JP2023005355A - ファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェア - Google Patents

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弘司 市ヶ谷
Koji Ichigaya
透 市ヶ谷
Toru Ichigaya
武雄 胡桃沢
Takeo Kurumisawa
康雄 小泉
Yasuo Koizumi
紀公子 松成
Kikuko Matsunari
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Seft Development Laboratory Co Ltd
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Abstract

Figure 2023005355000001
【課題】着用者の皮膚が紫外線を含む日光に晒され難いファン付きウェアにも適用可能なウェア本体及びファン付きウェアを提供する。
【解決手段】ファン2を取り付けるためのファン取付孔117と、着用者の頭部を覆う形状に形成され、着用者の顔面の前方に位置する部分に開口部1111が形成されたフード111と、を備える本体部11と、開口部1111を覆うように本体部11に取り付けられるフェイスマスク12と、を備え、フェイスマスク12と本体部11との間に、ファン2によって本体部11内に導入された空気を排出する襟部空気排出部E1が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェアに関するものである。
近年、身体を冷却するファン付きウェアが実用化され、急速に普及しつつある。ファン付きウェアは、通気性の低い素材で形成されたウェア本体と、ウェア本体の後側に取り付けられた2つのファンと、2つのファンに電力を供給するための電源装置と、電源装置と2つのファンとを電気的に接続するための電源ケーブルと、を備える。
ファンを作動させると、大量の空気がファンからウェア本体内に取り込まれ、取り込まれた空気の圧力によりウェア本体と着用者の身体との間に空気流通路が自動的に形成される。取り込まれた空気は、形成された空気流通路を着用者の身体又は下着の表面に沿って流通し、例えば、襟部や袖部の開口部に形成された空気排出部から外部に排出される。
そして、取り込まれた空気が、ウェア本体と着用者の身体又は下着との間の空気流通路を流通する間に、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体が冷却される(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2005/063065号
色素性乾皮症等の光線過敏症や日光によるアレルギー等を患う人が着用する衣服は、着用者の皮膚を覆う面積を極限まで増やし、着用者が日光、具体的には日光に含まれる紫外線に晒され難くすることが重要となる。
この点、従来のファン付きウェアは、空気の排出を円滑にする観点等から、着用者の皮膚に、ウェア本体によって覆われずに直接紫外線を含む日光に晒されてしまう部分が広く生じてしまい、このような光線過敏症を患う人が着用するのに必ずしも適したものではなかった。
本発明の課題は、着用者の皮膚が紫外線を含む日光に晒され難いファン付きウェアにも適用可能なウェア本体及びファン付きウェアを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ファン付きウェアのウェア本体において、
ファンを取り付けるためのファン取付部と、着用者の頭部を覆う形状に形成され、前記着用者の顔面の前方に位置する部分に開口部が形成されたフードと、を備える本体部と、
前記開口部を覆うように前記本体部に取り付けられるフェイスマスクと、
を備え、
前記フェイスマスクと前記本体部との間に、前記ファンによって前記本体部内に導入された空気を排出する空気排出部が形成されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記フェイスマスクは、前記本体部に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記本体部は、前記フードの前記開口部の周囲に、前記フェイスマスクを接続するための第1接続手段を備え、
前記フェイスマスクは、端部に、前記第1接続手段と接続するための第2接続手段を備え、
