JP2022546370A - スポーツボール用のリバウンド装置 - Google Patents

Abstract

スポーツボール用のリバウンド装置であって、フレーム開口部を画定するフレームと、フレーム開口部内に配置されたネットと、ネットの周囲の周りに延びるケーブルと、ネットの周囲の周りでケーブルに張力をかけ、それによってネットを引っ張ってフレーム開口部内でぴんと張るように構成されたケーブル張力付与システムとを含むスポーツボール用のリバウンド装置。

Description

本明細書における開示は、一般に、スポーツボール用のリバウンド装置に関し、より詳細には、プレーヤーにボールを戻すためのリバウンドネット装置に関する。

関連出願への相互参照
本出願は、２０１９年８月２８日に出願された米国仮特許出願第６２／８９２，７９７号の非仮出願でありかつその優先権を主張するものであり、米国仮特許出願第６２／８９２，７９７号は、あらゆる目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれている。

サッカー、野球、ラクロス、及びフィールドホッケーなどの多くのボール関連スポーツでは、プレーヤーは多くの場合、ゴールを狙うために他のプレーヤーにボールをパスする。通常、プレーヤーは、グループ内のプレーヤー間でボールをあちこちにパスすることによって、グループ内でこのスキルを練習する。しかしながら、ボールリバウンド装置は、プレーヤーがグループ環境を必要とせずに個人としてこのスキルを練習することを可能にするために有用である。

大部分のボールリバウンド装置は、例えば、米国特許第２，９９２，００２号、第４，４８９，９４１号、第５，８３３，２３４号、第６，２９９，５４４号及び第５，６１５，８８９号のように、バンジーコード、ばね要素、又は非弾性ストラップを使用してネット又は他の布をフレーム内に保持する。しかしながら、ボールがネットに投げ付けられるのに応じてコード、ばね要素、及びストラップが複数のサイクルを経験するため、これらのリバウンド装置は、時間の経過と共にそれらの跳ね返し（リバウンド）能力を失うことが知られている。

したがって、跳ね返し能力が時間及び通常の使用によって減少しない、改良されたスポーツボール用リバウンド装置に対する必要性が存在する。

本開示の一態様は、フレーム開口部を画定するフレームと、フレーム開口部内に配置されたネットと、ネットの周囲の周りに延びるケーブルと、ネットの周囲の周りでケーブルに張力をかけ、それによってネットを引っ張ってフレーム開口部内でぴんと張るように構成されたケーブル張力付与システムとを含む、スポーツボールのリバウンド装置に関する。

本開示の別の態様は、フレーム開口部を画定するフレームと、フレーム開口部から後方に延びる少なくとも２つの脚部を有するベース部材と、フレーム開口部内に配置されたネットとを含むスポーツボールのリバウンド装置を説明しており、少なくとも２つの脚部のそれぞれは、接地面に対するネットの角度を調整するように構成された旋回足部を含む。

本開示のさらに別の態様は、フレーム開口部を画定するフレームと、フレーム開口部内に配置されたネットと、ネットの周囲に延び、ネットを引っ張ってフレーム開口部内でぴんと張るように構成されたケーブルとを含む、スポーツボール用のリバウンド装置を説明している。

請求項に係る発明のこれら及び他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面と併せて読むことによって、より容易に当業者に明らかになるであろう。

