JP2022550466A - ウェアラブル物品用の通気性のある弾性ラミネートおよびその製造方法 - Google Patents

Abstract

通気性のある弾性ラミネートを製造するための方法は、弾性フィルムを開口させて、パターンを有する開口弾性フィルムを作製することを含む。パターンは、機械方向に延在する複数の第１のレーンであって、それぞれが、複数の開口を有する、複数の第１のレーンと、機械方向に延在する複数の第２のレーンとを含む。複数の第２のレーンのそれぞれは、開口を有しておらず、第１のレーンの開口の１つの幅の少なくとも２倍の幅を有する。複数の第２のレーンは、機械方向に実質的に直交する交差方向において複数の第１のレーンと交互になっている。本方法は、開口弾性フィルムを活性化するために、開口弾性フィルムを機械方向に引き伸ばすことと、通気性のある弾性ラミネートを作製するために、活性化された開口弾性フィルムの第１の面を、不織布ウェブに結合することとを含む。【選択図】図１

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その全内容が参照により本明細書に組み込まれる２０１９年１０月４日に出願された米国仮特許出願第６２／９１０，７５５号の優先権に基づき、この優先権の利益を主張する。

本発明は、吸収性物品などのウェアラブル物品に組み込まれ得る通気性のある弾性ラミネート、および通気性のある弾性ラミネートを製造するための方法に関する。

弾性ラミネートは、衣服、帽子、ガウン、つなぎ服、吸収性物品などのウェアラブル物品を含む多くの商品の製造に使用され、通常、物品に望ましいフィット特性を提供するために使用される。特に、おむつ、トレーニングパンツ、成人用失禁用物品、および同様の物品などの吸収性物品の製造に使用される弾性ラミネートは、着用者にぴったりと快適にフィットするのに役立つ。多くの従来の吸収性物品は、着用者の周りに物品を固定するために、物品の腰および／または胴部分に弾性材料を使用している。吸収性物品はまた、脚カフ、サイドタブ、サイドイヤー、およびサイドパネルなどの様々な弾性部分を使用し得る。着用者にさらなる快適さを提供するために、弾性ラミネートが通気性であることが望ましい場合がある。

当技術分野で知られている多くの通気性のある弾性ラミネートは、物品に弾性を提供するために、ＬＹＣＲＡ（登録商標）ブランドのエラストマーのストランドなどの弾性ストランドを含む。弾性ストランドラミネートの製造では、ストランドは張力下に置かれ、少なくとも１つ、通常は２つの不織布繊維ウェブに接着剤でラミネートされる。不織布ウェブは、ラミネートに布のような質感を与える。次に、弾性ストランドを弛緩させ、ストランドに結合された不織布を、ストランドに結合されていない不織布よりも大幅に集めてひだを形成させ、かさばる外観をもたらす。ストランド間の間隔が大きいほど、かさばる、しわの寄った外観は望ましくない。トレーニングパンツや成人用失禁用物品などの一部の用途では、かさばる外観は好ましくない。得られたラミネートをより滑らかでかさばらないものにするために、使用する弾性ストランドの数を約３倍に増やす必要がある。弾性ストランドの数が増えると、ラミネートのコストが増加し、製造プロセスが大幅に複雑になり、堅牢性が低下する。例えば、ストランド数の増加は管理が困難になる可能性があり、ストランドのいずれかが破損した場合、ストランドが機械に再度通される間、プロセスがかなりの期間停止する可能性がある。

弾性ストランドを含まない、より堅牢で通気性のある弾性ラミネートを使用することが望ましい。

本発明の実施形態の一態様によれば、通気性のある弾性ラミネートを製造するための方法が提供される。本方法は、弾性フィルムを開口させて、パターンを有する開口弾性フィルムを作製するステップを含む。パターンは、機械方向に延在する複数の第１のレーンであって、それぞれが、複数の開口を含む、複数の第１のレーンと、機械方向に延在する複数の第２のレーンとを含む。複数の第２のレーンのそれぞれは、開口を有しておらず、第１のレーンの複数の開口のうちの１つの幅の２倍を超える幅を有する。複数の第２のレーンは、機械方向に実質的に直交する交差方向において複数の第１のレーンと交互になっている。本方法は、開口弾性フィルムを機械方向に活性化するために、開口弾性フィルムを機械方向に引き伸ばすステップと、通気性のある弾性ラミネートを作製するために、活性化された開口弾性フィルムの第１の面を、活性化された開口弾性フィルムに張力がかかった状態で不織布ウェブに結合するステップと、を含む。

一実施形態では、本方法は、結合するステップの前に、活性化された開口弾性フィルムを弛緩させるステップを含む。一実施形態では、活性化された開口弾性フィルムは、少なくとも５％弛緩している。一実施形態では、活性化された開口弾性フィルムは、５％から７０％の間で弛緩している。一実施形態では、活性化された開口弾性フィルムは、１０％から４０％の間で弛緩している。

一実施形態では、弾性フィルムは、開口形成構造および真空を使用して開口される。

一実施形態では、複数の開口は３次元開口である。

一実施形態では、本方法は、開口弾性フィルムを機械方向に引き伸ばすステップの前に、開口弾性フィルムを交差方向に活性化するステップを含む。

一実施形態では、結合するステップは、音波結合を含む。

一実施形態では、結合するステップは、開口弾性フィルムまたは不織布ウェブに接着剤を塗布するステップを含む。

一実施形態では、本方法は、第１の面の反対側にある開口弾性フィルムの第２の面を第２の不織布ウェブに結合するステップを含む。

一実施形態では、開口弾性フィルムは、機械方向に最大４００％引き伸ばされる。

本発明の一態様によれば、パターンを有する開口された弾性フィルム層を含む通気性のある弾性ラミネートが提供される。パターンは、機械方向に延在する複数の第１のレーンであって、それぞれが、複数の開口を含む、複数の第１のレーンと、機械方向に延在する複数の第２のレーンとを含む。複数の第２のレーンのそれぞれは、開口を有しておらず、第１のレーンの複数の開口のうちの１つの幅の少なくとも２倍の幅を有する。複数の第２のレーンは、機械方向に実質的に直交する交差方向において複数の第１のレーンと交互になっている。開口された弾性フィルム層の第１の表面に不織布層が取り付けられている。

一実施形態では、複数の開口は３次元開口である。

一実施形態では、弾性フィルム層の第１の表面の反対側の第２の表面に第２の不織布層が取り付けられている。

一実施形態では、通気性のある弾性ラミネートは、約０．１ｍ^３／ｍ^２／分から約１５０ｍ^３／ｍ^２／分の間の通気性を有する。一実施形態では、通気性のある弾性ラミネートは、約１０ｍ^３／ｍ^２／分から約５０ｍ^３／ｍ^２／分の間の通気性を有する。

一実施形態では、開口フィルム層は、約５ｇｓｍから約５０ｇｓｍの間の坪量を有する。一実施形態では、開口フィルム層は、約２５ｇｓｍから約４０ｇｓｍの間の坪量を有する。

一実施形態では、不織布層は、約１０ｇｓｍから約５０ｇｓｍの間の坪量を有する不織布材料を含む。一実施形態では、不織布材料は、約２０ｇｓｍから約４０ｇｓｍの間の坪量を有する。

一実施形態では、不織布層は、スパンボンド不織布材料、スパンレース不織布材料、スパンボンド－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＳ：ｓｐｕｎｂｏｎｄ－ｍｅｌｔｂｌｏｗｎ－ｓｐｕｎｂｏｎｄ」）不織布材料、およびスパンボンド－メルトブロー－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＭＳ：ｓｐｕｎｂｏｎｄ－ｍｅｌｔｂｌｏｗｎ－ｍｅｌｔｂｌｏｗｎ－ｓｐｕｎｂｏｎｄ」）不織布材料からなる群から選択される不織布材料を含む。

