JP2023002038A - 制御システム、及び、制御方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023002038000001
【課題】セキュリティに関する報知を行うために必要な要件を切り換えることができる制御システム等を提供する。
【解決手段】制御システム10は、住宅60への不正侵入を抑制するための警戒モードの動作を行う制御部28を備える。制御部28は、第一のセキュリティレベル下で警戒モードが有効である場合、住宅60に設置された第一機器が所定の第一状態に遷移したことに基づく第一報知を行い、かつ、住宅60に設置された、第二機器が所定の第二状態に遷移したことに基づく第二報知を行わず、第一のセキュリティレベルよりも高い第二のセキュリティレベル下で警戒モードが有効である場合、第一報知及び第二報知を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御システム、及び、制御方法に関する。
住宅におけるセキュリティを強化するための様々な技術が提案されている。特許文献1には、不正な侵入の誤検知を抑制するとともに、不正な侵入があった場合にはこれをユーザに確実に知らせることのできる建物のセキュリティシステムが開示されている。
特開2009-48481号公報
本発明は、セキュリティに関する報知が発動するために必要な要件を切り替えることができる制御システム等を提供する。
本発明の一態様に係る制御システムは、施設への不正侵入を抑制するための警戒モードの動作を行う制御部を備え、前記制御部は、第一のセキュリティレベル下で前記警戒モードが有効である場合、前記施設に設置された第一機器が所定の第一状態に遷移したことに基づく第一報知を行い、かつ、前記施設に設置された、第二機器が所定の第二状態に遷移したことに基づく第二報知を行わず、前記第一のセキュリティレベルよりも高い第二のセキュリティレベル下で前記警戒モードが有効である場合、前記第一報知及び前記第二報知を行う。
本発明の一態様に係る制御方法は、施設への不正侵入を抑制するための警戒モードの動作を行う制御システムによって実行される制御方法であって、第一のセキュリティレベル下で前記警戒モードが有効である場合、前記施設に設置された第一機器が所定の第一状態に遷移したことに基づく第一報知を行い、かつ、前記施設に設置された第二機器が所定の第二状態に遷移したことに基づく第二報知を行わず、前記第一のセキュリティレベルよりも高い第二のセキュリティレベル下で前記警戒モードが有効である場合、前記第一報知及び前記第二報知を行う。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様に係る制御システム等は、セキュリティに関する報知が発動するために必要な要件を切り替えることができる。
図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る制御システムが適用される住宅の内部を示す模式図である。 図3は、実施の形態に係る制御システムの、警戒モードを有効にするための動作のフローチャートである。 図4は、実施の形態に係る制御システムの警戒モードの動作のフローチャートである。 図5は、携帯端末の表示部に表示される報知画面の一例を示す図である。 図6は、実施の形態に係る制御システムの、警戒モードを解除するための動作のフローチャートである。 図7は、実施の形態に係る制御システムの、セキュリティレベルを引き上げるための動作のシーケンス図である。 図8は、第一のセキュリティレベル、及び、第二のセキュリティレベルにおける、報知が発動するために必要な要件の違いを説明するための図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る制御システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。図2は、実施の形態に係る制御システムが適用される住宅の内部を示す模式図である。
図1及び図2に示される制御システム10は、住宅60に設置された照明機器(図示せず)及び空調機器(図示せず)などの機器を制御することができる機器制御システムである。また、制御システム10は、住宅60の居住者が不在であるときに侵入者を検知し、侵入者または居住者に報知を行う警戒モードの動作を行うこともできる。住宅60は、施設の一例である。住宅60は、例えば、戸建住宅であるが、集合住宅であってもよい。住宅60の居住者は、施設の利用者(より詳細には、施設を日常的に利用する利用者)の一例である。なお、制御システム10は、オフィスビルなどの住宅60以外の施設に適用されてもよい。
