JP2023000125A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】絶縁ガスを適切に放出することができるガス絶縁開閉装置を提供することである。【解決手段】実施形態のガス絶縁開閉装置は、容器と、放圧装置と、を持つ。容器は、導体および絶縁ガスを内部に封入する。放圧装置は、容器の開口に設置され、絶縁ガスの圧力に対応して絶縁ガスを放出口から容器の外部に放出可能である。通電中に保守作業員が立ち入る水平方向の領域であって保守作業員の手が届く鉛直方向の範囲を作業空間とする。放出口は、作業空間と対向しないように配置される。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、ガス絶縁開閉装置に関する。
発電所または変電所などにおいてガス絶縁開閉装置が利用されている。ガス絶縁開閉装置は、導体および絶縁ガスを内部に封入する容器を有する。万が一、アークの発生を伴う内部事故(以下、内部アークと言う。)が発生した場合、絶縁ガスの圧力が急上昇する。絶縁ガスの圧力に対応して絶縁ガスを容器の外部に放出するため、放圧装置が装着される。絶縁ガスを適切に放出することができるガス絶縁開閉装置が求められる。
本発明が解決しようとする課題は、絶縁ガスを適切に放出することができるガス絶縁開閉装置を提供することである。
実施形態のガス絶縁開閉装置は、容器と、放圧装置と、を持つ。容器は、導体および絶縁ガスを内部に封入する。放圧装置は、容器の開口に設置され、絶縁ガスの圧力に対応して絶縁ガスを放出口から容器の外部に放出可能である。通電中に保守作業員が立ち入る水平方向の領域であって保守作業員の手が届く鉛直方向の範囲を作業空間とする。放出口は、作業空間と対向しないように配置される。
以下、実施形態のガス絶縁開閉装置を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態のガス絶縁開閉装置の正面図である。図2は、図1のII-II線における平面断面図である。本願において、直交座標系のZ方向、X方向およびY方向が以下のように定義される。Z方向は鉛直方向であり、+Z方向は上方向である。X方向およびY方向は水平方向である。X方向は遮断器6が伸びる方向であり、Y方向は主母線2(図1参照)が伸びる方向である。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態のガス絶縁開閉装置の正面図である。図2は、図1のII-II線における平面断面図である。本願において、直交座標系のZ方向、X方向およびY方向が以下のように定義される。Z方向は鉛直方向であり、+Z方向は上方向である。X方向およびY方向は水平方向である。X方向は遮断器6が伸びる方向であり、Y方向は主母線2(図1参照)が伸びる方向である。
図1に示されるように、ガス絶縁開閉装置(Gas Insulated Switchgear:GIS)1は、主母線2と送電線(不図示)との間に配置される電路を有する。ガス絶縁開閉装置1のケーブルヘッド9は、送電線に接続される。
図3は、図1のIII-III線における断面図である。ガス絶縁開閉装置1の電路は、導体15および導体15の外周を覆う容器16により形成される。容器(タンク)16は、金属管若しくは金属板の溶接、または鋳造等により形成される。容器16の内部には、SF6等の絶縁ガスGが封入される。図1に示されるように、ガス絶縁開閉装置1の電路は、絶縁スペーサSにより複数のガス区画に分離される。絶縁スペーサSは、導体15を支持するとともに、容器16の内部を導体15の延伸方向に仕切る。
ガス絶縁開閉装置1は、遮断器6と、主母線側断路器・接地開閉器3と、送電線側断路器・接地開閉器8と、を有する。
遮断器6は、主母線2と送電線との間を開路して、電流を遮断する。
遮断器6は、主母線2と送電線との間を開路して、電流を遮断する。
主母線側断路器・接地開閉器(以下、単に主母線側断路器と言う。)3は、主母線2と遮断器6との間を開路する。主母線側断路器3は、開路後の遮断器6側を接地する。一対の主母線2に対して、一対の主母線側断路器3が接続される。一対の主母線側断路器3は、接続母線4を介して、遮断器6に接続される。
