JP2022547192A - 誘導結合を有する燃料棒センサシステム - Google Patents
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Abstract
燃料ペレット積層体を含む燃料棒のためのセンサシステムであって、センサシステムは、燃料棒の外部に配置された無線質問機と、燃料棒内に配置された受動センサ部とを含む。受動センサ部は、質問信号を受信し、質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された受信機と、励起信号に応じて基準信号を基準受信機に出力するように構成された基準送信機と、励起信号に応じて感知信号を感知受信機に出力するように構成された感知送信機と、少なくとも部分的に感知送信機内に配置されるコアであって、燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されたコアとを含む。【選択図】図2
Description
(関連出願への相互参照)
本出願は、2019年9月9日に出願された「FUEL ROD SENSOR SYSTEM WITH INDUCTIVE COUPLING」という名称の米国特許出願16/564,150号の利益を主張し、その内容は、本明細書において参照して援用される。
本出願は、2019年9月9日に出願された「FUEL ROD SENSOR SYSTEM WITH INDUCTIVE COUPLING」という名称の米国特許出願16/564,150号の利益を主張し、その内容は、本明細書において参照して援用される。
開示される概念は概して、原子力装置に関し、より詳細には、原子炉の燃料集合体の燃料棒と一緒に使用可能なセンサシステムに関する。
原子炉システムは、システムの様々な特性を監視するための多種のセンサを含む。センサの1種は、燃料中心線温度、燃料ペレット積層体の伸び、および燃料棒内部圧力を監視するように設計されている。
図1は、燃料中心線温度、燃料ペレット積層体の伸び、および燃料棒内部温度を監視するように設計されたセンサの概略図である。このセンサは、原子炉の燃料棒2の中に配置された受動センサ部10と、原子炉の計器シンブル4の中に配置された無線質問機20とを含む。受動部10は、インダクタ12とキャパシタ14とを含み、これらは一緒に共振回路を形成する。無線質問機20は、送信機22と受信機24とを含み、原子炉炉心の外部にある電子装置30に電気的に接続される。
センサは、送信機22に電流を流すことによって動作し、受動部10によって受信されかつ受動部10を励起する質問信号を送信機22に生成させる。これに応じて、受動部10は、受信機24によって受信される応答信号を生成する。応答信号は、燃料中心線温度、燃料ペレット積層体の伸び、および燃料棒内部温度を示す特性を含む。これらの特性は、インダクタ12のインダクタンスを変化させ、例えば応答信号の周波数の変化によって、応答信号に反映される。
いくつかの方法論では、インダクタ12に燃料ペレットの積層体に連結されたフェライトコアが通され、その結果、燃料ペレットの積層体が伸びるにつれてインダクタ12のインダクタンスが変化する。
図1のセンサの感度は制限される。従って、燃料棒内のセンサには改善の余地がある。
開示される概念の実施形態は、燃料中心線温度、燃料ペレット積層体の伸び、および/または燃料棒内部圧力を監視するための改良されたセンサを提供する。
開示される概念の一態様として、燃料ペレット積層体を含む燃料棒のためのセンサシステムは、燃料棒の外部に配置された無線質問機と、燃料棒内に配置された受動センサ部とを備え、無線質問機は、質問信号を無線出力するように構成された送信機と、基準受信機と、感知受信機とを備え、受動センサ部は、質問信号を受信し、質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された受信機と、励起信号に応じて、基準信号を基準受信機に出力するように構成された基準送信機と、励起信号に応じて、感知信号を感知受信機に出力するように構成された感知送信機と、少なくとも部分的に感知送信機内に配置されたコアであって、燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されるコアとを備え、受信機、基準送信機、および感知送信機は、電気的に直列接続される。
開示される概念の一態様として、燃料ペレット積層体を含む燃料棒のためのセンサシステムは、燃料棒の外部に配置された無線質問機と、燃料棒内に配置された受動センサ部とを備え、無線質問機は、質問信号を無線出力するように構成された一次送信機と、二次受信機とを備え、受動センサ部は、質問信号を受信し、質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された一次受信機と、線形差動可変変圧器(LVDT)であって、燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されたコアを含み、励起信号を受信し、コアの位置または温度を示す出力信号を出力するように構成されたLVDTと、LVDTから出力信号を受信し、出力信号に比例する応答信号を前記二次受信機に出力するように構成された二次送信機とを備える。
開示される概念の別の態様として、システムは、燃料ペレット積層体を含む少なくとも1つの燃料棒と、少なくとも1つのセンサシステムとを備え、少なくとも1つのセンサシステムは、燃料棒の外部に配置された無線質問機と、燃料棒内に配置された受動センサ部とを備え、無線質問機は、質問信号を無線出力するように構成された一次送信機と、二次受信機とを備え、受動センサ部は、質問信号を受信し、質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された一次受信機と、線形差動可変変圧器(LVDT)であって、燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されたコアを含み、励起信号を受信し、コアの位置または温度を示す出力信号を出力するように構成されたLVDTと、LVDTから出力信号を受信し、出力信号に比例する応答信号を前記二次受信機に出力するように構成された二次送信機とを備える。