図1に示されるように、制御システム10は、制御端末20と、人感センサ31と、電気錠32と、開閉センサ33と、携帯端末40と、サーバ装置50とを備える。制御端末20、人感センサ31、電気錠32、及び、開閉センサ33は、住宅60内に設置されている。なお、携帯端末40は、住宅60内に位置する場合と、住宅60外に位置する場合とがある。
まず、制御端末20について説明する。制御端末20は、例えば、エネルギーマネジメント機能を有するHEMS(Home Energy Management System)コントローラである。制御端末20は、住宅60内に設置され、住宅60に設置された複数の機器の消費電力量を管理する。また、制御端末20は、住宅60の敷地内に設置された機器の制御を行う。制御端末20は、HEMSコントローラに限定されず、エネルギーマネジメント機能を有しない他のホームコントローラ、または、ゲートウェイ装置であってもよい。また、制御端末20が機器の制御を行う機能を有することは必須ではなく、住宅60用のセキュリティシステムに特化した専用コントローラであってもよい。制御端末20は、具体的には、表示部21と、第一通信部22と、第二通信部23と、情報処理部24と、記憶部25と、スピーカ26とを備える。
表示部21は、画像の表示機能、及び、ユーザの手動入力を受け付ける機能を有する表示デバイスである。表示部21は、タッチパネル、及び、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。タッチパネルは、例えば、静電容量方式のタッチパネルであるが、抵抗膜方式のタッチパネルであってもよい。
第一通信部22は、制御端末20が携帯端末40及びサーバ装置50などと広域通信ネットワーク70を介して通信を行うための通信回路である。第一通信部22は、例えば、無線通信を行う無線通信回路であるが、有線通信を行う有線通信回路であってもよい。第一通信部22が行う通信の通信規格については特に限定されない。
第二通信部23は、制御端末20が人感センサ31、電気錠32、及び、開閉センサ33などの機器と局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路である。第二通信部23は、例えば、無線通信を行う無線通信回路であるが、有線通信を行う有線通信回路であってもよい。第二通信部23が行う通信の通信規格については特に限定されない。
情報処理部24は、機器の制御に関する情報処理、及び、上記警戒モードに関する情報処理を行う。情報処理部24は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。情報処理部24は、機能的な構成要素として、取得部27、及び、制御部28を有する。取得部27、及び、制御部28の機能は、例えば、情報処理部24を構成するマイクロコンピュータ等が記憶部25に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。取得部27、及び、制御部28の機能の詳細については後述される。
記憶部25は、情報処理部24が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部25は、例えば、半導体メモリによって実現される。
スピーカ26は、警戒モードにおいて侵入者へ警告音を発する(言い換えれば、侵入者への報知を行う)スピーカである。なお、警告音は、制御端末20とは別体のスピーカ装置によって発せられてもよく、この場合のスピーカ装置は、スマートスピーカなどである。
人感センサ31は、住宅60内に設置され、検知範囲における人の存在または不在を検知し、検知結果を示す情報を制御端末20へ送信する。また、人感センサ31は、例えば、人の体から発せられる赤外線に反応する焦電センサによって実現されるが、超音波式の人感センサなどであってもよい。また、人感センサ31は、カメラ(画像センサ)によって住宅60内を撮影することにより人の存在または不在を検知するセンサであってもよく、人感センサ31の具体的態様は、特に限定されない。図2の例では、人感センサ31は、住宅60内の玄関に設置されているが、住宅60内に設置されればよい。また、制御システム10は、複数の人感センサ31を備えてもよい。