本開示の一実施形態によるリバウンド装置の正面斜視図であり、脚部の回転位置は破線で示されている。

図１のリバウンド装置の背面斜視図である。

図１のリバウンド装置の正面図である。

図１のリバウンド装置で使用される張力ケーブルの概略図である。

本開示の例示的な実施形態によるリバウンド装置で使用される張力付与機構の実施形態の概略図である。

図１のリバウンド装置の側面図であり、脚部は第１の位置で示されている。

図１のリバウンド装置の側面図であり、脚部は第２の位置で示されている。

本開示の別の実施形態によるリバウンド装置の正面斜視図である。

図８のリバウンド装置のフレームと垂直支持部材との間の連結の部分正面斜視図である。

図８のリバウンド装置のベースの部分斜視図である。

図８のリバウンド装置の垂直支持部材とベースとの連結を示す。

図８のリバウンド装置の背面斜視図である。

図８のリバウンド装置の斜め支持部材とベースとの連結を示す。

図８のリバウンド装置の斜め支持部材とフレームとの連結を示す。

図８のリバウンド装置の斜め支持部材とフレームとの連結を示す。

図８のリバウンド装置のケーブル張力付与システムを示す部分背面図である。

図１３のリバウンド装置のケーブル張力付与システムのコーナーフレーム及びスピンドルアセンブリを示す。

図１～図４を参照すると、本開示の例示的な実施形態によるリバウンド装置１０が示されている。リバウンド装置１０はフレーム１２を含み、フレーム１２の開口部内にネット１４が延在する。ネット１４は、好ましくは、非弾性メッシュネット（例えば、ポリエステル、ポリエチレン、及び／又はナイロン材料を含む）から形成される。いくつかの態様では、弾性材料を含むネットなど、他のタイプの材料を使用することができる。さらに他の態様では、ネット１４は、布材料（例えば織布材料）の固体片、又は例えばボールの跳ね返しに適している他の材料であり得る。フレーム１２は、互いに対向する側部フレーム部材１２ａ、１２ｂ及び上部フレーム部材１２ｃを含み、これらの部材は共同で、長方形又は正方形などの全体的に直線で構成された構造を画定する。しかしながら、いくつかの実施形態では、他のフレーム形状（曲線状のものなど）が適している可能性があることに留意されたい。フレーム１２の形状及び幾何学的形状は、トレーニングの対象となるスポーツによって決定まり得る。いくつかの実施形態では、フレーム１２は、底部フレーム部材がないという点で３つのフレーム部材１２ａ、１２ｂ、１２ｃのみを有し、したがって底部のないフレームである。底部フレーム部材の省略により、サッカーボールをフレーム構造の金属管に衝突させることなくネット１４に蹴り込むことができるので、このような底部のない構成はサッカートレーニングに特に適している可能性がある。しかしながら、４辺のフレームが、野球、ラクロス、フィールドホッケーなどの他のスポーツに適している可能性がある。

側部フレーム部材１２ａ、１２ｂの下端は、リバウンド装置１０の地面に係合する点を形成する。フレーム１２から後方に延びるのは、ネット１４を支持するベース部材１５である。例示的な実施形態によれば、ベース部材１５は、少なくとも２つの後方に延びる脚部１６ａ、１６ｂと、脚部１６ａ、１６ｂの間に配置された支持クロス部材１８とを含む。脚部１６ａ、１６ｂのそれぞれは、後述するように、旋回足部２０を含む。

ケーブル２２がネット１４の周囲の周りに配置され、ケーブル張力付与機構２４がネット１４をフレーム１２内でぴんと張った状態に維持するために利用される。ケーブル２２は、ポリエステル、ポリエチレン、ケブラー、金属及び／又はナイロン材料を含む非弾性材料であり得る。しかしながら、いくつかの態様では、ケーブル２２は、弾性材料又は弾性材料と非弾性材料の組み合わせであり得る。より詳細には、一実施形態では、フレーム１２は、それぞれが前方部材２８ａ及び後方部材２８ｂを有する４つのコーナー要素２８を含む。前方部材２８ａと後方部材２８ｂとの間には、コーナースピンドル２６が配置されている。したがって、ケーブル２２は、ネット１４のメッシュを通して織られるか又はネット１４の補強ヘムを通るかのいずれかによって、ネット１４の周囲の周りに延び、４つのコーナースピンドル２６のそれぞれの周りに延びる。図４も参照すると、ケーブル２２は、フレーム１２のコーナー要素２８の１つにつなぎ留められるか又は他の方法で固定され、次いで、ネット１４の周囲の周り及び４つのコーナースピンドル２６の周りに延びる。ケーブル２２の他端は、好ましくはフレーム１２の側面に配置されたケーブル張力付与機構２４で終端する。図５に示すように、ケーブル張力付与機構２４の例示的な実施形態は、ドラム３２と、ギア３４と、ばね付勢アーム３６と、ドラム３２に回転可能に接続されたハンドル３８とを有する張力付与機構３０を含む。ケーブル２２をぴんと張り、それによりフレーム１２内のネット１４に張力をかけるために、ユーザはハンドル３８を時計回り方向に回転させ、それによってドラム３２も回転させる。ドラム３２が回転するにつれて、ケーブル２２がドラム３２に巻き付けられ、それによってネット１４がぴんと張る。ギア３４及びばね付勢アーム３６は、回転が停止されると自動的にドラム３２を所定の位置にロックする。リバウンド装置１０が保管又は輸送のために折り畳まれるときなどに、ネット１４内の張力を解放するために、最初に、ハンドル３８は、ばね付勢アーム３６から張力を取り除くのに十分に（概ねわずか数ミリメートルの回転）時計回りに回転される。次に、ユーザは、ばね付勢アーム３６に下方に圧力を加え、ギア３４のロックを解除する。これにより、ハンドル３８は反時計回りに回転し、ケーブル張力付与機構２４の張力のすべてを解放することができる。ネットをフレーム１２に対して上方に保持し、ネット１４が中央で垂れ下がるのを防ぐために、必要に応じて、リバウンド装置１０の全体のサイズに応じて、１つ以上のクリップ４６、弾性バンジー、又は他の保持手段をネット１４の中央に追加することもできる。

