JP2023002001A - プログラム及び移動販売管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動販売業者がどこで何を販売しているかをユーザーに把握可能にさせつつ、ユーザーに当該移動販売業者と連絡を可能にさせるプログラムの提供を目的とする。【解決手段】本発明のプログラム52は、コンピュータを用いて、ユーザーが使用するユーザー用情報機器30を介して地図画面MDを表示可能なアプリケーション50に、使用位置を表示させる機能、前記使用位置から定められた範囲に存在する少なくとも一業者以上の移動販売業者が存在する存在位置、及び、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者がそれぞれ販売する飲食料の種類に関する種類情報を、地図画面MDに表示させる移動販売業者表示機能、及び、地図画面MDに前記存在位置を有する前記少なくとも一業者の移動販売業者のうち前記ユーザーが選択した移動販売業者と前記ユーザーとのチャットを可能にさせるチャット機能、を実現させる。【選択図】図1

Description

本発明は、プログラム及び移動販売管理システムに関する。
特許文献1には、移動販売車両を利用して商品を客に販売する移動販売方法が開示されている。具体的に、この方法は、集客が見込める複数の各場所における客に関するデータを予め収集し、前記データ及び販売日の状況に基づき決定された販売場所及びその販売時間帯に従って前記移動販売車両で商品を販売するものである。そして、この方法は、移動販売車両を利用して商品を販売する販売者が効率的な移動販売を可能にすることを主目的としている(特許文献1の明細書段落番号「0005」等参照)。
特開2002-73941号公報
しかしながら、上記の方法は、商品を購入するユーザーの立場から利便性の高い移動販売車両の利用方法を提供するものではない。ユーザーは、例えば、自宅付近、オフィス街、出先等で移動販売車両から飲食料の購入を希望する場合に、
(1)移動販売車両が現在自分のいる場所又は今後自分が購入したい場所の付近にあるか、すなわち、移動販売車両がいつ、どこにあるかわからない、
(2)移動販売車両を偶然見かけたが、その移動販売車両が何を販売しているのかわからない、
(3)移動販売車両を偶然見かけたが、自分にとって都合のよい場所で購入したいので当該移動販売車両の今後の経路を知りたい、
等の要望を有する。
本発明は、移動販売業者がどこで何を販売しているかをユーザーに把握可能にさせつつ、ユーザーに当該移動販売業者と連絡を可能にさせるプログラムの提供を目的の一つとする。
本発明の一態様のプログラムは、移動可能な移動体を使用して少なくとも一品以上の飲食料を販売する少なくとも一業者以上の移動販売業者の業者情報と、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者から前記少なくとも一品以上の飲食料を購入するユーザーのユーザー情報とを管理する管理システムに利用可能とされ、前記管理システムを介して前記少なくとも一業者の移動販売業者と前記ユーザーとの双方向への情報伝達を可能にするプログラムであって、コンピュータを用いて、前記ユーザーが使用するユーザー用情報機器を介して地図画面を表示可能なアプリケーションの前記地図画面に、当該ユーザーの使用位置又は当該ユーザーが登録した登録位置を表示させるユーザー位置表示機能、前記使用位置又は前記登録位置から定められた範囲に存在する前記少なくとも一業者以上の移動販売業者が存在する存在位置、及び、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者がそれぞれ販売する飲食料の種類に関する種類情報を、前記地図画面又は前記ユーザー用情報機器の画面に表示させる移動販売業者表示機能、及び、前記地図画面に前記存在位置を有する前記少なくとも一業者の移動販売業者のうち前記ユーザーが選択した移動販売業者と前記ユーザーとのチャットを可能にさせるチャット機能、を実現させるプログラム、である。
本発明の一態様の移動販売管理システムは、本発明の一態様に記載のプログラムと、少なくとも一人以上のユーザーがそれぞれ使用するユーザー用情報機器であって、前記アプリケーションが利用可能とされているユーザー用情報機器と、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者がそれぞれ使用する業者用情報機器であって、前記アプリケーションが利用可能とされている業者用情報機器と、移動可能な移動体を使用して少なくとも一品以上の飲食料を販売する少なくとも一業者以上の移動販売業者の業者情報と、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者から前記少なくとも一品以上の飲食料を購入するユーザーのユーザー情報とを管理する管理システムと、を備えている。
本実施形態の基本的な移動販売管理システムの概略図である。 本実施形態のユーザー用情報機器に表示される地図画面である。 本実施形態の付加的な移動販売管理システムの概略図である。
≪概要≫
以下、本実施形態(本発明の実施をするための形態の一例)について図面を参照しながら説明する。まず、本明細書及び本特許請求の範囲(以下、本明細書等という。)で使用される各用語の定義について説明する。次いで、本実施形態の移動販売管理システム10(図1参照)における、基本的な機能及び構成、利用方法並びに効果について説明する。次いで、本実施形態の移動販売管理システム10(図1参照)における、付加的な機能及び構成、利用方法並びに効果について説明する。なお、参照するすべての図面では同様の機能を有する構成要素に同様の符号を付し、明細書では適宜説明を省略する。
≪本明細書等で使用される各用語の定義≫
本明細書等で使用される各用語の定義は、以下のとおりである。
===================================
・移動体:何らかの動力により容易に移動可能とされ、後述する飲食料を収容することが可能なハードウェアを意味する。例えば、キッチンカー、リヤカー、自転車その他の車両は、移動体の一例である。本明細書等では、移動体を移動販売車両と表記して説明する場合がある。

・飲食料:飲料及び食料を意味する。本明細書では、「飲食料を販売する」とは「飲料及び食料の少なくとも一方を販売する」ことを意味する。

・移動販売業者:移動体(移動販売車両)を利用して取り扱い商品(一例として飲食料)の販売場所を変更して当該取り扱い商品を業として販売する者を意味する。

・業者情報:移動販売業者に関する情報を意味する。例えば、当該情報とは、当該移動販売業者が可能な支払い方法に関する情報や、定められた期間における移動ルートに関する移動情報等の情報を意味する。

