JP2023004431A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板支持部の周囲に安定した電界分布やRF環境を形成可能なプラズマ処理装置を提供する。【解決手段】チャンバと、前記チャンバ内でプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部と、前記チャンバ内に配置される基板支持部と、前記基板支持部上の基板を囲むように配置される第1導電性リングと、前記第1導電性リングを囲むように配置される絶縁リングと、前記絶縁リングを囲むように配置され、接地電位又はDC電位に接続される第2導電性リングと、を有し、前記第2導電性リングは、前記絶縁リングの上面の高さから上方に突出している環状突出部分を有する、プラズマ処理装置。【選択図】図3

Description

本開示は、プラズマ処理装置に関する。
特許文献1には、載置台、内側フォーカスリング、外側フォーカスリング、リフトピン及び移動機構を備えたプラズマ処理装置において、内側フォーカスリングの消耗に応じて移動機構によりリフトピンを上昇させ、内側エッジリングを持ち上げることが開示されている。
特開2020-53538号公報
本開示にかかる技術は、基板支持部の周囲に安定した電界分布やRF環境を形成可能なプラズマ処理装置を提供する。
本開示の一態様は、チャンバと、前記チャンバ内でプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部と、前記チャンバ内に配置される基板支持部と、前記基板支持部上の基板を囲むように配置される第1導電性リングと、前記第1導電性リングを囲むように配置される絶縁リングと、前記絶縁リングを囲むように配置され、接地電位又はDC電位に接続される第2導電性リングと、を有し、前記第2導電性リングは、前記絶縁リングの上面の高さから上方に突出している環状突出部分を有する、プラズマ処理装置。
本開示によれば、基板支持部の周囲に安定した電界分布やRF環境を形成可能なプラズマ処理装置を提供する。
プラズマ処理システムの構成例を示す概略図である。 実施形態にかかるプラズマ処理装置の構成例を示す縦断面図である。 基板支持部の側壁周辺を拡大して示す要部拡大図である。 グランドリングがない場合のチャンバ内の様子を示す説明図である。 グランドリングがない場合のチャンバ内の様子を示す説明図である。 グランドリングがある場合のチャンバ内の様子を示す説明図である。 グランドリングがある場合のチャンバ内の様子を示す説明図である。 プラズマ密度の変化に起因する電界強度の変動量を示すグラフである。 図6Aの補足説明図である。 図6Aの補足説明図である。 環状突出部分の高さと電界強度の変動量の関係を示すグラフである。 環状突出部分が高く形成されたグランドリングの一例を示す要部拡大図である。 グランドリングの他の構成例を示す要部拡大図である。 グランドリングの他の構成例を示す要部拡大図である。 グランドリングの他の構成例を示す要部拡大図である。
半導体デバイスの製造工程では、チャンバ中に供給された処理ガスを励起させてプラズマを生成することで、基板支持部に支持された半導体基板(以下、単に「基板」という。)に対して、エッチング処理、成膜処理、拡散処理などの各種プラズマ処理が行われる。当該プラズマ処理においては、基板支持部に支持された基板を取り囲むように、例えばエッジリングやカバーリング等の複数の環状部材(以下、複数の環状部材を総称して「リングアセンブリ」という。)が配置される。
ところで、前述の各種プラズマ処理においては、チャンバ内に生成されたプラズマの影響により、リングアセンブリや基板支持部等のチャンバ内部材が消耗するおそれや、これらチャンバ内部材に反応生成物(以下、「デポ」という。)が付着するおそれがある。そして、特に基板を取り囲むように配置されたリングアセンブリに消耗やデポの付着が生じた場合、基板支持部(特に静電チャック)の周りで電界強度やRF(Radio
Frequency)環境に変動が生じ、これにより、特に基板のエッジ付近でプロセス結果に影響が生じるおそれがある。
また、特にリングアセンブリの側壁周辺における電界状況はプラズマの生成条件(例えばプラズマ密度)に影響を受けやすく、これにより基板上方でのプラズマ生成の制御効率が低下して、プロセス結果に影響が生じるおそれがある。
本開示にかかる技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、基板支持部の周囲に安定した電界分布やRF環境を形成可能なプラズマ処理装置を提供する。以下、本実施形態にかかるプラズマ処理装置を備えるプラズマ処理システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<プラズマ処理システム>
一実施形態において、プラズマ処理システムは、図1に示すようにプラズマ処理装置1及び制御部2を含む。プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、基板支持部11及びプラズマ生成部12を含む。プラズマ処理チャンバ10は、プラズマ処理空間を有する。また、プラズマ処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間に供給するための少なくとも1つのガス供給口と、プラズマ処理空間からガスを排出するための少なくとも1つのガス排出口とを有する。ガス供給口は、後述するガス供給部20に接続され、ガス排出口は、後述する排気システム40に接続される。基板支持部11は、プラズマ処理空間内に配置され、基板を支持するための基板支持面を有する。
