JP2023550983A - 通信の方法、装置及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
本開示の実施形態は、通信の方法、装置及びコンピュータ可読媒体に関する。ネットワーク装置は、複数のグループにグループ化された複数のデータチャネルをスケジューリングするダウンリンク制御情報を生成して、端末装置に送信する。ダウンリンク制御情報を受信すると、端末装置は、グループ化されたデータチャネルに基づいて、端末装置とネットワーク装置との間でデータ送信を実行する。こうして、ダウンリンク制御情報のペイロードを低減することができるとともに、偽検出率を低減することができる。【選択図】図4
Description
本開示の実施形態は、全体として電気通信の分野に関するものであり、特に1つのダウンリンク制御チャネル内でのマルチ送信時間間隔(TTI:multi-transmission time interval)のスケジューリング中の通信の方法、装置及びコンピュータ記憶媒体に関するものである。
現在では、52.6GHzから71GHzまでのNew Radio(NR)をサポートするために、1つの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)を使用して複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)をスケジューリングするマルチTTIに基づくスケジューリングが提案されている。この仕組みに基づいて、同じピークデータレートを維持しながら、スケジューラの実装及び上位層のプロセッシング負担を軽減することができる。
マルチTTIに基づくスケジューリングが、1つのPDCCH上でDCIによる複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のスケジューリングに拡張される場合、1つのPDSCH内に2つのトランスポートブロック(TB:transport block)が存在する可能性があるので、DCI内のビットをさらに増やすべきである。これにより、DCIのペイロードが大きくなり、より高い偽検出率がもたらされる。
全体として、本開示の実施形態は、1つのダウンリンク制御チャネル内でのマルチTTIのスケジューリング中の通信の方法、装置及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
第1の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、複数のグループにグループ化された複数のデータチャネルをスケジューリングするダウンリンク制御情報を、端末装置において、ネットワーク装置から受信することと、グループ化されたデータチャネルに基づいて、前記端末装置と前記ネットワーク装置との間でデータ送信を実行することと、を含む。
第2の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネル上でダウンリンクデータを、端末装置において、ネットワーク装置から受信することと、前記単一のダウンリンク制御チャネルから受信されたカウンタダウンリンク割当インジケータ(DAI:downlink assignment indicator)に基づいて、前記ダウンリンクデータについてのハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)フィードバックを前記ネットワーク装置に送信することと、を含む。
第3の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、複数のグループにグループ化された複数のデータチャネルをスケジューリングするダウンリンク制御情報を、ネットワーク装置において生成することと、前記ダウンリンク制御情報を端末装置に送信することと、を含む。
第4の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネル上でダウンリンクデータを、ネットワーク装置において、端末装置に送信することと、カウンタDAIに基づいて生成された、前記ダウンリンクデータについてのHARQフィードバックを、前記端末装置から受信することと、を含む。
第5の態様において、端末装置が提供される。前記端末装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを備える。前記メモリは、前記プロセッサにより実行された場合、前記端末装置に本開示の第1の態様に記載の方法を実行させる命令を記憶する。
第6の態様において、端末装置が提供される。前記端末装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを備える。前記メモリは、前記プロセッサにより実行された場合、前記端末装置に本開示の第2の態様に記載の方法を実行させる命令を記憶する。
第7の態様において、ネットワーク装置が提供される。前記ネットワーク装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを備える。前記メモリは、前記プロセッサにより実行された場合、前記ネットワーク装置に本開示の第3の態様に記載の方法を実行させる命令を記憶する。
第8の態様において、ネットワーク装置が提供される。前記ネットワーク装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを備える。前記メモリは、前記プロセッサにより実行された場合、前記ネットワーク装置に本開示の第4の態様に記載の方法を実行させる命令を記憶する。
第9の態様において、命令を記憶したコンピュータ可読媒体が提供される。前記命令は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1の態様と第2の態様とに記載の方法を実行させる。
第10の態様において、命令を記憶したコンピュータ可読媒体が提供される。前記命令は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第3の態様と第4の態様とに記載の方法を実行させる。
本開示のその他の特徴は、以下の説明により容易に理解できるはずである。
図面において本開示のいくつかの実施形態をさらに詳細に説明することで、本開示の上述の及びその他の目的、特徴及び利点を、さらに明らかにする。
図中、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の要素を表す。
ここで、いくつかの実施形態を参照して、本開示の原理を説明する。これらの実施形態は、説明のためにのみ記載され、当業者が本開示を理解し、実施するのを助けるものであり、本開示の範囲に関するいかなる限定も示唆しないことを理解すべきである。本明細書で説明される開示内容は、以下で説明される方法とは異なる様々な方法で実施することができる。
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されていない限り、本文で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本開示の当業者が一般に理解するものと同一の意味を有する。
本文で使用されるように、用語「端末装置」は、無線又は有線の通信能力を有する任意の装置を意味する。端末装置の例としては、ユーザ装置(UE:user equipment)、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯電話、セルラーホン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:personal digital assistant)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブル装置、モノのインターネット(IoT:internet of things)装置、あらゆるモノのインターネット(IoE:Internet of Everything)装置、マシンタイプ通信(MTC)装置、V2X通信のための車載装置などを含むが、これらに限定されず、V2Xの「X」は歩行者、車両又はインフラストラクチャ/ネットワーク、あるいはデジタルカメラなどの画像取得装置、ゲーム装置、音楽保存及び再生装置、あるいは無線又は有線のインターネットアクセス及び閲覧を可能とするインターネット家電などを表す。「端末装置」という用語は、UE、移動局、加入者局、移動端末、ユーザ端末、又は無線装置と互換的に使用することができる。また、「ネットワーク装置」という用語は、端末装置が通信可能なセル又はカバレッジを提供又はホストすることのできる装置を意味する。ネットワーク装置の例としては、ノードB(NodeB又はNB)、進化型ノードB(eNodeB又はeNB)、次世代ノードB(gNB)、送受信ポイント(TRP:Transmission Reception Point)、リモートラジオユニット(RRU:Remote Radio Unit)、ラジオヘッド(RH:radio head)、リモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)、フェムトノード、ピコノードなどの低電力ノードを含むが、これらに限定されない。
一実施形態において、端末装置は、第1のネットワーク装置及び第2のネットワーク装置に接続することができる。第1のネットワーク装置と第2のネットワーク装置の一方をマスタノードとして、他方をセカンダリ―ノードとしてもよい。第1のネットワーク装置と第2のネットワーク装置は、異なる無線アクセス技術(RAT:radio access technology)を使用してもよい。一実施形態において、第1のネットワーク装置は第1のRAT装置であってもよく、第2のネットワーク装置は第2のRAT装置であってもよい。一実施形態において、第1のRAT装置はeNBであり、第2のRAT装置はgNBである。異なるRATに関する情報は、第1のネットワーク装置又は第2のネットワーク装置の少なくとも一方から端末装置に送信することができる。一実施形態において、第1の情報は、第1のネットワーク装置から端末装置に送信されてもよく、そして第2の情報は、第2のネットワーク装置から直接又は第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信されてもよい。一実施形態において、第2のネットワーク装置により設定された端末装置の設定に関する情報は、第2のネットワーク装置から第1のネットワーク装置を介して送信することができる。第2のネットワーク装置により設定された端末装置の再設定に関する情報は、第2のネットワーク装置から直接又は第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信することができる。
本明細書で使用される単数形「1つ(a/an)」、及び「前記(the)」は、文脈に明示的に示されていない限り、複数形も含まれる。「含む」という用語及びその変型は、「含むが、これらに限定されるものではない」を意味するオープンエンド用語として理解されるべきである。「に基づく」という用語は、「に少なくとも部分的に基づく」と理解されるべきである。「一実施形態」及び「実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」と理解されるべきである。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの別の実施形態」と理解されるべきである。「第1」、「第2」などの用語は、異なる又は同一の対象を指すことができる。以下では、その他の明示的及び暗黙的な定義を含む場合がある。
いくつかの例において、値、プロシージャ、又は機器は、「最良」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」などと称される。このような説明は、多くの使用される機能的代替案の中から選択することができることを示すことを意図されており、そして、このような選択は、他の選択より良く、より小さく、より高い必要がなく、又はそのほかの点でより好ましい必要はないことが、理解されるであろう。
上述したように、単一のDCI内の複数のPUSCHのスケジューリングが単一のDCI内の複数のPDSCHのスケジューリングに拡張される場合、1つのPDSCH内に2つのTBが存在する可能性があるので、DCI内のビットをさらに増やす必要がある。具体的には、DCIは、新規データインジケータ(NDI:new data indicator)フィールドと冗長バージョン(RV:redundancy version)フィールドとを含む。NDIフィールドのビット及びRVフィールドのビットは、それぞれ、スケジューリングされたPUSCHに1対1でマッピングされる。DCI内の複数のPDSCHのスケジューリングに拡張され、1つのPDSCHに2つのTBがある場合、NDIフィールド及びRVフィールドのビットは2倍になる。この場合、DCIのペイロードが大きくなるため、より高い偽検出率がもたらされる。
これに鑑みて、本開示の実施形態は、単一のダウンリンク制御チャネル上でDCIにより複数のデータチャネルをスケジューリングするための解決策を提供する。この解決策は、アップリンクデータチャネルのためのスケジューリングに適用されてもよく、ダウンリンクデータチャネルのためのスケジューリングに適用されてもよい。この解決策において、複数のデータチャネルが複数のグループに分けられ、複数のグループの各々は、NDIフィールド及びRVフィールド内の同じビットが割り当てられる、すなわち、DCIにおいてNDI及びRV値を共有する。こうして、各データチャネルグループについて新規データ又は再送信データを示すのに、より少ないビットが使用される。これにより、DCIのペイロードを低減することができるとともに、偽検出率を低減することができる。
本開示の実施形態はまた、単一のダウンリンク制御チャネル上でDCIによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルについてのHARQフィードバックを拡張するための解決策を提供する。この解決策において、DCIによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルにカウンタDAI(ここではc-DAIとも称される)が割り当てられ、1つのCC及びCAについて、前記カウンタDAIに基づいてHARQフィードバックが提供される。こうして、DCIによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルについて、HARQフィードバック拡張を実現することができる。
以下、添付図面を参照して、本開示の原理及び実施態様について詳細に説明する。
通信ネットワークの例
通信ネットワークの例
図1は、本開示の実施形態を実施可能な例示的な通信ネットワーク100を示す模式図である。図1に示すように、通信ネットワーク100は、端末装置110とネットワーク装置120とを含むことができる。いくつかの実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置120によりサービングされてもよい。図1における装置の数は説明の目的で与えられており、本開示に対するいかなる限定も暗示していないことが、理解されるであろう。通信ネットワーク100は、本開示の実施態様を実施するのに適した任意の適切な数のネットワーク装置及び/又は端末装置を含むことができる。