一実施形態では、複数の第１のレーンおよび複数の第２のレーンは全体的に真っ直ぐである。

一実施形態では、複数の第１のレーンおよび複数の第２のレーンは波状である。

本発明の実施形態の一態様によれば、本明細書に記載の実施形態のいずれか１つによる通気性のある弾性ラミネートを含む吸収性物品が提供される。

本発明のこれらおよび他の態様、特徴、および特性、ならびに構造の関連要素の操作方法と機能、および部品と製造経済の組み合わせは、すべて、本明細書の一部を形成している以下の説明および添付の図面を参照して添付の特許請求の範囲を検討すると、より明らかになるであろう。ただし、図面は、例示および説明のみを目的としており、本発明の限界の規定として意図されていないことを明確に理解されたい。本明細書および特許請求の範囲で使用されるように、「ａ」、「ａｎ」、および「ｔｈｅ」の単数形は、文脈が明らかに他のことを示さない限り、複数の指示対象を含む。

以下の図の構成要素は、本開示の一般原則を強調するために図示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではないが、図に示され、本明細書に記載されている本発明の少なくとも１つの実施形態は、一定の縮尺で描かれ得る。一貫性と明確さのために、対応する構成要素を指定する参照文字は、図全体で必要に応じて繰り返される。

本発明の実施形態による、開口された弾性フィルム層と、開口された弾性フィルム層の片側に取り付けられた不織布層とを有する通気性のある弾性ラミネートの概略図である。 本発明の実施形態による、開口された弾性フィルム層と、開口された弾性フィルム層の各側に取り付けられた不織布層とを有する通気性のある弾性ラミネートの概略図である。 本発明の実施形態による、３つのラミネートとして構成された２つの部分と２つのラミネートとして構成された単一の部分とを有する通気性のある弾性ラミネートの概略図である。 図１、図２および図３の開口された弾性フィルム層の実施形態の概略図である。 図１、図２および図３の開口された弾性フィルム層の実施形態の概略図である。 本発明の実施形態による、図１～図３の通気性のある弾性ラミネート用の開口弾性フィルムを製造するための装置の概略図である。 本発明の実施形態による、図５の装置で使用され得る任意の活性化ステーションの概略図である。 図５の装置の形成構造の実施形態の一部の概略図である。 図７Ａの形成構造で作製された開口弾性フィルムの実施形態の一部の概略図である。 図５の装置の形成構造の別の実施形態の一部の概略図である。 図８Ａの形成構造で作製された開口弾性フィルムの実施形態の一部の概略図である。 図５の装置の形成構造の別の実施形態の一部の概略図である。 図５の装置の形成構造の別の実施形態の一部の概略図である。 図５の装置の形成構造の別の実施形態の一部の概略図である。 本発明の実施形態による、図５の装置上に作製された開口弾性フィルムの一部の概略図である。 本発明の実施形態による、通気性のある弾性ラミネートを製造するための装置の概略図である。 本発明の実施形態による、通気性のある弾性ラミネートを製造するための装置の概略図である。 本発明の実施形態による、通気性のある弾性ラミネートを製造するための装置の概略図である。 本発明の実施形態による、通気性のある弾性ラミネートを製造するための装置の概略図である。 本発明の実施形態による、通気性のある弾性ラミネートを作製するための方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態による、通気性のある弾性ラミネートを含む吸収性物品の概略図である。 本発明の実施形態による、通気性のある弾性ラミネートを含む吸収性物品の概略図である。

本明細書で使用される「ウェブ」という用語は、ロールに巻くことができる材料を指す。ウェブは、フィルムウェブ、不織布ウェブ、ラミネートウェブ、開口ラミネートウェブなどであってもよい。ウェブの面は、そのエッジではなく、その２次元の表面の１つを指す。「複合ウェブ」という用語は、対面関係で互いに取り付けられた２つ以上の別個の構成要素ウェブを含むウェブを指す。個別の構成要素ウェブのそれぞれは、複合ウェブ全体にわたって連続している必要はなく、不連続な部分を有していてもよい。取り付けは、構成要素ウェブのエッジを介して行ってもよいし、構成要素ウェブ全体の特定の場所において行われてもよいし、構成要素ウェブの面全体で連続的に行われてもよい。

本明細書で使用される「フィルム」という用語は、熱可塑性ポリマー材料の溶融シートをキャストまたはブロー押出プロセスによって押し出し、次にシートを冷却して固体ポリマーウェブを形成することによって作製されたウェブを指す。フィルムは、単層フィルム、共押出しフィルム、コーティングされたフィルム、および複合フィルムであってもよい。コーティングされたフィルムは、単層または共押し出しフィルムを含み、その後、それが結合される同じまたは異なる材料の薄層でコーティングされる（例えば、押し出しコーティング、印象コーティング、印刷など）フィルムである。「複合フィルム」は、複数の構成要素フィルムの層を含むフィルムであり、構成要素フィルムは、結合プロセスで組み合わされる。個別の構成要素フィルムのそれぞれは、複合フィルム全体にわたって連続している必要はなく、不連続な部分を有し得る。結合プロセスは、フィルム層間に接着剤層を組み込んでもよい。

本明細書で使用される「開口フィルム」という用語は、一方の表面から第２の表面に延在する複数の開口が存在するフィルムを意味する。開口は、平坦なフィルムの第２の表面をフィルムの第１の表面に接続し、３次元構造が存在しない２次元の開口であり得る。開口は、フィルムの片側から延在する、突起などの３次元構造を有する３次元開口、および３次元構造を通る開口（例えば、開口はフィルムの厚さよりも厚い深さを有する）であり得る。３次元構造の非限定的な例には、円形であるかどうかにかかわらず、円錐、漏斗、火山などが含まれる。

本明細書で使用される「通気性フィルム」または「通気性ラミネート」という用語は、Ｔｅｘｔｅｓｔ ＦＸ３３００通気性試験機などのデバイスで測定したときに０．１メートル^３／メートル^２／分（ｍ^３／ｍ^２／分）を超える通気性を有するフィルムまたはラミネートを意味する。

本明細書で使用される「不織布」という用語は、複数の繊維を含む材料を意味する。繊維は、互いに結合されていても、結合されていなくてもよい。繊維は、ステープル繊維または連続繊維であってもよい。ステープル繊維は、熱結合されたカード繊維または結合されたカード繊維を介した空気であってもよい。連続繊維は、メルトブロー繊維、スパンレース繊維、スパンボンド繊維など、ならびにそれらの組み合わせであってもよい。繊維は、単一の材料を含み得るか、または異なる繊維の組み合わせとして、またはそれぞれが異なる材料から構成される類似の繊維の組み合わせとして、多数の材料を含み得る。本明細書で使用される場合、「不織布ウェブ」は、その一般的な意味で、比較的平坦で、柔軟性があり、多孔性である一般に平面構造を有する不織布を規定するために使用される。不織布ウェブは、それを形成するための任意のプロセスの製品であり得、例えば、スパンボンド－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＳ」）不織布ウェブなどのウェブの複合体または組み合わせを含み得る。

本明細書で使用される「弾性」または「エラストマー」という用語は、５０％の伸びから少なくとも８０％の回復を有する材料を指す。本明細書で使用される「非弾性」という用語は、５０％伸長すると８０％の回復を示さない材料を指す。非弾性材料は、ある程度の弾性を示し得るが、５０％の伸びを超えて伸ばすと、破損したり、永久に損傷したりする。例としてのみ、回復テストは、幅１インチ、ゲージ長２インチのサンプルを、２０インチ／分で「テスト伸び」まで伸ばし、３０秒間保持し、２０インチ／分で０％の伸展まで弛緩させ、６０秒間保持し、その後、２０インチ／分で伸ばされる、ことによって実行され得る。「パーマネントセット」とは、ロードセルが２回目の伸展で１ニュートンを超える荷重を最初に検出したサンプルの伸びである。「回復率」は、１００×（テスト伸び－パーマネントセット）／テスト伸びとして計算される。例えば、張力がかかっていない通常の静止状態で長さが１０インチだった材料の長さが、５０％伸ばされると、長さは５インチから１５インチ伸びる。その後、材料は解放され、休止状態に戻ることが許される。ロードセルが２回目の伸展で１ニュートンを超える荷重を最初に検出する材料の長さが１１インチ以下の場合、少なくとも８０％の回復があると見なされる。

本明細書で使用される「吸収性物品」という用語は、流体および他の滲出液を吸収および含有する物品を意味する。吸収性物品には、身体から排出される様々な滲出液を吸収および封じ込めるために、着用者の身体に対してまたは身体の近くに配置される衣服が含まれる。例の非網羅的なリストには、吸収性タオル、おむつ、トレーニングパンツ、吸収性パンツ、成人用失禁用製品、女性用衛生製品などが含まれる。