電気錠32は、住宅60が有するドアの解錠及び施錠を制御する防犯機器である。電気錠32は、具体的には、住宅60の玄関のドアに設置される。電気錠32は、例えば、カードキー(ICカード)などの認証媒体から認証情報(鍵情報)を取得する近距離無線通信部を備え、居住者は、カードキーを電気錠32に近づけることにより、住宅60の外から電気錠32を施錠または解錠することができる。電気錠32は、テンキーへの暗証番号の入力によって施錠または解錠されてもよいし、指紋または虹彩などの生体認証によって施錠または解錠されてもよい。電気錠32は、電気錠32の施錠または解錠の状態を示す情報を制御端末20へ送信する。
開閉センサ33は、住宅60に設置された窓の開閉を検知し、検知結果を示す情報を制御端末20へ送信する。開閉センサ33は、窓及び窓枠の一方に取り付けられた磁石と、窓及び窓枠の他方に取り付けられたマグネットセンサによって実現される、磁力式のセンサである。開閉センサ33は、窓及び窓枠の一方に取り付けられたRFIDタグと、窓及び窓枠の他方に取り付けられたRFIDリーダによって実現される、電波式のセンサであってもよく、開閉センサ33の具体的態様は、特に限定されない。
次に、携帯端末40について説明する。携帯端末40は、住宅60の居住者が所持するスマートフォンまたはタブレット端末などの携帯端末である。携帯端末40には、居住者が携帯端末40を通じて報知を受けるためのアプリケーションプログラムがインストールされており、後述のように、居住者は、携帯端末40を通じて住宅60のセキュリティに関する異常を示す報知を受けることができる。携帯端末40は、表示部41を有する。
表示部41は、画像の表示機能、及び、ユーザの手動入力を受け付ける機能を有する表示デバイスである。表示部41は、タッチパネル、及び、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。タッチパネルは、例えば、静電容量方式のタッチパネルであるが、抵抗膜方式のタッチパネルであってもよい。
次に、サーバ装置50について説明する。サーバ装置50は、住宅60外に位置するコンピュータ(クラウドサーバ)である。サーバ装置50は、制御端末20が携帯端末40を介した居住者への報知を行うための情報処理を行う。また、サーバ装置50は、居住者が住宅60外から携帯端末40を操作することにより住宅60内に設置された機器を制御する遠隔制御に関する情報処理を行ってもよい。
[警戒モードを有効にするための動作]
上述のように、制御システム10は、住宅60の居住者が不在であるときに侵入者を検知し、侵入者または居住者に報知を行う警戒モードの動作を行うことができる。まず、制御システム10の、警戒モードを有効にするための動作について説明する。図3は、制御システム10の、警戒モードを有効にするための動作のフローチャートである。
制御システム10の取得部27は、第二通信部23を介して、人感センサ31の検知結果を示す情報、及び、電気錠32の施錠または解錠の状態を示す情報を取得する(S11)。制御部28は、ステップS11において取得された情報に基づいて、住宅60内に人が不在であるときに電気錠32が施錠された(解錠状態から施錠状態に遷移した)か否かを判定する(S12)。
住宅60内に人が不在であるときに電気錠32が施錠されたという要件が満たされない場合には(S12でNo)、ステップS11の情報の取得が継続され、制御部28は警戒モードを有効にはせず、警戒モードが無効である状態が維持される。具体的には、住宅60内に人が存在しているときに電気錠32が施錠されたとしても制御部28は警戒モードを有効にはしない。
一方、制御部28は、住宅60内に人が不在であるときに電気錠32が施錠されたと判定すると(S12でYes)、警戒モードを有効にする(S13)。制御部28は、例えば、記憶部25内の警戒モード設定フラグを有効に設定する。
このように、制御システム10は、人感センサ31の検知結果を示す情報、及び、電気錠32の施錠または解錠の状態を示す情報に基づいて自動的に警戒モードを有効にすることができ、居住者の利便性を向上することができる。
なお、このような警戒モードを有効にするための動作は一例である。例えば、制御システム10(制御部28)は、居住者の制御端末20への操作に基づいて警戒モードを有効にしてもよい。具体的には、居住者は、制御端末20の表示部21へ警戒モードへの遷移を指示する操作を行い、制御部28は、表示部21によってこのような操作が受け付けられたことを契機に警戒モードを有効にしてもよい。
また、制御システム10(制御部28)は、居住者の携帯端末40への操作に基づいて警戒モードを有効にしてもよい。この場合、居住者によって携帯端末40へ警戒モードを有効にすることを指示する操作が行われると、携帯端末40は、警戒モードを有効にするための指令をサーバ装置50へ送信する。制御端末20の第一通信部22は、当該指令をサーバ装置50から受信し、制御部28は、受信された指令に基づいて、警戒モードを有効にする。
