JP2023006308A - 洋上風力基礎構造および洋上風力基礎の撤去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様な種類の生物の生息場を長期に亘って維持できる洋上風力基礎構造および洋上風力基礎の撤去方法を提供する。【解決手段】洋上風力基礎構造8は、モノパイル2の周囲の水底に設置される洗掘防止工3と、洗掘防止工3の上に配置された複数の築磯構造体4で形成された築磯9とを具備する。築磯構造体4は、網体6と、網体6の内部に充填される充填材7とを有し、充填材7は詰石7aと中空体7bである。築磯9は築磯構造体4を所定の高さに配置して形成され、モノパイル2を撤去する際には、築磯9の最上部近傍の高さにおいてモノパイル2を切断し、モノパイル2の一部を築磯9の内部に残置する。【選択図】図1

Description

本発明は、洋上風力基礎構造および洋上風力基礎の撤去方法に関するものである。
河川や海岸などの水域では、開発によって環境が変化して生物の生息場が失われることがある。これに対し、生物の生息場を回復する試みとして、特許文献1には中詰材を充填した網状の籠体を平面的に設置する方法が記載されている。また、特許文献2には洋上風力発電設備を設置する際に海底に固定された柱を人工漁礁の柱挿入部に通して海底面に人工漁礁を固着することが記載されている。
特許第6241925号公報 特表2010-508842号公報
しかしながら、特許文献1記載の方法では、籠体を平面的に設置するため生物が生息できる空間が限られていた。特許文献2記載の方法では、人工漁礁として鋼製やコンクリート製の枠状の構造体が用いられているが、このような人工漁礁は漁業における重要魚種を主な対象としており、植物を含む多様な生物の生息場には適していなかった。また、洋上風力発電設備を撤去すると漁礁が失われる可能性があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、多様な種類の生物の生息場を長期に亘って維持できる洋上風力基礎構造および洋上風力基礎の撤去方法を提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗掘防止工と、前記洗掘防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であることを特徴とする洋上風力基礎構造である。
第1の発明では、中空体を含む充填材が網体の内部に充填された生物生息場形成用構造体を用いることにより、植物を含む多様な種類の生物の生息場を形成することができる。また、生物生息場形成用構造体を洗掘防止工の上に配置することにより、基礎の周囲の水底の洗掘が防止されるので生物生息場形成用構造体を長期に亘って安定して設置できる。
少なくとも一部の隣り合う前記生物生息場形成用構造体同士は、隙間をあけて配置され、下段の前記生物生息場形成用構造体同士の間の隙間を埋めるように、上段に前記生物生息場形成用構造体が積層されることが望ましい。
これにより、生物が生息するのに好ましい環境である隙間や略垂直面を多数有する立体的な生物生息場を形成することができる。
前記網体は、相対的に撓みが容易な方向と、これと直交する相対的に撓みにくい方向とを有し、前記基礎の周囲に配置された前記生物生息場形成用構造体において、前記基礎から見て撓みやすい方向が略揃っていることが望ましい。
例えば、基礎から見て放射方向を撓みやすい方向とすれば、生物生息場形成用構造体の高さを維持しやすくなる。また、基礎の周方向を撓みやすい方向とすれば、生物生息場形成用構造体の側面を凸状にして生物生息場形成用構造体同士の隙間を小さくできる。
前記生物生息場形成用構造体同士が連結されていることが望ましい。前記生物生息場形成用構造体同士は、例えば、内部の前記中空体に挿通されたワイヤによって連結されている。
生物生息場形成用構造体同士を連結すれば、生物生息場が基礎に固定されるので、波や流れによって生物生息場形成用構造体が散逸することがなくなり生物生息場の破壊を防止できる。また、中空体に挿通されたワイヤで連結すれば、陸上や水上で生物生息場形成用構造体同士を連結して水底に沈設できる。
前記生物生息場形成用構造体は、上方に行くにつれて側方に張り出すオーバーハング形状を有してもよい。
これにより、生物生息場形成用構造体の側方に陰ができて生物が隠れやすくなる。
前記生物生息場の最上部近傍の高さにおいて、前記基礎には、前記基礎を切断する際に使用される切断補助構造が設けられることが望ましい。
これにより、基礎を切断して撤去する作業が容易になる。
