JP2022549343A - ニッケレートカソード材料 - Google Patents

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Abstract

ニッケレートカソード材料が提供され、当該カソード材料は、約40.0~41.6 2Θの第1ピークと、約62.6~63.0 2Θの第2ピークとを含むX線回折(XRD)パターンを有する。かかるカソード材料の調製方法も提供される。上記カソード材料を含むアルカリ電気化学電池も提供される。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は2019年9月27日出願の米国仮特許出願第62/907,194号の利益を主張するものであり、その内容の全体を参照により本願に援用する。
アルカリ電気化学電池(セル)は、LR6(AA)、LR03(AAA)、LR14(C)、及びLR20(D)として公知の電池サイズで市販されている。電池は円筒形状を有し、当該形状は、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)などの機関によって定められた寸法規格に準拠しなければならない。電気化学電池は、広範囲の電気デバイス、例えば、時計、ラジオ、玩具、電子ゲーム、一般にフラッシュ電球ユニットを含むフィルムカメラ、並びにデジタルカメラに給電するために消費者によって利用される。そのような電気デバイスは、例えば、低ドレインから比較的高ドレインまでの広範囲の放電条件を有する。
バッテリの形状及びサイズは固定されていることが多いので、バッテリ製造業者は、電池特性を修正することで、性能を向上する必要がある。デジタルカメラのような特定デバイスでのバッテリの性能をどのように改善するかという問題に対処する試みは、通常は電池の内部構成に対する変更に関わるものであった。例えば、電池構成は、電池内で利用される活物質の量を増大することによって修正されてきた。
オキシ水酸化ニッケル(NiOOH)、二酸化ニッケル(NiO2)などの高価数ニッケル材料、及び様々な形態の酸化ニッケル、ニッケレート、及びオキシ水酸化ニッケルは、その高い容量及び電池電圧により、アルカリ系におけるカソード材料として有用である。しかし、これらの材料は、水性電解質中で熱力学的に不安定であり、ニッケルカソードの電気化学的還元(電極容量の損失)を生じる。従って、高価数ニッケルカソードを有するアルカリバッテリの貯蔵寿命は、いくつかの他のカソード材料を含有するバッテリと比べて限られる。
上記の電池及び他のそのような電池の限界を克服する取り組みにおいて、本発明の実施形態が設計された。
一実施形態は、ニッケレートカソード材料であって、上記カソード材料は、約40.0~41.6 2Θの第1ピークと、約62.6~63.0 2Θの第2ピークとを含むX線回折(XRD)パターンを有する。
一実施形態は、ニッケル含有カソード材料の製造方法であって、上記方法は、
a)ニッケル化合物を生成するように、ナトリウム化合物をニッケル前駆体と反応させる工程と、
b)上記ニッケル化合物を酸性溶液と接触させ、それによってニッケレートカソード材料を生成する工程と、を含む。
一実施形態は、上記方法のいずれかで作製されたニッケレートカソード材料である。
一実施形態は、上記ニッケレートカソード材料のいずれかを含むアルカリ電気化学電池である。
一実施形態のアルカリ電気化学電池の断面立面図である。 新規ニッケレート材料のX線回折(XRD)パターンを、アルファ脱リチウム化ニッケレート材料及びベータ脱リチウム化ニッケレート材料のXRDパターンと比較して示す。 新規ニッケレート材料を使用した結果を、アルファ脱リチウム化ニッケレート材料及びTronox HD EMDと比較した、半電池放電実験の比較結果を示す。 KOH電解質中でのアルファ脱リチウム化ニッケレート材料の安定性の試験段階を示す。 KOH電解質中での新規材料の安定性の試験段階を示す。
ここで、全てではないが一部の実施形態を示す添付図面を参照して様々な実施形態をより完全に以下に説明する。実際に、様々な実施形態は、多くの異なる形態に具現化することができ、かつ本明細書に示す実施形態に限定されると解釈すべきではなく、むしろこれらの実施形態は、この開示が適用可能な法的要件を満足することになるように提供するものである。類似の番号は、全体を通して類似の要素を参照する。以下の説明では、様々な構成要素を特定の値又はパラメータを有するものとして識別する場合があるが、これらの品目は、例示的実施形態として提供するものである。実際に、多くの同等のパラメータ、サイズ、範囲、及び/又は値を実施することができるので、これらの例示的実施形態は、その様々な態様及び概念を限定しない。用語「第1」及び「第2」など、「一次的」、「例示的」、及び「二次的」などは、いずれの順序、数量、又は重要度も表さず、1つの要素を別のものから区別するのに使用される。更に、用語「1つの」(「a」、「an」)及び「当該」(「the」)は、その数量が限定されることを表すわけではなく、言及する品目のうちの「少なくとも1つ」の存在を表している。
本明細書に開示する各実施形態が他の開示実施形態の各々に適用可能であることが企図される。本明細書に説明する様々な要素の全ての組合せ及び部分組合せは、実施形態の範囲内である。
パラメータ範囲が提供される場合、当該範囲にある全ての整数及び範囲、及びその10分の1及び100分の1も本発明の開示の実施形態によって与えられることが理解される。例えば、「5~10%」は、5%、6%、7%、8%、9%、及び10%と、5.0%、5.1%、5.2%…9.8%、9.9%、及び10.0%と、5.00%、5.01%、5.02%…9.98%、9.99%、及び10.00%と、例えば、6~9%、5.1%~9.9%、及び5.01%~9.99%とを含む。
本明細書で使用するとき、数値又は範囲の関連での「約」は、列挙又は主張する数値又は範囲の±10%、±5%、又は±1%の範囲を意味する。
本明細書で使用するとき、「ニッケレート」は、ニッケル含有アニオンを含有する塩、又は酸素に結合したニッケルと少なくとも1つの他の元素とを含む化合物を指す。
本明細書で使用するとき、「ニッケル化合物」は、ニッケルを含有する任意の化合物を指す。