前記空気排出部は、前記本体部と前記フェイスマスクとが前記第1接続手段及び前記第2接続手段によって接続されていない部分に形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記空気排出部は、前記フェイスマスクの下端部と前記本体部との間に形成されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記本体部は、前記フードの前記開口部の上部から前方へと突出する上部フラップを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記本体部は、袖口に、前記着用者の手の甲が位置する側が突出するように形成された袖部フラップを備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記袖部フラップは、前記本体部の袖の内面側に接続され、
前記袖口から引き出された状態と、前記本体部の袖内に収納された状態と、を切り替え可能であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記本体部は、袖口の前記袖部フラップが備えられていない部分に、伸縮部を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記本体部は、前身頃に、着脱自在に左右に分割された前身頃開閉部を備え、
前記前身頃開閉部は、
分割部分の右側に備えられた右側接続手段と、
分割部分の左側に備えられた左側接続手段と、
分割部分の右側と左側とを繋ぎ、前記右側接続手段と前記左側接続手段とが接続された状態で前記本体部の内面側へと折り畳まれる襠布と、
を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記本体部は、前身頃に、第1ポケットと第2ポケットとを含む前ポケットを備え、
前記第2ポケットは、前記第1ポケットの内部に備えられていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、ファン付きウェアにおいて、
請求項1から10のいずれか一項に記載のウェア本体と、
前記ウェア本体の内部に空気を導入するファンと、
前記ファンに電力を供給する電源装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、着用者の皮膚が紫外線を含む日光に晒され難いファン付きウェアにも適用可能なウェア本体及びファン付きウェアを提供することができる。
実施形態に係るファン付きウェアの正面図である。なお、フェイスマスクを取り付け、前身頃開閉部を閉じ、前ポケットのカバー部材を上げ、袖部フラップを引き出した状態を図示している。 実施形態に係るファン付きウェアの正面図である。なお、フェイスマスクを取り外し、前身頃開閉部を開き、前ポケットのカバー部材を下ろし、袖部フラップを収納した状態を図示している。 実施形態に係るファン付きウェアの背面図である。なお、袖部フラップを引き出した状態を図示している。 実施形態に係るファン付きウェアを、ウェア本体の本体部の前身頃の内面側から見た図である。なお、前身頃開閉部を閉じた状態を図示している。 実施形態に係るファン付きウェアのフェイスマスクの正面図である。
以下、本発明を着用者の皮膚が紫外線を含む日光に晒され難いファン付きウェアに適用した場合における実施の形態について、図1から図5に基づいて説明する。ただし、本発明の技術的範囲は図示例に限定されるものではなく、以下説明する実施の形態には、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を加えることが可能である。
また、以下においては、着用者がファン付きウェア100を着用した状態を基準として、着用者の前方向を前、着用者の後方向を後、着用者の上方向を上、着用者の下方向を下、着用者の右手方向を右、着用者の左手方向を左と定めて説明する。
[第1 実施形態の構成]
実施形態に係るファン付きウェア100は、ウェア本体1と、ウェア本体1内に空気を導入するためのファン2と、ファン2に電力を供給する電源装置3と、電源装置3とファン2との間を接続する接続ケーブル4と、を備え、ファン2によってウェア本体1内に取り込まれた空気を、着用者の身体又は下着の表面に沿って流通させた後に、ウェア本体1の襟部及び袖部に形成された空気排出部(襟部空気排出部E1及び袖部空気排出部E2)から排出することで、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体を冷却するものである。
[1 ウェア本体]
ウェア本体1は、図1に示すように、着用者の胴部、腕部及び頭部を覆う形状に形成された本体部11と、着用者の顔面を覆うフェイスマスク12と、を備える。
