JP2022542999A - Dci伝送方法及び通信機器 - Google Patents

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Abstract

本開示の実施例は、DCI伝送方法及び通信機器を提供し、この方法は、DCIを伝送することを含み、前記DCIは、FDRA情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器によるPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年7月30日に中国で提出された中国特許出願番号No.201910696683.1の優先権を主張しており、同出願の内容の全てはここに参照として取り込まれる。
本開示は通信技術分野に関し、特に下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)の伝送方法及び通信機器に関する。
いくつかの通信システム(例えば、5G通信システム)には、マルチ送受信ポイント(Transmission Reception Point、TRP)伝送技術が導入されている。しかし、ネットワーク機器が物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)で伝送するDCIは、一つの周波数領域リソースグループの配置のみをサポートするため、現在の通信システムは、周波数分割多重化(Frequency Division Multiplexing、FDM)方式のマルチTRP伝送をサポートできないということを引き起こす。
本開示の実施例は、FDM方式のマルチTRP伝送をサポートすることができないという問題を解決するためのDCI伝送方法及び通信機器を提供する。
第一の方面によれば、本開示の実施例は、通信機器に用いられるDCI伝送方法を提供する。前記方法は、
DCIの伝送を含み、前記DCIは、周波数領域リソース割り当て(Frequency Domain Resource Allocation、FDRA)情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器による物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)の伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である。
第二の方面によれば、本開示の実施例は、通信機器を提供する。前記通信機器は、
DCIを伝送するための伝送モジュールを含み、前記DCIは、FDRA情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器によるPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である。
第三の方面によれば、本開示の実施例は、通信機器を提供する。前記通信機器は、メモリ、プロセッサ及び前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサで運行できるプログラムを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される時、本開示の実施例によるDCI伝送方法におけるステップを実現させる。
第四の方面によれば、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、本開示の実施例によるDCI伝送方法におけるステップを実現させることを特徴とする。
本開示の実施例では、DCIを伝送し、前記DCIは、FDRA情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器によるPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である。このように、FDM方式のマルチTRP伝送をサポートすることができる。
本開示の実施例の応用可能なネットワークシステムの構造図である。 本開示の実施例によるDCI伝送方法のフローチャートである。 本開示の実施例による通信機器の構造図である。 本開示の実施例による別の通信機器の構造図である。
以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「含む」及びそれの任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明瞭にリストアップされているそれらのステップ又はユニットに限らず、明瞭にリストアップされていない又はそれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。なお、明細書と特許請求の範囲において使用された「及び/又は」は、接続された対象の少なくともそのうちの一つを表し、例えばA及び/又はBは、単独のA、単独のB、及びAとBとの組み合わせの3つのケースを含むことを表す。
本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明として表すために用いられる。本開示の実施例において「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案より好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連する概念を具体的な方式で示すことを意図する。
以下では、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を紹介する。本開示の実施例によるDCI伝送方法及び通信機器は、無線通信システムに適用することができる。この無線通信システムは、5Gシステム、又は進化型長期的進化(Evolved Long Term Evolution、eLTE)システム、又は長期的進化(Long Term Evolution、LTE)システム、又は後続の進化通信システム等であってもよい。
図1を参照すると、図1は、本開示の実施例の応用可能なネットワークシステムの構造図である。図1に示すように、端末11とネットワーク機器12とを含み、そのうち、端末11は、ユーザ端末(User Equipment、UE)又は他の端末側機器、例えば、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又はロボットなどの端末側機器であってもよい。なお、本開示の実施例では、端末11の具体的なタイプを限定しない。上記ネットワーク機器12は、4G基地局、又は5G基地局、又は以降のバージョンの基地局、又は他の通信システムにおける基地局であってもよく、又はノードB、進化ノードB、又は伝送受信ポイント(Transmission Reception Point、TRP)、又はアクセスポイント(Access Point、AP)、又は前記分野における他の用語と呼ばれてもよい。同じ技術的効果を達する限り、前記ネットワーク機器は、特定の技術用語に限定されない。また、上記ネットワーク機器12は、マスタノード(Master Node、MN)、又はセカンダリノード(Secondary Node、SN)であってもよい。なお、本開示の実施例では、5G基地局のみを例にするが、ネットワーク機器の具体的なタイプを限定しない。
なお、本開示の実施例では、通信機器は端末又はネットワーク機器であってもよく、そのうち、本開示の実施例では、主に端末で例を挙げて説明する。
図2を参照すると、図2は、本開示の実施例によるDCI伝送方法のフローチャートである。この方法は、通信機器に用いられ、図2に示されるように、以下のステップを含む。