本明細書で使用するとき、「ニッケル前駆体」は、ニッケルを含む異なる化合物を生成するためにナトリウム含有化合物と反応させられる、ニッケルを含む化合物を指す。
本明細書で使用するとき、「酸化物」は、少なくとも1つの酸素原子と、1つの他の元素とを含有する化合物を指す。本明細書で使用するとき、「酸化ニッケル」は、任意のニッケル含有酸化物を指す。酸化ニッケルは、他のカチオン及びアニオンを含んでもよい。非限定例としては、二酸化ニッケル(NiO2)、水酸化ニッケル(Ni(OH)2)、及び酸化ニッケル(例えば、酸化ニッケル(IV))が挙げられる。
本明細書で使用するとき、「オキシ水酸化物」は、酸化物基と水酸化物基とを含有する化合物又は錯体を指す。本明細書で使用するとき、「オキシ水酸化ニッケル」は、任意のニッケル含有オキシ水酸化物を指す。オキシ水酸化ニッケルは、他のカチオン及びアニオンを含んでもよい。非限定例は、オキシ水酸化ニッケル(NiOOH)である。
本明細書で使用するとき、「硝酸ニッケル」は、Ni(NO32又は任意のその水和物を指す。一例は、Ni(NO32・6H2O(硝酸ニッケル六水和物)である。
本明細書で使用するとき、「炭酸ニッケル」は、ニッケルと炭酸イオンとの両方を含む任意の化合物を指す。非限定例としては、NiCO3及びその水和物、並びにNi4CO3(OH)6(H2O)4が挙げられる。
本明細書で使用するとき、「ナトリウム化合物」は、ナトリウムを含有する任意の化合物を指す。一実施形態では、ナトリウム化合物は、ナトリウムと酸素との両方を含有する。非限定例としては、NaOH(水酸化ナトリウム)、Na2O(酸化ナトリウム)、及びNa22(過酸化ナトリウム)が挙げられる。
本明細書で使用するとき、貯蔵安定性に関する「改善」は、貯蔵安定性(すなわち「貯蔵寿命」)が増大することを意味する。一般的に、材料又は電気化学電池の性能の特質又はメトリックの「改善」は、性能の特質又はメトリックが、(異なる材料又は電気化学電池と比較して)材料又は電池のユーザ又は製造業者が望ましいと考えると思われる形で異なる(すなわち、より低コスト、より長寿命、より多くの電力を供給する、より耐久性が高い、製造がより容易又は迅速など)ことを意味する。
本明細書で使用するとき、「アルカリ金属」は、周期表のIA族の元素である。非限定例としては、Li、Na、K、Rb、及びCsが挙げられる。
本明細書で使用するとき、「アルカリ土類金属」は、周期表のIIA族の元素である。非限定例としては、Mg、Ca、及びSrが挙げられる。
本明細書で使用するとき、「遷移金属」は、周期表のIB~VIIIB族の元素である。非限定例としては、Co、Mn、Zn、Y、Nb、及びTiが挙げられる。
本明細書で使用するとき、「その他の金属」又は「別の金属」は、Al、Ga、In、Sn、Tl、Pb、及びBiなど、上記の族に含まれない周期表上の全ての金属を含む。
本明細書で使用するとき、「一次」電気化学電池は、非充電式(すなわち、使い捨て)の電気化学電池である。「二次」電気化学電池は、充電式の電気化学電池である。
本明細書で使用するとき、「導電率」は、所与の材料の電流を伝導する能力を指す。これは、典型的には、ジーメンス毎メートル(S/m)で測定される。
一実施形態は、ニッケレートカソード材料であって、上記カソード材料は、約40.0~41.6 2Θの第1ピークと、約62.6~63.0 2Θの第2ピークとを含むX線回折(XRD)パターンを有する。
一実施形態では、上記XRDパターンは、約18.1~19.7 2Θの第3ピーク、約24.5~25.7 2Θの第4ピーク、約36.4~38.0 2Θの第5ピーク、約43.0~43.4 2Θの第6ピーク、約59.6~60.4 2Θの第7ピーク、約65.2~66.8 2Θの第8ピーク、約11.8~13.0 2Θの第9ピーク、約45.3~46.9 2Θの第10ピーク、及び約47.4~49.0 2Θの第11ピークからなる群から選択される、少なくとも1つのピークを更に含む。
一実施形態では、上記XRDパターンは、約18.1~19.7 2Θの第3ピーク、約24.5~25.7 2Θの第4ピーク、約36.4~38.0 2Θの第5ピーク、約43.0~43.4 2Θの第6ピーク、約59.6~60.4 2Θの第7ピーク、約65.2~66.8 2Θの第8ピーク、約11.8~13.0 2Θの第9ピーク、約45.3~46.9 2Θの第10ピーク、及び約47.4~49.0 2Θの第11ピークからなる群から選択される、少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、又は少なくとも8つのピークを更に含む。
一実施形態では、上記XRDパターンは、約18.1~19.7 2Θの第3ピーク、約24.5~25.7 2Θの第4ピーク、約36.4~38.0 2Θの第5ピーク、約43.0~43.4 2Θの第6ピーク、約59.6~60.4 2Θの第7ピーク、約65.2~66.8 2Θの第8ピーク、約11.8~13.0 2Θの第9ピーク、約45.3~46.9 2Θの第10ピーク、及び約47.4~49.0 2Θの第11ピークを更に含む。
一実施形態では、上記第1ピークは約1.00の半値全幅(FWHM)を有し、上記第2ピークは約0.29のFWHMを有し、上記第3ピークは約0.97のFWHMを有し、上記第4ピークは約0.68のFWHMを有し、上記第5ピークは約0.95のFWHMを有し、上記第6ピークは約0.19のFWHMを有し、上記第7ピークは約0.46のFWHMを有し、上記第8ピークは約1.24のFWHMを有し、上記第9ピークは約0.64のFWHMを有し、上記第10ピークは約0.95のFWHMを有し、且つ上記第11ピークは約1.12のFWHMを有する。
一実施形態では、上記第1ピークは第5ピークに対する正規化強度が58±12であり、上記第2ピークは第5ピークに対する正規化強度が30±6であり、上記第3ピークは第5ピークに対する正規化強度が210±42であり、上記第4ピークは第5ピークに対する正規化強度が64±13であり、上記第5ピークは正規化強度が100であり、上記第6ピークは第5ピークに対する正規化強度が70±14であり、上記第7ピークは第5ピークに対する正規化強度が17±5であり、上記第8ピークは第5ピークに対する正規化強度が44±10であり、上記第9ピークは第5ピークに対する正規化強度が353±58であり、上記第10ピークは第5ピークに対する正規化強度が31±10であり、上記第11ピークは第5ピークに対する正規化強度が38±10である。
