JP2022549345A - マイコバクテリア感染症の処置のためのアザインドールカルボキサミド化合物 - Google Patents

マイコバクテリア感染症の処置のためのアザインドールカルボキサミド化合物 Download PDF

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Abstract

式(I)および式(II)の化合物、ならびに薬学的に許容されるその塩が本明細書で提供され、それらの置換基は、本明細書に開示される通りである。これらの化合物、およびそれらを含有する医薬組成物は、結核の処置に有用である。本発明は、例えば、式(I)の化合物および式(II)の化合物、ならびにそれらの化合物を含む医薬組成物を対象とする。本明細書に開示される化合物および組成物は、抗菌薬であり、結核および他のマイコバクテリア感染症の処置に有用である。TIFF2022549345000558.tif6857

Description

発明の分野
本発明は、例えば、式(I)の化合物および式(II)の化合物
Figure 2022549345000002
ならびにそれらの化合物を含む医薬組成物を対象とする。本明細書に開示される化合物および組成物は、抗菌薬であり、結核および他のマイコバクテリア感染症の処置に有用である。
本願に引用されているすべての刊行物、特許、特許出願、および他の参考文献は、あらゆる目的で、あたかもそれぞれ個々の刊行物、特許、特許出願、または他の参考文献があらゆる目的でその全体が参照により組み込まれることが具体的に個々に示されているのと同程度に、それら全体が参照により本明細書に組み込まれる。本明細書における参考文献の引用は、このような参考文献が本発明の先行技術であることを認めると解釈されるものではない。
発明の背景
Mycobacterium tuberculosis(「M.tb」)は、甚大な被害をもたらす感染性疾患である結核(「TB」)の原因病原体である。毎年、世界的に約200万人のTB患者が死亡していると推定される。薬物感受性TBの処置は、現在、40年より前に導入された4つの抗生物質、イソニアジド、リファンピシン、エタンブトール、およびピラジナミドを軸としている(Franz 2017)。結核を適切に処置できないと、Mtbの薬物耐性が世界的に引き起こされ、したがって、一部の医薬品が効かなくなってしまう。したがって、当技術分野では、TBを処置するための新しい化学実体を特定する必要がある。
発明の概要
本発明は、式(I)および式(II)の化合物
Figure 2022549345000003
[式中、
は、水素または低級アルキルであり、
は、水素、低級アルキル、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロ-低級アルキル、ジ-ハロ-低級アルキル、アルコキシまたはカルボキサミドであり、
は、水素、低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロ-低級アルキル、ジ-ハロ-低級アルキル、アルコキシまたはカルボキサミドであり、
は、水素、低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロ-低級アルキル、ジ-ハロ-低級アルキル、アルコキシ、シクロアルコキシまたはカルボキサミドであり、
は、低級アルキル、シクロアルキル、シクロアルキレンもしくは-CH-シクロアルキル、スパイラル(C~C11)シクロアルキル、フェニル、架橋シクロアルキル、または
Figure 2022549345000004
(式中、mは、1、2または3であり、nは、1、2、3または4である)、または
Figure 2022549345000005
(式中、mは、1または2である)
である]
またはその薬学的に許容される塩を対象とする。
本発明はまた、前述の化合物を含有する医薬組成物、および結核などの微生物感染症を処置する方法を対象とする。
発明の詳細な説明
本明細書で用いられる用語は、特定の実施形態を説明する目的のものであり、制限することを意図しないことを理解されたい。さらに、本明細書に記載されるものに同様のまたは等価な任意の方法、デバイスおよび材料を、本発明の実施または試験において使用することができるが、ここでは、ある特定の方法、デバイスおよび材料を記載する。
本発明は、結核および他のマイコバクテリア感染症を処置するための、新規なアザインドールカルボキサミド化合物、それらの調製物、および薬物としてのそれらの使用に関する。化合物は、ある特定の実施形態では、以下の一般構造を有する:
Figure 2022549345000006
本発明の一実施形態では、本発明の化合物は、他の抗TB剤と併用して、TBを処置することができる。抗TB剤には、リファンピシン、リファブチン、リファペンテン(rifapentene)、イソニアジド、エタンブトール、カナマイシン、アミカシン、カプレオマイシン、クロファジミン、サイクロセリン、パラ-アミノサリチル酸、リネゾリド、ステゾリド、ベダキリン、デラマニド、プレトマニド、モキシフロキサシン、およびレボフロキサシンが含まれるが、それらに限定されない。
定義
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、単独でまたは他の基との組合せで、1~20個の炭素原子、一実施形態では1~16個の炭素原子、別の実施形態では1~10個の炭素原子の分岐または直鎖の一価の飽和脂肪族炭化水素ラジカルを指す。
本明細書で使用される場合、「アルケニル」という用語は、単独でまたは他の基との組み合わせで、オレフィン結合を有する直鎖または分岐の炭化水素残基を指す。
本明細書で使用される場合、「アルコキシ」という用語は、アルキル-O--を意味し、「アルコイル(alkoyl)」は、アルキル-CO--を意味する。アルコキシ置換基またはアルコキシ含有置換基は、例えば、1つまたは複数のアルキルまたはハロ基によって置換されていてよい。
本明細書で使用される場合、「シクロアルコキシ」という用語は、シクロアルキル-O--を意味する。シクロアルコキシ置換基は、例えば、1つまたは複数のアルキルまたはハロ基によって置換されていてよい。
本明細書で使用される場合、「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素ラジカルを意味し、一部の実施形態では、フッ素、塩素または臭素ラジカルを意味する。
「シクロアルキル」という用語は、3~10個、一実施形態では3~6個の炭素原子の、一価の単環式または多環式炭素環式ラジカルを指す。この用語は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ノルボルニル、アダマンチル、インダニルなどのラジカルによってさらに例示される。一実施形態では、「シクロアルキル」部分は、必要に応じて1つ、2つ、3つまたは4つの置換基により置換されていてよい。各置換基は、独立に、具体的に示されない限り、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシルまたは酸素であり得る。シクロアルキル部分の例として、必要に応じて置換されているシクロプロピル、必要に応じて置換されているシクロブチル、必要に応じて置換されているシクロペンチル、必要に応じて置換されているシクロペンテニル、必要に応じて置換されているシクロヘキシル、必要に応じて置換されているシクロヘキシレン、必要に応じて置換されているシクロヘプチルなど、または本明細書で具体的に例示されているものが挙げられるが、それらに限定されない。
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、炭素環原子の1つ、2つまたは3つが、N、OまたはSなどのヘテロ原子によって置き換えられている、単環式または多環式アルキル環を示す。ヘテロシクロアルキル基の例として、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、1,3-ジオキサニルなどが挙げられるが、それらに限定されない。ヘテロシクロアルキル基は、非置換であってよく、または置換されていてよく、結合は、適切な場合にはそれらの炭素の骨組みを介して、またはそれらのヘテロ原子(複数可)を介して生じ得る。
「低級アルキル」という用語は、単独でまたは他の基との組合せで、1~9個の炭素原子、一実施形態では1~6個の炭素原子、別の実施形態では1~4個の炭素原子、さらなる実施形態では4~6個の炭素原子の分岐または直鎖のアルキルラジカルを指す。この用語は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、s-ブチル、イソブチル、t-ブチル、n-ペンチル、3-メチルブチル、n-ヘキシル、2-エチルブチルなどのラジカルによってさらに例示される。
「アリール」という用語は、少なくとも1つの芳香環を有する6~12個の炭素原子の芳香族の単環式または多環式炭素環ラジカルを指す。このような基の例として、フェニル、ナフチル、1,2,3,4-テトラヒドロナフチル、1,2-ジヒドロナフチル、インダニル、1H-インデニルなどが挙げられるが、それらに限定されない。
アルキル、低級アルキルおよびアリール基は、置換または非置換であってよい。置換されている場合、一般に、例えば1~4個の置換基が存在する。これらの置換基は、必要に応じて、それらが連結しているアルキル、低級アルキルまたはアリール基と共に環を形成することができる。置換基には、例えば、炭素含有基、例えばアルキル、アリール、アリールアルキル(例えば、置換および非置換フェニル、置換および非置換ベンジル);ハロゲン原子およびハロゲン含有基、例えばハロアルキル(例えば、トリフルオロメチル);酸素含有基、例えばアルコール(例えば、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、アリール(ヒドロキシル)アルキル)、エーテル(例えば、アルコキシ、アリールオキシ、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、他の実施形態では、例えば、メトキシおよびエトキシ)、アルデヒド(例えば、カルボキシアルデヒド)、ケトン(例えば、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アリールカルボニル、アリールアルキルカルボニル、アリールカルボニルアルキル(arycarbonylalkyl))、酸(例えば、カルボキシ、カルボキシアルキル)、酸誘導体、例えばエステル(例えば、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキル)、アミド(例えば、アミノカルボニル、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニルアルキル、アリールアミノカルボニル)、カルバメート(例えば、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニルオキシ、アリールアミノカルボニルオキシ(arylminocarbonloxy))および尿素(例えば、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニルアミノまたはアリールアミノカルボニルアミノ);窒素含有基、例えばアミン(例えば、アミノ、モノ-またはジ-アルキルアミノ、アミノアルキル、モノ-またはジ-アルキルアミノアルキル)、アジド、ニトリル(例えば、シアノ、シアノアルキル)、ニトロ;硫黄含有基、例えばチオール、チオエーテル、スルホキシドおよびスルホン(例えば、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリールチオ、アリールスルフィニル(arysulfinyl)、アリールスルホニル(arysulfonyl)、アリールチオアルキル(arythioalkyl)、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル);ならびに1つまたは複数のヘテロ原子を含有する複素環式基(例えばチエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、ピロニル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピペリジル、ヘキサヒドロアゼピニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアナフチル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、インドリル、オキシインドリル、イソインドリル、インダゾリル、インドリニル、7-アザインドリル、ベンゾピラニル、クマリニル、イソクマリニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフトリジニル(naphthridinyl)、シンノリニル、キナゾリニル、ピリドピリジル、ベンゾオキサジニル、キノキサリニル、クロメニル、クロマニル、イソクロマニル、フタラジニルおよびカルボリニル)が含まれ得る。
本明細書で提供される開示から容易に理解され得る通り、一般的な基に該当する基への任意の言及は、同様に置換されていても置換されていなくてもよい。例えば、フェニル基は、アリール基と同様に置換されていてよい。
「ヘテロアリール」という用語は、N、O、およびSから選択される1つ、2つ、または3つの環ヘテロ原子を含有し、残りの環原子がCである少なくとも1つの芳香環を有する、5~12個の原子の芳香族の単環式または多環式ラジカルを指す。このような基の例として、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、1,2,3-トリアジニル、1,2,4-トリアジニル、オキサゾリル、チアゾリルなどが挙げられるが、それらに限定されない。
前述のヘテロアリール基は、1つ、2つまたは3つの置換基で独立に置換されていてよい。置換基には、例えば、炭素含有基、例えばアルキル、アリール、アリールアルキル(例えば、置換および非置換フェニル、置換および非置換ベンジル);ハロゲン原子およびハロゲン含有基、例えばハロアルキル(例えば、トリフルオロメチル);酸素含有基、例えばアルコール(例えば、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、アリール(ヒドロキシル)アルキル)、エーテル(例えば、アルコキシ、アリールオキシ、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル)、アルデヒド(例えば、カルボキシアルデヒド)、ケトン(例えば、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アリールカルボニル、アリールアルキルカルボニル、アリールカルボニルアルキル(arycarbonylalkyl))、酸(例えば、カルボキシ、カルボキシアルキル)、酸誘導体、例えばエステル(例えば、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキル)、アミド(例えば、アミノカルボニル、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニルアルキル、アリールアミノカルボニル)、カルバメート(例えば、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニルオキシ、アリールアミノカルボニルオキシ(arylminocarbonloxy))および尿素(例えば、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニルアミノまたはアリールアミノカルボニルアミノ);窒素含有基、例えばアミン(例えば、アミノ、モノ-またはジ-アルキルアミノ、アミノアルキル、モノ-またはジ-アルキルアミノアルキル)、アジド、ニトリル(例えば、シアノ、シアノアルキル)、ニトロ;硫黄含有基、例えば、チオール、チオエーテル、スルホキシドおよびスルホン(例えば、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリールチオ、アリールスルフィニル(arysulfinyl)、アリールスルホニル(arysulfonyl)、アリールチオアルキル(arythioalkyl)、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル);ならびに1個または複数のヘテロ原子を含有する複素環式基(例えば、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、ピロニル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピペリジル、ヘキサヒドロアゼピニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアナフチル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、インドリル、オキシインドリル、イソインドリル、インダゾリル、インドリニル、7-アザインドリル、ベンゾピラニル、クマリニル、イソクマリニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフトリジニル、シンノリニル、キナゾリニル、ピリドピリジル、ベンゾオキサジニル、キノキサリニル、クロメニル、クロマニル、イソクロマニル、フタラジニル、ベンゾチアゾイルおよびカルボリニル)を含まれ得る。
一部の場合、ある用語には「(C~C)」が先行する。本明細書で提供される開示から容易に理解され得る通り、これは、その用語と関連する炭素原子の数を定義する。例えば、(C~C)アルキルは、分岐または直鎖の一価の飽和脂肪族炭化水素ラジカルが1~6個の炭素原子を有するアルキルを意味する。本明細書で提供される開示から容易に理解され得る通り、すべての置換の定義は、これらの構造に等しく適用される。例えば、(C~C)アルキルは、アルキルが置換されるのと同様に置換されていてよい。
本明細書に開示される任意の範囲によって、その範囲内のすべての整数単位の量が、本発明の一部として具体的に開示されることを意味する。したがって、例えば、1~12単位は、1単位、2単位、3単位、・・・12単位が、本発明の実施形態として含まれることを意味する。
式Iの化合物は、1つまたは複数の不斉炭素原子を有することができ、光学的に純粋なエナンチオマー、エナンチオマーの混合物、例えばラセミ体、光学的に純粋なジアステレオ異性体、ジアステレオ異性体の混合物、ジアステレオマーラセミ体またはジアステレオマーラセミ体の混合物などの形態で存在することができる。光学的に活性な形態は、例えば、ラセミ体の分割によって、不斉合成または不斉クロマトグラフィー(キラル吸着剤または溶離液を用いるクロマトグラフィー)によって得ることができる。本発明は、これらの形態のすべてを包含する。
本発明の方法の実施において、有効量の本発明の化合物のいずれか1つまたは本発明の化合物のいずれかの組合せは、当技術分野で公知の通常の許容される方法のいずれかを介して、単独でまたは組合せのいずれかで投与される。したがって、化合物または組成物は、例えば、眼内投与、経口(例えば、頬側口腔)投与、舌下投与、非経口(例えば、筋肉内、静脈内、または皮下)投与、直腸内(例えば、坐剤または洗浄剤によって)投与、経皮(例えば、皮膚エレクトロポレーション)投与され得るか、または吸入(例えば、エアロゾルによって)によって、そして固体、液体または気体の投与形態(錠剤および懸濁剤を含む)で投与され得る。投与は、適宜、単回単位お剤形で連続治療により、または単回投与治療で実施され得る。治療組成物はまた、パモ酸などの親油性の塩と合わされた油状エマルションもしくは分散液の形態であってよく、または皮下もしくは筋肉内投与のための生分解性の徐放組成物の形態であってよい。
本発明の組成物の調製に有用な医薬担体は、固体、液体または気体であってよい。したがって、組成物は、錠剤、丸剤、カプセル剤、坐剤、散剤、腸溶コーティング製剤または他の保護製剤(例えば、イオン交換樹脂に結合しているか、または脂質-タンパク質小胞に封入されている)、徐放製剤、溶液剤、懸濁液剤、エリキシル剤、エアロゾル剤などの形態をとることができる。担体は、石油、動物、植物または合成起源の油、例えば、ピーナッツ油、大豆油、鉱油、ゴマ油などを含めた様々な油から選択することができる。水、生理食塩水、デキストロース水溶液、およびグリコールは、特に(血液と等張である場合)注射可能な溶液のための代表的な液体担体である。例えば、静脈内投与のための製剤は、固体活性成分(複数可)を水に溶解させて水溶液を生成し、その溶液を滅菌することによって調製される、活性成分(複数可)の滅菌水溶液剤を含む。適切な医薬添加剤には、デンプン、セルロース、タルク、グルコース、ラクトース、タルク、ゼラチン、麦芽、コメ、小麦粉、チョーク、シリカ、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、グリセロールモノステアレート、塩化ナトリウム、乾燥脱脂粉乳、グリセロール、プロピレングリコール、水、エタノールなどが含まれる。組成物には、従来の医薬添加物質、例えば防腐剤、安定化剤、湿潤剤または乳化剤、浸透圧を調整するための塩、緩衝液などを添加することができる。適切な医薬担体およびそれらの製剤は、E. W. MartinによるRemington's Pharmaceutical Sciencesに記載されている。いずれにしても、このような組成物は、レシピエントに適切に投与するのに適した剤形を調製するために、有効量の活性化合物を適切な担体と一緒に含有する。
本発明の化合物の用量は、例えば、投与方式、対象の年齢および体重、ならびに処置を受ける対象の状態などのいくつかの要因に応じて決まり、最終的には、担当医または獣医によって決定される。担当医または獣医によって決定される活性化合物のこのような量は、本明細書および特許請求の範囲において「治療有効量」と呼ばれる。例えば、本発明の化合物の用量は、典型的に、1日当たり約1~約1000mgの範囲である。一実施形態では、治療有効量は、1日当たり約10mg~約500mgの量である。
本発明の化合物を、官能基で誘導体化して、インビボで親化合物に戻るように変換することができる誘導体を提供できることを理解されよう。インビボで一般式Iの親化合物を生成することができる、生理的に許容される代謝的に不安定な誘導体も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の化合物は、商業的に利用可能な出発材料を用いて出発し、当業者に公知の一般的な合成技術および手順を利用して調製することができる。化学物質は、例えば、Aldrich、Argonaut Technologies、VWRおよびLancasterなどの会社から購入することができる。クロマトグラフィー用品および装置は、例えば、AnaLogix,Inc、Burlington、Wis.;Biotage AB、Charlottesville、Va.;Analytical Sales and Services,Inc.、Pompton Plains、N.J.;Teledyne Isco、Lincoln、Nebr.;VWR International、Bridgeport、N.J.;Varian Inc.、Palo Alto、Calif.、およびMultigram II Mettler Toledo Instrument、Newark、Del.などの会社から購入することができる。Biotage、ISCOおよびAnalogixカラムは、標準クロマトグラフィーで使用されるプレパック済みシリカゲルカラムである。
一部の実施形態では、R
Figure 2022549345000007
であり、mは、1~3であり、nは、1~4である。別の実施形態では、mは、1であり、nは、1である。別の実施形態では、mは、1であり、nは、2である。別の実施形態では、mは、1であり、nは、3である。別の実施形態では、mは、1であり、nは、4である。別の実施形態では、mは、2であり、nは、1である。別の実施形態では、mは、2であり、nは、2である。別の実施形態では、mは、2であり、nは、3である。別の実施形態では、mは、2であり、nは、4である。別の実施形態では、mは、3であり、nは、1である。別の実施形態では、mは、3であり、nは、2である。別の実施形態では、mは、3であり、nは、3である。別の実施形態では、mは、3であり、nは、4である。mがnに等しくない場合、アミンおよび得られたアミドに立体中心が存在する。生成物は混合物であってよく、またはアミドの個々の立体異性体が分割されていてよいが、絶対立体化学帰属は行われない。このような場合の下で、接尾語AまたはBなしの数(MPL-xxx)は、ラセミ混合物を意味し、接尾語AおよびB(例えば、MPL-xxxAおよびMPL-xxxB)は、分割されたエナンチオマーを示すことを意味するが、絶対配置は各エナンチオマーに帰属されない。立体異性体の分離は、キラルカラムを備えた超流体(Super Fluid)クロマトグラフィー(SFC)の使用によって、最も有効に達成される。
本発明の代表的な化合物の合成
本発明の化合物は、一般法AおよびBを示す以下のスキームに従って調製することができる。
Figure 2022549345000008
本開示を、以下の実施例によってさらに例示するが、それらの実施例は、本開示の範囲または趣旨を、本明細書に記載される具体的な手順に限定すると解釈されるべきではない。実施例は、ある特定の実施形態を例示するために提供され、それによって本開示の範囲を制限することを意図されないことを理解されたい。さらに、本開示の趣旨および/または添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、当業者に示唆され得る他の様々な実施形態、改変形態、およびその均等物を行使しなければならない場合があることを理解されたい。
使用した略語:ABPR、自動背圧調節器;ACN、アセトニトリル;aq.、水溶液;9-BBN、9-ボラビシクロ[3.3.1]ノナン;BINAP、2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル;BMS、ボランジメチルスルフィド;Boc、tert-ブトキシカルボニル;CDI、1,1’-カルボニルジイミダゾール;m-CPBA、メタ-クロロ過安息香酸;DABCO:1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン;DCM、ジクロロメタン;DEA、ジエチルアミン;DMAP、4-dimethylaminopyridine;DME、ジメトキシエタン;DMF、ジメチルホルムアミド;DMSO、ジメチルスルホキシド;EDCI、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;ESI、エレクトロスプレーイオン化;eq、当量;vHMDS、ビス(トリメチルシリル)アミン;NBS、N-ブロモスクシンイミド;HOBt、ヒドロキシベンゾニトリル;HPLC、高速液体クロマトグラフィー;IPA、イソプロピルアルコール;LAH、水酸化アルミニウムリチウム;LCMSまたはLC-MS、液体クロマトグラフィー-質量分析;LDA、リチウムジイソプロピルアミド;min、分;m/z、質量電荷比;NCS、N-クロロスクシンイミド;NFSI、N-フルオロジベンゼンスルホンイミド;NIS、N-ヨードスクシンイミド;nm、ナノメータ―;NMP、N-メチル-2-ピロリドン;NMI、1-メチルイミダゾール;NMR、核磁気共鳴;H NMR、プロトンNMR;Pd(dppf)Cl2、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II);Pd2(dpa)3、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0);prep-HPLC、分取HPLC;prep-TLC、分取TLC;psi、重量ポンド毎平方インチ;SFC、超臨界流体クロマトグラフィー;TBAF、フッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム;TCFH、クロロ-N,N,N’,N’-テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート;TEA、トリエチルアミン;THF、テトラヒドロフラン:TLC、薄層クロマトグラフィー;TIPS、トリイソプロピルシリル;TIPSCl、トリイソプロピルシリルクロリド;TMEDA、テトラメチルエチレンジアミン;TMS、トリメチルシリル;TMSCl、クロロ(トリメチル)シラン;Tos、p-トリルスルホニル;TosCl、塩化トルエンスルホニル;ul、マイクロリットル;umol、マイクロモル;XantPhos、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン;XPhos、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル;δ、化学シフト(ppm)。
反応を、TLCまたはLCMSによってモニタリングし、化合物を、LCMSおよび/またはNMRによって特徴付けた。Shimadzu LC20-MS2010またはLC20-MS2020を、LC/MS分析のために使用した。Varian 400MHz、Varian 500MHzまたはBruker 500MHzを、NMR測定のために使用した。
分取HPLC精製のための一般条件:機器:Gilson GX281;流量:25mL/分;検出器:UV220およびUV254。
「[水(X)-Y];B%:J%~K%、L分」は、移動相A:水中X;B:Y;L分にわたって勾配J%~K%Bを表す。例えば、「[水(0.225%FA)-ACN];B%:36%~66%、11分」は、移動相:A:水中0.025%ギ酸、B:アセトニトリル;勾配:11分にわたって36%~66%Bを意味する。
(実施例1)
MPL-015
4-(トリフルオロメチル)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000009
4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(1.5g、6.52mmol、1当量)のDMF(20mL)溶液に、CDI(1.59g、9.78mmol、1.5当量)を添加し、25℃で0.5時間撹拌した。次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(1.60g、10.43mmol、1.6当量)を先の溶液に添加し、25℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSを有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(70mL)に添加し、EtOAc(200mL×3)で抽出し、有機相を水(30mL×3)およびブライン(30mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM/MeOH=1/0~200/1)。化合物である4-(トリフルオロメチル)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(2.07g、5.67mmol、収率86.92%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:366.2[M+H]
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.78 (s, 1H), 8.63 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 4.47 - 4.35 (m, 1H), 2.47 - 2.35 (m, 2H), 2.10 (quin, J = 7.1 Hz, 1H), 1.96 (br d, J = 2.7 Hz, 1H), 1.83 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 1.86 - 1.80 (m, 1H), 1.73 (ddd, J = 1.8, 6.4, 13.6 Hz, 1H), 1.26 - 1.20 (m, 4H), 1.11 - 1.05 (m, 6H).
(実施例2)
MPL-016
4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリドの合成
Figure 2022549345000010
二塩化オキサリル(1.62g、12.77mmol、1.12mL、15当量)を、4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(150mg、851.44umol、1当量)のDCM(8.0mL)溶液に添加した。次に、DMF(3.11mg、42.57umol、3.28uL、0.05当量)3滴を先の溶液に添加し、25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。残留物を減圧下で濃縮して、残留物にDCM(25mL×3)を添加し、減圧下で濃縮して、化合物である4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(160mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:190.9[M+H]
4-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000011
4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(160mg、822.13umol、0.91当量)を、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(138.46mg、903.44umol、1当量)およびTEA(365.68mg、3.61mmol、502.99uL、4.0当量)のDCM(10mL)溶液に添加し、25℃で2.0時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を水(20mL)に添加し、DCM(30mL×3)で抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~14:1)。化合物である4-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(15mg、48.17umol、収率5.33%、純度100%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z:312.2[M+H]
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =11.96 (br s, 1H), 8.33 (br d, J=8.4 Hz, 1H), 8.17 (d, J=4.6 Hz, 1H), 7.21 (s, 1H), 6.91 (d, J=4.6 Hz, 1H), 4.43 - 4.25 (m, 1H), 2.51 (s, 3H), 2.45 - 2.29 (m, 2H), 2.05 (quin, J=7.0 Hz, 1H), 1.93 (br s, 1H), 1.80 (br t, J=5.2 Hz, 1H), 1.71 - 1.63 (m, 1H), 1.21 (s, 3H), 1.17 (br d, J=9.5 Hz, 1H), 1.07 - 1.00 (m, 6H).
(実施例3)
MPL-017
4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリドの合成
Figure 2022549345000012
二塩化オキサリル(3.77g、29.67mmol、2.60mL、40当量)を、4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(150mg、741.81umol、1当量)のDCM(10mL)溶液に添加した。次に、DMF(2.71mg、37.09umol、2.85uL、0.05当量)3滴を先の溶液に添加し、25℃で2.0時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。残留物を減圧下で濃縮して、残留物にDCM(25mL×3)を添加し、減圧下で濃縮して、化合物である4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(160mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z:217[M+H]
4-シクロプロピル-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000013
4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(90mg、707.40umol、1当量)を、4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(160mg、725.12umol、1.03当量)のDCM(10mL)溶液に添加した。次に、TEA(214.75mg、2.12mmol、295.39uL、3.0当量)を先の溶液に添加し、25℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を水(15mL)に添加し、DCM(50mL×3)で抽出し、有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~50:1)。化合物である4-シクロプロピル-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(44.4mg、139.84umol、収率19.77%、純度98.086%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z:312.2[M+H]
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =13.01 (br s, 1H), 8.61 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 8.25 (d, J=5.7 Hz, 1H), 7.55 (s, 1H), 6.94 (d, J=6.0 Hz, 1H), 3.78 - 3.64 (m, 1H), 2.44 - 2.35 (m, 1H), 1.71 - 1.63 (m, 2H), 1.59 - 1.48 (m, 2H), 1.44 - 1.36 (m, 2H), 1.36 - 1.24 (m, 4H), 1.18 - 1.13 (m, 2H), 0.93 (s, 3H), 0.91 (s, 3H).
(実施例4)
MPL-019
4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリドの合成
Figure 2022549345000014
二塩化オキサリル(8.70g、68.54mmol、6.0mL、128.28当量)を、4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、525.77umol、1当量)のDCM(6.0mL)溶液に添加した。次に、DMF(1.92mg、26.29umol、2.02uL、0.05当量)3滴を先の溶液に添加し、25℃で1.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。残留物を減圧下で濃縮して、残留物にDCM(25mL×3)を添加し、減圧下で濃縮して、化合物である4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(100mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z:205.1[M+H]
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000015
4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(100mg、479.29umol、1当量)および4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(121.96mg、958.57umol、2.0当量)のDCM(10mL)溶液に、TEA(145.50mg、1.44mmol、200.13uL、3.0当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~150:1)。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(64.7mg、186.68umol、収率38.95%、純度99.671%、FA)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z:300.2[M+H]
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =11.57 (br s, 1H), 8.25 (d, J=7.9 Hz, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.10 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 3.81 - 3.66 (m, 1H), 2.47 - 2.46 (m, 3H), 2.45 (s, 3H), 1.70 - 1.63 (m, 2H), 1.59 - 1.47 (m, 2H), 1.43 - 1.36 (m, 2H), 1.32 - 1.23 (m, 2H), 0.92 (d, J=10.4 Hz, 6H)
(実施例5)
MPL-022
4-シクロプロピル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000016
4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、989.08umol、1当量)のDMF(10mL)溶液に、HATU(451.29mg、1.19mmol、1.2当量)、DIEA(383.49mg、2.97mmol、516.84uL、3.0当量)、および(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(166.75mg、1.09mmol、1.1当量)を添加した。反応液を、25℃で3.0時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を水(40mL)に添加し、EtOAc(50×3mL)で抽出した。有機相をブライン(20mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:36%~66%、11分)。化合物である4-シクロプロピル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(16mg、47.41umol、収率4.79%、純度100%)を、淡褐色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z:338.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.03 (br s, 1H), 8.34 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.14 (d, J=5.1 Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.68 (d, J=5.1 Hz, 1H), 4.36 (quin, J=8.0 Hz, 1H), 2.46 - 2.33 (m, 2H), 2.29 - 2.21 (m, 1H), 2.10 - 2.00 (m, 1H), 1.94 (br s, 1H), 1.83 - 1.78 (m, 1H), 1.72 - 1.63 (m, 1H), 1.22 (s, 3H), 1.19 - 1.11 (m, 3H), 1.05 (t, J=3.5 Hz, 6H), 1.01 - 0.95 (m, 2H).
(実施例6)
MPL-029
4-メチル-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000017
4-メチルシクロヘキサンアミン(70mg、618.37umol、1当量)を、4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(110mg、565.21umol、9.14e-1当量)のDCM(8.0mL)溶液に添加した。次に、TEA(187.72mg、1.86mmol、258.21uL、3.0当量)を先の溶液に添加し、25℃で2.0時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。混合物を水(15mL)に添加し、DCM(50mL×3)で抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~50:1)。化合物である4-メチル-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(57mg、210.06umol、収率33.97%、純度100%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:272.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.65 (br s, 1H), 8.46 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 8.27 (br s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.14 (br d, J=4.0 Hz, 1H), 3.80 - 3.60 (m, 1H), 2.60 (s, 3H), 1.84 (br d, J=10.6 Hz, 2H), 1.69 (br d, J=12.3 Hz, 2H), 1.41 - 1.27 (m, 3H), 1.08 - 0.94 (m, 2H), 0.87 (d, J=6.4 Hz, 3H).
(実施例7)
MPL-031
N-シクロオクチル-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000018
4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(130mg、667.98umol、0.91当量)を、シクロオクタンアミン(100mg、786.00umol、1.07当量)およびTEA(222.83mg、2.20mmol、306.51uL、3.0当量)のDCM(8.0mL)溶液に添加し、25℃で2.0時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~90:1)。次に、残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:35%~55%、11分)。化合物であるN-シクロオクチル-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(27.3mg、95.66umol、収率13.03%、純度100%)を、淡褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:286.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.99 (br s, 1H), 8.28 - 8.10 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 6.94 (br s, 1H), 4.09 - 3.96 (m, 1H), 2.52 (br s, 3H), 1.83 - 1.66 (m, 6H), 1.62 - 1.47 (m, 8H).
(実施例8)
MPL-010
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000019
4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(80mg、347.61umol、1当量)のDMF(5.0mL)溶液に、CDI(73.27mg、451.89umol、1.3当量)を添加し、25℃で15分間撹拌した。次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(66.34mg、521.41umol、1.5当量)を先の溶液に添加し、25℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSを有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物をDCM(20mL)で希釈し、水(20mL×5)およびHCl(1M、20mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~80:1)。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(30.1mg、87.99umol、収率25.31%、純度99.203%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:340.1[M+H]
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.71 (br s, 1H), 8.56 - 8.42 (m, 2H), 7.46 (d, J=4.9 Hz, 1H), 7.33 (d, J=1.2 Hz, 1H), 3.82 - 3.62 (m, 1H), 1.70 - 1.61 (m, 2H), 1.59 - 1.45 (m, 2H), 1.43 - 1.34 (m, 2H), 1.33 - 1.21 (m, 2H), 0.92 (d, J=9.3 Hz, 6H).
(実施例9)
MPL-013
4-シアノ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000020
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(100mg、486.38umol、1.0当量)および(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(149.09mg、972.76umol、2.0当量)のDCM(10mL)溶液に、TEA(147.65mg、1.46mmol、203.10uL、3.0当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~200:1)。化合物である4-シアノ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(87.3mg、270.78umol、収率55.67%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:323.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =12.86 (s, 1H), 8.63 (br d, J=8.6 Hz, 1H), 8.52 (d, J=4.9 Hz, 1H), 7.64 (d, J=4.9 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 4.46 - 4.32 (m, 1H), 2.47 - 2.32 (m, 2H), 2.09 (quin, J=7.4 Hz, 1H), 1.99 - 1.92 (m, 1H), 1.85 - 1.79 (m, 1H), 1.76 - 1.67 (m, 1H), 1.24 (s, 3H), 1.20 (d, J=9.5 Hz, 1H), 1.07 (t, J=3.5 Hz, 6H).
(実施例10)
MPL-024
4,6-ジメチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000021
4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(100mg、479.29umol、1当量)および(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(146.91mg、958.57umol、2.0当量)のDCM(10mL)溶液に、TEA(145.50mg、1.44mmol、200.13uL、3.0当量)を添加した。混合物を、25℃で1.0時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~170:1)。化合物である4,6-ジメチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(84mg、257.77umol、収率53.78%、純度99.87%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:326.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.55 (s, 1H), 11.62 - 11.50 (m, 1H), 8.36 (br d, J=8.6 Hz, 1H), 7.13 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.48 - 4.28 (m, 1H), 2.47 - 2.46 (m, 3H), 2.45 (s, 3H), 2.43 - 2.26 (m, 2H), 2.12 - 2.02 (m, 1H), 1.93 (br s, 1H), 1.80 (br t, J=5.2 Hz, 1H), 1.75 - 1.65 (m, 1H), 1.24 - 1.19 (m, 4H), 1.08 - 1.02 (m, 6H).
(実施例11)
MPL-036
4-シアノ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000022
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(100mg、486.38umol、1.0当量)およびシクロオクタンアミン(123.76mg、972.76umol、2.0当量)のDCM(10mL)溶液に、TEA(147.65mg、1.46mmol、203.10uL、3.0当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、SFCから分取-HPLCによって精製した(カラム:DAICEL CHIRALPAK AS-H(250mm*30mm、5um);移動相:[0.1%NH3H2O ETOH];B%:25%~25%、min)。化合物である4-シアノ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(10mg、33.74umol、収率6.94%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:297.2[M+H]+;1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =12.80 (br s, 1H), 8.55 - 8.43 (m, 2H), 7.60 (br d, J=4.6 Hz, 1H), 7.42 (s, 1H), 4.03 (br s, 1H), 1.81 - 1.43 (m, 14H).
(実施例12)
MPL-037
N-シクロオクチル-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000023
4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、869.02umol、1当量)のDMF(4.5mL)溶液に、CDI(183.18mg、1.13mmol、1.3当量)を添加し、25℃で15分間撹拌した。次に、シクロオクタンアミン(176.90mg、1.39mmol、1.6当量)を先の溶液に添加し、25℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望のMSを有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(10mL)に添加し、EtOAc(15mL×3)で抽出し、有機相を水(10mL×3)およびブライン(10mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM/MeOH=1/0~160:1)。化合物であるN-シクロオクチル-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(212.3mg、622.08umol、収率71.58%、純度99.437%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:340.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.73 (br s, 1H), 8.62 - 8.44 (m, 2H), 7.47 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 4.06 (br dd, J = 3.8, 8.1 Hz, 1H), 1.85 - 1.64 (m, 6H), 1.63 - 1.46 (m, 8H).
(実施例13)
MPL-039
N-シクロオクチル-4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000024
シクロオクタンアミン(100mg、786.00umol、1当量)を、4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(160mg、725.12umol、9.23e-1当量)のDCM(10mL)溶液に添加した。次に、TEA(238.61mg、2.36mmol、328.21uL、3.0当量)を先の溶液に添加し、25℃で2.0時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~80:1)。化合物であるN-シクロオクチル-4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(106.1mg、333.83umol、収率42.47%、純度97.984%)を、淡褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:312.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =13.10 (br s, 1H), 8.66 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 8.26 (d, J=6.0 Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 6.95 (d, J=6.0 Hz, 1H), 4.09 - 3.94 (m, 1H), 2.45 - 2.37 (m, 1H), 1.81 - 1.62 (m, 6H), 1.52 (br t, J=10.9 Hz, 8H), 1.38 - 1.28 (m, 2H), 1.20 - 1.13 (m, 2H).
(実施例14)
MPL-041
4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリドの合成
Figure 2022549345000025
二塩化オキサリル(8.70g、68.54mmol、6.0mL、128.28当量)を、4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、525.77umol、1当量)のDCM(6.0mL)溶液に添加した。次に、DMF(1.92mg、26.29umol、2.02uL、0.05当量)3滴を先の溶液に添加し、25℃で1.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。残留物を減圧下で濃縮して残留物を得、これにDCM(25mL、3 3)を添加し、減圧下で濃縮して、化合物である4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(100mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z:205.0[M+H]
N-シクロオクチル-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000026
4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(100mg、479.29umol、1当量)およびシクロオクタンアミン(121.96mg、958.57umol、2.0当量)のDCM(10.mL)溶液に、TEA(145.50mg、1.44mmol、200.13uL、3.0当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~150:1)。化合物であるN-シクロオクチル-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(114.7mg、330.72umol、収率69.00%、純度99.602%、FA)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:300.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =11.54 (br s, 1H), 8.27 (d, J=7.9 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.10 - 3.95 (m, 1H), 2.47 - 2.46 (m, 3H), 2.45 (s, 3H), 1.80 - 1.47 (m, 14H) .
(実施例15)
MPL-068
スキーム
Figure 2022549345000027
5-クロロ-4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウムの合成
Figure 2022549345000028
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(4.4g、25.80mmol、1当量)のDCM(50mL)溶液に、m-CPBA(12.94g、63.74mmol、純度85%、2.47当量)を0℃で添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、反応物5が完全に消費されたことが示された。飽和NaSO(100ml)を混合物に添加し、反応混合物を0.5時間撹拌した。次に、濾過し、無機相をDCM(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残留物を得た。粗製生成物を、精製なしに次のステップのために直接使用した。粗製生成物5-クロロ-4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(12g、22.51mmol、収率87.27%、純度35%)を、褐色の固体として得た。
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000029
5-クロロ-4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(11g、20.64mmol、1当量)およびHMDS(3.33g、20.64mmol、4.33mL、1当量)のTHF(110mL)溶液に、メチルカルボノクロリデート(4.88g、51.59mmol、4.00mL、2.5当量)をN下で滴下添加し、混合物を、30℃で24時間撹拌した。LC-MSによって、所望のMSが検出されたことが示された。溶媒を減圧下で除去し、EtOAc(200mL)で希釈した。次に、混合物を飽和NaHCO(10mL×3)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO2、石油エーテル/EtOAc=1:0~5:1)。粗製生成物5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.4g、9.95mmol、収率48.22%、純度85%)を、白色の固体として得た。
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000030
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(580mg、2.83mmol、1当量)およびNaH(565.75mg、14.15mmol、純度60%、5当量)のTHF(8mL)溶液に、TosCl(1.08g、5.66mmol、2当量)をN下で添加した。混合物を、25℃で12時間撹拌した。TLCおよびLCMSによって、所望のMSが検出されたことが示された。反応混合物を、飽和NHCl水溶液(50mL)を0℃で添加することによってクエンチし、次にEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。生成物1である5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.67mmol、収率59.04%)を、白色の固体として得た。
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000031
メチルボロン酸(1.09g、18.23mmol、5当量)のDME(6mL)およびH2O(0.6mL)溶液に、5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.31g、3.65mmol、1当量)Pd(dppf)Cl.CHCl(297.83mg、364.70umol、0.1当量)およびNaCO(1.16g、10.94mmol、3当量)を添加した。混合物を、120℃で12時間撹拌した。TLCおよびLCMSによって、所望のMSが検出され、反応物10が消費されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO2、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。生成物である5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(680mg、2.01mmol、収率55.04%、純度100%)を、白色の固体として得た。
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000032
CO2(88.33mg、2.01mmol、1当量)のTHF(8mL)溶液に、LDA(2M、1.51mL、1.5当量)を添加し、混合物を-78℃で1時間、N下で撹拌し、次に、5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(680mg、2.01mmol、1当量)を添加し、混合物を同じ温度で0.5時間撹拌した。LCMSによって、所望のMSが検出されたことが示された。反応を、減圧下で濃縮された飽和NHCl水溶液(30mL)で-78℃においてクエンチして、THFを除去した。次に、HCl(2M)によってpH=5へと酸性化した。次に、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。濃縮後、粗製生成物を、精製なしに次のステップのために直接使用した。粗製生成物である5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(700mg、1.83mmol、収率91.11%)を、褐色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z382.9[M+H]
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000033
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(700mg、1.83mmol、1当量)のTHF(4mL)溶液に、NaOH(2M、4.57mL、5当量)(水中)を添加し、混合物を75℃で3時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料13が完全に消費されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得、次に水(10mL)で希釈し、HCl(2M)によってpH=5へと酸性化した。混合物を濾過し、濾過ケーキを10mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。粗製生成物を、EtOAc(5mL)で洗浄することによって精製した。生成物である5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、437.43umol、収率23.92%、純度50%)を、褐色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z228.9[M+H]
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000034
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(80mg、349.95umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(85.12mg、524.92umol、1.5当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間撹拌し、次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(80.45mg、524.92umol、1.5当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、反応液が消費され、所望のMSが検出されたことが示された。残留物を、後処理なしで、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:60%~82%、11分)。生成物である5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(4.7mg、12.19umol、収率3.48%、純度94.392%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z 364.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.50 (br s, 1H), 8.44 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.26 (d, J=2.1 Hz, 1H), 4.35 (br t, J=8.5 Hz, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.47 - 2.37 (m, 2H), 2.06 (quin, J=6.9 Hz, 1H), 1.94 (br s, 1H), 1.81 (br t, J=5.2 Hz, 1H), 1.69 (ddd, J=2.1, 6.4, 13.7 Hz, 1H), 1.23 (s, 3H), 1.18 (d, J=9.5 Hz, 1H), 1.07 - 1.04 (m, 6H).
(実施例16)
MPL-108
4-(トリフルオロメチル)-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000035
4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、434.51umol、1当量)のDMF(3.0mL)溶液に、CDI(105.68mg、651.77umol、1.5当量)を添加し、25℃で15分間撹拌した。次に、1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-アミン(113.21mg、738.67umol、1.7当量)を先の溶液に添加し、25℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を水(10mL)に添加し、EtOAc(15mL×3)で抽出し、有機相を水(10mL×3)およびブライン(10mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM/MeOH=1/0~200/1)。化合物である4-(トリフルオロメチル)-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(141.2mg、382.38umol、収率88.00%、純度98.952%)を、白色の固体として得られた。LCMS(ESI)m/z:366.2[M+H]
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.77 (br s, 1H), 8.57 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.32 (br d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.55 - 7.43 (m, 2H), 4.43 (br s, 1H), 2.28 - 2.16 (m, 1H), 1.83 - 1.67 (m, 3H), 1.47 - 1.39 (m, 1H), 1.29 (br t, J = 12.1 Hz, 1H), 1.18 (dd, J = 4.9, 13.0 Hz, 1H), 1.02 - 0.95 (m, 3H), 0.88 (s, 3H), 0.80 (s, 3H).
(実施例17)
MPL-119
4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000036
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(75mg、356.10umol、1当量)のDMF(2.5mL)溶液に、CDI(92.39mg、569.75umol、1.6当量)を添加し、30℃で1時間撹拌した。次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(58.90mg、462.93umol、1.3当量)を先の溶液に添加し、30℃で11時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を水(10mL)に添加し、EtOAc(15mL×3)で抽出した。有機相を水(10mL×3)、ブライン(10mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~300:1)。化合物である4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(58.1mg、181.50umol、収率50.97%、純度99.913%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:320.1[M+1]1H NMR (400 MHz, MeOD) δ = 12.29 (s, 1H), 8.34 (br d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.23 - 7.15 (m, 2H), 3.79 - 3.66 (m, 1H), 2.54 (s, 3H), 1.67 (br dd, J = 3.2, 12.8 Hz, 2H), 1.59 - 1.49 (m, 2H), 1.42 (br d, J = 12.8 Hz, 2H), 1.28 (dt, J = 3.2, 13.1 Hz, 2H), 0.96 (s, 3H), 0.93 (s, 3H).
(実施例18)
MPL-126
5-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000037
5-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(80mg、406.94umol、1当量)のDMF(2.0mL)溶液に、CDI(92.38mg、569.71umol、1.4当量)を添加し、30℃で1時間撹拌した。次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(106.03mg、691.79umol、1.7当量)を先の溶液に添加し、30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を水(10mL)に添加し、EtOAc(15mL×3)で抽出した。有機相を水(10mL×3)およびブライン(10mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~200:1)。化合物である5-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(62.4mg、187.50umol、収率46.08%、純度99.713%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z332.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ =12.26 (s, 1H), 8.67 (br d, J=8.4 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 4.40 (td, J=7.9, 16.4 Hz, 1H), 2.47 - 2.34 (m, 2H), 2.10 (quin, J=6.9 Hz, 1H), 1.96 (br s, 1H), 1.82 (br t, J=5.6 Hz, 1H), 1.72 (br dd, J=6.4, 12.2 Hz, 1H), 1.26 - 1.19 (m, 4H), 1.10 - 1.03 (m, 6H).
(実施例19)
MPL-127
5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000038
5-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(80mg、406.94umol、1当量)のDMF(2.0mL)溶液に、CDI(92.38mg、569.71umol、1.4当量)を添加し、30℃で1時間撹拌した。次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(88.01mg、691.79umol、1.7当量)を先の溶液に添加し、30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を水(10mL)に添加し、EtOAc(15mL×3)で抽出した。有機相を水(10mL×3)およびブライン(10mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~200:1)。化合物である5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(57.3mg、186.63umol、収率45.86%、純度99.604%)を、白色の固体として得た。生成物の純度および構造を、LCMSおよびH NMRによって確認した。
LCMS(ESI)m/z306.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ =12.26 (s, 1H), 8.62 - 8.51 (m, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.20 (s, 1H), 3.83 - 3.68 (m, 1H), 1.68 (br dd, J=3.1, 12.7 Hz, 2H), 1.60 -1.50 (m, 2H), 1.42 (br d, J=13.0 Hz, 2H), 1.34 - 1.24 (m, 2H), 0.96 (s, 3H), 0.94 (s, 3H).
(実施例19a)
MPL-136
5,7-ジメチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000039
CDI(59.68mg、368.04umol、1.4当量)を、5,7-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、262.88umol、1当量)のDMF(2.0mL)溶液に添加し、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(68.49mg、446.90umol、1.7当量)を先の溶液に添加し、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を水(10mL)に添加し、EtOAc(15mL×3)で抽出し、有機相を水(10mL×3)およびブライン(10mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、分取TLCによって精製した(SiO、DCM:MeOH=10:1)。化合物である5,7-ジメチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(13.6mg、41.79umol、収率15.90%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:326.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =11.84 (br s, 1H), 8.49 (br d, J=8.6 Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 4.45 - 4.29 (m, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.42 - 2.28 (m, 2H), 2.12 - 2.02 (m, 1H), 1.93 (br s, 1H), 1.79 (br t, J=5.1 Hz, 1H), 1.74 - 1.65 (m, 1H), 1.22 - 1.18 (m, 4H), 1.07 - 1.02 (m, 6H).
(実施例20)
MPL-137
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5,7-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000040
CDI(55.41mg、341.75umol、1.3当量)を、5,7-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、262.88umol、1当量)のDMF(2.0mL)溶液に添加し、30℃で0.5時間撹拌した。次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(50.17mg、394.33umol、1.5当量)を先の溶液に添加し、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を水(10mL)に添加し、EtOAc(15mL×3)で抽出し、有機相を水(10mL×3)およびブライン(10mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:25%~50%、11分)。得られた化合物は、純粋ではなかった。残留物を、分取TLCによって精製した(SiO、DCM:MeOH=13:1)。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5,7-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(6.4mg、21.38umol、収率8.13%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:300.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =11.87 (br s, 1H), 8.39 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.06 (s, 1H), 3.83 - 3.66 (m, 1H), 2.69 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 1.72 - 1.63 (m, 2H), 1.61 - 1.47 (m, 2H), 1.45 - 1.37 (m, 2H), 1.30 (br dd, J=3.5, 13.2 Hz, 2H), 0.94 (d, J=8.7 Hz, 6H).
(実施例21)
MPL-140
スキーム
Figure 2022549345000041
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000042
5-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロ-ピリジン(16g、76.03mmol、1当量)およびtert-ブチルカルバメート(9.35g、79.84mmol、1.05当量)のジオキサン(200mL)溶液に、Pd(dba)(2.09g、2.28mmol、0.03当量)キサントホス(4.40g、7.60mmol、0.1当量)およびCsCO(49.55g、152.07mmol、2当量)を添加した。混合物を、85℃で24時間、N下で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料が完全に消費され、所望のMSを有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物をEtOAc(100ml)で希釈し、HO(50mL×3)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1;0~5:1)。生成物であるtert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-3-ピリジル)カルバメート(16.7g、47.39mmol、収率62.33%、純度70%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z247.0[M+H]
tert-ブチルN-(5-フルオロ-6-メチル-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000043
メチルボロン酸(18.20g、304.06mmol、5当量)のDME(200mL)およびHO(20mL)溶液に、tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-3-ピリジル)カルバメート(15g、60.81mmol、1当量)Pd(dppf)Cl.CHCl(2.48g、3.04mmol、0.05当量)およびNaCO(19.34g、182.43mmol、3当量)を添加した。混合物を、120℃で36時間撹拌した。TLCおよびLCMSによって、所望のMSが検出されたことが示された。混合物を濾過し、フィルターをブライン(100mL×2)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物が得られるように減圧下で濃縮された残留物が得られた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO2、石油エーテル/EtOAc=1:0~5:1)。生成物であるtert-ブチルN-(5-フルオロ-6-メチル-3-ピリジル)カルバメート(9.6g、38.19mmol、収率62.80%、純度90%)を、褐色の油状物として得、純度はH NMRから得られる。
LCMS(ESI)m/z227.2[M+H]
tert-ブチルN-(5-フルオロ-4-ヨード-6-メチル-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000044
tert-ブチルN-(5-フルオロ-6-メチル-3-ピリジル)カルバメート(3g、13.26mmol、1当量)およびTMEDA(4.62g、39.78mmol、6.00mL、3当量)のTHF(10mL)溶液に、n-BuLi(2.5M、26.52mL、5当量)を、-78℃で、N下で添加した。混合物を、同じ温度で0.5時間撹拌し、I(10.10g、39.78mmol、8.01mL、3当量)(20mlのTHF中)を滴下添加し、混合物を11.5時間、-78℃で、N下で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、所望のMSが検出されたことが示された。反応混合物を、飽和NHCl水溶液(50mL)および飽和NaSO水溶液(100mL)を添加することによってクエンチし、次に、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~20:1)。生成物であるtert-ブチルN-(5-フルオロ-4-ヨード-6-メチル-3-ピリジル)カルバメート(3.6g、9.20mmol、収率69.39%、純度90%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z352.9[M+H]
tert-ブチルN-[5-フルオロ-6-メチル-4-(2-トリメチルシリルエチニル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000045
tert-ブチルN-(5-フルオロ-4-ヨード-6-メチル-3-ピリジル)カルバメート(3.4g、9.66mmol、1当量)のTHF(30mL)溶液に、TEA(2.93g、28.97mmol、4.03mL、3当量)、CuI(367.77mg、1.93mmol、0.2当量)およびPd(PPh3)Cl(677.69mg、965.52umol、0.1当量)をN下で添加した。次に、エチニル(トリメチル)シラン(2.84g、28.97mmol、4.01mL、3当量)を混合物に添加し、混合物を20℃で12時間、N下で撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1、Rf=0.5)によって、反応物が完全に消費され、多くの新しいスポットが形成されたことが示された。溶媒を減圧下で除去して、粗製生成物を得た。残留物を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);40gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、0~5%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、40mL/分)。化合物であるtert-ブチルN-[5-フルオロ-6-メチル-4-(2-トリメチルシリルエチニル)-3-ピリジル]カルバメート(3.1g、6.73mmol、収率69.70%、純度70%)を、褐色の固体として得た。
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジンの合成
Figure 2022549345000046
tert-ブチルN-[5-フルオロ-6-メチル-4-(2-トリメチルシリルエチニル)-3-ピリジル]カルバメート(2.4g、7.44mmol、1当量)のt-BuOH(50mL)溶液に、t-BuOK(2.51g、22.33mmol、3当量)を添加した。混合物を、80℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=2:1、Rf=0.2)によって、反応物が完全に消費され、極性がより高い1つの主要な新しいスポットが検出されたことが示された。混合物を、後処理することなく次のステップに直接使用した。化合物である4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(1.12g、粗製物)は、t-BuOHの溶液中にあった。
4-フルオロ-5-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジンの合成
Figure 2022549345000047
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(1.12g、7.46mmol、1当量)のt-BuOH(50mL)溶液に、t-BuOK(2.51g、22.38mmol、3当量)および4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(2.13g、11.19mmol、1.5当量)を添加した。混合物を、20℃で12時間撹拌した。TLCによって、反応物が完全に消費され、2つの新しいスポットが形成されたことが示された。LCMSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。溶媒を減圧下で除去し、生成物をEtOAc(20mL)に再溶解し、有機層を水(20mL)および飽和NaCl(水中、20mL)で洗浄した。分離した有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗製生成物が得られ、これをフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);20gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、0~20%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、36mL/分)。化合物である4-フルオロ-5-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(1.98g、6.38mmol、収率85.48%、純度98%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z305.1[M+H]
4-フルオロ-5-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000048
4-フルオロ-5-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(1.7g、5.59mmol、1当量)のTHF(20mL)(Naにより乾燥させ、蒸留した)溶液に、LDA(2M、4.19mL、1.5当量)を、-78℃において、N下で滴下添加した。混合物を、-78℃で1.5時間撹拌した。次に、Nバルーンを、COバルーンと素早く交換し、混合物を20℃まで徐々に温め、CO下で12時間撹拌した。LC-MSによって、反応物が完全に消費され、1つが所望の質量を有する2つのピークが検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濾過し、濾過ケーキをEtOAc(10mL×3)で洗浄した。生成物を、さらなる精製なしに次のステップに直接使用した。化合物である4-フルオロ-5-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(2.1g、粗製物)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z349.0[M+H]
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000049
4-フルオロ-5-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(2.1g、6.03mmol、1当量)を、NaOH(2M、20mL、6.63当量)に再溶解した。混合物を、20℃で12時間撹拌した。
LC-MSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。HCl(6M、水中)を反応混合物に添加して、pH=5に調整した。濾過し、濾過ケーキを水(20mL×2)で洗浄した。化合物である4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(545mg、2.75mmol、収率45.62%、純度98%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z195.0[M+H]
4-フルオロ-5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000050
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(0.1g、515.03umol、1当量)のDMF(3mL)(CaHにより乾燥)溶液に、CDI(100.21mg、618.04umol、1.2当量)を添加し、混合物を20℃で0.5時間撹拌した。次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(94.72mg、618.04umol、1.2当量)を添加し、混合物を20℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物を水(20mL)中に滴下した。生成物を白色の固体として単離した。濾過し、濾過ケーキを水(5mL×v2)で洗浄して、粗製生成物を得た。残留物を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);12gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、0~50%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、40mL/分)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=3:1、Rf=0.4)を合わせ、蒸発させた。化合物である4-フルオロ-5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(15mg、45.54umol、収率8.84%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z330.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ =12.16 (br s, 1 H) 8.50 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 8.43 (d, J=2.14 Hz, 1 H) 7.21 (s, 1 H) 4.25 - 4.34 (m, 1 H) 2.38 (d, J=3.20 Hz, 3 H) 2.32 - 2.36 (m, 1 H) 2.25 - 2.31 (m, 1 H) 1.94 - 2.04 (m, 1 H) 1.81 - 1.89 (m, 1 H) 1.72 (t, J=5.26 Hz, 1 H) 1.62 (ddd, J=13.69, 6.45, 2.14 Hz, 1 H) 1.14 (s, 3 H) 1.11 (d, J=9.61 Hz, 1 H) 0.95 - 1.00 (m, 6 H).