ステップ201、DCIを伝送し、前記DCIは、FDRA情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器によるPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である。
そのうち、上記通信機器が端末である場合に、上述した、DCIを伝送することは、DCIを受信することであってもよいが、上記通信機器がネットワーク機器である場合に、上述した、DCIを伝送することは、DCIを送信することであってもよい。
上述した、FDRA情報がN個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられることは、通信機器がこのFDRA情報に基づいて、上記N個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースを決定することができることであってもよい。例えば、上記FDRA情報は、上記N個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースをそれぞれ指示し、又は、上記FDRA情報は、上記N個の周波数領域リソースグループのうちの一部の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースを指示したが、残りの周波数領域リソースグループの周波数領域リソースは、指示された周波数領域リソースグループの周波数領域リソースに基づいて導出して決定することができ、又は、上記FDRA情報は、上記N個の周波数領域リソースグループに対応する全ての周波数領域リソースを指示し、通信機器は、予め設定されたルールに基づいて、これらの周波数領域リソースを上記N個の周波数領域リソースグループなどに区分することができる。
上述した、N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器によるPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであることは、これらの周波数領域リソースグループにおける周波数領域リソースは、ネットワーク機器により端末に割り当てられ、PDSCHを伝送するために用いられるものであってもよい。
それに対して、上述した、N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応することは、異なる周波数領域リソースグループが異なる空間情報指示に対応し、即ち、周波数領域リソースグループと空間情報指示とが、一対一で対応する関係であることであってもよく、それによって、異なる空間情報指示状態が異なる周波数領域リソースに対応することが図れる。例えば、異なるTCI状態が異なる周波数領域リソースに対応することが図れるように、異なる周波数領域リソースグループが異なるTCIに対応する。なお、上記空間情報指示はTCIに限定されるものではなく、例えば、さらに、異なるTPRが異なる周波数領域リソースグループに対応することが図れるように、TPRを標識するための識別子であってもよい。
なお、本開示の実施例では、異なるTRPは、異なる空間情報指示に対応することができ、それによって上記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個のTRPに対応することができ、即ち、各周波数領域リソースグループは、一つのTRPの周波数領域リソースに対応する。
また、本開示の実施例では、周波数領域リソースグループは、一つ又は複数の周波数領域リソースを含んでもよく、且つ、異なる周波数領域リソースグループに含まれている周波数領域リソース数は、同じであってもよく、異なってもよく、これに対して限定しない。
また、周波数領域リソースは、リソースブロックグループ(Resource Block Group、RBG)、仮想リソースブロック(Virtual Resource Block、VRB)又は物理リソースブロック(Physical Resource Block、PRB)であってもよい。本開示の実施例におけるFDRA情報により指示される周波数領域リソースグループは、Rel-15プロトコルによりサポートされる二種類の周波数領域リソース割り当てタイプであるタイプ0(type 0)及びタイプ1(type 1)に同様に適用することができ、無論、これに対して限定しなく、後続のプロトコルバージョンで新たに導入された周波数領域リソース割り当てタイプに適用することもできる。
本開示の実施例では、上記ステップによって、それぞれN個の空間情報指示に対応するN個の周波数領域リソースグループの配置を実現させることができ、それによってFDM方式のマルチTRP伝送をサポートすることができる。
さらに、本開示の実施例では、上記通信機器は、FDM方式のマルチTRP伝送を図るように、さらに上記N個の周波数領域リソースグループにおいてそれぞれに対応する空間情報指示(例えば、TCI)状態に基づいてPDSCH伝送を行うことができる。
なお、本開示の実施例では、PDSCH伝送を行う方式は、FDM伝送方案2(scheme 2)を含んでもよく、そのうち、上記FDM伝送方式では、同じ時間領域リソース(例えば、スロットにおける複数の直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボル)において、N個の空間情報指示(例えばTCI)状態を指示するとともに、複数の伝送機会(transmission occasion)を伝送することができ、伝送機会(transmission occasion)の間の周波数領域リソースはオーバーラップしていない。例えば、各オーバーラップしていない周波数領域リソースは、一つの空間情報指示状態に関連し、及び/又は、全てのオーバーラップしていない周波数領域リソースは、いずれも同一又は複数の復調リファレンス信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)ポートに関連する。且つ、一つの実現方案2a(scheme 2a)では、全ての周波数領域リソース伝送は同一の冗長バージョン(Redundancy Version、RV)の単一符号化のコードワードを採用し、又は別の実現方案2b(scheme 2b)では、各オーバーラップしていない周波数領域リソース伝送は、一つのRVの単一符号化のコードワードを採用し、且つ各オーバーラップしていない周波数領域リソースに対応するRVは、同じであってもよく、異なってもよい。
無論、本開示の実施例では、PDSCH伝送の方式に対して限定しなく、例えば、PDSCH伝送の方式は、さらに上記FDM伝送方案scheme 2a又はscheme 2bと時分割多重化(Time Division Multiplexing、TDM)伝送方案(例えば、scheme 3又はscheme 4)との組み合わせであってもよい。
一選択的な実施の形態として、上記FDRA情報は一つのFDRAドメインであり、且つK個の周波数領域リソースを指示し、前記K個の周波数領域リソースは、M個の周波数領域リソースグループに分けられ、そのうち、KはN以上の整数であり、Mは1以上且つN以下の整数である。
この実施の形態では、DCIにおいて一つのFDRAドメインを使用して通信機器のPDSCHに使用される周波数領域リソースを指示することを図ることができ、例えば、このDCIによりスケジューリングされた一つの端末のPDSCHが使用する周波数領域リソースを指示する。例えば、FDRAドメインにより指示される周波数領域リソースには、合計K個のRBG、VRB又はPRGがあり、N個の周波数領域リソースグループに分けられ、各周波数領域リソースグループは、一つの空間情報指示(例えば、TCI)に対応する。
