不正行為をするには効率が悪すぎるため、不正行為を防止することができ、もって、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。
かくして、主制御CPU600aは、上記乱数抽選処理にて決定した抽選結果に基づいて、停止図柄(普通図柄停止図柄)を決定する(ステップS159)。
次いで、主制御CPU600aは、普通図柄の変動時間を短くする普通図柄時短フラグがONに設定されているかを確認し、ONに設定されていれば、普通図柄変動タイマにそれに応じた変動時間を設定し、OFFに設定されていれば、普通図柄変動タイマに通常の変動時間を設定する処理を行う(ステップS160)。
次いで、主制御CPU600aは、普通図柄の始動保留球数に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されている主制御RAM600cの記憶領域をシフトする(ステップS161)。すなわち、普通図柄の始動保留球数を最大で4個保留できるとすると、普通図柄の始動保留球数4に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値を普通図柄の始動保留球数3に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM600cにシフトし、普通図柄の始動保留球数3に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値を普通図柄の始動保留球数2に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM600cにシフトし、普通図柄の始動保留球数2に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値を普通図柄の始動保留球数1に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM600cにシフトするという処理を行う。
この処理の後、主制御CPU600aは、上記ステップS155にて用いた普通図柄動作ステータスフラグに01Hを設定し、普通図柄の始動保留球数4に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM600cに00Hを設定する処理を行う(ステップS162)。
そして、主制御CPU600aは、上記ステップS162の処理を終えた後、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS163)、普通図柄処理を終える。
他方、主制御CPU600aは、上記ステップS155にて、普通図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、普通図柄動作ステータスフラグの値が01Hであれば、主制御CPU600aは、普通図柄が変動中であると判断し、ステップS164に進み、普通図柄変動タイマが0か否かを確認する(ステップS164)。普通図柄変動タイマが0でなければ(ステップS164:≠0)、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS163)、普通図柄処理を終える。そして、普通図柄変動タイマが0であれば(ステップS164:=0)、主制御CPU600aは、上記ステップS155にて用いた普通図柄動作ステータスフラグに02Hを設定し、普通図柄の当否抽選結果を一定時間維持させるために、普通図柄変動タイマに例えば約600msの時間が設定される(ステップS165)。
主制御CPU600aは、上記ステップS165の処理を終えた後、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS163)、普通図柄処理を終える。
一方、主制御CPU600aは、上記ステップS155にて、普通図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、普通図柄動作ステータスフラグの値が02Hであれば、主制御CPU600aは、普通図柄が確認時間中(普通図柄の変動が終了して停止中)であると判断し、ステップS166に進み、普通図柄変動タイマが0か否かを確認する(ステップS166)。普通図柄変動タイマが0でなければ(ステップS166:≠0)、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS163)、普通図柄処理を終える。そして、普通図柄変動タイマが0であれば(ステップS166:=0)、主制御CPU600aは、上記ステップS155にて用いた普通図柄動作ステータスフラグに00Hを設定し(ステップS167)、普通図柄当たり判定フラグがONに設定(5AHが設定)されているかを確認する(ステップS168)。
