JP2023001452A - ガスメータ - Google Patents

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堅哉 冨田
Kenya Tomita
光臣 高鍬
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【課題】メータケースに組み付ける部品点数の削減を図ることが可能なガスメータを提供する。【解決手段】本実施形態のガスメータ10では、メータケース11内に第1方向H1で隣接する流入部屋30と計測部屋31が備えられ、第1方向H1と直交する上方から流入部屋30に流れ込んだ燃料ガスは、流入部屋30と計測部屋31との間の第1の仕切壁25の貫通孔28を通って計測部屋30から計測管50に流入する。そして、異常時には、遮断弁20の弁体21により流入部屋30側から貫通孔28が閉塞される。本実施形態では、貫通孔28の内面にリング部71が嵌合し、リング部71に、異常時に遮断弁20の弁体21が当接する弁座としての環状突部75と、燃料ガスを整流するための部分閉塞壁74と、が備えられている。このように、弁座と整流するための構造とが一体に形成されているので、メータケース11に組み付ける部品点数の削減を図ることができる。【選択図】図7

Description

本開示は、異常時にメータケース内へのガスの供給を遮断する遮断弁を有するガスメータに関する。
この種のガスメータとして、遮断弁の弁座部品と、整流器とがメータケースに組み付けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-008116号公報(段落[0027]、[0028]及び図2)
従来のガスメータに対し、メータケースに組み付ける部品点数の削減を図ることが求められている。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、ガスの流量を計測するための計測部屋の隣に流入部屋を有し、前記計測部屋と前記流入部屋とが並ぶ第1方向と直交する第2方向から前記流入部屋に流れ込むガスが、前記流入部屋と前記計測部屋との間の仕切壁を貫通する貫通孔を通って前記計測部屋に流れ込むメータケースと、前記流入部屋から前記計測部屋に流れ込むガスを整流する整流器と、異常時に前記流入部屋側から前記貫通孔を閉塞する弁体を有する遮断弁と、を備えるガスメータにおいて、前記整流器は、前記貫通孔に嵌合固定されるリング部と、前記リング部に形成されて前記異常時に前記弁体と当接する弁座とを備えるガスメータである。
請求項2の発明は、前記整流器には、前記リング部の内側の一部を閉塞する部分閉塞壁と、前記リング部の内側のうち前記部分閉塞壁により閉塞されていない部分開口と、が備えられ、前記計測部屋には、管構造をなして、前記計測部屋を通過するガスの全てが内側を通過しかつ端部開口が前記部分閉塞壁に対向する計測管が収容され、前記計測管を通過するガスの流速に基づいてガスの流量を計測する請求項1に記載のガスメータである。
請求項3の発明は、前記部分閉塞壁は、前記リング部のうち前記計測部屋側の端部に配置され、前記仕切壁のうち前記計測部屋側を向く側面と、前記部分閉塞壁のうち前記計測部屋側を向く主平面とが面一に配置されている請求項2に記載のガスメータである。
請求項4の発明は、前記部分閉塞壁のうち前記部分開口側の縁部は、直線状に延び、
前記計測管の端部開口は、四角形をなし、その四角形の一辺と前記部分閉塞壁の前記部分開口側の縁部とが平行に配置されている請求項2又は3に記載のガスメータである。
請求項5の発明は、前記部分閉塞壁は、前記貫通孔のうち前記流入部屋の上流側に配置されている請求項2から4の何れか1の請求項に記載のガスメータである。
請求項6の発明は、前記整流器の軸長は、前記仕切壁の壁厚よりも小さくなっている請求項1から5の何れか1の請求項に記載のガスメータである。