[警戒モードの動作]
次に、制御システム10の警戒モードの動作について説明する。図4は、制御システム10の警戒モードの動作のフローチャートである。
警戒モードが有効であるときに、取得部27は、第二通信部23を介して、人感センサ31の検知結果を示す情報を取得する(S14)。制御部28は、取得した情報に基づいて、住宅60内の状態が、人が不在の状態から人が存在する状態に遷移したか否かを判定する(S15)。
制御部28によって住宅60内の状態が人が不在の状態のままであると判定された場合(S15でNo)、ステップS14における情報の取得が継続される。一方、制御部28は、住宅60内の状態が人が不在の状態から人が存在する状態に遷移したと判定した場合には(S15でYes)、住宅60内でセキュリティに関する異常が発生したことの報知を行う(S16)。
制御部28は、具体的には、スピーカ26から警告音を発することにより住宅60内の人(侵入者と疑われる人)へ報知を行う。また、制御部28は、第一通信部22に携帯端末40宛ての報知情報を送信させることにより、住宅60内に侵入者がいる可能性があることの居住者への報知を行う。報知情報は、具体的には、サーバ装置50を介して携帯端末40へ送信され、報知情報を受信した携帯端末40は、図5のような報知画面を表示部41に表示する。図5は、携帯端末40の表示部41に表示される報知画面の一例を示す図である。
このように、制御システム10は、警戒モードの動作により、住宅60への侵入者と疑われる人への警告のための報知、及び、住宅60内に侵入者がいる可能性があることの居住者への報知を行うことができる。なお、制御システム10(制御部28)は、住宅60への侵入者と疑われる人への警告のための報知、及び、住宅60内に侵入者がいる可能性があることの居住者への報知の少なくとも一方を行えばよい。
[警戒モードを解除する(無効にする)ための動作]
次に、制御システム10の警戒モードを解除する(無効にする)ための動作について説明する。図6は、制御システム10の、警戒モードを解除するための動作のフローチャートである。
警戒モードが有効であるときに、取得部27は、第二通信部23を介して、電気錠32の施錠または解錠の状態を示す情報を取得する(S17)。制御部28は、取得した情報に基づいて、電気錠32が施錠状態から解錠状態に遷移したか否かを判定する(S18)。
制御部28によって電気錠32が施錠状態のままであると判定された場合(S18でNo)、ステップS17における情報の取得が継続される。つまり、警戒モードが有効である状態が維持される。一方、制御部28は、電気錠32が施錠状態から解錠状態に遷移したと判定した場合には(S18でYes)、警戒モードを解除する(S19)。制御部28は、例えば、記憶部25内の警戒モード設定フラグを無効に設定する。
このように、制御システム10は、警戒モードが有効であるときに電気錠32が解錠されたことを契機に自動的に警戒モードを解除することができる。言い換えれば、居住者は、外出先から住宅60に到着したときに自身が所持するカードキーで電気錠32を解錠することで自動的に警戒モードを解除することができる。制御システム10によれば、居住者は警戒モードを解除するための特別な操作を行う必要がない。つまり、制御システム10は、居住者の利便性を向上することができる。
[セキュリティレベルの引き上げ]
ところで、警戒モードが有効であるときに、居住者が外出先で電気錠32を解錠するためのカードキーを紛失した場合、カードキーを拾得した人が当該カードキーによって電気錠32を解錠すると、警戒モードが解除され、住宅60内に入ることができてしまう。このような事態に対処するために、制御システム10は、警戒モードのセキュリティレベルを引き上げることができる。
以下、制御システム10の、警戒モードのセキュリティレベルを引き上げるための動作について説明する。図7は、制御システム10の、セキュリティレベルを引き上げるための動作のシーケンス図である。なお、以下では、図4を用いて説明した警戒モードの動作は第一のセキュリティレベルの動作とも記載される。図7は、第一のセキュリティレベルが、よりセキュリティ性の高い第二のセキュリティレベルに引き上げられる場合の動作を示す。
居住者は、外出先で携帯端末40へセキュリティレベルを引き上げるための操作を行い、携帯端末40はこの操作を受け付ける(S21)。携帯端末40は、受け付けられた操作に基づいてセキュリティレベルの引き上げを指示するレベルアップ指示情報をサーバ装置50へ送信する(S22)。