これにより、普通図柄当たり判定フラグがOFFに設定(5AHが設定されていない)されていれば(ステップS168:OFF)、主制御CPU600aは、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS163)、普通図柄処理を終える。そして、普通図柄当たり判定フラグがONに設定(5AHが設定)されていれば(ステップS168:ON)、主制御CPU600aは、ステップS154にて用いられる普通図柄当たり作動フラグをON(5AHを設定)に設定した(ステップS169)後、普通図柄処理を終える。
<主制御:普通電動役物管理処理の説明>
次に、図13を参照して、上記普通電動役物管理処理について詳細に説明する。
図13に示すように、主制御CPU600aは、まず、普通図柄当たり作動フラグがONに設定されているか、すなわち、普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されているかを確認する(ステップS170)。普通図柄当たり作動フラグに00Hが設定されていれば(ステップS170:=00H)、普通図柄が当たり中でないと判断し、普通電動役物管理処理を終える。
一方、主制御CPU600aは、普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されていれば(ステップS170:=5AH)、普通図柄が当たり中であると判断し、普通電動役物の挙動を示す処理状態、すなわち、普電動作ステータスフラグの値を確認する(ステップS155)。そして、普電動作ステータスフラグが00Hであれば、主制御CPU600aは、普通電動役物の動作開始前の状態であると判断し、普通電動役物開始前インターバル時間として、普電動作タイマに100msをカウントするカウント値をセットし(ステップS172)、さらに、普電動作ステータスフラグに01Hをセットし(ステップS173)、普通電動役物管理処理を終える。
他方、主制御CPU600aは、普電動作ステータスフラグが01Hであれば、普通電動役物の動作開始時の状態であると判断し、普電動作タイマの値を確認する(ステップS174)。普電動作タイマの値が0でなければ(ステップS174:≠0)、主制御CPU600aは、普通電動役物管理処理を終える。一方、普電動作タイマの値が0であれば(ステップS174:=0)、主制御CPU600aは、普電動作タイマに80msをカウントするカウント値をセットする(ステップS172)。
次いで、主制御CPU600aは、現在の遊技状態を確認し、有利遊技状態(例えば、大当たり後に移行する特別図柄及び/又は普通図柄の変動時間が短縮される時短状態や、普通電動役物へ遊技球が入賞しやすい電サポ状態など)でなければ(ステップS176:NO)、通常遊技状態であると判断し、ステップS178の処理に移行する。一方、有利遊技状態であれば(ステップS176:YES)、普電動作タイマに4000msをカウントするカウント値を新たにセットする(ステップS177)。
次いで、主制御CPU600aは、特別図柄2始動口45aに入賞した遊技球をカウントする普電入賞カウンタに00Hをセットする(ステップS178)。
次いで、主制御CPU600aは、普電作動中フラグに5AHをセットする(ステップS179)。これにより、普電作動中フラグがONにセットされたことから、主制御CPU600aは、第1普通電動役物ソレノイド45b2(図3参照)及び第2普通電動役物ソレノイド45c2(図3参照)の動作をONにする信号を生成する。しかして、主制御CPU600aは、図11に示すステップS114のソレノイド管理処理にて、第1普通電動役物ソレノイド45b2及び第2普通電動役物ソレノイド45c2の動作をさせることとなり、もって、図4(a)に示すように、開閉部材45b1が開放状態、案内部材45c1が案内状態となる。
次いで、主制御CPU600aは、普電動作ステータスフラグに02Hをセットし(ステップS180)、普通電動役物管理処理を終える。
他方、主制御CPU600aは、普電動作ステータスフラグが02Hであれば、普通電動役物が動作開始中の状態であると判断し、普電入賞カウンタの値を確認する(ステップS181)。普電入賞カウンタが最大値(例えば、1)であれば(ステップS181:YES)、ステップS183の処理に移行する。
一方、普電入賞カウンタが最大値(例えば、1)でなければ(ステップS181:NO)、主制御CPU600aは、普電動作タイマの値を確認し(ステップS182)、0でなければ(ステップS182:≠0)、普通電動役物管理処理を終える。
一方、主制御CPU600aは、普電動作タイマの値が0であれば(ステップS182:=0)、上記対策1,2にて説明した特定期間の時間を計測する特定期間タイマに200msをカウントするカウント値をセットする(ステップS183)。
次いで、主制御CPU600aは、現在の遊技状態を確認し、有利遊技状態でなければ(ステップS184:NO)、通常遊技状態であると判断し、ステップS186の処理に移行する。一方、有利遊技状態であれば(ステップS184:YES)、特定期間タイマに3000msをカウントするカウント値を新たにセットする(ステップS185)。