また、周波数領域リソースグループと空間情報指示との対応関係は、空間情報指示と周波数領域リソースグループとが一対一で対応すると黙認されるもの、空間情報指示と周波数領域リソースグループとの対応関係が予め配置されるか又はシグナリングによって配置されるものであってもよい。
この実施の形態では、一つのFDRAドメインで指示することによって、DCIのオーバヘッドを増加させる必要がなく、且つDCIの情報ドメインを修正する必要がない。
選択的に、前記K個の周波数領域リソースは、第一の比率に従って連続的又は非連続的方式で前記M個の周波数領域リソースグループに区分される。
そのうち、上記第一の比率は、M個の周波数領域リソースグループのうちの一部の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースがK個の周波数領域リソースで占める比率であってもよく、この一部の周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソース数は同じである。又は、上記第一の比率は、M個の周波数領域リソースグループのうちの周波数領域リソースが最も多い周波数領域リソースグループの周波数領域リソースがK個の周波数領域リソースで占める比率であってもよい。又は、上記第一の比率は、M個の周波数領域リソースグループのうちの各周波数領域リソースグループの周波数領域リソースがK個の周波数領域リソースで占める比率を含んでもよく、異なる周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソース数は、同じであってもよく、異なってもよい。例えば、M個の周波数領域リソースグループが第一の周波数領域リソースグループ及び第二の周波数領域リソースグループ2を含み、即ちMは2に等しく、上記第一の比率が平均に割り当てられるものであり、即ち1/Mであり、Kが10に等しい場合、第一の周波数領域リソースグループは、5個の周波数領域リソースを含んでもよく、第二の周波数領域リソースグループは、5個の周波数領域リソースを含んでもよい。
第一の比率に従って算出されたいずれか一つの周波数領域リソースグループの周波数領域リソース数が整数ではない場合、さらに算出された周波数領域リソース数を丸める(切り上げ又は切り捨てを含む)必要がある。例えば、M個の周波数領域リソースグループは、第一の周波数領域リソースグループ及び第二の周波数領域リソースグループを含み、上記第一の比率に関して、第一の周波数領域リソースグループの周波数領域リソース数はK個の周波数領域リソースの1/4であり、第二の周波数領域リソースグループの周波数領域リソース数はK個の周波数領域リソースの3/4であり、算出されたいずれか一つの周波数領域リソースグループの周波数領域リソース数が整数ではない場合、算出されたこの周波数領域リソースグループの周波数領域リソース数に対して切り上げを行い、最後の周波数領域リソースグループの周波数領域リソース数は、K個の周波数領域リソースを他の周波数領域リソースグループに割り当てた後に残された周波数領域リソース数である。Kが10に等しい場合、第一の周波数領域リソースグループは、3個の周波数領域リソースを含んでもよく、第二の周波数領域リソースグループは、7個の周波数領域リソースを含んでもよい。
また、上記第一の比率は、デフォルトのもの、予め配置されるもの又はシグナリングにより配置されるものであってもよく、例えば、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリング又はメディアアクセス制御の制御ユニット(Media Access Control Control Element、MAC CE)又はDCIによって、各周波数領域リソースグループがFDRAドメインを使用して指示した全ての周波数領域リソースでの比率が指示される。
無論、上記第一の比率は、さらにM個の周波数領域リソースグループの間の周波数領域リソース数の比率であってもよく、例えば、M個の周波数領域リソースグループは、第一の周波数領域リソースグループ及び第二の周波数領域リソースグループを含む場合、上記第一の比率は、第一の周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソース数と第二の周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソース数との間の比率を含む。
上述した、連続的又は非連続的方式で前記M個の周波数領域リソースグループに区分されることは、以下のようになってもよい。指示されているK個の周波数領域リソースにおいて、周波数領域リソースグループにおける周波数領域リソースが連続的又は非連続的であってもよい。各周波数領域リソースグループがK個の周波数領域リソースで占める比率が同じであり、且つ1/3であることを例にして、Kは9に等しい場合、上記K個の周波数領域リソースのうちの最初の3個を一番目の周波数領域リソースグループに区分し、中間の3個を二番目の周波数領域リソースグループに区分し、最後の3個を三番目の周波数領域リソースグループに区分してもよい。又は、9個の周波数領域リソースを第一の周波数領域リソースグループ、第二の周波数領域リソースグループ及び第三の周波数領域リソースグループに順に交互に区分し、即ち9個の周波数領域リソースを第一の周波数領域リソースグループ、第二の周波数領域リソースグループ、第三の周波数領域リソースグループ、第一の周波数領域リソースグループ、第二の周波数領域リソースグループ、第三の周波数領域リソースグループ、第一の周波数領域リソースグループ、第二の周波数領域リソースグループ、第三の周波数領域リソースグループに順に区分する。
この実施の形態では、K個の周波数領域リソースは、第一の比率に従って連続的又は非連続的方式で前記M個の周波数領域リソースグループに区分されるため、全ての周波数領域リソースグループの周波数領域リソースを指示する必要がなく、それによってDCIのオーバヘッド節約することができる。
選択的に、MがNより小さい場合、前記FDRA情報により指示されるM個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソース及び配置情報に基づいて、残りのN-M個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースを決定する。
この実施の形態では、FDRAドメインが、一部の周波数領域リソースグループ(例えば、一つの周波数領域リソースグループ)により使用される周波数領域リソースを指示することを図ることができ、この一部の周波数領域リソースグループにより使用される周波数領域リソース及び他の配置情報で、残りの周波数領域リソースグループにより使用される周波数領域リソースを導出して得ることができる。
例えば、上記配置情報は、周波数領域リソースグループの間のオフセット量の配置に用いられてもよく、且つ前記配置情報は、ネットワーク側により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものである。具体的には、RRCは、一つの周波数領域リソースグループの間のオフセット量を配置してもよく、又はRRCは、複数の周波数領域リソースグループの間のオフセット量を配置してMAC CE又はDCIによりそのうちの一つを指示してもよく、又はデフォルトの周波数領域リソースグループの間のオフセット量を配置してもよい。
N=2個の周波数領域リソースグループであり、FDRAドメインが、M=1個の周波数領域リソースグループにより使用される周波数領域リソースを指示することを例にする。