(実施例22)
MPL-160
N-(4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000051
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-アミン(116.67mg、721.68umol、1.3当量、HCl)、1-メチルイミダゾール(182.31mg、2.22mmol、177.00uL、4当量)および[クロロ(ジメチルアミノ)メチレン]-ジメチル-アンモニウム;ヘキサフルオロホスフェート(202.49mg、721.68umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、微量の出発材料および主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(20mL)に希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:45%~70%、11分)。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(20mg、69.61umol、収率12.54%、純度100%)を、白色の固体として得、これはLCMSおよびH NMRによって確認された。
LCMS(ESI)m/z288.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =12.44 (br s, 1H), 8.45 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 8.30 (dd, J=5.4, 8.3 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.99 (dd, J=5.4, 10.3 Hz, 1H), 5.58 -5.52 (m, 1H), 5.48 - 5.42 (m, 1H), 4.49 - 4.40 (m, 1H), 1.84 (br d, J=5.4 Hz, 1H), 1.70 - 1.54 (m, 2H), 1.49 - 1.40 (m, 1H), 1.02 (s, 3H), 0.97 (s, 3H).
(実施例23)
MPL-166
N-(3-ビシクロ[3.2.1]オクタニル)-4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000052
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、254.34umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、ビシクロ[3.2.1]オクタン-3-アミン(49.34mg、305.20umol、1.2当量、HCl)、1-メチルイミダゾール(83.53mg、1.02mmol、81.09uL、4当量)および[クロロ(ジメチルアミノ)メチレン]-ジメチル-アンモニウム;ヘキサフルオロホスフェート(92.77mg、330.64umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(20mL)中に希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:30%~58%、11分)。化合物であるN-(3-ビシクロ[3.2.1]オクタニル)-4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(20mg、65.84umol、収率25.89%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z304.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =12.48 (br s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.53 (br d, J=6.8 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 4.20 - 4.07 (m, 1H), 2.24 (br s, 2H), 1.73 (br d, J=12.2 Hz, 2H), 1.69 - 1.58 (m, 2H), 1.52 (br d, J=7.6 Hz, 2H), 1.46 - 1.32 (m, 4H).
(実施例24)
MPL-200
スキーム
Figure 2022549345000053
トリメチル-(2,4,6-トリフルオロ-3-ピリジル)シランの合成
Figure 2022549345000054
-100℃で、THF(78mL)中2,4,6-トリフルオロピリジン(5g、37.57mmol、1当量)を、ヘキサン中n-BuLi(2.5M、15.78mL、1.05当量)に滴下添加した。-100℃で45分後、クロロ(トリメチル)シラン(4.08g、37.57mmol、4.77mL、1当量)を一度に添加し、-75℃で45分経過した。TLCによって、出発材料が消費されたことが示された。反応溶液を、飽和NHCl水溶液(40mL)でクエンチし、石油エーテル(50mL×2)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、液体を得た。液体を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル)。化合物であるトリメチル-(2,4,6-トリフルオロ-3-ピリジル)シラン(6.0g、27.77mmol、収率73.91%、純度95%)を、無色の液体として得た。
(4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-2-ピリジル)ヒドラジンの合成
Figure 2022549345000055
トリメチル-(2,4,6-トリフルオロ-3-ピリジル)シラン(9g、43.85mmol、1当量)のTHF(80mL)溶液に、NHNH.HO(5.16g、87.70mmol、5.01mL、2当量)を添加した。混合物を、50℃で2時間撹拌した。TLCによって、所望の生成物が検出されたことが示された。混合物を、減圧下で濃縮した。残留物を、HO(50mL)で希釈した。水相をEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×2)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=50/1~5/1)。化合物である(4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-2-ピリジル)ヒドラジン(4.5g、18.64mmol、収率42.51%、純度90%)を、黄色の固体として得た。
4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-ピリジン-2-アミンの合成
Figure 2022549345000056
(4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-2-ピリジル)ヒドラジン(5g、23.01mmol、1当量)のEtOH(65mL)溶液に、ラネーNi(394.29mg、2.30mmol、純度50%、0.1当量)を、N下で添加した。懸濁液を真空下で脱気し、Hで数回パージした。混合物を、H(20psi)下で、30℃で48時間撹拌した。TLCによって、出発材料が消費されたことが示された。混合物を濾過し、濾過ケーキをEtOAc(50mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-ピリジン-2-アミン(4.58g、18.11mmol、収率78.72%、純度80%)を、黄色の固体として得た。
エチルN-(4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-2-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000057
4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-ピリジン-2-アミン(4.58g、22.64mmol、1当量)およびPy(7.16g、90.57mmol、7.31mL、4当量)のDCM(45mL)溶液に、エチルカルボノクロリデート(9.83g、90.57mmol、8.62mL、4当量)を、0℃において、N下で滴下添加した。混合物を、20℃で15分間撹拌した。TLCによって、出発材料が消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を、飽和NaHCO(20mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出した。有機層を、0.5MのHCl水溶液(20mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、液体を得た。液体を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=100/1~10/1)。化合物であるエチルN-(4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-2-ピリジル)カルバメート(5.4g、17.72mmol、収率78.24%、純度90%)を、黄色の液体として得た。
エチルN-(4,6-ジフルオロ-3-ヨード-5-トリメチルシリル-2-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000058
エチルN-(4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-2-ピリジル)カルバメート(4.4g、16.04mmol、1当量)およびTMEDA(3.73g、32.08mmol、4.84mL、2当量)のTHF(30mL)溶液に、n-BuLi(2.5M、12.83mL、2当量)を、-78℃で0.5時間、N下で滴下添加した。次に、THF(14mL)中I(8.14g、32.08mmol、6.46mL、2当量)を、先の溶液に、-78℃で添加し1時間おいた。TLCによって、出発材料が消費されたことが示された。反応液を、飽和NHCl(50mL)でクエンチし、EtOAc(50mL×3)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=100/1~10/1)。化合物であるエチルN-(4,6-ジフルオロ-3-ヨード-5-トリメチルシリル-2-ピリジル)カルバメート(4.5g、10.12mmol、収率63.09%、純度90%)を、黄色の液体として得た。
N-[4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-3-(2-トリメチルシリルエチニル)-2-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000059
TEA(45mL)中エチルN-(4,6-ジフルオロ-3-ヨード-5-トリメチルシリル-2-ピリジル)カルバメート(4.5g、11.24mmol、1当量)、エチニル-トリメチル-シラン(11.04g、112.43mmol、15.58mL、10当量)およびPd(PPhCl(789.17mg、1.12mmol、0.1当量)、CuI(642.39mg、3.37mmol、0.3当量)を脱気し、次に、12時間、N下で80℃に加熱した。LCMSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、水(50mL)および1MのHCl水溶液(50mL×2)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=100/1~10/1)。化合物であるエチルN-[4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-3-(2-トリメチルシリルエチニル)-2-ピリジル]カルバメート(4g、9.18mmol、収率81.61%、純度85%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)、m/z371.4[M+H]
エチル4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000060
DMF(40mL)中エチルN-[4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-3-(2-トリメチルシリルエチニル)-2-ピリジル]カルバメート(4g、9.18mmol、1当量)およびCuI(3.50g、18.35mmol、2当量)の混合物を、150℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、3%LiCl水溶液(40mL×2)で洗浄し、その後、ブライン(40mL)で洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=100/1~10/1)。化合物であるエチル4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレート(1.1g、3.50mmol、収率38.14%、純度95%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)、m/z371.4[M+H]
4,6-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000061
エチル4,6-ジフルオロ-5-トリメチルシリル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレート(1.1g、3.69mmol、1当量)をTBAF(1M、11.00mL、2.98当量)(THF中)に溶解し、25℃で12時間撹拌した。TLCによって、出発材料が消費されたことが示された。混合物を、水(20mL)によりクエンチし、EtOAc(30mL×2)で抽出した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=100/1~10/1)。化合物である4,6-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(560mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。
6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000062
MeOH(5.6mL)中4,6-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(560mg、3.63mmol、1当量)およびNaOMe(392.60mg、7.27mmol、2当量)の混合物を、50℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が消費され、所望の生成物が検出されたことが示された。混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、水(5mL)で洗浄し、その後、ブライン(5mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、分取TLCによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=3/1)。化合物である6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、2.41mmol、収率66.25%、純度100%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI),m/z166.9[M+H]
6-フルオロ-4-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000063
6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(444mg、2.67mmol、1当量)、TEA(811.22mg、8.02mmol、1.12mL、3当量)およびDMAP(65.29mg、534.45umol、0.2当量)のTHF(10mL)溶液に、TosCl(1.02g、5.34mmol、2当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、75%の所望の生成物が検出され、25%の出発材料が残存したことが示された。混合物をEtOAc(40mL)で希釈し、水(20mL×2)で洗浄し、その後、ブライン(20mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。この残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=50/1~5/1)。化合物である6-フルオロ-4-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(686mg、1.61mmol、収率60.10%、純度75%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI),m/z321.1[M+H]
6-フルオロ-4-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000064
6-フルオロ-4-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(450mg、1.40mmol、1当量)のTHF(6mL)溶液に、LDA(2M、1.40mL、2当量)を、-78℃においてN下で滴下添加した。混合物を-78℃で1時間、N下で撹拌した。次に、混合物を-78℃で0.5時間、CO(15psi)雰囲気下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が検出されたことが示された。反応液を後処理せず、反応溶液を次のステップで使用した。LCMS(ESI)、m/z365.0[M+H]
6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000065
NaOH水溶液(2M、6mL、8.56当量)を、上記ステップの溶液(6m THF)中6-フルオロ-4-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(511mg、1.40mmol、1当量)に、N下で添加し、70℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応溶液を減圧下で濃縮して、THFを除去し、水溶液をEtOAc(5mL×2)で抽出した。水溶液を、2MのHCl水溶液でpH=4へと中和した。次に、沈殿物が形成され、これを濾過し、濾過ケーキを収集した。化合物である6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(120mg、342.59umol、収率24.43%、純度60%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)、m/z211.0[M+H]
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000066
6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(120mg、570.99umol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(97.21mg、599.54umol、1.05当量)をN下で添加し、混合物を30℃で1時間撹拌した。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(97.80mg、682.49umol、1.2当量)を先の溶液に添加し、30℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。混合物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:55%~85%、10分)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(44mg、130.98umol、収率23.03%、純度99.86%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI),m/z336.1[M+H];1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.06 (s, 1H), 8.04 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.10 (s, 1H), 6.38 (s, 1H), 3.97 - 3.81 (m, 3H), 3.70 - 3.48 (m, 1H), 1.89 (br d, J=9.3 Hz, 2H), 1.67 - 1.37 (m, 2H), 0.69 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.51 (dt, J=4.7, 14.1 Hz, 2H), 0.02 - -0.09 (m, 6H).
(実施例25)
MPL-209
スキーム
Figure 2022549345000067
(4-ブロモピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン
Figure 2022549345000068
NaH(2.54g、63.44mmol、純度60%、2.5当量)のTHF(50mL)溶液に、4-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(5g、25.38mmol、1当量)およびクロロトリイソプロピルシラン(7.34g、38.06mmol、8.15mL、1.5当量)を添加した。混合物を0℃で撹拌した。混合物を、10℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1、Rf=1)によって、1つの新しいスポットが観察されたことが示された。反応混合物を、10mLの飽和NHCl水溶液でクエンチした。混合物を減圧下で濃縮した。得られた溶液をEtOAc(15mL×3)で抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~3:1)。生成物である(4-ブロモピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(8.9g、22.67mmol、収率89.32%、純度90%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z355.0[M+H]
(4-フルオロピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン
Figure 2022549345000069
(4-ブロモピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(15g、42.45mmol、1当量)のTHF(150mL)溶液に、n-BuLi(2.5M、33.96mL、2当量)を、-78℃においてN下で添加した。混合物を、-78℃で0.5時間、N下で撹拌した。NFSI(20g、63.42mmol、1.49当量)のTHF(50mL)溶液を、-78℃で添加した。混合物を、10℃で11.5時間、N下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。TLC(石油エーテル/EtOAc=1:0、Rf=1)によって、新しいスポットが観察されたことが示された。反応液を、飽和NHCl水溶液(30mL)でクエンチした。混合物を減圧下で濃縮した。残留物をHO(20mL)で希釈した。水相をEtOAc(50mL×3)で抽出し、水(50ml×3)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0)。生成物である(4-フルオロピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(9.3g、28.62mmol、収率67.42%、純度90%)を、黄褐色の油状物として得た。LCMS(ESI)m/z293.2[M+H]
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2022549345000070
(4-フルオロピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(17g、58.13mmol、1当量)のTHF(50mL)溶液に、TBAF(THF中の溶液)(1M、85.00mL、1.46当量)を添加した。混合物を、10℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。TLC(石油エーテル/EtOAc=5:1、Rf=0.15)によって、出発材料が存在せず、新しいスポットが観察されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。残留物をEtOAc(30mL)で希釈した。水相をHO(30mL×3)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~3:1)。生成物である4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(10g、55.10mmol、収率94.79%、純度75%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z137.0[M+H]
3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2022549345000071
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(5g、36.73mmol、1当量)のDCM(50mL)溶液に、NBS(8.50g、47.75mmol、1.3当量)のDCM(50mL)溶液を、0℃で添加した。混合物を、10℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量所望の質量が検出されたことが示された。TLC(石油エーテル/EtOAc=3:1、Rf=0.10)によって、新しいスポットが観察されたことが示された。混合物を濾過し、濾過ケーキを30mL×3のDCMで洗浄した。水相を30mL×3の水で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~3:1)。生成物である3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(9.7g、40.60mmol、収率55.27%、純度90%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z217.0[M+H]
3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン7-オキシド
Figure 2022549345000072
3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(5g、23.25mmol、1当量)のDCM(50mL)溶液に、m-CPBA(19g、93.59mmol、純度85%、4.02当量)のDCM(100mL)溶液を、0℃で添加した。混合物を、10℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、所望の質量が検出されたことが示された。反応を、飽和NaSO水溶液(30mL)でクエンチした。混合物を濾過し、濾過ケーキをNaCO(50mL)で洗浄した。混合物を濾過し、フィルターは生成物1であった。粗製生成物を、精製なしに次のステップのために直接使用した。生成物1である3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン7-オキシド(8g、17.31mmol、収率37.23%、純度50%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]
メチル3-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレート
Figure 2022549345000073
3-ブロモ-4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(7g、30.30mmol、1当量)およびHMDS(4.89g、30.30mmol、6.35mL、1当量)のTHF(100mL)溶液に、メチルカルボノクロリデート(8.59g、90.90mmol、7.04mL、3当量)を0℃で添加した。次に、混合物を、10℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。溶媒を減圧下で除去し、EtOAc(20mL)で希釈した。次に、混合物をNaHCO(30mL×3)で洗浄し、有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。粗製生成物を、精製なしに次のステップのために直接使用した。生成物であるメチル3-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレート(5g、粗製物)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z309.0[M+H]
3-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2022549345000074
メチル3-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレート(5g、16.26mmol、1当量)のMeOH(40mL)溶液に、NaOH(水中に溶解した)(2M、27.03mL、3.32当量)を添加した。混合物を、15℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、有機相を飽和ブライン(30mL×3)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、クロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~5:1)。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1、Rf=0.20)によって、新しいスポットが観察されたことが示された。3-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2g、7.62mmol、収率46.84%、純度95%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z369.0[M-TMS+H]
3-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2022549345000075
3-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.8g、11.22mmol、1当量)のTHF(40mL)溶液に、NaH(1.35g、33.67mmol、純度60%、3当量)を0℃で添加した。TosCl(3.21g、16.84mmol、1.5当量)を添加した。混合物を、15℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。TLC(石油エーテル/EtOAc=10:1、Rf=0.50)によって、出発材料が存在せず、新しいスポットが観察されたことが示された。反応混合物を、10mLの飽和NHCl水溶液でクエンチした。次に、水(10mL)で希釈し、HCl(2M)でpH=6へと酸性化した。混合物を減圧下で濃縮した。得られた溶液を、EtOAc(30mL×3)で抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。生成物である3-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(4.16g、9.28mmol、収率82.64%、純度90%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z404.9[M-TMS+H]
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2022549345000076
DMF(50mL)中3-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.4g、8.42mmol、1当量)、MeB(OH)(5.04g、84.23mmol、10当量)、KCO(3.49g、25.27mmol、3当量)、Pd(dppf)Cl.CHCl(687.86mg、842.31umol、0.1当量)の混合物。次に、混合物を、120℃において12時間、N下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応混合物を水(100mL)に添加した。得られた溶液を、EtOAc(30mL×3)で抽出した。有機層を、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。生成物である4-フルオロ-3,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.2g、3.58mmol、収率42.51%、純度95%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z318.9[M+H]
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸
Figure 2022549345000077
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.1g、3.46mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、LDA(2M、3mL、1.74当量)を、N下、-78℃で添加した。混合物を、-78℃で1.5時間撹拌した。次に、混合物を-78℃で0.5時間、二酸化炭素(152.06mg、3.46mmol、1当量)下で撹拌した。LC-MSによって、出発材料の13%が残存したことが示された。反応液を、飽和NHCl水溶液(2mL)でクエンチした。混合物を濾過して、生成物1を得た。水相を、飽和NaCO水溶液でpH=9へと酸性化した。混合物を、20mL×2のEtOAcで洗浄した。混合物をHCl(2M)でpH=5へと酸性化した。混合物を濾過して、生成物を得た。粗製生成物を、精製なしに次のステップのために直接使用した。生成物である4-フルオロ-3,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(1.25g、粗製物)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z363.0[M+H]
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸
Figure 2022549345000078
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(1g、2.76mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、NaOH(水に溶かした溶液)(2M、10mL、7.25当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を、HCl(2M)でpH=8へと酸性化し、減圧下で濃縮した。混合物をEtOAc(20mL)で洗浄し、HCl(2M)でpH=5へと酸性化した。混合物を濾過し、濾過ケーキを10mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。残留物を、CHCN(5mL)およびHO(20mL)で希釈し、次に凍結乾燥させた。生成物である4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(360mg、1.64mmol、収率59.53%、純度95%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z208.9[M+H]
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000079
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、960.67umol、1当量)およびCDI(202.50mg、1.25mmol、1.3当量)のDMF(2mL)溶液に。混合物を、30℃で3時間撹拌した。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(178.96mg、1.25mmol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を水(20mL)に添加し、次に濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空中で乾燥させて、生成物を得た。粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:44%~74%、11分)。次に凍結乾燥させた。生成物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(30.1mg、89.64umol、収率9.33%、純度99.315%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z334.1 [M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.83 (br s, 1H), 7.75 (br d, J=7.6 Hz, 1H), 6.81 (d, J=11.9 Hz, 1H), 3.76 - 3.65 (m, 1H), 2.56 (s, 3H), 2.51 (br s, 3H), 2.05 - 1.96 (m, 2H), 1.63 - 1.52 (m, 2H), 0.78 (br d, J=14.6 Hz, 2H), 0.60 (dt, J=4.6, 13.7 Hz, 2H), 0.08 (s, 3H), 0.03 (s, 3H).
(実施例26)
MPL-210
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000080
4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(290mg、1.49mmol、1当量)のDMF(5mL)溶液に、CDI(290.62mg、1.79mmol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(235.44mg、1.64mmol、1.1当量)を添加し、混合物を30℃でさらに1時間撹拌した。LC-MSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を濾過し、濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:58%~88%、10分)。LCMSによって、分取HPLC後に生成物が十分に純粋ではないことが示され、その後、生成物をMeCN(10mL)で洗浄した。濾過し、濾過ケーキを、凍結乾燥器内で乾燥させた状態で合わせた。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(70mg、219.13umol、収率14.67%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z320.0[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 11.93 (br s, 1 H) 8.21 (dd, J=7.86, 5.57 Hz, 1 H) 7.79 (br d, J=7.63 Hz, 1 H) 6.85 (dd, J=10.91, 5.26 Hz, 1 H) 3.57 - 3.69 (m, 1 H) 2.51 (s, 3 H) 1.89 - 1.99 (m, 2 H) 1.42 - 1.56 (m, 2 H) 0.70 (br d, J=14.65 Hz, 2 H) 0.52 (td, J=13.73, 4.58 Hz, 2 H) -0.10 - 0.03 (m, 6 H).
(実施例27)
MPL-213
4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000081
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、277.57umol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(54.01mg、333.08umol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(65.77mg、388.60umol、1.4当量)を添加した。混合物を、30℃でさらに12時間撹拌した。LCMSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を濾過し、濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:44%~64%、11分)。化合物である4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(53mg、155.36umol、収率55.97%、純度97.138%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z332.2[M+H]1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = ppm 12.55 (br s, 1 H), 8.32 (dd, J=8.22, 5.48 Hz, 1 H), 8.02 (d, J=8.61 Hz, 1 H), 7.26 (d, J=1.96 Hz, 1 H), 7.01 (dd, J=10.37,5.28 Hz, 1 H), 4.44 - 4.60 (m, 2 H), 2.21 - 2.30 (m, 1 H), 2.07 - 2.16 (m, 1 H), 1.89 (br d, J=5.48 Hz, 2 H), 1.57 - 1.70 (m, 2 H), 1.26 (s, 3 H), 1.20 (s, 3 H), 1.06 (s,3 H).
(実施例28)
MPL-216
N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000082
4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(150mg、651.77umol、1当量)のDMF(4mL)溶液に、CDI(116.25mg、716.94umol、1.1当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(143.42mg、847.30umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、主要な所望の化合物および少しの出発材料が存在することが示された。次に、(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(0.2当量、22mg)を添加した。混合物を、30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、主要な所望の化合物および少しの出発材料が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをボトムフラスコに移した。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:50%~79%、11分)。化合物であるN-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(88.2mg、223.01umol、収率34.22%、純度96.434%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI),m/z382.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.81 (br s, 1H), 8.55 (d, J=4.3 Hz, 1H), 8.23 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.49 (d, J=5.1 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 4.62 - 4.54 (m, 1H),4.53 (s, 1H), 2.26 (br t, J=10.8 Hz, 1H), 2.12 (br s, 1H), 1.90 (br d, J=5.1 Hz, 2H), 1.71 (br dd, J=8.0, 13.5 Hz, 1H), 1.64 (d, J=9.8 Hz, 1H), 1.27 (s, 3H), 1.22(s, 3H), 1.07 (s, 3H).
(実施例29)
MPL-218
4-クロロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000083
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、237.40umol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(50.04mg、308.62umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(56.26mg、332.36umol、1.4当量)を添加した。混合物を、30℃でさらに12時間撹拌した。LCMSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を濾過し、濾液を分取HPLCカラムにより精製した:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:53%~78%、11分。化合物である4-クロロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(44mg、115.14umol、収率48.50%、純度94.693%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z332.2[M+H]1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 12.36 (s, 1 H), 8.04 (d, J=9.16 Hz, 1 H), 7.24 (d, J=2.14 Hz, 1 H), 7.19 (s, 1 H), 4.44 - 4.63 (m, 2 H), 2.55 (s, 3 H), 2.27 (br t, J=11.14 Hz, 1 H), 2.10 - 2.17 (m, 1 H), 1.91 (br d, J=5.65 Hz, 2 H), 1.69 (dd, J=13.35, 7.55 Hz, 1 H), 1.63 (d, J=9.92 Hz, 1 H), 1.28 (s, 3 H), 1.23 (s, 3 H), 1.08 (s, 3 H).
(実施例30)
MPL-219
4,5-ジフルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000084
4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(90mg、454.26umol、1当量)およびCDI(88.39mg、545.11umol、1.2当量)のDMF(2mL)溶液に。混合物を、30℃で3時間撹拌した。(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(92.27mg、545.11umol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を水(20mL)に添加し、次に濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空中で乾燥させて、生成物を得た。粗製生成物を、分取HPLCによって精製し(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:43%~72%、11分)、次に凍結乾燥させた。生成物である4,5-ジフルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(48.2mg、135.85umol、収率29.91%、純度98.468%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z349.9[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.68 (br s, 1H), 8.50 (dd, J=3.4, 9.8 Hz, 1H), 8.07 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 4.57 - 4.50 (m, 2H), 2.28 (br t, J=11.2 Hz, 1H), 2.16 - 2.09 (m, 1H), 1.90 (br d, J=5.8 Hz, 2H), 1.70 - 1.59 (m, 2H), 1.27 (s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.07 (s, 3H).
(実施例31)
MPL-221
4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000085
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)およびCDI(117.02mg、721.68umol、1.3当量)のDMF(1.5mL)溶液に。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(122.15mg、721.68umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で11.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料のほとんどが消費されたことが示された。反応混合物を水(20mL)に添加し、次に濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空中で乾燥させて、生成物を得た。残留物を、CHCN(5mL)およびHO(20mL)中に希釈し、次に凍結乾燥させた。生成物である4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(61.1mg、181.29umol、収率32.66%、純度98.326%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z332.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.47 (br s, 1H), 8.67 (d, J=2.4 Hz, 1H), 8.19 (br d, J=8.8 Hz, 1H), 8.09 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 4.61 - 4.49 (m, 2H), 2.34 - 2.25 (m, 1H), 2.16 - 2.09 (m, 1H), 1.90 (br d, J=5.4 Hz, 2H), 1.75 - 1.60 (m, 2H), 1.27 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.07 (s, 3H).
(実施例32)
MPL-222
4-クロロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000086
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、254.34umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(45.36mg、279.77umol、1.1当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(45.20mg、267.05umol、1.05当量)を添加した。混合物を、30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをボトムフラスコに移した。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:25%~55%、11分)。化合物である4-クロロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(33mg、94.72umol、収率37.24%、純度99.840%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI),m/z348.0[M+H]
1H NMR (500MHz, CDCl3) δ = 10.58 (br s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.53 (br d, J=7.5 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H), 4.61 - 4.55 (m, 1H), 2.78 -2.71 (m, 1H), 2.37 - 2.28 (m, 1H), 2.11 - 2.05 (m, 2H), 1.68 (br dd, J=6.2, 13.0 Hz, 1H), 1.49 (d, J=10.5 Hz, 1H), 1.41 (s, 3H), 1.35 (s, 3H), 1.16 (s, 3H).
(実施例33)
MPL-223
スキーム
Figure 2022549345000087
N-(5-メトキシ-3-ピリジル)-2,2-ジメチル-プロパンアミドの合成
Figure 2022549345000088
5-メトキシピリジン-3-アミン(10g、80.55mmol、1当量)のCHCH(100mL)氷冷溶液に、TEA(24.45g、241.66mmol、33.64mL、3当量)を添加した。次に、2,2-ジメチルプロパノイルクロリド(10.68g、88.61mmol、10.90mL、1.1当量)を0℃で添加した。混合物を10℃まで徐々に温め、12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=1:1、Rf=0.3)によって、出発材料が完全に消費され、極性がより低い1つの主要な新しいスポットが検出されたことが示された。水(100mL)を混合物に添加し、その後、CHCl(200mL)を添加した。分離された有機層を、ブライン(飽和200mL)で洗浄し、次にNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製生成物を得、これをフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);80gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、0~80%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、60mL/分)。化合物であるN-(5-メトキシ-3-ピリジル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド(15g、68.43mmol、収率84.94%、純度95%)を、白色の固体として得た。
N-(4-ヨード-5-メトキシ-3-ピリジル)-2,2-ジメチル-プロパンアミドの合成
Figure 2022549345000089
N-(5-メトキシ-3-ピリジル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド(14g、67.22mmol、1当量)の乾燥THF(150mL)溶液に、TMEDA(25.00g、215.12mmol、32.46mL、3.2当量)を添加した。溶液を-78℃に冷却し、次に、n-BuLi(2.5M、86.05mL、3.2当量)をN下(-60℃未満の温度を維持する)で添加した。混合物を、-78℃で3時間撹拌した。乾燥THF(80mL)中I(27.30g、107.56mmol、21.67mL、1.6当量)を、滴下添加した(-60℃未満の温度を維持する)。添加後に混合物を10℃に温め、さらに12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=1:1、Rf=0.4)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。NaSO(飽和、水中、100mL)を混合物に添加し、THFを減圧下で除去した。生成物をCHCl(150mL×3)で抽出し、合わせた有機層をNaSOで乾燥させた。濾過し、濾液を減圧下で、40℃で、100mLの溶媒が残るまで濃縮した。生成物をCHCl中で再結晶化させ、濾過して、生成物を得た。化合物であるN-(4-ヨード-5-メトキシ-3-ピリジル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド(19.2g、54.59mmol、収率81.20%、純度95%)を、ピンク色の固体として得た。
4-ヨード-5-メトキシ-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000090
反応物であるN-(4-ヨード-5-メトキシ-3-ピリジル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド(12g、35.91mmol、1当量)を、HCl(6M、150mL、25.06当量)中に溶解した。混合物を、80℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=1:1、Rf=0.3)によって、出発材料が完全に消費され、極性がより高い1つの新しいスポットが検出されたことが示された。NaOH(6M、水中)を添加してpHを8に調整した。生成物をEtOAc(50mL×4)で抽出し、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させた。濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を得た。化合物である4-ヨード-5-メトキシ-ピリジン-3-アミン(8.4g、31.92mmol、収率88.87%、純度95%)を、黄色の固体として得た。
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000091
4-ヨード-5-メトキシ-ピリジン-3-アミン(3g、12.00mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(2.26g、18.00mmol、1.81mL、1.5当量)およびDABCO(2.69g、24.00mmol、2.64mL、2当量)の混合物に、DMF(100mL)を添加した。次に、Pd(OAc)(538.74mg、2.40mmol、0.2当量)をN下で添加した。混合物を、115℃で4時間撹拌した。LCMSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。DMFを、オイルポンプによって、減圧下で除去した。トルエン(60mL)を混合物に添加し、超音波で15分間洗浄した。次に、トルエンを、褐色の固体が残存した状態で慎重に取り出した。固体を水(50mL)に再溶解し、濁った液体を、HCl(6M、水中)を滴下添加してpHを5に調整しながら、超音波で洗浄した。濾過し、濾過ケーキをMeCN(20mL)で、超音波(30分)で洗浄し、濾過して、生成物を得た。化合物である4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(2.03g、10.04mmol、収率83.64%、純度95%)を、褐色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z193.1[M+H]
N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000092
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、260.18umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(54.85mg、338.24umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(57.25mg、338.24umol、1.3当量)を添加し、混合物を30℃で1時間撹拌した。LCMSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を濾過し、濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:27%~57%、11分)。化合物であるN-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(88mg、244.89umol、収率94.12%、純度95.569%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z344.2[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.48 (br s, 1 H), 8.57 (br s, 1 H), 8.18 (br d, J=9.00 Hz, 1 H), 7.89 (br s, 1 H), 7.45 (s, 1 H), 4.48 - 4.61 (m, 2 H), 4.04 (s, 3H), 2.25 - 2.33 (m, 1 H), 2.10 - 2.18 (m, 1 H), 1.91 (br d, J=5.80 Hz, 2 H), 1.71 (br dd, J=13.43, 7.48 Hz, 1 H), 1.64 (d, J=9.92 Hz, 1 H), 1.28 (s, 3 H) 1.26 - 1.26 (m, 1 H), 1.24 (s, 3 H), 1.08 (s, 3 H).
(実施例34)
MPL-226
スキーム
Figure 2022549345000093
tert-ブチルN-[5-フルオロ-4-(2-トリメチルシリルエチニル)-3-ピリジル]カルバメート
Figure 2022549345000094
tert-ブチルN-(5-フルオロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメート(20g、59.15mmol、1当量)Pd(PPhCl(2.08g、2.96mmol、0.05当量)、CuI(3.38g、17.75mmol、0.3当量)のTHF(200mL)溶液に、エチニル(トリメチル)シラン(58.10g、591.51mmol、81.94mL、10当量)およびTEA(17.96g、177.45mmol、24.70mL、3当量)を、N下で添加した。混合物を、30℃で5時間、N下で撹拌した。LCMSによって、出発材料の8%が依然として残存していることと、主要な生成物としての所望の生成物が示された。混合物を減圧下で濃縮した。残留物をHO(100mL)で希釈した。水相をEtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機相を飽和NaCl(100mL×2)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。生成物であるtert-ブチルN-[5-フルオロ-4-(2-トリメチルシリルエチニル)-3-ピリジル]カルバメート(16g、51.88mmol、収率87.70%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z309.1[M+H]
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン
Figure 2022549345000095
tert-ブチルN-[5-フルオロ-4-(2-トリメチルシリルエチニル)-3-ピリジル]カルバメート(16g、51.88mmol、1当量)のt-BuOH(200mL)溶液に、t-BuOK(17.46g、155.63mmol、3当量)を添加した。混合物を、80℃で9時間撹拌した。LCMSによって、所望の化合物の質量が検出されたことが示された。TLC(石油エーテル:EtOAc=1:1)によって、出発材料1のほとんどが消費され、新しいスポットが観察されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。混合物をEtOAc(50mL)で希釈した。濾液を水(50mL×3)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~1:1)。粗製生成物である4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(4.7g、32.80mmol、収率63.23%、純度95%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]
3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン
Figure 2022549345000096
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(4.2g、30.85mmol、1当量)のMeCN(50mL)溶液に、NBS(8g、44.95mmol、1.46当量)を0℃で添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が検出されたことが示された。TLC(石油エーテル/EtOAc=3:1、Rf=0.10)によって、新しいスポットが観察されたことが示された。粗製生成物を、精製なしに次のステップのために直接使用した。生成物である3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(6g、粗製物)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z216.9[M+H]+
3-ブロモ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン
Figure 2022549345000097
3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(6g、27.90mmol、1当量)のt-BuOH(10mL)溶液に、t-BuOK(9.39g、83.71mmol、3当量)およびTosCl(6.92g、36.28mmol、1.3当量)を添加した。混合物を、25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。混合物をEtOAc(50mL)で希釈した。濾液を水(50mL×3)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーにより精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~5:1)。生成物である3-ブロモ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(3.8g、9.78mmol、収率35.04%、純度95%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z369.0[M-TMS+H]
4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン
Figure 2022549345000098
DMF(40mL)中3-ブロモ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(3.8g、10.29mmol、当量)、MeB(OH)(6.16g、102.92mmol、10当量)、Pd(dppf)Cl.CHCl(840.51mg、1.03mmol、0.1当量)、KCO(4.27g、30.88mmol、3当量)の混合物。次に、混合物を、120℃で12時間、N下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応混合物を水(100mL)に添加した。得られた溶液をEtOAc(30mL×3)で抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。生成物である4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(2g、5.33mmol、収率51.77%、純度40%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z137.1[M-TMS+H]
4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン
Figure 2022549345000099
4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(2g、13.32mmol、1当量)のt-BuOH(15mL)溶液に、t-BuOK(3.74g、33.30mmol、2.5当量)およびTosCl(3.30g、17.32mmol、1.3当量)を添加した。反応液を、30℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を水(100mL)に添加した。得られた溶液をEtOAc(30mL×3)で抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。生成物である4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(750mg、2.46mmol、収率18.50%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z305.1[M+H]
4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸
Figure 2022549345000100
4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(750mg、2.46mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、LDA(2M、2.46mL、2当量)を、N下、-78℃で添加した。混合物を、-78℃で2時間撹拌した。次に、混合物を-78℃で1時間、CO(15psi)下で撹拌した。LC-MSによって、出発材料の3%が残存したことが示された。反応液を、飽和NHCl水溶液(2mL)でクエンチした。水相を、飽和NaCO水溶液でpH=9に調整した。混合物を、20mL×2のEtOAcで洗浄した。混合物をHCl(2M)でpH=5へと酸性化した。混合物を濾過して、生成物を得た。粗製生成物を、精製なしに次のステップのために直接使用した。生成物である4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(858.45g、粗製物)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z349.1[M+H]
4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸
Figure 2022549345000101
4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(961.29mg、2.76mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、NaOH(水中溶液)(2M、10mL、7.25当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、所望の質量が検出されたことが示された。混合物をHCl(2M)でpH=8へと酸性化し、減圧下で濃縮した。混合物をEtOAc(20mL)で洗浄し、HCl(2M)でpH=5へと酸性化した。混合物を濾過し、濾過ケーキを10mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥して、生成物を得た。残留物をCHCN(5mL)およびHO(20mL)中に希釈し、次に凍結乾燥させた。生成物である4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(430mg、1.99mmol、収率72.23%、純度90%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z195.0[M+H]
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000102
4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、1.03mmol、1当量)およびCDI(200.43mg、1.24mmol、1.2当量)のDMF(2.5mL)溶液に。混合物を、30℃で3時間撹拌した。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(177.13mg、1.24mmol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を水(20mL)に添加し、濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空中で乾燥させて、生成物を得た。粗製生成物を、分取HPLCによって精製し(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.05%HCl)-ACN];B%:28%~48%、10分)、次に凍結乾燥させて、生成物を得た。生成物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(74.8mg、216.26umol、収率20.99%、純度92.359%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z320.0[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 13.52 (br s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.58 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 8.46 (d, J=4.4 Hz, 1H), 3.82 - 3.69 (m, 1H), 2.60 (s, 3H), 2.07 - 2.00 (m, 2H), 1.69 - 1.60 (m, 2H), 0.80 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.62 (dt, J=4.8, 13.8 Hz, 2H), 0.08 (s, 3H), 0.04 (s, 3H).
(実施例35)
MPL-229
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000103
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、188.54umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(33.63mg、207.40umol、1.1当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(29.72mg、207.40umol、1.1当量)を添加した。混合物を、30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、主要な所望の化合物および少しの出発材料が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをボトムフラスコに移した。粗製生成物を、分取TLCによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=5:1)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(30mg、88.39umol、収率46.88%、純度99.423%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI),m/z338.0[M+H]1H NMR (400MHz, CHLOROFORM-d) δ = 9.55 (br s, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.04 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 3.91 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 2.63 (d, J=3.1 Hz, 3H), 2.18(br d, J=10.2 Hz, 2H), 1.59 - 1.53 (m, 2H), 0.83 - 0.68 (m, 4H), 0.10 (s, 3H), 0.06 (s, 3H).
(実施例36)
MPL-001
4-クロロ-N-スピロ[3.5]ノナン-7-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000104
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(190mg、966.48umol、1当量)のDMF(4mL)溶液に、CDI(188.06mg、1.16mmol、1.2当量)およびスピロ[3.5]ノナン-7-アミン(188.40mg、1.35mmol、1.4当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。かなりの沈殿が生じた。混合物をHO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをHO(10mL)で洗浄した。固体をCHCN(1mL)およびHO(10mL)で希釈し、次に凍結乾燥させた。化合物である4-クロロ-N-スピロ[3.5]ノナン-7-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(140mg、435.75umol、収率45.09%、純度98.92%)を、白色の固体として得、これはLCMSおよびH NMRにより確認された。LCMS(ESI)m/z318.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.48 (br s, 1H), 8.40 - 8.31 (m, 1H), 8.27 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.29 - 7.22 (m, 2H), 3.73 (br s, 1H), 1.88 - 1.81 (m, 2H), 1.80 - 1.73 (m, 4H), 1.70 (br d, J=7.8 Hz, 4H), 1.43 - 1.28 (m, 4H).
(実施例37)
MPL-002
4-フルオロ-N-スピロ[3.5]ノナン-7-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000105
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、1.11mmol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(234.04mg、1.44mmol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。スピロ[3.5]ノナン-7-アミン(200.97mg、1.44mmol、1.3当量)を添加し、反応混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液をHO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中に希釈し、次に凍結乾燥させた。残留物を、さらなる精製なしに送出した。化合物である4-フルオロ-N-スピロ[3.5]ノナン-7-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(210mg、674.76umol、収率60.77%、純度96.83%)を、白色の固体として得、これはLCMSおよびH NMRにより確認された。
LCMS(ESI)m/z302.1[M+H];1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.43 (br s, 1H), 8.34 - 8.18 (m, 1H), 8.34 - 8.18 (m, 1H), 7.21 (s, 1H), 6.97 (dd, J=5.3, 10.1 Hz, 1H), 3.71 (br s, 1H), 1.84- 1.63 (m, 10H), 1.40 - 1.26 (m, 1H), 1.40 - 1.26 (m, 1H), 1.40 - 1.23 (m, 2H).
(実施例38)
MPL-003
4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000106
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(800mg、4.07mmol、1当量)のDMF(8mL)溶液に、CDI(989.77mg、6.10mmol、1.5当量)を添加し、混合物を30℃で2.5時間撹拌し、次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(776.60mg、6.10mmol、1.5当量)を添加した。混合物を、30℃でさらに0.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料4の20%が残存し、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(100mL)に添加し、濾過し、濾過ケーキを20mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。生成物である4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(692.4mg、2.24mmol、収率55.14%、純度99.104%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z306.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) = 12.43 (br s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.59 (br d, J=7.6 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 3.76 (br d, J=6.6 Hz, 1H), 1.67 (br d, J=10.3 Hz, 2H), 1.60 - 1.50 (m, 2H), 1.45 - 1.37 (m, 2H), 1.34 - 1.24 (m, 2H), 0.94 (br d, J=9.0 Hz, 6H).
(実施例39)
MPL-006
4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000107
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(250mg、1.27mmol、1当量)のDMF(3mL)溶液に、CDI(268.06mg、1.65mmol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(292.35mg、1.91mmol、1.5当量)を添加した。混合物を、30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(30mL)で希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:1)。化合物である4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(259mg、775.07umol、収率60.95%、純度99.305%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI),m/z331.15[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.46 (br s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.71 (br d, J=8.6 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 4.46 - 4.35 (m, 1H), 2.48 - 2.35 (m, 2H), 2.10 (br t, J=7.2 Hz, 1H), 2.01 - 1.92 (m, 1H), 1.83 (br t, J=5.1 Hz, 1H), 1.72 (br dd, J=6.4, 11.7 Hz, 1H), 1.27 - 1.20 (m, 4H), 1.11 - 1.05 (m, 6H).
(実施例40)
MPL-007
4-ブロモ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000108
4-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(2.00g、8.30mmol、1当量)およびCDI(2.02g、12.45mmol、1.5当量)のDMF(20mL)溶液に、混合物を25℃で30分間撹拌し、次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(1.58g、12.45mmol、1.5当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間、N下で撹拌した。LC-MSによって、出発材料4が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を、LiCl(300mL、3%)の溶液に添加し、濾過した。濾過ケーキを50mLの水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。生成物である4-ブロモ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(2.24g、6.40mmol、収率77.14%、純度100%)を。白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z352.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 12.48 (br s, 1H), 8.42 (br d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.18 (br d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.40 (br d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 3.73 (br d, J = 7.8 Hz, 1H), 1.67 (br d, J = 10.7 Hz, 2H), 1.59 - 1.50 (m, 2H), 1.41 (br d, J = 12.5 Hz, 2H), 1.33 - 1.24 (m, 2H), 0.94 (br d, J = 11.0 Hz, 6H).
(実施例41)
MPL-008
4-シアノ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000109
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(500mg、2.67mmol、1当量)のDMF(8mL)溶液に、CDI(563.15mg、3.47mmol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(441.87mg、3.47mmol、1.3当量)を添加し、反応混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(50mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中に希釈し、次に凍結乾燥させた。残留物を、さらなる精製なしに送出した。化合物である4-シアノ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(520mg、1.74mmol、収率65.29%、純度99.41%)を、白色の固体として得、これはLCMSおよびH NMRにより確認された。
LCMS(ESI)m/z297.1[M+H];1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.87 (br s, 1H), 8.54 - 8.50 (m, 1H), 8.54 - 8.50 (m, 1H), 7.65 (d, J=4.9 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 3.81 - 3.71 (m, 1H), 1.69(br dd, J=3.6, 13.0 Hz, 2H), 1.61 - 1.50 (m, 2H), 1.43 (br d, J=12.5 Hz, 2H), 1.34 - 1.26 (m, 2H), 0.95 (d, J=11.1 Hz, 6H).
(実施例42)
MPL-009
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリドの合成
Figure 2022549345000110
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(300mg、1.56mmol、1当量)のDCM(10mL)溶液に、DMF(5.71mg、78.06umol、6.01uL、0.05当量)および(COCl)(2.90g、22.85mmol、2mL、14.64当量)を添加した。混合物を、25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、出発材料2が消費され、所望の生成物が形成されたことが示された。混合物を、減圧下で直接濃縮して、残留物を得た。残留物を、いかなる精製もせずに次のステップで直接使用した。化合物である4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(300mg、1.35mmol、収率86.68%、純度95%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z207.1[M+H]
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000111
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(300mg、1.42mmol、1当量)のDCM(8mL)溶液に、TEA(288.27mg、2.85mmol、396.52uL、2当量)および4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(181.22mg、1.42mmol、1当量)を添加した。混合物を、25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、出発材料3が消費され、所望の生成物が形成されたことが示された。混合物を減圧下で直接濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=10:1~0:1)。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(85mg、282.03umol、収率19.80%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z302.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.97 (br s, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.13 (br d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.68 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 3.97 (s,3H), 3.78 - 3.66 (m, 1H), 1.73 - 1.63 (m, 2H), 1.59 - 1.37 (m, 4H), 1.28 (dt, J = 3.7, 13.2 Hz, 2H), 0.94 (d, J = 7.8 Hz, 6H).
(実施例43)
MPL-012
4-ブロモ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000112
4-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(2.00g、8.30mmol、1当量)およびCDI(2.02g、12.45mmol、1.5当量)のDMF(20mL)溶液に、混合物を25℃で30分間撹拌し、次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(1.53g、9.96mmol、1.2当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間、N下で撹拌した。LC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を、LiCl(300ml、3%)の溶液に添加し、濾過し、濾過ケーキを50mLの水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。生成物である4-ブロモ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(1.85g、4.74mmol、収率57.09%、純度96.464%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z377.9[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 12.52 (br s, 1H), 8.55 (br d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.19 (br d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.41 (br d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 4.38 (br s, 1H), 2.47 - 2.39 (m, 2H), 2.08 (br t, J = 7.0 Hz, 1H), 1.95 (br s, 1H), 1.82 (br d, J = 5.2 Hz, 1H), 1.71 (br dd, J = 5.4, 12.7 Hz, 1H), 1.25 - 1.18 (m, 4H), 1.10 - 1.04 (m, 6H).
(実施例44)
MPL-014
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリドの合成
Figure 2022549345000113
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(300mg、1.56mmol、1当量)のDCM(10mL)溶液に、DMF(5.71mg、78.06umol、6.01uL、0.05当量)および(COCl)(2.90g、22.85mmol、2mL、14.64当量)を添加した。混合物を、25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、出発材料1が消費され、所望の生成物が形成されたことが示された。混合物を減圧下で直接濃縮して、残留物を得た。残留物を、いかなる精製もせずに次のステップで直接使用した。化合物である4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(300mg、1.35mmol、収率86.68%、純度95%)を、白色の固体として得た。
4-メトキシ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000114
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(300mg、1.42mmol、1当量)のDCM(8mL)溶液に、TEA(288.27mg、2.85mmol、396.52uL、2当量)および(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(174.65mg、1.14mmol、0.8当量)を添加した。混合物を、25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料2が消費され、所望の生成物が形成されたことが示された。混合物を、減圧下で直接濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=10:1~0:1)。化合物である4-メトキシ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(100mg、305.42umol、収率21.44%、純度100%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z328.2[M+H]
(実施例45)
MPL-018
スキーム
Figure 2022549345000115
エチル2-メチル-4H-ピロロ[2,3-d]チアゾール-5-カルボキシレート
Figure 2022549345000116
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100.00mg、508.67umol、1当量)のDCM(5mL)溶液に、二塩化オキサリル(645.64mg、5.09mmol、445.27uL、10当量)およびDMF(1.12mg、15.26umol、1.17uL、0.03当量)を、N下で添加し、混合物を80℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。粗製生成物である4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(109mg、506.89umol、収率99.65%)を、黄色の固体として得、精製なしに次のステップのために直接使用した。
4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000117
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(109mg、506.89umol、1当量)のDCM(3mL)溶液に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(161.23mg、1.27mmol、2.5当量)およびTEA(128.23mg、1.27mmol、176.38uL、2.5当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間、N下で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料3が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を、DCM:MeOH(30mL)で希釈し、ブライン(30mL)で洗浄し、次に、DCM:MeOH(30mL×3)で抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~100:1)。生成物である4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(110.2mg、353.97umol、収率69.83%、純度98.226%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z306.1[M+H]
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000118
4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(100mg、327.01umol、1当量)のメタンアミン(33.85mg、327.01umol、5mL、1当量)溶液に、混合物を120℃で24時間、30mLのオートクレーブ内で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィー(SiO、DCM:MeOH=1:0~25:1)および分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:14%~34%、11分)によって精製した。生成物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(42.1mg、118.74umol、収率36.31%、純度97.702%、FA)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z301.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 7.99 (br d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.19 - 7.16 (m, 1H), 7.11 (br s, 1H), 6.14 (br d, J = 5.5 Hz, 1H), 3.77 - 3.64 (m, 1H), 2.89 (br d, J = 4.6 Hz, 3H), 1.74 - 1.63 (m, 2H), 1.54 - 1.38 (m, 4H), 1.32 - 1.21 (m, 2H), 0.93 (d, J = 7.3 Hz, 6H).
(実施例46)
MPL-023
スキーム
Figure 2022549345000119
4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000120
メチル4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(150mg、712.19umol、1当量)のDCE(5mL)溶液に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(327.46mg、2.14mmol、3当量)およびトリメチルアルマン(trimethylalumane)(2M、712.19uL、2当量)を添加した。混合物を、50℃で36時間撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(30mL)で希釈し、DCM:MeOH(30mL×3)で抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~200:1)。生成物である4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(149mg、359.21umol、収率50.44%、純度80%)を、白色の固体として得た。
4-(メチルアミノ)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000121
4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(100mg、301.35umol、1当量)のメタンアミン(31.20mg、301.35umol、5mL、1当量)溶液に、混合物を120℃で12時間、30mLのオートクレーブ内で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料3が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィー(SiO、DCM:MeOH=1:0~50:1)および分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:17%~37%、11分)によって精製した。生成物である4-(メチルアミノ)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(41.5mg、109.15umol、収率36.22%、純度97.963%、FA)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z327.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 8.17 (br d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.92 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.33 - 7.25 (m, 1H), 7.22 (s, 1H), 6.18 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.37 - 4.29 (m, 1H), 2.91 (d, J = 4.6 Hz, 3H), 2.46 - 2.36 (m, 2H), 2.08 - 2.00 (m, 1H), 1.94 (br s, 1H), 1.82 (br t, J = 5.3 Hz, 1H), 1.70 - 1.62 (m, 1H), 1.23 (s, 3H), 1.17 - 1.12 (m, 1H), 1.06 (t, J = 3.6 Hz, 6H).
(実施例47)
MPL-027
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリドの合成
Figure 2022549345000122
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)のDCM(5mL)溶液に、二塩化オキサリル(1.41g、11.10mmol、971.88uL、20当量)およびDMF(1.22mg、16.65umol、1.28uL、0.03当量)を、N下で添加し、混合物を1.5時間、25℃で、N下で撹拌した。TLCによって、出発材料7が完全に消費され、1つの主要なスポットが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。濃縮後、黄色の固体としての粗製生成物を、精製なし次のステップのために直接使用した。生成物である4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(110.24mg、555.14umol、収率100.00%)を、黄色の固体として得た。
N-シクロオクチル-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000123
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(110mg、553.93umol、1当量)のDCM(3mL)溶液に、シクロオクタンアミン(105.71mg、830.89umol、1.5当量)およびTEA(112.10mg、1.11mmol、154.20uL、2当量)を、N下で添加し、混合物を、25℃で12時間、N下で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物をDCM(20mL)で希釈し、HCl(1M、20mL)で洗浄し、次にDCM(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~10:1)。生成物であるN-シクロオクチル-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(18.5mg、62.33umol、収率11.25%、純度97.488%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z290.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ =12.44 (br s, 1H), 8.32 (dt, J = 3.0, 5.3 Hz, 2H), 7.25 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 5.4, 10.3 Hz, 1H), 4.10 - 3.96 (m, 1H), 1.81 - 1.67 (m, 6H), 1.59 - 1.46 (m, 8H).