・ユーザー:後述する、移動販売管理システムで用いられるアプリケーションを利用して移動販売業者から飲食料を購入する者を意味する。

・ユーザー情報:ユーザーに関する情報を意味する。例えば、当該情報とは、上記アプリケーションを利用するユーザーの使用位置(上記アプリケーションを使用している際にいる位置)、ユーザーが登録したアプリケーション上での登録位置等に関する位置情報、ユーザー自身の情報(年齢、性別、職業、購入履歴その他の情報)を意味する。

・管理システム:上記アプリケーションを利用する一又は複数の移動販売業者の業者情報と、一又は複数のユーザーのユーザー情報とを管理するためのコンピュータシステム又はコンピュータを意味する。

・ユーザー用情報機器:ユーザーが上記アプリケーションを利用するための情報機器を意味する。例えば、当該情報機器とは、上記アプリケーションが利用可能なスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータその他のコンピュータを意味する。なお、本実施形態では、上記アプリケーションは、ユーザー用情報機器にインストールされていてもよく(例えば、いわゆるスマートフォンアプリ等)、ウェブブラウザを介して管理システムに保存されていてもよい(例えば、いわゆるウェブアプリ)。

・業者用情報機器:移動販売業者が上記アプリケーションを利用するための情報機器を意味する。例えば、当該情報機器とは、上記アプリケーションが利用可能なスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータその他のコンピュータを意味する。なお、本実施形態では、上記アプリケーションは、業者用情報機器にインストールされていてもよく(例えば、いわゆるスマートフォンアプリ等)、ウェブブラウザを介して管理システムに保存されていてもよい(例えば、いわゆるウェブアプリ)。