前記生物生息場の最上部では、前記生物生息場形成用構造体の上面に前記網体から突出する複数の突起が形成されてもよい。
これにより、生物生息場形成用構造体の上面に作業足場を形成する際に足場の位置ずれを防止することができる。
第2の発明は、洋上風力基礎の撤去方法であって、基礎の周囲の水底には洗掘防止工が設置され、前記洗掘防止工の上には複数の生物生息場形成用構造体が所定の高さに配置されて生物生息場が形成され、前記生物生息場の最上部近傍の高さにおいて、前記基礎を切断し、前記基礎の一部を前記生物生息場の内部に残置することを特徴とする洋上風力基礎の撤去方法である。
第2の発明では、基礎の一部を生物生息場の内部に残置するので、洋上風力発電設備の撤去後も多様な種類の生物の生息場を長期に亘って維持できる。
本発明によれば、多様な種類の生物の生息場を長期に亘って維持できる洋上風力基礎構造および洋上風力基礎の撤去方法を提供できる。
洋上風力基礎構造8の概要を示す図。 洋上風力基礎構造8の断面を示す図。 築磯構造体4の概要を示す図。 モノパイル2の撤去方法を示す図。 築磯構造体4aを隙間なく配置した例を示す図。 洋上風力基礎構造8aの水平断面を示す図。 洋上風力基礎構造8bの概要を示す図。 洋上風力基礎構造8cの概要を示す図。 モノパイル2の撤去方法を示す図。 築磯構造体4dを示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は洋上風力基礎構造8の概要を示す図である。図1(a)は洋上風力基礎構造8の斜視図、図1(b)は洋上風力基礎構造8の立面図であり、図1(b)では築磯構造体4の端面41をハッチングして示している。図2は洋上風力基礎構造8の断面を示す図である。図2(a)は図1(b)の矢印A1-A1による断面図、図2(b)は図1(b)の矢印A2-A2による断面図であり、図2(a)(b)では直下の段の築磯構造体4を点線で示している。図2(c)は図2(a)の矢印B1-B1による断面図、図2(d)は図2(b)の矢印B2-B2による断面図である。
図1、図2に示すように、洋上風力基礎構造8は洋上風力基礎であるモノパイル2の周囲の構造である。洋上風力基礎構造8は、洗掘防止工3と築磯9とを有する。
洗掘防止工3は、地盤1に打設されたモノパイル2の周囲の水底に敷き詰めて設置され、波や流れによる地盤1の洗掘を防止する。洗掘防止工3は、ポリエステル繊維製の網袋に詰石を充填したフィルターユニット、アスファルトマット、捨石等である。
築磯9は生物生息場であり、洗掘防止工3の上に配置された複数の築磯構造体4で形成される。築磯構造体4は生物生息場形成用構造体であり、略直方体形状である。築磯構造体4はモノパイル2の周囲に複数段に積層して配置され、同じ段で隣り合う築磯構造体4は側面42同士が重ならないように隙間20をあけて配置される。また、下段の築磯構造体4同士の間の隙間20を埋めるように、上段に築磯構造体4が積層される。すなわち、平面視において、各段の築磯構造体4はモノパイル2を中心として放射状に配置され、上下の段の築磯構造体4は互いに位置をずらして配置される。同じ段の築磯構造体4は、アラミド繊維製などのワイヤ5を端面41に沿って巻き付けることにより連結される。なお、端面41は、モノパイル2の周囲に配置された状態の築磯構造体4の4つの外周面のうち、モノパイル2から最も遠い面である。また、側面42は、端面41と交差する面であり、隣り合う築磯構造体4同士の対向面である。
図3は、築磯構造体4の概要を示す図である。図3(a)は築磯構造体4の断面斜視図、図3(b)は中空体7bを示す図、図3(c)は網体6の一部の拡大図である。
築磯構造体4は、図3(a)に示すように網体6と、網体6の内部に充填される充填材7とを有する。網体6は、平板状ネットを用いて略直方体の籠状に形成される。網体6はポリエステル等の樹脂モノフィラメント製であり、錆びないため耐久性が高い。充填材7は、詰石7aと中空体7bとからなる。詰石7aは、天然の石材、砕石、コンクリートガラ等やそれらの混合物であり、網体6の目合より大きく、水に沈む程度の比重を有する。中空体7bは、例えば図3(b)に示すような両端が開口した筒状体であり、流通孔71を有する。網体6の内部における中空体7bの設置方向は、水流の向きなどを考慮して適宜決定される。