本明細書で使用される「活性化する」または「活性化」という用語は、その物理的特性が変化する点を超えて材料を伸ばすプロセスを指す。不織布ウェブの場合、ウェブの十分な活性化は、不織布ウェブがより伸長可能であり、および／またはその触覚特性を改善する結果となるであろう。活性化プロセスでは、材料に力が加えられ、材料が伸びる。フィルムと不織布ウェブの両方は、例えば、機械的に活性化され得る。機械的活性化プロセスは、機械または装置を使用してウェブに力を加えてウェブを伸ばすことを含む。材料のウェブを活性化するために使用される方法および装置には、噛み合う歯車またはプレートを介してウェブを活性化するステップ、インクリメンタルストレッチによりウェブを活性化するステップ、リングローリングによってウェブを活性化するステップ、テンターフレームストレッチング、傾斜ホイールストレッチャーまたはバウローラによってウェブを活性化するステップ、およびウェブを機械的に伸ばすために異なる速度で動作するニップまたはロールスタック間において機械方向にウェブを活性化するステップ、およびそれらの組み合わせ、が含まれるが、これらに限定されない。

本明細書で使用される「点結合」という用語は、複数の別個の点で材料の２つ以上の層を結合することを指す。例えば、熱点結合は、一般に、加熱されたロール、例えば、刻印されたパターンロールと滑らかなカレンダーロールとの間に結合される材料の２つ以上の層を通過させることを含む。刻印されたロールは、生地全体がその表面全体に結合されないように何らかの方法でパターン化されており、カレンダーロールは通常滑らかである。その結果、機能的および美的理由から、刻印されたロールの様々なパターンが開発された。

本明細書で使用される「音波結合」という用語は、例えば、当技術分野で知られているような音波ホーンとアンビルロールとの間で一緒に結合される材料を通過させることによって実行される点結合プロセスを指す。超音波結合の例示的な方法では、一緒に取り付けられるべき様々な層が、超音波ユニットの結合ニップに同時に供給される。一般に、ユニットは高周波振動エネルギーを生成し、異なる結合サイトで層内の熱可塑性プラスチックを溶かし、層を結合する。誘導エネルギーの量、組み合わされた構成要素がニップを通過する速度、ニップでの間隙、および結合サイトの数により、様々な層間の接着の程度が決まる。非常に高い周波数が得られ、１８，０００ｃｐｓ（１秒あたりのサイクル数）を超える周波数は通常「超音波」と呼ばれる。様々な層間の望ましい接着力と結合する材料の選択に応じて、５，０００ｃｐｓ以下の周波数、またはそれ以下の周波数でも許容できる製品が生成され得る。

ここで、本発明の様々な実施形態が強調される。任意の一実施形態の議論は、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。逆に、実施形態の態様は、特許請求の範囲に含まれるかどうかにかかわらず、本発明の幅を強調することを意図している。さらに、現在知られている、または将来開発される、実施形態のありとあらゆる変形もまた、本発明の範囲内に入ることが意図されている。

図１は、本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネート１００を概略的に示している。図示のように、通気性のある弾性ラミネート１００は、その片側で不織布層１２０に取り付けられた開口された弾性フィルム層１１０を有する、いわゆる「二積層」である。開口された弾性フィルム層１１０は、通気性のある弾性ラミネート１００全体にわたって連続的であり得るか、または一方向または複数の方向に不連続であり、通気性のある弾性ラミネート１００のセクションまたはストリップに配置され得る。不織布層１２０は、通気性のある弾性ラミネート１００全体にわたって連続的であり得るか、または一方向または複数の方向に不連続であり得、通気性のある弾性ラミネート１００のセクションまたはストリップに配置され得る。通気性のある弾性ラミネート１００の実施形態の追加の態様は、以下でさらに詳細に説明される。

図２は、本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネート２００を概略的に示す。図示のように、通気性のある弾性ラミネート２００は、開口された弾性フィルム層２１０、開口された弾性フィルム層２１０の片側に設けられた第１の不織布層２２０、および開口された弾性フィルム層２１０の反対側に第１の不織布層２２０として設けられた第２の不織布層２３０を有する、いわゆる「三積層」である。通気性のある弾性ラミネート２００の実施形態の追加の態様は、以下でさらに詳細に説明される。

図３は、本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネート３００を概略的に示す。図示のように、通気性のある弾性ラミネート３００は、図２に示されている通気性のある弾性ラミネートウェブ２００に類似しており、開口された弾性フィルム層２１０の片側に開口された弾性フィルム層２１０および第２の不織布層２３０を有するが、第２の不織布層２３０として開口された弾性フィルム層２１０の反対側に連続的な第１の不織布層２２０を有する代わりに、通気性のある弾性ラミネート３００は、不織布材料３２２、３２４の別個のセクションを含む第１の不織布層３２０を有する。そのような構成は、不織布材料３２２、３２４のセクションの位置に三積層を提供し、不織布材料３２２、３２４のセクションの位置の間に二積層を提供する。

通気性のある弾性ラミネート１００、２００、３００の図示された実施形態は、いかなる方法でも限定することを意図するものではなく、通気性のある弾性ラミネートの他の構成は、本発明の実施形態の範囲にあると考えられる。例えば、一実施形態では、開口された弾性フィルム層１１０、２１０は、不連続であり得、不織布層１２０、２２０、２３０、３２０を横切る開口弾性フィルムの別個のセクションを含み得る。

各不織布層１２０、２２０、２３０、３２０は、熱結合されたカード繊維および結合されたカード繊維を通る空気を含むステープル繊維材料、メルトブロー繊維、スパンレース繊維、スパンボンド繊維などを含む連続繊維材料、ならびにそれらの組み合わせなど、繊維状材料を含む任意の適切な不織布材料から作製され得る。一実施形態では、不織布材料は、スパンボンド－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＳ」）構造またはスパンボンド－メルトブロー－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＭＳ」）構造を有し得る。不織布材料内の繊維は、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、ＰＥとＰＰとの二成分もしくはブレンド、またはポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）などの他の材料でできていてもよい。一実施形態では、繊維は、綿および／またはセルロースなどの天然繊維を含み得る。さらに、不織布材料は、均質であるか、または二成分繊維（例えば、ある材料の内側コアおよび第２の材料の外側コアを有する）、ならびに異なる形態、形状、および表面仕上げの繊維を含む様々な材料を含み得る。

不織布層１２０、２２０、２３０、３２０における不織布材料の坪量は、約５グラム／平方メートル（「ｇｓｍ」）から約１００ｇｓｍの範囲であり得る。一実施形態では、不織布層１２０、２２０、２３０、３２０における不織布材料の坪量は、約１０ｇｓｍから約５０ｇｓｍの範囲であり得る。一実施形態では、不織布層１２０、２２０、２３０、３２０における不織布材料の坪量は、約２０ｇｓｍから約４０ｇｓｍの範囲であり得る。

図４Ａは、図１～図３の通気性のある弾性ラミネート１００、２００、３００の開口された弾性フィルム層１１０、２１０として使用され得る開口弾性フィルム４００の実施形態を概略的に示す。開口弾性フィルム４００は、その片側にエラストマー材料層４１０および第１のスキン層４２０を含む。一実施形態では、開口弾性フィルム４００はまた、エラストマー材料層４１０の第１のスキン層４２０とは反対側に第２のスキン層を含み得る。例えば、図４Ｂは、開口された弾性フィルム層１１０、２１０として使用され得る開口弾性フィルム４３０の実施形態を概略的に示す。開口弾性フィルム４３０は、エラストマー材料層４１０、エラストマー材料層４１０の片側にある第１のスキン層４２０、およびエラストマー材料層４１０の第１のスキン層４２０とは反対側にある第２のスキン層４４０とを含む。

図示の実施形態は、いかなる方法でも限定することを意図するものではない。例えば、一実施形態では、開口弾性フィルムは、スキン層を有していなくてもよく、エラストマー層４１０からのみ作製されてもよい。一実施形態では、追加の層を使用して、追加のエラストマー層および／または追加のスキン層および／またはエラストマー材料層４１０とスキン層４２０、４４０との間の追加の層などの開口弾性フィルムを作製することができる。一実施形態では、開口弾性フィルム４００、４３０は、以下でさらに詳細に説明するように、複数の２次元開口および／または複数の３次元開口を含み得る。