かくして、このように、通常遊技状態と有利状態で特定期間が異なるようにし、通常遊技状態における特定期間を短時間にしておけば、遊技球を特別図柄2始動口45aに入球させることは略不可能であり、もし仮に入球できたとしても、遊技球は入賞扱いとならず無効となる可能性が極めて高い。しかして、このようにすれば、不正な大当たり遊技状態となってしまう事態を低減させることができるため、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。
なお、上記説明した対策1の場合は、ステップS183の処理を削除するようにすれば良い。しかして、このようにしても、不正な大当たり遊技状態となってしまう事態を低減させることができるため、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。
次いで、主制御CPU600aは、普電入賞カウンタに00Hをセットする(ステップS186)。
次いで、主制御CPU600aは、普電作動中フラグに00Hをセットする(ステップS187)。これにより、普電作動中フラグがOFFにセットされたことから、主制御CPU600aは、第1普通電動役物ソレノイド45b2(図3参照)及び第2普通電動役物ソレノイド45c2(図3参照)の動作をOFFにする信号を生成する。しかして、主制御CPU600aは、図11に示すステップS114のソレノイド管理処理にて、第1普通電動役物ソレノイド45b2及び第2普通電動役物ソレノイド45c2の動作を停止させることとなり、もって、図4(b)に示すように、開閉部材45b1が閉鎖状態、案内部材45c1が非案内状態となる。
次いで、主制御CPU600aは、普通電動役物終了インターバル時間として、普電動作タイマに20msをカウントするカウント値をセットし(ステップS188)、さらに、普電動作ステータスフラグに03Hをセットし(ステップS189)、普通電動役物管理処理を終える。
他方、主制御CPU600aは、普電動作ステータスフラグが03Hであれば、普通電動役物の動作終了時の状態であると判断し、普電動作タイマの値を確認する(ステップS190)。普電動作タイマの値が0でなければ(ステップS190:≠0)、主制御CPU600aは、普通電動役物管理処理を終える。一方、普電動作タイマの値が0であれば(ステップS190:=0)、主制御CPU600aは、普通図柄当たり作動フラグに00Hをセットし(ステップS191)、普電動作ステータスフラグに00Hをセットし(ステップS192)、普通電動役物管理処理を終える。
<主制御:特別図柄処理の説明>
次に、図14~図19を参照して、上記特別図柄処理について詳細に説明する。
図14に示すように、特別図柄処理は、先ず、特別図柄1始動口44(図2参照)の特別図柄1始動口スイッチ44a(図3参照)において、遊技球の入球(入賞球)を検出した否かを確認し(ステップS200)、さらに、特別図柄2始動口45a(図2参照)の特別図柄2始動口スイッチ45a1(図3参照)において、遊技球の入球(入賞球)を検出したか否かを確認する(ステップS201)。
<主制御:特別図柄処理:始動口チェック処理の説明>
この処理について、図15を用いて詳しく説明すると、主制御CPU600aは、特別図柄1始動口44又は特別図柄2始動口45aに遊技球が入球(入賞)したか否かを確認、すなわち、特別図柄1始動口44の特別図柄1始動口スイッチ44a又は特別図柄2始動口45の特別図柄2始動口スイッチ45a1のレベルを確認する(ステップS250)。これにより、遊技球の入球(入賞)を検出しなければ(ステップS250:NO)、特別図柄処理を終える。
一方、遊技球の入球(入賞)を検出すれば(ステップS250:YES)、主制御CPU600aは、特別図柄の変動契機となる始動保留球数が所定数、主制御RAM600cに格納されているか否かを確認する(ステップS251)。その始動保留球数が、4未満であれば(ステップS251:≠MAX)、当該始動保留球数を1加算(+1)する(ステップS252)。
次いで、主制御CPU600aは、特別図柄停止の際用いられる乱数値及び変動パターン用乱数値並びに大当たり判定用乱数値を特別図柄の変動契機となる始動保留球数が格納されている主制御RAM600cに格納する(ステップ253)。
次いで、主制御CPU600aは、現在の遊技状態(特別図柄大当たり判定フラグがONに設定されているか否か等)を確認し、先読み禁止状態か否かを判定する(ステップS254)。そして、先読み禁止状態でなければ(ステップS254:NO)、主制御CPU600aは、上記ステップS253にて主制御RAM600cに格納した特別図柄の当否抽選に用いられる大当たり判定用乱数値を取得し(ステップS255)、さらに、図示しない始動口入賞時乱数判定テーブルを取得する(ステップS256)。
次いで、主制御CPU600aは、上記ステップS255にて取得した大当たり判定用乱数値及びステップS256にて取得した始動口入賞時乱数判定テーブル(図示せず)を用いて、大当たり抽選を行い、さらに、上記ステップS253にて主制御RAM600cに格納した特別図柄用乱数値を用いて、大当たりの種類(ランクアップボーナス当り,通常の大当り等)を決定し、変動パターン用乱数値を用いて、変動パターンを決定し、それに応じた特別図柄始動口入賞コマンドを生成する(ステップS257)。