請求項7の発明は、前記弁体は、前記貫通孔側を向く面に円板状のパッキンを重ねて備え、前記弁座は、環状をなして前記リング部から前記流入部屋側に突出し、前記パッキンに食い込む構造をなしている請求項1から6の何れか1の請求項に記載のガスメータである。
本開示のガスメータでは、メータケース内に第1方向で隣接する流入部屋と計測部屋が備えられ、第1方向と直交する第2方向から流入部屋に流れ込んだガスは、流入部屋と計測部屋との間の仕切壁に設けられた貫通孔を通って計測部屋に流入し、異常時には、遮断弁の弁体が流入部屋側から貫通孔を閉塞して計測部屋へのガスの流入が遮断される。そして、流入部屋から計測部屋に流れ込むガスを整流するための整流器が、貫通孔に嵌合固定されるリング部に備えられている。さらに、リング部には、異常時に遮断弁の弁体が当接する弁座も備えられている。つまり、本開示のガスメータでは、整流器と、弁座とが一体に形成されているのでメータケースに組み付ける部品点数の削減を図ることができる。
請求項2のガスメータでは、整流器は、リング部の内側を閉塞する部分閉塞壁と、閉塞しない部分開口とを備えている。そして、計測部屋には、計測部屋を通過するガスの全てが内側を通過する計測管を収容し、部分閉塞壁が計測管の端部開口に対向する構成となっている。これにより、整流器の部分開口を通過したガスが乱流状態であっても、部分閉塞壁の表面に沿って第2方向に流れてから計測管の端部開口側(第1方向)に向きを変えることで、計測管に流れ込むガスを層流状態になるように整流することができる。
また、部分閉塞壁を貫通孔のうち流入部屋の上流側に配置すれば(請求項5の発明)、第2方向から流入部屋に流れ込んだガスの大部分が部分閉塞壁で受け止められる。これにより、ガスは、まず部分閉塞壁の表面に沿って第2方向に流れてから、向きを変えて部分開口を通過した後、さらに部分閉塞壁の表面に沿って第2方向に流れてから、計測管の端部開口側に向きを変えるので、計測管に流れ込むガスを一層整流することができる。
さらに、部分閉塞壁をリング部のうち計測部屋側の端部に配置して、部分閉塞壁のうち計測部屋側の主平面を仕切壁の計測部屋側の内面と面一に配置すれば(請求項3の発明)、計測管の端部開口の前側の圧力損失の増加を抑えることができる。また、計測管の端部開口が四角形をなしていた場合に、その四角形の一辺と部分閉塞壁の部分開口側の縁部とを平行に配置すれば(請求項4の発明)、部分閉塞壁の表面に沿って流れてきたガスを計測管内に均一に流れ込ませることができる。
しかも、請求項6のガスメータのように、整流器の軸長を、仕切壁の壁厚よりも小さい構成とすれば、貫通孔の内側に収まるコンパクトな構造で計測部屋に流れ込むガスを整流することができる。
また、弁座を、請求項7のガスメータのように、例えば、リング部から流入部屋側に環状に突出する構造として、遮断弁の弁体のうち貫通孔側を向く面に重ねて備えられた円板状のパッキンに食い込んで貫通孔を閉塞する構成としてもよい。
本発明の一実施形態に係るガスメータの斜視図 ガスメータの分解斜視図 ガスメータの正断面図 ガスメータの前面カバー、前面蓋を取り外した状態の斜視図 整流器の(A)計測部屋から見た斜視図、(B)流入部屋から見た斜視図 遮断弁の弁体の斜視図 ガスメータの拡大正断面図 他の実施形態に係る整流器の(A)計測部屋から見た斜視図、(B)流入部屋から見た斜視図 他の実施形態に係るガスメータの拡大正断面図 他の実施形態に係るガスメータの拡大正断面図
以下、図1~図7を参照して、本実施形態のガスメータ10Aについて説明する。本実施形態のガスメータ10Aは、超音波を利用して燃料ガスの流量を計測する、所謂、超音波流量計であって、ガス管99の途中に接続されるメータケース11に、遮断弁20(図2参照)、計測管50(図3参照)、整流器70(図3参照)等を収容して備える。
メータケース11は、例えばアルミのダイキャスト品であって、横方向に延びた略直方体状のダクト部12を有する。以下、ダクト部12が延びる第1の水平方向を「第1方向H1」といい、それと直交する第2の水平方向を「前後方向H2」という。また、前後方向H2のうち後述する前面フランジ16を有する側を「前側」等といい、その反対側を「後側」等ということとする。なお、上下方向が特許請求の範囲の「第2方向」に相当する。
