JP2022547136A - 発達性及びてんかん性脳症における行動障害の治療 - Google Patents

発達性及びてんかん性脳症における行動障害の治療 Download PDF

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Abstract

本技術は、有効量のカンナビジオール(CBD)を対象に経皮投与することによって、発達性及びてんかん性脳症(DEE)を有する対象における行動上の問題及び発作を治療する方法であって、行動上の問題が、対象において治療される方法、に関する。

Description

関連出願
本出願は、2019年9月17日に出願された米国仮出願第62/901,651号の利益を主張する。上記の出願の全教示は、参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、有効量のカンナビジオール(CBD)を必要とする対象に経皮投与することによって、小児てんかん障害における行動上の問題を治療する方法に関する。
個々にまれではあるが、とりわけレノックス・ガストー症候群及びドラベ症候群を含む発達性及びてんかん性脳症(DEE)が、罹患した小児及びその家族、ヘルスケア提供者、並びにヘルスケアシステムに対する個人的、医学的及び金銭的な莫大な損害を集合的に強いる。Stafstromら、「Epileptic Encephalopathy in Infants and Children」Epilepsy Curr 16(4):273-279(2016)。DEEを有する患者は、その名前から明らかなように発作を有するだけでなく、社会的コミュニケーションの欠陥などの認知及び行動上の問題も独立して経験する。Schefferら、「ILAE classification of the epilepsies:Position paper of the ILAE Commission for Classification and Terminology」Epilepsia 58(4):512-521(2017)。これは、発作が抗てんかん薬の1つ又は組み合わせによって対処することができる場合であっても、小児期からのDEEを有する小児の全体的な生活の質に影響を与える。また、てんかん性脳症は治療に対する耐性が高いため、発作又は脳症のいずれかを改善する治療の失敗が一般的である。Vigevanoら、「Therapeutic approach to epileptic encephalopathies」Epilepsia 54:45-50(2013)。
カンナビノイドは、大麻植物に見られる化学化合物のクラスである。大麻に含有される2つの主なカンナビノイドは、カンナビジオール、即ち、CBD及びΔ9-テトラヒドロカンナビノール、即ち、THCである。CBDは、THCの精神賦活作用を欠く。試験は、CBDがてんかん、関節炎及びがんなどの障害を治療するために使用できることを示している。
EPIDIOLEX経口CBD溶液は、レノックス・ガストー及びドラベ症候群の小児におけるてんかんの治療に承認されている。しかしながら、経口送達は、胃腸(GI)有害事象につながり、例えば、EPIDIOLEXラベルは、その患者の32%において傾眠及び鎮静を報告し、用量関連であった。EPIDIOLEXカンナビジオール経口溶液ラベル(2018年6月)。経口CBDはまた、望ましくない精神賦活作用に関連し得る、胃酸中でTHCに分解する可能性を有する。同上。
DEEを有する患者において、発作に加えて、行動上の問題の治療が必要とされている。傾眠、嗜眠、離脱、鎮静などの望ましくない副作用を生じない治療も必要であり、これは行動症状のあらゆる利益を打ち消すか、又は行動上の問題の影響を悪化させる可能性がある。
Stafstrom et al.,"Epileptic Encephalopathy in Infants and Children"Epilepsy Curr 16(4):273-279(2016) Scheffer et al.,"ILAE classification of the epilepsies: Position paper of the ILAE Commission for Classification and Terminology"Epilepsia 58(4):512-521(2017) Vigevano et al.,"Therapeutic approach to epileptic encephalopathies"Epilepsia 54:45-50(2013)
本開示は、有効量のカンナビジオール(CBD)を対象に経皮投与することを含む、発達性及びてんかん性脳症(DEE)を有する対象における行動上の問題及び発作を治療する方法であって、行動上の問題が、対象において治療される、方法に関する。発達性及びてんかん性脳症(DEE)を有する対象には、SYNGAP1脳症を有する対象が含まれる。
2019年5月31日金曜日に、米国食品医薬品局食品安全応用栄養センターは、「大麻又は大麻由来の化合物を含有する製品に関する科学的データ及び情報」という名称の公開講演会(パート15)を開催した。SYNGAP教育研究財団のBridge the Gapの社長兼CEOであるMonica Weldonが、公の場で発言した。Monica Weldonは、SYNGAPを治療する必要性について発言した。彼女は、SYNGAP症状を有する子どもの親の視点を説明するのを助けることによって彼女のスピーチを開始した:
FDAに承認されたあなたの子どものための製品がないと言われることを想像してみてください。発作、気分障害、子どもが言葉を発しないためにコミュニケーションをとることができないことを特徴とする、医師がほとんど理解していないまれな遺伝性障害に苦しんでいるあなたの子どもたちを想像してみてください。何が問題かを見つけるためだけであっても、子どもの課題を治療するために、子どもとは異なる[原文のまま]親又は介護者の立場で考えてみてください。