・地図画面:上記アプリケーションの利用に用いられるユーザー用情報機器及び後述する各移動販売業者が使用する業者用情報機器の画面に表示される地図を意味する。

・飲食料の種類に関する種類情報:メニュー、消費エネルギー、主要アレルギー、値段その他の情報を意味する。

・チャット:ユーザー用情報機器及び業者用情報機器の画面に、管理システムを介して文字のやり取りをリアルタイムに行うことを可能にする手段を意味する。

・移動不可能な飲食業者:移動可能な飲食販売業者、すなわち、移動体を利用して取り扱い商品の販売場所を変更して当該取り扱い商品を業として販売する者に対する対義する性質を有する飲食業者を意味する。具体的には、移動体ではなく、容易に移動することができない不動産等の店舗を取り扱い商品の販売場所として当該取り扱い商品を業として販売する者を意味する。
===================================
≪移動販売管理システムの基本的な機能及び構成、利用方法並びに効果≫
以下、本実施形態の移動販売管理システムの基本的な機能及び構成並びにその利用方法について、図1等を参照しながら説明する。
<基本的な機能及び構成>
図1は、本実施形態の移動販売管理システム10の概略図である。移動販売管理システム10は、管理システム20と、複数のユーザー用情報機器30(一例として、各ユーザーがそれぞれ上記アプリケーションを利用可能な状態のスマートフォン、タブレット等)と、複数の業者用情報機器40(一例として、各移動販売業者がそれぞれ上記アプリケーションを利用可能な状態のスマートフォン、タブレット等)と、アプリケーション50とを備えている。
ここで、アプリケーション50は、一例として、管理システム20を構成する記憶媒体Mに記憶されている。アプリケーション50は、移動販売管理システム10を動作させるためのプログラム52、移動販売管理システム10の動作に必要なデータを保管するためのデータファイル54、各種ライブラリ56等を含む。
管理システム20は、複数のユーザー用情報機器30とインターネットを介して双方向に情報伝達が可能に構成されている。また、管理システム20は、複数の業者用情報機器40とインターネットを介して双方向に情報伝達が可能に構成されている。管理システム20は、業者用情報機器40及びユーザー用情報機器30から、インターネットを介して、それぞれが有する業者情報及びユーザー情報が送信され、受信した業者情報及びユーザー情報を記憶媒体Mのデータファイル54に保存するようになっている。以上の構成により、複数のユーザー用情報機器30と、複数の業者用情報機器40とは、管理システム20を介して、双方向に情報伝達が可能に構成されている。
本実施形態の移動販売管理システム10は、一人又は複数のユーザーに、アプリケーション50(プログラム52)を介して、一業者又は複数の移動販売業者の業者情報を把握可能とさせ、かつ、当該一業者又は複数の移動販売業者と連絡を可能にさせる。より明確に説明すると、本実施形態のプログラム52は、移動可能な移動体(一例として移動販売車両)を使用して少なくとも一品以上の飲食料(一例として、焼き鳥、ラーメン、チヂミ、お好み焼き、焼きそば、弁当、ビール、ジュース等)を販売する少なくとも一業者以上の移動販売業者の業者情報と、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者から前記少なくとも一品以上の飲食料を購入するユーザーのユーザー情報とを管理する管理システム20に利用可能とされ、管理システム20を介して前記少なくとも一業者の移動販売業者と前記ユーザーとの双方向への情報伝達を可能にする機能を有する。
〈アプリケーション及びプログラム〉
前述のとおり、本実施形態のアプリケーション50は、移動販売管理システム10を動作させるためのプログラム52を含む(図1参照)。そして、本実施形態のプログラム52又はアプリケーション50は、コンピュータを用いて、更に、以下の3つの機能を実現させる。ここで、本実施形態におけるコンピュータとは、移動販売管理システム10又は移動販売管理システム10を構成する管理システム20、ユーザー用情報機器30及び業者用情報機器40を意味する。
(1つ目の機能)
1つ目の機能とは、「ユーザー位置表示機能」といい、ユーザーが使用するユーザー用情報機器30を介して地図画面MDを表示可能なアプリケーションの地図画面MDに、当該ユーザーの使用位置又は当該ユーザーが登録した登録位置を表示させる機能である(図2参照)。ここで、図2の地図画面MDでは、ユーザーの使用位置が表示されているが、地図画面MDにはこの使用位置に替えて予めユーザーが登録した登録位置を表示するようにしてもよい。
(2つ目の機能)
2つ目の機能とは、「移動販売業者表示機能」といい、地図画面MDにおける、使用位置又は登録位置から定められた範囲に存在する少なくとも一業者以上の移動販売業者が存在する存在位置、及び、当該少なくとも一業者以上の移動販売業者がそれぞれ販売する飲食料の種類に関する種類情報を、地図画面MD又はユーザー用情報機器30の画面に表示させる機能である。
(3つ目の機能)
3つ目の機能は、「チャット機能」といい、地図画面MDにその存在位置を有する前記少なくとも一業者の移動販売業者のうちユーザーが選択した移動販売業者と前記ユーザーとのチャットを可能にさせるチャット機能である。ここで、このチャット機能は、アプリケーション50が利用可能なユーザー用情報機器30の画面及び業者用情報機器40の画面に表示されるようになっている(図示省略)。
<利用方法>
以下、本実施形態の基本的な機能及び構成に基づく移動販売管理システム10の利用方法の一例について、図1及び図2を参照しながら説明する。以下の説明の前提として、各ユーザー用情報機器30及び各業者用情報機器40がアプリケーション50を起動すると、各ユーザー用情報機器30及び各業者用情報機器40の現在の位置の情報がインターネットを介して管理システム20に送信されるようになっている。
まず、ユーザーは、ユーザー用情報機器30からアプリケーション50を起動させる。そうすると、ユーザー用情報機器30には、ユーザー向けアプリ(ユーザーが使用するユーザー用情報機器30向けのアプリケーション)が表示される(図2参照)。
次いで、ユーザーは、ユーザー向けアプリを用いて現在の使用位置からその周辺の移動販売業者を検索する(図1のS10)。そうすると、アプリケーション50は、インターネットを介して管理システム20からユーザーの使用位置の周辺(図1ではユーザーの座標付近の対象)にある移動販売業者の存在位置(座標)をユーザー用情報機器30に返却する(図1のS20)。その結果、ユーザー用情報機器30の地図画面MDには、ユーザーの周辺に存在する移動販売業者が表示される(図2参照)。図2では、複数の移動販売業者はピンマークのみで表示されているが、実際には画面にその業者の名称、取り扱い商品等の付加情報を表記するようにしてもよい。また、ピンマークに替えて業者の業種、業者のロゴ等により各移動販売業者を表記するようにしてもよい。ここで、前述の「現在の使用位置からその周辺の移動販売業者」の「周辺」とは、ユーザーがユーザー向けアプリを使用してどの程度の範囲かを選択することができる。また、前述の「ユーザーの使用位置の周辺にある移動販売業者」の存在位置の情報は、その業者用情報機器40からインターネットを介して管理システム20に管理され、管理システム20が備える記憶媒体Mのデータファイル54に記憶されるようになっている。