次いで、主制御CPU600aは、上記生成された特別図柄始動口入賞コマンドに応じた下位バイトの始動保留加算コマンドを生成する(ステップS258)。
一方、主制御CPU600aは、上記ステップS258の処理を終えるか、又は、上記ステップS251にて特別図柄1又は2の第1始動保留球数又は第2始動保留球数が4以上であるか(ステップS251:=MAX)、あるいは、先読み禁止状態であれば(ステップS254:YES)、増加した始動保留球数に応じた上位バイトの始動保留加算コマンドを生成する(ステップS259)。
次いで、主制御CPU600aは、上記ステップS258にて生成した下位バイトの始動保留加算コマンドと、上記ステップS259にて生成した上位バイトの始動保留加算コマンドとを結合した上で、始動保留加算コマンド(演出制御コマンドDI_CMD)として、サブ制御基板80に送信する処理を行う(ステップS260)。
<主制御:特別図柄処理の説明>
かくして、図14に示すステップS200及びステップS201の処理を終えると、主制御CPU600aは、特別図柄小当たり作動フラグがONに設定されているか、すなわち、特別図柄小当たり作動フラグに5AHが設定されているかを確認する(ステップS202)。特別図柄小当たり作動フラグに5AHが設定されていれば(ステップS202:ON)、特別図柄が小当たり中であると判断し、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS208)、特別図柄処理を終える。
一方、特別図柄小当たり作動フラグに5AHが設定されていなければ(ステップS202:OFF)、特別図柄大当たり作動フラグがONに設定されているか、すなわち、特別図柄大当たり作動フラグに5AHが設定されているかを確認する(ステップS203)。特別図柄大当たり作動フラグに5AHが設定されていれば(ステップS203:ON)、特別図柄が大当たり中であると判断し、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS208)、特別図柄処理を終える。
一方、特別図柄大当たり作動フラグに5AHが設定されていなければ(ステップS203:OFF)、特別図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、特別図柄動作ステータスフラグの値を確認する(ステップS204)。より詳しく説明すると、主制御CPU600aは、特別図柄動作ステータスフラグの値が00H又は01Hであれば、特別図柄変動待機中(特別図柄の変動が行われておらず次回の変動のための待機状態であることを示す)であると判定し、特別図柄変動開始処理を行う(ステップS205)。
<主制御:特別図柄処理:特別図柄変動開始処理の説明>
この処理について、図16を用いて詳しく説明すると、主制御CPU600aは、特別図柄の変動契機となる始動保留球数が0か否かを確認する(ステップS300)。すなわち、主制御CPU600aは、主制御RAM600cに格納されているか否かを確認し、始動保留球数が0であると判断した場合(ステップS300:=0)、特別図柄動作ステータスフラグの値が00Hか否かを確認する(ステップS301)。特別図柄動作ステータスフラグの値が00Hであれば(ステップS301:YES)、特別図柄変動開始処理を終了する。
一方、特別図柄動作ステータスフラグの値が00Hでなければ(ステップS301:NO)、主制御CPU600aは、客待ちデモコマンドを演出制御コマンドDI_CMDとしてサブ制御基板80(図3参照)に送信する(ステップS302)。
次いで、主制御CPU600aは、特別図柄動作ステータスフラグに00Hをセットし(ステップS303)、特別図柄変動開始処理を終了する。
他方、主制御CPU600aは、始動保留球数が0でないと判断した場合(ステップS300:≠0)、始動保留球数を1減算(-1)し(ステップS304)、始動保留減算コマンドを演出制御コマンドDI_CMDとして、サブ制御基板80(サブ制御CPU800a)に送信する(ステップS305)。
次いで、主制御CPU600aは、特別図柄停止の際用いられる乱数値及び変動パターン用乱数値並びに大当たり判定用乱数値(図15のステップS253参照)が格納されている主制御RAM600c内の記憶領域をシフトし(ステップS306)、始動保留4に対応した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM600c内の領域に0を設定する(ステップS307)。
次いで、主制御CPU600aは、当たり判定処理を行う(ステップS308)。
<主制御:特別図柄処理:当たり判定処理の説明>
この処理について、図17を用いて詳しく説明すると、主制御CPU600aは、大当たり判定用乱数値(図15のステップS253参照)が格納されている主制御RAM600cから、大当たり判定用乱数値を取得する(ステップS350)。
次いで、主制御CPU600aは、変動する特図に応じた当たり判定テーブルのアドレス番地を取得する(ステップS351)。すなわち、特別図柄1の場合、図20(c)に示す特別図柄1大当たり判定値テーブルSDH_TBL1のアドレス番地、特別図柄2の場合、図20(d)に示す特別図柄2大当たり判定値テーブルSDH_TBL2のアドレス番地を取得する。