エラストマー材料層４１０は、天然または合成ポリマー材料などの任意の適切な弾性材料から作製され得る。適切なポリマー材料の例には、低結晶性ポリエチレン、メタロセン触媒による低結晶性ポリエチレン、ダウケミカル社製のＩＮＦＵＳＥ（商標）オレフィンブロックコポリマーなどのポリオレフィンベースのエラストマー、エクソンモービル株式会社製のＶＩＳＴＡＭＡＸＸ（商標）パフォーマンスポリマーなど、エチレン酢酸ビニル共重合体（「ＥＶＡ：ｅｔｈｙｌｅｎｅ ｖｉｎｙｌ ａｃｅｔａｔｅ ｃｏｐｏｌｙｍｅｒｓ」）、ポリウレタン、ポリイソプレン、ブタジエン－スチレン共重合体、スチレン／イソプレン／スチレン（「ＳＩＳ：ｓｔｙｒｅｎｅ－ｉｓｏｐｒｅｎｅ－ｓｔｙｒｅｎｅ」）などのスチレンブロックコポリマー、スチレン／ブタジエン／スチレン（「ＳＢＳ：ｓｔｙｒｅｎｅ－ｂｕｔａｄｉｅｎｅ－ｓｔｙｒｅｎｅ」）、スチレン／エチレン－ブタジエン／スチレン（「ＳＥＢＳ：ｓｔｙｒｅｎｅ－ｅｔｈｙｌｅｎｅ－ｂｕｔａｄｉｅｎｅ－ｓｔｙｒｅｎｅ」）、またはスチレン／エチレン－プロピレン／スチレン（「ＳＥＰＳ：ｓｔｙｒｅｎｅ－ｅｔｈｙｌｅｎｅ－ｐｒｏｐｙｌｅｎｅ－ｓｔｙｒｅｎｅ」）ブロック共重合体、が含まれる。これらのポリマーを単独で、または他の修飾弾性または非エラストマー材料とブレンドすることも使用できる。例えば、エラストマー材料層４１０は、スチレンブロックコポリマーと、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリオレフィンベースのエラストマー、および／またはそれらの任意の組み合わせ、または任意の他の適切な弾性材料とのブレンドから作製され得る。

各スキン層４２０、４４０は、エラストマー材料層４１０よりも多かれ少なかれ弾性である適切な材料を含み得る。一実施形態では、各スキン層４２０、４４０は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの１つまたは複数のポリオレフィンを含み得る。スキン層４２０、４４０および／またはエラストマー材料層４１０はまた、当技術分野で知られているように、着色剤、加工助剤、デオドラント、界面活性剤などの添加剤を含み得る。

開口弾性フィルム４００、４３０の坪量は、約５グラム／平方メートル（「ｇｓｍ」）から約２００ｇｓｍの範囲であり得る。一実施形態では、開口弾性フィルム４００、４３０の坪量は、約１０ｇｓｍから約５０ｇｓｍの範囲であり得る。一実施形態では、開口された弾性フィルム層４００、４３０の坪量は、約２０ｇｓｍから約４０ｇｓｍの範囲であり得る。

開口弾性フィルム４００、４３０の通気性は、Ｔｅｘｔｅｓｔ ＦＸ３３００通気性試験機などのデバイスで測定した場合、約０．１ｍ^３／ｍ^２／分から約１５０ｍ^３／ｍ^２／分の範囲であり得る。一実施形態では、開口弾性フィルム４００、４３０の通気性は、約１０ｍ^３／ｍ^２／分および約５０ｍ^３／ｍ^２／分の範囲であり得る。

開口弾性フィルム４００、４３０は、少なくとも約５０％の破断点伸びを有し得る。一実施形態では、開口弾性フィルム４００、４３０は、少なくとも１００％の破断点伸びを有し得る。一実施形態では、開口弾性フィルム４００、４３０は、少なくとも約４００％の破断点伸びを有し得る。

図５は、本明細書に記載の本発明の実施形態の通気性のある弾性ラミネート１００、２００、３００の開口された弾性フィルム層１１０、２１０として使用できる開口弾性フィルム４００、４３０を製造するために使用され得る装置５００を概略的に示す。図示のように、押し出しダイ５０２は、ポリマー溶融カーテン５０４を、開口のパターンを含む円筒形形成構造５０６上に押し出し、真空が引かれる真空スロット５１０を有するシリンダ５０８の周りを回転する。ポリマー溶融カーテン５０４は、例えば、エラストマー材料層およびスキン層に関して上記の１つまたは複数の材料、ならびに例えば、着色剤、加工助剤などを含む１つまたは複数の添加剤を含み得る。

ポリマー溶融カーテン５０４が形成構造５０６に接触すると、ポリマー溶融カーテン５０４は、弾性ウェブ５２０に固化し始める。弾性ウェブ５２０が真空スロット５１０を横切るとき、弾性ウェブ５２０の部分は、真空によって形成構造５０６の開口に引き込まれ、その結果、複数の３次元開口突起が、形成構造５０６の開口の実質的に同じパターンで弾性ウェブ５２０に形成される。本発明の実施形態による形成構造５０６の例は、以下でさらに詳細に論じられる。弾性ウェブ５２０が開口されると、空気の流れは、３次元開口突起を介して開始され、それは、３次元開口突起を冷却および固化する。弾性ウェブ５２０はまた、３次元開口突起間の形成構造５０６によって冷却される。得られた開口弾性ウェブ５２０は、ピールローラ５２２によって形成構造５０６から引き離され、ワインダ５３０によってロール５３２に巻かれるまで、機械方向ＭＤで１つまたは複数の後続のローラ５２４に移動する。追加のローラおよび／または他の機器を装置５００で使用することができる。図示の実施形態は、いかなる方法でも限定することを意図するものではない。

例えば、一実施形態では、装置５００はまた、図６に概略的に示されている活性化ステーション６００などの、ローラ５２４とワインダ５３０との間に追加の機器を含み得る。図示のように、活性化ステーション６００は、第１の噛み合いギア（「ＩＭＧ：ｉｎｔｅｒｍｅｓｈｉｎｇ ｇｅａｒ」）ローラ６１０と、必要に応じて、機械方向ＭＤに直交する横方向または交差方向ＣＤにおいて開口弾性ウェブ５２０を活性化するために使用され得る第２の噛み合いギア（「ＩＭＧ」）ローラ６２０とを含む。ＩＭＧローラ６１０、６２０は、それらの回転軸が交差方向ＣＤに平行な関係で配置されている。第１のＩＭＧローラ６１０は、ほぼ長方形の断面を有する薄いフィンの形をとり得る、軸方向に間隔を置いて並べられ、円周方向に延在する、等構成の複数の歯車６１２を含む。第２のＩＭＧローラ６２０は、ほぼ長方形の断面を有する薄いフィンの形をとり得る、軸方向に間隔を置いて並んだ、円周方向に延在する、等構成の複数の歯車６２２を含む。第１のＩＭＧローラ６１０の複数の歯車６１２は、第２のＩＭＧローラ６２０の複数の歯車６２２を補完する。

隣接する歯車６１２、６２２の間の空間は、それぞれ、凹んだ、円周方向に延在する、等構成の溝６１４、６２４を規定する。歯車６１２、６２２がほぼ長方形の断面を有する場合、溝６１４、６２４は、ほぼ長方形の断面を有していてもよい。望ましくは、溝６１４、６２４は、歯車６１２、６２２の幅よりも広い幅を有し、ＩＭＧローラ６１０、６２０の間を通過する開口弾性ウェブ５２０がそれぞれの溝６１４、６２４内に受け入れられ、局所的に引き伸ばされることを可能にする。歯車６１２、６２２の間隔および係合の深さは、当技術分野の通常の技能の１つによって理解されるように、開口弾性ウェブ５２０が受ける伸長の程度を決定する。

装置５００に含まれ得る他の機器には、コロナ処理装置、プリンタ、花飾り機器、スプーリング機器、および開口弾性ウェブ５２０にエンボス加工または追加の開口を提供し得る追加の処理機器が含まれるが、これらに限定されない。