図1に示すように、端末装置110は、無線通信チャネル等のチャネルを介してネットワーク装置120と通信することができる。通信ネットワーク100における通信は、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM:Global System for Mobile Communications)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、LTE-Evolution、LTE-Advanced(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN:GSM EDGE Radio Access Network)、マシンタイプ通信(MTC:Machine Type Communication)などを含むが、これらに限定されない任意の適切な規格に準拠することができる。さらに、通信は、現在知られている、又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行することができる。通信プロトコルの例は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、アップリンクデータチャネル送信を介して、アップリンクデータをネットワーク装置120に送信してもよい。例えば、アップリンクデータチャネル送信は、PUSCH送信であってもよい。もちろん、任意の他の適切な形式も可能である。いくつかの実施形態において、端末装置110は、ダウンリンクデータチャネル送信を介してネットワーク装置120からダウンリンクデータを受信してもよい。例えば、ダウンリンクデータチャネル送信は、PDSCH送信であってもよい。もちろん、任意の他の適切な形式も可能である。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、ダウンリンク制御チャネル送信を介して、ネットワーク装置120からDCI、例えばデータ送信設定を受信してもよい。例えば、ダウンリンク制御チャネル送信は、PDCCH送信であってもよい。もちろん、任意の他の適切な形式も可能である。いくつかの実施形態において、端末装置110は、アップリンクチャネル送信を介して、アップリンク制御情報(UCI:uplink control information)、例えば、HARQフィードバック情報を、ネットワーク装置120に送信してもよい。例えば、アップリンクチャネル送信は、PUCCH又はPUSCH送信であってもよい。もちろん、任意の他の適切な形式も可能である。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、端末装置110に複数のサービングセル(本明細書では図示しない)、例えば、プライマリセル(PCell:primary cell)、プライマリセカンダリセル(PSCell:primary secondary cell)、セカンダリセル(SCell:secondary cell)、スペシャルセル(sPCell:special cell)などを提供してもよい。サービングセルのそれぞれはCCに対応してもよい。端末装置110は、CCを介してネットワーク装置120と送信を行うことができる。もちろん、端末装置110は、例えばCAの場合、複数のCCを介してネットワーク装置120と送信を行ってもよい。
従来の解決策において、ネットワーク装置は、1つのダウンリンク制御チャネル上でDCIにより1つのダウンリンクデータチャネルをスケジューリングしてもよい。図2は従来の解決策にかかる、DCIにより1つのダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするためのプロセス200を示す模式図である。図2に示すように、1つのPDCCHは1つのPDSCHをスケジューリングし、各PDSCHは1つのHARQプロセス番号を占有する。
本開示の実施形態によれば、ネットワーク装置120は、端末装置110について、単一のダウンリンク制御チャネル上でDCIにより複数のダウンリンクデータチャネルをスケジューリングしてもよい。図3は本開示の実施形態にかかる、DCIにより複数のダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするためのプロセス300を示す模式図である。図3に示すように、1つのPDCCH301は、5つのPDSCH、すなわちPDSCH#0~#4をスケジューリングする。1つのPDCCH内でスケジューリングされるPDSCHの数は、上記の例に限定されず、1より大きい任意の他の整数も可能であることを、理解すべきである。図3は、複数のPDSCHをスケジューリングする1つのPDCCHを示しているが、本開示の実施形態は、複数のPUSCHをスケジューリングする1つのPDCCHにも適用される。便宜上、以下では、複数のPDSCHをスケジューリングする1つのPDCCHを例として説明する。
DCI内でのデータチャネルスケジューリングの実現例
DCI内でのデータチャネルスケジューリングの実現例
本開示の実施形態は、単一のダウンリンク制御チャネル上でDCIにより複数のデータチャネルをスケジューリングするための解決策を提供する。これについては、図4~6を参照して詳細に説明する。図4は本開示の実施形態にかかる、DCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング時の通信のためのプロセス400を示す模式図である。説明のために、図1を参照してプロセス400を説明する。プロセス400には、図1に示されるように、端末装置110とネットワーク装置120が関与してもよい。
図4に示すように、ネットワーク装置120は、複数のデータチャネルをスケジューリングするためのDCIを生成してもよい(410)。いくつかの実施形態において、DCIは、複数のデータチャネルのためのスロット情報を含んでもよい。いくつかの実施形態において、DCIは、データ送信タイプを示す新規データインジケータ(NDI)フィールドを含んでもよい。いくつかの実施形態において、DCIは、冗長バージョン(RV)フィールドをさらに含んでもよい。もちろん、DCIは、任意の他の適切な情報をさらに含んでもよい。例えば、DCIは、変調及び符号化方式(MCS:modulation and coding scheme)情報をさらに含んでもよい。別の例として、DCIは、HARQプロセス情報をさらに含んでもよい。別の例において、DCIは、DCIによりスケジューリングされたデータチャネルの総数をさらに含んでもよい。
本開示の実施形態によれば、複数のデータチャネルは複数のグループに分けられ、NDIフィールド及びRVフィールドのそれぞれ内のビットのうちの1つは、複数のグループのうちの1つのグループに対応する。言い換えれば、1つのグループ内のデータチャネルは、同じNDIビット及びRVビットを共有する。こうして、DCI内のビット数を大幅に削減することができる。
いくつかの実施形態において、1つのグループ内のデータチャネルは、HARQプロセスを共有してもよい。いくつかの実施形態において、1つのグループ内のデータチャネルは、HARQプロセスを共有しなくてもよい。例えば、端末装置110とネットワーク装置120との間の信号品質が閾値品質を下回った場合、ネットワーク装置120は、1つのグループ内の各データチャネルに、異なるHARQプロセスを占有させてもよく、信号品質が閾値品質を上回った場合、ネットワーク装置120は、1つのグループ内のデータチャネルに、HARQプロセスを共有させてもよい。いくつかの代替又は追加の実施形態において、複数のグループがMCS値を共有してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、各グループ内のデータチャネルの数を決定してもよい。こうして、複数のデータチャネルをグループに分けることができる。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、NDIフィールド内のビット数とDCIによりスケジューリングされたデータチャネルの総数とに基づいて、各グループ内のデータチャネルの数を決定してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、前記複数のグループの間のデータチャネルの数の差を第1の所定値以下にすることにより、データチャネルの数を決定してもよい。例えば、第1の所定値は1であってもよい。もちろん、任意の他の適切な値も可能である。
Cは、DCIフォーマット1_1内でシグナリングされるpdsch-TimeDomainAllocationListの行に示された有効な開始及び長さ指示値(SLIV:start and length indication values)の数によりシグナリングされた、スケジューリングされたPDSCHの数を表し、Mは、DCIフォーマット1_1内でシグナリングされたNDIビットを表すと仮定する。いくつかの実施形態において、各グループ内のデータチャネルの数は、以下の式(1)~(3)により決定されてもよい。
M1>0の場合、m=0,1,…M1-1であれば、PDSCHグループmは、K1を有するPDSCH(TTI)からなり、m=M1,M1+1,…M-1であれば、PDSCHグループmはK2を有するPDSCH(TTI)からなる。図5を参照して一例を説明する。
M1>0の場合、m=0,1,…M1-1であれば、PDSCHグループmは、K1を有するPDSCH(TTI)からなり、m=M1,M1+1,…M-1であれば、PDSCHグループmはK2を有するPDSCH(TTI)からなる。図5を参照して一例を説明する。
図5は本開示の実施形態にかかる、DCIによりスケジューリングされたデータチャネルのグループ化の例を示す模式図500である。この例において、C=8、M=3である。すなわち、図5においてPDSCH#0~#7で示されるように、1つのPDCCHにより8個のPDSCHがスケジューリングされ、DCI内には3個のPDSCHグループがある。上記式(1)~(3)により、図5に示すように、PDSCH#0、PDSCH#1及びPDSCH#2がグループ#0を占め、PDSCH#3、PDSCH#4及びPDSCH#5がグループ#1を占め、PDSCH#6及びPDSCH#7がグループ#2を占めるように決定されている。
いくつかの代替実施形態において、ネットワーク装置120は、複数のグループのうち同じ数のデータチャネルを有するグループの数を第2の所定値より多くすることにより、データチャネルの数を決定してもよい。例えば、第2の所定値は2であってもよい。もちろん、任意の他の適切な値も可能である。こうして、複数のグループ内のほとんどのグループが同じ数のデータチャネルを有するようになる。
Cは、DCIフォーマット1_1内でシグナリングされるpdsch-TimeDomainAllocationListの行に示された有効な開始及び長さ指示値(SLIV:start and length indication value)の数によりシグナリングされた、スケジューリングされたPDSCHの数を表し、Mは、DCIフォーマット1_1内でシグナリングされたNDIビットを表すと仮定する。いくつかの実施形態において、各グループ内のデータチャネルの数は、式(1)と以下の式(4)及び式(5)とにより決定されてもよい。
K1=(C-M1)/M (4)
K2=K1+M1 (5)
m=0,1,…M-2であれば、PDSCHグループmは、K1を有するPDSCH(TTI)からなり、m=M-1であれば、PDSCHグループmはK2を有するPDSCH(TTI)からなる。
K1=(C-M1)/M (4)
K2=K1+M1 (5)
m=0,1,…M-2であれば、PDSCHグループmは、K1を有するPDSCH(TTI)からなり、m=M-1であれば、PDSCHグループmはK2を有するPDSCH(TTI)からなる。
図6は本開示の実施形態にかかる、DCIによりスケジューリングされたデータチャネルのグループ化の例を示す模式図600である。この例において、C=8、M=3である。すなわち、図6においてPDSCH#0~#7で示されるように、1つのPDCCHにより8個のPDSCHがスケジューリングされ、DCI内には3個のPDSCHグループがある。上記式(1)、(4)及び(5)により、図6に示すように、PDSCH#0とPDSCH#1がグループ#2を占め、PDSCH#3がグループ#1を占め、PDSCH#4、PDSCH#5、PDSCH#6及びPDSCH#7がグループ#2を占めるように決定されている。
上記の式は一例に過ぎず、複数のデータチャネルをグループ化するために他の任意の適切な方法も可能であることを理解すべきである。
いくつかの代替実施形態において、ネットワーク装置120は、各グループ内のデータチャネルの数を示すために、端末装置110に上位層シグナリングパラメータを設定してもよい。いくつかの実施形態において、単一のダウンリンク制御チャネル上でDCIによりスケジューリングされた複数のデータチャネルが有効化されている場合、ネットワーク装置120は、複数のデータチャネルのグループ化又はバンドリングを有効化又は無効化するフラグを設定してもよい。例えば、このフラグは以下のように設定できる。
これらの実施形態において、ネットワーク装置120は、各グループ内のデータチャネルの数(グループサイズとも称される)をシグナリングするために、DCI内に追加のビットを導入してもよい。DCIペイロードは、以下のように設計されてもよい。
DCIペイロード:
- multi-PDSCH-grouping support - 0又は1ビット。
- 上位層パラメータmulti-PDSCHs-Bundling-Flagが真の場合は1ビット。
- それ以外の場合は0ビット。
multi-PDSCH-grouping supportが0である場合、ネットワーク装置120は、グループサイズ=2を設定してもよく、また、multi-PDSCH-grouping supportが1である場合、ネットワーク装置120は、グループサイズ=4を設定してもよい。
DCIペイロード:
- multi-PDSCH-grouping support - 0又は1ビット。
- 上位層パラメータmulti-PDSCHs-Bundling-Flagが真の場合は1ビット。
- それ以外の場合は0ビット。
multi-PDSCH-grouping supportが0である場合、ネットワーク装置120は、グループサイズ=2を設定してもよく、また、multi-PDSCH-grouping supportが1である場合、ネットワーク装置120は、グループサイズ=4を設定してもよい。
グループサイズについての上記の値及びパラメータは一例にすぎず、他の適切な値及びパラメータも可能であることを、理解すべきである。