次いで、主制御CPU600aは、取得したアドレス番地を、大当たり判定を行うか、小当たり判定を行うかに合わせて、判定値が格納されたアドレス番地に変更する(ステップS352)。
次いで、主制御CPU600aは、設定値毎に判定値が異なるかの情報を取得し(ステップS353)、取得した情報の値を確認する(ステップS354)。取得した値が「0」であれば(ステップS354:=0)、ステップS357の処理に進み、取得した値が「0」でなければ(ステップS354:≠0)、主制御CPU600aは、主制御RAM600c(図3参照)内に記憶されている遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる確率の設定値(例えば「1」~「6」に対応した「00H」~「05H」の設定値)を取得する(ステップS355)。なお、本実施形態においては、設定値毎に判定値が異ならないように設定されている。
次いで、主制御CPU600aは、取得した設定値に応じた判定値が格納されているアドレス番地に変更する(ステップS356)。
次いで、主制御CPU600aは、現在のアドレス番地から、判定値を取得する(ステップS357)。
次いで、主制御CPU600aは、アドレス番地を次の判定値が格納された先頭アドレス番地に変更し(ステップS358)、取得した大当たり判定用乱数値と、取得した判定値を比較する(ステップS359)。
次いで、主制御CPU600aは、取得した大当たり判定用乱数値が取得した判定値より小さくなければ(ステップS360:NO)、ステップS353の処理に戻り、取得した大当たり判定用乱数値が取得した判定値より小さくなるまで(ステップS360:YES)ステップS353~ステップS360の処理を繰り返す。
次いで、主制御CPU600aは、取得した大当たり判定用乱数値が取得した判定値より小さくなれば(ステップS360:YES)、遊技状態に応じた特別図柄大当たり判定フラグ、特別図柄小当たり判定フラグを取得し(ステップS361)、当たり判定処理を終える。
<主制御:特別図柄処理:特別図柄変動開始処理の説明>
かくして、上記のような当たり判定処理(ステップS308)を終えた後、主制御CPU600aは、図15のステップS253にて主制御RAM600cに格納した特別図柄停止の際用いられる乱数値を用いて、特別図柄の停止図柄を生成する(ステップS309)。この際、特別図柄1が大当たりに当選している場合、主制御CPU600aは、図20(e)に示す特別図柄1大当たり図柄判定値テーブルSDHZ_TBL1に基づき抽選を行い、50%の確率で、有利遊技状態に移行しない(時短なし)4R大当たり1を選択し、50%の確率で、有利遊技状態に移行する(時短2回)4R大当たり2を選択することとなる。また、特別図柄2が大当たりに当選している場合、主制御CPU600aは、図20(f)に示す特別図柄2大当たり図柄判定値テーブルSDHZ_TBL2に基づき抽選を行い、90%の確率で、有利遊技状態に移行する(時短2回)2R大当たりを選択し、10%の確率で、有利遊技状態に移行する(時短2回)9R大当たりを選択することとなる。一方、小当たりに当選している場合、主制御CPU600aは、図20(g)に示す特別図柄小当たり図柄判定値テーブルSDPZ_TBLに基づき抽選を行い、90%の確率で、有利遊技状態に移行する(時短2回)2R大当たりの小当たり1を選択し、10%の確率で、有利遊技状態に移行する(時短2回)9R大当たりの小当たり2に選択することとなる。なお、このラウンド数は、大入賞口(図示せず)内に入球した遊技球が、V領域47aを通過することで大当たりとなった際のラウンド数を示し、小当たりを1ラウンド目としている。
しかして、このように、特別図柄1と特別図柄2で大当たりの種類(ラウンド数)を異なるようにすれば、ホール側(遊技場側)は不正行為を発見することができ、もって、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。すなわち、正常に遊技を行う場合、通常遊技状態では、特別図柄1を変動させることによって大当たりを得るため、通常遊技状態からの大当たり(初当たり)は4Rの大当たりとなり、もって、4R分の出玉(図11に示すステップS106の賞球管理処理にて、4Rの賞球を払い出す)しか得られないこととなる。しかしながら、不正行為を行い、通常遊技状態にて特別図柄2を変動させることで得た大当たりは、2R、又は、9Rの大当たりとなり、もって、2R分、又は、9R分の出玉(図11に示すステップS106の賞球管理処理にて、2R分、又は、9R分の賞球を払い出す)を得られることとなる。この点、初当たりのラウンド数が4Rでない、又は、4R分の出玉(図11に示すステップS106の賞球管理処理にて、4R分の賞球を払い出す)でないことは、賞球信号がホールコンピュータに出力されていることから、ホールコンピュータ側で把握することが可能となる。これにより、ホール側(遊技場側)は、大当たりの情報から不正行為を容易に確認することができ、もって、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。