図示の装置５００は真空形成装置であるが、弾性ウェブを開口するために他のタイプの装置が使用され得る。例えば、一実施形態では、水などの液体を使用して弾性ウェブを形成構造の開口に押し込み、弾性ウェブに３次元開口を形成するハイドロフォーミング装置を使用することができる。一実施形態では、ピンまたは針を含むピンパンチングユニットを使用して、弾性ウェブを開口させることができる。

図７Ａは、本発明の実施形態による、図５の装置５００の形成構造５０６として使用することができる形成構造７００の一部の概略図である。図示のように、形成構造７００は、交差方向ＣＤにおいて複数の第２のレーン７２０と交互になり、形成構造７００の円周の周りで機械方向ＭＤに延在する複数の第１のレーン７１０を含むパターンを有する。図示の実施形態では、複数の第１のレーン７１０および複数の第２のレーン７２０は、全体的に真っ直ぐである。一実施形態では、複数の第１のレーン７１０および複数の第２のレーン７２０は、図１０に関して以下に説明するパターンと同様に、波状であり得る。複数の第１のレーン７１０のそれぞれは、形成構造７００を通って延在する複数の開口７１２を含む。示されているように、開口７１２は、第１のレーン７１０においてグリッド状に配置されており、４つの開口７１２が、交差方向ＣＤにおいて第１のレーン７１０の幅にわたって列に整列され、多くの開口７１２が、機械方向ＭＤにおいて４列に整列されている。交差方向ＣＤの第１のレーン７１０の幅は、交差方向ＣＤの開口７１２のうちの１つの幅の少なくとも４倍である。図７Ａに示される実施形態の開口７１２は、実質的に正方形の形状を有するが、長方形、ひし形、多角形、円形、楕円形などの任意の適切な形状を有していてもよい。各開口７１２の各辺は、約０．１ｍｍから約１０ｍｍの間の長さを有していてもよい。一実施形態では、各開口７１２の各辺は、約０．５ｍｍから約２ｍｍの長さを有していてもよい。一実施形態では、各開口７１２の各辺は、約１ｍｍの長さを有し得る。図７Ａに示される開口７１２のすべては同じ形状およびサイズを有するが、本発明の実施形態は、異なる形状およびサイズの開口を有することが企図されている。図示の実施形態は、いかなる方法でも限定することを意図するものではない。複数の第２のレーン７２０のそれぞれは、開口を有しておらず、第１のレーン７１０の開口７１２の幅の２倍を超える交差方向の幅を有する形成構造７００の固体セクション７２４から構成される。図７Ａに示される実施形態では、第１のレーン７１０は、第２のレーン７２０よりも幅が広い。一実施形態では、第１のレーン７１０は、第２のレーン７２０と同じ幅を有し得る。一実施形態では、第１のレーン７１０は、第２のレーン７２０よりも狭くてもよい。ポリマー溶融カーテン５０４が形成構造７００上にドレープし、形成構造７００が真空スロット５１０を横切って回転すると、真空が、複数の開口７１２を通って引っ張られ、ポリマーが固化して弾性ウェブ５２０に３次元開口を形成するときに、開口７１２にポリマーを流入させる。

図７Ｂは、図５の装置５００の形成構造７００によって形成された開口弾性フィルム７５０の一部の概略図である。図示のように、開口弾性フィルム７５０は、機械方向ＭＤに延在する複数の第１のレーン７６０と、機械方向ＭＤに延在し、交差方向ＣＤにおいて複数の第１のレーン７６０と交互になっている複数の第２のレーン７７０とを含む。図示のように、複数の第１のレーン７６０および複数の第２のレーン７７０は、全体的に真っ直ぐである。複数の第１のレーン７６０のそれぞれは、図７Ａに示される形成構造７００の複数の開口７１２と同じパターンの複数の３次元開口７６２を含む。複数の第２のレーン７７０のそれぞれは、開口を有しておらず、交差方向ＣＤの第１のレーン７６０の開口７６２の幅の少なくとも２倍の交差方向ＣＤの幅を有するフィルム７７４の固体片を含む。

図８Ａは、本発明の実施形態による、図５の装置５００の形成構造５０６として使用され得る形成構造８００の一部の概略図である。図示のように、形成構造８００は、交差方向ＣＤにおいて複数の第２のレーン８２０と交互になり、形成構造８００の円周の周りで機械方向ＭＤに延在する複数の第１のレーン８１０を含むパターンを有する。図示の実施形態では、複数の第１のレーン８１０および複数の第２のレーン８２０は、全体的に真っ直ぐである。一実施形態では、複数の第１のレーン８１０および複数の第２のレーン８２０は、図１０に関して以下に説明されるパターンと同様に、波状であり得る。複数の第１のレーン８１０のそれぞれは、形成構造８００を通って延在する複数の開口８１２を含む。示されているように、開口８１２は、交差方向ＣＤに延在する１つの列が２つの開口８１２を含み、交差方向ＣＤの交互の列が１つの開口８１２を含むように、第１のレーン８１０に配置され、これにより、第１のレーン８１０の幅は、交差方向ＣＤの開口８１２のうちの１つの幅の少なくとも３倍であり、多くの開口８１２は、機械方向ＭＤで３列に整列される。図８Ａに示される実施形態の開口８１２は、楕円形であり、主軸は交差方向ＣＤに平行に向けられているが、長方形、正方形、ダイヤモンド、多角形、円形などの任意の適切な形状を有し得る。各開口８１２は、約０．１ｍｍから約１０ｍｍの間、または約０．５ｍｍから約２ｍｍの間の範囲の小径および／または大径を有する。複数の第２のレーン８２０のそれぞれは、形成構造８００の固体セクション８２４から構成される。図８Ａに示される実施形態では、第１のレーン８１０は、第２のレーン８２０とほぼ同じ幅を有する。一実施形態では、第１のレーン８１０は、第２のレーン８２０よりも広くまたは狭くてもよい。ポリマー溶融カーテン５０４が形成構造８００上にドレープし、形成構造８００が真空スロット５１０を横切って回転すると、真空が、複数の開口８１２を通って引っ張られ、ポリマーが固化して弾性ウェブ５２０に３次元開口を形成するときに、開口８１２にポリマーを流入させる。

図８Ｂは、図５の装置５００の形成構造８００上に形成された開口弾性フィルム８５０の概略図である。図示のように、開口弾性フィルム８５０は、機械方向ＭＤに延在する複数の第１のレーン８６０と、機械方向ＭＤに延在し、交差方向ＣＤにおいて複数の第１のレーン８６０と交互になっている複数の第２のレーン８７０とを含む。図示のように、複数の第１のレーン８６０および複数の第２のレーン８７０は、全体的に真っ直ぐである。複数の第１のレーン８６０のそれぞれは、図８Ａに示される形成構造８００の複数の開口８１２と同じパターンの複数の３次元開口８６２を含む。複数の第２のレーン８７０のそれぞれは、開口を有しておらず、交差方向ＣＤの第１のレーン８６０の開口８６２の１つの幅の少なくとも２倍の交差方向ＣＤの幅を有するフィルム８７４の固体片を含む。

図９は、本発明の実施形態による、図５の装置５００の形成構造５０６として使用され得る形成構造９００の一部の概略図である。図示のように、形成構造９００は、交差方向ＣＤにおいて複数の第２のレーン９２０と交互になり、形成構造９００の円周の周りで機械方向ＭＤに延在する複数の第１のレーン９１０を含むパターンを有する。図示されたパターンは、交差方向ＣＤにおいて形成構造９００の全幅にわたって延在し得る。複数の第１のレーン９１０のそれぞれは、形成構造９００を通って延在する複数の開口９１２を規定するメッシュ状の構造を含む。図９に示される実施形態における開口９１２の大部分は、形状が実質的に正方形であり、交差方向ＣＤに対して４５°の角度で配向されている。各開口９１２の各辺は、約０．１ｍｍから約１０ｍｍの間の長さを有し得る。一実施形態では、各開口９１２の各辺は、約０．５ｍｍから約２ｍｍの長さを有し得る。複数の第２のレーン９２０のそれぞれは、形成構造９００の固体セクション９２４から構成され、交差方向ＣＤの第１のレーン９１０の開口９１２の１つの幅の２倍を超える交差方向ＣＤの幅を有する。図９に示される実施形態では、第１のレーン９１０は、第２のレーン９２０の幅の約２倍の幅を有する。ポリマー溶融カーテン５０４が形成構造９００にドレープし、形成構造９００が真空スロット５１０を横切って回転すると、真空が、複数の開口９１２を通って引っ張られ、ポリマーが固化して弾性ウェブ５２０に３次元開口を形成するときに、開口９１２にポリマーを流入させる。