各グループ内のデータチャネルの数が決定されると、ネットワーク装置120は、当該グループ内の各データチャネル上のデータ送信が新規データ送信であるか否かを示すビットを各グループに割り当ててもよい。こうして、ネットワーク装置120は、複数のデータチャネルグループのためのビットを含むNDIフィールドを生成する。これに応じて、ネットワーク装置120は、RVフィールドを生成する。いくつかの実施形態において、RVフィールド内のビット数は、NDIフィールド内のビット数と同じであってもよい。いくつかの実施形態において、RVフィールド内のビット数は、NDIフィールド内のビット数の2倍であってもよい。その結果、ネットワーク装置120は、より少ないビット数のNDIフィールド及びRVフィールドを含むDCIを生成してもよい。
図4に戻り、DCIが生成されると、ネットワーク装置120は、単一のダウンリンク制御チャネル内でDCIを端末装置110に送信する(420)。こうして、複数のデータチャネルがDCIによりスケジューリングされる。
DCIが受信されると、端末装置110は、各グループ内のデータチャネルの数を決定してもよい(430)。言い換えれば、端末装置110は、ネットワーク装置120が採用するグループ化の方式を決定してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、NDIフィールド内のビット数と、DCI内に含まれるスケジューリングされたデータチャネルの総数とに基づいて、データチャネルの数を決定してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、前記複数のグループの間のデータチャネルの数の差を前記第1の所定値以下にすることにより、データチャネルの数を決定してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、複数のグループのうち同じ数のデータチャネルを有するグループの数を前記第2の所定値より多くすることにより、データチャネルの数を決定してもよい。いくつかの代替実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置120からの上位層シグナリングパラメータに基づいて、データチャネルの数を決定してもよい。
端末装置110における各グループ内のデータチャネルの数の決定は、ネットワーク装置120において実行される決定と同じであり、他の詳細は、簡潔のためにここでは繰り返さないことを理解すべきである。
各グループ内のデータチャネルの数を決定することにより、端末装置110は、データチャネルグループがビットのうちのどの1ビットに対応するかを決定する。すなわち、端末装置110は、NDIフィールドのビットと複数のデータチャネルグループとの間のマッピング関係を決定する。
この場合、端末装置110は、ビットのうちの対応する1つに基づいて、複数のデータチャネルのセット上でデータ送信を実行することができる。スケジューリングされたデータチャネルが複数のダウンリンクデータチャネルであるいくつかの実施形態において、端末装置110は、対応するスロット内で前記複数のダウンリンクデータチャネル上でダウンリンクデータを受信してもよい(440)。スケジューリングされたデータチャネルが複数のアップリンクデータチャネルであるいくつかの実施形態において、端末装置110は、対応するスロット内で前記複数のアップリンクデータチャネル上でアップリンクデータを送信してもよい(450)。図4では3つのデータチャネルが破線で示されているが、これは一例にすぎず、複数のデータチャネルの数は2以上の整数であってもよいことを理解すべきである。
表1に示すように、従来の解決策と本解決策との間でのDCIビット数の例示的な比較が示されている。この例において、DCIにより8個のPDSCHがスケジューリングされ、最大2つのTBがサポートされると仮定する。
データチャネルのグループ化は、信号対雑音比(SNR:signal noise rate)が良く、MCSが高く、再送信率が低い場合に発生してもよい。MCSとPDSCHグループサイズとの関係例を表2に示す。
図4のプロセスにより、単一のダウンリンク制御チャネル上でDCIにより複数のデータチャネルをスケジューリングする場合、複数のTTIをバンドリングすることは、データチャネルの各グループのための新規データ又は再送信データを示すためにより少ないビット数を使用し、RVビットを限定することができることが分かる。さらに、NDIビットとpdsch-TimeDomainAllocationListとを組み合わせて使用して、各グループ内のTTIの数を暗黙的に示すことにより、パフォーマンスに応じてHARQプロセスをスケジューリングすることが、ネットワーク装置にとってより柔軟になる。
これらの実施形態について、38.214の3GPP仕様は以下のように変更される。
R16で1つのPDCCHが複数のPUSCHをスケジューリングする場合と同様に、DCIによりUEに複数のPDSCHがスケジューリングされる場合、該DCIにより示されるHARQプロセスIDが最初のPDSCHグループに適用され、その後、スケジューリングされた順で、各後続のPDSCHについてHARQプロセスIDが1増分され、モジュロ16演算が適用される。所与のスケジューリングされたセル内の任意のHARQプロセスIDについて、UEにとって、別のPDSCHグループと時間的に重複するPDSCHグループを送信することは望ましくない。
pdsch-Config内のpdsch-TimeDomainAllocationListが、2つから8つの連続するPDSCHについてのリソース割当を示す行を含む場合、K0は、DCIが該複数のPDSCHのうちの最初のPDSCHをスケジューリングすべきスロットを示す。各PDSCHは、独自のSLIVとマッピングタイプを有する。スケジューリングされたPDSCHの数は、DCIフォーマット1_1内でシグナリングされるpdsch-TimeDomainAllocationListの行内の示される有効なSLIVの数によりシグナリングされる。
DCIによりUEに複数のPDSCHがスケジューリングされる場合、DCI内のrvフィールドとNDIフィールドとのビットは、それぞれ、スケジューリングされた順で、対応するトランスポートブロックを有するスケジューリングされたPDSCHグループに1対1でマッピングされ、rvフィールドとNDIフィールドのLSBビットは、それぞれ、最後のスケジューリングされたPDSCHグループに対応する。
DCIによりUEに複数のPDSCHがスケジューリングされる場合、K1とも称されるPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorは、DCIが複数のPDSCHのうちの最初のPDSCHをスケジューリングすべきスロットを示し、その後、スケジューリングされた順で各後続のPDSCHについて1減分され、ネットワークは最後のPDSCHについてK1≧0を保証すべきである。DCIによりスケジューリングされた複数のPDSCHの全ては、同じULスロット内でHARQをフィードバックする。
データチャネルのスケジューリングにおけるHARQフィードバックの実現例
R16で1つのPDCCHが複数のPUSCHをスケジューリングする場合と同様に、DCIによりUEに複数のPDSCHがスケジューリングされる場合、該DCIにより示されるHARQプロセスIDが最初のPDSCHグループに適用され、その後、スケジューリングされた順で、各後続のPDSCHについてHARQプロセスIDが1増分され、モジュロ16演算が適用される。所与のスケジューリングされたセル内の任意のHARQプロセスIDについて、UEにとって、別のPDSCHグループと時間的に重複するPDSCHグループを送信することは望ましくない。
pdsch-Config内のpdsch-TimeDomainAllocationListが、2つから8つの連続するPDSCHについてのリソース割当を示す行を含む場合、K0は、DCIが該複数のPDSCHのうちの最初のPDSCHをスケジューリングすべきスロットを示す。各PDSCHは、独自のSLIVとマッピングタイプを有する。スケジューリングされたPDSCHの数は、DCIフォーマット1_1内でシグナリングされるpdsch-TimeDomainAllocationListの行内の示される有効なSLIVの数によりシグナリングされる。
DCIによりUEに複数のPDSCHがスケジューリングされる場合、DCI内のrvフィールドとNDIフィールドとのビットは、それぞれ、スケジューリングされた順で、対応するトランスポートブロックを有するスケジューリングされたPDSCHグループに1対1でマッピングされ、rvフィールドとNDIフィールドのLSBビットは、それぞれ、最後のスケジューリングされたPDSCHグループに対応する。
DCIによりUEに複数のPDSCHがスケジューリングされる場合、K1とも称されるPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorは、DCIが複数のPDSCHのうちの最初のPDSCHをスケジューリングすべきスロットを示し、その後、スケジューリングされた順で各後続のPDSCHについて1減分され、ネットワークは最後のPDSCHについてK1≧0を保証すべきである。DCIによりスケジューリングされた複数のPDSCHの全ては、同じULスロット内でHARQをフィードバックする。
データチャネルのスケジューリングにおけるHARQフィードバックの実現例
本開示の実施形態はまた、単一のダウンリンク制御チャネル上でDCIによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルについてのHARQフィードバックを拡張するための解決策を提供する。本開示の実施形態によれば、カウンタDAIの異なる実現に基づいて、本開示の実施形態は、単一のDCIによる複数のダウンリンクデータチャネルのスケジューリングにおけるHARQフィードバックのための複数の解決策を提供する。これについては、図7~15を参照して詳細に説明する。
図7は本開示の実施形態にかかる、単一のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング時の通信のための別のプロセス700を示す模式図である。説明のために、図1を参照してプロセス700を説明する。プロセス700には、図1に示されるように、端末装置110とネットワーク装置120が関与してもよい。
図7に示すように、ネットワーク装置120は、ダウンリンクデータチャネルグループをスケジューリングするためにDCIを生成してもよい(710)。本開示の実施形態によれば、ダウンリンクデータチャネルグループは、複数のダウンリンクデータチャネルを含む。いくつかの実施形態において、DCIは、複数のダウンリンクデータチャネルのためのスロット情報を含んでもよい。いくつかの実施形態において、DCIは、複数のダウンリンクデータチャネルのために割り当てられたカウンタDAIを含んでもよい。いくつかの実施形態において、前記グループ内の各ダウンリンクデータチャネルについて、同じカウンタDAIを設定してもよい。いくつかの実施形態において、複数のダウンリンクデータチャネル上の送信の順に基づいて、前記グループ内の各ダウンリンクデータチャネルについて異なるカウンタDAIを設定してもよい。端末装置110とネットワーク装置120とがカウンタDAIについて同じように解釈することを、理解すべきである。
CAについてのいくつかの実施形態において、DCIは、HARQフィードバックウィンドウ中にスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルの総数を示す総DAI(ここではt-DAIとも称される)をさらに含んでもよい。もちろん、DCIは、任意の他の適切な情報を含んでもよい。
DCIが生成されると、ネットワーク装置120は、DCIを端末装置110に送信してもよい(720)。DCIを受信すると、端末装置110は、該DCI内のスロット情報に基づいて、複数のダウンリンクデータチャネルのための監視オケージョンを決定してもよい。したがって、端末装置110は、複数のダウンリンクデータチャネル上でネットワーク装置120から送信されたダウンリンクデータを受信する(730)。図7では3つのダウンリンクデータチャネルが破線で示されているが、これは一例にすぎず、複数のダウンリンクデータチャネルの数は2以上の整数であってもよいことを理解すべきである。
それから、端末装置110は、DCI内に含まれるカウンタDAIに基づいて、ダウンリンクデータについてのHARQフィードバックを送信してもよい(740)。本開示の実施形態によれば、端末装置110は、ダウンリンク制御チャネルについての少なくとも1つの監視オケージョン内で、少なくとも1つのサービングセル上で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされたの複数のダウンリンクデータチャネルからダウンリンクデータを受信してもよい。この場合、ダウンリンクデータについてのHARQフィードバックは、同じアップリンクデータ又は制御チャネル内で送信されてもよい。本開示の実施形態は、CC(すなわち、単一のセル)及びCA(すなわち、複数のセル)のためのHARQフィードバック解決策を提供する。CCの場合、端末装置110は、サービングセル上で、且つ、ダウンリンク制御チャネルのための少なくとも1つの監視オケージョン内で、単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルからダウンリンクデータを受信してもよい。
1.CCについてのHARQフィードバックの実現例
1.CCについてのHARQフィードバックの実現例
実施形態1
この実施形態において、端末装置110は、ダウンリンクデータチャネルグループ内の各ダウンリンクデータチャネルについて同じカウンタDAIを設定し、カウンタDAIと、ダウンリンクデータチャネルグループ内のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいてHARQコードブックを生成してもよい。これについては、図8Aと図8Bとを参照して詳細に説明する。本開示の実施形態によれば、端末装置110にType-2 HARQ-ACKコードブックが設定されていると仮定する。もちろん、任意の他の適切なコードブックタイプも可能である。
図8Aは本開示の実施形態による、CC内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの生成例を示す模式図800Aである。この例において、単一のDCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルグループ全体において、グループ全体内の各ダウンリンクデータチャネルについてのカウンタDAIは、DCI内でシグナリングされた値と同じ値を維持する。端末装置110は、このセル内でサポートされているTBの数に基づいて、各ダウンリンクデータチャネルのために1個又は2個のHARQビットを生成してもよい。HARQコードブックは、カウンタDAIの昇順で生成されてもよい。