図2に示すように、ダクト部12のうち前方から見て左側(以下、単に「左側」といい、その反対側を単に「右側」という)に左側面開口10Kを備えたフード部13が備えられ、フード部13の四隅には、面取り傾斜壁35が備えられている。さらに、左側面開口10Kの開口縁からは四角形の枠形突壁36が突出している。枠形突壁36の端面には、環状のOリング溝36Aが形成されると共に、Oリング溝36Aより外側の四隅に螺子孔が形成されている。そして、Oリング溝36AにOリング(図示せず)が収容された状態で、左側面蓋15が枠形突壁36に宛がわれて螺子止めされている。これにより、フード部13の左側面開口10Kが密閉される。
フード部13とダクト部12との間は、弁装着壁14によって区画されている。また、ダクト部12内は、図3に示すように、弁装着壁14側から第1方向H1に順番に並ぶ第1~第3の仕切壁25,26,27により、同じく順番に並ぶ、流入部屋30、計測部屋31、中間部屋32及び流出部屋33に区画されている。なお、第1の仕切壁25が、特許請求の範囲の「仕切壁」に相当する。
なお、ダクト部12のうち前方から見て右側には、図3に示すように、流出部屋33が開放される右側面開口33Kが備えられ、右側面開口33Kの開口縁からは四角形の枠形突壁37が突出している。そして、枠形突壁37に形成された環状のOリング溝37Aに図示しないOリングが収容された状態で、右側面蓋19が枠形突壁37に宛がわれて螺子止めされ、右側面開口33Kが密閉される(図4参照)。
ダクト部12の上面の左右の両端部には、1対の接続管23,24が突設されて流入部屋30と流出部屋33とに連通している。そして、流入部屋30に連通する一方の接続管23に燃料ガスの供給元側のガス管99(図2参照)が接続される一方、流出部屋33に連通する他方の接続管24に燃料ガスの使用者側のガス管99が接続される。
図3に示すように、弁装着壁14には円形の側部貫通孔14Aが形成され、第1仕切壁25には、その側部貫通孔14Aと第1方向H1で対向する位置に、側部貫通孔14Aと同心の円形の貫通孔28が形成されている。貫通孔28には、後述する整流器70が嵌合している。また、図2に示すように、遮断弁20の固定フランジ20Fがフード部13側の側部貫通孔14Aの開口縁に図示しないパッキンを挟んで宛われて螺子止めされ、遮断弁20の弁体21が流入部屋30に収容されると共に、フード部13内は、遮断弁20の駆動源22及び固定用フランジ20Fが収容される弁収容部屋13Kになっている。なお、貫通孔28と整流器70との嵌合構造については後に詳説する。
メータケース11の前面には、図4に示すように、前面フランジ16が備えられている。前面フランジ16は、外縁部が横長の長方形をなし、ダクト部12から上下に張り出し、第1方向H1の左端部がフード部13と一体になっている。また、前面フランジ16の前面には、外縁部を除く全体を段付き状に陥没させて陥没部16Aが形成され、その陥没部16A内に、計測部屋31、中間部屋32及び流出部屋33の前面を開放する前面開口17が形成されている。
前述した計測管50は、角筒状をなし、その両端寄り位置には、1対の枠形シール部材60が嵌合されている(図4参照)。これに対応して、第2及び第3の仕切壁26,27には、前面開口17側が開口した矩形切欠部29が形成されている。そして、1対の枠形シール部材60がそれぞれ矩形切欠部29内に嵌合されて、計測管50が第1方向H1に延びて計測部屋31と流出部屋33との間を連絡している。このとき、計測管50の入口となる端部開口50Aは、第1の仕切壁25の貫通孔28と第1方向H1で対向する(図3参照)。具体的には、端部開口50Aは、貫通孔28の開口部分のうち上半分と対向するように配置されている。また、計測管50には、図示しない1対の超音波素子が内蔵され、一方の超音波素子から送波された超音波が燃料ガスを伝播して他方の超音波素子に受波される伝搬時間に基づいて、回路基板98(図1参照)上の制御回路がガスの使用量を演算する。