一実施形態では、上記第1ピークは、40.8±0.2 2Θであり、第2ピークは、62.8±0.2 2Θである。
一実施形態では、上記第1ピークは40.8±0.2 2Θであり、上記第2ピークは62.8±0.2 2Θであり、上記第3ピークは18.9±0.2 2Θであり、上記第4ピークは25.1±0.2 2Θであり、上記第5ピークは37.2±0.2 2Θであり、上記第6ピークは43.2±0.2 2Θであり、上記第7ピークは60.0±0.2 2Θであり、上記第8ピークは66.0±0.2 2Θであり、上記第9ピークは12.4±0.2 2Θであり、上記第10ピークは46.1±0.2 2Θであり、上記第11ピークは48.2±0.2 2Θである。
一実施形態では、上記第1ピークは約40.4~41.2 2Θであり、上記第2ピークは約62.7~62.9 2Θであり、上記第3ピークは約18.5~19.3 2Θであり、上記第4ピークは約24.8~25.4 2Θであり、上記第5ピークは約36.4~38.0 2Θであり、上記第6ピークは約43.0~43.4 2Θであり、上記第7ピークは約59.6~60.4 2Θであり、上記第8ピークは約65.2~66.8 2Θであり、第9ピークは約11.8~13.0 2Θであり、上記第10ピークは約45.3~46.9 2Θであり、且つ上記第11ピークは約47.4~49.0 2Θである。
一実施形態では、上記第1ピークは、40.84±0.07 2Θ、又は40.84±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第2ピークは、62.76±0.07 2Θ、又は62.76±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第3ピークは、18.93±0.07 2Θ、又は18.93±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第4ピークは、25.07±0.07 2Θ、又は25.07±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第5ピークは、37.18±0.07 2Θ、又は37.18±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第6ピークは、43.22±0.07 2Θ、又は43.22±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第7ピークは、60.00±0.07 2Θ、又は60.00±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第8ピークは、65.95±0.07 2Θ、又は65.95±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第9ピークは、12.39±0.07 2Θ、又は12.39±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第10ピークは、46.06±0.07 2Θ、又は46.06±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記第11ピークは、48.21±0.07 2Θ、又は48.21±0.03 2Θである。
一実施形態では、上記ニッケレートカソード材料は置換されている。一実施形態では、上記置換ニッケレートカソード材料は、アルカリ金属を更に含む。一実施形態では、上記置換ニッケレートカソード材料は、アルカリ土類金属、遷移金属、又は別の金属を更に含む。
一実施形態は、ニッケレートカソード材料の製造方法であって、上記方法は、
a)ニッケル化合物を生成するように、ナトリウム化合物をニッケル前駆体と反応させる工程と、
b)上記ニッケル化合物を酸性溶液と接触させ、それによってニッケレートカソード材料を生成する工程と、を含む。
一実施形態は、ニッケレートカソード材料の製造方法であって、上記方法は、ニッケル化合物を酸性溶液と接触させ、それによってニッケレートカソード材料を生成する工程を含む。
一実施形態では、上記ナトリウム化合物は、酸化物、水酸化物、又は過酸化物である。一実施形態では、上記ナトリウム化合物は、NaOH、Na2O、及びNa22からなる群から選択される。
一実施形態では、上記ニッケル前駆体は、酸化ニッケル、水酸化ニッケル、又は炭酸ニッケルである。一実施形態では、上記ニッケル前駆体は、硝酸ニッケルである。一実施形態では、硝酸ニッケルは、Ni(NO32・6H2Oである。
一実施形態では、工程a)は、脱イオン水中で実施される。一実施形態では、工程a)は、約400℃超で実施される。一実施形態では、工程a)は、約700~900℃で実施される。一実施形態では、工程a)は、約800℃で実施される。一実施形態では、工程a)は、約5~60時間実施される。一実施形態では、工程a)は、約60時間実施される。
一実施形態では、上記酸性溶液は、H2SO4を含む。一実施形態では、上記酸性溶液は、約6Mの酸濃度を有する。一実施形態では、工程b)は、約0~10℃で実施される。一実施形態では、工程b)は、0℃で実施される。一実施形態では、工程b)は、少なくとも約2時間実施される。一実施形態では、工程b)は、少なくとも約10時間実施される。一実施形態では、工程b)は、約20時間実施される。
一実施形態では、上記方法は、工程b)で生成した材料を乾燥する工程を更に含む。一実施形態では、上記乾燥は、少なくとも25℃、30℃、40℃、50℃、60℃、又は70℃で実施される。一実施形態では、上記乾燥は、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、又は15時間実施される。
一実施形態は、上記方法のいずれかによって作製されたニッケレートカソード材料である。
一実施形態は、上記ニッケレートカソード材料のいずれかを含むアルカリ電気化学電池である。