プラズマ生成部12は、プラズマ処理空間内に供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマを生成するように構成される。プラズマ処理空間において形成されるプラズマは、容量結合プラズマ(CCP;Capacitively Coupled Plasma)、誘導結合プラズマ(ICP;Inductively Coupled Plasma)、ECRプラズマ(Electron-Cyclotron-resonance plasma)、ヘリコン波励起プラズマ(HWP:Helicon Wave Plasma)、又は、表面波プラズマ(SWP:Surface Wave Plasma)等であってもよい。また、AC(Alternating Current)プラズマ生成部及びDC(Direct Current)プラズマ生成部を含む、種々のタイプのプラズマ生成部が用いられてもよい。一実施形態において、ACプラズマ生成部で用いられるAC信号(AC電力)は、100kHz~10GHzの範囲内の周波数を有する。従って、AC信号は、RF(Radio Frequency)信号及びマイクロ波信号を含む。一実施形態において、RF信号は、200kHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。
制御部2は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置1に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部2は、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理装置1の各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部2の一部又は全てがプラズマ処理装置1に含まれてもよい。制御部2は、例えばコンピュータ2aを含んでもよい。コンピュータ2aは、例えば、処理部(CPU:Central Processing Unit)2a1、記憶部2a2、及び通信インターフェース2a3を含んでもよい。処理部2a1は、記憶部2a2に格納されたプログラムに基づいて種々の制御動作を行うように構成され得る。記憶部2a2は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース2a3は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置1との間で通信してもよい。
<プラズマ処理装置>
続いて、上述したプラズマ処理装置1の一例として、容量結合型のプラズマ処理装置1の構成例について説明する。図2はプラズマ処理装置1の構成の概略を示す縦断面図である。
プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、ガス供給部20、電源30及び排気システム40を含む。また、プラズマ処理装置1は、基板支持部11及びガス導入部を含む。基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10内に配置される。ガス導入部は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理チャンバ10内に導入するように構成される。ガス導入部は、シャワーヘッド13を含む。シャワーヘッド13は、基板支持部11の上方に配置される。一実施形態において、シャワーヘッド13は、プラズマ処理チャンバ10の天部(ceiling)の少なくとも一部を構成する。プラズマ処理チャンバ10の内部には、シャワーヘッド13、プラズマ処理チャンバ10の側壁10a及び基板支持部11により規定されたプラズマ処理空間10sが形成される。プラズマ処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10sに供給するための少なくとも1つのガス供給口と、プラズマ処理空間10sからガスを排出するための少なくとも1つのガス排出口とを有する。プラズマ処理チャンバ10は接地される。シャワーヘッド13及び基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10とは電気的に絶縁される。
基板支持部11は、本体部110、リングアセンブリ120を含む。本体部110の上面は、基板(ウェハ)Wを支持するための中央領域110a(基板支持面)と、リングアセンブリ120を支持するための環状領域110b(リング支持面)とを有する。環状領域110bは、平面視で中央領域110aを囲んでいる。基板Wは、中央領域110a上に配置され、リングアセンブリ120は、中央領域110a上の基板Wを囲むように環状領域110b上に配置される。