送電線側断路器・接地開閉器(以下、単に送電線側断路器と言う。)8は、遮断器6と送電線との間を開路する。送電線側断路器8は、開路後の遮断器6側を接地する。
送電線側断路器・接地開閉器(以下、単に送電線側断路器と言う。)8は、遮断器6と送電線との間を開路する。送電線側断路器8は、開路後の遮断器6側を接地する。
ガス絶縁開閉装置1は、放圧装置20を有する。放圧装置20は、絶縁スペーサSにより分離された複数のガス区画のそれぞれに設置される。図1の例では、全ての放圧装置20が、容器16の-Y方向に配置される。以下には、遮断器6のガス区画に設置される放圧装置36を代表例として、図3を参照して説明する。他のガス区画の放圧装置20についても、遮断器6のガス区画の放圧装置36と同様である。
図3は、放圧装置の説明図である。容器16において内部アークが発生すると、絶縁ガスGの温度および圧力が上昇する。放圧装置36は、絶縁ガスGの圧力に対応して、絶縁ガスGを容器16の外部に放出可能である。
放圧装置36は、容器16の内外を連通する開口21に設置される。放圧装置36は、破裂板23と、カバー24と、を有する。
破裂板(ラプチャーディスク)23は、開口21を閉塞する。破裂板23は、絶縁ガスGの圧力が、放圧装置36の作動圧力以上になると破裂して、開口21を開放する。放圧装置36の作動圧力は、容器16および絶縁スペーサSの耐圧力(許容圧力)より小さい。
カバー24は、容器16の外面に装着されて、破裂板23の外側を覆う。カバー24は、絶縁ガスGの放出口25を有する。
破裂板(ラプチャーディスク)23は、開口21を閉塞する。破裂板23は、絶縁ガスGの圧力が、放圧装置36の作動圧力以上になると破裂して、開口21を開放する。放圧装置36の作動圧力は、容器16および絶縁スペーサSの耐圧力(許容圧力)より小さい。
カバー24は、容器16の外面に装着されて、破裂板23の外側を覆う。カバー24は、絶縁ガスGの放出口25を有する。
ガス絶縁開閉装置1の平常運転の状態では、容器16において内部アークは発生しない。この状態では、絶縁ガスGの圧力が、放圧装置36の作動圧力未満である。内部アークが発生し、絶縁ガスGの圧力が放圧装置36の作動圧力以上になると、破裂板23が破裂して、開口21が開放される。高圧の絶縁ガスGは、容器16の開口21を通り、カバー24に衝突して、放出口25から外部に放出される。
図2に示されるように、ガス絶縁開閉装置1は、複数の相で構成される回線10を有する。図2の例では、複数の相は3相11-13である。3相11-13のそれぞれが、図1に示される電路を有する。3相11-13は、それぞれがX方向に伸び、Y方向に並んで配置される。ガス絶縁開閉装置1は、複数の回線10A,10Bを有する。複数の回線10A,10Bは、Y方向に並んで配置される。
図1に示されるように、保守作業員Pが、ガス絶縁開閉装置1の点検等の保守作業を行う場合がある。保守作業員Pの作業空間18が以下のように定義される。
Z方向(鉛直方向)における作業空間18は、保守作業員Pの手が届く範囲である。作業空間18の高さは、保守作業員Pが地面に立って腕を上方に伸ばしたとき、地面から保守作業員Pの指先までの高さL1である。保守作業員Pの身長および腕長などのサイズは、一般人の平均サイズによって定義される。
Z方向(鉛直方向)における作業空間18は、保守作業員Pの手が届く範囲である。作業空間18の高さは、保守作業員Pが地面に立って腕を上方に伸ばしたとき、地面から保守作業員Pの指先までの高さL1である。保守作業員Pの身長および腕長などのサイズは、一般人の平均サイズによって定義される。
ガス絶縁開閉装置1の高所の保守作業を行うため、作業台19が設置される場合がある。作業台19に上った保守作業員Pの手が届く範囲も、作業空間18に含まれる。地面から作業台19の上面までの高さをL2とすれば、作業台19の設置領域における作業空間18の高さはL2+L1である。作業台19に上った保守作業員Pが、水平方向に手を伸ばして保守作業を行う場合もある。そのため、作業台19の設置領域の周辺における作業空間18の高さもL2+L1である。