FDRAがtype 0である時、一つのアクティブ化帯域幅部分(Band Width Part、BWP)には、合計12個のRBG(RBG0、1、2、…、11)があり、DCIのFDRAドメインには、合計12個のビットがあるとする。配置情報として、二番目の周波数領域リソースグループのi番目の周波数領域リソースと一番目の周波数領域リソースグループのi番目の周波数領域リソースとのオフセットが1個のRBGであるとすると、DCIのFDRAドメインの12個のビットが一番目の周波数領域リソースグループにより使用されるRBG番号、0010 0100 0100を指示し、即ち一番目の周波数領域リソースグループがRBG2、5、9を使用する場合、二番目の周波数領域リソースグループがRBG3、6、10を使用することが得られる。配置情報として、二番目の周波数領域リソースグループにより使用される周波数領域リソースと一番目の周波数領域リソースグループにより使用される周波数領域リソースが、1個のRBGを全体的にオフセットすると、DCIのFDRAドメインの12個のビットが一番目の周波数領域リソースグループにより使用されるRBG番号、0110 0100 0000を指示し、即ち一番目の周波数領域リソースグループがRBG1、2、5を使用する場合、二番目の周波数領域リソースグループがRBG6、7、10を使用することが得られる。
FDRAがtype 1である時、DCIのFDRAドメインは、一番目の周波数領域リソースグループの開始VRB番号及び長さを指示し、配置情報として、二番目の周波数領域リソースグループにより使用される周波数領域リソースと一番目の周波数領域リソースグループにより使用される周波数領域リソースが1個のRBGを全体的にオフセットすると、一番目の周波数領域リソースグループにより使用されるVRBがVRB8~VRB16であると端末により決定される場合、二番目の周波数領域リソースグループは、VRB17~VRB25を使用する。
無論、本開示の実施例では、上記二種の選択的な方式によって周波数領域リソースグループの周波数領域リソースを決定することに限定されず、例えば、K個の周波数領域リソースをM個の周波数領域リソースグループに分けることは、デフォルト、予め設置されるか又はシグナリングにより配置されるなどの方式で決定されたルールに基づいて区分されてもよく、このルールは、
周波数領域リソースグループの順番に基づいて、対応する周波数領域リソースグループに順に区分すること、又は、
周波数領域リソースを平均に分けること、又は、
一部の周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソース数は同じであること、のうちのいずれか一つであってもよい。
そのうち、上述した、周波数領域リソースグループの順番に基づいて、対応する周波数領域リソースグループに順に区分する場合に、周波数領域リソースグループにおける周波数領域リソースは非連続的である。例えば、FDRAドメインにより指示されるK個の周波数領域リソースにおいて、RBG/VRB/PRGで順に異なる周波数領域リソースグループに対応する。
PDSCHのFDRAがtype 0である場合に、RBGが二つの周波数領域リソースグループに順に交互に対応することを例にして、一つのBWPには、合計12個のRBG(RBG0、1、2、…、11)があり、DCIのFDRAドメインには、合計12個のビットがあり、0011 0110 0111であり、即ちスケジューリングしたPDSCHがRBG2、3、5、6、9、10、11を使用すると、RBG2は、一番目の周波数領域リソースグループに属し、RBG3は、二番目の周波数領域リソースグループに属し、RBG5は、一番目の周波数領域リソースグループに属し、RBG6は、二番目の周波数領域リソースグループに属し、これに基づき類推する。割り当てられたRBG数が奇数である時、二つの周波数領域リソースグループに含まれるRBGの数は等しくなく、そうでなければ等しい。
PDSCHのFDRAがtype 0である場合に、PRGが二つの周波数領域リソースグループに順に交互に対応することを例にして、一つのBWPには、合計12個のRBG(RBG0、1、2、…、11)があり、DCIのFDRAドメインには、合計12個のビットがあり、0011 0110 0111であり、即ちスケジューリングしたPDSCHがRBG2、3、5、6、9、10、11を使用するとする。RBGのサイズが4個のPRBであり、PRGのサイズが2個のPRBであるとすると、一つのRBG内には二つのPRGが含まれてもよい。このように、各RBGにおける一番目のPRGは、一番目の周波数領域リソースグループに属し、二番目のPRGは、二番目の周波数領域リソースグループに属する。
上述した、周波数領域リソースを平均に分けること、又は一部の周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソース数が同じであることは、FDRAドメインにより指示されるK個の周波数領域リソースを、ルールに基づいてNセグメントの周波数領域リソースに区分し、各セグメントの周波数領域リソースは一つの周波数領域リソースグループになると理解でき、区分の方式は、周波数領域リソースを平均又は近似平均に分けると黙認してもよい。例えば、そのうちのN-1個の周波数領域リソースグループは、[K/N]個の周波数領域リソースを含み、一つの周波数領域リソースグループは、残りのmod(K/n)個の周波数領域リソースを含む。又は、周波数領域リソースグループは、決定された境界に区分され、周波数領域リソースグループ0及び周波数領域リソースグループN-1に含まれる周波数領域リソース数は、1以上であり且つ[K/N]以下であり、他の周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソース数は[K/N]に等しい。
さらに、周波数領域リソースを平均に分ける場合又は一部の周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソース数が同じである場合に、周波数領域リソースグループにおける周波数領域リソースは、連続的又は非連続的である。
なお、上記実施の形態では、PDSCHのFDRAがtype 0である時、優先的には、RBG/PRGを基本単位として異なる周波数領域リソースグループに対応するが、PDSCHのFDRAがtype 1である時、優先的には、VRBを基本単位として異なる周波数領域リソースグループに対応する。
一選択的な実施の形態として、前記FDRA情報は、それぞれ前記N個の周波数領域リソースグループを指示するためのN個の情報を含み、
そのうち、前記N個の情報は、前記DCIにおける一つのFDRAドメイン内のN個の情報であり、又は、前記N個の情報は、前記DCIにおけるN個のFDRAドメインである。
そのうち、上述した、前記N個の周波数領域リソースグループを指示することは、N個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソース、即ち周波数領域リソースグループにより使用される周波数領域リソースを指示することであってもよい。
この実施の形態では、N個の情報によってそれぞれN個の周波数領域リソースグループを直接指示するため、各周波数領域リソースグループの周波数領域リソースの割り当てを柔軟に行うことができる。
選択的に、前記N個の情報のうちのj番目の情報は、j番目の利用可能周波数領域リソースグループにおける一部又は全部の周波数領域リソースを、j番目の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースとして指示するために用いられ、
そのうち、アクティブ化BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースは、N個の利用可能周波数領域リソースグループに分けることができ、jは1~Nのうちのいずれか一つの整数である。