築磯構造体4は、生物生息場の形成を目的としており、洗掘防止工3として用いられるフィルターユニットとは構成が異なる。例えば、築磯構造体4の網体6は樹脂モノフィラメント製で形状保持性が高いので引っ張られても目合の形状が保持される。そのため、築磯構造体4は積層してもほぼ変形せず、端面41や側面42を略垂直に維持して隙間20を形成することができる。これに対し、フィルターユニットの網袋はポリエステル繊維製なので不定形であり引っ張られると目合が細くなる。そのため、フィルターユニットは積層すると扁平に変形する。また、築磯構造体4の詰石7aは互いの間に空間が形成されるように径50cm以上であってもよいのに対し、フィルターユニットに用いられる詰石は洗掘防止の観点から径50cm以下が適している。
築磯構造体4は、予め陸上で網体6に充填材7を充填して製作される。築磯9を形成する際には、築磯構造体4を1つずつ水底に沈設した後、ワイヤ5を巻き付けて築磯構造体4同士を連結する。
築磯構造体4で形成された築磯9は、イセエビやアワビなどの動物、コンブやワカメなどの植物を含む多様な生物の生息場として機能する。築磯9は、充填材7同士の間の空間、中空体7bの内部、隙間20などの形状や大きさや方向が異なる様々な空間を有しており、従来の枠状の構造体で形成された人工漁礁とは異なる。従来の人工漁礁が水産における重要魚種を生息対象とするのに対し、築磯9では、築磯構造体4の内部の比較的小さな空間で稚魚や植物が増殖したり、築磯構造体4同士の隙間20に大型の魚が隠れたりすることにより、多様な動植物を生息させることができる。
また、一般的に、垂直護岸は緩傾斜護岸と比較して水温や塩分の変化が小さく天候や波流の影響を受けにくいため、生物の生息に適している。築磯9では、複数段に積層した築磯構造体4の端面41や側面42が略垂直面となり、垂直護岸と同様に生物の生息に適した環境が形成される。
築磯構造体4の網体6は、例えば図3(c)に示すような亀甲網状である。図3(c)の網体6は、同一平面上に所定間隔で線材61を平行に配置し、隣接する線材61を所定ピッチおきに複数回ずつ撚り合わせて亀甲網状に編んだものである。このように各線材61を複数回ずつ撚り合わせた網体6は一部が切断されても全体に裂け広がりにくいので、築磯構造体4への魚類の出入口や付着生物の露出基盤の形成のために、網体6の任意の箇所に図示しない窓部を設けることができる。
網体6は、隣接する線材61の撚り合わせ部分を軸として撚り合わせ部分の両側が回動することにより曲がるので、図3(c)の矢印C2の方向には相対的に変形しやすく撓みやすい。一方、矢印C2と直交する矢印C1の方向には線材61が湾曲するが反発力が生じるため撓みにくい。築磯構造体4は、モノパイル2の周囲に配置された状態において、モノパイル2から見て網体6の撓みやすい方向が略揃っている。
ここで、網体6の撓みやすい方向(図3(c)の矢印C2方向)がモノパイル2から見て放射方向(図1(a)の白矢印方向)に揃っている場合、側面42の高さ方向が撓みにくい方向(図3(c)の矢印C1方向)となるため、築磯構造体4の高さを維持しやすい。このような配置は、複数段に積層した時に天端を揃えやすいので、築磯9上に作業足場を形成する場合などに有利である。また、網体6の撓みやすい方向がモノパイル2から見て周方向(図1(a)の白矢印に直交する方向)に揃っている場合、側面42の高さ方向が撓みやすい方向となるため、築磯構造体4が横に潰れる方向に変形しやすい。このような配置は、複数段に積層した時に隙間20が小さくなるので、築磯構造体4を積層しやすくなる。
図4はモノパイル2の撤去方法を示す図であり、図4(a)はモノパイル2の切断中の状態を示す図、図4(b)はモノパイル2を切断した状態を示す図である。
図2(a)、図4(a)に示すように、築磯9の最上部近傍の高さにおいて、モノパイル2の内部には切断補助構造10が設けられる。切断補助構造10は、モノパイル2の内周面に固定された台座11と、台座11の上面から突出する突起12とからなる。切断補助構造10は、モノパイル2の周方向に所定の間隔をおいて複数個所に設けられる。
モノパイル2を撤去するには、図4(a)に示すように、築磯9の最上部近傍の高さにおいて切断機13でモノパイル2を切断する。切断機13は例えば汎用の小径鋼管カッタであり、切断機13の軸14を台座11上に配置して突起12に当接させつつ、カッタ15でモノパイル2を切断する。これにより、モノパイル2の切断時の水平方向の反力を突起12を介して切断補助構造10で支持することができる。
モノパイル2を切断したら、図4(b)に示すように、モノパイル2の一部を築磯9の内部に残置する。そして、必要に応じてモノパイル2内に石材17を充填し、モノパイル2上部に格子状の蓋部16を設置する。これにより、蓋部16にも飼料生物である海藻類を生息させることができる。