[(1) 本体部]
本体部11は、紫外線を含む日光を遮断する遮光性の生地(例えば、ポリエステル・ナイロン等の材料を用いた生地であり、紫外線カット率が99%以上のものを用いることが好ましい。)を用いて、着用者の胴部、腕部及び頭部を覆う形状に形成されている。なお、本体部11の着用時において着用者に向く側を内面側、その反対側の本体部11の着用時において外部空間に向く側を外面側とする。
本体部11は、図1から図3に示すように、フード111と、前身頃開閉部112と、前ポケット113と、袖部フラップ114と、袖部伸縮部115と、裾部締め付け部116と、ファン取付孔117と、を備える。
[a フード]
フード111は、図1から図3に示すように、着用者の頭部を覆う形状に形成され、前面の着用者の顔面に対応する部分に開口部1111を備える。
また、フード111は、開口部1111の周囲に第1線ファスナー1112を備え、開口部1111の上部に上部フラップ1113を備える。
第1線ファスナー1112は、開口部1111を覆うようにして、フェイスマスク12を着脱自在に取り付けるための手段であり、図1及び図2に示すように、下部を除いた開口部1111の周囲の部分に、開口部1111の端部に沿って備えられている。
第1線ファスナー1112は、線ファスナーのエレメント(務歯)を含み、図1及び図5に示すようにフェイスマスク12に備えられた後述の第2線ファスナー121のエレメント(務歯)と噛み合うことで、図1に示すように、フード111の開口部1111の周囲の部分のうち下部を除いた部分と、フェイスマスク12の端部のうち下部を除いた部分と、を着脱自在に接続することが可能となる。
なお、スライダー等の線ファスナーの開閉部品については、図2及び図5においては、第1線ファスナー1112が備える場合について図示しているが、第1線ファスナー1112が備えるようにしてもよいし、第2線ファスナー121が備えるようにしてもよい。
上部フラップ1113は、図1及び図2に示すように、フード111上部の開口部1111の上方の部分に備えられた前方へと突出する部分であり、開口部1111の縁部から前方へと突出するように形成されている。
[b 前身頃開閉部]
前身頃開閉部112は、図1及び図2に示すように、本体部11の前身頃上部の服地を左右に分割すると共に、分割部分の右側に第3線ファスナー1121を備え、分割部分の左側に第4線ファスナー1122を備えることで、当該分割部分を着脱自在とすることにより形成されている。
第3線ファスナー1121及び第4線ファスナー1122は、いずれも、線ファスナーのエレメント(務歯)を含み、これらが互いに噛み合うことで、本体部11の前身頃上部に形成された分割部分を着脱自在に接続することが可能となる。スライダー等の線ファスナーの開閉部品については、第3線ファスナー1121が備えるようにしてもよいし、第4線ファスナー1122が備えるようにしてもよい。
また、前身頃開閉部112は、図2及び図4に示すように、分割部分の左右を繋ぐ襠布1123を備える。襠布1123は、前身頃開閉部112の分割部分の左右を繋ぎ、第3線ファスナー1121と第4線ファスナー1122とが接続された状態で、図4に示すように本体部11の内面側へと折り畳まれるように形成されている。
また、襠布1123は、図2及び図4に示すように、上方に向かうにつれて幅(左右方向の長さ)が長くなるように形成されている。これによって、図2に示すように前身頃開閉部112を上方に向かうにつれて左右に大きく開くことが可能となる。
[c 前ポケット]
前ポケット113は、図1、図2及び図4に示すように、本体部11の前身頃の前身頃開閉部112の下方に備えられたポケットであり、外ポケット1131と、外ポケット1131内に配置された内ポケット1132と、からなる二重に重ねられた二つのポケットを備える。また、外ポケット1131の上部は、カバー部材1133によって覆われている。
外ポケット1131は、図1及び図2に示すように、3つの開口部(上部開口部1131a、右開口部1131b及び左開口部1131c)を備える。
上部開口部1131aは、外ポケット1131の上端部に形成された開口部であり、カバー部材1133を下した際に、これによって覆われる位置に形成されている。
また、右開口部1131bは外ポケット1131の右端部に形成された開口部、左開口部1131cは外ポケット1131の左端部に形成された開口部であり、いずれも例えば線ファスナーによって、開閉自在とされている。
内ポケット1132は、図1、図2及び図4に示すように外ポケット1131内に備えられたポケットであり、上端部に開口部を有する。