次いで、ユーザーは、ユーザー向けアプリを用いて、地図画面MDに表示されている複数の移動販売業者のうち自身が指定する移動販売業者の詳細情報を要求する(図1のS30)。そうすると、アプリケーション50は、インターネットを介して管理システム20からユーザーが指定した移動販売業者の詳細情報をユーザー用情報機器30に返却する(図1のS40)。その結果、ユーザー用情報機器30の画面には、ユーザーが指定した移動販売業者の詳細情報が表示される(図示省略)。ここで、「移動販売業者の詳細情報」とは、例えば、移動販売業者が取り扱う商品(飲食料)の種類、値段等の情報である。この情報も、その業者用情報機器40からインターネットを介して管理システム20に管理され、管理システム20が備える記憶媒体Mのデータファイル54に記憶されるようになっている。
次いで、ユーザーは、指定した移動販売業者に対して、チャット機能を利用してメッセージを送信することができる(図1のS50)。そうすると、管理システム20は、このユーザーのユーザー用情報機器30から送信されたメッセージを受信し、更に、受信したメッセージを当該移動販売業者の業者用情報機器40に配信する(図1のS60)。当該移動販売業者は、業者用情報機器40の移動販売業者向けアプリ(移動販売業者が使用する業者用情報機器40向けのアプリケーション)を用いて受信したメッセージに対し管理システム20に当該ユーザー向けにレスポンスを送信することができる(図1のS70)。そして、業者用情報機器40が送信したユーザー向けのレスポンスを受信した管理システム20は、チャット機能を利用してメッセージを送信したユーザーのユーザー用情報機器30に当該レスポンスを配信する(図1のS80)。なお、ユーザーと移動販売業者とのチャット機能を実現するために行われるS50、S60、S70及びS80の動作は、ユーザー及び移動販売業者により繰り返し行うことができる。
<効果>
以下、本実施形態の基本的な機能及び構成に基づく移動販売管理システム10の効果について説明する。
前述のとおり、本実施形態のアプリケーション50(プログラム52)は、ユーザーが使用するユーザー用情報機器30と、移動販売業者が使用する業者用情報機器40とを、インターネットを介して管理システム20で管理して、前述のユーザー位置表示機能、移動販売業者表示機能、及び、チャット機能を、これらの機器を用いて実現させる。
ユーザー位置表示機能により、ユーザーは自身の位置(使用位置)又は登録位置の周辺にどのような移動販売業者がいるのかを把握できる。そして、移動販売業者表示機能により、ユーザーは周辺にいる移動販売業者がどこで何を販売しているかを把握することができる。さらに、チャット機能により、ユーザーは自身が興味のある移動販売業者との連絡をすることができる。
したがって、本実施形態のアプリケーション50(プログラム52)は、移動販売業者がどこで何を販売しているかをユーザーに把握可能にさせつつ、ユーザーに当該移動販売業者との連絡を可能にさせることができる。これに伴い、本実施形態の移動販売管理システム10は、移動販売業者がどこで何を販売しているかをユーザーに把握可能にさせつつ、ユーザーに当該移動販売業者との連絡を可能にさせることができる。
以上が、本実施形態の移動販売管理システム10の基本的な機能及び構成、利用方法並びに効果についての説明である。
≪移動販売管理システムの付加的な機能及び構成、利用方法並びに効果≫
以下、前述した移動販売管理システム10の基本的な機能及び構成で説明していない、複数の付加的な機能及び構成、利用方法並びに効果について、図面を参照しながら説明する。すなわち、後述する複数の付加的な機能及び構成、利用方法並びに効果の記載は、前述した基本的な機能及び構成、利用方法並びに効果に対し異なる部分のみについて行う。後述する複数の付加的な機能及び構成を実現するためには、例えば、図2に図示されているユーザー向けアプリの画面にある「menu」と記載され四角形状の実線部分のボタンをユーザーが押すことで、当該画面に更に選択画面(図示省略)が表示されてユーザーが求める情報を取得可能とされている。なお、以下に説明する複数の付加的な機能及び構成の一部又は全部は、前述の基本的な機能及び構成を実現するアプリケーション50(プログラム52)に含まれていてもいなくてもよい。
<第1の付加的な機能及び構成、利用方法並びに効果>
第1の付加的な機能及び構成は、前述の「移動販売業者表示機能」により、地図画面MD又はユーザー用情報機器30の画面に表示される、少なくとも一業者以上の移動販売業者がそれぞれ販売する飲食料の種類に関する「種類情報」に関する。具体的には、この「種類情報」には、それぞれの消費エネルギー(消費カロリー)、主要アレルギー及び値段(価格)の少なくとも1つ以上の特定情報が含まれている。そして、ユーザー用情報機器30の画面には、アプリケーション50によって前記少なくとも1つ以上の特定情報が表示可能とされている(図示省略)。この特定情報のうちのいずれかの情報を表示するかについては、ユーザーがユーザー向けアプリの「menu」を操作することで選択可能とされていてもよく、また、ユーザーが地図画面MD上の移動販売業者のピンをクリックすると特定情報を表示するウィンドウが表示され、更にユーザーが特定情報のうちいずれかの情報を表示するかについて選択可能としてもよい(図示省略)。
したがって、第1の付加的な機能及び構成によれば、ユーザーは、自身が購入しようとする飲食料の消費エネルギー、主要アレルギー及び値段の少なくとも1つ以上の特定情報を知ることができる。
<第2の付加的な機能及び構成、利用方法並びに効果>
第2の付加的な機能及び構成は、前述の移動販売業者に関する「業者情報」に関する。具体的には、業者情報には、移動販売業者における支払い方法に関する支払い情報が含まれている。そして、ユーザーがユーザー向けアプリの「menu」(図2参照)を操作することで、ユーザー用情報機器30の画面にはアプリケーション50によって支払い情報(図示省略)が表示可能とされている。ここで、前述の「支払い方法」には、現金、クレジットカード、電子マネー等で支払いが可能であるかの情報、領収書を発行可能であるかの情報その他の情報が含まれる。
本願の発明者の知見によれば、移動販売車両(いわゆるキッチンカー)で飲食料を購入する場合に、当該移動販売車両で飲食料を販売する移動販売業者が例えば電子マネーでの支払いを受け付けない場合や領収書を発行できない場合がある。そのため、第2の付加的な機能及び構成の場合のように、購入前に支払い情報を知ることができることは、所定のユーザーにとって好ましい。