一実施形態において本体部110は、基台111及び静電チャック112を含む。基台111は導電性部材を含む。基台の導電性部材は下部電極として機能する。静電チャック112は、基台111の上面に配置される。静電チャック112の上面は、上述の中央領域110a(基板支持面)及び上述の環状領域110b(リング支持面)を構成する。
リングアセンブリ120は複数の環状部材を含む。図3に一例として示すように、リングアセンブリ120は、エッジリング121、カバーリング122及びグランドリング123を含む。エッジリング121、カバーリング122及びグランドリング123は、径方向内側(静電チャック112側)からこの順に配置されている。エッジリング121は、基板支持部11上の基板Wを囲むように配置される。
第1導電性リングとしてのエッジリング121は、中央領域110a(基板支持面)に支持された基板Wを取り囲むように環状領域110b(リング支持面)上に配置される。エッジリング121は、導電性を有するリング状部材であり、シリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)、酸化シリコンといった種々の材料のうち少なくともいずれかにより形成され得る。
絶縁リングとしてのカバーリング122は、エッジリング121及び本体部110を取り囲むように、エッジリング121及び本体部110の外周側壁に配置される。カバーリング122は絶縁性を有するリング状部材であり、石英、Siドープ石英、アルミナといった種々の材料のうち少なくともいずれかにより形成され得る。
第2導電性リングとしてのグランドリング123は、カバーリング122を取り囲むように、カバーリング122の外周側壁に配置される。グランドリング123は接地電位に接続される。グランドリング123は、導電性を有するリング状部材であり、シリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)、酸化シリコン、アルミニウム(Al)等の導電性金属といった種々の材料のうち少なくともいずれかにより形成され得る。一実施形態においてグランドリング123は、縦長矩形の断面形状を有する。
なお、プラズマ処理装置1でのプラズマ処理においては、グランドリング123がプラズマ処理空間10sに暴露され得る。このとき、例えばグランドリング123がアルミニウム(Al)等の導電性金属で形成される場合、プラズマ処理に際して生成されるラジカルの影響により、当該グランドリング123が腐食、汚染されるおそれがある。このため、特にグランドリング123をアルミニウム(Al)等の導電性金属で形成する場合においては、グランドリング123は、耐プラズマ性を有するコーティング層を表面に有することが好ましい。コーティング材料としては、例えばイットリア(Y)含有材料を選択できる。
また、このようにグランドリング123の表面にコーティング層を設けることに代え、グランドリング123の表面に耐プラズマ性を有するカバー部材を配置してもよい。カバー部材を形成する材料としては、例えばシリコン(Si)や石英等を選択できる。
またグランドリング123は、図3に示すように当該グランドリング123の上面がカバーリング122の上面よりも少なくとも高くなるような環状突出部分(環状垂直突出部分)123aを有するように配置される。即ち、環状突出部分123aは、カバーリング122の上面の高さから上方に突出している。環状突出部分123aは、一例として、グランドリング123の上面がカバーリング122の上面から2mm以上、好適には、少なくとも2.5~3.5mm以上の高さ(縦寸法)Hとなるように形成される。
なお、グランドリング123は、図3に示したように第3導電性リングとしてのボトムリング124を介して接地電位に接続されていてもよい。ボトムリング124は、一例としてグランドリング123の下端部から径方向内周側(本体部110側)に向けて延伸するように配置される。ボトムリング124は、導電性を有するリング状部材であり、アルミニウム(Al)等の金属部材により形成され得る。なお、グランドリング123とボトムリング124は一体に構成されていてもよいし、別体として構成されていてもよい。
なお、図示は省略するが、グランドリング123はアクチュエータ等により上下動可能に構成されてもよい。
また、図示は省略するが、基板支持部11は、静電チャック112、リングアセンブリ120及び基板Wのうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、伝熱媒体、流路、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路には、ブラインやガスのような伝熱流体が流れる。また、基板支持部11は、基板Wの裏面と静電チャック112の上面との間に伝熱ガス(バックサイドガス)を供給するように構成された伝熱ガス供給部を含んでもよい。
図2の説明に戻る。
基板支持部11の周囲には、接地電位に接続される導電性バッフルプレート130が配置されてもよい。この場合、グランドリング123は導電性バッフルプレート130を介して接地電位に接続されてもよい。導電性バッフルプレート130は、アルミニウム(Al)等の金属部材により形成され得る。導電性バッフルプレート130は、複数の貫通孔を有し、プラズマ処理空間10s内のガスを複数の貫通孔を介してガス排出口10eから排気するように構成される。