また、図4に示すように、内ポケット1132内には、本体部11の内面側へと貫通する挿通孔1134が形成されている。これによって、後述のように内ポケット1132内に収納された電源装置3とファン2とを、挿通孔1134を挿通するようにして配置された接続ケーブル4によって接続することが可能となる。なお、挿通孔1134を形成する位置は、外ポケット1131内であればよく、必ずしも内ポケット1132内には限られない。なお、接続ケーブル4は本体部11の内面側に設けられたケーブル留め(不図示)で係止できるようになっているので、接続ケーブル4が着用者のウェア着脱時に邪魔にならない。
カバー部材1133は、図1及び図2に示すように、本体部11の外ポケット1131の上方に取り付けられた布地であり、図1に示すように、上方に上げた際に外ポケット1131の上部開口部1131aが開放され、図2に示すように、下方に下した際に外ポケット1131の上部開口部1131aが覆われるように構成されている。
[d 袖部フラップ]
袖部フラップ114は、図1及び図3に示すように、本体部11の袖口から突出するように形成された部分であり、紫外線を含む日光を遮断する遮光性の生地を、本体部11の袖口の端部のうち着用者の手の甲が位置する側(図1及び図3においては、右袖については袖口の右側、左袖については袖口の左側)に取り付けることによって形成されている。
また、袖部フラップ114は、本体部11の袖口付近の袖の内面側に取り付けられており、図1及び図3に示すように袖口の開口部から引き出されて突出した状態と、図2に示すように本体部11の袖内部に収納された状態と、を切り替えることができるように構成されている。
[e 袖部伸縮部]
袖部伸縮部115は、図1から図3に示すように、本体部11の袖口に形成された袖口の周方向に伸縮性を有する部分であり、本体部11の袖口の端部のうち、袖部フラップ114が備えられた着用者の手の甲が位置する側には形成されず、袖部フラップ114が備えられていない着用者の手の平が位置する側(図1から図3においては、右袖については袖口の左側、左袖については袖口の右側)にのみ形成されている。
袖部伸縮部115は、例えば、本体部11の袖口の着用者の手の平が位置する側に、周方向に沿ってゴム紐を通すことで形成すればよい。なお、袖口に袖部空気排出部E2を形成するために、袖部伸縮部115によって袖口が着用者に密着しない構成になっている。
[f 裾部締め付け部]
裾部締め付け部116は、図1から図3に示すように、本体部11下部に備えられた、着用者がファン付きウェア100を着用した際に、本体部11と着用者の身体との間の空間内の空気が本体部11の裾部から外部に漏れることを防止するための部分であり、本体部11の裾部上方の着用者の腹部に対応する位置に、着用者の身体を周回するようにして紐通し部1161を備えると共に、紐通し部1161に、両端部が前方に出るように紐状部材1162を通して形成されている。
これによって、紐状部材1162の紐通し部1161から出ている両端部を引っ張った上で、これらを縛ることで、本体部11を着用者の腹部付近において着用者の身体に密着させ、本体部11と着用者の身体との間の空間内の空気が本体部11の裾部から外部に漏れることを防止することができる。
[g ファン取付孔]
ファン取付孔117は、図3に示すように、本体部11内の空間(ファン付きウェア100の着用時においては本体部11と着用者の身体との間の空間)と、本体部11の外部の空間と、を繋ぐこととなる円形の孔部であり、本体部11の後身頃の、着用者の背中の左右に対応する位置に形成されている。
ファン取付孔117の直径は、後述のファン2の直径と略同一に形成され、ファン取付孔117を挿通するようにしてファン2を取り付けることで、ファン取付孔117を介して、外部の空気を本体部11内に取り込むことができる。
ファン取付孔117の周囲は、例えばプラスチック等によって形成された扁平な環状の部材を取り付ける、本体部11を構成する服地のファン取付孔117周囲の部分を折り返して縫合する等の方法で、補強されていることが好ましい。
[(2) フェイスマスク]
フェイスマスク12は、紫外線を遮断する透明な材料によって、図1及び図5に示すように、下方に向かうにつれて左右方向に長くなる形状となるように形成され、下部を除いた端部に、第2線ファスナー121を備える。