したがって、第2の付加的な機能及び構成によれば、ユーザーは、自身が購入しようとする移動販売業者の支払い情報を購入前に知ることができる。
なお、本実施形態の場合、前述のチャット機能を有することにより、ユーザーは購入前にチャットを利用して移動販売業者に領収書の発行を依頼することもできる。これに伴い、予め領収書の発行を依頼された移動販売業者は、販売前に領収書を準備して効率的に飲食料の調理、販売等を行うことができる。
<第3の付加的な機能及び構成>
第3の付加的な機能及び構成は、前述の移動販売業者に関する「業者情報」に関する。具体的には、業者情報には、移動販売業者の定められた期間における移動ルートRTに関する移動情報が含まれいる。そして、例えば、ユーザーがユーザー向けアプリの「menu」(図2参照)を操作することで、ユーザー用情報機器30の画面にはアプリケーション50によって支払い情報(図示省略)が表示可能とされてもよく、また、ユーザーが地図画面MD上の移動販売業者のピンをクリックすると表示可能とされていてもよい。ユーザー用情報機器30の地図画面MDには、アプリケーション50によって移動ルートRTが表示可能とされている(図2の太字破線を参照)。ここで、前述の「定められた期間」には、例えば、ユーザーがアプリケーション50を利用する当日の期間でもよく、ユーザーがアプリケーション50を開始した時点以降の当日の期間でも当日を含む数日間でもよい。また、ユーザーがアプリケーション50を開始した時点を基準とした過去及び将来の数日間でもよい。定められた期間は、ユーザーにより例えばユーザー向けアプリを利用して選択可能とされている。ここで、図2の移動ルートRTは、一例として移動販売業者(チヂミ販売車)についてのみ表示されているが、ユーザーがユーザー向けアプリを操作することで、地図画面MD上に表示されているすべての移動販売業者の移動ルートRTを表示させるようにしてもよく、ユーザーが選択した一又は2以上の移動販売業者のみの移動ルートRTを表示させるようにしてもよい。この場合、どの移動販売業者の移動ルートRTを表示させるかについては、例えば、ユーザーが地図画面MD上の移動販売業者をクリックして選択できるようにしてもよい。また、図2の移動ルートRTの表示には、その移動販売業者が存在する又は存在していた時間に関する情報が開示されていないが、これを表示するようにしてもよい。
したがって、第3の付加的な機能及び構成によれば、ユーザーは、自身の今後の予定を考慮して、自身に都合のよい移動販売業者から飲食料を購入することができる。また、ユーザーは、チャット機能を利用し、受け取り場所及び受け取り時間を確定させたうえで、飲食料の購入の予約を行うことができる。これに伴い、飲食料の購入の予約を受けた移動販売業者は、予定を確保したうえで今後の販売を行うことができる。
<第4の付加的な機能及び構成>
第4の付加的な機能及び構成は、前述の移動販売業者に関する「業者情報」に関する。具体的には、業者情報には、日付別における、移動ルートRT及び当該移動ルートRTの各位置での滞在長さについての情報の少なくとも1つ以上に関する日付別情報が含まれいる。そして、例えば、ユーザーがユーザー向けアプリの「menu」(図2参照)を操作することで、ユーザー用情報機器30の地図画面MDには、アプリケーション50によって、表示時点以降の日付別における、移動ルートRT及び当該移動ルートRTの各位置での滞在長さが表示可能とされている(図示省略)。
したがって、第4の付加的な機能及び構成による効果は、前述の第3の付加的な機能及び構成による効果と同様である。
<第5の付加的な機能及び構成>
第5の付加的な機能及び構成は、前述の第4の付加的な機能及び構成で説明した地図画面MDにおける「移動ルートRT」の表示方法に関する。具体的には、地図画面MDに表示される移動ルートRTは、アプリケーション50によって、日付毎に互いに異なる色彩を付して表示可能とされている(図示省略)。
したがって、第5の付加的な機能及び構成によれば、日付によらず同じ色彩を付して表示される場合に比べて、ユーザーに日付毎の移動ルートRTが把握され易い。
<第6の付加的な機能及び構成>
第6の付加的な機能及び構成は、前述の第5の付加的な機能及び構成で説明した地図画面MDにおける移動ルートRTの「日付毎に互いに異なる色彩」に関する。具体的には、地図画面MDに表示される、移動ルートRTの日付毎に互いに異なる色彩は、アプリケーション50を介して、ユーザーが複数種の色彩から選択可能とされている。ここで、異なる複数種の色彩の組み合わせは、ユーザーがユーザー向けアプリから選択可能とされている(図示省略)。例えば、色覚異常のユーザーがアプリケーション50を使用する場合、自身が識別し易い色彩の組み合わせを選択することが可能となる。
したがって、第6の付加的な機能及び構成によれば、色覚異常のユーザーにとっても利用し易い。特に、複数種の色彩の中からユーザーが識別し易い色彩の組み合わせを選択できることから、色覚特性の異なる色覚異常のユーザーの傾向(どの波長の色彩が視認し易くどの波長の色彩が視認し難いかの傾向)に応じて個別に識別し易い色彩の組み合わせを選択可能とする点で有効である。
<第7の付加的な機能及び構成>
第7の付加的な機能及び構成は、前述の第3及び第4の付加的な機能及び構成で説明した地図画面MDにおける「移動ルートRT」の表示方法に関する。具体的には、地図画面MDに表示される、各移動販売業者の移動ルートRTは、アプリケーション50によって、互いに異なる線種を用いて表示可能とされている。ここで、異なる線種とは、例えば、異なる太さの実線、破線、一点鎖線、二点鎖線その他の線及びこれらの組み合わせとされている。または、地図画面MDに表示される、各移動販売業者の日付別の移動ルートRTは、アプリケーション50によって、日付毎に異なる線種を用いて表示可能とされている。そのため、第6の付加的な機能及び構成の形態では複数の移動ルートRTを識別することが困難とされる色覚異常のユーザー(以下、強度の色覚異常のユーザーという。)でも複数の移動ルートRTを識別することができる。
したがって、第7の付加的な機能及び構成によれば、強度の色覚異常のユーザーにとっても利用し易い。
<第8の付加的な機能及び構成>
第8の付加的な機能及び構成は、前述の第3~第7の付加的な機能及び構成で説明した地図画面MDにおける「移動ルートRT」の伝達方法に関する。具体的には、地図画面MDに表示される、各移動販売業者の移動ルートRTは、アプリケーション50によって、互いに異なる線種、色彩等を用いて表示可能とされるとともに、音声を用いて伝達可能とされている。ここで、この音声は、ユーザー用情報機器30のスピーカー等によりユーザーに伝達される。
したがって、第8の付加的な機能及び構成によれば、視覚によって複数の移動ルートRTを識別することが困難とされるユーザーであっても複数の移動ルートRTを識別又は認識することができる。