このように、第1の実施形態によれば、中空体7bを含む充填材7が網体6の内部に充填された築磯構造体4を用いることにより、植物を含む多様な種類の生物の生息場である築磯9を形成することができる。また、築磯構造体4を洗掘防止工3の上に配置することにより、モノパイル2の周囲の水底の洗掘を防止し、築磯構造体4を長期に亘って安定して設置することができる。
第1の実施形態では、隣り合う築磯構造体4同士が隙間20をあけて配置され、下段の築磯構造体4同士の間の隙間20を埋めるように上段に築磯構造体4が積層されることにより、生物が生息するのに適した略垂直な面(端面41、側面42)や隙間20を多数有する立体的な生物生息場を形成することができる。また、築磯構造体4同士をワイヤ5で連結してモノパイル2に固定するので、波や流れによって築磯構造体4が散逸することがなく、築磯9の破壊を防止できる。
第1の実施形態では、築磯9の最上部近傍の高さにおいてモノパイル2に予め切断補助構造10が設けられているので、モノパイル2を切断して撤去する際に水中ダイバー作業による切断準備が削減され、作業が容易になる。また、モノパイル2の一部を築磯9の内部に残置するので、洋上風力発電設備の撤去後も築磯9を長期に亘って維持できる。
なお、築磯構造体4の配置は上述したものに限らない。図5は築磯構造体4aを隙間なく配置した例を示す図である。図5に示す例のように、水平断面が台形状の築磯構造体4aを用い、モノパイル2の周囲に築磯構造体4aを隙間なく配置してもよい。また、石材17や蓋部16は必要に応じて設置すればよく、蓋部16は予めモノパイル2に取り付けておいてもよい。
以下、本発明の別の例について、第2~第4の実施形態として説明する。各実施形態はそれまでに説明した実施形態と異なる点について説明し、同様の構成については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。また、第1の実施形態も含め、各実施形態で説明する構成は必要に応じて組み合わせることができる。
[第2の実施形態]
図6は、第2の実施形態の洋上風力基礎構造8aの水平断面を示す図である。洋上風力基礎構造8aは、築磯構造体4同士の連結方法が第1の実施形態と異なる。
洋上風力基礎構造8aでは、築磯構造体4同士の連結に、築磯構造体4内で一方の側面42から他方の側面42に亘って略水平に配置された中空体7bが用いられる。隣り合う2つの築磯構造体4は、側面42から中空体7bに挿通されたワイヤ5aで連結される。
第2の実施形態によれば、2つの築磯構造体4を陸上や水上であらかじめ連結し、連結した状態で水底に沈設することができる。そのため、第1の実施形態のように築磯構造体4の外側にワイヤ5を巻き付ける方法と比較して施工が容易になる。
なお、ワイヤ5aの配置は図6に示す例に限らない。例えば、築磯構造体4内で上面から下面に亘って略鉛直に配置された中空体7bにワイヤ5aを挿通し、築磯構造体4同士を連結してもよい。また、築磯構造体4内に配置された2本以上の中空体7bにワイヤ5aを挿通し、築磯構造体4同士を連結してもよい。
[第3の実施形態]
図7は、第3の実施形態の洋上風力基礎構造8bの概要を示す図である。図7(a)は洋上風力基礎構造8bの立面図であり、築磯構造体4bの端面41をハッチングして示している。図7(b)は図7(a)の矢印D-Dによる断面図、図7(c)は築磯構造体4bの斜視図である。洋上風力基礎構造8bは、築磯構造体4bの形状が第1の実施形態と異なる。
図7(c)に示すように、築磯構造体4bは、モノパイル2の周囲に配置されたときにモノパイル2の外周面と対向する面である端面43が略垂直であり、端面41と2つの側面42とが上方に行くにつれて側方に張り出すオーバーハング形状を有する。築磯構造体4bは、モノパイル2の周囲に複数段に積層して配置される。このとき、第1の実施形態と同様に、同じ段で隣り合う築磯構造体4b同士は隙間20をあけて配置され、下段の築磯構造体4b同士の間の隙間20を埋めるように上段に築磯構造体4bが積層される。
第3の実施形態では、築磯構造体4bがオーバーハング形状を有するので、端面41や側面42の側方に陰ができて生物が隠れやすくなる。
[第4の実施形態]
図8は第4の実施形態の洋上風力基礎構造8cの概要を示す図であり、図8(a)は洋上風力基礎構造8cの鉛直方向の断面図、図8(b)は図8(a)の線E1-E1による断面図である。図9はモノパイル2の撤去方法を示す図であり、図9(a)は洋上風力基礎構造8cの鉛直方向の断面図、図9(b)は図9(a)の線E2-E2による断面図である。洋上風力基礎構造8cは、築磯9cが築磯構造体4と築磯構造体4cで形成される点において第1の実施形態と主に異なる。