ベース部材１５は、ネット１４の角度を調整することを可能にする、折り畳み可能で回転可能なライザー又は足部２０を含む。図１を参照すると、足部２０は第１の位置で示され、第２の回転された位置が破線で示されている。図６に最もよく示されるように、足部２０が脚部１６ａ、１６ｂと平行、すなわち、地面の上で平らになっているとき、ネット１４は、ボールＢが送られる方向から地面と鈍角を形成する。このような場合、ボールＢは破線で示すように空中に上向きに跳ね返される。代わりに、図７に示すように、足部２０が下向きに旋回され、足部２０が地面に係合する部材となり、脚部１６ａ、１６ｂがもはや地面の上に載っていない場合、ネット１４はボールＢが送られる方向から地面と鋭角を形成する。この場合、ボールＢは破線で示すように地面に跳ね返される。足部２０は、制御ハンドル４０を旋回機構４２の弧状経路に沿って動かすことによって、又は足部２０を折り畳む／開くこと、又は第１の所定の位置、第２の所定の位置、又はそれらの間の任意の角度の間で旋回させることを可能にする他の任意の手段によって旋回させることができる。ベース部材１５は、好ましくは、図７に示すように、リバウンド装置１０が足部２０によって前方に傾けられたときに、リバウンド装置１０全体が転倒するのを防ぐために、重り４４によって重くされている。いくつかの態様では、足部２０は、脚部１６ａ、１６ｂに対して旋回しない。さらに他の態様では、足部２０及び／又は脚部１６ａ、１６ｂは、ネット１４及び／又はフレーム１２の下縁を地面から持ち上げるように方向付けられ得る。このような態様では、旋回機構４２は、ネット１４及びフレーム１２が地面から離れているときに、ネット１４を所望の角度に方向付けることを可能にするために、ネット１４、足部２０、及び／又は脚部１６ａ、１６ｂに対して代替的な配置で配置することができる。

好ましい実施形態では、リバウンド装置１０は、側部フレーム部材１２ａ、１２ｂをくっつけることによっても折り畳むことができ、それによって上部フレーム部材１２ｃ及び支持クロス部材１８を伸縮式に折り畳むことができる。上部フレーム部材１２ｃ及び支持クロス部材１８は、ピン、窪み、クリップ又は他の手段によって伸長位置に固定的にロックすることができ、これらの部材は、解放されると、伸縮自在に折り畳むことができる。

上述したように、本明細書に記載のリバウンド装置は、特定のスポーツのニーズによって決定される特定のフレーム形状を用いて、他のスポーツに利用することができる。例えば、ラクロス又は野球のリバウンド装置として使用するために、リバウンド装置は、４辺のフレームを含むことができる。図８～図１３Ａを参照すると、４辺のフレーム１１２を有するリバウンド装置１１０が示されている。ネット１１４は、フレーム１１２の開口部内に延在し、ネット１１４は、好ましくは、非弾性メッシュネット（例えば、ポリエステル、ポリエチレン、及び／又はナイロン材料を含む）から形成される。いくつかの態様では、弾性材料を含むネットなど、他のタイプの材料を使用することができる。さらに他の態様では、ネット１１４は、布材料（例えば織布材料）の固体片、又は例えばボールの跳ね返しに適している他の材料であり得る。フレーム１１２は、対向する側部フレーム部材１１２ａ、１１２ｂ、上部フレーム部材１１２ｃ、及び下部フレーム部材１１２ｄを含み、これらは共同で、長方形又は正方形などの全体的に直線で構成された構造を画定する。しかしながら、いくつかの実施形態では、他のフレーム形状（曲線状のフレームなど）が適している可能性があることに留意されたい。いくつかの実施形態では、フレーム１１２は、閉じた矩形フレーム１１２を形成するために、４つのフレーム部材１１２ａ、１１２ｂ、１１２ｃ、及び１１２ｄを有する。いくつかの実施形態では、フレーム１１２は、単一の部品として形成することができるが、他の実施形態では、フレーム１１２は、入れ子、ばね付勢ピン接続、留め具の使用、及び／又は他の連結機構などによって、互いに結合された複数の部品から形成することができる。