図2に示すように、前面開口17は、前面開口17より一回り大きな長方形の板状をなす前面蓋18によりその外周部をメータケース11に螺子止めされて閉塞される。このとき、前面蓋18の内面には、図示しないパッキンが敷設され、計測部屋31と中間部屋32との間、中間部屋32と流出部屋33との間が気密状態に区画される。
前面蓋18のうち中間部屋32に対向する部分には、ケーブル挿通孔18Aが形成され、計測管50の超音波素子の図示しないケーブルがケーブル挿通孔18Aを通して前面蓋18の前側に引き出されている。また、図4に示すように、陥没部16A内の左辺上部には、弁収容部屋13Kに連通するケーブル挿通孔16Bが備えられ、そのケーブル挿通孔16Bを通して遮断弁20の図示しないケーブルが陥没部16Aの前側に引き出されている。また、陥没部16Aにはケーブル挿通孔16Bの下方に、流入部屋30に連通するセンサ取付孔16Cが形成されて、そのセンサ取付孔16Cを塞ぐように図示しない圧力センサが取り付けられている。
陥没部16Aには、前面蓋18の前側に回路基板98が重ねて取り付けられている。そして、回路基板98を覆うように前面カバー81が取り付けられている(図1参照)。回路基板98には、超音波素子、遮断弁20、圧力センサが接続されると共に、前面カバー81内に収容された図示しない電池が電源として回路基板98に接続されている。そして、回路基板98に実装された制御回路により、前述の如く超音波素子を利用して燃料ガスの流量が計測される。
また、回路基板98のスイッチを介して遮断弁20が給電されていて通常は弁体21が貫通孔28から離間されている(図3の状態)。そして、圧力センサにてガス圧の異常が検出されると遮断弁20への通電が遮断され、弁体21が貫通孔28を閉塞する。また、回路基板98には、震動検出器も実装されていて、その震動検出器が基準値以上の揺れを検出したときにも遮断弁20への通電が遮断されて貫通孔28が閉塞される。
さて、本実施形態では、前述したように、流入部屋30と計測部屋31とを連通する貫通孔28に整流器70が嵌合していて、流入部屋30から計測部屋31に流入する燃料ガスの流れの均一化が図られている(図3参照)。具体的には、整流器70は、アルミ又は真鍮の成形品であって、図5(A),(B)に示すように、リング部71と、リング部71の軸方向の両端部にそれぞれ配置される部分閉塞壁74と、環状突部75とを備えた構造をなしている。
リング部71は、図7に示すように、貫通孔28の内面に嵌合固定される。具体的には、リング部71は、貫通孔28と同心で第1方向H1と平行な周面を有し、その外周面のうち軸方向の中間部分に、流入部屋30側を段付き状に拡径する第1段差面71Dが形成され、第1段差面71Dより流入部屋30側が大外径部72、第1段差面71Dより計測部屋側31が小外径部73となっている。
部分閉塞壁74は、リング部71の小外径部73側の端面に備えられている。また、部分閉塞壁74は、図5(A)に示すように、略半円板状をなしてリング部71の内側の開口部分の上半分を閉塞していて、リング部71の内側の開口部分の下半分は、部分閉塞壁74に閉塞されない部分開口74Kとなっている。部分閉塞壁74は、図7に示すように、計測管50の端部開口50A全体と第1方向H1で対向し、部分閉塞壁74の下縁部の直線部分は、計測管50の端部開口50Aよりも下方に配置されている。また、部分閉塞壁74の下縁部の直線部分は、計測管50の端部開口50Aの下辺と平行に配置されている。なお、部分閉塞壁74の厚みは、リング部71の小外径部73の径方向の厚みと略同じとなっている。
環状突部75は、リング部71の大外径部72側の端面から第1方向H1に突出している。環状突部75は、図7に示すように、その外周面の先端側に、先端に向かうに従って縮径するテーパー面75Tが形成され、先端面は円弧状に面取りされた円弧面75Cとなっている。また、環状突部75の内周面は、リング部71の内周面と面一となっている。なお、環状突部75の径方向の厚みは、リング部71の小外径部73の径方向の厚みよりも僅かに大きくなっている。