洋上風力基礎構造8cでは、図8に示すように、築磯9cの最上段に築磯構造体4cが配置される。築磯構造体4cは、上面44の網体が二重であり、上面44に網体から突出する複数の突起18が形成される。また、洋上風力基礎構造8cでは、モノパイル2の外周面に折り畳み式の切断補助構造10aが設けられる。
モノパイル2を撤去する際には、図9に示すように築磯9c上に足場材19を設置する。足場材19は、例えば平面視で円形となるように、突起18のモノパイル2側の面に当接させて設置される。そして、切断補助構造10aを第1の実施形態の切断補助構造10と同様の形状に組み立てた後、築磯9cの最上部近傍の高さにおいて、切断補助構造10aおよび切断機13を用いてモノパイル2を切断する。モノパイル2の一部は築磯9cの内部に残置される。
第4の実施形態では、築磯構造体4cの上面44に設置された足場材19を突起18に当接させることにより、足場材19の位置ずれを防止することができる。また、築磯構造体4cの上面の網体を二重にすることにより、上面44の強度を高めて足場材19やモノパイル2の切断作業中にかかる荷重による破損を防止できる。なお、築磯構造体4cおよび築磯構造体4は、築磯9cの天端を揃えやすいように側面42の高さ方向が網体6の撓みにくい方向となるように配置して積層することが望ましい。これにより、足場材19を安定して設置できる。
なお、第1から第4の実施形態では、詰石7aの粒径を1種類としたが、2種類以上としてもよい。図10は築磯構造体4dを示す図である。築磯構造体4dは、上下面付近に詰石7aよりも粒径の小さい詰石7cが充填されるので、築磯構造体4よりも上下面が変形しやすい。築磯構造体4dを用いれば、築磯を形成する際に洗掘防止工3や上下段の築磯構造体に形状を追従させやすい。また、最下段に築磯構造体4dを配置すれば洗掘防止工3の機能を補完することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、築磯構造体の網体は亀甲網状に限らない。また、網体は樹脂モノフィラメント製に限らず、同等の耐久性や剛性を有する材質でもよい。さらに、網体6は相対的に撓みが容易な方向とこれに直交する相対的に撓みにくい方向とを有したが、網体は直交する2つの方向における撓みやすさが略同等であってもよい。切断補助構造は、台座11上に突起12を設けたものに限らず、使用する切断機に応じたものを用いることができる。
第1、第4の実施形態では切断機13でモノパイル2を切断して撤去したが、切断機を用いない方法でモノパイル2を撤去してもよい。この場合、切断機を用いずにモノパイル2を上下に分離するための切断補助構造として、築磯の最上部近傍の高さにおいて、モノパイル2にスリップジョイントを設けてもよい。スリップジョイントは、下側のテーパ状の管に径の異なる上側のテーパ状の管を被せて形成される簡易的な嵌合接合構造であり、上下の管の間には必要に応じてグラウトが充填される。
切断補助構造としてスリップジョイントを設けた場合、モノパイルを撤去する際には上側の管を上方に引き抜くだけでよい。そのため、大がかりな切断設備が不要となり、撤去時のコストを削減できる。また下側の管は築磯の内部に残置されるので、上側の管の撤去後も築磯構造体を下側の管に固定しておくことができ、築磯が長期に亘って維持される。
上記の各実施形態では基礎を洋上風力発電設備のモノパイルとしたが、本発明は水中に設置される他の基礎構造にも適用可能である。例えば、着床式洋上風力発電設備の重力式基礎、ジャケット式基礎、トリパイル基礎、サクションバケット基礎等や、浮体式洋上風力発電設備のバケット状のアンカー基部にも適用できる。また、洋上風力発電設備の基礎に限らず、水中に設置される橋脚基礎にも適用できる。
1………地盤
2………モノパイル
3………洗掘防止工
4、4a、4b、4c、4d………築磯構造体
5、5a………ワイヤ
6、6b………網体
7………充填材
7a、7c………詰石
7b………中空体
8、8a、8b、8c………洋上風力基礎構造
9、9b、9c………築磯
10、10a………切断補助構造
11………台座
12………突起
13………切断機
14………軸
15………カッタ
16………蓋部
17………石材
18………突起
19………足場材
20………隙間
41、43………端面
44………上面
42………側面
61………線材
71………流通孔