フレーム１１２は、フレーム１１２及びネット１１４の支持を提供するベース部材１１５と連結することができる。いくつかの実施形態では、フレーム１１２は、フレーム１１２からベース部材１１５に向かって延びる１つ以上の垂直部材１４８を介してベース部材１１５と連結され、フレーム１１２及びネット１１４を地面から持ち上げる。いくつかの実施形態では、垂直部材１４８は、フレームと一体的に形成され、かつ／又はそうでなければフレーム１１２と恒久的に連結することができる。他の実施形態では、垂直部材１４８は、フレーム１１２と取り外し可能に連結することができる。例えば、図９に示すように、フレーム１１２は、垂直部材１４８の端部を受け入れるように構成されたレセプタクル１５０を画定する。いくつかの実施形態では、垂直部材１４８は、ばね付勢ピン１５２を用いてレセプタクル１５０内に固定することができる。垂直部材１４８をフレーム１１２と固定するために、他の連結機構を使用し得ることが理解されるであろう。

ベース部材１１５は、垂直部材１４８の下端１５４と連結することができ、フレーム１１２から後方に延びることができる。例示的な実施形態によれば、ベース部材１１５は、少なくとも２つの後方に延びる脚部１１６ａ、１１６ｂと、脚部１１６ａ、１１６ｂの間に配置された支持クロス部材１１８とを含む。支持クロス部材１１８が脚部１１６ａ、１１６ｂの後方に配置された状態で示されているが、支持クロス部材１１８は、リバウンド装置１０の支持クロス部材１８と同様に、脚部１１６ａ、１１６ｂのより内側の位置に配置することができることが理解されるであろう。図１０及び図１０Ａに示すように、それぞれの脚部１１６ａ、１１６ｂの前端１５６は、垂直部材１４８の下端１５４と連結されている。いくつかの実施形態では、前端１５６は、下端１５４と旋回可能に連結され、フレーム１１２とネット１１４の角度を調整することを可能にする。例えば、ブラケット１６０が、下端１５４の周りに延在し、それぞれの前端１５６の両側に配置されかつそれぞれの前端１５６に取り付けられたアーム１５８を含むことができる。ブッシュ１６２が、アーム１５８と前端１５６との間に配置され、ブラケット１６０及び垂直部材１４８が脚部１１６ａ、１１６ｂに対して旋回することを可能にする。他の実施形態では、異なる旋回機構及び／又はヒンジを使用することができる。

いくつかの実施形態では、リバウンド装置１１０は、図８及び図１１に示すように、ベース部材１１５とフレーム１１２との間に延びてフレーム１１２を所望の角度に維持する斜め部材１６４をさらに含むことができる。例えば、斜め部材１６４の下端１６６は、支持クロス部材１１８と連結することができ、斜め部材１６４の１つ以上の上端１６８は、側部フレーム部材１１２ａ、１１２ｂと連結することができる。ここで、斜め部材１６４は、中央部材１７０を含み、中央部材１７０は、中央部材１７０に対して横方向に延びかつ側部フレーム部材１１２ａ、１１２ｂと連結する上部クロス部材１７２の中央部分と連結する。ここで、上部クロス部材１７２は、中央部材１７０及び側部フレーム部材１１２ａ、１１２ｂのそれぞれとの接続を可能にするように概ねＹ字形である。いくつかの実施形態では、他の形態及び／又は複数の斜め部材を使用できることが理解されるであろう。例えば、リバウンド装置１１０の両側にある斜め部材が、脚部１１６ａ、１１６ｂと対応する側部フレーム部材１１２ａ、１１２ｂとの間に延びることができる。他の実施形態では、１つ以上の斜め部材が、支持クロス部材１１８の中央部分と、上部フレーム部材１１２ｃ及び下部フレーム部材１１２ｄの一方又は両方との間に延びることができる。