環状突部75は、遮断弁20への通電が遮断されたときに、弁体21が当接する弁座となっている。具体的には、弁体21は、貫通孔28と同心の円盤状をなし、図6に示すように、貫通孔28側を向く側面21Aの中央部分に、平面視三角形状の突部21Tが設けられている。その突部21Tにゴム等からなるパッキン(図示しない)が取り付けられていて、弁体21のうち貫通孔28側を向く面は、平面形状となっている。そして、そのパッキンに環状突部75の円弧面75Cが食い込み、弁体21と環状突部75との間がシールされて貫通孔28が閉塞される。
ここで、整流器70のリング部71が嵌合される貫通孔28の内面には、図7に示すように、流入部屋30側を段付き状に拡径する第2段差面28Dが形成されて、第2段差面28Dより流入部屋30側が第1内面28A、第2段差面25Dより計測部屋31側が第1内面28Aより小径の第2内面28Bとなっている。第2内面28Bは、第1方向H1と平行な周面を有してリング部71の小外径部73の外径と略同径である一方、第1内面28Aは、計測部屋31から離れるに従って徐々に拡径するテーパ面となっている。なお、第1内面28Aのうち計測部屋31から離れた側の端部の内径がリング部71の大外径部72の外径と略同径となっている。また、弁体21の外径は、貫通孔28の第1内面28Aの内径よりも小さくなっている。
本実施形態では、図7に示すように、流入部屋30の内面は、側部貫通孔14Aと貫通孔28の両端で開口する円筒状に形成されている。つまり、流入部屋30の内面は、貫通孔28の第1内面28A及び側部貫通孔14Aの内面と面一となっている。前述したように、貫通孔28の第1内面28Aは側部貫通孔14Aに向かって拡径するテーパ面となっており、側部貫通孔14Aの内面は、貫通孔28の第1内面28Aと連続するテーパ面となっている。なお、流入部屋30の内面には、一方の接続管23と連通する内面開口23Aが形成されている。
整流器70は、遮断弁20より先にメータケース11に組み付けられて、貫通孔28に嵌合される。具体的には、整流器70は、弁装着壁14の側部貫通孔14Aから第1方向H1に挿入される。そして、貫通孔28の奥部まで挿入されると、貫通孔28の第2段差面28Dにリング部71の第1段差面71Dが当接し、貫通孔28の第2内面28Bにリング部71の小外径部73が嵌合し、リング部71の大外径部72は、貫通孔28の第1内面28Aに押し付けられる。そして、リング部71の外面に予め塗布されたシール剤により整流器70は貫通孔28の内面に固定される。このとき、部分閉塞壁74のうち計測部屋31側を向く主平面74Aは、第1の仕切壁25のうち計測部屋31側を向く側面25Aと面一になるように位置決めされる。一方、環状突部75の先端は貫通孔28から第1方向H1に突出しないように配置される。
本実施形態のガスメータ10Aの構成に関する説明は以上である。次に、このガスメータ10Aの作用効果について説明する。本実施形態のガスメータ10Aでは、図3に示すように、ガス供給元の配管99からの燃料ガスが一方の接続管23内を下方に進んでメータケース11内に流れ込む。メータケース11内では、第1方向H1に並ぶ流入部屋30、計測部屋31、計測管50、流出部屋33の順に燃料ガスが流れ、他方の接続管24内を上方に進み、燃料ガスの使用者側の配管99へと流れ出ていく。そして、計測管50に取り付けられる1対の超音波素子を利用して流量が計測される。ここで、流入部屋30と、計測部屋31との間を仕切る第1の仕切壁25に設けられた貫通孔28は、異常時には、遮断弁20の弁体21により流入部屋30側から閉塞されて計測部屋31への燃料ガスの流入が遮断される。本実施形態では、貫通孔28の内面に嵌合するリング部71を備え、リング部71には、異常時に遮断弁20の弁体21が当接する弁座としての環状突部75と、計測管50に流入する燃料ガスを整流するための部分閉塞壁74とが備えられている。このように、本実施形態のガスメータ10Aでは、弁座と整流するための構造とが一体に形成されているので、メータケース11に組み付ける部品点数の削減を図ることができる。