一実施形態では、電気化学電池は一次電池である。一実施形態では、電気化学電池は二次電池である。
一実施形態では、上記電気化学電池は、亜鉛、マグネシウム、アルミニウム及びケイ素からなる群から選択される活物質を含む負電極を備える。
一実施形態では、上記電気化学電池は、水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化リチウム(LiOH)、水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)、過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO42)、塩化マグネシウム(MgCl2)、又は臭化マグネシウム(MgBr2)を含む電解質溶液を含む。一実施形態では、電解質溶液は、KOHを含む。
一実施形態では、上記電気化学電池は、0.1V~2.0V、0.2V~1.9V、0.3V~1.8V、0.4V~1.7V、0.5V~1.6V、0.6V~1.5V、0.7V~1.4V、0.8V~1.3V、0.9V~1.2V、1.0V~1.1Vの電圧を有する、又は0.1V、0.2V、0.3V、0.4V、0.5V、0.6V、0.7V、0.8V、0.9V、1.0V、1.1V、1.2V、1.3V、1.4V、1.5V、1.6V、1.7V、1.8V、1.9V、又は2.0Vである。
一実施形態は、ニッケレートカソード材料の製造方法であって、上記方法は、ニッケル化合物を酸性溶液と接触させ、それによってニッケレートカソード材料を生成する工程を含む。
実施形態は、円筒形電池1を立面断面図に示す図1を参照することによってより良く理解されるものであり、当該電池は釘型又はボビン型の構成と、従来のLR6(AA)サイズのアルカリ電池と同等の寸法とを有し、実施形態に特に良く適する。しかし、これらの実施形態による電池は、プリズム又はボタン型形状のような他のサイズ及び形状と、当業技術で公知の他の電極構成とを有することができることは理解されるものとする。図1に示す電気化学電池の構成要素に対する材料及び設計は例示目的であり、他の材料及び設計を代用することができる。更に、ある一定の実施形態では、カソード及びアノードの材料をセパレータ及び/又は電流コレクタの表面上に被覆し、「ゼリーロール」構成を形成するように巻くことができる。
図1には、閉鎖底端24と、上端22と、これらの間の側壁26とを有する容器又は缶10を含む電気化学電池1が示されている。閉鎖底端24は、突出部を含む端子カバー20を含む。缶10は内壁16を有する。この実施形態では、正端子カバー20が底端24に溶接又は他の方法で取り付けられる。一実施形態では、端子カバー20は、例えば、その中心領域に突出した隆起を有するメッキ鋼を用いて形成することができる。容器10は、金属、好ましくは、ニッケル、コバルト、及び/又は他の金属又は合金で内部がメッキされた鋼、又は電気化学電池内の様々な詰材に適合する十分な構造的特質を有する他の材料などで形成することができる。ラベル28は、容器10の外面の周りに形成することができ、かつ負端子カバー46が容器10及び正端子20から電気絶縁される限り、正端子カバー20及び負端子カバー46の周縁の上に形成することができる。
容器10内には、第1の電極18及び第2の電極12が配置され、その間のセパレータ14を有する。第1の電極18は、セパレータ14と容器10の開口端22に固定された閉鎖アセンブリ40とによって画成された空間の中に配置される。閉鎖端24と側壁26と閉鎖アセンブリ40とは、電池の電極が収容されるキャビティを画成する。
閉鎖アセンブリ40は、ガスケットのような閉鎖部材42と、電流コレクタ44と、電流コレクタ44と電気接触している導電端子46とを含む。閉鎖部材42は、電池の内圧が過度になった場合に閉鎖部材を破裂させることになる圧力開放ベントを好ましくは含む。閉鎖部材42は、電流コレクタ44及び導電端子46が、第2の電極12に対する電流コレクタとして機能する容器10から電気絶縁される限り、ポリマー材料又はエラストマー材料、例えば、ナイロン-6,6、ポリ(フェニレンオキシド)若しくはポリスチレンと組み合わされたポリプロピレンマトリックスなどの射出成形可能なポリマー配合物、又は金属などの別の材料から形成することができる。図示の実施形態では、電流コレクタ44は、細長の釘形又はボビン形の構成要素である。電流コレクタ44は、銅又は黄銅のような金属又は金属合金、導電性メッキが施された金属又はプラスチックのコレクタなどで製造される。他の適切な材料を利用することができる。電流コレクタ44は、閉鎖部材42内で好ましくは中心に位置付けられた孔を通して挿入される。
第1の電極18は、好ましくは、負電極又はアノードである。負電極は、1つ以上の活物質と、導電材料と、固体酸化亜鉛と、界面活性剤との混合物を含む。負電極は、他の添加剤、例えば、結合剤又はゲル化剤などを任意に含むことができる。
亜鉛は、実施形態の負電極の主要活物質の例である。水銀及びマグネシウムも使用できる。負電極内で利用される活物質の容積は、望ましい粒子間接触及び望ましいアノード対カソード(A:C)比を維持するのに十分であることが好ましい。
粒子間接触は、バッテリの有効寿命の間維持されなければならない。負電極内の活物質の容積が小さすぎると、電池がデバイスに給電する時に電池の電圧が許容範囲外に低い値まで突然降下する場合がある。この電圧降下は、負電極の導電性マトリックスの連続性の損失によって引き起こされると考えられる。導電性マトリックスは、未放電の活物質粒子、電気化学的に形成された導電性酸化物、又はこれらの組合せから形成され得る。電圧降下は、酸化物を形成し始めた後であるが存在する全ての活物質粒子の間を架橋する十分な網目構造が構成される前に発生する場合がある。
水性アルカリ電解質溶液は、水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)などのアルカリ金属水酸化物、又はこれらの混合物を含み得る。水酸化カリウムが好ましい。負電極のゲル状電解質を形成するのに使用されるアルカリ電解質は、アルカリ電解質の全質量を基準として約26~約36質量パーセント、例えば、約26~約32質量パーセント、特に約26~約30質量パーセントのアルカリ金属水酸化物を含有する。負電極アルカリ金属水酸化物と添加された固体酸化亜鉛との間に相互作用が起こる。アルカリ金属水酸化物が低い方がDSCサービスを改善することが見出されている。アルカリ性の低い電解質は好ましいが、アノードの急速な電解質分離をもたらし得る。アルカリ金属水酸化物の濃度増加は、より安定なアノードを作成するが、DSCサービスを低下させ得る。