ここで、CBDを挿入する。その紛らわしい記述、派生製品、曖昧な投薬量の推奨、万能薬的なマーケティングにもかかわらず、その後、その周りに不明確の法的環境を作り出し、今やWild West of CBDを創設した。
多くの小児希少疾患提唱者と同様に、本発明者らは、小児を助けようとしている新たに出現しつつある療法に特に敏感である。
患者及びその家族は、特に本発明者らがSYNGAP1の標的療法を開発するために研究者と密接に協力しているので、潜在的な治療法に関する指導及び信頼できる教育資料のために本発明者らを頼っている。本発明者らは、小児のための承認された標的療法を有していない。したがって、本発明者らは、SYNGAP1症状を緩和するための薬物及び天然薬物療法の短期間の転用に焦点を当てている。
CBDベースの医薬品及びOTC CBD製品は、常に話題になっている。組織としての本発明者らの最大の課題は、それらにどのように取り組むかである。この段階で、本発明者らは、安全性、有効性、製品の完全性、薬物相互作用に関してさらなる科学的調査が必要であり、さらなるCBD調査が本発明者らの疑問の多くに答えるであろう。
本開示は、SYNGAP教育研究財団のBridge the Gapの社長兼CEOによって議論された必要性に対処する。本開示は、有効量のカンナビジオール(CBD)を対象に経皮投与することによって、SYNGAP1脳症を含むDEEを治療する方法であって、行動上の問題などの1つ以上の症状が、対象において治療される、方法に関する。
いくつかの実施形態では、発作も治療される。いくつかの実施形態では、発作は、対象が30日以内の35%レスポンダー、50%のレスポンダー又は90%レスポンダーであるように治療される。
CBDの有効量は、1日当たり約250mg~約1000mgであり得る。いくつかの実施形態では、CBDの有効量は、1日当たり約250mgで開始され、約500mgの1日用量又は1日当たり約1000mgまで滴定される。CBDの有効量は、1日当たり約50mgから開始され、1日当たり約250mgまで滴定することができる。いくつかの実施形態では、CBDの有効量は、1日当たり250mgで開始される。CBDの有効量は、1日当たり500mgで開始することができる。いくつかの実施形態では、500mgの1日用量及び1000mgの1日用量は、25kgを超える体重の患者に投与される。CBDは、1日1回の用量又は1日2回の用量で投与することができる。いくつかの実施形態では、有効量は、1日当たり750mg又は1日当たり1000mgである。
CBDは、ゲルとして製剤化することができる。いくつかの実施形態では、CBDは、透過増強ゲルとして製剤化される。ゲルは、1%(wt/wt)~7.5%(wt/wt)のCBDを含有することができる。いくつかの実施態様では、ゲルは、4.2%(wt/wt)のCBDを含有する。いくつかの実施態様では、ゲルは、7.5%(wt/wt)のCBDを含有する。
いくつかの実施形態では、経皮製剤は、クリーム、膏薬、ローション又は軟膏であり得る。CBDは、包帯、パッド又はパッチによって送達することができる。
CBDは、対象の上腕及び肩に経皮投与することができる。いくつかの実施形態では、CBDは、対象の大腿又は背中に経皮投与される。
CBDは、合成CBDであり得る。CBDは、精製されたCBDであり得る。CBDは、植物由来であり得る。
有効量のカンナビジオール(CBD)を経皮投与すると、CBDを経口投与するのに対して、少なくとも1つの有害事象又は副作用の強度を低下させることができる。少なくとも1つの有害事象又は副作用は、胃腸(GI)有害事象であり得る。少なくとも1つの有害事象又は副作用は、肝機能であり得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの有害事象は、傾眠である。いくつかの実施形態では、傾眠の頻度及び強度は、有害事象として減少する。
発作頻度の減少及び50%を超えるレスポンダー率の表である。
有効量のカンナビジオール(CBD)を対象に経皮投与することによって、発達性及びてんかん性脳症(DEE)を有する対象における行動上の問題及び発作を治療する方法であって、行動上の問題が、対象において治療される、方法が本明細書で提供される。発達性及びてんかん性脳症(DEE)を有する対象には、SYNGAP1脳症を有する対象が含まれる。
実施例に要約された試験-第2相非盲検臨床試験-では、ドラベ症候群(DS)及びレノックス・ガストー症候群(LGS)を含むまれな小児てんかん症候群の異種群である発達性及びてんかん性脳症(DEE)におけるCBDの経皮投与の安全性及び有効性を評価した。てんかんのある人々に最も一般的で消耗性の発作型は、焦点意識減損及び痙攣発作である。これらの発作型を経験した患者は、治療の2ヶ月目~6ヶ月目のベースラインと比較して、発作の44%~58%の月間中央値減少を達成した。試験における介護者による定性的評価は、改善された気分、他者との関わり、学習能力、覚醒、通学及びDEEの認知症状を含む改善された多くの行動上の問題を示す。
定義
本明細書で使用される場合、「治療する」又は「治療」という用語は、ヒトなどの対象の状態、疾患若しくは障害の少なくとも1つの症状(行動症状など)を緩和、改善、軽減若しくは和らげること、又は状態、疾患若しくは障害に関連する確認可能な測定値の改善を指す。
本明細書で使用される場合、「臨床的有効性」という用語は、食品医薬品局(FDA)又は任意の外国の対応する臨床試験を通して示されるように、ヒトにおいて所望の効果を生じる能力を指す。
本明細書で使用される場合、「カンナビジオール」又は「CBD」という用語は、カンナビジオール;カンナビジオールプロドラッグ;カンナビジオールの薬学的に許容される塩、カンナビジオールプロドラッグ及びカンナビジオール誘導体を含む、カンナビジオールの薬学的に許容される誘導体を指す。CBDには、2-[3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル]-5-ペンチル-1,3-ベンゼンジオール並びにそれらの薬学的に許容される塩、溶媒和物、代謝産物(例えば、皮膚代謝産物)及び代謝前駆体が含まれる。CBDの合成は、例えば、Petilkaら、Helv.Chim.Acta,52:1102(1969)及びMechoulamら、J.Am.Chem.Soc.,87:3273(1965)に記載されており、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