また導電性バッフルプレート130は、当該導電性バッフルプレート130の上面がグランドリング123の上面と同じ高さ、又は図2に示すようにグランドリング123の上面より低くなるように配置される。
シャワーヘッド13は、ガス供給部20からの少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10sに導入するように構成される。シャワーヘッド13は、少なくとも1つのガス供給口13a、少なくとも1つのガス拡散室13b、及び複数のガス導入口13cを有する。ガス供給部20からガス供給口13aに供給された処理ガスは、ガス拡散室13bを通過して複数のガス導入口13cからプラズマ処理空間10sに導入される。また、シャワーヘッド13は、導電性部材を含む。シャワーヘッド13の導電性部材は上部電極として機能する。なお、ガス導入部は、シャワーヘッド13に加えて、側壁10aに形成された1又は複数の開口部に取り付けられる、1又は複数のサイドガス注入部(SGI:Side Gas Injector)を含んでもよい。
ガス供給部20は、少なくとも1つのガスソース21及び少なくとも1つの流量制御器22を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスを、それぞれに対応のガスソース21からそれぞれに対応の流量制御器22を介してシャワーヘッド13に供給するように構成される。各流量制御器22は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスの流量を変調又はパルス化する1又はそれ以上の流量変調デバイスを含んでもよい。
電源30は、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介してプラズマ処理チャンバ10に結合されるRF電源31を含む。RF電源31は、ソースRF信号及びバイアスRF信号のような少なくとも1つのRF信号(RF電力)を、基板支持部11の導電性部材(下部電極)及び/又はシャワーヘッド13の導電性部材(上部電極)に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間10sに供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマが形成される。従って、RF電源31は、プラズマ生成部12の少なくとも一部として機能し得る。また、バイアスRF信号を下部電極に供給することにより、基板Wにバイアス電位が発生し、形成されたプラズマ中のイオン成分を基板Wに引き込むことができる。
一実施形態において、RF電源31は、第1のRF生成部31a及び第2のRF生成部31bを含む。第1のRF生成部31aは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して下部電極及び/又は上部電極に結合され、プラズマ生成用のソースRF信号(ソースRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、ソースRF信号は、13MHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第1のRF生成部31aは、異なる周波数を有する複数のソースRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のソースRF信号は、下部電極及び/又は上部電極に供給される。第2のRF生成部31bは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して下部電極に結合され、バイアスRF信号(バイアスRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、バイアスRF信号は、ソースRF信号よりも低い周波数を有する。一実施形態において、バイアスRF信号は、400kHz~13.56MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第2のRF生成部31bは、異なる周波数を有する複数のバイアスRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のバイアスRF信号は、下部電極に供給される。また、種々の実施形態において、ソースRF信号及びバイアスRF信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。
また、電源30は、プラズマ処理チャンバ10に結合されるDC電源32を含んでもよい。DC電源32は、第1のDC生成部32a及び第2のDC生成部32bを含む。一実施形態において、第1のDC生成部32aは、下部電極に接続され、第1のDC信号を生成するように構成される。生成された第1のバイアスDC信号は、下部電極に印加される。一実施形態において、第1のDC信号が、静電チャック112内の吸着用電極のような他の電極に印加されてもよい。一実施形態において、第2のDC生成部32bは、上部電極に接続され、第2のDC信号を生成するように構成される。生成された第2のDC信号は、上部電極に印加される。種々の実施形態において、第1及び第2のDC信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。なお、第1及び第2のDC生成部32a,32bは、RF電源31に加えて設けられてもよく、第1のDC生成部32aが第2のRF生成部31bに代えて設けられてもよい。