図8Aに示すように、PDCCH810は、PDSCH#0~#3の4つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#0のPDCCH810内のc-DAIは1である。PDCCH820は、PDSCH#4と#5の2つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#4のPDCCH820内のc-DAIは2である。PDCCH830は、PDSCH#6と#7の2つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#6のPDCCH830内のc-DAIは3である。PDSCH#0~#7上でダウンリンクデータが正しく受信されると仮定する。1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック840を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQコードブック850を生成してもよい。
図8Aの例は単に例示のためのものであり、本開示を限定するものではないことに留意すべきである。任意の他の適切な方法も可能である。
いくつかの実施形態において、HARQフィードバックウィンドウ内にカウンタDAIが欠落していると判定した場合、端末装置110は、対応するダウンリンクデータチャネルグループについて否定応答(NACK:non-acknowledgement)フィードバックを生成してもよい。これについては、図8Bを参照して説明する。図8Bは本開示の実施形態による、CC内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの生成例を示す模式図800Bである。この例において、DCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルグループ全体において、グループ全体内の各ダウンリンクデータチャネルについてのカウンタDAIは、DCI内でシグナリングされた値と同じ値を維持する。端末装置110は、このセル内でサポートされているTBの数に基づいて、各ダウンリンクデータチャネルのために1個又は2個のHARQビットを生成してもよい。HARQコードブックは、カウンタDAIの昇順で生成されてもよい。PDCCH810~830内のいずれかのDCIが欠落している場合、端末装置110は、欠落しているDCIについてサポートされるTBの数に基づいて、1個又は2個のHARQ NACKビットを生成してもよい。
図8Bに示すように、PDCCH820内のDCIは欠落している。この場合、1つのTBがサポートされる場合、端末装置110は、参照符号861に示されるように、欠落しているDCIについて1つのHARQ NACKビットを生成してもよく、HARQコードブック860を生成してもよい。2つのTBがサポートされる場合、参照符号871に示されるように、2つのHARQ NACKビットを有するようにHARQコードブック870を生成してもよい。
実施形態2
本実施形態において、端末装置110は、各カウンタDAIについてN個のHARQビットを生成してもよい。ここで、Nは、同じHARQフィードバックウィンドウ(すなわち、同じアップリンクデータ又は制御チャネル)内でDCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数を表す。これについては、図9Aと図9Bとを参照して詳細に説明する。
図9Aは本開示の実施形態による、CC内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの別の生成例を示す模式図900Aである。この例において、単一のDCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルグループ全体において、グループ全体内の各ダウンリンクデータチャネルについてのカウンタDAIは、DCI内でシグナリングされた値と同じ値を維持する。端末装置110は、各カウンタDAIについてN個のHARQビットを生成してもよい。HARQコードブックは、カウンタDAIの昇順で生成されてもよい。M<NであるM個のダウンリンクデータチャネルが同じフィードバックウィンドウ内で他のDCIによりスケジューリングされている場合、端末装置110は、前記N個のHARQビットを1つ又は複数のNACKビットで埋めてもよい。
図9Aに示すように、PDCCH910は、PDSCH#0~#3の4つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#0のPDCCH910内のc-DAIは1である。PDCCH920は、PDSCH#4と#5の2つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#4のPDCCH920内のc-DAIは2である。PDCCH930は、PDSCH#6と#7の2つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#6のPDCCH930内のc-DAIは3である。PDSCH#0~#7上でダウンリンクデータが正しく受信されると仮定する。1つのTBがサポートされる場合、参照符号941に示されるように、HARQ NACKビットで埋められたHARQコードブック940が生成されてもよい。2つのTBがサポートされる場合、参照符号951に示されるように、HARQ NACKビットで埋められたHARQコードブック950が生成されてもよい。
図9Aの例は単に例示のためのものであり、本開示を限定するものではないことに留意すべきである。任意の他の適切な方法も可能である。
いくつかの実施形態において、カウンタDAIが欠落していると判定した場合、端末装置110は、対応するダウンリンクデータチャネルグループについてN個のHARQ NACKビットを生成してもよい。これについては、図9Bを参照して説明する。図9Bは本開示の実施形態による、CC内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの別の生成例を示す模式図900Bである。この例において、DCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルグループ全体において、グループ全体内の各ダウンリンクデータチャネルについてのカウンタDAIは、DCI内でシグナリングされた値と同じ値を維持する。端末装置110は、このセル内でサポートされているTBの数に基づいて、各ダウンリンクデータチャネルのために1個又は2個のHARQビットを生成してもよい。HARQコードブックは、カウンタDAIの昇順で生成されてもよい。PDCCH910~930内のいずれかのDCIが欠落している場合、端末装置110は、フィードバックウィンドウ内の最大スケジューリングPDSCHサイズに基づいて、N個のHARQ NACKビットを生成してもよい。この例において、N=4である。
図9Bに示すように、PDCCH920内のDCIは欠落している。この場合、1つのTBがサポートされる場合、端末装置110は、参照符号961に示されるように、欠落しているDCIについてHARQ NACKビットを生成してもよく、HARQコードブック960を生成してもよい。2つのTBがサポートされる場合、参照符号971に示されるように、HARQ NACKビットを有するようにHARQコードブック970を生成してもよい。
実施形態3
この実施形態において、端末装置110は、ダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、言い換えれば、ダウンリンクデータチャネルのインデックスに基づいて、DCI内の各後続のダウンリンクデータチャネルについてカウンタDAIを1増分させることにより、ダウンリンクデータチャネルグループ内のダウンリンクデータチャネルについてカウンタDAIを設定してもよい。したがって、端末装置110は、カウンタDAIと、ダウンリンクデータチャネルグループ内のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて、HARQコードブックを生成してもよい。これについては、図10Aと図10Bとを参照して詳細に説明する。
図10Aは本開示の実施形態による、CC内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの別の生成例を示す模式図1000Aである。この例において、DCI内にはシグナリングされる初期c-DAIのみがあり、初期c-DAIは第1のPDSCHのc-DAI値を意味する。いくつかの実施形態において、スケジューリングされた順で、各後続のPDSCHについてc-DAI値が1増分され、モジュロ16演算が適用される。この場合、DCIにより一度に8個のPDSCHがスケジューリングされ得るため、c-DAIは4のビット長を有する必要がある。端末装置110は、当該セル内でサポートされるTBの数に基づいて、各PDSCHについて1個又は2個のHARQビットを生成してもよい。HARQコードブックは、c-DAIの昇順で生成されてもよい。
図10Aに示すように、PDCCH1010は、PDSCH#0~#3の4つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#0のPDCCH1010内のc-DAIは1である。PDCCH1020は、PDSCH#4と#5の5つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#4のPDCCH1020内のc-DAIは5である。PDCCH1030は、PDSCH#6と#7の2つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#6のPDCCH1030内のc-DAIは7である。PDSCH#0~#7上でダウンリンクデータが正しく受信されると仮定する。1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1040を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1050を生成してもよい。
図10Aの例は単に例示のためのものであり、本開示を限定するものではないことに留意すべきである。任意の他の適切な方法も可能である。
いくつかの実施形態において、カウンタDAIが欠落していると判定した場合、端末装置110は、対応するダウンリンクデータチャネルグループについてNACKフィードバックを生成してもよい。これについては、図10Bを参照して説明する。図10Bは本開示の実施形態による、CC内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの生成例を示す模式図1000Bである。この例において、DCI内にはシグナリングされる初期c-DAIのみがあり、初期c-DAIは第1のPDSCHのc-DAI値を意味する。スケジューリンググループ内の残りのPDSCHのc-DAI値は、連続して1増分されていくべきである。この場合、DCIにより一度に8個のPDSCHがスケジューリングされ得るため、c-DAIを拡張する必要がある。いくつかの実施形態において、c-DAIは2より大きいビット長を有してもよい。例えば、c-DAIは、3又は4のビット長を有してもよい。端末装置110は、当該セル内でサポートされるTBの数に基づいて、各PDSCHについて1個又は2個のHARQビットを生成してもよい。HARQコードブックは、c-DAIの昇順で生成されてもよい。
図10Bに示すように、PDCCH1020内のDCIが欠落しているので、PDSCH#4及びPDSCH#5が欠落している。この場合、1つのTBがサポートされる場合、端末装置110は、参照符号1061に示されるように、欠落しているPDSCHについて2つのHARQ NACKビットを生成してもよく、HARQコードブック1060を生成してもよい。2つのTBがサポートされる場合、参照符号1071に示されるように、4つのHARQ NACKビットを有するようにHARQコードブック1070を生成してもよい。
実施形態4
この実施形態において、ダウンリンクデータチャネルグループは、複数のダウンリンクデータチャネルのセットに分けられる。端末装置110は、ダウンリンクデータチャネルの各セットについて、HARQビット(crc結果とも称される)を生成してもよい。ダウンリンクデータチャネルのセット内で、「BIT AND」演算(本明細書ではAND演算とも称される)が、ダウンリンクデータチャネルのセットについてのHARQビットの間で実行される。すなわち、ダウンリンクデータチャネルのセットのうちの1つのセット内のダウンリンクデータチャネル上のダウンリンクデータが不正確に受信された場合、端末装置110は、該1つのセットについてNACKフィードバックを生成してもよい。ダウンリンクデータチャネルのセットのうちの1つのセット内の各ダウンリンクデータチャネル上のダウンリンクデータが正確に受信された場合、端末装置は、該1つのセットについてACKフィードバックを生成してもよい。こうして、HARQフィードバックのために使用されるビット数を減少させることができる。
図11は本開示の実施形態による、CC内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの別の生成例を示す模式図1100である。この例において、端末装置110は、当該セル内でサポートされるTBの数に基づいて、1個又は2個のHARQビットを生成してもよい。HARQコードブックは、c-DAIの昇順で生成されてもよい。
図11に示すように、PDCCH1110は、PDSCH#0~#3の4つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#0のPDCCH1110内のc-DAIは1である。PDCCH1120は、PDSCH#4~#7の4つのPDSCHをスケジューリングし、スロット#4のPDCCH1120内のc-DAIは2である。PDSCH#0~#3は、グループ#0とグループ#1の2つのグループに分けられる。PDSCH#4~#7は、グループ#2とグループ#3の2つのグループに分けられる。グループ#0とグループ#1とは、PDCCH1110によりスロット#0内にスケジューリングされ、グループ#2とグループ#3とは、PDCCH1120によりタイムスロット#4内にスケジューリングされる。
PDSCH#0~#7上でダウンリンクデータが正しく受信されると仮定する。HARQコードブックは、表3にまとめられてもよい。
ここで、crc0はPDSCH#0のcrc結果(1つのTBのみをサポートする)であり、crc0(TB1)はTB1(PDSCH#0)のcrc結果であり、crc0(TB2)はTB2(PDSCH#0)のcrc結果である(2つのTBをサポートする)。
ここで、crc0はPDSCH#0のcrc結果(1つのTBのみをサポートする)であり、crc0(TB1)はTB1(PDSCH#0)のcrc結果であり、crc0(TB2)はTB2(PDSCH#0)のcrc結果である(2つのTBをサポートする)。
したがって、1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1130を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1140を生成してもよい。