<第9の付加的な機能及び構成>
第9の付加的な機能及び構成は、前述の移動販売業者に関する「業者情報」に関する。具体的には、業者情報には、各移動販売業者がその日に販売した各飲食料の数量(販売実績数量)が含まれている。この販売実績数量は、業者用情報機器40から管理システム20に定期的に又はその販売のたびに送信される。そして、ユーザーがユーザー向けアプリの「menu」(図2参照)を操作することで、ユーザー用情報機器30にはこの販売実績数量が表示可能とされている(図示省略)。
したがって、第9の付加的な機能及び構成によれば、ユーザーは各移動販売業者のその日の販売実績数量を知ることができる。すなわち、ユーザーはその日の各移動販売業者が取り扱う商品の人気度を知ることができる。
<第10の付加的な機能及び構成>
第10の付加的な機能及び構成は、前述の移動販売業者に関する「業者情報」に関する。具体的には、業者情報には、各移動販売業者がその日に販売可能な各飲食料の数量(販売可能数量)が含まれている。この販売可能数量は、業者用情報機器40から管理システム20に定期的に又はその販売のたびに送信される。または、最初に業者用情報機器40から管理システム20に販売可能数量を送信しておけば、管理システム20のプログラム52が業者用情報機器40から販売情報を受信するたびに販売可能数量を更新するようにしてもよい。そして、ユーザーがユーザー向けアプリの「menu」(図2参照)を操作することで、ユーザー用情報機器30にはこの販売可能数量が表示可能とされている(図示省略)。
したがって、第10の付加的な機能及び構成によれば、ユーザーは各移動販売業者の今後の販売可能数量を知ることができる。
なお、例えば、移動販売業者がその日の移動販売を開始した後で飲食料を調理するための材料を仕入れた場合であってこれにより販売可能数量が変動したときは、移動販売業者は業者用情報機器40から管理システム20に販売可能数量の変更、更新等を行えるようにしてもよい。そして、この更新後の販売可能数量がユーザー用情報機器30でユーザー向けアプリを介して表示されるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザーは各移動販売業者の更新後の販売可能数量を知ることができる。
<第11の付加的な機能及び構成>
第11の付加的な機能及び構成は、前述の移動販売業者に関する「業者情報」に関する。具体的には、業者情報には、各移動販売業者がその時点(ユーザーがユーザー用情報機器30を介して情報を入手した時点)の各飲食料の予約数量(販売予約数量)が含まれている。この販売予約数量は、業者用情報機器40から管理システム20に定期的に又はその販売のたびに送信される。そして、ユーザーがユーザー向けアプリの「menu」(図2参照)を操作することで、ユーザー用情報機器30にはこの販売予約数量が表示可能とされている(図示省略)。
したがって、第10の付加的な機能及び構成によれば、ユーザーは各移動販売業者の現時点での販売予約数量を知ることができる。すなわち、ユーザーはその日の各移動販売業者が取り扱う商品の人気度を知ることができる。
<第12の付加的な機能及び構成>
第12の付加的な機能及び構成は、前述の第3~第8の付加的な機能及び構成に関連するものである。具体的には、業者情報には、移動販売業者の「過去の」定められた期間における移動ルートRTに関する移動情報が含まれいる。
過去の移動ルートRTに関する移動情報は、これまで説明した、ユーザーの今後の商品の購入には直接的に関係はしない。しかしながら、移動販売業者が使用する移動販売車両は、一般的に、定められた移動ルートを移動し、かつ、一定の期間予め定められた場所に滞在して販売活動を行う。そのため、移動販売業者がその販売活動の際に知り得た情報は、例えば、その移動ルートRT及びその周辺で生じた過去の事故や犯罪に有力なものとなり得る。
したがって、第12の付加的な機能及び構成によれば、仮に移動販売業者の過去の販売活動の範囲で事故や犯罪があった場合に、警察の捜査に有効活用される可能性があるといえる。
<第13の付加的な機能及び構成>
第13の付加的な機能及び構成は、前述のユーザー向けアプリの「地図画面MD」(図2参照)及び業者用情報機器40の管理画面に表示される地図画面(図示省略)に関する。具体的には、アプリケーション50により、(1)ユーザー用情報機器30の地図画面MDには、ユーザーが複数の移動販売業者が販売する各飲食料のうちのいずれかの飲食料を、いつどこで購入したいかについての購入希望マーク(図示省略)を付与可能とされており、かつ、(2)当該移動販売業者が使用する業者用情報機器40の管理画面の地図画面にも購入希望マークが表示可能とされている。
例えば、ユーザーは、ユーザー用情報機器30のユーザー向けアプリの「menu」(図2参照)を押して、地図画面MD上にいつどこでどの移動販売業者から何をどの程度の数量購入したいかについての購入希望マークを、購入希望場所に付与することができるようになっている。そうすると、この購入希望に関する情報は、管理システム20に送信されるとともに管理システム20は当該情報を当該ユーザーが購入を希望する移動販売業者の業者用情報機器40に送信する。その結果、当該移動販売業者は、その業者用情報機器40の管理画面に表示される地図画面にも購入希望マークが表示される。その結果、当該ユーザーと当該移動販売業者との間で、商品の購入の予約が成立するようにしてもよい。また、購入希望マークを確認した移動販売業者は、チャット機能を利用して予約を受けた旨のレスポンスを管理システム20に送信し、管理システム20が更に当該レスポンスを予約したユーザーのユーザー用情報機器30に送信してもよい。
したがって、第13の付加的な機能及び構成によれば、ユーザーは自身が使用するユーザー向けアプリの地図画面MDに購入希望マークを付与することで商品購入の予約を行うことができる。また、ユーザーからの購入希望マークを受け取った移動販売業者は、自身が使用する業者向けアプリの管理画面を介して予約があったことを知ることができる、また、チャット機能を利用して容易に予約を受けたことのレスポンスを当該ユーザーに知らせることができる。
<第14の付加的な機能及び構成>
第14の付加的な機能及び構成は、ユーザーによる移動販売業者についての口コミ情報に関する。具体的には、ユーザーは、前述のユーザー向けアプリを介して、自身が選択した移動販売業者についての口コミ情報を、当該ユーザー向けアプリで表示可能な掲示板(図示省略)に書き込み可能とされている。そのうえで、当該口コミ情報を書き込みされた移動販売業者は、業者用情報機器40の管理画面を介して、当該口コミ情報を各ユーザーのユーザー用情報機器30の画面に公開又は非公開にすることを選択可能とされている。