排気システム40は、例えばプラズマ処理チャンバ10の底部に設けられたガス排出口10eに接続され得る。排気システム40は、圧力調整弁及び真空ポンプを含んでもよい。圧力調整弁によって、プラズマ処理空間10sの内部圧力が調整される。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、ドライポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な追加、省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる実施形態における要素を組み合わせて他の実施形態を形成することが可能である。
例えば、以上の実施形態においてはグランドリング123、ボトムリング124及び導電性バッフルプレート130を、それぞれ接地電位に接続したが、これらグランドリング123、ボトムリング124及び導電性バッフルプレート130は、接地電位に代えて、又は加えて、一定のDC電位(例えばDC電源32)に接続されていてもよい。
<グランドリングの効果>
ここで図4Aは、リングアセンブリ120がグランドリング123を含まないとき、プラズマ処理空間10sに高密度のプラズマが形成された場合の、電界分布(図中の破線)及びインピーダンス(図中のZx及びZy)を示すイメージ図である。また図4Bは、リングアセンブリ120がグランドリング123を含まないとき、プラズマ処理空間10sに低密度のプラズマが形成された場合の、電界分布及びインピーダンスを示すイメージ図である。
図4Aに示すように、プラズマ処理空間10sに高密度のプラズマ(図中の網掛け部Pl)が生成される場合、基板支持部11(カバーリング122)の外周側壁周囲にもプラズマが形成され、基板支持部11(カバーリング122)の外周空間が同電位の導電体空間とみなされる。このため、RF電源31から印加されるRF電流は本体部110及びエッジリング121の表層を流れ、これにより、基板支持部11の周囲における電界(電場)は、図4Aに示すように、本体部110(特に静電チャック112)及びエッジリング121の側壁に沿って形成される。
一方、プラズマ処理空間10sに低密度のプラズマが生成される場合、基板支持部11(カバーリング122)の外周側壁周囲においてはプラズマが極薄となり、基板支持部11(カバーリング122)の外周空間は非導電性空間とみなされる。このため、RF電源31から印加されるRF電流は本体部110、エッジリング121及びカバーリング122の表層を流れ、これにより、基板支持部11の周囲における電界(電場)は、図4Bに示すように、カバーリング122の外周側壁に沿って形成される。
また、このようにプラズマ処理空間10sにおけるプラズマの形成条件により、基板支持部11(カバーリング122)の外周空間が導電体空間とみなされるか、非導電性空間とみなされるかが変化することに伴い、図4A、図4Bに示したように、インピーダンスのZx(径方向成分)配分に変動が生じる。この時、RF電源31からの投入電力が一定であると、インピーダンスのZx配分が変動することによりZy(高さ方向成分)配分にも変動が生じてしまう。従って、RF電源31からの投入電力がZx及びZyの配分変化により、基板W上のプロセス性能が変化する。
このように、リングアセンブリ120がグランドリング123を含まない場合、プラズマの形成条件の変化により、基板支持部11(カバーリング122)の外周側壁周囲の電界(電場)状況やインピーダンスに変動が生じやすい。また、このように電界状況やインピーダンスに変動が生じることから、プラズマ処理に際しては、特にリングアセンブリ120(エッジリング121及びカバーリング122)が消耗したり、外周側壁周囲にデポが付着したり(チャンバ内部材の経時変化)すると、基板Wのエッジ付近でのエッチングレート等のプロセス結果に変動が生じやすい。
これに対して、図5A及び図5Bに示すように、リングアセンブリ120がグランドリング123を含む場合、RF電源31から印加されるRF電流は、プラズマの形成条件に依らずにグランドリング123を介して上から下に流れ、その後、接地に流れる。
これにより、リングアセンブリ120がグランドリング123を含む場合、プラズマの形成条件に依らずにグランドリング123を介してRF電流が流れるため、プラズマの形成条件の変化による基板支持部11(カバーリング122)の外周側壁周囲での電界(電場)状況が変動せず、安定化できる。
また、グランドリング123が遮蔽板として機能することからプラズマの形成条件によりインピーダンスのZx配分が変動することも抑制される。これによりRF電源31からの投入電力をインピーダンスのZyの制御のみに用いることができるため、基板W上のプロセス制御効率を適切に向上できる。
更に、このようにグランドリング123を本体部110の外周側壁に沿って配置することで、当該グランドリング123の外周空間でデポの付着や消耗が生じたとしても、これに依らずに安定したプロセス制御を実現できる。すなわち、基板支持部11をグランドリング123の外周空間で生じたデポの付着や消耗の影響を受けないロバストな構造とすることができる。