(実施例48)
MPL-028
4-フルオロ-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000124
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(110mg、553.93umol、1当量)のDCM(3mL)溶液に、4-メチルシクロヘキサンアミン(94.06mg、830.90umol、1.5当量)およびTEA(112.10mg、1.11mmol、154.20uL、2当量)を、N下で添加し、混合物を25℃で3時間、N下で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物をDCM(20mL)で希釈し、HCl(1M、20mL)で洗浄し、次にDCM(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~10:1)。生成物1である4-フルオロ-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(24.3mg、84.80umol、収率15.31%、純度96.08%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z275.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 12.45 (br s, 1H), 8.35 - 8.27 (m, 2H), 7.23 (s, 1H), 7.00 (dd, J = 5.4, 10.3 Hz, 1H), 3.79 - 3.66 (m, 1H), 1.86 (br d, J = 9.7 Hz, 2H), 1.71 (br d, J = 12.3 Hz, 2H), 1.41 - 1.28 (m, 3H), 1.10 - 0.97 (m, 2H), 0.89 (d, J = 6.4 Hz, 3H).
(実施例49)
MPL-033
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド
Figure 2022549345000125
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100.00mg、508.67umol、1当量)のDCM(5mL)溶液に、二塩化オキサリル(645.64mg、5.09mmol、445.27uL、10当量)およびDMF(1.12mg、15.26umol、1.17uL、0.03当量)を、N下で添加し、混合物を80℃で1.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。粗製生成物である4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(109mg、506.89umol、収率99.65%)を、黄色の固体として得、精製なしに次のステップのために直接使用した。
4-クロロ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000126
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(109mg、506.89umol、1当量)およびシクロオクタンアミン(128.98mg、1.01mmol、2当量)のDCM(3mL)溶液に、TEA(102.58mg、1.01mmol、141.11uL、2当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間、N下で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料3が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物を、DCM:MeOH=10:1(40mL)の溶媒で希釈し、ブライン(20mL×2)で洗浄し、次に有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~100:1)。生成物である4-クロロ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(71.8mg、233.43umol、収率46.05%、純度99.419%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z306.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 12.47 (s, 1H), 8.41 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.27 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.30 - 7.24 (m, 2H), 4.04 (br dd, J = 4.3, 8.5 Hz, 1H), 1.81 - 1.66 (m, 6H), 1.61 - 1.47 (m, 8H).
(実施例50)
MPL-034
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボニルクロリドの合成
Figure 2022549345000127
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、508.67umol、1当量)のDCM(5mL)溶液に、二塩化オキサリル(645.64mg、5.09mmol、445.27uL、10当量)およびDMF(1.12mg、15.26umol、1.17uL、0.03当量)を、N下で添加し、混合物を80℃で0.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料4が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。粗製生成物である4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボニルクロリド(109mg、506.89umol、収率99.65%)を、黄色の固体として得、精製なしに次のステップのために直接使用した。LCMS(ESI)m/z211.0[M-Cl+OMe]
4-クロロ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000128
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボニルクロリド(109mg、506.89umol、1当量)のDCM(3mL)溶液に、シクロオクタンアミン(193.47mg、1.52mmol、3当量)およびTEA(153.88mg、1.52mmol、211.66uL、3当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間、N下で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料5が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物を、DCM:MeOH=10:1(40mL)の溶媒で希釈し、ブライン(20mL×2)で洗浄した。次に、有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~50:1)。生成物である4-クロロ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(44.7mg、145.39umol、収率28.68%、純度99.462%)を、黄色の固体として得た。生成物は、H NMRによって確認された。純度はLCMSから得ている。
LCMS(ESI)m/z306.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6)= 12.43 (br s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.62 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 4.11 - 4.02 (m, 1H), 1.83 - 1.66 (m, 6H), 1.63 - 1.43 (m, 8H).
(実施例51)
MPL-035
4-ブロモ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000129
4-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、414.87umol、1当量)およびCDI(100.91mg、622.30umol、1.5当量)のDMF(3mL)溶液に、混合物を25℃で30分間撹拌し、次に、シクロオクタンアミン(79.17mg、622.30umol、1.5当量)を添加し、混合物を25℃で12時間、N下で撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物をDCM(20mL)で希釈し、水(20mL×5)およびHCl(1M、20mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーにより精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~200:1)。生成物である4-ブロモ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(74.4mg、209.36umol、収率50.47%、純度98.562%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z350.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 12.47 (br s, 1H), 8.43 (br d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.18 (br d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.40 (br d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.21 (br s, 1H), 4.04 (br s, 1H), 1.81 - 1.66 (m, 6H), 1.52 (br d, J = 9.9 Hz, 8H).
(実施例52)
MPL-038
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリドの合成
Figure 2022549345000130
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、1.04mmol、1当量)のDCM(4mL)溶液に、DMF(3.80mg、52.04umol、4.00uL、0.05当量)および(COCl)(2.90g、22.85mmol、2mL、21.95当量)を添加した。混合物を、25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、出発材料1が消費され、所望の生成物が形成されたことが示された。混合物を、減圧下で直接濃縮して、残留物を得た。残留物を、いかなる精製もなしに次のステップで直接使用した。化合物である4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(200mg、902.11umol、収率86.68%、純度95%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z206.9[M+H]
N-シクロオクチル-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000131
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニルクロリド(200mg、949.59umol、1当量)のDCM(6mL)溶液に、TEA(288.27mg、2.85mmol、396.52uL、3当量)およびシクロオクタンアミン(241.63mg、1.90mmol、2当量)を添加した。混合物を、25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料2が消費され、所望の生成物が形成されたことが示された。混合物を、減圧下で直接濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=100:1~20:1)。化合物であるN-シクロオクチル-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(150mg、495.72umol、収率52.20%、純度99.6%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z302.2[M+H]
(実施例53)
MPL-040
N-シクロオクチル-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000132
メタンアミン(33.85mg、327.01umol、4mL、1当量)中4-クロロ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(100mg、327.01umol、1当量)、混合物を、120℃で12時間、30mLのオートクレーブで撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~30:1)。生成物であるN-シクロオクチル-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(41.9mg、135.75umol、収率41.51%、純度97.323%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z239.0[M+H]1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 11.51 (br s, 1H), 7.95 - 7.86 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 6.85 (br d, J = 4.8 Hz, 1H), 6.07 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.01 (br s, 1H), 2.84 (br d, J = 4.4 Hz, 3H), 1.84 - 1.58 (m, 8H), 1.58 - 1.48 (m, 6H).
(実施例54)
MPL-043
4-フルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000133
4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(650mg、502.16umol、1当量)およびCDI(122.14mg、753.24umol、1.5当量)を、DMF(4mL)に添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌し、次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(76.96mg、502.16umol、1当量)をN下で添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料14が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(20mL)に添加し、10分間撹拌し、次に濾過し、濾過ケーキを10mL×3の石油エーテルで洗浄し、下で乾燥させて、生成物を得た。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:44%~74%、11分)。生成物である4-フルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(10.1mg、30.41umol、収率6.06%、純度99.184%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z330.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 12.25 (br s, 1H), 8.36 (br d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 6.90 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 4.40 - 4.30 (m, 1H), 2.53 (s, 3H), 2.45 - 2.35 (m, 2H), 2.06 (br t, J = 6.8 Hz, 1H), 1.94 (br s, 1H), 1.84 - 1.79 (m, 1H), 1.69 (br dd, J = 5.9, 12.9 Hz, 1H), 1.23 (s, 3H), 1.18 (br d, J = 9.6 Hz, 1H), 1.07 - 1.04 (m, 6H).
(実施例55)
MPL-044
N-シクロオクチル-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000134
4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(500mg、386.27umol、1当量)およびCDI(93.95mg、579.41umol、1.5当量)を、DMF(3mL)に添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌し、次に、シクロオクタンアミン(49.14mg、386.27umol、1当量)をN下で添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(20mL)に添加し、10分間撹拌し、次に濾過し、濾過ケーキを10mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。残留物を、分取HPLCによって精製した(nomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:39%~68%、11分)。生成物であるN-シクロオクチル-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(10mg、32.93umol、収率8.53%、純度99.902%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z304.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 12.21 (br s, 1H), 8.23 (br d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 4.09 - 3.96 (m, 1H), 2.53 (s, 3H), 1.82 - 1.66 (m, 6H), 1.60 - 1.44 (m, 8H).
(実施例56)
MPL-045
4-クロロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000135
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、949.59umol、1当量)のDMF(5mL)溶液に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(291.08mg、1.90mmol、2当量)およびCDI(184.77mg、1.14mmol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、完全に消費され、主要な所望の化合物であることが示された。混合物をEtOAc(30mL)で希釈した。5%LiCl水溶液(10mL×3)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。濾液残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:1)。次に、残留物を凍結乾燥させた。化合物である4-クロロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(200mg、558.08umol、収率58.77%、純度96.51%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z346.1[M+H];1H NMR (400MHz, CDCl3) 9.67 (br s, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.09 (br d, J=8.4 Hz, 1H), 4.56 - 4.47 (m, 1H), 2.76 - 2.68 (m, 1H), 2.63 (s, 3H), 2.52 - 2.46 (m, 1H), 2.04 - 1.99 (m, 1H), 1.97 - 1.88 (m, 2H), 1.71 - 1.67 (m, 1H), 1.27 (s, 3H), 1.19 (d, J=7.2 Hz, 3H), 1.10 (s, 3H), 0.95 (d, J=9.9 Hz, 1H).
(実施例57)
MPL-062
4,5-ジフルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000136
4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、504.73umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(98.21mg、605.68umol、1.2当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌した。(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(92.83mg、605.68umol、1.2当量)を添加した。混合物を、25℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、所望の化合物の質量が検出されたことが示された。TLCによって、出発材料のほとんどが消費され、新しいスポットが観察されたことが示された。反応混合物を水(15mL)に添加した。次に濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空中で乾燥させて、粗製生成物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。生成物である4,5-ジフルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(24.4mg、70.56umol、収率13.98%、純度96.4%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z334.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.61 (br s, 1H), 8.50 - 8.47 (m, 1H), 7.34 (s, 1H), 4.42 - 4.30 (m, 1H), 2.45 - 2.41 (m, 1H), 2.37 (br s, 1H), 2.11 - 2.03 (m, 1H), 1.95 (br s, 1H), 1.82 (br s, 1H), 1.70 (br dd, J=5.3, 12.9 Hz, 1H), 1.23 (s, 3H), 1.18 (br d, J=9.3 Hz, 1H), 1.06 (br s, 6H).
(実施例58)
MPL-063
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000137
4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、504.73umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(98.21mg、605.67umol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(77.06mg、605.67umol、1.2当量)を添加し、混合物を30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料の27%が残存していることが示された。反応混合物を水(15mL)に添加し、濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空中で乾燥させて、粗製生成物を得た。粗製生成物を、分取HPLCにより精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:55%~75%、11分)。生成物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(21.2mg、68.98umol、収率13.67%、純度100%)を、白色の固体として得た。純度はLCMSから得られ、生成物は、H NMRによって確認された。
LCMS(ESI)m/z308.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.59 (br s, 1H), 8.52 - 8.46 (m, 1H), 8.36 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 7.29 (s, 1H), 3.73 (br d, J=7.6 Hz, 1H), 1.68 (br d, J=9.8 Hz, 2H), 1.59 - 1.47 (m, 2H), 1.45 - 1.37 (m, 2H), 1.33 - 1.23 (m, 2H), 0.94 (d, J=8.1 Hz, 6H).
(実施例59)
MPL-064
スキーム
Figure 2022549345000138
3-ブロモ-5-クロロ-6-フルオロ-ピリジン-2-アミンの合成
Figure 2022549345000139
NCS(28.59g、214.09mmol、1.2当量)のCHCN(200mL)溶液に、6-フルオロピリジン-2-アミン(20g、178.40mmol、1当量)を添加し、混合物を70℃で6時間撹拌した。次に、NCS(2g)を添加し、混合物を70℃で4時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得、水(100mL)で希釈し、EtOAc(150mL×3)で抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。生成物である5-クロロ-6-フルオロ-ピリジン-2-アミン(16.7g、102.56mmol、収率57.49%、純度90%)を、褐色の固体として得た。
3-ブロモ-5-クロロ-6-フルオロ-ピリジン-2-アミンの合成
Figure 2022549345000140
5-クロロ-6-フルオロ-ピリジン-2-アミン(16.7g、113.95mmol、1当量)のDCM(200mL)溶液に、NBS(30.42g、170.93mmol、1.5当量)を添加し、混合物を25℃で1時間撹拌した。TLCによって、出発材料2が完全に消費され、1つの主要なスポットが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル、/EtOAc=1:0~10:1)。生成物である3-ブロモ-5-クロロ-6-フルオロ-ピリジン-2-アミン(21.0g、88.49mmol、収率77.65%、純度95%)を、褐色の固体として得た。
5-クロロ-6-フルオロ-3-(2-トリメチルシリルエチニル)ピリジン-2-アミンの合成
Figure 2022549345000141
3-ブロモ-5-クロロ-6-フルオロ-ピリジン-2-アミン(10g、44.36mmol、1当量)のTEA(80mL)溶液に、エチニル(トリメチル)シラン(43.57g、443.57mmol、61.45mL、10当量)CuI(2.53g、13.31mmol、0.3当量)Pd(PPh(2.56g、2.22mmol、0.05当量)を添加し、混合物を50℃で12時間、N下で撹拌した。LC-MSによって、出発材料3が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~50:1)。生成物である5-クロロ-6-フルオロ-3-(2-トリメチルシリルエチニル)ピリジン-2-アミン(9.2g、30.32mmol、収率68.35%、純度80%)を、褐色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z243.1[M+H]
5-クロロ-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000142
5-クロロ-6-フルオロ-3-(2-トリメチルシリルエチニル)ピリジン-2-アミン(9.2g、37.90mmol、1当量)のNMP(100mL)溶液に、KOtBu(12.76g、113.70mmol、3当量)を、N下で添加した。混合物を、80℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料5が完全に消費されたことが示された。粗製生成物としての混合物を、次のステップのために直接使用した。
LCMS(ESI)m/z171.0[M+H]
5-クロロ-6-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000143
5-クロロ-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(6.46g、37.87mmol、1当量)のNMP(80mL)溶液に、TosCl(14.44g、75.75mmol、2当量)を、N下で添加した。混合物を、25℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料6が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物を水(500mL)に添加し、(200mL×4)で抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーにより精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1/0~10/1)。生成物である5-クロロ-6-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.4g、7.02mmol、収率18.54%、純度95%)を、白色の固体として得た。
5-クロロ-6-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000144
LDA(2M、4.06mL、1.1当量)を、5-クロロ-6-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.4g、7.39mmol、1当量)のTHF(50mL)溶液に、-70℃において、N下で添加し、次に、混合物を1時間撹拌し、次にCO(325.24mg、7.39mmol、1当量)を添加し、混合物を-70℃で0.5時間撹拌した。LC-MSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応混合物を、飽和NHCl水溶液(30mL)を-70℃で添加することによってクエンチし、次に、減圧下で濃縮してTHFを除去し、次に、50mLの水で希釈し、濾過し、濾過ケーキを50mLの水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~1:1、1%AcOHを含有する)。生成物である5-クロロ-6-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(800mg、2.06mmol、収率27.89%、純度95%)を、黄色の固体として得た。
5-クロロ-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000145
5-クロロ-6-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(750mg、2.03mmol、1当量)およびNaOH(2M、4.29mL、4.22当量)のTHF(4mL)溶液に、混合物を75℃で3時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料8が完全に消費されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去し、次に、HCl(2M)でpH=5へと酸性化した。混合物を濾過し、濾過ケーキを10mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。生成物である5-クロロ-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(350mg、1.55mmol、収率76.19%、純度95%)を、白色の固体として得た。
5-クロロ-6-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000146
5-クロロ-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(175mg、815.54umol、1当量)およびCDI(198.36mg、1.22mmol、1.5当量)のDMF(2mL)溶液に、混合物を25℃で30分間撹拌し、次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(187.49mg、1.22mmol、1.5当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間、N下で撹拌した。LC-MSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を、LiCl(100mL、3%)の溶液に添加し、濾過し、濾過ケーキを20mLの水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーにより精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1/0~10/1)。生成物である5-クロロ-6-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(126.3mg、359.79umol、収率44.12%、純度99.655%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z350.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) δ = 9.82 (br s, 1H), 8.06 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.05 (br d, J = 8.3 Hz, 1H), 4.55 (br s, 1H), 2.79 - 2.70 (m, 1H), 2.53 - 2.45 (m, 1H), 2.03 (br d, J = 2.6 Hz, 1H), 1.96 - 1.88 (m, 2H), 1.68 (br dd, J = 2.2, 6.1 Hz, 1H), 1.27 (s, 3H), 1.19 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.12 (s, 3H), 0.93 (d, J = 9.6 Hz, 1H).
(実施例60)
MPL-065
5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000147
5-クロロ-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、932.05umol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(226.70mg、1.40mmol、1.5当量)を添加し、混合物30℃で0.5時間撹拌し、次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(177.87mg、1.40mmol、1.5当量)を添加し、混合物を30℃でさらに0.5時間撹拌した。TLCおよびLC-MSによって、出発材料7が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(20mL)に添加し、10分間撹拌し、濾過し、濾過ケーキを減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。粗製生成物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~500:1)。生成物である5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(89.2mg、271.55umol、収率29.13%、純度98.572%)を、白色の固体として得た。純度はLCMSから得ている。生成物をH NMRにより確認した。
LCMS(ESI)m/z324.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) = 12.48 (s, 1H), 8.49 (d, J=9.5 Hz, 1H), 8.34 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.18 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.77 - 3.67 (m, 2H), 1.71 - 1.63 (m, 2H), 1.52 (br d, J=14.6 Hz, 2H), 1.40 (br d, J=12.5 Hz, 2H), 1.31 - 1.23 (m, 2H), 0.93 (d, J=9.8 Hz, 6H).
(実施例61)
MPL-065A
5-クロロ-N-シクロオクチル-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000148
5-クロロ-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(175mg、815.54umol、1当量)およびCDI(198.36mg、1.22mmol、1.5当量)のDMF(2mL)溶液に、混合物を25℃で30分間撹拌し、次に、シクロオクタンアミン(155.64mg、1.22mmol、1.5当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間、N下で撹拌した。LC-MSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を、LiCl(100ml、3%)の溶液に添加し、濾過し、濾過ケーキを20mLの水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1/0~10/1)。生成物である5-クロロ-N-シクロオクチル-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(51.3mg、157.03umol、収率19.25%、純度99.113%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z324.1[M+H]1H NMR (400MHz, CHLOROFORM-d) δ = 9.57 (br s, 1H), 8.05 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.07 (br d, J = 8.3 Hz, 1H), 4.23 (br s, 1H), 2.00 - 1.93 (m, 2H), 1.78 - 1.61 (m, 12H), 1.77 - 1.54 (m, 1H).
(実施例62)
MPL-066
スキーム
Figure 2022549345000149
4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2022549345000150
4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.2g、20.76mmol、1当量)のDCM(30mL)溶液に、THF(20mL)中m-CPBA(17.92g、83.05mmol、純度80%、4当量)を、0℃で滴下添加した。混合物を、15℃で12時間撹拌した。LCMSによって、主な出発材料であることが示された。混合物を、飽和NaSO(5mL)を添加し、次に飽和NaCOを滴下添加することによって、クエンチした。混合物をジクロロメタン:メタノール(V:V=10:1)で抽出し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=5:2~ジクロロメタン:メタノール=10:1)。化合物である4,5-ジフルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(3.35g、15.75mmol、収率75.87%、純度80%)を、白色の固体として得た。
メチル6-クロロ-4,5-ジフルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000151
4,5-ジフルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(2.8g、16.46mmol、1当量)のTHF(30mL)溶液に、HMDS(2.66g、16.46mmol、3.45mL、1当量)およびメチルカルボノクロリデート(4.67g、49.38mmol、3.82mL、3当量)(9.55g)を0℃で添加した。混合物を、10℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。混合物を、THFがなくなるまで減圧下で濃縮した。残留物を、飽和NaHCO(20mL)に添加した。水相をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機相を、飽和ブライン(10mL×2)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~5:1)。化合物であるメチル6-クロロ-4,5-ジフルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレート(2.31g、6.56mmol、収率39.84%、純度70%)を、白色の固体として得た。
6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000152
6-クロロ-4,5-ジフルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレート(2.31g、9.37mmol、1当量)のTHF(11mL)溶液に、NaOH(2M、11mL、2.35当量)を添加した。混合物を、10℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。混合物を、THFがなくなるまで減圧下で濃縮した。混合物をEtOAc(10×3mL)で抽出し、有機相を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、さらなる精製なしに次のステップのために直接使用した。化合物である6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.460g、4.65mmol、収率49.59%、純度60%)を、白色の固体として得た。
6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000153
NaH(1.38g、34.47mmol、純度60%、10当量)のTHF(10mL)溶液に、0℃でN下、6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(650mg、3.45mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液を添加し、次に、4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(1.97g、10.34mmol、3当量)を0℃で、N下で添加した。混合物を、10℃で12時間、N雰囲気下で撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1)によって、出発材料が存在しないことが示された。反応液を、飽和NHCl水溶液(5mL)で、-0℃でクエンチした。水相をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせたヘキサン相を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~5:1)。生成物である6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.1g、2.89mmol、収率83.79%、純度90%)を、白色の固体として得た。
6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000154
6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.22g、3.56mmol、1当量)、メチルボロン酸(1.07g、17.80mmol、5当量)、KCO(1.48g、10.68mmol、3当量)およびPd(dppf)Cl DCM(260.45mg、355.95umol、0.1当量)溶液に、DME(30mL)を添加し、混合物を110℃で12時間、N下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~1:1)。生成物である4,5-ジフルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(850.27mg、2.37mmol、収率66.70%、純度90%)を、白色の固体として得た。
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000155
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.55mmol、1当量)の、-78℃でN下のTHF(5mL)溶液に、LDA(2M、1.16mL、1.5当量)を滴下して処理した。反応液を1.5時間撹拌した。混合物を、10.5時間、10℃で、CO(68.27mg、1.55mmol、1当量)下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応を、飽和NHCl水溶液(5mL)で、-78℃でクエンチした。水相をEtOAc(5mL×3)で抽出した。合わせたヘキサン相を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、さらなる精製なしに次のステップのために直接使用した。生成物である4,5-ジフルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(427mg、699.35umol、収率45.08%、純度60%)を、白色の油状物として得た。
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000156
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、272.97umol、1当量)のTHF(1mL)溶液に、TBAF(1M、818.91uL、3当量)を滴下添加した。混合物を、80℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。混合物を、THFがなくなるまで減圧下で濃縮した。残留物をEtOAc(20mL)で溶解した。有機相を飽和ブライン(20mL×3)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、さらなる精製なしに次のステップのために直接使用した。化合物である4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(26mg、91.91umol、収率33.67%、純度75%)を、白色の固体として得た。
4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000157
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(46mg、216.82umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(38.67mg、238.51umol、1.1当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(34.89mg、227.67umol、1.05当量)を添加した。混合物を、30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。反応液をHO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをボトムフラスコに移した。粗製生成物を、分取TLCによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=5:1)。化合物である4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(6.4mg、18.42umol、収率8.50%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)、m/z348.4[M+H];1H NMR (400MHz, CHLOROFORM-d) δ = 9.92 (br s, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.12 (br d, J=7.4 Hz, 1H), 4.61 - 4.45 (m, 1H), 2.77 - 2.68 (m, 1H), 2.64 (br d, J=2.7Hz, 3H), 2.47 (br s, 1H), 2.05 - 1.88 (m, 3H), 1.81 - 1.62 (m, 2H), 1.26 (s, 3H), 1.19 (br d, J=7.0 Hz, 3H), 1.10 (s, 3H).
(実施例63)
MPL-067
4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000158
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、188.54umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(33.63mg、207.40umol、1.1当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(26.39mg、207.40umol、1.1当量)を添加した。混合物を、30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。反応液をHO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをボトムフラスコに移した。粗製生成物を、分取TLCによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=5:1)。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(8.4mg、25.96umol、収率13.77%、純度99.326%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI),m/z322.[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.39 (br s, 1H), 8.30 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 3.72 (br d, J=7.4 Hz, 1H), 2.54 - 2.52 (m, 3H), 1.67 (br d, J=9.4 Hz,2H), 1.58 - 1.46 (m, 2H), 1.45 - 1.37 (m, 2H), 1.29 (br d, J=12.5 Hz, 2H), 0.93 (d, J=8.2 Hz, 6H).
(実施例64)
MPL-070
スキーム
Figure 2022549345000159
5,6-ジメチル-1-トシル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000160
5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.31g、8.96mmol、1当量)のNMP(20mL)溶液に、4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(2.05g、10.75mmol、1.2当量)を添加した。混合物を、20℃で3時間撹拌した。TLCによって、反応物6が完全に消費され、多くの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(100mL×3)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュシリカクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);40gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、0~30%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、40mL/分)。化合物である5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.5g、4.99mmol、収率55.73%)を、白色の固体として得た。
5,6-ジメチル-1-トシル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000161
5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.5g、4.99mmol、1当量)のTHF(50mL)溶液に、LDA(2M、2.62mL、1.05当量)を-78℃で滴下添加した。添加後、混合物をこの温度で1時間、N雰囲気下で撹拌し、次に、得られた混合物を-78℃で2時間、CO雰囲気(15psi)下で撹拌した。LC-MSによって、反応7が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を、NHCl(100mL)でクエンチし、EtOAc(100mL×3)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);40gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、0~5%MeOH/DCMの溶出剤、40mL/分)。化合物である5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(1.3g、3.77mmol、収率75.59%)を、白色の固体として得た。
5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000162
5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(1.1g、3.19mmol、1当量)のEtOH(12mL)溶液に、NaOH(2M、12mL、7.51当量)を添加し、得られた混合物を80℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、反応物8が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を、沈殿物が形成されるまで酸性化し、濾過した。濾過ケーキをMeCN(10mL)で洗浄し、濾過し、濾過ケーキを乾燥させて、生成物を得た。粗製物を、さらなる精製なしに次のステップで直接使用した。薄い色の固体としての、粗製生成物である5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(0.52g、2.62mmol、収率82.17%、純度96%)を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
5,6-ジメチル-N-((1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000163
5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(0.15g、788.65umol、1当量)のDMF(3mL)溶液に、CDI(191.82mg、1.18mmol、1.5当量)および(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(145.05mg、946.38umol、1.2当量)を添加した。混合物を、20℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、反応物9が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を、水(50mL)でクエンチし、濾過した。濾過ケーキをMeOH(10mL)で洗浄し、濾過した。濾過ケーキを乾燥させて、生成物を得た。化合物である5,6-ジメチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(180mg、553.09umol、収率70.13%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z326.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ =11.73 (s, 1H), 8.25 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.04 (d, J=2.1 Hz, 1H), 4.44 - 4.29 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.44 (br d,J=2.1 Hz, 1H), 2.39 - 2.35 (m, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.07 (br t, J=6.7 Hz, 1H), 1.95 (br d, J=2.7 Hz, 1H), 1.82 (br t, J=5.2 Hz, 1H), 1.73 - 1.63 (m, 1H), 1.24 (s,3H), 1.20 (d, J=9.5 Hz, 1H), 1.11 - 1.04 (m, 6H);
(実施例65)
MPL-071
N-シクロオクチル-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000164
5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、525.77umol、1当量)のをDMF(1mL)溶液に、CDI(110.83mg、683.50umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。シクロオクタンアミン(86.96mg、683.50umol、1.3当量)を添加し、反応混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)に希釈し、次に凍結乾燥させた。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(20~80%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、4gシリカカラム)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=1:1、Rf=0.3)を合わせ、蒸発させた。化合物であるN-シクロオクチル-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(65mg、215.10umol、収率40.91%、純度99.08%)を、白色の固体として得、これはLCMSおよびH NMRによって確認された。
LCMS(ESI)m/z300.2[M+H];1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =11.71 (s, 1H), 8.12 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.01 (d, J=1.7 Hz, 1H), 4.07 - 3.98 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.31 (s,3H), 1.82 - 1.65 (m, 6H), 1.63 - 1.45 (m, 8H).
(実施例66)
MPL-092
4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000165
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(117.02mg、721.68umol、1.3当量)を添加した。混合物を、15℃で0.5時間撹拌した。次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(110.61mg、721.68umol、1.3当量)を添加した。混合物を、15℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液をHO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)で希釈し、次に凍結乾燥させた。次に、粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーにより精製した(20~70%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、4gシリカカラム)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=1:1、R=0.3)を合わせ、蒸発させた。化合物である4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(30mg、94.36umol、収率17.00%、純度99.20%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z316.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =12.47 (br s, 1H), 8.67 - 8.60 (m, 2H), 8.09 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 4.43 - 4.31 (m, 1H), 2.45 - 2.29 (m, 2H), 2.07 (br t, J=7.0Hz, 1H), 1.94 (br s, 1H), 1.80 (br s, 1H), 1.70 (br dd, J=5.5, 12.9 Hz, 1H), 1.23 - 1.17 (m, 4H), 1.07 - 1.03 (m, 6H).
(実施例67)
MPL-093
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000166
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(117.02mg、721.68umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、シクロオクタンアミン(91.82mg、721.68umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)に希釈し、次に凍結乾燥させた。残留物を、さらに精製せずに送出した。化合物であるN-シクロオクチル-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(70mg、238.22umol、収率42.91%、純度98.47%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z290.1[M+H];1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =12.40 (br s, 1H), 8.62 (br s, 1H), 8.52 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.38 - 7.28 (m, 1H), 7.38 - 7.28 (m, 1H), 7.38 - 7.28 (m, 1H), 7.38 - 7.28 (m, 1H), 7.38 - 7.28 (m, 1H), 4.03 (br s, 1H), 1.81 - 1.63 (m, 6H), 1.59 - 1.45 (m, 1H), 1.59 - 1.45 (m, 7H).
(実施例68)
MPL-094
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000167
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(108.02mg、666.16umol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(84.75mg、666.16umol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、所望の化合物質量が検出されたことが示された。反応混合物を水(15ml)に添加した。次に、濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空中で乾燥させて、粗製生成物を得た。生成物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(36.5mg、119.84umol、収率21.59%、純度95%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z290.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.44 (br s, 1H), 8.64 (d, J=2.2 Hz, 1H), 8.52 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 3.75 (br s, 1H), 1.68 (br d, J=10.5 Hz, 2H), 1.61 - 1.48 (m, 2H), 1.45 - 1.37 (m, 2H), 1.30 (br d, J=12.3 Hz, 2H), 0.94 (d, J=8.8 Hz, 6H).
(実施例69)
MPL-095
スキーム
Figure 2022549345000168
4-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジンの合成
Figure 2022549345000169
4-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(3.11g、15.78mmol、1当量)のDCM(50mL)溶液に、TosCl(3.91g、20.52mmol、1.3当量)、DMAP(192.83mg、1.58mmol、0.1当量)およびTEA(3.19g、31.57mmol、4.39mL、2当量)を添加した。混合物を、15℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。混合物を減圧下で濃縮した。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(0~50%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、40gシリカカラム)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=3:1、Rf=0.3)を合わせ、蒸発させた。化合物である4-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(5g、13.52mmol、収率85.68%、純度95%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z352.4[M+H]
1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-4-カルボニトリルの合成
Figure 2022549345000170
DMF(50mL)中4-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(4g、11.39mmol、1当量)、Zn(CN)(2.67g、22.78mmol、1.45mL、2当量)、Pd(t-BuP)(582.04mg、1.14mmol、0.1当量)の混合物を脱気し、Nで3回パージし、次に混合物を110℃で12時間、N雰囲気下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。混合物をEtOAc(200mL)で希釈した。これを5%LiCl水溶液(80mL×3)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(0~50%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、80gシリカカラム)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=3:1、Rf=0.3)を合わせ、蒸発させた。化合物である1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-4-カルボニトリル(690mg、2.09mmol、収率18.34%、純度90%)を、白色の固体として得た。
4-シアノ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000171
1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-4-カルボニトリル(690mg、2.32mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、LDA(2M、1.51mL、1.3当量)を-78℃において、N雰囲気下で添加した。混合物を、-78℃で1時間撹拌した。次いで次に、混合物を、-78℃において、CO(102.13mg、2.32mmol、1当量)雰囲気下で0.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応を、-78℃で、飽和NHCl水溶液(5mL)でクエンチした。かなりの白色沈殿が生じ、それを濾過した。ケーキを減圧下で乾燥させた。残留物を、さらなる精製なしに次のステップのために直接使用した。化合物である4-シアノ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(1.0g、粗製物)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z342.0[M+H]
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000172
4-シアノ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(1g、2.93mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、TBAF(1M、20mL、6.83当量)を添加した。混合物を、80℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。混合物を減圧下で濃縮した。残留物をHO(50mL)で希釈した。水相をEtOAc(15mL×3)で抽出した。合わせた有機相を、飽和ブライン(10mL×2)で洗浄した。残留物を、さらなる精製なしに次のステップのために直接使用した。化合物である4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(210mg、1.01mmol、収率34.47%、純度90%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z188.0[M+H]
4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ(yrrolo)[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000173
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(60mg、320.59umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(51.98mg、320.59umol、1当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(63.88mg、416.77umol、1.3当量)を添加し、混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)に希釈し、次に凍結乾燥させた。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:45%~75%、11分)。化合物である4-シアノ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(20mg、62.03umol、収率19.35%、純度100%)を、白色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRにより確認した。
LCMS(ESI)m/z323.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.78 (br s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.76 (br d, J=8.8 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.54 - 7.51 (m, 1H), 4.38 (br d, J=9.2 Hz, 1H), 2.45 - 2.34 (m, 2H), 2.08 (br t, J=6.4 Hz, 1H), 1.94 (br s, 1H), 1.82 (br d, J=6.1 Hz, 1H), 1.74 - 1.67 (m, 1H), 1.22 (s, 3H), 1.19 (d, J=9.2 Hz, 1H), 1.07 - 1.04 (m, 6H).
(実施例70)
MPL-096
4-シアノ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000174
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、534.32umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(112.63mg、694.61umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。シクロオクタンアミン(1.92g、15.09mmol、28.25当量)を添加し、反応混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(50mL)で希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:45%~72%、11分)。次に、分取TLCによって精製した(石油エーテル:EtOAc=1:1、R=0.3)。化合物である4-シアノ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(10mg、33.74umol、収率6.31%、純度100%)を、白色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRにより確認した。
LCMS(ESI)m/z297.2[M+H];1H NMR (400MHz, CDCl3-d) 10.71 (br s, 1H), 9.08 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.39 (br d, J=7.0 Hz, 1H), 4.34 - 4.21 (m, 1H), 2.05 -1.96(m, 2H), 1.75 (br d, J=9.2 Hz, 4H), 1.69 - 1.62 (m, 8H).
(実施例71)
MPL-097
4-シアノ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000175
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(60mg、320.59umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(67.58mg、416.77umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(53.02mg、416.77umol、1.3当量)を添加し、反応混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液をHO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(50mL)で希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:42%~68%、11分)。化合物である4-シアノ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(15mg、49.44umol、収率15.42%、純度97.69%)を、白色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRにより確認した。
LCMS(ESI)m/z297.2[M+H];1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =12.78 (br s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.70 - 8.62 (m, 2H), 7.48 (s, 1H), 7.51 - 7.45 (m, 1H), 7.51 - 7.45 (m, 1H), 3.83 - 3.69 (m, 1H), 3.83 - 3.69 (m, 1H), 1.68 (br d, J=9.6 Hz, 2H), 1.61 - 1.48 (m, 2H), 1.45 - 1.37 (m, 2H), 1.33 - 1.23 (m, 2H), 0.93 (d, J=9.2 Hz, 5H), 0.97 - 0.89 (m, 1H).
(実施例72)
MPL-106
4-フルオロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000176
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(108.02mg、666.16umol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-アミン(102.10mg、666.16umol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃でさらに0.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料3が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、DCMを除去し、水(20mL)に添加し、濾過した。濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1:0~200:1)。生成物である4-フルオロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(112.3mg、356.07umol、収率64.14%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z316.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) = 12.50 (br s, 1H), 8.33 (dd, J=5.5, 8.2 Hz, 1H), 8.12 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 7.37 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.02 (dd, J=5.3, 10.4 Hz, 1H), 4.38 (br s, 1H), 2.20 (br s, 1H), 1.82 - 1.64 (m, 3H), 1.40 (br d, J=10.1 Hz, 1H), 1.27 (br s, 1H), 1.14 (dd, J=4.7, 13.0 Hz, 1H), 0.96 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.78 (s, 3H).
(実施例73)
MPL-107
4-シアノ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000177
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(110mg、587.75umol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(114.36mg、705.30umol、1.2当量)を添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌し、次に、1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-アミン(108.10mg、705.30umol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃でさらに0.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料4が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(20mL)に添加し、濾過した。濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、4-シアノ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(129.2mg、400.74umol、収率68.18%、純度100%)を白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z323.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) = 12.80 (br s, 1H), 8.52 (d, J=4.7 Hz, 1H), 8.32 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 7.64 (d, J=4.7 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 4.40 (br s, 1H), 2.26 - 2.17 (m, 1H), 1.82 - 1.64 (m, 3H), 1.45 - 1.37 (m, 1H), 1.28 (br t, J=11.8 Hz, 1H), 1.17 (dd, J=4.6, 12.8 Hz, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.78 (s, 3H).
(実施例74)
MPL-109
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000178
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、277.57umol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(67.51mg、416.35umol、1.5当量)を添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌し、次に、1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(59.66mg、416.35umol、1.5当量)を添加し、混合物を30℃でさらに0.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料6が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(20mL)に添加し、10分間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。生成物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(40.3mg、122.81umol、収率44.24%、純度93.072%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z306.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) = 12.43 (br s, 1H), 8.32 (dd, J=5.4, 8.3 Hz, 2H), 7.22 (s, 1H), 7.00 (dd, J=5.4, 10.3 Hz, 1H), 3.78 - 3.66 (m, 1H), 1.99 (br s, 2H), 1.59 (br d, J=13.4 Hz, 2H), 0.78 (br d, J=14.4 Hz, 2H), 0.66 - 0.55 (m, 2H), 0.12 - 0.01 (m, 6H).
(実施例75)
MPL-110
4-シアノ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000179
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(600.00mg、3.21mmol、9.69e-1当量)のDMF(6mL)溶液に、CDI(804.70mg、4.96mmol、1.5当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間撹拌し、次に、1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(711.16mg、4.96mmol、1.5当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌した。LCMS(MeOH中)によって、反応が消費されたことが示された。混合物を、水(50mL)に滴下添加し、10分間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。生成物である4-シアノ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(705.1mg、2.19mmol、収率66.18%、純度97.026%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z313.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.84 (br s, 1H), 8.51 (br d, J=4.9 Hz, 2H), 7.63 (d, J=4.6 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 3.73 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 2.01 (br d, J=9.8 Hz, 2H), 1.68 - 1.54 (m, 2H), 0.84 - 0.75 (m, 2H), 0.62 (dt, J=4.5, 14.1 Hz, 2H), 0.12 - 0.01 (m, 6H).
(実施例76)
MPL-111
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000180
4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(0.2g、869.02umol、1当量)のDMF(5mL、CaHにより乾燥)溶液に、CDI(183.18mg、1.13mmol、1.3当量)を添加した。混合物を、15℃で0.5時間撹拌した。次に、1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(161.89mg、1.13mmol、1.3当量)を添加した。混合物を、15℃でさらに1時間撹拌した。LC-MSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を水(50mL)に混合した。濾過し、濾過ケーキを水(10mL*2)で洗浄した。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(258.7mg、705.96umol、収率81.24%、純度96.992%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z355.13[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.59 (br s, 1 H) 8.45 (d, J=4.73 Hz, 1 H) 8.41 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.38 (d, J=4.88 Hz, 1 H) 7.24 (d, J=1.53 Hz, 1 H) 3.59 - 3.67 (m, 1 H) 1.92 (br dd, J=9.23, 3.59 Hz, 2 H) 1.46 - 1.56 (m, 2 H) 0.69 (br d, J=14.50 Hz, 2 H) 0.53 (td, J=14.19, 4.73 Hz, 2 H) 0.00 (s, 3 H) -0.07 --0.03 (m, 3 H).
(実施例77)
MPL-118
N-シクロオクチル-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000181
4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(60mg、309.02umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(60.13mg、370.82umol、1.2当量)を添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌し、次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(47.18mg、370.82umol、1.2当量)を添加し、混合物を30℃でさらに0.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(20mL)に添加し、濾過し、濾過ケーキを10mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:50%~80%、11分)。生成物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(23.6mg、76.58umol、収率24.78%、純度98.445%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z304.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) = 12.23 (br s, 1H), 8.24 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.17 (d, J=2.2 Hz, 1H), 6.89 (d, J=11.4 Hz, 1H), 3.72 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 2.53 (s, 3H), 1.67 (br d, J=9.6 Hz, 2H), 1.51 (br d, J=12.3 Hz, 2H), 1.45 - 1.38 (m, 2H), 1.32 - 1.23 (m, 2H), 0.93 (d, J=7.9 Hz, 6H).
(実施例78)
MPL-120
5-メトキシ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000182
5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、520.37umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(109.69mg、676.48umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(103.68mg、676.48umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)に希釈し、次に凍結乾燥させた。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:34%~64%、11分)。化合物である5-メトキシ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(40mg、117.87umol、収率22.65%、純度96.48%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z328.2[M+H];1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.97 (br s, 1H), 8.61 (br d, J=8.3 Hz, 1H), 8.42 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 7.11 - 7.07 (m, 1H), 7.09 (s, 1H), 4.36 (quin, J=8.1Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 2.39 - 2.32 (m, 1H), 2.41 (br s, 1H), 2.11 - 2.02 (m, 1H), 1.92 (br s, 1H), 1.79 (br t, J=5.4 Hz, 1H), 1.73 - 1.64 (m, 1H), 1.68 (br dd, J=6.5, 11.9 Hz, 1H), 1.24 - 1.16 (m, 4H), 1.07 - 1.01 (m, 6H).
(実施例79)
MPL-121
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000183
5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、520.37umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(109.69mg、676.48umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(86.07mg、676.48umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)に希釈し、次に凍結乾燥させた。残留物を、さらなる精製なしに送出した。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(80mg、253.71umol、収率48.76%、純度95.58%)を、黄色の固体として得、これはLCMSおよびH NMRにより確認された。
LCMS(ESI)m/z302.2[M+H];1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.71 (br s, 1H), 8.46 - 8.29 (m, 2H), 7.01 (s, 1H), 6.91 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.72 (br d, J=8.8 Hz, 1H), 3.76 - 3.66 (m,1H), 1.64 (br d, J=9.2 Hz, 2H), 1.58 - 1.46 (m, 2H), 1.42 - 1.35 (m, 2H), 1.30 - 1.22 (m, 2H), 0.93 (s, 3H), 0.91 (s,3H).
(実施例80)
MPL-122
7-フルオロ-5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000184
7-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、206.01umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(43.43mg、267.82umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(37.89mg、247.22umol、1.2当量)を添加し、混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料および主要な所望の化合物が存在することが示された。(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(16mg、0.6当量)を添加し、混合物を30℃でさらに12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料および主要な所望の化合物が存在することが示された。[クロロ(ジメチルアミノ)メチレン]-ジメチル-アンモニウム;ヘキサフルオロホスフェート(75.14mg、267.82umol、1.3当量)および1-メチルイミダゾール(50.74mg、618.04umol、49.27uL、3当量)を添加し、混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(20mL)に希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物を、分取TLCによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=2:1、R=0.3)。化合物である7-フルオロ-5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(15mg、45.44umol、収率22.05%、純度99.78%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z330.2[M+H]1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d) 10.08 (br s, 1H), 7.20 (d, J=2.7 Hz, 1H), 6.77 (s, 1H), 6.13 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 4.59 - 4.52 (m, 1H), 2.79 - 2.69 (m,1H), 2.53 (s, 3H), 2.51 - 2.45 (m, 1H), 2.05 - 2.00 (m, 1H), 1.96 - 1.87 (m, 2H), 1.68 (br dd, J=2.1, 6.2 Hz, 1H), 1.26 (s, 3H), 1.19 (d, J=7.0 Hz, 3H), 1.11 (s,3H), 0.93 (d, J=10.1 Hz, 1H).
(実施例81)
MPL-124
5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000185
5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(120mg、272.46umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(66.27mg、408.69umol、1.5当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(62.64mg、408.69umol、1.5当量)を添加し、混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液をHO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(10mL)に希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(50~100%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、4gシリカカラム)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=0:1、Rf=0.3)を合わせ、蒸発させた。化合物である5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(30mg、94.91umol、収率34.83%、純度98.52%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z312.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.88 (br s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.55 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 4.39 (quin, J=8.1 Hz, 1H), 2.47 - 2.41 (m,1H), 2.37 (br d, J=6.7 Hz, 1H), 2.08 (br t, J=7.1 Hz, 1H), 1.95 (br s, 1H), 1.81 (br t, J=5.2 Hz, 1H), 1.71 (br dd, J=6.0, 12.8 Hz, 1H), 1.25 - 1.19 (m, 4H),1.08 - 1.04 (m, 6H).
(実施例82)
MPL-125
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000186
5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、454.10umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(95.72mg、590.33umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(75.11mg、590.33umol、1.3当量)を添加し、混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(5mL)に希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(50~100%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、12gシリカカラム)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=0:1、Rf=0.2)を合わせ、蒸発させた。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(15mg、50.31umol、収率11.08%、純度95.72%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z286.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.86 (br s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.43 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 3.74 - 3.70 (m, 1H), 2.48 (br s, 3H),1.65 (br d, J=10.7 Hz, 2H), 1.57 - 1.47 (m, 2H), 1.39 (br d, J=12.7 Hz, 2H), 1.30 - 1.21 (m, 2H), 0.92 (br d, J=10.7 Hz, 6H).
(実施例83)
MPL-128
5-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000187
5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(70mg、388.60umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(81.91mg、505.17umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(77.42mg、505.17umol、1.3当量)を添加した。反応混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、主要な出発材料および所望の化合物が存在することが示された。(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(38.5mg、0.5当量)を添加した。混合物を、30℃でさらに12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(20mL)に希釈し、減圧下で濃縮した。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(0~40%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、4gシリカカラム)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=3:1、Rf=0.3)を合わせ、蒸発させた。化合物である5-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(50mg、158.24umol、収率40.72%、純度99.81%)を、白色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRにより確認した。
LCMS(ESI)m/z316.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.13 (s, 1H), 8.63 (d, J=8.7 Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.24 (s, 1H), 4.38 (quin, J=8.1 Hz, 1H), 2.44 (br t, J=11.9Hz, 1H), 2.37 (q, J=6.7 Hz, 1H), 2.08 (quin, J=7.2 Hz, 1H), 1.95 (br s, 1H), 1.81 (t, J=5.8 Hz, 1H), 1.71 (br dd, J=6.5, 12.7 Hz, 1H), 1.23 (s, 3H), 1.21 (d,J=9.6 Hz, 1H), 1.08 - 1.04 (m, 6H).
(実施例84)
MPL-129
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000188
5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(60mg、333.08umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(70.21mg、433.01umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(55.09mg、433.01umol、1.3当量)を添加した。反応混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、主な出発材料および所望の化合物が存在することが示された。4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(28mg、0.5当量)を添加した。混合物を、30℃でさらに12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないが、1つの主要な生成物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)に希釈し、次に凍結乾燥させた。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーにより精製した(0~50%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、4gシリカカラム)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=3:1、Rf=0.3)を合わせ、蒸発させた。次に、粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 50*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:47%~75%、11分)。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(50mg、172.80umol、収率51.88%、純度100%)を、白色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRにより確認した。
LCMS(ESI)m/z290.1[M+H];1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d) 10.39 (br s, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.21 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 4.03 - 3.95 (m, 1H), 1.97 -1.91 (m, 2H), 1.56 - 1.46 (m, 4H), 1.44 - 1.36 (m, 2H), 0.98 (s, 6H).
(実施例85)
MPL-130
スキーム
Figure 2022549345000189
5-ブロモ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-3aH-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000190
5-ブロモ-3aH-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(500mg、2.07mmol、1当量)のDMF(5mL)溶液に、CDI(504.53mg、3.11mmol、1.5当量)を添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌し、次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(476.88mg、3.11mmol、1.5当量)を添加し、混合物をさらに0.5時間、同じ温度で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を水(50mL)に滴下添加し、10分間撹拌し、濾過し、濾過ケーキを減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。生成物である5-ブロモ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-3aH-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(750mg、1.79mmol、収率86.48%、純度90%)を、白色の固体として得た。
メチル2-[[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000191
5-ブロモ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(450mg、1.20mmol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、MeOH(2mL)、Pd(OAc)(26.85mg、119.59umol、0.1当量)、PPh(62.73mg、239.18umol、0.2当量)およびTEA(605.06mg、5.98mmol、832.27uL、5当量)を添加した。混合物をCOで3回脱気し、80℃で108時間、3atmの一酸化炭素下で撹拌した。LC-MSによって、所望の質量を有する1つのピークが検出され、反応物6が完全に消費されたことが示された。混合物を濾過し、フィルターを減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、さらなる精製なしに次のステップのために直接使用した。粗製生成物であるメチル2-[[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(400mg、1.13mmol、収率94.11%)を、褐色の固体として得、精製なしに次のステップのために直接使用した。
2-[[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000192
メチル2-[[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(400mg、1.13mmol、1当量)のMeOH(5mL)溶液に、LiOH(2M、4.26mL、7.56当量)(水中)を添加し、混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料7が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得、EtOAc(20Ml×2)で抽出した。合わせた無機層を減圧下で濃縮して、残留物(2mL)を得た。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30 5u;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:30%~56%、11分)。生成物である2-[[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸(5.2mg、14.70umol、収率1.31%、純度96.482%)を、褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z342.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.60 (br s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.75 (br d, J=8.3 Hz, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 4.41 (br t, J=8.4 Hz, 1H), 2.45 (br s, 2H), 2.10 (br t, J=7.2 Hz, 1H), 1.96 (br s, 1H), 1.82 (br t, J=5.3 Hz, 1H), 1.73 (br dd, J=7.2, 12.6 Hz, 1H), 1.25 - 1.20 (m, 4H), 1.09 - 1.04 (m, 6H).
(実施例86および87)
MPL-131およびMPL-133
スキーム
Figure 2022549345000193
5-ブロモ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-3aH-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000194
5-ブロモ-3aH-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(500mg、2.07mmol、1当量)のDMF(5mL)溶液に、CDI(504.53mg、3.11mmol、1.5当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(395.87mg、3.11mmol、1.5当量)を添加し、混合物をさらに0.5時間、同じ温度で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が検出され、反応物1が消費されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得、次に水(30mL)で希釈し、HCl(2M)でpH=5へと酸性化した。混合物を濾過し、濾過ケーキを10mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。粗製生成物を、精製なしに次のステップのために直接使用した。生成物である5-ブロモ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-3aH-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(550mg、1.56mmol、収率75.37%、純度99.563%)を、褐色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z350.0[M]
2-[(4,4-ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000195
5-ブロモ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(550mg、1.57mmol、1当量)のDMF(3mL)溶液に、MeOH(3mL)、Pd(OAc)(35.25mg、157.03umol、0.1当量)、PPh(82.37mg、314.06umol、0.2当量)およびTEA(794.49mg、7.85mmol、1.09mL、5当量)を添加した。混合物を、COで3回脱気し、80℃で108時間、3atmの一酸化炭素下で撹拌した。LC-MSによって、所望の質量を有する1つのピークが検出され、反応物3が消費されたことが示された。混合物を濾過し、フィルターを減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、精製なしに次のステップのために直接使用した。粗製生成物であるメチル2-[(4,4-ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(500mg、1.52mmol、収率96.67%)を、褐色の固体として得、精製なしに次のステップのために直接使用された。LCMS(ESI)m/z330.1[M+H]
2-[(4,4-ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000196
メチル2-[(4,4-ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(500mg、1.52mmol、1当量)(粗製生成物は、5-ブロモ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド50mgを含有した)のMeOH(5mL)溶液に、LiOH(2M、5.74mL、7.56当量)(水中)を添加した。混合物を、25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料4が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、EtOAc(20mL×2)で抽出し、合わせた無機層を減圧下で濃縮して、残留物を得た(2mL)。残留物を、分取HPLC(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:27%~51%、11分)および分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.05%HCl)-ACN];B%:19%~49%、10分)によって精製した。生成物である2-[(4,4-ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸(5mg、15.84umol、収率1.04%、純度99.903%)を、白色の固体として得た。純度はLCMSから得られ、生成物は、H NMRにより確認した。および生成物2である2-[(4,4-ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸(350mg、1.11mmol、収率73.11%)を、白色の固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 13.17 (br s, 1H), 8.90-8.83 (m, 2H), 8.71 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 3.78 (br d, J=7.4 Hz, 1H), 1.73-1.65 (m, 2H), 1.63-1.51 (m, 2H), 1.47-1.38 (m, 2H), 1.35-1.24 (m, 2H), 0.95 (s, 3H).
N2-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2,5-ジカルボキサミドの合成
Figure 2022549345000197
2-[(4,4-ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸(80.00mg、253.67umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(61.70mg、380.51umol、1.5当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌し、次に、NH.HO(44.45mg、380.51umol、48.85uL、1.5当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、反応が消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を水(15mL)に添加し、5分間撹拌し、次に濾過し、濾過ケーキを減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:31%~54%、11分)。生成物であるN2-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2,5-ジカルボキサミド(19.2mg、60.99umol、収率24.04%、純度99.872%)を白色の固体として得た。純度はLCMSから得た。生成物は、H NMRにより確認した。
LCMS(ESI)m/z315.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.33 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.55 (d, J=8.1 Hz, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.00 (br d, J=2.9 Hz, 1H), 7.44 (br d, J=2.6 Hz, 1H), 7.34 (d, J=1.2 Hz, 1H), 3.81 - 3.72 (m, 1H), 1.67 (br dd, J=3.8, 13.3 Hz, 2H), 1.61 - 1.50 (m, 2H), 1.41 (br d, J=12.5 Hz, 2H), 1.33 - 1.24 (m, 2H), 0.94 (d, J=11.6 Hz, 6H).