部分閉塞壁74は、リング部71の内側のうち、計測管50の端部開口50A全体と第1方向H1で対向するので、流入部屋30に流入した燃料ガスが、リング部71の内側のうち部分閉塞壁74が備えられていない部分開口74Kを通過したときに乱流状態であっても、部分閉塞壁74の表面に沿って上方に流れてから計測管50の端部開口50A側(第1方向H1)に向きを変えることで、計測管50に流れ込む燃料ガスを層流状態になるように整流することができる。
また、部分閉塞壁74は、リング部71の内側のうち上半分を覆っており、燃料ガスは、一方の接続管23から上方から下方に向かって流入部屋30に流れ込むので、部分閉塞壁74は、流入部屋30を上流側から覆うこととなる。従って、一方の接続管23から流入部屋30に流れ込む燃料ガスの大部分が部分閉塞壁74で受け止められる。これにより、燃料ガスは、まず部分閉塞壁74の表面に沿って下方に流れてから、向きを変えて部分開口74Kを通過した後、さらに部分閉塞壁74の表面に沿って上方に流れから計測管50の端部開口50A側に向きを変えるので(図7参照)、計測管50内に流れ込む燃料ガスを一層整流することができる。
さらに、本実施形態では、部分閉塞壁74の主平面74Aが第1の仕切壁25の側面25Aと面一に配置されているので、計測管50の端部開口50Aの手前の圧力損失の増加を抑えることができる。また、部分閉塞壁74の下縁部の直線部分は、計測管50の端部開口50Aの下辺と平行に配置されているので、部分閉塞壁74の表面に沿って流れてきた燃料ガスを計測管50内に均一に流れ込ませることができる。
しかも、本実施形態のガスメータ10Aでは、整流器70の軸長が、第1の仕切壁25の壁厚よりも小さくなっているので、貫通孔28の内側に収まるコンパクトな構造で計測管に流れ込む燃料ガスを整流することができる。
また、整流器70は、メータケース11の側部貫通孔14Aから流入部屋30に挿入してリング部71の第1段差面71Dを貫通孔28の第2段差面28Dに当接させることで位置決めできるので組み付けを容易に行うことができる。しかも、流入部屋30の内面は、側部貫通孔14Aと貫通孔28とで開口して、側部貫通孔14に向かって拡径する筒状内面であって、側部貫通孔14A側を拡径する第2段差面28Dを備えた形状となっているので複雑な加工を必要としない。
[他の実施形態]
(1)部分閉塞壁74には、図8(A),(B)に示すように、複数の通気孔74Tが貫通形成されていてもよい。この構成によれば、流入部屋30に流入した燃料ガスは、複数の通気孔74Tを通過することによっても流れが均一化される。なお、各通気孔74Tは、例えば、1対の対辺を上下方向に延びた状態に備える正六角形をなし、部分閉塞壁74と同心の架空の複数の円上に複数並んだ構成とすることができる。
また、部分閉塞壁74が、リング部71の内側全体を閉塞し、複数の通気孔74Tが部分閉塞壁74の全体に形成されていてもよい。
(2)前記実施形態のガスメータ10Aの整流器70は、部分閉塞壁74の主平面74Aが第1の仕切壁25の側面25Aと面一に配置された構成であったが、図9に示すガスメータ10Bのように、部分閉塞壁74の主平面74Aが、第1の仕切壁25の側面25Aよりも計測管50側に突出していてもよい。
(3)前記実施形態のガスメータ10A,10Bでは、部分閉塞壁74がリング部71のうち計測部屋31側の端部に配置されていたが、リング部71の軸方向の中間部分に配置されていてもよい。
(4)前記実施形態のガスメータ10A,10Bでは、環状突部75の先端は貫通孔28から第1方向H1に突出しないように配置されていたが、貫通孔28から第1方向H1に突出していてもよい。