「てんかん性脳症」という用語は、それ自体が、基礎となる病態のみから予想され得るもの(例えば、皮質奇形)を超える重度の認知及び行動上の問題に寄与するてんかん活動を指す。これらの障害の発症は、任意の年齢で起こり得る。
「発達性及びてんかん性脳症」又は「DEE」という用語は、乳児期及び小児期に発症する重度のてんかん障害を指す。DEEは、複数の焦点発作型及び全般発作型並びに重度の認知及び行動上の問題の存在を特徴とする。DEEでは、発作が頻繁になる前であっても、認知及び行動上の問題は、発作活動とは無関係に発生する可能性があり、これは、DEEのてんかん成分に加えて発達性成分が示唆される。そのような障害は、早期に起こるか、又は経時的に悪化する可能性がある。Scheffer、「ILAE classification of the epilepsies:Position paper of the ILAE Commission for Classification and Terminology」Epilepsia 58(4):512-521,2017。DEEには、CDKL5、SCN1A及びSTXBP1関連障害などの遺伝性てんかんが含まれる。それには、レノックス・ガストー症候群(LGS)、大田原、ウエスト、ランドウ・クレフナー、ドゥーゼ、ドラベ症候群(DS)及び乳児痙攣(IS)も含まれる。
本明細書で使用される場合、「行動上の問題」という用語は、社会的コミュニケーション、気分、対立的及び挑戦的行動、癇癪及び自傷又は言語障害の欠陥若しくは退行などの行動の欠陥又は退行を指す。
本明細書で使用される場合、「経皮投与する」という用語は、CBDが皮膚に浸透するのに有効な条件下でCBDを患者又は対象の皮膚と接触させることを指す。
発達性及びてんかん性脳症(DEE)という用語は、共存する発達性障害及びてんかん性脳症の臨床症状をより完全に記載するために、分類及び用語に関する国際抗てんかん連盟(ILAE)タスクフォース(Schefferら、2017)によって最近導入された。歴史的に、てんかん性脳症は、「発達性」という用語を使うことなく、両方の概念を包含するためにより広い意味で使用された。2001年に、ILAEは、てんかん性脳症を明確なカテゴリーとして認識した。Engel、「A proposed diagnostic scheme for people with epileptic seizures and with epilepsy:report of the ILAE Task Force on Classification and Terminology」Epilepsia 42:796-803(2001)。ILAEは、「てんかん様EEG異常自体は、脳機能の進行性障害に寄与すると考えられている」状態としててんかん性脳症を定義した。2010年、ILAEは、てんかん性脳症を、てんかん活動自体が、根底にある病理のみから予想され得るもの(例えば、皮質奇形)を超えて、重度の認知及び行動上の問題に寄与し得る状態として、またこれらが経時的に悪化する可能性がある状態として再定義した。Bergら、「Revised terminology and concepts for organization of seizures and epilepsies:report of the ILAE Commission on Classification and Terminology,2005-2009」、Epilepsia 51:676-685(2010)。
記述に「発達性」を含める最新の変更は、発達性障害及びてんかん性脳症の両方を呈する患者と、障害の既存の発達性がない、発達性障害又はてんかん性脳症に関連する高頻度のてんかん活動を伴わない発達性障害を呈する患者との特異的認識を可能にするために行われた。この概念の重要な構成要素は、てんかん活動の改良が、障害の発達結果を改善する可能性を有し得ることである(Schefferら、2017)。
発達性てんかん性脳症の全体的な発生率及び有病率は低い。DEEを有する患者には、レノックス・ガストー症候群、ドラベ症候群、ドゥーゼ症候群(ミオクロニー脱力発作を伴うてんかん(EMAS))、ウエスト症候群(乳児痙攣)、ランドウ・クレフナー症候群又はCDKL5脳症及びCHD2脳症などの遺伝性障害を有する患者が含まれ得るが、これらに限定されない。
DEEを有する患者の発作は、一般に、標準的な抗てんかん薬(AED)に対して難治性である。結果として、発作間てんかん性放電(例えば、ベンゾジアゼピン、バルプロ酸及びラモトリギン)、免疫調節療法(例えば、コルチコステロイド、静脈内免疫グロブリン[IVIG]、血漿フェレーシス)、ケトン食療法及び外科的選択肢を抑制するのに有効であると考えられるAEDのより積極的な補助的使用がしばしば考慮される。
DEEを有する患者は、種々の発作型及び亜障害を呈し得るが、1つ以上のAEDが補助療法のために米国FDAによって現在承認されている唯一のDEEサブタイプは、レノックス・ガストー症候群、ドラベ症候群及び乳児痙攣である(表1)。
Figure 2022547136000001
治療の不応性及び対照試験からの証拠を有する限られた承認薬を考えると、臨床医は、主に臨床経験又は非盲検試験に基づいて、標準的なAEDを試行錯誤的に使用することをしばしば余儀なくされる。レノックス・ガストー症候群及びドラベ症候群は、抗てんかん薬の対照試験からの証拠が最も多く生成されているDEEサブタイプであった。