図11の例は単に例示のためのものであり、本開示を限定するものではないことに留意すべきである。任意の他の適切な方法も可能である。図11は、グループ内の各PDSCHについての同じc-DAIを示しているが、この「AND」演算の解決策は、スケジューリングされた順でPDSCHについて増分されるc-DAIにも適用されることができる。
2.CAについてのHARQフィードバックの実現例
2.CAについてのHARQフィードバックの実現例
本開示の実施形態によれば、CAの場合、端末装置110は、複数のサービングセル上で、かつ、ダウンリンク制御チャネルのための複数の監視オケージョン内で、単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルから、ダウンリンクデータを受信してもよい。この場合、HARQコードブックは、単一のダウンリンク制御チャネル内でスケジューリングされたダウンリンクデータチャネル上での受信、サービングセルのインデックス、及び、前記ダウンリンクデータチャネルのためのPDCCH監視オケージョンの順に生成されてもよい。これについては、図12~図15を参照して詳細に説明する。
実施形態5
この実施形態において、PDCCH監視オケージョン内で単一のDCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの数は、各サービングセルについて同じである。HARQコードブックは、最初に、受信された複数のPDSCHの昇順で、次に、サービングセルインデックスの昇順で、最後に、PDCCH監視オケージョンの昇順で生成されてもよい。これについては、図12を参照して詳細に説明する。
図12は本開示の実施形態による、CA内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの生成例を示す模式図1200である。この例において、DCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルグループ全体において、グループ全体内の各ダウンリンクデータチャネルについてのc-DAIは、DCI内でシグナリングされた値と同じ値を維持し、t-DAIは、いくつかのPDCCH監視オケージョン内で、何かの検出が欠落しているか否かを判断するために使用される。端末装置110は、このセル内でサポートされているTBの数に基づいて、各ダウンリンクデータチャネルのために1個又は2個のHARQビットを生成してもよい。
図12に示すように、PDCCH監視オケージョン#0、すなわち、スロット#0内で、Pcell内のPDCCH1210、Scell1内のPDCCH1220、及びScell2内のPDCCH1230のそれぞれが4つのPDSCHをスケジューリングする。HARQコードブックは、表4に基づいてまとめられてもよい。
したがって、1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1240を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQビット数は2倍にすべきである。
したがって、1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1240を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQビット数は2倍にすべきである。
図12の例は単に例示のためのものであり、本開示を限定するものではないことに留意すべきである。任意の他の適切な方法も可能である。
実施形態6
本実施形態において、監視オケージョン内でDCIによりスケジューリングされる時間間隔は、各サービングセルについて同じである。HARQコードブックは、最初に、受信された複数のPDSCHの昇順で、次に、サービングセルインデックスの昇順で、最後に、PDCCH監視オケージョンの昇順で生成されてもよい。これについては、図13を参照して詳細に説明する。
図13は本開示の実施形態による、CA内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの別の生成例を示す模式図1300である。この例において、DCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルグループ全体において、グループ全体内の各ダウンリンクデータチャネルについてのc-DAIは、DCI内でシグナリングされた値と同じ値を維持し、t-DAIは、いくつかのPDCCH監視オケージョン内で、何かの検出が欠落しているか否かを判断するために使用される。端末装置110は、このセル内でサポートされているTBの数に基づいて、各ダウンリンクデータチャネルのために1個又は2個のHARQビットを生成してもよい。
図13に示すように、PDCCH監視オケージョン#0、すなわち、スロット#0内で、Pcell内のPDCCH1310は、サブキャリア間隔(SCS:subcarrier spacing)=30kHzの場合、4個のPDSCHをスケジューリングし、Scell1内のPDCCH1320とScell2内のPDCCH1330とは、SCS=15kHzの場合、2個のPDSCHをスケジューリングする。HARQコードブックは、表5に基づいてまとめられてもよい。
したがって、1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1340を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQビット数は2倍にすべきである。
したがって、1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1340を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQビット数は2倍にすべきである。
図13の例は単に例示のためのものであり、本開示を限定するものではないことに留意すべきである。任意の他の適切な方法も可能である。
実施形態7
この実施形態において、端末装置110は、同じPDCCH監視オケージョン内で、各セルについての各c-DAIのために、N個のHARQビットを生成してもよい。ここで、Nは、同じ監視オケージョン内で単一のDCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数を表す。M<NであるDCIによるM個のダウンリンクデータチャネルが同じ監視オケージョン内で他のセルに存在する場合、端末装置110は、前記N個のHARQビットを1つ又は複数のNACKビットで埋めてもよい。HARQコードブックは、最初に、受信された複数のPDSCHの昇順で、次に、サービングセルインデックスの昇順で、最後に、PDCCH監視オケージョンの昇順で生成されてもよい。これについては、図14を参照して詳細に説明する。
図14は本開示の実施形態による、CA内の単一のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの別の生成例を示す模式図1400である。この例において、単一のDCIによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルグループ全体において、グループ全体内の各ダウンリンクデータチャネルについてのc-DAIは、DCI内でシグナリングされた値と同じ値を維持し、t-DAIは、いくつかのPDCCH監視オケージョン内で、何かの検出が欠落しているか否かを判断するために使用される。端末装置110は、このセル内でサポートされているTBの数に基づいて、各ダウンリンクデータチャネルのために1個又は2個のHARQビットを生成してもよい。
図14に示すように、同じPDCCH監視オケージョン#0、すなわち、スロット#0内で、Pcell内のPDCCH1410は6個のPDSCHをスケジューリングし、Scell1内のPDCCH1420は4個のPDSCHをスケジューリングし、Scell2内のPDCCH1430も4個のPDSCHをスケジューリングする。HARQコードブックは、表6に基づいてまとめられてもよい。
したがって、1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1440を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQビット数は2倍にすべきである。
したがって、1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1440を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQビット数は2倍にすべきである。
図14の例は単に例示のためのものであり、本開示を限定するものではないことに留意すべきである。任意の他の適切な方法も可能である。
実施形態8
この実施形態において、端末装置110は、ダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、言い換えれば、ダウンリンクデータチャネルのインデックスに基づいて、DCI内の各後続のダウンリンクデータチャネルについてc-DAIを1増分させることにより、ダウンリンクデータチャネルグループ内のダウンリンクデータチャネルについてc-DAIを設定してもよい。したがって、端末装置110は、c-DAIと、t-DAIと、ダウンリンクデータチャネルグループ内のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて、HARQコードブックを生成してもよい。これについては、図15を参照して詳細に説明する。
図15は本開示の実施形態による、CA内のDCIによる複数のデータチャネルのスケジューリング中のHARQフィードバックの別の生成例を示す模式図1500である。この例において、DCI内にはシグナリングされる初期c-DAIのみがあり、初期c-DAIは第1のPDSCHのc-DAI値を意味する。いくつかの実施形態において、スケジューリングされた順で、各後続のPDSCHについてc-DAI値が1増分され、モジュロ16演算が適用される。この場合、DCIにより一度に8個のPDSCHをスケジューリングしてもよいので、c-DAIとt-DAIとのそれぞれを拡張する必要がある。いくつかの実施形態において、c-DAIとt-DAIとのそれぞれは2より大きいビット長を有してもよい。例えば、c-DAIとt-DAIとのそれぞれは、3又は4のビット長を有してもよい。HARQコードブックは、最初に、受信された複数のPDSCHの昇順で、次に、サービングセルインデックスの昇順で、最後に、PDCCH監視オケージョンの昇順で生成されてもよい。
図15に示すように、同じPDCCH監視オケージョン#0、すなわち、スロット#0内で、Pcell内のPDCCH1510は8個のPDSCHをスケジューリングし、Scell1内のPDCCH1520は4個のPDSCHをスケジューリングし、Scell2内のPDCCH1530も4個のPDSCHをスケジューリングする。HARQコードブックは、表7に基づいてまとめられてもよい。
したがって、1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1540を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQビット数は2倍にすべきである。
したがって、1つのTBをサポートする場合、HARQコードブック1540を生成してもよい。2つのTBをサポートする場合、HARQビット数は2倍にすべきである。
図15の例は単に例示のためのものであり、本開示を限定するものではないことに留意すべきである。任意の他の適切な方法も可能である。
こうして、単一のDCIによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルについて、HARQフィードバック拡張を実現することができる。
方法の実現例
方法の実現例
本開示の実施形態は、端末装置とネットワーク装置において実現される通信方法を提供する。図16~図19を参照し、以下にこれらの方法を説明する。
図16は本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される例示的な通信方法1600を示す図である。例えば、方法1600は、図1に示すような端末装置110において実行できる。以下、説明のために、図1を参照して方法1600を説明する。方法1600は、図示されていない追加のブロックを含むことができ、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことを理解すべきである。
ブロック1610において、端末装置110は、複数のグループにグループ化された複数のデータチャネルをスケジューリングするDCIを、ネットワーク装置120から受信する。いくつかの実施形態において、DCIはNDIフィールドを含み、NDIフィールド内のビットのうちの1つは、該複数のグループのうちの1つのデータチャネルグループに対応する。いくつかの実施形態において、MCS値は該複数のグループの間で共有されてもよい。いくつかの実施形態において、HARQプロセスは、該複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルの間で共有されてもよい。いくつかの代替実施形態において、該複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルは、異なるHARQプロセスに関連付けられてもよい。すなわち、信号品質によっては、HARQプロセスは、該複数のグループの各グループ内のデータチャネルの間で共有されなくてもよく、又は共有されてもよい。
ブロック1620において、端末装置110は、DCIに基づいて、データチャネル上で端末装置110とネットワーク装置120との間でデータ送信を実行する。いくつかの実施形態において、端末装置110は、該複数のグループのうちの各データチャネルグループ内のデータチャネルの数を決定し、前記データチャネルの数に基づいて、ビットのうちの1つが対応するデータチャネルグループを決定し、ビットのうちの前記1つに基づいて前記データチャネルグループ上でデータ送信を行ってもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、NDIフィールド内のビット数と、DCI内に含まれるスケジューリングされたデータチャネルの総数とに基づいて、データチャネルの数を決定してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、前記複数のグループの間のデータチャネルの数の差を第1の所定値以下にすることにより、データチャネルの数を決定してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、複数のグループのうち同じ数のデータチャネルを有するグループの数を第2の所定値より多くすることにより、データチャネルの数を決定してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置120からの上位層シグナリングパラメータに基づいて、データチャネルの数を決定してもよい。
こうして、各データチャネルグループについて新規データ又は再送信データを示すのに、より少ないビットが使用される。これにより、DCIのペイロードを低減することができるとともに、偽検出率を低減することができる。