図１０は、本発明の実施形態による、図５の装置５００の形成構造５０６として使用することができる形成構造１０００の一部の概略図である。図示のように、形成構造１０００は、交差方向ＣＤにおいて複数の第２のレーン１０２０と交互になり、形成構造１０００の円周の周りで機械方向ＭＤに延在する複数の第１のレーン１０１０を含むパターンを有する。図示されたパターンは、交差方向ＣＤにおいて形成構造１０００の全幅にわたって延在し得る。図１０に示されるように、第１のレーン１０１０および第２のレーン１０２０は波状パターンである。複数の第１のレーン１０１０のそれぞれは、形成構造１０００を通って延在する複数の開口１０１２を規定するメッシュ状の構造を含む。図１０に示される実施形態における開口１０１２の大部分は、形状が実質的に正方形であり、交差方向ＣＤに対して４５°の角度で配向されている。各開口１０１２の各辺は、約０．１ｍｍから約１０ｍｍの間の長さを有し得る。一実施形態では、各開口１０１２の各辺は、約０．５ｍｍから約２ｍｍの長さを有し得る。複数の第２のレーン１０２０のそれぞれは、形成構造１０００の固体セクション１０２４から構成され、第１のレーン１０１０の開口１０１２のうちの１つの幅の２倍を超える幅を有する。図１０に示される実施形態では、第１のレーン１０１０は、第２のレーン１０２０の幅よりわずかに大きい幅を有する。ポリマー溶融カーテン５０４が形成構造１０００上にドレープし、形成構造１０００が真空スロット５１０を横切って回転すると、真空が複数の開口１０１２を通って引っ張られ、ポリマーが固化して弾性ウェブ５２０に３次元開口を形成するときに、開口１０１２にポリマーが流れ込むようにする。

図１１は、本発明の実施形態による、図５の装置５００の形成構造５０６として使用され得る形成構造１１００の一部の概略図である。図示のように、形成構造１１００は、交差方向ＣＤにおいて複数の第２のレーン１１２０と交互になり、機械方向ＭＤに延在する複数の第１のレーン１１１０を含むパターンを有する。図１１に示されるように、第１のレーン１１１０および第２のレーン１１２０は、波状またはジグザグパターンである。複数の第１のレーン１１１０のそれぞれは、複数の第１のレーン１１１０のそれぞれに沿って対に配置された複数の開口１１１２と、波状パターンの各変曲点に１つの開口１１１４が配置された複数の開口１１１４とを含む。開口１１１２、１１１４のそれぞれは、形成構造１１００を通って延在する。図１０に示される実施形態の開口１１１２、１１１４は、実質的に長方形の形状である。各開口１１１２、１１１４の各辺は、約０．１ｍｍから約１０ｍｍの間の長さを有し得る。一実施形態では、各開口１１１２、１１１４の各辺は、約０．５ｍｍから約２ｍｍの長さを有し得る。複数の第２のレーン１１２０のそれぞれは、形成構造１１００の固体セクション１１２４から構成される。図１１に示される実施形態では、第１のレーン１１１０は、第２のレーン１１２０の幅よりわずかに大きい幅を有する。ポリマー溶融カーテン５０４が形成構造１１００にドレープし、形成構造１１００が真空スロット５１０を横切って回転すると、真空が、複数の開口１１１２、１１１４を通って引っ張られ、ポリマーが固化して弾性ウェブ５２０に３次元開口を形成するときに、開口１１１２、１１１４にポリマーを流入させる。

図１２は、図１０に示されるパターンと同様のパターンを有する形成構造５０６を備えた装置５００上で製造され得る開口弾性フィルム１２００の実施形態の一部を示す。図１２に示されるように、開口弾性フィルム１２００は、交差方向ＣＤにおいて複数の第２のレーン１２２０と交互になり、機械方向ＭＤに延在する複数の第１のレーン１２１０を含む波状パターンを含む。第１のレーン１２１０のそれぞれは、複数の３次元開口１２１２を含み、第２のレーン１２２０のそれぞれは、開口を有していないフィルム１２００の固体部分１２２４を含む。図示のように、第２のレーン１２２０のそれぞれは、第１のレーン１２１０の開口１２１２のうちの１つの幅の少なくとも２倍の幅を有する。

上記の形成構造５０６の様々なパターンの図示された実施形態は、いかなる方法でも限定的であると見なされるべきではない。逆に、当技術分野の通常の技能の１つによって理解されるように、図７Ａ、図８Ａ、および図９～図１１に示されている機能の様々な組み合わせ、例えば、開口のサイズと形状、レーンのサイズと形状は、所望の通気性および弾性特性を有する開口弾性フィルムを形成するパターンを作製するために使用され得る。

図１３は、本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネート１００を製造するための装置１３００の概略図である。示されているように、図５の装置５００で製造された開口弾性ウェブ５２０のロール５３２は、巻き戻されて、第１のローラ１３０２と第２のローラ１３０４との間で機械方向ＭＤに、次いで、第３のローラ１３０６と第４のローラ１３０８との間で機械方向ＭＤに供給される。第３のローラ１３０６および第４のローラ１３０８は、開口弾性ウェブ５２０が、機械方向ＭＤで引き伸ばされて活性化されて、結合ステーション１３１０に供給される前に、活性化された開口弾性ウェブ１３０９を作製するように、第１のローラ１３０２および第２のローラ１３０４の回転速度よりも速い速度で回転することができる。一実施形態では、様々なローラ１３０２、１３０４、１３０６、１３０８の速度は、開口弾性ウェブ５２０が機械方向ＭＤにおいて開口弾性ウェブ５２０の単位長さの５０％から７００％の間で伸ばされるように調整され得る。一実施形態では、様々なローラ１３０２、１３０４、１３０６、１３０８の速度は、開口弾性ウェブ５２０が機械方向ＭＤにおいて開口弾性ウェブ５２０の単位長さの１００％から５００％の間で伸ばされるように調整され得る。追加のローラを使用して、開口弾性ウェブ５２０を機械方向ＭＤに漸進的に伸ばすことができる。

結合ステーション１３１０は、第１の結合ローラ１３１２および第２の結合ローラ１３１４を含む。第１の結合ローラ１３１２および第２の結合ローラ１３１４は、活性化された開口ウェブ１３０９を張力下に保つのに十分な速度で回転することができる。一実施形態では、第１の結合ローラ１３１２および第２の結合ローラ１３１４は、活性化された開口弾性ウェブ１３０９を弛緩させ、第１の結合ローラ１３１２と第２の結合ローラ１３１４との間を通過する前に、活性化された開口弾性ウェブ１３０９に張力をかけたまま、単位長さを少なくとも５％短縮できるようにするために、第３のローラ１３０６および第４のローラ１３０８の速度よりもわずかに遅い速度で回転することができる。一実施形態では、活性化された開口弾性ウェブ１３０９は、単位長さを５％から７０％の間短縮するように弛緩され得る。一実施形態では、活性化された開口弾性ウェブ１３０９は、単位長さを１０％から４０％の間短縮するように弛緩され得る。一実施形態では、結合ステーション１３１０の上流であるがローラ１３０６、１３０８の下流に配置された追加のローラを使用して、結合ステーション１３１０に入る前に、活性化された開口弾性ウェブ１３０９を弛緩させることができる。

不織布ウェブ１３２０は、ロール１３２２から巻き戻され、また、結合ステーション１３１０に供給され、そこで、張力下に保持された活性化された開口弾性ウェブ１３０９に結合されて、ワインダ１３３０によってロール１３３２に巻かれ得る通気性のある弾性ラミネート１３２４を作製する。一実施形態では、不織布ウェブ１３２０は、約５ｇｓｍから約５０ｇｓｍの範囲の坪量を有し得る。一実施形態では、不織布ウェブ１３２０の坪量は、約８ｇｓｍから約２０ｇｓｍの範囲であり得る。不織布ウェブ１３２０は、スパンボンド不織布材料、スパンレース不織布材料、スパンボンド－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＳ」）不織布材料、およびスパンボンド－メルトブロー－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＭＳ」）不織布材料、からなる群から選択される不織布材料を含み得る。