開示される概念の別の態様として、燃料ペレット積層体を含む燃料棒における燃料棒特性を感知する方法は、燃料棒の外側に配置される無線質問機を提供するステップと、燃料棒内に配置される受動センサ部を提供するステップであって、受動センサ部は、燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されたコアを含む線形差動可変変圧器(LVDT)を備え、LVDTは、励起信号を受信し、コアの位置または温度を示す出力信号を出力するように構成される、受動センサ部を提供するステップと、無線質問機から受動センサ部に質問信号を無線出力するステップと、無線質問信号を受信することに応じてLVDTに励起信号を提供するステップと、LVDTからコアの位置または温度を示す出力信号を出力するステップと、受動センサ部から無線質問機に出力信号に比例する応答信号を無線出力するステップと、を含む。
本発明は、添付の図面と併せて好ましい実施形態の以下の説明を読むことからさらに理解される。
図2は、開示される概念の例示的な実施形態に係るセンサシステムの概略図である。センサシステムは、原子炉システムにおいて燃料中心線温度、燃料ペレット積層体の伸び、及び/又は燃料棒内部圧力を監視するのに適している。
センサシステムは、受動部60と、無線質問機50とを含む。受動部60は原子炉の燃料棒2の中に配置され、無線質問機50は原子炉の計器シンブルの中に配置される。無線質問機50は、原子炉の炉心の外部に配置されている電子処理装置200に接続されている。燃料棒2は完全に封入されているが、計器シンブル4は貫通部を含んでおり、無線質問機50と電子処理装置200との間の導電体などの導電体が貫通部を通る。また、無線質問機50は、燃料棒2に隣接する領域に配置されてもよいことが理解されるであろう。例えば、無線質問50は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、計器シンブル4とは異なる筐体内に配置されてもよい。
無線質問機50は、送信機52と、基準受信機54と、感知受信機56とを含む。送信機52、基準受信機54、および感知受信機56は、インダクタ(コイルとも呼ばれる)であってよい。受動部60は、電気的に直列接続された、受信機62と、基準送信機64と、感知送信機66とを含む。受信機62、基準送信機64、および感知送信機66は、インダクタ(コイルとも呼ばれる)であってよい。受動部60は、コア130も含む。コア130は、少なくとも部分的に感知送信機66内に配置される。
送信機52は、質問信号を生成するように構成されている。例えば、電子処理装置200は、送信機52を通電し送信機52に質問信号を生成させる信号を生成し、その信号を送信機52に供給してよい。質問信号は、受信機62によって受信されかつ受信機62を励起する連続した正弦波またはパルス波であってよい。例えば、質問信号は、送信機52によって生成されかつ受信機62で起電力を生じさせる時変磁場であってよく、受信機62に電流を流し、次いで基準送信機64および感知送信機66に電流を流す。基準送信機64および感知送信機66を通る電流は、基準送信機64と感知送信機66に基準信号と感知信号をそれぞれ生成させ、これらの信号は、基準受信機54と感知受信機によってそれぞれ受信される。例えば、基準信号および感知信号は、基準送信機64および感知送信機66に電流が流れることに応じて基準送信機64および感知送信機66によって生成される時変磁場であってよく、次いで、基準受信機54および感知受信機56で電磁気力を生じさせる。
コア130は、燃料棒2内の燃料ペレット積層体に物理的に連結されている。いくつかの例示的な実施態様において、コア130は、コア130が燃料ペレット積層体と一緒に直線的に動くように連結されている。例えば、燃料ペレット積層体が膨張又は拡張すると、コア130は、燃料ペレット積層体が伸びたのと同じ距離だけ、感知送信機66を通って上方へと動く。このように、感知送信機66におけるコア130の物理的な変位によって、感知送信機66の電圧が変化し、その結果、感知受信機56によって受信され、燃料ペレット積層体の伸びを求めるために使用される感知信号が変化する。いくつかの例示的な実施形態では、コア130は、燃料ペレット積層体の温度変化がコア130の温度を変化させるように連結されている。コア130の温度変化により、透磁率が変化し、その結果、感知送信機66の電圧が変化する。これにより、感知受信機56によって受信され、燃料中心線温度を求めるために使用される感知信号が変化する。いくつかの例示的な実施形態では、コア130は、燃料棒内の圧力変化によって、コア130が温度変化に伴って動くように連結されている。例えば、コア130は、燃料棒2内のベローズに連結されてよく、圧力の上昇によってベローズが拡張し、検知送信機66内でコア130がさらに動かされる。感知送信機66におけるコア130の物理的変位は、感知送信機66の電圧を変化させ、その結果、感知受信機56によって受信され、燃料棒2内の圧力を求めるために使用される感知信号が変化する。これらの例示的な実施形態において、燃料中心線温度、燃料ペレット積層体の伸び、及び燃料圧力は、感知パラメータであると考えられ、これらの値は、感知信号に影響を与える。しかしながら、これらの値は、基準送信器64によって出力される基準信号にはほとんど影響を及ぼさない。
感知信号および基準信号は、感知受信機56および基準受信機54によってそれぞれ受信される。感知信号と基準信号との間の差は、基準送信機64、感知送信機66、および他の要素に共通する温度または他の影響に起因するあらゆるドリフトを打ち消すので、これら2つの信号間の差を使用して、感知パラメータを求めてよい。
図3は、開示される概念の例示的な実施形態に係るセンサの概略図である。このセンサは、原子炉システムにおいて燃料中心線温度、燃料ペレット積層体の伸び、および燃料棒内部圧力を監視するのに適している。
センサは、受動部110と、無線質問機140とを含む。受動部110は原子炉の燃料棒2の中に配置され、無線質問機140は原子炉の計器シンブル4の中に配置される。無線質問機140は、原子炉の炉心の外部に配置される電子処理装置200に連結されている。