Vlaskampらは、SYNGAP1変異又は微小欠失を有する57人の患者(53%が男性、年齢中央値8歳)の患者コホートを調査した。Vlaskampら、「SYNGAP1 encephalopathy:A distinctive generalized developmental and epileptic encephalopathy」Neurology 2019;92:e96-e107(2019)。表2は、突然変異、変異体又は微小欠失のいずれかを有するSYNGAP1患者の表現型プロファイルを概説している。
Figure 2022547136000002
Figure 2022547136000003
表2では、以下の略語は、EMが欠神の有無にかかわらず眼瞼ミオクローヌスであり、IDが知的障害であることを意味する。患者の情報が欠けていた場合、この変数に関する既知の情報を有する患者の数を表す共通因子を加える。共通因子が与えられない場合、すべての患者に関する情報があった。摂食の問題には、不十分な摂取、暴食による制御されない摂食、食べられない物体の摂食、幼児期における流体から固体食品への移行の困難並びに咀嚼及び嚥下の困難が含まれた。
さらに表2に関して、56人の患者のうち55人(96%)において生後すぐに発達遅延が特定され、すべてにおいて発作発症に先行した。56人の患者では、発作発症とともに発達が退行又は停滞した。言語は、重度に害されており、12人の患者が2歳から33歳で非言語的であった。IDは、57人の患者のうち55人に存在し、50人で中等度から重度であり、5人で軽度であった。行動上の問題は、56人中41人(73%)の患者で見られ、しばしば、攻撃性、自傷及び癇癪の行動を伴って重度であった。ASDは、30人(53%)の患者で診断された。
ワシントン大学介護者ストレススケール(University of Washington Caregiver Stress Scale)(UW-CSS)
UW-CSSは、18歳未満の小児の介護者が経験するストレスを測定し、重度のてんかんを有する小児の介護者にとって重要なストレスの領域に対処するために開発された。ワシントン大学介護者ストレススケール(University of Washington Caregiver Stress Scale)(UW-CSS)バージョン1ユーザガイド2017;Jensenら、「重度の小児てんかんに対する介護の生活への影響:専門家パネル及び介護者フォーカスグループの結果」Epilepsy Behav(2017)。
てんかん及び学習障害生活の質(ELDQOL)
てんかん及び学習障害生活の質(ELDQOL)スケールは、発作重症度、発作関連傷害、AED副作用、行動、気分、身体的、認知的及び社会的機能、親の関心、コミュニケーション、全体的なQOL並びに全体的な健康を網羅するアンケートである。
小児用睡眠妨害スケール(Sleep Disturbance Scale for Children)(SDSC)
SDSCは、小児における睡眠障害を評価し、臨床スクリーニング及び調査での使用に適した睡眠妨害の全体的な尺度を提供するために作成された。開発者Bruniらは、6歳~15歳の小児に影響を及ぼす睡眠困難を表す6つのカテゴリーを開発した:睡眠の開始及び維持、睡眠呼吸障害、覚醒/夜間睡眠、睡眠覚醒移行、過剰傾眠、並びに睡眠多汗症(夜間発汗)。Bruniら、「The Sleep Disturbance Scale for Children(SDSC)」。小児期及び青年期の睡眠障害を評価するための機器の構築及び検証、’’J Sleep Res 5(4):251-61(1996)。患者/親は、1(決して)から5(常に)までの頻度を示すために5段階の尺度を使用する。スコアが高いほど、より急性の睡眠妨害を示す。6つの睡眠障害カテゴリーのそれぞれについてスコアを集計し、全体スコアを計算する。Shahidら(編)、STOP、THAT及び100 Other Sleep Scales 82:331-332(Springer Science+Business Media,LLC 2012)。
Vineland Adaptive Behabior ScaleTM(VABS-3)
VABS-3は、コミュニケーション、日常生活技能、社会化及び運動技能の4つのドメインにおける適応行動の個別に管理される尺度である。それはまた、4つすべてのドメインにわたる個人の性能を要約する複合スコアを提供する。それは、知的、発達及び他の障害を有する個人の評価に広く使用されている。
定性的介護者フィードバック
限定されないが、日常活動、通学及び覚醒などの患者及び家族の改善、悪化又は変化なしの定性的評価。実施例では、臨床医は、26週目に以下の質問を尋ねて定性的な介護者のフィードバックを記録するよう求められた:(1)「[患者名]さんがゲルを使用していたことで、[患者名]さん及び家族は何か改善しましたか?」;(2)「[患者名]さん及び家族は、[患者名]さんがゲルを使用していたことで、何か悪化したことはありますか?」;(3)「いくつか具体的なこと:日々の活動についてお聞きします:例えば通学していますか?もしそうならどのようにして?覚醒していますか?もしそうならどのようにして?」。
経皮医薬組成物
カンナビノイド(例えば、CBD)の経皮送達は、薬物が皮膚を通して血流に直接吸収されることを可能にするので、経口投与よりも利点がある。これにより初回通過肝代謝が回避され、より高いバイオアベイラビリティ及び改善された安全性プロファイルを有する活性医薬成分のより低い投薬量レベルが可能になる。経皮送達はまた、胃腸管を回避し、GI関連有害事象及び望ましくない精神賦活作用に関連し得る胃酸によるTHCへのCBDの潜在的分解の機会を減少させる。さらに、CBDの経皮送達は、CBDの経口投与に典型的に存在する傾眠有害事象の強度及び頻度を低下させる。CBDの経皮送達は、CBDの経口投与に典型的に存在する肝機能有害事象を回避することができる。いくつかの実施形態では、有効量のCBDを経皮投与すると、少なくとも1つの有害事象の強度が、CBDを経口投与するのに対して約15%~約95%低下する。