図2に示されるように、XY方向(水平方向)における作業空間18は、通電中に保守作業員Pが立ち入る領域である。作業空間18は、XY方向におけるガス絶縁開閉装置1の周囲の領域である。作業空間18は、Y方向における複数の回線10A,10Bの間の領域を含む。作業台19(図1参照)の設置領域も作業空間18に含まれる。
保守作業員Pは、ガス絶縁開閉装置1の通電停止中の機器に対して保守作業を行い、通電中の機器に対して保守作業を行わない。例えば、隣り合う回線10A,10Bのうち、第1回線10Aが通電中の場合でも、通電停止中の第2回線10Bに対して、保守作業員Pは保守作業を行う。保守作業員Pは、通電中の第1回線10Aの3相11-13の間の領域に立ち入らない。したがって、Y方向における3相11-13の間の領域は、通電中に保守作業員Pが立ち入る領域ではなく、作業空間18ではない。
放圧装置36の放出口25は、作業空間18と対向しないように配置される。図1に示されるように、放出口25は、Z方向において作業空間18より高い位置に配置される。放出口25は、XY平面方向またはXY平面方向より+Z方向を向く。図1の例では、放出口25が+Z方向を向いている。放出口25は、絶縁ガスGを+Z方向に放出する。
図2に示されるように、通電中の第1回線10Aで内部アークが発生すると、放圧装置36の放出口25から高温および高圧の絶縁ガスGが放出される。通電中の第1回線10Aの周囲に、通電停止中の第2回線10Bの保守作業を行う保守作業員Pが立ち入る可能性がある。
放圧装置36の放出口25は、作業空間18と対向しないように配置される。放出口25は、保守作業員Pが保守作業を行う作業空間18に、高温および高圧の絶縁ガスGを放出しない。したがって、ガス絶縁開閉装置1は、絶縁ガスGを適切に放出することができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態のガス絶縁開閉装置の正面図である。第2の実施形態のガス絶縁開閉装置1は、放出口25が配管26を介して容器16の開口21に接続される点で、第1の実施形態のガス絶縁開閉装置1と異なる。第1の実施形態と同様である点についての第2の実施形態の説明は省略される場合がある。
図4は、第2の実施形態のガス絶縁開閉装置の正面図である。第2の実施形態のガス絶縁開閉装置1は、放出口25が配管26を介して容器16の開口21に接続される点で、第1の実施形態のガス絶縁開閉装置1と異なる。第1の実施形態と同様である点についての第2の実施形態の説明は省略される場合がある。
ガス絶縁開閉装置1は、遮断器6と送電線側断路器8との間に接続母線7を有する。遮断器6と接続母線7との間に絶縁スペーサSSが配置される。接続母線7のガス区画に放圧装置37が設置され、遮断器6のガス区画に放圧装置36が設置される。遮断器6のガス区画の全体が、Z方向において作業空間18の範囲内に配置される。そのため、遮断器6の容器16の開口21が、Z方向において作業空間18の範囲内に配置される。
遮断器6の放圧装置36の放出口25は、作業空間18と対向しないように配置される。放出口25は、Z方向において作業空間18より高い位置に配置される。放出口25は、XY平面方向またはXY平面方向より+Z方向を向く。図1の例では、放出口25が+Z方向を向いている。
放出口25は、配管26を介して開口21に接続される。配管26は、開口21から放出口25にかけて+Z方向に伸びる。放圧装置36の破裂板23は、開口21を閉塞してもよいし、配管26の中間部を閉塞してもよい。
遮断器6の容器16の内部で高圧になった絶縁ガスGは、開口21および配管26を通り、放出口25から+Z方向に放出される。開口21がZ方向において作業空間18の範囲内に配置される場合でも、高温および高圧の絶縁ガスGが作業空間18に放出されない。したがって、ガス絶縁開閉装置1は、絶縁ガスGを適切に放出することができる。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態のガス絶縁開閉装置の正面図である。図6は、図5のVI-VI線における平面断面図である。第3の実施形態のガス絶縁開閉装置1は、放圧装置36の放出口25が隣り合う相11-13の間に配置される点で、第2の実施形態のガス絶縁開閉装置1と異なる。第2の実施形態と同様である点についての第3の実施形態の説明は省略される場合がある。