さらに、前記アクティブ化BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースは、第二の比率に従って、連続的又は非連続的方式で前記N個の利用可能周波数領域リソースグループに区分することができる。
そのうち、上記第二の比率は、上記第一の比率と同じ又は異なる比率であってもよく、前記アクティブ化BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースのN個の利用可能周波数領域リソースグループに割り当てられる周波数領域リソース数を決定するために用いられ、且つアクティブ化BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースを第二の比率に従って、連続的又は非連続的方式で前記N個の利用可能周波数領域リソースグループに区分できることは、上述した、K個の周波数領域リソースは、第一の比率に従って連続的又は非連続的方式で前記M個の周波数領域リソースグループに区分されるという実施の形態を参照することができ、ここで説明を省略する。
また、各利用可能周波数領域リソースグループの周波数領域リソースは、ネットワーク側により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものであってもよい。
この実施の形態では、N個の利用可能周波数領域リソースグループが予め配置され、各利用可能周波数領域リソースグループは、一つ又は複数の利用可能周波数領域リソースを含み、且つこれらのN個の利用可能周波数領域リソースグループは、上記DCIにより指示されたN個の周波数領域リソースグループと一対一で対応することを図ることができ、このように、DCIは、N個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースを指示する時、対応する利用可能周波数領域リソースグループの利用可能周波数領域リソースにおいて指示すればよく、それによってDCIのオーバヘッドを節約する。
RBGが一つの周波数領域リソースグループに順に交互に対応し又はBWPにおける全てのRBGをnセグメントに分けることを例にする。
一つのBWPには合計12个RBG(RBG0、1、2、…、11)があり、合計N=2個の利用可能周波数領域リソースグループに分ける必要があるとする。RBGが一つの利用可能周波数領域リソースグループに順に交互に対応するというデフォルトの方式を採用すれば、RBG0、2、4、6、8、10は、一番目の利用可能周波数領域リソースグループに対応し、RBG1、3、5、7、9、11は、二番目の利用可能周波数領域リソースグループに対応する。
このように、FDRAがtype 0である時、DCIの一番目のFDRAドメインは、6ビットによって一番目の周波数領域リソースグループにより使用されるRBG番号を指示する(例えば、100110はRBG0、6、8を使用することを指示する)ことができ、二番目のFDRAドメインは、6ビットによって二番目の周波数領域グループにより使用されるRBG番号を指示する(例えば、100110はRBG1、7、9を使用することを指示する)こともできる。この時、二つのFDRAドメインの総ビット数は、元の一つのFDRA情報のビット数に等しい。
FDRAがtype 1である時、DCIのj番目のFDRAドメインに含まれるリソース指示値(Resource Indication Value、RIV)は、
Figure 2022542999000002
個のビットで、n番目の周波数領域リソースグループにより使用されるVRBを指示する開始番号及び長さであり、そのうち
Figure 2022542999000003
は、j番目の周波数領域リソースグループの使用可能な一部のRBGのRBG数である。
一選択的な実施の形態として、プリコーディング粒度のサイズが広帯域(wideband)に配置される場合に、前記通信機器は、いずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループが連続的周波数領域リソースであることを希望し、且ついずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループの周波数領域リソースが同じプリコーディングを使用するとする。
この実施の形態では、端末にとって、プリコーディング粒度のサイズが「wideband」であると決定されれば、端末は、いずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループが非連続的周波数領域リソース(例如、PRB)にスケジューリングされることを希望せず、そして、端末は、いずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループが同じプリコーディングを使用するとすることができる。
この実施の形態では、ネットワーク機器にとって、プリコーディング粒度のサイズが「wideband」であると決定されれば、ネットワーク機器は、いずれか一つの空間情報指示の周波数領域リソースグループが連続的周波数領域リソース(例えば、PRB)にスケジューリングされるように配置し、そして、ネットワーク機器は、いずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループが同じプリコーディングを使用する。
いずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループが連続的周波数領域リソースであることを希望し、且ついずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループの周波数領域リソースが同じプリコーディングを使用するとするため、通信機器のPDSCH伝送の複雑性を低減することができる。
本開示の実施例では、DCIを伝送し、前記DCIは、周波数領域リソース割り当てFDRA情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器による物理下りリンク共有チャネルPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である。このように、N組の周波数領域リソースの配置を実現させることができ、それによってPDSCH伝送衝突を回避する。
図3を参照すると、図3は、本開示の実施例による通信機器の構造図である。図3に示されるように、通信機器300は、
DCIを伝送するための伝送モジュール301を含み、前記DCIは、FDRA情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器によるPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である。
選択的に、前記FDRA情報は一つのFDRAドメインであり、且つK個の周波数領域リソースを指示し、前記K個の周波数領域リソースは、M個の周波数領域リソースグループに分けられ、そのうち、KはN以上の整数であり、Mは1以上且つN以下の整数である。
選択的に、前記K個の周波数領域リソースは、第一の比率に従って連続的又は非連続的方式で前記M個の周波数領域リソースグループに区分される。
選択的に、MがNより小さい場合、前記FDRA情報により指示されるM個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソース及び配置情報に基づいて、残りのN-M個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースを決定する。