前述した目的を達成するために第1の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗堀防止工と、前記洗堀防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であり、少なくとも一部の隣り合う前記生物生息場形成用構造体同士は、隙間をあけて配置され、下段の前記生物生息場形成用構造体同士の間の隙間を埋めるように、上段に前記生物生息場形成用構造体が積層されることを特徴とする洋上風力基礎構造である。
また、生物が生息するのに好ましい環境である隙間や略垂直面を多数有する立体的な生物生息場を形成することができる。
第2の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗堀防止工と、前記洗堀防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であり、前記網体は、相対的に撓みが容易な方向と、これと直交する相対的に撓みにくい方向とを有し、前記基礎の周囲に配置された前記生物生息場形成用構造体において、平面視にて、前記基礎を中心としてたときに、放射方向または周方向に撓みやすい方向が揃っていることを特徴とする洋上風力基礎構造である。
例えば、基礎から見て放射方向を撓みやすい方向とすれば、生物生息場形成用構造体の高さを維持しやすくなる。また、基礎の周方向を撓みやすい方向とすれば、生物生息場形成用構造体の側面を凸状にして生物生息場形成用構造体同士の隙間を小さくできる。
第3の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗堀防止工と、前記洗堀防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であり、前記生物生息場形成用構造体同士は、内部の前記中空体に挿通されたワイヤによって連結されていることを特徴とする洋上風力基礎構造である。
生物生息場形成用構造体同士を連結すれば、生物生息場が基礎に固定されるので、波や流れによって生物生息場形成用構造体が散逸することがなくなり生物生息場の破壊を防止できる。また、中空体に挿通されたワイヤで連結すれば、陸上や水上で生物生息場形成用構造体同士を連結して水底に沈設できる。
第4の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗堀防止工と、前記洗堀防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であり、前記生物生息場形成用構造体は、上方に行くにつれて側方に張り出すオーバーハング形状を有することを特徴とする洋上風力基礎構造である。
これにより、生物生息場形成用構造体の側方に陰ができて生物が隠れやすくなる。
第5の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗堀防止工と、前記洗堀防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であり、前記生物生息場の最上部近傍の高さにおいて、前記基礎には、前記基礎を切断する際に使用される切断補助構造が設けられることを特徴とする洋上風力基礎構造である。
これにより、基礎を切断して撤去する作業が容易になる。
第6の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗堀防止工と、前記洗堀防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であり、前記生物生息場の最上部では、前記生物生息場形成用構造体の上面に前記網体から突出する複数の突起が形成されることを特徴とする洋上風力基礎構造である。
これにより、生物生息場形成用構造体の上面に作業足場を形成する際に足場の位置ずれを防止することができる。
第7の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗堀防止工と、前記洗堀防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であり、前記網体は、線材を複数回ずつ撚り合わせて亀甲網状に編んだものであり、前記網体の一部が切断されて、前記生物生息場形成用構造体の任意の箇所に魚類の出入口および/または付着生物の露出基盤の形成のための窓部が設けられることを特徴とする洋上風力基礎構造である。