CBDは、ゲル形態であり得、1日1回又は2回の投与で経皮的に制御された薬物送達を提供するように設計された透明な透過増強ゲルとして薬学的に製造することができる。CBDゲルは、1%(wt/wt)のCBD~7.5%(wt/wt)のCBDであり得る。CBDゲルは、例えば、4.2%(wt/wt)のCBD又は7.5%(wt/wt)のCBD)を有することができる。CBDゲルは、患者又は介護者によって患者の上腕及び肩、背中、大腿又はそれらの任意の組み合わせに局所的に適用することができる。
CBDゲルは、希釈剤及び担体、並びに湿潤剤、保存剤、並びに懸濁剤及び分散剤などの他の従来の賦形剤を含むことができる。
CBDゲルは、可溶化剤、透過促進剤、可溶化剤、酸化防止剤、増量剤、増粘剤及び/又はpH調整剤を含むことができる。CBDゲルの組成は、例えば、a.組成物の約0.1%~約20%(wt/wt)の量で存在するカンナビジオール;b.組成物の約15%~約95%(wt/wt)の量で存在する1~6個の炭素原子を有する低級アルコール;c.組成物の約0.1%~約20%(wt/wt)の量で存在する第1の浸透促進剤;及びd.組成物が合計100%(wt/wt)になるのに十分な量の水であり得る。CBDゲルの他の製剤は、国際公開第WO2010/127033号に見出すことができ、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
CBDの有効量は、1日約50mg~約1000mgであり得、これは、1日1回の用量又は1日2回の投与量で投与することができる。
[実施例1]
発達性てんかん性脳症を有する小児におけるZYN-002の試験
これは、国際抗てんかん連盟(ILEA)分類(Schefferら、2017)に従って、発達性及びてんかん性脳症(DEE)に関連する発作を有する3歳~18歳の小児及び青年のてんかん患者におけるZYN002(経皮CBDゲル)の長期安全性及び忍容性を評価するための逐次多段階、非盲検、多国籍、多施設、複数回投与試験であった。約55人の患者が4週間のベースライン期間に入り、50人の患者が期間Aで非盲検治療を受けるように進行した(レノックス・ガストー症候群又はドラベ症候群を合わせて合計で24人以下の患者が含まれた)。
期間Aでは、患者は、4週間のベースライン期間、続いて4週間の滴定期間及び22週間の柔軟な投与維持期間を受けた。期間Aにおいて患者を合計26週間治療した。
期間Bでは、患者は、26週目(例えば、期間Aの終了)に受容していたのと同じ維持用量でさらに最大46週間、ZYN002を受容し続けた。いつでも、治療終了時に、患者は、漸減及び追跡調査期間を完了する必要があった。最終的な漸減用量の後、患者を電話で毎週4週間追跡して、マリファナ離脱チェックリストの短い形式(行動チェックリスト)を完了させた。4週間の追跡調査後、患者を試験から解放した。
患者は、26週間の治療期間及び46週間の延長期間(72週間の総治療継続時間)、1日2回(12時間±2時間ごと)の試験薬物の適用を受けた。治療終了時に、患者は、(用量に応じて)1~3週間の漸減期間を完了する必要があった。
登録患者は、体重に基づく初回用量の1日当たり250mg又は1日当たり500mgのZYN-002を受容した。体重25kg以下の患者は、1日当たり最大750mg滴定することができ、体重25kg超の体重の患者は、1日当たり最大1,000mg滴定することができた。
組み入れのための診断及び基準
本試験に参加した患者は、発達性及びてんかん性脳症の診断を受けた。患者は、3歳~18歳であり、ボディマス指数は、13~35kg/mであり、体重は、12kg以上であった。
患者は、国際抗てんかん連盟分類(Scheffer 2017)によって定義される発達性及びてんかん性脳症(DEE)の診断を受けており、全般性運動(即ち、全般性強直間代、強直性発作、間代性発作、脱力性発作、てんかん性攣縮)、焦点意識運動、焦点意識減損又は焦点起始両側強直間代発作があった。登録されたDEEの例には、ドラベ症候群、ウエスト症候群/乳児痙攣及びドゥーズ症候群が含まれたが、これらに限定されない。診断は、1年以上の間確立されていなければならず、病歴並びに脳波図(EEG)、磁気共鳴画像法(MRI)スキャン又は遺伝子検査を含む適切な試験の検査及びレビューによって実証されなければならない。
患者は、ベースライン期間中に合計で以下の型(複数可)の発作を5回以上経験していた:全般性運動(即ち、全般性強直間代、強直性発作、間代性発作、脱力性発作若しくはてんかん性攣縮)、焦点運動、焦点意識減損又は焦点起始両側強直間代発作。てんかん性攣縮のクラスターを単一発作としてカウントした。
患者は、治験責任医師によって決定されたように、発作発症後の少なくとも1つの発達領域において退行、減速又は停滞を伴う発達遅延の病歴を有していた。
適用部位
ゲルの承認された適用部位は、表3に示すように、左右の上腕であった。
Figure 2022547136000004
適用部位に赤みが生じた場合は、治験責任医師に相談後、ZYN002を一時的に左右の大腿上部に適用した。BMIが低い患者及び/又は腕が小さい患者には、ZYN002を右大腿上部又は左大腿上部に適用させた。適用の順序は、各左右の上腕/肩に1袋及び各左右の大腿上部に1袋であった。
右及び/又は左の大腿上部に適用される場合、手順は、左右の上腕/肩について記載したのと同じであった。ゲルを適用する親/介護者は、手袋を着用した。親/介護者は、ゲルが完全に擦り込まれており、ゲルが手袋上に残っておらず、ゲルが適用された皮膚表面がもはや光沢がなく、ドレッシング前に触れて乾燥していないことを確認した。患者/介護者は、治療適用を完了すると、手袋(複数可)を廃棄し、石鹸及び温水で手を十分に洗浄した。親/介護者は、適用部位を水から6時間乾燥状態に保つか、又は過度の発汗を避けるように指示された。親/介護者は、投与の2時間後に承認された保湿ローションを適用することができた。親/介護者は、日中に外出するときに日光曝露を最小限に抑えるために適用部位を覆うように指示された。
生成物、投薬量及び投与様式
生成物は、ZYN002(カンナビジオール:CBD)、4.2%のゲル、局所用であった。また、薬物を、2.98gのゲルを含有する小袋として供給して、125mgのCBD/小袋を送達した。治療群に基づいて各患者の適切な1日総用量を達成するために、朝及び夕方に1~4袋を使用することによって適用した。