図17は本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される別の例示的な通信方法1700を示す。例えば、方法1700は、図1に示すような端末装置110において実行できる。以下、説明のために、図1を参照して方法1700を説明する。方法1700は、図示されていない追加のブロックを含むことができ、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことを理解すべきである。
ブロック1710において、端末装置110は、単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネル上でダウンリンクデータをネットワーク装置120から受信する。言い換えれば、複数のダウンリンクデータチャネルは、単一のダウンリンク制御チャネル内でDCIによりスケジューリングされる。いくつかの実施形態において、端末装置110は、ダウンリンク制御チャネルのための少なくとも1つの監視オケージョン内で、少なくとも1つのサービングセル上でダウンリンクデータをネットワーク装置120から受信してもよい。
ブロック1720において、端末装置110は、DCI内に含まれるカウンタDAIに基づいて、ダウンリンクデータについてのHARQフィードバックをネットワーク装置120に送信する。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、複数のダウンリンクデータチャネル上での受信、サービングセルのインデックス、及び、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョンの順にHARQコードブックを生成してもよい。いくつかの実施形態において、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの数は、各サービングセルについて同じである。いくつかの実施形態において、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる時間間隔は、各サービングセルについて同じである。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で、サービングセルの間で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数に基づいてHARQビットの数を決定し、前記HARQビットの数に基づいて前記HARQコードブックを生成してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、サービングセル内のダウンリンクデータチャネルの数が、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内のHARQビットの数より少ないとの決定に従って、前記サービングセルのための予備HARQビットをNACKフィードバックで埋めてもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、複数のダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、各後続のダウンリンクデータチャネルについてカウンタDAIを1増分させることにより、複数のダウンリンクデータチャネルについてのカウンタDAIを決定し、カウンタDAIと、前記単一のダウンリンク制御チャネルから受信された複数のダウンリンクデータチャネルの数及び総DAIとに基づいて、HARQコードブックを生成してもよい。いくつかの実施形態において、カウンタDAIと総DAIとのそれぞれは2より大きいビット長を有してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、複数のダウンリンクデータチャネル内の各ダウンリンクデータについて同じカウンタDAIを設定し、前記カウンタDAIと、前記DCI内に含まれる前記複数のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいてHARQコードブックを生成してもよい。HARQフィードバックウィンドウが、複数のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネルグループに関連付けられるいくつかの実施形態において、前記複数のダウンリンク制御チャネルのうちの1つが欠落している場合、端末装置110は、前記複数のダウンリンク制御チャネルのうちの前記1つによりスケジューリングされた複数のグループのうちの1つのグループについてNACKフィードバックを生成してもよい。本明細書では、複数のグループのうちの各ダウンリンクデータチャネルグループは、単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる。
HARQフィードバックウィンドウが、複数のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネルグループに関連付けられるいくつかの実施形態において、端末装置110は、前記HARQフィードバックウィンドウ内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数に基づいてHARQビットの数を決定し、前記HARQビットの数に基づいて前記HARQコードブックを生成してもよい。本明細書では、複数のグループのうちの各ダウンリンクデータチャネルグループは、単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる。いくつかの実施形態において、サービングセル内のダウンリンクデータチャネルの数が、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内のHARQビットの数より少ない場合、端末装置110は、サービングセルのための予備HARQビットをNACKフィードバックで埋めてもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、複数のダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、各後続のダウンリンクデータチャネルについてカウンタDAIを1増分させることにより、複数のダウンリンクデータチャネルについてのカウンタDAIを決定し、カウンタDAIと、DCI内に含まれる複数のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて、HARQコードブックを生成してもよい。いくつかの実施形態において、カウンタDAIは2より大きいビット長を有してもよい。
複数のダウンリンクデータチャネルが複数のグループのダウンリンクデータチャネルを含むいくつかの実施形態において、端末装置110は、前記複数のグループのうちの各グループについて1つ又は2つのHARQビットを生成してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、複数のグループのうちの1つのグループ内の各ダウンリンクデータチャネルについてのHARQ情報ビットを決定することによりHARQ情報ビットを取得し、前記HARQ情報ビットに対してAND演算を実行してもよい。これにより、HARQフィードバックのためのHARQビットを生成することができる。
こうして、DCIによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルについて、HARQフィードバック拡張を実現することができる。
図18は本開示のいくつかの実施形態にかかる、ネットワーク装置において実現される例示的な通信方法1800を示す。例えば、方法1800は、図1に示すようなネットワーク装置120において実施され得る。以下、説明のために、図1を参照して方法1800を説明する。方法1800は、図示されていない追加のブロックを含むことができ、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことを理解すべきである。
図18に示すように、ブロック1810において、ネットワーク装置120は、複数のグループにグループ化された複数のデータチャネルをスケジューリングするDCIを生成する。いくつかの実施形態において、DCIはNDIフィールドを含み、NDIフィールド内のビットのうちの1つは、該複数のグループのうちの1つのデータチャネルグループに対応する。いくつかの実施形態において、MCS値は該複数のグループの間で共有されてもよい。いくつかの実施形態において、HARQプロセスは、該複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルの間で共有されてもよい。いくつかの代替実施形態において、該複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルは、異なるHARQプロセスに関連付けられてもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルの数を決定し、前記複数のグループのうちの各データチャネルグループにビットを割り当てることによりNDIフィールドを生成してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、NDIフィールド内のビット数と、DCI内に含まれるスケジューリングされたデータチャネルの総数とに基づいて、データチャネルの数を決定してもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、前記複数のグループの間のデータチャネルの数の差を第1の所定値以下にすることにより、データチャネルの数を決定してもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、複数のグループのうち同じ数のデータチャネルを有するグループの数を第2の所定値より多くすることにより、データチャネルの数を決定してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルの数を示す上位層シグナリングパラメータを端末装置110に送信してもよい。
ブロック1820において、ネットワーク装置120は、端末装置110にDCIを送信する。
こうして、各データチャネルグループについて新規データ又は再送信データを示すのに、より少ないビットが使用される。これにより、DCIのペイロードを低減することができるとともに、偽検出率を低減することができる。
図19は本開示のいくつかの実施形態にかかる、ネットワーク装置において実現される例示的な通信方法1900を示す。例えば、方法1900は、図1に示すようなネットワーク装置120において実施され得る。以下、説明のために、図1を参照して方法1900を説明する。方法1900は、図示されていない追加のブロックを含むことができ、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことを理解すべきである。
図19に示すように、ブロック1910において、ネットワーク装置120は、単一のダウンリンク制御チャネル上で送信されるDCIによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネル上で、ダウンリンクデータを端末装置110に送信する。
ブロック1920において、ネットワーク装置120は、DCI内に含まれるカウンタDAIに基づいて、ダウンリンクデータについてのHARQフィードバックを端末装置110から受信する。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、複数のダウンリンクデータチャネル上での受信、サービングセルのインデックス、及び、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョンの順に生成されたHARQコードブックを受信してもよい。いくつかの実施形態において、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの数は、各サービングセルについて同じであってもよい。いくつかの実施形態において、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる時間間隔は、各サービングセルについて同じであってもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、HARQビットを受信してもよく、前記HARQビットの数は、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数である。ダウンリンクデータチャネルの数がHARQビットの数より少ないいくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、NACKフィードバックで埋められた予備HARQビットを受信してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、カウンタDAIと、単一のダウンリンク制御チャネルから受信された総DAI及びダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて生成されたHARQコードブックを受信してもよく、前記カウンタDAIは、前記複数のダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、各後続のダウンリンクデータチャネルについてカウンタDAIを1増分させることにより、前記複数のダウンリンクデータチャネルについて決定される。いくつかの実施形態において、カウンタDAI及び総DAIのそれぞれは2より大きいビット長を有する。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、カウンタDAIと、DCI内に含まれるダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて生成されたHARQコードブックを受信してもよく、複数のダウンリンクデータチャネル内のダウンリンクデータチャネルについて同じカウンタDAIが設定される。HARQフィードバックウィンドウが、複数のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネルグループに関連付けられるいくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、複数のダウンリンク制御チャネルのうちの1つが欠落しているとの決定に従って、複数のダウンリンク制御チャネルのうちの前記1つによりスケジューリングされた前記複数のグループのうちの1つのグループについてNACKフィードバックを受信してもよい。