サーバ装置50は、レベルアップ指示情報を受信し、受信したレベルアップ指示情報を制御端末20へ送信する(S23)。
制御端末20の第一通信部22は、レベルアップ指示情報を受信する。取得部27は、受信されたレベルアップ指示情報を取得し(S24)、制御部28は、取得したレベルアップ指示情報に基づいて警戒モードのセキュリティレベルを引き上げる(S25)。制御部28は、具体的には、記憶部25内のセキュリティレベルフラグの値を、第一のセキュリティレベルに相当する値から第二のセキュリティレベルに相当する値に変更する。
第一のセキュリティレベル、及び、第二のセキュリティレベルにおいては、報知が行われるために必要な要件が互いに異なる。制御部28は、上述のセキュリティレベルフラグの値に基づいて、警戒モードのセキュリティレベルが第一のセキュリティレベルであるか第二のセキュリティレベルであるかを判定することにより、図8に示される報知が発動するために必要な要件を切り替えることができる。図8は、セキュリティレベルによる、報知が発動するために必要な要件の違いを説明するための図である。
図8に示されるように第一のセキュリティレベル下で警戒モードが有効であるときには、制御部28は、人感センサ31の検知結果に基づき、人が不在の状態から人が存在する状態に遷移するという第一要件が満たされた場合に報知を行う。このような報知が行われるときの具体的な処理については図4を用いて説明済みである。
一方、第二のセキュリティレベル下で警戒モードが有効であるときには、制御部28は、上記第一要件が満たされた場合に加えて、電気錠32が施錠状態から解錠情報に遷移するという第二要件が満たされた場合、及び、開閉センサ33が閉状態から開状態に遷移するという第三要件が満たされた場合のそれぞれにおいても報知を行う。つまり、第二のセキュリティレベル下で警戒モードが有効であるときには、制御部28は、第一要件、第二要件、及び、第三要件のいずれか1つが満たされれば報知を行う。
例えば、居住者は、外出先で電気錠32を解錠するためのカードキーを紛失した場合、携帯端末40を操作することによりセキュリティレベルを第一のセキュリティレベルから第二のセキュリティレベルに引き上げる。これにより、カードキーを拾得した人が当該カードキーによって電気錠32を解錠すると、セキュリティレベルが引き上げられたことにより、警戒モードの解除ではなく、警戒モードが維持された上で報知(警告音の出力等)が行われる。このように、制御システム10は、セキュリティレベルの引き上げにより、居住者がカードキーを紛失したことに対処することができる。つまり、制御システム10は、必要に応じてセキュリティレベルを引き上げることで、カードキーを拾得した人の住宅60への侵入を抑制することができる。
なお、居住者は、警戒モードを解除するときには、セキュリティレベルを第二のセキュリティレベルから第一のセキュリティレベルに引き下げた上で、電気錠32を解錠する。セキュリティレベルを引き下げるときの動作のシーケンスは、図8と同様である。つまり、図8において、「セキュリティレベルの引き上げ」は、「セキュリティレベルの引き下げ」に読み替えられ、「レベルアップ指示情報」は、「レベルダウン指示情報」に読み替えられてもよい。このように、制御部28は、取得部27によって取得されるセキュリティレベルの変更を指示する情報(レベルアップ指示情報またはレベルダウン指示情報)に応じて、第一のセキュリティレベルと第二のセキュリティレベルとを切り替えることができる。
[変形例]
上記実施の形態では、制御部28は、第一のセキュリティレベル下で警戒モードが有効である場合、住宅60に設置された人感センサ31が人を検知した状態に遷移したことに基づく第一報知を行った。ここで、第一報知は、住宅60に設置された第一機器が所定の第一状態に遷移したことに基づく報知であればよい。第一報知は、例えば、電気錠32が解錠状態に遷移したことに基づく報知であってもよいし、開閉センサ33が開状態に遷移したことに基づく報知であってもよい。つまり、第一機器は、人感センサ31、電気錠32、及び、開閉センサ33の1つであればよい。また、第一機器は、これら3つの機器以外の他の機器であってもよい。
同様に、制御部28は、第一のセキュリティレベルよりも高い第二のセキュリティレベル下で警戒モードが有効である場合、上記第一報知に加えて、電気錠32が解錠状態に遷移したことに基づく第二報知を行った。ここで、第二報知は、住宅60に設置された第二機器(第一機器と異なる機器)が所定の第二状態に遷移したことに基づく報知であればよい。つまり、第二機器は、人感センサ31、電気錠32、及び、開閉センサ33の他の1つであればよい。また、第二機器は、これら3つの機器以外の他の機器であってもよい。