選択的に、前記配置情報は、周波数領域リソースグループの間のオフセット量を配置するために用いられ、且つ前記配置情報は、ネットワーク側により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものである。
選択的に、前記FDRA情報は、それぞれ前記N個の周波数領域リソースグループを指示するためのN個の情報を含み、
そのうち、前記N個の情報は、前記DCIにおける一つのFDRAドメイン内のN個の情報であり、又は、前記N個の情報は、前記DCIにおけるN個のFDRAドメインである。
選択的に、前記N個の情報のうちのj番目の情報は、j番目の利用可能周波数領域リソースグループにおける一部又は全部の周波数領域リソースを、j番目の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースとして指示するために用いられ、
そのうち、アクティブ化帯域幅部分BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースは、N個の利用可能周波数領域リソースグループに分けられ、jは1~Nのうちのいずれか一つの整数である。
選択的に、各利用可能周波数領域リソースグループの周波数領域リソースは、ネットワーク側により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものである。
選択的に、前記アクティブ化BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースは、第二の比率に従って、連続的又は非連続的方式で前記N個の利用可能周波数領域リソースグループに区分される。
選択的に、プリコーディング粒度のサイズが広帯域に配置される場合に、前記通信機器は、いずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループが連続的周波数領域リソースであることを希望し、且ついずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループの周波数領域リソースが同じプリコーディングを使用するとする。
本開示の実施例による通信機器は、図2の方法の実施例において通信機器によって実現された各プロセスを実現させることができ、説明の重複を回避するために、ここではこれ以上説明しない。そして、FDM方式のマルチTRP伝送をサポートすることができる。
図4は、本開示の各実施例を実現させる通信機器のハードウェア構造概略図であり、本実施例では、通信機器の構造図について、端末の構造図を例に挙げて説明する。
この通信機器400は、無線周波数ユニット401、ネットワークモジュール402、オーディオ出力ユニット403、入力ユニット404、センサ405、表示ユニット406、ユーザ入力ユニット407、インターフェースユニット408、メモリ409、プロセッサ410、及び電源411などの部品を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図4に示す端末の構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又は何らかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよい。本開示の実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ロボット、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
無線周波数ユニット401は、DCIを伝送するために用いられ、前記DCIは、FDRA情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器によるPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である。
選択的に、前記FDRA情報は一つのFDRAドメインであり、且つK個の周波数領域リソースを指示し、前記K個の周波数領域リソースは、M個の周波数領域リソースグループに分けられ、そのうち、KはN以上の整数であり、Mは1以上且つN以下の整数である。
選択的に、前記K個の周波数領域リソースは、第一の比率に従って連続的又は非連続的方式で前記M個の周波数領域リソースグループに区分される。
選択的に、MがNより小さい場合、前記FDRA情報により指示されるM個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソース及び配置情報に基づいて、残りのN-M個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースを決定する。
選択的に、前記配置情報は、周波数領域リソースグループの間のオフセット量を配置するために用いられ、且つ前記配置情報は、ネットワーク側により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものである。
選択的に、前記FDRA情報は、それぞれ前記N個の周波数領域リソースグループを指示するためのN個の情報を含む。
そのうち、前記N個の情報は、前記DCIにおける一つのFDRAドメイン内のN個の情報であり、又は、前記N個の情報は、前記DCIにおけるN個のFDRAドメインである。
選択的に、前記N個の情報のうちのj番目の情報は、j番目の利用可能周波数領域リソースグループにおける一部又は全部の周波数領域リソースを、j番目の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースとして指示するために用いられ、
そのうち、アクティブ化帯域幅部分BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースは、N個の利用可能周波数領域リソースグループに分けられ、jは1~Nのうちのいずれか一つの整数である。
選択的に、各利用可能周波数領域リソースグループの周波数領域リソースは、ネットワーク側により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものである。
選択的に、前記アクティブ化BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースは、第二の比率に従って、連続的又は非連続的方式で前記N個の利用可能周波数領域リソースグループに区分される。
選択的に、プリコーディング粒度のサイズが広帯域に配置される場合に、前記通信機器は、いずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループが連続的周波数領域リソースであることを希望し、且ついずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループの周波数領域リソースが同じプリコーディングを使用するとする。
上記通信機器は、FDM方式のマルチTRP伝送をサポートすることができる。
なお、本開示の実施例では、無線周波数ユニット401は、情報の送受信又は通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ410に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット401は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット401は、さらに無線通信システムやネットワークを介して他の機器と通信することができる。