したがって、第14の付加的な機能及び構成によれば、各ユーザーは、移動販売業者についての口コミ情報を、他のユーザーと共有することができる。これに対して、口コミ情報を書き込みされた移動販売業者は当該口コミ情報の掲示板へでの公開及び非公開を選択可能とされているため、当該移動販売業者は自身が公開するには好ましくない口コミ情報を他のユーザーに対して非公開にすることができる。
<第15の付加的な機能及び構成>
第15の付加的な機能及び構成は、前述のチャット機能に関する。具体的には、前述のとおり、各ユーザーと、各移動販売業者とは、それぞれが使用する、ユーザー用情報機器30と業者用情報機器40とを利用して管理システム20を介してチャットを行うことができる(図2参照)。そして、第15の付加的な機能及び構成では、アプリケーション50は、ユーザー及び当該ユーザーとチャットを行う移動販売業者の少なくとも一方が当該チャットの内容に不適切な表現が含まれると判断した場合に、当該少なくとも一方がユーザー用情報機器30又は業者用情報機器40を利用して当該不適切な表現が含まれる旨を管理システム20に通報可能に構成されている。具体的には、ユーザーのチャット画面(図示省略)及び当該ユーザーとチャットを行う移動販売業者のチャット画面(図示省略)には、例えば、「不適切表現を通報する」というボタンが表示されており、両社のいずれか一方がチャットの際にそのボタンを押すと、管理システム20にその旨が通報されるようになっている。その結果、管理システム20を管理する管理者(例えば、アプリケーション50の管理会社)は、当該通報があった場合に両者間のチャットの内容を確認して両者のトラブルの原因を調査する等が可能となる。
したがって、第15の付加的な機能及び構成によれば、チャットを行うユーザーと移動販売業者との間のトラブルを、管理者に知らせることができる。
<第16の付加的な機能及び構成>
第16の付加的な機能及び構成は、第15の付加的な機能及び構成に関する。具体的には、ユーザーと当該ユーザーとチャットを行う移動販売業者とのチャットの履歴は、管理システム20の記憶媒体Mのデータファイル54に保存されており、当該ユーザー、当該ユーザーとチャットを行った移動販売業者及び管理システム20の管理者は、当該チャットの履歴を閲覧可能とされている。
したがって、第16の付加的な機能及び構成によれば、チャットにおいてトラブルに巻き込まれたユーザー及び移動販売業者と、仲介役となる管理者とが、トラブルの原因となったチャットの履歴を利用して、トラブルの解決を行うことができる。
<第17の付加的な機能及び構成>
第17の付加的な機能及び構成では、基本的な機能及び構成に加え、又は、基本的な機能及び構成に第1~第15の付加的な機能及び構成の少なくとも1つを加えた形態に加え、アプリケーション50を、移動不可能な飲食業者も利用可能とされている(図3参照)。図3では、移動不可能な飲食業者は、「移動不可能飲食業者」と記載されている。また、移動不可能な飲食業者がアプリケーション50を使用するための機器(移動不可能な業者用情報機器)は、移動不可能飲食業者用情報機器60とされている。図3に示されるように、移動不可能飲食業者用情報機器60は、管理システム20を介して各移動販売業者が使用する業者用情報機器40と双方向への情報伝達が可能とされている。
そのため、移動不可な飲食業者は、移動不可能飲食業者用情報機器60で使用できるアプリケーション50を介して、例えば、各移動販売業者に対して自身が取り扱っている飲食料の販売代行の依頼が可能とされている。例えば、移動不可能な飲食業者が焼き鳥店の場合に、当該焼き鳥店自体が、調理前(焼く前)の焼き鳥と焼き鳥用のたれとを、移動販売業者からの依頼又は自身から移動販売業者へ依頼により、移動販売業者に受け渡し、移動販売業者に代理で調理(焼く工程)を行ってもらって代理で販売してもらうことができる。この場合、当該焼き鳥店は、いわゆるセントラルキッチンとしての機能を発揮することができる。また、移動不可能な飲食業者が有名なラーメン店の場合に、当該ラーメン店は、移動販売業者からの依頼で、調理前(ゆでる前)の麺、出来上がったスープ等を当該移動販売業者に受け渡し、移動販売業者に代理で調理を行ってもらって代理で販売してもらうことができる。また、アプリケーション50を介した掲示板等の情報伝達手段(図示省略)を利用して、このような代理販売の情報をユーザーのユーザー用情報機器30を介してユーザーに知らせることができる。
したがって、第17の付加的な機能及び構成によれば、移動不可能な飲食業者も含めた飲食料のユーザーへの提供を行うことができる。これに伴い、この移動販売管理システム10Aは、移動不可能な飲食業者も含めた飲食料のユーザーへの提供を行うことができ、また、移動不可能な飲食業者をセントラルキッチンとして有効活用することができる。
<第18の付加的な機能及び構成>
第18の付加的な機能及び構成では、第17の付加的な機能及び構成(図3参照)において、移動不可能な飲食業者は、移動不可能業者用情報機器60、管理システム20及び業者用情報機器40を介して、移動販売業者とチャットが可能とされている。さらに、管理システム20は、各移動不可能な飲食業者の情報を管理するようになっている。
したがって、第18の付加的な機能及び構成によれば、第17の付加的な機能を容易に実現することができる。
以上が、本実施形態の移動販売管理システム10の付加的な機能及び構成、利用方法並びに効果についての説明である。
≪変形例≫
以上のとおり、本発明の一例について前述の実施形態を用いて説明したが、本発明は前述の実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲には、例えば、下記のような形態(変形例)も含まれる。
例えば、本実施形態の説明のとおり、管理システム20(図2及び図3参照)は、複数のユーザー情報、複数の移動販売業者の業者情報、複数の移動不可能な飲食料販売業者の情報(データ)を管理している。例えば、各ユーザーのユーザー情報には、購入履歴の他に、各ユーザーの飲食料の好み等を含めてもよい。このようにすることで、管理システム20には、アプリケーション50を利用する複数のユーザーのユーザー情報、複数の移動販売業者の業者情報、複数の移動不可能な飲食料販売業者の情報(データ)等が集まる。そのため、管理システム20を管理する管理者は、自身の経験上の判断により又は集めたデータを解析ソフト(図示省略)により解析させることにより、見込み客となる複数のユーザーの要望、好み等に応じて、移動販売業者のスケジュールを作成することができる。
また、例えば、管理システム20から特定のユーザー(飲食料の好みにより選択されたユーザー)に向けて、当日又は近日中に販売される特定の移動販売業者の取り扱い商品を知らせることができる。これにより、その知らせを受けたユーザーは、当該取り扱い商品を購入する可能性がある。
10 移動販売管理システム
10A 移動販売管理システム
20 管理システム
30 ユーザー用情報機器
40 業者用情報機器
50 アプリケーション
52 プログラム
54 データファイル
56 各種ライブラリ
MD 地図画面
RT 移動ルート