無線質問機140は、一次送信機142と、二次受信機144とを含む。受動部110は、無線質問機140の一次送信機142に対応する一次受信機112と、無線質問機140の二次受信機144に対応する二次送信機114とを含む。例えば、一次送信機142は質問信号を出力するように構成され、一次受信機112は質問信号を受信するように構成される。また、二次送信機114は応答信号を出力するように構成され、二次受信機144は応答信号を受信するように構成される。受動部110は、燃料棒2内に完全に封入されており、燃料棒2の外部のどの部品にも有線接続されていないので、無線質問機140と受動部110との間で交換される質問信号、応答信号、または他の任意の信号は、無線信号であることを理解されたい。
受動部110は、線形可変差動変圧器(LVDT)120も含む。LVDT120は、燃料棒内でLVDT120に含まれるコア130の直線運動を感知するように構成される。いくつかの例示的な実施形態では、燃料ペレット積層体の伸びを感知するために、コア130は燃料ペレット積層体と一緒に直線的に動くように連結される。いくつかの例示的な実施形態では、コア130は、例えば、前述したようにベローズを使用して燃料圧力を感知することによって、燃料棒2内の圧力に基づいて直線的に動くように連結される。いくつかの例示的な実施形態では、コア130は、静的であり、その温度が燃料中心線温度に伴って変化するように連結される。例えば、燃料中心線温度を測定する場合、コア130は、動かないという点で静的であってよく、その長さに沿って変化する透磁率を有してよい。熱は、燃料ペレット積層体からコア130を上方に向かって伝わるので、コア130の底部は、コア130の頂部よりも高温である。この温度の違いによって、LVDT120のコイルから異なる電圧が出力され、その結果、コア130がLVDT120内で動いた場合と同様のLVDT120の出力が得られる。この出力から、燃料の中心線温度を求めることができる。
開示される概念のいくつかの例示的な実施形態では、コア130は、フェライト材料から構成される。しかしながら、コア130は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、他の適切な材料から構成されてもよいことが理解されるであろう。
LVDT120は、一次受信機112と二次送信機114に電気的に接続されている。LVDT120は、一次受信機112から励起信号を受信するように構成される。励起信号を生成するために、電子処理装置200は、一次送信機142に信号を供給し、一次送信機142に質問信号を出力させる。一次受信機112は質問信号を受信し、これにより、一次受信機112が励起され、一次受信機112が励起信号をLVDT120に出力する。
励起信号は、LVDT120にコア130の位置を示す出力信号を生成させる。例えば、コア130がLVDT120において中心に位置するゼロ位置では、LVDT120の出力信号は約0Vである。コア130がゼロ位置から動くにつれて、出力信号の電圧は直線的に上昇する。出力信号の位相角は、ゼロ位置に対してコア130が動いた方向を示す。LVDT120は、出力信号を二次送信機114に供給するように構成される。
LVDT120からの出力信号を受信することにより、二次送信機114は応答信号を出力し、応答信号は、次いで二次受信機144によって受信され、電子処理装置200に供給される。応答信号は、LVDT120の出力信号に比例する。したがって、LVDT120の出力信号の電圧のいかなる増減も、応答信号に反映される。同様に、LVDT120の出力信号の位相角も、応答信号に反映される。電子処理装置200は、応答信号から、LVDT120におけるコア130の位置を求めることができる。
LVDT120は、コア130の直線運動及び位置をより正確に感知することができる。いくつかの例示的な実施形態では、LVDT120は、±2μm以内でコア130の位置を監視することができる。
図3の例示的な実施形態は、無線質問機140を計器シンブル4内にあるものとして示しているが、無線質問機140は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、燃料棒2の外部の他の場所に配置されてもよいことが理解されよう。
図4は、開示される概念の例示的な実施形態に係るセンサの概略図である。図4のセンサは、図3のセンサと同様に動作する。しかしながら、図4は、LVDT120の例示的な実施形態をより詳細に示している。
例えば、図4の例示的な実施形態では、LVDT120は、一次コイル122と、第1の二次コイル124と、第2の二次コイル126とを含む。一次コイル122は、第1の二次コイル124と第2の二次コイル126との間に配置されている。一次コイル122、第1の二次コイル124、および第2の二次コイル126は、コア130がこれらのコイルすべてを通れるように並べられている。図3では、コア130は、コア130がLVDT120の中心に位置するゼロ位置に配置されている。すなわち、コア130の中心は一次コイル122の中心と位置合わせされており、第1の二次コイル124および第2の二次コイル126に向けてコア130が等しい長さで延びている。
第1の二次コイル124および第2の二次コイル126は、一次コイル122から等間隔で配置されている。例えば、第1の二次コイル124の一端は、第2の二次コイル126の一端と同じだけ一次コイル122の中心から離間している。一次コイル122は、一次受信機112の出力に電気的に接続されており、一次受信機112から励起信号を受信するように構成されている。例示的な実施形態では、第1および第2の二次コイル124、126の各々は、一次コイル122に最も近い第1の端と、一次コイル122から最も遠い第2の端とを有する。第1の二次コイル124の第1の端は、LVDT120の出力に電気的に接続され、第1の二次コイル124の第2の端は、第2の二次コイル126の第1の端に電気的に接続されている。第2の二次コイル126の第2の端は、LVDT120の出力に電気的に接続されている。ただし、第1および第2の二次コイル124、126の位置は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、入れ替えられてもよいことが理解されるであろう。