いくつかの実施形態では、斜め部材１６４は、フレーム１１２／ネット１１４の角度をベース部材１１５に対して調整することを可能にするために伸縮するように構成することができる。例えば、斜め部材１６４の１つ以上の構成要素が、斜め部材１６４の長さを調整するために伸縮可能であり得る。図示のように、中央部材１７０は、第２のロッド１７６をスライド可能に受け入れる第１のロッド１７４から形成される。第１のロッド１７４は、第１のロッド１７４の長さに沿って多数の孔１７８を画定し、一方、第２のロッド１７６は、斜め部材１６４の長さを設定するために孔１７８内に選択的に配置可能なばね付勢ピン１８０を含む。角度調整を容易にするために、斜め部材１６４は、ベース部材１１５及び／又はフレーム１１２と旋回可能に連結することができる。例えば、図１１Ａに示すように、斜め部材１６４の下端１６６は、支持クロス部材１１８の中央部分から延びるブラケット１８２と連結することができ、１つ以上のブッシュ１８４が、接合部における回転を容易にするためにブラケット１８２と下端１６６との間に配置される。同様に、図１２及び図１２Ａに示すように、上端１６８は、側部フレーム部材１１２ａ、１１２ｂから延びるブラケット１８６に留め具で連結することができ、１つ以上のブッシュ１８８が、接合部における回転を容易にするためにブラケット１８６と上端１６８との間に配置される。ネット１１４の角度を調整するために、斜め部材１６４は、１）脚部１１６ａ、１１６ｂに対して垂直部材１４８を旋回させ、２）支持クロス部材１１８及びフレーム１１２の一方又は両方に対して斜め部材１６４を旋回させながら、第１のロッド１７４を第２のロッド１７６に対してスライドさせることによって短くするか又は長くすることができる。

いくつかの実施形態では、フレーム１１２及び／又はベース部材１１５の構成要素は、それぞれ、単一の部品として形成することができる。他の実施形態では、構成要素は、固定的に又は取り外し可能に接合されたいくつかの部品から形成することができる。いくつかの実施形態では、これらの構成要素の１つ以上は、追加の機能を含むことができる。例えば、補強部材、及び／又はリバウンド装置１１０に強度、安定性、及び／又は他の特性を提供する他の機能が含まれ得る。

いくつかの実施形態では、ベース部材１１５、垂直部材１４８、及び／又は斜め部材１６４の様々な部品は、互いに直接接続することができる。例えば、ベース部材１１５、垂直部材１４８、及び／又は斜め部材１６４のうちの１つ以上は、リバウンド装置１１０の部品を互いに固定するために使用される嵌合機能を含むことができる。他の実施形態では、ベース部材１１５、垂直部材１４８、及び／又は斜め部材１６４の部品は、１つ以上の留め具（ナット及びボルトなど）を用いて固定することができ、かつ／又は溶接などによって互いに恒久的に固定することができる。他の実施形態では、ベース部材１１５、垂直部材１４８、及び／又は斜め部材１６４の様々な部品は、フレーム１０２を組み立てるのに使用可能な嵌合機能を有し得る１つ以上の接合部材によって接続され得る。いくつかの実施形態では、リバウンド装置１１０は、保管及び／又は輸送のために、分解してより小さなフォームファクタに詰め込まれ得る。

図１３に示すように、ケーブル１２２は、ネット１１４の周囲の周りに配置され、ケーブル張力付与機構１２４（上述のケーブル張力付与機構２４に類似し得る）は、ネット１１４をフレーム１１２内でぴんと張った状態に維持するために利用される。ケーブル１２２は、ポリエステル、ポリエチレン、ケブラー、金属及び／又はナイロン材料を含む非弾性材料であり得る。しかしながら、いくつかの態様では、ケーブル１２２は、弾性材料又は弾性材料と非弾性材料の組み合わせであり得る。より詳細には、図１３Ａに最もよく見られるように、一実施形態では、フレーム１１２は、フレーム１１２のコーナーに近接してフレーム１１２の背面から延びる１つ以上のコーナースピンドル１２６を含む。したがって、ケーブル１２２は、ネット１１４のメッシュを通して織られるか又はネット１１４の補強ヘムを通るかのいずれかによって、ネット１１４の周囲の周りに延び、コーナースピンドル１２６のそれぞれの周りに延びる。いくつかの実施形態では、４つのコーナースピンドル１２６を使用することができ、それぞれのコーナースピンドル１２６は、フレーム１１２のそれぞれのコーナーを中心として、上記の図１～４に関連して示されるように、概ね矩形のケーブル経路を生成する。図１３Ａに示すような他の実施形態では、２つ以上のコーナースピンドル１２６がそれぞれのコーナー要素１２８に配置され、コーナースピンドル１２６は、斜めのコーナーを有するケーブル経路を生成するようにフレーム１１２のそれぞれのコーナーからわずかに内側に配置される。例えば、ケーブル経路は八角形であることができ、長い長辺はフレーム１１２の形状に追従し、フレームの角に近接する短辺は長辺に対して斜めである。コーナー要素１２８は、ケーブル１２２がコーナースピンドル１２６から離脱できないことを確実にするために、それぞれのフレームコーナーで（ナット１２９などによって）コーナースピンドル１２６に取り付けられ、固定される。