治療は以下の通りであった:
・治療A-125mgのCBD Q12H(±2時間);1日の総用量は250mgのCBD(朝に1袋、夕方に1袋)とした。
・治療B-250mgのCBD Q12H(±2時間);1日の総用量は500mgのCBD(朝に2袋、夕方に2袋)とした。
・治療C-375mgのCBD Q12H(±2時間);1日の総用量は750mgのCBD(朝に3袋及び夕方に3袋)とした。
・治療D-500mgのCBD Q12H(±2時間);1日の総用量は1000mgのCBD(朝に4袋、夕方に4袋)とした。
期間A:ベースライン期間
4週間のベースライン期間中、親及び/又は介護者は、以下の型の発作の回数を発作日誌に記録した:
・全般性強直間代(「原発性全般性強直間代」)発作
・焦点意識減損発作
・焦点起始両側強直間代発作
・運動徴候を伴う焦点意識発作
・強直発作
・間代発作
・脱力発作
・てんかん性攣縮(てんかん性攣縮のクラスターを単一発作としてカウントした。)
以下の型の発作を、治験責任医師によって決定されたように、毎日同じ時間及び同じ継続時間を毎日の日誌に記録した(例えば、10分間6:00PM):
・ミオクロニー発作
・欠神発作
・運動徴候のない焦点意識発作(例えば、焦点感覚発作)
加えて、介護者は、治験責任医師が指示した0=発作なし、1=いくらかの発作及び2=多くの発作という3点Likert型スケールを使用して、1日当たりの欠神、ミオクロニー及び焦点感覚発作の印象を評価した。治験責任医師は、患者が経験した最も身体障害のある発作型を特定した。これは、治験責任医師の臨床的見解に基づいていた。
継続時間が2、4又は24時間のビデオ脳波(video-EEG)を、試験の開始時及び終了時に実行した。情報は、ビデオEEGを介して記録し、覚醒及び睡眠EEG背景の特徴、発作間てんかん様及び非てんかん様異常、並びに試験中に発生した発作のEEG及び臨床的特徴を含んでいた。ビデオ-EEG解釈は、独立したレビュアーによって完了された。EEGデータを中央審査官に転送するために追加の同意が必要とされた場合、治験責任医師は、EEGが現場を離れる前に同意を得た。対象/介護者が同意しなかった場合、EEGは、中央レビューのために提供されなかった。患者は、治療期間に進めるために、組み入れ/除外基準を満たし続けた。
期間A:滴定期間
25kg未満の患者に対する初回用量は、125mgのCBD Q12H(±2時間)であり、4週間の滴定期間にわたる250mgのCBDの総1日用量であった。第4週の来院(来院4)では、治験責任医師の裁量に基づいて、用量を1日当たり250mgのCBDのままにするか、又は250mgのCBD Q12H(±2時間)まで増加させ、治療期間の残りの22週間の間、総1日用量を500mgのCBD(4袋)とした。
体重25kg超の患者は、250mgのCBD Q12H(±2時間)を受容し、4週間の滴定期間の間、総1日用量を500mgのCBDとした。第4週の来院(来院4)では、治験責任医師の裁量に基づいて、用量を1日当たり500mgのCBDのままにするか、又は375mgのCBD Q12H(±2時間)まで増加させ、治療期間の残りの22週間の間、総1日用量を750mgのCBD(6袋)とした。
期間A:メンテナンス期間
10週目に、1日当たり500mgのCBDを摂取している患者は、1日当たり750mgのCBD(6袋)に増加させることができ、1日当たり750mgのCBDを摂取している患者は、1000mgのCBD(8袋)に増加させることができた。
治験責任医師は、患者がメンテナンス期間を開始した後、安全性及び忍容性に基づいて必要に応じて用量を減少させた。250mgのCBD Q12H(±2時間);総1日用量500mgのCBDを摂取している患者は、用量を125mgのCBD Q12H(±2時間);総1日用量250mgのCBDに減少させることができた。375mgのCBD Q12H(±2時間);総1日用量750mgのCBD用量を摂取している患者は、用量を250mgのCBD Q12H(±2時間);総1日用量500mgのCBDに減少させることができた。500mgのCBD Q12H(±2時間);総1日用量1000mgのCBD用量を摂取している患者は、用量を375mgのCBD Q12H(±2時間);総1日量750mg又は250mgのCBD Q12H(±2時間);総1日用量500mgのCBDに減少させることができた。試験の経過中に体重が変化した患者は、用量を増減させることができた。
中断時の患者の用量に応じて、1~3週間の範囲の漸減期間が完了した。漸減後、患者は、4週間の電話追跡調査期間を完了することも要求された。
親/介護者は、毎日の日誌内で発作の頻度及び型、並びに皮膚刺激スコアを記録するように指示された。親/介護者も完了した:
(1)1日目、14週目及び26週目のワシントン大学の介護者ストレススケール(University of Washington Caregiver Stress Scale)。
(2)1日目、14週目及び26週目のてんかん及び学習障害の生活の質スケール(Epilepsy and Learning Disabilities Quality of Life scale)(ELDQOL改変)。
(3)1日目、14週目及び26週目の小児用睡眠妨害スケール(Sleep Disturbance Scale for Children)(SDSC)。
(4)1日目及び26週目のVineland Adaptive Behabior ScaleTM(VABS-3)。
(5)親/介護者はまた、毎日のLikert型の「良い日/悪い日」アンケートを完了した。
(6)26週目の定性的介護者フィードバック。
目的
本試験の主な目的は、最大72週間の発達てんかん及びてんかん性脳症(DEE)を有する小児及び青年のてんかん患者におけるZYN002の安全性及び忍容性を評価することであった。
二次目的は、発作頻度、介護者のストレス、生活の質、睡眠妨害、てんかん患者間の適応行動及び全体的な毎日の評価(「良い日/悪い日」)に関してZYN002の有効性を評価することであった。