HARQフィードバックウィンドウが、複数のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネルグループに関連付けられるいくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、HARQビットを受信してもよく、前記HARQビットの数は、単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数である。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、ダウンリンクデータチャネルの数が、HARQビットの数より少ないとの決定に従って、NACKフィードバックで埋められた予備HARQビットを受信してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、カウンタDAIと、DCI内に含まれる複数のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて生成されたHARQコードブックを受信してもよく、前記カウンタDAIは、前記複数のダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、各後続のダウンリンクデータチャネルについてカウンタDAIを1増分させることにより、前記複数のダウンリンクデータチャネルについて決定される。いくつかの実施形態において、カウンタDAIは2より大きいビット長を有する。
複数のダウンリンクデータチャネルが複数のグループのダウンリンクデータチャネルを含むいくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、前記複数のグループのうちの各グループについて生成された1つ又は2つのHARQビットを受信してもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、複数のグループのうちの1つのグループ内のダウンリンクデータチャネルについてのHARQ情報ビットに対してAND演算を実行することにより生成された1つ又は2つのHARQビットを受信してもよい。
こうして、DCIによりスケジューリングされた複数のダウンリンクデータチャネルについて、HARQフィードバック拡張を実現することができる。
装置の実現例
装置の実現例
図20は本開示の実施形態を実現するのに適した装置2000の概略ブロック図である。装置2000は、図1に示す端末装置110又はネットワーク装置120の別の例示的な実施態様として考えられる。したがって、装置2000は、端末装置110又はネットワーク装置120において、或いはそれらの少なくとも一部として実現することができる。
図示されるように、装置2000は、プロセッサ2010と、プロセッサ2010に結合されたメモリ2020と、プロセッサ2010に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)2040と、TX/RX2040に結合された通信インターフェースとを備える。メモリ2010は、プログラム2030の少なくとも一部を記憶する。TX/RX2040は双方向通信に用いられる。TX/RX2040は、通信を容易にするために少なくとも1つのアンテナを有するが、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有することができる。通信インターフェースは、eNB/gNBの間の双方向通信のためのX2/Xnインターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)/アクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)/SGW/UPFとeNB/gNBとの間の通信のためのS1/NGインターフェース、eNB/gNBと中継ノード(RN:relay node)との間の通信のためのUnインターフェース、又はeNB/gNBと端末装置との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表してもよい。
プログラム2030は、図4~図19を参照して本明細書で説明したように、関連するプロセッサ2010により実行された場合、装置2000が本開示の実施形態に従って動作することを可能にするプログラム命令を含むと仮定する。本文の実施形態は、装置2000のプロセッサ2010により実行可能なコンピュータソフトウェアにより、又はハードウェアにより、又はソフトウェアとハードウェアとの組合せにより実現できる。プロセッサ2010は、本開示の様々な実施形態を実施するように設定することができる。さらに、プロセッサ2010とメモリ2020との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実現するのに適したプロセッシング手段2050を形成することができる。
メモリ2020は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、また、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、半導体に基づくメモリ装置、磁気メモリ装置及びシステム、光学メモリ装置及びシステム、固定メモリ及びリムーバブルメモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現することができる。装置2000内には1つのメモリ2020のみが示されているが、装置2000内にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ2010は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ又は複数を含むことができる。装置2000は、複数のプロセッサ、例えば、メインプロセッサを同期化するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有することができる。
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理、又はそれらの任意の組み合わせで実現することができる。いくつかの態様は、ハードウェアで実現されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピューティング装置により実行できるファームウェア又はソフトウェアで実現されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート又は他の何らかの絵画的表現を用いて図示及び説明されているが、本明細書に記載されたブロック、機器、システム、技術、又は方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路又は論理、汎用ハードウェア又はコントローラ又は他のコンピューティング装置、又はそれらの何らかの組み合わせで実装できることを理解されたい。
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体上に有形的に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図4~図19を参照して上述したプロセス又は方法を実行するために、対象の実プロセッサ又は仮想プロセッサ上の装置内で実行される、プログラムモジュールに含まれる命令などのコンピュータ実行可能な命令を含む。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。様々な実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じて、プログラムモジュールの間で結合又は分割することができる。プログラムモジュールのマシンが実行可能な命令は、ローカル又は分散型装置内で実行することができる。分散型装置において、プログラムモジュールは、ローカル記憶媒体及びリモート記憶媒体内の両方に配置されていてもよい。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータプロセッシング機器のプロセッサ又はコントローラに提供され、プロセッサ又はコントローラにより実行された場合、プログラムコードで、フローチャート及び/又はブロック図に指定された機能/動作を実現させる。プログラムコードは、完全にマシン上で、部分的にマシン上で、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的にマシン上でかつ部分的にリモートマシン上で、又は完全にリモートマシン又はサーバ上で実行してもよい。
上述のプログラムコードは、マシン可読媒体上で実装することができ、マシン可読媒体は、命令実行システム、機器、又は装置により使用されるか、又はそれらに関連するプログラムを含むか又は記憶することができる任意の有形媒体であってもよい。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体とすることができる。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、機器若しくは装置、又は前述の媒体の任意の適切な組み合せを含むことができるが、これらに限定されない。マシンが読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、リードオンリーメモリ(ROM:read-only memory)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM(erasable programmable read-only memory)又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブル光ディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM:compact disc read-only memory)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は上述の任意の適切な組合せを含んでもよい。
なお、動作について特定の順で説明を行ったが、所望の結果を得るために、こうした動作を、示された特定の順で実行するか若しくは連続した順で実行し、又は、説明された全ての動作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。場合によっては、マルチタスクや並列処理が有利になることもある。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有となり得る特徴の説明として解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施形態において組み合わされて実現されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切なサブ組合せで実装されてもよい。
本開示は、構造的特徴及び/又は方法論的動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において定義された本開示は、必ずしも上記の特定の特徴又は動作に限定されないことを理解すべきである。むしろ、上述した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。
Claims (54)
- 複数のグループにグループ化された複数のデータチャネルをスケジューリングするダウンリンク制御情報を、端末装置において、ネットワーク装置から受信することと、
グループ化されたデータチャネルに基づいて、前記端末装置と前記ネットワーク装置との間でデータ送信を実行することと、
を含む通信方法。 - 前記ダウンリンク制御情報は、新規データインジケータフィールドを含み、前記新規データインジケータフィールド内のビットのうちの1つは、前記複数のグループのうちの1つのデータチャネルグループに対応する
請求項1に記載の方法。 - 前記データ送信を実行することは、
前記複数のグループのうちの各データチャネルグループ内のデータチャネルの数を決定することと、
前記データチャネルの数に基づいて、前記ビットのうちの1つが対応するデータチャネルグループを決定することと、
前記ビットのうちの前記1つに基づいて前記データチャネルグループ上で前記データ送信を実行することと、
を含む請求項2に記載の方法。 - 前記データチャネルの数を決定することは、
前記新規データインジケータフィールド内のビット数と、前記ダウンリンク制御情報内に含まれるスケジューリングされたデータチャネルの総数とに基づいて、前記データチャネルの数を決定すること
を含む請求項3に記載の方法。 - 前記データチャネルの数を決定することは、
前記複数のグループの間のデータチャネルの数の差を第1の所定値以下にすることにより、前記データチャネルの数を決定すること、又は
前記複数のグループのうち同じ数のデータチャネルを有するグループの数を第2の所定値より多くすることにより、前記データチャネルの数を決定すること、
のうちの少なくとも1つを含む
請求項4に記載の方法。 - 前記データチャネルの数を決定することは、
前記ネットワーク装置からの上位層シグナリングパラメータに基づいて、前記データチャネルの数を決定すること
を含む請求項3に記載の方法。 - 変調及び符号化方式(MCS:modulation and coding scheme)は、前記複数のグループの間で共有される
請求項1に記載の方法。 - ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)処理は、前記複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルの間で共有される
請求項1に記載の方法。 - 前記複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルは、異なるハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)処理に関連付けられる
請求項1に記載の方法。 - 単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネル上でダウンリンクデータを、端末装置において、ネットワーク装置から受信することと、
前記単一のダウンリンク制御チャネルから受信されたカウンタダウンリンク割当インジケータ(DAI:downlink assignment indicator)に基づいて、前記ダウンリンクデータについてのハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)フィードバックを前記ネットワーク装置に送信することと、
を含む通信方法。 - 前記HARQフィードバックを送信することは、
前記複数のダウンリンクデータチャネル上での受信、
サービングセルのインデックス、及び、
ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン
の順に、HARQコードブックを生成することを含む
請求項10に記載の方法。 - ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの数は、各サービングセルについて同じである