ケーブル１２２の一端は、フレーム１１２のコーナーのうちの１つでコーナースピンドル１２６につなぎ留めるか又は他の方法で固定することができ、次いで、上記の図４に示すのと同様の方法で、ネット１１４の周囲及びコーナースピンドル１２６の周りに延びる。ケーブル１２２の他端は、好ましくはフレーム１１２の側部に配置されたケーブル張力付与機構１２４で終端する。ケーブル張力付与機構１２４は、図５に関連して説明したケーブル張力付与機構２４と同様の設計及び動作を有することができる。

いくつかの実施形態では、垂直部材１４８は、図８～図１３Ａに示されているよりも短いことができる。これは、プレーヤーがボールを投げかつ／又はボールを地面に対して低く向ける必要がある野球のピッチング又は低いラクロスショットを打つことなど、特定のスポーツ関連の活動を練習するのに特に有用であり得る。いくつかの実施形態では、垂直部材１４８は、より低い高さに固定することができ、一方、他の実施形態では、垂直部材１４８は、ネット１１４の高さを、そのようなスポーツ操作を行うのに十分な低レベルまで下げる位置へと伸縮するように及び／又は他の方法で調整するように構成することができる。

本開示の特定の例示的な実施形態を図示し、詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、その中で様々な変更及び修正がなされ得ることを理解されたい。

Claims (23)