(実施例88)
MPL-132
N2-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2,5-ジカルボキサミドの合成
Figure 2022549345000198
2-[[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸(100.00mg、292.91umol、1当量)のDMF(2mL)溶液に、CDI(71.24mg、439.36umol、1.5当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌し、次にNH.HO(51.33mg、439.36umol、56.41uL、1.5当量)を添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、反応が消費され、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を、後処理せずに、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:36%~63%、11分)。生成物であるN2-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2,5-ジカルボキサミド(33.1mg、97.02umol、収率33.12%、純度99.783%)を、白色の固体として得た。純度はLCMSから得ている。生成物はH NMRによって確認された。
LCMS(ESI)m/z341.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 8.77 (s, 1H), 8.69 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.06 (br s, 1H), 7.50 (br s, 1H), 7.41 (s, 1H), 4.46 - 4.35 (m, 1H), 2.48 - 2.37 (m, 2H), 2.16 - 2.06 (m, 1H), 1.98 - 1.93 (m, 1H), 1.82 (t, J=5.2 Hz, 1H), 1.72 (ddd, J=2.1, 6.4, 13.6 Hz, 1H), 1.25 - 1.20 (m, 4H), 1.09 - 1.05 (m, 6H).
(実施例89)
MPL-134
5-フルオロ-7-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000199
5-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、206.01umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(50.11mg、309.02umol、1.5当量)を添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌し、次に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(47.36mg、309.02umol、1.5当量)を添加し、混合物をさらに0.5時間にわたり、同じ温度で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を水(15mL)に滴下添加し、10分間撹拌し、濾過し、濾過ケーキを減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:51%~81%、11分)。生成物である5-フルオロ-7-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(23.6mg、71.64umol、収率34.78%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS (ESI)m/z330.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) = 12.05 (s, 1H), 8.57 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.18 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.09 (s, 1H), 4.39 (br s, 1H), 2.68 (s, 3H), 2.47 - 2.32 (m,2H), 2.08 (s, 1H), 1.94 (br d, J=2.4 Hz, 1H), 1.86 - 1.79 (m, 1H), 1.72 (ddd, J=2.0, 6.5, 13.6 Hz, 1H), 1.25 - 1.19 (m, 4H), 1.07 (t, J=3.5 Hz, 6H).
(実施例90)
MPL-135
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000200
5-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、257.52umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(62.63mg、386.27umol、1.5当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌し、次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(49.14mg、386.27umol、1.5当量)を添加した。混合物を、さらに0.5時間にわたり同じ温度で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を水(15mL)に滴下添加し、10分間撹拌し、濾過し、濾過ケーキを減圧下で乾燥させて、粗製生成物を得た。生成物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(56.6mg、186.57umol、収率72.45%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z304.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-δ6) =12.02 (br s, 1H), 8.43 (br d, J=8.3 Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 3.82 - 3.67 (m, 1H), 2.67 (s, 3H), 1.72 - 1.63 (m, 2H), 1.60 - 1.49 (m, 2H), 1.45 - 1.37 (m, 2H), 1.33 - 1.23 (m, 2H), 0.94 (d, J=8.1 Hz, 6H).
(実施例91)
MPL-138
スキーム
Figure 2022549345000201
5-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン
Figure 2022549345000202
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン(770mg、4.51mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、NaH(270.83mg、6.77mmol、純度60%、1.5当量)を添加した。混合物を、0℃で10分間撹拌した。次に、TosCl(1.72g、9.03mmol、2当量)を添加した。混合物を、25℃で12時間、N雰囲気下で撹拌した。TLCおよびLCMSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を、飽和NHCl水溶液(20mL)を添加することによってクエンチした。混合物を減圧下で濃縮し、EtOAc(150mL)で希釈し、有機相をブライン(50mL×3)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(0~10%EtOAc/石油エーテル勾配、20gシリカカラム)。すべての画分を合わせ、蒸発させた。化合物である5-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(1.1g、3.32mmol、収率73.53%、純度98%)を、黄色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z324.9[M+H]
5-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸
Figure 2022549345000203
5-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン(1.1g、3.39mmol、1当量)のTHF(15mL)溶液に、LDA(2M、2.54mL、1.5当量)を-78℃で1時間、N雰囲気下で添加した。次に、混合物を-78℃で、CO(149.07mg、3.39mmol、1当量)下で0.5時間、撹拌した。LCMSおよびTLCによって、出発材料が存在せず、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応を、飽和NHCl水溶液(20mL)でクエンチし、減圧下で濃縮してTHFを除去し、次に、HCl(2M)でpH=5へと酸性化し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。混合物を、セライトパッドに通して濾過し、濾液ケーキを濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(10~25%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、20gシリカカラム)。TLCによって生成物を含有することが見出されたすべての画分(石油エーテル:EtOAc=1:1、Rf=0.2)を合わせ、蒸発させた。化合物である5-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(0.98g、2.55mmol、収率75.32%、純度96%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z368.9[M+H]
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸
Figure 2022549345000204
NaOH(2M、3.50mL、4.61当量)およびTHF(3mL)中5-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(560mg、1.52mmol、1当量)溶液に。混合物を、75℃で3時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、次に、HCl(2M)でpH=5へと酸性化した。混合物をセライトパッドに通して濾過し、濾液ケーキを濃縮して、粗製生成物を得た。残留物を、さらなる精製なしに次のステップのために直接使用した。化合物である5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(240mg、1.12mmol、収率73.65%、純度100%)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)m/z215.0[M+H]
5-クロロ-4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000205
(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(42.85mg、279.61umol、1.2当量)およびCDI(75.56mg、466.02umol、2当量)の溶液をDMF(1mL)中に添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌し、次に、5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、233.01umol、1当量)をN雰囲気下で添加した。混合物を、30℃で3時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。混合物を水(10mL)に添加し、10分間撹拌した。混合物をEtOAc(15mL×3)で抽出した。有機相を飽和ブライン(4mL×3)で洗浄した。混合物を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を、逆相HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:55%~84%、11分)。化合物である5-クロロ-4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(9.2mg、25.51umol、収率10.95%、純度97%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z350.1[M+H]1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ =1.02 - 1.10 (m, 1 H) 1.06 (s, 3 H) 1.19 (br d, J=9.54 Hz, 1 H) 1.23 (s, 3 H) 1.71 (br dd, J=11.86, 6.24 Hz, 1 H) 1.81 (br t, J=5.01 Hz, 1 H) 1.90 - 2.00 (m, 1 H) 2.08 (br t, J=7.34 Hz, 1 H) 2.29 - 2.45 (m, 1 H) 2.29 - 2.45 (m, 1 H) 4.29 - 4.47 (m, 1 H) 7.42 (s, 1 H) 8.46 (s, 1 H) 8.70 (br d, J=8.56 Hz, 1 H) 12.64 (br s, 1 H).
(実施例92)
MPL-139
5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000206
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、186.41umol、1当量)およびCDI(60.45mg、372.82umol、2当量)の溶液をDMF(1mL)中に添加した。混合物を、25℃で0.5時間撹拌し、次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(28.46mg、223.69umol、1.2当量)をN雰囲気下で添加した。混合物を、25℃で3時間、N雰囲気下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が消費され、所望の生成物が存在しないことが示された。混合物を水(10mL)に添加し、10分間撹拌した。混合物をEtOAc(15mL×3)で抽出した。有機相をブライン(4mL×3)で洗浄した。混合物を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を、逆相HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:52%~77%、11分)。化合物である5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(8.5mg、25.99umol、収率13.94%、純度99%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z324.1[M+H]1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 1.00 - 1.12 (m, 6 H) 1.19 (br d, J=9.54 Hz, 1 H) 1.23 (s, 3 H) 1.70 (br dd, J=12.10, 6.48 Hz, 1 H) 1.81 (br t, J=5.26 Hz,1 H) 1.94 (br s, 1 H) 2.07 (br t, J=7.21 Hz, 1 H) 2.30 - 2.45 (m, 2 H) 2.45 - 2.55 (m, 31 H) 4.36 (quin, J=8.01 Hz, 1 H) 4.28 - 4.45 (m, 1 H) 7.22 (s, 1 H) 8.48 (s, 1 H) 8.53 (br d, J=8.56 Hz, 1 H) 12.54 (br s, 1 H).
(実施例93)
MPL-141
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000207
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(0.1g、515.03umol、1当量)のDMF(5mL、CaHにより乾燥)溶液に、CDI(100.21mg、618.04umol、1.2当量)を添加した。混合物を、20℃で0.5時間撹拌した。次に、4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(78.63mg、618.04umol、1.2当量)を添加し、混合物を20℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応混合物を水(20mL)に滴下した。生成物を白色の固体として単離した。濾過し、濾過ケーキをDMF(8mL)に再溶解し、次に、分取HPLCによって精製した(FA条件、カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:30%~55%、11分)。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(18mg、59.33umol、収率11.52%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z303.17[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 0.95 (d, J=10.68 Hz, 6 H) 1.26 - 1.35 (m, 2 H) 1.43 (br d, J=12.36 Hz, 2 H) 1.51 - 1.61 (m, 2 H) 1.69 (br dd, J=13.12,3.81 Hz, 2 H) 2.49 (d, J=3.05 Hz, 3 H) 3.72 - 3.81 (m, 1 H) 7.29 (s, 1 H) 8.53 (br d, J=7.93 Hz, 1 H) 8.56 (s, 1 H) 12.38 (br s, 1 H).
(実施例94)
MPL-154
4-フルオロ-N-スピロ[2.5]オクタン-6-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000208
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、277.57umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、TEA(84.26mg、832.71umol、115.90uL、3当量)およびCDI(58.51mg、360.84umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で0.5時間撹拌した。スピロ[2.5]オクタン-6-アミン(53.85mg、333.08umol、1.2当量、HCl)を添加し、混合物を30℃でさらに12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料および主な所望の化合物が存在することが示された。[クロロ(ジメチルアミノ)メチレン]-ジメチル-アンモニウム;ヘキサフルオロホスフェート(101.24mg、360.84umol、1.3当量)および1-メチルイミダゾール(68.37mg、832.71umol、66.38uL、3当量)を添加し、混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(20mL)中に希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=10:1~1:1)。次に、残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:44%~70%、11分)。化合物である4-フルオロ-N-スピロ[2.5]オクタン-6-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(20mg、69.61umol、収率25.08%、純度100%)を、白色の固体として得、これはLCMSおよびH NMRによって確認された。
LCMS(ESI)m/z288.1[M+H]1H NMR (500MHz, METHANOL-d4) = 8.32 (br t, J=6.4 Hz, 1H), 8.35 - 8.28 (m, 1H), 7.22 (s, 1H), 6.94 (br dd, J=5.6, 9.7 Hz, 1H), 3.95 (br t, J=11.2 Hz,1H), 2.00 - 1.84 (m, 4H), 1.65 - 1.55 (m, 2H), 1.01 (br d, J=12.8 Hz, 2H), 0.34 (br d, J=7.2 Hz, 2H), 0.30 (br d, J=6.7 Hz, 2H).
(実施例95)
MPL-155
N-(2,2-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000209
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50.28mg、279.10umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(90.51mg、558.20umol、2当量)およびTEA(56.48mg、558.20umol、77.69uL、2当量)を、N雰囲気下で添加した。混合物を、30℃で0.5時間、N雰囲気下で撹拌した。次に、2,2-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-アミン(53.99mg、273.24umol、9.79e-1当量、HCl)を添加した。混合物を、30℃で2時間、N雰囲気下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が依然として存在し、主要な所望の化合物が存在することが示された。混合物を水(10mL)に添加し、10分間撹拌した。混合物をEtOAc(15mL×3)で抽出した。有機相を飽和ブライン(15mL×3)で洗浄した。混合物を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を、逆相HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:45%~70%、11分)。化合物であるN-(2,2-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(7.2mg、21.16umol、収率7.58%、純度95%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z324.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 1.25 (br t, J=8.54 Hz, 2 H) 1.37 - 1.62 (m, 4 H) 1.68 - 1.82 (m, 2 H) 1.89 (br dd, J=12.44, 3.28 Hz, 2 H) 3.83 - 3.98 (m,1 H) 7.01 (dd, J=10.22, 5.34 Hz, 1 H) 7.27 (d, J=1.83 Hz, 1 H) 8.32 (dd, J=8.32, 5.42 Hz, 1 H) 8.40 (br d, J=7.78 Hz, 1 H) 12.48 (br s, 1 H).
(実施例96)
MPL-157
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000210
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30.39mg、168.69umol、1当量)のDMF(0.5mL)溶液に、ビシクロ[3.2.1]オクタン-3-アミン(30mg、185.56umol、1.1当量、HCl)、1-メチルイミダゾール(55.40mg、674.77umol、53.79uL、4当量)および[クロロ(ジメチルアミノ)メチレン]-ジメチル-アンモニウム;ヘキサフルオロホスフェート(61.53mg、219.30umol、1.3当量)を添加した。混合物を、30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(20mL)に希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:45%~74%、11分)。化合物であるN-(3-ビシクロ[3.2.1]オクタニル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(10mg、34.36umol、収率20.37%、純度98.72%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z288.1[M+H]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) 8.31 (dd, J=5.7, 7.9 Hz, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.92 (dd, J=5.5, 9.9 Hz, 1H), 4.34 - 4.22 (m, 1H), 2.30 (br s, 2H), 1.91 -1.83 (m, 2H), 1.78 - 1.65 (m, 4H), 1.53 - 1.42 (m, 4H).
(実施例97)
MPL-158
4-フルオロ-N-(4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000211
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキサンアミン(120.99mg、721.68umol、1.3当量、HCl)、1-メチルイミダゾール(227.88mg、2.78mmol、221.25uL、5当量)および[クロロ(ジメチルアミノ)メチレン]-ジメチル-アンモニウム;ヘキサフルオロホスフェート(233.64mg、832.71umol、1.5当量)を添加した。混合物を、30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)に希釈し、次に凍結乾燥させた。粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30 5u;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:45%~70%、11分)。化合物である4-フルオロ-N-(4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(40mg、133.80umol、収率24.10%、純度98.11%)を、白色の固体として得、これはLCMSおよびH NMRによって確認された。
LCMS(ESI)m/z294.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.54 - 12.40 (m, 1H), 8.38 - 8.27 (m, 1H), 8.20 (br d, J=7.3 Hz, 1H), 7.23 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.03 - 6.95 (m, 1H), 3.97 -3.94 (m, 0.8H), 3.81 (br s, 0.2H), 1.91 - 1.73 (m, 4H), 1.73 - 1.62 (m, 2H), 1.54 (q, J=8.5 Hz, 2H), 1.39 (s, 1.2H), 1.36 - 1.30 (m, 1.5H), 1.27 (s, 0.3H).
(実施例98)
MPL-161
N-(4-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000212
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、277.57umol、1当量)およびビシクロ[2.2.2]オクタン-4-アミン(67.31mg、416.35umol、1.5当量、HCl)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(56.26mg、416.35umol、1.5当量)およびEDCI(79.81mg、416.35umol、1.5当量)TEA(84.26mg、832.71umol、115.90uL、3当量)を添加し、混合物を25℃で4時間、N下で撹拌した。LC-MSによって、出発材料3が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を水(20mL)に添加し、10分間撹拌し、濾過し、濾過ケーキを減圧下で乾燥させた。生成物であるN-(4-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(68.2mg、232.82umol、収率83.88%、純度98.090%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z288.1[M+H]1H NMR (500MHz, METHANOL-d4) = 12.37 (br s, 1H), 8.31 (dd, J=5.4, 8.6 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.23 (s, 1H), 6.99 (dd, J=5.4, 10.3 Hz, 1H), 1.98 - 1.88 (m, 6H), 1.68 - 1.59 (m, 6H), 1.58 - 1.53 (m, 1H).
(実施例99)
MPL-163
4-クロロ-N-スピロ[2.5]オクタン-6-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000213
スピロ[2.5]オクタン-6-アミン(53.85mg、333.08umol、1.2当量、HCl)のDMF(1mL)溶液に、4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(54.57mg、277.57umol、1当量)、1-メチルイミダゾール(91.15mg、1.11mmol、88.50uL、4当量)および[クロロ(ジメチルアミノ)メチレン]-ジメチル-アンモニウム;ヘキサフルオロホスフェート(116.82mg、416.35umol、1.5当量)を添加した。混合物を、30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料および主要な所望の化合物が存在することが示された。反応液を、HO(20mL)に滴下添加した。かなりの沈殿が生じ、それをフィルターによって収集した。ケーキをEtOAc(20mL)に希釈し、真空中で濃縮した。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)-ACN];B%:31%~60%、11分)。化合物である4-クロロ-N-スピロ[2.5]オクタン-6-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(30mg、98.32umol、収率35.42%、純度99.56%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z304.1[M+H]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) 8.74 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 4.01 - 3.91 (m, 1H), 1.98 - 1.93 (m, 2H), 1.93 - 1.84 (m, 2H), 1.67 - 1.58 (m,2H), 1.01 (br d, J=13.6 Hz, 2H), 0.37 - 0.33 (m, 2H), 0.31 - 0.26 (m, 2H).
(実施例100)
MPL-164
4-クロロ-N-(1,1-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000214
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、254.34umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(49.49mg、305.20umol、1.2当量)を添加した。混合物を30℃で0.5時間撹拌した。2,2-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-アミン(60.32mg、305.20umol、1.2当量、HCl)を添加した。混合物を30℃においてN下で1.5時間撹拌した。LC-MSによって、反応物1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。反応混合物をHO(10mL)に添加し、10分間撹拌し、次にEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。化合物である4-クロロ-N-(2,2-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(5.3mg、15.57umol、収率6.12%、純度99.833%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z340.1[M+H]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) = 8.72 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 4.05 - 3.94 (m, 1H), 2.03 (br d, J=9.0 Hz, 2H), 1.83 (br t, J=10.9 Hz, 2H), 1.69 - 1.45 (m, 4H), 1.17 - 1.08 (m, 2H).
(実施例101)
MPL-167
4-クロロ-N-(4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000215
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、508.67umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、1-メチルイミダゾール(208.82mg、2.54mmol、202.74uL、5当量)、[クロロ(ジメチルアミノ)メチレン]-ジメチル-アンモニウム;ヘキサフルオロホスフェート(214.08mg、763.01umol、1.5当量)および4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキサンアミン(110.86mg、661.27umol、1.3当量、HCl)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応混合物を水(15mL)に添加し、次に濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空下で乾燥させて、粗製生成物を得た。粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30 5u;移動相:[水(0.225%FA)~ACN];B%:28%~55%、11分)。生成物である4-クロロ-N-(4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(20mg、64.11umol、収率12.60%、純度99.3%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z310.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.61 (br s, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.70 (d, J=8.2 Hz, 0.3H), 8.54 (d, J=7.6 Hz, 0.7H), 8.23 (s, 1H), 7.41 - 7.38 (m, 1H), 4.03 - 3.97 (m, 0.7H), 3.88 (br s, 0.3H), 1.89 - 1.83 (m, 3H), 1.77 - 1.63 (m, 3H), 1.63 - 1.54 (m, 2H), 1.42 (s, 1H), 1.38 (s, 1H), 1.35 (s, 0.5H), 1.30 (s, 0.5H).
(実施例102)
MPL-169
4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000216
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、254.34umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(82.48mg、508.67umol、2当量)をN雰囲気下で添加した。混合物を30℃で0.5時間、N雰囲気下で撹拌した。次に4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-アミン(38.21mg、305.20umol、1.2当量)を添加した。混合物を、30℃で2時間、N雰囲気下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。混合物を水(10mL)に添加し、10分間撹拌した。混合物をEtOAc(15mL×3)で抽出した。混合物を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を、逆相HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.1%TFA)~ACN];B%:65%~83%、9分)。化合物である4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(10.6mg、34.54umol、収率13.58%、純度99%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z304.1[M+H]1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ =0.95 - 1.10 (m, 6 H) 1.23 (br s, 1 H) 1.42 - 1.53 (m, 1 H) 1.56 - 1.75 (m, 2 H) 1.86 (br d, J=3.91 Hz, 1 H) 4.49 (br d, J=5.62 Hz, 1 H) 5.47 (dd, J=10.03, 2.45 Hz, 1 H) 5.55 - 5.61 (m, 1 H) 7.42 (s, 1 H) 8.18 (s, 1 H) 8.73 (s, 1 H) 8.78 (br d, J=8.07 Hz, 1 H) 12.49 (br s, 1 H).
(実施例103)
MPL-170
N-(4-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000217
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、254.34umol、1当量)およびビシクロ[2.2.2]オクタン-4-アミン(61.68mg、381.50umol、1.5当量、HCl)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(51.55mg、381.50umol、1.5当量)およびEDCI(73.13mg、381.50umol、1.5当量)TEA(77.21mg、763.01umol、106.20uL、3当量)を添加し、混合物をN下で25℃において4時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。混合物を水(15mL)に添加し、10分間撹拌し、濾過し、濾過ケーキを減圧下で乾燥させた。生成物であるN-(4-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(54.9mg、179.67umol、収率70.64%、純度99.417%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z304.0[M+H]1H NMR (500MHz, METHANOL-d4) = 12.34 (br s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 2.01 - 1.89 (m, 6H), 1.69 - 1.60 (m, 6H), 1.58 - 1.52 (m, 1H).
(実施例104)
MPL-174
スキーム
Figure 2022549345000218
3-ブロモ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000219
3-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.50g、6.98mmol、1当量)およびNaH(837.12mg、20.93mmol、純度60%、3当量)のTHF(15mL)溶液に、0℃でTosCl(1.86g、9.77mmol、1.4当量)を添加し、混合物を25℃で12時間撹拌した。TLCおよびLCMSによって、出発材料3が消費され、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、ブライン(50mL×3)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~3:1)。生成物である3-ブロモ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.8g、4.88mmol、収率69.89%)を、褐色の固体として得た。
4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000220
3-ブロモ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、1.08mmol、1当量)およびメチルボロン酸(648.52mg、10.83mmol、10当量)のDME(4.5mL)およびHO(0.5mL)溶液に、NaCO(344.49mg、3.25mmol、3当量)、Pd(dppf)Cl.CHCl(88.47mg、108.34umol、0.1当量)、メチルボロン酸(648.52mg、10.83mmol、10当量)を添加した。混合物を、80℃で12時間、N下で撹拌した。LCMSによって、反応が完了したことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、DMEを除去し、水(100mL)で希釈し、次にDCM(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO2、石油エーテル/EtOAc=1:0~1:1)。生成物である4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.18g、1.55mmol、収率143.15%、純度40%)を、白色の固体として得た。
4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000221
4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(480mg、1.58mmol、1当量)のTHF(6mL)溶液に、LDA(2M、1.18mL、1.5当量)を-78℃においてN下で添加し、混合物を同じ温度で1時間撹拌した。次にCO(69.41mg、1.58mmol、1当量)を添加し、混合物を同じ温度で0.5時間撹拌した。LCMSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応物を飽和水性NHCl(30mL)でクエンチし、減圧下で濃縮して、THFを除去した。次にHCl(2M)でpH=5に酸性化した。混合物を濾過し、濾過ケーキを30mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。生成物である4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(500mg、1.44mmol、収率91.01%)を、白色の固体として得た。
4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000222
4-フルオロ-3-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(500mg、1.44mmol、1当量)のTHF(3mL)溶液に、NaOH(2M、2.18mL、3.04当量)を添加し、混合物を75℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応物を減圧下で濃縮して、THFを除去し、次にHCl(2M)でpH=5に酸性化した。混合物を濾過し、濾過ケーキを30mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。濃縮後、粗製生成物を、精製なしに次のステップで直接使用した。生成物である4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(220mg、453.23umol、収率31.58%、純度40%)を、褐色の固体として得た。
4-フルオロ-3-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000223
4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(220mg、1.13mmol、1当量)のDMF(3mL)溶液に、CDI(275.59mg、1.70mmol、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で0.5時間撹拌し、次に(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(260.49mg、1.70mmol、1.5当量)を添加し、混合物を同じ温度で0.5時間撹拌した。LCMSによって、反応物7が消費され、所望の質量が検出されたことが示された。残留物を、さらなる後処理なしに分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)~ACN];B%:65%~88%、11分)。生成物である4-フルオロ-3-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(37.6mg、113.48umol、収率10.02%、純度99.417%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z330.2[M+H]1H NMR (400MHz, CHLOROFORM-d) = 9.94 (br s, 1H), 8.37 (dd, J=5.4, 7.7 Hz, 1H), 6.80 (dd, J=5.4, 10.6 Hz, 1H), 5.95 (br d, J=8.7 Hz, 1H), 4.59 - 4.45 (m, 1H), 2.82 - 2.74 (m, 1H), 2.72 (s, 3H), 2.54 - 2.47 (m, 1H), 2.09 - 2.01 (m, 1H), 1.98 - 1.90 (m, 2H), 1.69 (ddd, J=2.4, 6.0, 14.2 Hz, 1H), 1.28 (s, 3H), 1.23 (d, J=7.2 Hz, 3H), 1.11 (s, 3H), 0.94 (d, J=9.9 Hz, 1H).
(実施例105)
MPL-187
4-クロロ-6-オキシド-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-6-イウム-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000224
4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(90mg、271.22umol、1当量)およびm-CPBA(175.51mg、813.65umol、純度80%、3当量)のDCM(3mL)溶液に。混合物を30℃で24時間撹拌した。LCMSによって、大部分の出発材料が消費されたことが示された。混合物をNaSO(10mL)で希釈した。これをDCM:MeOH(15mL×3、10:1)で抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、分取TLCによって精製した(SiO、DCM:MeOH=10:1)。生成物である4-クロロ-6-オキシド-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-6-イウム-2-カルボキサミド(10.4mg、29.90umol、収率11.02%、純度100%)を、白色の固体として得た。純度はLCMSによるものであり、生成物をH NMRで確認した。
LCMS(ESI)m/z348.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.23 (br s, 1H), 8.63 (br d, J=8.3 Hz, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.17 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 4.37 (quin, J=8.0 Hz, 1H), 2.44 (br s, 1H), 2.38 (br d, J=6.8 Hz, 1H), 2.36 - 2.36 (m, 1H), 2.07 (br t, J=7.2 Hz, 1H), 1.95 (br s, 1H), 1.82 (br t, J=5.4 Hz, 1H), 1.69 (br dd, J=6.4, 11.7 Hz,1H), 1.23 (s, 4H), 1.19 (d, J=9.5 Hz, 1H), 1.08 - 1.04 (m, 6H).
(実施例106)
MPL-188
4-フルオロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000225
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、222.05umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(43.21mg、266.47umol、1.2当量)を添加した。混合物を30℃で0.5時間撹拌した。1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-アミン(40.84mg、266.47umol、1.2当量)を添加した。混合物を30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料1が完全に消費されたことが示された。反応混合物を水(20ml)に添加し、濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空下で乾燥させて、生成物を得た。生成物である4-フルオロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(19.9mg、63.10umol、収率28.42%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z316.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 8.65 (d, J=2.7 Hz, 1H), 8.33 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.09 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 4.43 - 4.37 (m, 1H), 2.23 - 2.16 (m, 1H), 1.78 (ddd, J=4.2, 9.2, 13.0 Hz, 1H), 1.71 - 1.64 (m, 2H), 1.45 - 1.38 (m, 1H), 1.26 (br t, J=12.7 Hz, 1H), 1.17 (dd, J=4.9, 13.0 Hz, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.78 (s, 3H).
(実施例107)
MPL-189
4-クロロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000226
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(150mg、763.01umol、1当量)およびCDI(148.46mg、915.61umol、1.2当量)のDMF(5mL)溶液に。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-アミン(140.33mg、915.61umol、1.2当量)を添加した。混合物を25℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料は示されなかった。反応混合物を水(20ml)に添加し、濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空下で乾燥させて、生成物を得た。残留物をCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。生成物である4-クロロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(196.1mg、590.95umol、収率77.45%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z332.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.44 (br s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.42 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 4.45 - 4.37 (m, 1H), 2.24 - 2.15 (m, 1H), 1.78 (ddd, J=4.1, 9.1, 13.0 Hz, 1H), 1.74 - 1.65 (m, 2H), 1.43 (dt, J=4.0, 10.3 Hz, 1H), 1.27 (br t, J=11.6 Hz, 1H), 1.19 (dd, J=5.0, 12.9 Hz, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.78 (s, 3H).
(実施例108)
MPL-191
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000227
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、1.11mmol、1当量)およびCDI(216.04mg、1.33mmol、1.2当量)のDMF(2mL)溶液に。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(190.93mg、1.33mmol、1.2当量)を添加した。混合物を25℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料は示されなかった。反応混合物を水(20mL)に添加した。次に濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空下で乾燥させて、生成物を得た。100℃におけるEtOAc(20mL)からの再結晶化により粗製生成物を精製して、粗製生成物を得た。所望の生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)~ACN];B%:42%~70%、11分)。残留物をCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥させて、p2を得た。生成物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(54.9mg、177.06umol、収率15.95%、純度98.5%)を、白色の固体として得た。生成物である2N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(40mg、121.80umol、収率10.97%、純度93.0%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z306.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.43 (br s, 1H), 8.64 (d, J=2.4 Hz, 1H), 8.53 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 8.08 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.32 (s, 1H), 3.74 (dt, J=8.5, 11.1 Hz, 1H), 2.01 (br d, J=9.5 Hz, 2H), 1.66 - 1.54 (m, 2H), 0.78 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.62 (dt, J=4.7, 14.1 Hz, 2H), 0.09 (s, 3H), 0.04 (s, 3H).
(実施例109)
MPL-192
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000228
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(150mg、763.01umol、1当量)のDMF(4mL)溶液に、CDI(160.84mg、991.91umol、1.3当量)を添加した。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。次に1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(142.14mg、991.91umol、1.3当量)を添加した。混合物を30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをEtOAc(30mL)で希釈し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物をCHCN(5mL)およびHO(20mL)で希釈し、さらなる精製なしに凍結乾燥した。化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(116.2mg、342.06umol、収率44.83%、純度94.75%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)、m/z322.1[M+H]1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d) δ= 10.78 (br s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.32 - 8.28 (m, 1H), 6.93 (d, J=1.5 Hz, 1H), 6.28 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 4.04 - 3.95 (m, 1H), 2.28 - 2.21 (m, 2H), 1.70 - 1.63 (m, 2H), 1.29 - 1.25 (m, 1H), 0.89 - 0.71 (m, 4H), 0.10 (d, J=16.5 Hz, 6H).
(実施例110)
MPL-194
4-フルオロ-6-メチル-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000229
4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、515.03umol、1当量)のDMF(0.5mL)溶液に、CDI(108.57mg、669.54umol、1.3当量)を添加した。混合物を15℃で0.5時間撹拌した。1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-アミン(102.62mg、669.54umol、1.3当量)を添加し、混合物を15℃で1.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=3:1~2:1)。LCMSから、生成物をCHCN(5mL)中、超音波の中で2時間希釈した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥された。4-フルオロ-6-メチル-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(100mg、303.57umol、1当量)をCHCN(10mL)中、超音波の中で2時間希釈した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。化合物である4-フルオロ-6-メチル-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(65mg、196.34umol、収率64.68%、純度99.50%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z330.1[M+H]1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d) 9.57 (br s, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.72 (d, J=10.5 Hz, 1H), 6.16 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 4.49 - 4.42 (m, 1H), 2.64 - 2.61(m, 3H), 2.50 - 2.42 (m, 1H), 1.84 (tdd, J=3.9, 8.4, 16.4 Hz, 1H), 1.74 (t, J=4.5 Hz, 1H), 1.58 (ddd, J=4.4, 9.4, 13.9 Hz, 2H), 1.52 - 1.45 (m, 1H), 1.30 - 1.23(m, 1H), 1.00 (s, 3H), 0.92 (s, 3H), 0.89 (s, 3H).
(実施例111)
MPL-195
4-クロロ-6-メチル-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000230
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(0.3g、1.42mmol、1当量)のDMF(5mL)(CaHで乾燥させた)溶液に、CDI(277.16mg、1.71mmol、1.2当量)を添加した。混合物を15℃で0.5時間撹拌した。次に1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-アミン(261.97mg、1.71mmol、1.2当量)を添加し、混合物をさらに12時間30℃で撹拌した。LCMSによって、反応物3が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。反応混合物を水(30mL)へと滴下した。生成物を白色の固体として単離した。濾過し、濾過ケーキを水(10mL×2)で洗浄して、生成物を生成し、これをフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);4gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、18/分において0~30%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤)。TLC(石油エーテル:EtOAc=2:1、Rf=0.5)によって、生成物を含有することが判明したすべての画分を合わせ、減圧下で濃縮して、4-クロロ-6-メチル-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(297mg、854.35umol、収率59.98%、純度99.492%)を、薄黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z346.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.29 (s, 1 H), 8.14 (d, J=8.61 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=2.35 Hz, 1 H), 7.16 (s, 1 H), 4.37 (br s, 1 H), 2.51 - 2.54 (m, 3 H), 2.18 (br t, J=11.74 Hz, 1 H), 1.72 - 1.83 (m, 1 H), 1.62 - 1.72 (m, 2 H), 1.37 - 1.45 (m, 1 H), 1.21 - 1.29 (m, 1 H), 1.14 (dd, J=12.72, 4.89 Hz, 1 H), 0.95 (s, 3 H), 0.85(s, 3 H), 0.76 (s, 3 H).
(実施例112)
MPL-196
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-インドール-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000231
6-フルオロ-4-メトキシ-1H-インドール-2-カルボン酸(160mg、764.91umol、1当量)およびCDI(148.84mg、917.90umol、1.2当量)のDMF(2mL)溶液に。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(131.54mg、917.90umol、1.2当量)を添加した。混合物を25℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料は示されなかった。TLCによって、1つのスポットが観察されたことが示された。反応混合物を水(20ml)に添加し、濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空下で乾燥させて、生成物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~10:1)。残留物をCHCN(5mL)およびH2O(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。生成物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-インドール-2-カルボキサミド(141.9mg、421.30umol、収率55.08%、純度99.3%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z335.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.57 (s, 1H), 8.13 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.22 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.71 (dd, J=1.3, 9.5 Hz, 1H), 6.45 (dd, J=1.8, 12.1 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.75 - 3.64 (m, 1H), 2.00 - 1.92 (m, 2H), 1.62 - 1.52 (m, 2H), 0.76 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.59 (dt, J=4.7, 14.2 Hz, 2H), 0.08 (s, 3H), 0.03 (s, 3H).
(実施例113)
MPL-202
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000232
4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、1.04mmol、1当量)およびCDI(202.51mg、1.25mmol、1.2当量)のDMF(2mL)溶液に。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(178.97mg、1.25mmol、1.2当量)を添加した。混合物を25℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料は示されなかった。反応混合物を水(20mL)に添加した。次に濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空下で乾燥させて、生成物を得た。残留物をCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。生成物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(137.3mg、407.41umol、収率39.15%、純度94.2%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z318.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.02 (br s, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.37 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.77 - 3.67 (m, 1H), 2.05 - 1.95 (m, 2H), 1.66 - 1.54 (m, 2H), 0.77 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.61 (dt, J=4.6, 14.1 Hz, 2H), 0.09 (s, 3H), 0.03 (s, 3H).
(実施例116)
MPL-208
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000233
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(330mg、1.57mmol、1当量)のDMF(5mL)溶液に、CDI(330.28mg、2.04mmol、1.3当量)を添加した。混合物を10℃で0.5時間撹拌した。次に1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(291.89mg、2.04mmol、1.3当量)を添加した。混合物を30℃でさらに1時間撹拌した。LCMSによって、反応物1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。反応混合物を水(50mL)に滴下し、濾過して、粗製生成物を生成し、これをDMF(5mL)に再び溶解し、濾過した。濾液を、分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.05%HCl)~ACN];B%:53%~83%、10分)。化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(110mg、327.48umol、収率20.90%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z336.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.20 (br s, 1 H), 8.26 (d, J=8.09 Hz, 1 H), 7.10 (d, J=1.98 Hz, 1 H), 7.08 (s, 1 H), 3.61 (td, J=11.22, 8.09 Hz, 1 H), 2.44 (s, 3 H), 1.84 - 1.94 (m, 2 H), 1.45 - 1.56 (m, 2 H), 0.69 (br d, J=14.50 Hz, 2 H), 0.52 (td, J=14.08, 4.81 Hz, 2 H), 0.00 (s, 3 H) -0.05 (s, 3 H).
(実施例117)
MPL-215
4-シアノ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000234
4-シアノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、534.32umol、1当量)およびCDI(112.63mg、694.61umol、1.3当量)のDMF(1.5mL)溶液に。混合物を30℃で0.5時間撹拌した。次に(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(117.57mg、694.61umol、1.3当量)を添加した。混合物を30℃で11.5時間撹拌した。LC-MSによって、大部分の出発材料が消費されたことが示された。反応混合物を水(20mL)に添加し、次に濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空下で乾燥させて、生成物を得た。残留物をCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。生成物である4-シアノ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(58.3mg、159.32umol、収率29.82%、純度92.478%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z321.2[M-OH1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.89 (br s, 1H), 8.54 - 8.50 (m, 1H), 8.23 (br d, J=9.0 Hz, 1H), 7.64 (d, J=4.9 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 4.62 - 4.49 (m, 2H), 2.27 (br t, J=11.1 Hz, 1H), 2.17 - 2.09 (m, 1H), 1.90 (br d, J=5.6 Hz, 2H), 1.75 - 1.61 (m, 2H), 1.27 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.07 (s, 3H).
(実施例118)
MPL-126
5-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000235
5-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(80mg、406.94umol、1当量)のDMF(2.0mL)溶液に、CDI(92.38mg、569.71umol、1.4当量)を添加し、30℃で1時間撹拌した。次に(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(106.03mg、691.79umol、1.7当量)を上記溶液に添加し、30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を水(10mL)に添加し、EtOAc(15mL×3)で抽出した。有機相を水(10mL×3)およびブライン(10mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、DCM:MeOH=1/0~200:1)。化合物である5-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(62.4mg、187.50umol、収率46.08%、純度99.7%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z332.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.26 (s, 1H), 8.67 (br d, J=8.4 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 4.40 (td, J=7.9, 16.4 Hz, 1H), 2.47 - 2.34 (m, 2H), 2.10 (quin, J=6.9 Hz, 1H), 1.96 (br s, 1H), 1.82 (br t, J=5.6 Hz, 1H), 1.72 (br dd, J=6.4, 12.2 Hz, 1H), 1.26 - 1.19 (m, 4H), 1.10 - 1.03 (m, 6H).
(実施例119)
MPL-069
5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000236
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(80mg、349.95umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(85.12mg、524.92umol、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。次に4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(66.78mg、524.92umol、1.5当量)を添加し、混合物を25℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、反応が消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を、後処理なしに分取HPLCによって精製した。残留物を分取HPLCで精製して(カラム:Boston Green ODS 150*30 5u;移動相。[水(0.225%FA)~ACN];B%:65%~85%、10分)、白色の固体(25mg)を得、さらにSFCによって精製した(カラム:DAICEL CHIRALCEL OD-H(250mm*30mm,5um);移動相:[0.1%NH3H2O ETOH];B%:25%~25%、分)(SFC(t=7.717分)。生成物である5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(12.5mg、36.95umol、収率10.56%、純度99.854%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z334.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.50 (br s, 1H), 8.32 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 3.79 - 3.66 (m, 1H), 2.62 (s, 3H), 1.67 (br dd, J=3.5, 12.9 Hz, 2H), 1.58 - 1.46 (m, 2H), 1.44 - 1.37 (m, 2H), 1.31 - 1.23 (m, 2H), 0.93 (d, J=7.8 Hz, 6H).
(実施例120)
MPL-207
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000237
4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(150mg、772.55umol、1当量)のDMF(0.5mL)溶液に、CDI(150.32mg、927.06umol、1.2当量)を添加した。混合物を15℃で0.5時間撹拌した。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(132.85mg、927.06umol、1.2当量)を添加し、混合物を15℃で1.5時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(0~50%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、4gのシリカカラム)。TLCにより生成物を含有すると判明したすべての画分(石油エーテル:EtOAc=2:1、Rf=0.3)を合わせ、蒸発させた。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(110mg、341.52umol、収率44.21%、純度99.18%)を白色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRにより確認した。
LCMS(ESI)m/z320.1[M+H]1H NMR (400MHz, CHLOROFORM-d) = 9.82 (br s, 1H), 6.74 (s, 1H), 6.67 (d, J=10.5 Hz, 1H), 6.03 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 3.91 - 3.81 (m, 1H), 2.59 (s, 3H), 2.13 (td, J=3.3, 9.2 Hz, 2H), 1.60 - 1.46 (m, 2H), 0.79 - 0.61 (m, 4H), 0.04 (s, 3H), 0.00 (s, 3H).
(実施例121)
MPL-237
スキーム
Figure 2022549345000238
(4,6-ジクロロピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シランの合成
Figure 2022549345000239
NaH(522.92mg、13.07mmol、純度60%、3当量)の5mLのTHF溶液に、4,6-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.815g、4.36mmol、1当量)の10mLのTHF溶液を0℃においてN下で添加し、次にTIPSCl(1.26g、6.54mmol、1.40mL、1.5当量)を0℃においてN下で添加した混合物を10℃で12時間、N雰囲気下で撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=1:0)によって、出発材料が存在しないことが示された。反応混合物を、飽和水性NHCl(10mL)を0℃で添加することによって、クエンチし、次にEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0)。生成物である(4,6-ジクロロピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(1.17g、3.25mmol、収率74.54%、純度95%)を、白色の油として得た。
(4,6-ジクロロ-5-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シランの合成
Figure 2022549345000240
(4,6-ジクロロピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(1.1g、3.20mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、-78℃においてN下でs-BuLi(1.3M、5.42mL、2.2当量)を滴下処理した。次に反応物を30分間撹拌した。次にTHF(20mL)中のNFSI(2.53g、8.01mmol、2.5当量)を滴下添加した。混合物を10℃で11.5時間、N下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在しないことが示された。反応物を0℃において飽和水性NHCl(20mL)でクエンチした。水相をEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせたヘキサン相を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0)。(4,6-ジクロロ-5-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(0.942g、2.22mmol、収率69.17%、純度85%)を、白色の固体として得た。
4,6-ジクロロ-5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000241
(4,6-ジクロロ-5-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(0.942g、2.61mmol、1当量)のTHF(5mL)溶液に、TBAF(1M、3.91mL、1.5当量)を添加した。混合物を10℃で12時間撹拌した。TLC(プレート1:石油エーテル:EtOAc=1:0)によって、出発材料が存在しないことが示された。THFがなくなるまで、混合物を減圧下で濃縮した。残留物を飽和ブライン(50mL)で洗浄した。水相をEtOAc(50mL×3)で抽出し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~3:1)。化合物である4,6-ジクロロ-5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(629mg、2.45mmol、収率94.15%、純度80%)を、白色の固体として得た。
4,6-ジクロロ-5-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000242
4,6-ジクロロ-5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(487mg、2.38mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、NaH(285.05mg、7.13mmol、純度60%、3当量)および4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(905.74mg、4.75mmol、2当量)を0℃においてN下で添加した。混合物を10℃で12時間撹拌した。
TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1、R=0.6)によって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応物を、飽和水性NHCl(10mL)中で0℃において滴下添加した。水相をHCl(2M)でpH=7に調整した。THFがなくなるまで、混合物を加圧下で濃縮した。残留物をEtOAc(10mL×3)で抽出した。合わせたヘキサン相を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~10:1)。化合物である4,6-ジクロロ-5-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(802mg、1.79mmol、収率75.19%、純度80%)を、白色の固体として得た。
5-フルオロ-4,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000243
4,6-ジクロロ-5-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、2.23mmol、1当量)、メチルボロン酸(1.33g、22.27mmol、10当量)およびKCO(923.45mg、6.68mmol、3当量)のDME(10mL)溶液を、Nで3回脱気した。次にPd(dppf)Cl(162.96mg、222.72umol、0.1当量)を添加し、混合物をNで3回脱気し、110℃で12時間、N下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。そこで残留物をEtOAc(50mL)で希釈した。混合物をNaCl(50×2mL)で洗浄した。合わせた相を減圧下で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~1:1)。化合物である5-フルオロ-4,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(406mg、1.21mmol、収率54.40%、純度95%)を、白色の固体として得た。化合物である5-フルオロ-4,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(436mg、1.23mmol、収率55.34%、純度90%)を、白色の固体として得た。
5-フルオロ-4,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000244
5-フルオロ-4,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(231mg、725.58umol、1当量)のTHF(5mL)溶液を、-78℃においてN下で、LDA(2M、689.30uL、1.9当量)で滴下処理した。反応物を1.5時間撹拌した。混合物を10℃で10.5時間、CO(15Psi)下で撹拌した。LCMSによって、主要な所望の化合物が存在し、少量の出発材料(2%)が存在することが示された。残留物を、さらなる後処理なしに次のステップで直接使用した。残留物を、さらなる精製なしに次のステップで直接使用した。生成物である5-フルオロ-4,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(262.93mg、粗製物)を、白色の固体として得た。LCMS(ESI)、m/z363.1[M+H]
5-フルオロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000245
5-フルオロ-4,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(262.93mg、725.57umol、1当量)溶液に。混合物に、pH=12となるまでNaOH(4M、8mL、44.10当量)を滴下添加した。反応物を30℃~70℃で2時間撹拌した。LCMSによって、主要な出発材料が存在することが示された。混合物を70℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が存在せず、主要な所望の化合物が存在することが示された。THFがなくなるまで、混合物を減圧下で濃縮した。残留物をHCl(2N)でpH4に調節し、濾過した。ケーキをボトムフラスコに移した。残留物を、さらなる精製なしに次のステップで直接使用した。化合物である5-フルオロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(109mg、471.21umol、収率64.94%、純度90%)を、白色の固体として得た。
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フルオロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000246
5-フルオロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(109mg、523.56umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(110.36mg、680.63umol、1.3当量)を添加した。混合物を30℃で0.5時間撹拌した。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(97.54mg、680.63umol、1.3当量)を添加し、混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、主要な出発材料および所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)~ACN];B%:60%~85%、11分)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フルオロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(37.4mg、110.07umol、収率21.02%、純度98.14%)を白色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRで確認した。
LCMS(ESI)、m/z334.1[M+H]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ= 7.13 (s, 1H), 3.78 (br t, J=11.0 Hz, 1H), 2.52 (d, J=3.5 Hz, 3H), 2.49 (d, J=2.0 Hz, 3H), 2.13 (br d, J=9.4 Hz, 2H),1.71 - 1.60 (m, 2H), 0.87 - 0.80 (m, 2H), 0.75 - 0.66 (m, 2H), 0.12 (s, 3H), 0.05 (s, 3H).
(実施例122)
MPL-234
スキーム
Figure 2022549345000247
5-クロロ-2-メチル-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000248
2,5-ジクロロピリジン-3-アミン(5g、30.67mmol、1当量)、メチルボロン酸(2.75g、46.01mmol、1.5当量)、KPO(19.53g、92.02mmol、3当量)のDME(45mL)およびHO(5mL)溶液に、Pd(dppf)Cl(2.24g、3.07mmol、0.1当量)を添加し、混合物を、120℃で12時間、N下で撹拌した。LCMSによって、混合物が完全に消費されたことが示された。混合物を濾過し、フィルターを減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~3:1)。生成物である5-クロロ-2-メチル-ピリジン-3-アミン(2.3g、14.52mmol、収率47.33%、純度90%)を、緑色の固体として得た(LCMS(ESI)m/z142.9[M+H]
5,6-ジクロロ-2-メチル-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000249
5-クロロ-2-メチル-ピリジン-3-アミン(2.4g、16.83mmol、1当量)のNMP(25mL)溶液に、NCS(2.36g、17.67mmol、1.05当量)をN下で添加し、混合物を80℃で2時間撹拌した。TLCによって、反応物2が完全に消費されたことが示された。混合物を200mLの氷水に注ぎ入れ、EtOAc(2×200mL)で抽出し、乾燥させ、蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=2:1)。生成物である5,6-ジクロロ-2-メチル-ピリジン-3-アミン(2.1g、10.68mmol、収率63.43%、純度90%)を、白色の固体として得た。
tert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-2-メチル-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000250
THF(10mL)中の5,6-ジクロロ-2-メチル-ピリジン-3-アミン(1g、5.65mmol、1当量)を、BocO(1.85g、8.47mmol、1.95mL、1.5当量)に添加した。次にTEA(1.71g、16.95mmol、2.36mL、3当量)およびDMAP(138.02mg、1.13mmol、0.2当量)を上記溶液に添加し、10℃で12時間撹拌した。TLCによって、極性がより高く、および極性がより低い1つの主要な新しいスポットが検出されたことが示された。反応物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。次に残留物をEtOAc(20mL)で溶解し、HO(20mL)で洗浄し、ブライン(20mL)で洗浄した。有機相を減圧下で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~10:1)。化合物であるtert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-2-メチル-3-ピリジル)カルバメート(600mg、1.95mmol、収率34.52%、純度90%)を、白色の固体として得た。
エチルtert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-4-ヨード-2-メチル-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000251
THF(5mL)(乾燥)中のtert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-2-メチル-3-ピリジル)カルバメート(300mg、1.08mmol、1当量)およびTMEDA(251.57mg、2.16mmol、326.72uL、2当量)を-60℃に冷却した。次にn-BuLi(2.5M、1.08mL、2.5当量)を、上記溶液に-60℃で滴下添加し、-60℃で1時間撹拌した。乾燥THF(5mL)中のI(412.10mg、1.62mmol、327.07uL、1.5当量)を上記溶液に-60℃で滴下添加し、-60℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応物を飽和NHCl(10mL)で洗浄し、飽和NaSO(10mL)で洗浄した。混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。次に混合物をEtOAc(10mL×2)で抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。化合物であるtert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-4-ヨード-2-メチル-3-ピリジル)カルバメート(436mg、粗製物)を、黄色の油として得た。
5,6-ジクロロ-4-ヨード-2-メチル-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000252
HCl/MeOH(4M、4mL、14.79当量)中のtert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-4-ヨード-2-メチル-3-ピリジル)カルバメート(436mg、1.08mmol、1当量)を10℃で30分間撹拌した。LCMSによって、30%の所望の質量が示された。次に反応物をHCl/MeOH(4M、2mL)に添加した。TLCによって、極性がより高い1つの主要な新しいスポットが検出されたことが示された。反応物を減圧下で濃縮した。混合物を飽和NaCO(25mL)で洗浄し、EtOAc(20mL×2)で抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~3:1)。化合物である5,6-ジクロロ-4-ヨード-2-メチル-ピリジン-3-アミン(113mg、354.38umol、収率32.76%、純度95%)を、黄色の固体として得た。
4,5-ジクロロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000253
5,6-ジクロロ-4-ヨード-2-メチル-ピリジン-3-アミン(113mg、373.03umol、1当量)、2-オキソプロパン酸(65.70mg、746.05umol、52.56uL、2当量)、DABCO(83.69mg、746.05umol、82.05uL、2当量)およびPd(OAc)(16.75mg、74.61umol、0.2当量)のDMF(3mL)混合物をN下で、110℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。残留物をHO(5mL)に溶解し、6M HClでpH=3に中和した。次に沈殿物が形成し、懸濁液を濾過し、濾過ケーキを水(5mL)で洗浄し、収集し、凍結乾燥した。化合物4,5-ジクロロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(90mg、348.89umol、収率93.53%、純度95%)を、褐色の固体として得た。LCMS(ESI)、m/z244.9[M+H]
4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000254
4,5-ジクロロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、204.03umol、1当量)およびCDI(39.70mg、244.84umol、1.2当量)のDMF(1.5mL)中溶液を30℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(34.96mg、243.97umol、1.2当量)を上記ステップのDMF(0.5mL)溶液(60mg、203.30umol、1当量)に添加し、30℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。混合物は、後処理せずに、分取HPLCによって精製した。混合物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)~ACN];B%:65%~88%、11分)。化合物4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(9mg、24.30umol、収率11.95%、純度100%)を、白色の固体として得た(LCMS(ESI)、m/z370.0[M+H])。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.48 (br s, 1H), 8.51 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 3.77 - 3.58 (m, 1H), 2.61 (s, 3H), 1.97 - 1.82 (m, 2H), 1.67 - 1.39(m, 2H), 0.69 (br d, J=14.6 Hz, 2H), 0.53 (dt, J=4.7, 14.1 Hz, 2H), 0.07 - 0.11 (m, 6H).