当業技術で公知であるように、負電極内ではゲル化剤、例えば、米国オハイオ州クリーブランドのNoveon、Inc.から入手可能なCarbopol(登録商標)940のような架橋ポリアクリル酸が好ましくは利用される。カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、及びポリアクリル酸ナトリウムは、アルカリ電解質溶液内での使用に適する他のゲル化剤の例である。ゲル化剤は、負電極内の亜鉛粒子及び酸化亜鉛粒子の実質的に均一な分散を維持するのに望ましい。存在するゲル化剤の量は、低い割合の電解質分離が得られ、かつ降伏応力でのアノード粘度がアノード分与関連の問題を招く可能性があるほど過度に大きくないように選択される。
負電極内に任意的に存在し得る他の成分としては、ガス発生抑制剤、有機又は無機の腐蝕防止剤、メッキ剤、結合剤、又は他の界面活性剤が挙げられるがこれらに限定されない。ガス発生抑制剤又は腐蝕防止剤の例としては、水酸化インジウム、ペルフルオロアルキルアンモニウム塩、アルカリ金属硫化物のようなインジウム塩が挙げられる。一実施形態では、溶解酸化亜鉛は、ボビン又は釘型電流コレクタ上へのメッキを改善するため、及び負電極の未使用時ガス発生を低減するために、好ましくは、電解質内への溶解によって存在する。添加された溶解酸化亜鉛は、アノード組成物中に存在する酸化亜鉛とは別で、明らかに異なる。一実施形態では、負電極電解質の全質量を基準として約1質量パーセントの量の溶解酸化亜鉛のレベルが好ましい。上記に示したように、一般的に、可溶性酸化亜鉛又は溶解酸化亜鉛は、酸化亜鉛を150℃で1時間脱気した後にMicrometrics社の多点較正機能付きTristar 3000 BET比表面積アナライザを用いて測定したときに約4m2/g以下のBET表面積を有し、CILAS粒径アナライザを用いて測定したときに約1ミクロンの粒径D50(平均直径)を有する。更なる実施形態では、電池放電中のセパレータを通じた電池短絡を実質的に防ぐために、負電極電解質の全質量を基準にして約0.3質量パーセントの量のケイ酸ナトリウムが負電極にあることが好ましい。
負電極は、当該技術分野で公知のいくつかの異なる方法で形成できる。例えば、負電極成分を乾式混合して電池に添加して、アルカリ電解質は別に添加することができ、又は好ましい実施形態ではプレゲル化負電極処理が利用される。
第2の電極12は、本明細書で正電極又はカソードとも呼ばれ、その電気化学的活物質として、ニッケレート化合物(又は「ニッケレートカソード材料」)を有する。活物質は、正電極の全質量、すなわち、ニッケレートカソード材料、結合剤、導電材料、正電極電解質、及び添加剤(存在する場合)の全質量を基準にして、一般に約80~約98質量パーセント、好ましくは約81~97質量パーセントの量で存在する。
カソード活物質は、ニッケレートカソード材料と、例えば電解二酸化マンガン(EMD)、化学合成二酸化マンガン(CMD)、酸化銅などの他の活物質とのブレンドであってもよい。ニッケル含有化合物の質量パーセントは、全カソード活物質の5%~100%の範囲であり得る。正電極は、望ましい電極成分を組み合わせて混合し、次いで、この混合物のある量を容器の開口端の中に分与し、その後、ラムを用いてこの混合物を中実管形状に成形することで容器内にキャビティを画成し、後でその中にセパレータ14及び第1の電極18が配置される(インパクト成形として知られる)。第2の電極12は、図1に示すようにレッジ30と内面32を有する。あるいは、正電極は、ニッケレートカソード材料を含む混合物から複数のリングを事前形成し、次いでそのリングを容器内に挿入して管形状の第2の電極(リング成形として知られる)を形成することによって、形成されてもよい。図1に示す電池は、典型的には3個又は4個のリングを含むことになる。
活物質は、電極混合物への使用に好適な任意の粒径を有する粒子の形態であってもよい。一実施形態では、活物質は、約1~20ミクロン、又は1~10ミクロン、又は1~5ミクロン、又は7~10ミクロンの平均粒径を有する粒子の形態である。一実施形態では、活物質は、0.1~40ミクロンの範囲の粒径を有する粒子の形態である。
カソードは、結合剤も含み、結合剤は当該技術分野において既知の任意の結合剤であってもよい。結合剤の非限定例としては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリエチレン、ポリスチレンとエチレン/プロピレンをベースとするコポリマー、例えば、Kraton Corporation(テキサス州ヒューストン)から販売されているKraton(登録商標)の商標名で入手可能なもの、ポリテトラフルオロエテン(PTFE)、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)コポリマー、ポリスチレンスルホネート(PSS)、及びPEDOT:PSSポリマー混合物が挙げられる。結合剤は、電極混合物への使用に好適な任意の粒径を有する粒子の形態であってもよい。
カソードは、導電材料も含み、導電材料は導電性カーボンであってもよい。導電性カーボンは、グラファイトであってもよく、グラファイトは膨張グラファイトであってもよい。グラファイトは、電極混合物への使用に好適な任意の粒径を有する粒子の形態であってもよい。一実施形態では、グラファイトは、ナノ粒子サイズから65ミクロンまでの範囲の平均粒径を有する粒子の形態である。一実施形態では、グラファイト粒子の最大粒径は110ミクロンである。
追加のカソード添加剤の例は、Bario E.Derivati S.p.A.(イタリア国マッサ)から市販されている硫酸バリウム(BaSO4)である。硫酸バリウムは、正電極の全質量を基準にして一般的に約1~約2質量パーセントの量で存在する。他の添加剤としては、例えば、酢酸バリウム、二酸化チタン、Coathylene(登録商標)(Axalta Coating Systems、ペンシルベニア州グレンミルズ)などの結合剤、及びステアリン酸カルシウムが挙げられる。