評価基準
安全性:安全性評価には、AEの収集、理学的及び神経学的検査、12リードECG、臨床検査評価(血液学、化学及び尿検査)、テストステロン(男性のみ)、タナーステージングスケール、妊娠検査(出産可能な女性のみ)、C-SSRS(小児)、マリファナ離脱チェックリストの短い形式(行動チェックリスト)並びに治療後の皮膚チェック検査からの所見が含まれた。
皮膚の完全性:毎日の皮膚チェック検査を完了するために、親/介護者に日誌を提供した。親/介護者は、夕方に1日1回、毎日の肌チェック日誌に肌チェックスコアを記録した。
発作頻度:主な有効性評価は、合計で以下の型(「カウント可能な発作」)について、26週間(期間A)にわたる発作の平均月間(28日間)頻度(SF28)のベースラインからの変化率中央値であった:
・全般性強直間代(「原発性全般性強直間代」)発作
・焦点意識減損発作
・焦点起始両側強直間代発作
発作エンドポイントを毎月要約した。
二次発作エンドポイントには、以下のSF28のベースラインからの変化率中央値が含まれていた:
・すべての「カウント可能な発作」(個別に及び合計):
・全般性強直間代発作(GTCS)
・焦点意識減損発作(FIAS)
・焦点起始両側強直間代発作(BTCS)
・強直発作(T)
・間代発作(C)
・脱力発作(AT)
・てんかん性攣縮(ES)
・運動徴候を伴う焦点意識発作(FM)
・全焦点発作(FIAS、BTCS、FM)
(ベースラインで)全体として最も障害のあるものとして特定された発作型:
カウント可能な頻度で一貫して発生した、毎日の観察期間中の以下の型の発作の頻度:
・ミオクロニー発作(M)
・欠神発作(A)
・運動徴候のない焦点意識発作(焦点感覚発作)(FAS)
他の有効性エンドポイントは以下のとおりである:
・ワシントン大学の介護者ストレススケールにおけるベースラインから14、26及び50週/ETまでの変化-総スコア;
・ELDQOL改変のサブスケールスコアのベースラインから14、26及び50週目/ETまでの変化;
・SDSCの総スコア及びサブスケールスコアのベースラインから14、26及び50週/ETまでの変化;
・発作頻度を評価するために利用された各期間について、「良い日/悪い日」評価におけるベースラインからの変化を評価した;並びに
・VABS-3複合スコア及びサブスケールスコアにおけるベースラインから26週目及び50週目/ETまでの変化。
26週目に、臨床医は、26週目に以下の質問を尋ねて定性的な介護者のフィードバックを記録した:(1)「[患者名]さんがゲルを使用していたことで、[患者名]さん及びご家族は何か改善しましたか?」;(2)「[患者名]さん及びご家族は、[患者名]さんがゲルを使用していたことで、何か悪化したことはありましたか?」;(3)「いくつか具体的なこと:日々の活動について少しお聞きします。例えば通学していますか?もしそうならどのようにして?覚醒していますか?もしそうならどのようにして?」。
結果
データは、ZYN-002が、多くの型の治療困難な発達性及びてんかん性脳症において発作頻度を減少させたことを示している。それはまた、重要な行動欠陥、覚醒、社会的交流を改善し、小児がより一貫して通学するのに十分良好であることを可能にした。DEEは、患者及び家族の機能に悪影響を及ぼす多くの症状を伴う、最も困難で制御が不十分なてんかん障害である。
これらの結果は、発作の有意な減少並びに発作強度、疲労、社会的孤立、認知不良及び言語欠陥などの多くの困難な行動及び症状の改善を示す。
登録した48人の患者のうち、21人の患者が漸減期間を完了して試験治療を中止し、その一方で、27人が継続中のままであった。1人の対象のみが有害事象のために中止した。
発作及び発作頻度
48人の登録患者のうち、33人(約70%)がベースライン時に焦点意識減損発作(FIAS;複雑部分発作として以前から知られている)並びに/又は痙攣発作(焦点起始両側強直間代発作及び全般性強直間代発作、それぞれBTCS及びGTCS)を有していた。
図1を参照すると、ベースライン発作頻度と比較して、これらの患者は、28日間に正規化された毎月の発作頻度(SF28)を使用して、2ヶ月目以降の発作の44%以上の中央値減少を経験した。46人の患者のうち13人は、ベースラインで種々の非FIAS及び非痙攣発作型を有していた。FIAS及び/又は痙攣発作を有する患者の55パーセント(55%)が、治療の6ヶ月目に発作の50%以上の中央値減少を経験した。FIAS及び/又は痙攣発作を経験したDS又はLGSのいずれかの患者(n=11)は、ベースラインと比較して、治療の6ヶ月目にFIAS及び/又は痙攣発作の51%の中央値減少を経験した。DS又はLGSを有する患者の60パーセント(60%)が、治療の6ヶ月目にFIAS又は痙攣発作の50%以上の中央値減少を経験した。
定性的介護者フィードバック:行動及び認知障害に対するZYN-001の影響の定性的分析
親及び介護者は、治療期間にわたるZYN-002に関する小児の全体的な経験の定性的評価を提供するように求められた。トップラインの結果は以下を含んでいた:
・53%が、改善された活力を報告した(例えば、覚醒/意識、エネルギー)。
・51%が、発作の改善を報告した。
・47%が、改善された認知及び集中力を報告した。
・44%が、関与/参加の改善、関係の改善、発話/コミュニケーション及び社会的回避行動の改善を報告した。
・28%が、小児が時間通りに/より頻繁に通学したと報告した。
・26%が、小児へのゲルの適用が困難であると報告した(例えば、ゲルが乾燥するのにかかる時間)。
2つのナイーブ非依存性コーダが並行してデータ分析を実施した。コード化は、Atlas.tiソフトウェアで完了した。小児の徴候、症状又は他の経験的発生における任意の介護者の報告をコード化した。43人の参加者の応答をコード化した。結果は、表4にあり、集計は、絶対的な言及に基づいており、即ち、患者ごとに複数の言及を可能にする)。
Figure 2022547136000005