次いで、主制御CPU600aは、通常状態、時短状態、潜伏確変状態、確変状態等の遊技状態に移行する準備を行う(ステップS310)。なお、ここでは、大当りとなった場合に大当り後にセットされる普通図柄時短フラグと普通図柄確変フラグと特別図柄時短フラグと特別図柄確変フラグと入賞容易フラグとのうち、移行後の遊技状態に応じたフラグをONにするためのフラグデータを予め準備する。また、特別図柄時短回数カウンタに設定する時短回数と、特別図柄確変回数カウンタに設定する確変回数も準備することとなる。なお、入賞容易フラグは、遊技状態が時短遊技状態であるか否かを示すフラグである。
次いで、主制御CPU600aは、図15のステップS253にて主制御RAM600cに格納した変動パターン用乱数値を用いて特別図柄の変動パターンの生成を行い、その生成された特別図柄の変動パターンの変動パターンコマンドを演出制御コマンドDI_CMDとして、サブ制御基板80(サブ制御CPU800a)に送信する(ステップS311)。この際、主制御CPU600aは、現在の遊技状態が通常遊技状態で、特別図柄2の抽選で小当たりに当選していた場合、特別図柄2の変動パターンの時間を、特別図柄1の抽選で大当たりに当選した際に選択される変動パターンの平均時間より長いものを選択する(例えば、5分)。そして、主制御CPU600aは、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータに出力されるセキュリティ信号をONにする。これにより、後述するステップS113に示す外部端子管理処理にて、不正入賞があったことを示す信号を出力することとなる。しかして、このようにすれば、小当たりが発生するまで5分あるため、その間に、ホールコンピュータに出力された不正信号に基づいて、ホール側(遊技場側)は、不正行為を発見することができる。それゆえ、不正行為によってホール側(遊技場側)が不利益を被る事態を低減させることができる。
ところで、この際、主制御CPU600aは、特別図柄の変動パターンの変動パターンコマンドを演出制御コマンドDI_CMDとして、サブ制御基板80(サブ制御CPU800a)に送信するから、これを受けて、サブ制御CPU800aは、液晶表示装置41に選択された変動パターンが表示されるようなコマンドリストをVDP803に送信する。これにより、VDP803が、当該コマンドリストに基づく画像を表示させるように画像(映像)データを生成し、その生成した画像(映像)データを液晶表示装置41に送信することにより、液晶表示装置41に、図6に示すような画像を表示させることが可能となる。
なお、このステップS311にて、主制御CPU600aは、特別図柄変動タイマに変動時間を設定することとなる。
次いで、主制御CPU600aは、特別図柄変動中フラグに5AHを設定し、ON状態にする(ステップS312)。
次いで、主制御CPU600aは、液晶表示装置41に表示される特別図柄の指定を行う図柄指定コマンドを生成し(ステップS313)、その生成した図柄指定コマンドを演出制御コマンドDI_CMDとしてサブ制御基板80(サブ制御CPU800a)に送信する処理を行う(ステップS314)。
次いで、主制御CPU600aは、特別図柄動作ステータスフラグに02Hを設定し(ステップS315)、特別図柄変動開始処理を終了する。
<主制御:特別図柄処理の説明>
他方、図14に示すように、特別図柄動作ステータスフラグの値が02Hの場合、主制御CPU600aは、特別図柄変動中(特別図柄が現在変動中であることを示す)であると判定し、特別図柄変動中処理を行う(ステップS206)。
<主制御:特別図柄処理:特別図柄変動中処理の説明>
この処理について、図18を用いて詳しく説明すると、主制御CPU600aは、まず、図16のステップS311にて特別図柄変動タイマに設定された変動時間が経過したか、すなわち、0になったか否かを確認する(ステップS400)。特別図柄変動タイマが0でなければ(ステップS400:NO)、主制御CPU600aは、特別図柄変動中処理を終了する。
一方、特別図柄変動タイマが0であれば(ステップS400:YES)、主制御CPU600aは、図柄確定コマンドを演出制御コマンドDI_CMDとしてサブ制御基板80(サブ制御CPU800a)に送信する(ステップS401)。
次いで、主制御CPU600aは、特別図柄動作ステータスフラグに03Hを設定し、特別図柄変動中フラグに00Hを設定する。そしてさらに、主制御CPU600aは、特別図柄の当否抽選結果を一定時間維持するために、特別図柄変動タイマに例えば約500msの時間を設定する(ステップS402)。その後、主制御CPU600aは、特別図柄変動中処理を終了する。
<主制御:特別図柄処理の説明>
一方、図14に示すように、特別図柄動作ステータスフラグの値が03Hの場合、主制御CPU600aは、特別図柄確認中(特別図柄の変動が終了して停止中であることを示す)であると判定し、特別図柄確認時間中処理を行う(ステップS207)。
<主制御:特別図柄処理:特別図柄確認時間中処理の説明>