一次コイル122が励起信号を受信すると、一次コイル122はコア130で電流を誘起し、次いで、第1および第2の二次コイル124、126によって電流が感知される。図3に示すようにコア130がゼロ位置にあるとき、第1および第2の二次コイル124、126の出力は互いに打ち消し合い、その結果、LVDT120の出力信号は0Vとなる。コア130がゼロ位置から動くにつれて、第1の二次コイル124および第2の二次コイル126のうちの1つの中に配置されるコア130の部分が、他方の中に配置される部分よりも多くなる。第1および第2の二次コイル124、126のうちの1つにおけるコア130の長さが他方よりも長いと、そのコイルの出力が他方よりも大きくなるので、第1および第2の二次コイル124、126のうちの1つの出力が他方の出力よりも大きくなる結果となる。したがって、コア130が第1および第2の二次コイル124、126のうちの1つの中へとさらに動くにつれて、LVDT120の出力は直線的に上昇する。また、コア130がゼロ位置から一方向に動くと、LVDT120の出力は第1の位相角を有し、コア130がゼロ位置から逆方向に動くと、LVDT120の出力は第2の位相角を有する。このように、LVDT120の出力信号の大きさは、ゼロ位置からコア130が移動した距離を示し、LVDT120の出力信号の位相角は、コア130が移動した方向を示す。これらを合わせると、LVDT120の出力信号は、コア130の位置を正確に示す。
図3の実施形態のように、LVDT120の出力信号は、二次送信機114に供給される。
LVDT120の出力信号を受信することによって、二次送信機114は、LVDT120の出力信号に比例する応答信号を出力する。応答信号は、二次受信機144によって受信され、電子処理装置200に供給される。電子処理装置200は、応答信号を解釈してコア130の位置を求めるように構成される。
LVDT120の出力信号を受信することによって、二次送信機114は、LVDT120の出力信号に比例する応答信号を出力する。応答信号は、二次受信機144によって受信され、電子処理装置200に供給される。電子処理装置200は、応答信号を解釈してコア130の位置を求めるように構成される。
開示される概念のいくつかの例示的な実施形態では、第1および第2の二次コイル124、126は、実質的に同じである。すなわち、これらのコイルは、実質的に同じ長さおよび巻き数を有し、実質的に同じ材料から構成される。第1および第2の二次コイル124、126が実質的に同じである場合、コア130がゼロ位置にあるときには、これらコイルの出力は互いに打ち消し合い、コア130がゼロ位置から動くにつれて、LVDT120の出力は直線的に上昇する。一次コイル122は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、第1および第2の二次コイル124、126と実質的に同じであってもよいし、同じでなくてもよい。
開示される概念のいくつかの例示的な実施形態では、一次送信機142、一次受信機112、二次送信機114、及び二次受信機144は、コイルである。しかしながら、開示される概念の範囲から逸脱することなく、信号を無線で送信または受信することが可能な他の要素が採用されてもよいことが理解されるであろう。
図5Aは、開示される概念の例示的な実施形態に係るLVDT120の上面図であり、図5Bは、開示される概念の例示的な実施形態に係るLVDT120の側断面図である。開示される概念のいくつかの例示的な実施形態では、LVDT120は、円筒形状を有してよい。しかしながら、LVDT120は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、他の形状を有してもよいことが理解されるであろう。
LVDT120は、図5Aおよび図5Bに示されるように、ハウジング128を含んでよい。ハウジング127は、コア130が通ることができる中空中心を有する。ハウジング128は、一次コイル122、第1の二次コイル124、及び第2の二次コイル126をそれぞれ収容する内部区画を含んでよい。前述したように、一次コイル122は、第1の二次コイル124と第2の二次コイル126の間に配置されている。
図6は、開示される概念の例示的な実施形態に係るLVDT120を含む燃料棒2の簡略化された断面図である。図6に示すように、コア130はLVDT120を通る。
燃料ペレット積層体の燃料ペレット150は、プランジャなどの細長部材152を介してコア130に物理的に連結されている。このようにして、コア130は、LVDT120内で燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動く。
燃料ペレット積層体の燃料ペレット150は、プランジャなどの細長部材152を介してコア130に物理的に連結されている。このようにして、コア130は、LVDT120内で燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動く。
図7は、開示される概念の例示的な実施形態に係るLVDT120を含む燃料棒2の簡略化された断面図である。図7に示すように、コア130はLVDT120を通る。コア130は、直接または中間部材156を介して、ベローズ154に連結されている。ベローズ154は、燃料棒2内の圧力の上昇に応じて拡張し、燃料棒2内の圧力の低下に応じて収縮するように構成されている。このようにして、コア130は、LVDT120内で燃料棒2内の圧力変化と連動して動く。
図6および図7に示された構成は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、図2に関して説明されたセンサシステムと共に使用されてもよいことが理解されるであろう。