請求項11に記載の方法。 - ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる時間間隔は、各サービングセルについて同じである
請求項11に記載の方法。 - 前記HARQコードブックを生成することは、
ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で、前記サービングセルの間で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数に基づいてHARQビットの数を決定することと、
前記HARQビットの数に基づいて前記HARQコードブックを生成することと、
を含む請求項11に記載の方法。 - 前記HARQコードブックを生成することは、
前記サービングセルのうちの1つ内のダウンリンクデータチャネルの数がダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内の前記HARQビットの数より少ないとの決定に従って、前記サービングセルのうちの前記1つのための予備HARQビットを否定応答(NACK:non-acknowledgement)フィードバックで埋めること
を含む請求項14に記載の方法。 - 前記HARQフィードバックを送信することは、
前記複数のダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、各後続のダウンリンクデータチャネルについてカウンタDAIを1増分させることにより、前記複数のダウンリンクデータチャネルについて前記カウンタDAIを決定することと、
前記カウンタDAIと、前記単一のダウンリンク制御チャネルから受信された前記複数のダウンリンクデータチャネルの数及び総DAIとに基づいてHARQコードブックを生成することと、
を含む請求項11に記載の方法。 - 前記カウンタDAIと前記総DAIとのそれぞれは2より大きいビット長を有する
請求項16に記載の方法。 - 前記HARQフィードバックを送信することは、
前記複数のダウンリンクデータチャネル内の各ダウンリンクデータチャネルについて同じカウンタDAIを設定することと、
前記カウンタDAIと、前記複数のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて、HARQコードブックを生成することと、
を含む請求項10に記載の方法。 - HARQフィードバックウィンドウは、複数のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネルグループに関連付けられ、
前記HARQコードブックを生成することは、
前記複数のダウンリンク制御チャネルのうちの1つが欠落しているとの決定に従って、前記複数のダウンリンク制御チャネルのうちの前記1つによりスケジューリングされた前記複数のグループのうちの1つのグループについての否定応答(NACK:non-acknowledgement)フィードバックを生成すること
を含む請求項18に記載の方法。 - HARQフィードバックウィンドウは、複数のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネルグループに関連付けられ、
前記HARQコードブックを生成することは、
前記HARQフィードバックウィンドウ内で、単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数に基づいてHARQビットの数を決定することと、
前記HARQビットの数に基づいて前記HARQコードブックを生成することと、
を含む請求項18に記載の方法。 - 前記HARQコードブックを生成することは、
前記ダウンリンクデータチャネルの数が前記HARQビットの数より少ないとの決定に従って、予備HARQビットを否定応答(NACK:non-acknowledgement)フィードバックで埋めること
を含む請求項20に記載の方法。 - 前記HARQフィードバックを送信することは、
前記複数のダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、各後続のダウンリンクデータチャネルについてカウンタDAIを1増分させることにより、前記複数のダウンリンクデータチャネルについて前記カウンタDAIを決定することと、
前記カウンタDAIと、前記複数のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて、HARQコードブックを生成することと、
を含む請求項10に記載の方法。 - 前記カウンタDAIは2より大きいビット長を有する
請求項22に記載の方法。 - 前記複数のダウンリンクデータチャネルは複数のダウンリンクデータチャネルグループを含み、
前記HARQコードブックを生成することは、
前記複数のグループのうちの各グループについて1つ又は2つのHARQビットを生成すること
を含む請求項18又は22に記載の方法。 - 前記1つ又は2つのHARQビットを生成することは、
前記複数のグループのうちの1つのグループ内の各ダウンリンクデータチャネルについてHARQ情報ビットを決定することにより、HARQ情報ビットを取得することと、
前記HARQ情報ビットに対してAND演算を実行することと、
を含む請求項24に記載の方法。 - 複数のグループにグループ化された複数のデータチャネルをスケジューリングするダウンリンク制御情報を、ネットワーク装置において生成することと、
前記ダウンリンク制御情報を端末装置に送信することと、
を含む通信方法。 - 前記ダウンリンク制御情報は、新規データインジケータフィールドを含み、前記新規データインジケータフィールド内のビットのうちの1つは、前記複数のグループのうちの1つのデータチャネルグループに対応する
請求項26に記載の方法。 - 前記ダウンリンク制御情報を生成することは、
前記複数のグループのうちの各データチャネルグループ内のデータチャネルの数を決定することと、
前記複数のグループのうちの各データチャネルグループにビットを割り当てることにより、前記新規データインジケータフィールドを生成することと、
を含む請求項27に記載の方法。 - 前記データチャネルの数を決定することは、
前記新規データインジケータフィールド内のビット数と、前記ダウンリンク制御情報内に含まれるスケジューリングされたデータチャネルの総数とに基づいて、前記データチャネルの数を決定すること
を含む請求項28に記載の方法。 - 前記データチャネルの数を決定することは、
前記複数のデータチャネルグループの間のデータチャネルの数の差を第1の所定値以下にすることにより、前記データチャネルの数を決定すること、又は
前記複数のグループのうち同じ数のデータチャネルを有するグループの数を第2の所定値より多くすることにより、前記データチャネルの数を決定すること、
のうちの少なくとも1つを含む
請求項29に記載の方法。 - 前記複数のデータチャネルグループのうちの各グループ内のデータチャネルの数を示す上位層シグナリングパラメータを前記端末装置に送信すること
をさらに含む請求項26に記載の方法。 - 変調及び符号化方式(MCS:modulation and coding scheme)は、前記複数のグループの間で共有される
請求項26に記載の方法。 - ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)処理は、前記複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルの間で共有される
請求項26に記載の方法。 - 前記複数のグループのうちの各グループ内のデータチャネルは、異なるハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)処理に関連付けられる
請求項26に記載の方法。 - 単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネル上でダウンリンクデータを、ネットワーク装置において、端末装置に送信することと、
カウンタダウンリンク割当インジケータ(DAI:downlink assignment indicator)に基づいて、前記ダウンリンクデータについてのハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)フィードバックを前記端末装置から受信することと、
を含む通信方法。 - 前記HARQフィードバックを受信することは、
前記複数のダウンリンクデータチャネル上での受信、
サービングセルのインデックス、及び、
ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン
の順に生成されたHARQコードブックを受信することを含む
請求項35に記載の方法。 - ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの数は、各サービングセルについて同じである
請求項36に記載の方法。 - ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる時間間隔は、各サービングセルについて同じである
請求項36に記載の方法。 - 前記HARQコードブックを受信することは、
HARQビットを受信することを含み、
前記HARQビットの数は、ダウンリンク制御チャネルのための監視オケージョン内で各サービングセルの間で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数である
請求項36に記載の方法。 - ダウンリンクデータチャネルの数は、HARQビットの数より少なく、
前記HARQビットを受信することは、否定応答(NACK:non-acknowledgement)フィードバックで埋められた予備HARQビットを受信することを含む
請求項39に記載の方法。 - 前記HARQフィードバックを受信することは、
カウンタDAIと、前記単一のダウンリンク制御チャネルから受信された総DAI及びダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて生成されたHARQコードブックを受信することを含み、
前記カウンタDAIは、前記複数のダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、各後続のダウンリンクデータチャネルについて前記カウンタDAIを1増分させることにより、前記複数のダウンリンクデータチャネルについて決定される
請求項36に記載の方法。 - 前記カウンタDAIと前記総DAIとのそれぞれは2より大きいビット長を有する
請求項41に記載の方法。 - 前記HARQフィードバックを受信することは、
前記カウンタDAIと、前記複数のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて生成されたHARQコードブックを受信することを含み、
前記複数のダウンリンクデータチャネル内の各ダウンリンクデータチャネルについて同じカウンタDAIが設定される
請求項35に記載の方法。 - HARQフィードバックウィンドウは、複数のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネルグループに関連付けられ、
前記HARQコードブックを受信することは、
前記複数のダウンリンク制御チャネルのうちの1つが欠落しているとの決定に従って前記複数のダウンリンク制御チャネルのうちの前記1つによりスケジューリングされた前記複数のグループのうちの1つのグループについての否定応答(NACK:non-acknowledgement)フィードバックを受信すること
を含む請求項43に記載の方法。 - HARQフィードバックウィンドウは、複数のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされる複数のダウンリンクデータチャネルグループに関連付けられ、
前記HARQコードブックを受信することは、
HARQビットを受信することを含み、
前記HARQビットの数は、前記HARQフィードバックウィンドウ内で単一のダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされるダウンリンクデータチャネルの最大数である
請求項43に記載の方法。 - 前記HARQビットを受信することは、
サービングセル内のダウンリンクデータチャネルの数が前記HARQビットの数より少ないとの決定に従って、前記サービングセルについての否定応答(NACK:non-acknowledgement)フィードバックで埋められた予備HARQビットを受信すること
を含む請求項45に記載の方法。 - 前記HARQフィードバックを受信することは、
カウンタDAIと、前記複数のダウンリンクデータチャネルの数とに基づいて生成されたHARQコードブックを受信することを含み、
前記カウンタDAIは、前記複数のダウンリンクデータチャネル上の受信の順に基づいて、各後続のダウンリンクデータチャネルについて前記カウンタDAIを1増分させることにより、前記複数のダウンリンクデータチャネルについて決定される
請求項35に記載の方法。 - 前記カウンタDAIは2より大きいビット長を有する
請求項47に記載の方法。 - 前記複数のダウンリンクデータチャネルは複数のダウンリンクデータチャネルグループを含み、
前記HARQコードブックを受信することは、
前記複数のグループのうちの各グループについて生成された1つ又は2つのHARQビットを受信すること
を含む請求項43又は47に記載の方法。 - 前記1つ又は2つのHARQビットを受信することは、
前記複数のグループのうちの1つのグループ内のダウンリンクデータチャネルについてのHARQ情報ビットに対してAND演算を実行することにより生成された前記1つ又は2つのHARQビットを受信すること
を含む請求項49に記載の方法。 - プロセッサと、
前記プロセッサに結合され命令を記憶しているメモリと、を備える端末装置であって、
前記命令が前記プロセッサにより実行された場合に、請求項1から請求項25の何れか一項に記載の方法を実行する
端末装置。 - プロセッサと、
前記プロセッサに結合され命令を記憶しているメモリと、を備えるネットワーク装置であって、
前記命令が前記プロセッサにより実行された場合に、請求項26から請求項50の何れか一項に記載の方法を実行する
ネットワーク装置。 - 少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合に、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1から請求項25の何れか一項に記載の方法を実行させる命令が記憶されている
コンピュータ可読媒体。 - 少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項26から請求項50の何れか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶した
コンピュータ可読媒体。
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