また、第一のセキュリティレベルにおいては第一要件(1つの要件)のみが報知の要件とされ、第二のセキュリティレベルにおいては第一要件、第二要件、及び、第三要件の3つの要件が報知の要件とされたが、第一のセキュリティレベルよりも第二のセキュリティレベルのほうが報知の要件が緩和されればよい。つまり、第一のセキュリティレベルよりも第二のセキュリティレベルのほうが報知のトリガが多ければよい。例えば、第一のセキュリティレベルにおいてはn個(nは自然数)の要件が報知の要件とされ、第二のセキュリティレベルにおいてはnよりも大きいm個(mは、nより大きい自然数)が報知の要件とされればよい。
また、上記実施の形態では、主たる情報処理は、制御端末20によって実行されたが、サーバ装置50によって実行されてもよい。例えば、サーバ装置50は、制御端末20が行うと説明された情報処理の一部のみを行ってもよいし、全部を行ってもよい。例えば、サーバ装置50が記憶部25、取得部27、及び、制御部28に相当する構成要素を備えることにより、サーバ装置50は制御端末20が行うと説明された情報処理の一部または全部を実行することができる。つまり、上記実施の形態で制御端末20が行うとして説明された情報処理は、適宜、サーバ装置50が行う情報処理に読み替えられてもよい。
[効果等]
以上説明したように、制御システム10は、住宅60への不正侵入を抑制するための警戒モードの動作を行う制御部28を備える。制御部28は、第一のセキュリティレベル下で警戒モードが有効である場合、住宅60に設置された第一機器が所定の第一状態に遷移したことに基づく第一報知を行い、かつ、住宅60に設置された、第二機器が所定の第二状態に遷移したことに基づく第二報知を行わず、第一のセキュリティレベルよりも高い第二のセキュリティレベル下で警戒モードが有効である場合、第一報知及び第二報知を行う。住宅60は、施設の一例である。
このような制御システム10は、セキュリティレベルに応じて、セキュリティに関する報知が発動するために必要な要件を切り替えることができる。
また、例えば、第一機器は、人感センサ31、窓の開閉センサ33、及び、電気錠32のうちの1つであり、第二機器は、人感センサ31、窓の開閉センサ33、及び、電気錠32のうちの他の1つである。
このような制御システム10は、上記他の1つの機器が所定の第二状態に遷移したことを要件として第二報知を行うか否かを、セキュリティレベルに応じて切り替えることができる。
また、例えば、第二機器は、電気錠32であり、第二報知は、電気錠32が施錠状態から解錠状態に遷移したことに基づく報知である。
このような制御システム10は、警戒モード中に電気錠32が解錠されたことを要件として第二報知を行うか否かを、セキュリティレベルに応じて切り替えることができる。
また、例えば、制御部28は、第一のセキュリティレベル下で警戒モードが有効である場合、電気錠32が施錠状態から解錠状態に遷移したことに基づいて警戒モードを解除する。
このような制御システム10は、警戒モード中に電気錠32が解錠されたときに、第二報知を行うか警戒モードを解除するかを、セキュリティレベルに応じて切り替えることができる。
また、例えば、制御部28は、警戒モードが無効であるときに、住宅60に人が不在の状態で電気錠32が解錠状態から施錠状態に遷移した場合に警戒モードを有効にする。
このような制御システム10は、警戒モードが無効であるときに、住宅60に人が不在の状態で電気錠32が解錠状態から施錠状態に遷移した場合に、自動的に警戒モードを有効にすることができる。
また、例えば、制御システム10は、さらに、セキュリティレベルの変更を指示する情報を取得する取得部27を備える。制御部28は、取得した当該情報に応じて、第一のセキュリティレベルと第二のセキュリティレベルとを切り替える。
このような制御システム10は、警戒モード中のセキュリティレベルを切り替えることができる。
また、住宅60への不正侵入を抑制するための警戒モードの動作を行う制御システム10によって実行される制御方法は、第一のセキュリティレベル下で警戒モードが有効である場合、住宅60に設置された第一機器が所定の第一状態に遷移したことに基づく第一報知を行い、かつ、住宅60に設置された第二機器が所定の第二状態に遷移したことに基づく第二報知を行わず、第一のセキュリティレベルよりも高い第二のセキュリティレベル下で警戒モードが有効である場合、第一報知及び第二報知を行う。