図8は、開示される概念の例示的な実施形態に係る、複数のセンサを含むシステムの概略図である。図8の例では、複数のセンサが近接して配置されている。例えば、複数の無線質問機140が、複数の受動部110に近接して配置されている。いくつかの例示的な実施形態では、無線質問機140は、固有の周波数を有する質問信号を出力してよい。すなわち、1つの無線質問機140が、第1の周波数を有する質問信号を出力してよく、別の無線質問機140が、第2の周波数を有する質問信号を出力してよい。無線質問機140の各々は、それぞれの受動部110に対応してよい。近接していることに起因して、無線質問機140が、対応しない受動部110から応答信号を受信する可能性がある。質問信号が固有の周波数を有することによって、無線質問機140に対応する受動部110からの応答信号は、質問信号と同じ固有の周波数を有することになる。電子処理装置200は、周波数フィルタリング機能を有してよく、質問信号の固有の周波数をフィルタリングしてよい。したがって、無線質問機140が、対応しない受動部110から応答信号を受信したとしても、これらの応答信号は、周波数が違うのでフィルタ除去されてよい。
図9は、開示される概念の例示的な実施形態に係る、燃料棒特性を感知する方法のフローチャートである。図9の方法は、本明細書に記載され開示される概念の実施形態と併せて、または他の同様の用途において、使用されてよい。
この方法は、燃料棒の外部に配置される無線質問機を提供することによって、300から始まる。この無線質問機は、開示される概念の実施形態に関連して説明された無線質問機140であってもよい。この方法は、燃料棒内に配置される受動センサ部を提供することによって、302に続く。受動センサ部は、燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように燃料ペレット積層体に連結されたコアを有するLVDTを含む。受動センサ部は、開示される概念の実施形態と関連して説明された受動センサ部110であってもよい。
この方法は、無線質問機から受動センサ部に質問信号を無線出力する304に続く。質問信号は、例えば、無線質問機の一次送信機によって出力され、例えば、受動センサ部の一次受信機によって受信されてよい。この方法は、質問信号を受信することに応じて、LVDTに励起信号を供給する306に続く。励起信号は、例えば、受動センサ部の一次受信機によって供給されてよい。
この方法は、コアの位置を示す出力信号をLVDTから出力する308に続く。最後に、この方法は、出力信号に比例する応答信号を受動センサ部から無線質問機へ出力する310に続く。開示される概念の範囲から逸脱することなく、本方法はさらなるステップを含んでもよいし、本方法のステップは変更されてもよいし、または本方法のステップは再構成されてもよいことが理解されるであろう。
図10は、開示される概念の例示的な実施形態に係る、燃料棒特性を感知する方法のフローチャートである。図10の方法は、本明細書に記載され開示される概念の実施形態と併せて、または他の同様の用途において、使用されてよい。
この方法は、燃料棒の外部に配置される無線質問機を提供することによって、400から始まる。この無線質問機は、開示される概念の実施形態に関連して説明された無線質問機50であってもよい。この方法は、燃料棒内に配置される受動センサ部を提供することによって、402に続く。この受動センサ部は、開示される概念の実施形態に関連して説明された受動センサ部40であってもよく、出力が感知パラメータによって影響される感知送信機と、出力が感知パラメータによって影響されない基準送信機とを含んでよい。
この方法は、無線質問機から受動センサ部に質問信号を無線出力する404に続く。この方法は、受動センサ部からの基準信号を受信する406に続き、受動センサ部から感知信号を受信する408に続く。感知信号は感知パラメータの影響を受けるが、基準信号は感知パラメータの影響を受けない。次に、この方法は、感知信号から基準信号を差し引く410に続く。差し引くことにより、温度ドリフトやシステム内のすべての要素に影響するその他の要因が打ち消される。開示される概念の範囲から逸脱することなく、本方法はさらなるステップを含んでもよいし、本方法のステップは変更されてもよいし、または本方法のステップは再構成されてもよいことが理解されるであろう。
本発明の特定の実施形態を詳細に説明してきたが、当業者であれば、本開示の全体的な教示に照らして、これらの詳細に対して様々な変更および変形がされてよく、例示的な実施形態の1つまたは複数の選択された要素が、開示される概念の範囲から逸脱することなく、他の実施形態の1つまたは複数の要素と組み合わせられてよいことが理解されよう。したがって、開示された特定の実施形態は、例示的なものにすぎず、添付の特許請求の全範囲が与えられる本発明の範囲、およびそのいかなるおよびすべての均等物に関して限定するものではないことが意図されている。
本発明の特定の実施形態を詳細に説明してきたが、当業者であれば、本開示の全体的な教示に照らして、これらの詳細に対して様々な変更および変形がされてよく、例示的な実施形態の1つまたは複数の選択された要素が、開示される概念の範囲から逸脱することなく、他の実施形態の1つまたは複数の要素と組み合わせられてよいことが理解されよう。したがって、開示された特定の実施形態は、例示的なものにすぎず、添付の特許請求の全範囲が与えられる本発明の範囲、およびそのいかなるおよびすべての均等物に関して限定するものではないことが意図されている。
以下の項目は、国際出願時の特許請求の範囲に記載の要素である。
(項目1)
燃料ペレット積層体を含む燃料棒のためのセンサシステムであって、
前記センサシステムは、
前記燃料棒の外部に配置される無線質問機と、
前記燃料棒内に配置される受動センサ部と、
を備え、
前記無線質問機は、
質問信号を無線出力するように構成された送信機と、
基準受信機と、
感知受信機と、
を備え、
前記受動センサ部は、
前記質問信号を受信し、前記質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された受信機と、
前記励起信号に応じて、基準信号を前記基準受信機に出力するように構成された基準送信機と、
前記励起信号に応じて、感知信号を前記感知受信機に出力するように構成された感知送信機と、