なお、この場合の紫外線を遮断する材料には、紫外線を完全に遮断するものに限らず、他の波長の光線と比較して、特に紫外線に該当する波長の光線を通し難いように形成されたものであれば含まれるものとする。また、透明な材料には、完全に透明なものでなくても、着用者の視界が確保される程度の透明度を有するものであれば含まれるものとする。具体的には、例えば、軟質塩化ビニール、ポリエステル等の材料を用いたシート状の部材であり、紫外線カット率が99%以上のものを用いることが好ましい。
第2線ファスナー121は、本体部11のフード111に備えられた第1線ファスナー1112と接続し、フェイスマスク12を本体部11に接続するための手段であり、図1及び図5に示すように、下部を除いたフェイスマスク12の端部に備えられている。
また、第2線ファスナー121は、線ファスナーのエレメント(務歯)を含み、本体部11のフード111に備えられた第1線ファスナー1112のエレメント(務歯)と噛み合うことで、フード111の開口部1111の周囲の端部のうち下部を除いた部分と、フェイスマスク12の端部のうち下部を除いた部分と、を着脱自在に接続することが可能となる。
上記のように、本体部11のフード111の第1線ファスナー1112が開口部1111の周囲の端部のうち下部を除いた部分に備えられ、かつ、第2線ファスナー121がフェイスマスク12の下部を除いた端部に備えられていることで、第1線ファスナー1112と第2線ファスナー121とを接続した際にも、フェイスマスク12の下部は本体部11に接続されないこととなる。これによって、本体部11とフェイスマスク12とが第1線ファスナー1112及び第2線ファスナー121によって接続されないフェイスマスク12の下端部と本体部11との間の部分に、図1に示すように、ファン2によって本体部11内に導入された空気を排出するための空気排出部(襟部空気排出部E1)が形成されることとなる。
[2 ファン]
ファン2は、図3に示すように、ウェア本体1の本体部11のファン取付孔117を挿通するようにしてウェア本体1に取り付けられ、ファン取付孔117を介して、ウェア本体1の本体部11内の空間へと送風し、当該空間に空気を導入するための手段である。ファン2には、電源装置3より、接続ケーブル4を通じて稼働に必要な電力が供給される。
ファン2は、ファン取付孔117を挿通するようにしてウェア本体1の本体部11に取り付けられ、本体部11内へと空気を導入できるものであればよく、その具体的な構成は特に限定されない。
また、本実施形態の場合、本体部11に設けられた2か所のファン取付孔117に、1対(2個)のファン2を取り付けるように構成されているが、本体部11にファン取付孔117を1か所のみ設けて、ファン2を1個のみ取り付けるようにしてもよいし、本体部11にファン取付孔117を3か所以上設けて、3個以上のファン2を取り付けるようにしてもよい。
[3 電源装置]
電源装置3は、ファン2に電力を供給するための手段であり、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池が内蔵され、接続ケーブル4を介してファン2と接続される。また、電源装置3は、ファン2に供給する電力のオン/オフを切り替えるスイッチを備える。
電源装置3は、ファン2に電力を供給することができるものであれば、その具体的な構成は特に限定されない。
電源装置3は、図1、図2及び図4に示すように、ウェア本体1の前ポケット113の内ポケット1132内に収納されてウェア本体1の本体部11に取り付けられる。
[4 接続ケーブル]
接続ケーブル4は、電源装置3とファン2とを接続するケーブルであり、接続ケーブル4を通じて、電源装置3からファン2に対して、ファン2の稼働に必要な電力が供給される。
接続ケーブル4は、電源装置3からファン2に対して、ファン2の稼働に必要な電力を供給できるものであればよく、その具体的な構成は特に限定されない。
内ポケット1132内に収納された電源装置3に接続された接続ケーブル4は、図4に示すように挿通孔1134から本体部11の内面側に引き出され、本体部11の内面側から、ファン取付孔117に取り付けられたファン2に接続される。
[第2 実施形態の効果]
本実施形態に係るファン付きウェア100によれば、ウェア本体1が、開口部1111が形成されたフード111を備える本体部11と、紫外線を遮断する透明な材料で形成され、開口部1111を覆うように本体部11に取り付けられるフェイスマスク12と、を備える。
これによって、着用者の頭部をフード111で覆うことができると共に、フード111前方の開口部1111も、紫外線を遮断する透明な材料で形成されたフェイスマスク12で覆われていることから、少なくとも着用者の頭部が直接紫外線に晒されることがなくなり、着用者の皮膚が紫外線に晒され難くすることができる。