1. スポーツボール用のリバウンド装置であって、
   フレーム開口部を画定するフレームと、
   前記フレーム開口部内に配置されたネットと、
   前記ネットの周囲の周りに延びるケーブルと、
   前記ネットの周囲の周りで前記ケーブルに張力をかけ、それによって前記ネットを引っ張って前記フレーム開口部内でぴんと張るように構成されたケーブル張力付与システムと
   を備えるリバウンド装置。
2. 前記ケーブル張力付与システムは、前記ケーブルをドラムに巻き付けるための回転可能なハンドルと、前記ドラムを固定位置にロックするように構成されたギア及びばね付勢レバーアームとを有する張力付与機構を含む、請求項１に記載のリバウンド装置。
3. 前記フレームは、複数のコーナーと、前記フレームのそれぞれのコーナーから延びる少なくとも１つのスピンドルとを備え、前記ケーブルは、前記スピンドルのそれぞれの周りに延びる、請求項１に記載のリバウンド装置。
4. 前記ケーブルの第１の端部が前記スピンドルの１つに固定され、前記ケーブルの第２の端部が前記ケーブル張力付与システムに固定される、請求項３に記載のリバウンド装置。
5. 前記フレームに連結され、前記フレーム開口部に対して後方に延びる少なくとも２つの脚部を含むベース部材をさらに備える、請求項１に記載のリバウンド装置。
6. 前記ベース部材は、前記少なくとも２つの脚部の間に延びる支持クロス部材をさらに含む、請求項５に記載のリバウンド装置。
7. 前記脚部のそれぞれが、接地面に対する前記ネットの角度を調整するように構成された旋回足部を含む、請求項５に記載のリバウンド装置。
8. 前記フレーム開口部は、対向する側部フレーム部材及び上部フレーム部材のみによって画定される、請求項５に記載のリバウンド装置。
9. 前記ベース部材は、前記少なくとも２つの脚部の間に延びる支持クロス部材をさらに含み、
   前記上部フレーム部材及び前記支持クロス部材は、前記対向する側部フレーム部材を互いに向かって内側に移動させるときに伸縮自在に折り畳むことができる、請求項８に記載のリバウンド装置。
10. 前記支持クロス部材と前記フレームとの間で上向きに延びる斜め部材をさらに備える、請求項６に記載のリバウンド装置。
11. 前記フレームと前記ベース部材の少なくとも２つの脚部との間に延びる少なくとも２つの垂直部材であって、前記少なくとも２つの垂直部材は、前記少なくとも２つの脚部と旋回可能に連結され、前記斜め部材は、前記少なくとも２つの垂直部材を前記少なくとも２つの脚部に対して旋回させることによって前記フレームと前記ベース部材との間の角度を調整するために伸縮するように構成されている、少なくとも２つの垂直部材をさらに備える、請求項１０に記載のリバウンド装置。
12. スポーツボール用のリバウンド装置であって、
    フレーム開口部を画定するフレームと、
    前記フレーム開口部内に配置されたネットと、
    前記フレーム開口部から後方に延びる少なくとも２つの脚部を有するベース部材であって、前記ネットの角度位置が前記ベース部材の接地面に対して調整可能であるように、前記少なくとも２つの脚部のそれぞれが前記フレームに旋回可能に連結されているベース部材と
    を備えるリバウンド装置。
13. 前記ネットの周囲の周りに延びるケーブルと、前記ネットの周囲の周りで前記ケーブルに張力をかけ、それによって前記ネットを引っ張って前記フレーム開口部内でぴんと張るように構成されたケーブル張力付与機構をさらに備える、請求項１２に記載のリバウンド装置。
14. 前記ケーブル張力付与機構は、前記ケーブルをドラムに巻き付けるための回転可能なハンドルと、前記ドラムを固定位置にロックするように構成されたギア及びばね付勢アームとを含む、請求項１３に記載のリバウンド装置。
15. 前記少なくとも２つの脚部のそれぞれと連結された旋回足部と、
    少なくとも第１の位置と第２の位置との間でそれぞれの旋回足部を旋回させるための旋回機構と
    をさらに備える、請求項１２に記載のリバウンド装置。
16. 前記第１の位置では、それぞれの旋回足部は、前記少なくとも２つの脚部のうちの対応する１つと同一平面上にあり、
    前記第２の位置では、旋回足部は、前記少なくとも２つの脚部のうちの対応する１つに対して斜めに配置される、請求項１５に記載のリバウンド装置。
17. スポーツボール用のリバウンド装置であって、
    フレーム開口部を画定するフレームと、
    前記フレーム開口部内に配置されたネットと、
    前記ネットの周囲の周りに延び、前記ネットを引っ張って前記フレーム開口部内でぴんと張るように構成されたケーブルと
    を備えるリバウンド装置。
18. 前記フレームは、前記フレーム開口部のそれぞれのコーナーにコーナー要素を含み、
    それぞれの前記コーナー要素は、少なくとも１つのスピンドルを含み、
    前記ケーブルは、前記フレーム開口部のそれぞれのコーナーで前記スピンドルの周囲の周りに延びる、請求項１７に記載のリバウンド装置。
19. 前記ネットの周囲の周りで前記ケーブルに張力をかけ、それによって前記ネットを引っ張って前記フレーム開口部内でぴんと張るように構成されたケーブル張力付与機構をさらに備える、請求項１８に記載のリバウンド装置。
20. 前記ケーブルの第１の端部が前記コーナー要素の１つに固定され、前記ケーブルの第２の端部が前記ケーブル張力付与機構に固定される、請求項１９に記載のリバウンド装置。
21. 前記コーナー要素は、前記ネットの前方に配置された第１のフレーム部材と、前記ネットの後方に配置された第２のフレーム部材とを含み、
    前記少なくとも１つのスピンドルのそれぞれが、前記第１のフレーム部材の対応する１つと前記第２のフレーム部材の対応する１つとの間に延びる、請求項１８に記載のリバウンド装置。
22. 前記フレーム開口部は、対向する２つの側部フレーム部材及び上部フレーム部材のみによって画定され、前記フレーム開口部の下部は遮られていない、請求項１７に記載のリバウンド装置。
23. ベース部材と、
    前記ベース部材と前記フレームとの間に延びる斜め部材と、
    前記フレームと前記ベース部材との間に延びる少なくとも２つの垂直部材と
    をさらに備え、
    前記少なくとも２つの垂直部材は前記ベース部材と旋回可能に連結され、
    前記斜め部材は、前記少なくとも２つの垂直部材を前記ベース部材に対して旋回させることによって前記フレーム及び前記ネットの角度を調整することを可能にするために伸縮するように構成される、請求項１８に記載のリバウンド装置。

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