一実施形態では、不織布ウェブ１３２０は、結合ステーション１３１０に供給されるときに、所定のレベルの張力下にあり得る。一実施形態では、結合ステーション１３１０は、活性化された開口弾性ウェブ１３０９および不織布ウェブ１３２０上で点結合動作を実行するように構成され得る。一実施形態では、結合ステーション１３１０は、活性化された開口弾性ウェブ１３０９および不織布ウェブ１３２０上で音波結合動作を実行するように構成され得る。望ましくは、結合ステーション１３１０によって実行される結合操作は、活性化された開口弾性ウェブ１３０９に追加の開口を作製しない。

図１４は、本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネート２００を製造するための装置１４００の概略図である。装置１４００は、図１３の装置１３００と同じ部品の多くを有し、また、ロール１４２２から巻き戻され、不織布ウェブ１３２０の反対側である活性化された開口弾性ウェブ１３０９の側で結合ステーション１３１０に供給される第２の不織布ウェブ１４２０も含む。一実施形態では、第２の不織布ウェブ１４２０は、約５ｇｓｍから約５０ｇｓｍの範囲の坪量を有していてもよい。一実施形態では、第２の不織布ウェブ１４２０の坪量は、約８ｇｓｍから約２０ｇｓｍの範囲であってもよい。不織布ウェブ１４２０は、スパンボンド不織布材料、スパンレース不織布素材、スパンボンド－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＳ」）不織布材料、およびスパンボンド－メルトブロー－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＭＳ」）不織布材料、からなる群から選択される不織布材料を含み得る。第２の不織布ウェブ１４２０の不織布材料は、不織布ウェブ１３２０の不織布材料と同じであっても異なっていてもよい。

一実施形態では、第２の不織布ウェブ１４２０は、それが結合ステーション１３１０に供給されるときに、所定のレベルの張力下にあり得る。不織布／フィルム／不織布の三層である通気性のある弾性ラミネート１４２４は、結合ステーション１３１０を出て、ワインダ１３３０によってロール１４３２に巻かれる。

図１５は、本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネート１００を製造するための装置１５００の概略図である。装置１５００は、いくつかの顕著な違いを除いて、図１３に示される装置１３００と同じ部品の多くを有する。例えば、結合ステーション１３１０の代わりに、接着剤アプリケータ１５０２は、第１の結合ローラ１５０６と第２の結合ローラ１５０８との間に供給される前に、活性化された開口弾性ウェブ１３０９に接着剤１５０４を提供する。第１の結合ローラ１５０６および第２の結合ローラ１５０８は、活性化された開口ウェブ１３０９を張力下に保つのに十分な速度で回転することができる。一実施形態では、第１の結合ローラ１５０６および第２の結合ローラ１５０８は、活性化された開口弾性ウェブ１３０９を弛緩させ、第１の結合ローラ１５０６と第２の結合ローラ１５０８との間を通過する前に、活性化された開口弾性ウェブ１３０９に張力をかけたまま、単位長さを少なくとも５％短縮できるようにするために、第３のローラ１３０６および第４のローラ１３０８の速度よりもわずかに遅い速度で回転することができる。一実施形態では、活性化された開口弾性ウェブ１３０９は、単位長さを５％から７０％の間短縮するように弛緩され得る。一実施形態では、活性化された開口弾性ウェブ１３０９は、単位長さを１０％から４０％の間短縮するように弛緩され得る。一実施形態では、結合ローラ１５０６、１５０８の上流であるが、ローラ１３０６、１３０８の下流に配置された追加のローラを使用して、活性化された開口弾性ウェブ１３０９が接着剤アプリケータ１５０２から接着剤１５０４を受け取る前に、活性化された開口弾性ウェブ１３０９を弛緩させてもよい。

不織布ウェブ１３２０はまた、第１の結合ローラ１５０６と第２の結合ローラ１５０８との間に供給される。第１の結合ローラ１５０６および第２の結合ローラ１５０８は、活性化された開口弾性ウェブ１３０９および不織布ウェブ１３２０に適切な圧力を加えて二積層の形で通気性のある弾性ラミネート１５２４を作製し、これをワインダによってロール１５３２に巻くことができる。一実施形態では、接着剤１５０４は、活性化された開口弾性ウェブ１３０９の代わりに、またはそれに加えて、不織布ウェブ１３２０に直接塗布することができる。図示の実施形態は、いかなる方法でも限定することを意図するものではない。

図１６は、本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネートを製造するための装置１６００の概略図である。装置１６００は、図１５に示される装置１５００と同じ部品を有し、また、第１の接着ローラ１５０６と第２の接着ローラ１５０８との間に供給される前に、活性化された開口弾性ウェブ１３０９の反対側に接着剤１６０４を提供する第２の接着剤アプリケータ１６０２を含む。不織布ウェブ１３２０、ならびにロール１６２２から巻き戻された第２の不織布ウェブ１６２０もまた、第１の結合ローラ１５０６と第２の結合ローラ１５０８との間に供給される。一実施形態では、第２の不織布ウェブ１６２０は、約５ｇｓｍから約５０ｇｓｍの範囲の坪量を有し得る。一実施形態では、第２の不織布ウェブ１６２０の坪量は、約８ｇｓｍから約２０ｇｓｍの範囲であり得る。第２の不織布ウェブ１６２０は、スパンボンド不織布材料、スパンレース不織布素材、スパンボンド－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＳ」）不織布材料、およびスパンボンド－メルトブロー－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＭＳ」）不織布材料、からなる群から選択される不織布材料を含み得る。第２の不織布ウェブ１６２０の不織布材料は、不織布ウェブ１３２０の不織布材料と同じであっても異なっていてもよい。

一実施形態では、第２の不織布ウェブ１６２０は、第１の結合ローラ１５０６と第２の結合ローラ１５０８との間に供給されるときに、所定のレベルの張力下にあり得る。第１の結合ローラ１５０６および第２の結合ローラ１５０８は、ワインダ１３３０によってロール１６３２に巻かれ得る三積層の形態で通気性のある弾性ラミネート１６２４を作製するために、不織布ウェブ１３２０、活性化された開口弾性ウェブ１３０９、および第２の不織布ウェブ１６２０に適切な圧力を加える。一実施形態では、接着剤１５０４は、不織布ウェブ１３２０に直接塗布されてもよく、および／または接着剤１６０４は、活性化された開口弾性ウェブ１３０９の代わりに、またはそれに加えて、第２の不織布ウェブ１６２０に直接塗布されてもよい。図示の実施形態は、いかなる方法でも限定することを意図するものではない。

例えば、一実施形態では、図５の装置５００および図１３～図１６の装置１３００、１４００、１５００、１６００のいずれかを、ロール５３２に巻かれ、次に積層の前に巻き戻される代わりに、開口弾性フィルム５２０がインラインで作製されるように組み合わせることができる。

本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネート１３２４、１４２４、１５２４、１６２４は、Ｔｅｘｔｅｓｔ ＦＸ３３００通気性試験機などのデバイスで測定した場合、約０．１ｍ^３／ｍ^２／分から約１５０ｍ^３／ｍ^２／分の間の通気性を有し得る。いくつかの実施形態では、通気性のある弾性ラミネート１３２４、１４２４、１５２４、１６２４は、約１０ｍ^３／ｍ^２／分から約５０ｍ^３／ｍ^２／分の間の通気性を有し得る。