図5は、第3の実施形態のガス絶縁開閉装置の正面図である。図6は、図5のVI-VI線における平面断面図である。第3の実施形態のガス絶縁開閉装置1は、放圧装置36の放出口25が隣り合う相11-13の間に配置される点で、第2の実施形態のガス絶縁開閉装置1と異なる。第2の実施形態と同様である点についての第3の実施形態の説明は省略される場合がある。
図5に示されるように、遮断器6のガス区画の全体が、Z方向において作業空間18の範囲内に配置される。遮断器6の容器16の開口21が、Z方向において作業空間18の範囲内に配置される。
図6に示されるように、遮断器6の放圧装置36の放出口25は、隣り合う相11-13の間に配置される。3相11-13は、-Y方向から+Y方向にかけて、第1相11、第2相12および第3相13である。図6の例では、第1相11の放圧装置36の放出口25が、容器16の+Y方向に設置されて、第1相11と第2相12との間に配置される。第2相12の放圧装置36の放出口25が、容器16の-Y方向に設置されて、第1相11と第2相12との間に配置される。第3相13の放圧装置36の放出口25が、容器16の-Y方向に設置されて、第2相12と第3相13との間に配置される。
このように、放出口25は、隣り合う相11-13の間に配置される。前述されたように、3相11-13の間の領域は、通電中に保守作業員Pが立ち入る領域ではなく、作業空間18ではない。放出口25は、作業空間18と対向しない。高温および高圧の絶縁ガスGが、放出口25から作業空間18に放出されない。したがって、ガス絶縁開閉装置1は、開口21がZ方向において作業空間18の範囲内に配置される場合でも、絶縁ガスGを適切に放出することができる。
図5の例では、放出口25が+Z方向を向く。高温および高圧の絶縁ガスGは、放出口25から+Z方向に放出される。放出口25の+Z方向には、ガス絶縁開閉装置1の構成機器が少ない。ガス絶縁開閉装置1の構成機器に対する絶縁ガスGの衝突が抑制される。これにより、ガス絶縁開閉装置1の構成機器の劣化が抑制される。ガス絶縁開閉装置1の構成機器または地面に絶縁ガスGが衝突すると、絶縁ガスGが作業空間18に拡散する可能性がある。放出口25が+Z方向を向くことにより、絶縁ガスGの作業空間18への拡散が抑制される。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態のガス絶縁開閉装置の正面図である。図8は、図7のVIII-VIII線における平面断面図である。第4の実施形態のガス絶縁開閉装置1は、放圧装置36の放出口25と作業空間18との間に配置される遮蔽板28を有する点で、第3の実施形態のガス絶縁開閉装置1と異なる。第3の実施形態と同様である点についての第4の実施形態の説明は省略される場合がある。
図7は、第4の実施形態のガス絶縁開閉装置の正面図である。図8は、図7のVIII-VIII線における平面断面図である。第4の実施形態のガス絶縁開閉装置1は、放圧装置36の放出口25と作業空間18との間に配置される遮蔽板28を有する点で、第3の実施形態のガス絶縁開閉装置1と異なる。第3の実施形態と同様である点についての第4の実施形態の説明は省略される場合がある。
図7に示されるように、遮断器6のガス区画の全体が、Z方向において作業空間18の範囲内に配置される。遮断器6の容器16の開口21が、Z方向において作業空間18の範囲内に配置される。
図8に示されるように、3相11-13の放圧装置36の放出口25が、容器16の-Y方向に設置される。第2相12および第3相13の放圧装置36の放出口25は、作業空間18に配置されない。これに対して、第1相11の放圧装置36の放出口25は、作業空間18に配置される。第1相11の放圧装置36の放出口25は、+Z方向を向いている。
第1相11の放圧装置36の放出口25と作業空間18との間に、遮蔽板28が配置される。遮蔽板28は、放圧装置36の-Z方向、-Y方向および±X方向を覆う。遮蔽板28の+Z方向の端部は解放されている。図7に示されるように、遮蔽板28の+Z方向の端部は、Z方向において作業空間18よりも高い位置に配置される。