電池設計者によって利用されるパラメータの1つは、一方の電極の電気化学容量の反対の電極の電気化学容量に対する比、例えば、アノード(A)対カソード(C)比、すなわち、A:C比として電池設計を特徴付ける。負電極又はアノードにおいて亜鉛を利用し、正電極又はカソードにおいてMnO2を利用するLR6型アルカリ一次電池では、A:C比は、1.1:1よりも大きく、例えば、1.2:1よりも大きく、特にインパクト成形された正電極では1.3:1であってもよい。リング成形された正電極では、A:C比は、約1.3:1~約1.1:1となり得る。
セパレータ14は、第1の電極18を第2の電極12から分離するために設けられる。セパレータ14は、負電極の電気化学活物質からの正電極の電気化学活物質の物理的な誘電材料分離を維持し、電極材料間のイオンの搬送を可能にする。更に、セパレータは、電解質に対するウィッキング媒体として、更に負電極の断片化部分が正電極の上部に接触することを防ぐカラーとして機能する。セパレータ14は、層状イオン透過性不織繊維布とすることができる。通常、典型的なセパレータは、紙の2つ以上の層を含む。通常、従来のセパレータは、セパレータ材料をカップ形バスケット状に事前形成すること(これはその後、第2の電極12と、閉鎖端24と、その上のいずれかの正電極材料とによって画成されたキャビティの下に挿入される)、又は電池の組み立て中に2つの矩形セパレータシートを当該材料が互いに対して90°角回転した状態でキャビティの中に挿入することによってバスケットを形成すること、のいずれかによって形成される。従来の事前形成されたセパレータは、典型的には、第2の電極の内壁に適合し、且つ閉鎖底端を有する、円筒形状に巻かれた不織布シートで構成される。
上記で引用した引用文献、並びに本明細書に引用する全ての引用文献は、その全内容が引用によって本明細書に援用される。
上記では実施形態を詳細に図示して説明したが、そのような図示及び説明は、例証的又は例示的であり、限定的ではないと考えるべきである。当業者が以下の特許請求の範囲及び精神の範囲内で変形及び修正を加えることができることは理解されるであろう。特に、実施形態は、上記及び下記の様々な実施形態からの特徴のあらゆる組合せを含む。
実施形態及びその多くの利点のより明快な理解をもたらす以下の例示的な非限定実施例を用いて実施形態を更に説明する。以下の実施例は、好ましい実施形態を実証するために含めたものである。以下の実施例に開示する技術は、実施形態の実施に十分に機能するように実施形態に使用される技術を表し、従って、その実施のための好ましい様式を構成するとみなすことができることを当業者は理解されたい。しかし、当業者は、本発明の開示を踏まえて、上述の実施形態の精神及び範囲から逸脱することなく開示した特定の実施形態に多くの変更を加えて依然として同様又は類似の結果を得ることができることを理解されたい。
実施例1-材料合成
新規材料の前駆体は、AraiらによってSolid State Ionics,80(1995)、p.261~269に概説された手順と同様の手順で合成した。簡単に述べると、試薬グレードのNaOHとNi(NO32・6H2Oとを、脱イオン水中で、1:1のモル比で混合した。この混合物を、800℃で60時間加熱した。
得られた材料を、6M H2SO4を用いて0℃で20時間洗浄した。この洗浄工程の後、材料を70℃で15時間乾燥して、最終生成物を得た。
実施例2-XRDによる特性評価
実施例1で調製した材料を、D-8 Advance X線回折装置で、粉末XRDパターンについて特性評価した。新規材料のXRDパターンを、図2で、米国特許出願公開第2018/0331361号明細書に記載のアルファ脱リチウム化ニッケレート(又は「アルファニッケレート」)と比較した。簡単に述べると、アルファニッケレートは、高温(例えば、750℃)でNi(OH)2をLiOHと焼成することによって合成した。得られたLiNiO2を、H2SO4溶液中で脱リチウム化し、洗浄及び乾燥して、アルファニッケレートを生成した。米国特許第9,793,543号明細書に記載のベータ脱リチウム化ニッケレート(又は「ベータニッケレート」)を、非化学量論的なアルファニッケレートをKOHなどのアルカリ性溶液中で処理することによって合成した。BrukerのDIFFRAC.EVA V5.0ソフトウェアを使用して、新規材料のピークの識別及び特性評価を実施した。EVAは、11の主要ピークと、その他の複数の小さなピークを識別した。ピーク位置(2Θ)、半値全幅(FWHM)、及び相対的ピーク位置を表1に要約する。
図2のXRDパターンのプロットと、表1のパラメータとの両方から、新規材料は、ピーク位置、FWHM及び相対強度に関して、アルファニッケレート及びベータニッケレートのいずれとも異なることが容易にわかる。更に、新規材料は、アルファ又はベータニッケレートのいずれにも存在しない追加のピークを有する。より具体的には、アルファ脱リチウム化層状酸化ニッケルと比較して改善された安定性を有すると主張されている米国特許第9,793,543号明細書のベータ脱リチウム化層状酸化ニッケルは、9つのXRDピーク位置を有すると記載されているのに対し、本明細書に記載の新規材料は11の主要ピークを有する。特に、少なくともピーク1、2、3、4、9、10、及び11として以下に識別したピークは、ベータ脱リチウム化酸化ニッケルには見られない。
Figure 2022549343000002
実施例3-半電池放電
新規材料の放電容量を評価するため、49質量%の新規活物質を、49%のSFG 15グラファイト及び2%のコアチレン結合剤と混合して、カソードミックスを形成した。200mgのカソードミックスを、5,000lbfの力でプレスして、357ボタン電池缶にした。ボタン電池を、40質量%のZnO飽和KOHを満たしたアクリル製プラスチック試験器具に入れ、10mA/gのレートで放電した。放電レートは、新規活物質に基づく。図3は、比較のため、新規材料、アルファニッケレート、及びTronox HD EMDの放電曲線を示す。