図１７は、上記の通気性のある弾性ラミネート１００、２００、３００などの通気性のある弾性ラミネートを製造するための方法１７００のフローチャートである。方法は１７１０から開始される。１７２０において、弾性ポリマーフィルムが開口される。１７３０において、開口弾性ポリマーフィルムは、機械方向ＭＤで開口弾性ポリマーフィルムの単位長さの５０％から７００％の間で開口弾性ポリマーフィルムを伸ばすことによって、機械方向ＭＤで活性化される。一実施形態では、開口弾性ポリマーフィルムは、機械方向ＭＤにおいて、開口弾性ポリマーフィルムの単位長さの１００％から５００％の間で伸ばされ得る。１７４０において、活性化された開口弾性ポリマーフィルムは、張力下に保たれている間、オプションで少なくとも５％弛緩される。一実施形態では、活性化された開口弾性ポリマーフィルムは、５％から７０％の間で弛緩され得る。一実施形態では、活性化された開口弾性ポリマーフィルムは、１０％から４０％の間で弛緩され得る。１７５０において、活性化された開口弾性ポリマーフィルムは、少なくとも１つの不織布ウェブに結合されて、通気性のある弾性ラミネートを形成する。方法は１７６０で終了する。

図１８は、本発明の実施形態による吸収性物品１８００の概略図である。吸収性物品１８００は、例えば、子供用のパンツ型おむつもしくはトレーニングパンツ、または成人用の成人失禁ブリーフであり得る。吸収性物品は、例えば、吸収性コアを含むメインシャーシ１８１０と、上記の本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネートを含む上部１８２０とを含む。通気性のある弾性ラミネートの配向を説明するために、開口弾性ウェブの開口のパターンが示されているが、開口弾性ウェブに結合された不織布ウェブの存在により、開口弾性ウェブの開口のパターンが見えない場合がある。

図１９は、本発明の実施形態による吸収性物品１９００の概略図である。図１８の吸収性物品１８００のように、吸収性物品１９００は、例えば、子供用のパンツ型おむつもしくはトレーニングパンツ、または成人用の成人失禁ブリーフであり得る。吸収性物品１９００は、例えば、吸収性コアを含むメインシャーシ１９１０と、上記の本発明の実施形態による通気性のある弾性ラミネートを含む上部１９２０とを含む。通気性のある弾性ラミネートの配向を説明するために、開口弾性ウェブの開口のパターンが示されているが、開口弾性ウェブに結合された不織布ウェブの存在により、開口弾性ウェブの開口のパターンが見えない場合がある。

本明細書に記載の実施形態は、いくつかの可能な実施および例を表しており、本開示を特定の実施形態に必ずしも限定することを意図するものではない。代わりに、これらの実施形態に様々な修正を加えることができ、本明細書に記載の様々な実施形態の異なる組み合わせは、当業者によって理解されるように、明示的に記載されていなくても、本発明の一部として使用され得る。このような変更は、本開示の精神および範囲に含まれ、以下の特許請求の範囲によって保護されることを意図している。

Claims (25)

1. 通気性のある弾性ラミネートを製造するための方法であって、
   弾性フィルムを開口させて、パターンを有する開口弾性フィルムを作製するステップであって、前記パターンが、
   機械方向に延在する複数の第１のレーンであって、それぞれが、複数の開口を含む、複数の第１のレーンと、
   前記機械方向に延在する複数の第２のレーンであって、それぞれが、開口を有しておらず、前記第１のレーンの前記複数の開口のうちの１つの幅の２倍を超える幅を有する、複数の第２のレーンと、を含み、
   前記複数の第２のレーンが、前記機械方向に実質的に直交する交差方向において前記複数の第１のレーンと交互になっている、ステップと、
   前記開口弾性フィルムを前記機械方向に活性化するために、前記開口弾性フィルムを前記機械方向に引き伸ばすステップと、
   通気性のある弾性ラミネートを作製するために、活性化された前記開口弾性フィルムの第１の面を、前記活性化された開口弾性フィルムに張力がかかった状態で不織布ウェブに結合するステップと、
   を含む、方法。
2. 結合するステップの前に、前記活性化された開口弾性フィルムを弛緩させるステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記活性化された開口弾性フィルムが少なくとも５％弛緩している、請求項２に記載の方法。
4. 前記活性化された開口弾性フィルムが５％から７０％の間で弛緩している、請求項３に記載の方法。
5. 前記活性化された開口弾性フィルムが１０％から４０％の間で弛緩している、請求項４に記載の方法。
6. 前記弾性フィルムが、開口形成構造および真空を使用して開口される、請求項１に記載の方法。
7. 前記複数の開口が３次元開口である、請求項１に記載の方法。
8. 前記開口弾性フィルムを前記機械方向に引き伸ばすステップの前に、前記開口弾性フィルムを前記交差方向に活性化するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
9. 前記結合するステップが音波結合を含む、請求項１に記載の方法。
10. 前記結合するステップが、前記開口弾性フィルムまたは前記不織布ウェブに接着剤を塗布するステップを含む、請求項１に記載の方法。
11. 前記第１の面の反対側にある、前記開口弾性フィルムの第２の面を第２の不織布ウェブに結合するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
12. 前記開口弾性フィルムが前記機械方向に最大４００％引き伸ばされる、請求項１に記載の方法。
13. パターンを有する開口された弾性フィルム層であって、前記パターンが、
    機械方向に延在する複数の第１のレーンであって、それぞれが、複数の開口を含む、複数の第１のレーンと、
    前記機械方向に延在する複数の第２のレーンであって、それぞれが、開口を有しておらず、前記第１のレーンの前記複数の開口のうちの１つの幅の少なくとも２倍の幅を有する、複数の第２のレーンと、を含み、
    前記複数の第２のレーンが、前記機械方向に実質的に直交する交差方向において前記複数の第１のレーンと交互になっている、開口された弾性フィルム層と、
    前記開口された弾性フィルム層の第１の表面に取り付けられた不織布層と、
    を備える、通気性のある弾性ラミネート。
14. 前記複数の開口が３次元開口である、請求項１３に記載の通気性のある弾性ラミネート。
15. 前記弾性フィルム層の前記第１の表面の反対側の第２の表面に取り付けられた第２の不織布層をさらに備える、請求項１３に記載の通気性のある弾性ラミネート。
16. 前記通気性のある弾性ラミネートが、約０．１ｍ^３／ｍ^２／分から約１５０ｍ^３／ｍ^２／分の間の通気性を有する、請求項１３に記載の通気性のある弾性ラミネート。
17. 前記通気性のある弾性ラミネートが、約１０ｍ^３／ｍ^２／分から約５０ｍ^３／ｍ^２／分の間の通気性を有する、請求項１６に記載の通気性のある弾性ラミネート。
18. 前記開口フィルム層が約５ｇｓｍから約５０ｇｓｍの間の坪量を有する、請求項１３に記載の通気性のある弾性ラミネート。
19. 前記開口フィルム層が約２５ｇｓｍから約４０ｇｓｍの間の坪量を有する、請求項１８に記載の通気性のある弾性ラミネート。
20. 前記不織布層が、約１０ｇｓｍから約５０ｇｓｍの間の坪量を有する不織布材料を含む、請求項１３に記載の通気性のある弾性ラミネート。
21. 前記不織布材料が約２０ｇｓｍから約４０ｇｓｍの間の坪量を有する、請求項２０に記載の通気性のある弾性ラミネート。
22. 前記不織布層は、スパンボンド不織布材料、スパンレース不織布材料、スパンボンド－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＳ」）不織布材料、およびスパンボンド－メルトブロー－メルトブロー－スパンボンド（「ＳＭＭＳ」）不織布材料からなる群から選択される不織布材料を含む、請求項１３に記載の通気性のある弾性ラミネート。
23. 前記複数の第１のレーンおよび前記複数の第２のレーンが全体的に真っ直ぐである、請求項１３に記載の通気性のある弾性ラミネート。
24. 前記複数の第１のレーンおよび前記複数の第２のレーンが波状である、請求項１３に記載の通気性のある弾性ラミネート。
25. パターンを有する開口された弾性フィルム層であって、前記パターンが、
    機械方向に延在する複数の第１のレーンであって、それぞれが、複数の開口を含む、複数の第１のレーンと、
    前記機械方向に延在する複数の第２のレーンであって、それぞれが、開口を有しておらず、前記第１のレーンの前記複数の開口のうちの１つの幅の少なくとも２倍の幅を有する、複数の第２のレーンと、を含み、
    前記複数の第２のレーンが、前記機械方向に実質的に直交する交差方向において前記複数の第１のレーンと交互になっている、開口された弾性フィルム層と、
    前記開口された弾性フィルム層の第１の表面に取り付けられた不織布層と、
    を含む、通気性のある弾性ラミネート、
    を備える、吸収性物品。

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