図6Aは、リングアセンブリ120がグランドリング123を含まない場合(図6Bを参照)、及びリングアセンブリ120がグランドリング123を含む場合(図6Cを参照)のそれぞれの場合において、基板支持部11の外周側壁周囲のプラズマ(以下、「側面プラズマ」という。)の有無によるチャンバ内部材の各ポジション(図6B、図6Cに示すP1~P5に対応)の電界強度の差分のシミュレーション結果を示している。すなわち、プラズマ処理空間10sにおいてプラズマの生成条件(プラズマ密度)を変化させた場合における、各ポジションの電界強度の変動量を示している。
なお、図6Cに示すように、本シミュレーションにおいては、グランドリング123の上部には環状突出部分123aは形成されていない。
図6Aに示すように、リングアセンブリ120がグランドリング123を含まない場合には、各ポジションP1~P5で側面プラズマの有無により電界強度の変動が生じるところ、グランドリング123を本体部110の外周側壁に沿って配置することで、当該電界強度の変動量を小さくできることがわかる。
特に、図6Aに示すようにカバーリング122の端部(ポジションP1)以外のポジションP2~P5においては、側面プラズマの有無による電界強度の変動を限りなく小さくできることがわかる。
これは、図4に示したように、リングアセンブリ120がグランドリング123を含まない場合には、側面プラズマ有無により基板支持部11(カバーリング)の外周側壁周囲で電位分布に変動が生じ、間接的に静電チャック112周囲の電界に影響を与えていることに起因する。
この点、グランドリング123を本体部110の外周側壁に沿って配置することにより、プラズマ密度の変化に依らず基板支持部11(カバーリング)の外周側壁周囲で電位分布を安定化でき、これにより静電チャック112周囲の電界を安定化できる。
<グランドリングの環状突出部分>
ここで、図6Aに示したように、リングアセンブリ120がグランドリング123を含む場合であっても、カバーリング122の端部(ポジションP1)においては、他のポジションP2~P5と比較して大きな電界強度の変動が生じる。しかしながら本発明者らは、かかるカバーリング122の端部(ポジションP1)に生じる電界強度の変動は、図3に示したように、グランドリング123の上面にカバーリング122の上面よりも高くなるような環状突出部分123aを設けることで小さくできることを見出した。
図7は、グランドリング123の環状突出部分123aの高さH(図3を参照:グランドリング123の上面とカバーリング122の上面の差分)と、側面プラズマの有無によるポジションP1における電界強度の差分との関係を示すグラフである。
図7に示すように、グランドリング123の上面がカバーリング122の上面よりも高くなるように環状突出部分123aを形成することで、図6Aに示したカバーリング122の端部(ポジションP1)における電界強度の変動が小さくなることがわかる。換言すれば、プラズマ生成条件(プラズマ密度)の変化に依らず、安定した電界(電場)を形成できるようになることがわかる。
またこのとき、グランドリング123に形成する環状突出部分123aの高さHが大きいほど、カバーリング122の端部(ポジションP1)における電界強度の変動は小さくなることがわかる。
これは、このように環状突出部分123aを形成するようにグランドリング123の上面の位置を高くすることで、当該グランドリング123の上方において、プラズマ生成時のシースを押し上げることができ、より好適にプラズマを基板Wの上方のプラズマ処理空間10sに閉じ込められることに起因すると考えられる。
ここで、本発明者らが鋭意検討を行ったところ、図7に示されるように、カバーリング122の端部(ポジションP1)における電界強度の変動量は、環状突出部分123aの高さHおよそ2mmを境として、その改善率(図中のグラフ傾き)が小さくなることがわかった。換言すれば、環状突出部分123aの高さHを少なくとも2mm以上に設定することで、カバーリング122の端部(ポジションP1)における電界強度の変動量を最適化できるわかった。
一方、例えば図8に示すように、縦方向にプラズマ処理空間10sの大部分を覆うように環状突出部分123aの高さHを大きくした場合、排気コンダクタンスが増加して、排気システム40によりプラズマ処理空間10sを適切に排気できなくなるおそれがある。
以上の観点から、グランドリング123の環状突出部分123aの高さHは、2mm以上10mm以下であることが望ましく、好適には2.5mm以上5mm以下、更に好適には2.5mm以上3.5mm以下であることが望ましい。
環状突出部分123aの高さHが2mm未満となった場合、図7に示したように電界強度の変動量を最適化できないおそれがある。また、環状突出部分123aの高さHが10mmを超える場合、プラズマ処理空間10sを適切に排気できなくなるおそれがある。
<実施の形態にかかるプラズマ処理装置の効果>
以上の実施形態にかかるプラズマ処理装置1によれば、カバーリング122を取り囲むように、接地電位に接続されるグランドリング123を配置することで、プラズマ処理条件(例えばプラズマ密度)に依らず安定的な電界(電場)を、基板支持部11(特に静電チャック112)の周囲に形成できる。