この処理について、図19を用いて詳しく説明すると、主制御CPU600aは、まず、図16のステップS311にて特別図柄変動タイマに設定された変動時間が経過したか、すなわち、0になったか否かを確認する(ステップS450)。特別図柄変動タイマが0でなければ(ステップS450:≠0)、主制御CPU600aは、特別図柄確認時間中処理を終了する。
一方、特別図柄変動タイマが0であれば(ステップS450:=0)、主制御CPU600aは、特別図柄動作ステータスフラグに01Hを設定し(ステップS451)、特別図柄大当たり判定フラグがONに設定されているか(5AHが設定されているか)を確認する(ステップS452)。特別図柄大当たり判定フラグがONに設定されていれば(5AHが設定されていれば)(ステップS452:YES)、特別図柄大当たり判定フラグに00Hを設定し、特別図柄大当たり作動フラグに5AHを設定し、特別図柄時短フラグに00Hを設定し、特別図柄確変フラグに00Hを設定し、後述する特別図柄時短回数カウンタ及び特別図柄確変回数カウンタに00Hを設定する処理を行う(ステップS453)。その後、主制御CPU600aは、特別図柄確認時間中処理を終了する。
他方、特別図柄大当たり判定フラグがONに設定されていなければ(5AHが設定されていなければ)(ステップS452:NO)、主制御CPU600aは、特別図柄小当たり判定フラグがONに設定されているか(5AHが設定されているか)を確認する(ステップS454)。特別図柄小当たり判定フラグがONに設定されていれば(5AHが設定されていれば)(ステップS454:YES)、特別図柄小当たり判定フラグに00Hを設定し、特別図柄小当たり作動フラグに5AHを設定する(ステップS455)。
主制御CPU600aは、上記ステップS455の処理を終えた後、又は、特別図柄小当たり判定フラグがONに設定されていなければ(5AHが設定されていなければ)(ステップS454:NO)、特別図柄時短回数カウンタの値が0か否かを確認する(ステップS456)。
特別図柄時短回数カウンタの値が0でなければ(ステップS456:NO)、特別図柄時短回数カウンタの値を1減算(-1)し(ステップS457)、主制御CPU600aは、再度、特別図柄時短回数カウンタの値が0か否かを確認する(ステップS458)。そして、特別図柄時短回数カウンタの値が0であれば(ステップS458:YES)、特別図柄時短終了時の各種設定を行う(ステップS459)。
上記ステップS459の処理を終えた後、又は、特別図柄時短回数カウンタの値が0(ステップS456:YES)、あるいは、特別図柄時短回数カウンタの値が0でなければ(ステップS458:NO)、主制御CPU600aは、特別図柄確変回数カウンタの値が0か否かを確認する(ステップS460)。特別図柄確変回数カウンタの値が0であれば(ステップS460:YES)、主制御CPU600aは、特別図柄確認時間中処理を終了する。
一方、特別図柄確変回数カウンタの値が0でなければ(ステップS460:NO)、主制御CPU600aは、特別図柄確変回数カウンタの値を1減算(-1)し(ステップS461)、再度、特別図柄確変回数カウンタの値が0か否かを確認する(ステップS462)。特別図柄確変回数カウンタの値が0でなければ(ステップS462:NO)、主制御CPU600aは、特別図柄確認時間中処理を終了する。
一方、特別図柄確変回数カウンタの値が0であれば(ステップS462:YES)、主制御CPU600aは、特別図柄時短フラグに00Hを設定し、特別図柄確変フラグに00Hを設定する処理を行い(ステップS463)、特別図柄確認時間中処理を終了する。
<主制御:特別図柄処理の説明>
かくして、図14に示す上記ステップS205、ステップS206、ステップS207のいずれかの処理を終えると、主制御CPU600aは、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS208)、特別図柄処理を終える。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、不正行為によってホール側が不利益を被る事態を低減させることができる。
なお、本実施形態においては、開閉部材45b1及び案内部材45c1を駆動制御するにあたって、第1普通電動役物ソレノイド45b2と、第2普通電動役物ソレノイド45c2と別々のソレノイドを用いて駆動制御する例を示したが、それに限らず、1つのソレノイド(例えば、第1普通電動役物ソレノイド45b2のみ、又は、第2普通電動役物ソレノイド45c2のみ)で、開閉部材45b1及び案内部材45c1を駆動制御するようにしても良い。
また、本実施形態においては、音LSI801と、VDP803と、を別々に構成する例を示したが、ワンチップとして一体化させても良い。
また、本実施形態においては、サブワンチップマイコン800内にサブ制御CPU800aを設ける例を示したが、それに限らず、VDP803内にサブ制御CPU800aを設けるようにしても良い。
1 パチンコ遊技機
40 遊技領域
45a 特別図柄2始動口(特別図柄始動口)
45c1 案内部材
45c2 第2普通電動役物ソレノイド(切替手段)
46 入賞装置(開閉入賞手段)
47a V領域(特定領域)