少なくとも部分的に前記感知送信機内に配置されるコアであって、前記燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、前記燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されるコアと、
を備え、
前記受信機、前記基準送信機、および前記感知送信機は、電気的に直列接続されている、センサシステム。
(項目2)
前記送信機、前記基準受信機、前記感知受信機、前記受信機、前記基準送信機、及び前記感知送信機のうちの少なくとも1つは、インダクタである、項目1に記載のセンサシステム。
(項目3)
前記コアが前記燃料ペレット積層体の膨張又は収縮と連動して動くように、前記コアと前記燃料ペレット積層体との間に配置される細長部材をさらに備え、
前記コアの動きによって、前記感知信号が変化する、項目1に記載のセンサシステム。
(項目4)
前記コアが前記燃料棒内の圧力変化と連動して動くように、前記コアに連結されたベローズをさらに備え、
前記コアの動きによって、前記感知信号が変化する、項目1に記載のセンサシステム。
(項目5)
前記コアは、前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結され、
前記コアの温度変化は、前記コアの透磁率を変化させて、前記感知信号を変化させる、項目1に記載のセンサシステム。
(項目6)
前記無線質問機に電気的に接続され、前記感知受信機と前記基準受信機によって受信された前記感知信号と前記基準信号とを受信するように構成された、電子処理装置をさらに備え、
前記電子処理装置は、前記感知信号と前記基準信号との間の差を求めるように構成される、項目1に記載のセンサシステム。
(項目7)
前記コアは、フェライト材料で構成される、項目1に記載のセンサシステム。
(項目8)
前記無線質問機は、計器シンブル内に配置される、項目1に記載のセンサシステム。
(項目9)
燃料ペレット積層体を含む燃料棒のためのセンサシステムであって、前記センサシステムは、
前記燃料棒の外部に配置される無線質問機と、
前記燃料棒内に配置される受動センサ部と、
を備え、
前記無線質問機は、
質問信号を無線出力するように構成された一次送信機と、
二次受信機と、
を備え、
前記受動センサ部は、
前記質問信号を受信し、前記質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された一次受信機と、
線形差動可変変圧器(LVDT)であって、前記燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、前記燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されたコアを含み、前記励起信号を受信し、前記コアの位置または温度を示す出力信号を出力するように構成されたLVDTと、
前記LVDTから前記出力信号を受信し、前記出力信号に比例する応答信号を前記二次受信機に出力するように構成された二次送信機と、
を備える、
センサシステム。
(項目10)
前記コアが前記燃料ペレット積層体の膨張又は収縮と連動して動くように、前記コアと前記燃料ペレット積層体との間に配置される細長部材をさらに備え、
前記LVDTの前記出力信号は、前記コアの位置を示す、項目9に記載のセンサシステム。
(項目11)
前記コアが前記燃料棒内の圧力変化と連動して動くように、前記コアに連結されたベローズをさらに備え、
前記LVDTの前記出力信号は、前記コアの温度を示す、項目9に記載のセンサシステム。
(項目12)
前記コアは、前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結され、
前記コアの温度変化により、前記コアの透磁率が変化し、
前記LVDTの前記出力信号は、前記コアの温度を示す、項目9に記載のセンサシステム。
(項目13)
前記LVDTは、一次コイルと、第1の二次コイルと、第2の二次コイルとを含み、
前記一次コイルは、前記一次受信機に電気的に接続され、前記第1の二次コイルと前記第2の二次コイルの間に配置される、項目9に記載のセンサシステム。
(項目14)
前記第1の二次コイルと前記第2の二次コイルは、実質的に同じである、項目13に記載のセンサシステム。
(項目15)
前記第1の二次コイルと前記第2の二次コイルの各々は、前記一次コイルに最も近い第1の端と、前記一次コイルから最も遠い第2の端とを有し、
前記第1の二次コイルの前記第1の端は、前記LVDTの出力に電気的に接続され、前記第1の二次コイルの前記第2の端は、前記第2の二次コイルの前記第1の端に電気的に接続され、
前記第2の二次コイルの前記第2の端は、前記LVDTの前記出力に電気的に接続される、項目13に記載のセンサシステム。
(項目16)
前記一次送信機、前記一次受信機、前記二次送信機、及び前記二次受信機のうちの少なくとも1つは、インダクタである、項目1に記載のセンサシステム。
(項目17)
前記コアは、フェライト材料で構成される、項目9に記載のセンサシステム。
(項目18)
前記無線質問機は、計器シンブル内に配置される、項目9に記載のセンサシステム。
(項目19)
前記無線質問機に電気的に接続され、前記一次送信機に前記質問信号を出力させるように構成された前記一次送信機に入力信号を供給するように構成された電子処理装置をさらに備え、
前記電子処理装置は、前記無線質問機から前記応答信号を受信し、前記応答信号に基づいて前記コアの位置または温度を求めるように構成される、項目9に記載のセンサシステム。
(項目20)
前記LVDTは、中空中心を有する略円筒形状を有し、
前記コアは、前記中空中心を通ることができるように構成される、項目9に記載のセンサシステム。
以下の項目は、国際出願時の特許請求の範囲に記載の要素である。
(項目1)
燃料ペレット積層体を含む燃料棒のためのセンサシステムであって、
前記センサシステムは、
前記燃料棒の外部に配置される無線質問機と、
前記燃料棒内に配置される受動センサ部と、
を備え、
前記無線質問機は、
質問信号を無線出力するように構成された送信機と、
基準受信機と、
感知受信機と、
を備え、
前記受動センサ部は、
前記質問信号を受信し、前記質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された受信機と、