このような制御方法は、セキュリティレベルに応じて、セキュリティに関する報知が発動するために必要な要件を切り替えることができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、制御システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置によって実現されてもよい。例えば、制御システムは、上記実施の形態の制御端末またはサーバ装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。制御システムが複数の装置によって実現される場合、制御システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、上記実施の形態に係る制御端末またはサーバ装置として実現されてもよいし、制御端末またはサーバ装置に相当する制御システムとして実現されてもよい。また、本発明は、制御システムなどのコンピュータが実行する制御方法として実現されてもよいし、このような制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 制御システム
20 制御端末
21 表示部
22 第一通信部
23 第二通信部
24 情報処理部
25 記憶部
26 スピーカ
27 取得部
28 制御部
30 機器
31 人感センサ
32 電気錠
33 開閉センサ
40 携帯端末
41 表示部
50 サーバ装置
60 住宅(施設)
70 広域通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 施設への不正侵入を抑制するための警戒モードの動作を行う制御部を備え、
    前記制御部は、
    第一のセキュリティレベル下で前記警戒モードが有効である場合、前記施設に設置された第一機器が所定の第一状態に遷移したことに基づく第一報知を行い、かつ、前記施設に設置された、第二機器が所定の第二状態に遷移したことに基づく第二報知を行わず、
    前記第一のセキュリティレベルよりも高い第二のセキュリティレベル下で前記警戒モードが有効である場合、前記第一報知及び前記第二報知を行う
    制御システム。
  2. 前記第一機器は、人感センサ、窓の開閉センサ、及び、電気錠のうちの1つであり、
    前記第二機器は、人感センサ、窓の開閉センサ、及び、電気錠のうちの他の1つである
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記第二機器は、電気錠であり、
    前記第二報知は、前記電気錠が施錠状態から解錠状態に遷移したことに基づく報知である
    請求項1または2に記載の制御システム。
  4. 前記制御部は、第一のセキュリティレベル下で前記警戒モードが有効である場合、前記電気錠が施錠状態から解錠状態に遷移したことに基づいて前記警戒モードを解除する
    請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記制御部は、前記警戒モードが無効であるときに、前記施設に人が不在の状態で前記電気錠が解錠状態から施錠状態に遷移した場合に前記警戒モードを有効にする
    請求項3または4に記載の制御システム。
  6. さらに、セキュリティレベルの変更を指示する情報を取得する取得部を備え、
    前記制御部は、取得した前記情報に応じて、前記第一のセキュリティレベルと前記第二のセキュリティレベルとを切り替える
    請求項1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 施設への不正侵入を抑制するための警戒モードの動作を行う制御システムによって実行される制御方法であって、
    第一のセキュリティレベル下で前記警戒モードが有効である場合、前記施設に設置された第一機器が所定の第一状態に遷移したことに基づく第一報知を行い、かつ、前記施設に設置された第二機器が所定の第二状態に遷移したことに基づく第二報知を行わず、
    前記第一のセキュリティレベルよりも高い第二のセキュリティレベル下で前記警戒モードが有効である場合、前記第一報知及び前記第二報知を行う
    制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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