また、フェイスマスク12の本体部11への取り付けは、本体部11のフード111の開口部1111の周囲の端部に備えられた第1線ファスナー1112と、フェイスマスク12の端部に備えられた第2線ファスナー121とを接続することによって行われるが、第1線ファスナー1112は、開口部1111の周囲の端部の全周に亘って設けられておらず、また、第2線ファスナー121は、フェイスマスク12の端部の全周に亘って設けられていないことから、フェイスマスク12と本体部11との間には、第1線ファスナー1112及び前記第2線ファスナー121によって接続されていない部分に、ファン2によって本体部11内に導入された空気を排出する空気排出部(襟部空気排出部E1)が形成される。
したがって、開口部1111をフェイスマスク12で覆った状態でも、ウェア本体1の襟部からの空気の排出が維持されていることから、ファン付きウェアとしての冷却機能を維持しつつ、着用者の皮膚が紫外線を含む日光に晒され難くする効果を得ることができる。
また、フェイスマスク12自体に空気排出部としての孔部を形成すると、このような孔部から日光が侵入するおそれがあるが、フェイスマスク12自体に孔部を設けることなく、フェイスマスク12と本体部11との間に襟部空気排出部E1が形成されるようにすることで、このようなおそれも低減することができる。
また、フェイスマスク12が、第1線ファスナー1112及び第2線ファスナー121によって本体部11に着脱自在に取り付けられていることで、例えば室内等の日光が当たらない場所においては、フェイスマスク12を外して開口部1111全体を空気の排出部として使用することで、さらに冷却機能を向上させることが可能となる。
また、フェイスマスク12の端部と本体部11のフード111の開口部1111の周囲の端部とが、第1線ファスナー1112及び前記第2線ファスナー121によって接続されていない部分に形成される襟部空気排出部E1は、フェイスマスク12の下端部と、本体部11との間に形成されている。
これによって、襟部空気排出部E1となる開口部が下方を向くことから、当該開口部からウェア本体1内に紫外線がカットされていない日光が入る可能性も低減できる。
また、本体部11のフード111が、開口部1111の上部から前方へと突出する上部フラップ1113を備えることで、フェイスマスク12に上方から当たる日光を遮断することができ、さらにフード111の開口部1111から紫外線を含む日光がウェア本体1内に入り難くすることができる。
また、本体部11が、袖口の着用者の手の甲が位置する側から突出するように形成された袖部フラップ114を備えることで、着用者の手の甲を覆うことができ、着用者の手の甲の皮膚が紫外線を含む日光に晒され難くなる。
また、袖部フラップ114が、本体部11の袖口付近の袖の内面側に接続されていることで、袖部フラップ114が本体部11の袖口から引き出された状態と、本体部11の袖内に収納された状態と、を切り替えることができる。これによって、屋外等の日光が当たる可能性がある場所でのみ袖部フラップ114を引き出し、屋内等の日光が当たらない場所では袖部フラップ114を収納してファン付きウェア100を使用することが可能となる。
また、本体部11の袖口には、袖部フラップ114が備えられていない部分に、袖口の周方向に伸縮性を有する袖部伸縮部115が形成されている。これによって、袖口の袖部フラップ114が備えられていない着用者の手の平が位置する側を着用者の腕に接近させ、着用者の腕の手の平が位置する側が紫外線を含む日光に晒され難くなる。
また、袖口の袖部フラップ114が備えられた側には、袖部伸縮部115が形成されていないことから、袖口に形成される空気の排出部(袖部空気排出部E2)を維持しつつ、上記の効果を得ることができる。
また、本体部11が、前身頃上部に、着脱自在に左右に分割された前身頃開閉部112を備えることで、これを開くことでファン付きウェア100の着脱が容易となると共に、前身頃開閉部112を開いた状態でファン付きウェア100を着用した際にも、分割部分が襠布1123によって覆われていることから、分割部分から日光が入り、着用者に当たることを防止できる。
また、本体部11が、前身頃に、外ポケット1131内に内ポケット1132が配置された前ポケットを備えることから、内ポケット1132内に電源装置3を収納することで、外部から目立たず、かつ操作し易い状態で、電源装置3をウェア本体1に取り付けることが可能となる。さらに、図1及び図2に示すように、電源装置3を前身頃の左右方向中央部に位置させることにより、左右のバランスが良好となる。