前記励起信号に応じて、基準信号を前記基準受信機に出力するように構成された基準送信機と、
前記励起信号に応じて、感知信号を前記感知受信機に出力するように構成された感知送信機と、
少なくとも部分的に前記感知送信機内に配置されるコアであって、前記燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、前記燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されるコアと、
を備え、
前記受信機、前記基準送信機、および前記感知送信機は、電気的に直列接続されている、センサシステム。
(項目2)
前記送信機、前記基準受信機、前記感知受信機、前記受信機、前記基準送信機、及び前記感知送信機のうちの少なくとも1つは、インダクタである、項目1に記載のセンサシステム。
(項目3)
前記コアが前記燃料ペレット積層体の膨張又は収縮と連動して動くように、前記コアと前記燃料ペレット積層体との間に配置される細長部材をさらに備え、
前記コアの動きによって、前記感知信号が変化する、項目1に記載のセンサシステム。
(項目4)
前記コアが前記燃料棒内の圧力変化と連動して動くように、前記コアに連結されたベローズをさらに備え、
前記コアの動きによって、前記感知信号が変化する、項目1に記載のセンサシステム。
(項目5)
前記コアは、前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結され、
前記コアの温度変化は、前記コアの透磁率を変化させて、前記感知信号を変化させる、項目1に記載のセンサシステム。
(項目6)
前記無線質問機に電気的に接続され、前記感知受信機と前記基準受信機によって受信された前記感知信号と前記基準信号とを受信するように構成された、電子処理装置をさらに備え、
前記電子処理装置は、前記感知信号と前記基準信号との間の差を求めるように構成される、項目1に記載のセンサシステム。
(項目7)
前記コアは、フェライト材料で構成される、項目1に記載のセンサシステム。
(項目8)
前記無線質問機は、計器シンブル内に配置される、項目1に記載のセンサシステム。
(項目9)
燃料ペレット積層体を含む燃料棒のためのセンサシステムであって、前記センサシステムは、
前記燃料棒の外部に配置される無線質問機と、
前記燃料棒内に配置される受動センサ部と、
を備え、
前記無線質問機は、
質問信号を無線出力するように構成された一次送信機と、
二次受信機と、
を備え、
前記受動センサ部は、
前記質問信号を受信し、前記質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された一次受信機と、
線形差動可変変圧器(LVDT)であって、前記燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、前記燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されたコアを含み、前記励起信号を受信し、前記コアの位置または温度を示す出力信号を出力するように構成されたLVDTと、
前記LVDTから前記出力信号を受信し、前記出力信号に比例する応答信号を前記二次受信機に出力するように構成された二次送信機と、
を備える、
センサシステム。
(項目10)
前記コアが前記燃料ペレット積層体の膨張又は収縮と連動して動くように、前記コアと前記燃料ペレット積層体との間に配置される細長部材をさらに備え、
前記LVDTの前記出力信号は、前記コアの位置を示す、項目9に記載のセンサシステム。
(項目11)
前記コアが前記燃料棒内の圧力変化と連動して動くように、前記コアに連結されたベローズをさらに備え、
前記LVDTの前記出力信号は、前記コアの温度を示す、項目9に記載のセンサシステム。
(項目12)
前記コアは、前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結され、
前記コアの温度変化により、前記コアの透磁率が変化し、
前記LVDTの前記出力信号は、前記コアの温度を示す、項目9に記載のセンサシステム。
(項目13)
前記LVDTは、一次コイルと、第1の二次コイルと、第2の二次コイルとを含み、
前記一次コイルは、前記一次受信機に電気的に接続され、前記第1の二次コイルと前記第2の二次コイルの間に配置される、項目9に記載のセンサシステム。
(項目14)
前記第1の二次コイルと前記第2の二次コイルは、実質的に同じである、項目13に記載のセンサシステム。
(項目15)
前記第1の二次コイルと前記第2の二次コイルの各々は、前記一次コイルに最も近い第1の端と、前記一次コイルから最も遠い第2の端とを有し、
前記第1の二次コイルの前記第1の端は、前記LVDTの出力に電気的に接続され、前記第1の二次コイルの前記第2の端は、前記第2の二次コイルの前記第1の端に電気的に接続され、
前記第2の二次コイルの前記第2の端は、前記LVDTの前記出力に電気的に接続される、項目13に記載のセンサシステム。
(項目16)
前記一次送信機、前記一次受信機、前記二次送信機、及び前記二次受信機のうちの少なくとも1つは、インダクタである、項目1に記載のセンサシステム。
(項目17)
前記コアは、フェライト材料で構成される、項目9に記載のセンサシステム。
(項目18)
前記無線質問機は、計器シンブル内に配置される、項目9に記載のセンサシステム。
(項目19)
前記無線質問機に電気的に接続され、前記一次送信機に前記質問信号を出力させるように構成された前記一次送信機に入力信号を供給するように構成された電子処理装置をさらに備え、
前記電子処理装置は、前記無線質問機から前記応答信号を受信し、前記応答信号に基づいて前記コアの位置または温度を求めるように構成される、項目9に記載のセンサシステム。
(項目20)
前記LVDTは、中空中心を有する略円筒形状を有し、
前記コアは、前記中空中心を通ることができるように構成される、項目9に記載のセンサシステム。
Claims (20)
- 燃料ペレット積層体を含む燃料棒のためのセンサシステムであって、
前記センサシステムは、
前記燃料棒の外部に配置される無線質問機と、