Claims (21)

  1. 移動可能な移動体を使用して少なくとも一品以上の飲食料を販売する少なくとも一業者以上の移動販売業者の業者情報と、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者から前記少なくとも一品以上の飲食料を購入するユーザーのユーザー情報とを管理する管理システムに利用可能とされ、前記管理システムを介して前記少なくとも一業者の移動販売業者と前記ユーザーとの双方向への情報伝達を可能にするプログラムであって、
    コンピュータを用いて、
    前記ユーザーが使用するユーザー用情報機器を介して地図画面を表示可能なアプリケーションの前記地図画面に、当該ユーザーの使用位置又は当該ユーザーが登録した登録位置を表示させるユーザー位置表示機能、
    前記使用位置又は前記登録位置から定められた範囲に存在する前記少なくとも一業者以上の移動販売業者が存在する存在位置、及び、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者がそれぞれ販売する飲食料の種類に関する種類情報を、前記地図画面又は前記ユーザー用情報機器の画面に表示させる移動販売業者表示機能、及び、
    前記地図画面に前記存在位置を有する前記少なくとも一業者の移動販売業者のうち前記ユーザーが選択した移動販売業者と前記ユーザーとのチャットを可能にさせるチャット機能、
    を実現させるためのプログラム。
  2. 前記種類情報には、それぞれの消費エネルギー、主要アレルギー及び値段の少なくとも1つ以上の特定情報が含まれており、
    前記ユーザー用情報機器の画面には、前記アプリケーションによって前記少なくとも1つ以上の特定情報が表示可能とされている、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記業者情報には、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者における支払い方法に関する支払い情報が含まれており、
    前記ユーザー用情報機器の画面には、前記アプリケーションによって前記支払い情報が表示可能とされている、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記業者情報には、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者の定められた期間における移動ルートに関する移動情報が含まれており、
    前記地図画面には、前記アプリケーションによって前記移動ルートが表示可能とされている、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のプログラム。
  5. 前記移動情報には、日付別における、移動ルート及び前記移動ルートの各位置での滞在長さについての情報の少なくとも1つ以上に関する日付別情報が含まれており、
    前記地図画面には、前記アプリケーションによって、表示時点以降の前記日付別における、移動ルート及び前記移動ルートの各位置での滞在長さが表示可能とされている、
    請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記地図画面には、前記アプリケーションによって、前記日付別における移動ルートが日付毎に互いに異なる色彩を付して表示可能とされている、
    請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記日付毎に互いに異なる色彩は、前記アプリケーションを介してユーザーが複数種の色彩から選択可能とされている、
    請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記地図画面には、前記アプリケーションによって、前記日付別における移動ルートが日付毎に互いに異なる線種を用いて表示可能とされている、
    請求項5に記載のプログラム。
  9. 前記ユーザー用情報機器は、前記アプリケーションによって、表示時点以降の前記日付別における、移動ルート及び前記移動ルートの各位置での滞在長さが音声を用いて伝達可能とされている、
    請求項1~8のいずれか一項に記載のプログラム。
  10. 前記ユーザー用情報機器は、前記アプリケーションによって、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者がその日に販売した前記少なくとも一品以上の飲食料の販売実績数量を表示可能とされている、
    請求項1~8のいずれか一項に記載のプログラム。
  11. 前記ユーザー用情報機器は、前記アプリケーションによって、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者がその日に販売可能な前記少なくとも一品以上の飲食料の販売可能数量を表示可能とされている、
    請求項1~9のいずれか一項に記載のプログラム。
  12. 前記ユーザー用情報機器は、前記アプリケーションによって、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者がその時点で受けている前記少なくとも一品以上の飲食料の販売予約数量を表示可能とされている、
    請求項1~11のいずれか一項に記載のプログラム。
  13. 前記業者情報には、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者の過去の定められた期間における移動ルートに関する移動情報が含まれいる、
    請求項1~12のいずれか一項に記載のプログラム。
  14. 前記アプリケーションにより、(1)前記地図画面には、前記ユーザーが前記少なくとも一業者以上の移動販売業者が販売する前記少なくとも一品以上の飲食料を、いつどこで購入したいかについての購入希望マークを付与可能とされており、かつ、(2)前記少なくとも一業者以上の移動販売業者が使用する業者用情報機器の管理画面には、前記地図画面における前記購入希望マークが表示可能とされている、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のプログラム。
  15. 前記管理システムには、前記ユーザーが、前記アプリケーションを介して、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者についての口コミ情報を書き込み可能とされており、
    前記口コミ情報を書き込みされた前記少なくとも一業者以上の移動販売業者は、前記管理画面を介して、前記口コミ情報をすべてのユーザーの前記ユーザー用情報機器の画面に公開又は非公開にすることを選択可能とされている、
    請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記少なくとも一業者以上の移動販売業者は、業者用情報機器を介して前記ユーザーとチャットを可能とされており、
    前記ユーザーは、前記ユーザー用情報機器を介して前記少なくとも一業者以上の移動販売業者とチャットを可能とされており、
    前記アプリケーションは、前記ユーザー及び前記少なくとも一業者以上の移動販売業者の少なくとも一方が前記チャットの内容に不適切な表現が含まれると判断した場合に、当該少なくとも一方が前記ユーザー用情報機器又は前記業者用情報機器を利用して当該不適切な表現が含まれる旨を前記管理システムに通報可能に構成されている、
    請求項1~15のいずれか一項に記載のプログラム。
  17. 前記チャットの履歴は、前記管理システムに保存されており、
    前記ユーザー、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者及び前記管理システムの管理者は、前記履歴を閲覧可能とされている、
    請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記アプリケーションは、少なくとも一業者以上の移動不可能な飲食業者も利用可能とされ、
    前記少なくとも一業者以上の移動不可能な飲食業者は、前記アプリケーションを介して、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者に対して自身が取り扱っている少なくとも一品以上の飲食料の販売代行の依頼が可能とされている、
    請求項1~17のいずれか一項に記載のプログラム。
  19. 前記少なくとも一業者以上の移動販売業者は、業者用情報機器を介して前記移動不可能な飲食業者とチャットが可能とされている、
    請求項18に記載のプログラム。
  20. 請求項1~19のいずれか一項に記載のプログラムと、
    少なくとも一人以上のユーザーがそれぞれ使用するユーザー用情報機器であって、前記アプリケーションが利用可能とされているユーザー用情報機器と、
    前記少なくとも一業者以上の移動販売業者がそれぞれ使用する業者用情報機器であって、前記アプリケーションが利用可能とされている業者用情報機器と、
    移動可能な移動体を使用して少なくとも一品以上の飲食料を販売する少なくとも一業者以上の移動販売業者の業者情報と、前記少なくとも一業者以上の移動販売業者から前記少なくとも一品以上の飲食料を購入するユーザーのユーザー情報とを管理する管理システムと、
    を備える移動販売管理システム。
  21. 前記少なくとも一業者以上の移動不可能な飲食業者がそれぞれ使用する飲食業者用情報機器であって、前記アプリケーションが利用可能とされている移動不可能な飲食業者用情報機器を備え、
    前記管理システムは、更に、前記一業者以上の移動不可能な飲食業者の情報を管理する、
    請求項20に記載の移動販売管理システム。
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