図3から、新規材料は、アルファニッケレート及びTronox HD EMDのいずれよりも高い放電容量を有することがわかる。例えば、カットオフ電圧1.0V(vs Zn/ZnO参照電極)において、新規材料、アルファニッケレート、及びEMDの放電容量は、それぞれ402、306及び275mA/gである。
実施例4-定性的安定性試験
KOH電解質中での材料の安定性を試験するため、200mgの純粋な材料(グラファイト又は結合剤を含まない)をプレスして357ボタン缶とし、缶の内部にペレットを形成した。300mgの40%ZnO飽和KOHをペレットの上に加えた。電解質がアルファニッケレートペレットに接触すると直ちにガス発生が起こり、ペレットは、ガス発生と電解質吸収により、膨潤し、崩壊した。図4Aは、電解質添加前のアルファニッケレート材料を示す。アルファニッケレートペレットは、図4Bに示すように、約10分でボタン電池から溢れた。図4C及び4Dは、それぞれ電解質添加から1時間後及び24時間後のアルファニッケレートを示す。
驚くべきことに、新規材料では24時間でもガス発生が起こらず、図5A(電解質添加前)、5B(電解質添加10分後)、5C(添加1時間後)、及び5D(添加24時間後)の写真に示すように、ペレットはその一体性を維持した。実験用スパチュラを用いて、試験後にペレットを取り除いた。従って、新規材料は、特に試験したアルファニッケレートと比べて、濃縮KOH溶液中で非常に安定である。
以上の説明及び関連の図面に提示した本発明の教示の利益を有し、上述の実施形態に関わりを有する当業者は、多くの修正及び他の実施形態を想起するであろう。従って、これらの実施形態が、開示する特定の実施形態に限定されないこと、並びに修正及び他の実施形態が、特許請求の範囲及び本明細書に開示する実施形態のリスト内に含まれることを意図することは理解されるべきである。本明細書で特定の用語を用いたが、これらの用語は、限定目的ではなく一般的かつ説明的な意味でのみ使用されている。本出願に記載の実施形態に関して、本明細書に開示する各実施形態は、他の開示実施形態の各々に適用可能であることが企図される。更に、本明細書に例示的に記載された実施形態は、本明細書に具体的に開示されない任意の要素が無い場合に、適切に実施され得る。

Claims (37)

  1. 約40.0~41.6 2Θの第1ピークと、約62.6~63.0 2Θの第2ピークとを含むX線回折(XRD)パターンを有する、ニッケレートカソード材料。
  2. 前記XRDパターンは、約18.1~19.7 2Θの第3ピーク、約24.5~25.7 2Θの第4ピーク、約36.4~38.0 2Θの第5ピーク、約43.0~43.4 2Θの第6ピーク、約59.6~60.4 2Θの第7ピーク、約65.2~66.8 2Θの第8ピーク、約11.8~13.0 2Θの第9ピーク、約45.3~46.9 2Θの第10ピーク、及び約47.4~49.0 2Θの第11ピークからなる群から選択される少なくとも1つのピークを更に含む、請求項1に記載のニッケレートカソード材料。
  3. 前記XRDパターンは、約18.1~19.7 2Θの第3ピーク、約24.5~25.7 2Θの第4ピーク、約36.4~38.0 2Θの第5ピーク、約43.0~43.4 2Θの第6ピーク、約59.6~60.4 2Θの第7ピーク、約65.2~66.8 2Θの第8ピーク、約11.8~13.0 2Θの第9ピーク、約45.3~46.9 2Θの第10ピーク、及び約47.4~49.0 2Θの第11ピークからなる群から選択される少なくとも3つのピークを更に含む、請求項1に記載のニッケレートカソード材料。
  4. 前記XRDパターンは、約18.1~19.7 2Θの第3ピーク、約24.5~25.7 2Θの第4ピーク、約36.4~38.0 2Θの第5ピーク、約43.0~43.4 2Θの第6ピーク、約59.6~60.4 2Θの第7ピーク、約65.2~66.8 2Θの第8ピーク、約11.8~13.0 2Θの第9ピーク、約45.3~46.9 2Θの第10ピーク、及び約47.4~49.0 2Θの第11ピークからなる群から選択される少なくとも6つのピークを更に含む、請求項1に記載のニッケレートカソード材料。
  5. 前記XRDパターンは、約18.1~19.7 2Θの第3ピーク、約24.5~25.7 2Θの第4ピーク、約36.4~38.0 2Θの第5ピーク、約43.0~43.4 2Θの第6ピーク、約59.6~60.4 2Θの第7ピーク、約65.2~66.8 2Θの第8ピーク、約11.8~13.0 2Θの第9ピーク、約45.3~46.9 2Θの第10ピーク、及び約47.4~49.0 2Θの第11ピークを更に含む、請求項1に記載のニッケレートカソード材料。
  6. 前記第1ピークは約1.00の半値全幅(FWHM)を有し、前記第2ピークは約0.29のFWHMを有し、前記第3ピークは約0.97のFWHMを有し、前記第4ピークは約0.68のFWHMを有し、前記第5ピークは約0.95のFWHMを有し、前記第6ピークは約0.19のFWHMを有し、前記第7ピークは約0.46のFWHMを有し、前記第8ピークは約1.24のFWHMを有し、前記第9ピークは約0.64のFWHMを有し、前記第10ピークは約0.95のFWHMを有し、且つ前記第11ピークは約1.12のFWHMを有する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のニッケレートカソード材料。
  7. 前記第1ピークは第5ピークに対する正規化強度が58±12であり、前記第2ピークは第5ピークに対する正規化強度が30±6であり、前記第3ピークは第5ピークに対する正規化強度が210±42であり、前記第4ピークは第5ピークに対する正規化強度が64±13であり、前記第5ピークは正規化強度が100であり、前記第6ピークは第5ピークに対する正規化強度が70±14であり、前記第7ピークは第5ピークに対する正規化強度が17±5であり、前記第8ピークは第5ピークに対する正規化強度が44±10であり、前記第9ピークは第5ピークに対する正規化強度が353±58であり、前記第10ピークは第5ピークに対する正規化強度が31±10であり、且つ上記第11ピークは第5ピークに対する正規化強度が38±10である、請求項5に記載のニッケレートカソード材料。