具体的には、RF電源31から印加されたRF電流はグランドリング123を介して上から下に流れ、その後、接地に流れる。これにより、電流方向と直交する方向に磁場が生成され、生成された磁場は、プラズマを基板Wの上方のプラズマ処理空間10sへ閉じ込めるように作用する。これにより、基板Wに対するプロセスの制御性を向上できる。
また、このようにカバーリング122の外周側壁に沿ってグランドリング123を配置することで、特に、当該グランドリング123の外周空間でデポの付着や消耗が生じた場合であっても、これに依らず安定したプロセス制御実現できる。すなわち、基板支持部11をグランドリング123の外周空間で生じたデポの付着や消耗の影響を受けないロバストな構造とすることができる。
更に以上の実施形態によれば、グランドリング123の上面がカバーリング122の上面よりも高くなるように環状突出部分123aが形成される。これにより、プラズマ生成時のシースを押し上げることができ、より好適にプラズマを基板Wの上方のプラズマ処理空間10sに閉じ込めることができる。すなわち、これにより基板Wに対するプロセスの制御性を更に向上できる。
なお、上述したようにグランドリング123の環状突出部分123aの高さHが10mmを超える場合、排気コンダクタンスの増加により適切にプラズマ処理空間10sの排気ができなくなるおそれがある。
一方で、カバーリング122の端部(ポジションP1)において、プラズマ生成条件(例えばプラズマ密度)の変化により生じる電界強度の変動をより好適に抑制するという観点からは、環状突出部分123aの高さHが大きいほど、すなわち10mm以上、より好適には、グランドリング123(環状突出部分123a)の上面がプラズマ処理空間10sの天部を構成するシャワーヘッド13に接触することが望ましい。換言すれば、基板Wの上方のプラズマ処理空間10sを、グランドリング123の外周空間から分離することが望ましい。
以上の観点からグランドリング123を、例えば環状突出部分123aの高さHを10mm以上、又は、図9に示すようにグランドリング123(環状突出部分123a)の上面とシャワーヘッド13とを当接させるように構成し、更に、当該グランドリング123の環状突出部分123aに、排気コンダクタンスを改善するための1つ又はそれ以上の排気孔(貫通孔)123bを形成してもよい。1つ又はそれ以上の貫通孔は、グランドリング123の内周面から外周面まで貫通している。排気孔123bの形状は、グランドリング123を厚み方向に貫通して形成されるものであれば特に限定されない。具体的に排気孔123bは、例えば縦スリット、横スリット、パンチング等、任意の形状を選択できる。
このように、グランドリング123の環状突出部分123aの高さHを大きく形成し、かつ、当該環状突出部分123aに排気孔123bを形成することで、プラズマ生成条件(例えばプラズマ密度)の変化により生じる電界強度の変動を抑制しつつ、排気システム40によりプラズマ処理空間10sを排気できる。
なお、このようにグランドリング123(環状突出部分123a)の上面とシャワーヘッド13とを当接させるさせる場合、これらグランドリング123とシャワーヘッド13との当接界面には、耐プラズマ性を有する材料により構成された干渉部材(図示せず)が配置されてもよい。このように干渉部材を介在させることにより、グランドリング123とシャワーヘッド13との接触によりデポが生じることを抑制できる。
なお、以上の実施形態においてはグランドリング123を縦長矩形の断面形状により形成したが、グランドリング123の断面形状はこれに限定されず、接地電位に接続できれば任意の断面形状で形成できる。
例えば、一実施形態においてグランドリング123は、図10Aに示すように環状突出部分123aから内方に突出し、カバーリング122の上面の一部を覆う第2の環状突出部分(環状水平突出部分)123cを有してもよい。この場合、グランドリング123は、その上部(環状突出部分123a)が径方向内側(カバーリング122側)に向けて突出した略L字状の断面形状を有する。
プラズマ処理において発生したデポは、リングアセンブリ120の上面において、カバーリング122とグランドリング123との境界部である隙間に堆積、付着しやすい。この点、図10Aに示したように、第2の環状突出部分123cによりカバーリング122とグランドリング123との境界部の隙間を覆うように構成することで、当該境界部におけるデポの体積、付着を抑制できる。
なお、第2の環状突出部分123cは、少なくとも上述の境界部である隙間を覆うように形成されていれば、必ずしも図10Aに示したようにグランドリング123の上部に形成されている必要はない。
すなわち、例えば図10Bに示すように、例えば環状突出部分123aの高さHが大きく構成される場合において、カバーリング122の上面位置に対応する高さ位置で、環状突出部分123aの少なくとも一部が内方に向けて突出していればよい。かかる場合であっても、カバーリング122の上面の少なくとも一部(上述の境界部である隙間)を覆うことができれば、当該境界部におけるデポの体積、付着を抑制できる。
また例えば、図示は省略するが、グランドリング123は、縦長矩形の断面形状を有する環状部材と、横長矩形の断面形状を有する環状部材と、を組み合わせて構成されてもよい。換言すれば、グランドリング123は、断面形状において段部が形成されてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 プラズマ処理装置