Figure 2022547136000006
Figure 2022547136000007
表5は、患者の言及の完全な集計を提供する。
Figure 2022547136000008
Figure 2022547136000009
安全性
ZYN-002は、忍容性が高かった。8人の患者が試験を中止した;1人は有害事象(皮膚反応)の結果として中止し、7人は同意の撤回又は有効性の欠如の認識の結果として中止した。ベースライン期間(試験治療の開始前)中に、48人の登録患者のうち14人(29.2%)が合計22例のAEを報告した。6ヶ月の療法を通して、患者の96%が治療緊急有害事象(TEAE)を経験し、患者の60%が試験治療に関連するTEAEを経験した。ZYN002用量レベルの増加に伴う発生AEの増加について明らかな傾向はなかった。TEAEは、漸減期間中に21人中12人(57.1%)の患者について報告された。ほとんどのTEAEは、軽度から中等度であり、一過性であった。好ましい用語で最も頻繁に報告されたTEAEは、上気道感染(患者の41.7%)、鼻咽頭炎(20.8%)、傾眠(12.5%)及び嘔吐(10.4%)であった。次に最も頻繁に報告されたTEAEは、適用部位乾燥(8.3%)、適用部位疼痛(8.3%)及び傾眠(8.3%)であった。10人の患者(20.8%)が治療期間中に重篤な有害事象(SAE)を報告し、1人の患者(4.8%)が漸減期間中に重篤な有害事象(SAE)を報告した;8人が感染関連であり、2人がてんかんの増悪であった。2例のSAE(下気道感染及びてんかん重積状態)は、治療に関連している可能性があると考えられた。試験中に患者の死亡はなかった。
[実施例2]
SYNGAP1を有する4人の患者の試験
試験ZYN2-CL-025(BELIEVE)では、表5に示すようにSYNGAP1を有する患者が4人いた。
表6は、SYNGAP1を有する4人の患者についての患者データを提供する。
Figure 2022547136000010
3.5歳及び9歳の患者については、定性的フィードバックは行わなかった。6.5歳及び11.5歳の患者については、定性的フィードバックを行った。6.5歳の患者について、定性的フィードバックは、「全体的に大きな改善」を示した。また、11.5歳について、定性的フィードバックは、患者が「より幸せで、より積極的で、人々に手を振ることができるようになった」であることを示した。

Claims (17)

  1. 発達性及びてんかん性脳症(DEE)を有する対象における行動上の問題及び発作を治療する方法であって、
    有効量のカンナビジオール(CBD)を対象に経皮投与することを含み、行動上の問題が、対象において治療される、方法。
  2. 治療が、2週間、4週間又は8週間以内のてんかん及び学習障害の生活の質(ELDQOL)スケールの改善によって測定される生活の質の有意な改善を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 治療が、2週間、4週間又は8週間以内の小児用睡眠妨害スケール(SDSC)の改善によって決定される睡眠妨害の有意な減少を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 治療が、1ヶ月又は2ヶ月以内のVineland Adaptive Behabior ScaleTM-3(VABS-3)の減少によって決定される適応行動の有意な改善を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 治療が、2週間、4週間又は8週間以内のワシントン大学介護者ストレススケールの改善によって測定される介護者ストレスの有意な改善を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 治療が、毎日の満足度及び幸福感の有意な改善を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 治療が、認知及び意識の有意な改善を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 対象が、紅斑又は最小紅斑を有しない、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 治療が、焦点意識減損発作及び痙攣発作を有意に毎月減少させることを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 対象が、レノックス・ガストー症候群又はドラベ症候群を有し、30日以内の50%レスポンダーである、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. CBDの有効量が、1日当たり合計250、500、750又は1000mgである、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. CBDが、1日1回の用量で投与される、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. CBDが、1日2回の用量で投与される、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. CBDが、合成CBDである、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. CBDが、植物由来である、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  16. CBDが、精製されたものである、請求項14に記載の方法。
  17. 発達性及びてんかん性脳症(DEE)を有する対象が、SYNGAP1脳症を有する対象を含む、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
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