  8. 前記第1ピークは40.8±0.2 2Θであり、第2ピークは62.8±0.2 2Θである、請求項1に記載のニッケレートカソード材料。
  9. 前記第1ピークは40.8±0.2 2Θであり、前記第2ピークは62.8±0.2 2Θであり、前記第3ピークは18.9±0.2 2Θであり、前記第4ピークは25.1±0.2 2Θであり、前記第5ピークは37.2±0.2 2Θであり、前記第6ピークは43.2±0.2 2Θであり、前記第7ピークは60.0±0.2 2Θであり、前記第8ピークは66.0±0.2 2Θであり、前記第9ピークは12.4±0.2 2Θであり、前記第10ピークは46.1±0.2 2Θであり、且つ前記第11ピークは48.2±0.2 2Θである、請求項5に記載のニッケレートカソード材料。
  10. ニッケレートカソード材料の製造方法であって、
    a)ニッケル化合物を生成するように、ナトリウム化合物をニッケル前駆体と反応させる工程と、
    b)前記ニッケル化合物を酸性溶液と接触させ、それによってニッケレートカソード材料を生成する工程と、
    を含む、方法。
  11. 前記ナトリウム化合物は、酸化物、水酸化物、又は過酸化物である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ナトリウム化合物は、NaOH、Na2O、及びNa22からなる群から選択される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ニッケル前駆体は、酸化ニッケル、水酸化ニッケル、又は炭酸ニッケルである、請求項10から請求項12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ニッケル前駆体は、硝酸ニッケルである、請求項10から請求項12のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記硝酸ニッケルは、Ni(NO32・6H2Oである、請求項14に記載の方法。
  16. 工程a)は、脱イオン水中で実施される、請求項10から請求項15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 工程a)は、約400℃超で実施される、請求項10から請求項16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 工程a)は、約700~900℃で実施される、請求項17に記載の方法。
  19. 工程a)は、約800℃で実施される、請求項18に記載の方法。
  20. 工程a)は、約5~60時間実施される、請求項10から請求項19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 工程a)は、約60時間実施される、請求項20に記載の方法。
  22. 前記酸性溶液は、H2SO4を含む、請求項10から請求項21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記酸性溶液は、約6Mの酸濃度を有する、請求項10から請求項22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 工程b)は、約0~10℃で実施される、請求項10から請求項23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 工程b)は、0℃で実施される、請求項24に記載の方法。
  26. 工程b)は、少なくとも約2時間実施される、請求項10から請求項25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 工程b)は、少なくとも約10時間実施される、請求項26に記載の方法。
  28. 工程b)は、約20時間実施される、請求項27に記載の方法。
  29. 工程b)で生成した材料を乾燥する工程を更に含む、請求項10から請求項28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 請求項10から請求項29のいずれか一項に記載の方法によって製造された、ニッケレートカソード材料。
  31. 請求項1から請求項9及び請求項30のいずれか一項に記載のニッケレートカソード材料を含む、アルカリ電気化学電池。
  32. 前記電気化学電池は、一次電池である、請求項31に記載のアルカリ電気化学電池。
  33. 前記電気化学電池は、二次電池である、請求項31に記載のアルカリ電気化学電池。
  34. 亜鉛、マグネシウム、アルミニウム及びケイ素からなる群から選択される活物質を含む負電極を備える、請求項31から請求項33のいずれか一項に記載のアルカリ電気化学電池。
  35. 水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化リチウム(LiOH)、水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)、過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO42)、塩化マグネシウム(MgCl2)、又は臭化マグネシウム(MgBr2)を含む電解質溶液を含む、請求項31から請求項34のいずれか一項に記載のアルカリ電気化学電池。
  36. 前記電解質溶液は、KOHを含む、請求項35に記載のアルカリ電気化学電池。
  37. 0.1V~2.0V、0.2V~1.9V、0.3V~1.8V、0.4V~1.7V、0.5V~1.6V、0.6V~1.5V、0.7V~1.4V、0.8V~1.3V、0.9V~1.2V、1.0V~1.1Vの電圧を有する、又は0.1V、0.2V、0.3V、0.4V、0.5V、0.6V、0.7V、0.8V、0.9V、1.0V、1.1V、1.2V、1.3V、1.4V、1.5V、1.6V、1.7V、1.8V、1.9V、又は2.0Vである、請求項31から請求項36のいずれか一項に記載のアルカリ電気化学電池。
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