(実施例123)
MPL-236
スキーム
Figure 2022549345000255
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-2-メチル-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000256
tert-ブチルN-(5-フルオロ-2-メチル-3-ピリジル)カルバメート(1g、4.42mmol、1当量)のMeCN(10mL)溶液に、NCS(619.72mg、4.64mmol、1.05当量)を0℃で添加した。混合物を65℃で16時間撹拌した。TLCによって、極性がより低い1つの主要な新しいスポットが検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);12gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、30mL/分において0~30%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤)。化合物であるtert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-2-メチル-3-ピリジル)カルバメート(600mg、2.19mmol、収率49.47%、純度95%)を、黄色の固体として得た。
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-2-メチル-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000257
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-2-メチル-3-ピリジル)カルバメート(600mg、2.30mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、TMEDA(534.91mg、4.60mmol、694.68uL、2当量)を添加した。混合物をn-BuLi(2.5M、1.84mL、2当量)に-78℃で添加した。反応混合物を-78℃で0.5時間撹拌した。次にI(1.17g、4.60mmol、927.23uL、2当量)のTHF(5mL)溶液を添加した。次に反応混合物を-78℃で1時間撹拌した。TLCによって、極性がより高い1つの主要な新しいスポットが検出されたことが示された。飽和水性NHCl、15mLを-78℃で添加することによって、反応混合物をクエンチし、次にHO、20mLで希釈し、EtOAc、60mL(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した(ISCO(登録商標);12gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、30mL/分において0~25%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤)。化合物であるtert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-2-メチル-3-ピリジル)カルバメート(870mg、2.03mmol、収率88.00%、純度90%)を、黄色の固体として得た(LCMS m/z:386.9[M+H])。
6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-2-メチル-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000258
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-2-メチル-3-ピリジル)カルバメート(400mg、1.03mmol、1当量)のHCl/MeOH(4M、10.00mL、38.66当量)混合物をNで3回脱気し、パージし、次に混合物を30℃で4時間、N雰囲気下で撹拌した。TLCによって、極性がより高い1つの主要な新しいスポットが検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。粗製生成物を次のステップで直接使用した。化合物である6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-2-メチル-ピリジン-3-アミン(300mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。
5-クロロ-4-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000259
6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-2-メチル-ピリジン-3-アミン(300mg、1.05mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(184.44mg、2.09mmol、147.55uL、2当量)、Pd(OAc)(47.02mg、209.44umol、0.2当量)、DABCO(234.94mg、2.09mmol、230.33uL、2当量)のDMF(8mL)混合物をNで3回脱気し、パージし、次に混合物を110℃で12時間、N雰囲気下で撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物をHO、10mLで希釈し、EtOAc、30mL(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um;移動相:[水(0.05%HCl)~ACN];B%:28%~48%、10分)。化合物である5-クロロ-4-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(110mg、481.17umol、収率45.95%)を、褐色の固体として得た。
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000260
5-クロロ-4-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、218.72umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(53.20mg、328.07umol、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。次に反応混合物を1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(47.01mg、328.07umol、1.5当量)に添加した。反応混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を水に滴下添加し、生成物を溶解し、濾過し、乾燥させた。残留物を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);12gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、35mL/分において0~40%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤)。化合物である5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(21.1mg、58.29umol、収率26.65%、純度97.759%)を、白色の固体として得た(LCMS m/z:354.0[M+H])。
1H NMR (400 MHz, METHANOL-d4) δ= 7.20 (s, 1 H), 3.80 (br t, J=11.2 Hz, 1 H), 2.70 (s, 3 H), 2.09 - 2.20 (m, 2 H), 1.61 - 1.74 (m, 2 H), 0.80 - 0.90 (m, 2H), 0.64 - 0.77 (m, 2 H), 0.12 (s, 3 H), 0.05 (s, 3 H).
(実施例124)
MPL-230
スキーム
Figure 2022549345000261
4,5-ジクロロ-6-メチル-ピリジン-2-アミンの合成
Figure 2022549345000262
4-クロロ-6-メチル-ピリジン-2-アミン(2.40g、16.83mmol、1当量)のMeCN(25mL)溶液に、NCS(2.36g、17.67mmol、1.05当量)を-20℃で、N下で数回に分けて添加し、次に温度を20℃までとし、混合物を同じ条件下で12時間撹拌した。TLCによって、反応物1が消費されたことが示された。水(30mL)の添加により反応物をクエンチした。次にEtOAc(3×50ml)で抽出し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~5:1)。生成物である4,5-ジクロロ-6-メチル-ピリジン-2-アミン(1.4g、7.12mmol、収率42.29%、純度90%)を、褐色の固体として得た。
4,5-ジクロロ-3-ヨード-6-メチル-ピリジン-2-アミンの合成
Figure 2022549345000263
4,5-ジクロロ-6-メチル-ピリジン-2-アミン(1.4g、7.91mmol、1当量)のDMF(15mL)溶液に、NIS(3.56g、15.82mmol、2当量)をN下で添加した。混合物を80℃で12時間撹拌した。LCMSおよびTLCによって、反応物2が消費されたことが示された。混合物を水(150ml)に添加し、濾過し、濾過ケーキをEtOAcで溶解し、フィルターをEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/EtOAc=1:0~5:1)。生成物である4,5-ジクロロ-3-ヨード-6-メチル-ピリジン-2-アミン(1.3g、3.00mmol、収率37.99%、純度70%)を、オレンジ色の固体として得た。
4,5-ジクロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000264
4,5-ジクロロ-3-ヨード-6-メチル-ピリジン-2-アミン(800mg、2.64mmol、1当量)のDMF(15mL)溶液に、エチル2-オキソプロパノエート(657.10mg、3.96mmol、625.81uL、1.5当量)、DABCO(592.48mg、5.28mmol、580.86uL、2当量)およびPd(OAc)(118.58mg、528.18umol、0.2当量)を添加した。混合物を115℃で4時間、N下で撹拌した。LCMSによって、反応物3が消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去し、次にNaOH(2M、20ml)で溶解し、濾過し、フィルターをHCl(6m)でpH=4に酸性化し、濾過して、粗製生成物を得た。粗製生成物を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。粗製生成物である4,5-ジクロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(250mg、816.12umol、収率30.90%、純度80%)を、褐色の固体として得た(LCMS(ESI)m/z227[M-HO])。
4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000265
4,5-ジクロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、408.06umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(99.25mg、612.09umol、1.5当量)を添加し、混合物を30℃で0.5時間撹拌し、次に1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(87.71mg、612.09umol、1.5当量)を添加し、次に混合物を30℃で0.5時間撹拌した。LCMSによって、反応物5が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を水(15mL)に添加し、10分間撹拌し、濾過し、濾過ケーキを減圧下で乾燥させた。粗製生成物を、分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:[水(0.05%HCl)~ACN];B%:70%~90%、10分)。生成物である4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(21.6mg、57.82umol、収率14.17%、純度99.137%)を、褐色の固体として得た(LCMS(ESI)m/z370.0[M+H])。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ =12.49 (s, 1H), 8.39 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.19 (d, J=2.0 Hz, 1H), 3.70 (br s, 1H), 2.63 (s, 3H), 1.96 (br s, 2H), 1.65 - 1.50 (m, 2H), 0.76 (br d, J=14.9 Hz, 2H), 0.65 - 0.54 (m, 2H), 0.07 (s, 3H), 0.02 (s, 3H).
(実施例125)
MPL-239
スキーム
Figure 2022549345000266
5-クロロ-4,6-ジメチル-ピリジン-2-アミン
Figure 2022549345000267
4,6-ジメチルピリジン-2-アミン(4g、32.74mmol、1当量)のCHCN(40mL)溶液に、NCS(4.59g、34.38mmol、1.05当量)を0℃で添加した。混合物を10℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮し、DCM(30mL)で希釈し、水(30mL×3)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~3:1)。生成物である5-クロロ-4,6-ジメチル-ピリジン-2-アミン(3.3g、18.96mmol、収率57.92%、純度90%)を、黄色の固体として得た(LCMS(ESI)m/z305.1[M+H])。
5-クロロ-3-ヨード-4,6-ジメチル-ピリジン-2-アミン
Figure 2022549345000268
5-クロロ-4,6-ジメチル-ピリジン-2-アミン(3.3g、21.07mmol、1当量)のDMF(30mL)溶液に、NIS(11.85g、52.68mmol、2.5当量)を0℃で添加した。次に混合物を10℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が残留することが示された。NIS(3g)を添加した。混合物を同じ温度で12時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。次に混合物をEtOAc(50mL)で希釈した。これを3%水性LiCl(50mL×3)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=1:0~10:1)。生成物である5-クロロ-3-ヨード-4,6-ジメチル-ピリジン-2-アミン(2.3g、7.73mmol、収率36.71%、純度95%)を、白色の固体として得た(LCMS(ESI)m/z349.1[M+H])。
5-クロロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸
Figure 2022549345000269
5-クロロ-3-ヨード-4,6-ジメチル-ピリジン-2-アミン(1g、3.54mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(498.74mg、5.66mmol、398.99uL、1.6当量)およびDABCO(794.12mg、7.08mmol、778.55uL、2当量)のDMF(15mL)溶液に、Pd(OAc)(397.35mg、1.77mmol、0.5当量)をN下で添加した。反応物を115℃で4時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を水(120mL)に添加し、HCl(2M)でpH=4に酸性化した。混合物を濾過し、濾過ケーキを10mL×3の石油エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて、生成物を得た。残留物をCHCN(5mL)およびHO(20mL)で希釈し、次に凍結乾燥した。生成物である5-クロロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(650mg、1.45mmol、収率40.87%、純度50%)を、黒色固体として得た(LCMS(ESI)m/z195.0[M+H])。
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000270
5-クロロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、445.15umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、CDI(86.62mg、534.18umol、1.2当量)を添加した。次に混合物を30℃で0.5時間撹拌した。1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(76.55mg、534.18umol、1.2当量)を添加した。混合物を30℃で11.5時間撹拌した。LC-MSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を水(20ml)に添加し、濾過し、濾過ケーキを10mLの水で洗浄し、真空下で乾燥させて、生成物を得た。粗製生成物をEtOAc(10mL)で希釈した。残留物を、分取TLCによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=2:1)。残留物をCHCN(1mL)およびHO(10mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。生成物である5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(19.6mg、54.95umol、収率12.34%、純度98.105%)を、白色の固体として得た(LCMS(ESI)m/z350.0[M+H])。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ= 12.02 (s, 1H), 8.20 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.17 (d, J=1.8 Hz, 1H), 3.76 - 3.65 (m, 1H), 2.58 (s, 3H), 2.54 (s, 3H), 2.03 - 1.95 (m, 2H), 1.64 - 1.53 (m, 2H), 0.77 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.61 (dt, J=4.7, 14.1 Hz, 2H), 0.09 (s, 3H), 0.03 (s, 3H).
(実施例126)
MPL-253
4-フルオロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000271
4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、515.03umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、5-シラスピロ[4.5]デカン-8-アミン(137.79mg、669.54umol、1.3当量、HCl)を添加した。次にHOBt(208.77mg、1.55mmol、3当量)およびEDCI(296.20mg、1.55mmol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(156.35mg、1.55mmol、215.06uL、3当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、主要な出発材料および所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。残留物を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)~ACN];B%:60%~88%、11分)。化合物である4-フルオロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(30mg、85.78umol、収率16.66%、純度98.79%)を黄色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRで確認した(LCMS(ESI)m/z346.1[M+H])。
1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d) δ= 9.49 (br s, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.73 (d, J=10.5 Hz, 1H), 6.04 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 4.00 - 3.91 (m, 1H), 2.64 (s,3H), 2.25 (br dd, J=4.6, 7.8 Hz, 2H), 1.66 - 1.60 (m, 5H), 1.66 - 1.60 (m, 1H), 0.88 - 0.79 (m, 4H), 0.63 (br t, J=7.2 Hz, 2H), 0.59 (br t, J=7.3 Hz, 2H).
(実施例127)
MPL-100
4-(トリフルオロメチル)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000272
4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、434.51umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-アミン(86.57mg、564.87umol、1.3当量)を添加した。次にHOBt(176.13mg、1.30mmol、3当量)およびEDCI(249.89mg、1.30mmol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(131.90mg、1.30mmol、181.44uL、3当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって主要な出発材料および所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをEtOAc(30mL)で希釈した。これを飽和水性NaHCO(10mL×2)、5%水性LiCl(10mL×2)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をさらなる精製なしに送出した。化合物である4-(トリフルオロメチル)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(92.9mg、249.42umol、収率57.40%、純度98.10%)を黄色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRにより確認した(LCMS(ESI)m/z366.1[M+H])。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ= 9.03 (s, 1H), 8.77 (br s, 1H), 8.50 (br s, 1H), 7.45 (br s, 1H), 4.48 - 4.39 (m, 1H), 2.17 - 2.06 (m, 2H), 1.97 (br s, 1H), 1.84(br s, 1H), 1.74 (br dd, J=6.3, 12.9 Hz, 1H), 1.27 - 1.21 (m, 5H), 1.10 - 1.06 (m, 6H).
(実施例128)
MPL-254
4-フルオロ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000273
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、5-シラスピロ[4.5]デカン-8-アミン(125.67mg、610.65umol、1.1当量、HCl)を添加した。次にHOBt(225.03mg、1.67mmol、3当量)およびEDCI(319.26mg、1.67mmol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(168.52mg、1.67mmol、231.81uL、3当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、主要な出発材料および所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。残留物をさらなる精製なしに送出した。化合物である4-フルオロ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(135.7mg、387.58umol、収率69.82%、純度94.67%)を、灰色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRで確認した(LCMS(ESI)m/z332.1[M+H])。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.43 (br s, 1H), 8.66 (d, J=2.6 Hz, 1H), 8.55 (d, J=8.1 Hz, 1H), 8.09 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 3.85 - 3.74 (m, 1H),2.09 (br d, J=9.0 Hz, 2H), 1.67 - 1.55 (m, 6H), 0.84 - 0.73 (m, 4H), 0.63 (br t, J=6.7 Hz, 2H), 0.55 (br t, J=6.7 Hz, 2H).
(実施例129)
MPL-259
4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000274
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、555.14umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(134.24mg、610.65umol、1.1当量、HCl)を添加した。次にHOBt(225.03mg、1.67mmol、3当量)およびEDCI(319.26mg、1.67mmol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(168.52mg、1.67mmol、231.81uL、3当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、主要な出発材料および所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをEtOAc(30mL)で希釈した。これを飽和水性NaHCO(10mL×2)、5%水性LiCl(10mL×2)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をさらなる精製なしに送出した。化合物である4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(96.6mg、270.10umol、収率48.65%、純度96.60%)を、黄色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRで確認した(LCMS(ESI)m/z346.1[M+H])。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ= 8.65 (d, J=2.6 Hz, 1H), 8.55 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 8.09 (d, J=1.7 Hz, 1H), 7.33 (s, 1H), 3.81 - 3.71 (m, 1H), 2.02 (br d,J=9.3 Hz, 2H), 1.69 - 1.58 (m, 6H), 1.39 (br s, 2H), 0.92 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.74 - 0.68 (m, 2H), 0.64 - 0.57 (m, 4H).
(実施例130)
MPL-190
4-(トリフルオロメチル)-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000275
4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、434.51umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-アミン(86.57mg、564.86umol、1.3当量)を添加した。次にHOBt(176.13mg、1.30mmol、3当量)およびEDCI(249.89mg、1.30mmol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(131.90mg、1.30mmol、181.44uL、3当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、主要な出発材料および所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをEtOAc(30mL)で希釈した。これを飽和水性NaHCO(10mL×2)、5%水性LiCl(10mL×2)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をさらなる精製なしに送出した。化合物である4-(トリフルオロメチル)-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(62.3mg、166.68umol、収率38.36%、純度97.76%)を、白色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRで確認した(LCMS(ESI)m/z366.1[M+H])。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.62 (br s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.50 - 8.42 (m, 2H), 7.51 (br s, 1H), 4.42 (br s, 1H), 2.21 (br t, J=11.7 Hz, 1H), 1.80 - 1.66(m, 3H), 1.47 - 1.38 (m, 1H), 1.31 - 1.23 (m, 1H), 1.18 (dd, J=4.9, 13.1 Hz, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.87 (s, 3H), 0.78 (s, 3H).
(実施例131)
MPL-229
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000276
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、188.54umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(33.63mg、207.40umol、1.1当量)を添加した。混合物を30℃で0.5時間撹拌した。次に1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(29.72mg、207.40umol、1.1当量)を添加した。混合物を30℃で11.5時間撹拌した。LCMSによって、主要な所望の化合物および少量の出発材料が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをボトムフラスコに移した。粗製生成物を、分取TLCによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=5:1)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(30mg、88.39umol、収率46.88%、純度99.423%)を、白色の固体として得た(LCMS(ESI)、m/z338.0[M+H])。
1H NMR (400MHz, CHLOROFORM-d) δ = 9.55 (br s, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.04 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 3.91 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 2.63 (d, J=3.1 Hz, 3H), 2.18(br d, J=10.2 Hz, 2H), 1.59 - 1.53 (m, 2H), 0.83 - 0.68 (m, 4H), 0.10 (s, 3H), 0.06 (s, 3H).
(実施例132)
MPL-260
4-クロロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000277
4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、254.34umol、1当量)のDMF(1.5mL)溶液に、CDI(49.49mg、305.20umol、1.2当量)を添加した。混合物を30℃で0.5時間撹拌した。次に6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(55.96mg、305.20umol、1.2当量)を添加した。混合物を30℃で11.5時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1、R=0.5)によって、出発材料が存在せず、極性がより高い1つの主要な新しいスポットが検出されたことが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。沈殿物をフィルターで収集した。ケーキをボトムフラスコに移した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:EtOAc=5:1)。化合物である4-クロロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(8.6mg、23.73umol、収率9.33%、純度99.880%)を、黄色の固体として得た(LCMS(ESI)、m/z362.0[M+H])。
1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d) δ = 10.82 (br s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.29 (br d, J=7.3 Hz, 1H), 4.01 (br d, J=8.2 Hz, 1H),2.25 (br d, J=9.5 Hz, 2H), 1.76 - 1.64 (m, 6H), 1.43 (br s, 2H), 0.95 (br d, J=15.0 Hz, 2H), 0.79 - 0.69 (m, 4H), 0.68 - 0.62 (m, 2H).
(実施例133)
MPL-209
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000278
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(60mg、288.20umol、1当量)のDMF(0.5mL)溶液に、1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(53.69mg、374.66umol、1.3当量)を添加した。次にHOBt(116.82mg、864.60umol、3当量)およびEDCI(165.74mg、864.60umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(87.49mg、864.60umol、120.34uL、3当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、主要な出発材料および所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキをCHCN(5mL)およびHO(20mL)中で希釈し、次に凍結乾燥した。粗製生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した(0~30%EtOAc/石油エーテル勾配の溶出剤、4gのシリカカラム)。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1、R=0.3)により生成物を含有することが判明したすべての画分を合わせ、蒸発させた。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(30mg、86.66umol、収率30.07%、純度96.33%)を白色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRで確認した(LCMS(ESI)m/z334.1[M+H])。
1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ= 6.75 (d, J=11.3 Hz, 1H), 3.78 (br t, J=11.3 Hz, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.56 (s, 3H), 2.17 (br d, J=12.9 Hz, 2H), 1.71 -1.60 (m, 2H), 0.88 - 0.80 (m, 2H), 0.76 - 0.67 (m, 2H), 0.12 (s, 3H), 0.05 (s, 3H).
(実施例134)
MPL-220
5-クロロ-4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000279
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(120mg、524.92umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(115.50mg、682.39umol、1.3当量)を添加した。次にHOBt(212.78mg、1.57mmol、3当量)およびEDCI(301.88mg、1.57mmol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(159.35mg、1.57mmol、219.19uL、3当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料および所望の化合物が存在することが示された。反応物をHO(20mL)に滴下添加した。多量の沈殿物が存在し、これをフィルターで収集した。ケーキを分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:[水(0.225%FA)~ACN];B%:51%~80%、11分)。化合物である5-クロロ-4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(11mg、28.74umol、収率5.48%、純度99.25%)を黄色の固体として得、これをLCMSおよびH NMRで確認した(LCMS(ESI)m/z380.1[M+H])。1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d) δ= 9.57 (br s, 1H), 7.30 (br d, J=7.5 Hz, 1H), 6.88 (d, J=2.1 Hz, 1H), 4.55 - 4.49 (m, 1H), 2.72 (s, 3H), 2.72 - 2.66(m, 1H), 2.32 - 2.27 (m, 1H), 2.08 - 2.02 (m, 2H), 1.64 (dt, J=2.0, 6.9 Hz, 1H), 1.45 (d, J=10.4 Hz, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.33 (s, 3H), 1.12 (s, 3H).
(実施例135)
MPL-232
スキーム
Figure 2022549345000280
(5,6-ジクロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シランの合成
Figure 2022549345000281
(6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(10.72g、32.79mmol、1当量)のTHF(100mL)混合物をNで3回脱気し、パージした。s-BuLi(n-ヘキサン中1.3M、47.93mL、1.9当量)を添加し、-60℃で撹拌し、反応物を-60℃で30分間、N雰囲気下で撹拌した。次に1,1,1,2,2,2-ヘキサクロロエタン(11.64g、49.19mmol、5.57mL、1.5当量)のTHF(20mL)溶液を添加し、混合物を-60℃で30分間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物をNHCl飽和溶液(20mL)で、25℃でクエンチし、次に水(50mL)で希釈し、石油エーテル(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得、これをカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)、(5,6-ジクロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(9.14g、20.24mmol、収率61.73%、純度80%)を、黄色の油として得た。H NMRを記録した。
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000282
(5,6-ジクロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(9.14g、25.30mmol、1当量)のTHF(100mL)溶液に、TBAF(THF中1M、30.37mL、1.2当量)を添加した。混合物を25℃で30分間撹拌した。TLCによって、反応物3が完全に消費されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製生成物を水(50mL)で、25℃で30分間粉砕し、濾過した。ケーキを収集し、石油エーテル(50mL)で、25℃で30分間粉砕し、濾過した。ケーキを収集し、CHCN(50mL)で、25℃で30分間粉砕し、次に濾過して、5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(4.23g、16.51mmol、収率65.23%、純度80%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000283
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(5.82g、28.39mmol、1当量)のTHF(70mL)冷却溶液に、NaH(1.70g、42.58mmol、純度60%、1.5当量)を数回に分けて添加した。0℃で30分間撹拌した後、TosCl(6.49g、34.07mmol、1.2当量)を数回に分けて添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。TLCによって、反応物4が完全に消費されたことが示された。反応混合物をNHCl溶液(50mL)で、25℃でクエンチし、水(20mL)で希釈し、次にEtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得、これをカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1)、5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(6.44g、17.03mmol、収率50.00%、純度95%)を、褐色固体として得た。H NMRを記録した。
メチル5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000284
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(2g、5.57mmol、1当量)のTHF(20mL)混合物を、Nで3回脱気し、パージした。LDA(THF中2M、4.18mL、1.5当量)を次に添加した。反応混合物を-60℃で10分間、N雰囲気下で撹拌した。次に混合物に、メチルカルボノクロリデート(2.63g、27.84mmol、2.16mL、5当量)を添加し、-60℃で30分間撹拌した。TLCによって、1つの主要な新しいスポットが示された。反応混合物を、NHCl飽和溶液(50mL)を25℃で添加することによって、クエンチし、次に水(50mL)で希釈し、EtOAc(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得、これをカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1)、メチル5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.46g、2.80mmol、収率40.17%、純度80%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000285
メチル5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.16g、2.78mmol、1当量)、メチルボロン酸(216.35mg、3.61mmol、1.3当量)およびKCO(768.48mg、5.56mmol、2当量)の混合物に、DME(5mL)を添加した。混合物をNでパージし、Pd(dppf)Cl.CHCl(227.04mg、278.02umol、0.1当量)を次にN下で添加した。混合物を100℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(10mL×2)で洗浄した。合わせた濾液をNaSOで乾燥させ、真空中で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(558mg、1.27mmol、収率45.52%、純度90%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000286
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(612mg、1.54mmol、1当量)のTHF(5mL)溶液に、TBAF(THF中1M、2.00mL、1.3当量)を添加した。混合物を25℃で30分間撹拌した。TLCによって、反応物9が完全に消費されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製生成物を水(10mL)で、25℃で30分間粉砕し、濾過して、メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(370mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000287
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(370mg、1.52mmol、1当量)のTHF(3mL)溶液に、LiOH.HO(383.92mg、9.15mmol、6当量)のHO(3mL)溶液を添加し、30℃で12時間撹拌した。TLCによって、反応物10が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。pHが2になるまで、水相に水性HCl(6M)を添加し、濾過し、減圧下で濃縮して、5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(330mg、1.37mmol、収率89.93%、純度95%、粗製物)を、黄色の固体として得た。粗製生成物を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.60 (br s, 1H), 6.97 (d, J=1.5 Hz, 1H), 2.53 - 2.46 (m, 3H)
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000288
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(330mg、1.44mmol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(311.39mg、1.73mmol、1.2当量、HCl)のDMF(3mL)溶液に、25℃でHOBt(585.16mg、4.33mmol、3当量)およびEDCI(830.18mg、4.33mmol、3当量)のDMF(5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(730.34mg、7.22mmol、1.00mL、5当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を水性NaHCO(NaHCO:HO=2:1)(100mL)で25℃においてクエンチし、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~3/1)、5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(230mg、639.83umol、収率44.32%、純度98.45%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z354.0[M+H]1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d3) δ = 9.69 (br s, 1H), 7.33 - 7.21 (m, 1H), 6.78 (d, J=2.1 Hz, 1H), 6.06 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 4.02 - 3.83 (m, 1H), 2.72 (s, 3H), 2.19 (td, J=3.7, 9.3 Hz, 2H), 1.60 - 1.52 (m, 2H), 0.86 - 0.65 (m, 4H), 0.08 (d, J=18.8 Hz, 6H).
(実施例136)
MPL-274
スキーム
Figure 2022549345000289
アリル-ジメチル-ビニル-シランの合成
Figure 2022549345000290
クロロ-ジメチル-ビニル-シラン(30g、248.65mmol、1当量)をアリル(ブロモ)マグネシウム(1M、497.30mL、2当量)(THF中)に、30℃N下で添加した。混合物を85℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル)によって、新しいスポットが示された。混合物を0℃に冷却し、次に飽和NHCl(600mL)に注入し、n-ペンタン(200mL)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過した。15Psi下で、110℃で蒸留することにより、溶媒を除去した。生成物を減圧下で、30℃で蒸留した。化合物であるアリル-ジメチル-ビニル-シラン(24g、142.55mmol、収率57.33%、純度75%)を、無色の油として得た。H NMRを記録した。
4-メトキシ-1,1-ジメチル-1,4-シラボレパンの合成
Figure 2022549345000291
でパージした1Lの三口フラスコに、9-BBN(0.5M、313.61mL、2.2当量)を添加し、これに続いてアリル-ジメチル-ビニル-シラン(12g、71.28mmol、1当量)を添加した。混合物を80℃においてN下で3時間撹拌した。混合物を25℃に冷却し、次にBH-MeS(10M、8.55mL、1.2当量)を滴下添加した。混合物を80℃で2時間撹拌した。25℃に冷却した後、MeOH(18.27g、570.20mmol、23.07mL、8当量)を滴下添加し、混合物を25℃で追加の12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、2つの主要なスポットが示された。120℃(油浴)で、15Psi下で蒸留することにより、溶媒を除去した。化合物である4-メトキシ-1,1-ジメチル-1,4-シラボレパン(38g、粗製物)を、薄黄色の油として得た。
1,1-ジメチルシレパン-4-オンの合成
Figure 2022549345000292
4-メトキシ-1,1-ジメチル-1,4-シラボレパン(38g、223.36mmol、1当量)のt-BuOLi(2.2M、507.63mL、5当量)溶液に、ジクロロ(メトキシ)メタン(25.68g、223.36mmol、19.75mL、1当量)を、氷水浴を用いて0℃で滴下添加した。混合物を25℃で30分間撹拌した。次にHO(32mL)およびEtOH(100mL)の混合物中のNaOH(26.80g、670.07mmol、3当量)を添加し、これに続いてH(94.71g、835.35mmol、80.27mL、HO中30%、3.74当量)を滴下添加した。溶液を90℃で3時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、1つの主要なスポットが示された。反応物を水(500mL)でクエンチし、次に酢酸エチル(2×100ml)で抽出した。水層を飽和NaSO(100mL)でクエンチした。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、15Psi下で、120℃(油浴)で蒸留して、溶媒を除去した。化合物である1,1-ジメチルシレパン-4-オン(44g、粗製物)を、黄色の油として得た。H NMRを記録した。
(E)-N-ベンジルオキシ-1,1-ジメチル-シレパン-4-イミンの合成
Figure 2022549345000293
1,1-ジメチルシレパン-4-オン(43g、275.12mmol、1当量)およびTEA(55.68g、550.23mmol、76.59mL、2当量)のMeOH(450mL)氷冷却溶液に、O-ベンジルヒドロキシルアミン(57.09g、357.65mmol、1.3当量、HCl)を0℃で添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=50:1)によって、1つの主要なスポットがUV254nm下で示され、DNP(ジニトロフェニルヒドラジン)で着色されたスポットはなかった。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得、これをEtOAc(300mL)で希釈し、水(200mL)およびブライン(200mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、残留物を得、これをフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);220gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム;100mL/分において石油エーテル中0~3%酢酸エチルの溶出剤)。生成物を含有する画分(TLCでチェックした;石油エーテル:EtOAc=50:1)を収集し、濃縮して、薄黄色の油(18g)を得、これを、分取HPLC(カラム:Boston Uni C18 40*150*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって70%~100%B)によって、2回に分けてさらに精製して(8gおよび10g)、(E)-N-ベンジルオキシ-1,1-ジメチル-シレパン-4-イミン5.0g、17.21mmol、収率6.25%、純度90%)を、黄色の油として得た。H NMRを記録した。
1,1-ジメチルシレパン-4-アミンの合成
Figure 2022549345000294
(E)-N-ベンジルオキシ-1,1-ジメチル-シレパン-4-イミン(0.5g、1.91mmol、1当量)のTHF(5mL)氷冷却溶液に、LAH(145.16mg、3.83mmol、2当量)を添加した。混合物を25℃に温め、1時間撹拌し、次に80℃に還流加熱し、1.5時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=1:1)によって、出発材料が完全に消費され、いくつかの新しいスポットが形成されたことが示された。反応物を0.15mLの水および0.15mLの水性NaOH(水中15%)、続いて、0.45mLの水およびNaSOでクエンチし、次に濾過した。ケーキをMeOH/DCM(1:10、5mL×3)で洗浄した。合わせた濾液のpHをMeOH中HClで2に調整し、混合物を25℃で2時間撹拌し、次に減圧下で濃縮した。生成した残留物をEtOAc(25mL)で希釈し、次に水(7mL×4)で抽出した。水層を合わせ、次に凍結乾燥機で乾燥させて、1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(310mg、1.44mmol、収率75.28%、純度90%、HCl塩)を、白色の固体として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 7.91 (br s, 3H), 3.02 (br s, 1H), 2.03 - 1.91 (m, 2H), 1.87 - 1.77 (m, 1H), 1.64 - 1.52 (m, 1H), 1.46 - 1.36 (m, 2H), 0.81 - 0.68 (m, 2H), 0.63 - 0.53 (m, 2H), 0.01 (d, J=9.8 Hz, 6H).
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000295
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(550mg、2.61mmol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(657.87mg、3.39mmol、1.3当量、HCl)のDMF(7mL)中溶液に、EDCI(1.00g、5.22mmol、2当量)およびHOBt(705.71mg、5.22mmol、2当量)のDMF(7mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(1.06g、10.45mmol、1.45mL、4当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、酸が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。混合物を水の中に注ぎ入れ、粗製生成物を赤色の固体として単離し、濾過によって収集した。残留物を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);12gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、40mL/分において石油エーテル中の0~15%酢酸エチル)。所望の生成物を含有するすべての画分(TLCでチェックした(石油エーテル:EtOAc=3:1)を合わせ、濃縮した。残留物を凍結乾燥機で乾燥させた。化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(490mg、1.34mmol、収率51.44%、純度95.929%)を薄黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z350.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.21 - 12.17 (m, 1H), 12.19 (br s, 1H), 8.33 - 8.21 (m, 1H), 8.30 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 7.11 (s, 1H), 3.90 - 3.79 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 1.91 - 1.73 (m, 3H), 1.69 - 1.59 (m, 1H), 1.51 - 1.39 (m, 2H), 0.76 - 0.65 (m, 2H), 0.61 - 0.53 (m, 2H), -0.01 (d, J=9.3 Hz, 6H).
(実施例137)
MPL-275
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000296
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(25mg、118.70umol、1.2当量)および1,1-ジメチルシロカン-4-アミン(20.56mg、98.92umol、1当量、HCl)のDMF(0.5mL)溶液に、EDCI(37.92mg、197.83umol、2当量)およびHOBt(26.73mg、197.83umol、2当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(40.04mg、395.66umol、55.07uL、4当量)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、反応物1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。混合物をMeOH(2mL)で希釈し、濾過して、不溶性物質を除去した。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CH3CN;勾配:11分にわたって70%~100%B%)。化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(20mg、54.95umol、収率55.55%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z364.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.24 (br s, 1H), 8.30 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.27 - 7.19 (m, 1H), 7.15 (s, 1H), 4.08 - 3.89 (m, 1H), 2.51 (s, 3H), 1.81 - 1.52 (m, 7H), 1.46 - 1.35 (m, 1H), 0.84 - 0.75 (m, 1H), 0.72 - 0.61 (m, 2H), 0.55 (ddd, J=3.0, 8.5, 15.2 Hz, 1H), 0.59 - 0.51 (m, 1H), 0.01 (d, J=11.9 Hz, 6H).
(実施例138)
MPL-276
4-クロロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000297
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、237.40umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、5-シラスピロ[4.5]デカン-8-アミン(53.74mg、261.14umol、1.1当量、HCl塩)を添加した。次にHOBt(64.16mg、474.80umol、2当量)およびEDCI(91.02mg、474.80umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を混合物に添加し、これに続いてTEA(96.09mg、949.59umol、132.17uL、4当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。DMF(3mL)を混合物に添加し、濾過して、濾液を収集し、これを分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって65%~85%B)。化合物である4-クロロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(61.5mg、169.92umol、収率71.57%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z362.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ = 12.26 (s, 1 H) 8.33 (d, J=8.09 Hz, 1 H) 7.20 (s, 1 H) 7.17 (s, 1 H) 3.77 (td, J=11.02, 8.01 Hz, 1 H) 2.54 (s, 4 H) 2.04 - 2.12 (m, 2 H) 1.54 - 1.65 (m, 6 H) 0.72 - 0.87 (m, 4 H) 0.63 (br t, J=6.71 Hz, 2 H) 0.55 (br t, J=6.79 Hz, 2 H).
(実施例139)
MPL-277
4-クロロ-6-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000298
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、237.40umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(57.41mg、261.14umol、1.1当量、HCl塩)を添加した。次にHOBt(64.16mg、474.80umol、2当量)およびEDCI(91.02mg、474.80umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(96.09mg、949.60umol、132.17uL、4当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。DMF(3mL)を添加した。混合物を濾過した。濾液を、分取HPLCによって精製して(カラム:YMC-Actus Triart C18 100*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;11分にわたって75%~100%B)、所望の化合物である4-クロロ-6-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(68mg、180.87umol、収率76.19%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z376.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.26 (s, 1 H) 8.33 (br d, J=7.93 Hz, 1 H) 7.19 (s, 1 H) 7.17 (s, 1 H) 3.67 - 3.80 (m, 1 H) 2.54 (s, 3 H) 2.01 (br d, J=9.92 Hz, 2 H) 1.53 - 1.74 (m, 6 H) 1.40 (br s, 2 H) 0.91 (br d, J=14.50 Hz, 2 H) 0.67 - 0.77 (m, 2 H) 0.56 - 0.66 (m, 4 H).
(実施例140)
MPL-280
4-フルオロ-3,6-ジメチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000299
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、144.10umol、1当量)および5-シラスピロ[4.5]デカン-8-アミン(35.59mg、172.92umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(55.25mg、288.20umol、2当量)およびHOBt(38.94mg、288.20umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(58.33mg、576.40umol、80.23uL、4当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって65%~95%B)。化合物である4-フルオロ-3,6-ジメチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(35mg、96.83umol、収率67.20%、純度99.46%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z360.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 11.86 (br s, 1H), 7.80 (br d, J=7.6 Hz, 1H), 6.83 (d, J=12.1 Hz, 1H), 3.82 - 3.71 (m, 1H), 2.57 (s, 3H), 2.53 - 2.52 (m, 3H), 2.09 (br d, J=10.4 Hz, 2H), 1.66 - 1.54 (m, 6H), 0.87 - 0.79 (m, 2H), 0.78 - 0.69 (m, 2H), 0.64 - 0.52 (m, 4H).
(実施例141)
MPL-281
スキーム
Figure 2022549345000300
4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000301
4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(3g、15.45mmol、1当量)およびCDI(2.76g、17.00mmol、1.1当量)のDMF(30mL)溶液を30℃で1時間撹拌した。MeOH(23.75g、741.35mmol、30.00mL、47.98当量)を次に添加し、反応物を30分間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を減圧下で濃縮して、CHOHを除去し、次に水の中に注ぎ入れた(200mL)。生成した懸濁液を濾過した。濾過ケーキを収集し、EtOAc(100mL)で希釈し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、メチル4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.6g、7.30mmol、収率40.74%、純度95%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z209.2[M+H]H NMRを記録した。
3-ブロモ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000302
メチル4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.5g、7.21mmol、1当量)およびNBS(1.41g、7.93mmol、1.1当量)のDMF(30mL)溶液を、N下で、30℃で3時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を水(200mL)の中に注ぎ入れた。懸濁液を濾過した。濾過ケーキを水(20mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、メチル3-ブロモ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.2g、3.97mmol、収率55.11%、純度95%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z289.0[M+H]H NMRを記録した。
メチル4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000303
メチル3-ブロモ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(600mg、2.09mmol、1当量)、メチルボロン酸(625.54mg、10.45mmol、5当量)およびCsCO(2.04g、6.27mmol、3当量)のジオキサン(10mL)およびHO(0.1mL)混合物に、Pd(dppf)Cl.CHCl(170.68mg、209.00umol、0.1当量)をN下で添加した。反応混合物を110℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=50/1~1/1)、メチル4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(110mg、346.51umol、収率16.58%、純度70%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z223.1[M+H]H NMRを記録した。
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000304
メチル4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(362mg、1.63mmol、1当量)のTHF(5mL)溶液に、LiOH.HO(410.17mg、9.77mmol、6当量)のHO(5mL)溶液を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。水溶液を、水性HCl(6M)でpHを4に調整した。懸濁液を濾過し、濾過ケーキを水(10mL)で洗浄し、収集した。化合物である4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(339mg、粗製物)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z209.1[M+H]H NMRを記録した。
4-フルオロ-3,6-ジメチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000305
4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(289mg、1.39mmol、1当量)および6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(335.67mg、1.53mmol、1.1当量、HCl)のDMF(3mL)溶液に、EDCI(798.34mg、4.16mmol、3当量)およびHOBt(562.72mg、4.16mmol、3当量)のDMF(2mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(702.33mg、6.94mmol、966.07uL、5当量)を添加した。混合物を20℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を濾過し、濾液を、分取HPLCによって精製して(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:13分にわたって75%~100%B)、4-フルオロ-3,6-ジメチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(166.5mg、427.33umol、収率30.78%、純度95.87%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z274.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 0.51 - 0.65 (m, 4 H) 0.65 - 0.73 (m, 2 H) 0.82 - 0.95 (m, 2 H) 1.39 (br s, 2 H) 1.51 - 1.73 (m, 6 H) 1.94 - 2.09 (m, 2 H)2.52 (br s, 3 H) 2.54 - 2.60 (m, 3 H) 3.65 - 3.82 (m, 1 H) 6.82 (d, J=12.05 Hz, 1 H) 7.79 (br d, J=7.63 Hz, 1 H) 11.88 (br s, 1 H).
(実施例142)
MPL-282、MPL-282AおよびMPL-282B
スキーム
Figure 2022549345000306
(6-クロロ-4,5-ジフルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シランの合成
Figure 2022549345000307
(6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(10g、30.59mmol、1当量)のTHF(100mL)溶液に、s-BuLi(n-ヘキサン中1.3M、44.71mL、1.9当量)溶液を添加した。混合物を-78℃で0.5時間撹拌した。次にNFSI(28.94g、91.77mmol、3当量)のTHF(100mL)溶液を添加した。反応混合物を-78℃で1.5時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。-78℃で飽和NHCl(100mL)を添加することによって、反応混合物をクエンチし、次にEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1)、(6-クロロ-4,5-ジフルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(9g、23.48mmol、収率76.77%、純度90%)を、黄色の油として得た。
LCMS(ESI)m/z345.2[M+H]H NMRを記録した。
6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000308
(6-クロロ-4,5-ジフルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(9g、26.09mmol、1当量)のTHF(50mL)溶液に、TBAF(THF中1M、39.14mL、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で30分間撹拌した。TLCによって、反応が完了したことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮した。生成した残留物を水(100mL)で20分間粉砕し、濾過し、濾過ケーキを石油エーテル(20mL×3)で洗浄した。ケーキを減圧下で乾燥させた。化合物である6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.2g、15.27mmol、収率58.53%、純度90%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。粗製生成物を、精製なしに次のステップで使用した。
6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000309
6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(5.3g、28.11mmol、1当量)のTHF(50mL)溶液に、NaH(3.37g、84.32mmol、純度60%、3当量)を0℃で、N下で添加し、これに続いてTosCl(8.04g、42.16mmol、1.5当量)のTHF(30mL)溶液を0℃で滴下添加した。反応混合物を次に0℃で0.5時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を飽和NHCl(100mL)に注ぎ入れ、次にEtOAc(100mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(7.7g、22.47mmol、収率79.93%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z343.0[M+H]H NMRを記録した。
メチル6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000310
6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(6.7g、19.55mmol、1当量)のTHF(70mL)混合物をNで3回脱気し、パージした。LDA(THF中2M、14.66mL、1.5当量)を-78℃で10分間、N雰囲気下で撹拌した。メチルカルボノクロリデート(9.24g、97.74mmol、7.57mL、5当量)を次に添加した。混合物を-78℃で30分間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物をNHCl飽和溶液(50mL)で、25℃でクエンチし、次に水(50mL)で希釈し、EtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、メチル6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(3.1g、6.19mmol、収率31.65%、純度80%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z401.1[M+H]H NMRを記録した。
メチル4,5-ジフルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000311
メチル6-クロロ-4,5-ジフルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(3.1g、7.73mmol、1当量)のDME(30mL)混合物に、メチルボロン酸(2.32g、38.67mmol、5当量)およびKCO(3.21g、23.20mmol、3当量)を添加した。混合物をNでパージし、Pd(dppf)Cl.CHCl(631.66mg、773.48umol、0.1当量)をN下で添加した。混合物を100℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過し、ケーキをEtOAc(10mL×3)で洗浄した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、メチル4,5-ジフルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(800mg、2.00mmol、収率25.83%、純度95%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z381.0[M+H]H NMRを記録した。
ステップ6.メチル4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000312
メチル4,5-ジフルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1g、2.63mmol、1当量)のTHF(5mL)溶液に、TBAF(THF中1M、3.94mL、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。TLCによって、反応物が完全に消費されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮した。生成した残留物を水(20mL)で20分間粉砕し、濾過した。ケーキを収集し、石油エーテル(10mL×3)で洗浄し、減圧下で濃縮した。化合物であるメチル4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(620mg、2.19mmol、収率83.41%、純度80%)を、黄色の固体として得た。粗製生成物を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z227.0[M+H]H NMRを記録した。
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000313
メチル4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(620mg、2.74mmol、1当量)のTHF(3mL)およびHO(3mL)溶液に、LiOH.HO(575.15mg、13.71mmol、5当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の生成物が検出したことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。残留物を水(10mL)で希釈し、水性HCl(6M)を、pHが2になるまで添加した。混合物を濾過し、真空中で濃縮した。化合物である4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(500mg、2.12mmol、収率77.38%、純度90%)を、黄色の固体として得、これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z212.8[M+H];1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 13.38 (br s, 1H), 12.64 (br s, 1H), 7.14 (d, J=2.0 Hz, 1H), 2.55 (d, J=3.5 Hz, 3H).
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド、N-[(4R)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドおよびN-[(4S)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000314
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、188.54umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(43.85mg、226.25umol、1.2当量、HCl)のDMF(1mL)溶液に、25℃で、HOBt(76.43mg、565.63umol、3当量)およびEDCI(108.43mg、565.63umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(95.39mg、942.72umol、131.21uL、5当量)を添加し、混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を、分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって66%~95%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(29.7mg、82.95umol、収率43.99%、純度98.16%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z352.2[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.37 (br s, 1H), 8.32 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 3.88 (br s, 1H), 2.53 (d, J=3.5 Hz, 3H), 1.92 - 1.47 (m, 6H), 0.81- 0.57 (m, 4H), 0.04 (d, J=7.0 Hz, 6H).
同じ反応を707.04umolスケールで行った。反応混合物を、分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって60%~90%B)。残留物をSFCでさらに精製して(Sepiatec Prep SFC 100、カラム:DAICEL CHIRALPAK AD(250mm*30mm、10um);移動相:A:MeOH中0.1%NHO、B CO、均一濃度60%B;流量:80mL/分)、2つのピーク(2つのエナンチオマー)、N-[(4R)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドおよびN-[(4S)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドを得た。
ピーク1(MPL-282A):51.7mg、147.10umol、収率20.80%、純度100%、白色の固体。
LCMS(ESI)m/z352.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.36 (br s, 1H), 8.32 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 4.00 - 3.78 (m, 1H), 2.53 (d, J=3.4 Hz, 3H) , 1.96 - 1.43 (m, 6H), 0.85 - 0.54 (m, 4H), 0.04 (d, J=8.9 Hz, 6H).
ピーク2(MPL-282B):50.2mg、142.83umol、収率20.20%、純度100%、白色の固体。LCMS(ESI)m/z352.3[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.35 (br s, 1H), 8.32 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 3.96 - 3.81 (m, 1H), 2.53 (d, J=3.5 Hz, 3H), 2.00 - 1.37 (m, 6H), 0.83 - 0.55 (m, 4H), 0.04 (d, J=8.9 Hz, 6H).
MPL-282AおよびMPL-282Bもまた分析用SFCで分析した。
条件:
装置:CAS-SH-ANA-SFC-K(PDA検出器を備えたWaters UPCC)
カラム:Chiralpak AD-3 50*4.6mm、3um粒径
移動相:A:CO;B:MeOH中0.05%DEA
均一濃度:40%B
流量:4mL/分
カラム温度:35℃
ABPR:1500psi
MPL-282A:保持時間1.22分;100%ee;MPL-282B:保持時間1.93分;100%ee
(実施例143)
MPL-284
4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000315
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、235.68umol、1当量)および5-シラスピロ[4.5]デカン-8-アミン(50mg、242.95umol、1.03当量、HCl塩)のDMF(5mL)溶液に、HOBt(95.54mg、707.04umol、3当量)およびEDCI(135.54mg、707.04umol、3当量)を添加し、これに続いてTEA(143.09mg、1.41mmol、196.82uL、6当量)を添加した。混合物を30℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応混合物をHO(30mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO(30mL×2)および水中5%LiCl(30mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を分取HPLCによって精製して(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um;移動相:水中0.05%HCl、B:CH3CN、勾配:9分にわたって70%~90%)、4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(19.6mg、53.11umol、収率22.54%、純度98.5%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:364.1[M+H]1H NMR (400 MHz, METHANOL-d4) δ = 7.14 (s, 1H), 3.81 (br t, J=11.3 Hz, 1H), 2.57 (d, J=3.5 Hz, 3H), 2.20 (br d, J=11.0 Hz, 2H), 1.72 - 1.54 (m, 6H), 0.91 - 0.80 (m, 4H), 0.67 (br t, J=6.7 Hz, 2H), 0.58 (br t, J=6.8 Hz, 2H).
(実施例144)
MPL-285
4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000316
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、235.68umol、1当量)および6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(51.81mg、235.68umol、1当量、HCl塩)のDMF(5mL)溶液に、HOBt(95.54mg、707.04umol、3当量)およびEDCI(135.54mg、707.04umol、3当量)を添加し、これに続いてTEA(143.09mg、1.41mmol、196.82uL、6当量)を添加した。混合物を30℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応混合物をHO(30mL)で希釈し、EtOAc、90mL(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO(30mL×2)および水中5%LiCl(30mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(ISCO(登録商標);4gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、30mL/分における石油エーテル中0~10%酢酸エチルの溶出剤)4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(27.1mg、71.57umol、収率30.37%、純度99.692%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:378.1[M+H]1H NMR (400 MHz, METHANOL-d4) δ = 7.14 (s, 1H), 3.78 (br t, J=11.3 Hz, 1H), 2.57 (d, J=3.5 Hz, 3H), 2.13 (br d, J=9.4 Hz, 2H), 1.80 - 1.59 (m, 6H), 1.45 (brd, J=5.1 Hz, 2H), 0.96 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.82 - 0.73 (m, 2H), 0.71 - 0.61 (m, 4H).
(実施例145)
MPL-290
N-シクロオクチル-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000317
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、188.54umol、1当量)およびシクロオクタンアミン(23.99mg、188.54umol、1当量)のDMF(0.5mL)溶液に、HOBt(76.43mg、565.63umol、3当量)およびEDCI(108.43mg、565.63umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(114.47mg、1.13mmol、157.46uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出したことが示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製して(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって55%~85%B)。化合物であるN-シクロオクチル-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(20mg、61.70umol、収率32.72%、純度99.14%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:322.2[M+1]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ = 7.17 (s, 1H), 4.20 - 4.12 (m, 1H), 2.58 (d, J=3.5 Hz, 3H), 1.93 - 1.85 (m, 2H), 1.83 - 1.74 (m, 4H), 1.71 - 1.59 (m, 8H).
(実施例146)
MPL-292
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000318
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、131.23umol、1当量)および1,1-ジメチルシロカン-4-アミン(30.00mg、144.35umol、1.1当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、25℃で、EDCI(75.47mg、393.69umol、3当量)およびHOBt(53.20mg、393.69umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(66.40mg、656.15umol、91.33uL、5当量)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。混合物を分取HPLCによって精製して(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって75%~100%B)。化合物である5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(18.7mg、45.71umol、収率34.83%、純度93.361%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z382.1[M+H]1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d) δ = 9.41 (br s, 1H), 6.78 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.08 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 4.26 - 4.05 (m, 1H), 2.72 (s, 3H), 2.11 - 1.97 (m, 1H), 1.78 - 1.64 (m, 5H), 1.64 - 1.58 (m, 2H), 0.88 - 0.58 (m, 4H), 0.12 - 0.02 (m, 6H).
(実施例147)
MPL-294
4,5-ジフルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000319
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、235.68umol、1当量)および(1R,2R,3S,5R)-3-アミノ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-2-オール(50mg、243.04umol、1.03当量、HCl)のDMF(2mL)溶液に、HOBt(95.53mg、707.04umol、3当量)およびEDCI(135.54mg、707.04umol、3当量)を添加し、これに続いてTEA(143.09mg、1.41mmol、196.82uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCによって精製して(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um;移動相A:水中0.05%HCl、B:CHCN、勾配:9分にわたって65%~85%B)、白色の固体(50mg)を得、これを、prep-SFCによってさらに精製し(カラム:DAICEL CHIRALPAK AD-H(250mm×30mm、5um);移動相:A:IPA中0.1%NHO、B:CO;均一濃度25%B、流量:80mL/分)およびこれに続いて凍結乾燥して、所望の化合物である4,5-ジフルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(16mg、44.03umol、収率32.00%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:364.1[M+H]1H NMR (400 MHz, METHANOL-d4) δ = 7.27 - 7.15 (m, 1H), 4.70 - 4.60 (m, 1H), 2.61 (d, J=3.5 Hz, 3H), 2.55 - 2.46 (m, 1H), 2.32 - 2.23 (m, 1H), 2.08 -2.02 (m, 1H), 2.01 - 1.96 (m, 1H), 1.73 (ddd, J=1.8, 7.5, 13.6 Hz, 1H), 1.66 (d, J=10.4 Hz, 1H), 1.35 (d, J=7.8 Hz, 6H), 1.16 (s, 3H).
(実施例148)
MPL-295、MPL-295AおよびMPL-295B
N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド、N-[(3R)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドおよびN-[(3S)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000320
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、141.41umol、1当量)および1,1-ジメチルシロラン-3-アミン(23.44mg、141.41umol、1当量、HCl塩)のDMF(2mL)溶液に、HOBt(57.32mg、424.22umol、3当量)およびEDCI(81.32mg、424.22umol、3当量)を添加し、これに続いてTEA(85.85mg、848.45umol、118.09uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。MeOH(0.5mL)を添加し、混合物を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um;移動相:A:水中0.05%HCl、B:CHCN;勾配:9分にわたって60%~80%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(17.6mg、53.19umol、収率37.62%、純度97.743%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:324.1[M+H]1H NMR (400 MHz, METHANOL-d4) δ = 7.00 (s, 1H), 3.97 - 3.82 (m, 1H), 2.41 (d, J=3.4 Hz, 3H), 2.08 - 1.88 (m, 1H), 1.29 (dq, J=7.2, 12.2 Hz, 1H), 1.10 -0.99 (m, 1H), 0.69 (dd, J=6.5, 14.3 Hz, 1H), 0.51 - 0.35 (m, 2H), 0.00 (d, J=1.7 Hz, 6H).
上記反応を471.36umolで後に行った。分取HPLCから単離した生成物(カラム:Phenomenex Synergi C18 100*21.2mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって52%~82%B)をさらにSFC(Berger MG II、カラム:DAICEL CHIRALPAK AD(250mm*30mm,10um);移動相:A:EtOH中0.1%NHO;B:CO;均一濃度50%B;流量:80mL/分)により、2つのピーク(2つのエナンチオマー)である、N-[(3R)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドおよびN-[(3S)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドを得た。
ピーク1(MPL-295A):33.4mg、103.27umol、収率21.91%、純度100%。
LCMS(ESI)m/z324.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.36 (br s, 1H), 8.35 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 4.02 (dq, J=7.0, 11.5 Hz, 1H), 2.53 (d, J=3.4 Hz, 3H), 2.10 - 1.97 (m, 1H), 1.44 (dq, J=7.2, 12.0 Hz, 1H), 1.17 - 1.06 (m, 1H), 0.81 (ddd, J=1.8, 7.1, 14.6 Hz, 1H), 0.69 - 0.46 (m, 2H), 0.18 (d, J=2.7 Hz, 6H).
ピーク2(MLL-295B):32.5mg、100.49umol、収率21.32%、純度100%。
LCMS(ESI)m/z324.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.36 (br s, 1H), 8.35 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 4.08 - 3.94 (m, 1H), 2.53 (d, J=3.4 Hz, 3H), 2.08 - 2.00 (m, 1H), 1.50 - 1.38 (m, 1H), 1.17 - 1.06 (m, 1H), 0.86 - 0.77 (m, 1H), 0.68 - 0.48 (m, 2H), 0.18 (d, J=2.7 Hz, 6H).