なお、紫外線を含む日光を遮断する必要がない場合には、本体部11及びフェイスマスク12等を構成する材料の紫外線カット率は考慮しなくてもよいなど、本発明の技術的範囲は図示例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を加えることが可能である。
100 ファン付きウェア
1 ウェア本体
11 本体部
111 フード
1111 開口部
1112 第1線ファスナー(第1接続手段)
1113 上部フラップ
112 前身頃開閉部
1121 第3線ファスナー(右側接続手段)
1122 第4線ファスナー(左側接続手段)
1123 襠布
113 前ポケット
1131 外ポケット(第1ポケット)
1132 内ポケット(第2ポケット)
114 袖部フラップ
115 袖部伸縮部(伸縮部)
117 ファン取付孔(ファン取付部)
12 フェイスマスク
121 第2線ファスナー(第2接続手段)
2 ファン
3 電源装置
4 接続ケーブル
E1 襟部空気排出部(空気排出部)
E2 袖部空気排出部

Claims (11)

  1. ファンを取り付けるためのファン取付部と、着用者の頭部を覆う形状に形成され、前記着用者の顔面の前方に位置する部分に開口部が形成されたフードと、を備える本体部と、
    前記開口部を覆うように前記本体部に取り付けられるフェイスマスクと、
    を備え、
    前記フェイスマスクと前記本体部との間に、前記ファンによって前記本体部内に導入された空気を排出する空気排出部が形成されることを特徴とするファン付きウェアのウェア本体。
  2. 前記フェイスマスクは、前記本体部に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のファン付きウェアのウェア本体。
  3. 前記本体部は、前記フードの前記開口部の周囲に、前記フェイスマスクを接続するための第1接続手段を備え、
    前記フェイスマスクは、端部に、前記第1接続手段と接続するための第2接続手段を備え、
    前記空気排出部は、前記本体部と前記フェイスマスクとが前記第1接続手段及び前記第2接続手段によって接続されていない部分に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のファン付きウェアのウェア本体。
  4. 前記空気排出部は、前記フェイスマスクの下端部と前記本体部との間に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体。
  5. 前記本体部は、前記フードの前記開口部の上部から前方へと突出する上部フラップを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体。
  6. 前記本体部は、袖口に、前記着用者の手の甲が位置する側が突出するように形成された袖部フラップを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体。
  7. 前記袖部フラップは、前記本体部の袖の内面側に接続され、
    前記袖口から引き出された状態と、前記本体部の袖内に収納された状態と、を切り替え可能であることを特徴とする請求項6に記載のファン付きウェアのウェア本体。
  8. 前記本体部は、袖口の前記袖部フラップが備えられていない部分に、伸縮部を備えることを特徴とする請求項6又は7に記載のファン付きウェアのウェア本体。
  9. 前記本体部は、前身頃に、着脱自在に左右に分割された前身頃開閉部を備え、
    前記前身頃開閉部は、
    分割部分の右側に備えられた右側接続手段と、
    分割部分の左側に備えられた左側接続手段と、
    分割部分の右側と左側とを繋ぎ、前記右側接続手段と前記左側接続手段とが接続された状態で前記本体部の内面側へと折り畳まれる襠布と、
    を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体。
  10. 前記本体部は、前身頃に、第1ポケットと第2ポケットとを含む前ポケットを備え、
    前記第2ポケットは、前記第1ポケットの内部に備えられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のファン付きウェアのウェア本体。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のウェア本体と、
    前記ウェア本体の内部に空気を導入するファンと、
    前記ファンに電力を供給する電源装置と、
    を備えることを特徴とするファン付きウェア。
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