YK 遊技球

Claims (6)

  1. 遊技状態として、通常遊技状態と、有利遊技状態と、大当たり遊技状態と、小当たり遊技状態と、を含み、
    遊技球を入球可能な開閉入賞手段と、
    特別図柄始動口と、
    前記特別図柄始動口へ前記遊技球を案内する案内部材と、
    前記案内部材を、前記特別図柄始動口へ前記遊技球を案内する案内状態と、前記遊技球を案内しない非案内状態とに切り替える切替手段と、
    前記特別図柄始動口へ前記遊技球が入賞有効期間中に入賞すれば入賞有効と判定する入賞有効判定手段と、
    前記特別図柄始動口へ前記遊技球が入賞したことに起因して抽選処理を実行する抽選処理実行手段と、を有し、
    前記切替手段が可動することによって、前記案内部材が前記非案内状態から前記案内状態へと切り替わるようにする一方、当該切替手段が可動を停止することによって、前記案内部材が前記案内状態から前記非案内状態へと切り替わるようにし、
    前記抽選処理実行手段による抽選処理による抽選結果は、大当たりに当選となる結果より小当たりに当選となる結果の方が、当選確率が高く、
    前記小当たり遊技状態では前記開閉入賞手段が開放され、当該開閉入賞手段に入球した前記遊技球が当該開閉入賞手段内の特定領域を通過することによって前記大当たり遊技状態へと移行し、
    前記通常遊技状態と、前記有利遊技状態とは、前記案内部材が前記案内状態となっている時間が異なると共に、前記入賞有効期間が異なってなり、
    前記通常遊技状態では、前記切替手段が可動している場合に限って前記入賞有効期間とし、
    前記有利遊技状態では、前記切替手段が可動している場合、及び、前記切替手段が可動を停止してから所定時間を前記入賞有効期間としてなる遊技機。
  2. 遊技状態として、通常遊技状態と、有利遊技状態と、大当たり遊技状態と、小当たり遊技状態と、を含み、
    遊技球を入球可能な開閉入賞手段と、
    特別図柄始動口と、
    前記特別図柄始動口へ前記遊技球を案内する案内部材と、
    前記案内部材を、前記特別図柄始動口へ前記遊技球を案内する案内状態と、前記遊技球を案内しない非案内状態とに切り替える切替手段と、
    前記特別図柄始動口へ前記遊技球が入賞有効期間中に入賞すれば入賞有効と判定する入賞有効判定手段と、
    前記特別図柄始動口へ前記遊技球が入賞したことに起因して抽選処理を実行する抽選処理実行手段と、を有し、
    前記切替手段が可動することによって、前記案内部材が前記非案内状態から前記案内状態へと切り替わるようにする一方、当該切替手段が可動を停止することによって、前記案内部材が前記案内状態から前記非案内状態へと切り替わるようにし、
    前記抽選処理実行手段による抽選処理による抽選結果は、大当たりに当選となる結果より小当たりに当選となる結果の方が、当選確率が高く、
    前記小当たり遊技状態では前記開閉入賞手段が開放され、当該開閉入賞手段に入球した前記遊技球が当該開閉入賞手段内の特定領域を通過することによって前記大当たり遊技状態へと移行し、
    前記通常遊技状態と、前記有利遊技状態とは、前記案内部材が前記案内状態となっている時間が異なると共に、前記入賞有効期間が異なってなり、
    前記通常遊技状態では、前記切替手段が可動している場合、及び、前記切替手段が可動を停止してから特定時間を前記入賞有効期間とし、
    前記有利遊技状態では、前記切替手段が可動している場合、及び、前記切替手段が可動を停止してから前記特定時間より長い所定時間を前記入賞有効期間としてなる遊技機。
  3. 前記特別図柄始動口から一番遠い前記案内部材の端部から前記特別図柄始動口内に前記遊技球が転動して到達するまでの時間をT1、前記通常遊技状態における前記案内状態の時間をT2、前記有利遊技状態における前記案内状態の時間をT3とした際、
    T2<T1<T3
    の関係式が満たすように構成されてなる請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記案内部材の中央部から前記特別図柄始動口内に前記遊技球が転動して到達するまでの時間をT1´、前記通常遊技状態における前記案内状態の時間をT2、前記有利遊技状態における前記案内状態の時間をT3とした際、
    T2<T1´<T3
    の関係式が満たすように構成されてなる請求項1~3の何れか1項に記載の遊技機。
  5. 前記入賞有効期間外に前記特別図柄始動口へ前記遊技球が入賞した際、所定の遊技価値を付与するものの、前記特別図柄始動口へ前記遊技球が入賞したことに基づいて特別図柄が変動しないようにしてなる請求項1~4の何れか1項に記載の遊技機。
  6. 前記案内部材は、スライド動作することによって、前記案内状態と前記非案内状態とに切り替わり、
    前記案内状態から前記非案内状態に切り替わると、前記案内部材を転動する前記遊技球が前記特別図柄始動口へ案内されることなく、遊技領域の下流側へ流下してなる請求項1~5の何れか1項に記載の遊技機。
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