MPL-295AおよびMPL-295Bは分析用SFCでも分析した。
条件:
装置:CAS-SH-ANA-SFC-L(PDA検出器を備えたWaters UPCC)
カラム:Chiralpak AD-3 150mm*4.6mm、3um粒径
移動相:A:CO、B:エタノール中0.05%DEA
勾配:5分において5%~40%のB、40%Bで2.5分間、次に5%Bで2.5分間保持
流量:2.5mL/分
カラム温度:35℃
ABPR:1500psi
MPL-295A:保持時間:6.19分;100%ee;MPL-295B:保持時間:7.250分、100%ee
(実施例149)
MPL-301
N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000321
4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、188.54umol、1当量)および1,1-ジメチルシロカン-5-アミン(35.26mg、169.69umol、0.9当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(72.29mg、377.09umol、2当量)およびHOBt(50.95mg、377.09umol、2当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(76.31mg、754.17umol、104.97uL、4当量)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A 水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって70%~100%B)。生成した残留物を、SFCによってさらに精製した(Berger MG II、カラム:DAICEL CHIRALPAK AD(250mm*30mm,10um);移動相カラム:EtOH中0.1%NHO、B:CO;均一濃度40%B、流量80mL/分)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(28.2mg、76.76umol、収率40.71%、純度99.49%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z366.1[M+H]1H NMR (500MHz, Acetone-d6) = 11.18 (br s, 1H), 7.75 (br d, J=7.2 Hz, 1H), 7.25 - 6.99 (m, 1H), 4.42 - 3.97 (m, 1H), 2.55 (d, J=3.5 Hz, 3H), 1.83 - 1.65 (m, 8H), 0.80 (t, J=6.2 Hz, 4H), 0.11 - -0.03 (m, 6H).
(実施例150)
MPL-305およびMPL-460
スキーム
Figure 2022549345000322
4,6-ジクロロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000323
4,6-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(5g、26.73mmol、1当量)のTHF(100mL)溶液に、NaH(1.60g、40.10mmol、純度60%、1.5当量)を数回に分けて、0℃で添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した。4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(6.12g、32.08mmol、1.2当量)を0℃で添加した。反応混合物を15℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの主要なスポットが形成されたことが示された。混合物を飽和NHCl(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);40gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、40mL/分において石油エーテル中0~30%酢酸エチルの溶出剤)。化合物である4,6-ジクロロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(7.5g、21.54mmol、収率80.57%、純度98%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-クロロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000324
4,6-ジクロロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(7g、20.52mmol、1当量)、メチルボロン酸(1.72g、28.72mmol、1.4当量)およびKCO(8.51g、61.55mmol、3当量)のDME(300mL)混合物に、Pd(dppf)Cl.CHCl(1.68g、2.05mmol、0.1当量)をN下で添加した。混合物を撹拌し、120℃(外部温度)で12時間還流させた。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、出発材料が完全に消費され、2つの主要なスポットが形成されたことが示された。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。生成した残留物を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);120gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、85mL/分において石油エーテル中0~5%酢酸エチルの溶出剤)。化合物である4-クロロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(4.3g、12.73mmol、収率62.07%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-クロロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000325
4-クロロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.5g、1.56mmol、1当量)のTHF(10mL)(Naで乾燥させ、蒸留した)溶液に、LDA(THF中2M、1.17mL、1.5当量)をN下で、-78℃で滴下添加した。混合物を-78℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を次にCOで3回パージし、10℃に徐々に温め、CO下で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。化合物である4-クロロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(568mg、粗製物)を、THFに懸濁された白色の固体として得た。
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000326
4-クロロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(568mg、粗製物、1.56mmol、1当量)のTHF溶液に、NaOH(2M、18.93mL、24.32当量)を添加した。混合物を50℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の生成物が検出されたことが示された。反応混合物をEtOAc(10mL×2)で抽出した。水相のpHを、HCl(水中6M)で5に調整し、次にEtOAc(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(210mg、947.22umol、収率60.84%、純度95%)を、薄黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z210.9[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.51 (br s, 1H), 7.21 (s, 1H), 7.01 (s, 1H), 2.54 (s, 3H).
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドおよび4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イリデン)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000327
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(27.87mg、132.33umol、1.1当量)および1,1-ジメチルシロカン-5-アミン(25mg、120.30umol、1当量、HCl塩)(7aを不純物として含有)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(46.12mg、240.60umol、2当量)およびHOBt(32.51mg、240.60umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(48.69mg、481.20umol、66.98uL、4当量)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。反応混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって70%~100%B)。SFCによって、1つより多くのピークが示された。分取HPLCからの残留物をSFCによってさらに精製した(Sepiatec Prep SFC 100;カラム:DAICEL CHIRALPAK AD(250mm*30mm,10um粒径);移動相:A:EtOH中0.1%NHO、B:CO;均一濃度40%B、流量:80mL/分)。化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(18mg、49.46umol、収率41.11%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z364.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.18 (s, 1H), 8.35 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.13 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.10 (s, 1H), 3.98 (br d, J=6.1 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 1.67 - 1.50 (m, 8H), 0.74 - 0.58 (m, 4H), 0.00 (s, 3H), -0.05 (s, 3H).
同じ反応物を427.32umolスケールで行った。分取HPLC精製からの残留物をSFCでさらに精製した。化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イリデン)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(7.4mg、20.35umol、収率36.83%、純度99.5%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z362.1[M+1]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ = 7.16 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 2.76 - 2.64 (m, 2H), 2.60 (s, 3H), 2.53 - 2.46 (m, 1H), 2.28 (br dd, J=2.6, 14.0 Hz, 1H), 1.89 - 1.80 (m, 2H), 1.62 - 1.40 (m, 2H), 0.92 - 0.82 (m, 2H), 0.80 - 0.66 (m, 2H), 0.07 (s, 3H), 0.02 (s, 3H).
(実施例151)
MPL-316
スキーム
Figure 2022549345000328
メチル5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000329
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.9g、10.86mmol、1当量)のTHF(40mL)混合物をNで3回脱気し、パージし、次にLDA(THF中2M、8.14mL、1.5当量)を添加し、-60℃で10分間、N雰囲気下で撹拌した。メチルカルボノクロリデート(5.13g、54.29mmol、4.20mL、5当量)を次に添加した。混合物を-60℃で30分間撹拌した。TLCによって、1つの主要な新しいスポットが示された。反応混合物をNHCl飽和溶液(100mL)で、25℃でクエンチし、次に水(50mL)で希釈し、EtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1)。化合物であるメチル5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.1g、2.11mmol、収率19.43%、純度80%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000330
メチル5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.1g、2.64mmol、1当量)、メチルボロン酸(205.16mg、3.43mmol、1.3当量)およびKCO(728.73mg、5.27mmol、2当量)の混合物に、DME(5mL)を添加した。混合物をNでパージし、Pd(dppf)Cl.CHCl(215.30mg、263.64umol、0.1当量)をN下で添加した。混合物を100℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を濾過し、ケーキをEtOAc(20mL×3)で洗浄した。合わせた濾液をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(553mg、1.25mmol、収率47.57%、純度90%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000331
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(553mg、1.39mmol、1当量)のTHF(5mL)溶液に、TBAF(THF中1M、1.81mL、1.3当量)を添加した。混合物を25℃で30分間撹拌した。TLCによって、反応物が完全に消費されたことが示された。LCMSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を水(10mL)で、25℃で30分間粉砕し、濾過し、ケーキを収集した。化合物であるメチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(446mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000332
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(446mg、1.84mmol、1当量)のTHF(3mL)溶液に、LiOH.HO(462.78mg、11.03mmol、6当量)のHO(3mL)溶液を添加した。混合物を30℃で12時間撹拌した。TLCによって、反応が完了したことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。水相を、水性HCl(6M)でpH2に調整し、次に濾過し、減圧下で濃縮して、5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(337mg、1.33mmol、収率72.18%、純度90%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。粗製生成物をさらなる精製なしに次のステップで直接使用した。
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000333
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、437.43umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(75.70mg、390.64umol、8.93e-1当量、HCl塩)のDMF(2mL)溶液に、25℃で、HOBt(177.32mg、1.31mmol、3当量)およびEDCI(251.57mg、1.31mmol、3当量)のDMF(2mL)溶液を撹拌しながら添加し、これに続いてTEA(221.32mg、2.19mmol、304.42uL、5当量)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。混合物を分取HPLCによって精製して(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって70%~100%B)、5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(59.4mg、152.33umol、収率34.82%、純度94.352%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z368.1[M+H]1H NMR (500MHz, CHLOROFORM-d) δ = 9.37 (br s, 1H), 6.92 - 6.63 (m, 1H), 6.09 (br d, J=7.5 Hz, 1H), 4.06 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 2.72 (s, 3H), 2.22 - 1.97 (m, 2H), 1.92 - 1.74 (m, 1H), 1.73 - 1.65 (m, 1H), 1.61 (br s, 1H), 1.51 - 1.41 (m, 1H), 0.87 - 0.59 (m, 4H), 0.06 (d, J=2.0 Hz, 6H).
(実施例152)
MPL-316、MPL-316AおよびMPL-316B
また、MPL-316を以下のスキームに記載されている異なる経路を介して作製し、SFC精製後にそのエナンチオマーMPL-316AおよびMPL-316Bを得た。
スキーム:
Figure 2022549345000334
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000335
(4-フルオロピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(160g、547.07mmol、1当量)のTHF(300mL)溶液に、TBAF(THF中1M、601.78mL、1.1当量)を添加した。混合物を25℃で30分間撹拌した。TLCによって、反応物1が完全に消費されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮し、次に水の中に注ぎ入れ、0℃に冷却し、濾過した。ケーキをEtOAc(100mL×10)で洗浄した。合わせた水層をEtOAc(200mL×5)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1)。化合物である4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(82g、512.02mmol、収率83.19%、純度85%)を、ピンク色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウムの合成
Figure 2022549345000336
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(63g、462.81mmol、1当量)のTHF(500mL)溶液に、m-CPBA(140.94g、694.21mmol、純度85%、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。TLCによって、反応が完了したことが示された。反応混合物を石油エーテル(500mL)で希釈し、次に濾過した。ケーキを収集し、減圧下で乾燥させた。化合物である4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(123g、404.27mmol、収率87.35%、純度50%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。粗製生成物を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
メチル6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000337
4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(50g、164.34mmol、純度50%、1当量)のTHF(500mL)溶液に、HMDS(26.52g、164.34mmol、34.45mL、1当量)を添加し、これに続いてメチルカルボノクロリデート(46.59g、493.01mmol、38.19mL、3当量)(47.340g)を添加した。混合物を50℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物であるメチル6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキシレートが示された。LCMS(ESI)m/z229.0[M+H]。反応混合物を、いずれの後処理なしに次のステップで直接使用した。
6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000338
過去のステップからの反応混合物に、NaOH(3M、250mL、4.63当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。残留物をHO(500mL)で希釈し、EtOAc(300mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1)、6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(14g、73.87mmol、収率45.64%、純度90%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z171.0[M+H]H NMRを記録した。
(6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シランの合成
Figure 2022549345000339
6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(31g、181.74mmol、1当量)のTHF(300mL)溶液に、NaH(21.81g、545.23mmol、純度60%、3当量)を0℃においてN下で添加し、これに続いてTIPSCl(42.05g、218.09mmol、46.67mL、1.2当量)を0℃で滴下添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。TLCによって、極性がより低い1つの主要な新しいスポットが示された。反応混合物は飽和NHCl(300mL)に注ぎ入れ、EtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、(6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(59g、153.41mmol、収率84.41%、純度85%)を、黄色の油として得た。H NMRを記録した。
(5,6-ジクロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シランの合成
Figure 2022549345000340
(6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(10g、30.59mmol、1当量)のTHF(100mL)溶液に、s-BuLi(n-ヘキサン中1.3M、44.71mL、1.9当量)の溶液を添加した。混合物を-78℃で0.5時間撹拌した。次に1,1,1,2,2,2-ヘキサクロロエタン(10.86g、45.88mmol、5.20mL、1.5当量)のTHF(20mL)溶液を添加した。反応混合物を-78℃で1.5時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を飽和NHCl(100mL)で、-78℃でクエンチし、次にEtOAc mL(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~20/1)、(5,6-ジクロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(10g、24.91mmol、収率81.42%、純度90%)を、無色の油として得た。H NMRを記録した。
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000341
(5,6-ジクロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(10g、17.99mmol、純度65%、1当量)のTHF(100mL)溶液に、TBAF(THF中1M、26.98mL、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で30分間撹拌した。TLCによって、反応物が完了したことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。生成した残留物を水(100mL)で20分間粉砕し、濾過し、ケーキを石油エーテル(20mL×3)で洗浄した。ケーキを収集し、減圧下で乾燥させた。化合物である5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.35g、14.71mmol、収率81.76%、純度90%)を黄色の固体として得、これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。H NMRを記録した。
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000342
5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.35g、16.34mmol、1当量)のTHF(50mL)混合物に、NaH(1.96g、49.02mmol、純度60%、3当量)を0℃においてN下で添加し、これに続いてTHF(30mL)中のTosCl(4.67g、24.51mmol、1.5当量)を0℃で滴下添加した。反応混合物を0℃で0.5時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物は飽和NHCl(150mL)に注ぎ入れ、次にEtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.88g、7.22mmol、収率44.16%、純度90%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z359.0[M+H]H NMRを記録した。
メチル5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000343
実施例151に記載されている同じ手順を使用して(化合物1~化合物2)、反応を8.02mmolで行った(過去のステップからの化合物11)。粗製生成物を、カラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、メチル5,6-ジクロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(2.3g、4.96mmol、収率61.88%、純度90%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z419.0[M+H]H NMRを記録した。
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000344
実施例151に記載されている同じ手順を使用して(化合物2~化合物3)、反応を5.51mmolで行った(過去のステップからの化合物13)。粗製生成物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(436mg、988.86umol、収率17.94%、純度90%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z397.1[M+H]H NMRを記録した。
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000345
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(436mg、1.10mmol、1当量)のTHF(5mL)溶液に、TBAF(1M HCl、2mL、1.82当量)を添加した。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。TLCによって、反応物14が完全に消費されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。生成した残留物を水(20mL)で20分間粉砕し、濾過した。ケーキを収集し、石油エーテル(10mL×3)で洗浄し、減圧下で濃縮した。化合物であるメチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(260mg、964.42umol、収率87.78%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。粗製生成物を、精製なしに次のステップで使用した。
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000346
メチル5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(260mg、1.07mmol、1当量)のTHF(5mL)およびHO(5mL)溶液に、LiOH.HO(224.82mg、5.36mmol、5当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。残留物を水(10mL)で希釈し、水性HCl(6M)で、pHを2に調整し、次に濾過した。濾液を真空中で濃縮して、粗製の化合物5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(230mg、905.48umol、収率84.50%、純度90%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z229.0[M+H]H NMRを記録した。
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド、5-クロロ-N-[(4R)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドおよび5-クロロ-N-[(4S)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000347
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(150mg、656.15umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(152.59mg、787.38umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(3mL)溶液に、25℃でHOBt(265.98mg、1.97mmol、3当量)およびEDCI(377.35mg、1.97mmol、3当量)のDMF(2mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(331.98mg、3.28mmol、456.64uL、5当量)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。混合物を分取HPLCによって精製して(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって65%~95%B)、MPL-316を得、これをさらにSFCによって精製して(Berger MG II、カラム:DAICEL CHIRALPAK AD(250mm*30mm,10um);移動相:A:EtOH中0.1%NHO、B:CO;均一濃度45%B、流量:80分/mL)、2つのピーク(2つのエナンチオマー)、5-クロロ-N-[(4R)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドおよび5-クロロ-N-[(4S)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドを得た。
ピーク1(MPL-316A):45.8mg、124.48umol、収率18.97%、純度100%、白色の固体。
LCMS(ESI)m/z368.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.47 (br s, 1H), 8.34 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 3.97 - 3.79 (m, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.02 - 1.39 (m, 6H), 0.85 - 0.53 (m, 4H), 0.04 (d, J=8.9 Hz, 6H).
ピーク2(MPL-316B):51.1mg、138.89umol、収率21.17%、純度100%、白色の固体。
LCMS(ESI)m/z368.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.47 (br s, 1H), 8.34 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 4.04 - 3.75 (m, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.05 - 1.33 (m, 6H), 0.87 - 0.53 (m, 4H), 0.04 (d, J=8.9 Hz, 6H).
MPL-316AおよびMPL-316Bはまた分析用SFCでも分析した。
条件:
装置:CAS-SH-ANA-SFC-K(PDA検出器を備えたWaters UPCC)
カラム:Chiralpak AD-3 50*4.6mm、3um粒径
移動相:A:CO、B:エタノール中0.05%DEA
均一濃度:40%B
流量:2.5mL/分
カラム温度:35℃
ABPR:1500psi
MPL-316A:保持時間:3.47分;100%ee;MPL-316B:保持時間:3.85分;100%ee。
(実施例153)
MPL-387
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000348
6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、260.18umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(56.13mg、312.22umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(2mL)溶液に、EDCI(149.63mg、780.55umol、3当量)およびHOBt(105.47mg、780.55umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(131.64mg、1.30mmol、181.07uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を濾過した。濾過したものを分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CH3CN;勾配:11分にわたって49%~79%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(62.4mg、195.11umol、収率74.99%、純度99.260%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:318.1[M+1]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.99 - 11.70 (m, 1H), 8.03 - 7.88 (m, 2H), 7.01 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.57 (d, J=8.5 Hz, 1H), 3.93 - 3.82 (m, 3H), 3.75 - 3.64 (m, 1H), 2.03 - 1.92 (m, 2H), 1.65 - 1.49 (m, 2H), 0.85 - 0.71 (m, 2H), 0.59 (dt, J=4.7, 13.9 Hz, 2H), 0.14 - -0.04 (m, 6H).
(実施例154)
MPL-388
スキーム
Figure 2022549345000349
6-クロロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000350
6-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2g、13.11mmol、1当量)のTHF(20mL)冷却溶液に、NaH(786.39mg、19.66mmol、純度60%、1.5当量)を数回に分けて添加し、0℃で30分間撹拌した。次に混合物に、TosCl(3.00g、15.73mmol、1.2当量)を数回に分けて添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物をNHCl飽和溶液(20mL)で、25℃でクエンチし、次に水(10mL)で希釈し、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1)。化合物である6-クロロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.84g、8.34mmol、収率63.66%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
6-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000351
6-クロロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.3g、4.24mmol、1当量)、フェニルボロン酸(775.06mg、6.36mmol、1.5当量)およびKCO(1.17g、8.48mmol、2当量)の混合物に、ジオキサン(15mL)を添加した。混合物をNでパージし、Pd(dppf)Cl.CHCl(346.07mg、423.77umol、0.1当量)をN下で添加した。混合物を110℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。混合物を濾過し、ケーキをEtOAc(50mL×2)で洗浄し、合わせた濾液をNaSOで乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~3/1)、6-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.7g、4.39mmol、収率90.11%、純度90%)を、褐色固体として得た。
LCMS(ESI)m/z349.1[M+H]H NMRを記録した。
メチル6-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000352
6-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(498.24mg、1.43mmol、1当量)のTHF(5mL)混合物を、Nで3回脱気し、パージし、LDA(THF中2M、1.07mL、1.5当量)を次に添加し、-60℃で10分間、N雰囲気下で撹拌した。次にメチルカルボノクロリデート(676.09mg、7.15mmol、554.17uL、5当量)を添加し、-60℃で30分間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を飽和NHCl(20mL)で、25℃でクエンチし、次に水(20mL)で希釈し、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~3/1)、メチル6-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(463mg、1.03mmol、収率71.69%、純度90%)を、褐色固体として得た。
LCMS(ESI)m/z407.1[M+H] H NMRを記録した。
6-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000353
メチル6-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(463mg、1.14mmol、1当量)のEtOH(3mL)溶液に、NaOH(水中2M、3mL、5.27当量)を添加した。混合物を80℃で12時間撹拌した。TLCによって、極性がより高い1つの主要な新しいスポットが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、EtOHを除去し、次にpHが2に変化するまで、水性HCl(6M)で処理し、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製物6-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(200mg、755.54umol、収率66.33%、純度90%)を、黄色の固体として得た。これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 13.12 (br s, 1H), 12.35 (s, 1H), 8.19 - 8.11 (m, 3H), 7.75 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.57 - 7.39 (m, 4H), 7.13 (d, J=2.0 Hz, 1H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000354
6-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、209.87umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(41.50mg、230.86umol、1.1当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(85.08mg、629.61umol、3当量)およびEDCI(120.70mg、629.61umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(106.18mg、1.05mmol、146.06uL、5当量)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。混合物を、分取HPLCによって精製して(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CH3CN;勾配:11分にわたって64%~94%B)、N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(42.9mg、115.65umol、収率55.11%、純度98%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z364.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.07 (s, 1H), 8.21 (d, J=8.1 Hz, 1H), 8.16 - 8.07 (m, 3H), 7.71 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.53 - 7.46 (m, 2H), 7.44 - 7.37 (m, 1H), 7.12 (d, J=2.0 Hz, 1H), 3.78 - 3.66 (m, 1H), 2.05 - 1.92 (m, 2H), 1.67 - 1.51 (m, 2H), 0.87 - 0.54 (m, 4H), 0.15 - 0.01 (m, 6H).
(実施例155)
MPL-389
スキーム
Figure 2022549345000355
1-(p-トリルスルホニル)-6-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000356
6-クロロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.3g、4.24mmol、1当量)、3-ピリジルボロン酸(781.34mg、6.36mmol、1.5当量)およびKCO(1.17g、8.48mmol、2当量)の混合物に、ジオキサン(15mL)およびHO(0.1mL)を添加した。混合物をNでパージし、Pd(dppf)Cl.CHCl(346.07mg、423.77umol、0.1当量)をN下で添加した。混合物を110℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(50mL×2)で洗浄した。合わせた濾液をNaSOで乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~2/1)。化合物である1-(p-トリルスルホニル)-6-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(967mg、2.49mmol、収率58.78%、純度90%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z350.1[M+H]H NMRを記録した。
メチル1-(p-トリルスルホニル)-6-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000357
1-(p-トリルスルホニル)-6-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(498.56mg、1.43mmol、1当量)のTHF(5mL)混合物をNで3回脱気し、パージした。LDA(THF中2M、1.07mL、1.5当量)を添加し、-60℃で10分間、N雰囲気下で撹拌した。メチルカルボノクロリデート(674.18mg、7.13mmol、552.61uL、5当量)を次に添加し、-60℃で30分間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物をNHCl飽和溶液(20mL)で、25℃でクエンチし、次に水(20mL)で希釈し、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、ジクロロメタン/メタノール=1/0~10/1)、メチル1-(p-トリルスルホニル)-6-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(480mg、589.04umol、収率41.28%、純度50%)を黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z408.1[M+H] H NMRを記録した。
6-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000358
メチル1-(p-トリルスルホニル)-6-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(480mg、1.18mmol、1当量)のEtOH(3mL)溶液に、水性NaOH(2M、3mL、5.09当量)を添加した。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、EtOHを除去した。pHが6に変化するまで、水相を水性HCl(6M)で処理し、濾過し、減圧下で濃縮して、6-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(粗製物、240mg、802.58umol、収率68.13%、純度80%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z240.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 12.33 (br s, 1H), 9.31 (d, J=1.6 Hz, 1H), 8.62 (dd, J=1.6, 4.7 Hz, 1H), 8.46 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 8.20 (d, J=8.6 Hz, 1H),7.81 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.53 (dd, J=4.7, 7.4 Hz, 1H), 7.14 - 7.03 (m, 1H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000359
6-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、209.00umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(41.33mg、229.91umol、1.1当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(84.72mg、627.01umol、3当量)およびEDCI(120.20mg、627.01umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(105.74mg、1.05mmol、145.45uL、5当量)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。混合物を分取HPLCによって精製して(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CH3CN;勾配:11分にわたって45%~75%B)、N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(31.5mg、86.42umol、収率41.35%、純度100%)を、褐色固体として得た。
LCMS(ESI)m/z365.0[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.18 (s, 1H), 9.31 (d, J=2.1 Hz, 1H), 8.61 (dd, J=1.5, 4.7 Hz, 1H), 8.46 (td, J=1.9, 8.0 Hz, 1H), 8.25 (d, J=7.9 Hz, 1H), 8.19 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.80 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.59 - 7.46 (m, 1H), 7.15 (d, J=2.0 Hz, 1H), 3.81 - 3.66 (m, 1H), 2.06 - 1.91 (m, 2H), 1.68 - 1.51 (m, 2H), 0.79 (br d, J=14.6 Hz, 2H), 0.62 (dt, J=4.7, 14.0 Hz, 2H), 0.15 -0.04 (m, 6H).
(実施例156)
MPL-390
スキーム
Figure 2022549345000360
5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000361
5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.24g、6.29mmol、1当量)のDMF(40mL)およびMeOH(30mL)溶液に、CuBr(1.81g、12.59mmol、383.35uL、2当量)およびナトリウムメタノレート(18.02g、333.55mmol、53当量)を添加した。混合物を130℃で4時間、N雰囲気下で撹拌した。LC-MSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。残留物をHO(200mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、ジクロロメタン/メタノール=1/0~10/1)。化合物である5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(641mg、3.68mmol、収率50.37%、純度85%)を、褐色の固体として得た。
LCMS m/z:149.1[M+1]H NMRを記録した。
5-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000362
5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(641mg、4.33mmol、1当量)のTHF(8mL)溶液に、NaH(259.56mg、6.49mmol、純度60%、1.5当量)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。TosCl(907.29mg、4.76mmol、1.1当量)を次に添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応物を飽和NHCl(30mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1)、5-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.10g、3.45mmol、収率79.82%、純度95%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:303.1[M+1]H NMRを記録した。
メチル5-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000363
5-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.10g、3.64mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、THF中のLDA(2M、2.73mL、1.5当量)を-78℃においてN下で滴下添加した。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した。メチルカルボノクロリデート(1.72g、18.19mmol、1.41mL、5当量)を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)によって、新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NHCl(20mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、メチル5-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(514mg、1.35mmol、収率37.24%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000364
メチル5-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(514mg、1.43mmol、1当量)のEtOH(6mL)溶液に、水性NaOH(2M、6mL、8.41当量)を添加した。混合物を80℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、EtOHを除去した。水溶液を、水性のHCl(6N)で、pHを3~4に調整し、濾過した。ケーキを石油エーテル(15mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させた。化合物である5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(245mg、1.21mmol、収率84.92%、純度95%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:193.1[M+1]1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 13.40 - 12.69 (m, 1H), 12.29 - 12.08 (m, 1H), 8.14 (d, J=2.9 Hz, 1H), 7.61 (d, J=2.7 Hz, 1H), 7.01 (d, J=2.1 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000365
5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、260.18umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(56.13mg、312.22umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(2mL)溶液に、EDCI(149.63mg、780.55umol、3当量)およびHOBt(105.47mg、780.55umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(157.97mg、1.56mmol、217.29uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過して、濾液を得た。残留物を分取HPLCによって精製して、(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって52%~82%B)、N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(57.4mg、180.74umol、収率69.47%、純度99.960%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:318.0[M+1]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.88 (br s, 1H), 8.17 (d, J=8.1 Hz, 1H), 8.06 (d, J=2.9 Hz, 1H), 7.59 (d, J=2.7 Hz, 1H), 7.08 - 6.91 (m, 1H), 3.84 - 3.78 (m, 3H), 3.75 - 3.66 (m, 1H), 2.05 - 1.93 (m, 2H), 1.66 - 1.52 (m, 2H), 0.78 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.61 (dt, J=4.8, 14.1 Hz, 2H), 0.11 -0.01 (m, 6H).
(実施例157)
MPL-391
スキーム
Figure 2022549345000366
5-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000367
5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2g、10.15mmol、1当量)のTHF(20mL)溶液に、NaH(608.98mg、15.23mmol、純度60%、1.5当量)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。次にTosCl(2.13g、11.17mmol、1.1当量)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)によって、多くの新しいスポットが形成されたことが示された。反応物を飽和NHCl(30mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、5-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.01g、7.72mmol、収率76.01%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000368
5-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.5g、4.27mmol、1当量)、フェニルボロン酸(624.89mg、5.13mmol、1.2当量)およびCsCO(2.78g、8.54mmol、2当量)のジオキサン(0.5mL)およびHO(5mL)混合物に、Pd(dppf)Cl(312.50mg、427.09umol、0.1当量)をN下で添加した。混合物を110℃で12時間加熱した。LC-MSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、濾過して、不溶性材料を除去した。濾液を真空中で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~25/3)。化合物である5-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.36g、3.32mmol、収率77.69%、純度85%)を、無色の油として得た。
LCMS m/z:349.1[M+1]H NMRを記録した。
メチル5-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000369
5-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.36g、3.90mmol、1当量)のTHF(12mL)溶液に、LDA(THF中2M、2.93mL、1.5当量)を、-78℃においてN下で滴下添加した。-78℃で30分間撹拌後、メチルカルボノクロリデート(1.84g、19.52mmol、1.51mL、5当量)を-78℃で滴下添加し、反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物をNHCl(20mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1)。化合物であるメチル5-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(317mg、701.93umol、収率17.98%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000370
メチル5-フェニル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(317mg、779.92umol、1当量)のEtOH(5mL)溶液に、水性NaOH(2M、5mL、12.82当量)を添加した。混合物を80℃で2時間撹拌した。所望の生成物をLC-MSで検出した。反応混合物を減圧下で濃縮して、EtOHを除去した。残留する溶液を、水性HCl(6N)でpH3~4に調整し、次に濾過した。ケーキを石油エーテル(15mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させた。化合物である5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(163mg、615.76umol、収率78.95%、純度90%)を黄色の固体として得た。これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS m/z:239.1[M+1]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.43 (s, 1H), 8.73 (, 1H), 8.35 - 8.39 (s, 1H), 7.53-7.76 (d, J=7.5 Hz, 2H), 7.48-7.53 (t, J=7.5 Hz, 2H), 7.37 - 7.40 (m, 1H), 7.16 (s, 1H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000371
5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、209.87umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(45.27mg、251.85umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1.5mL)溶液に、EDCI(120.70mg、629.61umol、3当量)およびHOBt(85.08mg、629.61umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(127.42mg、1.26mmol、175.27uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の生成物が形成されたことが示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製して(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CH3CN;勾配:11分にわたって66%~95%)N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(48.8mg、133.42umol、収率63.57%、純度99.39%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:239.1[M+1]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.12 (s, 1H), 8.62 (d, J=2.1 Hz, 1H), 8.36 - 8.21 (m, 2H), 7.73 (d, J=7.3 Hz, 2H), 7.49 (t, J=7.7 Hz, 2H), 7.42 - 7.30 (m, 1H), 7.22 - 7.09 (m, 1H), 3.78 - 3.67 (m, 1H), 2.06 - 1.95 (m, 2H), 1.68 - 1.54 (m, 2H), 0.79 (br d, J=14.6 Hz, 2H), 0.62 (dt, J=4.7, 14.0 Hz, 2H), 0.14 - 0.02 (m, 6H).
(実施例158)
MPL-392
スキーム
Figure 2022549345000372
1-(p-トリルスルホニル)-5-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000373
5-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.18g、6.21mmol、1当量)、3-ピリジルボロン酸(915.53mg、7.45mmol、1.2当量)およびCsCO(4.04g、12.41mmol、2当量)のジオキサン(20mL)およびH2O(2mL)溶液に、Pd(dppf)Cl(454.17mg、620.70umol、0.1当量)をN下で添加した。混合物を110℃で12時間加熱した。LC-MSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、濾過して、不溶性固体を除去した。濾液を真空中で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/3)。化合物である1-(p-トリルスルホニル)-5-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.86g、4.80mmol、収率77.35%、純度90%)を黄色の固体として得た。
LCMS m/z:350.1[M+1]H NMRを記録した。
メチル1-(p-トリルスルホニル)-5-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000374
1-(p-トリルスルホニル)-5-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.86g、5.33mmol、1当量)のTHF(20mL)溶液に、LDA(THF中2M、4.00mL、1.5当量)を、-78℃においてN下で滴下添加した。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した。メチルカルボノクロリデート(2.52g、26.67mmol、2.07mL、5当量)を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)によって、化合物3が残留し、新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NHCl(50mL)でクエンチし、ジクロロメタン(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1)。化合物であるメチル1-(p-トリルスルホニル)-5-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.36g、2.34mmol、収率43.80%、純度70%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
5-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000375
メチル1-(p-トリルスルホニル)-5-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(700mg、1.72mmol、1当量)のEtOH(10mL)溶液に、水性NaOH(2M、859.02uL、1当量)を添加した。混合物を80℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物をHO(8mL)で希釈し、ジクロロメタン(10mL×3)で抽出した。水相を、水性HCl(6N)でpH6~7に調整し、濾過した。濾過ケーキを石油エーテル(10mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させた。化合物である5-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(270mg、1.07mmol、収率62.41%、純度95%)を、白色の固体として得た。これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS m/z:240.1[M+1]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 13.25 (br, s, 1H), 12.51 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.16-8.18 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.51-7.54 (m, 1H), 7.17 (s, 1H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000376
5-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、209.00umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(45.09mg、250.81umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1.5mL)溶液に、EDCI(40.07mg、209.00umol、1当量)およびHOBt(28.24mg、209.00umol、1当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(21.15mg、209.00umol、29.09uL、1当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CH3CN;勾配:11分にわたって42%~72%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(41mg、111.67umol、収率53.43%、純度99.279%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:365.1[M+1]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.21 (s, 1H), 8.97 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.99 - 8.93 (m, 1H), 8.68 (d, J=2.1 Hz, 1H), 8.58 (d, J=3.8 Hz, 1H), 8.42 (d, J=2.1 Hz, 1H), 8.32 (d, J=8.1 Hz, 1H), 8.16 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 7.51 (dd, J=4.7, 7.9 Hz, 1H), 7.23 - 7.16 (m, 1H), 3.79 - 3.67 (m, 1H), 2.08 - 1.95 (m, 2H), 1.68 - 1.54 (m, 2H), 0.79 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.62 (dt, J=4.7, 14.0 Hz, 2H), 0.10 (s, 3H), 0.04 (s, 3H).
(実施例159)
MPL-401、MPL-401AおよびMPL-401B
Figure 2022549345000377
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド、4-クロロ-N-[(3R)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド,および4-クロロ-N-[(3S)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
4-クロロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、142.44umol、1当量)および1,1-ジメチルシロラン-3-アミン(25.97mg、156.68umol、1.1当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(54.61mg、284.88umol、2当量)およびHOBt(38.49mg、284.88umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(57.65mg、569.76umol、79.30uL、4当量)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、反応物1が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。混合物をMeOH(2mL)で希釈し、濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって57%~87%B)。化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(27.9mg、86.68umol、収率60.85%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z322.0[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.08 (s, 1H), 8.21 (br d, J=7.6 Hz, 1H), 7.01 (d, J=2.2 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 3.92 - 3.77 (m, 1H), 2.35 (s, 3H), 1.92 - 1.81 (m, 1H), 1.27 (dq, J=7.2, 12.1 Hz, 1H), 0.98 - 0.89 (m, 1H), 0.64 (br dd, J=5.5, 14.6 Hz, 1H), 0.48 (dd, J=11.2, 14.2 Hz, 1H), 0.41 - 0.30 (m, 1H), 0.00 (d, J=1.5 Hz, 6H).
同じ反応を後で427.3umolにおいて行った。分取HPLC精製からの生成物(MPL-401)をprep-SFC(Waters Prep SFC 80Q;カラム:(s,s)WHELK-O1(250mm*30mm、5um);移動相:A:IPA中0.1%NHO、B:CO、均一濃度30%B、流量:40mL/分)で分離して、2つのピーク(2つのエナンチオマー)、4-クロロ-N-[(3R)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド,および4-クロロ-N-[(3S)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドを得た。
ピーク1(MPL-401A)(12.8mg、38.47umol、収率35.3%、純度96.7%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:322.0[M+1]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.24 (br s, 1H), 8.38 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.17 (d, J=11.7 Hz, 2H), 4.09 - 3.95 (m, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.03 (br d, J=4.3 Hz, 1H), 1.44 (dq, J=7.0, 12.0 Hz, 1H), 1.11 (br dd, J=5.1, 14.1 Hz, 1H), 0.81 (br dd, J=5.3, 14.7 Hz, 1H), 0.65 (dd, J=11.2, 14.3 Hz, 1H), 0.58 - 0.47 (m, 1H), 0.18 (d, J=1.6 Hz, 6H).
ピーク2(MPL-401B)(42.4mg、131.73umol、収率30.3%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:322.0[M+1];1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.24 (br s, 1H), 8.38 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J=15.0 Hz, 2H), 4.02 (dq, J=7.0, 11.6 Hz, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.09 - 1.98 (m, 1H), 1.44 (dq, J=7.2, 12.1 Hz, 1H), 1.16 - 1.06 (m, 1H), 0.86 - 0.77 (m, 1H), 0.65 (dd, J=11.1, 14.1 Hz, 1H), 0.53 (ddd, J=7.9, 12.6, 14.6 Hz, 1H), 0.17 (d, J=2.1 Hz, 6H).
(実施例160)
MPL-434
スキーム
Figure 2022549345000378
5-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000379
5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(10g、50.75mmol、1当量)のTHF(100mL)溶液に、NaH(6.09g、152.26mmol、純度60%、3当量)を添加し、これに続いてTosCl(14.51g、76.13mmol、1.5当量)を0℃で添加した。混合物を0℃で2時間撹拌した。TLCによって、所望の生成物が検出されたことが示された。反応混合物を水性NHCl(100mL)でクエンチし、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1)、5-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(12g、30.75mmol、収率60.59%、純度90%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-(2-フルオロフェニル)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000380
5-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、569.45umol、1当量)、(2-フルオロフェニル)ボロン酸(239.03mg、1.71mmol、3当量)およびKCO(236.10mg、1.71mmol、3当量)のジオキサン(5mL)混合物に、HO(0.05mL)を添加した。混合物をNでパージし、次にPd(dppf)Cl(41.67mg、56.94umol、0.1当量)をN下で添加した。混合物を、120℃で12時間、N下で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(10mL×3)で洗浄した。合わせた濾液をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~1/1)。化合物である5-(2-フルオロフェニル)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、436.67umol、収率76.68%、純度80%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:367.1[M+H]H NMRを記録した。
メチル5-(2-フルオロフェニル)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000381
5-(2-フルオロフェニル)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.2g、6.00mmol、1当量)のTHF(25mL)混合物をNで3回脱気し、パージした。LDA(THF中2M、4.50mL、1.5当量)を添加し、反応混合物を、-60℃で10分間、N雰囲気下で撹拌した。メチルカルボノクロリデート(2.84g、30.02mmol、2.33mL、5当量)を次に添加し、混合物を-60℃で30分間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物をNHCl飽和溶液、50mLで、25℃でクエンチし、次に水(20mL)で希釈し、EtOAc(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、ジクロロメタン/メタノール=1/0~5/1)。化合物であるメチル5-(2-フルオロフェニル)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(900mg、1.70mmol、収率28.25%、純度80%)を、黄色の油として得た。
LCMS(ESI)m/z:408.1[M+H]H NMRを記録した。
メチル5-(2-フルオロフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000382
メチル1-(p-トリルスルホニル)-5-(3-ピリジル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(800mg、1.96mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、THF中TBAF(1M、2.95mL、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。残留物をHO(10mL)で希釈し、濾過して、化合物であるメチル5-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(500mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。これを、精製なしに次のステップで使用した。
5-(2-フルオロフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000383
メチル5-(2-フルオロフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(400mg、粗製物、1.48mmol、1当量)のEtOH(10mL)溶液に、LiOH.HO(1.24g、29.60mmol、20当量)のHO(5mL)溶液を添加し、混合物を80℃で1時間撹拌した。TLCによって、反応物が消費され、新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、EtOHを除去した。残留物を水(10mL)で希釈し、1N HClで、pH7に酸性化し、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、化合物である5-(2-フルオロフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(300mg、936.65umol、収率63.28%、純度80%)を、黄色の固体として得た。粗製生成物をさらなる精製なしに次のステップで使用した。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.50 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.62 (br t, J=7.9 Hz, 1H), 7.51 - 7.44 (m, 1H), 7.39 - 7.32 (m, 2H), 7.18 (d, J=1.8 Hz, 1H).
5-(2-フルオロフェニル)-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000384
5-(2-フルオロフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、195.14umol、1当量)および6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(35.78mg、162.77umol、1当量、HCl塩)のDMF(0.5mL)溶液に、HOBt(79.10mg、585.41umol、3当量)およびEDCI(112.22mg、585.41umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(118.47mg、1.17mmol、162.96uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって52%~82%)。化合物である5-(2-フルオロフェニル)-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(11.1mg、25.54umol、収率13.09%、純度97%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z422.1[M+1]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ = 8.49 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.60 - 7.52 (m, 1H), 7.41 (q, J=6.9 Hz, 1H), 7.33 - 7.28 (m, 1H), 7.28 - 7.21 (m, 1H), 7.17 (s, 1H), 3.82 (br t, J=11.1 Hz, 1H), 2.17 (br d, J=12.7 Hz, 2H), 1.80 - 1.63 (m, 6H), 1.46 (br s, 2H), 0.99 (br d, J=13.9 Hz, 2H), 0.83 - 0.76 (m, 2H), 0.74 - 0.64 (m, 4H).
(実施例161)
MPL-435
5-(3-ピリジル)-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000385
5-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、125.40umol、1当量)(実施例158に記載されている同じ手順を介して5-ブロモ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、560.45umol)から作製)および6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(27.57mg、125.40umol、1当量、HCl塩)のDMF(0.5mL)溶液に、HOBt(50.83mg、376.20umol、3当量)およびEDCI(72.12mg、376.20umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(76.13mg、752.40umol、104.72uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物が検出されたことが示された。反応混合物を濾過し、濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CH3CN;勾配:11分にわたって45%~75%)。化合物である5-(3-ピリジル)-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(2.9mg、7.10umol、収率5.66%、純度99%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:405.2[M+1]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ = 8.87 (s, 1H), 8.63 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.56 (br d, J=4.6 Hz, 1H), 8.38 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.17 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 7.57 (dd, J=5.0, 8.0 Hz, 1H), 7.21 (s, 1H), 3.82 (br t, J=11.1 Hz, 1H), 2.17 (br d, J=9.3 Hz, 2H), 1.78 - 1.63 (m, 6H), 1.46 (br s, 2H), 1.31 (t, J=7.4 Hz, 1H), 0.99 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.83 - 0.74 (m, 2H), 0.73 - 0.63 (m, 4H).
(実施例162)
MPL-453
スキーム
Figure 2022549345000386
6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000387
6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、6.75mmol、1当量)のTHF(15mL)溶液に、NaH(404.96mg、10.12mmol、純度60%、1.5当量)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。TosCl(1.42g、7.42mmol、1.1当量)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、出発材料が完全に消費され、多くの新しいスポットが形成されたことが示された。反応物を飽和NHCl(50mL)でクエンチし、次にEtOAc(60mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1)。化合物である6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.95g、5.80mmol、収率86.00%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000388
6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.95g、6.45mmol、1当量)のTHF(20mL)溶液に、LDA(THF中2M、4.84mL、1.5当量)を、-78℃においてN下で滴下添加した。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した。メチルカルボノクロリデート(3.05g、32.25mmol、2.50mL、5当量)(3.720g)を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NHCl(50mL)でクエンチし、ジクロロメタン(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1)。化合物であるメチル6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(372mg、929.01umol、収率14.40%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000389
メチル6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(372mg、1.03mmol、1当量)のEtOH(3mL)溶液に、NaOH(2M、2.17mL、4.21当量)を添加した。混合物を80℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、反応物が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、EtOHを除去した。水相を水性HCl(6N)で、pHを3~4に調整し、濾過した。ケーキを石油エーテル(25mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させた。化合物である6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(115mg、568.50umol、収率55.08%、純度95%)を、白色の固体として得、これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 12.76 (br s, 1H), 12.15 - 11.93 (m, 1H), 7.95 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.03 (d, J=2.1 Hz, 1H), 6.61 (d, J=8.5 Hz, 1H), 3.94 - 3.87 (m, 3H).
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000390
6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、208.15umol、1当量)および4,4-ジメチルシクロヘキサンアミン(31.78mg、249.78umol、1.2当量)のDMF(2mL)溶液に、EDCI(119.71mg、624.44umol、3当量)およびHOBt(84.37mg、624.44umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(105.31mg、1.04mmol、144.86uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の生成物が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって47%~77%B)。化合物であるN-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(43.1mg、143.01umol、収率68.70%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z 302.1[M+1]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.83 (s, 1H), 8.03 - 7.86 (m, 2H), 7.02 (d, J=2.1 Hz, 1H), 6.57 (d, J=8.5 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.76 - 3.65 (m, 1H), 1.71 - 1.62 (m, 2H), 1.56 - 1.44 (m, 2H), 1.41 (br d, J=12.7 Hz, 2H), 1.32 - 1.21 (m, 2H), 0.93 (d, J=10.1 Hz, 6H).
(実施例163)
MPL-454
6-メトキシ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000391
5-シラスピロ[4.5]デカン-8-アミン(38.55mg、187.33umol、1.2当量、HCl塩)および6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、156.11umol、1当量)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(89.78mg、468.33umol、3当量)およびHOBt(63.28mg、468.33umol、3当量)のDMF(1mL)の溶液を添加し、これに続いてTEA(78.98mg、780.55umol、108.64uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を、分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって55%~85%B)。化合物である6-メトキシ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(24.5mg、71.33umol、収率45.69%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z344.1[M+1]1 H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.84 (s, 1H), 7.98 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.92 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.02 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.57 (d, J=8.4 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.79 - 3.70 (m, 1H), 2.10 - 2.00 (m, 2H), 1.66 - 1.48 (m, 6H), 0.86 - 0.77 (m, 2H), 0.77 - 0.67 (m, 2H), 0.61 (br t, J=6.7 Hz, 2H), 0.53 (br t, J=6.8 Hz, 2H).
(実施例164)
MPL-455
6-メトキシ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000392
6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、156.11umol、1当量)および6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(41.18mg、187.33umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(89.78mg、468.33umol、3当量)およびHOBt(63.28mg、468.33umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(78.98mg、780.55umol、108.64uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を濾過した。残留物を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって55%~85%B)。化合物である6-メトキシ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(48.4mg、135.21umol、収率86.61%、純度99.88%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z358.2[M+1]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.84 (s, 1H), 7.97 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.92 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.01 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.57 (d, J=8.6 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.76 - 3.64 (m, 1H), 1.99 (br d, J=9.8 Hz, 2H), 1.73 - 1.48 (m, 6H), 1.38 (br s, 2H), 0.89 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.74 - 0.65 (m, 2H), 0.63 - 0.51 (m, 4H).
(実施例165)
MPL-465
スキーム:
Figure 2022549345000393
エチル(Z)-2-アジド-3-[2-(2-メトキシエトキシ)チアゾール-5-イル]プロパ-2-エノエートの合成
Figure 2022549345000394
4-クロロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、5.48mmol、1当量)のTHF(20mL)溶液に、NaH(328.54mg、8.21mmol、純度60%、1.5当量)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。次にTosCl(1.15g、6.02mmol、1.1当量)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、出発材料が完全に消費され、新しいスポットが形成されたことが示された。反応物を飽和NHCl(50mL)でクエンチし、次にEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減少下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~10%酢酸エチル)。化合物である4-クロロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.9g、5.08mmol、収率92.72%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル4-クロロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000395
4-クロロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.9g、5.64mmol、1当量)のTHF(20mL)溶液に、LDA(THF中2M、4.23mL、1.5当量)を、-78℃においてN下で滴下添加した。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した。メチルカルボノクロリデート(2.67g、28.21mmol、2.18mL、5当量)(3.200g)を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NHCl(50mL)でクエンチし、ジクロロメタン(40mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(60mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物であるメチル4-クロロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.15g、2.77mmol、収率49.05%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-クロロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000396
メチル4-クロロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.15g、2.91mmol、1当量)のEtOH(8mL)溶液に、NaOH(水中2M、8mL、5.49当量)を添加した。混合物を80℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、EtOHを除去した。水相を、水性HCl(6N)でpH3~4に調整し、次に濾過した。ケーキは石油エーテル(25mL)を伴い、減圧下で乾燥させて、4-クロロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(645mg、2.56mmol、収率87.95%、純度90%)を、白色の固体として得た。粗製生成物をさらなる精製なしに次のステップで使用した。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.72 - 12.07 (m, 1H), 6.98 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 3.91 (s, 3H)
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000397
4-クロロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、220.64umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(47.59mg、264.77umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(126.89mg、661.91umol、3当量)およびHOBt(89.44mg、661.91umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(111.63mg、1.10mmol、153.55uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配 11分にわたって60%~90%B)。化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(59.6mg、168.68umol、収率76.45%、純度99.6%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:352.0[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.22 (s, 1H), 8.16 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 6.75 (s, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.76 - 3.63 (m, 1H), 1.98 (br d, J=9.8 Hz, 2H), 1.66 - 1.48 (m, 2H), 0.77 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.59 (dt, J=4.9, 14.0 Hz, 2H), 0.12 - -0.01 (m, 6H).
(実施例166)
MPL-466、MPL-466AおよびMPL-466B
Figure 2022549345000398
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド、(S)-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドおよび(R)-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、156.11umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(36.30mg、187.33umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(89.78mg、468.33umol、3当量)およびHOBt(63.28mg、468.33umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(78.98mg、780.55umol、108.64uL、5当量)を添加した。混合物25℃で1時間を撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN、勾配 11分にわたって52%~82%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(MPL-466)(25.7mg、77.53umol、収率49.66%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:332.2[M+H]1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.83 (s, 1H), 8.00 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.92 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.02 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.57 (d, J=8.6 Hz, 1H), 3.88 (s, 4H), 1.97 - 1.74 (m, 3H), 1.72 - 1.60 (m, 1H), 1.56 - 1.42 (m, 2H), 0.81 - 0.68 (m, 2H), 0.67 - 0.54 (m, 2H), 0.03 (d, J=6.4 Hz, 6H).
上記反応を、より大きなスケールで、624.44umolの化合物1から行った。この化合物1は、実施例153における化合物1からの化合物5の合成に対して記載されている同じ手順を使用して作製された。分取HPLCから単離したラセミMPL-466は、SFC(Berger MG II、カラム:DAICEL CHIRALPAK AD(250mm*30mm、10um);移動相:A:MeOH中0.1%NHO;B:CO;均一濃度40%B;流量:80mL/分)で分離して、2つのピーク(2つのエナンチオマー)、(S)-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドおよび(R)-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドを得た。
ピーク1(MPL-466A):82.8mg、249.79umol、収率33.12%、純度100%、白色の固体。
LCMS m/z:332.1[M+1]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.84 (s, 1H), 8.00 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.92 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.02 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.57 (d, J=8.2 Hz, 1H), 3.88 (s, 4H), 1.96 - 1.75 (m, 3H), 1.72 - 1.60 (m, 1H), 1.56 - 1.41 (m, 2H), 0.82 - 0.68 (m, 2H), 0.67 - 0.55 (m, 2H), 0.03 (d, J=6.3 Hz, 6H).
ピーク2(MPL-466B):92.4mg、277.64umol、収率36.81%、純度99.60%、白色の固体。
MPL-466AおよびMPL-466Bは分析用SFCでも分析した。
条件:
装置:CAS-SH-ANA-SFC-K(PDA検出器を備えたWaters UPCC)
カラム:Chiralpak AD-3 50*4.6mm、3um粒径
移動相:A:CO、B:メタノール中0.05%DEA
均一濃度:40%B
流量:2.5mL/分
カラム温度:35℃
ABPR:1500psi
MPL-466A:保持時間2.53分;100%ee;MPL-466B:保持時間:3.55分;100%ee。
(実施例167)
MPL-467
スキーム
Figure 2022549345000399
7-オキシド-1H-ピロロの合成
Figure 2022549345000400
1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(9g、76.18mmol、1当量)のTHF(100mL)溶液に、3-クロロベンゼンカルボペルオキソ酸(23.20g、114.28mmol、純度85%、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を石油エーテル(200mL)で希釈し、濾過し、減圧下で濃縮して、7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(19g、70.82mmol、収率92.97%、純度50%)を、白色の固体として得た。粗製生成物をさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z:267.1[M+H]H NMRを記録した。
(1-アセチルピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)アセテートの合成
Figure 2022549345000401
7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(20g、74.55mmol、純度50%、1当量)のAcO(107.39g、1.05mol、98.52mL、14.11当量)混合物を140℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を半分の体積に濃縮し、次にCHCl(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をHO(100×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物である(1-アセチルピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)アセテート(18g、粗製物)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:219.1[M+H]H NMRを記録した。
1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オールの合成
Figure 2022549345000402
(1-アセチルピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)アセテート(17g、77.91mmol、1当量)のMeOH(30mL)およびHO(30mL)溶液に、KCO(32.30g、233.72mmol、3当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、MeOHを除去し、次に濾過した。ケーキを減圧下で乾燥させた。化合物である1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オール(6g、粗製物)を、褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:135.1[M+H]H NMRを記録した。
6-(シクロブトキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000403
1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オール(2g、14.91mmol、1当量)のDMF(20mL)溶液に、ブロモシクロブタン(2.42g、17.89mmol、1.69mL、1.2当量)およびKCO(2.06g、14.91mmol、1当量)を添加した。混合物を80℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。残留物をHO(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をH2O(30mL×3)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~10%酢酸エチル)。化合物である6-(シクロブトキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、1.91mmol、収率12.83%、純度90%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:189.1[M+H]+;H NMRを記録した。
6-(シクロブトキシ)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000404
6-(シクロブトキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(446mg、2.37mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、NaH(142.16mg、3.55mmol、純度60%、1.5当量)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。次にTosCl(496.91mg、2.61mmol、1.1当量)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、出発材料が完全に消費され、新しいスポットが形成されたことが示された。反応物を飽和したNHCl(30mL)でクエンチし、次にEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル1中0~10%酢酸エチル)。化合物である6-(シクロブトキシ)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(680mg、1.79mmol、収率75.43%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル6-(シクロブトキシ)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000405
6-(シクロブトキシ)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(680mg、1.99mmol、1当量)のTHF(12mL)溶液に、LDA(THF中2M、1.49mL、1.5当量)を、-78℃においてN下で滴下添加した。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した。メチルカルボノクロリデート(938.31mg、9.93mmol、769.11uL、5当量)を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NHCl(30mL)でクエンチし、次にジクロロメタン(40mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(60mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物であるメチル6-(シクロブトキシ)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(245mg、550.63umol、収率27.73%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
6-(シクロブトキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000406
メチル6-(シクロブトキシ)-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(1.17g、2.91mmol、1当量)のEtOH(4mL)溶液に、NaOH(水中2M、4mL、2.75当量)を添加した。混合物を80℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、EtOHを除去した。水相を、水性HCl(6N)で、pH3~4に調整し、濾過した。ケーキを石油エーテル(25mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させた。化合物である6-(シクロブトキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(145mg、561.93umol、収率19.29%、純度90%)を、白色の固体として得た。粗製生成物を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 13.38 - 12.28 (m, 1H), 12.07 - 11.83 (m, 1H), 7.94 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.01 (d, J=2.1 Hz, 1H), 6.56 (d, J=8.5 Hz, 1H), 5.17 (quin, J=7.3 Hz, 1H), 2.47 - 2.39 (m, 2H), 2.12 - 2.01 (m, 2H), 1.85 - 1.74 (m, 1H), 1.71 - 1.58 (m, 1H).