端末は、ネットワークモジュール402によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
オーディオ出力ユニット403は、無線周波数ユニット401又はネットワークモジュール402によって受信された又はメモリ409に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換するとともに、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット403は、さらに端末400によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット403は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
入力ユニット404は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット404は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)4041及びマイクロホン4042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ4041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)により得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット406に表示することができる。グラフィックスプロセッサ4041によって処理された画像フレームは、メモリ409(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット401又はネットワークモジュール402を介して送信されてもよい。マイクロホン4042は、音声を受信することができ、そして、このような音声をオーディオデータに処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードで、無線周波数ユニット401を介してモバイル通信基地局に送信できるフォーマットに変換して出力することができる。
端末400は、少なくとも一つのセンサ405、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル4061の輝度を調整することができ、接近センサは、端末400が耳元に移動した時、表示パネル4061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ405は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。これ以上説明しない。
表示ユニット406は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット406は、表示パネル4061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル4061を配置してもよい。
ユーザ入力ユニット407は、入力された数字又は文字情報の受信、及び端末のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット407は、タッチパネル4071及び他の入力機器4072を含む。タッチパネル4071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル4071上又はタッチパネル4071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル4071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、且つタッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、且つそれをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ410に送信し、プロセッサ410によって送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル4071を実現させてもよい。タッチパネル4071以外、ユーザ入力ユニット407は、他の入力機器4072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器4072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。これ以上説明しない。
さらに、タッチパネル4071は、表示パネル4061上に覆われてもよい。タッチパネル4071は、その上又は付近でのタッチ操作を検出すると、プロセッサ410に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ410は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル4061上で相応な視覚出力を提供する。図4では、タッチパネル4071と表示パネル4061は、二つの独立した部品として端末の入力及び出力機能を実現させるものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル4071と表示パネル4061を集積して端末の入力及び出力機能を実現させてもよい。具体的には、ここでは限定しない。
インターフェースユニット408は、外部装置と端末400との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット408は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信し、そして受信した入力を端末400における一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は端末400と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
メモリ409は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ409は、主に記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよい。そのうち、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ409は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
プロセッサ410は、端末の制御センターであり、様々なインターフェースと線路を介して端末全体の各部分に接続され、メモリ409に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行し、及びメモリ409に記憶されているデータを呼び出し、端末の様々な機能を実行し、データを処理することにより、端末に対して全体的モニタリングを行う。プロセッサ410は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ410は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積することができる。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理し、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理する。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ410に集積されなくてもよい。