前記燃料棒内に配置される受動センサ部と、
を備え、
前記無線質問機は、
質問信号を無線出力するように構成された送信機と、
基準受信機と、
感知受信機と、
を備え、
前記受動センサ部は、
前記質問信号を受信し、前記質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された受信機と、
前記励起信号に応じて、基準信号を前記基準受信機に出力するように構成された基準送信機と、
前記励起信号に応じて、感知信号を前記感知受信機に出力するように構成された感知送信機と、
少なくとも部分的に前記感知送信機内に配置されるコアであって、前記燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、前記燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されるコアと、
を備え、
前記受信機、前記基準送信機、および前記感知送信機は、電気的に直列接続されている、センサシステム。 - 前記送信機、前記基準受信機、前記感知受信機、前記受信機、前記基準送信機、及び前記感知送信機のうちの少なくとも1つは、インダクタである、請求項1に記載のセンサシステム。
- 前記コアが前記燃料ペレット積層体の膨張又は収縮と連動して動くように、前記コアと前記燃料ペレット積層体との間に配置される細長部材をさらに備え、
前記コアの動きによって、前記感知信号が変化する、請求項1に記載のセンサシステム。 - 前記コアが前記燃料棒内の圧力変化と連動して動くように、前記コアに連結されたベローズをさらに備え、
前記コアの動きによって、前記感知信号が変化する、請求項1に記載のセンサシステム。 - 前記コアは、前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結され、
前記コアの温度変化は、前記コアの透磁率を変化させて、前記感知信号を変化させる、請求項1に記載のセンサシステム。 - 前記無線質問機に電気的に接続され、前記感知受信機と前記基準受信機によって受信された前記感知信号と前記基準信号とを受信するように構成された、電子処理装置をさらに備え、
前記電子処理装置は、前記感知信号と前記基準信号との間の差を求めるように構成される、請求項1に記載のセンサシステム。 - 前記コアは、フェライト材料で構成される、請求項1に記載のセンサシステム。
- 前記無線質問機は、計器シンブル内に配置される、請求項1に記載のセンサシステム。
- 燃料ペレット積層体を含む燃料棒のためのセンサシステムであって、前記センサシステムは、
前記燃料棒の外部に配置される無線質問機と、
前記燃料棒内に配置される受動センサ部と、
を備え、
前記無線質問機は、
質問信号を無線出力するように構成された一次送信機と、
二次受信機と、
を備え、
前記受動センサ部は、
前記質問信号を受信し、前記質問信号を受信することに応じて励起信号を出力するように構成された一次受信機と、
線形差動可変変圧器(LVDT)であって、前記燃料ペレット積層体の膨張または収縮と連動して動くように、前記燃料棒内の圧力変化に基づいて動くように、または前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結されたコアを含み、前記励起信号を受信し、前記コアの位置または温度を示す出力信号を出力するように構成されたLVDTと、
前記LVDTから前記出力信号を受信し、前記出力信号に比例する応答信号を前記二次受信機に出力するように構成された二次送信機と、
を備える、
センサシステム。 - 前記コアが前記燃料ペレット積層体の膨張又は収縮と連動して動くように、前記コアと前記燃料ペレット積層体との間に配置される細長部材をさらに備え、
前記LVDTの前記出力信号は、前記コアの位置を示す、請求項9に記載のセンサシステム。 - 前記コアが前記燃料棒内の圧力変化と連動して動くように、前記コアに連結されたベローズをさらに備え、
前記LVDTの前記出力信号は、前記コアの温度を示す、請求項9に記載のセンサシステム。 - 前記コアは、前記燃料棒内の温度変化に基づいて温度を変化させるように連結され、
前記コアの温度変化により、前記コアの透磁率が変化し、
前記LVDTの前記出力信号は、前記コアの温度を示す、請求項9に記載のセンサシステム。 - 前記LVDTは、一次コイルと、第1の二次コイルと、第2の二次コイルとを含み、
前記一次コイルは、前記一次受信機に電気的に接続され、前記第1の二次コイルと前記第2の二次コイルの間に配置される、請求項9に記載のセンサシステム。 - 前記第1の二次コイルと前記第2の二次コイルは、実質的に同じである、請求項13に記載のセンサシステム。
- 前記第1の二次コイルと前記第2の二次コイルの各々は、前記一次コイルに最も近い第1の端と、前記一次コイルから最も遠い第2の端とを有し、
前記第1の二次コイルの前記第1の端は、前記LVDTの出力に電気的に接続され、前記第1の二次コイルの前記第2の端は、前記第2の二次コイルの前記第1の端に電気的に接続され、
前記第2の二次コイルの前記第2の端は、前記LVDTの前記出力に電気的に接続される、請求項13に記載のセンサシステム。 - 前記一次送信機、前記一次受信機、前記二次送信機、及び前記二次受信機のうちの少なくとも1つは、インダクタである、請求項1に記載のセンサシステム。
- 前記コアは、フェライト材料で構成される、請求項9に記載のセンサシステム。
- 前記無線質問機は、計器シンブル内に配置される、請求項9に記載のセンサシステム。
- 前記無線質問機に電気的に接続され、前記一次送信機に前記質問信号を出力させるように構成された前記一次送信機に入力信号を供給するように構成された電子処理装置をさらに備え、
前記電子処理装置は、前記無線質問機から前記応答信号を受信し、前記応答信号に基づいて前記コアの位置または温度を求めるように構成される、請求項9に記載のセンサシステム。 - 前記LVDTは、中空中心を有する略円筒形状を有し、
前記コアは、前記中空中心を通ることができるように構成される、請求項9に記載のセンサシステム。
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