6-(シクロブトキシ)-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000407
6-(シクロブトキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、215.30umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(46.44mg、258.36umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(123.82mg、645.90umol、3当量)およびHOBt(87.28mg、645.90umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(108.93mg、1.08mmol、149.83uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配 11分にわたって58%~88%B)。化合物である6-(シクロブトキシ)-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(52.5mg、146.84umol、収率68.20%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:358.3[M+H]11H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.72 (s, 1H), 8.04 - 7.81 (m, 2H), 6.99 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.52 (d, J=8.5 Hz, 1H), 5.15 (quin, J=7.2 Hz, 1H), 3.75 - 3.63 (m, 1H), 2.48 - 2.38 (m, 2H), 2.12 - 1.93 (m, 4H), 1.79 (q, J=10.2 Hz, 1H), 1.71 - 1.50 (m, 3H), 0.77 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.60 (dt, J=4.7, 14.0 Hz, 2H), 0.13 - 0.00 (m, 6H).
(実施例168)
MPL-468
スキーム
Figure 2022549345000408
4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウムの合成
Figure 2022549345000409
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(10g、73.46mmol、1当量)のTHF(150mL)溶液に、m-CPBA(18.22g、84.48mmol、純度80%、1.15当量)を数回に分けて添加した。混合物を20℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって、出発材料が完全に消費されたことが示された。反応混合物を石油エーテル(500mL)に注ぎ入れ、沈殿物を濾過によって収集した。ケーキを石油エーテル(50mL×2)で洗浄した。濾液をNaSO(飽和、200mL)でクエンチし、廃棄した。化合物である4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(20.2g、66.39mmol、収率90.38%、純度50%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
(1-アセチル-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)アセテートの合成
Figure 2022549345000410
4-フルオロ-7-オキシド-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウム(16g、52.59mmol、純度50%、1当量)のアセチルアセテート(130.80g、1.28mol、120.00mL、24.36当量)溶液に、60℃で10分間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、1つの主要なスポットが示された。混合物を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);330gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、100mL/分における石油エーテル中0~10%酢酸エチル)。化合物である(1-アセチル-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)アセテート(13.2g、16.77mmol、収率31.88%、純度30%)を、無色の油として得た。H NMRを記録した。
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オールの合成
Figure 2022549345000411
(1-アセチル-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)アセテート(13g、16.51mmol、純度30%、1当量)のMeOH(150mL)およびHO(50mL)溶液に、KCO(9.13g、66.05mmol、4当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量を有する1つのピークが検出されたことが示された。水性HCl(12N)を、pH=1になるまで、滴下添加することにより反応物をクエンチした。混合物をHO(700mL)で溶液に希釈し、次にEtOAc(120mL×5)で抽出した。合わせた濾液をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をCHCN(10mL)および水(40mL)で希釈し、15分間超音波処理し、次に濾過した。濾過ケーキを減圧下で乾燥させて、粗製の化合物4(1.5g、6.90mmol、収率41.80%、純度70%)を、白色の固体として得た。濾液の凍結乾燥後、追加の量の化合物4(800mg、4.73mmol、収率28.66%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000412
4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オール(1.4g、9.20mmol、1当量)(上記からの、1.5gの化合物4)のTHF(150mL)塩氷冷溶液に、TMSCHN(エーテル中2M、6.90mL、1.5当量)を滴下添加し、50℃で6時間、N下で撹拌した。LCMSによって、出発材料が残留することが示された。混合物を50℃で追加の12時間撹拌した。TMSCHN(エーテル中2M、7mL)を添加し、混合物を50℃でもう8時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が残留することが示された。混合物を50℃でもう12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が残留することが示された。追加のTMSCHN(エーテル中2M、7mL)を添加した。混合物を50℃でもう8時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。混合物を飽和NHCl(150mL)に注ぎ入れ、次にEtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);20gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、40mL/分において石油エーテル中0~20%酢酸エチルの溶出剤)。化合物である4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(900mg、5.15mmol、収率55.92%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-フルオロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000413
4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(900mg、5.42mmol、1当量)のTHF(15mL)氷冷却溶液に、NaH(281.64mg、7.04mmol、純度60%、1.3当量)を数回に分けて添加し、混合物を0℃で0.5時間撹拌した。次にTosCl(1.14g、5.96mmol、1.1当量)を添加した。混合物を0℃で0.5時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NHCl(40mL)に注ぎ入れ、次にEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);20g SepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、40mL/分において石油エーテル中0~10%酢酸エチルの溶出剤)。化合物である4-フルオロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.65g、4.89mmol、収率90.34%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル4-フルオロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000414
4-フルオロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.56mmol、1当量)のTHF(10mL)(Naで乾燥させて、蒸留した)溶液に、LDA(THF中2M、1.17mL、1.5当量)を、-70℃においてN下で滴下添加した。混合物を-70~-60℃で1時間撹拌した。メチルカルボノクロリデート(302.37mg、3.20mmol、247.84uL、2.05当量)を滴下添加し、混合物を-70℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を飽和NHCl(30mL)に注ぎ入れ、EtOAc(15mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(15mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得、これを、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);12 SepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、40mL/分において石油エーテル中0~15%酢酸エチルの溶出剤)。化合物であるメチル4-フルオロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(320mg、803.44umol、収率51.47%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000415
メチル4-フルオロ-6-メトキシ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(320mg、845.72umol、1当量)のTHF(5mL)溶液に、TBAF(THF中1M、1.01mL、1.2当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。生成した残留物を水(10mL)で希釈し、15分間超音波処理し、濾過した。ケーキを水(5mL)で洗浄した。化合物であるメチル4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(190mg、粗製物)を、白色の固体として得た。これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000416
メチル4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(190mg、847.50umol、1当量)のTHF(3mL)溶液に、LiOH.HO(284.51mg、6.78mmol、8当量)のHO(3mL)溶液を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。水性の残留物をHO(5mL)で希釈し、pHが3になるまで水性HCl(6N)を添加し、次に濾過した。濾液を凍結乾燥で濃縮した。化合物4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(195mg、835.07umol、収率98.53%、純度90%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ =13.02 (br s, 1H), 12.45 (br s, 1H), 7.03 (d, J=1.8 Hz, 1H), 6.51 (d, J=11.3 Hz, 1H), 3.91 (s, 3H)
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000417
4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、237.91umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(47.04mg、261.70umol、1.1当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(64.29mg、475.82umol、2当量)およびEDCI(91.22mg、475.82umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(96.30mg、951.65umol、132.46uL、4当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Welch Xtimate 75*40mm*3um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配 10分にわたって55%~85%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(32mg、95.39umol、収率40.10%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z336.3[M+H]1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 12.20 (br s, 1H), 8.08 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.47 (d, J=11.3 Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.75 - 3.61 (m, 1H), 2.04 - 1.91 (m, 2H), 1.64 - 1.50 (m, 2H), 0.77 (br d, J=14.6 Hz, 2H), 0.59 (dt, J=4.8, 13.9 Hz, 2H), 0.12 - 0.02 (m, 6H).
(実施例169)
MPL-469
N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000418
6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、208.15umol、1当量)および1,1-ジメチルシロカン-5-アミン(51.91mg、249.78umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(119.71mg、624.44umol、3当量)およびHOBt(84.38mg、624.44umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(105.31mg、1.04mmol、144.86uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。残留物を、分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配 11分にわたって60%~90%B)。分取HPLCからの残留物をSFCによりさらに精製した(装置:Berger MG II;カラム:DAICEL CHIRALPAK AS(250mm*30mm、10um);移動相:A:EtOH中0.1%NHO;B:CO、均一濃度30%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(7mg、20.26umol、収率35.00%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:346.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.80 (s, 1H), 8.05 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.92 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.02 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.57 (d, J=8.6 Hz, 1H), 4.08 - 3.96 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 1.73 - 1.57 (m, 8H), 0.80 - 0.64 (m, 4H), 0.03 (d, J=18.8 Hz, 6H).
(実施例170)
MPL-471
スキーム
Figure 2022549345000419
(5-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シランの合成
Figure 2022549345000420
(6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(9g、27.53mmol、1当量)のTHF(270mL)溶液に、n-BuLi(n-ヘキサン中2.5M、22.02mL、2当量)を、N下で-78℃において滴下添加した。混合物を-70℃~-60℃で1時間撹拌した。次に四臭化炭素(22.82g、68.83mmol、2.5当量)のTHF(30mL)溶液を滴下添加した。反応混合物を-70℃~-60℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。混合物を飽和NHCl(700mL)に注ぎ入れ、EtOAc(200mL×2)を抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);330gのSepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム;100mL/分において石油エーテル中0~3%酢酸エチル)。化合物である(5-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(15g、25.87mmol、収率93.98%、純度70%)を、薄黄色の油として得た。H NMRを記録した。
5-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000421
(5-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)-トリイソプロピル-シラン(16g、39.43mmol、1当量)のTHF(20mL)溶液に、TBAF(THF中1M、47.31mL、1.2当量)を添加した。混合物を20℃で3時間撹拌した。LCMSによって出発材料が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。混合物を、撹拌しながら水(700mL)の中に注ぎ入れ、次にEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物を、濾過前に、石油エーテル/EtOAc(20:1、100mL)の混合物で希釈し、15分間超音波処理した。ケーキを石油エーテル/EtOAc(10:1、20mL×2)で洗浄し、乾燥させて、5-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.1g、11.18mmol、収率28.37%、純度90%)を黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
合わせた濾液を減圧下で濃縮し、生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(ISCO(登録商標);40g SepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、50mL/分において石油エーテル中0~40%酢酸エチルの溶出剤)、追加の量の所望の生成物(0.9g、3.43mmol、収率8.69%、純度95%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000422
5-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、2.00mmol、1当量)のTHF(10mL)氷冷却溶液に、NaH(120.24mg、3.01mmol、純度60%、1.5当量)を0℃で、数回に分けて添加した。混合物を0℃で0.5時間撹拌した。TosCl(458.53mg、2.41mmol、1.2当量)を添加した。混合物を0℃で0.5時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を飽和NHCl(30mL)に注ぎ入れ、次にEtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);20 SepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、50mL/分において石油エーテル中0~5%酢酸エチルの溶出剤)。化合物である5-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(450mg、1.06mmol、収率52.84%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-フルオロ-5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2022549345000423
5-ブロモ-6-クロロ-4-フルオロ-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、743.21umol、1当量)、MeB(OH)(444.89mg、7.43mmol、10当量)およびKCO(308.15mg、2.23mmol、3当量)の混合物に、DME(20mL)を添加した。混合物をNでパージし、次にPd(dppf)Cl.CHCl(121.39mg、148.64umol、0.2当量)をN下で添加した。混合物を、110℃で12時間、N下で撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、出発材料が完全に消費されたことが示され、所望の質量を有する1つの新しいスポットが検出された。混合物を減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);12g SepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、25mL/分の石油エーテル中0~10%酢酸エチルの溶出剤)。化合物である4-フルオロ-5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(270mg、720.87umol、収率96.99%、純度85%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル4-フルオロ-5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000424
4-フルオロ-5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン(270mg、848.08umol、1当量)のTHF(5mL)(Naで乾燥させて、蒸留した)溶液に、LDA(THF中2M、636.06uL、1.5当量)を、-70℃においてN下で滴下添加した。-70℃~-60℃で1時間撹拌した後、メチルカルボノクロリデート(240.42mg、2.54mmol、197.07uL、3当量)を滴下添加した。混合物を-70~-60℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、少量の出発材料が残留し、1つの主要な新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を飽和NHCl(25mL)に注ぎ入れ、次にEtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(ISCO(登録商標);12g SepaFlash(登録商標)シリカフラッシュカラム、25mL/分において石油エーテル中0~15%酢酸エチルの溶出剤)。化合物であるメチル4-フルオロ-5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(180mg、454.30umol、収率53.57%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
メチル4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000425
メチル4-フルオロ-5,6-ジメチル-1-(p-トリルスルホニル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(180mg、478.21umol、1当量)のTHF(2mL)溶液に、TBAF(THF中1M、526.03uL、1.1当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの主要な新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。生成した残留物を水(5mL)で希釈し、濾過前に15分間超音波処理した。ケーキを収集し、HO(2mL)で洗浄した。化合物であるメチル4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(100mg、粗製物)を、褐色の固体として得た。
4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000426
メチル4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(100mg、450.01umol、1当量)のTHF(2mL)およびHO(2mL)溶液に、LiOH.HO(169.96mg、4.05mmol、9当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。水相のpHを、水性HCl(6N)で3に調整した。固体を濾過によって収集した。化合物である4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、432.30umol、収率96.06%、純度90%)を、白色の固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 12.30 (br s, 1H), 6.98 (s, 1H), 2.53 (s, 3H), 2.22 (s, 3H)
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000427
4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、144.10umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(31.08mg、172.92umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(55.25mg、288.20umol、2当量)およびHOBt(38.94mg、288.20umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(58.33mg、576.40umol、80.23uL、4当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要なピークが検出されたことが示された。反応物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex luna C18 100*40mm*3um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって55%~85%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(20mg、59.97umol、収率50.00%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z334.3[M+H]1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 12.06 (br s, 1H), 8.20 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.10 (s, 1H), 3.76 - 3.62 (m, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.21 (d, J=1.1 Hz, 3H), 2.05 - 1.91 (m, 2H), 1.66 - 1.51 (m, 2H), 0.77 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.59 (dt, J=4.8, 14.1 Hz, 2H), 0.13 - -0.03 (m, 6H).
(実施例171)
MPL-351
Figure 2022549345000428
tert-ブチルN-(5-フルオロ-6-メチル-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000429
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-3-ピリジル)カルバメート(1.8g、7.30mmol、1当量)、メチルボロン酸(2.18g、36.49mmol、5当量)およびCsCO(7.13g、21.89mmol、3当量)のHO(0.1mL)およびジオキサン(10mL)混合物を脱気し、Pd(dppf)Cl(533.95mg、729.73umol、0.1当量)を次に添加した。混合物を、100℃で12時間、N下で加熱した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、濾過して、不溶性材料を除去した。濾液を真空中で濃縮した。残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~30%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-(5-フルオロ-6-メチル-3-ピリジル)カルバメート(1.19g、5.00mmol、収率62.25%、純度95%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:227.1[M+H]H NMRを記録した。
tert-ブチルN-(5-フルオロ-4-ヨード-6-メチル-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000430
tert-ブチルN-(5-フルオロ-6-メチル-3-ピリジル)カルバメート(1.19g、5.26mmol、1当量)およびTMEDA(1.22g、10.52mmol、1.59mL、2当量)のTHF(10mL)溶液に、n-BuLi(n-ヘキサン中2.5M、5.26mL、2.5当量)を、-78℃においてN下で滴下添加した。-78℃で30分間撹拌した後、I(2.00g、7.89mmol、1.59mL、1.5当量)のTHF(3mL)溶液を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)によって、微量の出発材料が残留し、新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NaSO(10mL)で、25℃でクエンチし、次にHO(5mL)で希釈し、EtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-(5-フルオロ-4-ヨード-6-メチル-3-ピリジル)カルバメート(1.5g、3.83mmol、収率72.89%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-フルオロ-4-ヨード-6-メチル-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000431
tert-ブチルN-(5-フルオロ-4-ヨード-6-メチル-3-ピリジル)カルバメート(1.5g、4.26mmol、1当量)のDCM(15mL)溶液に、TFA(23.10g、202.59mmol、15mL、47.56当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を飽和NaHCO(5mL)に溶解し、次に酢酸エチル(15mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(15mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~30%酢酸エチル)。化合物である5-フルオロ-4-ヨード-6-メチル-ピリジン-3-アミン(956mg、3.60mmol、収率84.60%、純度95%)を、褐色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000432
5-フルオロ-4-ヨード-6-メチル-ピリジン-3-アミン(956mg、3.79mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(668.08mg、7.59mmol、534.46uL、2当量)およびDABCO(851.00mg、7.59mmol、834.31uL、2当量)のDMF(10mL)混合物を脱気し、Nで3回パージし、tPd(OAc)(170.32mg、758.65umol、0.2当量)を次に添加した。混合物を110℃で4時間、N雰囲気下で撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、DMFを除去した。残留物をトルエン(30mL)で希釈した。生成した懸濁液を30分間超音波処理した。上澄み液を捨てた。残留物をHO(10mL)で希釈し、次に水性HCl(1N)で、pHを3~4に調整した。固体を濾過によって収集した。化合物である4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(695mg、3.58mmol、収率81.35%)を、褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:195.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 13.54( br s, 1H), 12.51 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 2.48 (s, 3H).
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000433
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、257.52umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(59.88mg、309.02umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1.5mL)溶液に、EDCI(148.10mg、772.55umol、3当量)およびHOBt(104.39mg、772.55umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(156.35mg、1.55mmol、215.06uL、6当量)を添加した。混合物を20℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.05%ギ酸、B:CH3CN、勾配:11分にわたって30%~60%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(27.7mg、82.85umol、収率22.98%、純度99.7%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:334.1[M+H]1H NMR (500MHz, METHANOL-d4) δ = 8.52 (s, 1H), 7.19 (d, J=0.6 Hz, 1H), 4.01 - 3.90 (m, 1H), 2.53 (d, J=3.2 Hz, 3H), 2.10 - 1.88 (m, 3H), 1.85 - 1.71 (m, 1H), 1.63 - 1.51 (m, 2H), 0.89 - 0.63 (m, 4H), 0.06 (d, J=8.9 Hz, 6H).
(実施例172)
MPL-328
スキーム
Figure 2022549345000434
tert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000435
tert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-3-ピリジル)カルバメート(11.5g、43.71mmol、1当量)およびTMEDA(10.16g、87.41mmol、13.19mL、2当量)のTHF(10mL)溶液に、n-BuLi(n-ヘキサン中2.5M、43.71mL、2.5当量)を、-78℃においてN下で滴下添加した。-78℃で30分間撹拌した後、I(16.64g、65.56mmol、13.21mL、1.5当量)のTHF(10mL)溶液を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、化合物1が消費され、多くの新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NaSO(60mL)で25℃でクエンチし、次にEtOAc(60mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0%~6%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメート(8.5g、18.57mmol、収率42.49%、純度85%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
5,6-ジクロロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000436
tert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメート(9.5g、24.42mmol、1当量)のDCM(100mL)溶液に、TFA(162.56g、1.43mol、105.56mL、58.38当量)を添加した。混合物を30℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。生成した残留物を飽和NaHCO(100mL)に溶解し、次に酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~22%酢酸エチル)。化合物である5,6-ジクロロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミン(6.4g、21.05mmol、収率86.18%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000437
5,6-ジクロロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミン(3g、10.38mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(1.83g、20.77mmol、1.46mL、2当量)、およびDABCO(2.33g、20.77mmol、2.28mL、2当量)のDMF(40mL)混合物をNで3回脱気し、パージし、次にPd(OAc)(466.27mg、2.08mmol、0.2当量)を溶液に添加した。混合物を110℃で4時間、N雰囲気下で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、DMFを除去した。残留物をトルエン(60mL)で希釈した。懸濁液を30分間超音波処理した。上澄み液を除去した。残留物をHO(50mL)で希釈し、水性HCl(1N)を使用してpHを3~4に調整し、次に濾過して、固体を収集した。化合物である4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(2.7g、9.35mmol、収率90.03%、純度80%)を、褐色の固体として得た。粗製生成物をさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z231.0[M+H]H NMRを記録した。
メチル4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000438
4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(2.7g、11.69mmol、1当量)およびCDI(2.08g、12.86mmol、1.1当量)のDMF(30mL)混合物を30℃で1時間撹拌した。MeOH(23.75g、741.35mmol、30mL、63.44当量)を次に添加した。混合物を30℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、MeOHを除去し、次にHO(300mL)に注ぎ入れた。沈殿物を濾過によって収集して、減圧下で乾燥させた。化合物であるメチル4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(480mg、1.86mmol、収率57.43%、純度95%)を褐色の固体として得て、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z:245.0[M+H]
メチル4-クロロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000439
メチル4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(500mg、2.04mmol、1当量)、メチルボロン酸(610.66mg、10.20mmol、5当量)、KPO(1.30g、6.12mmol、3当量)およびXPhos(194.53mg、408.06umol、0.2当量)のジオキサン(25mL)混合物をN雰囲気下で脱気した。Pd(dba)(373.67mg、408.06umol、0.2当量)を次に添加した。懸濁液をNで3回脱気し、パージした。混合物をN下で、120℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が検出されたことが示された。EtOAc(60mL)を添加した。混合物を濾過して、不溶性材料を除去した。濾液を真空中で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0%~34%酢酸エチル)。化合物であるメチル4-クロロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(62mg、粗製物)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:225.1[M+H]H NMRを記録した。
4-クロロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000440
メチル4-クロロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(110mg、489.67umol、1当量)のTHF(2mL)溶液に、LiOH.HO(123.29mg、2.94mmol、6当量)のHO(2mL)溶液を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。水相を水性HCl(6N)でpH3~4に調整し、次に分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CH3CN;勾配:11分にわたって30%~60%B)。化合物である4-クロロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(15mg、粗製物)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:211.0[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.39 ( s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 2.51 (s, 3H)
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000441
4-クロロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(15mg、71.22umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(15.36mg、85.46umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(2mL)溶液に、EDCI(40.96mg、213.66umol、3当量)およびHOBt(28.87mg、213.66umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(43.24mg、427.32umol、59.48uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製して(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって60%~80%B)、化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(9.7mg、28.88umol、収率40.55%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:336.0[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 10.86 (br s, 1H), 8.64 (s, 1H), 6.88 (s, 1H), 6.50 (br s, 1H), 4.03 - 3.84 (m, 1H), 2.59 (s, 3H), 2.28 - 2.14 (m, 2H),1.72 - 1.56 (m, 2H), 0.86 - 0.80 (m, 2H), 0.77 - 0.64 (m, 2H), 0.09 (d, J=18.9 Hz, 6H).
(実施例173)
MPL-319
4-フルオロ-5-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000442
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、257.52umol、1当量)、5-シラスピロ[4.5]デカン-8-アミン(79.50mg、386.28umol、1.5当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(104.39mg、772.55umol、3当量)、EDCI(148.10mg、772.55umol、3当量)およびTEA(156.35mg、1.55mmol、215.06uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の化合物が示された。反応混合物を水5mLで希釈し、EtOAc、20mL(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層を5%LiCl(10mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150×30mm×5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CH3CN;勾配:11分にわたって37%~65%B)。化合物である4-フルオロ-5-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(43.9mg、125.81umol、収率48.85%、純度99.010%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:346.2[M+H]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ = 8.51 (d, J=0.8 Hz, 1H), 8.19 (br s, 1H), 7.18 (s, 1H), 3.83 (br t, J=11.3 Hz, 1H), 2.52 (d, J=3.1 Hz, 3H), 2.21 (br d, J=11.3 Hz, 2H), 1.72 - 1.58 (m, 6H), 0.88 - 0.82 (m, 4H), 0.68 (br t, J=6.8 Hz, 2H), 0.59 (br t, J=7.0 Hz, 2H).
(実施例174)
MPL-320
4-フルオロ-5-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000443
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、257.52umol、1当量)、6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(67.93mg、309.02umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(104.39mg、772.55umol、3当量)、EDCI(148.10mg、772.55umol、3当量)およびTEA(156.35mg、1.55mmol、215.06uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の化合物が示された。反応混合物をCHOH(3mL)で希釈し、濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150×30mm×5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配 11分にわたって52%~77%B)。化合物である4-フルオロ-5-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(55mg、152.99umol、収率59.41%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:360.2[M+H]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ = 8.64 (s, 1H), 7.30 (s, 1H), 3.81 (br t, J=11.3 Hz, 1H), 2.60 (d, J=2.7 Hz, 3H), 2.15 (br d, J=9.8 Hz, 2H), 1.78 - 1.60 (m, 6H), 1.46 (br d, J=4.7 Hz, 2H), 0.98 (br d, J=14.9 Hz, 2H), 0.82 - 0.75 (m, 2H), 0.74 - 0.61 (m, 4H).
(実施例175)
MPL-321
スキーム
Figure 2022549345000444
エチル5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000445
4-メチル-5-ニトロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(900mg、4.37mmol、1当量)のシュウ酸ジエチル(2.99g、20.48mmol、2.80mL、4.69当量)溶液に、DBU(1.58g、10.35mmol、1.56mL、2.37当量)を添加した。25℃で4時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。残留物をAcOH(18.90g、314.73mmol、18.00mL、72.08当量)に再び溶解した。混合物を60℃に加熱し、Fe(487.68mg、8.73mmol、2当量)を添加した。混合物を70℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって、1つの主要なスポットが示された。混合物を水(150mL)の中に注ぎ入れ、濾過した。ケーキをEtOAc(50mL)に再溶解し、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~30%酢酸エチル)。化合物であるエチル5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(800mg、2.94mmol、収率67.41%、純度95%)を薄黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000446
エチル5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(800mg、3.10mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、HO(10mL)中のNaOH(1.60g、40.00mmol、12.91当量)を添加した。混合物を25℃で60時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1)によって、出発材料が残留し、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を40℃でもう12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1)によって、出発材料が完全に消費されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。水性HCl(3N)を添加して、pHを3に調整した。固体を濾過によって収集した。ケーキを水(5mL×2)および石油エーテル(5mL×2)で洗浄し、凍結乾燥で乾燥させた。化合物である5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(700mg、2.89mmol、収率93.26%、純度95%)を、薄黄色の固体として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 13.72 (br s, 1H), 12.79 (br s, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.29 (d, J=1.2 Hz, 1H)
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000447
5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(450mg、1.96mmol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(421.79mg、2.35mmol、1.2当量、HCl)のDMF(5mL)溶液に、EDCI(749.67mg、3.91mmol、2当量)およびHOBt(528.41mg、3.91mmol、2当量)のDMF(5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(791.42mg、7.82mmol、1.09mL、4当量)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。LCMSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。混合物をNaHCO水溶液(100mLの水中1g)に注ぎ入れ、次に濾過した。濾過ケーキを超音波下、水(30mL)で1時間洗浄し、次に濾過した。固体を次に真空下で2時間乾燥させた。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(512mg、1.44mmol、収率73.67%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z356.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.42 (br s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.52 (d, J=8.1 Hz, 1H), 8.12 (d, J=0.8 Hz, 1H), 7.27 (s, 1H), 3.69 - 3.59 (m, 1H), 1.96 - 1.85 (m, 2H), 1.58 - 1.46 (m, 2H), 0.69 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.53 (dt, J=4.8, 14.2 Hz, 2H), 0.05 - 10 (m, 6H).
(実施例176)
MPL-322
スキーム
Figure 2022549345000448
5-ブロモ-3-フルオロ-2-ヨード-ピリジンの合成
Figure 2022549345000449
5-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロ-ピリジン(5g、23.76mmol、1当量)およびNaI(10.68g、71.28mmol、3当量)のCHCN(20mL)溶液に、TMSCl(2.58g、23.76mmol、3.02mL、1当量)を添加した。混合物を80℃で2時間、N下で撹拌した。LC-MSによって、反応物および所望の質量が示された。反応物を80℃でもう12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=20:1)によって、極性がより高い1つの主要な新しいスポットが示された。反応物を飽和NaSO(50mL)でクエンチし、次に減圧下で濃縮して、CHCNを除去した。水相をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~3%酢酸エチル)。生成物を含有するすべての画分(TLCでチェックした、石油エーテル:EtOAc=20:1、Rf=0.5)を収集し、濃縮した。化合物である5-ブロモ-3-フルオロ-2-ヨード-ピリジン(2.5g、粗製物)を、黄色の油として得た。
5-ブロモ-3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジンの合成
Figure 2022549345000450
5-ブロモ-3-フルオロ-2-ヨード-ピリジン(4g、6.63mmol、1当量)およびメチル2,2-ジフルオロ-2-フルオロスルホニル-アセテート(8.91g、46.38mmol、5.90mL、7当量)のDMF(140mL)溶液に、CuI(8.83g、46.38mmol、7当量)を添加した。混合物をN下で60℃において12時間撹拌した。LCMSによって反応物が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが、示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(10mL×3)で洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮した。残留物をEtOAc(200mL)で希釈し、LiCl(3%、100mL×2)およびブライン(100mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~5%酢酸エチル)。所望の生成物を含有する画分(TLCでチェックした。石油エーテル:EtOAc=20:1)を合わせ、濃縮した。化合物である5-ブロモ-3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(900mg、1.84mmol、収率27.84%、純度50%)を、黄色の油として得た。H NMRを記録した。これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
tert-ブチルN-[5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000451
5-ブロモ-3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(900mg、3.69mmol、1当量)、tert-ブチルカルバメート(1.30g、11.07mmol、3当量)およびCsCO(3.61g、11.07mmol、3当量)のトルエン(60mL)溶液に、Pd(dba)(675.57mg、737.75umol、0.2当量)およびBINAP(689.07mg、1.11mmol、0.3当量)をN下で添加した。混合物をNで15分間脱気し、撹拌し、110℃で12時間還流させた。LCMSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(20mL×3)で洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~8%酢酸エチル)。所望の生成物を含有する画分(TLCでチェックした、石油エーテル:EtOAc=5:1)を収集し、濃縮した。生成した残留物を分取HPLCによってさらに精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CH3CN;勾配:11分にわたって52%~82%B)。化合物であるtert-ブチルN-[5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(240mg、813.65umol、収率22.06%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
tert-ブチルN-[5-フルオロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000452
tert-ブチルN-[5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(230mg、820.79umol、1当量)のTHF(10mL)溶液をNでパージした。TMEDA(286.14mg、2.46mmol、371.61uL、3当量)を次に添加した。混合物を-75℃に冷却し、n-BuLi(n-ヘキサン中2.5M、820.79uL、2.5当量)を滴下添加して、温度を-70℃未満に維持した。添加後、混合物を-75℃~-70℃で3時間撹拌した。次にI(312.48mg、1.23mmol、248.00uL、1.5当量)のTHF(2mL)溶液を-70℃で滴下添加して、温度を-70℃未満に維持した。混合物を-75℃~-70℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの主要な新しいスポットが形成されたことが示された。反応物を飽和NaSO(20mL)でクエンチした。混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去し、次にEtOAc(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-[5-フルオロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(240mg、561.42umol、収率68.40%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-フルオロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000453
tert-ブチルN-[5-フルオロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(240mg、590.97umol、1当量)のDCM(2.5mL)溶液に、TFA(11.55g、101.30mmol、7.5mL、171.41当量)を添加した。混合物を25℃で3時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。飽和NaHCOを添加してpHを8に調整した。生成物をEtOAc(15mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。化合物である5-フルオロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン(190mg、589.87umol、収率99.81%、純度95%)を薄黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000454
5-フルオロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン(169mg、552.29umol、1当量)、2-オキソプロパン酸(116.73mg、1.33mmol、93.38uL、2.4当量)およびDABCO(123.90mg、1.10mmol、121.47uL、2当量)の混合物にDMF(8mL)を添加した。次にPd(OAc)(62.00mg、276.14umol、0.5当量)をN下で添加した。混合物を15分間Nでパージし、次に115℃で5時間撹拌した。LCMSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、DMFを除去した。残留物をMeOHに再び溶解し、濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配 11分にわたって6%~60%B)。化合物である4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(85mg、325.43umol、収率58.92%、純度95%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z248.9[M+H]
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000455
4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(65mg、261.96umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(61.22mg、340.54umol、1.3当量、HCl塩)のDMF(0.7mL)溶液に、EDCI(100.43mg、523.91umol、2当量)およびHOBt(70.79mg、523.91umol、2当量)のDMF(0.8mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(106.03mg、1.05mmol、145.84uL、4当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN、勾配 11分にわたって66%~92%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(70mg、187.46umol、収率71.56%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z374.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 13.45 - 12.02 (m, 1H), 8.61 (d, J=1.7 Hz, 1H), 8.52 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 3.72 - 3.59 (m, 1H), 1.98 - 1.87 (m,2H), 1.58 - 1.47 (m, 2H), 0.69 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.53 (dt, J=4.7, 14.1 Hz, 2H), 0.00 (s, 3H), -0.06 (s, 3H).
(実施例177)
MPL-329
スキーム
Figure 2022549345000456
5-ブロモ-3-クロロ-2-ヨード-ピリジンの合成
Figure 2022549345000457
5-ブロモ-2,3-ジクロロ-ピリジン(3g、13.22mmol、1当量)およびNaI(5.95g、39.67mmol、3当量)のCHCN(30mL)溶液に、TMSCl(1.44g、13.22mmol、1.68mL、1当量)を添加した。混合物を80℃で、N下で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示されたが、化合物1も検出された。反応物を80℃で追加の12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示され、化合物1はほとんど完全に消費された。反応物を飽和NaSO(60mL)でクエンチした。混合物を減圧下で濃縮して、CHCNを除去し、次にEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(40mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~2%酢酸エチル)。生成物を含有する画分(TLCでチェックした。石油エーテル:EtOAc=20:1)を合わせ、濃縮した。化合物である5-ブロモ-3-クロロ-2-ヨード-ピリジン(3g、7.54mmol、収率57.02%、純度80%)を、白色の固体として得た。これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
5-ブロモ-3-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジンの合成
Figure 2022549345000458
5-ブロモ-3-クロロ-2-ヨード-ピリジン(3g、4.71mmol、1当量)およびメチル2,2-ジフルオロ-2-フルオロスルホニル-アセテート(6.34g、32.98mmol、4.20mL、7当量)のDMF(100mL)溶液に、CuI(6.28g、32.98mmol、7当量)を添加した。混合物をN下で、60℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、反応物2が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。生成物が残留物ならびにフラスコ内に収集した溶液中に見出された(TLCでチェックした;石油エーテル:EtOAc=20:1)。溶液を水(800mL)に注入し、石油エーテルとEtOAc(10:1、300mL)の混合物で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、化合物である5-ブロモ-3-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(890mg、2.73mmol、収率58.02%、純度80%)を、無色の油として得た。H NMRを記録した。
tert-ブチルN-[5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000459
5-ブロモ-3-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(600mg、2.30mmol、1当量)、tert-ブチルカルバメート(809.64mg、6.91mmol、3当量)およびCsCO(2.25g、6.91mmol、3当量)のトルエン(45mL)混合物に、Pd(dba)(421.93mg、460.76umol、0.2当量)およびBINAP(430.35mg、691.14umol、0.3当量)をN下で添加した。混合物をNで15分間脱気し、次に撹拌し、110℃で12時間還流させた。LC-MSによって、反応物4が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(20mL×3)で洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~12%酢酸エチル)。生成物を含有する画分(TLCでチェックした、石油エーテル:EtOAc=8:1)を収集し、濃縮した。化合物であるtert-ブチルN-[5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(360mg、1.15mmol、収率50.04%、純度95%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
tert-ブチルN-[5-フルオロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000460
tert-ブチルN-[5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(480mg、1.62mmol、1当量)のTHF(20mL)(Naで乾燥させ、蒸留した)溶液に、Nでパージし、TMEDA(564.06mg、4.85mmol、732.55uL、3当量)を次に添加した。混合物を-80℃で冷却し、n-BuLi(n-ヘキサン中2.5M、1.75mL、2.7当量)を滴下添加して、温度を-80℃未満に維持した。添加後、混合物を-80℃~-90℃で3時間撹拌した。次にI(698.10mg、2.75mmol、554.05uL、1.7当量)のTHF(5mL)溶液を-80℃で滴下添加して、温度を-80℃未満に維持した。混合物を-80℃~-90℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1)によって、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応物を飽和NaSO(40mL)でクエンチし、減圧下で濃縮して、THFを除去した。水溶液をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(40mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-[5-クロロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(400mg、899.26umol、収率55.58%、純度95%)を、薄黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-クロロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000461
tert-ブチルN-[5-クロロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(400mg、946.59umol、1当量)のDCM(5mL)溶液に、TFA(23.10g、202.60mmol、15mL、214.03当量)を添加した。混合物を25℃で3時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。残留物を飽和NaHCO(50mL)に注ぎ入れ、次にEtOAc(20mL)で抽出した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。化合物である5-クロロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン(220mg、648.16umol、収率68.47%、純度95%)を、薄黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000462
5-クロロ-4-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン(200mg、620.24umol、1当量)、2-オキソプロパン酸(81.93mg、930.37umol、65.54uL、1.5当量)およびDABCO(139.15mg、1.24mmol、136.42uL、2当量)の混合物に、DMF(10mL)を添加した。次にPd(OAc)(55.70mg、248.10umol、0.4当量)をN下で添加した。混合物を115℃で4時間撹拌した。LCMSによって、反応物7が完全に消費され、所望の質量を有する1つの主要ピークが検出されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮して、DMFを除去した。残留物をMeOH(4mL)に再び溶解し、次に濾過して、不溶性材料を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配 11分にわたって38%~60%B)。化合物である4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(28mg、105.82umol、収率17.06%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z264.9[M+H]
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000463
4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(28mg、105.82umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(26.63mg、148.15umol、1.4当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(40.57mg、211.65umol、2当量)およびHOBt(28.60mg、211.65umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(42.83mg、423.30umol、58.92uL、4当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、反応物が残留することが示された。混合物を追加の12時間撹拌した。LCMSによって反応物が完全に消費され、所望の質量を有する1つのピークが検出されたことが示された。反応混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって50%~70%B)。化合物である4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(27mg、69.25umol、収率65.44%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z390.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.79 (br s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.63 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 8.66 - 8.59 (m, 1H), 7.45 (s, 1H), 3.65 (dt, J=8.0, 11.2 Hz, 1H),1.92 (br d, J=9.5 Hz, 2H), 1.60 - 1.44 (m, 2H), 0.69 (br d, J=14.3 Hz, 2H), 0.53 (dt, J=4.8, 14.2 Hz, 2H), 0.04 - -0.10 (m, 7H)
(実施例178)
MPL-345
スキーム
Figure 2022549345000464
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000465
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-3-ピリジル)カルバメート(1g、4.05mmol、1当量)およびTMEDA(942.21mg、8.11mmol、1.22mL、2当量)のTHF(12mL)溶液に、n-BuLi(n-ヘキサン中2.5M、4.05mL、2.5当量)を-78℃においてN下で滴下添加した。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した。I(1.54g、6.08mmol、1.22mL、1.5当量)のTHF(5mL)溶液を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NaSO(20mL)で25℃においてクエンチし、次にHO(10mL)で希釈し、EtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。化合物であるtert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメート(1.4g、3.57mmol、収率88.06%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000466
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメート(1.4g、3.76mmol、1当量)のTHF(2mL)溶液に、HCl/ジオキサン(4M、5mL、5.32当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)によって、出発材料が消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。生成した生成物を石油エーテル:酢酸エチル=5:1(30mL)に溶解し、濾過して、不溶性材料を除去した。濾液を真空中で濃縮した。生成した残留物を飽和NaHCO(5mL)に溶解し、EtOAc(15mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(15mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。化合物である6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミン(556mg、2.04mmol、収率54.31%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000467
6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミン(456mg、1.67mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(294.78mg、3.35mmol、235.83uL、2当量)、およびDABCO(375.49mg、3.35mmol、368.13uL、2当量)のDMF(5mL)混合物をNで3回脱気し、パージし、次にPd(OAc)(75.15mg、334.75umol、0.2当量)を添加した。混合物を110℃で4時間、N雰囲気下で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、DMFを除去した。残留物をトルエン(15mL)で希釈した。懸濁液を30分間超音波処理し、上澄み液を捨てた。残留物をHO(15mL)で希釈し、次に水性HCl(1N)でpHを3~4に調整し、次に濾過した。ケーキを収集し、CHCN(6mL)で希釈した。懸濁液を10分間超音波処理し、濾過して、固体を収集した。化合物である5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(544mg、粗製物)を、褐色の固体として得、これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z:215.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.81 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 7.17 (s, 1H).
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000468
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、466.02umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(100.53mg、559.23umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(2.5mL)溶液に、EDCI(268.01mg、1.40mmol、3当量)およびHOBt(188.91mg、1.40mmol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(282.94mg、2.80mmol、389.19uL、6当量)を添加した。混合物を20℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過して、濾過ケーキを得た。残留物を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって55%~85%B)。化合物である5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(66.6mg、195.96umol、収率42.05%、純度100%)を、薄いオレンジ色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:340.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ= 12.61 (br s, 1 H) 8.59 (d, J=8.09 Hz, 1 H) 8.45 (s, 1 H) 7.37 (s, 1 H) 3.69 - 3.77 (m, 1 H) 1.96 - 2.04 (m, 2 H) 1.55 - 1.65 (m, 2 H) 0.78 (br d, J=14.34 Hz, 2 H) 0.62 (td, J=14.11, 4.58 Hz, 2 H) 0.00 - 0.12 (m, 6 H).
(実施例179)
MPL-346
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000469
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、233.01umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(54.19mg、279.61umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1.5mL)溶液に、EDCI(134.01mg、699.04umol、3当量)およびHOBt(94.46mg、699.04umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(141.47mg、1.40mmol、194.59uL、6当量)を添加した。混合物を20℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を濾過して、濾過の残留物を得、これを、分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN、勾配:11分にわたって65%~90%B)。化合物である5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(28.8mg、81.38umol、収率34.93%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:354.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 11.73 - 13.28 (m, 1 H) 8.60 - 8.64 (m, 1 H) 8.62 (br d, J=8.09 Hz, 1 H) 8.45 (s, 1 H) 7.39 (s, 1 H) 3.88 - 3.95 (m, 1 H) 1.79 - 1.96 (m, 3 H) 1.65 - 1.74 (m, 1 H) 1.45 - 1.56 (m, 2 H) 0.70 - 0.82 (m, 2 H) 0.58 - 0.66 (m, 2 H) 0.04 (d, J=10.83 Hz, 6 H).
(実施例180)
MPL-348
5-クロロ-4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000470
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、233.01umol、1当量)および6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(61.47mg、279.61umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1.5mL)溶液に、EDCI(134.01mg、699.04umol、3当量)およびHOBt(94.46mg、699.04umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(141.47mg、1.40mmol、194.59uL、6当量)を添加した。混合物を20℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、化合物1が完全に消費されたことが示された。混合物を濾過し、濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN、勾配:11分にわたって68%~97%B)。化合物である5-クロロ-4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(43.2mg、113.70umol、収率48.79%、純度99.993%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:380.1[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 0.54 - 0.65 (m, 4 H) 0.66 - 0.73 (m, 2 H) 0.90 (br d, J=14.65 Hz, 2 H) 1.38 (br s, 2 H) 1.53 - 1.70 (m, 6 H) 2.01 (br d, J=10.07 Hz, 2 H) 3.70 - 3.79 (m, 1 H) 7.35 (s, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.59 (br d, J=7.93 Hz, 1 H) 12.42 - 12.87 (m, 1 H)
(実施例181)
MPL-349
スキーム
Figure 2022549345000471
tert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000472
tert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-3-ピリジル)カルバメート(9g、34.20mmol、1当量)のTHF(100mL)混合物をNで3回脱気し、パージし、TMEDA(7.95g、68.41mmol、10.32mL、2当量)およびn-BuLi(ヘキサン中2.5M、34.20mL、2.5当量)を次に添加し、混合物を-60℃で30分間、N下で撹拌した。I(13.02g、51.31mmol、10.34mL、1.5当量)のTHF(20mL)溶液を、撹拌しながら添加した。混合物を-60℃で30分間撹拌した。TLCによって、極性がより低い1つの主要な新しいスポットが示された。反応混合物をNaSO飽和溶液(100mL)で25℃においてクエンチし、次に水(100mL)で希釈し、EtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~5%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメート(12.46g、25.61mmol、収率68.07%、純度80%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
5,6-ジクロロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000473
ステップ1:tert-ブチルN-(5,6-ジクロロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメート(12.46g、32.03mmol、1当量)のTHF(30mL)溶液に、HCl/ジオキサン(100mL)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の化合物が形成されたことが示された。混合物を濾過した。ケーキを収集した。H NMR分析によって、濾過ケーキ(10.6g、黄色の固体)が化合物3と4の混合物であることが示された。
ステップ2:化合物3および4(全部の9.36g)の混合物を水(50mL)で希釈し、飽和したNaHCOでpH8に中和し、次にEtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をDCM(20mL)に溶解した。TFA(8.24g、72.30mmol、5.35mL、8.62当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の生成物が示された。混合物を、飽和NaHCOで、pHを8に調整し、次にEtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。化合物である5,6-ジクロロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミン(3.8g、粗製物)を、黄色の固体として得た。粗製生成物を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z288.8[M+H];1H NMRを記録した。
4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000474
5,6-ジクロロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミン(2g、6.92mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(1.22g、13.85mmol、975.41uL、2当量)およびDABCO(1.55g、13.85mmol、1.52mL、2当量)の混合物に、DMF(30mL)を添加した。混合物をNでパージし、Pd(OAc)(310.85mg、1.38mmol、0.2当量)をN下で添加した。混合物を110℃で4時間撹拌した。LCMSによって、所望の化合物が形成されたことが示された。残留物を濾過した。ケーキをDMF(50mL×3)で洗浄した。合わせた有機層を、25℃で20分間、トルエン(50mL)で粉砕し、濾過した。次にケーキを、25℃で20分間、水(50mL)で粉砕し、濾過した。次にケーキを、25℃で20分間、CHCN(50mL)で粉砕し、濾過した。固体を濾過によって収集した。化合物である4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(1.1g、4.52mmol、収率59.40%、純度95%)を、褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z230.7[M+H]H NMRを記録した。
4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000475
4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、216.42umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(46.68mg、259.70umol、1.2当量、HCl)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(87.73mg、649.25umol、3当量)およびEDCI(124.46mg、649.25umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(109.50mg、1.08mmol、150.61uL、5当量)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。混合物を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって60%~90%B)。化合物である4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(21.6mg、60.62umol、収率28.01%、純度100%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z356.0[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.61 (br s, 1H), 8.66 (br d, J=8.4 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 3.74 (br d, J=8.4 Hz, 1H), 2.01 (br d, J=9.5 Hz, 2H), 1.68 - 1.53 (m, 2H), 0.79 (br d, J=14.8 Hz, 2H), 0.62 (dt, J=4.8, 14.1 Hz, 2H), 0.10 (s, 3H), 0.04 (s, 3H).
(実施例182)
MPL-350
4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000476
4,5-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、216.42umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(50.33mg、259.70umol、1.2当量、HCl)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(87.73mg、649.25umol、3当量)およびEDCI(124.46mg、649.25umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を撹拌しながら添加し、これに続いてTEA(109.50mg、1.08mmol、150.61uL、5当量)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の化合物が形成されたことが示された。混合物を分取HPLCによって精製した(Gilson GX281、カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配 11分にわたって65%~95%B)。化合物である4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(19.7mg、53.19umol、収率24.58%、純度100%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z370.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.54 (br s, 1H), 8.64 (d, J=8.1 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 4.04 - 3.74 (m, 1H), 1.91 - 1.73 (m, 3H), 1.71 - 1.58 (m, 1H), 1.52 - 1.37 (m, 2H), 0.78 - 0.63 (m, 2H), 0.62 - 0.52 (m, 2H), -0.01 (d, J=11.7 Hz, 6H).
(実施例183)
MPL-318
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000477
4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、206.01umol、1当量)、1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(44.44mg、247.22umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(41.76mg、309.02umol、1.5当量)、EDCI(59.24mg、309.02umol、1.5当量)およびTEA(62.54mg、618.04umol、86.02uL、3当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物をCHOH(2mL)で希釈し、濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150×30mm×5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって35%~65%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(24.2mg、74.87umol、収率36.34%、純度98.8%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z320.3[M+H]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ = 8.52 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 3.79 (br t, J=11.5 Hz, 1H), 2.53 (d, J=3.1 Hz, 3H), 2.14 (br d, J=9.8 Hz, 2H), 1.75 - 1.62 (m, 2H), 0.89 - 0.81 (m, 2H), 0.77 - 0.65 (m, 2H), 0.13 (s, 3H), 0.05 (s, 3H).
(実施例184)
MPL-366
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000478
4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(60mg、241.80umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(60.92mg、314.35umol、1.3当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(92.71mg、483.61umol、2当量)およびHOBt(65.35mg、483.61umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(97.87mg、967.22umol、134.62uL、4当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸;B:CHCN;勾配:11分にわたって65%~90%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(8.8mg、22.71umol、収率9.39%、純度100%)を、薄黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z388.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 13.33 - 12.20 (m, 1H), 8.65 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.62 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 7.57 - 7.33 (m, 1H), 3.96 - 3.79 (m, 1H), 1.95 - 1.73 (m, 3H), 1.71 - 1.59 (m, 1H), 1.55 - 1.37 (m, 2H), 0.78 - 0.53 (m, 4H), -0.01 (d, J=11.0 Hz, 6H).
(実施例185)
MPL-367
4-フルオロ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000479
4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、403.01umol、1当量)および5-シラスピロ[4.5]デカン-8-アミン(99.53mg、483.61umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(154.51mg、806.02umol、2当量)およびHOBt(108.91mg、806.02umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(163.12mg、1.61mmol、224.38uL、4当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって67%~95%B)。化合物である4-フルオロ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(102mg、255.04umol、収率63.28%、純度99.88%)を、褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z400.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.90 (br s, 1H), 8.71 (d, J=2.1 Hz, 1H), 8.67 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 3.86 - 3.73 (m, 1H), 2.17 - 2.03 (m, 2H), 1.69 - 1.50 (m, 6H), 0.86 - 0.69 (m, 4H), 0.66 - 0.44 (m, 4H).
(実施例186)
MPL-368
4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000480
4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(60mg、241.80umol、1当量)および6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-アミン(63.79mg、290.17umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(92.71mg、483.61umol、2当量)およびHOBt(65.35mg、483.61umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(97.87mg、967.22umol、134.62uL、4当量)を添加した。混合物を30℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって70%~100%B)。化合物である4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(16.8mg、40.63umol、収率16.80%、純度100%)を、薄黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z414.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.91 (br s, 1H), 8.71 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.66 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 7.65 - 7.34 (m, 1H), 3.76 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 2.09 - 1.95 (m, 2H), 1.77 - 1.53 (m, 6H), 1.39 (br s, 2H), 0.92 (br d, J=14.6 Hz, 2H), 0.76 - 0.53 (m, 6H).
(実施例187)
MPL-376
スキーム
Figure 2022549345000481
5-ブロモ-3-クロロ-2-ヨード-ピリジンの合成
Figure 2022549345000482
5-ブロモ-2,3-ジクロロ-ピリジン(15g、66.11mmol、1当量)およびNaI(29.73g、198.34mmol、3当量)のMeCN(100mL)溶液に、TMSCl(7.18g、66.11mmol、8.39mL、1当量)を添加した。混合物を、80℃においてN下で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=20:1)によって、出発材料が完全に消費され、1つの主要な新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NaSO(500mL)に注ぎ入れた。混合物を減圧下で濃縮して、MeCNを除去し、次にEtOAc(200mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~2%酢酸エチル)。化合物である5-ブロモ-3-クロロ-2-ヨード-ピリジン(13g、24.50mmol、収率37.06%、純度60%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した
5-ブロモ-3-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジンの合成
Figure 2022549345000483
5-ブロモ-3-クロロ-2-ヨード-ピリジン(10g、15.71mmol、1当量)およびメチル2,2-ジフルオロ-2-フルオロスルホニル-アセテート(21.12g、109.95mmol、13.99mL、7当量)のDMF(150mL)溶液に、CuI(20.94g、109.95mmol、7当量)を添加した。混合物をN下で、60℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=20:1)によって、1つの主要なスポットが示された。混合物を水(1.5L)の中に注ぎ入れ、n-ペンタン(500mL)で抽出した。有機層を水性LiCl(3%、100mL×2)およびブライン(200mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~10%酢酸エチル)。化合物である5-ブロモ-3-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(9g、13.82mmol、収率88.01%、純度40%)を無色の油として得た。H NMRを記録した。粗製生成物を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
tert-ブチルN-[5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000484
5-ブロモ-3-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(7g、26.88mmol、1当量)、tert-ブチルカルバメート(9.45g、80.63mmol、3当量)およびCsCO(26.27g、80.63mmol、3当量)のトルエン(150mL)混合物に、Pd(dba)(1.23g、1.34mmol、0.05当量)およびBINAP(1.67g、2.69mmol、0.1当量)をN下で添加した。混合物をNで15分間脱気し、次に撹拌し、110℃で12時間還流させた。TLC(石油エーテル:EtOAc=8:1)によって、1つの主要なスポットが示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(20mL×3)で洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~15%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-[5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(3g、8.09mmol、収率30.10%、純度80%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
tert-ブチルN-[5-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000485
MeB(OH)(6.05g、101.12mmol、10当量)、CsCO(6.44g、19.76mmol、1.95当量)およびPd(t-BuP)(1.03g、2.02mmol、0.2当量)の混合物に、tert-ブチルN-[5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(3g、10.11mmol、1当量)のジオキサン(100mL)およびHO(1mL)溶液を添加した。混合物をNでパージし、100℃で12時間、N下で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(20mL×2)で洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。所望の生成物を含有する画分(TLCでチェックした;石油エーテル:EtOAc=3:1)を収集し、濃縮した。生成した残留物を分取HPLCによってさらに精製した(カラム:Xtimate C18 150*40mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN、勾配:8分にわたって52%~872%B)。化合物であるtert-ブチルN-[5-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(1.3g、4.66mmol、収率46.07%、純度99%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
tert-ブチルN-[4-ヨード-5-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000486
tert-ブチルN-[5-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(1.1g、3.98mmol、1当量)のTHF(40)(Naで乾燥させ、新たに蒸留した)溶液に、TMEDA(1.39g、11.95mmol、1.80mL、3当量)を添加した。混合物を-78℃にN下で冷却した。次にs-BuLi(n-ヘキサン中0.9M、13.27mL、3当量)を滴下添加し、混合物を-78℃で1時間撹拌した。I(3.03g、11.95mmol、2.41mL、3当量)のTHF(10mL)(Naで乾燥させ、新たに蒸留した)溶液を混合物に滴下添加し、混合物を1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1)によって、出発材料が残留し、極性がより低い1つのスポットが形成されたことが示された。反応物をNaSO(飽和、50mL)でクエンチし、混合物をEtOAc(50mL)で希釈した。水層をEtOAc(30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、次に濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~7%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-[4-ヨード-5-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(450mg、1.06mmol、収率26.70%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-ヨード-5-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000487
tert-ブチルN-[4-ヨード-5-メチル-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(480mg、1.19mmol、1当量)のDCM(5mL)溶液に、TFA(3.02g、26.46mmol、1.96mL、22.17当量)を添加した。混合物を20℃で3時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって、出発材料が残留することが示された。追加のTFA(1mL)を添加した。混合物を20℃で4時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって、出発材料が完全に消費されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。生成した残留物を飽和NaHCO(20mL)で希釈し、次にEtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、次に濾過し、減圧下で濃縮した。化合物である4-ヨード-5-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン(380mg、1.13mmol、収率94.87%、純度90%)を、褐色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000488
4-ヨード-5-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン(350mg、1.16mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(204.09mg、2.32mmol、163.27uL、2当量)およびDABCO(324.97mg、2.90mmol、318.60uL、2.5当量)の混合物に、DMF(20mL)を添加し、これに続いてPd(OAc)(52.03mg、231.76umol、0.2当量)をN下で添加した。混合物を115℃で5時間、N下で撹拌した。LCMSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。混合物を減圧下で濃縮した。生成した残留物をMeOH(5mL)で希釈し、次に濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって25%~55%B)。化合物である4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(190mg、739.24umol、収率63.79%、純度95%)を、褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z245.0[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.67 (br s, 1H), 8.71 (s, 1H), 7.42 (d, J=1.1 Hz, 1H), 2.66 (d, J=1.8 Hz, 3H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000489
4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(70mg、286.69umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(61.84mg、344.02umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(2mL)溶液に、EDCI(109.92mg、573.37umol、2当量)およびHOBt(77.48mg、573.37umol、2当量)のDMF(2mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(116.04mg、1.15mmol、159.61uL、4当量)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。混合物を濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって63%~93%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(63.5mg、171.87umol、収率59.95%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z370.2[M+H]1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ = 12.35 (br s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.47 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 3.69 - 3.60 (m, 1H), 3.69 - 3.60 (m, 1H), 2.54 (d, J=1.7 Hz, 3H), 1.96 - 1.85 (m, 2H), 1.59 - 1.44 (m, 2H), 0.69 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.53 (dt, J=4.7, 14.2 Hz, 2H), 0.03 - 0.11 (m, 6H).