端末400は、各部品に電力を供給する電源411(例えば、電池)をさらに含んでもよい。選択的に、電源411は、電源管理システムを介してプロセッサ410にロジック的に接続されることにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現させることができる。
また、端末400は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。これ以上説明しない。
選択的に、本開示の実施例は、端末をさらに提供する。プロセッサ410、メモリ409、メモリ409に記憶され、前記プロセッサ410上で運行できるコンピュータプログラムを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ410によって実行される時、上記DCI伝送方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、これ以上説明しない。
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、本開示の実施例によるDCI伝送方法を実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができ、説明の繰り返しを回避するために、これ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
なお、本明細書において、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を一つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質には又は関連技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述したが、本開示は、上記具体的な実施の形態に限らず、上記具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。
400 通信機器
401 無線周波数ユニット
402 ネットワークモジュール
403 オーディオ出力ユニット
404 入力ユニット
405 センサ
406 表示ユニット
407 ユーザ入力ユニット
408 インターフェースユニット
409 メモリ
410 プロセッサ
411 電源

Claims (14)

  1. 通信機器に用いられる下りリンク制御情報DCI伝送方法であって、
    DCIを伝送することを含み、前記DCIは、周波数領域リソース割り当てFDRA情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器による物理下りリンク共有チャネルPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である、下りリンク制御情報DCI伝送方法。
  2. 前記FDRA情報は一つのFDRAドメインであり、且つK個の周波数領域リソースを指示し、前記K個の周波数領域リソースは、M個の周波数領域リソースグループに分けられ、そのうち、KはN以上の整数であり、Mは1以上且つN以下の整数である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記Kの周波数領域リソースは、第一の比率に従って連続的又は非連続的方式で前記M個の周波数領域リソースグループに区分される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記K個の周波数領域リソースはM個の周波数領域リソースグループに平均に割り当てられ、連続的K/M個の周波数領域リソースは一つの周波数領域リソースグループに区分され、又はK個の周波数領域リソースはM個の周波数領域リソースグループに順に区分される、請求項3に記載の方法。
  5. MがNより小さい場合、前記FDRA情報により指示されるM個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソース及び配置情報に基づいて、残りのN-M個の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースを決定する、請求項2に記載の方法。
  6. 前記配置情報は、周波数領域リソースグループの間のオフセット量を配置するために用いられ、且つ前記配置情報は、ネットワーク側により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものである、請求項5に記載の方法。
  7. 前記FDRA情報は、それぞれ前記N個の周波数領域リソースグループを指示するためのN個の情報を含み、
    そのうち、前記N個の情報は、前記DCIにおける一つのFDRAドメイン内のN個の情報であり、又は前記N個の情報は、前記DCIにおけるN個のFDRAドメインである、請求項1に記載の方法。
  8. 前記N個の情報のうちのj番目の情報は、j番目の利用可能周波数領域リソースグループにおける一部又は全部の周波数領域リソースを、j番目の周波数領域リソースグループの周波数領域リソースとして指示するために用いられ、
    そのうち、アクティブ化帯域幅部分BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースは、N個の利用可能周波数領域リソースグループに分けられ、jは1~Nのうちのいずれか一つの整数である、請求項7に記載の方法。
  9. 各利用可能周波数領域リソースグループの周波数領域リソースは、ネットワーク側により配置されるもの又はプロトコルにより約定されるものである、請求項8に記載の方法。
  10. 前記アクティブ化BWPに含まれる一部又は全部の周波数領域リソースは、第二の比率に従って、連続的又は非連続的方式で前記N個の利用可能周波数領域リソースグループに区分される、請求項8に記載の方法。
  11. プリコーディング粒度のサイズが広帯域に配置される場合に、前記通信機器は、いずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループが連続的周波数領域リソースであることを希望し、且ついずれか一つの空間情報指示に対応する周波数領域リソースグループの周波数領域リソースが同じプリコーディングを使用するとする、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 通信機器であって、
    DCIを伝送するための伝送モジュールを含み、前記DCIは、FDRA情報を含み、前記FDRA情報は、N個の周波数領域リソースグループを決定するために用いられ、前記N個の周波数領域リソースグループは、前記通信機器によるPDSCHの伝送に使用されるN組の周波数領域リソースであり、且つ前記N個の周波数領域リソースグループは、それぞれN個の空間情報指示に対応し、Nは、2以上の整数である、通信機器。
  13. メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1~11のいずれか一項に記載のDCI伝送方法におけるステップを実現させる、通信機器。
  14. コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1~11のいずれか一項に記載のDCI伝送方法におけるステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
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