このように、放出口25と作業空間18との間に遮蔽板28が配置される。放出口25は、作業空間18と対向しない。放出口25から放出された絶縁ガスGは、遮蔽板28の内側を通り、遮蔽板28の+Z方向の端部から排出される。高温および高圧の絶縁ガスGが作業空間18に放出されない。したがって、ガス絶縁開閉装置1は、開口21がZ方向において作業空間18の範囲内に配置される場合でも、絶縁ガスGを適切に放出することができる。
前述されたように、放出口25は+Z方向を向く。高温および高圧の絶縁ガスGと、遮蔽板28との衝突が抑制される。これにより、遮蔽板28の劣化が抑制される。
前述された実施形態では、ガス絶縁開閉装置1の遮断器6のガス区画が、Z方向において作業空間18の範囲内に配置される。これに対して、ガス絶縁開閉装置1の他の機器のガス区画が、Z方向において作業空間18の範囲内に配置される場合もある。
前述された実施形態では、回線10を構成する3相11-13が、それぞれ別の容器16を有する。これに対して、3相11-13が同じ容器内に配置されてもよい。
前述された実施形態では、回線10を構成する3相11-13が、それぞれ別の容器16を有する。これに対して、3相11-13が同じ容器内に配置されてもよい。
前述された実施形態において、放圧装置20は、開口21を閉塞する破裂板23を有する。破裂板23は、絶縁ガスGの圧力が放圧装置20の作動圧力以上になると破裂して、開口21を開放する。これに対して、放圧装置20は、絶縁ガスGの圧力が放圧装置20の作動圧力以上になるとき、破裂板23以外の手段により、開口21を開放してもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ガス絶縁開閉装置1は、容器16と、放圧装置20と、を持つ。容器16は、導体15および絶縁ガスGを内部に封入する。放圧装置20は、容器16の開口21に設置され、絶縁ガスGの圧力に対応して絶縁ガスGを放出口25から容器16の外部に放出可能である。通電中に保守作業員Pが立ち入るXY方向の領域であって保守作業員Pの手が届くZ方向の範囲を作業空間18とする。放出口25は、作業空間18と対向しないように配置される。これにより、ガス絶縁開閉装置1は、絶縁ガスGを適切に放出することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
G…絶縁ガス、P…保守作業員、1…ガス絶縁開閉装置、10…回線、11,12,13…相、15…導体、16…容器、18…作業空間、20,36…放圧装置、21…開口、25…放出口、26…配管、28…遮蔽板。
Claims (5)
- 導体および絶縁ガスを内部に封入する容器と、
前記容器の開口に設置され、前記絶縁ガスの圧力に対応して前記絶縁ガスを放出口から前記容器の外部に放出可能な放圧装置と、を有し、
通電中に保守作業員が立ち入る水平方向の領域であって前記保守作業員の手が届く鉛直方向の範囲を作業空間としたとき、前記放出口は、前記作業空間と対向しないように配置される、
ガス絶縁開閉装置。 - 前記放出口は、鉛直方向において前記作業空間よりも高い位置に配置され、
前記放出口は、水平方向または水平方向より鉛直上方向を向く、
請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。 - 前記開口は、鉛直方向において前記作業空間の範囲内に配置され、
前記放出口は、配管を介して前記開口に接続される、
請求項1または2に記載のガス絶縁開閉装置。 - 前記容器を備え、並列配置されて回線を構成する複数の相を有し、
前記放出口は、隣り合う前記相の間に配置される、
請求項1から3のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置。 - 前記放出口は、鉛直方向において前記作業空間の範囲内に配置され、
前記放出口と前記作業空間との間に配置される遮蔽板を有する、
請求項1から4のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置。
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