(実施例188)
MPL-379
5-ブロモ-2-ヨード-3-メトキシ-ピリジンの合成
Figure 2022549345000490
5-ブロモ-2-クロロ-3-メトキシ-ピリジン(500mg、2.25mmol、1当量)のMeCN(10mL)溶液に、NaI(1.01g、6.74mmol、3当量)を添加し、これに続いてTMSCl(244.17mg、2.25mmol、285.25uL、1当量)を添加した。混合物を80℃で12時間撹拌した。LCMSによって、出発材料が完全に消費され、所望の質量が検出されたことが示された。反応混合物を飽和NaSO(10mL)に注ぎ入れた。混合物を減圧下で濃縮して、MeCNを除去し、次にEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~5%酢酸エチル)。所望の生成物を含有する画分(TLCでチェックした;石油エーテル:EtOAc=20:1)を収集し、濃縮した。化合物である5-ブロモ-2-ヨード-3-メトキシ-ピリジン(600mg、1.53mmol、収率68.03%、純度80%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
ステップ2.5-ブロモ-3-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)ピリジンの合成
Figure 2022549345000491
5-ブロモ-2-ヨード-3-メトキシ-ピリジン(0.6g、1.91mmol、1当量)のDMF(10mL)溶液に、メチル2,2-ジフルオロ-2-フルオロスルホニル-アセテート(2.57g、13.38mmol、1.70mL、7当量)を添加した。次にCuI(2.55g、13.38mmol、7当量)をN下で添加した。混合物を70℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の化合物の80%が示された。混合物を水(100mL)の中に注ぎ入れ、次に石油エーテル(30mL)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~50%酢酸エチル)。所望の生成物を含有する画分(TLCでチェックした、石油エーテル:EtOAc=10:1、Rf=0.8)を合わせ、濃縮した。化合物である5-ブロモ-3-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(350mg、1.23mmol、収率64.37%、純度90%)を、無色の油として得た。H NMRを記録した。
tert-ブチルN-[5-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000492
5-ブロモ-3-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(350mg、1.37mmol、1当量)、tert-ブチルカルバメート(480.44mg、4.10mmol、3当量)およびCsCO(1.34g、4.10mmol、3当量)のトルエン(10mL)混合物に、Pd(dba)(125.19mg、136.71umol、0.1当量)およびBINAP(170.25mg、273.42umol、0.2当量)をN下で添加した。混合物をNで15分間脱気し、次に撹拌し、110℃で12時間還流させた。LCMSによって、出発材料が完全に消費されたことが示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(20mL×3)で洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~25%酢酸エチル)。生成物を含有する画分(TLCでチェックした、石油エーテル:EtOAc=8:1)を収集し、濃縮した。化合物であるtert-ブチルN-[5-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(410mg、841.73umol、収率61.57%、純度60%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
tert-ブチルN-[4-ヨード-5-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメートの合成
Figure 2022549345000493
tert-ブチルN-[5-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(262mg、896.48umol、1当量)のTHF(10mL)(Naで乾燥させ、新たに蒸留した)溶液に、TMEDA(312.54mg、2.69mmol、405.90uL、3当量)を添加した。混合物を-78℃にN下で冷却し、n-BuLi(n-ヘキサン中2.5M、1.97mL、5.5当量)を次に滴下添加した。-78℃で1時間撹拌した後、I(341.30mg、1.34mmol、270.87uL、1.5当量)のTHF(3mL)(Naで乾燥させ、新たに蒸留した)溶液を滴下添加し、混合物を1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1)によって、極性がより低い1つの新しいスポットが示された。混合物を室温に温め、飽和NaSO(20mL)でクエンチし、有機層を分離した。水層をEtOAc(10mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、次に濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した(石油エーテル中0~15%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-[4-ヨード-5-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(240mg、545.26umol、収率60.82%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
エチル4-ヨード-5-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000494
tert-ブチルN-[4-ヨード-5-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]カルバメート(240mg、573.96umol、1当量)のDCM(1mL)溶液に、TFA(4.62g、40.52mmol、3mL、70.59当量)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル:EtOAc=5:1)によって、反応物が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した。残留物をEtOAc(10mL)に再び溶解し、NaHCO(10mL×3)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、次に濾過し、減圧下で濃縮した。化合物である4-ヨード-5-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン(200mg、565.98umol、収率98.61%、純度90%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000495
4-ヨード-5-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン(200mg、628.86umol、1当量)、2-オキソプロパン酸(171.28mg、1.89mmol、15.16uL、純度97%、3当量)およびDABCO(211.62mg、1.89mmol、207.47uL、3当量)の混合物に、DMF(10mL)(CaHで乾燥させ、濾過した)を添加した。Pd(OAc)(28.24mg、125.77umol、0.2当量)を次にN下で添加した。混合物をNで15分間パージし、次に115℃で3時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。混合物を減圧下で濃縮した。残留物をMeOHに再び溶解し、濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって39%~69%B)。化合物である4-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、182.57umol、収率29.03%、純度95%)を、褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z261.0[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.82 (br s, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.59 - 7.51 (m, 1H), 4.25 (s, 3H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000496
4-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、115.31umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(24.87mg、138.37umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(44.21mg、230.62umol、2当量)およびHOBt(31.16mg、230.62umol、2当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、続いて、TEA(46.67mg、461.24umol、64.20uL、4当量)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。混合物をMeOH(2mL)で希釈し、濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配 11分にわたって57%~87%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(18.1mg、46.96umol、収率40.72%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z386.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.54 (br s, 1H), 8.50 (br d, J=8.3 Hz, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 4.20 (s, 3H), 3.79 - 3.62 (m, 1H), 1.99 (br d, J=9.5 Hz, 2H), 1.62 - 1.49 (m, 2H), 0.80 - 0.70 (m, 2H), 0.66 - 0.53 (m, 2H), 0.06 (s, 3H), 0.00 (s, 3H).
(実施例189)
MPL-382
スキーム
Figure 2022549345000497
3-ブロモ-5-イソプロポキシ-ピリジンの合成
Figure 2022549345000498
5-ブロモピリジン-3-オール(2g、11.49mmol、1当量)のDMF(10mL)溶液に、KCO(3.18g、22.99mmol、2当量)および2-ブロモプロパン(2.83g、22.99mmol、2.16mL、2当量)を添加した。混合物を100℃で12時間撹拌した。TLCによって、出発材料が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。混合物をHO(100mL)およびEtOAc(100mL)の混合物に注ぎ入れた。水層をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物である3-ブロモ-5-イソプロポキシ-ピリジン(2.2g、9.16mmol、収率79.72%、純度90%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
tert-ブチルN-(5-イソプロポキシ-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000499
3-ブロモ-5-イソプロポキシ-ピリジン(2.2g、10.18mmol、1当量)およびtert-ブチルカルバメート(2.39g、20.36mmol、2当量)のトルエン(30mL)混合物に、CsCO(6.63g、20.36mmol、2当量)およびPd(dba)(585.45mg、1.02mmol、0.1当量)およびBINAP(1.27g、2.04mmol、0.2当量)をN下で添加した。混合物を110℃で16時間、N下で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を水(50mL)で希釈し、次にEtAOC(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~33%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-(5-イソプロポキシ-3-ピリジル)カルバメート(1.1g、4.14mmol、収率40.68%、純度95%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:253.2[M+H]H NMRを記録した。
ステップ3.tert-ブチルN-(4-ヨード-5-イソプロポキシ-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000500
tert-ブチルN-(5-イソプロポキシ-3-ピリジル)カルバメート(1.1g、4.36mmol、1当量)およびTMEDA(1.01g、8.72mmol、1.32mL、2当量)のTHF(10mL)溶液に、n-BuLi(n-ヘキサン中2.5M、5.23mL、3当量)を、-78℃においてN下で滴下添加した。-78℃で30分間撹拌した後、I(1.66g、6.54mmol、1.32mL、1.5当量)のTHF(10mL)溶液を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLCによって、新しいスポットが形成され、一部の出発材料が残留することが示された。反応混合物を飽和NaSO(30mL)で25℃においてクエンチし、次にHO(30mL)で希釈し、EtOAc(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、次に濾過して、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-(4-ヨード-5-イソプロポキシ-3-ピリジル)カルバメート(1g、2.12mmol、収率48.52%、純度80%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-ヨード-5-イソプロポキシ-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000501
tert-ブチルN-(4-ヨード-5-イソプロポキシ-3-ピリジル)カルバメート(1.03g、2.73mmol、1当量)のDCM(10mL)溶液に、TFA(15.40g、135.06mmol、10mL、49.47当量)を添加した。混合物を20℃で1時間撹拌した。TLCによって、反応物5が消費され、新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮した。飽和NaHCO(10mL)を残留物に添加し、混合物をDCM(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。化合物である4-ヨード-5-イソプロポキシ-ピリジン-3-アミン(650mg、2.10mmol、収率77.06%、純度90%)を、黄色の固体として得た。H NMRを記録した。
4-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000502
4-ヨード-5-イソプロポキシ-ピリジン-3-アミン(300mg、1.08mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(190.00mg、2.16mmol、152.00uL、2当量)、およびDABCO(242.02mg、2.16mmol、237.28uL、2当量)のDMF(5mL)混合物をNで3回脱気し、パージした。Pd(OAc)(50mg、222.71umol、2.06e-1当量)を次に添加した。混合物を110℃において4時間、N雰囲気下で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、DMFを除去した。残留物をトルエン(30mL)で希釈した。懸濁液を30分間超音波処理した。次に上澄み液を捨てた。残留物をHO(10mL)で希釈し、水性HCl(1N)を使用して、pHを3~4に調整し、濾過した。固体を収集し、乾燥させた。化合物である4-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(100mg、431.38umol、収率39.99%、純度95%)を、黄色の固体として得た。
LCMS m/z:221.1[M+1]1H NMR (400MHz, METHANOL-d4) δ = 8.70 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 4.97 - 4.90 (m, 1H), 1.48 (s, 3H), 1.47 (br s, 3H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000503
4-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、136.22umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(24.49mg、136.22umol、1当量、HCl塩)のDMF(0.5mL)溶液に、HOBt(55.22mg、408.67umol、3当量)およびEDCI(78.34mg、408.67umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(82.71mg、817.35umol、113.76uL、6当量)を添加した。混合物を20℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって35%~65%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(9mg、26.05umol、収率19.12%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:346.2[M+H]1H NMR (500MHz, METHANOL-d4) δ = 8.46 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.30 (s, 1H), 3.83 - 3.75 (m, 1H), 2.17 - 2.10 (m, 2H), 1.73 - 1.63 (m, 2H), 1.44 (s, 3H), 1.43 (s, 3H), 0.88 - 0.82 (m, 2H), 0.75 - 0.68 (m, 2H), 0.13 (s, 3H), 0.05 (s, 3H).
(実施例190)
MPL-402
N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000504
5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(30mg、130.35umol、1当量)および1,1-ジメチルシロラン-3-アミン(23.76mg、143.39umol、1.1当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、EDCI(49.98mg、260.71umol、2当量)およびHOBt(35.23mg、260.71umol、2当量)の溶液を添加し、これに続いてTEA(52.76mg、521.41umol、72.57uL、4当量)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量を有する1つの主要なピークが示された。混合物をMeOH(2mL)で希釈し、濾過して、不溶性物質を除去した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:YMC-Actus Triart C18 150*30mm*5um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって56%~86%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(21.2mg、62.10umol、収率47.64%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z342.0[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.34 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.50 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 3.95 - 3.81 (m, 1H), 1.95 - 1.80 (m, 1H), 1.28 (dq, J=7.1, 12.1 Hz, 1H), 1.01 - 0.90 (m, 1H), 0.72 - 0.58 (m, 1H), 0.50 (dd, J=11.4, 14.1 Hz, 1H), 0.42 - 0.26 (m, 1H), 0.00 (s, 6H).
(実施例191)
MPL-445
スキーム
Figure 2022549345000505
4-メチル-5-ニトロ-2-フェニル-ピリジンの合成
Figure 2022549345000506
2-クロロ-4-メチル-5-ニトロ-ピリジン(5g、28.97mmol、1当量)、フェニルボロン酸(4.3g、35.27mmol、1.22当量)およびKCO(8.01g、57.95mmol、2当量)の混合物に、ジオキサン(50mL)およびHO(1mL)を添加した。混合物をNでパージし、次にPd(dppf)Cl.CHCl(2.37g、2.90mmol、0.1当量)をN下で添加した。混合物を110℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を濾過した。ケーキをEtOAc(50mL×2)で洗浄した。合わせた濾液をNaSOで乾燥させ、次に真空中で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~3%酢酸エチル)。化合物である4-メチル-5-ニトロ-2-フェニル-ピリジン(4g、15.87mmol、収率54.78%、純度85%)を、赤色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z215.1[M+H]H NMRを記録した。
エチル3-(5-ニトロ-2-フェニル-4-ピリジル)-2-オキソ-プロパノエートの合成
Figure 2022549345000507
4-メチル-5-ニトロ-2-フェニル-ピリジン(1g、4.67mmol、1当量)のシュウ酸ジエチル(10.70g、73.22mmol、10mL、15.68当量)溶液に、DBU(2.84g、18.67mmol、2.81mL、4当量)を添加した。混合物を40℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。残留物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、次に濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~10%酢酸エチル)。化合物であるエチル3-(5-ニトロ-2-フェニル-4-ピリジル)-2-オキソ-プロパノエート(683mg、1.74mmol、収率37.24%、純度80%)を黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z315.1[M+H]H NMRを記録した。
エチル5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000508
エチル3-(5-ニトロ-2-フェニル-4-ピリジル)-2-オキソ-プロパノエート(800mg、2.55mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、Zn(1.66g、25.45mmol、10当量)およびAcOH(764.28mg、12.73mmol、727.89uL、5当量)を添加した。混合物を75℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、ジクロロメタン中0~5%メタノール)。化合物であるエチル5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(328mg、985.38umol、収率38.71%、純度80%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z267.1[M+H]H NMRを記録した。
5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000509
エチル5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(50mg、187.76umol、1当量)のEtOH(2mL)溶液に、NaOH(2M、2mL、21.30当量)を添加した。混合物を80℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、EtOHを除去した。残留物を水(20mL)で希釈し、水性HCl(2M)を使用して、pHを2に調整し、次にEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。化合物である5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、134.32umol、収率71.54%、純度80%)を、黄色の固体として得、これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z239.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 13.10 (br s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.11 - 8.02 (m, 2H), 7.60 - 7.45 (m, 3H), 7.32 (s, 1H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
Figure 2022549345000510
5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(40mg、167.90umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(33.20mg、184.69umol、1.1当量、HCl塩)のDMF(1mL)溶液に、HOBt(68.06mg、503.69umol、3当量)およびEDCI(96.56mg、503.69umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を撹拌しながら添加し、これに続いてTEA(84.95mg、839.49umol、116.85uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって28%~59%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(34.3mg、87.75umol、収率52.26%、純度93%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z364.2[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.29 (br s, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.58 (br s, 1H), 8.26 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 8.12 - 7.96 (m, 2H), 7.58 - 7.22 (m, 4H), 3.75 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 2.10 - 1.95 (m, 2H), 1.73 - 1.53 (m, 2H), 0.87 - 0.56 (m, 4H), 0.17 - -0.03 (m, 6H).
(実施例192)
MPL-451
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000511
4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、204.78umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(47.62mg、245.73umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1.5mL)溶液に、EDCI(117.77mg、614.33umol、3当量)およびHOBt(83.01mg、614.33umol、3当量)のDMF(1.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(103.61mg、1.02mmol、142.51uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN、勾配:11分にわたって53%~83%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(24.9mg、64.66umol、収率31.57%、純度99.6%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:384.2[M+1]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 12.43 (br s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.59 (br d, J=8.1 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 4.01 - 3.85 (m, 1H), 2.64 (d, J=2.0 Hz, 3H), 2.00 - 1.77 (m, 3H), 1.76 - 1.63 (m, 1H), 1.59 - 1.41 (m, 2H), 0.85 - 0.69 (m, 2H), 0.69 - 0.56 (m, 2H), 0.04 (d, J=9.3 Hz, 6H).
(実施例193)
MPL-452
スキーム
Figure 2022549345000512
3-ブロモ-2-メトキシ-4-メチル-5-ニトロ-ピリジンの合成
Figure 2022549345000513
2-メトキシ-4-メチル-5-ニトロ-ピリジン(19.61g、116.62mmol、1当量)のAcOH(200mL)溶液に、NBS(83.03g、466.49mmol、4当量)を、N雰囲気下で添加した。懸濁液をNで3回脱気し、パージし、次にN下で、110℃で18時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を氷水(1200mL)に注ぎ入れ、次に濾過した。ケーキを収集し、減圧下で乾燥させた。化合物である3-ブロモ-2-メトキシ-4-メチル-5-ニトロ-ピリジン(18g、粗製物)を黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:248.1[M+H]H NMRを記録した。
2-メトキシ-4-メチル-5-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジンの合成
Figure 2022549345000514
3-ブロモ-2-メトキシ-4-メチル-5-ニトロ-ピリジン(17g、68.81mmol、1当量)のDMF(200mL)溶液に、CuI(52.42g、275.25mmol、4当量)およびメチル2,2-ジフルオロ-2-フルオロスルホニル-アセテート(85.00g、442.47mmol、56.29mL、6.43当量)を添加した。混合物を100℃で5時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応物を飽和NaHCO(500mL)に注入し、次にEtOAC(120mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、次に濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~2%酢酸エチル)。化合物である2-メトキシ-4-メチル-5-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン(15g、47.64mmol、収率69.23%、純度75%)を、黄色の油として得た。
LCMS(ESI)m/z:238.1[M+H]H NMR(400MHz、DMSO)を記録した。
エチル3-[2-メトキシ-5-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-4-ピリジル]-2-オキソ-プロパノエートの合成
Figure 2022549345000515
2-メトキシ-4-メチル-5-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン(1g、4.23mmol、1当量)のシュウ酸ジエチル(10.70g、73.22mmol、10mL、17.29当量)溶液に、DBU(2.58g、16.94mmol、2.55mL、4当量)を添加した。混合物を40℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。残留物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~10%酢酸エチル)。化合物であるエチル3-[2-メトキシ-5-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-4-ピリジル]-2-オキソ-プロパノエート(1.22g、粗製物)を、黄色の油として得、これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z:337.1[M+H]H NMRを記録した。
エチル5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000516
エチル3-[2-メトキシ-5-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-4-ピリジル]-2-オキソ-プロパノエート(1.22g、3.63mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に、Zn(2.37g、36.29mmol、10当量)およびAcOH(1.09g、18.14mmol、1.04mL、5当量)を添加した。混合物を70℃で4時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~33%酢酸エチル)。化合物であるエチル5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(500mg、520.43umol、収率14.34%、純度30%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:289.1[M+H]H NMRを記録した。
5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000517
エチル5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(500mg、871.03umol、純度50.21%、1当量)のTHF(3mL)溶液に、LiOH.HO(219.31mg、5.23mmol、6当量)のHO(3mL)溶液を添加した。混合物を80℃で2時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THF(3mL)を除去した。水相を、水性HCl(6N)で、pHを3~4に調整して、次に分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN、勾配;11分にわたって32%~62%B)。化合物である5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(53mg、193.53umol、収率22.22%、純度95%)を、褐色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:261.2[M+H]H NMRを記録した。
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000518
5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、192.18umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(41.46mg、230.62umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(2mL)溶液に、EDCI(110.53mg、576.55umol、3当量)およびHOBt(77.90mg、576.55umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(97.23mg、960.91umol、133.75uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN、勾配:11分にわたって63%~93%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(25.6mg、66.26umol、収率34.48%、純度99.8%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:386.1[M+1]1 H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.27 (s, 1H), 8.69 - 8.53 (m, 2H), 7.26 (d, J=1.7 Hz, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.77 - 3.68 (m, 1H), 2.05 - 1.94 (m, 2H), 1.67 - 1.52 (m, 2H), 0.78 (br d, J=14.5 Hz, 2H), 0.62 (dt, J=4.8, 14.2 Hz, 2H), 0.09 (s, 3H), 0.03 (s, 3H).
(実施例194)
MPL-352
スキーム
Figure 2022549345000519
ステップ1.tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000520
5-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロ-ピリジン(10g、47.52mmol、1当量)、tert-ブチルカルバメート(6.68g、57.03mmol、1.2当量)、キサントホス(824.90mg、1.43mmol、0.03当量)およびCsCO(30.97g、95.04mmol、2当量)のジオキサン(15mL)混合物をNで3回脱気し、パージし、次にPd(dba)(1.31g、1.43mmol、0.03当量)を添加した。反応混合物を85℃で12時間、N雰囲気下で撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。混合物を濾過した。濾液をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-3-ピリジル)カルバメート(6.5g、25.03mmol、収率47.89%、純度95%)を、薄いオレンジ色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:247.0[M+H]H NMRを記録した。
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメートの合成
Figure 2022549345000521
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-3-ピリジル)カルバメート(1g、4.05mmol、1当量)およびTMEDA(942.21mg、8.11mmol、1.22mL、2当量)のTHF(12mL)溶液に、-78℃においてN下で、n-BuLi(n-ヘキサン中2.5M、4.05mL、2.5当量)を滴下添加した。-78℃で30分間撹拌した後、I(1.54g、6.08mmol、1.22mL、1.5当量)のTHF(5mL)溶液を-78℃で滴下添加した。反応混合物を-78℃でもう30分間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)によって、化合物2が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を飽和NaSO(20mL)で、25℃でクエンチし、次にHO(10mL)で希釈し、EtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、次に濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~10%酢酸エチル)。化合物であるtert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメート(1.27g、3.24mmol、収率79.88%、純度95%)を、白色の固体として得た。H NMRを記録した。
6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミンの合成
Figure 2022549345000522
tert-ブチルN-(6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-3-ピリジル)カルバメート(8.68g、23.30mmol、1当量)のDCM(10mL)溶液に、TFA(47.74g、418.69mmol、31.00mL、17.97当量)を添加した。混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。残留物を飽和NaHCO(5mL)に溶解し、次に酢酸エチル(15mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(15mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物である6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミン(6.26g、21.83mmol、収率81.47%、純度95%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:272.9[M+H]H NMRを記録した。
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000523
6-クロロ-5-フルオロ-4-ヨード-ピリジン-3-アミン(6.26g、22.98mmol、1当量)、2-オキソプロパン酸(4.05g、45.95mmol、3.24mL、2当量)およびDABCO(5.15g、45.95mmol、5.05mL、2当量)のDMF(50mL)混合物をNで3回脱気し、パージし、Pd(OAc)(515.85mg、2.30mmol、0.1当量)を次に添加した。混合物を110℃で4時間、N雰囲気下で撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮し、DMFを除去した。残留物をトルエン(50mL)で希釈し、30分間超音波処理し、濾過した。濾過ケーキをCHCNに懸濁させ、濾過した。ケーキを収集し、減圧下で乾燥させた。化合物である5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(5g、粗製物)を褐色の固体として得、これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z:215.0[M+H]H NMRを記録した。
メチル5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000524
5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(1.29g、6.01mmol、1当量)およびCDI(1.07g、6.61mmol、1.1当量)のDMF(10mL)溶液を、30℃で1時間撹拌した。MeOH(9.50g、296.54mmol、12mL、49.33当量)を次に添加した。混合物を30℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、MeOHを除去し、次にHO(100mL)に注ぎ入れ、懸濁液を濾過した。水性の濾液を、ジクロロメタンおよびメタノール(10:1)(50mL×3)の混合溶媒で抽出した。固体を次に合わせた有機相で溶解し、これをNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。化合物であるメチル5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(1.1g、3.85mmol、収率64.03%、純度80%)を褐色の固体として得た。粗製生成物を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z:229.0[M+H]H NMRを記録した。
化合物メチル3-ブロモ-5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000525
メチル5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(500mg、2.19mmol、1当量)およびNBS(428.21mg、2.41mmol、1.1当量)のDMF(10mL)混合物を、N下で30℃において3時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。混合物を水(100mL)の中に注ぎ入れ、懸濁液を濾過した。濾過ケーキを水(50mL)で洗浄し、収集し、真空下で乾燥させた。化合物であるメチル3-ブロモ-5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(459mg、1.34mmol、収率61.42%、純度90%)を褐色の固体として得た。粗製生成物さらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z:309.0[M+H]H NMRを記録した。
メチル4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000526
メチル3-ブロモ-5-クロロ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(600mg、1.95mmol、1当量)、メチルボロン酸(583.99mg、9.76mmol、5当量)、KPO(1.24g、5.85mmol、3当量)およびXPhos(186.04mg、390.24umol、0.2当量)のジオキサン(4mL)混合物を、N雰囲気下で脱気した。Pd(dba)(357.35mg、390.24umol、0.2当量)を次に添加した。懸濁液をNで3回脱気し、パージし、N下で、120℃で12時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。EtOAc(30mL)を添加した。混合物を濾過して、不溶性材料を除去した。濾液を真空中で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~100%酢酸エチル)。化合物であるメチル4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(170mg、650.27umol、収率28.73%、純度85%)を、黄色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:223.1[M+H]H NMRを記録した。
4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000527
メチル4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキシレート(170mg、765.02umol、1当量)のTHF(2mL)溶液に、LiOH.HO(192.62mg、4.59mmol、6当量)のHO(2mL)溶液を添加した。混合物を80℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THF(2mL)を除去した。水溶液を、水性HCl(1N)で、pHを3~4に調整し、次に濾過した。ケーキを収集し、石油エーテル(15mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させた。化合物である4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(102mg、440.95umol、収率57.64%、純度90%)を、黄色の固体として得、これをさらなる精製なしに次のステップで使用した。
LCMS(ESI)m/z:209.1[M+H]+;1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.01 ( s, 1H), 8.48 (s, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.44 (d, J=3 Hz, 3H).
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000528
4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、240.17umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(51.81mg、288.20umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1.5mL)溶液に、EDCI(138.12mg、720.50umol、3当量)およびHOBt(97.36mg、720.50umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(145.81mg、1.44mmol、200.57uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。残留物を分取HPLCによって精製した(カラム:Agela DuraShell C18 150*25mm*5um;移動相:A:水中0.04%NHOおよび10mMのNHHCO、B:CHCN;勾配:10分にわたって49%~79%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(24.7mg、74.07umol、収率30.84%、純度100%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:334.1[M+H]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 8.47 (d, J=2.3 Hz, 1H), 8.00 (d, J=7.9 Hz, 1H), 3.77 - 3.67 (m, 1H), 2.54 (s, 3H), 2.44 (d, J=3.2 Hz, 3H), 2.07 - 1.96 (m, 2H), 1.70 - 1.53 (m, 2H), 0.83 - 0.71 (m, 2H), 0.61 (dt, J=4.7, 13.8 Hz, 2H), 0.10 - 0.00 (m, 6H).
(実施例195)
MPL-353
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000529
4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボン酸(50mg、240.17umol、1当量)および1,1-ジメチルシレパン-4-アミン(55.85mg、288.20umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(1.5mL)溶液に、EDCI(138.12mg、720.51umol、3当量)およびHOBt(97.36mg、720.51umol、3当量)のDMF(0.5mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(145.82mg、1.44mmol、200.57uL、6当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム、Agela DuraShell C18 150*25mm*5um;移動相:A:水中0.04%NHOおよび10mMのNHHCO、B:CHCN;勾配:10分にわたって51%~81%B)。化合物であるN-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド(23.3mg、66.92umol、収率27.86%、純度99.806%)を、白色の固体として得た。
LCMS m/z:348.1[M+1]1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 11.79 (br s, 1H), 8.47 (d, J=2.3 Hz, 1H), 8.06 (d, J=7.6 Hz, 1H), 3.93 - 3.84 (m, 1H), 2.54 (s, 3H), 2.44 (d, J=3.4 Hz, 3H), 2.01 - 1.75 (m, 3H), 1.68 (dq, J=2.0, 11.5 Hz, 1H), 1.56 - 1.41 (m, 2H), 0.84 - 0.69 (m, 2H), 0.67 - 0.53 (m, 2H), 0.03 (d, J=3.4 Hz, 6H).
(実施例196)
MPL-464
スキーム
Figure 2022549345000530
メチル6-(シクロプロポキシ)ピリジン-3-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000531
メチル6-フルオロピリジン-3-カルボキシレート(500mg、3.22mmol、1当量)のNMP(10mL)溶液に、シクロプロパノール(224.64mg、3.87mmol、1.2当量)を添加した。混合物を0℃で5分間撹拌した。t-BuOK(723.36mg、6.45mmol、2当量)を次に0℃で滴下添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を、石油エーテル/酢酸エチル/HO(20mL/20mL/40mL)の混合した溶媒に注ぎ入れた。有機層を5%の水溶液LiCl(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物であるメチル6-(シクロプロポキシ)ピリジン-3-カルボキシレート(250mg、1.04mmol、収率32.12%、純度80%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:194.1[M+H]H NMRを記録した。
[6-(シクロプロポキシ)-3-ピリジル]メタノールの合成
Figure 2022549345000532
メチル6-(シクロプロポキシ)ピリジン-3-カルボキシレート(1.3g、6.73mmol、1当量)の乾燥THF(12mL)氷冷却溶液に、LAH(383.08mg、10.09mmol、1.5当量)を数回に分けて添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)によって、化合物3が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応物を水(0.383mL)、NaOH(15%、0.383mL)および水(1.149mL)でクエンチした。混合物をNaSOで乾燥させ、次に濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~100%酢酸エチル)。化合物である[6-(シクロプロポキシ)-3-ピリジル]メタノール(800mg、3.87mmol、収率57.58%、純度80%)を、褐色油として得た。H NMRを記録した。
6-(シクロプロポキシ)ピリジン-3-カルボアルデヒドの合成
Figure 2022549345000533
[6-(シクロプロポキシ)-3-ピリジル]メタノール(800mg、4.84mmol、1当量)のDCM(10mL)溶液に、MnO(4.21g、48.43mmol、10当量)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、化合物4が完全に消費され、新しいスポットが検出されたことが示された。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~20%酢酸エチル)。化合物である6-(シクロプロポキシ)ピリジン-3-カルボアルデヒド(733mg、3.59mmol、収率74.21%、純度80%)を、無色の油として得た。H NMRを記録した。
ステップ4.エチル(Z)-2-アジド-3-[6-(シクロプロポキシ)-3-ピリジル]プロパ-2-エノエートの合成
Figure 2022549345000534
NaH(539.01mg、13.48mmol、純度60%、3当量)をEtOH(10mL)に数回に分けて添加した。混合物を20℃で透明な溶液へと撹拌し、次に-10℃に冷却した。次に6-(シクロプロポキシ)ピリジン-3-カルボアルデヒド(733mg、4.49mmol、1当量)およびエチル2-アジドアセテート(1.74g、13.48mmol、1.89mL、3当量)のTHF(10mL)溶液を滴下添加した。反応混合物を-10℃~0℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、多くの新しいスポットが形成され、化合物5も検出されたことが示された。反応物を飽和NHCl(60mL)でクエンチし、次にEtOAc(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(60mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、次に濾過し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~6%酢酸エチル)。化合物であるエチル(Z)-2-アジド-3-[6-(シクロプロポキシ)-3-ピリジル]プロパ-2-エノエート(506mg、粗製物)を、黄色の油として得た。
LCMS(ESI)m/z:275.1[M+H]
エチル6-(シクロプロポキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの合成
Figure 2022549345000535
エチル(Z)-2-アジド-3-[6-(シクロプロポキシ)-3-ピリジル]プロパ-2-エノエート(500mg、1.82mmol、1当量)のキシレン(5mL)溶液を、140℃で30分間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル中0~25%酢酸エチル)。化合物であるエチル6-(シクロプロポキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(396mg、1.45mmol、収率79.39%、純度90%)を、無色の油として得た。
LCMS(ESI)m/z:247.1[M+H]H NMRを記録した。
6-(シクロプロポキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸の合成
Figure 2022549345000536
エチル6-(シクロプロポキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(340mg、1.38mmol、1当量)のTHF(1.5mL)溶液に、LiOH.HO(347.62mg、8.28mmol、6当量)のHO(1.5mL)溶液を添加した。混合物を80℃で6時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって、化合物8が完全に消費され、1つの新しいスポットが形成されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、THFを除去した。水溶液を、水性HCl(1N)で、pHを3~4に調整し、次に濾過した。ケーキを石油エーテル(15mL)で洗浄し、次に減圧下で乾燥させた。化合物である6-(シクロプロポキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(299mg、1.16mmol、収率84.36%、純度85%)を、白色の固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ = 12.79 (br s, 1H), 12.29 - 11.95 (m, 1H), 8.02 - 7.91 (m, 1H), 7.07 - 6.99 (m, 1H), 6.61 (d, J=8.5 Hz, 1H), 4.28 (tt, J=3.1, 6.2 Hz, 1H), 0.81 - 0.66 (m, 4H).
6-(シクロプロポキシ)-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミドの合成
Figure 2022549345000537
6-(シクロプロポキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(60mg、274.97umol、1当量)および1,1-ジメチルシリナン-4-アミン(59.31mg、329.96umol、1.2当量、HCl塩)のDMF(2mL)溶液に、EDCI(158.14mg、824.90umol、3当量)およびHOBt(111.46mg、824.90umol、3当量)のDMF(1mL)溶液を添加し、これに続いてTEA(139.12mg、1.37mmol、191.36uL、5当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。LC-MSによって、所望の質量が示された。反応混合物を濾過した。濾液を分取HPLCによって精製した(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*30mm*4um;移動相:A:水中0.225%ギ酸、B:CHCN;勾配:11分にわたって60%~70%B)。化合物である6-(シクロプロポキシ)-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド(49.7mg、143.01umol、収率52.01%、純度98.84%)を、白色の固体として得た。
LCMS(ESI)m/z:344.1[M+H]1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ = 11.88 (s, 1H), 8.00 - 7.90 (m, 2H), 7.01 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.58 (d, J=8.6 Hz, 1H), 4.30 - 4.19 (m, 1H), 3.70 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 1.98 (br d, J=10.6 Hz, 2H), 1.66 - 1.49 (m, 2H), 0.83 - 0.54 (m, 8H), 0.11 - 0.01 (m, 6H).
(実施例197)
生物学的実験
抗結核薬物のMIC(最小阻害濃度)の決定。Mtb H37Rvに対する各化合物の抗結核活性を、緑色蛍光タンパク質レポーターアッセイによって測定した(L. A. Collins, M. N. Torrero, S. G. Franzblau, Antimicrob. Agents Chemother. 1998, 42, 344-347)。簡潔には、化合物を、最初にジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解させ、DMSOで2倍希釈物を作製した。化合物溶液の同量の各希釈物を、マイクロプレート中、7H9ブロスに添加した。Middlebrook 7H9培地で成長させた2×10CFU/mlのMtb H37Rv-GFPの初期接種物を、化合物に10日間曝露した。蛍光を、Fluostar Optimaマイクロプレート蛍光光度計(BMG Labtech、Germany)で測定し、MICを、細菌だけのウェルの蛍光と比較して蛍光を90%阻害した化合物の最少濃度と定義した。CFU=コロニー形成単位。
以下の表は、代表的な本発明の化合物の抗結核菌活性を示している:
Figure 2022549345000538
Figure 2022549345000539
Figure 2022549345000540
以下の表は、代表的な本発明の化合物の抗マイコバクテリウムアブセサス(mycobacterium abscessus)活性を示している:
Figure 2022549345000541
表の凡例: MIC:最小阻害濃度; MABA:マイクロプレートベースのAlamar Blueアッセイ;Mab: Mycobacterium abscessus; ATCC:アメリカンタイプカルチャーコレクション;およびMHII:ミューラーヒントンブロス。
特定の実施形態の変更を加えることができ、それらの変更が依然、添付の特許請求の範囲内に含まれ得る通り、本発明は、前述の本発明の特定の実施形態に限定されないことを理解されたい。
本発明を、以下の番号付き段落によって、それらに限定することなくさらに記載する。
1.
式(I)または式(II)の化合物
Figure 2022549345000542
[式中、
は、水素または低級アルキルであり、
は、水素、低級アルキル、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロ-低級アルキル、ジ-ハロ-低級アルキル、アルコキシまたはカルボキサミドであり、
は、水素、低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロ-低級アルキル、ジ-ハロ-低級アルキル、アルコキシまたはカルボキサミドであり、
は、水素、低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロ-低級アルキル、ジ-ハロ-低級アルキル、アルコキシ、シクロアルコキシまたはカルボキサミドであり、
は、
(i)低級アルキル、
(ii)シクロアルキル、シクロアルキレン、または-CH-シクロアルキル
(iii)スパイラル(C~C11)シクロアルキル、
(iv)フェニル、
(v)
Figure 2022549345000543
(式中、mは、1、2または3であり、nは、1、2、3または4である)、
(vi)
Figure 2022549345000544
(式中、mは、1または2である)、
または
(vii)架橋シクロアルキル
である]
またはその薬学的に許容される塩。
2.
が、水素またはメチルである、段落1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
3.
が、水素、メチル、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、モノ-フルオロメチル、ジ-フルオロメチル、メトキシまたはカルボキサミドである、段落1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
4.
が、水素、メチル、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、モノ-フルオロメチル、ジ-フルオロメチル、メトキシまたはカルボキサミドである、段落1~3のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
5.
が、水素、メチル、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、モノ-フルオロメチル、ジ-フルオロメチル、メトキシまたはカルボキサミドである、段落1~4のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
6.
が、フェニルで必要に応じて置換されている低級アルキルであり、前記フェニルは、低級アルキル、ハロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロまたはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つまたは2つの置換基で必要に応じて置換されている、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
7.
が、シクロアルキル、シクロアルキレンまたは-CH-シクロアルキルであり、前記シクロアルキル、シクロアルキレンまたは-CH-シクロアルキルは、低級アルキル、ハロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロまたはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つまたは2つの置換基で必要に応じて置換されている、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
8.
が、低級アルキルおよびハロゲンから選択される1つまたは2つの置換基で必要に応じて置換されているスパイラル(C~C11)シクロアルキルである、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
9.
が、
Figure 2022549345000545
である、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
10.
が、(C~C)アルキル、(C~C10)シクロアルキル、-CH-(C~C)シクロアルキル、スピロ(C~C11)シクロアルキルまたはフェニルである、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
11.
が、
(i)低級アルキルおよびヒドロキシルから選択される1つから4つの置換基で置換されている架橋シクロアルキル、
(ii)(C~C)アルキル、フルオロ置換(C~C)アルキル、メトキシ、ヒドロキシ(C~C)アルキル、メトキシ(C~C)アルキル、エチニル、シアノ、ハロ、ヒドロキシおよびヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つもしくは2つの置換基で置換されている(C~C)アルキル、
(iii)(C~C)アルキル、フルオロ置換(C~C)アルキル、メトキシおよびヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つから2つの置換基で置換されている(C~C)シクロアルキル、
(iv)(C~C)シクロアルキルが、(C~C)アルキル、フルオロ置換(C~C)アルキル、メトキシおよびヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つから2つの置換基で置換されている-CH-(C~C)シクロアルキル、
(v)低級アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つもしくは2つの置換基で置換されているスピロ(C~C11)シクロアルキル、
(vi)(C~C)アルキル、フルオロ置換(C~C)アルキル、メトキシ、ヒドロキシ(C~C)アルキル、メトキシ(C~C)アルキル、エチニル、シアノ、ハロもしくはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つから2つの置換基で置換されているフェニル、または
(vii)低級アルキル、ハロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロもしくはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つもしくは2つの置換基で必要に応じて置換されているフェニルで置換された、低級アルキル、
(viii)低級アルキル、ハロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル低級アルキル、アルコキシ-低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロもしくはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つもしくは2つの置換基で置換されているシクロアルキル、シクロアルキレンもしくは-CH-シクロアルキル、
(ix)低級アルキルおよびハロゲンから選択される1つまたは2つの置換基で必要に応じて置換されているスパイラル(C~C11)シクロアルキル、または
(x)低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロもしくはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つもしくは2つの置換基で置換されているフェニル
である、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
12.
が、
Figure 2022549345000546
[式中、mは、1、2または3であり、nは、1、2、3または4である]
である、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
13.
が、
Figure 2022549345000547
である、段落12に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
14.
が、架橋シクロアルキルである、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
15.
が、低級アルキルおよびヒドロキシルから選択される1つから4つの置換基で置換されている架橋シクロアルキルである、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
16.
NHが、
Figure 2022549345000548
である、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
17.
NHが、
Figure 2022549345000549
である、段落1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
18.
式(I)を有する、段落1~17のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
19.
式(II)を有する、段落1~17のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
20.
4-(トリフルオロメチル)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シクロプロピル-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シクロプロピル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-メチル-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シアノ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,6-ジメチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シアノ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-(トリフルオロメチル)-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5,7-ジメチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5,7-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(3-ビシクロ[3.2.1]オクタニル)-4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジフルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-スピロ[3.5]ノナン-7-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-スピロ[3.5]ノナン-7-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-ブロモ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シアノ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-ブロモ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-メトキシ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-(メチルアミノ)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-ブロモ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジフルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-6-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-シクロオクチル-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5,6-ジメチル-N-((1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シアノ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シアノ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シアノ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シアノ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-メトキシ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
7-フルオロ-5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
2-[[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸;
2-[(4,4-ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸;
N2-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2,5-ジカルボキサミド;
N2-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2,5-ジカルボキサミド;
5-フルオロ-7-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-スピロ[2.5]オクタン-6-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(2,2-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-(4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-スピロ[2.5]オクタン-6-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-3-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-6-オキシド-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-6-イウム-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-6-メチル-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-6-メチル-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-インドール-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-シアノ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フルオロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-(トリフルオロメチル)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-(トリフルオロメチル)-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-6-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-3,6-ジメチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-3,6-ジメチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-シクロオクチル-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジフルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-[(3R)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-[(3S)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イリデン)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-[(4R)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-[(4S)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-[(3R)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-[(3S)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-(2-フルオロフェニル)-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-(3-ピリジル)-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
6-メトキシ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
6-メトキシ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
6-(シクロブトキシ)-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-5-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-5-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
5-クロロ-4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;または6-(シクロプロポキシ)-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
である、段落1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
21.
段落1~20のいずれか1つに記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩、ならびに1つまたは複数の薬学的に許容される担体および/または添加物質を含む医薬組成物。
22.
1つまたは複数の追加の抗感染症剤をさらに含む、段落21に記載の医薬組成物。
23.
前記追加の抗感染症剤が、リファンピシン、リファブチン、リファペンテン、イソニアジド、エタンブトール、カナマイシン、アミカシン、カプレオマイシン、クロファジミン、サイクロセリン、パラ-アミノサリチル酸、リネゾリド、ステゾリド、ベダキリン、デラマニド、プレトマニド、モキシフロキサシンもしくはレボフロキサシン、またはそれらの組合せである、段落22に記載の医薬組成物。
24.
マイコバクテリア感染症を処置する方法であって、治療有効量の段落1~20のいずれか1つに記載の化合物または薬学的に許容されるその塩を、前記処置を必要とする患者に投与するステップを含む、方法。
25.
前記マイコバクテリア感染症が、Mycobacterium tuberculosis、Mycobacterium avium、Mycobacterium kansasii、Mycobacterium abscessusまたはMycobacterium chelonaeによって引き起こされる、段落24に記載の方法。
26.
前記マイコバクテリア感染症が、Mycobacterium tuberculosisによって引き起こされる、段落24に記載の方法。
特定の実施形態の変更を加えることができ、それらの変更が依然、添付の特許請求の範囲内に含まれ得る通り、本発明は、前述の本発明の特定の実施形態に限定されないことを理解されたい。

Claims (26)

  1. 式(I)または式(II)の化合物
    Figure 2022549345000550
    [式中、
    は、水素または低級アルキルであり、
    は、水素、低級アルキル、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロ-低級アルキル、ジ-ハロ-低級アルキル、アルコキシまたはカルボキサミドであり、
    は、水素、低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロ-低級アルキル、ジ-ハロ-低級アルキル、アルコキシまたはカルボキサミドであり、
    は、水素、低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロ-低級アルキル、ジ-ハロ-低級アルキル、アルコキシ、シクロアルコキシまたはカルボキサミドであり、
    は、
    (i)低級アルキル、
    (ii)シクロアルキル、
    (iii)スパイラル(C~C11)シクロアルキル、
    (iv)フェニル、
    (v)
    Figure 2022549345000551
    (式中、mは、1、2または3であり、nは、1、2、3または4である)、
    (vi)
    Figure 2022549345000552
    (式中、mは、1または2である)、
    または
    (vii)架橋シクロアルキル
    である]
    またはその薬学的に許容される塩。
  2. が、水素またはメチルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  3. が、水素、メチル、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、モノ-フルオロメチル、ジ-フルオロメチル、メトキシまたはカルボキサミドである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  4. が、水素、メチル、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、モノ-フルオロメチル、ジ-フルオロメチル、メトキシまたはカルボキサミドである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  5. が、水素、メチル、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、モノ-フルオロメチル、ジ-フルオロメチル、メトキシまたはカルボキサミドである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  6. が、フェニルで必要に応じて置換されている低級アルキルであり、前記フェニルは、低級アルキル、ハロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロまたはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つまたは2つの置換基で必要に応じて置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  7. が、シクロアルキル、シクロアルキレンまたは-CH-シクロアルキルであり、前記シクロアルキル、シクロアルキレンまたは-CH-シクロアルキルは、低級アルキル、ハロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロまたはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つまたは2つの置換基で必要に応じて置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  8. が、低級アルキルおよびハロゲンから選択される1つまたは2つの置換基で必要に応じて置換されているスパイラル(C~C11)シクロアルキルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  9. が、
    Figure 2022549345000553
    である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  10. が、(C~C)アルキル、(C~C10)シクロアルキル、-CH-(C~C)シクロアルキル、スピロ(C~C11)シクロアルキルまたはフェニルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  11. が、
    (i)低級アルキルおよびヒドロキシルから選択される1つから4つの置換基で置換されている架橋シクロアルキル、
    (ii)(C~C)アルキル、フルオロ置換(C~C)アルキル、メトキシ、ヒドロキシ(C~C)アルキル、メトキシ(C~C)アルキル、エチニル、シアノ、ハロ、ヒドロキシおよびヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つもしくは2つの置換基で置換されている(C~C)アルキル、
    (iii)(C~C)アルキル、フルオロ置換(C~C)アルキル、メトキシおよびヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つから2つの置換基で置換されている(C~C)シクロアルキル、
    (iv)(C~C)シクロアルキルが、(C~C)アルキル、フルオロ置換(C~C)アルキル、メトキシおよびヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つから2つの置換基で置換されている-CH-(C~C)シクロアルキル、
    (v)低級アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つもしくは2つの置換基で置換されているスピロ(C~C11)シクロアルキル、
    (vi)(C~C)アルキル、フルオロ置換(C~C)アルキル、メトキシ、ヒドロキシ(C~C)アルキル、メトキシ(C~C)アルキル、エチニル、シアノ、ハロもしくはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つから2つの置換基で置換されているフェニル、
    (vii)低級アルキル、ハロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロもしくはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つもしくは2つの置換基で必要に応じて置換されているフェニルで置換された、低級アルキル、
    (viii)低級アルキル、ハロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル低級アルキル、アルコキシ-低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロもしくはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つもしくは2つの置換基で置換されているシクロアルキル、シクロアルキレンもしくは-CH-シクロアルキル、または
    (ix)低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、エチニル、シアノ、ハロもしくはヒドロキシルからそれぞれ独立して選択される1つもしくは2つの置換基で置換されているフェニル
    である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  12. が、
    Figure 2022549345000554
    [式中、mは、1、2または3であり、nは、1、2、3または4である]
    である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  13. が、
    Figure 2022549345000555
    である、段落12に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  14. が、架橋シクロアルキルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  15. が、低級アルキルおよびヒドロキシルから選択される1つから4つの置換基で置換されている架橋シクロアルキルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  16. NHが、
    Figure 2022549345000556
    である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  17. NHが、
    Figure 2022549345000557
    である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  18. 式(I)を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  19. 式(II)を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  20. 4-(トリフルオロメチル)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シクロプロピル-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シクロプロピル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-メチル-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シアノ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,6-ジメチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シアノ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-4-フルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-(トリフルオロメチル)-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5,7-ジメチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5,7-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(3-ビシクロ[3.2.1]オクタニル)-4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジフルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-スピロ[3.5]ノナン-7-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-スピロ[3.5]ノナン-7-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-ブロモ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シアノ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-ブロモ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-メトキシ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-(メチルアミノ)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-ブロモ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジフルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4,5-ジフルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-6-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-シクロオクチル-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5,6-ジメチル-N-((1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シアノ-N-シクロオクチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シアノ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シアノ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シアノ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-メトキシ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    7-フルオロ-5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    2-[[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸;
    2-[(4,4-ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボン酸;
    N2-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2,5-ジカルボキサミド;
    N2-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2,5-ジカルボキサミド;
    5-フルオロ-7-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-4-フルオロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-スピロ[2.5]オクタン-6-イル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(2,2-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-(4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-スピロ[2.5]オクタン-6-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジフルオロスピロ[2.5]オクタン-6-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(4-フルオロ-4-メチル-シクロヘキシル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-3-メチル-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-6-オキシド-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-6-イウム-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-6-メチル-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-6-メチル-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-インドール-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-シアノ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フルオロ-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-7-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-(トリフルオロメチル)-N-[(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルノルピナン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-(トリフルオロメチル)-N-(1,7,7-トリメチルノルボルナン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-4-フルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-4-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-6-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-3,6-ジメチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-3,6-ジメチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジフルオロ-6-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-シクロオクチル-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジフルオロ-N-[(1R,2R,3S,5R)-2-ヒドロキシ-2,6,6-トリメチル-ノルピナン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-[(3R)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-[(3S)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-4,5-ジフルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イリデン)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-[(4R)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-[(4S)-1,1-ジメチルシレパン-4-イル]-4-フルオロ-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-[(3R)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-[(3S)-1,1-ジメチルシロラン-3-イル]-6-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-(2-フルオロフェニル)-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-(3-ピリジル)-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    6-メトキシ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    6-メトキシ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    (S)-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    (R)-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    6-(シクロブトキシ)-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシロカン-5-イル)-6-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5,6-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-5-メチル-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-5-メチル-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    5-クロロ-4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-5-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-(5-シラスピロ[4.5]デカン-8-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    4-フルオロ-N-(6-シラスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシロラン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-5-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;
    N-(1,1-ジメチルシレパン-4-イル)-4-フルオロ-3,5-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-カルボキサミド;または6-(シクロプロポキシ)-N-(1,1-ジメチルシリナン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
    である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  21. 請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩、ならびに1つまたは複数の薬学的に許容される担体および/または添加物質を含む医薬組成物。
  22. 1つまたは複数の追加の抗感染症剤をさらに含む、請求項21に記載の医薬組成物。
  23. 前記追加の抗感染症剤が、リファンピシン、リファブチン、リファペンテン、イソニアジド、エタンブトール、カナマイシン、アミカシン、カプレオマイシン、クロファジミン、サイクロセリン、パラ-アミノサリチル酸、リネゾリド、ステゾリド、ベダキリン、デラマニド、プレトマニド、モキシフロキサシンもしくはレボフロキサシン、またはそれらの組合せである、請求項21に記載の医薬組成物。
  24. マイコバクテリア感染症を処置する方法であって、治療有効量の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩を、前記処置を必要とする患者に投与するステップを含む、方法。
  25. 前記マイコバクテリア感染症が、Mycobacterium tuberculosis、Mycobacterium avium、Mycobacterium kansasii、Mycobacterium abscessusまたはMycobacterium chelonaeによって引き起こされる、請求項24に記載の方法。
  26. 前記マイコバクテリア感染症が、Mycobacterium tuberculosisによって引き起こされる、請求項24に記載の方法。
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