10 プラズマ処理チャンバ
11 基板支持部
110a 中央領域
12 プラズマ生成部
121 エッジリング
122 カバーリング
123 グランドリング
123a 環状突出部分

Claims (18)

  1. チャンバと、
    前記チャンバ内でプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部と、
    前記チャンバ内に配置される基板支持部と、
    前記基板支持部上の基板を囲むように配置される第1導電性リングと、
    前記第1導電性リングを囲むように配置される絶縁リングと、
    前記絶縁リングを囲むように配置され、接地電位又はDC電位に接続される第2導電性リングと、を有し、
    前記第2導電性リングは、前記絶縁リングの上面の高さから上方に突出している環状突出部分を有する、プラズマ処理装置。
  2. 前記環状突出部分は、2mm以上10mm以下の縦寸法を有する、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記環状突出部分は、2.5mm以上5mm以下の縦寸法を有する、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記環状突出部分は、2.5mm以上3.5mm以下の縦寸法を有する、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記環状突出部分は、10mm以上の縦寸法を有し、
    当該環状突出部分は、前記第2導電性リングの内周面から外周面まで貫通する1つ又はそれ以上の貫通孔を有する、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記環状突出部分は、前記チャンバの天部と当接する、請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記第2導電性リングは、前記絶縁リングの外周側壁に配置される、請求項1~6のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記絶縁リングは、石英、シリコンドープ石英又はアルミナのうち少なくともいずれかから形成される、請求項1~7のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記第1導電性リングは、シリコン、炭化ケイ素又は酸化シリコンのうち少なくともいずれかから形成される、請求項1~8のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記第2導電性リングは、シリコン、炭化ケイ素、酸化シリコン又は導電性金属のうち少なくともいずれかから形成される、請求項1~9のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記第2導電性リングは、耐プラズマ性を有する材料を含有するコーティング層を有する、請求項1~10のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記第2導電性リングを覆うように配置されるカバー部材をさらに有し、
    前記カバー部材は耐プラズマ性を有する材料により形成される、請求項1~10のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記第2導電性リングは、縦長矩形の断面形状を有する、請求項1~12のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記第2導電性リングは、前記環状突出部分から内方に突出し、前記絶縁リングの上面の少なくとも一部を覆う環状水平突出部分を有する、請求項1~13のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  15. 前記第2導電性リングの下に配置され、接地電位又はDC電位に接続される第3導電性リングをさらに有し、
    前記第2導電性リングは、前記第3導電性リングを介して接地電位又はDC電位に接続される、請求項1~14のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  16. 前記第3導電性リングは導電性金属により形成される、請求項15に記載のプラズマ処理装置。
  17. 前記基板支持部の周囲に配置され、接地電位又はDC電位に接続される導電性バッフルプレートをさらに有し、
    前記導電性バッフルプレートは、前記第2導電性リングの上面と同一の高さ位置、又は前記第2導電性リングの上面よりも低い高さ位置に配置される、請求項1~16のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  18. 前記第2導電性リングは、前記導電性バッフルプレートを介して接地電位又はDC電位に接続される、請求項17に記載のプラズマ処理装置。
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