(5)前記実施形態のガスメータ10A,10Bでは、整流器70がアルミ又は真鍮の成形品であったが、樹脂の成型品であってもよい。
(6)前記実施形態のガスメータ10A,10Bでは、リング部71に環状突部75と部分閉塞壁74とを備える構成であったが、例えば、図10に示すガスメータ10Cのように、整流器70Cから弁座となる環状突部75を排除し、その代わりに、遮断弁20の弁体21に環状の突起21Bを設けると共に、貫通孔28の流入部屋30側の開口縁に突起21Bが当接するテーパ面28Tを備える構成であってもよい。
(7)前記実施形態のガスメータ10A,10B,10Cは、ダクト部12が水平方向に延び、1対の接続管23,24が上方に突出していたが、1対の接続管23,24が下方に突出したものや、接続管23,24の一方と他方とがダクト部12の上方と下方とに突出したもの、さらには、ダクト部12が上下方向に延び、1対の接続管23,24が水平方向に突出したものに本発明を適用してもよい。
(8)前記実施形態のガスメータ10A,10B,10Cは、超音波素子を利用して燃料ガスの流量を計測する構成になっていたが、流量の計測原理はどのようなものであってもよい。
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
10A,10B,10C ガスメータ
11 メータケース
20 遮断弁
21 弁体
25 第1の仕切壁(仕切壁)
28 貫通孔
30 流入部屋
31 計測部屋
50 計測管
50A 端部開口
70 整流器
71 リング部
74 部分閉塞壁
74K 部分開口
75 環状突部(弁座)
H1 第1方向

Claims (7)

  1. ガスの流量を計測するための計測部屋の隣に流入部屋を有し、前記計測部屋と前記流入部屋とが並ぶ第1方向と直交する第2方向から前記流入部屋に流れ込むガスが、前記流入部屋と前記計測部屋との間の仕切壁を貫通する貫通孔を通って前記計測部屋に流れ込むメータケースと、
    前記流入部屋から前記計測部屋に流れ込むガスを整流する整流器と、
    異常時に前記流入部屋側から前記貫通孔を閉塞する弁体を有する遮断弁と、を備えるガスメータにおいて、
    前記整流器は、前記貫通孔に嵌合固定されるリング部と、前記リング部に形成されて前記異常時に前記弁体と当接する弁座とを備えるガスメータ。
  2. 前記整流器には、前記リング部の内側の一部を閉塞する部分閉塞壁と、前記リング部の内側のうち前記部分閉塞壁により閉塞されていない部分開口と、が備えられ、
    前記計測部屋には、管構造をなして、前記計測部屋を通過するガスの全てが内側を通過しかつ端部開口が前記部分閉塞壁に対向する計測管が収容され、
    前記計測管を通過するガスの流速に基づいてガスの流量を計測する請求項1に記載のガスメータ。
  3. 前記部分閉塞壁は、前記リング部のうち前記計測部屋側の端部に配置され、
    前記仕切壁のうち前記計測部屋側を向く側面と、前記部分閉塞壁のうち前記計測部屋側を向く主平面とが面一に配置されている請求項2に記載のガスメータ。
  4. 前記部分閉塞壁のうち前記部分開口側の縁部は、直線状に延び、
    前記計測管の端部開口は、四角形をなし、その四角形の一辺と前記部分閉塞壁の前記部分開口側の縁部とが平行に配置されている請求項2又は3に記載のガスメータ。
  5. 前記部分閉塞壁は、前記貫通孔のうち前記流入部屋の上流側に配置されている請求項2から4の何れか1の請求項に記載のガスメータ。
  6. 前記整流器の軸長は、前記仕切壁の壁厚よりも小さくなっている請求項1から5の何れか1の請求項に記載のガスメータ。
  7. 前記弁体は、前記貫通孔側を向く面に円板状のパッキンを重ねて備え、
    前記弁座は、環状をなして前記リング部から前記流入部屋側に突出し、前記パッキンに食い込む構造をなしている請求項1から6の何れか1の請求項に記載のガスメータ。
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