第8の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗堀防止工と、前記洗堀防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であり、前記基礎はモノパイルであり、前記基礎には、前記生物生息場の最上部近傍の高さにおいて、下側のテーパ状の管に径の異なる上側のテーパ状の管を被せて形成される嵌合接合構造であるスリップジョイントが設けられることを特徴とする洋上風力基礎構造である。
第9の発明は、洋上風力基礎の周囲の構造であって、基礎の周囲の水底に設置される洗堀防止工と、前記洗堀防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、を具備し、前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、少なくとも一部の前記充填材が、中空体であり、前記生物生息場形成用構造体は、水平断面が台形状であり、前記生物生息場形成用構造体が前記基礎の周囲を囲むように隙間なく配置され、平面視において多角形のリング状に配置されていることを特徴とする洋上風力基礎構造である。
10の発明は、第1から第9のいずれかの発明の洋上風力基礎構造を有する洋上風力基礎の撤去方法であって、基礎の周囲の水底には洗堀防止工が設置され、前記洗堀防止工の上には複数の生物生息場形成用構造体が所定の高さに配置されて生物生息場が形成され、前記生物生息場の最上部近傍の高さにおいて、前記基礎を切断し、前記基礎の一部を前記生物生息場の内部に残置することを特徴とする洋上風力基礎の撤去方法である。
10の発明では、基礎の一部を生物生息場の内部に残置するので、洋上風力発電設備の撤去後も多様な種類の生物の生息場を長期に亘って維持できる。

Claims (9)

  1. 洋上風力基礎の周囲の構造であって、
    基礎の周囲の水底に設置される洗掘防止工と、
    前記洗掘防止工の上に配置された複数の生物生息場形成用構造体で形成された生物生息場と、
    を具備し、
    前記生物生息場形成用構造体は、網体と、前記網体の内部に充填される充填材と、を有し、
    少なくとも一部の前記充填材が、中空体であることを特徴とする洋上風力基礎構造。
  2. 少なくとも一部の隣り合う前記生物生息場形成用構造体同士は、隙間をあけて配置され、下段の前記生物生息場形成用構造体同士の間の隙間を埋めるように、上段に前記生物生息場形成用構造体が積層されることを特徴とする請求項1記載の洋上風力基礎構造。
  3. 前記網体は、相対的に撓みが容易な方向と、これと直交する相対的に撓みにくい方向とを有し、前記基礎の周囲に配置された前記生物生息場形成用構造体において、前記基礎から見て撓みやすい方向が略揃っていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洋上風力基礎構造。
  4. 前記生物生息場形成用構造体同士が連結されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の洋上風力基礎構造。
  5. 前記生物生息場形成用構造体同士は、内部の前記中空体に挿通されたワイヤによって連結されていることを特徴とする請求項4に記載の洋上風力基礎構造。
  6. 前記生物生息場形成用構造体は、上方に行くにつれて側方に張り出すオーバーハング形状を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の洋上風力基礎構造。
  7. 前記生物生息場の最上部近傍の高さにおいて、前記基礎には、前記基礎を切断する際に使用される切断補助構造が設けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の洋上風力基礎構造。
  8. 前記生物生息場の最上部では、前記生物生息場形成用構造体の上面に前記網体から突出する複数の突起が形成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の洋上風力基礎構造。
  9. 洋上風力基礎の撤去方法であって、
    基礎の周囲の水底には洗掘防止工が設置され、前記洗掘防止工の上には複数の生物生息場形成用構造体が所定の高さに配置されて生物生息場が形成され、
    前記生物生息場の最上部近傍の高さにおいて、前記基礎を切断し、前記基礎の一部を前記生物生息場の内部に残置することを特徴とする洋上風力基礎の撤去方法。
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